2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

香川・豊島の産廃処理事業、22年度末終結 公害調停成立から21年 [ひよこ★]

1 :ひよこ ★ :2021/10/18(月) 00:48:16.39 ID:0vcIVQ6f9.net
https://mainichi.jp/articles/20211017/k00/00m/040/181000c

毎日新聞 2021/10/17 21:25(最終更新 10/18 00:37) 992文字




https://cdn.mainichi.jp/vol1/2021/10/17/20211017k0000m040182000p/9.jpg
産廃不法投棄事件が起きた豊島の現場(手前)=香川県土庄町で2020年6月2日、本社ヘリから木葉健二撮影

 国内最大級の産業廃棄物の不法投棄事件が起きた香川県土庄(とのしょう)町・豊島(てしま)の廃棄物処理について話し合う「豊島廃棄物処理協議会」が17日、高松市であり、住民側と県は2022年度末で処理事業を終えることで合意した。現場地下水の有害物質濃度がおおむね排水基準を満たし、国の財政支援の期限も同年度末に迎えることなどから県が終了を提案し、住民側も了承した。国の公害調停成立から約20年を経て処理事業は節目を迎える。

 17日の協議会で県は、面積約6・9万平方メートルの現場を9区画に区切り、各1カ所ずつ計測した地下水の現状を報告。ベンゼンなどの有害物質について、いずれも海や川に流せる排水基準を満たしたとした。




https://cdn.mainichi.jp/vol1/2021/10/17/20211017k0000m040183000p/9.jpg
香川県・豊島

 そのうえで、汚染水が瀬戸内海に流出しないよう北側の海岸部に打ち込んだ長さ約340メートルに及ぶ遮水壁の撤去工事に21年11月から着手すると提示。現場の整地作業も含めて23年春までに事業を終える計画を示した。これに対し、住民側からは異論が出ず了承した。

 一方、現場には「ホットスポット」と呼ばれる局所的に有害物質が基準を超える地点が現在もある。県はホットスポットについて化学的処理を施すなどして浄化する一方、23年度以降もホットスポットを中心に4カ所でモニタリングを続ける方針。住民側はより広い範囲での調査を継続するよう求めた。



 また、事業の最終段階となる整地方法についても協議。県は海水の浸入による浸食などのリスクを考慮して高さ5メートルのえん堤を設ける案を示したが、住民側は「できるだけ元の島の姿に近づけたい」とし、海岸部を自然に近い形で整地することを提案し、今後も協議を続ける。廃棄物対策豊島住民会議事務局長の安岐正三さん(70)は「元の姿に戻すのが次の世代に対する我々の責務。問題はまだ終わりではない」と述べた。

 豊島を巡っては、1980年代から業者が島の西端に廃車を破砕したシュレッダーダストなど許可外の廃棄物を投棄した。90年に兵庫県警が強制捜査に入り、住民側は業者への指導を怠ったなどとして93年に香川県などを相手に公害調停を申請。00年に県が責任を認めて調停が成立し、県は19年までに計91万3000トンの廃棄物と汚染土壌を撤去した。汚染された地下水の浄化作業を進めている。21年8月に専門家による委員会があり、事業の終了について了承していた。【潟見雄大】

総レス数 1
3 KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200