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不良「ヘヘへ君可愛いね」ことり「！？」 海未「む、あれは…」
- 1 ：名無しで叶える物語(わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:06:20.95 ID:JPNpm7na.net
- ことり（早く帰らないと怒られちゃうよ～）ﾀｯﾀｯ
不良A「んお？ 君かわいいねェ～今からオニイサンたちと遊ばない？」
不良B「へっへっへ、楽しませちゃうよ」ﾆﾔﾆﾔ
ことり「えっ！？ あ、あの、今急いでいるので…」
不良C「固いこと言うなヨ！ ほらほらとりあえずファミレス行こうヨ」ｸﾞｲｯ
ことり「い、いやっ」ﾌﾞﾝｯ
ﾊﾞｼｯ
ことり「あっ」
不良D「いってぇ……テメェ何しやがる！」ｶﾞｼｯ
ことり「痛っ！ やめて！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
不良B「オイ、コイツ押さえろ！」ｶﾞｯ
ことり「いやっ！！」
不良C「かわいがってやんヨ」
海未（弓道の練習ですっかり遅くなってしまいました）ﾃｸﾃｸ
海未（アイドルと弓道の両立は難しいですね…）
- 2 ：名無しで叶える物語(わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:07:09.20 ID:JPNpm7na.net
- 海未（アイドルと弓道の両立は難しいですね…）
不良A「うっひょ～よく見ると君結構いいカラダしてるねえ～」ﾆﾀｧ…
海未「む……あれは……」
ことり「やだっ！触らないで！」
不良D「大人しくしろ！」ｸﾞｲｯ
ことり「誰か、誰か助けてっっ」
不良D「助けなんて来ねえよ！いい加減抵抗をやめたらどうだ！！」
海未「そこまでですよ」ﾀﾞﾝｯ
不良D「あ？」
ことり「え？」
海未「1人の少女に男が寄ってたかって暴力を振るうなど……ッ」
不良B「何だと？」
海未「この私が絶対に許しません」
ことり「海未ちゃん！？」
不良C「許さネエならどうするってんだヨ！」
- 3 ：名無しで叶える物語(わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:13:24.87 ID:JPNpm7na.net
- 不良A「こっちは4人もいるんだぜ～状況わかってんのか？」
海未「……今、彼女を放せば見逃してあげましょう」
不良D「あﾞ！？テメェも痛い目に遭いたいらしいな」ｺﾞｺﾞｺﾞ
不良D「テメェも一緒にかわいがってやるぜクソガキ！！」ｺﾞｵｯ
ことり「海未ちゃん危ない！！」
海未「仕方ありませんね…」ｽｯ…
ｶﾞｯ
不良D「ぐわああっ」ﾄﾞｻｯ
ことり「え？」
不良B「何が起きたんだ……！？」
不良C「オイ！D！しっかりしろヨ！」
不良B「てんめぇえええッ！！許さねえ！！」ﾀﾞｯ
海未「遅いですよ」ｽﾙｯ
不良B「！？」
不良A「よけやがった！」
ことり「は、早い……否、疾（はや）い！」
- 4 ：名無しで叶える物語(もんじゃ)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:14:02.84 ID:G1EfVgXk.net
- デスビーム
- 5 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:15:10.71 ID:TYh/z7s9.net
- 唐突な解説
- 6 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:16:29.77 ID:pf66lPhm.net
- ことりワロタ
- 7 ：名無しで叶える物語(わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:18:03.25 ID:JPNpm7na.net
- 海未「隙だらけですね」ｺﾞｶﾞｯ
不良B「うぐああっ」ﾊﾞﾀｯ
海未「ことり、すぐ助けますのでもう少し待っていてください」ﾆｺｯ
ことり「海未ちゃん……」
ことり（海未ちゃんのあの動きは一体…？）
海未「さて、残るは2人……ですか……」
不良A「な、なな、何だとぉおおお」
不良C「A！2人がかりで殺（や）るヨ！これなら勝てるヨ！」
不良A「あ、ああ！」
不良C「うおおおおお」ﾀﾞｯ
不良A「オラアアアア」ﾀﾞﾀﾞｯ
海未「何人でも同じです」ﾀﾝｯ
ことり「跳んだ！？」
ﾄﾞｺﾞｫｯｯ
不良C「ぐがああっ」ﾄﾞｯｶﾞ
- 8 ：名無しで叶える物語(魔王の都)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:21:29.42 ID:7Lx3yQZJ.net
- 不良（俺）｢ありがとうございます！｣
- 9 ：名無しで叶える物語(やわらか銀行)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:23:43.54 ID:RyHqTkLC.net
- 現実なら海未ちゃん共々キメセクレイプルートだよね
- 10 ：名無しで叶える物語(わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:24:13.53 ID:JPNpm7na.net
- 不良A「C！」
不良C「くっ……何て強さだ…ヨ……」ﾊﾞﾀｯ
海未「貴方で最後です」ｼｭﾝｯ
不良A「！！」
海未「――――射抜け我が拳、〝ラブアローシュート〟」ｵｫｫ…
ﾄﾞﾝｯ
不良A「ぐわああああああああああああああああああっっ」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞ ﾊﾞﾀｯ
海未「…………駆逐完了ですね」
ことり「海未ちゃん！」
海未「ことり、怪我はありませんか？」
ことり「うん！ありがとう海未ちゃん！」
海未「よかったです」ﾆｺｯ
ことり「//」ﾄﾞｷｯ
海未「さあ、帰りましょう」
- 11 ：名無しで叶える物語(関西地方)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:24:31.00 ID:6SlAeSeJ.net
- 海未ちゃんに圧倒的筋力差を思い知らさせたい
- 12 ：名無しで叶える物語(わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:27:02.79 ID:JPNpm7na.net
- ｻﾞｯ ｻﾞｯ ｻﾞｯ
？？？「何だこれは！？ 俺の弟分たちが……」
海未「！！」
海未（何だこのプレッシャーは……！ この男、タダモノじゃない！）ｶﾞｸｶﾞｸ
海未「ことり、離れてください！」
ことり「え？」
海未「早く！！」
ことり「う、うん！」ﾀｯﾀｯﾀｯ
？？？「小娘、お前が関係しているのか？」
不良C「あ、アニキ……」
？？？→アニキ
アニキ「C、何があった？」
不良C「あ…あの長髪の女が……俺たち…を…………」
アニキ「A、B、Dもやられたのか」
不良C「不甲斐ない弟分ですまなかったヨ……」ｶﾞｸｯ
- 13 ：名無しで叶える物語(海底遺跡)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:35:33.77 ID:bBY6iERr.net
- 海未「何人でも同じです」ﾀﾝｯ
ことり「跳んだ！？」
不良（俺）｢見えた！！！」
- 14 ：名無しで叶える物語(わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:36:53.76 ID:JPNpm7na.net
- 不良C（アニキ……後は頼むヨ……）
アニキ「C！しっかりしろ！C！C！」
アニキ「Cィィイイイイイイイッッッ！！！！！」ﾕｻﾕｻ
ことり（あの人が不良たちのリーダーなの？）
アニキ「弟たちよ、仇は討つぞ」
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
アニキ「ウチの弟分が随分と世話になったようだな」
海未「礼にはおよびませんよ」
アニキ「礼はたっぷりとさせてもらうぞ！その身体にな！！」ｺﾞｵｵｵｵｵｵｯ
海未（さっきよりも凄まじいプレッシャーです！）ﾌﾞﾙｯ
海未（しかもスピードも私と同等レベルの！！）
海未「先手必勝！」ｻｯ
ことり（先に海未ちゃんが仕掛けた！）
アニキ「ふんっ」ｶｷｰﾝ
海未「！？」
- 15 ：名無しで叶える物語(わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:43:31.46 ID:JPNpm7na.net
- アニキ「それでキックのつもりか？蚊が止まったかと思ったぞ」
海未（なんて強靭な肉体……）
アニキ「歯を食いしばれ小娘」ｽｩｯ
ことり「海未ちゃん！」
アニキ「うおおおおおおおっっ」ﾌﾞﾝｯ
ﾄﾞｯｶﾞｧ
海未「くっ」ｽﾀｯ
アニキ「ホオ、よくよけた！だが…」
ｽﾊﾟｧｯ
海未「ぐはっ」ﾌﾞｼｬｧ
ﾎﾞﾀﾎﾞﾀ
ことり「海未ちゃん！血が……！」
海未「この攻撃は……鎌鼬（カマイタチ）！？」
アニキ「ホオ！一撃で見破るとはな」
海未「げふっ」ﾎﾞﾀﾀｧ…
- 16 ：名無しで叶える物語(わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:46:24.81 ID:JPNpm7na.net
- アニキ「だが、次はよけられまい！くらえ、〝鎌鼬〟！！」
ｼｭﾝｼｭﾝｯ
海未「はっ」ﾀﾝｯ
ｽﾀｯ
アニキ「よけた！？その傷でまだ動けるのか！！」
海未「次はこちらの番です」ｽｯ
ことり（あの構えは！？）
海未「海よ波よ満ちれ……〝Mermaid festa〟」ｼｭｵｵｵﾝ
ｼﾞｭｼﾞｭｼﾞｭｼﾞｭ
ﾊﾞｯｼｬｧｱｱｯ
アニキ「な！？どこから水が！？」
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
ことり「すごい…！」
アニキ「水が出てこようが、関係ない！くらえ！」ﾋｭﾋｭｯ
海未「無駄です」
- 17 ：名無しで叶える物語(きりたんぽ)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:49:56.51 ID:hSPH++gK.net
- 何だこれ...
- 18 ：名無しで叶える物語(わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:51:39.19 ID:JPNpm7na.net
- ﾊﾞｼｬｯ
アニキ「水が邪魔で鎌鼬が小娘に届かない！？」
海未「次はこちらの番です」ｻｻｯ
アニキ「！？」
アニキ「くそっどこだ！？」
ｻｻｻｯ
アニキ「そこかあ！」ﾌﾞﾝ
ﾊﾞｼｬｯ
アニキ「！？水に映った影か！！」
アニキ「小賢しい！どこへ行った！？」
ﾀﾝｯ
ｷﾞｭﾙﾙﾙﾙ
アニキ「水の渦！？閉じ込められたのか！！」
ことり（海未ちゃんが既に後ろに回り込んでいる！）
海未「終わりです」
- 19 ：名無しで叶える物語(大酒)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:54:11.13 ID:c6ffc+V3.net
- へへへ君って誰だよ
- 20 ：名無しで叶える物語(わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:55:57.04 ID:JPNpm7na.net
- ことり（あれは！右手に水のオーラを纏って強化している！！）
海未（〝Mermaid festa〟のオーラを使えばこの男の肉体を貫けるはずです！）
海未「もってくださいよ、私の右腕」
海未「射抜け我が拳、〝ラブアローシュート〟！！」
ﾄﾞｺﾞｵｵｵｯ
アニキ「ぐああああああああああああああッッ」ﾄﾞｯｶｰﾝ
ことり（海未ちゃんの拳がアニキの背後から命中した）
ことり（海未ちゃんの纏った水のオーラがきらきらと光っていてとても綺麗だった）
ことり「海未ちゃん……！」ｸﾞｯ
海未「はあっはあっはあっ……くっ」
海未（傷が深い……立っているだけで精一杯です）ｶﾞｸｶﾞｸ
海未（おまけに、今日2発目の〝ラブアローシュート〟、本当は1発が限度なのに……）
海未（ですが……）
アニキ「み、見事だ」
アニキ「その技…………、貴様一体何者だ？」
- 21 ：名無しで叶える物語(チベット自治区)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:57:21.50 ID:na4QQfeF.net
- http://i.imgur.com/7VyVjzI.jpg
- 22 ：名無しで叶える物語(わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 19:59:24.14 ID:JPNpm7na.net
- 海未「フッ、通りすがりのスクールアイドル、といったところです」
アニキ「！！」
アニキ「まさか……〝蒼の神話〟……！？生きていたのか！！」
海未「懐かしいですね、まだその名をご存知の方がいたのですか」
アニキ「〝蒼の神話〟が闘いしとき、平和は幕を閉じ世は乱れる……」
アニキ「伝説は真実だった……な……」
アニキ「これが新たなる神話の始まりというわけか……ハァーッハッハッハッ」
ﾋﾞｷｯ
アニキ「うっ」ﾊﾞﾀｯ
海未「〝蒼の神話〟………か………」ﾎﾞｿｯ
ことり「海未ちゃん……？」
海未「もう大丈夫ですよ、ことり」
海未「さあ、今度こそ帰りましょう」
ことり「それより傷の手当をしないと！」
海未「怪我？何のことです？」
- 23 ：名無しで叶える物語(わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 20:00:52.62 ID:JPNpm7na.net
- ことり「え？だってさっき怪我を！」
ｶﾞﾊﾞｯ
ことり（傷が消えてる！？）
海未「ほら、傷なんてないでしょう？」
ことり「うそ……」
海未「きっと見間違えたんですよ」
ことり（え？だって確かに海未ちゃんは怪我してたのに！）
海未「さあ家まで送って行きますよ」
ことり「う、うん」
海未（たとえ私がどんな存在であろうと、貴女だけは守りますよ、ことり）
To Be Continued.
- 24 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 20:07:29.04 ID:hu1Q3+mn.net
- これはなんなんでしょうか
- 25 ：名無しで叶える物語(SB-iPhone)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 20:07:34.23 ID:rq9wdwEJ.net
- 穂乃果ちゃんのことも守ってあげてね
- 26 ：名無しで叶える物語(わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 20:26:18.25 ID:JPNpm7na.net
- 初めてSS書いてみたけど、どうしようこれ
- 27 ：名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 20:27:21.73 ID:eMa7KNAk.net
- >>26
いいから続けたまえ
- 28 ：名無しで叶える物語(もんじゃ)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 20:28:31.22 ID:KzmZn9GR.net
- 海未ちゃんに少年漫画読ませたの誰だよ
- 29 ：名無しで叶える物語(なっとう)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 20:29:02.94 ID:B78NwRyQ.net
- 続けるならトリ付けていただけるとありがたい
- 30 ：名無しで叶える物語(家)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 20:29:59.84 ID:Ifm/2HSF.net
- おいまだか
- 31 ：名無しで叶える物語(SB-iPhone)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 20:40:09.98 ID:3zVtOMoh.net
- 好き
- 32 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 20:43:45.23 ID:UcTEXRtQ.net
- パラサイトかと思ったら能力使い出してワロタ
- 33 ：名無しで叶える物語(あら)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 21:07:43.21 ID:fHMIxuuZ.net
- vipにたまーに現れる変態厨ニss書きににてる文体
- 34 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 21:17:34.19 ID:M4zlDWh3.net
- 1日1本のラブアローをザコ相手に使っちゃうとは…
- 35 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 21:22:00.02 ID:uN99fahe.net
- アニキいいいいいぃぃぃぃ
- 36 ：名無しで叶える物語(しか)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 21:26:40.65 ID:8OQFAoTl.net
- 「無駄です」で漏らすのかと思った・・・毒されてるな
- 37 ：名無しで叶える物語(わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 22:13:19.29 ID:JPNpm7na.net
- 実は続き考えてないんだ
- 38 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 22:15:06.03 ID:UKT4fFrY.net
- 子宮「へへへ君可愛いね」
に見えた疲れてるわおやすみ
- 39 ：名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 22:26:20.91 ID:m4jts1RO.net
- とりあえず鬱かグロ展開を見せてくれれば俺は感動する
- 40 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 22:35:47.95 ID:JPNpm7na.net
- トリップはこんな感じでおｋ？
続き書けたらゆっくりあげていきます
キャラが死亡したり噛ませ扱いになったりするかもしれんが許してくれ
- 41 ：名無しで叶える物語(もんじゃ)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 22:39:04.11 ID:hZOmOa3T.net
- えっ
- 42 ：名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 22:40:42.22 ID:eMa7KNAk.net
- 思う存分やれよ
- 43 ：名無しで叶える物語(かぶらずし)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 23:36:46.08 ID:bRrzKdoi.net
- 助ける所すぐ終わるssかと思ったが戦闘展開なのかw超期待
- 44 ：名無しで叶える物語(たこやき)＠＼(^o^)／：2015/03/25(水) 23:38:18.63 ID:5Jg1vC1M.net
- バトル物に噛ませは付き物だから仕方ない
- 45 ：名無しで叶える物語(かぶらずし)＠＼(^o^)／：2015/03/26(木) 00:00:57.52 ID:2Q/c38qc.net
- こういう勢い強い作品好き
- 46 ：名無しで叶える物語(たこやき)＠＼(^o^)／：2015/03/26(木) 00:08:02.38 ID:t0tOPO7+.net
- 怒涛の超展開に驚いた
続くってのでもっと驚いた
- 47 ：名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)＠＼(^o^)／：2015/03/26(木) 12:53:17.57 ID:b2Ih1/al.net
- やっぱりヒーローものは最高です
- 48 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/26(木) 17:53:08.12 ID:TwIdOvCk.net
- 海未「そんな……！街が！」
穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃんをお願いね」
海未「穂乃果！？穂乃果はどうするのですか！？」
穂乃果「私は…………あの子を止めなきゃ」
海未「そんな！待ってください！」
穂乃果「海未ちゃんなら大丈夫だよ」
穂乃果「………じゃあ、行ってきます」ﾀﾞｯ
海未「穂乃果ぁああああああああ！！」
＊
～穂むら～
海未（あれから2年か……）
海未（穂乃果……あなたはどこに行ってしまったのですか……？）
ｶﾞﾗﾗｯ
海未「こんにちは」
高坂母「あら海未ちゃん、いらっしゃい」
- 49 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/26(木) 17:54:02.00 ID:TwIdOvCk.net
- 雪穂「海未さん、また来てくれたんだ」
海未「いえ」
高坂母「……もう2年になるわね」
高坂母「穂乃果ったらどこに行っちゃったのかしら」
海未「穂乃果は…………」
雪穂「でも、お姉ちゃんならいつかひょっこり帰ってくる、そんな気がするんだ」
高坂母「ふふっ、そうね」
海未「…………」
雪穂「海未さん！そんな辛気臭い顔しないでよ！」
高坂母「そうそう、海未ちゃんがそんな悲しい顔してたら穂乃果も喜ばないと思うわよ？」
海未「……そうですね」
雪穂「お姉ちゃんがいなくなってからことりさんにも会ってないなあ。ことりさんは元気？」
海未「え、ええ…」
海未（言えるわけない…、ことりは、あの戦いで穂乃果に関する記憶を全て失くしてしまっただなんて……）
海未「あの、ほむまん1つもらえますか？」
- 50 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/26(木) 17:55:35.46 ID:TwIdOvCk.net
- 高坂母「いつもありがとう。はい」
海未「ありがとうございます。では今日は――」
雪穂「また来てね、海未さん！」
ｶﾞﾗﾗｯ ﾋﾟｼｬｯ
海未「穂乃果、どれだけ時間が過ぎてもあなたの家族は変わりませんね」
ﾊﾑｯ
ﾓｸﾞﾓｸﾞ…
海未（この独特の甘さを味わう度に思い出して、悲しくなってしまう……）ｳﾙｯ
海未（でも、忘れるなんてできない……）
海未「穂乃果ぁ……」ｸﾞｽｯ…
＊＊＊＊
～その夜～
ｻｻｯ ｼｭﾀｯ
間者「絵里様」
絵里「どうしたの？」
- 51 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/26(木) 17:56:56.26 ID:TwIdOvCk.net
- 間者「報告します。〝蒼の神話〟が現れたとのことです」
絵里「何ですって？やはり生きていたのね」
絵里（ということは、あのチカラも……）
間者「いかがいたしましょう？」
絵里「〝蒼の神話〟を排除し、〝小夜啼鳥恋詩〟を持つ者を捕えるのよ」
ｻｻｯ ｼｭﾀｯ
絵里「誰？」
？？「絵里様、その任務は我々〝Mutant Girls〟にお任せください」
絵里「貴女たちに？」
？？→MG1
絵里「やれるのかしら？」
MG1「必ずや我々が成果を上げて差し上げましょう」
絵里「フフッ、貴女たち精鋭部隊なら赤子の手を捻るも同然ね。任せるわ」
MG1「ありがとうございます。すぐに絵里様のもとへ獲物を持ち帰って参りましょう」
- 52 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/26(木) 17:57:37.50 ID:TwIdOvCk.net
- ｼｭｼｭｯ ｼｭﾊﾞｯ
絵里（〝Mutant Girls〟……彼女らなら〝蒼の神話〟も太刀打ちできないでしょうね）
絵里「希、いるかしら」
希「呼んだ？」ｽ…
希「〝蒼の神話〟が見つかったって本当なん？」
絵里「ええ。〝Mutant Girls〟を向かわせたわ」
希「えりちの望みが叶うまでもう少しやね」
絵里「やっと、やっと見つけた……！」
絵里（フフフ……〝蒼の神話〟、貴女の伝説もこれで終わりね）
＊＊＊＊
～週末 10:00～
～都内ショッピングモール～
ﾀｯﾀｯﾀｯ
ことり「ごめ～ん！待った？」
海未「いえ私も今来たところです」
ことり「電車がすっごく混んでて遅れちゃった」
- 53 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/26(木) 17:58:21.96 ID:TwIdOvCk.net
- 海未「大丈夫ですか？」
ことり「うん！海未ちゃんと映画なんてすごく久しぶりだからすごく楽しみだよ！」
ことり「前に海未ちゃんと2人で映画に来たのって2年くらい前だったよね？」
海未「2人…………」ﾎﾞｿ
＊
穂乃果『海未ちゃん！ことりちゃん！もう映画始まっちゃうよ！』ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
ことり『穂乃果ちゃん待って～』
海未『2人とも！走っては転びますよ！！』
穂乃果『もう海未ちゃん遅～い！海未ちゃんのせいで間に合わなかったらどうすんの～！？』
海未『待ってください！！』
＊
ことり「海未ちゃん？――海未ちゃん！」ﾕｻﾕｻ
海未「はっ」
ことり「どうしたの？大丈夫？」
海未「え、ええ。大丈夫です」ｱｾｱｾ
- 54 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/26(木) 17:59:15.18 ID:TwIdOvCk.net
- ことり「本当に？具合悪いの？」
海未「だ、大丈夫です！さあもう行きましょう！私も早く見たくて我慢できません！」
ことり「う、うん。いこっか」
＊
～2時間後～
ことり「あー面白かった！」ﾉﾋﾞｯ
海未「やはり映画館の大画面で見るとテレビとは迫力が違いますね」ｿﾞｸｿﾞｸ
ことり「うんうん！続編が出たらまた見に来ようね！」
海未「ええ！是非行きましょう」
ことり「ところで海未ちゃんお腹すいてない？」
12:14
海未「そういえばもうお昼時ですね」
ことり「近くに何かお店とかないかな～」
海未「あ、あそこのレストランなんてどうでしょう。以前テレビで紹介していました」
ことり「私も見たことある！行こ行こ！」
- 55 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/26(木) 18:01:29.01 ID:TwIdOvCk.net
- ｶﾞﾁｬｯ
ｶﾗﾝｺﾛﾝｶﾗﾝ
店員「いらっしゃいませ。お客様は何名様でしょうか？」
海未「2人です」
店員「喫煙席と禁煙席がありますが、どちらをご利用になりますか？」
ことり「禁煙席でお願いします」
店員「……申し訳ございません。ただいま店内大変混み合っておりまして、ご相席になってしまうのですが、よろしいでしょうか？」
ことり「私はいいよ」
海未「私も構いません」
店員「ではこちらへどうぞ」
ﾃｸﾃｸ
店員「こちらになります」
店員「ご注文お決まりになりましたらお呼びください」
凛「あれ？海未ちゃん？ことりちゃん？」
花陽「2人も映画見に来たの！？」
- 56 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/26(木) 18:02:41.60 ID:TwIdOvCk.net
- 海未「え、ええ」
ことり「偶然だねー」
海未「まさか相席の相手が花陽と凛だったとは」
凛「これは運命だにゃー！」
＊
「「「「ごちそうさまでした！」」」」
花陽「すっごくおいしかったね」
海未「期待通りでした」
凛「来てよかったにゃ！」
ことり「うんうん！本当においしかった！」
花陽「そういえば、なんか最近の噂知ってる？」
ことり「うわさ？」
花陽「う、うん。〝蒼の神話〟っていう伝説の戦士（？）が復活したんだって」
海未「」ｷﾞｸｯ
ことり「」
- 57 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/26(木) 18:05:09.10 ID:TwIdOvCk.net
- 凛「青いシワなんてダッサイ名前の戦士にゃー」ｹﾀｹﾀ
海未「〝蒼の神話〟です！」ｶﾞﾀﾝ
花陽「海未ちゃん知ってるの？」
海未「え？ あ、ええ。小耳にはさんだ程度ですが」
ことり（海未ちゃん……そんなすごい人だったの……？）
凛「で、その青いシワがどうしたの？」
花陽「うん。〝蒼の神話〟が現れると壮絶な戦いが始まるんだって…」ｶﾞｸｶﾞｸ
凛「そんな危ない人なのかにゃ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ
花陽「う、うん……」
ことり「…………」
凛「凛たち襲われちゃったらどうしよう…！？」
花陽「こわいね～」
ことり「そんなことない！」ｶﾞﾀｯ
花陽「ことりちゃん！？」
ことり「そんな…、危なくなんかない！きっと優しい人だもん！！」ﾊﾞﾝｯ
- 58 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/26(木) 18:11:25.11 ID:TwIdOvCk.net
- 海未（ことり……）
凛「き、急にどうしたの？」
ことり「あ、いや……」
海未「そろそろお店を出ましょう。後のお客さんも待っているようですし」
＊
～再びショッピングモール内～
ﾃｸﾃｸ
花陽「ことりちゃんたちはこの後どうするの？」
ことり「うーん、お買い物かなあ」
海未「凛たちはどうするのです？」
凛「凛たちも買い物だよ！」
ことり「じゃあまた一緒に行こう？ね、海未ちゃん」
海未「ええ私も賛成です！」
凛「決まりにゃ！ レッツゴーゴー！」
花陽「凛ちゃん！走ると周りの人にぶつかるよ！！」
- 59 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/26(木) 18:12:03.04 ID:TwIdOvCk.net
- 凛「平気兵器にゃー！！」
ことり「待って～！」
海未（ふふ…、凛たちと一緒にいると戦いなんて嘘のようです）
海未（こんな日常がいつまでも続けばいいのに……）
？？「〝蒼の神話〟だな？」
海未「！！」ｿﾞｸｯ
海未（いつの間に背後に！？）
ﾊﾞｯ
？？「キヒヒッ流石！いい反応」
凛「ん？誰にゃ？」
ことり「え！？」
？？「アチキは〝Mutant Girls〟メンバー。コードネーム『MG2』だ」
？？→MG2
海未（こんなに早く刺客が現れるなんて！）
MG2「キッヒヒヒヒッ」ｽﾁｬｯ
ｼﾞｬｷｯ ｷﾞﾗｯ
花陽「！？」
MG2「〝蒼の神話〟お前の命をもらうよ！」
To Be Continued.
- 60 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/26(木) 18:26:45.44 ID:TwIdOvCk.net
- 修正
>>59
凛「平気兵器にゃー！！」
↓
凛「平気平気にゃー！！」
その他誤字等は雰囲気で理解してください
- 61 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/03/26(木) 18:31:11.69 ID:kZoY/+PZ.net
- 長編の予感
- 62 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/03/26(木) 18:53:37.84 ID:GxFjt3RE.net
- 過去自分を犠牲にして仲間を助けたキャラとか大好き
- 63 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/03/26(木) 21:00:12.85 ID:HfpJ1gdf.net
- 続きはよ
- 64 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/27(金) 21:24:32.13 ID:C0Un4xbn.net
- ゴゴゴゴゴゴ…
MG2「キヒヒヒヒヒッ！〝蒼の神話〟の血ってのはどんな味なんだろうねぇ」ｼﾞｭﾙﾘ
MG2「うまそうだなァ～」ﾍﾟﾛｯ
花陽「この人……刃物持ってる……！」ｶﾞｸｶﾞｸ
凛「あわわわわ」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
ことり（まさか海未ちゃんを狙ってるの！？）
海未（こんなに早く私を狙う刺客が現れるなんて！敵は予想以上にやり手のようですね）
MG2「キヒ！アチキ達の任務は〝蒼の神話〟から〝小夜啼鳥恋詩〟所持者がどこにいるか吐かせ、殺すことだ」
海未（やはり狙いは…）
MG2「さあて、楽しいパーティの始まりだァ！」ﾀﾞｯ
花陽「海未ちゃん危ない！」ﾊﾞｯ
海未「花陽！？」
凛「かよちん！ムチャだよ！」
MG2「邪魔だ女ァ！！」ｺﾞｶﾞｯ
花陽「きゃあっ」ﾄﾞｶｯ ﾊﾞﾀｯ
- 65 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/27(金) 21:25:42.18 ID:C0Un4xbn.net
- 凛「かよちん！」
MG2「ザコが出てくるな！決めた、決めたぜ。お前たちの血も味わってやるゥ」
花陽「ううっ」
MG2「それに、〝蒼の神話〟は、お前がわざわざ身体張ってかばう必要なんてないのによ」
凛「え！？ 海未ちゃんが……！？」
花陽「〝蒼の神話〟……？」
海未「……………………」
花陽「そんな！そんなことって！」
MG2「念のために聞いておくか。オイ〝蒼の神話〟よォ、〝小夜啼鳥恋詩〟はどこにある？ 今答えたらこいつらは見逃してやるかもなァ」
海未「……そんなもの知りません。知っていたとしてもあなた方に教える気はないです」
MG2「キヒヒッ、やっぱ力ずくで聞くしかないようだねぇ！」ｷﾞﾛｯ
凛「ひっ？」ﾋﾞｸｯ
MG2「まずは短髪のお前からだァアア！！」ﾀﾞｯ
凛「いやあああっ」
- 66 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/27(金) 21:27:44.93 ID:C0Un4xbn.net
- 凛「いやあああっ」
ｶﾞｯ
MG2「うぐがあああっ」ﾄﾞﾀﾝ
凛「え？」
海未「これ以上あなたの好きにはさせません！」ﾄﾞﾝｯ
凛「海未ちゃん！」
MG2「ッハァ！いってェ…」ﾑｸｯ
MG2「キッヒヒヒヒヒヒッ！！そうだよそうこなくっちゃァ！！」ｹﾀｹﾀ
MG2「ひっさしぶりに血が味わえそうだよォ！ゾックゾクするゥ～」
ことり「なんなのあの人……！！」
海未「凛、離れていてください」
凛「え？でも、海未ちゃんは？」
海未「私はヤツと戦わなくてはなりません」
凛「ダメだよ…。あんなのと1人で戦ったら死んじゃうよ……。私も何か――」
海未「凛、離れてください。あなたが傷つく必要はないです」
- 67 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/27(金) 21:28:18.93 ID:C0Un4xbn.net
- 海未「私のことは大丈夫ですから」
海未「ことり、花陽をお願いします！」
ことり「う、うん」
ことり（海未ちゃん……また戦うのね）
海未「凛、さあ行ってください」
凛「……………」
凛（今の凛じゃどうしようもできない……海未ちゃんの助けなんて……）ｳﾙｯ
凛「くっ！」ﾀﾞｯ
海未（そうです、凛。今は逃げて。傷を負うのは私だけでいい…）
MG2「話はまとまったかァ？」
海未「おかげさまで」
MG2「それは何よりだァ！！」ﾀﾝｯ
海未（跳んだ！？）
ことり「なんてジャンプ力なの…！」
MG2「アチキが〝バイオレットムーン〟から授かったチカラ、見せてやる！」ｽｳｯ
- 68 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/27(金) 21:30:39.62 ID:C0Un4xbn.net
- 海未（来る！）
MG2「〝UNBALANCED LOVE〟！！」ｷｭｵｵｵﾝ
ことり「何？MG2のプレッシャーが変わって……？」
海未「！？」ｸﾞﾗｯ
MG2「キッヒヒハァ！」ｺﾞｶﾞｯ
海未「うあぁ」ﾄﾞｻｯ
花陽「海未ちゃん！」
海未（何だ？今、身体が急に――）
MG2「キヒヒッ！次行くぜぇ」ﾀﾞﾀﾞｯ
海未「くっ」ｽｯ
MG2「オラァ！」ﾌﾞﾝｯ
海未「ふっ」ｼｭｯ
MG2（こいつ！受け流してアチキの懐に――！）
海未「はああ！」ﾄﾞｯ
MG2「うぐぇっ」
- 69 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/27(金) 21:32:11.75 ID:C0Un4xbn.net
- 海未「とああ！」ﾄﾞｺﾞｫ
MG2「うがああああああっ」ﾄﾞｯｼｬｱｯ
凛「海未ちゃんが押してる！このまま行けるよ！」
ことり（いや、海未ちゃんは初撃をよけられなかった。あれには何か仕掛けがあるはず……）
MG2（キヒッ〝蒼の神話〟やはり強い！だがアチキには――）
海未（このまま決める！！）ﾀﾞｯ
海未「トドメです！〝ラブアロー―――」ｽｩｯ
MG2「させるか！〝UNBALANCED LOVE〟」ｷｭｵｵﾝ
ことり（このプレッシャーは…！）
海未「く！また！」ｸﾞﾗｯ
MG2「隙だらけだぞォォオ！！！」ﾀﾞｯ
ｽﾞﾊﾞｱｯ
海未「ぐあああああああッッ」ﾌﾞｼｬｯ
ことり「海未ちゃん！！」
凛「あああ……海未ちゃんが斬られた……」
- 70 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/27(金) 21:35:14.51 ID:C0Un4xbn.net
- 海未「ごはっ」ﾌﾞｼｭｯ
海未（うぅ…紙一重で急所は避けましたが………意外と深いですね）ﾎﾞﾀｯﾎﾞﾀｯ
海未（血が……止まらない。しかし、ヤツの能力はなんとなく掴めてきました）
MG2「キヒヒヒ！ペロペロ」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛﾍﾟﾛ
花陽（あの人、ナイフに付いてる血を舐めてる…）
MG2「あぁ～うめぇ。最高だァ」ﾆﾀｧ…
MG2「キッヒヒヒィヒヒッヒキヒヒィィ」ｿﾞｸｿﾞｸｿﾞｸ
凛「へ、変態だにゃ」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
MG2「キヒヒヒヒヒッッ！ 〝蒼の神話〟よォ！ もっと血をくれよ！」ﾆﾔﾆﾔ
ｸﾞｯ
ことり（海未ちゃんが立ち上がった！ あの表情……まさかヤツの能力の正体がわかったの！？）
海未「いいえ。ここからはあなた自身の血を味わってもらいます」ﾄﾞﾝｯ
海未「行きますよ！」ﾀﾞｯ
MG2「バカが！正面から向かって来やがって！」
MG2「もう一度味わえ！〝UNBALANCED LOVE〟！！」ｷｭｵｵｵﾝ
- 71 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/27(金) 21:37:42.99 ID:C0Un4xbn.net
- 海未（うっ！来た！）ｸﾞﾗｧｯ
海未（やはり、これは……！）
MG2「くゥらァえェェ！！」
ﾊﾞﾀｯ
MG2「！！」
MG2（コイツ！ 自ら身体を倒して無理やりアチキの攻撃をよけやがった！？）
海未「今です！」ﾋｭｵｯ
ﾄﾞｺﾞｫ!!
MG2「うあああ」ﾊﾞﾝｯ
MG2（おまけに体勢を立て直すのがはええ！）
凛「やった！」
海未「あなたの能力の正体はわかりました。一瞬だけ対象のバランス感覚を錯乱させるものですね」
海未「それもただ立っていることすらできなくなるくらいに」
MG2「バカな！ほんの3回受けただけでアチキの能力の正体がわかったってのか！」
花陽「そうか！MG2は海未ちゃんが体勢を崩した隙を突いた。だからよけられなかったんだ」ｸﾞｯ
- 72 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/27(金) 21:39:21.65 ID:C0Un4xbn.net
- 海未「ですが、あえて身体を倒してしまえば、あらかじめ来るとわかっている攻撃をかわすことができます」
海未「倒れるだけならバランス感覚も必要ありませんしね」
MG2「何だとォ！！」
凛「海未ちゃんすごいにゃ！」ｸﾞｯ!
海未「そしてもう一つ。あなたの能力は連続して何度も使えるわけではない」
海未「一度目のあとにすぐさま能力を使っていれば私を倒すことができたはずです」
海未「ですが使わなかった」
海未「いえ、できなかったのでしょう。おそらく十数秒以上のインターバルが必要なはずだ」
MG2（バカな！バカなバカなバカな！この短時間でここまで見破られるだとぉ！？）
ことり（前もそうだった。海未ちゃんには戦闘から敵の能力を正確に分析・推測できる才能がある！）
MG2（コイツ……天才か……！！）ﾄﾞﾝｯ
海未「だから能力を使った直後である今、あなたは能力を使うことができない」
海未「私にとって好機（チャンス）、あなたにとって危機（ピンチ）ですね」
MG2「くっそぉぉ！！」ｷﾞﾘｯ…
海未「今度こそトドメです！」ｽｩｩ…
- 73 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/27(金) 21:40:46.30 ID:C0Un4xbn.net
- ことり（あの構えは！来る、海未ちゃんの十八番！）
MG2（そんな……！アチキが、こんなところで……！！）
MG2（MG1……絵里様……）
海未「私の友人を傷つけた罪は重い」
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
海未「射抜け我が拳、〝ラブアローシュート〟！！」ｶｯ
ﾄﾞｶﾞｧｱｱｱｱｱｱｱｯｯｯ!!!
MG2「ぎゃああああああああああああああ！！」ﾄﾞｶﾞｧｯｯ
凛「やったにゃ！」ﾊﾞﾝｻﾞｰｲ
花陽「海未ちゃんすごい！」
ことり「海未ちゃん！！」ﾀﾞｯ
ﾀﾞｷｯ
ことり「よかった……」ｷﾞｭｳｯ
海未「あ、あの、ことり！//」ｱｾｱｾ
ことり「よかった！よかったよぉ…！」
- 74 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/03/27(金) 21:42:38.91 ID:O9iLarKX.net
- さすがうみね
- 75 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/27(金) 21:43:52.06 ID:C0Un4xbn.net
- 凛「何2人だけで仲良くやってるにゃ」
ことり「はっ」ｻｯ
海未（あ）
ことり「コ、コホン」
凛「…………」ｼﾞｰ
花陽「ふふふっ」
MG2「貴様らァ……」ﾀﾞﾗｧ
花陽「！！」
海未「……ッ！！」ｷﾞﾘｯ
MG2「浮かれているのも今のうちだ。いずれ〝Mutant Girls〟のメンバーがお前たちを殺しに来るだろう」
MG2「その時、お前たちはまた笑っていられるかな？ 〝蒼の神話〟、お前は必ずアチキ達の……」
ﾋﾞｷﾋﾞｷｯ
MG2「うっ」ﾊﾞﾀｯ
海未（倒した……！しかし……）ｸﾞｯ
ことり（他のメンバーってことは、また海未ちゃんは狙われるってこと……）
ことり（こんな戦い、いつまで続くの……？）
- 76 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/27(金) 21:46:21.70 ID:C0Un4xbn.net
- ＊
海未「花陽、怪我はしていませんか？」
花陽「大丈夫だよ！」
海未「すみません」
花陽「海未ちゃんが謝ることはないよー」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
海未「……ありがとうございます」
海未「凛とことりは大丈夫ですか？」
凛「元気だにゃ！」ｸﾞｯ!
ことり「私も大丈夫だよ。それより海未ちゃんはすごい怪我でしょう？手当てしないと」
海未「私は問題ありません」
ことり（え？また傷が消えてる！？）
ことり（どういうことなの……？）
ｶｧｰ ｶｧｰ
凛「さ、今日はもう帰ろ。気付いたら夕方になってるにゃ」
花陽「そうだね凛ちゃん」
- 77 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/27(金) 21:48:28.08 ID:C0Un4xbn.net
- ことり「結局お買いものはできなかったなあ～」
海未「待ってください」
凛「？」
ことり「海未ちゃん？」
海未「実は私が〝蒼の神話〟だってことを隠していてすみませんでした」
海未「それに、みんなを戦いに巻き込んでしまって」
花陽「ううん。海未ちゃんが何であっても私たちは友達だよ？」
海未「ですが〝蒼の神話〟はとても怖くて危ない人だって………」
凛「凛は海未ちゃんが青いシワでも関係ないにゃ！」
花陽「それに海未ちゃんは私たちを守るために戦ってくれたもん。怖い人なんかじゃないよ！」
凛「ことりちゃんの言った通りだったね」
海未「う……」ｼﾞﾜｯ
海未「あ……ありがとうございます……！ありがとう……！！」ｳﾙ…
ことり（よかったね、海未ちゃん！）
- 78 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/27(金) 21:51:02.54 ID:C0Un4xbn.net
- ＊＊＊＊
～その夜～
ﾋｭｵｵｵｵｵｵ
MG1「MG2がやられたか」
MG3「へえ～。少しは楽しめそうだね」
MG4「ククク……、MG2は我ら〝Mutant Girls〟の中でも最弱……」
MG3「今度はボクが行くよ」
MG1「ホォ……」
MG4「ククク。〝蒼の神話〟はMG3の興味の対象になるのか？」
MG3「うん。フフフ……面白そうだなあ」
MG3「〝蒼の神話〟とならきっと楽しく遊べそうな気がする！」
ｽｯ…
？？「相手はあの〝蒼の神話〟、あなどらない方がいいわ」ﾄ…
MG3「誰？」
MG1「我ら〝Mutant Girls〟の新たなメンバー、コードネーム『MG0』だ」
- 79 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/27(金) 21:52:35.80 ID:C0Un4xbn.net
- ？？→MG0
MG3「新入りさんかぁ」
MG0「…………」
MG4「オイ、まさか貴様〝SCARLET PRINCESS〟か？」
MG0「昔の名前なんて関係ないわ。今の私はMG0、それ以上でもそれ以下でもない」
MG3「へぇ～。使えるんだろうね？」
MG1「MG3、今のお前では勝てるかわからないぞ？」
MG3「アッハッハ！面白っ！いいよいいよ！〝蒼の神話〟を倒した後は君と遊んであげる。MG0」
MG0「……………」
MG3「アハハ！本当に面白くなってきた。待っててよ、〝蒼の神話〟……！！」ﾄﾝｯ
To Be Continued.
- 80 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/27(金) 22:02:16.66 ID:C0Un4xbn.net
- ミュータントガールズはこの画像で言うと
MG1：下
MG2：上
MG3：左
MG4：右
というイメージ
http://i.imgur.com/OXkbz7i.jpg
- 81 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/03/27(金) 22:03:42.68 ID:O9iLarKX.net
- 乙
ＭＧ編長そうｗｗｗ
- 82 ：名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 01:43:49.55 ID:MFro3oI5.net
- こんなにミュータントガールズしゃべるSS他になさそう
- 83 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 02:52:36.25 ID:t9iyLa4I.net
- ～某日～
～某コンサートホール～
凛「うわあ…すっごい行列だにゃ！」
ｽﾞﾗｽﾞﾗｰ
ことり「これみんな私たちと同じライブを見に来た人たちなんだよね」
海未「みなさん、人が多いですからくれぐれもはぐれないようにしてください」
海未（今日は今後のアイドル活動の研究のためにプロアイドルのライブを見に来ました）
海未（というのは建前で、本当はにこと花陽の付き添いなのですが）
凛「こんなにお客さんが来るなんてすごいにゃー」
にこ「当たり前じゃない！ このアイドルはね、オリコン上位の常連だし、TV出演も多く、今一番注目されてるユニットなのよ！」ﾄﾞﾔｧ
花陽「私も好きなユニットだけど、よくチケット取れたね」
海未「いえ、チケットを取ったのではなく、先日希がとある伝手（つて）を使って入手したそうです」
ことり「え？そうだったの？」
海未「ええ。当の本人の希は生徒会の都合で来られなかったのですが」
にこ「まったく！ こんな貴重な機会なのに欠席者がいるってのはアイドル研究部員として失格よ！」
- 84 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 02:54:16.60 ID:t9iyLa4I.net
- 花陽「絵里ちゃんも生徒会の都合だったっけ」
凛「真姫ちゃんも何か用事があって来られなかったみたいだにゃ」
にこ「まったくあの3人はアイドルとしての自覚が――」ｸﾞﾁｸﾞﾁ
海未「あ、列が進みますよ」
ｽﾞﾗｽﾞﾗ
＊
ことり「えっとー、『あ-E-56』だから……ここの席だ！」
花陽「結構前の方の席でよかったね」
にこ「うん、ここなら表情までバッチリ見えそうじゃない！」
凛「楽しみだにゃー！」
海未（しかし、このライブ……。何か変な予感がします。希はどんな伝手でチケットを手に入れたのでしょうか）
＊＊＊＊
～その頃～
～コンサートホールのとある一室～
MG3「アハハ。何の疑いもなく入ってきちゃって！笑っちゃうよ」ｹﾀｹﾀ
MG3「まさかこのライブそのものがボクの仕掛けた罠だなんて思ってないんだろうなあ」
- 85 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 02:57:12.14 ID:t9iyLa4I.net
- MG3「アハハハハッ。もしかして〝蒼の神話〟って予想以上におバカさんなのかな？」
MG3「MG0も余計に警戒しちゃってさあ！」ｹﾀｹﾀ
MG3「これは予想以上に簡単に終わっちゃいそうだ」
MG3「ま、お楽しみはここからだね！！」
MG3「ボクの〝soldier game〟の恐ろしさを教えてあげるよ」ﾆﾋﾋ
＊＊＊＊
凛「お客さんいっぱいで席が全部埋まりそうだにゃ」
にこ「当然でしょ！なんてったってこのアイドルはオリコン上――」ﾄﾞﾔﾄﾞﾔ
凛「それはもう聞いたにゃ」ﾊﾞｼｯ
ことり「もうすぐ始まるかな～」
中年「うーん、『あ-E-55』は……、ここだ」
中年「あ、お隣さんですね。今日はよろしく」
ことり「あ、こちらこそよろしくお願いします」
中年「いや～、オレね、彼女らのライブに来るのはこれで20回目なんですよ～」
ことり「え！そうなんですか？」
- 86 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 02:59:42.90 ID:t9iyLa4I.net
- 中年「うんうん。なんかどんどんハマっちゃってねえ。もう彼女らの親になった気分だよ。はっはっは」ｶﾞｯﾊｯﾊ
ことり「へえー。お好きなんですね」
中年「そうなんだよ。だからさ……ウッ」
ことり「？」
中年「だから…………」ﾍﾟﾘｯ ﾎﾞﾛｯ
海未「！？」ｶﾞﾀｯ
海未（この気配は……！！）ｿﾞﾜｯ
花陽「どうしたの海未ちゃん？」
中年「だ……カ…………ラァ：ｆｈ￥ｂ＠」ﾋﾞｷﾋﾞｷﾋﾞｷ
ことり「あ、あの……」
にこ「ちょっとことり！この人、顔の皮膚が崩れてるわよ！！」
中年「ダカラ！オ前ヲ殺シテヤルゥウウウ」ｶﾞｼｯ
ｷﾞｭｳｳｳ
ことり「あっ……がっっ」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
ｷﾞｭｳｯ
ことり（く、首がっ…）
- 87 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 03:01:50.04 ID:t9iyLa4I.net
- 海未「ことり！！」
中年「ウウウウアアアアッッ」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
凛「ひ、人じゃない！？」
凛（ことりちゃんを助けないと！）
ことり「あ……うぅ……」
ことり（もうっ息が……っ）
海未「ことりを放しなさい！」ﾄﾞｶﾞｱｯ
中年「ギャアアアッ！」ﾊﾞﾗｰﾝ
ｺﾛｺﾛｺﾛ…
凛「海未ちゃん…」
花陽「何これ……人がバラバラになっちゃった。人形？」
ことり「げほっげほっ」
海未「ことり！大丈夫ですか！？」
ことり「う、うん…」
海未「よかった…」ﾎｯ
- 88 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 03:02:41.67 ID:t9iyLa4I.net
- 海未「どうやらこれは能力によって生み出された兵士のようです」
花陽「兵士？」
海未「ええ。つまり私たちは敵に攻撃を受けているというわけです」
凛「まさか、また〝Mutant Girls〟！？」
海未「おそらくはそうでしょう」
兵士「グアアアアオオッ！殺ス殺ス殺スゥ！！」ｺﾞｺﾞｺﾞ
兵士「ギギガガガガ」ﾌﾗﾌﾗ
兵士「オオオオ！オオオン！」ﾖﾀﾖﾀ
兵士「アオノシンワアアアア」ﾌﾗﾌﾗ
凛「！？」
にこ「他の客も！？」
ことり「まさかこのホールにいるの全部兵士なんじゃ…」
花陽「そんな！」
海未（くっ！私としたことが…！またみんなを巻き込んでしまうなんて……！）
海未（不覚……）ｸｯ
- 89 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 03:03:48.81 ID:t9iyLa4I.net
- 兵士「グガガゴオオオ」
にこ「来た！」
兵士「グギギ」ｶﾞﾊﾞｱ
花陽「うっうあああ！」
凛「かよちん！」
凛（かよちんを助けなきゃ！で、でも……凛なんかじゃ……！！）ｶﾞｸｶﾞｸ
海未「はあっ！！」ﾄﾞｺﾞｫ
兵士「ギャアアア」ﾊﾞﾗﾊﾞﾗﾊﾞﾗ…
凛「あ…」
にこ「海未！」
凛（また……また海未ちゃんに頼ってしまった……）ｸﾞｯ…
兵士「ババボゴゴゴオオ」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
ことり「キリがないよ！」
にこ「こいつら無限に湧いて出てくるんじゃないの！？」
花陽「海未ちゃんこれからどうするの？」
- 90 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 03:05:34.86 ID:t9iyLa4I.net
- 海未（ここは………）
海未「とりあえず、一度安全な場所を探しましょう」
海未「みなさん、私が道を作るので続いてつづいてください！」ﾀﾞｯ
花陽「うん！」
海未「だああっ！！」ｺﾞｵｵｵｯ
兵士「グギャアアア」ﾊﾞﾗﾊﾞﾗ
兵士「ウオオオオオン」ﾊﾞﾀｰﾝ
凛「道ができた！進むにゃ！」ﾀﾞｯ
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
＊＊＊＊
～とある部屋～
MG3「アハッ、いいねいいね。そうでなくちゃ」
MG3「ボクの〝soldier game〟は大量に兵隊を作り出す能力。はたして君たちはいつまでもつかな？」
MG3「それにボクの兵士が全みーんなザコばっかりだと思ったら大間違いさ」ﾆﾔｯ
MG3「ボクの兵隊の相手で疲弊し切ったところを直接殺しに行ってあげるよ〝蒼の神話〟！」
- 91 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 03:06:42.38 ID:t9iyLa4I.net
- MG3「アッハハハハ」
＊＊＊＊
ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ
ことり「外の通路は中より兵士が少ないみたい」ﾀｯﾀｯ
花陽「見て！あそこに隠れてみるのはどうかな？」ﾀｯﾀｯ
←出演者控え室
海未「名案ですね。入りましょう！」
ｶﾞﾁｬｯ ﾊﾞﾀﾝ
凛「中には誰もいないみたいだにゃ」
にこ「はあっはあっ……走りつかれたわ」
海未「鍵を閉めてしまえば、兵士たちは入って来られないはずです」
ｶﾁｬｯ
海未「あの程度の兵士ならば束になってかかっても扉を破ることはできないでしょうし」
にこ「ふぅ、とりあえず助かったわね」
ことり「でもこのままここに閉じこもってるわけにもいかないよ？」
- 92 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 03:09:00.09 ID:t9iyLa4I.net
- ことり「海未ちゃんこの後はどうするの？」
海未「……………」
花陽「やっぱり〝Mutant Girls〟の攻撃ってことは、あの兵士を操ってる能力者がいるってことなの？」
海未「結構強力な能力ですし、おそらくこの近くに能力者が潜んでいるはずです」
にこ「ならその能力者ってのを叩けば……！」
海未「おそらく能力が解けて兵士が全て消えるはずでしょう」
花陽「でも外にはあんなに兵士が溢れてるんだよ。その中で能力者を探すなんて……」
凛「…………！」ｺﾞｸﾘ
海未「能力者は私が探します。みなさんはここに隠れていてください」
ことり「1人で行くの！？危険すぎるよ！！」
海未「危険は承知のうえです。ですが、誰かがやらなくては全員助かりません！」
ことり「でも、………でも！！」
ことり（また海未ちゃんが傷つくなんて……）
海未「ことり………」
ドゴン！！
「「「「「！？」」」」」」
- 93 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 03:10:23.41 ID:t9iyLa4I.net
- 花陽「何？何の音！？」ﾋﾞｸｯ
海未（まさか…）
ドゴン！！ ドゴン！！
ﾐｼｯ
ことり「扉のほうから！！」
凛「扉の向こうに……何かいる……！」
にこ「まさか扉を破ろうとしているの！？」
ドゴン！！ ドゴン！！ ドゴン！！
ﾐｼﾐｼｯ ﾋﾟｷﾋﾟｷｯ
凛「このままじゃ扉が……！」
海未（ただの兵士じゃない。扉の外に一体何がいるというのです…！？）
ドゴン！！ ドゴン！！
ﾋﾟｷｯ
ﾊﾞｶﾞｧｱｱｱﾝ
にこ「扉が、破られた！！」
- 94 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 03:11:24.30 ID:t9iyLa4I.net
- ﾉｼｯ ﾉｼｯ ﾉｼｯ
ことり「何……あれ……」
花陽「あれも、兵士なの！？」
巨兵「グオオオオオオオオッッ」ﾉｼｯ
凛「何にゃ…あの巨体は……！」ｶﾞｸｶﾞｸ
にこ「まるで化け物じゃない……！！」ｿﾞｸｯ
兵士「ウワオオオオオ」ｿﾞﾛｿﾞﾛｿﾞﾛ
兵士「オオオオオ」ﾜｰﾜｰ
にこ「マズイ！兵士がたくさん流れ込んできたわよ！」
花陽「いやあああああっ」
海未「くっ、何て数…！」ﾊﾞｷｯ ﾄﾞｶﾞｯ
兵士「グガアアア」ﾊﾞﾗﾊﾞﾗ
海未（数が多すぎる！とても対応し切れない！！）
にこ「あああっ！このままじゃ……！！」
兵士「アアアアゲエエエエ」ｶﾞｼｯ
ことり「うあっいやっ」
- 95 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 03:13:29.68 ID:t9iyLa4I.net
- ことり「海未ちゃん！」
兵士「シネエエエ」ｶﾞｼｶﾞｼｯ
海未「はっ！ ことり！ことりぃぃ！！」
海未（ことりが！ことりが捕まってしまう！！）
ことり「海未ちゃぁん！！」
海未「ことりぃいいいい！！」
海未（こんな、こんなところで！）
海未（穂乃果と……約束したのに……！！）
にこ「………………」ｺﾞｺﾞｺﾞ…
To Be Continued.
- 96 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 03:18:59.01 ID:t9iyLa4I.net
- 自分ではわかりやすく書いてるつもりだけど
いざ見てみると何やってるかわからなかったりするんですかね
- 97 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 03:23:44.12 ID:mgQuJym0.net
- 乙
分かりやすいと思いますよ
- 98 ：名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 04:05:19.53 ID:5YkikgkD.net
- こういう厨二バトル物好物です。
支援。
- 99 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 04:40:02.14 ID:GFpSFjBe.net
- おつ
十分わかるよ
- 100 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 09:09:40.82 ID:Ppmo4G3k.net
- 矢ザ・ワールドが発現するんだな
- 101 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 11:44:24.35 ID:gfd414Gb.net
- 面白いぞ
- 102 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 15:34:23.47 ID:t9iyLa4I.net
- 兵士「ルウウウウォオオ」ｶﾞｶﾞｶﾞ
兵士「ガカカアア」ｽﾞｵｯ
ことり「海未ちゃぁあん！！」
海未「ことりぃいい！！」
巨兵「グルルルァアア！！」ﾕﾗｧ
花陽「はっ！ 海未ちゃん、ことりちゃん！よけてぇええ！！」
にこ「………か…」ﾎﾞｿｯ
凛「にこちゃん！？」
花陽「え！？」
にこ「させるかああああああっっ！！」ｶｯ
ｺﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｧｯ
巨兵「グアアアッ」ﾄﾞｼｬｱｯ
ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
海未「！？」
凛「何にゃ！」
- 103 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 15:35:47.90 ID:t9iyLa4I.net
- ことり「な、何が起こったの？」
花陽「に、にこちゃん？」
にこ「ぜはっ、はぁっはぁっ、うぅっ」ｾﾞﾋｭｰｾﾞﾋｭｰ
海未（この部屋にあふれかえるほどだった兵士が全て一瞬で消滅させられている……）
海未（これは……にこ……！）
海未「まさか……今のは、にこがやったのですか！？」
海未（何て破壊力……本当ににこが……？）
にこ「はっ、ははっ。あんたたちを助けようと夢中になってたらね」
花陽「一体何がどうなってるの？」
海未「まさか……にこ……能力が発現したのですか！？」
にこ「えﾞ！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ
凛「にこちゃんすごい！！」
ことり「はぁー……」ｽﾄﾝ
花陽「ことりちゃん大丈夫？」
ことり「う、うん」
- 104 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 15:37:24.45 ID:t9iyLa4I.net
- ことり（なんだろう……。前にもこんなこと経験したことあるような……）
＊
ｺﾞｵｵｵ ｺﾞｺﾞ
ﾎﾞｵｵｵｵ
海未「こんな…！たった1人のチカラで街がこんなに……！」
？？「あの子は、本当はもっと優しい子なんだよ……。誰よりも優しい心を持ってるはずなのに……！」
ことり（え？ 何……この映像…？）
？？「………………やらなきゃ」ｸﾞｯ
海未「ホノカ？」
？？「海未ちゃん、ことりちゃんをお願いね」
海未「え？」
？？「ことりちゃんの………が見つかったら色々な人に狙わると思う。海未ちゃんが上手く匿ってあげて」
海未「ホノカ！何を、あなた何を考えているのですか！？」
ことり（海未ちゃんと、もう1人は……一体誰…？）
？？「私は………あの子を止めなきゃ」ｸﾞｯ
- 105 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 15:38:54.19 ID:t9iyLa4I.net
- 海未「無茶です！ あの人とは……きっともう話すことはおろか、近づくことすら……！」
？？「でも、止めないと」
？？「海未ちゃん、ことりちゃんには海未ちゃんが必要なんだよ」
海未「ホノカだって！」
ことり（ホノ……カ……？）
？？「約束して。絶対にことりちゃんを守り抜くって」
海未「…………はい」ｳﾙ…
？？「うんうん！海未ちゃんなら大丈夫だよね！」
？？「じゃあ、行ってきます」ﾀﾞｯ
海未「ホノカ！？待ってください！！」
海未「ホノカぁあああああ！！」
ことり（どうなってるの？ あの人は誰？ 一体何が起こってるの！？）
ことり（どうして海未ちゃんは泣いているの……？）
ことり（一体、過去に一体何が起こったの！？）
- 106 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 15:40:17.76 ID:t9iyLa4I.net
- ＊
ことり「―――はっ」
花陽「ことりちゃん？」
ことり「うっ」ｽﾞｷｽﾞｷ
ことり（頭が……痛い……）
ことり（私……何かすごく大事なことを忘れている気がする……）
ことり（でも、さっきのこと以上は思い出せない……）
凛「ことりちゃん大丈夫かにゃ？」
花陽「すごい汗だよ」
ことり「え？う、うん！大丈夫だよ」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
巨兵「オワアア！！」ｸﾞｵｵｵ
にこ「！！」
海未「さっきのにこの攻撃でもこの巨兵だけは倒せなかった！？」
巨兵「オオオオオオオオ！！」ﾌﾞﾝｯ
海未「にこ！かわしてください！」
- 107 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 15:41:35.33 ID:t9iyLa4I.net
- にこ「！」
ｺﾞｶﾞｧｱｱｯ
ことり「なんてパワーなの……！」ｿﾞｸｯ
凛「おっそろしいにゃ」
花陽「にこちゃんは！？にこちゃんはどうなっての！？」
巨兵「？」
海未「巨兵の上です！」
ﾀｰﾝ
にこ「フン！この能力、だいたいわかってきたわ！ 今度はこっちの番よ！」ｽｩｯ…
海未（にこの威圧感がここまで伝わってくる！ 決める気ですね！）
にこ「喰らいなさい！」ﾋﾟｷｭｵｵ
にこ「〝Wonderful Rush〟！！」ｶｯ
ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｯｯ!!
ﾄﾞｰﾝ
巨兵「ググガアアアアガアアアアアアッ！」ﾊﾞﾗﾊﾞﾗ
- 108 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 15:42:34.00 ID:t9iyLa4I.net
- ことり「すごい連撃！！」
凛「あのデカブツを倒したの！？」
にこ「〝Wonderful Rush〟は一度に108発の打撃を繰り出す……。これを受けて立っていられる訳がないでしょうね」ﾄﾞﾝｯ
海未「こいつ……できる……！！」ｻﾞﾜｻﾞﾜｯ
にこ「海未！ザコの掃討は私に任せなさい！アンタはこれの首謀者を探すのよ」
海未「にこ…！」
にこ「私たちはこのまま敵を倒しつつ、安全な場所を探すわ」
凛「にこちゃん、たのもしいにゃ！」
海未「では、みんなをお願いします！」
にこ「ちゃんと倒してこないと承知しないわよ！！」
海未「ええ。にこもしっかり生き残ってください」
にこ「あったりまえじゃない！」
にこ「さあ、行くわよ！！」ﾀﾞｯ
兵士「シネシネエエ」ﾜﾗﾜﾗ
兵士「ギッギギギギギイ」
- 109 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 15:43:42.84 ID:t9iyLa4I.net
- 凛「来たにゃ！」
にこ「はああああああっっ！！ 〝Wonderful Rush〟！！」ﾋﾟｷｭｵｵ
ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｧﾝ!!
