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2歳児にもワクチン接種 キューバの「医療先進国」の顔と問題点は [ひよこ★]

1 :ひよこ ★ :2021/11/15(月) 09:08:16.97 ID:QBQzACbH9.net
https://mainichi.jp/articles/20211113/k00/00m/030/247000c

毎日新聞 2021/11/15 08:00(最終更新 11/15 08:33) 有料記事 2155文字




 米国や中国などで子供への新型コロナウイルスのワクチン接種が本格化しているが、キューバでは対象を2歳まで引き下げ、自国産のワクチン接種を進めている。経済的な困窮が続く印象を抱きがちだが、キューバは医療先進国の顔も持つ。カリブ海の社会主義国で進む子供へのワクチン接種の現状と問題点を追ってみた。

 「2〜18歳の200万人以上が、2回目の接種を完了した」。キューバの共産党機関紙グランマが10月27日に掲載した記事には、子供への国産ワクチンの接種状況が誇らしげに書かれていた。

 キューバは9月、対象を2歳以上に広げ、ワクチン接種を開始。カンボジアやチリでも同月に6〜11歳への接種を始めており、世界で最も早い国の一つとなった。注射を怖がる子供たちの緊張を和らげる工夫も凝らしており、米CNNによると、接種会場では医師や看護師らが米国の人気キャラクター、ミッキーマウスの耳を身につけて接種に当たる姿が見られた。

 キューバ政府が子供へのワクチン接種を進めた背景には、インド由来の変異株「デルタ株」への恐怖があった。世界保健機関(WHO)によると、2020年のキューバでは、1日当たりの感染者が多くても400人、死者は1桁台に抑え込んできたが、21年に入ると感染が拡大。4月末にデルタ株が発見されると感染が一気に広がり、8月には1日当たりの感染者が1万人に迫り、死者は100人近くに達した。

子供へのコロナ感染拡大で使用を決定
 その後、感染のペースはやや鈍化したものの、感染者は9月第1週に平均8100人を超え、死者も86人を記録し、子供にも感染が広がった。学校の再開も目指して、政府は子供へのワクチン接種に踏み切ったのだ。

 現在、2〜18歳を対象に承認されたワクチンは3種類。19歳以上と同じで、「アブダラ」はキューバ独立の英雄、ホセ・マルティの詩にちなんで名付けられた。残り2種類は「ソベラナ02」と「ソベラナ・プラス」。「ソベラナ」はスペイン語で「主権」を意味するなど、国産ワクチンには国家としての誇りがにじみ出ている。

 キューバで医療は「万人に平等の国家を」というフィデル・カストロ国家評議会議長(当時)の理念の下、1959年の革命後に注力した分野の一つだった。子供向けの予防接種ではB型肝炎や髄膜炎用ワクチンなどを開発。国内で医療は制度上、無料で受けられるほか、途上国などへの医師の派遣は重要な外貨収入となってきた。薬物中毒に陥った世界的なサッカー選手だったディエゴ・マラドーナさんも…

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