穂乃果「ただいま～…」雪穂「お姉ちゃんおかえりー」

名無しで叶える物語

雪穂「どうしたの？そんなに疲れ果てて」

穂乃果「聞いてよ雪穂～…海未ちゃんってば、『穂乃果はたるんでます！具体的にはなんたら！かんたら！』って練習中に言ってきてね、今日なんて男坂を10往復練習終わってから走らされたんだよ！？」

雪穂「はいはい、海未さんの言うことは全面的に私は支持しておりますので」

穂乃果「雪穂まで～……」

雪穂「まったく……はいっこれ飲んで」

穂乃果「ふぇ？これって……」

雪穂「スポドリだよ。今日亜里沙が飲んだことがないって言うから買ったの」

穂乃果「…………」

雪穂「……お姉ちゃん？どうしたの？スポドリ苦手だったっけ？」

穂乃果(なんだろう、この気持ち……)

穂乃果(胸にこみ上げてくる熱い気持ちを抑えられない)

穂乃果(風を感じる……私がやらなくてはならない使命を帯びた、風を…)

穂乃果「ねえ、雪穂。そのスポドリってポカリ？」

雪穂「えっと……たしかアクエリだった気がするよ。なんで？」

穂乃果(そっか……やっとわかったよ)

穂乃果「ねぇ、雪穂？」

雪穂「？」

穂乃果「駄目だ」ﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘｯ!ﾌﾞﾊﾟｯ!ﾌﾞﾎﾞﾎﾞｯ!ﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞｯ！

雪穂「ちょ、嘘でしょ…お姉ちゃんなにやって…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

穂乃果「なに泣いてるんの！泣きたいのはこっちだよ！ふざけないで！」

雪穂「ご、ごめん。気にしてないから落ち着いてよ、ね？」

穂乃果「はぁ…もういいから海未ちゃんの家行こう？今頃アクエリ持って待ってるはずだから」ﾌﾞﾘｯ…

穂乃果「ただいま～…」 雪穂「お姉ちゃんおかえりー」

穂乃果「ただいま～…」雪穂「お姉ちゃんおかえりー」