兵士「ギャアアアアア」ﾊﾞﾗﾊﾞﾗﾊﾞﾗ
花陽「道が開けた！」
にこ「今よ、海未！行きなさい！」
海未「恩に着ます、にこ！」ﾀﾞｯ
ﾀｯﾀｯﾀｯ
ことり（海未ちゃん、気をつけて……！）ｸﾞｯ
＊
～とある一室～
MG3「新たな能力者だと！？〝蒼の神話〟以外にもいたのか！」
MG3「ハ……アハハッ！面白い！面白い面白い面白いよお！」ｷﾞﾘｯ
MG3「とびっきりの兵士で相手してあげるよ。ボクを本気にさせたこと、後悔してよね」
MG3「行くよ、ボクの〝soldier game〟……！！」ｺｵｫ
＊
- 110 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 15:45:16.65 ID:t9iyLa4I.net
- にこ「だああああああっ！！」ﾄﾞｶﾞｱｯ ﾊﾞｺﾞｵｫ
兵士「グギャアアア」
兵士「モオオオオオオオオ」ﾊﾞﾗｯ
兵士「コロスウウウウウ」ﾊﾞﾗﾊﾞﾗﾊﾞﾗ
凛「強い！」
花陽「このまま行けるよ！」
にこ「まだまだまだァ！」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
ことり（何……この嫌な予感……）ｻﾞﾜ…
にこ「おおおおおおおっ！！」ﾄﾞｺﾞｫ ｶﾞｷｬｰﾝ
兵士「グウググオ」ﾊﾞﾗﾊﾞﾗｰﾝ
兵士「クアアアアエエエエ」ﾊﾞﾗｯ
にこ「さあて、次は―――」
兵士「ゴオオオオッガッ」ﾋﾟﾀｯ
兵士「ガ………………」ﾋﾟﾀｯ
にこ「！？」ﾊﾞｯ
- 111 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 15:46:09.20 ID:t9iyLa4I.net
- にこ（何………急に……）
凛「兵士たちの動きが止まった！？」
ことり「……何？」
兵士「…………………」ｼｰﾝ
兵士「………………………………」ｼｰﾝ…
花陽「なんだろう………なんだか、怖い………」ｿﾞﾜ…
兵士「ギュオオオオ」ｼｭｳｳｳｳｳ
にこ「何！？ すべての兵士たちが一ヶ所に集まっていく！！」
ｼｭｳｳｳｳｳｳｵｵｵｵｵｵｵｵｵ
ことり「一ヶ所に集まった兵士が……どんどん膨らんで……」
ｼｭｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳﾝ
にこ「まさか、まさか融合する気！？」ｿﾞﾜｿﾞﾜ
巨獣「グギャアアアアアオオオオオオン」ﾄﾞｵｵｵｵ
凛「な、なんてサイズだにゃ……」ﾎﾞｰｾﾞﾝ
花陽「3……、いや4メートルはあるよ…！」ﾋﾞｸﾋﾞｯｸ
- 112 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 15:46:56.17 ID:t9iyLa4I.net
- 巨獣「キサマタチ、必ズコロスゾオオオオオ」
ことり「こんなの、どうやって戦えばいいの！？」
にこ「ふっ、ふふっ………」ｹﾀｹﾀ…
花陽「にこちゃん？」
にこ「ふんっ！ 大ボス登場ってワケね！ 上等じゃない！！」ﾄﾞﾝｯ
凛「にこちゃんが構えた！戦（や）る気だにゃ！」
巨獣「オオオオオオオ」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
ことり「尻尾をムチのようにして！」
凛「よけてにこちゃん！」
巨獣「オワリダアアアア！！」ﾄﾞｶﾞｱｱｱ
花陽「なんて威力なの！」
凛「にこちゃんは！？」
ことり「はっ！上にいる！！」
花陽「もう巨獣の顔の高さまで跳び上がってる…」
にこ「図体はデカイばかりで動きはトロイのね！」ﾋﾟｷｭｵｵｵｵ
- 113 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 15:48:02.73 ID:t9iyLa4I.net
- ことり（まさか、直接顔面に攻撃を叩き込む気！？）
にこ「はあああああああ！！〝Wonderful Rush〟ゥウウ！！」ｶｯ
ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｯ
巨獣「グギャアアアアアアアアアアッッ！！」ﾖﾛﾖﾛ
凛「やったにゃ！命中したにゃ！」ｸﾞｯ!
ことり「でも、でもまだ倒せてない！」
にこ「とうっ！」ﾄﾝｯ
ｽﾀｯ
凛「！？ にこちゃん？ 絶好の機会なのにどうして距離を取るにゃ！？」
にこ「黙って見てなさい！」ﾆﾔｯ
花陽「何をする気なの！？」
にこ「はあああああああああああっっ」
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
ことり「何？ 地面が揺れて……！」ｿﾞｸｯ
花陽「見て！にこちゃんの両手に光のエネルギーが集まっていくよ！」
- 114 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 15:50:17.87 ID:t9iyLa4I.net
- ことり「！！」
にこ「ああああああああっっ」ｷﾞｭｵｵｵｵｵ…
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
凛「トドメを刺す気かにゃ！」
にこ「私はね、怒っているのよ。アイドルを私たちをおびき出すためのダシに使ったことが！」ｷﾞｭｵｵｵｯ
にこ「そして、何よりも、私の友達を危険に晒したことが！！」ｷﾞｭｵｵｵｵｵ
花陽「にこ……ちゃん……！」
ことり「この光は……！ 最初に兵士たちを消し飛ばしたのもこの光だった！」
ことり（凄まじい気迫……！少し離れている私にまでビリビリ伝わってくるよ……！！）ﾋﾟﾘｯ
にこ「行くわよぉおお！」ｶｯ
にこ「喰らいなさい！！ 〝Trouble Busters〟！！」
ｺﾞｶﾞｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｯ
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
巨獣「ギイイイイヤアアアアアアアアアアアアアアアッ！！」
にこ「うおおおおおおおおおおおおおおっっ！！！！」
- 115 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 15:51:15.64 ID:t9iyLa4I.net
- 凛「にゃああああああっっ！ す、すごい威力のエネルギー砲だにゃ！」
花陽「こ、これ私たちも危険なんじゃないかな！？」
ことり「きゃあああああああっ」ﾊﾞﾀｯ
ことり（あまりの火力に立っていられなかった！）
凛（強すぎてコンサートホールもヤバそうだにゃ…）ｿﾞｸ
ｶｯ
ﾄﾞｶﾞｱｱｱｱｱﾝ
巨獣「ギャアアアア」ﾊﾞﾗﾊﾞﾗﾊﾞﾗ
花陽「た、倒した！」
凛「すごかったにゃ……にこちゃんの〝Trouble Busters〟……」
にこ「はあっはあっはあっ……うぅっ」ｶﾞｸｯ
にこ（海未………こっちは終わったわよ……）ﾊﾞﾀｯ
凛「にこちゃん！！」
ことり「にこちゃん！！」
To Be Continued.
- 116 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 15:57:54.29 ID:t9iyLa4I.net
- ものすごい長編になりそうで怖い
- 117 ：名無しで叶える物語(家)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 16:00:47.37 ID:+fFN15Hl.net
- 大作の予感
- 118 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 16:02:34.46 ID:DomFgcUK.net
- 穂乃果ちゃんは無事なのだろうか
- 119 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 16:22:14.13 ID:mgQuJym0.net
- 乙
長編頑張れ
- 120 ：名無しで叶える物語(SB-iPhone)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 16:30:19.54 ID:ZOVAp83F.net
- 乙
まきちゃん…(´･_･`)
- 121 ：名無しで叶える物語(らっかせい)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 16:52:58.97 ID:fSLB+Nli.net
- まさかこんな風になるとは
- 122 ：名無しで叶える物語(あら)＠＼(^o^)／：2015/03/28(土) 23:13:09.21 ID:meBh2GxX.net
- これアライズも出てきたら果たしてどれほどの長さになるんだ…
- 123 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 13:21:10.79 ID:iu3/17ue.net
- ～とある一室～
MG3「バカな！ボクの……ボクの〝soldier game〟が……！！」ｸﾞｸﾞｯ…
MG3「なんなんだアイツは！！」ﾊﾞﾝｯ
MG3「こんな……こんなはずじゃなかったのに……！」
MG3「くそ！くっそぉ…！」
MG3「ボクの〝soldier game〟の、最後に残しておいた切り札までやられるなんて！！」ﾊﾞﾝｯ
？？「切り札（ジョーカー）っていうのは使いどころを考え抜いておくものよ」ｽｯ…
MG3「誰だ！」
？？「ウフフ…。最後に使うから切り札（ジョーカー）ではないの。ここぞという時に使ってこそ切り札の価値は輝く」ﾄﾝ
MG3「あぁ？ 一体誰だよ！」
？？「あなたたちの親玉、〝アイス・ブルーの瞬間〟に用があるのだけど、会わせてもらえないかしら」
MG3（こいつ、絵里様のことを知っているのか！？）ｻﾞﾜｯ
MG3「一体何者なんだ？ お前みたいな得体の知れないヤツを、やすやすと絵里様に会わせるわけにはいかないよ」
MG3「行くぞ！〝soldier game〟！」ｶｯ
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
巨兵「グガゴオオオオオッ！」
- 124 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 13:22:46.12 ID:iu3/17ue.net
- ？？「ふうん、あたしとやる気なのね」ﾍﾟﾗｯ
MG3（トランプ？ あれで戦う気なのか！？）
MG3「やれ！」
巨兵「ウオオオオオ！」
？？「それが〝soldier game〟のチカラ……なかなかじゃない」
？？「けど――」ﾋｭｯﾋｭｯ
ﾍﾟﾀｯ
MG3（2枚のトランプが巨兵に！？）
？？「〝ワンペア〟」
ﾊﾞｶﾞｧｧｧｧｧﾝ!!
巨兵「ギュオオオオオオオ」ﾊﾞﾗﾊﾞﾗﾊﾞﾗ
MG3「そんな！巨兵が……あんな紙切れのトランプ2枚ごときに一瞬で……！」
？？「実力の差は理解したかしら？」ﾌﾌｯ
MG3「ふ、ふざけるなあああッ！」ﾀﾞﾀﾞｯ
？？「苦しまぎれの捨て身の特攻……滑稽ね」ｽｯ
- 125 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 13:25:02.66 ID:iu3/17ue.net
- ﾋｭﾋｭﾋｭｯ
MG3（今度は3枚のトランプ！？）
？？「〝スリーカード〟」
ﾋﾞﾝｯ
MG3「うぐああっ」ﾋﾞｷｯ
MG3（か、身体が動かない！！）ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
？？「〝Mutant Girls〟も意外とあっけないわね」ﾃｸﾃｸ
？？「ちょっと買い被りすぎたのかも」
ﾄﾝｯ ｼｭﾙｼｭﾙｼｭﾙ
MG3「や、やめ―――」
？？「〝ストレート・フラッシュ〟」
ﾎﾞｷﾎﾞｷﾎﾞｷﾎﾞｷﾎﾞｷﾋﾞｷﾋﾞｷｨ
MG3「ぐああああああああああああッッ」
MG3「うぅぅうう…」ﾄﾞｻｯ
MG2（な、なんて強さなんだ……）
- 126 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 13:29:48.92 ID:iu3/17ue.net
- ？？「せっかく死なない程度に加減したのよ？ さあ〝アイス・ブルーの瞬間〟に会わせてちょうだい」
MG3「うぐぐ…」
MG3（くっそぉおおッ！ なんでボクばっかりこんな目に遭うんだよぉ！！）ｷﾞﾘｯ
MG3（ボクは、〝Mutant Girls〟のMG3だぞ！ なのに、なのにぃ……！）
？？「あたしの話聞いてる？ もう一度痛い目みる？」ﾍﾟﾗｯ
「そこまでだ」ﾊﾞﾝｯ
？？「だあれ？」
MG1「〝Mutant Girls〟リーダー、コードネーム『MG1』」ﾄﾝ
？？「あらあら。ごきげんよう」
MG1「貴様は何者だ？ 絵里様に会って、……一体何を企んでいる？」
？？「あなたがあたしたちの目的を知る必要はなくてよ」
？？「けど、こう言えばわかるかもね。…………あたしたちは〝A-RISE〟」
MG1「〝A-RISE〟だと！？ あの最強の殺し屋集団、〝A-RISE〟が動いているというのか！！」ｿﾞｸｯ
？？「そしてあたしは優木あんじゅ」
？？→あんじゅ
あんじゅ「あともう一つ教えてあげるわ。あたしたち〝A-RISE〟は〝小夜啼鳥恋詩〟の在り処を知っている」ﾄﾞﾝｯ
- 127 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 13:35:30.21 ID:iu3/17ue.net
- MG1「何…………だと…………！？」
あんじゅ「これだけ言えばあたしたちを〝アイス・ブルーの瞬間〟に会わせられるんじゃないかしら？」
MG1（目的のわからない人間を絵里様に近づけるのは癪だが、〝小夜啼鳥恋詩〟の居場所を知っているというのなら話は別か……）
MG1「……………いいだろう」
あんじゅ「ふふふっ、ありがとう」ﾆｺｯ
あんじゅ「あなたは話がわかるみたいで助かるわ」
ｶﾞﾁｬｯ ﾊﾞﾝｯ
海未「こ、これは！？」
海未（この部屋から殺気を感じ取って来てみれば、一体どうなっているのですか）
海未（敵（？）は3人、そのうち1人は倒れている……）
海未（兵士たちの気配がなくなっているのを考えると、兵士たちを操っていたのはあそこで倒れている能力者のようですね）
MG1「フン、〝蒼の神話〟か」
あんじゅ「へえ～、あなたが〝蒼の神話〟なのね」ｷｮﾄﾝ
海未「優木あんじゅ…！なぜここに！？」
あんじゅ「フフフ…いずれあなたともぶつかり合うことになりそうね」
- 128 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 13:37:00.49 ID:iu3/17ue.net
- 海未「！？」
ｶﾞﾁｬｯ ﾊﾞﾝｯ
にこ「海未！無事！？」ﾄﾞﾀｯ
にこ「うぅっ」ﾕﾗｯ
ことり「にこちゃんボロボロなんだから無理しちゃダメだよ！」ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ
ことり「海未ちゃん、無事みたいでよかった……」
凛「兵士はみんなにこちゃんが倒しちゃったにゃ」
海未「みなさん、無事でしたか！」
花陽「あわわわわわ……にこちゃん……あれ……！！」ｱﾜｱﾜ
にこ「え？ ってええええええ！？ ゆ、ゆゆゆ、優木あんじゅ！？ なんでこんなところにいるのよ！」ｶﾞﾋﾞｰﾝ
あんじゅ「フフフ、あらあらこんなに人が集まっちゃって。完全にフルハウスね」ﾆｺｯ
花陽「うわあ～本物だよ～」ﾄﾞｷｰﾝ
海未「みなさん、警戒してください。相手は私たちの命を狙った敵ですよ」ｷｯ
にこ「うっ」ｻｯ
MG1「にぎやかになりすぎたな。今日のところは引き上げるとするか」
- 129 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 13:38:38.76 ID:iu3/17ue.net
- MG1「〝蒼の神話〟よ、私は〝Mutant Girls〟のリーダー、コードネーム『MG1』だ」
MG1「お前はいずれ我々が殺す。覚えておくがいい」
海未「待ちなさい！ このまま帰すわけが――」
MG1「ならこの場でのお前の相手はMG0に任せるとしよう。あいにく、MG3は戦える状態ではないようだしな」
MG3「…………」ﾎﾞﾛｯ
MG1「優木あんじゅ、ついて来い」
あんじゅ「じゃあね、〝蒼の神話〟さん。また今度会いましょう」ｽｯ
MG1「MG0よ、後は任せた」ｽｯ
海未「ま、待て――！！」
花陽「き、消えた……？」
MG0「お前たちの相手はこの私よ」ﾄﾝｯ
凛「え？」
海未「ど、どうして……！！」
花陽「そんなぁ！」
にこ「なんで……何でアンタが〝Mutant Girls〟なんかにいるのよ！」
にこ「真姫！！」ﾄﾞﾝｯ
- 130 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 13:41:02.08 ID:iu3/17ue.net
- 凛「真姫ちゃん……！？」
MG0＝真姫
MG0「今の私は西木野真姫じゃない、コードネーム『MG0』よ」
凛「そんな、あんまりだよ！」
花陽「私たち友達じゃなかったの！？」
MG0「私は〝Mutant Girls〟として、〝蒼の神話〟を倒すわ！」
海未「どうしても戦うというのですか……！」
MG0「ええ、そうよ。行きなさい、私の〝Cutie Panther〟！！」ｺｵｵｯ
CP「シャアアアオオオオオッッ」ﾄﾞﾝｯ
ことり「おっきい黒豹！？」
凛「あれが真姫ちゃんの……！？」
MG0「狩れ、〝Cutie Panther〟！」
CP「キュシャアアアアッッ」ｶﾞｱｯ
海未「ことり！」ｶﾞﾊﾞｯ
ことり「きゃっ！」ﾄﾞﾀｯ
- 131 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 13:41:51.79 ID:iu3/17ue.net
- 海未「ことり、大丈夫ですか！？」
ことり「うん、ありがとう！」
凛「真姫ちゃんが……何のためらいもなくことりちゃんを………！！」ｶﾞｸｶﾞｸ
CP「シャアアアアアアッッ」
海未「この豹は、てごわそうですね…！」
にこ「海未、その豹はアンタに任せるわ。私は真姫と話がある」ｷｯ
MG0「………………」
花陽「にこちゃん………」
海未「わかりました。真姫をお願いします」
ことり「海未ちゃん！」
海未「はあああああっ」
CP「キシャアアアアアアアアアッッ」ﾄﾞﾄﾞｯ
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ ｶﾞｷｨｯ
にこ「さて、言いたいことはたっぷりあんのよ。わかってんでしょうね！」
MG0「私には話すことなんてない！」
- 132 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 13:43:28.96 ID:iu3/17ue.net
- にこ「あんたにはなくても私にはあんのよ！」ﾀﾞｯ
花陽「先ににこちゃんが仕掛けた！」
MG0「フン、こんな攻撃で！」ﾊﾞｯ
にこ「！！」
凛「真姫ちゃんよけるの上手いにゃぁ！」
花陽（にこちゃんの攻撃をかわして、その動作を次の蹴りへの動きに繋げている！！）
MG0「とああっ」ﾄﾞｯ
にこ「くうぅ！」
にこ（なんとかガードしたけど、さっきの戦いの疲労が残っていて……！）ｶﾞｸｯ
MG0「どうやら随分とお疲れみたいね」ﾀﾞﾀﾞｯ
花陽（真姫ちゃんが続けて畳みかけてきた！）
にこ「うぐぐ」ｶﾞｶﾞ
MG0「ほらほらほら！」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
凛「にこちゃん防戦一方にゃ！」
にこ（このままじゃ……！）
- 133 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 13:45:38.23 ID:iu3/17ue.net
- にこ「真姫！あんた一体何が目的なの！？〝Mutant Girls〟なんかと組んで楽しいワケ！？」
MG0「…………ッ！！ 楽しいわけが！」
花陽「じゃあ、じゃあなんでこんなこと……！」
MG0「決めたのよ！このことは絶対にやり通すって！私にだって譲れない物の一つくらいあるのよ！！」
MG0「私は―――――」
＊＊＊＊
～2ヶ月半前～
～都内 某総合病院～
真姫「まったく！パパったら、ママの作った弁当を忘れて出張に行っちゃうなんて！世話が焼けるんだから…」
真姫「ええっと、パパがいるらしい会議室は――――7階ね」
真姫「エレベーターは……ええっとどこかしら……広いから分かりづらいわね」
真姫「ん？」
「………………」ﾃｸﾃｸ
真姫「あ、あれは……もしかして……？」
絵里「……………………」ﾃｸﾃｸ
真姫（絵里？ どうしてこの病院に……？）
- 134 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 13:47:44.59 ID:iu3/17ue.net
- 絵里「……………」ﾃｸﾃｸ
ｶﾞﾗﾗｯ
真姫（絵里……ここの病室に入って行った……）
真姫（ここは……）
絢瀬亜里沙様
真姫「あやせ……ありさ………？」
「―――。――――。―――」
真姫（中から話し声が……）
ｶﾗｯ…
絵里「亜里沙、今日はね、μ'sの練習で凛がすっごく面白いことをしたのよ」ﾆｺﾆｺ
亜里沙「……………………………」
真姫（アリサって子は絵里の家族？ この病室に入院してるみたいだけど）
真姫（絵里はアリサのお見舞いに来たのかしら？）
絵里「それからね、今日はにこが弁当をみんなのぶんを作ってきてくれたの」
絵里「すごくおいしかったわ。亜里沙にも今度食べさせてあげたいくらい」ﾆｺﾆｺ
- 135 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 13:49:59.05 ID:iu3/17ue.net
- 亜里沙「……………………………」
絵里「あ、そうだ！ 今日は天気がよくて暖かいから窓を開けましょう」
ｶﾞﾁｬ ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ
ｻｧ…
絵里「どう？ たまには外からの風を浴びてみるのも悪くないでしょう？」ﾆｺｯ…
亜里沙「……………………………」ｼｰﾝ
ｻｧ…
絵里「そうだ、今度2人でどこか広い公園にでも出かけてみない？ 窓から入ってくる風だけじゃ物足りない
わ」
亜里沙「……………………………」ｼｰﾝ
絵里「亜里沙、絶対行くのよ？ 目を覚まして、退院したら……っ…絶対………っ」ｳﾙｯ
ﾂｳｯ…
真姫（嘘……絵里…泣いて……！）
亜里沙「………………………」
絵里「亜里沙ぁぁあっ……うっ…グス……うぅぅぁあああああっっっ」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀﾎﾞﾀ
絵里「はやく、はやく目を覚ましてよ………っっ！！」
真姫「……………………！！」
To Be Continued. 👀
- 136 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 13:51:45.69 ID:iu3/17ue.net
- 修正
>>125
MG2（な、なんて強さなんだ……）
↓
MG3（な、なんて強さなんだ……）
- 137 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 13:55:36.03 ID:bJFlh4ua.net
- 応援してる
- 138 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 14:00:55.73 ID:/T5aEj5D.net
- 乙
絶対このスレだけじゃ終わらないな
- 139 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 14:02:25.16 ID:iu3/17ue.net
- なるべくうまいこと収束させていく予定ですが
風呂敷広げ過ぎて後で収集つかなくなっちゃうのもバトル物の醍醐味ということで許してほしいｗｗ
- 140 ：名無しで叶える物語(あら)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 16:38:40.27 ID:1mAkclt6.net
- 応援してるよ
- 141 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 16:57:05.97 ID:ge4S5QBP.net
- 厨二病が突き抜けてて良いぞー
- 142 ：名無しで叶える物語(SB-iPhone)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 17:51:41.94 ID:mrDYrZeR.net
- 乙、勢いだけで突っ走っても構わないよー
- 143 ：名無しで叶える物語(やわらか銀行)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 17:57:42.10 ID:2Omya5fM.net
- ラブライブ要素はキャラしかないのになぜか目が離せない
- 144 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 20:02:28.25 ID:2GylFciG.net
- 面白いｗｗｗｗｗｗどれだけでも続けてくれ
- 145 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 22:26:49.82 ID:iu3/17ue.net
- 絵里「亜里沙ぁぁっっ……うぅぅっ……うああっ」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀ
真姫（絵里………）
ｶﾗﾗ ﾄﾝ
真姫（興味本位で見ていいものじゃなかった……絵里はずっとあのアリサって子を……！）ｸﾞｯ
真姫（普段の絵里からは全然そんな感じしなかったのに……！）
西木野父「ん？ 真姫じゃないか。どうしてこんなところに？」ﾋｮｺｯ
真姫「パパ……！」
西木野父「どうしたんだ、真姫」
真姫「パパ、ここの病室の絢瀬亜里沙って……」
西木野父「絢瀬さんを知っているのかい？」
真姫「あ、いや、あの………」
西木野父「………………ここじゃマズイ。向こうで話そうか」
＊
西木野父「真姫は2年前の街中を巻き込んだあの事件を覚えているかい？」
真姫「ええ。何が原因で起こったかわからないけれど、ものすごいパニックになったっていうあの……」
- 146 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 22:31:55.91 ID:iu3/17ue.net
- 西木野父「ああ。絢瀬亜里沙ちゃんは、その事件で大けがをして、今も意識不明の重体のままなんだ」
真姫「え……」
西木野父「それ以来、さっきのように姉の絵里ちゃんがいつも見舞いに来ているというわけだ」
西木野父「いつもいつも目を覚まさない亜里沙さんに声をかけ続けてねえ…………健気なお姉さんだよ」
西木野父「パパもどうにかして助けてあげたいけれど、今の医療技術じゃどうにもならないんだ」
真姫「そんな……」
西木野父「目の前で苦しんでいる姿を見ると歯がゆいよ。どうして何の罪もない姉妹が、あんな目に遭わなくてはならないんだ、と思うとつらいよ」ｸﾞｯ
真姫「……………………」
西木野父「特に最近は姉の絵里ちゃんが心配でね」
真姫「え……？」
西木野父「毎日見舞いには来てるみたいなのだが、その度に亜里沙ちゃんの前で涙を流しているらしい」
西木野父「よっぽど精神的にこたえているんだろうねえ」
西木野父「パパは彼女が壊れてしまわないかすごく心配だよ……」
真姫「……………………」
西木野父「っと、これは真姫に言っても仕方がないか」
- 147 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 22:32:57.00 ID:iu3/17ue.net
- 西木野父「真姫、このことは他言無用だよ」
真姫「うん……」
真姫（私、知らなかった。絵里が1人であんなに苦しんでたなんて……）
真姫（このまま絵里を放っておくことなんてできない。なんとか、なんとかして助けなきゃ！！）
＊
真姫（その後、私は絵里がしようとしていることを知った）
真姫（どんな手を使ってでも〝蒼の神話〟――海未を殺し、〝小夜啼鳥恋詩〟を持つ者を手に入れようとしているということを）
真姫（絵里は亜里沙ちゃんを失いそうな苦しみを1人で背負い、これから取り返しのつかないことを……）
真姫（そんなことになったら、きっと後戻りできなくなってしまう。絵里の心もきっと壊れてしまう……）
真姫（その前に私が絵里を救うんだ）
真姫（だから〝Mutant Girls〟にだって入った。絵里に近づいて、絵里の心を助けてあげるために！！）
＊＊＊＊
ｼｭｯ ｶﾞｯ ﾄﾞｶﾞｯ
海未「だあああああっ」ｺﾞﾝｯ
CP「キシュアアアアアッ！！」ﾊﾞｧﾝ
- 148 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 22:34:17.76 ID:iu3/17ue.net
- ﾄﾞｶﾞｧ ﾊﾞｷｨｯ
海未「真姫の能力の〝Cutie Panther〟、予想以上にてごわいですね……！」
海未（こんな獣と戦うのは初めてです！）
CP「ギャオオオオオオオッ」
ｽﾞｱｯ
ことり「海未ちゃん危ない！」
ﾋﾟｯ
海未「かすったか……間一髪でした」
CP「シャアアアアアッ」ﾀﾞｯ
ことり「また来た！」
海未「くっ」ﾄﾞｯ
海未（このままでは私がもたない……！）
＊
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
真姫「たああああっ」ﾀﾞｯ
- 149 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 22:35:59.11 ID:iu3/17ue.net
- にこ「やああああっ」ﾀﾞﾀﾞｯ
ｶﾞｷｨﾝ
凛（2人とも……！）ｸﾞｯ…
真姫「くっ」ﾀｯ
真姫（にこちゃん、なかなかタフね！）
にこ「真姫！ あんたが本当に敵になるのなら、私は許さない！」ﾀﾞﾀﾞｯ
にこ「花陽や凛、μ'sのみんなを裏切ったことを！！」ｺﾞｵ!
ｶﾞｷﾝｯ
真姫「あぐぅうっ」ﾊﾞﾝｯ!
花陽「にこちゃんの攻撃が当たった！」
真姫「ふん！ 自分には大した力も才能もないくせに強い言葉ばっかり吐いて！」ﾑｸ
真姫「世の中にはどうしようもできないことがあることを教えてあげる」ﾄﾞﾄﾞｫ!
ｶﾞﾝｯ
にこ「ああっ」ﾄﾞｻ
凛「また真姫ちゃんの打撃をよけられなかったにゃ！」
- 150 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 22:37:14.24 ID:iu3/17ue.net
- にこ「はぁ……はぁ……」ｸﾞｸﾞｸﾞ…
にこ「あんたの、そういうところが気に入らないのよ！！」ﾄﾞｶﾞｯ
真姫「あがぁっ」ﾊﾞﾀｯ
真姫「私はにこちゃんの無駄に真っ直ぐなところが嫌い！！」ﾄﾞｺﾞｫ
にこ「ぐあああっ」ﾊﾞｯ
花陽「こんな……こんなことって……！」
凛「凛もうこれ以上にこちゃんと真姫ちゃんが争ってるの見たくないよ！！」ｸﾞｽｯ
花陽「どうしてこうなってしまうの……、私たち本当は友達なのに……！！」
真姫「あんたの心ごとへし折ってあげる！！」ﾄﾞｫｫ!!
にこ「たっ」ｼｭｯ
真姫（受け流された！？）
にこ（好機（チャンス）！！）ｼｭﾝｯ
にこ「真姫、覚悟しなさい！！」ﾌﾞﾝ
真姫（カウンターか！マズイ、防ぎきれない！！）
にこ「はああっ！！」ｽﾞｫ!
- 151 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 22:38:35.79 ID:iu3/17ue.net
- 真姫「させないわ、〝Cutie Panther〟！！」ｺｵｵ
にこ「何！？」
凛「え！？」
真姫「にこちゃんを捕まえなさい！」
CPⅡ「グルルアアアアッッ」ｶﾞﾊﾞｱｧ
ｶﾞﾌﾞﾘｯ
にこ「ぐああああああっ」ﾌﾞｼｯ
にこ（そんな！ その豹とは今海未が戦って……！！）
凛「にこちゃん！ 噛みつかれたところから血が！！」
花陽「2体目の黒豹！？」
真姫「ふん！〝Cutie Panther〟は一度に1体しか呼び出せないなんて誰が言ったかしら！」
にこ（くっ、うかつだった！）
にこ「ごはぁっ」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀ
真姫「2体目は1体目に比べて大幅に力が弱まってしまうけれど、今のにこちゃんの動きを止めるだけなら十分」
真姫「〝Cutie Panther〟、そのままにこちゃんを動かさないで！」
- 152 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 22:40:15.79 ID:iu3/17ue.net
- CPⅡ「グルルッ」ｶﾞﾌﾞ
ﾌﾞｼｯ
にこ「あがあああああっ」ｸﾞｸﾞｯ
ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ
真姫「さっきが絶好のチャンスのように思っていたみたいだけれど、甘かったわね」
真姫「言ったでしょう？ 世の中どうしようもできないことがあるって！」
にこ「くぅぅっ」ｸﾞｸﾞ…
真姫「最後にこのチカラでトドメを刺してあげるわ」ｷﾞｭｵｵｵ…
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
にこ「！！」
凛「え、これってまさか！」ｿﾞｸｯ
花陽「エネルギーを帯びた赤い光が、真姫ちゃんの手に集まっていく…！！」ｿﾞﾜﾜｯ
花陽「これは、これはにこちゃんの……！」
真姫「〝Trouble Busters〟を使えるのはあなただけじゃないのよ！！」ｷﾞｭｵｵｵｵｵ
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
- 153 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 22:42:08.04 ID:iu3/17ue.net
- にこ「赤い……〝Trouble Busters〟！？」
真姫「とっておきのこの技でトドメを刺してあげる！」ｷﾞｭｵｵ…
にこ（マズイ！！）ｷﾞﾘｯ
にこ「させるかあああああああ！！」ﾄﾞｯ
真姫「無駄よ！にこちゃんは〝Cutier Panther〟に抑えられて身動きが取れない」
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
真姫「もう逃げられないんだから！」ｷﾞｭｵｵｵｵｵｵｵｯ
真姫「〝トラブルバス――」
にこ「ハアアアアッッ！！」ﾋﾟｷｭｵｵｵ
真姫「！！」
真姫「まさか、その状態で技を撃つつもり！？」
真姫（そんな、デタラメな！ にこちゃん、なんて覚悟なの！？）ｿﾞｸｯ
にこ「うおおおお！ 〝Wonderful Rush〟！！」ｵｯ
ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ――
CPⅡ「ギュアアアアッ」
- 154 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 22:48:00.20 ID:iu3/17ue.net
- 真姫「うっぁあああっ」
真姫（〝Cutie Panther〟ごと私を！！）
真姫（これじゃあ〝Trouble Busters〟のエネルギーを制御できない！！）
にこ「だあああああああああああッッ！！！」
ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｧﾝ
真姫「うあああっ」ﾊﾞﾀｯ
真姫（〝Trouble Busters〟がかき消された！？）
真姫（くっ……なんて攻撃……！もう私もあまりもちそうにないわね）ﾌﾗｯ
真姫「ぐはっ」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀ
凛「にこちゃんすごい……！！」
花陽「にこちゃん……！」
にこ「はあっはあっはあっ」ﾌﾗﾌﾗ
にこ「ごはっ、うぅっ」ﾎﾞﾀﾀｧ
にこ（さすがに無理をし過ぎたみたいね……カラダが……もう……）ﾄﾞｻｯ
花陽「2人とも倒れた……？」
- 155 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 22:49:06.03 ID:iu3/17ue.net
- 真姫（でも――）
にこ（まだ――）
――――負けられない！！
ｶﾞﾊﾞｯ ｶﾞﾊﾞｯ
凛「にこちゃんも真姫ちゃんも立ち上がったにゃ！」
真姫「次で、次で確実に決める！」ﾊﾞｯ
にこ「残りすべての力を…………この一撃に込める！！」ﾊﾞｯ
花陽「2人とも同じ構え！？まさか……！？」
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
にこ「はああああああっ！！」ｷﾞｭｵｵｵｵｵ
真姫「うああああああっ！！」ｷﾞｭｵｵｵｵｵ
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
凛「まさか2人とも最後の力で〝Trouble Busters〟を撃つ気！？」ｻﾞﾜ…
花陽「一体どうなっちゃうの……！？」
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
- 156 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 22:50:03.69 ID:iu3/17ue.net
- ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
にこ「―――あああああっ！！」ｷﾞｭｵｵｵ
真姫「―――あああああっ！！」ｷﾞｭｵｵｵｯ
ｶｯ
「「〝Trouble Busters〟！！」」
ｷｭﾝｯ
ゴガアアアアアアア――――
にこ「うおおおおおおおおおッッ」
真姫「だあああああああああッッ」
――――ガアアアアアアッ！！
花陽「赤と白、2つの〝Trouble Busters〟がぶつかり合って！！」
凛「すごいエネルギー！ このままじゃ凛たちも危ないくらい！！」
凛（にこちゃんと真姫ちゃんの感情の波動が〝Trouble Busters〟のエネルギーに乗って伝わってくる……！）
ｺﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ
ｼﾞｼﾞ…
- 157 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 22:50:41.93 ID:iu3/17ue.net
- にこ（くっ、これは―――！！）
真姫（まさか―――！！）
花陽（2つの〝Trouble Busters〟がぶつかり合って――！！）
――――――爆発する！！
ｶｯ
ドガアアアアアアアアアン
花陽「きゃああああああっっ」ﾊﾞﾀｯ
凛「ああああっ」ﾄﾞｻｯ
ｸﾞﾗｯ ﾄﾞｼｬｯ
にこ「！！」
にこ（マズイ！）
花陽「今の爆発でホールが崩れるよ！！」
凛「ホールから逃げるにゃ！」
ドゴオオオ
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
- 158 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 22:52:42.48 ID:iu3/17ue.net
- にこ「凛――！！ 花陽――！！」
にこ（2人を連れて逃げないと！ でも瓦礫が降ってきて身動きが取れない！！）ｼﾞﾘ
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
＊
ドガアアアアアアアアアアアアン
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
ことり「何！？ 地震！？」ﾋﾞｸｯ
海未「まさか、にこと真姫によるものなのでは！？」
海未（一体、どんな戦いが起こっていたいうのです……！？）ｿﾞｸｯ
ことり「ホールまで危ない……崩れそうだよ！」
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
ﾄﾞｶﾞｧ
CPⅡ「ギャアアアアアッッ」ﾄﾞﾝｯ
ことり「〝Cutie Panther〟が瓦礫の下敷きに！！」
海未「ことり、ここは危険です！外へ逃げましょう！」ｸﾞｲ
ことり「にこちゃんたちは！？」
海未「今はみんなを信じるしかありません！」
ことり（みんな……無事でいて……！！）
ﾀﾞﾀﾞｯ
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
To Be Continued.
- 159 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 22:55:12.45 ID:iu3/17ue.net
- 擬音とか効果音とかが多すぎてしつこかったかも
- 160 ：名無しで叶える物語(らっかせい)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 22:57:19.52 ID:68qtRWIK.net
- こんなもんでええよ
- 161 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 22:58:03.73 ID:0Q66Gp1/.net
- かませとは海未のことだったか
- 162 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 23:02:26.99 ID:DWAbmt4x.net
- 熱い
乙
- 163 ：名無しで叶える物語(家)＠＼(^o^)／：2015/03/29(日) 23:20:12.55 ID:ca51V5o/.net
- 応援してる
海未ちゃんの口調がたまに気になる
- 164 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 01:54:48.62 ID:FW3SAc+p.net
- 修正
>>158
海未（一体、どんな戦いが起こっていたいうのです……！？）ｿﾞｸｯ
↓
海未（一体どんな戦いが起こっていたというのです！？）ｿﾞｸｯ
CPⅡ「ギャアアアアアッッ」ﾄﾞﾝｯ
↓
CP「ギャアアアアッッ」ﾄﾞﾝｯ!
>>163
具体的にどのあたりがおかしいと感じるか教えてもらえると助かります
- 165 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 11:05:56.00 ID:BwS0yCsC.net
- めちゃ続き気になるｗ
- 166 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 11:29:41.09 ID:alxQUl9Z.net
- スゲーおもしろい
わんこそば才能あるよ
- 167 ：名無しで叶える物語(もんじゃ)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 13:05:09.16 ID:HhwPYEkx.net
- これは良ss
- 168 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 18:19:50.80 ID:FW3SAc+p.net
- ～翌日～
～矢澤にこ宅～
にこ「ん……むにゃ……もう食べられないわよ……」Zzz
にこ「うみぃ…ことりぃ……褒めても何も…出ないわよぉ……うへへ…」Zzz
にこ「んぅ……ぐふふ……ぐふふふふ……」Zzz…
にこ「はっ」ﾊﾟﾁ
花陽「にこちゃん！目が覚めたんだ！」
凛（すごい寝言だったにゃ）
にこ「真姫は！」ｶﾞﾊﾞｯ
ｽﾞｷｯ
にこ「っ痛～！」ｽﾞｷｽﾞｷ
凛「まだ傷口がふさがってないんだから動いたらダメだよ～」ｶﾞﾊﾞ
にこ「あんたたち！ ここは……？」
花陽「にこちゃんの家だよ」
凛「ずっと寝てたんだにゃ」
にこ「私、何で家に……」
花陽「真姫ちゃんと戦ってて、ホールが崩壊してしまったのは覚えてる？」
にこ「うん」
凛「その後、なんとか私たちを連れてホールの外に脱出できたんだけど、すぐに気絶しちゃったんだにゃー」
にこ「真姫は？真姫はどうしたの！？」ﾊﾞﾝｯ
花陽「真姫ちゃんは、見つからなかった。……たぶんホールが崩れるのに紛れて逃げたんだと思う
- 169 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 18:21:18.52 ID:FW3SAc+p.net
- にこ「そう……か……」
にこ「それにしても、私がこんなボロボロになっちゃうなんてね」
花陽「まだ能力が目覚めたばっかりなのに、無理しすぎたんだよ」
凛「まったく、にこちゃんはムチャな戦い方しすぎにゃ！」
にこ「ははっ、凛に叱られる時が来るなんてね」
凛「むー！」ﾑｶｯ
にこ「……………………」
凛「にこちゃん？」
にこ「真姫と戦ってるとき、あいつの心が拳を通じて伝わってきた」
にこ「すごく固い決意を感じた。私じゃどうにもできないくらいにすごく固い……」
花陽「にこちゃん……」
凛「…………」
にこ「大丈夫よ！ 今度戦うときは負けないし、真姫の事情もしっかり聞き出したうえで連れて帰ってやるんだから！」ﾆｯ
花陽「うん！そうだね！」ﾊﾟｧｧ
にこ「待ってなさい、真姫……！」ｸﾞｯ
＊＊＊＊
～夕方～
～とある河川敷～
海未「先程、にこが目覚めたと花陽からメールがありました」
ことり「本当？よかった～」ﾎｯ
海未「結構傷が深く、しばらくは安静にしてなくてはならないようですが……」
- 170 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 18:24:26.58 ID:FW3SAc+p.net
- ことり「そっか……」
海未「…………」
海未「まさか真姫が敵になってしまうなんて……」
ことり「一体これからどうなっちゃうんだろう」
ことり「海未ちゃん、私怖いよ……」
ことり「これから真姫ちゃんもにこちゃんも傷つけ合うことになっちゃうの？」
海未「ことり……」
ことり「それに〝Mutant Girls〟に加えて〝A-RISE〟とも戦うことになるなんて」
ことり「海未ちゃんもたくさん傷ついて、私の前からいなくなっちゃうの……？」
ことり「そんなの……いやだよぉ……！」ｸﾞｯ
海未「大丈夫です！」ｷﾞｭｯ
ことり「！！」ﾄｸﾝ
海未「安心してください。私はことりの前から消えたりしません」
海未「ことりのことは私が守ります」ｷﾞｭｯ
ことり「海未ちゃん……！」ｳﾙｯ
ことり「うん、私たち……ずっと一緒だよ……！」
海未（絶対に……彼らにはことりを渡しません！！）ｷﾞｭｩ
ことり「海未ちゃん……ありがとう……」
ｻﾞｯ ｻﾞｯ ｻﾞｯ
「フフフ、仲睦まじいことね」
- 171 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 18:26:18.94 ID:FW3SAc+p.net
- ことり「！？」
海未「あなたは……！！」ﾊﾞｯ
？？「構える必要はないわ。今日は挨拶に来たのよ、〝蒼の神話〟園田海未さん」
海未「綺羅ツバサ！ なぜここに！？」
？？→ツバサ
ツバサ「これから〝A-RISE〟はあなたたちの敵となる。だからちゃんと知らせておこうと思ってね」
海未「たとえ〝A-RISE〟が相手だとしても関係ありません。私は戦い続けます」
ツバサ「フフフ、そうでなくっちゃ」
ことり（海未ちゃん……）
ツバサ「それから、今日はあなたにも挨拶に来たの、ことりさん」
ことり「え、私……？」
ツバサ「とぼけても無駄よ」
ツバサ「こう言えばわかりやすいかしら、〝小夜啼鳥恋詩〟を持つ南ことりさん」ﾄﾞﾝ
ことり「え…………？」
海未「な……どうしてあなたがそれを……！？」
ツバサ「フフフ……。〝A-RISE〟を甘く見ないことね」
ことり「何……？ どういうこと……！？ 私が〝小夜啼鳥恋詩〟って……」ｼﾞﾘ…
ツバサ「？」
ツバサ「まさか、あなた自覚がなかったの？」
ツバサ「そもそもこの戦いはあなたを巡って始まったものなのよ？」
- 172 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 18:29:07.84 ID:FW3SAc+p.net
- ことり「うそ…………」
ことり「そんな…………！ 嘘……私………！！」ｶﾞｸｯ
ツバサ「あらゆる怪我や病を治す癒しの力〝小夜啼鳥恋詩〟」
ツバサ「それがあなたの持つ能力なのよ、ことりさん」
ことり「私が…………全ての元凶……う…ぁあ…！！」ｶﾞｸｶﾞｸ
海未「ことり！落ち着いてください！」
ことり「海未ちゃんは知ってたの……？」
海未「私は……！」
ことり「どうして何も言ってくれなかったの……？」
ことり「私、もう何もわからない！ 何を信じたらいいかわからないよぉ……！！」ﾄﾞﾝｯ
海未「ことり！」
ことり「いやっいやぁああああああっっ」ﾀﾞｯ
ﾀｯﾀｯﾀｯ
海未「どこへ行くのですか、ことり！ ことりぃぃいい！！」
ツバサ「あら、こんなことになっちゃうなんてね」ｹﾗｹﾗ
海未「……………ッ！！」ｷﾞﾘｯ
海未「綺羅ツバサぁああッッ！！」ﾀﾞｯ
ツバサ「フン」ｼｭｯ
海未「くっ」ﾄﾞｻｯ
海未（いとも簡単にいなされた…）
- 173 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 18:29:32.44 ID:/mBIatkj.net
- ワクワクする展開
- 174 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 18:33:19.40 ID:FW3SAc+p.net
- ツバサ「その怒りは何？ 私は本当のことを言っただけよ？」ﾌﾌｯ
ツバサ「それに今日は戦うつもりはないって言ったでしょう」ｽｩ
海未「待て！！」
ツバサ「いずれ決着をつけましょう、〝蒼の神話〟」ｽｯ…
海未（消えた！？）
「今度会う時は戦いましょう…」ｽｩｩ…
海未「ぐっ……」
海未「まさか〝小夜啼鳥恋詩〟所持者がことりであると知られているなんて……」
海未（それよりも今はことりが心配です）
海未（一体、私たちはどうなってしまうのです……）
海未「このままじゃ……このままじゃ私たちは……！！」ｸﾞｸﾞ…
＊＊＊＊
～時は遡り、昨夜～
ﾋｭｵｵｵｵｵｵ
希「まさか〝小夜啼鳥恋詩〟を持ってるのがことりちゃんだったなんてなぁ」
あんじゅ「〝蒼の神話〟の最も近くにいたのは南ことりさんだった。大切なものは常に傍に置いておくものよね」
MG1「そんな単純なことだけで判断したというのか？」
ツバサ「他にもあるわ。園田海未さんが戦いで負傷した後、ものすごい早さで傷が治っていたことがあった」
ツバサ「おそらくことりさんが海未さんを案じて無意識のうちに〝小夜啼鳥恋詩〟を発動していたのでしょうね」
MG1「！！」
- 175 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 18:35:28.90 ID:FW3SAc+p.net
- あんじゅ「まさに愛のなせる技よね。泣けちゃうじゃない」ｹﾗｹﾗ
英玲奈「愛などくだらん。そんなもので能力を使うなど……」
あんじゅ「英玲奈ったらつれないわね」
英玲奈「ふん」ﾌﾟｲｯ
MG1「MG0よ、〝蒼の神話〟は始末したのか？」
真姫「いいえ、思わぬ邪魔が入って倒せなかったわ」
希「まさかにこっちが能力に目覚めるなんてなぁ。びっくりしたわ」
真姫（にこちゃん……）
MG1「例の新たな能力者か……」
MG4「この段階で敵が増えるとはな……」
ツバサ「1人や2人変わらないわ。ここからは私たち〝A-RISE〟が加わるんだもの」
ツバサ「〝小夜啼鳥恋詩〟の持ち主が発覚した以上、あとは〝蒼の神話〟を潰すだけ……」
ツバサ「そうでしょう？ 絢瀬絵里さん」
絵里「ええ。私たちは〝蒼の神話〟を全力で排除する！！」
MG1「絵里様……！」ｸﾞｯ!
絵里（待っていてね、亜里沙。もう少しであなたを助けてあげられるわ……）
希（もうすぐやね……）
真姫（絵里……）
ﾊﾞﾝｯ
MG3「待て！！」ﾄﾞﾝ
- 176 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 18:43:13.34 ID:FW3SAc+p.net
- MG3「ボクは認めない！ 〝A-RISE〟なんて認めないぞぉ！！」ﾎﾞﾛｯ
MG4「MG3、お前……」
あんじゅ「あら、あなたまだ動けたのね」
MG3「お前たちぃ、ボクをこんなにしてさあ！絶対に許さないよ！！」ﾀﾞｯ
MG1「やめておけ、MG3」
MG3「何だと！？」
MG1「お前はもう……」
MG3「うるっさい！！どいつもこいつも！！」ﾌﾞﾝｯ
英玲奈「あんじゅ、中途半端な仕事ぶりは貴様の悪い癖だ」
あんじゅ「いいじゃない、ああやって必死にもがいてる弱者を見てるのも悪くないものよ？」ﾆﾔｯ
ツバサ「やれやれね」ｽｯ
ツバサ「あの子は私がやるわ」ﾊﾞﾁｯ
ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ
あんじゅ「ワオ！」
希（まさか〝A-RISE〟リーダーのツバサさんのチカラを間近で見られるなんて…ラッキーやね！）
絵里「………………」
MG3「〝A-RISE〟！ボクが、ボクが潰してやるぅううう！！」ﾀﾞﾀﾞｯ
MG3「行け、〝soldier game〟！！」ｼｭｵｵｯ
巨兵A「グガオオオオッッ」ﾄﾞｯ
巨兵B「ギィイアアアアアッッ」ﾄﾞｯ
- 177 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 18:46:35.88 ID:FW3SAc+p.net
- 巨兵C「ゴオオオオオッッ」ﾄﾞﾄﾞｯ
兵士たち「コロスウウウウウウウウウ！」ｺﾞｺﾞ!
MG4（一度に3体もの巨兵を召喚した！さらに兵士も大量に！！）
MG4（そしてその巨兵たちが同時にツバサへ襲いかかる！）
MG3「アハハハッ！これでどうだ！」
ツバサ「フフッ、大勢で歓迎してくれるのね」
ツバサ「みんな痺れさせてあげるわ」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ
MG1（電撃！？）
MG3「アライズゥウウウウ！！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
ｼｭﾝｯ
真姫（ツバサが動いた！）
希（まるで電光のような動きやね…！）
ツバサ「〝Shocking Party〟」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁ
ﾋﾞﾘﾋﾞﾘﾋﾞﾘ
巨兵たち「ウガアアアアアアアアアッッ」ﾊﾞﾗﾊﾞﾗﾊﾞﾗ
兵士たち「ギャアアアアアアアアアアアッッ」ﾊﾞﾗﾊﾞﾗﾊﾞﾗ
MG3「そんな！ボクの全力の兵士たちが……一撃で………！！」ｶﾞｸｶﾞｸ
MG3「なんなんだそのチカラは……！！」
MG3「うぅうわああああああっっ」ﾄﾞｻｯ
MG3「MG1、MG4、何見てるんだ！ボクを助けてくれ！！」
- 178 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 18:48:40.12 ID:FW3SAc+p.net
- MG4「MG3……」
MG1「我ら〝Mutant Girls〟に敗者は必要ない。お前もだ、MG3」
MG3「そんな……くそぉ……！！」ｷﾞﾘｯ
英玲奈「哀れだな」
MG3（ダメだ……こんなヤツらと戦っちゃ……）
MG3（こ、殺される！！）ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ
MG3「うああああああっっ」ﾀﾞｯ
ツバサ「終わりよ」ﾋｭｯ
MG3「ひっ、や、やめ――」
ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁ
MG3「ぎゃあああああああああああッッ」ﾊﾞﾀｯ
ﾊﾞﾁｨｯ
MG1（さらばだ、MG3）ｸｯ…
あんじゅ「ひゃ～ツバサこわ～い」ｹﾀｹﾀ
ツバサ「あなたもこうはなりたくなかったら真面目にやることね」ﾊﾟﾁｯ
あんじゅ「わかったわよ～」ﾑｽｯ
絵里「……………」
MG1（なんという凄まじい電撃だ……！）ｿﾞｯ
真姫（こ、これが綺羅ツバサの……！！）ｿﾞｿﾞｯ
MG4（〝A-RISE〟…………やはり底が計り知れない！！）ｿﾞﾜｯ
- 179 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 18:50:09.89 ID:FW3SAc+p.net
- ＊
ﾋｭｵｵｵｵｵ……
絵里「改めて、私たちの目的を確認するわ」
絵里「〝蒼の神話〟――園田海未を抹殺し、〝小夜啼鳥恋詩〟能力者・南ことりを手中に入れる」
希「今のうちらなら勝てるやろうね」
ツバサ「〝A-RISE〟リーダー・綺羅ツバサ」ﾄﾞﾝｯ!!
英玲奈「〝A-RISE〟統堂英玲奈」ﾄﾞﾝｯ!!
あんじゅ「〝A-RISE〟優木あんじゅ」ﾄﾞﾝｯ!!
MG1「〝Mutant Girls〟リーダー・MG1」ﾄﾞﾝｯ!!
MG4「〝Mutant Girls〟MG4」ﾄﾞﾝｯ!!
真姫「〝Mutant Girls〟MG0にして――」
真姫「――〝SCARLET PRINCESS〟西木野真姫」ﾄﾞﾝｯ!!
希「〝バイオレットムーン〟東條希」ﾄﾞﾝｯ!!
「そして」
絵里「〝アイス・ブルーの瞬間〟絢瀬絵里」ﾄﾞﾝｯ!!
絵里「ふふふ……。本当の恐怖はこれから始まるのよ……！！」
To Be Continued.
- 180 ：名無しで叶える物語(SB-iPhone)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 18:50:46.06 ID:XIWA+OBS.net
- よくもまあここまで中二な話思いつくもんだｗdisってるわけじゃないからね
- 181 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 18:54:10.25 ID:FW3SAc+p.net
- 最後ノリノリで書いたけど、少し時間経ったらあと8人もいるのかって気が遠くなった
>>180
厨二妄想くらい誰でもするでしょう
- 182 ：名無しで叶える物語(やわらか銀行)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 19:51:02.43 ID:vhqf/Nsw.net
- ソロのタイトル見れば厨二っぽく見えるの仕方ないね
特にソルゲ組は
- 183 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 22:34:01.74 ID:r+4eb3tk.net
- おもしろっ
一気に読んだ
- 184 ：名無しで叶える物語(芋)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 23:10:38.92 ID:DZ1apz4r.net
- 確かに
- 185 ：名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)＠＼(^o^)／：2015/03/30(月) 23:18:07.34 ID:vxs6kWEx.net
- いつもそんな妄想してますよ
乙
- 186 ：名無しで叶える物語(家)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 00:36:18.18 ID:1gOsprM1.net
- かませ臭のすごいキャラが混じってますねぇ
- 187 ：名無しで叶える物語(もんじゃ)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 01:07:03.67 ID:9a1ala3i.net
- 真打Hはやはり最後に登場するんだろうか
- 188 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 08:27:02.39 ID:8nNxx3YM.net
- 最後のﾄﾞﾝｯ
でなんかワロタ
- 189 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 20:32:06.54 ID:jSgo2cI3.net
- ～海未の前にツバサが現れてから4日～
～南ことり宅～
ｺﾝｺﾝ
理事長「ことり？ 海未ちゃんが来てくれたわよ」
ことり「……………会いたくない」ﾎﾞｿｯ
理事長「でも、せっかく来てくれたんだし…」
ことり「…………帰ってもらって」ﾎﾞｿｯ
理事長「ことり、どうしたの？4日間も部屋に閉じこもって……」
海未「ことり、お願いですから出てきてください」
海未「少しだけでも私と話をさせてください！」
ことり「うるさい！うるさいうるさい！海未ちゃんなんて大っ嫌い！！」ﾊﾞﾝｯ
海未「ことり………」
ことり「もうっ帰ってよぉ……」
＊
理事長「ごめんね、海未ちゃん。せっかく来てもらったのに……」
理事長「ことりったら、ここのところ部屋からずっと出てこないのよ」
海未「いえ、私が悪いのです。私がことりのことをもっと考えていたら……」
海未（ことりを守ることばかり考えて……肝心なことりの気持ちは全く考えていなかった……）
海未（私としたことが……！）ｸﾞｯ
理事長「………………」
海未「お母様、今日のところは…」
理事長「ええ。また来てあげてね。あの子にはきっと海未ちゃんが必要だから…」
海未「いえ、私なんか……」
- 190 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 20:34:41.96 ID:jSgo2cI3.net
- 理事長「大丈夫よ。今までも海未ちゃんとことりと2人でやってこれたんだから」
理事長「穂乃果ちゃんがいてくれたらいいんだけど、ことりは………」
海未「……………」
理事長「あっ、ごめんなさい、海未ちゃん」
海未「いえ………では失礼します」
ｶﾞﾁｬｯ ﾊﾞﾀﾝ
ﾋｭｵｵｵｵｵ…
海未「ことり……」
海未（もう暗くなるのに、ことりの部屋の明かりは点かない……）
海未「私は何をしているのでしょうか……」
海未「今まで必死に戦ってきたつもりが、一番守りたかった人に拒絶されて……」
海未（穂乃果……私はどうしたらいいのですか……！！）ｸﾞｯ…
＊
～ことりの部屋～
ことり（私が……この戦いの元凶……）
ことり（みんなを傷つけたのは、結局は私なの……？）
ことり「そんな……急に能力だなんて言われてもわからないよ……」
ことり「海未ちゃんも……こんな大事なことずっと黙っていたなんて……ひどい…！」ｸﾞｯ
ことり「もういや……こんなに苦しいだけの戦いが続くのはいやっ……！！」
ｺﾝｺﾝ
ことり「？」
理事長「ことり、海未ちゃん帰ったわよ」
ことり「そう……」
- 191 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 20:37:08.56 ID:jSgo2cI3.net
- 理事長「また来てくれるって」
ことり「あんな人、もう二度と会いたくない！」ﾊﾞﾝｯ
理事長「どうしたの？ 海未ちゃんと何があったの？」
ことり「海未ちゃんは私に隠し事してたの……。とても、とても大事なことなのに……！」
ことり「海未ちゃん、私のことなんか少しも見ないでどこかに行っちゃうんだ！」ｸﾞｯ
理事長「…………」
ことり「結局、海未ちゃんにとって私なんかどうでもよかったんだよ！」
理事長「ことり、本当に海未ちゃんがそういう風に考えてると思う？」
理事長「海未ちゃんがどんな人なのか、ことりのことをどう思ってるのか、一番わかってるのはことりなんじゃない？」
理事長「もう10年以上の付き合いでしょう？」
ことり「私は………」
ことり「…………………」ｼﾞﾝ…
＊＊＊＊
～その夜～
ﾀｯﾀｯﾀｯ
花陽「ゴメンね、凛ちゃん！ 遅くなっちゃって」ﾀﾀｯ
凛「大丈夫だよ！それより、凛もこんな時間にかよちんを呼び出しちゃってごめん！」ﾍﾟｺｯ
花陽「私も大丈夫だよっ」ﾆｯ
花陽「それより、どうしたの？」
凛「いやー、ことりちゃん元気になるかな～って思って」
花陽「海未ちゃんが何度も家に行ってるらしいけれど、なかなか部屋から出てきてくれないんだって…」
凛「まさか、ことりちゃんが〝Mutant Girls〟や〝A-RISE〟の人たちが探していた能力の持ち主だったなんて……」
花陽「ことりちゃんが一番ショックだろうね……」
- 192 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 20:39:31.10 ID:jSgo2cI3.net
- 花陽「でも、私にはことりちゃんがどんな能力を持ってても関係ないよ！」
花陽「ことりちゃんはことりちゃん、私たちの友達だもん！！」
花陽「これからは私もことりちゃんを守ってあげなきゃ！」ｸﾞｯ!
