岸田首相　党首討論で枝野氏に勘違い質問…消費税と所得税混同、たしなめられる [ひよこ★]

ひよこ ★

https://www.sponichi.co.jp/society/news/2021/10/19/kiji/20211019s00042000141000c.html
[ 2021年10月19日 05:30 ]

衆院選2021　19日公示、31日投開票
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党首討論会に出席した立憲民主党の枝野代表（左）と自民党の岸田総裁
Photo By 代表撮影

　第49回衆院選は19日、公示される。31日の投開票に向け、与野党9党が新型コロナウイルス対策や経済政策などを争点に論戦を繰り広げる。野党は立憲民主、共産両党を中心に共闘が進み、289小選挙区のうち210超で候補者を一本化。自民、公明両党との対決で、支持を広げることができるかが焦点だ。公示を翌日に控えた18日、日本記者クラブ主催の公開討論会が開かれ、9党首は懸命にアピールした。

　各党首が1人を指名して質問する党首討論。これを2巡行うため、1人が受ける質問は最多で16。岸田文雄首相（自民党総裁）には12問も集中した。

　のらりくらりとかわすなど直接答えない場面が目立ち、野党党首から批判された首相だが、攻めに転じた質問の場面では政権交代を目指す立民の枝野幸男代表を指名。同党の公約について「消費税を1年限り5％に引き下げると言っている」とし、「短いスパンで減税増税を繰り返し、買い控え、消費減退の副作用が大きくなる」と身ぶり手ぶりを交えてただしてみせた。

　立民の公約は、所得税について年収1000万円程度以下の個人を対象に「1年間」実質免除とし、消費税は「時限的に」5％へ引き下げるというもの。

　枝野氏は間髪入れずに、「（公約は）正式に発表している。“1年間”と言っているのは所得税。お間違いいただかない方がいい」とたしなめ、通常に近い消費ができる状況をある程度継続させる必要性に触れ、消費税の「時限的」減税期間について「少なくとも3～5年程度」とした。

　すぐ隣に座っていた首相はテーブルに肘をつき、小さくうなずきながら聞き入っていた。

　選挙戦で他党の公約の矛盾点を突くのは定番中の定番。しかし、それは正しく理解していればこそである。「聞く力」はあっても「理解する力」に黄信号がともるようなお粗末な勘違い。公示前に墓穴を掘ってしまった。

岸田首相 党首討論で枝野氏に勘違い質問…消費税と所得税混同、たしなめられる [ひよこ★]

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