台湾ビル火災、高齢者が犠牲に　がれき山積み、救助難航 [ひよこ★]

1 ：ひよこ ★ ：2021/10/18(月) 22:00:10.14 ID:0vcIVQ6f9.net

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021101800799
2021年10月18日20時31分

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【図解】台湾・高雄

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火災が発生し、煙が上がる台湾・高雄市のビル＝１４日（ＡＦＰ時事）

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火災が起きた台湾・高雄市のビルを捜索する消防隊＝１４日、中央通信社提供（ＡＦＰ時事）




　台湾南部・高雄市で１４日未明に発生した雑居ビル火災では、犠牲になった住民ら４６人のうち多くが独り暮らしの高齢者だった。単一の建物で起きた「台湾の過去３０年間で２番目に死者が多い惨事」（中央通信社）を受け、老朽化した建物の安全管理のほか、独居高齢者のケアにも関心が向けられている。


　地元メディアによると、火災は築約４０年の地下２階、地上１３階建てのビルで発生。７〜１１階が約１２０戸分の居住スペースになっており、煙に巻かれて死傷者が増えたとみられる。管理が行き届いておらず、正確な住民数は不明だが、高齢者が多く暮らしていた。
　放火の可能性も取り沙汰される中、高雄地方検察署（地検）は１５日、過失致死などの疑いで５０代の女を拘束した。１階で使用した線香の不始末が原因とみて調べを進めている。女は交際相手を訪ねて１階で酒を飲み、口論していたとの報道もある。
　このビルはかつて商業施設やオフィスが入り、にぎわっていたが、次第に衰退。居住スペースでない下層階が廃虚となり、通路には廃棄物やごみが散乱していた。屋内ではがれきが山積みになって救助活動は難航。「支援が必要な高齢者たちが逃げるのは容易でなかった」（中央通信社）とされる。数時間後に鎮火したものの、負傷者も４１人に上った。
　火災を受け、蘇貞昌行政院長（首相）は今後の対応をめぐって検討会議を開き、高齢者をはじめとした支援が必要な住民らのケアを指示。関連部局も災害時の医療・救援システムの見直しに着手している。