凛「かよちんは強いにゃ……」
花陽「凛ちゃん？」
凛「うん……。凛ね、このままでいいのかな、って思うんだ」
花陽「何かあったの？」
凛「にこちゃんや海未ちゃんはあんなにボロボロになってまで戦ってるのに、凛は安全なところでただ見守ることしかできない……」
花陽「私だってにこちゃんや海未ちゃんの無事を祈って見守るしかできないよ」
花陽「にこちゃんや海未ちゃんには戦う力があるけれど、私たちには力がないんだから仕方ないんじゃないかな」
凛「戦う力だけじゃないよ。凛、あの能力者の人たちがすっごく怖いの…」
花陽「私だって怖いよ！あんな風に平然と人を傷つけ人たちるなんて怖くて当たり前だよ」
凛「でもかよちんは強いにゃ……。かなわないとわかっててもMG2から海未ちゃんをかばってた」
凛「それに比べて凛は……、足がすくんで動かなかった……。能力を持ってなくてもにこちゃんと海未ちゃんの力になる方法はあるはずなのに、何もできなかった……」
凛「凛には力どころか勇気もないんだ」
花陽「凛ちゃん……」
凛「こんなじゃ……友達失格だよ……！」ｳﾙｯ…
花陽「そんなことないよ！！」ﾄﾞﾝ
凛「かよちん？」
花陽「私知ってるよ、凛ちゃんはすっごく友達思いで優しい人だって」
花陽「友達失格なんかじゃないよ」
凛「ありがとう、かよちん……」ｳﾙｯ…
凛「凛、変われるかな……」
- 193 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 20:41:53.10 ID:jSgo2cI3.net
- 花陽「凛ちゃんならきっと変われるよ。いつかきっと勇気を出せるようになるって信じてる」
凛「ありがとにゃー！！」ｶﾞｼｯ
花陽「わわっ、凛ちゃん痛いよ～」
ｷｬｯｷｬｯ
＊＊＊＊
ことり「…………」
理事長『海未ちゃんがどんな人なのか、ことりのことをどう思ってるのか、一番わかってるのはことりなんじゃない？』
ことり「…………」
理事長『もう10年以上の付き合いでしょう？』
ことり（10年……か……）
ことり（そういえば海未ちゃんとはもうそんなに長いんだっけ……）
ことり（なんだか実感ないなあ）
ことり（いっつも私の傍にいて、私のことを気にかけてくれたっけ……）
ことり「……………」
ことり「！」
ことり（アルバム………）
ｽｯ ﾍﾟﾗｯ
ことり「これ……幼稚園の時の写真……」
ことり「ふふっ、この頃、私が男の子に泣かされて、よく海未ちゃんが助けてくれたんだっけ」
ﾍﾟﾗｯ
ことり「こっちは小学校の写真……」
ことり「この頃は嫌いな食べ物が多くて、しょっちゅう海未ちゃんに叱られてたっけ」
ことり「懐かしいなあ……。いっつも一緒で、いっつも私のことを気にかけてくれた……」
- 194 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 20:44:57.67 ID:jSgo2cI3.net
- ことり（そうだよね、海未ちゃんが私の能力のことを隠してたのだって何か理由があったはず）
ことり（海未ちゃんが私を裏切るようなことをするはずがない！）ﾊﾟｧｧ
ことり「海未ちゃんに謝らないと。それからちゃんと海未ちゃんの話を聞かないと……！」
ことり「ん？」
ことり「あれ……この写真の……？」
ことり「サイドテールのこの子……幼稚園の頃の写真にもうつってた…」
ﾍﾟﾗﾍﾟﾗｯ
ことり「小学生の頃にも……中学生の頃も……！」
ことり（よく見ると私と海未ちゃんとこの子の3人で写ってる写真がたくさんある……）
ことり（とても幸せそうな笑顔……太陽みたい……）
ことり「私、この子知ってる……」
ことり（あの時、MG3の兵士から逃げている時、頭の中の映像に出てきた……！）
ことり（どうして私たちの写真に……もしかしてこの子――）ｸﾞｸﾞ…
ことり「ホノ……カ……？」
ことり（思い出せそうな気がする……あの、映像……）
ことり（崩落した建物、逃げ惑う人々、あの光景は……！！）
ことり「ホノカ……ほのか……穂乃果っ……穂乃果ちゃん！！」
ことり（そうだ、私たちはあの時――！！）
＊＊＊＊
～2年前～
ｺﾞｵｵｵｵ
ﾎﾞｵｵｵｵｵｵｵ……
ﾜｰﾜｰ ｷｬｰ ﾊﾔｸﾆｹﾞﾛｰ
海未「これは一体！？ どうして街がこんなことに……！？」ｶﾞｸｶﾞｸ
- 195 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 20:47:19.45 ID:jSgo2cI3.net
- ことり「私たちも早く逃げよう？ ここにいたら危ないよ！」
海未「しかし、どうして私たちの街が……！？」
穂乃果「これは……能力によるものだよ」
海未「これが人間の力！？」
穂乃果「きっと能力が暴走しちゃったんだよ」
穂乃果「………………」ｼﾝ…
ことり「穂乃果ちゃん？」
ﾄﾝｯ
謎の能力者「ウウウ……」ﾖﾀ…ﾖﾀ…
穂乃果「！！」
海未「あれは！？」
謎の能力者「スベテ…………スベテ消エロ！！」ｶｯ
ﾄﾞｺﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ
穂乃果「うううっっ！！」ﾄﾞｻｯ
海未「うわあああああああっっ」ﾄﾞｼｭｩｯ
ことり「きゃああああっっ！！」ﾄﾞｻｯ
ことり（な、なんて力なの！？）ｿﾞｸｯ
ことり「あれが街を破壊した能力者……！！」ｿﾞｸｯ
謎の能力者「ウウウ……」ﾖﾀ
ﾎﾞﾀﾀ…
海未「うぐぐっ………ごはぁっ」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀｧ
穂乃果「海未ちゃん！？」
海未「う……穂乃果……ことり……」ﾎﾞﾀ…
- 196 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 20:51:13.97 ID:jSgo2cI3.net
- ことり「海未ちゃん！ ひどい怪我……早く避難して手当てしなきゃ！」
穂乃果「海未ちゃん、しっかりして！」
海未（血が……止まらない……うぅ…視界が…ぼやけて………）
ﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸ
海未「わ……私は………もう駄目です……私を置いて、逃げてください……」ﾎﾞﾀ…
穂乃果「何言ってるの！？」
海未「もう私は…助かりません……。ここにいてはお2人も死んでしまいます………」
海未「せめて………穂乃果とことりだけでも……」
ﾄﾞｸﾄﾞｸｯ…
ことり「いやっ、いやだよぉ…！」ｶﾞｼｯ
海未「こと……り……？」
ことり「やだ！海未ちゃんを置いて逃げるなんてできない！！」
ことり（お願い……神様……海未ちゃんを……海未ちゃんを助けて……！！）ｸﾞｯ
ことり（お願いします……！！）ｸﾞｸﾞｯ
ｷｭｵｵｵｵｵｵ…
穂乃果「！？」
穂乃果「これは！？」
ｵｵｵｵｵｵ…
ことり「海未ちゃん……！！」ｷｭｵｵｵｵｵｯ
海未「ことり……」
穂乃果「海未ちゃんの傷が…治って………いや、消えていく！！」
ｵｵｵｵｵｵﾝ
海未「き、傷が消えた……？」
- 197 ：名無しで叶える物語(やわらか銀行)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 20:53:29.14 ID:6ElBufoT.net
- 小夜啼鳥恋詩ってなんて読むんですか？
- 198 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 20:53:49.92 ID:jSgo2cI3.net
- ことり「何これ……もしかして私が……！？」
穂乃果「まさか、ことりちゃん…、能力に目覚めたの！？」
ことり「え！？」
ｷｭｵｵｵｵ…
ことり「これが私の能力……？」
ことり「海未ちゃん、もう大丈夫なの？」
海未「ええ。さっきの痛みが嘘のようです」
ことり「よかったぁ…」ﾎｯ
穂乃果「傷を癒す、これがことりちゃんの能力……！」ｿﾞｿﾞｯ
謎の能力者「ウウウアアアアアッッ」
ﾄﾞｺﾞｵｵｵｵ…
「「「！！」」」
海未「あれが、あの能力者が私たちの街を……」
海未「こんな…！たった1人のチカラで街がこんなことに……！」ｶﾞｸｶﾞｸ
穂乃果「あの子は、本当はもっと優しい子なんだよ……。誰よりも優しい心を持ってるはずなのに……！」ｷﾞﾘｯ…
ことり「穂乃果ちゃん……？」
穂乃果「………………やらなきゃ」ﾎﾞｿ…
海未「穂乃果？」
穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃんをお願いね」ﾎﾟﾝ
海未「え？」
穂乃果「ことりちゃんの能力が見つかったら色々な人に狙わると思う。海未ちゃんが上手く匿ってあげて」
ことり「！！」
海未「穂乃果！何を、あなた何を考えているのですか！？」
- 199 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 21:03:08.54 ID:jSgo2cI3.net
- 穂乃果「私は………あの子を止めなきゃ」ｸﾞｯ
海未「無茶です！ あの能力者には……きっともう話すことはおろか、近づくことすら……！」
海未「いくら穂乃果といえど、あんなのと戦ったら死んでしまいます！！」
穂乃果「でも――」
穂乃果「でも、誰かが止めないと」
穂乃果「このまま逃げるなんてできない！」
海未「では私も――」ﾊﾞｯ
穂乃果「海未ちゃん、これからのことりちゃんには海未ちゃんが必要なんだよ」
海未「穂乃果だってそうです！」
海未「私たちはずっと3人一緒です……！ これからだって……」ｳﾙｯ…
穂乃果「約束して。絶対にことりちゃんを守り抜くって」
海未「どうしても、行くと言うのですか……」
穂乃果「うん………」
海未「…………わかりました。約束します」ｸﾞｽｯ…
穂乃果「うんうん！海未ちゃんなら大丈夫だよね！」ﾆｺｯ
穂乃果「ことりちゃん」
ことり「穂乃果ちゃん行かないで！私たちと一緒に逃げよう？」ｶﾞｼｯ
穂乃果「ことりちゃん、海未ちゃんはこれからすごく大変な戦いを強いられることになると思う」
穂乃果「だからことりちゃんが海未ちゃんを支えてあげて」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝｯ
ことり「…………！！」
- 200 ：名無しで叶える物語(あら)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 21:04:00.84 ID:L6ccqrJw.net
- >>197
ナイチンゲールラブソングだったはず
- 201 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 21:04:40.56 ID:jSgo2cI3.net
- ことり「穂乃果ちゃぁん……」ｸﾞｽ ﾂｩ…
穂乃果「海未ちゃん……ことりちゃん……」
穂乃果「2人とも、ファイトだよ！」ﾆｯ
ｸﾞｯ!
海未「穂乃果ぁ……」
穂乃果「……じゃあ、行ってきます！」ﾀﾞｯ
ﾀｯﾀｯﾀｯ
海未「穂乃果！待ってください！！」
ことり「行っちゃやだよ！」
海未「穂乃果ぁあああああ！！」
ことり「穂乃果ちゃぁああああん！！」
To Be Continued.
- 202 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 21:07:23.96 ID:jSgo2cI3.net
- 小夜啼鳥恋詩は「ナイチンゲールラブソング」と読みます
Printempsシングルの永遠フレンズのカップリング曲です
曲が発表された当初から厨二っぽいと言われていた記憶があります
- 203 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 21:35:55.93 ID:0uTZJe3q.net
- 乙
さよなきどりで変換できるぞ！
- 204 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 21:44:52.79 ID:8nNxx3YM.net
- お、続き来てた
毎日楽しみにしてます
- 205 ：名無しで叶える物語(やわらか銀行)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 21:51:40.96 ID:6ElBufoT.net
- >>200
さんくす
- 206 ：名無しで叶える物語(やわらか銀行)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 21:52:17.30 ID:6ElBufoT.net
- >>202
おそくなったが詳しくありがとう
そういう曲があったのか
- 207 ：名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 22:03:24.06 ID:iKrqTEM1.net
- 穂乃果ちゃん…
- 208 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 23:36:12.09 ID:Shncv8LZ.net
- 乙
穂乃果…
- 209 ：名無しで叶える物語(もんじゃ)＠＼(^o^)／：2015/03/31(火) 23:39:42.52 ID:9a1ala3i.net
- これ帰って来ても穂乃果……
- 210 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/04/01(水) 02:01:34.29 ID:lIX2MrOO.net
- インフレおきつつあるから海未ちゃんパワーアップが必要だな
- 211 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/04/01(水) 04:59:31.64 ID:WRmLp+7D.net
- 悪堕ちしてそうだな
- 212 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/04/01(水) 05:12:56.02 ID:REnTI4AE.net
- ソルゲ組とチンゲ組にはそれぞれチートっぽいのがいるのか
- 213 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 01:51:59.93 ID:Tz+jjCy3.net
- ことり（あの後、穂乃果ちゃんは帰ってこなかった）
ことり（そして、穂乃果ちゃんを失ってしまったショックで心が壊れた私は、今みたいにずっと部屋に閉じこもっていた…）
ことり（結局私は穂乃果ちゃんと能力に関する記憶を消すことで壊れた心をなんとか繋ぎとめたんだ……）
ことり（その後から海未ちゃんは記憶を失った私をたった1人で守り続けてくれた）
ことり「今頃気付くなんて……馬鹿だな私……」ｸﾞｽｯ…
ことり「海未ちゃん……」
ことり（海未ちゃんに会いたい。会ってちゃんと謝りたい）
ことり（会って謝って、それから『いつもありがとう』って伝えたい！！）ｸﾞｯ!
ことり「海未ちゃんと、ちゃんと話さなきゃ！！」
？？「残念だがそれは無理だ」
ことり「誰！？」
？？「ククク……、狙われているというのに随分と無防備だな」
ことり「あなたは……〝Mutant Girls〟の！！」
？？→MG1
MG1「我々の主が貴様の能力を欲しておられる。私と共に来てもらうぞ」
ことり「主……？」
MG1「そう。だが、その前に貴様には〝蒼の神話〟をおびき出すためのエサになってもらう」
ことり「海未ちゃんを！？」
MG1「ヤツは我々にとって邪魔な存在だ。我が主のためにも必ず殺す」
ことり「そんな……！」
MG1「さあ行くぞ、〝小夜啼鳥恋詩〟能力者よ！！」ﾊﾞｯ
MG1「嵐よ、私に従え」ﾋﾞｭｯ
ﾌﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯ!!
- 214 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 01:53:21.85 ID:Tz+jjCy3.net
- ｺﾞｶﾞｧｯ
ことり「きゃああっ」ﾄﾞﾀﾝｯ
ことり（一瞬で私の部屋の壁を吹き飛ばすほどの風を！！）ﾌﾞﾙｯ
理事長「何？ 今のすごい音……？」ﾃｸ…
理事長「！？」
理事長「ことり！？」
ことり「お母さん！」
MG1「母親か。貴様の娘はいただいていくぞ！」ｶﾞｼｯ
ことり「いやっ」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
MG1「ええい、大人しくしろ！」ﾊﾞｼｯ
ことり「うぅっ」ｶﾞｯ
理事長「ことり！！」
MG1「返してほしいのなら〝蒼の神話〟園田海未に伝えろ。『南ことりは預かった。街はずれの廃工場で待っている』とな！」
MG1「さらばだ！」ﾊﾞｯ
ﾋﾞｭｵｵｵｵ…
理事長「ことりぃいいいいい！！」
ことり「お母さぁあああん！！」
ﾋﾞｭｵｵｵｵｵｵ
理事長「ことりが、ことりが攫われてしまった……！」ｶﾞｸｶﾞｸ
＊＊＊＊
海未（今日もことりは部屋から出てきてくれませんでした…）
海未（明日また伺ってみて、拒絶されてしまったらどうすればいいのでしょうか……）
海未（もしかしたらもうことりと話すことはできないのかもしれない……）
- 215 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 01:55:33.54 ID:Tz+jjCy3.net
- 海未「……仕方がないのかもしれませんね。私はことりの信頼を失うだけのことをしたのです………」ﾎﾞｿ
海未「でも…………ことり……私は………！！」
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ
海未（電話…）
ﾋﾟｯ
海未「もしもし、園田です」
理事長「もしもし？ 海未ちゃん！？」
海未「その声はことりのお母様。どうしたのですか？」
理事長「変な人が来て、その人にことりが攫われて！！」
海未「！？」
海未「それは本当ですか！？」ｶﾞﾀｯ
海未（〝Mutant Girls〟？ いや〝A-RISE〟か！？）
理事長「ええ。街はずれの廃工場で海未ちゃんを待ってるって……」
海未「………わかりました。ありがとうございます」
海未（いとも簡単にことりを手にかけられるなんて……私としたことが……！）ｷﾞﾘｯ
理事長「海未ちゃん？ どうする気なの？」
海未「お母様、ことりは私が必ず取り戻します」
理事長「待って海未ちゃん！ 一体何を―――」
ｶﾞﾁｬｯ
海未（ことり、必ず助けます！！）ﾀﾞｯ
ｶﾞﾗﾗｯ ﾋﾟｼｬ
海未（お願いです。無事でいてください……）ﾀｯﾀｯﾀｯ
ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ…
- 216 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 01:59:13.06 ID:Tz+jjCy3.net
- ＊＊＊＊
～廃工場～
ｼｰﾝ
MG1「フン。ここならば誰もの邪魔も入らずに〝蒼の神話〟と戦うことができるだろう」
MG1「貴様も手足を縛られているから簡単に逃げられまい、南ことり」
ことり「………………」
ことり「海未ちゃんはたぶん来ないよ……」
MG1「何？」
ことり「私と海未ちゃん喧嘩したもん。だから今までみたいに守ってくれないと思う」
MG1「それならそれで構わん。別の方法で奴を殺すだけだ」
MG1「貴様を捕えるという目的のみ達成される」
ことり「……私を捕まえて何の意味があるの？」
ことり「私の〝小夜啼鳥恋詩〟を使って一体何をするつもりなの？」
MG1「フッ、愚問だな」ﾌ…
MG1「我が主が貴様の力を望んでおられる。私はただ主の命に従うだけだ」
ことり「あなたたちの主って何者なの？ こんなに犠牲を出してまで私を捕まえる意味って何なの！？」
MG1「お前は自らの価値を理解していないのか？ あらゆる病を治す力が今のこの世界でどんな価値なのか、貴様にはわからないのか？」
ことり「そんなの知らない！」
ことり「私はこんな能力なんて欲しくなかった！こんな力のためにみんなが傷つくくらいなら……！！」
MG1「黙れ！！」ﾊﾞｼｯ
ことり「痛っ！」ﾄﾞｻｯ
ことり「うぅ…」ｽﾞ…
MG1「馬鹿が……。何故貴様のような女が〝小夜啼鳥恋詩〟を……！」
- 217 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 02:00:37.56 ID:Tz+jjCy3.net
- MG1「何故貴様なのだ！ 何故貴様のような者があのお方に必要とされる！！」ｶﾞｯ
ことり「があぁっ」ﾀﾞﾝｯ
MG1「私はあの方に見向きもされないのに……！」ﾄﾞｶｯ
ことり「うぅっっ」ﾄﾞｻｯ
MG1「貴様はぁ……っ！！」ﾌﾞﾝｯ
ことり「うっ」ｸﾞ――
海未「そこまでです！！」
MG1「！！」ﾋﾟﾀｯ
ことり「！？」
ことり「海未……ちゃん？」
海未「それ以上ことりに手を出せば、あなたを許しません」ｷﾞﾘｯ
MG1「ようやく来たか……」
MG1「ククク……。待っていたぞ〝蒼の神話〟！」
海未「MG1！やはりあなたが！！」
ことり「海未ちゃん！ どうしてきたの！？ こんなの罠だってわかっていたでしょ！？」
ことり「私、海未ちゃんにひどいこと言ったのに……！」
海未「………………」
海未（私は……………）
海未「………………」ｸﾞ…
海未「ことり、そこでじっとしていてください」ﾂﾝｯ
ことり「…………」
ことり（私と目を合わせようとしない…）
海未「MG1……」ｷﾞﾛｯ
- 218 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 02:02:06.23 ID:Tz+jjCy3.net
- MG1「お喋りはもういいのか？」
MG1「今のがあの女との最期の別れになるかもしれんぞ？」ﾆﾔｯ
ことり「……………！！」ｿﾞｸｯ
海未「いいえ……。ここで最期を迎えるのは――――」
海未「――――あなたです！！」ﾀﾞﾀﾞｯ
MG1「クハハハハハッ！ そうだ、かかってこい〝蒼の神話〟！！」
MG1「我が全力を以って叩き潰してやる！！」ﾊﾞｯ
ﾀﾞﾝｯ!
海未「はあああっ！」ｽﾞﾊﾞｧｯ
MG1「フン」ｶｷﾝ
MG1「いい回し蹴りだ。動きが洗練されていて無駄がない」
MG1「だが――――」ｶﾞｼｯ
海未（しまっ――！）
ﾌﾞﾝｯ
ﾄﾞｶﾞｼｬｱｱｱ
MG1「その程度では私に手傷を負わせることすら不可能だ」
海未「うっ、くぅっ」ｶﾞﾊﾞｯ
海未（片手で投げ飛ばされた！？）
海未（………………）
MG1「どうした？ もう終わりか？ それとも今更になって怖気づいたか？」
海未「やあああっ」ﾀﾞﾀﾞｯ
海未「はああああっ」ﾋﾞｭｵｯ
ｶﾞｶﾞｯ!!
- 219 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 02:04:03.64 ID:Tz+jjCy3.net
- MG1「ぐっ！ なかなかの掌撃！！」
MG1「ならば、これでどうだ！！」ｺﾞｯ
海未「ぐああっ」ﾀﾞﾝ!
海未「くぅっ」ｼﾞﾘｯ
海未「まだまだぁ！！」
ｶﾞｯ
ﾊﾞｷｨ!
ｷﾞﾝ!
ﾄﾞｺﾞｫｯ
ﾀﾞﾝｯ!
海未（くっ……、攻撃を仕掛けても上手く受けられ、逆に反撃の起点にされてしまっている……）
海未（このまま戦闘を続ければダメージの多い私が不利ですね）
海未（どうすれば……）
MG1「…………今、戦っていて貴様の拳から迷いと動揺を感じた」
海未「何？」
MG1「ククク、喧嘩をしたというのは本当のようだな」
MG1「〝蒼の神話〟がずいぶんと青臭いことだ」ﾆﾀｧ
海未「ぐっ………………」
ことり「海未ちゃん………」
MG1「私は〝Mutant Girls〟リーダーだ。あえて言うがMG2やMG3とは格が違う」
MG1「そのような迷いのある拳で私と渡り合えると思ったか！」
MG1「見くびるなよ、〝蒼の神話〟ァア！！」
海未「うるさい！」ﾀﾞﾀﾞｯ
- 220 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 02:05:20.74 ID:Tz+jjCy3.net
- MG1「ハッ、また正面から突っ込んでくるだけか！」ﾀﾞｯ
海未「たあっ」ﾋｭｯ
MG1（また受け止めて返り討ちにしてやる！）
ﾋﾟﾀｯ
MG1「！？」
MG1（単調な正面攻撃に見せかけたフェイクだと！？）
海未「やはりあなたの戦法は、私の攻撃を受け、それを起点として確実に次の攻撃を当てるというものですね」
海未「ならば攻撃のフェイクをかければあなたの戦法は崩れる！」
MG1「貴様ッ！」ｷﾞﾘｯ
海未「らああああっっ」ﾌﾞﾝｯ
MG1（私が体勢を崩したところへまた回し蹴りか！！）
ﾌﾞｵｵｯ
MG1（だが、この程度の速度なら私は受け止めることができる！）
MG1（そして返り討ちだ！）
MG1（策を講じたようだが、詰めが甘かったな！！）ﾆｯ
ﾋﾟﾀｯ
MG1「な、何！？」
MG1（バカな！ またフェイクだと！？）
MG1（コイツ、今は精神的に腐っていると油断したが……！！）
MG1（何という戦闘感性（バトルセンス）だ！！）ｷﾞﾘﾘｯ
海未「一度のフェイクでは崩せないことはわかっていました。だから二度仕掛けた」
海未「今こそあなたの最大の死角ですね」
海未（ここで決める！）ﾊﾞｯ
- 221 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 02:07:51.57 ID:Tz+jjCy3.net
- 海未「射抜け我が拳〝ラブアローシュート〟！！」ｽﾞｵｵｵｵｵｯ!!
ことり（あれはラブアローシュート！ この勝負、決まった！！）ｸﾞｯ
ｽﾞｵｵｵｵｯ
MG1「――――嵐よ、私に従え！！」ｶｯ
ﾋﾞｭｵｵｵｵｵｵｵｵ!!
海未「！？」
海未「ぐあああああああああッッ」ﾄﾞｻｯ
ことり「え！？」
MG1「クハハハハハハッッ！！ 惜しかったな！！」
海未「うぐぐ……」ｽﾞｽﾞ…
海未「ごはあっ」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀ
海未「私の〝ラブアローシュート〟が防がれるどころか、弾き返されるなんて……」ｸﾞｸﾞ…
MG1「クククク…。そうだ、全てを吹き飛ばす嵐を操る、それが私の能力〝Storm in Lover〟だ！！」
ことり「そんな……！」ｻﾞﾜ…
海未「くっ……」
海未（〝ラブアローシュート〟を防ぎ切る能力など、どう戦えば……！！）ｶﾞﾀｶﾞﾀ
海未（MG1……体術だけでなく能力までこれほどとは……！！）
MG1「さあ、ここからは第2ラウンドだ！！ 貴様に本当の恐怖を教えてやる！！」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
To Be Continued.
- 222 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 02:09:31.61 ID:6cNAOoww.net
- いいところで終わってしまった
乙
- 223 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 02:09:48.60 ID:Tz+jjCy3.net
- 今後少しだけ投稿ペースが落ちるかも
- 224 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 02:25:20.77 ID:zjKS1hbo.net
- 園田弱っｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
こんなんじゃにこの方がよっぽど役に立ってるわ
主人公降ろせ
- 225 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 02:37:14.54 ID:c27JIwNV.net
- 乙
- 226 ：名無しで叶える物語(やわらか銀行)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 07:42:33.47 ID:TBf9ZJoK.net
- ＞MG1（何という戦闘感性（バトルセンス）だ！！）ｷﾞﾘﾘｯ
やべえ、なんかニヤニヤしちまうわ
- 227 ：名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 07:45:02.62 ID:lpfF/wIT.net
- 乙
- 228 ：名無しで叶える物語(家)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 13:51:00.93 ID:cprceTA7.net
- ほえーすごいなー...
おつおつ
- 229 ：名無しで叶える物語(有限の箱庭)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 18:42:57.39 ID:YoLO9Aps.net
- ことりちゃん殴るとかMG1は俺が殺す
- 230 ：名無しで叶える物語(家)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 20:17:40.52 ID:kNGAVqAO.net
- 229の霊圧が消えた…？
- 231 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 20:21:55.95 ID:Tz+jjCy3.net
- ﾋｭｵｵｵｵ…
ことり「そんな……、〝ラブアローシュート〟が通じないなんて一体どうやって勝てば……」
海未「くっ……」ﾎﾞﾛｯ
海未（嵐を操る能力ですか……）ｸﾞｸﾞｯ
MG1「さあ行くぞ！！」ﾋｭｯ
MG1「嵐よ、我に従え〝Storm in Lover〟！！」
ﾋﾞｭｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯ
海未「うぐぐぐっ」ﾄﾞｫｵ
海未（なんて風！身動きが取れない！！）
MG1「クハハハハハッ！」ｺﾞｳｯ
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
海未「！？」
海未（まさか、風で加速して接近し――！？）
MG1「隙だらけだぞ〝蒼の神話〟！！」ﾄﾞｺﾞｫｵｯ
海未「うわあああっ」ﾊﾞﾀｯ
MG1「まだだァ！」ｽﾞｺﾞｵｵ
海未「うううっ」ﾊﾞｯ
ことり「海未ちゃん！」
MG1「クハァーハハハッッ！どうした？防戦一方どころかまるでサンドバッグだな！」
海未「うっ……ふうっ」ｶﾞﾊﾞｯ
海未「このままでは――――」ｽｳｯ
海未「――――終われません！！」ﾀﾞｯ
MG1「そうだ、来い！」
- 232 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 20:23:31.58 ID:Tz+jjCy3.net
- ｸﾞｵｵｵ
海未「喰らえ！！」ﾄﾞｯ
MG1「ふん」ﾋﾞｭｵｵｵｵ
MG1「この能力を以ってすれば貴様の打撃を受けるまでもないな」
ことり「まさか強風でパンチの勢いを殺されたの！？」
MG1「他愛もない」ﾋﾞｭｺﾞｵｵｵｯ
ﾄﾞｶﾞｧ
海未「ごああああっ」ﾄﾞｻｯ
MG1「フン、〝蒼の神話〟もこの程度か」
海未「うぅぅ……」ﾑｸｯ
海未（……もう………身体が………もたない…）ｶﾞｸｶﾞｸ
海未「ごふっ」ﾎﾞﾀｯ
MG1「今まで我々〝Mutant Girls〟を苦戦させた礼として、最後にこの技を見せてやろう」ｽｯ
MG1「ククク、我が〝Storm in Lover〟の真髄、括目せよ！」ｶｯ
ﾋﾞｭｵｵｵｵｵｵｵｵｯｯ
ｽｯﾊﾟｧｧ
ｺﾞｶﾞﾝｯ
「「！？」」
ことり「え！？ ドラム缶が真っ二つに！？」ｿﾞｸｯ
海未「このチカラは……！！」
MG1「クククク！どうだ、驚いたか？」
MG1「〝Strom in Lover〟の風を薄い刃（ブレード）にしてとばしたのだ」ﾋｭｵｯ
MG1「単なる風も密度と圧力を最大限まで高めれば、コンクリ詰めのドラム缶もスクラップにできるというわけだ」
- 233 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 20:26:21.70 ID:Tz+jjCy3.net
- 海未「…………！」ﾊｯ
海未（これは見たことがある……以前戦ったアニキが使っていた〝鎌鼬（かまいたち）〟と同じ……！）
海未（ならば、あの能力で対応できるはず……！！）
MG1「最後はこの技で貴様を切り刻んでやる！」
MG1「くらえっ！」ﾋｭｵｵｯ
ことり「海未ちゃんよけて！！」
ﾋﾞｭｵｵｵｵｯ
海未（今だ！）ﾊﾞｯ
海未「海よ波よ満ちれ〝Mermaid festa〟」
ﾄﾞｼﾞｬｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｯ
ﾊﾞｼﾞｭﾝｯ
MG1「水！？」
MG1「何ィ！？風の刃（ブレード）防がれた！？」
MG1「まだそんな力を隠し持っていたのか！！」ｷﾞﾘｯ!
ことり（そうか、前に〝鎌鼬〟を防いだ〝Mermaid festa〟ならこの攻撃を遮断できるんだ！！）
海未（アニキの〝鎌鼬〟よりもずっと強力だ……少しでも気を抜けば水壁が破られそうです……）ﾌﾞﾙｯ
海未（ですが、MG1が意表を突かれている今が好機（チャンス）です！）ﾀﾞｯ
海未（接近して水のオーラを纏った〝ラブアローシュート〟で確実に倒す！！）ﾀﾞﾀﾞｯ
MG1「させるか！もう一度、風の刃だ！！」ﾋﾞｭｵｵｵｯ
ﾋﾟｭｳｳｳｯ
海未「〝Mermaid festa〟！！」ｼﾞｬﾊﾞｯ
ﾄﾞｯﾊﾟｱｱｱｧ!!
ｽｯﾊﾟｱｱｱﾝ
- 234 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 20:28:20.27 ID:Tz+jjCy3.net
- ことり「よし！海未ちゃんの〝Mermaid festa〟が風の刃を全て防ぎきっている！）ｸﾞｯ
MG1「小癪なああ！そんな水遊びで〝Storm in Lover〟を攻略できるものか！！」ｽ!
ﾋﾞｭﾋﾞｭﾊﾞｱｱｱｯ!!!
ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬｯ
ﾋﾟｭｳｳｵｵｵ
MG1「貴様にこの風の刃を全て捌ききれるか！？」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ
ことり「な、なんて数の刃なの！？」
ﾋﾞｭﾋﾞｭﾋﾞｭｩｯ!
ﾊﾞｼｬｼｬ
海未「くっ、風の刃が多すぎて水壁が間に合わない！」
ｽﾊﾟﾊﾟｧｯ!!
ｽﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯｯ
海未「ぐうううううッッ」ﾄﾞｫ!
ﾀﾞﾝｯ
ことり「海未ちゃぁん！！」
MG1「クハハハハハハッ！！」ｹﾀｹﾀ
海未（うっ！ なんて切れ味……！ 意識が飛びそうです！！）
海未（しかし、MG1にここまで接近できるチャンスはおそらくもう二度とない）
海未（ここで倒れるわけにはいきません！！）ﾀﾞﾀﾞｯ
海未「うおおおおおおッッ！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ!
MG1「何！？」
MG1「刃の斬撃にひるまず突っ込んできた！？」ｿﾞｸｯ
MG1（コイツ、凄まじい覚悟だ……！！）
- 235 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 20:30:49.85 ID:Tz+jjCy3.net
- 海未「水よ、来なさい！」ﾊﾟｼｬﾊﾞｼｬ
ｷﾞｭﾙﾙﾙｫ…
ことり「〝Mermaid festa〟のオーラが海未ちゃんの右手に集まっていく！！」
ことり（まさか二度目の〝ラブアローシュート〟を撃つ気なの！？）ｶﾞﾀｯ
MG1（決めにきたか…）ﾌﾞﾙｯ
MG1「上等だ！」ｽﾞｧﾝ
MG1「受けて立つぞ！！嵐よ、我に従え！！」ﾋﾞｭｯ
ﾋﾞｭｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯ
ことり「！？」
ことり「MG1が嵐のオーラを右腕に纏っている！！」
海未（水の〝ラブアローシュート〟に真っ向からぶつかってくる気なのですか！？）
ことり（どうなっちゃうの！？）
海未（……後戻りはできません。ここで確実に決めるしかない！！）ｯﾀﾞﾝ
ｸﾝｯ
海未「射抜け我が拳！〝ラブアローシュート〟！！」
MG1「吹きとべ！〝Storm in Lover〟！！」
ｶｯ
ドゴオオオオオオオオオオオオオオッッ
ｼﾞｬﾊﾞ…
ﾋﾞｭｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ
海未「うぐああああああああああああああッッ」ﾄﾞｯ
ﾊﾞﾀｯ
ことり「！！」
- 236 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 20:33:34.12 ID:Tz+jjCy3.net
- ことり「海未ちゃん！」
MG1「クハハハハハハハッ！ なかなかいい攻撃だった！」
MG1「しかし、まだ私の〝Storm in Lover〟には及ばないようだな」ﾄﾞﾝｯ
海未「ごはあっ……げふっげふっ……」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀﾎﾞﾀｧ
海未（そんな……私の水の〝ラブアローシュート〟が真っ向から潰された……）
ことり（〝ラブアローシュート〟も〝Mermaid festa〟も通じなかった………）
ことり（こんなの……こんなの勝てないよ……！！）ｶﾞｸｶﾞｸ
MG1「フン、終わったな」ﾃｸﾃｸ
海未「うぐぐっ」ﾑｸｯ
MG1「まだ立つのか？ いい加減楽になったらどうだ？」
海未「まだです……」ﾌﾗｧ
海未「ことりは、私が守ります……！！」ﾀﾞｯ
ことり「海未ちゃん、もう…………っっ！」
MG1「フン！」ｶﾞｯ
海未「うああああぅ」ﾄﾞｻｯ
MG1「最早初めの威勢は欠片も残っていないな」
MG1「無様だ」ｺﾞｯ
海未「ああああっ」ﾊﾞﾝ
ﾄﾞｶﾞｱｧ
ﾊﾞｷｨｯ
ﾄﾞｺﾞｫｯ
海未「あがあああああッッ」ﾊﾞﾀｯ
海未「うぅぅ……っっ」ｼﾞﾘ…
- 237 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 20:34:56.77 ID:Tz+jjCy3.net
- MG1「我々は今までこんなヤツに手こずっていたのか！」ﾄﾞｶﾞｯ
ﾊﾞｺﾞｫ
ｶﾞｷﾞｨｯ
海未「ぐはぁっ」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀｯ
ことり（ひどい……こんなの……見ていられないよ……）ｸﾞ…
海未「こと…………り…………」
MG1「そろそろ死なせてやろう」ｽｯ
ことり「もう……もうやめて！！」
MG1「あ？」
ことり「もうやめてよ！ 私なんかのために海未ちゃんが傷つくのは、見たくない……！！」ｸﾞｽﾝ…
ことり「海未ちゃんもどうしてそんなボロボロになってまで私を助けようとするの！？」
ことり「穂乃果ちゃんの約束だからってここまでする必要ないじゃない！！」
海未「ことり……」
ことり「海未ちゃんが死んじゃったら……私………どうすればいいの！？」
ことり「こんなのが海未ちゃんとの最後のお別れなんて……イヤ！ イヤだよぉ……っっ」ｸﾞｽ
ことり「ちゃんと話したかった…っ……大嫌いなんて言ってごめんなさい、ってちゃんと伝えたかったのに……っっ！」
ことり「なのに、どうしてこんな……ッ」
海未「ことり……」
ことり「………？」
海未「私は……今まで、能力も穂乃果のことも全て………私が1人で背負って戦ってきました」
海未「ことりには辛いことを何も知らせないでおくことが、…………それがことりの幸せだと思ってました」
ことり「………………………」
海未「ですが…………それは、大きな間違いだったんですね」
- 238 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 20:38:27.63 ID:Tz+jjCy3.net
- 海未「私は…自分の考えを一方的にことりに押し付けて………ただあなたを鳥籠の中に閉じ込めているだけでした」
海未「いつかはあなたの記憶が戻る日が来るとずっと信じていたはずなのに……！」
海未「本当は穂乃果のことも、〝小夜啼鳥恋詩〟のことも、ことりと2人で受け止めて前に進むべきだったんです」
海未「それが本当の親友のあるべき姿だったんだ、と今になって気付きました……」
海未「私は親友として失格ですね……」
海未「ことり、今までの私の罪を許してください…………」
ことり「海未ちゃん……！」ｳﾙｯ
ことり「海未ちゃんは悪くなんかない！海未ちゃんは私のために戦ってくれたもん！！」
ことり「隠し事をしてたのだって……海未ちゃんが私を大切に思ってくれていたからだって………わかってたのに……」
ことり「私もっ……大嫌いなんて言ってごめんなさい……！私馬鹿だった……っっ！！」
ことり「全部わかっていたのに……！」
ことり「本当は海未ちゃんのこと大好きなのにぃ……！！」ｸﾞｽ…
海未「ありがとう……ございます………」
海未「ことり、もう1つだけ……」
ことり「………？」
海未「私がことりを守って戦うのは………単に穂乃果の約束のためだけではありません……」
ことり「え―――？」
海未「私が戦うのは…………何よりことりの傍にいたかったから……ことりの笑顔をずっと見ていたいと思ったからです……」ﾆｺｯ…
ことり「…………！！」ｳﾙ…
ことり（私も………）
海未「ごはっ」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀｯ
ﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸ
海未（もう……意識が…………）ﾌﾗｧ…
- 239 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 20:42:30.28 ID:Tz+jjCy3.net
- ことり「海未ちゃん！！」
ことり「私も……」
ことり「私もずっと海未ちゃんの傍にいたい！！ もっと海未ちゃんと一緒にいたいよ！！」
ことり「海未ちゃぁぁあん………ッッ」ｸﾞｽｸﾞｽ
MG1「…………プックックククッ」
MG1「クハハハハハハハハッッ！！」ｹﾀｹﾀ
MG1「とんだ茶番だな！〝蒼の神話〟がなんてザマだ！！」ﾆﾔﾆﾔ
MG1「もう気が済んだろう？ そろそろ楽にさせてやる」ﾋｭｳｳｵ…
ことり「いやぁあっっ！！海未ちゃぁあん！！」
海未（本当に馬鹿ですね、私は………今頃になって気付くなんて……）
海未（最初から……ことりと2人で能力について向き合っていれば………こんなすれ違いは起きなかったのに……）
海未（もっとことりと一緒にいたかった…………、もっとことりと話したかった…………）ｳﾙ…
海未（こんなところでやられるなんて……これが今までの罪の報いなのでしょうか………）
MG1「今度こそ……、この風の刃で確実に息の根を止めてやる！！」ﾋﾞｭｵｵｵ
ことり「やめて！いやああああああっっ！！」
ことり「海未ちゃん！海未ちゃああん！！」
ことり（神様………お願いします…………どうか海未ちゃんを………！！）ｸﾞ…
海未（もし……もし神様がいるのなら…………もう一度私をことりと………）ｸﾞ…
MG1「くたばれ〝蒼の神話〟！！〝Storm in Lover〟！！」ﾋﾞｭｳｳｵｯ
ﾋﾞｭｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯｯ
ｷｭﾝｯ
（（どうか私たちをもう一度だけ助けてください………！！））
カッ
- 240 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 20:44:48.75 ID:Tz+jjCy3.net
- ﾋﾟｶｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｯ
MG1「！？」
MG1（光！？）
MG1「何だこの光は！何が起こっているというのだ！？」ｻﾞﾜｯ
MG1「くっ〝Storm in Lover〟がかき消される！！」ｼﾞﾘ…
MG1「ぐあああああっっ」
ﾋﾟｶｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱﾝ
＊
ﾋﾟｶｱｱｱ――
ことり「はっ」ﾋﾞｸｯ
海未「これは一体……？」
ことり「私たちを包むこの光……」ﾌﾜｧ…
海未「これは………この暖かい光は………」
ことり「暖かい……」
ことり「なんだか、この中にいると海未ちゃんの心が直に伝わってくる気がする……」ｽｩ…
海未「私もです。この光からことりの暖かい心が私に染みわたります……」ｼﾞﾝ…
ことり「きっと……、また奇跡が起きたんだね……」
海未「ことり……」
ことり「海未ちゃん、私……これからも海未ちゃんのこと大好きだよ」ﾆｺｯ
海未「私も、ことりのことが大好きです……！」ﾆｺｯ
ことり「これからも…一緒にいてくれる？」
海未「ええ。私たちはずっと一緒です！私たちはもう負けません！！」ｸﾞｯ
ことり「うん。私たちならきっと――――」
――ｽｩｳｳｳｳ…
- 241 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 20:45:51.67 ID:Tz+jjCy3.net
- ＊
ｼｭｳｳｳｳｳｳﾝ…
MG1「光が消えた！？」
MG1「一体何だったのだ……」
ﾑｸｯ
MG1「！！」
MG1「〝蒼の神話〟！ まだ立ち上がるだけの力が！！」
海未「……………」ｼｰﾝ
MG1「まさか今の光は貴様によるものか？」
海未「…………いいえ、これは私とことりの『心』の光です」
MG1「心………だと………！？」
MG1「馬鹿な、心など笑わせる！」ﾀﾞﾝ
MG1「！！」ｻﾞﾜｯ
MG1（コイツ……、さっきまでの迷いや動揺が一切感じられない！）
海未「……………………」ｼｰﾝ
MG1「ホォ、つまり〝蒼の神話〟復活というわけか？」ﾆﾔ
ﾄﾝ
海未「復活ではありません……、進化です！！」ﾄﾞﾝｯ
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
MG1「！？」ﾋﾞｸｯ
MG1（何だこの威圧感（プレッシャー）は！？ さっきまでとまるで別人だ！！）ｶﾞｸｶﾞｸ
ｽｯ
海未「そして、これからあなたにお見せするのは私だけの力ではありません」
MG1「！！」
ﾊﾞｯ
海未「私とことり、2人の能力（チカラ）です！！」ﾄﾞﾝ
To Be Continued.
- 242 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 20:47:25.72 ID:Tz+jjCy3.net
- 今回でMG1戦は終わる予定だったけど長いなあ
- 243 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 21:04:18.82 ID:c27JIwNV.net
- 主人公のパワーアップ！
熱いね
- 244 ：名無しで叶える物語(大酒)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 21:28:56.06 ID:7dts5yOm.net
- いいぞ
- 245 ：名無しで叶える物語(家)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 21:30:15.63 ID:xr3udkcJ.net
- これは熱い
- 246 ：名無しで叶える物語(芋)＠＼(^o^)／：2015/04/02(木) 22:22:50.77 ID:W0nLdG9E.net
- 見てて楽しいスレだな！
- 247 ：名無しで叶える物語(家)＠＼(^o^)／：2015/04/03(金) 00:32:06.13 ID:E7GIAFBk.net
- 熱い
- 248 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/04/03(金) 01:28:04.48 ID:5OyYIHeT.net
- 熱い王道展開
- 249 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/04/03(金) 08:11:07.12 ID:ijGgKjLM.net
- ｱﾈﾓﾈh･･･なんでもない
王道いいね熱い展開ほんとすこ
- 250 ：名無しで叶える物語(SB-iPhone)＠＼(^o^)／：2015/04/03(金) 13:31:30.81 ID:FtH/i5j5.net
- ベッタベタだがそれがいい
- 251 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/04(土) 15:15:09.51 ID:SDFlQGuV.net
- ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
MG1「貴様たちの……力だと………！？」
海未「ええ。今の私は先程までの私とは違います」
海未「言わば全く別の存在……」
MG1「ククク、何を言い出すかと思えば」ﾆﾔｯ
MG1「ハッタリが通じる相手か？」
海未「ならばご覧に入れましょう」ｽｯ
MG1（来る！！）ﾊﾞｯ
ﾀﾞｯ
海未「はあっ」ﾊﾞｧｯ
MG1「！？」ﾋﾞｸｯ
海未「とあああっ」ﾄﾞｺﾞﾝｯ
MG1「うぐごおおっ」
ﾄﾞｻｯ
MG１「ぐっ」ﾑｸｯ
MG1（な、なんだ……さっきまでと動きがまるで違う……）
MG1（だが、次は対応してみせる。また攻撃を受け、反撃の起点にしてやるさ）ｷﾞﾝｯ
海未（身体が軽い……。なんだか吹っ切れた感じです）
海未（これなら………いける！！）
ことり「……海未ちゃん！」
海未「ことり、すぐに終わります。そこで待っていてください」ﾆｯ
ことり「うん！」ﾊﾟｱｱ
ことり（海未ちゃん……頑張って………！）ｸﾞ…
- 252 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/04(土) 15:18:28.04 ID:SDFlQGuV.net
- MG1「ふ、ふざけるなぁ……！」
MG1「この私が圧倒されるなどありえない………断じてだ！！」
MG1「今度こそ、この風の刃で貴様を葬る！！」ﾋﾞｭｵｵｵｯ
MG1「切り刻め、〝Storm in Lover〟！！」
ﾋﾞｭﾋﾞｭｵｵｵｵｵｯｯ
ことり「す、すごい数の風の刃……！！」
MG1「クハァーッハッハッハ！！貴様の〝Mermaid festa〟では防ぎきれなかった数よりも更に多い風の刃だ！」
MG1「これでは貴様も対処できまい！これで終わりだ！！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ
海未「……………」
海未「300……いえ、500といったところでしょうか」
海未「ですが、たとえ何千の刃であろうと関係ありません」
MG1「何！？」
海未「星の断絶〝スピカテリブル〟ﾊﾞｯ
ｷｭｨｫｵｯ
ﾄｸﾝ…
ことり（海未ちゃんの周りにシャボン玉みたいな膜が！）
ｶﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｨｯ!!
MG1「いとも簡単に俺の風の刃が全て防がれた！？」
MG1「まさか……障壁（バリア）だというのか！！」ｶﾞﾀｯ
ことり（あの風の刃を全て受けても傷一つ付かないなんて……！）ﾌﾞﾙｯ
海未「〝スピカテリブル〟はあらゆるものを断絶する星の力……」
海未「最早あなたの風は取るに足らない……」
MG1「貴様………」ｷﾞﾘﾘﾘｨ
- 253 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/04(土) 15:21:17.58 ID:SDFlQGuV.net
- MG1「貴様ぁああああ！！」ﾊﾞｯ
ﾋﾞｭｵｵｵｵｵｵｵｵｯｯ
MG1（ククク、この嵐の中では身動きが取れまい！）
MG1（動きを封じられた貴様の元へ〝Storm in Lover〟の加速で接近し、直接叩き潰してやる！！）
MG1（それでジ・エンドだ……！）
MG1「ククク……！」ﾆﾔｯ
海未（今度は強風ですか…）
海未（先程までの私ならこの嵐のような強風の中で一歩も動くことができなかったでしょう……）
海未（ですが、進化したこの力なら、道を切り開くことができる！）ﾊﾞｯ
海未「海よ波よ満ちれ……〝Mermaid festa〟」ｽｳｳｩ…
ｼﾞｬﾊﾞｼﾞｬﾊﾞﾊﾞﾊﾞｧｱｱｯ
ことり「！！」
ことり（え、その技はもう見切られて―――）
MG1「今更その水遊びで何ができる！血迷ったか！？」
海未「水よ、研ぎ澄ませ……」
ｼﾞｬﾊﾞｧｵｵｵ…
ことり「現れた水が海未ちゃんの元に集まっていく……！」
MG1「これは……またあの水のパンチか？」
ことり「違う、まったく別の……！！」
ｼﾞｬﾊﾞｼﾞｬﾊﾞｧｱ
MG1「こ、これは！？」
ことり「水が海未ちゃんの手元に集まって、水の刀に！？」
海未「これが私の新たな〝Mermaid festa〟」ｼｭﾋﾟｰﾝ
- 254 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/04(土) 15:22:55.88 ID:SDFlQGuV.net
- ｽｯ
海未「やああああああっっ」ﾌﾞﾝｯ
ｽﾊﾟｧｯ!!
ﾌﾞｩｵｵｵｵｵｵｵｵｯ
MG1「何ィ！？」
MG1「風を斬っただと！？」
MG1（あれが強化された新たな〝Mermaid festa〟……！！我が〝Storm in Lover〟の風を切り裂くとは！！）ｿﾞｸｯ
MG1（馬鹿な！馬鹿なぁあ！！ この私の能力が全く効かないなど……！！）
MG1（こんなことがありえるか！ 私は〝Mutant Girls〟リーダー・MG1だぞ……！）
ことり「風が切り裂かれて海未ちゃんからMG1への一本の道が！！」
MG1「くっ、マズイ！」
海未「一気に畳みかけます！ 〝START DASH!!〟！」ｳﾞｫﾝｯ
ｻｯ
MG1「消えた！？」
ことり（違う！ MG1の後ろに回り込んだんだ！！）
海未「〝START DASH!!〟は瞬間的に常人には視認不可能な速度で移動する能力……」
海未「おそらくあなたには私が姿を眩ましたように見えたでしょう」
MG1「ハッ」ｶﾞﾊﾞｯ
MG1（後ろだとぉ……！？）ｷﾞﾘｯ
海未「遅い！！」
ｽﾊﾟｧｱｱｱｱｯ
ﾌﾞｼｭｩｩｯ
MG1「ぐはっああああっっ」ｻﾞﾝｯ
- 255 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/04(土) 15:24:52.29 ID:SDFlQGuV.net
- MG1「〝ラブアローシュート〟か！」
MG1「馬鹿め、その技は既に見切っているのを忘れたか！また私の能力で吹き飛ばしてやる！！」ﾆﾔｯ
MG1「〝Storm in Lover〟！！」
ﾋﾞｭｵｵｵｵｵｵｯ
海未「はっ」ﾊﾞﾊﾞｯ
海未「はあああああっ」
ﾋｭｵｵｵｵｵｵｵｯｯ
MG1「！？」
MG1「な！？貴様も風を纏って―――！？」
海未「これこそが、ことりと私の心の波動！！」ﾋｭｵｵｵｵｵｵｵｵｯ
ことり（勝って、海未ちゃん……！）ｸﾞｯ…
海未（ことりと通わせた心が私に力をくれる……！）
MG1「違う、これは〝ラブアローシュート〟じゃない！！」
MG1「この技は――――！！」
海未「絆の風を掴め我が拳―――〝Anemone heart〟！！！」ｼｭﾝｯ
ﾄﾞｫｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ!!!
MG1「ぐあああああああああああッッ！！」ﾋｭｵｯ
ﾄﾞｻｯ
MG1（コイツ、私の〝Storm in Lover〟を超える風を……！！）ｸﾞｯ
MG1（ここまで強いとは……！！ もしかすると、絵里様に匹敵するレベル！！）
MG1「ぐはああっ」ﾌﾞｼｭｯ
海未（やった、ついに倒した……！！）
MG1「うぅぅぅ……」ｽﾞｽﾞ…
- 256 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/04(土) 15:27:24.48 ID:SDFlQGuV.net
- ミス
こちらが>>254の続きです
ﾎﾞﾀﾎﾞﾀﾀｧ
ﾎﾞﾄﾝ
MG1「ぐううっ」
MG1（左腕をやられた……！！）ﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸ
海未「これで終わりです」ｽｯ
ことり「あの構えは！！」
MG1「〝ラブアローシュート〟か！」
MG1「馬鹿め、その技は既に見切っているのを忘れたか！また私の能力で吹き飛ばしてやる！！」ﾆﾔｯ
MG1「〝Storm in Lover〟！！」
ﾋﾞｭｵｵｵｵｵｵｯ
海未「はっ」ﾊﾞﾊﾞｯ
海未「はあああああっ」
ﾋｭｵｵｵｵｵｵｵｯｯ
MG1「！？」
MG1「な！？貴様も風を纏って―――！？」
海未「これこそが、ことりと私の心の波動！！」ﾋｭｵｵｵｵｵｵｵｵｯ
ことり（勝って、海未ちゃん……！）ｸﾞｯ…
海未（ことりと通わせた心が私に力をくれる……！）
MG1「違う、これは〝ラブアローシュート〟じゃない！！」
MG1「この技は――――！！」
海未「絆の風を掴め我が拳―――〝Anemone heart〟！！！」ｼｭﾝｯ
ﾄﾞｫｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ!!!
- 257 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/04(土) 15:30:40.41 ID:SDFlQGuV.net
- MG1「ぐあああああああああああッッ！！」ﾋｭｵｯ
ﾄﾞｻｯ
MG1（コイツ、私の〝Storm in Lover〟を超える風を……！！）ｸﾞｯ
MG1（ここまで強いとは……！！ もしかすると、絵里様に匹敵するレベル！！）
MG1「ごはああっ」ﾌﾞｼｭｯ
海未（やった、ついに倒した……！！）
MG1「う……！」ｽﾞｽﾞ…
海未「！！」
海未「あなたまだ…………！もう戦える状態ではないはずです！」
MG1「我が主のためにも………、必ず貴様を殺し、あの女を持ち帰ってみせる………！！」
海未「そこまでする必要は何なのですか？」
海未「そんな状態でも戦いを続ける意味があるのですか！？」
MG1「あのお方は私に生きる意味を教えてくれた！」
MG1「それにこの〝Storm in Lover〟が私の中にあるのもあの方のご意志だ」
MG1「だからこそ私はあのお方のために最後まで戦い抜く！！」ﾀﾞﾝｯ
海未「あなたのおっしゃる『主』が私たちを狙って〝Mutant Girls〟を差し向けたのですか！？」
MG1「そうだ。全てはあのお方の命のもとで動いている……」
海未（やはり敵は〝Mutant Girls〟と〝A-RISE〟だけではない……その後ろにもっと強大な何者かがいる………）
MG1「左腕が使えなくても私には右腕がある……〝蒼の神話〟………今に貴様を―――」ﾊﾞﾀｯ
MG1（絵里様……私を………見てくださ……い………）ｶﾞｸｯ
MG1「…………」ｼﾝ…
海未（MG1………）
海未「………………………」
- 258 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/04(土) 15:32:04.30 ID:SDFlQGuV.net
- ことり「海未ちゃん！！」ﾀﾞｯ
ｷﾞｭｯ
海未「こ、ことり危ないですよ！」ﾖﾀﾖﾀｯ
ことり「よかった、よかったよぉ……！」ｸﾞｽｯ
海未「ありがとう、ことり。あなたのおかげです」ｷﾞｭ
ことり「ううん……海未ちゃんが……海未ちゃんがいてくれるから私………！」ｷﾞｭ…
海未「またことりに助けられてしまいましたね」
ことり「きっと………私たちの思いが奇跡を起こしたんだよ」
海未「ええ……」
海未「さあことり、帰りましょう！」ﾆｯ
ことり「うん！」
ﾀﾀｯ
＊
ｶﾞﾗﾗﾗﾗｯ
ﾃｸﾃｸ
ことり「んーっ！外の空気気持ちいい～！」ﾉﾋﾞｯ
海未「ところで今は何時ごろなんでしょうか？」
ことり「真っ暗だと全然時間わからないね。たぶんいつもだったらぐっすり眠っている時間なんだろうなあ」
海未「ふふっ、きっとそうですね」
ことり「んん？ あ、海未ちゃん、あれ見て！」
海未「？」
ﾋﾟｶｯ
海未「あれは………」
- 259 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/04(土) 15:36:05.47 ID:SDFlQGuV.net
- ことり「綺麗な朝日だね……」
海未「ええ。さっきの戦いの中で見た暖かい光に似ています」
ことり「うん……」
ことり「ねえ海未ちゃん」
海未「？」
ことり「これからもよろしくね」ﾆｺｯ
海未「…………ええ、こちらこそよろしくお願いします」ﾆｺｯ
ことり「うん！」
海未「これからは、どんなことがあっても2人で受け止めて、乗り越えていきましょう」
ことり「うん……。どんなに辛いことがあっても私たちは一緒だよね……」
海未「ええ……ずっと一緒です…………」ｷｭ…
海未「さあ、帰りましょう。ことりのお母様が心配していますよ」
ことり「そうだね……」
ことり「よし！じゃあ家まで競争しよ！よーい、ドン！」ﾀﾞﾀﾞｯ
海未「わっ、ちょっ、待ってください、ことり～！」ﾀﾞｯ
ﾀｯﾀｯﾀｯ…
―――――
―――
―
- 260 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/04(土) 15:37:42.19 ID:SDFlQGuV.net
- ＊＊＊＊
～数時間後～
MG1「う…」ﾊﾟﾁ
MG1（私は……今まで…………）
MG1「〝蒼の神話〟！ ヤツはどこだ……！？」ｶﾞﾊﾞｯ
MG1「ぐぐぅう……クソ……身体が………」ﾖﾛﾖﾛ
MG1「待っていろ、〝蒼の神話〟必ず私が殺して………」ﾖﾛﾖﾛ
「オマエ、能力者カ？」
MG1「！？」
MG1「誰だ貴様は……？」
謎の能力者「能力者ナラ、オレガ消シテヤロウ」
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
MG1（な、何だコイツの禍々しい威圧感（プレッシャー）は！？心臓が止まりそうだ……！！）ｿﾞｸｿﾞｸｿﾞｸｯ
謎の能力者「復活ノトキハ近イ」
謎の能力者「消エロ」
MG1「うわああああああああああああああああああああ」
To Be Continued.
- 261 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/04(土) 15:39:00.02 ID:SDFlQGuV.net
- これから更新遅くなりそうです
- 262 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/04/04(土) 15:44:44.68 ID:z3nMBPRE.net
- 乙
なんかヤバそうなのが出てきた
- 263 ：名無しで叶える物語(auスマフォ)＠＼(^o^)／：2015/04/04(土) 16:38:19.45 ID:IQKBbWLM.net
- 乙
ゆっくりでもいいから早く続きを書いてくれ←矛じゅｎ
- 264 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/04/04(土) 18:07:57.66 ID:lkKMIRxw.net
- 強そう
- 265 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/04/04(土) 23:05:54.74 ID:evG+PQm4.net
- すばら
しえん
- 266 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/04/05(日) 01:31:11.19 ID:6Uoewmnu.net
- てっきり復活で豆2に名称も変わるものかと…
- 267 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/04/05(日) 10:48:11.17 ID:QuuWO0ar.net
- 面白かったです
- 268 ：名無しで叶える物語(SB-iPhone)＠＼(^o^)／：2015/04/05(日) 13:49:24.83 ID:AR0K76Fw.net
- 豆2はほのりんの専売特許だから…
- 269 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/04/06(月) 14:31:17.88 ID:cSWMT0vE.net
- 謎の能力者って、まさかあの時の！？
アニメ化してくれよこれええ！！
- 270 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/04/08(水) 07:50:16.73 ID:Awx1vJMV.net
- ほ
- 271 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/04/08(水) 13:15:58.01 ID:S8B8GAlS.net
- の
- 272 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/04/08(水) 13:34:20.62 ID:wUFoI+kG.net
- か
- 273 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/04/08(水) 14:44:57.69 ID:gZNr5CR6.net
- ど
- 274 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/08(水) 22:31:36.76 ID:5nxw426C.net
- ﾋｭｵｵｵｵｵｵ
希「えりち、ついにMG1までが倒されたって聞いたよ」
絵里「…………」
希「海未ちゃん、予想以上にやるんやね」
希「このままじゃ亜里沙ちゃん助けられないかもしれないな」
絵里「…………そんなことさせないわ」
絵里「私はどんな手段を使ってでも亜里沙は助ける」
希「〝Mutant Girls〟でも敵わないなんて、今度はどうするん？」
絵里「〝A-RISE〟が動くはずよ」
絵里「でも………いずれは私自身が動くことも考えるべきかもね…………」
希「えりち、本気で海未ちゃんと戦うことなんてできるん？」
希「いざ相対してみたら気が変わってしまうなんてことになるかもしれないよ」
絵里「見くびらないで………私はやり通すわ」
絵里「私の決意は誰にも綻ばせることなんでできない……！」ｸﾞｯ
希「そうやったね。きっとえりちなら亜里沙ちゃんを助けられるよ」
絵里（待っていて、亜里沙………、必ず………私が必ず助けるわ………）
＊
希「……………………」
希（ふふふっ、えりちが敵の親玉だって海未ちゃんたちが知ったらどんな顔するんやろなあ）ｸｽｸｽ
希（〝Mutant Girls〟との戦いで海未ちゃんはどんどん力を付けてきている……）
希（おそらくこれからも強くなる………きっとえりちと互角に戦えるほどに……）
希（そして――――……）
希（そういえば、MG1の死には不可解なことがあった）
- 275 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/08(水) 22:35:41.05 ID:5nxw426C.net
- 希（MG1は廃工場で死んでいた…………）
希（不思議なのは死因。MG1の肉体は戦いで重傷を負っていた。けど、それはMG1の死とは直接関係ない）
希（MG1は全身の生気が抜かれ、まるでミイラのような遺体で発見された……）
希（あの〝蒼の神話〟……海未ちゃんがそんな風にMG1を殺すとは考えにくいし、何よりそんな能力は持っていないはず…………）
希（だとすると、別の誰かの仕業ということになる）
希（それにウチはあの死体を知っている……ウチが初めて同じような死体を見たのは2年前の………）
希（まさか…………また『あれ』が現れた………？）
希「ふ………ふふっ………」ｸｽｸｽ
希（海未ちゃんがえりちとぶつかる日も近いかもしれない………）
希（〝蒼の神話〟〝アイス・ブルーの瞬間〟〝小夜啼鳥恋詩〟、更には『あれ』までもが…………）
希「ふふっ、ウチの目的ももうすぐ……」
＊＊＊＊
～穂むら～
ｶﾞﾗﾗｯ
海未「こんにちは」
高坂母「あら、海未ちゃん。いらっしゃい」
雪穂「こんにちは！海未さん」
海未「どうも」ﾍﾟｺｯ
高坂母「また来てくれたのね。――ってあら？」
ことり「…………」
海未「ほら、ことり、ちゃんと前へ出て挨拶してください！」ｸﾞｲ
ことり「ひ、引っ張らないで海未ちゃん……」
高坂母「え……ことりちゃん？」
- 276 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/08(水) 22:38:44.05 ID:5nxw426C.net
- 雪穂「ことりさん！？ すっごい久しぶり！」
ことり「あ、あの、お久しぶりです」ﾓｼﾞﾓｼﾞ
ことり「今までまったく顔を出さなくてごめんなさい……」ﾍﾟｺｯ
雪穂「ううん、ことりさんが元気そうでよかったよ」
高坂母「しばらく見ないうちに大人っぽくなったわねえ」
ことり「そ、そんなことないですよ～」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
雪穂「これでお姉ちゃんがいればよかったのになあー」ｹﾗｹﾗ
高坂母「ほんとにねえ」ｹﾗｹﾗ
海未「……………」ｽﾞｰﾝ
ことり「……………」ｼｮﾎﾞｰﾝ
雪穂「あ……」
高坂母「もう！2人とも黙り込まないでよ！」
雪穂「そうだよ、辛気臭いじゃん」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
海未「す、すみません」
雪穂「お姉ちゃんならきっとそのうち帰ってくるよ」
高坂母「そうそう。あの子のことだもの。突然、お腹すいた～、とか言って普通に帰ってきそう」
ことり「ふふふっ、たしかに穂乃果ちゃんらしいかも」
高坂母「そうだ。ことりちゃん、久しぶりにほむまん食べない？今日は特別にサービスしちゃうわよ」
ことり「え？ 本当ですか！ やった～」
海未「ふふふ、よかったですね」
高坂母「はい、どうぞ」
ことり「いただきまーす！」
- 277 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/08(水) 22:39:55.77 ID:5nxw426C.net
- ﾊﾑｯ
ﾓｸﾞﾓｸﾞ
ことり「あ～なんだかすっごく懐かしい味」ﾎﾝﾜｶ
雪穂「おいしい？」
ことり「うん！ありがとうございます！」
高坂母「ふふ、やっぱりことりちゃんには笑顔が似合うわよ」ﾆｺｯ
＊
～夕方～
ﾃｸﾃｸ
海未「では、雪穂、私たちはこのあたりで大丈夫です」
ことり「送ってくれてありがとうね、雪穂ちゃん」
雪穂「いえいえ。これくらいどうってことないですよ！」
海未「穂乃果の妹とは思えないくらいしっかりしてますね」
雪穂「逆だよ、逆。お姉ちゃんの妹だからだよ」
雪穂「反面教師ってやつ」ﾆﾔｯ
海未「ふふふっ、納得です」
ｼﾝ……………
雪穂「あの……」
雪穂「前にも聞いたけど、お姉ちゃんって何でいなくなっちゃったのか、海未さんとことりさんは知らないの？」
ことり「………………」
海未「すみません………私たちは何も……」
雪穂「そっか……やっぱりそうだよね」
ことり「ごめんね、雪穂ちゃん」
- 278 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/08(水) 22:42:21.87 ID:5nxw426C.net
- 雪穂「ううん、大丈夫！私はお姉ちゃんが帰ってくるって信じてるから！」
雪穂「さ、もう暗くなっちゃうよ」
海未「……ええ。そうですね」
ことり「またね、雪穂ちゃん」
雪穂「海未さんもことりさんもまた穂むらに来てね！」
ことり「もちろんだよ！」
海未「では、また伺います」
雪穂「うん！」
ことり「バイバーイ！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
ﾃｸﾃｸ
ﾃｸﾃｸ
ことり「ねえ、海未ちゃん」
海未「何です？」
ことり「雪穂ちゃんってすごく強いね……」
海未「ええ。前向きで笑顔をずっと絶やさない、とても強い子です」
ことり「そういうところは穂乃果ちゃんとそっくりだね」
海未「私たちも見習わないといけませんね」
ことり「うん……」
ﾃｸﾃｸ…
＊
ﾃｸﾃｸ
雪穂「……………」ﾃｸﾃｸ
雪穂（お姉ちゃん、どこ行っちゃったんだろう……）
- 279 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/08(水) 22:44:55.51 ID:5nxw426C.net
- 雪穂「海未さんたちにはああ言ったけど、やっぱり不安だよ……」
雪穂「お姉ちゃん……」
ｽｯ
ﾄﾝ
希「お姉ちゃんの行方を教えてあげようか？」
雪穂「！？」ｿﾞｸｯ
雪穂「だ、誰！？」ｶﾞﾊﾞｯ
雪穂（あれ？誰もいない……。気のせい……？）
ｽｯ
希「そんなに怖がらなくていいんよ」
雪穂（また後ろ！？）
ｶﾞﾊﾞｯ
希「ふふふ、かわいいやね」
雪穂「あ、あなた……何なの……？」
希「ウチは〝バイオレットムーン〟」
雪穂（何この人……………不気味………）ｿﾞﾜﾜｯ
希「雪穂ちゃんはお姉ちゃんの行方知りたいんやね？」
雪穂「何で私の名前を………」ｼﾞﾘ…
雪穂「一体何者なの…………？」
希「ふふふ……」
雪穂「お姉ちゃんを知ってるの！？お姉ちゃんはどこなの！？」
希「知ってるよ。けど、それを教えるのはウチじゃない」
雪穂「？」
- 280 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/08(水) 22:47:18.21 ID:5nxw426C.net
- 希（お姉ちゃんを思う気持ちは本物やね。利用し甲斐がある）ﾆﾔ…
希「お姉ちゃんの行方は、夢の中に語りかければ答えてくれるよ」
雪穂「夢………？ 何を言ってるの……？」
希「そう。夢……」ｼﾞｰ
雪穂「夢の中…………？」
希「雪穂ちゃん、ウチの目を見て」
雪穂「え………？」ｷﾞｭﾝ
雪穂（か、身体が言うことを……）ｶﾞｸｶﾞｸ
希「そう、こっちに来て……」
雪穂（何………？ 身体が勝手に………歩いて………）ﾌﾗ…
希「さあ、夢の中へ……」
―――――
―――
―
＊＊＊＊
ｺﾞｵｵｵｵ
ﾜｰ ｷｬｰ ﾊﾔｸﾆｹﾞﾛｰ
海未（これは……）
海未（崩壊した建物、逃げ惑う人々……）
海未（まぎれもなく、2年前のあの事件……）
海未（これは夢であると自覚できるくらいにこれを夢で見ることに慣れてしまっているとは……）
海未（自分では吹っ切れているつもりでも、まだまだ吹っ切れていないようですね……）
海未（たしかこの後は例の能力者が現れて、私が大けがを―――）
ことり「あれ？海未ちゃん？」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ
- 281 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/08(水) 22:54:31.32 ID:5nxw426C.net
- 海未「ことり？」
海未（夢の中のことり……でしょうか………？）
ことり「海未ちゃん、もしかしてこれって2年前のあの事件……？」
海未「ええ、そうです。私たちが穂乃果を失ったあの日の事件です」
海未「ん？」
海未「ことり、今何と言いましたか？」
ことり「え……2年前の事件って……」
海未「！？」
海未（ことりは何を言っているのですか……！？）
海未（おかしい。現在夢を見ている私にとって、この事件は確かに2年前です）
海未（しかし、この夢の中のことりにとって、この事件は今まさに現実に起こっている出来事のはず。2年前ではありません……）
海未「何かがおかしい……！」
ことり「海未ちゃん？」
海未（今まで私は何度かこの事件を夢でフラッシュバックすることはありました）
海未（でも、これが夢であると、夢を見ている最中に自覚できたのはこれが初めてです）
海未（夢を夢と気付いてしまった。その時点で、いつもの夢とまるで違う……！）
海未（一体どういうことでしょうか………？）
ことり「どうしたの？ 海未ちゃん？」
ことり「もしかしてこれって夢なのかな……？」
海未「！！」
海未「ことり……あなたも夢を見ているのですか……！？」
ことり「え！？」
海未「ことり、警戒してください。これはただの夢ではありません」
- 282 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/08(水) 22:55:13.46 ID:5nxw426C.net
- ことり「どういうこと………？」
海未「今見ている光景は、私にとってもことりにとっても『2年前』であるということです」
海未「つまり、私たちは夢の中の登場人物ではなく、夢を見ている現実の意識なのです」
ことり「！？」
海未「更におかしいのは、私たち2人の意識が同時に同一の夢を見ている、ということです」
海未「しかも、夢の中で夢であると自覚できている」
海未「こんな状況、ありえない！」
ことり「！！」
ことり「それって……もしかして…………！」ｿﾞｸｯ
海未「ええ……」
海未「これは能力者の仕業です！！」
To Be Continued.
