二階派元県議ｖｓ小沢氏側近の争い軸　衆院埼玉７区 [ひよこ★]

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https://www.sankei.com/article/20211019-PZPTNRQRZZJ6ZBKK3JVSLANUQ4/
2021/10/19 22:55

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衆院埼玉７区に立候補した（右から届け出順に）立憲民主党前職の小宮山泰子氏、日本維新の会新人の伊勢田享子氏、自民党新人の中野英幸氏＝いずれも１９日（中村智隆撮影）

１９日に公示された衆院選で、埼玉７区には届け出順に、立憲民主党前職の小宮山泰子氏（５６）、日本維新の会新人で元貿易会社員の伊勢田享子氏（４４）、自民党新人で元県議の中野英幸氏（６０）の３人が立候補した。小宮山氏と中野氏の争いが軸となる見通しだ。

小宮山氏は立候補の届け出を終えた後、選挙区内の主要駅などで街頭演説を重ね、夕方に東武東上線ふじみ野駅（埼玉県富士見市）前に立った。

「（社会を）変えることが生活を守る一歩になる。一緒に変えて次のステージに行こう！」

大きな声を張り上げるその表情は議席獲得に向けた戦意に満ちていた。

小宮山氏は政府の新型コロナウイルス対応を批判し、病床確保や検査体制拡充の必要性を強調した。消費税などの税制見直しも訴え、聴衆からは拍手が湧き起こっていた。

伊勢田氏は午後２時ごろのＪＲ川越駅（同県川越市）前での街頭演説で、新型コロナに感染した経験から医療提供体制の拡充を訴えた。教育無償化などの政策にも触れ、２児の母として「国政にママの目線を取り入れる」とアピールした。

中野氏は午前１０時ごろから川越市内で出陣式に臨んだ。

社会保障制度や産業構造の改革、新型コロナ対策の拡充を訴え「命と暮らしを守る」と力を込めた中野氏は、小宮山氏との激しい競り合いを念頭に必死の形相で訴えた。

「接戦で、目に見えない力の共産党にも立ち向かわないといけない。１票でもいいので、選挙区で勝たせてほしい」

中野氏は二階俊博前幹事長が率いる二階派（志帥会）に所属し、二階氏の裁定によって公認を得た。対する小宮山氏は、旧民主党時代に党内最大勢力を率いた小沢一郎氏の側近の一人として知られる。中野、小宮山両氏の戦いは与野党の重鎮の威信がかかった戦いでもある。

（中村智隆）

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