- 283 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/08(水) 22:56:12.28 ID:5nxw426C.net
- 日本語がおかしくなるー
今後も更新は遅くなりそうです
- 284 ：名無しで叶える物語(らっかせい)＠＼(^o^)／：2015/04/08(水) 23:15:00.45 ID:lk738CYu.net
- 乙
楽しみに待ってます
- 285 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/04/08(水) 23:20:05.23 ID:840APWFJ.net
- 乙期待してる
- 286 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/04/08(水) 23:51:40.33 ID:AJyY+Eyb.net
- 乙
希は何を考えているのやら
- 287 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/04/09(木) 00:22:45.86 ID:1TvBEfuC.net
- 乙です
- 288 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/04/09(木) 10:00:06.38 ID:nGB6xFC2.net
- 気になるー
のんたん黒幕なのかな
- 289 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/04/09(木) 18:17:32.47 ID:LFOx90lU.net
- 待ってるで
- 290 ：名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)＠＼(^o^)／：2015/04/09(木) 21:16:51.93 ID:/6yzQ48M.net
- 雰囲気ぶち壊す感じで申し訳ないが舞台設定が少しわからなくなってきた
メンバーは知り合いのようだけどμ'sとしてスクールアイドルはやっていたがラブライブ自体は開催されなかった(2年前の事件とやらで)っていう感じなのか？
- 291 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/04/09(木) 22:34:22.48 ID:rHdgqsdJ.net
- たぶんそう
ほのかもいなくなったから、活動休止状態じゃない？
- 292 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/04/09(木) 23:40:07.00 ID:BUEBugsh.net
- てことは年齢は詳しくはわからんが少なくとも大学生以上ってことか
- 293 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/10(金) 00:54:57.86 ID:M1yfiVM8.net
- わかりにくい内容ですみません
絵里と希が生徒会に所属している(>>83-84)のでTVアニメ1期くらいの時期です
穂乃果は2年前（当時中3）で行方不明になっているため、
穂乃果を除いた8人でスクールアイドル活動を行っているIFの世界です
細かいことや後先はあまり考えず、ノリで書いているため、結構めちゃくちゃな設定ですが、なんとか飲み込んでもらいたいです
見ての通りスクールアイドル要素はほとんど皆無なので、ラブライブ開催とか廃校危機とかについてどうなっているかはまだ考えてすらないです
他にわからない点があれば可能な限り答えます
初SSでこんな長編をやってしまっているので、どうかお手柔らかにお願いします
- 294 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/04/10(金) 07:50:03.15 ID:I8faK8DH.net
- そうだったのか
適当なことレスしてしまったすまん
- 295 ：名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)＠＼(^o^)／：2015/04/10(金) 20:37:47.74 ID:KrUnHx5w.net
- 解説サンクス
疑問が解決してますます続きが楽しみになった
- 296 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/11(土) 02:03:13.63 ID:P+JR80uu.net
- ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…
ことり「これが………能力者の仕業！？」ﾋﾞｸｯ
海未「ええ。おそらく間違いないでしょう」
海未「しかも、深層意識に干渉して夢に能力を作用させるなんて……」
海未「今までこんな能力聞いたことすらない」ｿﾞｸｯ
ことり「私たちどうすればいいの……かな」ｵﾄﾞｵﾄﾞ
海未「能力者ということは、おそらく私を倒すこと、そしてことりの〝小夜啼鳥恋詩〟が目的でしょう」
ことり「………！！」ｶﾞﾀ
海未「何か仕掛けてくるはずです。注意してください」
ことり「うん………」ｺﾞｸﾘ
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
ﾜｰﾜｰ
ことり「それにしても、ここは2年前の事件そのままなんだね」
海未「ええ。ここが私たちの夢であるなら、実際に経験した私たちの記憶からこの世界は作られているはずです」
海未（もしこの夢の世界から抜け出すには……私たちの記憶が鍵になるかもしれない………）
海未（あの事件の記憶ですか………）
ことり（また能力者……）
ことり（これまで戦いを仕掛けてきた〝Mutant Girls〟は、みんな海未ちゃんに直接戦いを挑んできた）
ことり（その人たちの能力も直接相対して戦うときに使うものだった）
ことり（けれど、今度は全然違う。夢の中にまで入ってきて攻撃をしてくるなんて……！）
ことり（今までの敵とはかけ離れた、完全に異質のもの……！！）ｶﾞﾀｶﾞﾀ
ことり「こんな夢、早く覚めてくれないかな……」ﾎﾟﾂ…
海未「そうですね。すぐにでも脱出方法を見つけたいものです」
- 297 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/11(土) 02:05:45.52 ID:P+JR80uu.net
- ことり「ん？ あれって………？」
雪穂「」ｷｮﾛｷｮﾛ ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ
ことり「雪穂ちゃん……？」
海未「え？」
雪穂「」ｷｮﾛｷｮﾛ
海未（雪穂……？ この夢の登場人物でしょうか……？）
海未（しかし、雪穂は2年前の事件に巻き込まれていなかったはずです……）
雪穂「あれ？」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ
雪穂「ことりさん？ 海未さんも」
ことり「雪穂ちゃん、こんなところで何しているの？」
雪穂「え……私………なんでこんなところにいるんだろう」
雪穂「ここは一体どこ……？」ｷｮﾄﾝ
海未「何も覚えていないのですか？」
雪穂「ええっと……、海未さんとことりさんが穂むらに来て、その後送って行ったのは覚えているんだけど」
「「！！」」
ことり「海未ちゃん、これって……」
海未「私たちを送って行った記憶がある、ということは……」
海未「間違いなくこの雪穂も『現実の意識』です。私たちと同様に夢の中へ入り込んだのでしょう」
雪穂「そんな……どうして雪穂ちゃんが！？」
雪穂「何？どういうこと？何言ってるの？」
ことり「この世界はね、私たちの記憶から作られた夢の世界なの」
雪穂「ゆ、夢……？」
- 298 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/11(土) 02:07:57.74 ID:P+JR80uu.net
- 海未「そう、夢の世界です」
海未（………なぜ雪穂がこの世界に？ 2年前の事件のとき、雪穂は現場より遠くにいて何が起こっていたかはほとんど知らないはず……）
海未（敵が、雪穂を私やことりと一緒にこの世界へ引き込んだ目的は何なのでしょう……）
海未（何かこの世界と関係があるのでしょうか……？）
ことり「ねえ海未ちゃん、ここで雪穂ちゃんを1人にさせておくのは危ないよ」
ことり「私たちと一緒に行動したほうがいいんじゃないかな？」
海未「たしかにそうですね。ここではどういった形で能力者による攻撃がされるかまったく予想できませんし」
雪穂「海未さんとことりさんはここ何なのか知ってるの？」
雪穂「記憶から作られた夢って……？」
海未「…………」
海未（言っていいのでしょうか………穂乃果がいなくなった日の記憶だと……）
海未（いいえ、今はまだ………）
海未「…………と、とにかく、ここは危険ですので私たちの側にいるべきです」
雪穂「……………………」ｼﾞｰ
海未「」ﾄﾞｷｯ
ことり「そ、そうだね」ｱｾｱｾ
ことり「これからどうするの？」
海未「とりあえず、脱出の手がかりを探りましょう」
海未「夢の世界であるならば、どこかにおかしな点があると思います」
ことり「うん、わかった！」
海未「まずはあちらへ行ってみますか」
ことり「うーん。そうだねえ」
ﾃｸﾃｸ
- 299 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/11(土) 02:09:55.10 ID:P+JR80uu.net
- ﾃｸﾃｸ
雪穂「ようやく背後を見せたね」ﾆﾔｯ
海未「！？」ｿﾞｸｯ
ことり「…………え？」
ｶﾞﾊﾞｯ
雪穂「くらええええッッ！！」ﾀﾞｯ
ｶﾞｷｨｯ
海未「ぐっ、雪穂！？」ｼﾞﾘｯ…
海未（危なかった………もう少し反応が遅れていたら防げなかった……！！）
ことり「ゆ、雪穂ちゃん！？ 何してるの！？」
雪穂「倒す！ 〝蒼の神話〟ァア……ッ」ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘｨ
海未「どうしたのですか、雪穂……！！」ｷﾞｷﾞｷﾞ…
海未「だあっ！！」ﾊﾞﾝｯ
雪穂「うぅぅっ」ﾄﾞﾀｯ
雪穂「倒す！倒すぅぅ！！」ｶﾞﾊﾞｯ
ことり「雪穂ちゃん！？どうなっているの！？」
海未「雪穂、一体何のつもりですか！？」
雪穂「お姉ちゃんの行方はアンタたちが知っているんでしょ！」
「「！」」ｷﾞｸｯ
雪穂「知ってるよ、〝バイオレットムーン〟が言ってた」
海未「〝バイオレットムーン〟……？」
雪穂「そうだよ。あの人は私にお姉ちゃんのことを知るための力をくれた」
雪穂「アンタたちの深層意識の中に干渉し、記憶を覗くことができる能力を……！！」ﾆｯ
- 300 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/11(土) 02:12:15.07 ID:P+JR80uu.net
- ことり「え、それって……」
海未「まさかこの夢の世界はあなたが作り出したというのですか！？」
雪穂「そうだよ」
雪穂「相手の記憶から夢の世界を作り出す………、それが私の能力〝Dreamin' Go! Go!!〟だ！！」ﾄﾞﾝ!
海未「……………！！」
ことり「なんで私たちと戦うことになっちゃうの！？ 穂乃果ちゃんのことを知りたいのなら他に方法が……」
ことり「いやだよ……こんなの……」
ことり（また傷つけあうなんて……！！）ｸﾞｸﾞ…
雪穂「〝蒼の神話〟を倒すこと、それが私に力をくれた〝バイオレットムーン〟の意思だから」
雪穂「ついでにことりさん、アンタの〝小夜啼鳥恋詩〟もあの人の狙いのひとつだよ」
ことり「！！」ﾋﾞｸｯ
海未「やはりことりを……！」
ことり「海未ちゃん、雪穂ちゃんと戦うの……？」
海未「いくら穂乃果の行方を知りたいからといって、こんなムチャな行動をするのは雪穂らしくありません」
海未「おそらくその〝バイオレットムーン〟という人物に洗脳されている可能性が高いです」
ことり「じゃあ………！」
海未「ええ。雪穂を助けるために洗脳を解かなければなりません」
海未「気は進みませんが――――」
海未「雪穂と戦います！！」ｸﾞｸﾞｯ!
ことり「どうしてこんなことに……」
ことり「雪穂ちゃんとまで戦うことになるなんて……」
海未「こらえてください、ことり」ﾎﾟﾝ
海未「これは雪穂のためでもあるのです」
- 301 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/11(土) 02:17:01.65 ID:P+JR80uu.net
- ことり「………………うん、わかった」
ことり「海未ちゃん、雪穂ちゃんを助けてあげて」
海未「もちろんです。彼女も私たちの大切な友達ですから！」
雪穂「さっきから何くっちゃべってるの？」
雪穂「今は戦ってる最中だって忘れてないよね？」
海未「雪穂………あなたは私が助けます！！」ｸﾞｯ
雪穂「戯れ言はそこまでだ」
雪穂「いくよ、〝蒼の神話〟！！」ﾀﾞﾀﾞｯ
海未（雪穂が先に動いた！）ﾊﾞｯ
雪穂「だあっ」ﾀﾝｯ
海未（跳んだ！ 跳び蹴りか！！）
海未（ですが距離がありますね。あの跳躍ではおそらくここまでは届かな――――）
ｺﾞｶﾞｧｧｯ!!
海未「あがああっ」ﾄﾞｻｯ
ことり「え！？」
ｽﾄｯ
雪穂「ふん！」ﾆﾔｯ
海未「今、一体何が……？」
ことり（雪穂ちゃんが海未ちゃんから離れたところで遠くで跳んだと思ったら、雪穂ちゃんのキックが海未ちゃんに命中していた）
ことり「まさか……」
海未（雪穂には〝Dreamin' Go! Go!!〟以外にも能力が……？）
ことり（雪穂ちゃんの攻撃の過程がまったく見えなかった…ってことは！）
ことり（海未ちゃんの〝START DASH!!〟のような超速移動能力を使ったの？）
- 302 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/11(土) 02:20:27.26 ID:P+JR80uu.net
- 海未（いいえ、超速移動なら加速のタイミングは一瞬でも見えるはず……。おそらくそれとは別の力です！！）ｿﾞｸｯ
海未（何が起こったのかまったくわからないのは気味が悪いですね）ｼﾞﾘ…
雪穂「……ふっ」
雪穂「ぷっくくくく………面白いね」ｸｽｸｽ
雪穂「海未さんに仕掛けがわかるかな？」
海未「ぐっ……」ｷﾞﾘｯ
海未（敵の能力がわからない以上、下手に動くのは危険ですが）
海未（一度こちらから攻撃をして能力を探ってみます！）
ﾊﾞｯ
雪穂「？」
海未「はああッ」ﾀﾞﾀﾞｯ
雪穂「！！」
雪穂（早い！！）
海未（更にこれで―――）
海未「〝START DASH!!〟！！」ｳﾞｫﾝ!
雪穂「何！？消えた！？」
海未「たああっ」ﾋｭｯ
ﾊﾞｼｯ
雪穂「ぐうっ」ｽﾞｻﾞｻﾞ
ことり（よし、〝START DASH!!〟からの速攻が決まった！）
雪穂「ごふっ」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀ
雪穂（マズイッ！）
海未「まだまだ！！」ﾄﾞｯ
- 303 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/11(土) 02:22:03.80 ID:P+JR80uu.net
- 雪穂（コイツ、追撃を！）
雪穂「させるか！――――歪めろ！！」ﾌﾞｩｵｵ…
ﾌｯ
海未「！？」
ことり「え？」
ことり（何で……？）
ことり（さっき海未ちゃんは雪穂ちゃんに追撃を仕掛けようとしたのに……）
ことり（どうして今海未ちゃんと雪穂ちゃんは背中合わせになってるの！？）
海未「雪穂はどこです！？」ｷｮﾛｷｮﾛ
ｶﾞﾊﾞｯ
雪穂「だりゃああっ」
海未（後ろか！）
ｶﾞｷﾞｨ
海未「くっ」ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ
雪穂（防がれた！？ 何て早さだ！！）
海未「一体どんな力を……」
海未（最初、どういうわけか雪穂は一瞬で距離を詰めて攻撃を命中させてきた）
海未（次は私が攻撃をしようとしたら、雪穂と背中合わせで立っていた）
海未（『歪めろ』……か…………）
海未（もう一歩で何か掴めそうな気がします……）
ことり（海未ちゃん……）
雪穂（なんて強さだ……私の能力なしで直接戦っていたら確実にやられていた………！）
雪穂（いくら私には〝バイオレットムーン〟に貰った能力があっても〝蒼の神話〟はそう簡単に倒せないか………）
- 304 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/11(土) 02:24:13.69 ID:P+JR80uu.net
- 雪穂（自分のが最強の能力だと思っていたけれど、世の中広いんだね）ﾆｯ
海未（雪穂の能力は―――）
海未（おそらく私の予想が正しければ、かなり危険な能力でしょう……）
海未（ですが、雪穂の能力の正体を掴むためにも、ここは私から行きます！！）
ﾊﾞｯ
ことり「あの構えは！！」
海未（この力で……）
海未「海よ波よ満ちれ〝Mermaid festa〟」
ｼﾞｬﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ
雪穂「水！？」
ことり「海未ちゃん……何をするつもりなの……？」
ｼﾞｬﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｧｱ
海未「水を細かく鋭く研ぎ澄ませる」ｷｭｳﾝ
ｼｭｳｳｵｵｵ
ﾄｸﾝ
ことり「大量の水が…たくさんの小さい粒に……？」
雪穂「これは……水の弾丸か！！」
海未（標的は雪穂……）
海未「行け！！」ﾊﾞｯ
ﾋﾞｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾝｯｯ
雪穂（弾丸をとばしてきた！）
雪穂「よけきれない……！――――歪めろ！！」ﾌﾞｩｵｵ…
ｷﾞｭﾝ!
- 305 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/11(土) 02:28:31.97 ID:P+JR80uu.net
- ﾊﾞｼｬｼｬｼｬｼｬ ﾎﾞﾁｬﾁｬﾁｬｯ
海未「！！」
海未（水の弾丸が……雪穂の目の前で消えた……？）
海未（いや、違う。消えた弾丸は雪穂の後方で現れている！！）
ことり「まるで水の弾丸が雪穂ちゃんの周りを通過するかのように」
海未（そうか……、雪穂の能力は………！！）ﾊｯ
雪穂「水の弾丸も大したことないんだね！」
雪穂「ふふあははは！このチカラがあれば私は負けない！！」
海未「それはどうでしょうか」
ﾄﾞ
雪穂「？」
雪穂「何？今の見てなかった？海未さんの渾身の攻撃は私にかすり傷ひとつ付けられなかったんだよ？」
雪穂「アンタはこのままどんな能力使われているかもわからないまま負けるんだ！」ｹﾀｹﾀ
海未「その能力の正体はわかりました」
雪穂「何！？」
ことり「本当！？」
海未「あなたの能力は空間を歪ませる能力ですね」
海未「空間を歪ませることで一気に距離を詰めたり、物体同士の位置関係を操作したのでしょう」
ことり「そうだったんだ………だからまるで瞬間移動（テレポーテーション）みたいに雪穂ちゃんの攻撃が当たったり、海未ちゃんの攻撃がはずれたりした………」
ことり（私は空間をゆがませていたなんて考えもしなかった……）
ことり「さすが海未ちゃん！」ｸﾞｯ
雪穂「！！」
雪穂「そんな……何で………？」
- 306 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/11(土) 02:30:46.19 ID:P+JR80uu.net
- 海未「空間干渉なんて普通は認識すらできないので、はじめはまったくわかりませんでした」
海未「こんな強力な能力……正体が掴めた今こそ本当に恐ろしいと感じます」
雪穂「コイツ………話には聞いていたけれど、相当頭がキレる……！」ｷﾞﾘｯ
雪穂（天才ってヤツなのか……？）
雪穂「ふ、ふふふふ……、ご名答！」
雪穂「そうだよ。私の能力は空間を歪ませる。名を〝Wonder zone〟！！」
ことり「〝Wonder zone〟………！！」ｶﾞｸｶﾞｸ
雪穂「だから何だ！ 私の能力の正体がわかったからって、この無敵の能力には勝てるはずがない！！」
海未「いいえ、無敵の能力など存在しません」
海未「どんな能力にも対応策と弱点は必ずあります」
雪穂「！？」
ことり「まさか……海未ちゃん……！」
海未「ええ。〝Wonder zone〟の正体がわかった以上、攻略方法もハッキリしています」
雪穂「何ィ！？」ｸﾞｸﾞｸﾞ
海未「ここから反撃開始です！！」ﾄﾞﾝｯ
To Be Continued.
- 307 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/11(土) 02:32:13.86 ID:P+JR80uu.net
- 天才キャラとか出しても作者以上に頭のいいキャラは作り出せないこともバトル物の醍醐味だということで
- 308 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/04/11(土) 02:36:09.67 ID:UHE+KHeg.net
- 乙
Wonder zoneはことりが習得する能力だと思ってたから意表を突かれた
- 309 ：名無しで叶える物語(有限の箱庭)＠＼(^o^)／：2015/04/11(土) 03:38:49.34 ID:adbjyNul.net
- 乙
ことりちゃんはスピカテリブルかな
- 310 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/04/11(土) 04:14:25.49 ID:L8c7FUlg.net
- >>309
海未ちゃが使ったやん
- 311 ：名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)＠＼(^o^)／：2015/04/11(土) 08:18:36.26 ID:Bfg3NHSY.net
- ことりは非戦闘員を突き進むんだろ
ぶる～べりぃとれいんを補助で取得しそうなくらい
- 312 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/04/11(土) 08:31:15.91 ID:HmoJ2ABw.net
- おもろいにゃー
- 313 ：名無しで叶える物語(有限の箱庭)＠＼(^o^)／：2015/04/11(土) 15:42:58.56 ID:GOjIfo6H.net
- >>310
使ってたわ、すまん
- 314 ：名無しで叶える物語(家)＠＼(^o^)／：2015/04/13(月) 17:38:44.80 ID:PaGv914Z.net
- ほ
- 315 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/04/13(月) 21:32:49.10 ID:1gvRjNTh.net
- 支援
- 316 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/04/16(木) 06:43:44.27 ID:4vKhjvKg.net
- ほしゅ
- 317 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/04/16(木) 07:48:30.99 ID:xgGoBAlV.net
- ほはほのかのほ
- 318 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/04/17(金) 08:52:46.01 ID:ZxkdOedb.net
- 穂乃果ちゃん
- 319 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/04/18(土) 04:08:57.55 ID:9ooV8Gcr.net
- ほ
- 320 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/04/18(土) 11:04:47.97 ID:N+stsbdi.net
- の
- 321 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/18(土) 16:37:50.65 ID:uudMJBmI.net
- 海未「さあ、ここから反撃開始です！」ﾄﾞﾝ
ことり（海未ちゃんの顔つきが変わった！）
雪穂「〝Wonder zone〟を攻略だって………！？」
雪穂（馬鹿な………！〝Wonder zone〟は最強の能力のはず……攻略なんてできるはずがない！！）ｿﾞｿﾞｯ
雪穂（どうせ、ハッタリだ！）ﾌﾌﾝ
雪穂「フッ…、海未さんって冗談のセンスないよね」
海未「本当に冗談かどうか………確かめてみましょうか？」ﾆｯ
雪穂「ッ！」ｷﾞﾘｯ
ことり「海未ちゃん………！」ｺﾞｸﾘ
海未（では、まずは……）
ﾊﾞｯ
海未「…………来い、〝Mermaid festa〟！！」
ｼﾞｬﾊﾞﾊﾞﾊﾞｧ!
ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬｼｬ
雪穂「また〝Mermaid festa〟！？」
ことり「海未ちゃん、一体何を……？」
海未（もう一度この技で…………しかし次は道を切り開く！！）ｸﾞｯ
海未「水を細やかに鋭く研ぎ澄ませる」ｽｯ
ｼｭｳｳｵｵｵﾝ
ﾄｸﾝ
ことり「水の粒子がたくさん……」
雪穂「また水の弾丸？ さっき私に通じなかったのを忘れちゃったの？」
雪穂（いや、さっきよりも水量が僅かに多いかな？）
雪穂（でも私の能力に数なんて関係ない。前と同じように〝Wonder zone〟でかわしてやる！）ﾆﾔｯ
海未（さっきと同じように雪穂を狙って……）ｽ…
海未「行け！！」ﾋﾞｭｯ
- 322 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/18(土) 16:39:51.61 ID:uudMJBmI.net
- ﾋﾞｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾝｯ
雪穂（やっぱりさっきと同じ！！）
雪穂（馬鹿め！）
雪穂「何度やっても同じだよ、〝Wonder zone〟！！」ｺﾞﾕﾝ
ｷﾞｭｳｳｳﾝ
ﾊﾞｼｬｼｬｼｬｼｬ ﾊﾞﾁｬﾁｬﾊﾞﾁｬﾊﾞﾁｬ
ことり「やっぱりあの技は雪穂ちゃんに効いていない！」
ことり「また水の弾丸は雪穂ちゃんを通過して飛んでるみたいに後方へ現れている！」
雪穂「あっはははははっ！！」ｹﾀｹﾀ
雪穂「わかったでしょう？ 能力のタネがわかったからって勝ち目なんか――――」
雪穂「！？」
雪穂「海未さんが……消えた！！」
ことり「海未ちゃん！？どこにいったの！？」
雪穂「くっ、一体どこへ……！？」ｷｮﾛｷｮﾛ
ﾀﾝ
海未「後ろですよ」
雪穂「！！」ｶﾞﾊﾞｯ
海未「遅いです」ﾌﾞﾝｯ
ﾄﾞｺﾞｫｱｱｯ!
雪穂「ぐっぐわああっっ」ﾄﾞﾀｯ
雪穂「うぅ………どうして私の後ろに………何をしたの……？」
海未「わかりませんか……？ 私は雪穂の力を利用したのですよ」
雪穂「！！」
雪穂「まさか………」
海未「そう……」
雪穂「大量の水の弾丸の影に隠れて私の〝Wonder zone〟の発動領域（リーチ）へとびこんだって言うの！？」
- 323 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/18(土) 16:42:06.38 ID:uudMJBmI.net
- 海未「正解です」ﾌﾌｯ
海未「あなたの力は『空間を歪める』と言えば聞こえは良いですが、実際にできるのは物体間の位置関係を入れ換える程度のようですね」
海未「どうやらその能力を手に入れてからまだ日が浅いせいか、上手く使いこなせていないのでしょう」
雪穂「…………ッ！」ｷﾞｯ
海未「その証拠に私の攻撃をかわす際は、対象を雪穂の前方から後方へ移動させるだけでした」
海未「いくら強力な能力といえど、どんな使い方をしてくるかわかってしまえば対処は簡単です」
ことり「そっか！ たしかに今も同じように弾丸を前から後ろへワープさせてるだけだった！」ﾎﾟﾝ
海未「ええ。弾丸を前方から後方へ移動させるのなら、それを逆に利用すればいい」
雪穂「それで弾丸を囮にして私に気づかれないように〝Wonder zone〟へとびこんだのか！！」
ことり「海未ちゃん………すごい………」
雪穂「私の〝Wonder zone〟による回避を攻撃に転用するなんて………！！」ｷﾞﾘﾘｯ
雪穂（これが〝蒼の神話〟の実力か！！）ｿﾞｸｯ
海未「〝Wonder zone〟は完全に見切りました」
海未「雪穂、大人しく降伏してください。もはやあなたに勝ち目はないはずです」
雪穂「ッ！！」ｷﾞｷﾞﾘｯ
雪穂「ふっざけないでよ、海未さん！！」ﾀﾞﾝ!
雪穂「絶対にあんたを倒してみせるんだから！！」ﾀﾞﾀﾞｯ
ことり（雪穂ちゃんが殴りかかった！）
雪穂（〝Wonder zone〟で距離をとばす急接近で一発お見舞いしてあげるよ！！）ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
雪穂「くらえ、〝Wonder zone〟！」ｺﾞﾕﾝ
ｷｭｳｳｳｳ――
海未「星の断絶〝スピカテリブル〟」ｽｯ
ｷｭｳｨｲｵｯ
ｶﾞｷｲｲｲﾝ!!
雪穂「！？」
雪穂（バリアで防がれた！？）
- 324 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/18(土) 16:45:20.68 ID:uudMJBmI.net
- 雪穂（なら空間をねじ曲げてバリアの内側に移動して突破すればいいんだ！！）ﾆｯ
雪穂「もう一度歪めろ、〝Wonder zone〟！」ｺﾞﾕﾝ
海未「無駄です」
雪穂「！？」
雪穂「馬鹿な……！ バリア内に侵入できない！？」ｶﾞｸｶﾞｸ
海未「私の〝スピカテリブル〟はあらゆるものを断絶する星の力」
海未「たとえあなたの空間干渉能力でさえも」
雪穂「ぐぅぅぅっっっ」ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘﾘｨｯ
ことり「すごい………雪穂ちゃんの能力を完全に封じ込めてる………！！」ｿﾞｯ
海未「そろそろ終わりにしましょう。――――〝スピカテリブル〟」
ｼｭﾝ
ｷｭｲｨｵｵﾝ
ことり「今度は海未ちゃんと雪穂ちゃんを包むように〝スピカテリブル〟が！」
海未「これで逃げ場はありませんよ、雪穂」ｷﾞﾛｯ
雪穂「ぐっ………」
雪穂（閉じ込められた！！）ｸﾞｸﾞｯ
雪穂「〝バイオレットムーン〟は私にこの能力があれば、海未さんからお姉ちゃんの居場所を聞き出せるって言ってたのにぃ！」
雪穂「どうしてこんな…こんなことに……ッ！」
海未「〝バイオレットムーン〟………その人物があなたに能力を与えたのですか？」
雪穂「そうだよ、お姉ちゃんの行方を知るための手段になるって！」
海未「そうですか」
雪穂「だから……、私は負けられないんだ！！」ﾀﾞｯ
海未「はああッ」ﾄﾞｺﾞｧ
雪穂「うぐはっっ」ﾖﾛｯ…
雪穂（お……ねえ………ちゃん………！！）
海未「これで終わりです」ｽｯ
- 325 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/18(土) 16:48:54.05 ID:uudMJBmI.net
- ことり「あの構えは……！」
海未「絆の風を掴め我が拳――――」
ﾋｭｵｵｵｵｵｵ
雪穂（風―――――）
ﾋｭｵｵｵ―――
海未「〝Anemone heart〟！！」
ﾄﾞｺﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｯｯ!!
雪穂「きゃあああああああああっっ」ﾌﾞｩｵﾝ
ﾄﾞｻｯ
ﾊﾞﾀｯ
ことり「雪穂ちゃん！」
海未（雪穂…………）
ことり「海未ちゃん、雪穂ちゃんは大丈夫なの！？」
海未「今のは4割の出力の〝Anemone heart〟です。おそらく気絶しているだけでしょう」
雪穂「……………」ｼｰﾝ
ことり「そっか……よかった…………」ﾎｯ
海未「洗脳されていたとはいえ、雪穂を傷つけてしまうとは………私としたことが………」ｸﾞｯ
ことり「仕方がなかったんだよ、悪いのは海未ちゃんじゃないもん」
海未「ありがとうございます。それにしても、雪穂に能力を与えた〝バイオレットムーン〟とは何者なのでしょう」
ことり「もしかして〝Mutant Girls〟たちの主の人なんじゃ……？」
海未「それはおそらく違うと思います」
海未「今まで〝Mutant Girls〟は正面から私に戦いを挑んできました。彼らなりのポリシーとプライドを持ったやり方だったのでしょう」
海未「おそらく彼らの主もそういう人物なのでしょう」
海未「しかし、今回の首謀者は雪穂を洗脳し、私たちを夢の中の世界へ引きずり込むという手段を用いた」
海未「手口の違いから〝Mutant Girls〟の主とはまったくの別人なのではないでしょうか」
ことり「そんな………！」
- 326 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/18(土) 16:50:58.65 ID:uudMJBmI.net
- ことり（私たちを狙っている人物が他にもいるなんて………！！）ｿﾞｿﾞｯ
海未（これから厳しい戦いになりそうです……）
海未「それより今は雪穂です」
海未「気絶させて戦えなくしたのはいいものの、洗脳はまだ解けていません」
海未「それにまだこの夢の中の世界から抜け出すことができない」
ことり「それじゃ、どうすればいいの……？」
海未「雪穂の洗脳を解き、この夢の世界を創り出した〝Dreamin' Go! Go!!〟の能力を解除してもらうしかありません」
海未「ですが……、雪穂の洗脳を解くにはどうすればいいのか………」
ことり「雪穂ちゃんを助ける……」
海未「ええ……」
ことり「………………」
ことり「海未ちゃん、私にできないかな……？」
海未「え？」
ことり「私の〝小夜啼鳥恋詩〟の癒しの力なら雪穂ちゃんの洗脳を解くことができると思うの」
海未「なるほど、確かに可能かもしれません。ですが、使えるのですか？」
ことり「私、やってみる。いつまでも海未ちゃん1人に頼りっぱなしじゃダメだもん」ｸﾞｯ
海未「ことり………」
海未「では……、お願いします」
ことり「うん」ｽｯ
ことり（雪穂ちゃん、今助けてあげるからね）ｽｩｩ
ことり「〝小夜啼鳥恋詩〟！！」
ｷｭｳｵｵｵｵ―――
海未「これは……2年前と同じ……癒しの波動……！！」
ことり「雪穂ちゃん……！」
―――ｵｵｵｵｵﾝ…
ことり「………っふう」
- 327 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/18(土) 16:52:44.43 ID:uudMJBmI.net
- 海未「大丈夫ですか、ことり」
ことり「うん、大丈夫。……たぶん雪穂ちゃんも」
海未「！」
雪穂「んっ……ぅぅ……」ﾊﾟﾁ ﾑｸ
海未「雪穂！」
ことり「雪穂ちゃん！」
雪穂「海未さん……ことりさん……」
ことり「大丈夫？」
雪穂「う、うん」
雪穂「あ……私…………今までなんてことを……！」ｶﾞｸｶﾞｸ
ことり「覚えてるの…？」
雪穂「うん。まるで自分じゃないみたいだけど」
雪穂「……………ごめんなさい。私、海未さんとことりさんにひどいことしちゃった」ﾍﾟｺｯ
海未「もういいのです。雪穂は悪くありません」
ことり「そうだよ、悪い人に操られていただけだよ」
海未「それに、雪穂と戦っていてわかりました。雪穂は本当に穂乃果を大切に想っているのですね」
海未「穂乃果の居場所が知りたい、というのはきっと本心なのでしょう？」
雪穂「………うん。強がってるつもりでも、バレちゃったね」
雪穂「本当は、お姉ちゃんのことがいつも心配で……不安なんだ………」
海未「雪穂……」
ことり「ねえ海未ちゃん、雪穂ちゃんには穂乃果ちゃんのことを話してもいいと思うんだ」
海未「私も賛成です。雪穂には事実を知るだけの権利と覚悟があると思います」
雪穂「2人とも………」
海未「この夢は、私とことりが穂乃果を失った日の記憶から創られたものです」
雪穂「え？」
- 328 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/18(土) 16:56:18.36 ID:uudMJBmI.net
- ＊
ﾜｰﾜｰ
ﾎﾞｵｵｵｵｵｵ
「早く逃げろー！」
「きゃあああああああああッ」
「車はダメだ！走ってにげろーッ！！」
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
ﾎﾞｵｵ…
ﾏﾏｰ ﾄﾞｺｰ ｳﾜｱｱｱﾝ
「建物には近づくな！崩れるぞー！！」
「向こうで人が死んでる！まるでミイラみたいに干からびて！」
ﾜｰﾜｰ
「変なヤツに生気を吸い取られたみたいに殺されたんだ！」
「ここら一帯は全部ダメだ！早く遠くへ！」
「うわああああああ」
ｷｬｰ ﾀｽｹﾃｰ
ﾊﾔｸﾊｼﾚｰ
海未「2年前のあの事件の日、私たち3人はちょうど事件が起こった現場に居合わせました」
海未「まるで地獄でした。死体の山、廃墟と化した街、燃える道路………」
雪穂「2年前の事件……たしか私は偶然遠くにいて……」
海未「ええ。雪穂は事件に遭遇しませんでしたね」
雪穂「後でテレビでニュースになってて、映像では見たことあったけど、こんなにひどいなんて……！」ｶﾞｸｶﾞｸ
海未「ですが、これは現実に起こったことです」
ことり「それで…、私たちは………」
ﾜｰﾜｰ
ﾊｼｯﾃﾆｹﾞﾛｰ
- 329 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/18(土) 16:57:44.68 ID:uudMJBmI.net
- ｺﾞｵｵｵｵ
ﾀﾞﾚｶﾀｽｹﾃｸﾚｰ
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ… ﾜｰﾜｰ
海未（？）「これは一体！？ どうして街がこんなことに……！？」ｶﾞｸｶﾞｸ
ことり（？）「私たちも早く逃げよう？ ここにいたら危ないよ！」
海未（？）「しかし、どうして私たちの街が……！？」
穂乃果（？）「これは……能力によるものだよ」
海未（？）「これが人間の力！？」
穂乃果（？）「きっと能力が暴走しちゃったんだよ」
雪穂「あれは……お姉ちゃん！？ それに海未さんとことりさんも！」
ことり「もしかしてあれって……！」
海未「おそらく、『夢の中の登場人物』としての私たちでしょう」
ことり「今、この光景を見ている私たち『現実の意識』とは別ってこと？」
海未「ええ。たぶんあの日の私たちです」
海未（？）→夢の中の海未
ことり（？）→夢の中のことり
穂乃果（？）→夢の中の穂乃果
海未「雪穂、今から目にするものはとても悲しくてつらいものです。ですが、穂乃果の妹であるあなたには知る権利があります」
海未「どうか目を離さずに見ていてください」
雪穂「うん、わかった………………ッ」ｺﾞｸﾘ
To Be Continued.
- 330 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/18(土) 16:58:53.02 ID:uudMJBmI.net
- お久しぶりです
遅くなってすみません
保守してくれていた方、ありがとうございます
今後も不定期になりますがなんとか更新していこうと思います
- 331 ：名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)＠＼(^o^)／：2015/04/18(土) 17:03:16.21 ID:LSTE+rg2.net
- おつ
- 332 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/04/18(土) 17:32:13.56 ID:4kQfK5Kh.net
- 乙
道のりは長そうだが頑張ってくれ
- 333 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/04/18(土) 21:52:12.14 ID:pxB0RB61.net
- ゆっくりわんこそばのペースでいいんやで
- 334 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/04/19(日) 00:02:21.65 ID:3elukKro.net
- 乙です
- 335 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/19(日) 20:04:57.26 ID:Bfrir+1H.net
- ｺﾞｵｵｵｵ
ﾊﾟﾁｯ ﾎﾞｳﾎﾞｳ
ﾊｼﾚｰ ｳﾜｱｱｱ
夢の中の穂乃果「………………」ｼﾝ…
夢の中のことり「穂乃果ちゃん？」
ﾄﾝｯ
謎の能力者「ウウウ……」ﾖﾀ…ﾖﾀ…
夢の中の穂乃果「！！」
夢の中の海未「あれは！？」
謎の能力者「スベテ…………スベテ消エロ！！」ｶｯ
ﾄﾞｺﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ
雪穂「これが………あの事件で起こったの………？」ｿﾞｸｯ
雪穂「こんなことが……本当に現実に……？」
海未「ええ。あの能力者が全てを焼き払ったのです」
雪穂「あいつが……！」ｸﾞｯ
ことり「っっ…………」
ことり（今、再び見てみても恐ろしい……。あの能力者を直視するだけで、心臓を締め付けられるみたいに苦しくなる……）
海未「ことり………」ﾅﾃﾞ…
ｺﾞｵｵｵｵ
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
夢の中の海未「う……穂乃果……ことり……」ﾎﾞﾀ…
夢の中のことり「海未ちゃん！ ひどい怪我……早く避難して手当てしなきゃ！」
夢の中の穂乃果「海未ちゃん、しっかりして！」
夢の中の海未（血が……止まらない……うぅ…視界が…ぼやけて………）
ﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸ
夢の中の海未「わ……私は………もう駄目です……私を置いて、逃げてください……」ﾎﾞﾀ…
- 336 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/19(日) 20:06:36.43 ID:Bfrir+1H.net
- 夢の中の穂乃果「何言ってるの！？」
夢の中の海未「もう私は…助かりません……」
雪穂「海未さん、あれって……」
海未「私は、あのとき大けがをし、〝小夜啼鳥恋詩〟に目覚めたことりに助けられました」
ことり「あのときの私はただただ夢中だったんだ」
雪穂「そっか。その時に……」
海未「そうです。そして―――」
ｺﾞｵｵｵ
夢の中の穂乃果「私は………あの子を止めなきゃ」ｸﾞｯ
夢の中の海未「無茶です！ あの能力者には……きっともう話すことはおろか、近づくことすら……！」
夢の中の穂乃果「でも、誰かが止めないと」
夢の中の穂乃果「このまま逃げるなんてできない！」
夢の中の海未「では私も――」ﾊﾞｯ
夢の中の穂乃果「海未ちゃん、これからのことりちゃんには海未ちゃんが必要なんだよ」
夢の中の海未「穂乃果だってそうです！私たちはずっと3人一緒です……！ これからだって……」ｳﾙｯ…
夢の中の穂乃果「約束して。絶対にことりちゃんを守り抜くって」
夢の中の海未「…………わかりました。約束します」ｸﾞｽｯ…
夢の中の穂乃果「うんうん！海未ちゃんなら大丈夫だよね！」ﾆｺｯ
夢の中の穂乃果「ことりちゃん」
夢の中の穂乃果「ことりちゃん、海未ちゃんはこれからすごく大変な戦いを強いられることになると思う」
夢の中の穂乃果「だからことりちゃんが海未ちゃんを支えてあげて」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝｯ
夢の中のことり「穂乃果ちゃぁん……」ｸﾞｽ ﾂｩ…
夢の中の穂乃果「……じゃあ、行ってきます！」ﾀﾞｯ
ﾀｯﾀｯﾀｯ
夢の中の海未「穂乃果ぁあああああ！！」
夢の中のことり「穂乃果ちゃぁああああん！！」
- 337 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/19(日) 20:09:57.64 ID:Bfrir+1H.net
- ﾎﾞｵｵｵｵｵ……
雪穂「お姉ちゃん……！！」
海未「これが……………真実です」
雪穂「ねえ、お姉ちゃんはどうなったの！？あの能力者と戦って、その後のお姉ちゃんは！？」ｶﾞﾊﾞﾊﾞｯ
海未「穂乃果は、あの能力者に単身で戦いを挑み………、結局私たちのもとへ帰ってきませんでした」
海未「あれが私たちの見た最後の穂乃果の姿です」
雪穂「そんなぁ…………」ｶﾞｸｯ
ことり「穂乃果ちゃん………ッ！！」ﾂｩ…
雪穂「嘘だよ………お姉ちゃんが………！こんなことって……！」ｸﾞｼﾞ…
海未「雪穂、お気持ちはわかります……。私たちも同じ思いです……」
雪穂「うぅ……くっ……グス」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
雪穂（そうか……。だから海未さんたちは私に何も話さなかったんだ……）
雪穂（それなのに、私は自分の我がままで能力を手に入れて海未さんたちに襲いかかった……）
雪穂（つらいのは……私だけじゃないんだ………）ｸﾞｯ…
ことり「雪穂ちゃん………？」
雪穂（我がまま言ってちゃダメなんだ…………歯を食いしばって立たなきゃ！！）ｸﾞｸﾞｯ！
雪穂「……………海未さん、ことりさん」
「「！」」
雪穂「教えてくれてありがとう。あと、改めて謝るよ。ごめんなさい」
海未「雪穂…………」
雪穂「海未さんとことりさんが黙っていた理由がよくわかったよ。何も知らない私が馬鹿だったんだね」
海未「受け入れがたい真実かもしれません」
雪穂「たしかに受け入れるのは難しいよ。けれど―――」
雪穂「私はお姉ちゃんが生きてるって信じて待つよ」ﾆｯ
ことり「………雪穂ちゃんは強いね」
雪穂「ふふーん、私は高坂穂乃果の妹だよ？」
- 338 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/19(日) 20:14:12.05 ID:Bfrir+1H.net
- 海未「ふふっ、そうでした」ﾆｯ
ことり「私も穂乃果ちゃんが生きてるって信じる！」
海未「私もです！穂乃果のことは信じています！」
雪穂「うんうん！」
海未（穂乃果………私たちは大丈夫です。ですから……どうか………）ｸﾞ…
＊
海未「雪穂、あなたを操っていた〝バイオレットムーン〟なる人物についてですが……」
雪穂「うん。次は私が話す番だね」
ことり「〝バイオレットムーン〟…………紫紺の月………」
雪穂「海未さんとことりさんを送って行ったあとの帰り道でね、突然、私の背後に現れたんだ」
雪穂「『お姉ちゃんの行方を教えてあげようか？』って囁いてきて……」
雪穂「それで、その人の目を見たら身体が動かなくなって……」
雪穂「海未さんを倒せばお姉ちゃんの行方がわかるって言われたら、なぜかそう思い込んでて……」
海未「能力もそのときに与えられたのですか？」
雪穂「うん、たぶん…。記憶が曖昧でハッキリしないんだけどね……」
海未（洗脳能力……恐ろしい……一体どれほどの力量を持つのでしょうか……）
ことり「私の能力や海未ちゃんについてのこともそのときに教えてもらったの？」
雪穂「おそらくね…。教えてもらう、というよりは情報を頭に擦り込まれた感覚だったなあ」
ことり「情報を……擦り込ませる？」
海未「おそらく精神干渉系の能力者ですね。それもかなり強力な」
ことり「！！」ｺﾞｸﾘ
海未「〝Mutant Girls〟を倒しても更なる敵が数多く待ち受けている……というわけですか……」ｸｯ…
ことり（こんな戦いいつまで続くのかな……）
雪穂「海未さん………ことりさん………」
雪穂（この2人は……とてつもなく強大なものと戦っているんだ……）ｻﾞﾜﾜ…
海未「いえ、考えるのはあとです！とにかく今はこの世界から出ましょう！」
- 339 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/19(日) 20:18:23.76 ID:Bfrir+1H.net
- ことり「うん！そうだね！」
海未「雪穂、〝Dreamin' Go! Go!!〟を解除できますか？」
雪穂「うん。やってみるよ」
海未「お願いします」
ことり「雪穂ちゃん、お願い！」
雪穂「じゃあ――」ｽｯ
雪穂「〝Dreamin' Go! Go!!〟解除、私たちをもとの世界へ――――！！」ｷｭﾝｯ
ｽｩｳｳｳｳ――
雪穂（ありがとう、海未さん、ことりさん………）
――ｳｳｳﾝ
―――――
―――
―
＊＊＊＊
海未「ん、んぅ……」ﾊﾟﾁ
ﾑｸ
海未「ここは……私の部屋……？」ｷｮﾛｷｮﾛ
海未「私たちは本当に夢の世界にいたのですね」
海未（ことりと雪穂もきっと元に戻れたのでしょう……）
AM 2:38
海未「真夜中ですね。寝ていたというのにどっと疲れてしまいました」
海未「幸いにも明日は休日ですし、ゆっくり休みましょうか」
海未（ついに雪穂に穂乃果のことを話してしまいました。でも、これでよかったように思えます）
雪穂（彼女にはつらい過去を乗り越える力がある）
海未（どうやら私は秘密主義が過ぎるようですね。大事なことを話さずにいるのはよくないのかもしれません……）
海未（それより、気になるのは敵……）
海未（〝バイオレットムーン〟、〝Mutant Girls〟の主、〝A-RISE〟、それに真姫……。まだまだ戦いは終わりそうにないですね）
- 340 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/19(日) 20:22:52.78 ID:Bfrir+1H.net
- 海未（私は……最後まで生き残ることができるのでしょうか………）
海未（いえ、今は考えずに眠ることにしましょう……）ｽｯ
―――――
―――
―
＊＊＊＊
～翌日の夜～
ﾋｭｳｳｵｵｵｵｵ…
希（雪穂ちゃん、やっぱりやられちゃったかあ）
希（ふふふ……海未ちゃんは着実に強くなっていってるなあ）
希（これからが楽しみやね……！）
ﾃｸﾃｸ
ツバサ「あら、希さん？」
希「お、ツバサさんや」
希「えりちに聞いたよ、これから〝A-RISE〟が本格的に動き出すって」
ツバサ「ふ～ん、情報が早いのね」
希「〝蒼の神話〟はどんどん強くなってきているよ、気をつけたほうがいいかもしれんね」
ツバサ「ご忠告ありがとう。お互いにね」ﾆｺｯ
希「そうやんな」ﾆｺｯ
ツバサ「じゃあ、私はそろそろ行くわ」
希「うん。頑張って、ツバサさん」
ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ
ｽﾀｽﾀ…
希（フッ、せいぜいえりちの前座として頑張ってね…）ﾆﾔｯ
ツバサ（フフフ……、私たちは〝アイス・ブルーの瞬間〟の手下になったわけではないのよ…）ﾆﾔｯ
ツバサ（〝A-RISE〟の真の目的は別にある……！！）ﾄﾞﾝ
ﾋｭｳｳｵｵｵｵ……
- 341 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/19(日) 20:25:36.19 ID:Bfrir+1H.net
- ＊＊＊＊
～数日後～
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
「きりーつ、れーい」
ｻﾖｰﾅﾗｰ
担任「みんな気をつけて帰るんだよ～」
ｾﾝｾｰ ｻﾖﾅﾗｰ
ｲﾏｶﾗｶﾗｵｹｲｺｰﾖｰ ｻﾝｾｰ
海未「ふう、今日の授業も終わりましたね」ﾄﾝﾄﾝ
ことり「海未ちゃん、部室行こ♪」
海未「そうですね。今準備します……」ｶﾞｻｺﾞｿ
海未「ん？」
ことり「どうしたの？」
海未「どうやら水筒を忘れてしまったようです」
ことり「お家に忘れてきたの？」
海未「いえ、おそらく弓道場ですね。朝練の後で飲んだときに置いてきてしまいました」
海未「ことり、部室へは先に行っていてもらえますか？私は弓道場へ寄ってから行きますので」
ことり「それなら私も付き合うよ！」
海未「いいのですか？弓道場から部室は結構距離がありますよ」
ことり「いいのいいの！」
海未「ありがとうございます」
ことり「さ、行こう♪」ｸﾞｲｸﾞｲｯ
海未「あっ、ちょっ、ことり！押さないでください！」
ﾖﾀﾖﾀ
ﾃｸﾃｸ…
- 342 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/19(日) 20:28:05.72 ID:Bfrir+1H.net
- ＊
～部室～
ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ
凛「さあ、授業終わったし、練習やるにゃ！」
にこ「あれ？ 部室には誰もいないじゃない」
花陽「海未ちゃんたちはまだ来てないのかな」
凛「きっと待ってればそのうち来るよ」
花陽「そうだね」
にこ「先に着替えるわよ」
花陽「うん！」
「ククク、待っていたぞ」ﾊﾞｯ
花陽「え？」
にこ「誰！？」
MG4「〝Mutant Girls〟のMG4だ」
「「「！！」」」
凛「〝Mutant Girls〟………！！」ｿﾞｿﾞｿﾞｯ
MG4「ふむ、ここが貴様たちの活動場所か……」ｼﾞｰ
にこ「あんた、一体何の用！？」ｷﾞﾛｯ
MG4「用件はわかっているだろう？ 〝小夜啼鳥恋詩〟と〝蒼の神話〟を出せ」
花陽「やっぱりことりちゃんたちを狙って……！」ｿﾞｯ
にこ「出せって言われて出すわけないでしょ！！」ﾊﾞｯ
MG4「ホォ、戦（や）る気か？言っておくが手加減はなしだ」ﾆﾔｯ
凛「にこちゃん！」
にこ「凛、花陽、あんたたちはさがってなさい！」
にこ「こいつは私がやる……！！」ｷﾞﾘｯ
凛「でも、1人じゃ危ないよ！私にだって何かできることは―――」
- 343 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/19(日) 20:29:23.04 ID:Bfrir+1H.net
- にこ「凛、大丈夫よ。私に任せなさい」ﾎﾟﾝ
MG4「そうだぞ、短髪の小娘。お前もまだ死にたくないだろう？」
凛「う………」ｶﾞﾀｶﾞﾀ
MG4「そうだ。それが賢明な判断だ」
にこ（そうよ、凛、あんたはそこでじっとしていて……）
凛（凛は………また何もできないの………！？）ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ
花陽「凛ちゃん……」
MG4「クククッ、お前……たしか矢澤にこと言ったな？」
にこ「だったら何？」
MG4「MG0……、〝SCARLET PRINCESS〟の西木野真姫に負けたらしいな」
にこ「はあ！？ 負けてないわよッ！！」ﾀﾞﾝ
MG4「まあそう熱くなるな。………ここは戦うには狭すぎる。場所を変えるぞ、ついて来い」
ﾊﾞｯ
ｶﾞｼｬｱｱﾝ
MG4「天の聖翼〝Beat in Angel〟！！」
花陽「MG4が窓を破って外へ！？」
凛「MG4の背中から翼が生えたにゃ！」
にこ「飛行能力！？」
にこ（だから外に出たのね……）
にこ「待ちなさい！！」ﾀﾞﾀﾞｯ
ﾊﾞｯ
凛「待ってにこちゃん！」
花陽「にこちゃんもMG4を追って窓から出て行っちゃったよぅ……」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
凛「にこちゃん………！」
凛（また……戦いが始まるんだ…………！！）ｿﾞｸｯ
To Be Continued.
- 344 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/19(日) 20:30:17.82 ID:Bfrir+1H.net
- 意外と思っているように話が進まない
- 345 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/04/19(日) 21:44:33.76 ID:wFFbu7OG.net
- 乙！
凛ちゃんも能力に目覚めたりするのかにゃ？
- 346 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/04/19(日) 22:45:54.66 ID:jEmSrTrI.net
- 乙
りんぱなが今後どうなるか
- 347 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/04/21(火) 07:43:25.09 ID:XcwPevB4.net
- 乙！澟ちゃん覚醒するのかな？
- 348 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/04/21(火) 17:18:48.74 ID:d+im5CuS.net
- 誰だよ
- 349 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/04/22(水) 07:03:32.79 ID:fvJKuj8P.net
- ほ
- 350 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/04/22(水) 08:22:54.87 ID:6glHJvfG.net
- の
- 351 ：名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)＠＼(^o^)／：2015/04/22(水) 21:06:03.07 ID:qBpAcbMf.net
- か
- 352 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/04/24(金) 20:36:44.50 ID:Puas933A.net
- ほ
- 353 ：名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)＠＼(^o^)／：2015/04/24(金) 20:37:59.76 ID:giHPYGTv.net
- の
- 354 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/04/24(金) 21:02:27.99 ID:d9GXuMdD.net
- か
- 355 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/25(土) 16:01:31.07 ID:kdAo3lXI.net
- ～音ノ木坂学院 中庭～
ﾋﾞｭﾝｯ
ｽﾀｯ
MG4「中庭か……ここならば自由に戦えそうだ」
にこ「待ちなさい！」ﾀﾞﾀﾞｯ
にこ「もう逃がさないわよ！」
ｽﾀｯ
MG4「ふむ、追って来たか」
にこ「あんたたち、ことりの能力が狙いだって聞いたけど」
MG4「そうだ、我が主は〝小夜啼鳥恋詩〟を必要としておられる」
にこ「そう……、でもアンタたちの目的なんてどうでもいいわ」
にこ「私の友達を狙う者がいるのなら、私は戦う！！」ｺﾞｺﾞｺﾞ
MG4（気迫………！）ｼﾞﾘ…
MG4「いいだろう。〝Mutant Girls〟に立ち向かったこと、後悔させてやる！！」ﾆﾔｯ
ｺﾞｺﾞｺﾞ…
にこ「後悔するのはアンタのほうよ……」ｽｩｯ…
にこ「覚悟しなさいッ！！」ﾀﾞﾀﾞｯ
MG4「ふん、〝Beat in Angel〟」ﾊﾞｯ
ﾌｫｵｵﾝ
にこ（翼！？）
MG4「はあっ！」ﾌﾞｩｵｯ
にこ（飛び上がって避けられた！）
MG4「地を走るしかできない貴様と違い、空中すら我が機動領域（テリトリー）とする私に死角はない！」
- 356 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/25(土) 16:05:28.49 ID:kdAo3lXI.net
- にこ「くぅっ！」ｸﾞｸﾞ…
MG4「この勝負、始まる前から既に勝敗は決しているのだ！！」
にこ（空を飛ばれているんじゃ、近接戦闘（インファイト）主体の私には分が悪すぎる……！）
にこ（射程の長い〝Trouble Busters〟はエネルギーチャージに時間がかかってその間は隙だらけになるし……）ｷﾞﾘｯ
にこ（どう戦えばいいの……！？）ｷﾞﾘｯ
MG4「ふん、攻めあぐねているようだな」ﾆﾔｯ
MG4「ならばこちらからいくぞ！！」ﾊﾞｧｯ
にこ「！！」ﾊﾞｯ
MG4「私の〝Beat in Angel〟の翼撃をくらえ！！」ﾌﾞｩｵｵｯ
にこ（くっ、軌道が読めない！）
ﾄﾞｶﾞｧｱｯ!!
にこ「うぐああああッ」ﾄﾞｻｯ
にこ「やられっ放しでいられるか！」ｶﾞﾊﾞｯ
にこ「このぉっ！！」ﾀﾞﾝｯ
MG4「甘いな」ﾌﾞｩｵｯ
にこ「ああっ」
にこ（また飛び上がってよけられた！）ｸﾞｯ
MG4「ハーッハッハッハ！！そろそろ状況は理解できたか？」
にこ（MG4は常に空中から高い機動力でいつでも私に攻撃を仕掛けられる）
にこ（けれど私は上空にいるアイツに攻撃を届かせることができない！）
MG4「万に一つも貴様に勝ち目はない！！」ｹﾗｹﾗ
MG4「ハァーッハッハッハ！！」
にこ（この状況………一体どうすれば……！！）ｷﾞﾘﾘｯ
- 357 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/25(土) 16:10:20.05 ID:kdAo3lXI.net
- ＊
～再び部室～
凛「あわわ…、にこちゃん外で戦ってるのかな…」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
花陽「凛ちゃん、私たちも外へ出よう！」
凛「う、うん！」
ｶﾞﾗﾗﾗｯ!
「「！！」」
海未「これは一体！？」
ことり「海未ちゃん、窓が割れてる！！」
海未「！」
花陽「海未ちゃん、ことりちゃん！」
海未「何があったのですか！？」
凛「〝Mutant Girls〟のMG4が部室に現れたんだよ！今外でにこちゃんと戦ってる！」
ことり「そんな………！！」ｿﾞﾜｯ
海未「私たちも外へ出ましょう！」ﾀﾞｯ
凛「うん！！」
ｶﾞﾗｯ
ﾀﾞﾀﾞｯ
ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ…
ことり「MG4……今度は一体どんな能力を使ってくるのかな……」ﾀｯﾀｯ
凛「背中から翼を出現させて、外へ飛んで行ったよ」ﾀｯﾀｯﾀｯ
海未「飛行能力ですか……。だから外へ出たのですね」
花陽「どういうこと？」
- 358 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/25(土) 16:16:05.32 ID:kdAo3lXI.net
- 海未「屋根のある屋内では自由に飛ぶことができないからでしょう。屋外なら高さに制限がないので存分に能力を使うことができるという訳です」
花陽「そっか……！」
海未「敵の有利な場所へ引きずり込まれたのだとしたら、にこは苦戦しているかもしれません。急がないと！」ﾀﾞﾀﾞｯ
ことり「にこちゃんはどこへ向かったの？」
凛「MG4が中庭へ飛んで行ったから、たぶんそっちの方じゃないかな」
海未「では私たちも中庭へ向かいましょう！」
ことり「うん！」
花陽（にこちゃん、どうか無事でいて………！！）ｸﾞｯ…
ﾀｯﾀｯﾀｯ
ﾀｯﾀｯ…
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁｯ…
海未「！？」ﾋﾟﾀｯ
海未「3人とも、止まってください！」
花陽「どうしたの海未ちゃん？」
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾞﾁｨ
凛「え？何？何の音？」
ことり「静電気が………弾ける音………？」
海未「…………」ｼﾝ…
ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ
海未「！！」ﾊｯ
海未「皆さん、伏せてください！！」
ﾊﾞｯ
ﾄﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵ
- 359 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/25(土) 16:21:15.45 ID:kdAo3lXI.net
- ことり「きゃああああああッッ」
花陽「ううぅぅううっ」
凛「危なかった………あと一瞬伏せるのが遅かったら凛たち黒コゲになって死んでたよ……」ｶﾞｸｶﾞｸ
ことり「何……今の………電気……？」
「フフフ……、よく回避したわね」
凛「あ、あれって……！！」
花陽「あ……〝A-RISE〟の………！」
海未「綺羅ツバサ！！」ﾄﾞﾝ
ツバサ「こんにちは。久しぶりね、海未さん」
ツバサ「見違えたわよ。腕を上げたっていうのは本当なのね」
海未（くっ……〝Mutant Girls〟だけでなく〝A-RISE〟まで現れるなんて……！！）ｸﾞｸﾞｯ
ことり「嘘……敵はMG4だけじゃないの……！？」
凛「次から次へと………絶体絶命にゃ！」ｶﾞｸｶﾞｸ
ツバサ「矢澤にこさん……だったかしら？ MG4はあの子を相手してるみたいね」
海未「それであなたが私の相手をする、という訳ですか」
ツバサ「フフッ、話が早くて助かるわ」ﾆｯ
凛（やっぱり海未ちゃんとことりちゃんを狙ってるんだ…！）ｿﾞ…
海未「………綺羅ツバサ」
ツバサ「何かしら？」
海未「〝Mutant Girls〟の『主』というのはあなたのことなのですか？」
ことり「！」
ツバサ「あら、私は違うわ」
海未「では一体誰が…？」
- 360 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/25(土) 16:23:29.98 ID:kdAo3lXI.net
- ツバサ（ふぅん、この子たちは絵里さんのことを知らないのね…）
ツバサ「あなたの言う〝Mutant Girls〟の主っていうのは、〝アイス・ブルーの瞬間〟のことよ」
「「「「！！」」」」
ことり「アイス・ブルーの……」
花陽「……瞬間！？」
海未「それが……〝Mutant Girls〟の主の名！！」ﾄﾞﾝ!
ツバサ「そうよ、彼女は〝小夜啼鳥恋詩〟を持つ南ことりさんを手に入れるために〝Mutant Girls〟を差し向けた」
海未「あなたたちを全員倒してもそれで終わりではない、ということですね」
ツバサ「ええ。あなたたちの真なる敵は〝アイス・ブルーの瞬間〟ね」
海未（黒幕は……〝アイス・ブルーの瞬間〟！！ その人物がこれまでの戦いの発端……！）
凛「じゃあ、〝A-RISE〟もそのアイスの何とかって人の手先になってことりちゃんの能力を狙ってるってこと！？」
花陽「そんな……〝A-RISE〟がそんな……！」ｶﾞｸｯ
海未「〝小夜啼鳥恋詩〟を利用して何を企んでいるのかは知りませんが……」
海未「ことりは絶対に渡しません！ 私が必ず守ります！！」ｷﾞﾝ
ことり「海未ちゃん………！」ｸﾞ
花陽「………うん…そうだよ、ことりちゃんは私たちの友達だもん！」
凛「絶対渡さないにゃ！」
ことり「みんな…、ありがとう……」ｸﾞｯ
ツバサ「フ……フフフ…………」
海未「？」
海未「何が可笑しいのです？」
ツバサ「私たち〝A-RISE〟は〝アイス・ブルーの瞬間〟の手先にはなっていないわ」
ツバサ「彼女と私たちの目的は異なる」
- 361 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/25(土) 16:28:57.29 ID:kdAo3lXI.net
- ツバサ「いずれは〝アイス・ブルーの瞬間〟も私たちの抹殺の対象になるでしょうね」
「「「「！？」」」」
ことり「じゃあ、〝A-RISE〟の目的って……？」
ツバサ「教えてあげるわ、私たち〝A-RISE〟は〝小夜啼鳥恋詩〟能力者、及びそれを狙う者を全て抹殺すること」
花陽「え！？」
海未「ことりの………抹殺！？」
ことり「私を………！！」ｿﾞｸｯ
凛「どうして…………！？」
ツバサ「あらゆる病を癒す〝小夜啼鳥恋詩〟なんて能力が存在すれば人々は必ず争い、奪い合うわ」
ツバサ「現にそうなっているし」
ツバサ「だったら〝小夜啼鳥恋詩〟やそれを欲する人間なんて存在しなければ、全て消してしまえば戦いは起こらない」
ツバサ「〝A-RISE〟は全ての戦いを根絶するために〝小夜啼鳥恋詩〟を狙う者と能力者本人を排除することが目的」
ツバサ「それが私たちの正義よ」
海未「馬鹿な……。争いをなくすために戦うなんて矛盾しています！」
ツバサ「だけど、ことりさんや〝アイス・ブルーの瞬間〟、それにあなたが消えれば戦いはもう起こらないでしょう？」
海未「ッッ！！」ｷﾞﾘﾘｯ
海未（だから最初の電撃はことりも狙って撃ったのか！）
凛「そんな………ムチャクチャだよ！」ｸﾞｯ
海未「そんなことを本気で成し遂げるつもりなのですか！？」
ツバサ「ええ、もちろん。これより〝A-RISE〟は〝蒼の神話〟園田海未さん、〝アイス・ブルーの瞬間〟、そして〝小夜啼鳥恋詩〟能力者であることりさんを抹殺する」
ことり「………ッ！！」ｿﾞｿﾞｯ
海未「そんなことはさせません。あなた方の目的が何であろうと、ことりを狙うのであれば私は戦います！！」ﾊﾞｯ
ツバサ「フフフ、いい殺気ね。ぞくぞく伝わってくる」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁｯ
- 362 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/25(土) 16:31:17.65 ID:kdAo3lXI.net
- 凛（また電気が弾けた！）
ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁｨｯ
ツバサ「〝蒼の神話〟………私が痺れさせてあげるわ」ﾊﾞﾁｨ!
花陽「海未ちゃんと綺羅ツバサさんの戦いが始まる！！」
ことり（〝A-RISE〟が海未ちゃんも〝アイス・ブルーの瞬間〟も敵に回すなんて……）
ことり（この戦いはどこに向かっているの……？ 私たちはどうなっちゃうの………！？）
＊＊＊＊
～その頃～
ﾋｭｳｳｵｵｵｵｵ…
絵里「…………………」ｼｰﾝ
絵里（そろそろ音ノ木坂学院へ向かったMG4と〝A-RISE〟が戦いを始めているはず……）
絵里（もうすぐ………〝小夜啼鳥恋詩〟が手に入る……）
絵里（……………亜里沙、もうすぐよ。もうすぐあなたを助けてあげられるわ）
絵里（だからもう少しだけ待っていて……）ｸﾞ…
絵里「…………………」
ﾀﾝ ﾀﾝ ﾀﾝ ﾀﾝ
ﾀﾝ…
あんじゅ「ふふふっ、〝アイス・ブルーの瞬間〟でも黄昏ることがあるのね」
英玲奈「…………くだらん」
絵里「あなたたち………綺羅ツバサの手伝いをしに行かなくてもいいの？ 今彼女は〝蒼の神話〟と戦っているはずでしょう？」
英玲奈「ツバサへの心配など無意味だ。ツバサは〝蒼の神話〟などに負けることはない」
あんじゅ「〝蒼の神話〟の園田海未さん、もうとっくにツバサに殺されているんじゃないかしら」ｹﾗｹﾗ
あんじゅ「もしかしたらMG4も…南ことりさんもね………」ﾎﾞｿ
- 363 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/25(土) 16:34:28.57 ID:kdAo3lXI.net
- 絵里「！」ﾋﾟｸ
絵里「あなたたち……まさか………」
英玲奈「〝アイス・ブルーの瞬間〟絢瀬絵里、貴様の命は我々〝A-RISE〟がもらう」
絵里「！！」
絵里「それは……反逆なのかしら」
あんじゅ「ふふっ、あたしたち〝A-RISE〟は最初からあなたの仲間になったつもりはないのよ？」
英玲奈「我々〝A-RISE〟の目的は〝小夜啼鳥恋詩〟能力者とそれを狙う者を全て抹殺することだ」
英玲奈「よって絢瀬絵里、貴様にはこれから死んでもらう」ｷﾞﾝ
英玲奈「私の〝Private Wars〟の前にひれ伏せ」ﾌﾞｫﾝ
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
絵里「そう…………あなたたちの狙いはよくわかったわ」
絵里（〝Mutant Girls〟も〝A-RISE〟も使い物にならない……）
絵里（やはり私が自ら動くしかないようね……）
絵里「いいわ。相手をしてあげる。かかってきなさい」ｽｯ
あんじゅ「ふふっ、随分と落ち着いているみたいだけど今の状況わかってる？ あたしたち2人相手に勝てると思っているの？」
あんじゅ「あの世で吠え面かいてなさい、〝スリーカード〟！！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ
ﾋﾟｷﾋﾟｷﾋﾟｷﾋﾟｷｯ
ｶﾁｰﾝ
「「！？」」
英玲奈（冷気……！）
あんじゅ「あたしのトランプが一瞬で凍らされた！？」
絵里「最強の殺し屋集団だか知らないけれど、私には関係ない……」
絵里「次元の違いを見せてあげるわ」ｷﾞﾛｯ
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
あんじゅ「………ッ！！」ｿﾞｸｯ
英玲奈「何だコイツ………さっきまでとまるで雰囲気が違う………！！」ｿﾞｸｿﾞｸｯ
絵里「〝アイス・ブルーの瞬間〟……………あなたたちに見極められるかしら？」
To Be Continued.
- 364 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/04/25(土) 17:08:49.38 ID:+jSaFvMY.net
- おつ！熱い展開！！！
- 365 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/04/25(土) 17:24:23.87 ID:QaumuGIf.net
- 乙
アライズの噛ませ臭がヤバイ
- 366 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/04/25(土) 19:58:35.91 ID:bhWJx3ez.net
- ついにエリチが動くか
乙
- 367 ：名無しで叶える物語(たこやき)＠＼(^o^)／：2015/04/25(土) 21:19:34.28 ID:wEMfHeeX.net
- 現状は絵里>=希=ツバサ>海未=英玲奈=あんじゅ>にこ>>その他って感じかな？
- 368 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/04/25(土) 22:25:33.10 ID:yOrFPojl.net
- ｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!！
待ってました！
- 369 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/04/28(火) 23:48:35.85 ID:lt36oKcw.net
- ほ
- 370 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/04/29(水) 07:33:44.83 ID:yxGNdiwG.net
- の
- 371 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/04/29(水) 10:32:25.23 ID:jUvN+yUF.net
- ﾁｭﾝ
- 372 ：名無しで叶える物語(やわらか銀行)＠＼(^o^)／：2015/04/29(水) 11:40:21.21 ID:1BMDWB+o.net
- 乙
- 373 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/04/29(水) 16:37:39.87 ID:hd4SsxU8.net
- 穂乃果さんとツバサの強者感ヤバイ
- 374 ：名無しで叶える物語(SB-iPhone)＠＼(^o^)／：2015/04/29(水) 17:24:21.49 ID:18kuLgJb.net
- >>367
真姫忘れてるよ
- 375 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/30(木) 19:48:51.21 ID:aOCe5evN.net
- ｻﾞｻﾞ…
海未「………………」ｼﾞﾘ…
ツバサ「こないだ初めて私と会ったときのこと覚えてる？」
ツバサ「あのとき、あなたとことりさんはひどく動揺していたわよね」
海未（以前、綺羅ツバサと相対したときはまったく歯が立たなかった）
海未（ですが今の私は以前の私とは違います。今度は絶対に負けはしません……！！）ｸﾞｯ
ツバサ「フフフッ、なかなかいい眼をしているわね」
ツバサ「前に会ったときは寂しそうな眼をしていたけれど、今は決意に燃えた瞳に変わっている」
ツバサ「今までの戦いで何かを得たようね」
海未「！」
海未（全て見通されている……？）ﾌﾞﾙｯ
海未「…………」
海未「…たしかに私は以前より進化を遂げました」
海未「使命感で孤独に戦っていた以前の私とは違う」
海未「今の私にはどんなに辛いことも一緒に乗り越えられる人が……、心から守りたいと思える親友がいます」
海未「その思いが私を強くする……！」
ことり「海未ちゃん………！」ｸﾞｯ…
海未「綺羅ツバサ…………私はあなたを倒し、これから立ちはだかる障害も全て乗り越えてみせます！！」ﾊﾞｯ
ツバサ（全て乗り越える………か……）
ツバサ（果たしてあなたは絵里さんの正体を知ったときも言えるのかしらね）
ツバサ（けれど――――）
ツバサ「フフッ……今回は楽しませてくれそうね」ﾆｯ
ツバサ「前に言ったように――――今日は決着をつけましょう」ｽｯ
- 376 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/30(木) 19:50:33.01 ID:aOCe5evN.net
- ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ
凛「また電気が！」
ことり「やっぱり綺羅ツバサさんの力は電撃能力なんだ！」
ツバサ「手始めに私から行かせてもらうわ！〝Shocking Party〟！！」
ﾊﾞﾁﾁﾁﾁﾁｯ
海未（電撃――――！！）ﾀﾞｯ
ｻｯ
凛「海未ちゃんがよけたにゃ！」
ツバサ「いい反応ね！」
海未「はああッ！」ﾀﾞﾀﾞｯ
花陽「ツバサさんへ正面から突っ込んでいく！」
海未（ただ正面から攻撃をかけるわけではありません！ ここで――――）
海未「〝START DASH!!〟」ｳﾞｫﾝｯ!
ツバサ（速い！）
海未（〝START DASH!!〟は常人には目で捉えることすら不可能）
海未（このチカラで確実に背後を取ります！）ﾀﾝｯ
海未「隙あり！」ﾊﾞｧｯ
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁｯ
ツバサ「こっちよ、海未さん」ﾀﾝｯ
海未「！？」
ツバサ「遅いわ」ﾌﾞﾝ
ｺﾞｶﾞｧｧｯ
海未「うぐぅうッ！」ﾄﾞｻｯ
- 377 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/30(木) 19:52:49.36 ID:aOCe5evN.net
- 花陽「！？」
凛「え！？何が起こったの！？」ｶﾞﾀｯ
ことり「早すぎて見えなかった……！」
海未「馬鹿な……！〝START DASH!!〟のスピードを上回る速度で移動したというのですか！？」
ツバサ「フフ………海未さん意外と早いのね」
ツバサ「ビックリしたわよ」ﾆｺｯ
ツバサ「だけど、スピードではまだ私のほうが上……みたいね」
海未「〝START DASH!!〟を超える高速移動能力………？」
海未「まさかあなたの電撃能力は――――！」
ツバサ「ご名答、〝Shocking Party〟は電撃を放つだけじゃない。私の身体を電撃に乗せて移動することもできるのよ」
花陽「そっか！だからあれほどのスピードを出せたんだ！」ﾎﾟﾝ
ことり「まるで電光石火………！！」ｿﾞｸｯ
凛「海未ちゃんのあのスピードよりも速いなんて………！！」ﾌﾞﾙｯ
海未（〝START DASH!!〟をもってしてもスピードでは圧倒的に不利だとは……）
海未（ですが、早さで勝敗は決しません。他にも付け入る隙はあるはず……！）ｸﾞｯ…
ツバサ「さて、次はどんな戦い方を見せてくれるの？」
花陽「海未ちゃん……！」ｸﾞ…
海未「くっ！」ﾀﾞﾀﾞｯ
ツバサ「ただ走り回ってもダメよ」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾁｯ
ツバサ「痺れなさい！」
ﾊﾞﾁﾁﾁﾁｯ
海未「星の断絶〝スピカテリブル〟！！」
ｷｭｩｲｵｵｯ
- 378 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/30(木) 19:54:22.20 ID:aOCe5evN.net
- ツバサ「！」
ツバサ（一瞬で私の〝Shocking Party〟を防ぐほどの障壁を！）
海未「今です！はあああッッ」ﾊﾞｯ
ﾊﾞｼｬｼｬｼｬ!
ツバサ「何………？ 水を！！」
ことり「海未ちゃんが〝スピカテリブル〟の中で〝Mermaid festa〟の水の刀を既に生成している！」
海未（まだです！）
海未（更にここで〝START DASH!!〟で加速をかける！）
海未（既に一度〝START DASH!!〟を見られているとはいえ、〝スピカテリブル〟に能力を防がれて隙ができている今なら十分当てられるはず！！）
ｳﾞｫﾝ!
ツバサ「くっ」ｻﾞｯ
海未「くらえッ！！」ﾊﾞｯ
ｽﾞﾊﾞｧｧｯ!!
花陽「やった！」
凛「海未ちゃんの斬撃がツバサさんに当たったにゃ！」ｸﾞｯ!
ことり「！！」ﾋﾟｸｯ
ことり「ううん、凛ちゃん、よく見て！」
凛「！」
ツバサ「っと」ｽﾀｯ
ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
海未「斬撃が浅いか……！」
海未（上半身を僅かに倒して急所を逸らされた！）
海未（あの状態で回避を行うなんて、おそろしい反射神経です……！！）
- 379 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/30(木) 19:56:09.34 ID:aOCe5evN.net
- ツバサ「フフッ、やるじゃない！」
ツバサ「水の刀か………汎用性が高くて面白い能力ね」
ツバサ「それにとても鋭い太刀筋だったわ。思わず見とれそうになっちゃった」
海未「今そんなことを言われても皮肉にしか聞こえません」
ツバサ「あら、素直に褒めているのよ？」
ツバサ（フフフ……私が傷を負うなんていつ以来かしら）ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
ツバサ（つい本気になっちゃうじゃない！）ｽｯ
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁｨ
海未（来る！）ﾊﾞｯ
海未（ですが、この距離からの電撃ならば避けられます！！）ﾀﾞｯ
ツバサ「――けれど一つだけ残念なことがあるわ」ﾊﾞﾁﾁﾁﾁ
ツバサ「あなたの力が水を操る能力である、ということよ」ﾊﾞﾁｯ
ﾄﾞｵｵｵｵｵｵｵｯｯ
「「「「！！」」」」
海未「しまった！」
海未（狙いは〝Mermaid festa〟の刀か！！）
ツバサ「今更能力を解除しようとしても遅いわよ！」
ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾁﾁﾁｨ!!
海未「ぐあああああああああああッッ」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘﾋﾞﾘｨｯ
ﾄﾞｻｯ
ことり「海未ちゃん！！」
花陽「まともに電撃を受けちゃったよお……っ！」
海未「うぅぅっ……ごはぁっ」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀｧ
- 380 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/30(木) 19:57:45.98 ID:aOCe5evN.net
- ツバサ「水は電気を通す、って理科の授業で習わなかったのかしら？」ﾀﾝｯ
海未（ううっ………ツバサの電撃能力の前で〝Mermaid festa〟を使うのはうかつでした……っ！！）
凛「そ、そんな！ 海未ちゃんの〝Mermaid festa〟が逆に弱点になるなんて！」
花陽「一体どうやって勝てばいいの！？」
海未「くっ！」ﾑｸｯ
ツバサ「相手が悪かったわね。残念だけどあなたが私に勝つ確率は限りなく0よ」
海未（〝START DASH!!〟を超える高速移動、〝Mermaid festa〟の水を通ってくる電撃………）
海未（私の能力がほとんど通じない……………ですが……）
海未（この状況を打破する方法にはあの手しかない…………！！）
ｺﾞｺﾞｺﾞ…
＊＊＊＊
ﾋｭｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ…
ｺﾂ ｺﾂ ｺﾂ ｺﾂ…
絵里「……………」ｺﾂ…
英玲奈「うぐぐっ………ごふっっ…うぅっ」ﾄﾞﾀｯ
英玲奈「馬鹿な！私たちが組んでもまったく歯が立たないだと！？」
あんじゅ「何なのコイツ…………こんな強いヤツ見たことない………！！」ｶﾞｸｶﾞｸ
絵里「………〝A-RISE〟もこの程度………か……………」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…
英玲奈「くっ！」ｷﾞﾘｯ
玲奈（辺り一帯を氷漬けにするほどの氷結能力………それ以外にも未知の能力を……！）
英玲奈（私たちが全力でかかってもまったく力の底を見せなかった……）
絵里「もう終わりなのかしら……？」
あんじゅ「ぐっ………ごはぁっ」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀﾀ…
- 381 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/30(木) 19:58:58.65 ID:aOCe5evN.net
- 英玲奈「これが…………〝アイス・ブルーの瞬間〟絢瀬絵里の実力なのか……！？」
あんじゅ「うわああああっ」ｶﾞﾊﾞｯ
英玲奈「あんじゅ！？」
あんじゅ「認めない！あなたなんか絶対に認めないわ！！」ﾊﾞｯ
ﾊﾞﾗﾗﾗﾗｯ
絵里「またその紙切れで私に挑む気？もう実力の差はわかったでしょう？」
英玲奈「よせ、あんじゅ！考えなしに突っ込んだらやられるぞ！！」
あんじゅ「馬鹿にしないでよっ！」ﾊﾞﾊﾞｯ ﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ
あんじゅ「あなたなんか…、あたしの切り札で消してやる！」
絵里「………あら、『切り札（ジョーカー）っていうのは使いどころを考え抜いておくもの』じゃなかったの？」
あんじゅ「うるさい！くたばれぇ、〝ロイヤル・ストレート・フラッシュ〟！！」ﾊﾞｯ
ﾄﾞﾄﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯ
英玲奈「やったか！！」
英玲奈（あんじゅの〝ロイヤル・ストレート・フラッシュ〟は破壊の波動の渦で敵を跡形もなく消滅させる奥義だ）
英玲奈（これではさすがの絢瀬絵里も………）
絵里「それで勝ったつもり？」ｳﾞｫﾝ
「「！！」」
英玲奈「早い―――――否、疾（はや）い！！」
あんじゅ「私の〝ロイヤル・ストレート・フラッシュ〟をよけたの！？」
英玲奈「高速移動か！？」ｶﾞﾀｯ
あんじゅ「何なのよコイツ……！！ まるで化け物じゃない！！」ｿﾞｸｿﾞｸｯ
あんじゅ（こんな人間が存在するの……！？）
絵里「これで終わりよ」ｽｯ
- 382 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/30(木) 20:01:47.59 ID:aOCe5evN.net
- ﾋﾟｷﾋﾟｷﾋﾟｷ
あんじゅ（氷の剣！？）
あんじゅ（くぅぅぅっ！ まだあたしは――――！）
絵里「さようなら、優木あんじゅ」
ｽﾞﾊﾞｱｱｱｯ
あんじゅ「うぐああああああああああああッッ」ﾌﾞｼｭｩｳｳｯ
ﾄﾞｻｯ
英玲奈「あんじゅ―――――ッ！！」
英玲奈「そんな………！あんじゅが…………っ！！」ｶﾞｸｶﾞｸ
絵里「あとはあなただけね、統堂英玲奈」
英玲奈「ぐうううっ」ｶﾞﾊﾞｯ
英玲奈「キッサマァァ……ッッ」ｷﾞﾛｯ
絵里「………まだやる気なの？」
絵里「早く音ノ木坂学院へ行って、海未と綺羅ツバサを始末しないと行けないのだけれど」
英玲奈「行かせん！」
英玲奈「貴様は危険すぎる！生かしておくわけにはいかない！！」ｷﾞﾘｷﾞﾘｯ
英玲奈「〝Private Wars〟最大出力！！」
英玲奈（超身体強化能力〝Private Wars〟をフルパワーで解放すればヤツの氷結能力を防げるはずだ！）
英玲奈（そこでヤツに接近し、最大限まで強化した私の拳で確実に殺す！！）ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
絵里「そう………。なら私の力の前に屈服させるしかないようね」
英玲奈「ほざけッ！！ うおわあああああああああああッッ」ﾀﾞﾀﾞｯ
ﾊﾞｷﾞｨｲｯ
絵里「！」
- 383 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/04/30(木) 20:03:30.22 ID:aOCe5evN.net
- 絵里（私の氷の剣を砕いた！）
絵里「ふうん」ﾆﾔｯ
ﾋﾟｷｷｷｯ
英玲奈「また氷の剣か？ 何度でも砕いてやる！」ﾀﾞﾝｯ
絵里「それはどうかしら」
絵里「〝ダイヤモンドプリンセスの憂鬱〟」ｷｨﾝ
英玲奈「何度やっても同じだ！！」
英玲奈（これでトドメを刺してやる！！）ﾀﾞﾀﾞｯ
ｽﾞﾊﾞｱｧｧｯ
ﾌﾞｼｭｩｩｯ
英玲奈「あぁああっ」
英玲奈「馬鹿な！私の拳が斬られた！？」
絵里「〝ダイヤモンドプリンセスの憂鬱〟は私の氷を硬化するチカラ……」
絵里「終わりよ」ﾀﾝｯ
英玲奈「ここまでか……！！」
英玲奈（ツバサ、お前だけでも生き―――――）
ｽﾞﾊﾞｱｱｱｯｯ
英玲奈「ぐがああああああああああああああああッッ」ﾌﾞｼｭｳｳｯ
ﾄﾞｻｯ
絵里「………………………До свидания（さようなら）」
―――――
―――
―
＊
絵里「音ノ木坂学院に海未、ツバサ、そしてことりがいる………」
絵里「あの場所に私の求める全てがある……！」
絵里（今度こそ海未とツバサを殺し、私がことりを手に入れてみせるわ！！）
絵里「亜里沙、もうすぐよ………。もうすぐだから…………！！」
To Be Continued.
- 384 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/04/30(木) 20:17:40.48 ID:MwOS52Gc.net
- 乙
穂乃果ちゃんはやくきてくれえぇぇ！
- 385 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/04/30(木) 20:34:06.36 ID:dprh242O.net
- 乙
このエリーチカはまったく隙がない
- 386 ：名無しで叶える物語(たこやき)＠＼(^o^)／：2015/04/30(木) 21:07:15.30 ID:+hdhUrZI.net
- 乙
このままだと皆殺しチカ
- 387 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/04/30(木) 23:10:49.22 ID:uqI4a2YW.net
- 乙
このエリチは一期のエリチだわ
- 388 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/04/30(木) 23:26:13.30 ID:EQ4BVgUq.net
- まるで抜き身のナイフだぜ･･･
これは相当にかしこい
- 389 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/05/01(金) 15:30:08.78 ID:3Qrpx0OQ.net
- このえりちはかしかわだわｗ
海未ちゃんとツバサどうなるんだ…
- 390 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/05/01(金) 17:58:23.78 ID:FOQtlmGP.net
- 賢いってるけど
アライズの真意を知らなかった辺りポンコツの片鱗はある
- 391 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/03(日) 16:40:48.61 ID:RyaB3Zhg.net
- ～中庭～
ﾊﾞﾋﾞｭｳ!
MG4「ハァーッハッハ！ 貴様には手も足も出まい！」ﾋﾞｭｳｳﾝ
にこ「むぅぅ！」
MG4「私が空中にいる限り貴様に勝ち目はないなぁ！」ｹﾀｹﾀ
MG4「ハッハッハ！行くぞ！次は避けられるか！？」
MG4「おらあああああッ！！」ﾌﾞﾝ!
にこ「あがああッ」ﾄﾞｻｯ
にこ「うぅっ…ぅ…」
MG4「ハッハッハッハァ！もう諦めたらどうだ？」
にこ「くっそぉ……っっ！」ﾑｸｯ
にこ（こうも空を飛ばれていたんじゃ、まともに攻撃できない！）
にこ（空から高速で攻撃してくるのに何とか対応して、ダメージを減らすしか今は……）
にこ（でもそんなジリ貧の戦法を続けたらいつかはやられる……）
MG4「クククッ、このままなぶり殺しにしてやる！」ﾌﾞｩｵｯ
ﾄﾞｶﾞｧｧﾝ
にこ「あがああッ」ﾄﾞﾀｯ
MG4「ほらほら最初の威勢はどうした？」ﾌﾞｳﾝ!
ﾊﾞｷﾞｨｲｲｯ
にこ「うああああっっ」ﾊﾞﾝｯ
にこ「くっ……うぅ………」ｸﾞｸﾞ…
にこ（負け……て…たまるか………ッ！！）
ﾄﾞｺﾞｵｵｯ
- 392 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/03(日) 16:44:32.79 ID:RyaB3Zhg.net
- ｶﾞｶﾞｱｱｧｯ
ﾊﾞｷｨｲｯ!!
にこ「おおああっっ」ﾊﾞﾀｯ
にこ「うぅぅ………っ」ﾑｸ…
MG4「しぶといヤツめ！ 貴様はもうそろそろおしまいにしてやる」
MG4「ククク……〝蒼の神話〟も今頃殺（や）られているかもな」ﾆﾔｯ
にこ「！？」
にこ「何ですって！海未が！？」
MG4「今ヤツは〝A-RISE〟リーダー・綺羅ツバサと戦っているだろう」
にこ「綺羅ツバサ！？」ｶﾞﾀｯ
MG4「そう、相手はあの〝A-RISE〟の綺羅ツバサだ。さすがの〝蒼の神話〟でも勝ち目はないだろうな」
にこ「そんな…、海未がやられる訳が………」ｶﾞｸ
MG4「貴様と〝蒼の神話〟を始末し、〝小夜啼鳥恋詩〟を手に入れ、ついに我らの目的は達成されるのだ！！」
MG4「ハァーッハッハッハッハ！！ 貴様たちはもう終わりなんだよ！！」ｹﾀｹﾀ
にこ「………綺羅ツバサが来てるなんて………本当ならサインとかもらいたいけど、今はそうは言ってらんないわね」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
MG4「あぁ？ 何か言ったか？」
にこ「海未がピンチならこんなところでアンタに苦戦してる場合じゃない！！」
MG4「何だと？」
にこ「何としても……ッ」ｷﾞﾘｯ
にこ「何としてもアンタをここで倒す！！」ﾄﾞﾝ!!
MG4「ハッ、まだ状況がわかっていないのか？ 空にいる私に手も足も出ないことを忘れたか？」
にこ（………そう。私は空にいるアイツに攻撃を届かせる手段がない）
にこ（でも……アイツが攻撃を仕掛けてくる瞬間なら、アイツは私に近づいてくる瞬間なら！）
- 393 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/05/03(日) 16:46:04.11 ID:AA3iF0CN.net
- ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
にこちゃんfight
- 394 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/03(日) 16:46:12.16 ID:RyaB3Zhg.net
- MG4「貴様たちには散々手こずらされた！！」ﾋﾞｭｳｳﾝ ﾊﾞｻｯﾊﾞｻｯ
にこ（相打ち覚悟でアイツの攻撃の瞬間に叩き込んでやる！！）ｻﾞｯ
MG4（MG1、MG2、MG3…………）
MG4「私が仲間たちの敵を討ってやる！！」ﾊﾞｻｯ
ﾋﾞｭｳｳｯ
にこ（来た！ ヤツが油断して攻撃しに近づいてくる今こそ最大のチャンス！！）ﾊﾞｯ
にこ（ここが勝負どころよ、矢澤にこ！）ｸﾞｸﾞｸﾞｯ!
にこ「うおおおおおおッッ」ﾀﾞﾀﾞｯ
MG4「何！？」
MG4（攻撃中の私に突っ込んでくる！？）
MG4「貴様、それが狙いか！！」
にこ「はあああああッッ」ﾀﾞﾝｯ
MG4（避けきれな――――）
ﾄﾞｺﾞｵｵｵｵｵｵ
MG4「ごはああああああああ！！」ﾌﾞｩｵｵｯ
MG4（な、何て威力のパンチだ！）
MG4（ここは一度上空に退避し、体勢を立て直す！）ﾊﾞｻｧｯ
ﾕﾗｯ
MG4「翼が重い！？」
にこ「逃がさないわよっ！！」ｶﾞｼｯ
MG4（コイツ…！私の背中にしがみついて―――！！）
MG4「くっ、は、放せ！！」
にこ（絶対に放さない！ 今放したら二度とコイツに近づけなくなる！）ｶﾞｼｨｯ
- 395 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/03(日) 16:48:43.37 ID:RyaB3Zhg.net
- にこ（コイツを倒せるチャンスは今しかない！ ここで決めてやる！）
にこ「はああああああああああッッ」
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
MG4「！？」
MG4「貴様、何を考えている！？ まさかこの体勢で技を撃つ気か！？」
にこ「さあ、どうかしらね！」
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
にこ（背中にひっついて、ゼロ距離での〝Trouble Busters〟で倒す！！）
MG4（何という凄まじいエネルギーだ！こんな技を喰らったら確実に――――）
MG4（やられる！！）ｿﾞｸｯ
MG4（コイツを振り払って回避せねば！）ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ!
MG4「うああああっっ 放せえええええ！！」
にこ「うぐぐうぐうううっっ」
にこ（〝Trouble Busters〟のエネルギーが溜まるまでは絶対に放さない！ 歯を食いしばれ矢澤にこ！！）ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘﾘｯ
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…
MG4（マズイ！）ｷﾞｯ
にこ「今だ！」ｷｭｩﾝ!
MG4「くそぉぉっっ！！」ｷﾞﾘﾘｯ
にこ「消し飛べ〝Trouble Busters〟！！！」ｶｯ
ゴガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ！！
MG4「ぐわああああああああああああああああああああっ！！」ｷﾞｭｳｵｵｵｯ
ドドドドドドドドォ
にこ「うおおおおおおおおおおおおッッ」ﾄﾞｫｯ
- 396 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/03(日) 16:53:32.04 ID:RyaB3Zhg.net
- MG4「あがあああああああああああああ！！ おのれえええええッ！！」
MG4（馬鹿な……！ 私の能力を以ってしても勝てないだとォ！？）
MG4（警戒すべき敵は〝蒼の神話〟だけじゃなかった！）
MG4（矢澤にこ………恐ろしい覚悟を持った能力者だ………！！）
MG4（絵里様………私たち〝Mutant Girls〟はあなたと共に……ッ！）
にこ「私たちは負けない！相手が〝Mutant Girls〟だろうと〝A-RISE〟だろうと、絶対に！！」
にこ「私の友達には傷一つつけさせないわよッ！」
にこ「おおおおおおああああああああああッッッ」ﾄﾞｵｵ
MG4「貴様たちは…………我らの主が必ず…………ッ！！」
ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ
ｼｭｳｳｳｳｳ―――
にこ「うっ」ｽﾀｯ
ﾌﾗ… ﾌﾗ… ﾄﾞｻｯ
にこ「はあっはあっはあっはあっ」ｾﾞﾋｭｰｾﾞﾋｭｰ
にこ（た、倒した……！）
にこ（ゼロ距離の〝Trouble Busters〟でならアイツもひとたまりもないでしょうね……）
にこ「それにしても……相変わらずこの能力は体力使うわね……はあっはあっ！」ｸﾞﾗｯ
にこ「MG4からのダメージも結構あるし……」
にこ「でも休んじゃいらんないわ。綺羅ツバサが来ているなんて……」
にこ「はあっ……はあっ……」ｾﾞﾋｭｰ
にこ「今からでも海未たちを助けに行かないと！」ﾕﾗｯ
にこ「待ってなさい……！海未、ことり、花陽、凛！」ﾀﾞﾀｯ
ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ…
- 397 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/03(日) 16:57:45.95 ID:RyaB3Zhg.net
- ＊＊＊＊
ﾋｭｳｳｳｳ…
ﾀｯﾀｯﾀｯ
ﾊﾞﾝ!
真姫「絵里！？」
真姫「こ、これは……！」
真姫（辺り一面氷漬けになっている…………ここで何が起こっていたの……？）
真姫（そして、この染みは………血……？）ｻﾜ…
真姫「この有様………まさかこれって―――！！」
ｽｩ
希「さっきまでここで戦いがあったんよ」ﾀﾝ…
真姫「希！！」
真姫「戦いって、どういうこと！？」
希「〝A-RISE〟がえりちを裏切って牙を剥いたんや。それでえりちと優木あんじゅ・統堂英玲奈の戦いがここで始まった」
希「この氷は全部えりちの能力によるものやね」
真姫「何ですって……？」ｿﾞｸｯ
真姫（この氷が全部絵里の能力……？なんて強大なの………！？いえ、それより――）
真姫「〝A-RISE〟が裏切った……？」
真姫「それで…、その戦闘はどうなったの？」
希「えりちが返り討ちにしてしまったよ。あんじゅさんと英玲奈さんも頑張ってたけど、惜しかったなあ」
真姫「返り討ちって………！確かに戦闘の形跡はあるけれど、でもここには誰もいないじゃない！」
真姫「絵里は？絵里はどこに行ったの！？」
希「えりちは音ノ木坂学院へ向かったよ」
- 398 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/03(日) 17:00:33.01 ID:RyaB3Zhg.net
- 真姫「！！」
真姫「学校へ！？」
希「もう〝A-RISE〟も〝Mutant Girls〟もいないからね。えりちが自ら海未ちゃんと決着を着けに行ったんや」
真姫「そんな………！！」
真姫（絵里と…………海未が………！！）
真姫（……………絵里を、絵里を止めなきゃ！）ｶﾞﾊﾞｯ
希「真姫ちゃん、どこへ行くん？」
真姫「私も……音ノ木坂学院へ行く！」
希「……………そっか」
真姫（絵里と海未が戦ったら………もし絵里が海未を殺してしまったら…………もう絵里は後戻りできなくなる！）
真姫（今度こそ取り返しのつかないことになってしまう！！）ｱｾ…
真姫（私が………止めないと！！）
真姫（亜里沙を助けるために友達を犠牲にするなんて…………ダメよ、絵里！！）ｸﾞｯ!
真姫「今から走って間に合うかわからないけれど、行くしかない！！」
真姫「ありがと、希。私行ってくるわ」
希「気をつけてね」
真姫「ええ！」ﾀﾞﾀﾞｯ
ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ…
希「…………………………」
希（真姫ちゃん、もう運命の歯車は回り出したんや。今更止められないよ）
希（誰もえりちのことは止められない）
希「それにしても……」
希（えりちと戦ってた英玲奈さんとあんじゅさんの姿が見えないなあ）
- 399 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/03(日) 17:04:37.62 ID:RyaB3Zhg.net
- 希（もしかして、えりちとの戦いの後、最後の力を振り絞ってここから逃げたのかな？）
希「ふふふふ………えりちは詰めが甘いなあ」
希（でもえりちと戦って無事なはずがない。あの2人はここでリタイヤやね）
希（残っている歯車はえりち、真姫ちゃん、海未ちゃん、ツバサさん、にこっちかな…）
希（もうすぐ………この戦いが終結する………）
希（ふふふ…最後に立っているのは誰なのか………楽しみやね）ﾆﾔﾘ
希「ふふ………ふふふふふふ…………」
＊＊＊＊
海未「…………ッッ」ｷﾞｯ
花陽「海未ちゃん……！」
凛「〝Mermaid festa〟が使えないなんて………どうするの……？」ｶﾞｸｶﾞｸ
ことり「……………ッ」ｸﾞ
ツバサ「あはっ！さあ行くわよ、海未さん！」ﾊﾞﾁﾁﾁｯ
海未「くっ」ｻﾞｯ
海未（綺羅ツバサを倒すためにはアレが必要……ですがアレを使うには少々時間がかかります。それまで何とか時間稼ぎをしないと！）
海未（そして、綺羅ツバサに私の思惑がバレないように……）ﾌｵｫ…
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁｯ
ツバサ「〝Shocking Party〟！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｨｯ
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾝ
凛「消えた！？」
海未（雷速移動か！）ﾊﾞｯ
ツバサ「ふふっ」ｼｭｼｭｯ
凛「どこに行ったの！？」
- 400 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/03(日) 17:05:54.30 ID:RyaB3Zhg.net
- 海未「後ろ！！」ｻﾞｯ
ｶﾞﾊﾞｯ
海未「いない！」
海未（声や音に反応していては間に合わない！！）
ツバサ「あなたに私の動きが視えるかしら！」ﾊﾞﾊﾞｯ
海未（早すぎる！！）ｷﾞﾘ…
海未（仕方がありません！）
海未「星の断絶〝スピカテリブル〟」ｽｯ
ｷｭｩｲｵｵｯ
ことり「そうだ！〝スピカテリブル〟なら綺羅ツバサさんの電撃を一度防げている！」
花陽「いくらスピードが早くても、360度全方位に障壁を展開する〝スピカテリブル〟なら電撃を封じられるんだ！」
凛「やったにゃ！！」ｸﾞｯ!
海未（よし、これで……）
ツバサ「それはどうかしら？」ﾊﾟﾘｯ
海未「！！」
海未「馬鹿な！！」
花陽「ツバサさんが………！！」
凛「海未ちゃんのバリアの内側にいる！？」
ツバサ「その能力は一度見ているのよ。警戒しないはずがないでしょう」
ことり「まさか海未ちゃんの〝スピカテリブル〟の発動より一瞬早く接近して内側に潜り込んだの！？」ｿﾞｸｯ
海未（くっ、〝スピカテリブル〟は読まれていましたか！！）
海未（しかし能力の発動より早く動くなんて……！！綺羅ツバサ、戦闘能力だけではなく判断力も高い！！）ｿﾞｯ
ツバサ「もうあなたを守るものはないわよ」ｽｯ
- 401 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/03(日) 17:09:20.94 ID:RyaB3Zhg.net
- ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾁｯ
海未（ここは耐えるしか……！！）ｸﾞｯ
ツバサ「痺れなさい！〝Shocking Party〟！！」ﾊﾞｯ
ﾊﾞﾁﾁﾁﾁﾁﾁｯｯ!!
海未「あがああああああアアアッッ」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘﾋﾞﾘﾋﾞﾘ
海未「ぐっ………うぁ……」ﾌﾗ…ﾌﾗ…
海未（凄まじい電撃です…！身体が……っ！）ﾌﾗ…
ことり「海未ちゃぁんっ！！」ｳﾙｯ
ツバサ「うっふふふふ……。頑張ったけど、ここまでみたいね」
ツバサ「まばたきしたら見失うぐらいの高速移動の〝START DASH!!〟私の電撃をも防ぐ障壁を生み出す〝スピカテリブル〟」
ツバサ「そして水を操ってあらゆる手段に用いられる流水系能力〝Mermaid festa〟」
ツバサ「素晴らしい能力ね。あなた自身の戦闘スキルもとても卓越しているわ」
ツバサ「でも………やはり私には程遠かったわね。ここまでよ。今日は楽しませてくれてありがとうね」
花陽「あわわわっ！やっぱりツバサさんすごく強いよぉっ」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
海未「うぅぅっ………」ﾀﾝ…
海未「はあっはあっ…………っふう！」ｽｰﾊｰ…
海未「たしかに―――ここまでですね」
ツバサ「ふふっ、賢明ね。実力差をわきまえて諦めるのも大事なことよ」
ツバサ「そう。あなたはここまででおしまいなの」
海未「いいえ。ここまでなのは私が防戦一方に追い込まれる展開です」
ツバサ「………………何ですって？」
海未「綺羅ツバサ、あなたを倒す準備が整いました」
凛「え！？」
- 402 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/03(日) 17:11:14.48 ID:RyaB3Zhg.net
- 花陽「あのツバサさんを倒す！？」
ことり「海未ちゃん………何か作戦があるんだ！」
ツバサ「何を言っているの？私の電撃を何度も受けて、そんなボロボロな身体で何ができるのよ」
ツバサ「それに見ていればわかるわ。さっきの〝スピカテリブル〟は強力な能力で消耗が激しいはず」
ことり「！！」
海未「〝スピカテリブル〟の弱点を見抜くとは……さすが綺羅ツバサですね。ですが、ここから先は〝スピカテリブル〟に頼りません」
ことり「え！？」
ことり（〝スピカテリブル〟は唯一ツバサさんの〝Shocking Party〟に対応できていたのに、それを使わないの！？）
ことり（海未ちゃん………どんな方法でツバサさんを攻略するつもり！？）ｼﾞﾘ…
海未「ここからは私があなたに教える番です」
海未「どれほどの能力を持っている相手でも必ず勝機はあるということを！！」ﾊﾞﾝ!
海未「はああああ………」ｽｩｩ…
ツバサ「！！」ｿﾞﾜｯ
ツバサ（〝蒼の神話〟……………ッ！！）ｷﾞﾘﾘｯ
To Be Continued.
- 403 ：名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)＠＼(^o^)／：2015/05/03(日) 18:14:28.94 ID:5nKZG2EK.net
- おつ
- 404 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/05/04(月) 08:35:25.80 ID:cCG2gQS0.net
- 滾ってきた
がんばれｳﾐﾁｬｰ
- 405 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/05/05(火) 00:52:15.95 ID:43a8S1WI.net
- ほ
- 406 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/05(火) 17:38:42.23 ID:8hOfHhPW.net
- ﾀﾞﾀﾞｯ
にこ「海未、ことり、凛、花陽！無事！？」ｽﾀﾝｯ
花陽「にこちゃん！」
ことり「無事だったんだ！よかった～」ﾎｯ
凛「MG4は！？」
にこ「ふふん、このスーパーアイドル矢澤にこにかかれば余裕よ、余裕！」ﾄﾞﾔｯ
ツバサ（矢澤にこさん………ということはMG4は負けたのね……）
ツバサ（ちょっと面倒なことになったわ……）
にこ「ううっ」ｸﾗｯ
花陽「にこちゃん！」
凛「フラフラだよ！？結構ダメージがあるんじゃ………」
にこ「どうってこと………ないわよっ…」ｸﾞｸﾞ…
海未「にこ………。ありがとうございます。ゆっくり休んでいてください」
にこ「本当は加勢したいところだけど……、残念ながら手伝えそうにないわね」
海未「私は大丈夫です」ﾆｺｯ
ことり「海未ちゃん、ツバサさんの力を本当に攻略できるの……？」
海未「ええ。少し前から準備を始めていましたが、たった今その準備が終わりました」
海未「綺羅ツバサ、これよりあなたを倒します！」
ツバサ「ふふふ……私を倒す、ですって？電撃に痺れて頭がおかしくなっちゃったのかしら？」
ツバサ「私はあんじゅと違って悪ふざけは嫌いなんだけれど………！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ
海未「私は最初から冷静そのものですよ」
ツバサ「それはどうか、これから分からせてあげるわ！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｨ
凛「電撃が来る！！」
- 407 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/05(火) 17:40:37.39 ID:8hOfHhPW.net
- にこ（電撃！？あれが綺羅ツバサの能力か！！）ｿﾞｸｯ
海未（今こそ時間稼ぎの間、密かに作り出したアレを……！）
海未「澄み渡れ明鏡止水〝Mermaid festa〟」ﾊﾞｯ
ｼﾞｬﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ
にこ「！！」
花陽「え！？また〝Mermaid festa〟！？」
ことり「その力は電気に弱いから危険なのに！」
ツバサ「わざわざ水を出してそんなにビリビリになりたいの！？」
海未「いいえ、このチカラがあなたを超える鍵となるのです！」
ツバサ「！？」
ｼﾞｬﾊﾞﾊﾞﾊﾞｱｯ
凛（海未ちゃんが水を纏うように展開させた！）
ツバサ「何ですって……」ｷﾞﾘ…
ツバサ「流石に笑えないわよ！！〝Shocking Party〟」ﾊﾞﾁﾁｯ
ﾄﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯｯ!!
ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁｨｨｯ
にこ（凄まじい電撃！）
凛「海未ちゃん！！」
花陽「そんな！今度こそやられちゃうよ……っ」ｶﾞｸｯ
ツバサ「ふん、最後はあっけなかったわね」
「「！！」」
ことり「ううん、よく見て！」ﾋﾞｯ
にこ「あれは………っ！」
- 408 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/05(火) 17:42:31.12 ID:8hOfHhPW.net
- ｻﾞ…
ｼｭｳｵｵｵﾝ
海未「………………………」ｼﾝ…
ツバサ「！？」
ツバサ「無傷ですって！？」ｼﾞﾘｯ
ツバサ（私の〝Shocking Party〟が防がれるなんてありえない！）
ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁｨｯ!
ツバサ「もう一度！次こそ痺れさせてあげるわ！」ﾊﾞｯ
ﾊﾞﾁﾁﾁﾁﾁﾁｯ!!
ｼﾞｭｱｱｱｱｯ ﾊﾞｼｬｼｬﾝ
海未「………………」ｼﾝ…
ツバサ（効いていない！？水が私の電撃を通さない………！？）ｼﾞﾘﾘ…
花陽「本当に………〝Shocking Party〟を攻略したんだ！」ｸﾞｯ
海未（……………成功しました。これで完成ですね）
ツバサ「水を使って私の電撃を防いだというの！？一体どうやって………！？」
海未「先程『水は電気を通す』と言いましたね。確かにそれは有名な性質です」
海未「ですがこのことは知っていますか？『純粋な水は電気を通さない』」
「「「「！！」」」」
ツバサ（水は電気を通す、というのはそもそも水の中に含まれるイオンが電気を通していることが原因……）
ツバサ（しかし、本当に純粋な水なら電気を通すものはない………私の〝Shocking Party〟の防御に使えるというわけね）
ツバサ「でも……この状況で………純粋な水を生成した？」
海未「ええ。あなたに殺される前にこの純水が生成できるかが勝負の分かれ目でした」
海未「ですが時間稼ぎは成功し、私は新たな〝Mermaid festa〟を生み出すことができた」
- 409 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/05(火) 17:44:50.99 ID:8hOfHhPW.net
- ツバサ「くっ、さすがは〝蒼の神話〟といったところね」ｸﾞｯ…
ことり（すごい……！弱点になってしまっていた〝Mermaid festa〟を戦闘中に改良するなんて！！）
ことり「紛れもなく海未ちゃんは…………天才！！」
にこ「海未…………！！」ｺﾞｸﾘ
海未「純粋な水―――――明鏡止水を操る私の新たな能力（チカラ）…………」
海未「名を〝Mermaid festa -Pure girls project-〟！！」
花陽「〝Mermaid festa――――」
凛「――――、-Pure girls project-〟！！」ｸﾞ…
海未「この新たな〝Mermaid festa〟があればあなたの電撃は最早障害ではありません」
海未「決着を着けましょう、……………綺羅ツバサ！！」ﾄﾞﾝ!
ツバサ「ッッ！」ｷﾞﾘｨｯ
ツバサ「…………………………」
ツバサ「………………ふ……………ふふっ……ふふふ…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ…
ことり「？」
ツバサ「ふふふ………………あっはははははっっ」ｹﾀｹﾀｹﾀｹﾀ
海未「！？」
海未「何が可笑しいのです？」
ツバサ「あっはははっ！だって、こんなに楽しい戦いは今までなかったもの！
ツバサ「私の〝Shocking Party〟にここまで対抗できたのはあなたが初めてよ、園田海未さん」
ツバサ「戦いはこうでなくっちゃ」ﾍﾟﾛﾘ
海未（綺羅ツバサ…………能力を防げたとしてもこの余裕………やはり侮れませんね）ｸﾞ!
ツバサ「さあ、行くわよ！」ﾊﾟﾘｯ
ﾊﾟﾁﾝ! ﾊﾟﾁｯﾊﾟﾁｯ
- 410 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/05(火) 17:47:22.47 ID:8hOfHhPW.net
- ﾊﾟﾁﾝ! ﾊﾟﾁｯﾊﾟﾁｯ
海未「！！」
にこ「綺羅ツバサが消えた！？」ｶﾞﾀｯ
海未（〝Shocking Party〟の電光石化か！）
ツバサ「ふふっ、電撃を防ぐ手段はできたとしてもこの雷速移動には対抗手段がないでしょう！さあどうするのか見せてもらうわよ！！」ﾊﾞｯﾊﾞﾊﾞｯ
花陽「全然見えない！やっぱりすごいスピードだよぉっ！」
海未「ならば…………〝START DASH!!〟」ｳﾞｫﾝｯ
ことり「！？」
ことり「どうして！？〝START DASH!!〟ではあのスピードに追いつけないのに！」
海未「いいえ、それだけではありません。更に〝Mermaid festa -Pure girls project-〟！！」ｽｯ
ﾌｫｵｵｵｵｵｵﾝ…
花陽「水のオーラを両脚に纏った！？」
凛「あの水のオーラは、〝Mermaid festa〟で〝ラブアローシュート〟を強化するときに使っていたものと同じにゃ！」
ことり「そっか！あのオーラを脚に纏うことで〝START DASH!!〟の速度強化をしたんだ！」ｸﾞｸﾞｯ
にこ「能力の………重ねがけ！！」
にこ（何て器用な能力の使い方なの！？）
海未（ただの〝START DASH!!〟では綺羅ツバサの電光石火にはまったく追いつけません…………）
海未（しかし、この水のオーラを使えば綺羅ツバサに近い速度を出すことができる！！）
ツバサ「今更小細工をしても遅いわよ！！」ﾀﾞﾝｯ
海未（来た！）
海未（さっきよりも視える、綺羅ツバサの動きが視える！！）
ｳﾞｫﾝ
ツバサ（避けた！？）
- 411 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/05(火) 17:48:32.13 ID:8hOfHhPW.net
- 海未「うおおおおおおおッッ」ｳﾞｫｳﾞｫﾝｯ
ツバサ（跳び蹴り！？）
ツバサ「はああっ」ﾊﾞﾁﾁｯ
ｽｶｯ
海未（くっ、かわされましたか！）
海未（ですが――――）ｳﾞｫ
海未「だああああああっ」ｳﾞｫﾝ
ツバサ「はああああああああっ」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁｨｯ
ﾄﾞｺﾞｵｵｯ
海未（打撃が相打ちだった！）
ツバサ（やるわね、海未さん……！）
ことり「一体何が起こってるの！？」
凛「早すぎて全然見えないにゃ……！！」ｿﾞｸｿﾞｸｯ
ツバサ（まさか私の雷速にここまで近いスピードを出すなんて！！）
ツバサ「ますます面白いわ！」ﾆﾔｯ
海未（速度で追いついても、まだまだ倒し切れない……。肉弾戦もここまで強いとは！）ｷﾞﾘｯ
ツバサ（高速移動を重ねながらここまで激しい近接戦闘（インファイト）は身体への負担がかなり重いわね………）
ツバサ（でもそれは向こうも同じはず…）
ツバサ（この高速戦闘勝負――――）
海未（――――先にスタミナの尽きたほうが死ぬ！！）
ツバサ「もっと早く――――」
ツバサ「〝Shocking Party〟！！」ﾊﾞﾁﾁｨｯ
海未「〝START DASH!!〟！！」ｳﾞｫﾝ
- 412 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/05(火) 17:50:01.60 ID:8hOfHhPW.net
- ツバサ「はああああああああああああああッッ」
海未「うおおおおおおおおおおおおッッ」
ﾄﾞｶﾞｱｧｯ ﾊﾞｷﾞｲｯ ﾄﾞｺﾞｵｵｯ ｽﾞｶｧｱｱｯ
ﾄﾞｫｵﾝｯ ﾊﾞｼｯ ﾊﾞﾁﾁﾁｯ ﾀﾞﾀﾞｯ ﾀﾝｯ
ことり「！！？」
花陽「うわわわっ！早すぎるよぉ！！」ｶﾞｸｶﾞｸ
凛「早すぎて凛たち何やっているかまったく分からないにゃ！」
にこ「こんなレベルの戦い……………ありえるの！？」ｺﾞｸﾘ
ﾄﾞｵｵｵｯ
海未（一瞬でも速度を緩めたらやられる！）ﾀﾞﾀﾞｯ
ツバサ（これだけ戦ってもちっとも気を緩めなんて………さすがは〝蒼の神話〟ね）ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ
海未「はああああっ」ﾀﾝｯ
ツバサ「甘いわよ！」ｽｯ
ﾀﾝｯ
海未「くっ、当たらない！」ｶﾞﾊﾞｯ
ツバサ（捉えた！）ｶｯ
ツバサ「隙ありよ、海未さん！！」ﾀﾞﾝｯ
ｽｶｯ
ツバサ「！？」
ツバサ（これは――――残像！？）ﾄﾞﾝ
ツバサ「ちぃっ」
海未（今です！）
海未「はあああああッッ」ﾀﾞﾝｯ
- 413 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/05(火) 17:51:52.01 ID:8hOfHhPW.net
- ｶﾞｱｱｱﾝｯ
ツバサ「うがあああああっ」ﾄﾞｻｯ
ツバサ（しまった！！）
にこ「ツバサのスピードが遅くなった！？」
ことり「海未ちゃんの攻撃が当たったんだ！」
海未（今です！）ｽｳｯ
海未「水よ研ぎ澄ませ〝Mermaid festa -Pure girls project-〟」ｼﾞｬﾊﾞﾊﾞｯ
ﾌｫｵｵﾝ
海未（この明鏡止水の刀でトドメを刺す！！）
海未「これで終わりです、綺羅ツバサ！！」ﾀﾞﾀﾞﾀｯ
ツバサ「ぐううううっ！！させないわよ、〝Shocking Party〟！！」ﾊﾞｯ
ﾊﾞﾁﾁﾁﾁﾁｯ
にこ「今度は電撃よ！」
海未「無駄です！！」ｽｯ
海未「たあああああああッ」ﾌﾞﾝｯ
ｽﾞﾊﾞｱｱｱｱｯ
ツバサ「何ですって！？」
花陽「水の刀で――――」
凛「―――雷を斬った！？」
ツバサ「純水の刀か！！」ｷﾞﾘﾘｯ
海未（このまま――――斬る！！）
海未「うおおおおおおおおおおおッッ」ｳﾞｫﾝｯ
ツバサ「くうううっっ」
- 414 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/05(火) 17:55:01.76 ID:8hOfHhPW.net
- ツバサ（よけきれな――――――）
ｽﾞﾊﾞｱｱｱｯ
ﾌﾞｼｭｳｳｳｳｳｳｳｯｯ
ツバサ「ぐわあああああああああああああぁぁぁっっっ」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｧ
ツバサ（そんな………っ……この私が………負けるなんてっっ！！）ｷﾞﾘﾘｯ
ツバサ「見事ね…………〝蒼の神話〟…………」ﾊﾞﾀｯ
にこ「……………………………………決まった！！」
凛「やった、やったぁ――――！！」ﾊﾞﾝｻﾞｰｲ
花陽「海未ちゃん、倒したんだ……！あの綺羅ツバサさんを………っ」ｸﾞｯ
にこ（海未………やったわね）ｸﾞ…
海未「はあっはあっはあっはあっ…………」ｾﾞｰﾊｰ…
海未「ぐっ……ぁっ……」ｸﾞﾗｯ
ことり「海未ちゃん！大丈夫！？」ｶﾞﾊﾞｯ
海未「え、ええ。なんとか……」
ことり「無事でよかった…………！」ｷﾞｭｯ
海未「ことり………ありがとうございます」ｷｭ…
海未（うぅ…………電撃によるダメージが深いです……）ﾋﾞｷﾋﾞｷｯ
海未「ごふっ」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ…
ことり「海未ちゃん！」
ことり（すごい量の吐血……っ！）
海未（純水を生み出す新しい〝Mermaid festa〟の負担がかなり大きいです……。〝START DASH!!〟と重ねて使ったのはさすがにキツいですね…………）ﾌﾗ…
海未（それでも勝ったのが奇跡なくらいです。綺羅ツバサ…………恐ろしい能力者でした……）
海未（今まで戦った能力者の誰よりも強かった……！！）ｶﾞｸｶﾞｸ
- 415 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/05(火) 17:58:37.53 ID:8hOfHhPW.net
- ツバサ「うっ…ぐ………〝小夜啼鳥恋詩〟……南ことりィィ………っ！！」ｷﾞﾛｯ
ことり「！！」ﾋﾞｸｯ
ツバサ「あなたの能力は……こうやって憎しみしか生まないのよ…………ッ！！」
ことり「え…………」
ツバサ「グ……ゥ…ゴハァッ」ﾎﾞﾀｯﾎﾞﾀﾎﾞﾀ
ﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸ
ツバサ（斬撃が深すぎる……ッ）ﾄﾞｸﾄﾞｸ
ツバサ「皮肉なものね………『癒しの力』がこんな争いを呼び起こすなんて！」
ことり「そんな………私は………ッ」ｼﾞﾘ…
海未「ことり、耳を貸してはいけません！」
ツバサ「やはり存在してはいけない能力、あなたの能力が人々を不幸にするのよ！」
ツバサ「ふっ………この戦いであなたのために一体何人犠牲になったのかしらね……」
ことり「私は………！」ｿﾞｯ
ツバサ「私たち〝A-RISE〟は絶対にあなたたちの存在を認めない！！何がなんでも消し去ってやるわ………！！」
ことり「ッ！！」ｿﾞｸｯ
海未「ことり！」
ことり「違っ………私じゃ……私のせいじゃ………」ﾌﾙﾌﾙ
ﾂｩ―
海未「ことり、大丈夫です！」ｷﾞｭｯ
ことり「！」
海未「ことりのせいなんかではありません！ことりがいてくれるから私は―――――」ｷﾞｭｳｯ
ことり「海未………ちゃん………ありがとう……！」ｷｭｯ
海未（これから何があろうと、ことりのことは………私が守る！！）ｸﾞｯ!!
- 416 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/05(火) 18:01:02.05 ID:8hOfHhPW.net
- ｺﾂ ｺﾂ ｺﾂ ｺﾂ ｺﾂ ｺﾂ…
海未「？」
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
「ハラショー、海未。すばらしいわ」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
ツバサ「！！」ｿﾞｸｯ
凛「絵里ちゃん！？」
にこ「絵里！！」
絵里「綺羅ツバサを倒すなんてすごいわ。こんなに強かったのね」
絵里「それにいつの間にかことりとの絆が深くなっているみたいね。微笑ましいわよ」ﾆｺｯ
海未「いえ………ありがとうございます」
花陽「絵里ちゃん今までどこにいたの？心配したんだよ！」
絵里「ふふふ、ちょっと他校の無礼な人とトラブっててね。でももう解決したから大丈夫よ！」
ことり「絵里ちゃん…………よかった………」
ツバサ「！！」
ツバサ（そんな………！あんじゅ……英玲奈…………ッ）ｸﾞｯ…
絵里「海未、本当にあなたはすばらしいわ」
絵里「さすがは〝蒼の神話〟ね！」
海未「？」
ｺﾂ ｺﾂ ｺﾂ…
にこ「ちょっ、絵里、ツバサに近づくと危ないわよ！」ｶﾞｼｯ
絵里「にこ、忠告ありがとう」ﾆｺｯ
ﾄﾞｽｯ
- 417 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/05(火) 18:03:20.33 ID:8hOfHhPW.net
- にこ「いっ……………」ﾄﾞｻｯ
ﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸ…
「「「「！！？」」」」
凛「え……………………？」
絵里「じゃあね、にこ」
にこ「嘘………絵里……っ」ｶﾞｸｶﾞｸ
ことり「にこちゃん！！」
凛（嘘だっ……絵里ちゃんがにこちゃんを刺して―――！！）ｿﾞｿﾞｿﾞｯ
にこ「ゴフッ」ﾎﾞﾀｧ ﾊﾞﾀｯ
ﾄﾞｸﾄﾞｸ
にこ（ぐ…ぐぅ……っ…完全にお腹貫かれてる…………血が止まらないわ…………！！）
花陽「絵里ちゃん！？何してるの！？」ｶﾞﾀｯ
海未「絵里！！あなたまさか……………！」
絵里「はぁ…、〝Mutant Girls〟も〝A-RISE〟もまったく役に立たないなんてね………」
絵里「〝蒼の神話〟……、もう私が殺すしかない」
海未「まさか……………まさか、絵里が〝Mutant Girls〟の『主』！？」
ことり「嘘……そんな……絵里ちゃんが！？」ｶﾞｸｶﾞｸ
絵里「ふふふ…………」ﾆﾔｯ
絵里「私の名前は絢瀬絵里〝アイス・ブルーの瞬間〟全てを凍てつかせる者」
絵里「海未、あなたの命を貰うわよ」
To Be Continued.
- 418 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/05/05(火) 18:13:38.18 ID:6f+K06h+.net
- 乙
ここからどうなるんだ、勝ち目はないぞ
- 419 ：名無しで叶える物語(有限の箱庭)＠＼(^o^)／：2015/05/05(火) 18:42:29.84 ID:PztPZAft.net
- 乙
- 420 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/05/06(水) 08:33:01.53 ID:/sXkSOt6.net
- 敵側だと強いやついるよな
味方になると弱いけど
- 421 ：名無しで叶える物語(おいしい水)＠＼(^o^)／：2015/05/06(水) 20:05:34.30 ID:VA9d+FBz.net
- 絵里のことかな
- 422 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/05/07(木) 07:43:45.13 ID:U9dOU60G.net
- これは勝てるのか...？
- 423 ：名無しで叶える物語(SB-iPhone)＠＼(^o^)／：2015/05/07(木) 15:02:51.77 ID:SbxfohKw.net
- 3,2,1,0 ここで真姫ちゃん登場、やろ？
- 424 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/07(木) 18:42:05.66 ID:FDW9Ptqf.net
- 修正
>>412
> ツバサ（これだけ戦ってもちっとも気を緩めなんて………さすがは〝蒼の神話〟ね）ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ
↓
ツバサ（これだけ戦ってもちっとも気を緩めないなんて………さすがは〝蒼の神話〟ね）ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ
- 425 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/05/07(木) 23:20:36.34 ID:jQ6i3fn3.net
- さすがわんこ
細かいミスも直す
- 426 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/08(金) 19:34:07.51 ID:yzoc8nTf.net
- ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ…
真姫「はあっはあっはあっ……」ﾀｯﾀｯﾀｯ
真姫（もうすぐ着く！）
真姫（急いで行かないと………絵里がみんなを……っ！）ｸﾞｯ
ﾀｯﾀｯﾀｯ
ﾀﾞﾝ!
真姫「！！」
真姫「こ、これは………！」ｼﾞﾘ…
花陽「にこちゃん！にこちゃん！しっかりして！！」ﾕｻﾕｻ
凛「ど、どうしよう……。血がどんどん流れ出てきて、止まらないよっ！」ｶﾞｸｶﾞｸ
にこ「う………っ………あぁ…」ﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸ
真姫「そんな……！にこ………ちゃん………！」
真姫（遅かった………）ｶﾞｸｯ
海未「絵里………どうしてにこを………っ！」
ことり「絵里ちゃん………！！」
絵里「〝小夜啼鳥恋詩〟がどうしても必要なの。そのためなら私は手段を選ばない」
絵里「たとえその相手がμ'sの仲間であったとしても………！」
ことり「そんなぁ……」
ツバサ「……………………」
ツバサ（うっ………とりあえずここは撤退させてもらおうかしら）
ツバサ（あんじゅと英玲奈がどうなったのかまだわからないし…、それにこの場はもう私の力でどうこうできなさそうね）
ｽﾞｷｽﾞｷｯ
ツバサ「ぐぅっ」
- 427 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/05/08(金) 19:35:41.38 ID:bKOaZS7X.net
- まってた
- 428 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/08(金) 19:36:14.44 ID:yzoc8nTf.net
- ツバサ（思ったより傷が深い………でも何とか逃げられそうね）ﾀﾝｯ
ツバサ（園田海未……絢瀬絵里……いつか必ず私たちが殺してみせる！！）ﾀﾞｯ
ﾀﾝｯ ﾀﾝｯ ﾀｯﾀｯﾀｯ…
絵里「……………」
絵里「ことり、私と共に来てもらうわよ」ｶﾞｼｯ
ことり「痛っ！や、やめっ！放してっ！」ﾌﾞﾝｯ
絵里「悪いけど少しの間眠っていてもらうわ」ｽｯ
ことり「え――――」
ﾄﾝ!
ことり「うっ……」ｶﾞｸｯ
海未「ことり！！」
絵里「安心しなさい。気絶させただけよ」
海未「絵里ィィッ！！」ｶﾞﾊﾞｯ
ﾋﾞﾘｯ
海未「うぐッ」ﾄﾞﾀｯ
海未（で、電撃の痺れが残っていて………思うように身体が動かない………）ｽﾞｷｽﾞｷ
海未「絵里……………ッ」ｷﾞｯ
絵里「………………」
絵里「海未、あなたとは今ここで決着を着けたいところだったのだけれど、その身体じゃ私とまともに戦える状態じゃないようね」
絵里「今、虫の息のあなたを殺すのは私のプライドが許さない」
海未「……………………？」
絵里「私にとって万全の状態の〝蒼の神話〟を正面から叩き潰してこそ意味がある。今のあなたを倒すことに価値はないわ」
海未「どういう………ことです………？」
- 429 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/08(金) 19:38:30.67 ID:yzoc8nTf.net
- 絵里「来週の今日のこの時間、神田明神に来なさい。そこで決着を着けましょう」
海未「！！」
絵里「それまでことりは私が預かっておくわ。来週勝った者がことりを手に入れることができる」ｷﾞｭｯ
海未「ことりは………物ではありません！」
絵里「今日のところは見逃してあげる。せいぜい最期の1週間を満喫することね」ﾀﾝｯ
ﾀﾝｯ ﾀﾝｯ…
海未「待ちなさい、絵里！ことりを、ことりを返してください！！」
海未「絵里！絵里！絵里ぃぃいいいいいっっ！！」
海未（そんな………ことりが絵里に連れ去られてしまった………っっ）
海未（それに……絵里が〝アイス・ブルーの瞬間〟だったなんて……）ﾀﾞﾝｯ
海未「くっ…………ぅぅ………」ｷﾞﾘﾘｯ
真姫「………………………」
―――――
―――
―
＊＊＊＊
～2日後～
～西木野総合病院 矢澤にこの病室～
ｺﾝ ｺﾝ
にこ「いいわよ」
花陽「にこちゃん、お見舞いに来たよ」
凛「りんご持ってきたにゃ！」
にこ「あんたたち！」
海未「身体の具合はどうですか？」
にこ「出血はだいぶ前に止まったんだけど、まだ絶対安静だって」
- 430 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/08(金) 19:41:55.02 ID:yzoc8nTf.net
- にこ「傷が深くて完治までは時間がかかるし、しばらくは入院生活ね」
海未「そう………ですか」ﾎﾞｿ
にこ「…………………」
にこ「まさか………絵里がヤツらの親玉だったなんてね」
にこ「それにことりが捕まえられた……」
花陽「絵里ちゃん……………」
凛「凛たち、これからどうすればいいの？」
花陽「私たち本当は友達なのに………他に方法はないのかな……？」
海未「ことり……………」
にこ「海未、あんた戦うつもり？」
海未「……………いえ、私にはいくらことりのためとはいえ、絵里と戦うなんて……」
にこ「そうね。でもあの絵里はハッキリ言って異常よ」
にこ「何が目的なのか知らないけど、私たちを襲うなんて…、私たちの知ってる絵里ならありえないわ」
花陽「絵里ちゃんをあそこまで駆り立てる何か理由があるのかな」
にこ「さあね。絵里のことだし、事情があるのかもしれないけれど、私には見当もつかない」
海未「せめて、絵里が何を考えていて、何のために戦うのかさえ知ることができれば……！」ｸﾞｯ
凛「でも、どうして絵里ちゃんは海未ちゃんとの決着を1週間も先延ばしにしたんだろう」
花陽「たしかにあの場で海未ちゃんと戦うつもりだったけど、急に変えたみたいだったね」
海未「おそらく絵里自身のプライドの問題でしょう」
海未「これまで〝Mutant Girls〟は1人ずつ単独で私に正面から挑んで来ました。それはおそらく絵里の正々堂々とした態度を模倣したものです」
海未「〝Mutant Girls〟の主である絵里もそれは同じで、私と正面から戦うことを望んでいるのではないでしょうか」
にこ「なるほど。そこは絵里らしいわね」
凛「絵里ちゃん本気で海未ちゃんと戦うつもりなのかな…………」
- 431 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/08(金) 19:44:30.42 ID:yzoc8nTf.net
- 海未「きっと絵里は本気です。彼女の眼から決意と覚悟が伝わってきました」
花陽「……………海未ちゃんは？海未ちゃんはこれからどうするつもりなの？」
海未「私は……………」
海未（ことりは私が守ると誓いました。しかし、友達の絵里を相手に戦うなんて………！）
海未（ことりを取るか絵里を取るか………いえ、そもそも両者を天秤にかけることは間違っている………）
海未「私には…………まだわかりません。ことりを助けるために絵里と戦うことが正しいかどうか」
海未「絵里と話してわかりました。たぶん戦ったら私か絵里かのどちらかが死ぬまで戦うことになってしまうでしょう」
にこ「でも、このままことりが絵里に捕まったままでいいの？」
海未「そんなことはありません！ですがっ……相手は絵里なんですよ！！」ｶﾞﾝｯ
花陽「海未ちゃん………」
海未（何がっ…どうすれば正しいのですか………っ！私は……どうすれば………っっ）
＊＊＊＊
～都内 西木野総合病院とは別の総合病院～
～絢瀬亜里沙の病室～
ｻｱ…
絵里「うふふ………亜里沙、ついにあなたは助かるのよ」ﾆｺｯ
亜里沙「……………………………」ｼｰﾝ
絵里「海未を殺し、〝小夜啼鳥恋詩〟を使って亜里沙を目覚めさせてあげる」
絵里「ふふ……ふふふ…………長かったわ、ここまで来るのに本当に長かった。今までよく頑張ったわね、亜里沙」
絵里「でももう大丈夫よ。もう自由だから」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
絵里「そうだ！前に言った通り公園に行きましょう、絶対よ？」
亜里沙「………………………………」ｼｰﾝ
絵里「ふふふふ……………」ﾆﾔ
絵里「それじゃあまた来るわね。次に来るときはもう亜里沙が目覚めるときかも」
- 432 ： ◆AKhSL2M0lI (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/08(金) 19:47:04.47 ID:yzoc8nTf.net
- 絵里「じゃあまたね、亜里沙」
ｶﾗﾗﾗ ﾄﾝ
絵里「………………」ｼﾝ
絵里「待ってなさい、海未………！！」ｷﾞﾝｯ
絵里「やっと、やっと全部終わるのよ………！」
ﾃｸﾃｸﾃｸ
真姫「やっぱりここにいたのね、絵里」ﾀﾝ…
絵里「！！」
絵里「真姫！何故ここに………？」
真姫「…………絵里、どうしても海未と戦うの？」
絵里「ええ、そうよ。〝蒼の神話〟と続いた戦いに終止符を打つために！」ｸﾞｯ
真姫「私たちは友達じゃなかったの？同じμ'sの仲間じゃなかったの！？」
絵里「もうそんなことを言っている次元ではないのよ。私には全てを犠牲にしてでも成し遂げなくてはならないことがあるの」
真姫「そんなやり方で亜里沙を助けても彼女は喜ばないわ！」
絵里「！」
絵里「いいえ。亜里沙は目覚め、私たちは失った幸福を取り戻すのよ」
真姫「絵里………もう何を言っても通じないの？」
真姫「どうしても海未と殺すと言うのなら……………私が絵里を止める！」
絵里「！！」
真姫「たとえ、力ずくになったとしても……絵里、あなたを止めてみせる！！」ﾀﾞﾝ
真姫（これ以上の戦いを止めるには……ここで私が絵里を倒すしかない！）
絵里「………………そう。あなたの意思はよくわかったわ。場所を変えましょうか」
真姫（絵里…………！）ｷﾞﾝｯ
- 433 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/08(金) 19:50:19.53 ID:yzoc8nTf.net
- ＊
ﾋｭｳｵｵｵｵｵｵ…
ｻﾞｯ ｻﾞｯ ｻﾞｯ…
絵里「ここでなら存分に戦えそうね」
絵里「はあ……。どうして皆私の思い通りに動かないのかしら。でも―――」
絵里「たとえ誰であろうと私を邪魔するのなら容赦はしないわよ、真姫」ｷﾞﾛｯ
ﾋｭｵｵｵｵｯ
真姫「！！」
真姫「くっ、何て冷気なの………！」ﾌﾞﾙｯ
真姫（でも怯んでいる場合じゃないっ！）
真姫「絵里、絶対にあなたをここで止めてみせる！！」
絵里「上等よ。かかってきなさい」
真姫「来なさい、〝Cutie Panther〟！」ﾊﾞｯ
ﾄﾞｵﾝｯ!!
CPⅠ「キシャアアアアアッッ」ﾀﾞﾝ!
絵里「ふふふ………」ﾆﾔｯ
CPⅠ「ガルルルルルッ」ｷﾞﾛｯ
真姫（たとえ戦ってでもっ、私が絵里を絶対に救ってみせる！！）
真姫「はああああッ」ﾀﾞﾀﾞｯ
――――――
――――
―
- 434 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/08(金) 19:52:40.29 ID:yzoc8nTf.net
- ＊＊＊＊
～前の日の夜～
～とある路地裏～
ｻﾞｱｱｱｱｱｱ…
ﾀﾞｯﾀｯﾀｯﾀｯ…
ﾊﾞｼｬｯ ﾄﾞｶﾞﾗｧ…
英玲奈「はあっ……はあっ……はあっ……」ﾀｯﾀｯ
あんじゅ「はぁ……英玲奈、待ってよ！」
英玲奈「急げあんじゅ！私たちは何としてもツバサと合流するんだ！」
英玲奈「今一度ツバサと作戦を立て直し、再びヤツらを葬り去るために！！」
あんじゅ「わかってるわよ、でも……」
あんじゅ「うっ、ゴハァッ」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀﾎﾞﾀｯ
英玲奈「あんじゅ！大丈夫か！？」ｻｯ
あんじゅ「ぅぅ………また傷が開いちゃったみたい………クソッあの氷女……ッ！！」ｶﾞﾝｯ
英玲奈（絢瀬絵里に完敗した後、最後の力を振り絞ってあの場から逃げたはいいが、このままでは犬死だ……）
英玲奈（ツバサとも連絡がつかないし、一体どうすれば………ッ）
英玲奈「クソッ！！」ﾄﾞｶﾞｯ
あんじゅ「…………」
英玲奈「何か……絢瀬絵里と園田海未と南ことりを殺す手立てを考えなくては！！」ｷﾞﾘｯ
あんじゅ「私たちは〝A-RIE〟よ！！なのにっ――」
あんじゅ「こんなっ………こんなはずじゃなかったのにぃっ！」
ｻﾞｯ ｻﾞｯ ｻﾞｯ ｻﾞｯ
謎の能力者「オ前達、能力者カ？」
「「！？」」ﾋﾞｸｯ
- 435 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/08(金) 19:55:10.20 ID:yzoc8nTf.net
- 謎の能力者「ソレモカナリノ実力ヲ持ッテルヨウダナ」
謎の能力者「コノオレガ全テ奪ッテヤロウ」
あんじゅ「何………こいつ………？」
英玲奈「コイツ………まさか………っ！！」ｿﾞｸｿﾞｸｯ
あんじゅ「え？」
英玲奈「コイツは2年前のあの事件を引き起こした能力者！！地獄からよみがえったのか！？」ｶﾞﾀｯ
あんじゅ「！？ 2年前の事件って、あの――――！！」
英玲奈「あんじゅ、逃げろ………」
あんじゅ「え？」
英玲奈「逃げろと言っているんだ、あんじゅッ！！」
あんじゅ「！？」ﾋﾞｸｯ
英玲奈「コイツから2人で逃げ切るのは不可能だ。私が何としても時間を稼ぐ。その間にお前は逃げてツバサと合流しろ！！」
あんじゅ「で、でも英玲奈は！？」
英玲奈「……………あんじゅ、お前は生きてツバサと共に〝A-RISE〟の目標を達成しろ！」
あんじゅ「ヤ、ヤダ！あたしも一緒にっっ」ｷﾞｭｯ
英玲奈「お前は逃げろ！」ﾌﾞﾝｯ
あんじゅ「きゃっ」ﾄﾞﾀｯ
英玲奈「逃げて、生き延びるんだ！」
英玲奈「大丈夫だ。必ず私も後から行く」ﾆｯ
あんじゅ「英玲奈………」ﾑｸｯ
あんじゅ「絶対、後で追いつくのよ！来なかったら、許さないわよっ」ｳﾙｯ
英玲奈「ああ」ﾆｯ
あんじゅ「待ってるからね、絶対よ！」ﾀﾞｯ
- 436 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/05/08(金) 19:56:37.55 ID:s3hykyTV.net
- 英玲奈･･･
- 437 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/08(金) 19:57:17.20 ID:yzoc8nTf.net
- ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ…
ｻﾞｱｱｱｱｱ…
英玲奈「行ったか……」ﾎﾞｿｯ
英玲奈（私の分も生きろよ、あんじゅ！）
謎の能力者「1人逃ゲタカ。マアイイ、イズレ全員殺ス」
英玲奈「そうはさせん。貴様はここで止める！〝Private Wars〟！！」ﾊﾞｯ
ﾄﾞｵｵｵｵｵｯ
謎の能力者「貴様、オレト戦ウツモリカ？面白イ。イイダロウ……」
英玲奈「うおおおおおッ」ﾀﾞﾀﾞｯ
謎の能力者「フハハハ！地獄ヲ見セテヤル………！！」ｷｨｨﾝ
＊
ｻﾞｱｱｱｱｱ…
あんじゅ「はあっはあっはあっはあっ」ﾀｯﾀｯﾀｯ
あんじゅ「も、もう逃げ切れたかしら……」ｷｮﾛｷｮﾛ
あんじゅ「英玲奈ぁ……っ」ｸﾞｽｯ…
あんじゅ（ツバサもいない………あたし、1人でどうすればいいの………？）
あんじゅ「英玲奈、早く……早く来てよっ」
あんじゅ「英玲奈…………」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ
謎の能力者「見ツケタゾ」
あんじゅ「！！」ﾋﾞｸｯ
謎の能力者「貴様ノ魂モ奪ッテヤロウ」
あんじゅ「え、英玲奈は！？英玲奈はどこ！？」ｼﾞﾘｯ…
謎の能力者「フン、コイツノコトカ？」ﾎﾟｲｯ
- 438 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/08(金) 19:59:50.40 ID:yzoc8nTf.net
- ｶﾞｼｬｱｯ
謎の能力者「ト言ッテモ、ソイツハ最早タダノ生命力ヲ全テ吸ワレタ抜ケ殻ダガナ」
あんじゅ「え、英玲奈！？」
英玲奈「……………………………」ｼｰﾝ
あんじゅ「嘘っ、英玲奈ぁああああああああっっ！！」
謎の能力者「フハハハハハハハ！！」
あんじゅ（英玲奈………ツバサ………嘘よ………っ）ｶﾞｸｯ
謎の能力者「貴様モコイツト同ジヨウニ葬ッテヤロウ」ｶﾞｼｯ
あんじゅ「ひっ」ﾋﾞｸｯ
あんじゅ「は、放してっっ――――」
謎の能力者「全テヲ奪エ〝孤独なHeaven〟」ｶｯ
ｷﾞｭｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯ
あんじゅ「ウゥゥッ」ｷﾞｭｳﾝｯ
あんじゅ「えれ…………な………」
ﾊﾞﾀｯ
謎の能力者「フハハハ！良質ナ生命力ヲ2人分モ得ラレルトハナ！
謎の能力者「モウスグ……オレノ復活ノ時ハモウスグダ！！」
謎の能力者「フハハハハハハハハハハハ――――ッッ！！」
To Be Continued.
- 439 ：名無しで叶える物語(有限の箱庭)＠＼(^o^)／：2015/05/08(金) 20:00:12.70 ID:SeTzf5fc.net
- 乙
- 440 ：名無しで叶える物語(たこやき)＠＼(^o^)／：2015/05/08(金) 20:37:06.19 ID:LqgKf/XI.net
- 実はかよちん
- 441 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/05/08(金) 22:09:20.02 ID:2EoJw8q/.net
- こっ、怖すぎィ！
- 442 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/09(土) 11:02:24.37 ID:Qx7C5rpB.net
- 書いててあんじゅがどんどんかわいく思えてくる不思議
活躍したわけでも出番が多かったわけでもないのになぜか愛着がわいた
- 443 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/05/09(土) 11:31:21.10 ID:18Ndhdpc.net
- 書き手はそうだね、あるある
- 444 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/05/11(月) 00:14:06.72 ID:M2MPIKsU.net
- ほ
- 445 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/11(月) 22:11:00.95 ID:MJT8vIok.net
- 次回の更新は木曜か土曜くらいになりそうです
申し訳ない
- 446 ：名無しで叶える物語(らっかせい)＠＼(^o^)／：2015/05/11(月) 22:30:44.63 ID:gqWr0SL/.net
- 待ってます
- 447 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/05/11(月) 23:30:53.99 ID:skCmvJnu.net
- わたしま～つ～わ
- 448 ：名無しで叶える物語(SB-iPhone)＠＼(^o^)／：2015/05/13(水) 01:04:43.89 ID:yeI0zIGm.net
- ほ
- 449 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/05/13(水) 22:00:49.02 ID:GBt9S5hD.net
- の
- 450 ：名無しで叶える物語(もんじゃ)＠＼(^o^)／：2015/05/13(水) 22:11:51.34 ID:H4vYcFyc.net
- お
- 451 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/05/14(木) 16:37:41.53 ID:scu4XjXz.net
- ほしゅ
- 452 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/14(木) 23:35:22.01 ID:s345gozP.net
- ことり「んっ……んぅ……」ﾊﾟﾁ
ﾑｸｯ
ことり「ここは…………どこ………？」ｷｮﾛｷｮﾛ
ことり「そうだ！私、絵里ちゃんに捕まって……！」ﾊｯ
ことり「…………」
ことり「絵里ちゃん、私の能力を使って何をするつもりなんだろう……」
ことり「私、これからどうしたら……」
ことり（海未ちゃん………）ｸﾞｽｯ
ことり（ううん、海未ちゃんに頼ってばっかりじゃダメ！自分で行動しないと！）ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
ことり「とにかくここから出なきゃ」ﾃｸﾃｸ
ｶﾞﾁｬ
ことり（部屋に鍵かかってない！よかった、閉じ込められてたわけじゃないんだ…）ﾎｯ
ことり（ここから外へ出られるかな）
ｷﾞｲｲｲ
ﾋｭｵｵｵｵｵｵｯ
ことり「寒っ」ﾋﾞｸｯ
ことり「この冷気は………外から？」
ことり（嫌な予感がする！）ﾀﾞｯ
ﾀｯﾀｯﾀｯ
ﾊﾞﾝ!
ことり「！！」
ことり「絵里ちゃんと………真姫ちゃん！？」
ことり（あれは…！真姫ちゃんが〝Cutie Panther〟を出してる！）
- 453 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/14(木) 23:36:30.42 ID:s345gozP.net
- ことり「まさか……2人とも戦うつもりなの！？」
ことり（真姫ちゃんと絵里ちゃんの気迫がここまで伝わってくる……！！）ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ
ことり「絵里ちゃん………真姫ちゃん………」ｺﾞｸﾘ
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
絵里「あなたは私の味方だと思っていたのだけれど……、どうしてもやるのね？」
真姫「私の目的は絵里を救うことよ、最初から」
絵里「ふふふ、私を救うって？何から救うって言うのかしら」
絵里「今救われるのはあなたなんじゃないの？私と戦うことの意味をわきまえてる？」
真姫「絵里……、もう何を言っても無駄なの……？今のあなたは明らかにおかしいわよ」
絵里「ふふっ、何を言い出すのかと思えば……、私は冷静そのものよ」
真姫（くっ、やっぱり力ずくで止めるしかないのね………）
ことり（真姫ちゃん……まさか絵里ちゃんを止めるために〝Mutant Girls〟に入ったの！？）
絵里「もうお喋りは済んだ？そろそろかかってきなさい」
真姫「ッ！」ｷﾞﾝｯ
真姫「行きなさい、〝Cutie Panther〟！」
CPⅠ「ガルルルァッ！」ﾀﾞﾝｯ
絵里「来たわね」ｽｩ…
絵里「凍え尽くせ〝Snow halation〟」ｼｭﾋｭｵｵｵｵｯ
ﾋﾟｷﾋﾟｷﾋﾟｷｯ
CPⅠ「キギャアアアアアッ」
ことり「！！」
真姫「あぁっ、〝Cutie Panther〟！！」
絵里「ふん、他愛もないわね。お気に入りの猫がもう凍っちゃったわよ」
- 454 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/14(木) 23:37:33.34 ID:s345gozP.net
- 絵里「あ、………猫じゃなくて豹だったかしら」ﾆﾔ
絵里「……あえて言うわ。私の氷結能力〝Snow halation〟に死角はない」ﾋｭｵｵｵ…
真姫（〝Cutie Panther〟が一瞬で足を凍らされて動けなくなった……。話には聞いていたけれど、これほどの能力なんて！）
ことり「これが絵里ちゃんの力………！！」ｿﾞｸｯ
真姫（―――けど、まだよ！）ﾊﾞｯ
真姫「次よ〝Cutie Panther〟！！」
CPⅡ「キシャアアアアアッッ」ﾀﾞﾝｯ
ことり（2体目の〝Cutie Panther〟！）
真姫「絵里を捕まえなさい！」
CPⅡ「グルルァッ！」ﾊﾞｧｯ
絵里（たしか〝Cutie Panther〟の2体目は1体目に比べて大幅にパワーダウンしているはず…）
絵里（ならさっき凍らせたものより弱いということか……大したことはないわね）
絵里「何体豹を出しても同じよ、凍りなさい！」ﾊﾞｯ
ﾋｭｵｵｵｵｵｵｵｵｯ
CPⅡ「ガオオオオオオオオオッ」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
ｼｭﾝｯ
絵里「！？」
絵里（私の〝Snow halation〟を避けた！？さっきより早い！！）
絵里（くっ、面倒だけど氷の剣の接近戦で対応するしか―――）ﾊﾞｯ
ﾋﾟｷｷｷｷｯ ｷｨｲﾝ
ｶﾞｷｨｲｯ
絵里「ふっ」
CPⅡ「グルルラァアアアッッ」ｶﾞｶﾞｶﾞｯ
- 455 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/14(木) 23:39:12.04 ID:s345gozP.net
- 絵里（結構強いわね――――ハッ）
絵里「まさか！1体目の〝Cutie Panther〟のエネルギーを2体目に移した！？」
真姫「よく気付いたわね！」
ことり「そうか。だから1体目はあっさり凍らされたんだ！」
真姫「今あなたの前にいる子が1体目のぶんのエネルギーを持っているわ。さっきみたいに簡単には凍らせることはできないわよ！」
絵里「チッ」ｶﾞｯ
ｸﾞﾗﾝｯ
ことり「絵里ちゃん…すごい！豹の攻撃を上手く受け流した！」
真姫「はあああっ」ﾀﾞﾀﾞｯ
ことり「真姫ちゃんが直接絵里ちゃんに仕掛けた！！」
絵里（この2体の豹は囮！本命は真姫の直接攻撃か！）ｶﾞﾊﾞｯ
真姫「今更気づいても遅いわよ！」ﾄﾞｶﾞｯ
絵里「がっ」ｽﾞｻﾞｻﾞｯ
真姫（今だ！）ｶﾞｼｯ
絵里「くっ、何を―――」
真姫「静寂なる闇〝Silent tonight〟」ｼｭｩｵｵ…
ｽﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯ
絵里「！？」
ことり「何あの能力！？」
真姫「できればこのチカラは使いたくなかったけれど、絵里が相手じゃ出し惜しみはしていられないわ」
絵里「……………え？」ｷｮﾛｷｮﾛ
ことり（何の能力なんだろう……？特にダメージを与える能力ではないみたいだけど……。絵里ちゃんはどうなったの………？）
絵里「こ、これは！？」ｷｮﾛｷｮﾛ
- 456 ：名無しで叶える物語(らっかせい)＠＼(^o^)／：2015/05/14(木) 23:39:42.92 ID:G3ELSJM0.net
- きたか
- 457 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/14(木) 23:41:19.38 ID:s345gozP.net
- ことり「絵里ちゃん、何をしているの……？」
絵里「これは光を操る能力………？いいえ、まさか……！！」
真姫「そう。〝Silent tonight〟は触れた者の視力を奪う……。今のあなたには何もない暗闇しか見えていないはずよ」
ことり「視界を………奪う………！？」
真姫「絵里、いくらあなたが強力な能力者でも、視界を奪われた今、勝ち目はないわよ」
真姫「何も見えない状態で戦うことなんてできるはずがないもの」
真姫「さあ、もう負けを認めて。海未と戦うなんて諦めてよ！」
絵里「ふふ………ふふふふふ……………」
真姫「？」
絵里「視力を奪う能力…………なかなか恐ろしい能力ね」
絵里「でも、その程度で私に勝った気になるのは甘いわよ！！」ﾀﾞｯ
真姫（私に向かってきた！？まさか視力のない状態で私と戦う気なの！？）ｿﾞｯ
絵里「はあっ」ﾀﾞﾝｯ
真姫「くっ」ﾀﾝｯ
ことり（真姫ちゃんが間一髪で氷の剣を避けた！）
絵里「これはどうかしら」ﾊﾞｯ
真姫「ぐあっ」ｸﾞﾗｯ
真姫（脚を！バランスがっ――――！）
絵里「隙だらけね！」ﾌﾞﾝｯ
ｽﾞﾊﾞｱｱｱｱｱｱｯ
真姫「あがああああああっっ」ﾄﾞﾀｯ
ことり「真姫ちゃん！」
真姫（うぐがあぁっ、斬られた！！）
- 458 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/14(木) 23:42:34.59 ID:s345gozP.net
- 真姫「ごふっ」ﾎﾞﾀﾀｧ
真姫「まさか視界を奪われた状態でここまで戦えるなんて！！」
絵里「ふふふ……、目なんか見えなくてもあなたの声・足音と殺気、更に能力の波動を感じれば状況把握はたやすいのよ？」
絵里「いつまでも目から入ってくる情報のみに頼って戦うのは三流の証拠。私はあらゆる五感であらゆる情報を感知して戦いに活かすことができる」
真姫「そんな………馬鹿な……！」ｷﾞﾘｯ
ことり（目が見えなくてもここまで戦えるなんて……！）
真姫（絢瀬絵里………まぎれもなく天才！！）ﾄﾞﾝｯ
真姫（でも………今私が負ける訳にはいかない！！）
真姫「〝Cutie Panther〟！！」
CPⅡ「キシャアアアアアアアアアアアアッ」ﾀﾞﾀﾞｯ
絵里（また豹か…）ｶﾞｶﾞｯ
ｶﾞﾝｯ ｶﾞｷｨｯ
真姫（〝Cutie Panther〟で絵里が足止めされている隙に〝Trouble Busters〟を叩き込んで一気に倒す！）
真姫「はあっ」ﾊﾞｯ
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
ことり「あの構えは！！」
ことり（そしてこのエネルギーの波動……真姫ちゃんは〝Trouble Busters〟を撃つ気なの！？）
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ――
絵里「！」
絵里（真姫のいる方から強い波動を感じる………これは……！！）
真姫「はあああッ」
真姫（よし、もうすぐエネルギーが溜まる！一気に行けるわ！）ｷﾞｭｵｵｵｵ――
CPⅡ「グルルルァッ」ﾀﾞﾝｯ
- 459 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/14(木) 23:43:53.70 ID:s345gozP.net
- CPⅡ「グルルルァッ」ﾀﾞﾝｯ
絵里「たっ」ｽｯ
ｶﾞｷｨｯ
ﾄﾞｶﾞｱｱﾝｯ
ｽﾞｻﾞｧ
絵里「ふふっ…〝Trouble Busters〟………ね……」ﾎﾞｿ…
絵里「面白いじゃない」ﾆﾔｯ
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ―――ｺﾞｵｵｵｯ
真姫（エネルギー装填完了）ｷｭｩﾝｯ
絵里「〝Snow halation〟」ｽｯ
ﾋﾞｷｷｷｷｯ
CPⅡ「グギャアアアアアアッッ」ﾋﾟｷｨｲﾝ
ことり「あっ！絵里ちゃんを足止めしてた〝Cutie Panther〟が氷漬けに！！」
真姫（視力を失ったまま、いとも簡単に私の豹を氷結させた！？）
真姫「けど、今更その子を凍らせても遅いわ」ｷｭｵｵｯ
真姫「行け―――〝Trouble Busters〟！！」ｶｯ
ドッガアアアアアアアアアアアアアアアアア―――――ッ！！
ことり「真姫ちゃんの〝Cutie Panther〟が放たれた！この破壊力ならさすがの絵里ちゃんも防げないはず………！」ｺﾞｸﾘ
真姫「絵里、この勝負私の勝ちよ……！！」ｺﾞｵｵｵｵｯｯ
ドガアアアアアアアアアアアアッ！！
ことり「や、やったの！？」
絵里「それはどうかしら」
「「！？」」
- 460 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/14(木) 23:46:42.91 ID:s345gozP.net
- 絵里「消し飛ばせ〝Trouble Busters〟」ｶｯ
ゴゴガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア―――――ッッ！！
ことり「えっ！？絵里ちゃんも〝Trouble Busters〟を撃った！？」
真姫「こ、これは……絵里のこの能力は――――」
真姫「黒い………〝Trouble Busters〟！？」ﾄﾞﾝ!!
絵里「ふふふ………偶然ね、私と同じ〝Trouble Busters〟を使えるなんて」
絵里「けど、威力は私とまるで異なるようね」ｶｧｯ
ことり「きゃああっ」ﾄﾞﾀｯ
ことり「すごい破壊力！離れてる私まで吹き飛ばされそう！！」ｿﾞﾜｯ
真姫「さらに威力を上げた！？――――マズイッ」ﾊｯ
ドゴガアアアアアアアアアアアアアッッ
真姫「そ、そんな馬鹿な……ッ！私の〝Trouble Busters〟が、私のを超える〝Trouble Busters〟で掻き消された！？」ｶﾞｸｯ
真姫（しかもエネルギーチャージなしのノーモーションであの威力……。黒い〝Trouble Busters〟………なんて恐ろしい能力なの……っ！！）
ことり（真姫ちゃんの能力がまったく通じなかった……！？絵里ちゃんは一体どれだけの力を隠し持っているの！？）
ことり「真姫ちゃん………！」ｸﾞ…
絵里「あなたのは紅の光を放つ〝Trouble Busters〟なのね。真姫が〝SCARLET PRINCESS〟と呼ばれる所以がわかったわよ」
絵里「そういえば、にこも〝Trouble Busters〟が使えるんだったかしら」
真姫「ググ………まだ……、まだよ！！」ﾑｸｯ
絵里「ふふっ、まだやるの？真姫のそういう負けず嫌いなところは好きよ」
真姫「来なさい！〝Cutie Panther〟！！」
CPⅠ「グルルルルルルアアアッ」ﾄﾞﾝｯ
CPⅡ「グガオオオオオオッ」ﾀﾞﾝｯ
絵里「！！」
- 461 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/14(木) 23:47:55.51 ID:s345gozP.net
- 絵里（〝Cutie Panther〟の波動が消えた後、すぐにまた現れた！？）
絵里（豹は2体とも凍らされた……。けど能力を一度解除し、再召喚することで氷結状態から脱させたのね）
絵里「ふうん」ﾆﾔﾘ
絵里「けどね………、今更そんな豹を2匹出したところで勝ち目がないのはわかっているでしょう？」ｽｯ
真姫「え！？」
絵里「〝START DASH!!〟」ｳﾞｫﾝｯ
ことり「！！」
真姫「消えた！？」
CPⅠⅡ「「グギャアアアアアアアアアアアアアッッ」」
ﾄﾞｻｯ ﾊﾞﾀｯ
真姫「一瞬で2体の豹を………！！」ｿﾞｸｯ
真姫（ま、まったく見えなかった……）ｿﾞｿﾞｿﾞｯ
ことり（あの高速移動能力は海未ちゃんと同じ！）
ことり（ううん、速度は海未ちゃん以上かも………）ｺﾞｸﾘ
絵里「………そろそろあきらめなさい、真姫」
真姫「くぅぅぅっ、まだよ！！」ﾀﾞﾀﾞｯ
絵里「他愛もないわ」ｽｯ
ｶﾞｶﾞｯ
真姫「がああああッ」ﾄﾞﾀｯ
真姫「うぅぅ………ゴハァッ」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀｯ
真姫「はあっはあっはあっ………」
真姫（ぐっ……〝Cutie Panther〟を使い続けたうえに、〝Silent tonight〟と〝Trouble Busters〟まで使ってしまったから………もう身体が……っ）ｶﾞｸｶﾞｸ
ことり「真姫ちゃん………もうとっくに限界を超えているんじゃ……」ｸﾞ…
- 462 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/14(木) 23:49:20.81 ID:s345gozP.net
- ｽｳｳｳｳﾝ…
絵里「！」
絵里「ふふふふっ、どうやらあなたの能力が解けて私に視力が戻ってきたみたいね」ﾆﾔｯ
真姫「！！」
真姫（し、しまった……！）ｼﾞﾘｯ
絵里「私の目が見えなくなる前はまだ威勢のいい顔していたけれど、今改めてあなたの顔を見てみるともう絶望に染まり切っているわよ」
絵里「最初に私に能力をかけたときはいい調子だったけれど、甘かったわね。あれだけじゃ私は止められないわ」
真姫（〝Silent tonight〟が解けてしまった……………もう私はダメなの………？）
真姫（私が………私が絵里を止めないと………絵里を救ってあげないといけないのに……！！）ｸﾞｯ
絵里「真姫、そろそろ終わりにしてあげるわ。これ以上戦ってもつらいだけでしょう」
絵里「凍りなさい」ｽｯ
ﾋﾟｷﾋﾟｷﾋﾟｷｷｷｯ
真姫「か、身体を凍らされた！？」
真姫（動けない――――！！）ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
ﾋﾟｷﾋﾟｷﾋﾟｷｯ ﾋﾟｷｰﾝ
絵里「これでおしまいよ」
真姫（あれは…、氷の剣……！！）
ことり「真姫ちゃん！真姫ちゃん！真姫ちゃああん！！」
絵里「……………………さようなら、真姫」ﾌﾞﾝｯ
ｽﾞﾊﾞｱｱｱｱｱｱｯ
ﾌﾞｼｭｳｳｳｳｯ
真姫「絵里……………もう…………やめ―――――………」
ﾊﾞﾀｯ
To Be Continued.
- 463 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/05/15(金) 03:07:45.39 ID:GXo+3A0x.net
- まきちゃん…
- 464 ：名無しで叶える物語(芋)＠＼(^o^)／：2015/05/15(金) 07:00:58.57 ID:/cTsgdHm.net
- まきちゃん！
- 465 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/05/15(金) 07:10:26.51 ID:9ZNfLBfA.net
- oh no...
- 466 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/05/15(金) 08:34:43.65 ID:j35aZ0Ku.net
- まきちゃん
- 467 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/05/15(金) 19:40:47.90 ID:6FhEfGjJ.net
- えりちはことりに気付いている
- 468 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/05/16(土) 13:07:02.21 ID:XQuybfSw.net
- えりち能力数半端ねえぜ！！
- 469 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/05/16(土) 14:33:24.29 ID:aDJdYKuf.net
- くやしい、でも面白い（ﾋﾞｸﾝｯﾋﾞｸﾝｯ
- 470 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/17(日) 17:26:19.97 ID:wW13Lgdv.net
- ﾋｭｵｵｵｵｵｵ
真姫「こ、ここは……？」ｷｮﾛｷｮﾛ
真姫「！！」
真姫「海未！ことり！にこちゃん！」
海未「………………………」ﾊﾞﾀﾘ
ことり「………………………」ｸﾞｯﾀﾘ
にこ「……………………」ｼｰﾝ
真姫「どうしてみんな倒れてるのよ……？起きて、起きてよ！」ﾕｻﾕｻ
真姫「何で……何でこんなことに……」ﾄﾞｻｯ
ｺﾂ ｺﾂ ｺﾂ…
絵里「これが戦いよ、真姫」ｺﾂ
真姫「！！」
真姫「絵里……！あなたがこれを！！」
絵里「ええ。真姫、あなたが弱かったから私が1人残らず殺したわ」
真姫「わ、私が……弱いから……！？」
真姫「もう…っ、やめてよっ！こんなのイヤだ……っ」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
絵里「真姫…………もう戦いは誰にも止められないのよ」
真姫「いやよっ！絵里、もうやめてっ！！」
真姫「いやっ、いやあああああああああああああっっ」
＊＊＊＊
真姫「ハッ」ﾊﾟﾁ
海未「真姫、目が覚めましたか！」
真姫「いやあああああああああああっ」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
- 471 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/17(日) 17:27:57.12 ID:wW13Lgdv.net
- 海未「！？」
花陽「真姫ちゃん！？」
真姫「もうやめてっ、やめてよおおおっ」
凛「真姫ちゃんどうしたの！？」
海未「真姫、落ち着いてください！」ｷﾞｭｯ
真姫「うああっあああああっっっ」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ!
凛「真姫ちゃん、大丈夫！大丈夫だから！！」ｷﾞｭｯ
花陽「真姫ちゃん！！」
真姫「あああああぁ……っ………ぅぅああ………」
真姫「ぅぅっ………はあっ…はあっ…」ｾﾞｰﾊｰ
凛「……………真姫ちゃん？」
海未「落ち着きましたか？」
真姫「あ……私……何を………」
花陽「すっごいうなされてたよ。それで目が覚めたら突然叫んで……」
凛「何か怖い夢を見てたの？」
真姫「私は…………………っ」
真姫「絵里………」ﾎﾞｿ
花陽「絵里ちゃんがどうかしたの？」
真姫「………ハッ、ここはどこ？」
海未「真姫のお父様の病院ですよ。昨晩、倒れていたのを発見した人から通報があってここに運ばれたそうです」
真姫「西木野総合病院……！？」
真姫「そうか………私…………！」
海未「一体何があったのですか？」
- 472 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/17(日) 17:30:34.27 ID:wW13Lgdv.net
- 真姫「私は………っ！絵里を止められなかったっ！！」ｸﾞｯ
真姫「もうこれ以上私の友達が傷つけ合うのは見たくないのに！！」
凛「絵里ちゃんを止めるって……？」
海未「まさか……絵里と戦ったのですか！？」
真姫「………………うん」
真姫「絵里にはね、1人の妹がいるの。名前は絢瀬亜里沙」
花陽「妹？」
海未「絢瀬……亜里沙………」
真姫「ええ。でも亜里沙は2年前の事件で倒れて、今も意識不明のまま眠り続けているの」
花陽「そうだったんだ……。私……全然知らなかった………」
凛「じゃあ絵里ちゃんがことりちゃんの〝小夜啼鳥恋詩〟を狙っていたのは……！」
真姫「そう………。亜里沙を目覚めさせるためよ」
花陽「でもそんな……！いくら妹さん……亜里沙ちゃんを治すためだからってこんな惨い戦いを始めるなんて！」
凛「そうだよ！凛たち友達なのに、なんで争わなきゃならないの！？」
凛「ことりちゃんの能力が必要なら直接お願いでもすれば――」
真姫「今の絵里にはそんな判断はできないのよ！！」ﾊﾞﾝｯ
凛「！！」
海未「どういうことです？」
真姫「今の絵里は自分自身を見失っているわ。亜里沙を救うためなら何だってするような精神状態にまで追い込まれてる！！」
真姫「絵里は2年もの間ずっと1人で妹の看病を続けてきたのよ。毎日病室に通って眠り続ける亜里沙に話し続けていたの」
真姫「もう絵里の心は壊れる寸前………。限界なのよ…！」
花陽「そんな………私……全然気づいてあげられなかった……」
真姫「無理もないわよ。絵里は、学校ではそんな素振りまったく見せなかったもの」
- 473 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/17(日) 17:32:19.71 ID:wW13Lgdv.net
- 真姫「でも……、実際の絵里は物の分別がつかないくらいに血迷っている。もう友達だとかは通じないのかもしれないわ」
海未「では真姫が絵里の側にいたのは………！」
真姫「そうよ。私はそんな絵里を止めるために〝Mutant Girls〟に入った」
海未「！！」
真姫「絵里に近づいて、そして戦いを止めるために。絵里にこんな悲しいだけの争いをやめてもらうために」
真姫「でも…………」ｷﾞｭｯ ｳﾙｯ
ﾂｩ――
真姫「でも……っ！ダメだったっ……っ！！私じゃ絵里を止められなかった……っ！！」ﾎﾟﾀ…
真姫「こんなことしても亜里沙は喜ばないのに……！こんな戦いに勝っても何も得られないのに……っ！！」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
花陽「真姫ちゃん………」
真姫「私が絵里を救わなければいけないのにぃぃっ！！」ｸﾞｯ
海未「真姫………」
海未（またしても2年前の事件が私たちに悲劇をもたらすのですか……！）
海未（穂乃果だけでなく絵里の妹まで奪うなんて……！！）ｸﾞ
真姫「絵里……っ……絵里ぃぃっ………」ｸﾞｽ
真姫「うぅぅっっ………ぅあああぁぁっ…あぁぁっ……」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀﾎﾞﾀ
―――――
―――
―
＊＊＊＊
ﾋｭｵｵｵｵ…
花陽「……………外、寒いね」ﾃｸﾃｸ
海未「ええ、もう暗くなってきましたから……」ﾃｸﾃｸ
凛「これからどうなっちゃうのかな…」
- 474 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/17(日) 17:34:30.03 ID:wW13Lgdv.net
- 海未「絵里の背負っているものは私たちの予想より遥かに大きいです。もしかしたらもう止められないのかもしれません……」
凛「こんなことって…………むなしいだけだよ………」
花陽「海未ちゃんは、絵里ちゃんと戦うの？」
海未「私は…………………」
海未（絵里………）
凛「海未ちゃん？」
海未「まだわかりません。………ことりは必ず助けます。しかし、何をするのが一番正しいのか、まだ決められません」
海未（私は……………どうしても友人と戦わなければならないのですか……！）ｸﾞ…
海未「絵里との約束の日までまだ日にちはあります。それまでに私なりの結論を出してみようと思ってます」
花陽「うん………。またみんなで楽しくスクールアイドルやってた頃に戻れるといいね」
海未「ええ。私もあの頃に戻りたいです」
ﾃｸﾃｸ
ﾋﾟﾀｯ
海未「では、私の家はこちらなのでここで」
花陽「じゃあね、海未ちゃん」
凛「ばいばい、海未ちゃん」
海未「じゃあまた」
ﾃｸﾃｸ
＊
ﾃｸﾃｸ ﾃｸﾃｸ…
凛「かよちん、どうしてみんな仲良くできないのかな」
凛「凛たち、本当は友達だったのに……。真姫ちゃんもにこちゃんもあんなにボロボロになっちゃった……」
花陽「きっと、私たちには計り知れない何かがあるんだと思う……」
- 475 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/17(日) 17:35:58.19 ID:wW13Lgdv.net
- 花陽「わかり合えたらいいのにね」
凛「うん…………」
花陽「…………………」
ﾃｸﾃｸ ﾃｸﾃｸ…
花陽「ねえ、凛ちゃん」
凛「なあに？」
花陽「私ね、最近なんかおかしいんだ」
凛「おかしいって何が？」
花陽「時々私が私じゃないみたいな感覚になることがあるの。私の中にものすごくまがまがしい……私じゃない誰かがいるような……」
凛「かよちん？」
花陽「たまに私じゃない誰かが私になっているような……、周りの物を全て壊してしまいたいような感覚になるの」
凛「？」
花陽「私……怖いよ……。私までおかしくなっちゃって……みんなを傷つけてしまったらどうしよう……っ！」ｶﾞｸｶﾞｸ
凛「かよちん？どうしたの…？」
花陽「いや……。傷つくのも傷つけるのもいやだよ……っ！！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
凛「かよちん！！」ｶﾞｼｯ
花陽「いやっ…………」
凛「大丈夫！大丈夫だよ！！」ｷﾞｭ…
凛「かよちんには凛がついてる！かよちんがおかしくなったらきっと凛が助けてあげるよ！」ｷﾞｭｳｯ
花陽「凛ちゃん……」
凛「だから、大丈夫だよ。もしもダメなときは凛が絶対に助けるから………！！」
花陽「うん………。ありがとう、凛ちゃん……」ｷｭｯ…
凛（……………）
- 476 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/17(日) 17:45:03.03 ID:wW13Lgdv.net
- ＊
～園田海未の部屋～
海未「絵里が〝小夜啼鳥恋詩〟を狙う理由が妹を助けるためだったとは……」
海未「また……2年前の事件が私たちを苦しめるのですか……」
海未（あの事件には私たちとは切っては切り離せない何か宿命のようなものを感じます）
海未（もしかしたらあの事件には私たちの知らない重大な秘密があるような気もします）
海未（だとしても、一体何が………？）
海未（しかし――――）
海未「私はどうすればいいのでしょうか…………」
海未「絵里は本気で私に戦いを挑んでくるでしょう。私は彼女にどう応えるべきなのか……」
海未「このまま絵里と戦い、絵里を倒したとして、その後私たちはどうなってしまうのでしょう………？」
真姫『今の絵里は自分自身を見失っているわ。亜里沙を救うためなら何だってするような精神状態にまで追い込まれてる！！』
真姫『私が絵里を救わなければいけないのにぃぃっ！！』
海未「真姫は絵里のために、絵里の目を覚まさせるために必死に戦った……」
海未「なら私にも何かできることがあるはずです」
海未「ただ絵里を倒すのではなく、何かできることが………」
―――――
―――
―
- 477 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/17(日) 17:45:50.81 ID:wW13Lgdv.net
- ＊＊＊＊
～決戦の日～
～神田明神～
ｻﾞｯ ｻﾞｯ ｻﾞｯ ｻﾞｯ ｻﾞｯ…
絵里「来たわね、海未」
海未「絵里…………」
海未「ことりは、ことりは無事なのですか！？」
絵里「案ずることはないわ。ちゃんと無傷で連れてきてる」ﾊﾞｯ
ﾃｸﾃｸ
ことり「海未ちゃあん！！」
海未「ことり！」
ことり「海未ちゃん、真姫ちゃんが！真姫ちゃんがぁぁ！」
海未「わかっています、ことり。安心してください。真姫は私たちで保護し、今は病院で治療中です」
ことり「よかった……」ﾎｯ
海未「ことり、少しだけそこで見ていてください。そう長くは待たせません」ﾆｺｯ
ことり「海未ちゃん………！」
絵里「………………」
絵里「前にも言った通り、今日ここで私とあなたのうち生き残ったほうがことりを手にするのよ」
絵里「きちんと戦う覚悟はしてきたかしら？」
海未「…………妹さんを助けるためにことりの能力が必要なそうですね」
絵里「あら、真姫から聞いたの？」
海未「やはり私たちは戦うしかないのですか？」
海未「もう一度話し合い、わかり合うことはできないのですか？」
- 478 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/17(日) 17:48:22.77 ID:wW13Lgdv.net
- 絵里「今更何を言っているの？もうこの戦いは止まらないわ」
絵里「―――――いいえ、これでようやく終わるのよ」
絵里「多くの犠牲を払った長い戦いも私たちの一騎打ちで幕が下りる」
絵里「私が海未を倒すことで全ての目的は達成される……！！」
海未「……………やはり、もう何を言っても絵里には聞こえないのですね………」
絵里「さっきから何馬鹿なことを喋っているのかしら。ことりを助けるために戦いに来たんじゃないの？」
海未「……ええ。たしかに私はそのためにここへ来ました」
海未「しかし、救うのはことりだけではありません」
絵里「？」
海未「絵里、今から私があなたを救ってみせます」
海未「あなたに打ち勝ち、闇に染まったその心を再びよみがえらせる！！」ﾄﾞﾝ!!
ことり「！！」
ことり「海未………ちゃん………」
海未「ことり、見ていてください。私が絵里を助けてみせます」
ことり「…………うん！」ｸﾞｯ
絵里「ふっ………ふふふっ…………何を言い出すかと思えば……。あなたも真姫と同じことを言うのね」
絵里「ざれごとはもう聞き飽きたわ」
海未「………決着をつけましょう。この私、〝蒼の神話〟があなたの………最後の相手になります！！」
絵里「そうよ。海未こそこの戦いの結末を決める相手にふさわしいわ！私があなたを倒し、亜里沙を救ってみせる！！」
絵里「始めましょう、最後の戦いを！！」
To Be Continued.
- 479 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/05/17(日) 18:29:28.61 ID:tZlukpUO.net
- 伏線をどう回収するか見ものだな
乙
- 480 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/05/17(日) 20:50:16.42 ID:nlKgMer7.net
- ｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!！
ｳﾐﾁｬｰ頑張れ
- 481 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/05/17(日) 21:30:21.80 ID:+A/WsIKp.net
- 乙
花陽の様子が…
- 482 ：名無しで叶える物語(プーアル茶)＠＼(^o^)／：2015/05/17(日) 22:11:18.15 ID:N2ZTbmYi.net
- なんやこの神ＳＳ…
超絶期待
- 483 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/05/18(月) 10:28:30.19 ID:zwAZXIMb.net
- かよちんどうした
- 484 ：名無しで叶える物語(プーアル茶)＠＼(^o^)／：2015/05/18(月) 12:21:17.03 ID:/tPBWZdN.net
- もしや結構クライマックス近いのか
- 485 ：名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)＠＼(^o^)／：2015/05/18(月) 18:26:28.41 ID:Wh6/VnpU.net
- まさか>>440がまじだったのか……？
- 486 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/05/18(月) 22:51:21.64 ID:zpXSUEHi.net
- かよちんの最後に覚醒する感は異常
- 487 ：名無しで叶える物語(もんじゃ)＠＼(^o^)／：2015/05/21(木) 06:43:03.24 ID:9OeWaNbB.net
- ほす
- 488 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/05/21(木) 13:17:59.96 ID:NMpWczia.net
- かよちん乗っ取られちゃうのかな
- 489 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/05/23(土) 07:48:52.12 ID:SXJ14NLG.net
- ほ
- 490 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/24(日) 02:52:22.14 ID:M9imzzM1.net
- ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ
花陽「はあっはあっはあっ……」ﾀｯﾀｯ
凛「かよちん、急いで！」
花陽「う、うん！」
花陽（今朝、海未ちゃんの家に行ったら既に外出した後だった……）
花陽（きっと海未ちゃんは1人で神田明神へ………1人で戦いへ向かったんだ）
凛（もしかしたらもう始まっているのかもしれない……）
凛「海未ちゃん……！」
ﾀｯﾀｯﾀｯ
ﾀﾞﾝ!
花陽「や、やっと着いた……」ﾍﾀｯ
凛「かよちん………見て…………！」ﾌﾞﾙｯ
絵里「……………………」ｷﾞﾛｯ
海未「……………………」ｷﾞﾝｯ
花陽「！！」
花陽（空気が張り詰めている………ものすごい緊迫した雰囲気………）ｺﾞｸﾘ
凛（2人の気迫がここまで伝わってくるにゃ……）ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ
ことり「凛ちゃん！花陽ちゃん！」
凛「ことりちゃん！？」
花陽「よかった。無事だったんだ……」
ことり「うん、私は大丈夫だよ！けど……」ﾁﾗ
絵里（凛に花陽………）
絵里「……………どうやらギャラリーが増えたみたいね」
- 491 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/24(日) 02:53:59.17 ID:M9imzzM1.net
- 絵里「ちょうどいいわ。あなたたちもこの戦いの行く末をしかとその目で見届けなさい」
凛「絵里ちゃん……」
花陽「本当に………戦うんだ………」ｸﾞ…
海未「花陽、凛、危険ですので離れていてください」
花陽「海未ちゃん………海未ちゃんの答えは出せたの？」
海未「ええ。私なりの答えは見つけました」
海未「私は絵里の意思を受け止め、戦い、そのうえで絵里を救ってみせます」ｸﾞｯ
花陽「そっか……。そうだね。絵里ちゃんをお願い……！」
海未「わかっています。2人とも、見守っていてください」
凛「きっとまたみんな友達になれる、って凛信じてるよ！」
海未「ええ。私もです！」
絵里「お喋りはもう十分でしょう」
絵里「――――それ以上の御託は必要ないわ。あとは拳で語りなさい」
海未「絵里………！！」ｷﾞﾘｯ
海未（私が必ず救います！）ｸﾞｸﾞｯ
絵里「行くわよ、海未」ﾊﾞｯ
海未（構えた！）ﾋﾟｸ
絵里「はああああッッ」ﾀﾞﾀﾞｯ
ﾀﾞﾝｯ
海未（跳び蹴り！）
ｽﾞｶﾞｧｧﾝ
ことり「海未ちゃんが防いだ！」
海未「ぐぅっ」ｷﾞｷﾞｷﾞ…
- 492 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/24(日) 02:55:49.93 ID:M9imzzM1.net
- 海未（何て重いキックなんでしょうか……。しかし、動作の大きい攻撃はそれだけ隙も大きいです！）
海未（ここは……攻める！！）ｷﾞﾝ
海未「だああっ」ﾌﾞﾝｯ
ｶﾞﾝｯ
凛「絵里ちゃんも防いだ！」
花陽「でもあのままじゃ体勢を崩して倒れるよ！」
ｸﾞﾗｧｯ
海未（よし、このまま有利な状態で―――）ﾊﾞﾊﾞｯ
絵里「………」
ﾀﾝｯ
ことり（絵里ちゃんが両手を地面に着いた！？）
凛「チャンスだにゃ！」
海未（今です！）
海未「おおおおおッ！！」ﾌﾞｩｵｯ
絵里「甘いわよ」ﾆﾔｯ
ﾌﾞﾝｯ
海未「！？」
ｽﾞｶﾞｧｯ ﾄﾞｶﾞｧｧｯ
海未「ぐぅぅあぁっ」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
海未（こ、この動きは！？）
凛「今、絵里ちゃんが倒立した状態で回し蹴りを！？」
花陽「はわわっ！すごい身のこなしだよぉっ」
海未（強い……恐ろしい対応能力です）
- 493 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/24(日) 02:58:14.13 ID:M9imzzM1.net
- 海未（やはり一筋縄ではいきませんね……）
絵里「私は〝アイス・ブルーの瞬間〟………、全てを凍てつかせる者」
絵里「〝Mutant Girls〟や〝A-RISE〟と一緒にしないことね。私は彼らとは違うわよ」
海未「それは私も同じです！」ﾀﾞｯ
海未「たああああッ」
絵里「ふん」ｽｯ
海未（いとも簡単によけられた！？見切られているのですか！？）
絵里「――――だったらそれを証明してみせなさい！」ﾀﾝｯ
絵里（あなたに私の攻撃が見切れるかしら……、園田海未！）ﾊﾞｧｯ
海未（来る！！しかし、今度は絵里の挙動が見える！）
海未（絵里の打撃にタイミングを合わせ、捌いて隙を作り、反撃します！）
絵里「…………」ﾀﾞｯ
ﾀﾞﾀﾞｯ
海未（タイミングを合わせ――――）ｽｯ
ﾄﾞｶﾞｱｱｯ
海未「ごはあああああああっっ」
ﾄﾞﾀｯ
ことり「海未ちゃん！」
花陽「絵里ちゃんの掌撃をまともに受けちゃったよっ！」ｱﾜｱﾜ
凛「たぶん今のは効いたにゃ……」
海未「………………！？」
海未「今、一体何が……？」
海未（途中までは絵里の動きが完全に見えていた………）
- 494 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/24(日) 03:00:01.54 ID:M9imzzM1.net
- 海未（けれど、私が気付かない一瞬のうちに攻撃を受けていた……。絵里は何を……？）
海未「うっ………」ﾑｸ
絵里「ふふふ………。どうしたの？あなたは〝A-RISE〟と違うのでしょう？」
海未「絵里ぃぃ………っ」ｷﾞﾘｯ
絵里「さあ、次行くわよ」ﾀﾞﾀﾞｯ
海未（また来た！）
海未（次こそ見切ってみせる！！）ﾊﾞｯ
絵里「はあああああッ」ﾀﾞﾀﾞｯ
海未（まだ……まだ引きつけて……まだ……）ｼﾞﾘ…
ﾀﾝ
ﾄﾞｺﾞｵｵｵｯ
海未「ぐああああああっっ」
ｽﾞﾀﾝｯ
ことり「また海未ちゃんがよけられなかった！？」
凛「何がどうなって………っ！？」
海未「ま、また見えなかった！？」
海未（ただの直接攻撃ではない……何か仕掛けがあるのか………？）
絵里（そう簡単に私の攻撃は防げないわよ…！）ﾆﾔｯ
絵里「だあああああああっ」ﾀﾀﾝｯ
海未（何か………種を明かす糸口だけでも見つけられれば……！！）ﾊﾞｯ
海未（よく見て………何か種があるはずです……！）
ｽﾞｺﾞｶﾞｱｱｱｱｯ
海未「うぐうううっっ」ﾄﾞﾀｯ
- 495 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/24(日) 03:02:24.12 ID:M9imzzM1.net
- 海未（やはり見えない！？）
絵里「やああああッッ」ﾌﾞﾝｯ
ﾄﾞｫｶﾞｱｱ
海未「あがあああああうぅぅっ」ｽﾞﾀｯ
海未「ごふぅっ」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
海未（くっ……どうなっているのでしょうか………）
海未（能力を使っている気配はない……。だとすると何か別の方法を用いているはずです……）
海未（ですが……一体何を……？）
海未（よく目をこらして見なければ……………ハッ）
海未（目……見る……まさか…………！！）
絵里「まるで話にならないわね。もう諦めるの？」
絵里「今までの雑兵よりはちょっとだけ期待していたのに……、〝蒼の神話〟もこの程度のようね」
絵里「残念だけど、そろそろ終わりに――――」
海未「まだです！」
絵里「！」
海未「私は諦めません……。私は戦う……。絵里の意思を正面から受け止め、打ち勝ってみせます！！」
海未「そう……決めたんです。今の私は迷わない」
海未「全力であなたと戦い！！」
海未「全力であなたを救う！！」
海未「それまでは…………私は逃げません！！」
絵里「ふぅん。でも私の攻撃には手も足も出ない状況に変わりはないわ」
絵里「このまま戦闘を続けてもじわじわなぶり殺されるだけよ」
海未「………いいえ。その攻撃の仕組みはもうわかりました」
- 496 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/24(日) 03:05:43.59 ID:M9imzzM1.net
- 「「「「！？」」」」
絵里「何ですって？」
絵里「フン、そんなハッタリが―――」
海未「まばたきですね？」
絵里「！！」ﾋﾞｸ
凛「え！？まばたき！？」
花陽「どういうことなの！？」
海未「絵里は、まず最初に遅いペースで挙動に入り、あえて見切らせやすいように動くようにしていました」
海未「そして私がまばたきをした瞬間に一気に最大限に加速して懐へ入り、打撃を当ててきた、というわけです」
ことり「そんな……！まばたきの瞬間を狙うなんて………本当に可能なの！？」
海未「人間のまばたきは平均的に約0.10～0.15秒と言われています」
海未「もしその瞬間的な時間内に本当に攻撃を叩き込むには、綺羅ツバサの〝Shocking Party〟と同等のスピードでなければ不可能です」
海未「おそらくまばたきの瞬間を見切って、それに合わせて動くだけでなく、私と呼吸のリズムを同調させて回避し辛くした」
海未「更には視線誘導なども重ね、より確実に命中させられるようにしたのでしょう」
花陽「そんな細かいことをしてたなんて………」
凛「全然気づかなかったにゃ……！」ﾌﾞﾙｯ
ことり「それどころか……。海未ちゃんと戦いながらそれほどの余裕を持てるなんて……）
海未（攻撃の正体は掴めましたが、おそろしいです。この戦闘の中でそこまでのことをやってのけるなんて……）
海未（本当に今までの敵とは次元が違う……）
海未（これが〝アイス・ブルーの瞬間〟絢瀬絵里の実力なのですか……！？）ｿﾞｸｯ
絵里「………今までの私の動きを見て攻撃を受けていただけでそれを見抜いたというの？」
海未「ええ。あまり自信はありませんでしたが…」
絵里（なかなか頭がキレるようね、海未……）
- 497 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/24(日) 03:07:41.96 ID:M9imzzM1.net
- 海未「まばたきの瞬間を狙っているのならば、そこに注意していれば対処はできます」
海未「次はこちらの番です！！」ﾊﾞｯ
ｼﾞｬﾌﾟｯ
ｼﾞｬﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｧｯ
絵里（水！？）
凛「あれは………海未ちゃんの得意技〝Mermaid festa〟だにゃ！！」ｸﾞｯ
海未「絵里、その身体で思い知ってください！私の決意を！！」ｽｯ
海未「細やかに……研ぎ澄ませ！」ﾊﾞｯ
ｼﾞｬﾊﾞｧｧｧｯ
ことり（水を細かく分裂させた……。これは水弾攻撃だ！）
海未「行け、私の〝Mermaid festa〟！！」ﾊﾞｯ
ﾋﾞｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾝｯ
絵里（水を操る能力か………面白い！）
絵里（なら――）
絵里「―――――〝Snow halation〟」ﾎﾞｿ
ｽﾝ…
ﾋﾟｷｷｷｷｷｨｯ
「「「！？」」」
海未「水の弾丸が……ほんの一瞬で凍らされた！？」ｿﾞｸｯ
ことり「絵里ちゃんの〝Snow halation〟だ………！！」
凛「アイス・ブルーの………瞬間………っ！！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
絵里「海未………」ｷﾞﾛｯ
海未「！！」ﾋﾞｸｯ
- 498 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/05/24(日) 03:08:31.84 ID:M9imzzM1.net
- 絵里「言っておくけど、決意を固めてここへ来たのはあなただけじゃないのよ」ﾕﾗｧ
ｿﾞｸｿﾞｸｿﾞｸｯ
海未（なんという…………凄まじい殺気！！）ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ
絵里「私は何としても勝って〝小夜啼鳥恋詩〟を手に入れる」
絵里「必ず亜里沙と共に私たちの幸せを取り戻してみせる！！」
絵里「そう…………誓ったのよ………！！」
海未「…………………」ﾌﾞﾙ
絵里「だから……私は絶対に負けない」
絵里「力でも、心でも、私は海未を上回り、ねじ伏せる！！」
To Be Continued.
- 499 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/05/24(日) 06:53:01.01 ID:1g5pOhiC.net
- 乙
強い(確信)
- 500 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/05/24(日) 08:42:48.72 ID:oH0pcdyp.net
- ほしゅ
- 501 ：名無しで叶える物語(やわらか銀行)＠＼(^o^)／：2015/05/24(日) 12:56:36.00 ID:UzZ8QHDZ.net
- これはかしこい
- 502 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/05/25(月) 13:02:44.52 ID:adChQ2/w.net
- 瞬きネタなんだっけ、刃牙あたりで見た記憶が。
- 503 ：名無しで叶える物語(もんじゃ)＠＼(^o^)／：2015/05/27(水) 00:32:37.43 ID:DVJy9RSg.net
- トリコだかネウロだかでも見たし特に元ネタとかはないんでない
- 504 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/05/28(木) 01:41:30.14 ID:eA28DzLu.net
- ほしゅ
- 505 ：名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)＠＼(^o^)／：2015/05/28(木) 19:50:49.94 ID:xyHtd22i.net
- ほっしゅ
- 506 ：名無しで叶える物語(しうまい【01:06 震度2】)＠＼(^o^)／：2015/05/30(土) 01:15:58.95 ID:zvqPPaUQ.net
- 待ってる
- 507 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠＼(^o^)／：2015/05/31(日) 02:01:50.39 ID:zza22t11.net
- 保守
- 508 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/01(月) 20:38:16.83 ID:IcvGZar+.net
- ほ
- 509 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/02(火) 11:55:29.36 ID:Gwd/pEdz.net
- 海未「氷結能力………」
海未（これが絵里の能力……か……）
絵里「水を操る〝Mermaid festa〟……。なかなか面白い能力ね」
絵里「私の〝Snow halation〟とどちらが強力なのか……、非常に興味深いわ」
ことり「水を操る海未ちゃんと冷気を操る絵里ちゃん……」
花陽「似てるけど、本質的には異なる2つの能力」ｺﾞｸﾘ
海未「私の水が全てを押し流すか……」ｽｯ
絵里「それとも私の冷気が全てを凍てつかせるか……」ｽｩ…
「「勝負！！」」
絵里「括目しなさい、私の力を」ﾊﾞｯ
ﾋﾟｷﾋﾟｷｨｯ ｵｵｫ…
凛「あっ！さっき絵里ちゃんが凍らせた水の弾丸が棘みたいに鋭く尖っていく！」
花陽「あれは……まるでつらら……！」ﾌﾞﾙｯ
海未（まさかあれを撃つ気ですか！？）ｿﾞｯ
絵里「穿て〝Snow halation〟」
ﾋｭﾋｭﾋｭﾋｭﾋｭﾝｯ
ことり「幾本もの氷柱（つらら）が海未ちゃんへ向かって一斉に放たれた！！」
凛「よけてぇっ！海未ちゃん！！」
海未「マズイッ」
海未「水よ、来い！」ﾊﾞﾊﾞｯ
ｼﾞｬﾊﾟﾊﾟﾊﾟｧｯ
絵里（水が海未のもとに集まっていく！）
海未「おおおおっっ」
- 510 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/02(火) 11:57:28.63 ID:Gwd/pEdz.net
- ﾊﾞｼｬｼｬｼｬｼｬ
花陽「これは……水の渦！？」
絵里「海未を中心にして水が渦巻いている！」
絵里（まさか……あれで防ぐの！？）
ﾊﾞｼｬｧｱｱｱ!!
凛「すごい…！完全に氷柱を封じてる……！！」
絵里「やるわね…」
絵里（〝Mermaid festa〟………汎用性の高さは私の〝Snow halation〟と同等かそれ以上……！）ｿﾞｯ
絵里「でもその程度ならまだ私には及ばないわ」ｽｯ
ﾋﾟｷｷｷｨﾝｯ
絵里「斬り伏せろ〝Snow halation〟」
ことり「氷の剣！」
海未「一体何を………………」
海未「……まさか！」
絵里「はああああああああああッッ！！」ﾀﾞﾀﾞｯ
凛「絵里ちゃんが走ったにゃ！」
花陽「は、早い！」
ﾌﾞﾝｯ!!
ｽﾞﾊﾞｧｧｱｱｱ!!
海未「私の水渦を………斬った！？」
ﾋﾟｷﾋﾟｷﾋﾟｷﾋﾟｷｨｯ
海未（斬り口から水が凍らされて―――！）
海未「くっ」
- 511 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/02(火) 11:58:52.21 ID:Gwd/pEdz.net
- 絵里「あなたを守る水はなくなったわ」
絵里「喰らいなさい、海未！！」ｽｯ
海未「まだです！」
海未「星の断絶〝スピカテリブル〟」ﾊﾞｯ
ﾌｫｫｫｫｫﾝﾝ
ｶﾞｷｨｨﾝ!!
絵里「こ、これは……！」
絵里「〝Mermaid festa〟ではない………、障壁能力！」
絵里（しかもかなり強力な！！）
絵里「たああぁっっ」ブンッ
ｶﾞｧｧﾝｯ
ｶﾞｶﾞｷﾞｨｯ
絵里「私の氷の剣でも傷一つ付けられない……」
海未「私の〝スピカテリブル〟は星の力を宿す………。そう簡単には破られません」
絵里（たしかに相当硬いようね……）
絵里（なら無理に壊す必要はない）
絵里「ふぅ………」ｽｯ ﾀﾞﾗﾝ
海未（構えを解いた？）
絵里「すぅぅ……………はぁぁ……………」ｽｰ
花陽「絵里ちゃん、目をつむってどうしたんだろう」
凛「もしかして降参したのかにゃ？」
絵里「すぅぅぅ…………はぁぁぁ……………」ﾊｰ
海未（違う…。今の絵里は無防備どころかまるで隙がない）
- 512 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/02(火) 12:00:35.60 ID:Gwd/pEdz.net
- 海未（あえて構えを解き、楽な姿勢を取って精神を高めている………）
海未（まさしく…………心頭滅却！！）ﾄﾞﾝ!
ことり（待ってるんだ……！絵里ちゃんは、海未ちゃんが〝スピカテリブル〟を解除したらすぐさま全力の攻撃を叩き込むために……！！）
絵里（この障壁能力〝スピカテリブル〟は恐ろしい防御力だわ。でも、そんな強力な障壁を長時間発動し続けられるはずがない）
絵里（なら待てばいい。発動限界時間を迎えて無防備になったところへ再び氷の斬撃を放つ）
絵里（勝負は能力が解かれた一瞬…………！！）
絵里（それまで極限まで集中力を高める！！）ｵｵｵ…
海未（凄まじい気迫と殺気………。〝スピカテリブル〟を越えて伝わって着ます……）ﾋﾟﾘﾋﾟﾘ
海未（絵里は間違いなく〝スピカテリブル〟解除の瞬間を狙ってくる）
海未（たしかにこの能力の持続時間は長くありません。ならば私は解除の瞬間を狙ってきた絵里を叩く！）ｸﾞｯ
海未（私の〝Mermaid festa〟で！）ｽｩﾝ
凛「海未ちゃん…、〝スピカテリブル〟を発動したまま止まってる……」
花陽「海未ちゃんは何をする気なんだろう」
海未（〝スピカテリブル〟解除のタイミングは私が決められる。そこがアドバンテージとなり得るか……）
絵里「………………………」ｼｰﾝ
海未「………………………」ｱｾ…
ことり「………………………」ｺﾞｸﾘ
凛「どっちも動かない……」
花陽「み、見ているこっちが緊張で心臓が潰れそうだよ……」
海未（今です！！）ｶｯ
絵里「！！」ﾋﾟｸｯ
絵里（海未が動く！）ｽｯ
海未「〝スピカテリブル〟解除」ﾊﾟｼｭｩｩﾝ
- 513 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/02(火) 12:02:03.05 ID:Gwd/pEdz.net
- 花陽「バリアが消えた！」
絵里「覚悟！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
ことり「早い！！〝スピカテリブル〟解除より一瞬早く動き始めてたんだ！！」
海未（読まれていた！？ しかし――――）
海未「海よ波よ満ちれ〝Mermaid festa〟」ﾊﾞﾊﾞｯ
ｼﾞｬﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｧｧ
花陽「また水の渦を！」
絵里（その技は既に見切っているわ。甘いわね、〝蒼の神話〟！！）
絵里「はっ」ﾌﾞﾝｯ
ｽﾞﾊﾞｱｧｧｯ
凛「ああっ！やっぱり水の渦は効かないよぉ！」
絵里「ふふっ、これで海未は無防備で隙だらけ――――」ﾆﾔｯ
絵里「！？」
海未「澄み渡れ明鏡止水」ﾋﾟｷｰﾝ
ことり「水の刀！」
海未（水の渦に気を取られていた今なら隙がある……！！）
海未（この好機（チャンス）は逃しません！！）
絵里（渦は私の気を逸らすための陽動！こちらが本命か！！）
海未（この場は絶対に――――――斬る！！）ｸﾞｸﾞｯ
海未「〝START:DASH!!〟」ｳﾞｫﾝ
絵里「！！」
絵里「ちぃっ」ｷﾞﾘｯ
海未「やああああああああああああッッ」ﾌﾞﾝｯ
- 514 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/02(火) 12:03:45.86 ID:Gwd/pEdz.net
- ｽﾞﾌﾟｼｬｱｱｯｯ!!
絵里「くっうぅぅっ」ﾌﾟｼｬｧｧ
絵里（氷の剣ごと私を斬った……だと……！？）
海未「――――〝Mermaid festa -Pure girls project-〟」
花陽「やった！海未ちゃんの斬撃が当たった！！」ｸﾞｯ
絵里「ぐぅっ、ゴフッ」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
絵里「まさかこの私に一太刀浴びせるとはね……」
絵里（水の弾丸、渦に加えて近距離戦闘用の更なる応用形態である刀まで持つなんて………、侮れない）
絵里（更に〝START:DASH!!〟で加速して私の防御態勢に入る時間を短縮させた）
絵里（複数の能力の使いどころを上手く理解しているわ）
絵里（それと………）
絵里「〝Mermaid festa〟に更なる進化形態があったとはね。しかも私の氷を砕くほどの力を……」
海未「〝Mermaid festa -Pure girls project-〟……、これは更に清らかで透きとおる水を生成し、操る力です」
海未「先程〝スピカテリブル〟を解除するまでの時間で準備させていただきました」
絵里「さっきの障壁を解除するまで時間をかけていたのはそのため、ということか」
海未「ええ。絵里が能力解除の瞬間を狙ってくるのはわかっていましたから」
絵里「そう…………」
絵里（隙を突いて攻撃してやるつもりだったけれど、逆に起点にされていたなんて……ね）
絵里（腹立たしいわ）ｷﾞﾝ
絵里「いい攻撃だったわよ、海未」
海未「絵里………。私は全力であなたを超えます」
海未「真姫とは違う。全力で戦い、全力で絵里を倒してみせる……」
絵里「私は覚悟を決めてこの場へ来たつもりだったけれど、心のどこかであなたを甘く見ていたようね」
- 515 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/02(火) 12:04:57.61 ID:Gwd/pEdz.net
- 絵里「でも、もうそんなことにはならない。私も全力を出す」ｺｫｫ
海未（何………？急に雰囲気が………）ｻﾞﾜ…
ことり「絵里ちゃん………？何を…………」
絵里「私もお見せするわ。〝Snow halation〟より更に上の次元の力を」
凛「！？」
花陽「〝Snow halation〟より上！？」ｻﾞﾜﾜｯ
絵里「凍てつけ現（うつつ）〝最低で最高のParadiso〟」ﾋｭｵｵｵｵ
ﾋﾟｷｷｷｷｷｷｷｨｲｲｲｲｯ
海未「！？」ﾋﾞｸｯ
海未「一瞬で辺り一面を凍結させた！？」
花陽「寒ッ」ｶﾞﾁｶﾞﾁ
ことり「まるで真冬………。いやそれより酷い……！」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
ﾋﾟｷﾋﾟｷｷｷｨｨ
海未「わ、私の水の刀が！！」ﾊﾞｯ
ｶﾗﾝ
凛「海未ちゃんの能力まですぐに凍らされちゃった………」
ことり（絵里ちゃん、まさかまだこんなチカラを隠していたなんて………）
ﾋｭｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ…
海未「〝Snow halation〟などより圧倒的な凍結能力……。これが、〝Mutant Girls〟や〝A-RISE〟より上の次元に立つ者の力………」
海未（間違いなく、今まで戦ってきた誰よりも………ずっと強い……）
絵里「全てを凍えさせる世界………。私の創り出した死の楽園」
絵里「今までこの能力を見て生き残った者はいないわ」
絵里「海未、あなたはこの死の楽園（Paradiso）でどれくらい持つのかしら」
- 516 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/02(火) 12:05:46.64 ID:Gwd/pEdz.net
- 海未（私の〝Mermaid festa -Pure girls project-〟すらすぐに凍らされてしまうほどの地獄……ですか……）
海未（しかし、勝機は必ずある。さっき一度は私の斬撃を命中させることができた）
海未（絵里は自分の使命感に囚われて周囲が見えなくなっています）
海未（真姫や〝A-RISE〟の真意に気付けなかったのがその証拠）
海未（その盲目さが今の戦闘の中にも出てきている）
海未（絵里は、〝スピカテリブル〟解除の瞬間で逆に私がカウンターを狙っていることを気付けなかった）
海未（今の絵里には付け入る隙が必ずある。そこを突くことができれば………！！）ｸﾞｯ
絵里「うっふふふふふ。あはははははっ」
絵里「海未ぃ…………。この死の楽園（Paradiso）で葬ってあげるわ！！」
To Be Continued.
- 517 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/02(火) 12:07:09.85 ID:Gwd/pEdz.net
- 停滞してきてますがここまで来たらエタりたくないので頑張ります
- 518 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/06/02(火) 12:23:37.93 ID:bMlmrn0h.net
- 楽しませてもらってる、がんばってくれ。
- 519 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/06/02(火) 13:08:06.99 ID:/NPRRZwX.net
- パラディーゾｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!!!
みてるぞ頑張れ
- 520 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/06/02(火) 14:45:15.86 ID:xNrwltQV.net
- 毎回楽しませてもらってるよ
これからも頑張ってくれー
- 521 ：名無しで叶える物語(あゆ)＠＼(^o^)／：2015/06/02(火) 19:56:24.69 ID:52oj91YX.net
- 支援
- 522 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/02(火) 20:26:23.95 ID:eWuCfKRq.net
- 停滞なら問題ない、頑張れ
- 523 ：名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)＠＼(^o^)／：2015/06/02(火) 21:05:37.79 ID:WdKqaMmq.net
- 乙
映像が頭に思い浮かんでくるぜ
- 524 ：名無しで叶える物語(家)＠＼(^o^)／：2015/06/02(火) 23:01:44.52 ID:39p38ttq.net
- 熱い
- 525 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/03(水) 00:08:10.83 ID:1h5LM+GC.net
- 気長に待ってる
- 526 ：名無しで叶える物語(芋)＠＼(^o^)／：2015/06/03(水) 16:51:01.07 ID:HE4rWKyo.net
- 頑張れ
- 527 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/03(水) 22:04:23.94 ID:NiVyRxxa.net
- これで初ssとか神かよ
のぞほのりんぱなも楽しみだな
- 528 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/06/04(木) 13:45:34.67 ID:XIncWCrV.net
- これ神田明神大丈夫なんか
- 529 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/04(木) 14:09:23.93 ID:xMfgCapF.net
- 修造～！！！早く来てくれぇ～！！！
- 530 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/04(木) 23:49:23.67 ID:g3ayyDnJ.net
- ～西木野総合病院～
真姫「……………………」
真姫「絵里……………………」ﾎﾞｿ
真姫（海未…………大丈夫かしら…………）
真姫（今頃2人は戦っているのかな………？）
真姫「私じゃ……やっぱり絵里は救えなかった………」
真姫「何がダメだったんだろう………」ｳﾙ…
ﾂｩｰ
真姫「うぅっ………ぐすっ………私っ………」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
ｶﾗﾗﾗｯ
にこ「ちょっと真姫ちゃん！！」
真姫「」ﾋﾞｸｯ
にこ「まったく、いつまでウジウジ泣いてんのよ！」
真姫「………………え？」
にこ「アンタもうちょっとサッパリした性格だと思ってたわ」
真姫「にこ………ちゃん………？」
にこ「何よ？」
真姫「何でにこちゃんがここにいるの！？」
にこ「何でって………私もここに入院してるからに決まってるでしょう」
にこ「ってアンタまさか私と同じ病室だったの気付いてなかったの！？」
真姫「えぇぇっ！！？にこちゃんと同じ病室だったの！？」
にこ（本当に気付いてなかったのね…）ｶﾞﾋﾞｰﾝ
にこ（もう1週間近く同じ病室で入院生活してたのに………。まあ私が話かけなかったってのもあるけれど）
- 531 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/04(木) 23:55:39.38 ID:g3ayyDnJ.net
- にこ（これは相当参ってるわね……）
にこ「まあ絵里にボロ負けしちゃったんだったら落ち込んでて私に気付かなくてもしょうがないかあ～」
真姫「なっ！にこちゃんだって絵里にやられてここにいるんでしょっ！！」
にこ「あれは絵里が不意打ちしてきたからよっ！本当ならこの宇宙No,1アイドルがあんな攻撃ヒラリとかわして見せるんだから！！」
真姫「フン、どうだか！」ﾌﾟｲｯ
にこ「何を～～」
真姫「お腹貫かれて重傷の癖に！」
にこ「うるさいわよ！バカバカ！」
真姫「バカって何よ！この小学生！！」
にこ「……………ふふっ」
真姫「な、何？」
にこ「やっといつもの真姫らしく元気出たわね」
真姫「……………私は……別に……」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
にこ「ここ最近のアンタ見てられないのよ。メソメソメソメソと」
にこ「だいたいねぇ、1人で絵里のこと全部背負い込んでんじゃないわよ！」
にこ「私たちはμ'sの仲間でしょ？こういうときこそ仲間を頼るものじゃないの！？」
真姫「にこちゃん…………」
にこ「今回の件は絵里が一番悪いけど、それを1人で片づけようとしたアンタも悪いのよ！？」
にこ「わかった？今後はこういうことがあったらまず相談すること！！」ﾋﾞｼｯ
真姫「……………ごめんなさい」ﾎﾞｿ
にこ「わかればよろしい！」
真姫「あと……ありがと」
にこ「フフン、どういたしまして」
- 532 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/04(木) 23:58:11.94 ID:g3ayyDnJ.net
- 真姫「にこちゃん」
にこ「なに？」
真姫「私たち、またみんなで楽しくスクールアイドルやってた頃に戻れるかな……」
にこ「……………………きっと大丈夫よ。きっと」
＊＊＊＊
～その頃～
～神田明神～
ﾋｭｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ……
花陽「うぅっ……寒いよぉ……」ｶﾞﾁｶﾞﾁ
凛「まるで真冬……ううん、たぶんそれ以上かも……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
ｺﾞｵｵｵｵ…
ことり「これは………！？」
ことり「凍らせるどころか吹雪まで降らせたの！？」
凛「凄まじい冷気が離れてる凛たちにも伝わってくるにゃ……！」
凛（この距離でもこんなに冷たいなんて……。あの凍結地獄のど真ん中にいる海未ちゃんはどれほどの冷気を身体に受けてるんだろう……）ｿﾞｸｯ
ことり「辺り一帯を凍結させ、更には天候すら変えてしまうなんて……。こんなレベルの能力者が存在するの！？」
ことり「これが絵里ちゃんの覚悟……。ついに本気になったんだ……」ｿﾞｿﾞｿﾞｯ
絵里「さて、この氷の世界であなたの決意と覚悟はいつ消えるかしら」
海未（ぐっ、冷たい………）
海未（放っておいたら私も氷漬けになってしまいそうです）
海未（あまり戦いを長引かせないほうがいいですね。ならば―――）
海未「先手必勝！」ﾊﾞｯ
海未「〝Mermaid festa〟」
ｼﾞｬﾊﾞｼｬｱｱｯ
- 533 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/05(金) 00:00:19.89 ID:hNgRErf0.net
- 絵里「新たな水の刀！」
海未「だああああッッ」ﾀﾞﾀﾞｯ
絵里「甘いわよ。〝Snow halation〟！」ｼｭﾝｯ
ﾋﾟｷﾋﾟｷﾋﾟｷｷｨｯ
凛「また氷の剣だにゃ！」
絵里「おああああっっ」ﾌﾞﾝｯ
ｶﾞｱｱｱﾝｯ
ﾋﾟｷｷｷｷｯ
海未「くぅっ」
海未（刀がまた凍らされた！？）
海未（今の太刀筋は上手く入ったと思ったのですがね……」
海未「やはりこの状況下ではすぐに凍ってしまうのですかっ！」
絵里「最早この死の楽園（Paradiso）の中でその水は通用しないわよ………」
海未「くっ…………」ｸﾞｯ
ﾋﾟｼﾋﾟｼｼｯ ﾊﾟﾗｯ
絵里「？」
ﾊﾞｷｨｨｯ
絵里「！！」
絵里（私の氷の剣が砕かれた！？）
ことり「！！」
絵里（刀が凍らされるとしても斬撃は喰らわせてくる……か……）
絵里（今の一撃………気付けなかった……）
絵里（まさか…………）
- 534 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/05(金) 00:02:21.74 ID:hNgRErf0.net
- 絵里（まさか剣術では海未が私を上回っているというの……？）
絵里（そんな馬鹿な………！）
海未（私の〝Mermaid festa -Pure girls project-〟の水は絵里の氷の剣に触れたら一瞬で凍って使い物にならなくなる）
海未（そしてどうやら発動させておくだけで私の水は5秒程度で完全に凍ってしまう）
海未（でも今絵里の氷剣を斬り壊すことができた。刀が凍るまでに斬撃を放てば当てることができるようです）
海未「ならば―――」
海未（私の攻撃が当たるのであれば刀による近接戦闘を続ける意義は大いにあります）
海未（更に水刀が凍りにくいように工夫をする――！！）
海未「研ぎ澄ませ〝Mermaid festa -Pure girls project-〟！！」ﾊﾞｯ
ｼﾞｬﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ
ことり「また水の刀を生成している！」
絵里「させないわよ！」ﾀﾞﾀﾞｯ
凛「絵里ちゃんが走った！阻止する気だにゃ！」
海未（ですがこの距離では間に合わない。刀を生成し終えるほうが先です！）
ｼﾞｬﾊﾞｼｬｱｯ
絵里「甘いわ。〝START:DASH!!〟」ｳﾞｫﾝ
海未「！？」
海未「私と同じ〝START:DASH!!〟を！？」
海未（まだ能力を隠し持っていたのですか！？）
絵里「もう刀は作らせないわよ！」ﾊﾞｯ
海未「くっ、〝Mermaid festa〟！！」
ｼﾞｬﾊﾟｯ
ﾋﾞｭﾋｭﾋｭﾋｭﾝｯ
- 535 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/05(金) 00:04:10.76 ID:hNgRErf0.net
- ことり「刀生成用に集めていた水の一部を水の弾丸に変化させて撃った！」
絵里「今更この程度の力は通じないわよ」
ﾊﾟｷﾊﾟｷｨｨ
花陽「一瞬で弾丸が凍っちゃった！」ｻﾞﾜｯ
海未（ノーモーションで私の水を凍らせた！？さっきより能力の精度が上がっている……！？）
ﾋｭｳｳｵｵｵｵｯ
海未（まさか気温も更に下がって―――！？）
海未「ですが―――」ﾊﾞｱｱｯ
凛「海未ちゃんの水の刀が完成したにゃ！」ｸﾞｯ
絵里（刀のサイズを細く短くすることで生成にかかる時間を短縮したのか！）
海未「やあっっ！！」ﾌｯ
絵里「チィッ」ﾌﾞﾝｯ
ｶﾞｷｨｨｯｯ
絵里「！！」
絵里「刀が凍らない！？」
海未（よし、成功した！）
凛「やった！絵里ちゃんの能力でも海未ちゃんの凍らなくなったよ！」
花陽「でもなんで？なんで海未ちゃん刀が凍らなくなったの！？」
ﾀﾝｯ
絵里「……………」ｼﾞｯ
絵里「これは…………水を高速で振動・循環させて凍りにくくしている！」
絵里「考えたわね」
花陽「そうか！刀内の水に常に能力をかけてエネルギーを与え続ければ！」ｸﾞｯ
- 536 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/05(金) 00:12:06.41 ID:hNgRErf0.net
- 凛「海未ちゃん頭いいにゃ！」
ことり「でも絵里ちゃんはそれをすぐに見抜いてきた……！」
凛「！！」ｿﾞｸｯ
絵里「機転を利かして凍結を防いだ点は褒めてあげるわ」
絵里「でも小細工を弄したところで状況はそこまで好転してないわよ！」ﾀﾝｯ
ｳﾞｫﾝ
ことり「絵里ちゃんが消えた！？」
海未「〝START:DASH!!〟か！！」
海未「くっ、どこへ………」ｷｮﾛｷｮﾛ
絵里「そこ！」ﾌﾞﾝｯ
ｽｶｯ
絵里「！？」
絵里「いない……？」
海未「〝START:DASH!!〟！！」ｳﾞｫｵﾝｯ
絵里「後ろ！」ｶﾞﾊﾞｯ
ｶﾞｷｨｲｨｯ
ことり「防がれた！」
花陽「すごい！互いに〝START:DASH!!〟の速度に上手く対応してる……！！」
絵里（〝START:DASH!!〟は慣れれば加速のタイミングの独特な挙動がわかりやすい）
絵里（互いに使い手である以上、ある程度対応されるのは仕方ないか………）
海未（くっ、まだ仕留められない………ですか……）ﾋﾘﾋﾘ
絵里「海未、私はあなたとはまるで違うわ……」
絵里「ことりと2人で成長し、前へ進んできたあなたとは……！」
- 537 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/05(金) 00:13:54.37 ID:hNgRErf0.net
- 里「私は………ずっと1人だった………」
海未「……………？」
絵里「2年前の事件で亜里沙を失い、それからずっと1人であの子を看病してきた………！！」
絵里「ずっと………ずっと耐えてきたのよ……。たった1人で………ッッ」ｸﾞｸﾞｯ
凛「絵里ちゃん…………」
絵里「だからその苦痛を、亜里沙を失った孤独を、今日ここで終わらせるために……っ！！」
絵里「ここでお前を倒し、全てを取り戻してみせる！！」ﾄﾞﾝ!!
絵里「〝最低で最高のParadiso〟！！」
ﾋｭｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯｯｯ
ことり「きゃあああああっっ」
花陽「吹雪の勢いが更に強くなった！？」
凛「寒いっ……。温度もずっとずっと下がってるよぉ！」ｶﾞｸｶﾞｸ
海未（冷たい………）
ﾋｭｳｳｳｳｳｳｳｳｳｵｵｵｵｵｵ…
海未（これが……この冷たさが……絵里の抱えていた苦痛。絵里が耐えてきた孤独………）
海未（なら―――）
海未（………ならば私はそれを全力で受け止める。そのうえで絵里を超える！！）ｸﾞｸﾞ
To Be Continued.
- 538 ：名無しで叶える物語(わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/05(金) 00:26:58.50 ID:hNgRErf0.net
- レスくれた方ありがとうございます
- 539 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/06/05(金) 00:36:19.89 ID:zDZGiryF.net
- 乙ですにゃ
- 540 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/06/05(金) 01:00:12.12 ID:ZkCfGQmM.net
- 戦闘長くて嬉しい
乙です
- 541 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/05(金) 07:47:41.54 ID:jWzNKufT.net
- なにげにスタダの高速戦闘を目で追えてるギャラリーすごいにゃw
- 542 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/06/05(金) 08:31:50.54 ID:7pxH69uX.net
- しかも的確な解説を入れてることりちゃんスゲーですぅ
- 543 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/06/05(金) 17:57:24.97 ID:p/9wRdtb.net
- しえんしえん
- 544 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/06(土) 17:07:41.11 ID:2XNhepxV.net
- 絵里「何としても倒す………。〝蒼の神話〟！！」ﾊﾞｯ
ﾋﾟｷｷｷｷｯ
ｼﾞｬｷﾝ!
凛「うわわっ！さっきよりも大きい氷の剣だよ！」
絵里「うおおおおおおおおおッッ！！〝START:DASH!!〟！！」ｳﾞｫﾝｯ
花陽「早い！！」
海未「〝Mermaid festa -Pure girls project-〟」ﾊﾞﾊﾞｯ
ｼﾞｬﾊﾟｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｯ
ことり「海未ちゃんも水刀を強化させた！真っ向から受けるつもりだよ！」
海未「おおおおおおおおおおッ」
海未「〝START:DASH!!〟」ｳﾞｫﾝｯ
ｶﾞｷｲｲｲｯ
ｶﾞｶﾞｱｱｱｯ
ことり「凄まじい剣戟！！」
凛「すごい……！絵里ちゃんと海未ちゃんの気迫が、殺気がそのまま太刀筋に乗ってぶつかり合ってる！！」ｿﾞｸｯ
絵里「海未！あなたは……私の今までの苦痛から解放されるための最後の障害……！！」ｷﾞﾘﾘ…
絵里「だから、だから絶対にここで倒すわ！！」ﾀﾞﾝｯ
ﾊﾞｷﾞｲｯ
海未「くうっ」
海未（なんて重い斬撃……！絵里の想いを全て呑み込んだ斬撃だと言うのですか……！？）ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｯ…
海未（しかし………っ）
海未「絵里ぃぃっ！あなたがこれまで全ての戦いを引き起こした首魁なら！！」
海未「私は何としてもあなたを倒す！！」ｺﾞｵｵｵｯ
- 545 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/06(土) 17:13:35.41 ID:2XNhepxV.net
- ｶﾞﾝｯ ｶﾞｷﾞｲｯ
ﾄﾞｶﾞｱｱｱｯ
花陽「2人とも………とても強い想いを持ってこの戦いに臨んでいる……」
花陽「きっともう能力なんて次元じゃないんだ……」
凛「え？」
花陽「この戦い……、たぶん心に持つ想いの炎を強くともし続けた方が勝つ……！」
凛「想いの………炎………！」ｺﾞｸﾘ
海未「絵里ぃぃぃいいいいいッッ！！！」
絵里「海未ぃぃいいいいいいいいッッ！！！」
ﾄﾞｶﾞｱｱｯ ﾊﾞｺﾞｵｵｯ
ﾀﾞﾝｯ
絵里「斬り伏せろ〝Snow halation〟！！」ﾊﾞｯ
ﾋﾟｷｷｷｷｯ
ｼﾞｬｷﾝ!
ことり「2本目の氷剣！？」
凛「にゃ！？」
海未「ここへ来て二刀流だと！？」
絵里「はあああああっっ！！」
ｶﾞｶﾞｱｱｯ
海未（くっ、捌き切れない！）
海未（二刀流の剣ですが、2倍以上の手数を受けているように感じます……。さすがは〝アイス・ブルーの瞬間〟………！！）ｿﾞｯ
凛「すごい剣捌きだにゃ！2本の剣を自在に操っている！！」
ことり「………………」ﾎﾟｰ
- 546 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/06(土) 17:17:10.81 ID:2XNhepxV.net
- ことり「はっ」ﾊｯ
ことり（一瞬、二刀流で流麗に戦う絵里ちゃんを美しいと思って見とれてしまった………！）
ことり（でも絵里ちゃんの二刀流はそれほどまでに洗練されている）
ことり（最早………芸術に到達するレベル………！！）ｿﾞｸｿﾞｸｯ
ｶﾞｶﾞｶﾞｯ ﾄﾞｺﾞｵｵｯ
ﾊﾞｷﾞｲｯ
絵里「しぶといわね…」
絵里（私の二刀流にギリギリで対抗しつつも、刀を凍らせられないように常に〝Mermaid festa〟を発動・循環させるとは……）
絵里（器用に能力を使うのね）
絵里（このままじゃ埒が明かないか……）ｷﾞﾝ…
ｶﾞｱｱﾝｯ ﾊﾞｷﾞｲｲｯ
海未「やああああっっ」
ｽﾞﾊﾞｱｯ
バキッ ﾊﾞﾗｯ
ことり「絵里ちゃんの氷剣の1本が砕かれた！」
凛「やった！チャンスだよ、海未ちゃん！」ｸﾞｯ!
海未（よし、このまま畳みかけ――――）ﾀﾞｯ
絵里「ふふっ、甘いわよ、海未」ﾆﾔｯ
海未「！？」
絵里「〝Trouble Busters〟」ﾋﾟｯ
海未「しまっ―――――」
ｶｯ
ゴガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ！！
- 547 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/06(土) 20:16:10.98 ID:2XNhepxV.net
- 海未「ぐああああああああああああああああああああああああっっ！！」
花陽「きゃああああっっ」ﾄﾞﾀｯ
凛「かよちん！大丈夫！？」
花陽「う、うん。すごいエネルギー波……」
凛「あれは……！？まさかにこちゃんや真姫ちゃんと同じ〝Trouble Busters〟！？」
花陽「でも……、にこちゃん達とはまるで異質だよっ！」
花陽「にこちゃんや真姫ちゃんよりずっと闇に包まれていて………恐ろしい………！！）
花陽（あんな真っ黒で禍々しい〝Trouble Busters〟この世に存在するの！？）ﾋﾞｸﾋﾞｸ
ゴオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアッッ
海未「ぐぐっぐうああああああああああああああああっっ」
海未（馬鹿な……！あの激しい斬り合いの中で〝Trouble Busters〟をノーチャージで撃つなど！！）ｷﾞｷﾞｯ
海未（〝Trouble Busters〟は本来超強力なエネルギー波を撃つために長い時間をかけたエネルギーチャージが必要なはずなのに……）
海未（うぐぐぐぐっ……やはり絵里は恐ろしい能力者です……！！）
海未（ですが……このままただでやられるわけには………っ！！）ｶﾞｯ…
――――オオオオオオアアアアアア―――-
- 548 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/06(土) 20:18:29.75 ID:2XNhepxV.net
- 絵里「ふふふっ…はっははははっ！！海未ィ、〝Trouble Busters〟の破壊力はあなたも知ってるでしょう？」
絵里「このチカラをゼロ距離で真正面から受けたらもうひとたまりもないでしょうね」
絵里「これで最後のトドメを刺して、私の勝――――」
ﾋｭﾝｯ
絵里「！？」
ﾄﾞｼｭｳｳｳｯ
絵里「あがああああああああああああああっっ」ｶﾞｸｯ
絵里「こ、これは…………海未の水刀！？」
絵里（まさか……〝Trouble Busters〟を受けながら私に向かって刀を投げたというの！？）ｶﾞｸｶﾞｸ
絵里（〝蒼の神話〟………何て執念なのよ……っっ！！）
絵里「海未ぃぃ……ッッ！！」ｷﾞﾘﾘｯ
ﾎﾞﾀﾎﾞﾀﾎﾞﾀﾀｧ
絵里「ごはああっ」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀ
絵里「くっ……、〝Trouble Busters〟が当たったときには完全に勝利を確信したのに……！」
絵里「飛んでくる水刀にまったく反応できなかった……！甘かった……！！」ｸﾞｸﾞｯ
- 549 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/06(土) 20:22:34.93 ID:2XNhepxV.net
- 絵里「だけど……、これで海未ももうほとんど動けないはず……。きっと次で勝負を決めにくるわ」
絵里（き、傷が深い………っっ！）ﾎﾞﾀﾀｧ
絵里「とりあえず傷口は凍らせて血は止めるしか……」ﾋﾟｷｯ
絵里「うっ……ふぅ……」
絵里（ひとまず出血は止まった……。しかし、思ったより今までのダメージもある………。でも弱音なんて吐いてる場合じゃないわ）
絵里（弱い自分はあの病室に置いてきた）
絵里「亜里沙…………」ﾎﾞｿ
絵里（おそらくこの局面を制した者が戦いを制す！！）
絵里「この後トドメを刺しに来る海未に、逆にトドメを刺す！！」
ﾑｸｯ
海未「うぅぅっ……」ﾌﾗｯ
海未「か、身体が………っ！さすがに〝Trouble Busters〟のダメージが大きすぎます……！」ｽﾞｽﾞ…
海未（さすがはコンサートホールを倒壊させただけの能力ではありますね）
海未（いえ、おそらく絵里の黒い〝Trouble Busters〟はにこや真姫以上の……！！）
海未（しかも………〝最低で最高のParadiso〟の冷気のせいでもう手足の感覚が薄れてきている……）ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ
- 550 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/06(土) 20:24:27.02 ID:2XNhepxV.net
- 海未「うぅっ、ゴフッ」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀｧ
海未「ですが、さっき土壇場で投げた水刀には確かな手ごたえがありました。おそらく絵里の傷も深いはずです……」
海未（次の一撃で……決められるでしょうか………）ﾌﾗ…ﾌﾗ…
海未「いえ…………次で確実に決める！！」ｸﾞｯ
海未「絵里…………………ッッ！！」ｷﾞﾝ
ことり「2人とも……どうなっちゃったの！？」
ﾋｭｳｳｵｵｵｵｵ…
海未「はあっ……はあっ……」
絵里「うっ………ふぅ―――………」ｻﾞｯ
花陽「まだ海未ちゃんも絵里ちゃんも諦めてない！」
凛「むしろ2人の眼からはさっきまでよりも強い意志を感じるよっ！！」
ことり（でも……、ダメージは目に見えて大きい！もうそろそろ持たないはず！）
海未「〝Mermaid festa -Pure girls project-〟」ﾊﾞｯ
ﾊﾟｼｬｼｬｼｬｼｬｯ
絵里「！」
- 551 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/06(土) 20:29:03.79 ID:2XNhepxV.net
- 凛「また水の刀！やっぱりあれで戦う気なんだ！」
海未「…………………」ｽｯ
ことり「海未ちゃんのあの構えは！！」
絵里「居合切りの構え！？」
凛「そんなバレバレな構えじゃ避けられちゃうよ！」
花陽「まさかもう他に打つ手がないんじゃ……」
凛「そんなぁ！海未ちゃん、やっぱり諦めちゃうの………？」
絵里（違う………。海未の目はまだ闘志を失っていない……。むしろ今こそ最も決意に燃えた目をしているわ）
絵里（居合切り…………やはり一撃必殺を狙ってきているのね。おそらくは〝START:DASH!!〟使って高速で接近し、居合切りを浴びせるつもりか……）
絵里（そして、あれは諦めているわけではない。むしろその逆。海未は、あの居合の一撃には、勝敗も自らの命も……全てを込められるほどの自信と覚悟がある！！）
絵里「ふふふ……、上等よ。海未！」
絵里「〝最低で最高のParadiso〟の全ての冷気のオーラをここに集める！！」ﾊﾞｯ
ﾋｭｳｳｳｵｵｵｵｵｯｯ
凛「吹雪が弱くなった……？」
ことり「違う！見て！」ﾋﾟｯ
- 552 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/06(土) 20:32:09.65 ID:2XNhepxV.net
- 凛「！！」
花陽「辺りに満ちていた〝最低で最高のParadiso〟のオーラが絵里ちゃんの元へ集まっていく……！！」
ことり「絵里ちゃんも力を溜めている………まさか！！」
絵里「〝Snow halation〟！！」ﾊﾞｯ
ﾋﾟｷｷｷｷｷｷｷｷｯ
ことり「氷の大剣！！」
絵里（〝最低で最高のParadiso〟の冷気を纏った〝Snow halation〟の大剣で海未を仕留める！！）ｽｯ
花陽「絵里ちゃんも剣を構えた！」
ことり「海未ちゃんの居合に真っ向から挑む気だ……！そして居合を上回る斬撃で……海未ちゃんを超える気なんだ！！」
ことり「つまり………この一撃で全てが決まる！！」ｺﾞｸﾘ
海未「……………………………」
絵里「……………………………」
凛「2人とも動かないよっ…………」
花陽「でも…」
- 553 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/06(土) 20:33:39.30 ID:2XNhepxV.net
- 花陽「でも次の一撃に懸ける覚悟はここまで伝わってくる！！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ
ことり「瞬きできない。勝負は一瞬……………！！」ｺﾞｸﾘ
凛（息が詰まりそうなくらい………緊迫しているにゃ……！！）
ﾄﾞｸﾝ
ﾄﾞｸﾝ ﾄﾞｸﾝ
ﾄﾞｸﾝ ﾄﾞｸﾝ ﾄﾞｸﾝ ﾄﾞｸﾝ ﾄﾞｸﾝ ﾄﾞｸﾝ
ドクン
「「今だ！！」」ｶｯ
海未「絵里ぃぃぃいいいいいいいッッ！！！」ﾀﾞｯ
絵里「海未ぃぃいいいいいいいいいッッ！！！」ﾀﾞｯ
「「〝START:DASH!!〟！！」」ｳﾞｫﾝｯ
ズバアアアアアアアアアアアッッ
………………
- 554 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/06(土) 20:35:53.89 ID:2XNhepxV.net
- …………
……
凛「どっちが………どっちが斬ったの……？」
花陽「わからない……。同時……だったように見えたけど……」ｱｾ…
ことり（海未ちゃん…………お願い…………）ｷｭｯ…
海未「…………………………………」
絵里「…………………………………」
海未「うぅっ」ﾌﾗｯ ｶﾞｸｯ
ことり「海未ちゃん！！」ｶﾞﾊﾞｯ
海未「ごはっ……」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
ﾊﾞﾀｯ
絵里「フッ…………海未、私の勝ちのようね」
凛「そ、そんな…………」
花陽「海未ちゃんが………負けた……？」
ことり「嘘………嘘だよっ……」ｽﾞｻｯ
- 555 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/06(土) 20:37:12.68 ID:2XNhepxV.net
- 絵里「この長きに渡る戦いは今ここで終結したわ。〝小夜啼鳥恋詩〟は私がいただく」
ﾋｭｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯｯ!!
花陽「うううっ、また冷気が！」
凛「かよちん！」
ことり「うううっ」ｸﾗｯ
ﾋｭｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯｯ
ことり「…………………？」
ことり「待って！違うよ、これは冷気じゃない………！」
凛「………え？」
ことり「これは………この風は………！！」
絵里「？」
花陽「！？」
凛「み、見て！！」ﾋﾞｯ
凛「風が〝最低で最高のParadiso〟の吹雪を打ち消して、雪雲を押しのけていく！」
凛「こ、この風は………！」
- 556 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/06(土) 20:39:58.09 ID:2XNhepxV.net
- ことり「海未ちゃんの…………絆の風………！！」
海未「絵………里…………、勝敗を決めるのはまだ………早いです……」ﾑｸｯ
絵里「！！」
絵里「なぜ……立ち上がれるの……？まさか………」
海未「私が最後に放ったのは斬撃ではありません」
絵里「何っ！？」
海未「刀は本命の技を隠すための囮です…。私が放ったのは絆の風を掴んだ拳〝Anemone heart〟」
「「「！！」」」
絵里「〝Anemone heart〟！？」
海未「それは今までの戦いの中で私とことりとの絆をより深めたときに生み出したチカラ」
海未「孤独に1人で戦ってきた絵里との決定的な違いです」
絵里「そんな馬鹿な……！絆なんて……っ！！」
海未「本当は………気付いているのではないですか？」
絵里「違うっ……違う……私は……っっ」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
海未「孤独に苦しむのは人との繋がりに飢えている証拠です」
- 557 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/06(土) 20:44:42.90 ID:2XNhepxV.net
- 絵里「私は……私は……………」
絵里（そうか……孤独の中で失った繋がりを求め続けて戦う私と、戦いの中で絆を強くした海未。もしかしたら最初から結果は見えていたのかもしれない………）
花陽「絵里ちゃん………」
海未「絵里……、これが……この戦いに懸けた私の想いです！！」ﾊﾞｯ
ﾋｭｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯ
花陽「！？」
ﾋｭｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯ
花陽「！？」
凛「また風が動いて………！！」
ことり「周囲に満ちていた絆の風が絵里ちゃんのもとへ集まっていく！」
ことり（海未ちゃんは絵里ちゃんにないものをチカラに込めた最後の一撃を放った）
ことり（海未ちゃんの絆が………絵里ちゃんの孤独を超えたんだ）
海未「絵里、私の想い、私の風、私の絆……………………その身で受け止めてください！！」
絵里（〝Anemone heart〟の一撃が…………遅れて………今、私に――――！！）
ﾋｭｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯ
ﾄﾞｺﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯｯｯ
絵里「ぐわああああああああああああああああああああああああっっっっ」ｶﾞｶﾞｱｱｱｱｯ
ﾌﾜｯ
ﾄﾞｻｯ
絵里「…………Хорошо（お見事）」ﾊﾞﾀｯ
To Be Continued.
- 558 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/06(土) 20:49:35.38 ID:2XNhepxV.net
- 今まで1レスあたりに20くらいのセリフ数だったけど
規制されちゃうので1レスあたり15くらいに減らします
主人公海未vs敵ボス絵里は最初期に考えて
ずっとやりたかった展開だからここまでこれた達成感がある
- 559 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/06/06(土) 21:27:10.95 ID:U5RxcLtk.net
- 乙
長く辛い戦いだった...
- 560 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/06(土) 21:29:23.30 ID:gnjUd8Go.net
- 乙
保守はまかせろ
- 561 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/06/06(土) 21:46:55.48 ID:wfJ0gND3.net
- ハラショーね！
- 562 ：名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)＠＼(^o^)／：2015/06/06(土) 23:32:26.18 ID:Pc5yYiyR.net
- おつ
お互い能力を限界まで使った熱いバトルだった！
- 563 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 00:09:22.40 ID:9OVZyugN.net
- 乙
いいバトルだった
- 564 ：名無しで叶える物語(やわらか銀行)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 01:48:57.32 ID:fgh70kIo.net
- 地味にことりちゃん絵里にタラされててワロタ
- 565 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 19:01:25.00 ID:UPz4SSNy.net
- ｻｱ…
亜里沙「お姉ちゃん、こっちこっちー！」ｷｬｯｷｬｯ
絵里「待って、亜里沙ー！走ったら危ないわよ」ｷｬｯｷｬｯ
亜里沙「早くぅー！」
絵里「今行くから待ってて、亜里沙ー」ﾀﾀｯ
「……………」
絵里「……亜里沙？」
絵里「亜里沙……？待って！どこにいるの！？」ｷｮﾛｷｮﾛ
「……………………」
絵里「待ってよ、亜里沙！行かないでっ！」
絵里「嫌っ！亜里沙ぁぁ！！」
絵里「もうっ………私を1人にしないでよっっ」ﾂｩー
絵里「私……たった1人でどうしたらいいの……？こんな孤独もう耐えられないわ……っ！」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
絵里「もう1人はいやっ！いやぁあああああっっ」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
「1人ではありません！！」
- 566 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 19:02:25.01 ID:UPz4SSNy.net
- 絵里「え……………？」
海未「絵里は1人ではありません。私たちが………μ'sがいるじゃないですか！」
絵里「海未……………」
ことり「絵里ちゃん、苦しいときは私たちを頼って」
凛「凛たちがついてるにゃ！」
花陽「だからもう孤独だなんて……言わないで！」
絵里「みんな…………」
絵里（私は…………1人じゃない………）
海未「さあ、私の手を掴んでください！」ﾋﾞｯ
花陽「私たちはこっちだよ、絵里ちゃん！」ﾋﾞｯ
凛「もう1人で抱え込まないで絵里ちゃん！」ﾋﾞｯ
ことり「私たち……友達だよっ」ﾋﾞｯ
海未「さあ、絵里！！」ﾋﾞｯ
絵里（私は…………）ﾌﾙﾌﾙ
絵里「みんな！！」ﾀﾞｯ
- 567 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 19:03:37.26 ID:UPz4SSNy.net
- ―――――
―――
―
＊＊＊＊
ﾊﾟﾁ
絵里「みん…………な………」ﾂｩｰ
海未「目が覚めましたか、絵里」
絵里「海未………………」
絵里「私………」
絵里「私………間違っていたわ……。亜里沙を失ったせいでもうずっと周りが見えなくなっていた……」
絵里「こんなに優しい仲間に囲まれていたのに………気付かなかった……」
絵里「亜里沙を取り戻すことに執着し過ぎて、おかしくなっていたのね」
絵里「そのせいで………たくさんの人を傷つけてしまった……」
絵里「にこも………真姫も………っ！」ｸﾞｼﾞ…
絵里「ことりにも………本当にごめんなさい」
ことり「もういいんだよ、絵里ちゃん。それより元に戻れて本当によかった」ﾆｺｯ
- 568 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 19:05:03.71 ID:UPz4SSNy.net
- 絵里「ことり……ありがとうっっ」
花陽「よかったっ……よかったよぅ……っ」ｴｸﾞｴｸﾞ
凛「かよちん泣きすぎにゃ～」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
花陽「だって～」ｸﾞｽｸﾞｽ
海未「ふふふっ」ｸｽｯ
絵里「みんな、改めて言わせて」
絵里「本当にごめんなさい。私のせいでみんなを辛い目に遭わせてしまった」
絵里「それと……、また私と友達になってほしい………」
絵里「今度は辛いことも悲しいことも全部共有できるような友達に………」
絵里「散々なことをしてきて都合がいいようだけど…………お願いします……！」ｸﾞｯ
「「「「……………………………」」」」
凛「もちろんだよ、絵里ちゃん！」ﾎﾟﾝ
花陽「改めてよろしくね！」
ことり「私もよろしく！」
海未「私も………友達とはそういう関係であるべき、――いいえ、そういう関係でありたいと思います」
- 569 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 19:06:18.28 ID:UPz4SSNy.net
- 海未「ですから私からもよろしくお願いします。絵里」ﾆｺｯ
絵里「みんなっ………ありがとう………ありがとう…………！！」ﾂｩｰ
ことり「これで……ようやく全ての戦いは終わったんだね……」ﾊﾟｧｱ
凛「絵里ちゃんも元に戻ってみんな元通りだにゃ！」ﾉﾋﾞｯ
花陽「うん！あとはにこちゃんと真姫ちゃんが回復すればまたみんなでスクールアイドルできるよ！」ｷﾞｭｯ
海未「ええ。もう……これ以上戦わなくていいのですね………」
海未（今まで本当に長かった………。〝Mutant Girls〟に〝A-RISE〟、多くを傷つけ、また傷つけられてきました）
海未（ですが戦いの中で私は人と想いをぶつけ合い、分かち合うことを知りました）
海未（それはきっと………これから生きていくうえでとても大切なものになる気がします）
海未（これまではただことりの能力を世間に知られないように守ることだけしか考えてなかった）
海未（……しかし今は少しだけ未来を見ることができている気がします）
海未「でも本当によかった………。戦いが終わって……」ｳﾙ…
海未「…………ん？」
ことり「どうしたの？海未ちゃん」
海未「何か忘れている気がします………。何か重要な何かを………」
- 570 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 19:07:30.66 ID:UPz4SSNy.net
- 海未（何かが頭にひっかかる……。絵里は救われたから全ては終わったはず……。ですが何かが……）
海未（本当に戦いは終わったのでしょうか…………。敵はもういない……？）
海未「―――――ハッ」
海未（私としたことが………！！近頃何の動きも見せていないからすっかり頭の中から消えていました！！）
海未（ことりを狙う人物がもう1人いたことを…………）
海未（〝バイオレット・ムーン〟！！）
＊＊＊＊
～西木野総合病院～
真姫「………………………」ｽﾞｰﾝ
にこ「どうしたのよ、真姫ちゃん」
真姫「みんな……大丈夫かなって……」
にこ「だから今私たちが心配してもしょうがないでしょ！」
にこ「海未ならきっと大丈夫よ。私にはなんとなくわかるわ」
にこ「もしかしたらもう戦いはとっく終わって、仲直りしてるかもしれないわよ」
真姫「ううん、違う、違うのよ」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
- 571 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 19:08:57.12 ID:UPz4SSNy.net
- にこ「違うって何が？」
真姫「何かわからないけど、すごく嫌な予感がするの………。何かとてつもなく悪いことが起こりそうな予感………」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
にこ「な、何が起こるって言うの？」
真姫「わからない。けど、この感じは絵里と海未との戦いじゃない。その向こうに何か邪悪なものを感じる……」
にこ「邪悪…………？」
真姫「どうしよう…………。何の根拠もないけれど、すごく不安になるの……」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
にこ「……………………」
真姫「みんな………………っっ！！」ｷﾞｭｯ…
にこ「…………………行くわよ」
真姫「え？」
にこ「アンタにそこまで言われると私も不安だわ。だから行く」
真姫「行くって……？」
にこ「海未たちのところに決まってる！みんなに危険が迫っているかもしれないんでしょう！？」
真姫「で、でもパパが今は安静にしておくべきだって……」
にこ「私も真姫ちゃんももうある程度は動けるようになったし、大丈夫よ。あとはツバでも着けておけば治るわ」ｶﾞﾀ
- 572 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 19:10:14.72 ID:UPz4SSNy.net
- 花陽「私も詳しいことはあまりわからないなあ」にこ「心配なんでしょ？どうするの？」
真姫「…………………」
真姫「私も行くわ！」ｷｯ
＊
ｶﾞﾗﾗﾗｯ
西木野父「真姫、矢澤さん、調子はどうだい？」
「………………………」ｼｰﾝ
ｻｱ…
西木野父「あれ？誰もいない……？」
ﾋｭｵｵｵｵ…
＊＊＊＊
凛「ねえ、そもそも2年前の事件って何なの？」
ことり「凛ちゃん知らなかったの？」
凛「テレビのニュースとかでちょろっと見たことあるけど、あんまり覚えてないにゃ」
花陽「私も詳しいことはあまりわからないなあ」
- 573 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 19:11:32.60 ID:UPz4SSNy.net
- 海未「2年前に突如謎の能力者が現れ、街を壊滅させた事件です」
海未「能力者は破壊と殺戮の限りを尽くし、多くの物と人を傷つけました」
海未「私は現場にいましたが………酷い惨状でした」
海未「ほとんどの建物は壊され、人々はパニック状態、しかもあの能力者はその様を楽しんでいるようでもありました」
凛「そ、そんな惨かったんだ……」ｺﾞｸﾘ
ことり「私と海未ちゃんはそこで大切な友達を失ったの。幼い頃からずっと一緒だった親友だったんだけど……」
ことり「私はそこで〝小夜啼鳥恋詩〟の能力を発現させたんだけど、記憶を失っちゃって……」
絵里「……そうだったのね」
ことり「うん」
絵里（あの事件で深い傷を負ったのは私だけじゃなかった……。それなのに私は………っ）ｸﾞｯ…
海未「絵里も………妹の亜里沙を………」
絵里「ええ。あの事件で大けがをして………意識を失って、今もまだ目を覚まさないの」
絵里「2年前のあの日からずっと病院のベッドで眠ったまま……」
海未「絵里………」
絵里「私はもう………大丈夫よ」
- 574 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 19:13:00.20 ID:UPz4SSNy.net
- 海未「……………………」
凛「ね、ねえ、その……2年前の事件で暴れた能力者って一体何者なの？」
海未「それは…………わかりません」
凛「え？」
海未「わからないのです。先程言った私とことりの友人が命を懸けて戦い、その能力者を止めたのですが、結局正体はわからないままで……」
海未「破壊衝動に飲み込まれて暴走した能力者………。その者の正体はもう未来永劫わからないでしょう」
花陽「そっか……………」
ﾌﾞｵﾝ…
「もしその能力者の正体を知っている人物が身近にいるとしたら？」
海未「！？」
花陽「今、どこからか声が！」ﾋﾞｸｩ
凛「誰にゃ！？」ｷｮﾛｷｮﾛ
ことり「………………？」
絵里（この声は……………！）
ﾌﾞｵｵｵｵｵｵﾝ…
- 575 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 19:13:56.06 ID:UPz4SSNy.net
- 花陽「何！？」ｶﾞﾀｯ
ことり「空中に扉が……！」
凛「こんな扉なかったよ！どこから現れたの！？」
海未「まさか……これは能力！？」
「〝ユメノトビラ〟開門」
ｷﾞｲｲｲｲｲｲ…
ことり「扉が開いた！」
ﾃｸﾃｸﾃｸ
海未「あ、あなたは…………！」
海未「希！！」
希「やっ、海未ちゃん！みんなも久しぶりやね」ﾋﾗﾋﾗ
海未（まさか今の扉を使って別の場所から瞬間移動（テレポート）したのか！？）
海未（空間を飛び越える能力…………希がそんな強力な能力を持っていたとは………！！）ｿﾞｯ
凛「の、希ちゃん！今までどうしてたの！？」
希「いや～ちょっと色々とな～」
- 576 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 19:15:01.49 ID:UPz4SSNy.net
- 絵里「希」
希「えりち、負けちゃったんやね」
絵里「……ええ。でも私はもう戦いを止めるわ。海未と戦ってわかったの。私は1人なんかじゃないって……」
希「そっか……」
絵里「希にも色々心配させちゃったかもね。今まで色々ごめんなさい」
希「ええよええよ。気にせんでも」
花陽「ど、どういうこと？」
絵里「希はずっと私の側で色々と手助けしてくれたのよ。あなたたちの前に姿を現さなかったのもそのせいね」
花陽「そうだったんだ……」
希「いや～、でも海未ちゃんとえりちが仲直りできたならよかったやん！」ﾆｯ
凛「そうにゃそうにゃ！」
海未「待ってください。希、あなたは先程2年前の事件の能力者に関して何か知っているような口ぶりでした」
海未「教えてください！あの謎の能力者は一体何者なのですか！？」
絵里「それは私も聞きたいわ。だいたい何故今まで黙っていたの？」
希「何故って……ずっと聞かれなかったからなあ」
- 577 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 19:17:04.86 ID:UPz4SSNy.net
- 絵里「希………」ｼﾞﾄｰ
ことり「ま、まあまあ絵里ちゃん」
希「2年前の能力者についてやね」
希「実は、あの能力者は二重人格者なんよ。普段は普通の優しい表人格が生活していたけど、あの事件は強大な破壊衝動を持つ裏人格の仕業や」
希「その人は能力がものすっごく強くて、暴れたらどんな能力者にも止められなかった」
希「おそらく―――――いや、間違いなく最強の能力者やね」
花陽「最強の………」
凛「能力者…………！！」ﾋﾞｸｯ
希「とある界隈ではあの能力者をこう呼んでるんや、〝破壊者〟と」
海未「〝破壊者〟…………！」ｺﾞｸﾘ
希「そして2年前、表人格は裏人格に心の底へ押し込められ、人格が入れ替わって裏人格が主人格となってため込んでいた破壊衝動を爆発させてしまった」
希「それがあの事件や」
ことり「全然知らなかった……」
希「それともう一つ」
絵里「？」
- 578 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 19:19:01.36 ID:UPz4SSNy.net
- 希「〝破壊者〟は今も生きている」
「「「「「！！」」」」」
絵里「何ですって………！？」ｿﾞｸｯ
海未「それは……本当なのですか！？」
希「そう。2年前の事件で命を落としたかと思われていた。しかし、今はまた表人格が主人格となって普通の人間と同じように生活して社会に溶け込んでいる」
凛「え？でも普通に生活してるなら無害だから大丈夫なんじゃ……」
希「そうとも限らないよ。最近では、裏人格が破壊衝動を晴らすために、時々表人格の気付かないうちに入れ替わって夜な夜な殺戮を行っているとか」
希「なんでも、〝破壊者〟は人間の魂を吸収してより強い存在になろうとしているらしいんや」
海未「魂を吸収する……？」
希「そう。より強力な能力者であるほど魂の質が良いらしく、近頃〝破壊者〟は能力者狩りを行っていたんや」
希「〝Mutant Girls〟のMG1、それから〝A-RISE〟の優木あんじゅと統堂英玲奈が既に犠牲になってしまっている」
絵里「！？」
絵里「MG1と……あの2人が……！？」
希「うん……」
ことり「〝破壊者〟が………あの能力者が………今でも殺しをしている………！？」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
- 579 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 19:19:40.03 ID:UPz4SSNy.net
- 希「だから2年前の事件はまだ解決していないんや。これからまた〝破壊者〟が復活に近づこうとしているから……」
希「ま、ウチが知っているのはそんなところかな」
凛「そ、そんなぁ………」ｶﾞｸｯ
ことり「あの事件がまだ解決していない………」
ことり（じゃあ、まだ……あの悪夢は終わってないんだ………っ！！）ｸﾞｯ…
海未「待ってください、希」
希「何、海未ちゃん？」
海未「希は先程その〝破壊者〟の正体を知っている人物が身近にいると言いましたね」
海未「一体誰が正体を知っているというのです？その者が知っているということは――――」
希「ああ、言い方が悪かったなあ。『正体を知っている人物がいる』というのは間違いや」
希「本当は――――」
希「〝破壊者〟はこのμ'sの中にいる」
「「「「「！？」」」」」ｶﾞﾀﾝｯ
ことり「う、嘘っ！？」
花陽「私たちの中に……」
- 580 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 19:22:37.74 ID:UPz4SSNy.net
- 凛「〝破壊者〟が！？」
絵里「希、本当なの！？」
希「さっきも言ったやろ。〝破壊者〟の表人格は普通の人間の生活をして社会に溶け込んでいる、って」
希「だから普段の姿はウチたちと同じ普通の人間なんよ」
海未「そんなはずはありません！私は2年前の事件で〝破壊者〟の姿を見ています。しかし、その姿はμ'sの誰とも違った！」
希「容姿なんて関係ない。〝破壊者〟は表人格から裏人格へ入れ替わるとき、一緒に外見も変わるからなあ」
希「人格が入れ替わるとき、顔つきだけじゃなく髪色、声までまったくの別人のように変わってしまうんや」
海未「馬鹿な……！！」ｿﾞｸｯ
希「それに加えて表人格は裏人格の存在すら知らないから………」
希「だから今まで誰にも〝破壊者〟の正体がバレなかったんや」
海未（たしかにそれなら辻褄が合います。しかしそんなことが本当に起こり得るのですか………！？）
ことり（本当に………私たちの中の誰かが〝破壊者〟なの……？）
ことり（つまり…私たちの友達が………穂乃果ちゃんを………！？）
絵里「じゃ、じゃあ〝破壊者〟は一体誰なの！？」
希「………〝破壊者〟の正体は――――」
- 581 ： ◆AKhSL2M0lI (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 19:23:05.02 ID:UPz4SSNy.net
- 絵里「………………」ｼﾞｯ
凛「………………」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
花陽「……………………」ｱｾ…
ことり「…………………」ｼﾝ…
海未「………………」ｺﾞｸﾘ
希「〝破壊者〟の正体は…………………………小泉花陽」
ｻﾞﾜﾜｯ
花陽「え………？」
花陽「わた…………し…………？」
To Be Continued.
- 582 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 19:28:06.68 ID:UPz4SSNy.net
- 長いセリフばっかだと日本語めちゃくちゃになってないか不安になりますが大丈夫ですかね
- 583 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 19:47:22.80 ID:NWrEkDEf.net
- 乙
やはりかよちんか
- 584 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 19:48:37.62 ID:6ttVqQhb.net
- 乙
亜里沙を治して下さい・・・
- 585 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 20:44:56.78 ID:zbRSBVHY.net
- 穂乃果の仇か……
- 586 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 21:08:59.05 ID:Lj/OlzT9.net
- 乙です
どうなってしまうんだ
- 587 ：名無しで叶える物語(やわらか銀行)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 23:05:36.88 ID:fgh70kIo.net
- お前らもご飯残したらかよちんに倒されるぞ
- 588 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/06/07(日) 23:35:31.39 ID:9OVZyugN.net
- 乙
かよちん…
- 589 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 01:28:19.31 ID:3/K+ZH4c.net
- 続きすごく気になる
- 590 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 03:46:29.28 ID:SkAz4LiM.net
- やはりパン派と米派は荒らそう運命なのね
- 591 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 08:22:56.34 ID:4Z1kggox.net
- ｳﾐﾁｬｰのピンチにかよちん覚醒フラグかと思いきや･･･
どうする凛ちゃん
- 592 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 12:43:11.34 ID:el2YzkEE.net
- 穂乃果ぁー！！！
早く来てくれぇーーー！！！！！
- 593 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 17:06:28.46 ID:8zNF3pup.net
- 乙
久しぶりに来たら超展開になっててビビった
しえんしえん
- 594 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:02:27.81 ID:hMf7Stwc.net
- 希「〝破壊者〟の正体は――――――――小泉花陽」
海未「なっ……！？」
ことり「花陽ちゃんが…………」
絵里「…………〝破壊者〟！？」
凛「そ、そんな………！」ｶﾞｸ
凛「そんなの嘘だよっ！！」
凛「ねぇかよちん！？」
花陽「う、うん」ｺｸｺｸ
花陽「私じゃないよ………。私、二重人格どころか能力だって持ってないし」
花陽「な、何かの間違いじゃないかな……？」
凛「ほ、ほらやっぱり――――」
希「さっき言ったやろ、〝破壊者〟の表人格は裏人格の存在を知らない、と」
希「おそらく能力も裏人格にしか使えないんやろうなあ。だから花陽ちゃん自身にはわからない」
希「きっと昨今の能力者狩りも表人格の無意識下で行われていたと思うで」
ことり「ッッ！！」ｶﾞｸ
希「むしろ本人より周りの人間の方が気付きやすいと思うで。誰か花陽ちゃんがそんな兆候を見た人おるやろ？」
絵里「いえ、私の知る限りでは普通の花陽だと………」
海未「私もわかりません」
ことり「私も」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
凛「凛もそんなの見たこと――――」
- 595 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:06:43.94 ID:hMf7Stwc.net
- 凛「はっ」ﾊｯ
花陽『私ね、最近なんかおかしいんだ』
花陽『時々私が私じゃないみたいな感覚になることがあるの。私の中にものすごくまがまがしい……私じゃない誰かがいるような……』
花陽『たまに私じゃない誰かが私になっているような……、周りの物を全て壊してしまいたいような感覚になるの』
花陽『私……怖いよ……。私までおかしくなっちゃって……みんなを傷つけてしまったらどうしよう……っ！』
凛（あれって……………もしかして……………！！）ｶﾞｸｶﾞｸ
凛「嘘っ………そんなの嘘だよっ……かよちんなはずが……っ！！」ﾌﾙﾌﾙ…
海未「凛………？」
希「凛ちゃん……何か心当たりがあったんやな」
花陽「えっ！？」
凛「違うよっ……かよちんは……っ！」
花陽「凛………ちゃん………」
ことり「私も……花陽ちゃんがあの事件で私たちを襲った〝破壊者〟だとは思えない」
ことり「花陽ちゃんはすごく……誰よりも優しい子なのに……」
海未「ええ。私も同感です」
- 596 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:08:37.06 ID:hMf7Stwc.net
- 希「それは何の根拠にもならない」
ことり「？」
希「むしろ花陽ちゃんが………〝破壊者〟の表人格が優しい性格なのは必然なんよ」
絵里「どういうこと？」
希「それは破壊衝動を持つ裏人格が、表人格の怒りや憎しみといった負の感情を全て受け持っているからや」
希「元々はただの二重人格だから、そういう精神的なフォローもできるようになっている」
希「だから表人格は人並よりもずっと温厚で優しい性格になるんよ」
希「そして、その表人格から受け取った負の感情すらも裏人格の破壊衝動を増幅させる触媒になってしまう」
ことり「そんなぁ………」
希「悲しいけれど、これが現実なんよ」
花陽「嘘っ………そんな………私が……〝破壊者〟……？」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
海未「花陽…………」
海未（2年前の事件の能力者……、ずっとその正体は知りたかったはずなのに……いざ知ってみるとこんな苦しい事実だったなんて……）
海未（花陽が穂乃果を手にかけた………）
海未（どうしようもなく………受け入れがたい事実です………）
- 597 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:10:29.85 ID:hMf7Stwc.net
- 海未（私は………どうすべきなのですか………穂乃果………）ｸﾞ…
希「みんな、受け入れるのは難しいと思う。それはウチにもわかる。だけど………これが現実なんやね」
凛「嘘だよぉぉぉっっ………」ｶﾞｸｯ
ことり「花陽ちゃんが〝破壊者〟………」
ことり「そんなことって………！」ｽﾞﾝ…
絵里「………………」
希「………………………」
絵里「待って、一つだけ気になることがあるの」
「「「「「？」」」」」」
ことり「どうしたの、絵里ちゃん？」
凛「………………？」ﾋﾟｸ
絵里「仮に花陽が〝破壊者〟だったとして、何故希はそれを知っているの？」
絵里「2年前の事件のとき、希はまだ音ノ木坂学院へ入学していない花陽のことを知らないはずよね？それなのにあの事件のことまで詳しいし」
絵里「それに………、さっき『聞かれなかったから言わなかった』って言ったけれど、さすがに〝破壊者〟の正体が私たちμ'sの中にいるのを知ってて黙っているのは不自然だわ」
希「………………」
- 598 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:13:01.63 ID:hMf7Stwc.net
- 海未「たしかにその通りです」
海未「希、あなたはどうやって〝破壊者〟の存在をこれほど詳細にまで知り得たのですか？」
海未「そして私たちにそれをずっと黙っていた理由は何なのですか？」
ことり「た、たしかに変だよ…」
希「………………………………」
絵里「更にもう一つ聞きたいわ。〝小夜啼鳥恋詩〟と〝蒼の神話〟に関する情報を私に教えてくれたのも希だったわよね」
海未「！！」
海未（つまりこの戦いの発端は希………！）
絵里「ずっとあなたは私の味方なのだと思っていたけれど………、では、何故戦いが終わった今私たちの前に姿を現したの？」
絵里「あなたの本当の目的は何？」
希「………………………………………………」
海未「希、あなた一体何者なのですか？」
希「………………………………………………………………」
花陽「希………ちゃん………？」
希（あーあ、バレちゃったなあ。でもまあ、もういいかあ）ｸｽｯ
- 599 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:15:43.63 ID:hMf7Stwc.net
- 希（ウチの計画は滞りなく進行している）
希（それに、今まで充分楽しめたし…）
希「ぷっ………くくくくくっ…………」ﾌﾙﾌﾙ…
凛「？」
希「くくっ……くくくくっ………」ﾌﾙﾌﾙ
希「あっはっはっはっはっはっはっはっはっ！！あはっっはっはっはっはっはっはっ！！」ｹﾀｹﾀ
絵里「希！？」
ことり「！？」
海未（化けの皮が剥がれましたか……）
希「あっはっはっはっはっはっ！！あっはっははっ……はっ……あははっ……くっくくく……」
希「くくくっ………」
希「〝蒼の神話〟園田海未と〝アイス・ブルーの瞬間〟絢瀬絵里は互いに潰し合って共に戦闘不能状態」
希「そして〝A-RISE〟は全滅。矢澤にこと西木野真姫は病院送りの重傷」
希「更にこの場には〝小夜啼鳥恋詩〟の使い手・南ことりと〝破壊者〟の器・小泉花陽が揃っている」
希「舞台は整った」
- 600 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:17:17.17 ID:hMf7Stwc.net
- 海未「希………あなたは…………っ！？」
希「ウチの名は〝バイオレット・ムーン〟」ｷﾞﾝ
「「「「！？」」」」
希「えりち、海未ちゃん、今までご苦労さん」ﾆｺｯ
ことり「〝バイオレット・ムーン〟……それってたしか――――！！」
希「海未ちゃん。ウチのこと雪穂ちゃんに聞いておるやろ？」
海未「希が………〝バイオレット・ムーン〟！？」
希「そう。あの子に能力を与えたのはウチなんよ」
ことり「希ちゃんが…………！？」
凛「何………どういう……？？」
絵里「待ちなさい、希！！」
希「何、えりち」
絵里「さっきの質問に答えなさい。あなたは何故〝破壊者〟について黙っていたの！？何が目的なの！？」ﾊﾞﾝｯ
希「そうやね、そういう質問やった」
希「そうだ。その前にえりちにとっておきの情報を教えてあげる」
- 601 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:18:53.42 ID:hMf7Stwc.net
- 絵里「？」
希「〝小夜啼鳥恋詩〟を使っても亜里沙ちゃんは治らんよ」
絵里「えっ…………！？」
ことり「！？」
海未「どういうことです！？〝小夜啼鳥恋詩〟はあらゆる病と怪我を治す癒しの能力のはずです！」
希「そう。たしかに〝小夜啼鳥恋詩〟に治癒できないものはない」
希「けれど、一つだけ治せないものがある」
希「それは〝破壊者〟に魂を奪われた者や」
「「「「「！？」」」」」
絵里「何ですって………！？」ｶﾞｸｶﾞｸ
希「亜里沙ちゃんは、2年前の事件で〝破壊者〟に魂を吸収されたけれど、運良く身体はあまり傷つけられなかったみたいやね」
希「だから身体は生きているのに目を覚まさないんや」
絵里「…………！！」ﾋﾞｸｯ
希「そして、〝破壊者〟は対象から魂を奪う能力を持つ。しかし、〝小夜啼鳥恋詩〟は身体を治すだけや」
希「失われた魂を作り直したりすることはできない」
- 602 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:21:31.39 ID:hMf7Stwc.net
- 希「だから、たとえ〝小夜啼鳥恋詩〟を使っても亜里沙ちゃんを助けることは不可能なんよ」
絵里「嘘よっ………！だって、〝小夜啼鳥恋詩〟のことを教えてくれたのは希じゃない！！」
絵里「あらゆる病気を治す能力がある、亜里沙を助けられるだろう、って！」
絵里「それが本当なら矛盾しているわ………！！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
希「たしかに最初えりちには〝小夜啼鳥恋詩〟で亜里沙ちゃんを助けられるって言ったな」
絵里「でしょう？なら――――――」
希「見苦しいで、えりち」
絵里「え………………」
希「いい加減気付いたほうがええよ。いや、きっと認めたくないだけやね。えりちは頭が良いからきっと理解できてるはず」
絵里「………………………」
絵里「希………、私のことを騙していたの！？」
希「ほら、やっぱりわかっているやん」
ことり「！！」
絵里「のぞ………み………」
ことり「どうして！？絵里ちゃんは希ちゃんのこと信じていたのに、どうして騙すなんて酷いことを………！！」
- 603 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:25:30.34 ID:hMf7Stwc.net
- 希「ウチにことりちゃんが必要だったからや」
ことり「！？」
希「ウチの目的を達成するためにはどうしても〝小夜啼鳥恋詩〟の存在が必要不可欠だった」
希「でも〝A-RISE〟のように〝小夜啼鳥恋詩〟を狙っている者が多く存在したし、〝小夜啼鳥恋詩〟の周囲には〝蒼の神話〟がいたからうかつに手を出せなかった」
希「そこでえりちに情報を与え、〝小夜啼鳥恋詩〟を狙う者同士で潰し合いをさせたんや」
希「で、戦いで全員が互いに消耗させ合って、共倒れになり邪魔者が全て消えたところで、ウチがことりちゃんを頂くという策略だったんや」
希「あっはははっ。まさかこんなに上手く計画通りに進むとは思いもしなかったけれどなあ！！」ｹﾀｹﾀｹﾀ
凛「そんな………！今までの戦いが全部仕組まれたものだったなんて………！！」ｶﾞｸｯ
希「滑稽やたなあ。みーんなウチの掌の上で踊らされていることにも気付かずに必死で戦ってバタバタ倒れていった」
希「特にえりち」
- 604 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:27:02.03 ID:hMf7Stwc.net
- 絵里「………………………？」
希「最初はたくさん仲間がいたのに、負けが重なる度に手下が減っていった。更には〝A-RISE〟と真姫ちゃんに裏切られてしまった」
希「結局仲間なんて1人もいないのに玉座にふんぞり返って偉そうにしている様は滑稽やったよ！！」
絵里「希ぃぃぃ…………ッ！！」ｷﾞﾘｷﾞﾘｯ
希「挙句の果てには海未ちゃんに負けてしまった」
希「そうだ。一つだけアドバイスしてあげる」
希「夢中になって周囲が見えなくなって騙されてることに気付けない癖、本当に直したほうがええよ♪」
絵里「う―――」
絵里「うわあああああああああああああああああああああああッッ！！」ﾀﾞﾝｯ
ことり「絵里ちゃん！？」
絵里「希ぃぃいいいいっっ！！」ﾊﾞｯ
希「海未ちゃんにやられてほとんど動けない身体なのに………無理しないほうがええよ」ﾊﾟｯ
絵里「ううっ！」ｽﾞﾀｯ
ｽﾞｻﾞｻﾞ
絵里「ぐっうぅっ……」ﾊﾞﾀｯ
- 605 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:28:12.47 ID:hMf7Stwc.net
- 凛「絵里ちゃん！！」
絵里「希…………！！」ｷﾞﾘｯ
海未（絵里が希の傀儡だった……？まさかそんな………、全て希に仕組まれたものだったなんて……）
海未（やはり………まだ戦いは終わっていなかったのですね……………）ｸﾞ…
海未「希、次の質問です」
希「！」
海未「あなたはことりの〝小夜啼鳥恋詩〟を使って何を企んでいるのですか？」
海未「返答次第では私はあなたを…………」ｷﾞﾘｯ
希「ウチの目的か………そうやなあ……」
希「ウチの最終的な目的は〝破壊者〟の完全復活」
「「「「！？」」」」
海未「〝破壊者〟の完全復活だと………！？」
ことり「そ、そんな………！！」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
希「2年前は上手くいかなかったからなあ、今度は何としても上手く復活させたいんや」
海未「！？」
- 606 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:30:05.49 ID:hMf7Stwc.net
- ことり「2年前…………？」
海未「まさか2年前のあの事件………希が〝破壊者〟を暴走させたのですか！？」
希「ご名答！その通り！！」ﾆｯ
希「前はウチ1人でやろうとしたけれど、不完全な復活になってしまってなあ」
希「研究を重ねた結果、完全復活にはことりちゃんの〝小夜啼鳥恋詩〟が必要であることがわかったんよ」
海未「希…………！！あなたと言う人は………！！」ｷﾞﾛｯ
海未「あの事件で一体どれだけの犠牲が出たと――――ッ」
希「ふふふっ、だから正確に言うと、ウチが求めているのはことりちゃんと花陽ちゃんやね」ｷﾞﾛｯ
花陽「ひっ！？」ﾋﾞｸｯ
ことり「！！」ｿﾞｸｯ
希「ことりちゃん、花陽ちゃん、2人ともこっちへおいで」ｶﾞｼｯ
花陽「きゃああああっ」
ことり「離してッッ」
希「ことりちゃん、花陽ちゃん、落ち着いて………。ウチの眼を見て…………」ｷﾞｭｳｳﾝ
「「！？」」
- 607 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:32:47.82 ID:hMf7Stwc.net
- 花陽「な、何で！？かっ身体がっ………」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
ことり「動かないっ………！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
凛「かよちん！！」
海未「ことり！！」
希「海未ちゃんも今まで頑張って戦ってくれてありがとう。おかげですんなり2人を手に入れることができた」
希「ほんと、いい道化やったで」ﾆﾔﾘ
海未「希…………！！」
花陽「やめて、希ちゃん！！」ｸﾞｸﾞｸﾞ…
ことり「こんなのって………っ……ないよっ！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
希「暴れようとしても無駄や、2人とも」
- 608 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:33:35.98 ID:hMf7Stwc.net
- 希「ふふっ、ようやくこの2人を手に入れることができた。本当に待ちわびたなあ………」
海未（最初から………全て希の掌の上で踊らされていたというのですか………ッッ！！）
希「海未ちゃんとえりちの戦いはおしまい。ここからはウチの時代や」
希「ウチは〝小夜啼鳥恋詩〟を使い、花陽ちゃんの中に眠る〝破壊者〟を完全復活させる」
希「本当に面白いのはここからや」ﾆﾔｯ
海未「ッッ！！」ｷﾞﾘｯ
To Be Continued.
- 609 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:35:21.58 ID:3/K+ZH4c.net
- ひえ～～
- 610 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:41:09.91 ID:uZ5bfMsu.net
- 亜里沙・・・
- 611 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:41:40.00 ID:O0+1RfHy.net
- 楽しかったぜぇ～ お前らとの友情ごっこ
- 612 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:41:47.13 ID:d8Nk5b+o.net
- アリーチカ…
- 613 ：名無しで叶える物語(SB-iPhone)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:43:41.58 ID:WLgogFlJ.net
- ジャンジャジャ～～ン！！今明かされる衝撃の真実ゥ！
- 614 ：名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 21:44:34.05 ID:0K+IOKkp.net
- ハラショー…
- 615 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 22:14:58.14 ID:Qb5jFOdX.net
- スゲー！
どうなるんこれ･･･？
- 616 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/06/08(月) 22:16:58.92 ID:IUwMhktP.net
- なんという王道少年漫画的展開……
……少年漫画……？あれ？……面白いからまぁいいか。
- 617 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/06/09(火) 01:18:46.66 ID:zZggoaHB.net
- 乙
亜里沙は病気じゃなかったのか
- 618 ：名無しで叶える物語(家)＠＼(^o^)／：2015/06/09(火) 16:27:37.47 ID:+XosCiSm.net
- は、ハラショー…
- 619 ：名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)＠＼(^o^)／：2015/06/09(火) 19:08:14.23 ID:FxFAZnYI.net
- 希が完全な悪に堕ちたことでスクールアイドルやる夢は潰えたな……
- 620 ：名無しで叶える物語(SB-iPhone)＠＼(^o^)／：2015/06/09(火) 19:25:42.20 ID:wcDNLveO.net
- 良かれと思って！
- 621 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/09(火) 19:46:38.45 ID:LbyQnBjs.net
- まだだ…まだﾊﾉｹﾁｪﾝがいる…
- 622 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/06/09(火) 19:51:25.40 ID:HRSitKXw.net
- 穂乃果ちゃん生きてるのかねぇ……
- 623 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/06/09(火) 21:51:36.14 ID:famxM7AE.net
- バトル系SSにおける、ここぞ！の時のほのかちゃんが颯爽と登場感は異常
- 624 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠＼(^o^)／：2015/06/11(木) 00:28:17.04 ID:eVQ4APwp.net
- 保守
- 625 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/11(木) 22:39:33.52 ID:6uX/nHlr.net
- 希「くくっ……もうすぐ、もうすぐウチが夢見た完全なる〝破壊者〟の復活を目にすることができる！」
凛「希ちゃん！こんなのやめてよっ！誰も喜ばないよ……！」
ことり「うぐぐ………、そうだよ……。どうして……こんなことするの？」ｷﾞｷﾞ…
ことり「〝破壊者〟なんか復活させても………また悲しみが増えるだけだよ……」
海未「希、あなたは花陽を……〝破壊者〟を何故復活させるのですか！？」
希「そんなこと決まっているやろ」
希「世界を滅ぼせるかもしれないチカラがウチの身近にあるんや。そんなの見てみたいに決まっているやん！」
希「きっと誰も見たことのないような能力で誰も見たことのない破壊を見られるかもしれないんや……！」ﾊﾟｧｧ
希「それをみんなにも見せてあげるんや！」ﾆﾔﾘ
花陽「そんな、たったそんなことのために………！」
海未「好奇心でもやっていいことと悪いことがあります！！」
- 626 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/11(木) 22:41:18.37 ID:yiSnSTun.net
- きたわんこ！
- 627 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/11(木) 22:48:15.03 ID:6uX/nHlr.net
- 希「まあ、そう言うと思ったよ。別に理解してもらおうとは思わない」
海未「あなたは………2年前の事件の惨状をよく知っているのでしょう！？」
海未「あんな事件は二度と起こしてはいけない。一体どれだけの悲劇があったと――――」
希「そんなのウチには関係ない」
希「2年前の不完全な〝破壊者〟でもあれほどの規模の破壊が行われた。なら完全体ならどれほどになるのか………。楽しみで仕方がないんや！！」
希「誰にもウチの邪魔はさせない」ｷﾞﾛｯ
海未「希………！2人を放してください」ｷﾞﾝ
希（殺気…………）ｿﾞｸ…
海未「でないと………私はあなたを許しません」
海未「〝Mermaid festa〟」
ｼﾞｬﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾟﾊﾟﾊﾟｯ
ｼﾞｬｷﾝ
希（水の刀…………）
- 628 ：名無しで叶える物語(やわらか銀行)＠＼(^o^)／：2015/06/11(木) 23:07:47.35 ID:cQyu+Cal.net
- お
- 629 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/11(木) 23:20:50.07 ID:6uX/nHlr.net
- 希「海未ちゃんもえりちと戦って傷が深いんじゃない？無茶はやめといたほうがええで」
希「うーん、でもやる気満々やね。けど、ウチは今から〝破壊者〟復活の準備に取り掛からないといけないから海未ちゃんの相手はできないよ」
海未「そんなことをさせる訳が―――――」ｽｯ
希「だから海未ちゃんの相手をするのはこの人たちや」ｽｯ
希「みんな知っている人やから懐かしいと思うで」
海未「？」
ﾊﾟﾁﾝ
希「〝ユメノトビラ〟」
ﾌﾞｵｵｵﾝ…
凛「と、扉が現れた………！」
海未（これは………希が出てきたものと同じ扉。しかも今度は3枚も………！！）
絵里「まさか……新手………！？」
希「開門！」
ｷﾞｷﾞｷﾞｲｲｲｲｲｲ…
- 630 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/06/11(木) 23:29:27.81 ID:nWkqURqF.net
- きたか
- 631 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/06/11(木) 23:33:53.01 ID:Z3xSjBp7.net
- 精神系の技だけでなく空間系も操るのか
- 632 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/12(金) 00:08:28.22 ID:TvaRYSvf.net
- 海未（3枚の扉が同時に開かれて―――――！！）
ﾃｸﾃｸ
ﾃｸﾃｸ
海未「！？」
海未（こ、この者たちは………ッ！！）
MG2「キヒヒヒヒッ！久々に血が吸えそうだねぇ」
MG3「ふあ～ボク待ちくたびれちゃったよ」
MG4「…………………フン」
海未「馬鹿な！！何故あなたたちが…………！！」
凛「え！？何で！？」
希「そう。海未ちゃんの相手をするのは〝Mutant Girls〟や」ﾄﾞﾝ
海未「〝Mutant Girls〟だと！？生きていたのですか！？」ｿﾞｯ
海未「馬鹿な！彼女らは全員既に死んだはず！！」
希「言っておくけれど、この子たちは海未ちゃんが前に戦ったときより格段に強くなっているで」
希「えりちとの戦いで満身創痍の海未ちゃんに今の〝Mutant Girls〟が倒せるかな？」
- 633 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/12(金) 00:19:41.71 ID:TvaRYSvf.net
- MG2「キッヒヒヒッ。今度こそ血をたんまりといただくぜぇ、〝蒼の神話〟！！」ｼﾞｭﾙﾘ
MG3「アハッ、ボクの〝soldier game〟の餌食になってもらうよ」ﾆｯ
MG4「今までの礼はたっぷりとさせてもらうぞ！！」
海未（たしかに以前相対したときとは雰囲気がまるで違う。これは強者のものです！）ｻﾞﾜｯ
海未（絵里との戦闘で負傷した身体でこの〝Mutant Girls〟と戦闘……）
海未（しかも3対1で多勢に無勢です。絵里は私より重傷なうえに気を失っています……）
海未（こんな不利な状況で勝てるのでしょうか………。しかし、ことりを救うためには戦わなければ………！！）
希「ふふふ………海未ちゃんもこれで終わりやね………！」ﾆﾔｯ
海未「希ぃぃッッ！！」
希「さあ〝Mutant Girls〟、海未ちゃんを頼むで」
MG4「了解」
MG2「さあて、どう料理してやろうかねぇ」ｺｷｯ
絵里「ぐっ………うぅぅぅ」ﾑｸ
- 634 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/12(金) 00:21:11.65 ID:TvaRYSvf.net
- 海未「絵里！」
絵里「………あなたたち、何をしているの？」
絵里「いつから希の配下に移ったの？そんな命令は出していないはずよ」
「「「……………………」」」
MG4「絵里様。――――いや、絢瀬絵里」
MG4「我々はもう〝蒼の神話〟に敗北を喫した貴様に用はない」
MG2「キヒヒッ！お前の時代は終わったんだよ！！」
MG3「ボクらが誰の味方につくかはボクら自身で決める。アンタには関係ないよ」
絵里「ぐっ、あなたたち…………！」ｷﾞﾛｯ
希「無駄やで、えりち。その子たちは完全にウチの支配下にある。何を言っても無駄や」
絵里「希、あなたはどこまで………！」ｷﾞﾘｯ
海未（つまり……また洗脳されているのですか……！）
希「ふふふっ、かつての手下にやられる気分はどんな感じやろうなあ」
絵里「くっ…………………」
希「さて、お喋りはここまでや」
- 635 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/12(金) 00:22:55.95 ID:TvaRYSvf.net
- 希「これから〝破壊者〟完全復活を開始する」ｷﾞｭｳﾝ
花陽「やっ！！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
ことり「なっ、何を――――！？」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
希「2人とも、少しの間だけ我慢や」ｽｯ
希（ここでウチの能力の本領発揮や）
希「深淵を解明せし瞳〝純愛レンズ〟」ｷﾞｭｵｵｵｵﾝ
花陽「ウッ」
希「見える、見えるで！花陽ちゃんの精神の中が………意識の奥底に眠る〝破壊者〟の人格が！！」
希（〝純愛レンズ〟は相手の精神の奥深くまで覗き、干渉することができる）
希（これで花陽ちゃんの中の〝破壊者〟を無理やり引っ張り出す！！）
希「出てこい、〝破壊者〟！！」ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｲｲｲ
花陽「いやああああああああああああッッ」
凛「かよちん！？」
海未「花陽！！」
絵里「何をしているの……！？」ｿﾞｸｿﾞｸ
- 636 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/12(金) 00:24:55.72 ID:TvaRYSvf.net
- MG3「アハハッ、始まったね」
花陽「ああああああああああああああああッッ」
花陽（何これ……ッ！苦しいよッ！！心の中を引っ掻き回されているような……！！）ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
希「さあ、出てくるんや」ｸﾞｲｲｲｲｲｲｯ
花陽「がああっあ！うわああああああっあああ！！」ﾊﾞﾀｯ
凛「ああああっ、かよちぃぃいいいん！！」
花陽「いやあああっっ、凛ちゃ…………助け――――ウッ」ﾋﾞｸｯ
凛「！？」
花陽「ウッ……ウウウウウウッ」
絵里「何！？」
花陽「オ………オレヲ呼ンダ……ノハ……誰ダ……ウゥウゥアアアアッッ」
花陽「！？」
花陽「うああああっっ」ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ
花陽（なっ、何これっ………私じゃないみたい………ッッ）ｸﾞｸﾞｸﾞ…
凛「かよ……ちん……？」
- 637 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/12(金) 00:26:47.31 ID:TvaRYSvf.net
- MG2「キヒヒヒヒ。ついに目覚めたねぇ！！」
MG4「今のが……〝破壊者〟………！！」ｿﾞｸｯ
希「ついに出てきたなあ！なら次はことりちゃんや！」ｷﾞﾝｯ
ことり「いっ、いやあああっ」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
希「〝純愛レンズ〟！！」ｷﾞｭｵｵｵｵﾝ
希（これで〝小夜啼鳥恋詩〟を――――）ｸﾞｶﾞｶﾞｶﾞｯ
ことり「きゃああああああああああッッ」
海未「ことり！！」
希「使わせてもらうで、〝小夜啼鳥恋詩〟！！」ﾊﾞｯ
ｷｭｵｵｵｵｵｯ
ことり（何………！？〝小夜啼鳥恋詩〟が勝手に発動して――――！？）
絵里「あれは………ことりの能力が無理やり発動させられている！？」
海未「えっ！？」
絵里「希の〝純愛レンズ〟にこんな力が！！」
希（そう！相手の精神に作用できる〝純愛レンズ〟はこんな芸当もできるんや！！）ﾆｯ
- 638 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/12(金) 02:50:05.25 ID:TvaRYSvf.net
- 海未「希！ことりを放してください！〝小夜啼鳥恋詩〟は癒しの力、あなたの目的には関係があるとは思えません！」
絵里「そうよ。むしろ今ここで花陽に癒しを与えたらかえって〝破壊者〟の復活の妨げになるように思えるわ！」
絵里「あなた一体何を――――？」
希「ちっちっちっ、甘いなあ、2人とも」
「「？」」
希「〝小夜啼鳥恋詩〟で癒すのは花陽ちゃんじゃない。〝破壊者〟のほうの人格や」
「「！！」」
希「普通に治癒をしたら花陽ちゃんに癒しの力を与えてしまい、〝破壊者〟の人格は弱められてしまう」
希「でも、今ウチが〝破壊者〟を引っ張り出しかけている状態で、『〝破壊者〟の人格を癒す』ことができれば、今度は逆に表人格が弱められてしまうんや」
希「そうして邪魔な存在である表人格の存在を弱体化させ、精神の底へ追いやる。すると、裏人格である〝破壊者〟が出てくるための障害は消える」
- 639 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/12(金) 02:52:09.39 ID:TvaRYSvf.net
- 希「晴れて完全復活、という訳や」
海未「そんなことが…………！」ｸﾞｯ
凛「だから……ことりちゃんが必要だったんだ！」
絵里「これが希の計画……」
希「そうや」
希（けれど、この〝小夜啼鳥恋詩〟で〝破壊者〟を癒す作業はかなり時間かかりそうやな）
希（〝純愛レンズ〟を別々で発動させて、それぞれをことりちゃんと花陽ちゃんにかけ続けるのは意外と難しいみたいや…）
ｷｭｵｵｵｵｵｵ…
花陽「ウッガアアアアアアアアッッ」
ことり「いやあああああっっ」
海未「やめてください！希!」
希「もう止められない！〝破壊者〟復活はもうすぐや！」ﾆｯ
海未「希！！」
ｷｭｵｵｵｵｵｵｵｯ
花陽「やめてっ……希……ちゃんっ……ガアアアッ………オレハァ……ッ！！」
- 640 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/12(金) 02:55:08.99 ID:TvaRYSvf.net
- 花陽（いやだ………だんだん自分じゃなくなっていく………っ）ｶﾞｸｶﾞｸ
ことり「ああああああああっっ」
ことり（海未ちゃん……………助けて…………っっ）
希「くくっ、あははあはっ」
海未「希ぃぃいいいいっっ！！」ﾀﾞｯ
凛「海未ちゃん！」
絵里「海未！」
海未（話が通じないのなら、力ずくで止める！！）ﾊﾞｯ
希「野蛮やなあ……。―――MG2」
MG2「キヒッ。〝UNBALANCED LOVE〟！」ﾄﾞﾋｭｵｵｵｵﾝ
海未「うぅっ」ｸﾞﾗｯ
海未（こ、この能力は…！）
MG2「オラァッ！！」
ﾄﾞｶﾞｯ
海未「うぐううああっっ」ﾄﾞｻｯ
ことり「海未…………ちゃん………ッ！」
MG2「キヒヒヒヒッ！お前の相手はアチキたちだよ、〝蒼の神話〟」
MG3「悪いけれど、ここから先へは行かせないからね。〝soldier game〟」ｽｯ
- 641 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/12(金) 02:57:05.48 ID:TvaRYSvf.net
- ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…
兵士「グオオオオオオオオオッ」ｶﾞﾊﾞｱｯ
兵士「コロスゾオオオオ」ﾌﾗ…ﾌﾗ…
兵士「フフファアアアアアア」
絵里「何て数の兵士なの……。以前のMG3にはここまでの力はなかったはず……」
海未「どうやら〝Mutant Girls〟が強化されたというのはハッタリではないようです」
MG3「行け！！」
兵士「ガアアアアアアアアアアアアアアアッッ」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
ｶﾞｼｯ ｶﾞｼｯ
海未「うっ……ああああッッ」ﾊﾞｯ
兵士「グアアアアア」ﾊﾞﾗﾊﾞﾗ
海未（くっ……大した戦闘能力ではないですが、兵士1体1体が以前よりもタフになっています……）
海未（このまま戦闘を続ければこちらが持たない！）ｶﾞｶﾞｸｯ
海未「はああっ！！」ﾌﾞﾝｯ
海未「とあああああっ」ﾊﾞﾊﾞｯ
ｽﾞﾊﾞｱｯ ﾄﾞｺﾞｵｵｯ
兵士「ギャアアアアアアアッ」ﾊﾞﾗﾊﾞﾗ
MG2「キヒヒヒッ！！」ｼｭﾀﾀｯ
- 642 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/12(金) 02:59:11.45 ID:TvaRYSvf.net
- 海未「！？」ｶﾞﾊﾞｯ
ﾄﾞｽｯ
海未「ぐあああああああっっ」ｽﾞｻﾞｻﾞ
MG2「キヒヒヒヒッ！いい悲鳴だなァ」ﾎﾟｰ
海未（くっ、以前よりもすばしっこい！対応し切れません……！）
MG4「次は私の番だ！」
MG4「〝Beat in Angel〟」ﾌｵｵｵﾝ
凛「翼が生えた！」
MG4「生まれ変わった我が力を見よ！」ﾌｯ
ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ
海未「！！」
絵里「羽根を1枚ずつ高速で射出した！？」
絵里（しかも見るからに羽根1枚1枚が鋭利に研ぎ澄まされている！）
絵里「海未！よけなさい！」
海未「くっ」ｼﾞｬﾊﾟｯ
MG3（水の刀化を解いた！？）
海未「行け！」
ﾋﾞｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭｯ
凛（更にその水を無数の弾丸に変化させて撃ち出した！！）
ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬｱｱｯ
- 643 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/12(金) 03:03:05.15 ID:TvaRYSvf.net
- ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬｱｱｯ
MG4「ホォ…。水の弾丸で私の羽根を全て撃ち落としたか」
MG4「だがその〝Mermaid festa〟は先程の戦闘から使い続けているはずだ。そろそろ限界を迎えるのではないのか？」
海未「………………」
海未（敵にも悟られている……。作戦を立てようにも、今の身体であの3人を攻略する方法などあるのでしょうか………）
海未「波よ海よ満ちれ〝Mermaid festa〟」ﾊﾞｯ
ｼﾞｬﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ
MG2「へぇ。まだやれるのか！面白いねぇ」
海未「！」
海未（くっ………水が、思った量の半分程度しか出せなかった……。もう……本当に能力の限界も近いのか……）
海未（〝Mermaid festa〟すらまともに発動できなくなってきている……。更に身体は気を抜いたら意識が飛んでしまいそうな状態です……）ｶﾞｸｶﾞｸ
- 644 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/12(金) 03:03:30.10 ID:TvaRYSvf.net
- 海未（それに………早く片を着けないと、〝破壊者〟が復活させられてしまう。ことりもどうなってしまうのかわかりません）
海未（どうすれば……私は一体どうすればいいのですか…………！？）
ｷｭｵｵｵｵｵｵｯ
花陽「ガッ……うぅぅ………うわあああっっ」
ことり「きゃああああああああっっ」
海未（これ以上………あの2人が苦しむ姿は見たくありません………ですが……っ）ｸﾞｯ…
希「くくくく…………もうすぐ……もうすぐや………！！」
To Be Continued.
- 645 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/06/12(金) 03:16:45.04 ID:nu2Y2NYM.net
- 夜遅くに乙
希強すぎ
- 646 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/06/12(金) 09:27:55.87 ID:lpEDJkRg.net
- ほのかー！はやくきてくれー！
- 647 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/13(土) 14:44:13.04 ID:ySz0UL2q.net
- ほのりんはよはよ
- 648 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 02:29:12.52 ID:k2B2pW3k.net
- ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ
にこ「はあっはあっはあっはあっ」ﾀｯﾀｯﾀｯ―――
真姫「はあっ……はあっ……」ﾀﾀｯﾀｯ――
にこ「くっ……意外と走るのキツイわね」ｾﾞｰﾊｰｾﾞｰﾊｰ
真姫「当たり前でしょ。まだあまり傷は治っていないんだから」
にこ「むぅー。もうちょっとイケると思ったんだけど……」
真姫「…………………」
にこ「真姫？」
真姫「みんな……、大丈夫かしら」
にこ「さっき言ってた『悪い予感』のこと？」
真姫「ええ。たぶん……もうおそらく異変は起こっている」
にこ「！！」
にこ「やっぱり………本当に海未と絵里との戦いとは別のことで悪い予感がするのね！？」
真姫「うん……」
- 649 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 02:30:08.18 ID:k2B2pW3k.net
- 真姫（みんなの身に何が起こっているの……？）
真姫（この感じは……絵里じゃない………。もしかしてこの感じは……………花陽？）
真姫（でもとにかくみんな……無事でいて………………）ｸﾞｯ…
にこ「真姫ちゃん、先を急ぐわよ」
真姫「う、うん」
真姫「！！」ﾋﾟｸｯ
真姫「待って！」
にこ「何よ？」
真姫「にこちゃん………あれ………！」ﾋﾟｯ
にこ「？」
ﾌﾗﾌﾗ… ﾌﾗ…ﾌﾗ…
ツバサ「はあ………はあ………はあ………うぅ……」ﾌﾗ…ﾌﾗ…
ツバサ「英玲奈もあんじゅも……死んでしまった………」
ツバサ「許さないわ……園田海未………絢瀬絵里………南ことり………全員許さない……ッ！！」ｷﾞｯ
ツバサ「復讐してやるわ！私が全員粛清してやる………ッ！！」
- 650 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 02:31:27.18 ID:k2B2pW3k.net
- にこ「あれは………綺羅ツバサ！？」
にこ「まさか真姫ちゃんの言っていた予感ってツバサのことだったんじゃ……」
真姫「わからないわ」
真姫（あの感じは綺羅ツバサだったの……？）
ツバサ「殺す……園田海未………！」ﾌﾗ……ﾌﾗ…
にこ「……………………………」
にこ「真姫ちゃん、戦うわよ」
真姫「えっ！？」
真姫「何言ってるの！？にこちゃん！」
真姫「今の私たちは重傷負ってるのよ！しかも相手はあの綺羅ツバサ。私たち2人が組んでもどうなるかわからないわ」
にこ「でも！」
にこ「でもツバサは海未たちを狙っている！ならここで見逃す訳にはいかないでしょ！！」
にこ「今ツバサを海未たちのもとへ行かせるのはマズイわ」
真姫「……………」
真姫「わかった」
- 651 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 02:32:03.28 ID:k2B2pW3k.net
- にこ「！」
真姫「私も綺羅ツバサを止める！」
にこ「ええ！」
にこ「そうと決まれば行くわよ！」ｸﾞｯ
ﾀﾞﾀﾞｯ
ツバサ「殺す………殺す………」ﾖﾀﾖﾀ…
にこ「待ちなさい、綺羅ツバサ！」ｻﾞｯ
真姫「悪いけど、みんなの元へは行かせないわ」
ツバサ「あなたたちは………矢澤にこさんと西木野真姫さん」
ツバサ「私を止めるですって……？正気なの？」
にこ「今海未たちの邪魔をさせるわけにはいかないのよ」
にこ「アンタは何としてもここで食い止める！！」
ツバサ「ふぅん。絵里さんに負けた死にぞこないが組んだところで勝ち目はないわよ」
ツバサ「それと……、今私すっごくイライラしてるのよ」
ツバサ「いくら格下のあなたたちでもただじゃ済まさないわよ」ｷﾞﾛｯ
真姫「！！」ﾋﾞｸｯ
- 652 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 02:33:41.37 ID:k2B2pW3k.net
- 真姫（な、何て殺気なの……！？）ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
真姫（これが……〝A-RISE〟リーダー・綺羅ツバサ………！！）ｺﾞｸﾘ
にこ「真姫ちゃん！」
真姫「わ、わかってるわよ」
真姫「…………綺羅ツバサ、絶対にここで止めてみせる！」
ツバサ「そう……。命が惜しくないのね」
ツバサ「じゃあ思い切りやらせてもらうわ」ﾊﾟﾁﾁｯ
ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ
真姫（出た！綺羅ツバサの〝Shocking Party〟！！）
にこ「行くわよ、真姫ちゃん」
真姫「ええ。足引っ張らないでよね！」ﾀﾞﾝｯ
にこ「そっちこそ！」ﾀﾞﾝｯ
「「うおおおおおおおおッッ」」
ツバサ「ちょうどいいわね。〝蒼の神話〟と戦う前の肩慣らしよ」
ツバサ「2人とも二度と立ち向かえないくらいビリビリに痺れさせてあげるわ！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾁﾁｯ
―――――
―――
- 653 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 02:37:48.80 ID:k2B2pW3k.net
- ＊＊＊＊
MG2「キッヒヒヒヒッ。楽しみだぜぇ！」ﾆﾔﾆﾔ
MG3「ここのところ良いことなくてイライラしてたんだ。気晴らしにボコボコにしてあげるよ」ﾆｯ
海未「くぅ………」
絵里（海未はもう限界が近い……。なのにことりと花陽を助けるために戦おうとしているわ）
絵里（けれど今の海未では〝Mutant Girls〟には勝ち目なんてないのは誰の目にも明らか……）
絵里（なんとか私が助太刀してあげたいけれど、もうほとんど身体が動かない……）ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ
絵里（私にも何かできることは……）
凛「かよちん！ことりちゃん！」
凛「希ちゃん、もうやめてよっ！これ以上友達が傷つくのは見たくないよ………っ」
希「何言ってるんや。ここから始まるんよ」
希「本当のお楽しみが、ね！」ﾊﾟｧｧ
希「そのためには、2人とも頑張ってや！」ｸﾞｵｵｯ
- 654 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 02:39:37.03 ID:k2B2pW3k.net
- ｷｭｵｵｵｵｵｵｵｵｯ!!
ことり「いやあああああっ！！ああああっ！！」
花陽「ガァッッ！！ううううっ！」
海未「あぁぁっ！」
海未（もうこれ以上………2人の苦しむ姿は………ッ！！）ｷﾞﾘｯ
海未「希ぃぃッ！！」ﾀﾞｯ
ﾊﾞｻｯ
MG4「どこへ行く気だ」ｼｭﾀｯ
海未「ぐっ」
MG4「貴様の相手は我々だと言ったはずだぞ」
海未「今あなた方に構っている暇はありません！」ﾀﾀｯ
MG4「黙れ！貴様に選択権などない！！」ﾊﾞｻｯ
ﾊﾞｼｭｼｭｼｭｼｭｯ
凛「ああっ！MG4がまた羽根を飛ばしてきた！」
海未「〝START:DASH!!〟」ｳﾞｫﾝ!!
海未（これでMG4の攻撃をかわして一気に希のところへ―――――）ﾋｭｯ
MG2「そうはさせねぇなァ」ﾀﾀｯ
海未「！？」
- 655 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 02:42:23.06 ID:k2B2pW3k.net
- 海未「馬鹿なっ……！〝START:DASH!!〟の速度に追いついてきた！？」ｷﾞｯ
絵里「――――違う！海未はもう〝START:DASH!!〟の本来のスピードを出せていないのよ！」
凛「そんな！…………海未ちゃん！」
海未「ぬぅ………っ」ｷﾞﾘｯ
MG2「隙ありだァ！〝UNBALANCED LOVE〟！」ﾊﾞｯ
ﾄﾞﾋｭｵｵｵｵﾝｯ
海未「うわあああっ」ｸﾞﾗｸﾞﾗｯ
MG3「今だ！かかれ！」
兵士「ウオオオオオオオオオオオッ」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
ｶﾞｼｯ ｶﾞｼｯ ｶﾞｼｯ
凛「しまった！一気に大量の兵士たちがっ！」
絵里「海未が捕まった………！」
海未「ぐぐっ………身動きが……っ」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
巨兵「グオオオガアアアアアアッッ」
海未（マズイッ）ｸｯ
ﾄﾞｯｶﾞｱｱｱｯ
海未「うぐがああああッッ」
- 656 ： ◆AKhSL2M0lI (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 02:43:48.30 ID:k2B2pW3k.net
- MG4「まだだ！」ﾄﾞｺﾞｵｯ
海未「うあああああッ」
MG2「次はアチキだよ！！」ﾀﾞﾝｯ
ｽﾞﾊﾞｱｱｱｯ
海未「がっああああああああああああっっっ」ﾊﾞﾀｯ
海未「ゴハァッ」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀ
絵里「海未！！」
凛「あぁ！やっぱり3体1じゃ無理だよ……。ただでさえボロボロだったのに……」
MG2「キヒヒヒヒヒヒッ！！まさかまた〝蒼の神話〟の血を味わえる機会が来るとはなァ」ﾆﾀﾆﾀ
MG2「キヒヒヒキヒヒキヒッ！ペロペロペロペロ」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ
凛「またナイフの血を舐めてるにゃ………！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
MG2「あぁぁぁ―――……。うめぇなァ。最高だよぉ」ﾎﾟｰ
海未「ぐっ…………下種が……っ！」ﾑｸｯ
MG3「オイ、MG2！お前いっつもキモいんだよ」
MG3「ボクの近くでそれやるなって言ってるだろ！」
- 657 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 02:46:38.73 ID:k2B2pW3k.net
- MG2「あぁん？アチキがいつ誰の血を吸おうが勝手だろうが！！」
MG2「テメェもコイツらの後で啜ってやってもいいんだぜぇ」ﾆﾔﾆﾔ
MG4「おい、貴様らやめろ。今は言い合いをしている場合ではないだろう」
MG2「おぉっと！そうだったそうだった」
MG2「今は〝蒼の神話〟を止めるんだったなァ」
MG3「ねえ、MG2、MG4、そろそろ『アレ』をやろうよ」ﾆﾔｯ
MG4「ホゥ、たしかにそろそろ生まれ変わった我ら〝Mutant Girls〟の神髄を見せてやる時かもしれないな」
MG2「キヒヒヒッ。面白ぇ！」
絵里（アレ………？何をする気なの………？）
MG2「そうと決まれば行くぞ！」ﾀﾞﾀﾞｯ
海未（くっ、また来る！休む間も与えないつもりですか！！）
海未（ここはとにかく回避を……）
- 658 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 02:48:47.95 ID:k2B2pW3k.net
- MG2「くらえ！〝UNBALANCED LOVE〟！！」ﾄﾞﾋｭｳｵｵｯ
海未「くっ、〝START:DASH!!〟」ｳﾞｫﾝｯ
凛「よし！今度はかわせた！」
MG4「フン、甘いな」ﾌﾞｩｵｯ
海未「！！」
海未（また〝START:DASH!!〟の加速に追いつかれた！？）
MG4「ハアァッ！！」ﾌﾞﾝｯ
ﾄﾞｺﾞｵｵｵｵｯ
海未「ぐああああっ」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
MG3「今だ！行くぞ！！」ﾊﾞｯ
MG4「ああ。我ら3人の力を一点に集中させろ！！」ﾊﾞｯ
MG2「キヒヒヒヒッ。やってやるぜぇぇぇ！」ﾊﾞｯ
ｷﾞｨｨﾕｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯｯ
凛「何！？」
海未「……………？」
絵里「〝Mutant Girls〟3人のエネルギーが一ヶ所に集まっていく！！」
希（これは……ついに3人の真骨頂たる『アレ』が放たれるんやね）
- 659 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 02:53:33.21 ID:k2B2pW3k.net
- 希（海未ちゃん、その技を受けて立っていられるかな？）
ｷﾞｭｷﾞｭｵｵｵｵｵｵｵｵｯ
凛「どんどん………集まったエネルギーが膨張していく………」
絵里「とんでもない量のエネルギーよ………。まさかこれを一気に撃つ気なの！？」
海未「なっ………！？」
海未（一体どんな技を撃つつもりなのですか……！？）
MG3「ご名答。これが新たな〝Mutant Girls〟の力だよ！」
MG2「キッヒヒヒッ！〝蒼の神話〟といえどこれを喰らったらひとたまりもないだろうねぇ」ﾆﾀﾆﾀ
MG4「〝蒼の神話〟、貴様にこの技を受け切れるか！？」
ｷﾞｭｵｵｵｵｵｵｵｵｯ
絵里「なんというエネルギー密度……おそらく私の〝Trouble Busters〟をも超える……！！」ﾌﾞﾙｯ
絵里（こんなのを受けたらおそらく海未はもう………………ッ）
- 660 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 02:54:56.62 ID:k2B2pW3k.net
- 絵里（けれど、今海未を死なせるわけにはいかない！何としても………何としても防がなくては！！）
ｷﾞｭｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵﾝ
MG2「キヒ！エネルギー充填完了だ！！」
MG4「目標、〝蒼の神話〟」
MG3「準備万端だね。さあ、いくぞ！！」ｵｵｵｯ
海未「くっ………」
海未（駄目です……。もう身体が……避けられませんっ……！！）ｸｯ
「「「喰らえ！！〝Super LOVE=Super LIVE!〟」」」ﾊﾞﾊﾞｯ
ﾄﾞｺﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯ
海未（もう…私は……………………！！）
絵里「海未――――――ッ！！」ﾀﾞﾀﾞｯ
「「「「「！？」」」」」
絵里（海未は………私が…………守る………！！）ﾊﾞｯ
ｺﾞｶﾞｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｯ
絵里「ぐあああああああああああああああああッ！！」
- 661 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 02:56:39.65 ID:k2B2pW3k.net
- MG4「何だと！？」
MG4（絢瀬絵里が〝蒼の神話〟をかばった！？）
希（えりち……！）
凛「絵里ちゃん！！」
絵里「う……………み…………」ﾊﾞﾀｯ
海未「絵里………？」
海未「絵里！！絵里ぃぃぃぃいいッ！！」ﾕｻﾕｻ
絵里「う……み………。あなたは………っ」
海未「何ということを……！私を庇うなんて………ッ！！」
絵里「海未…………あなたは………生き……て………」
海未「！！」
絵里「生きて…………ことりと……花陽を……希を助けて……っ」ｶﾞｸｶﾞｸ
海未「絵里！ダメです！意識を保ってください！！」ﾕｻﾕｻ
凛「絵里ちゃあああん！！」
凛「やだよっ………！こんな、みんなバラバラで……いなくなっちゃうのっ………！！」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
- 662 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 02:58:08.71 ID:k2B2pW3k.net
- 絵里（まさか………私が身を挺して海未を庇うなんて……ね……）
絵里（ちょっと前までの私ではありえなかった………）
絵里（けれど今は……海未を助けたことに後悔はないわ……………）
海未「絵里………っ！」
絵里「大丈夫よ、海未。μ'sの未来は………きっと……あなたが……」
ｶﾞｸｯ
絵里「……………………………」
海未「絵里………？」
海未「絵里！絵里！！絵里―――――ッ！！」
凛「ううぅ……絵里ちゃん………っっ」ｸﾞｼﾞ…
MG3「アッハハハハハハッ！！さすがはボクらの元ご主人様！泣ける最期だったよ！」
- 663 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 02:58:26.49 ID:k2B2pW3k.net
- MG4「少し順番が前後したが、今度こそ貴様の最期だ。〝蒼の神話〟！！」
海未「絵里………………」
海未（絵里がやられてしまった………）
海未（ことりは捕まってしまった。花陽は〝破壊者〟として復活させられようとしている……）
海未（最早私に戦う力はほとんど残っていない……）
海未（この絶望的状況を打開する手立ては何もありません）
海未（私は………私はどうすればいいのですか…………？）
To Be Continued.
- 664 ：名無しで叶える物語(あゆ)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 03:39:16.79 ID:w9D0uETW.net
- 俺「待たせたな」
- 665 ：名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 06:57:43.87 ID:UkyKVL5n.net
- 乙です
- 666 ：名無しで叶える物語(やわらか銀行)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 08:54:57.75 ID:esgfnuZr.net
- ぅ絵里ちゃん逝ってしもたん･･･？
- 667 ：名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 17:53:19.51 ID:o5za4Lc+.net
- 大丈夫……ことりが回復させてくれる……！
- 668 ：名無しで叶える物語(やわらか銀行)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 18:12:59.43 ID:3unSTdKR.net
- ＞希(えりち……！)
どこが純愛だよってつっこみそうになったけど…あれ？
ﾃﾞｯﾃﾞｯﾃﾞｰ
- 669 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 19:04:00.86 ID:TEwi29rP.net
- 穂乃果爆誕
- 670 ：名無しで叶える物語(ふく)＠＼(^o^)／：2015/06/15(月) 23:03:08.05 ID:h4gvkioj.net
- 今日見つけて一気に読んだけど面白すぎるだろｗｗ
- 671 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠＼(^o^)／：2015/06/17(水) 00:05:48.31 ID:WgBnRJZl.net
- 保守
- 672 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:00:11.81 ID:XXbdu+W6.net
- 凛「絵里ちゃん！絵里ちゃん………！」
海未「くっ……絵里までもが……っ」ｸﾞｼﾞ…
ｷｭｵｵｵｵｵｯ
ことり「くっああああっ！絵里……ちゃ……っ」
ことり（そんな……絵里ちゃん………！やっと仲直りできたのに……）
希「くくっ、かつてトップに立っていたえりちがこんなところで倒れるなんてなあ」
希「戦いは何が起こるかわからないものやね」
ことり「うぅっ……自分から仕組んでおいて……っ！！」
希「おぉっと、ことりちゃんは〝破壊者〟復活に集中や」ｺｵｯ
ｷｭｵｵｵｵｵｵｵｵｯ
ことり「あああああああッッ」
花陽「うぅぅあアアアアアッッ………ガウウウウッ……」
花陽「魂ヲ……モット魂ヲ……！！」
- 673 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:03:30.75 ID:XXbdu+W6.net
- ことり（さっきから花陽ちゃんの様子がおかしい。本当に〝破壊者〟になりかけているの……！？）ｻﾞﾜｯ…
希「さて、〝Mutant Girls〟のみんな、あとは海未ちゃんと凛ちゃんだけや。頼むで」
MG4「了解」
MG3「アハハハッ、〝破壊者〟復活も着々と進行している。いよいよ大詰めだね」
海未「………………………」
海未（絵里が倒されてしまった……。ことりと花陽は苦しみ続けている……）
海未（私はもう……能力を使って戦えるほどの体力は残されていない……）
海未（しかし、相手は以前よりも強化されたあの〝Mutant Girls〟の3人、更に後ろには希が控えている……）
海未（一体………何をどうすればいいのですか………？私はもう――――）
- 674 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:06:17.92 ID:XXbdu+W6.net
- 凛「―――ちゃん！海未ちゃん！！」
海未「ハッ」ｶﾞﾊﾞｯ
凛「上だよ！海未ちゃん！」
MG4「何を呆けている！〝蒼の神話〟！！」ﾊﾞｻｻｯ
海未「しまった！」
MG4「くらえ、〝Beat in Angel〟！！」ﾊﾞｻｧｯ
ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｧｯ
凛（また羽根を飛ばしてきた！）
ｻﾞｸｻﾞｸｻﾞｸｻﾞｸｯ
海未「うぐぅぅぁああっ」ﾌﾞｼｭｳｳｯ
凛「海未ちゃぁあん！」
海未（ぐ………身体が……もう……っ）ｶﾞｸｶﾞｸ
海未「くっ、〝Mermaid festa〟！！」ﾊﾞｯ
MG3「へぇ！まだ諦めてなかったんだ！」
海未（せめて……1人だけでも倒すことができれば勝機を見出せるかもしれません！）
ｼﾞｬﾊﾞﾊﾞﾊﾞｼｬｱｱｯ
- 675 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:08:19.23 ID:XXbdu+W6.net
- 希（あれは……水を周囲に張り巡らせている！）
MG2「小賢しいぜぇ」
MG3「面倒だね。行け、〝soldier game〟！！」
兵士「グガアアアギイイ！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
海未「やああっ！！」ﾊﾞﾊﾞｯ
ｷﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙｯ
MG3「水の渦！？ボクの兵士が渦に呑み込まれていく！」
兵士「ギイイヤアアア」ｷﾞｭﾙﾙﾙ
MG4「チィッ、〝Beat in Angel〟！」ﾊﾞｯｻｯ
ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ
ｷﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙｯ
ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬｯ
MG4「なっ！あの渦は私の羽根さえ通さないのか！？」
MG4（ならば――――）ﾊﾞｻｯ
凛（MG4が飛び上がった！？）
MG4「フン、やはり渦の上からは隙だらけだな」
海未（来た！）
MG4「隙ありだ！」ﾊﾞｻｻｧｯ
- 676 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:10:57.93 ID:XXbdu+W6.net
- 海未「はぁッ！〝Mermaid festa〟！！」ﾊﾞｯ
MG4「！？」
海未（この水渦は上方からの攻撃は防げない。そんなことはわかっています）
海未（だからこそ、そこを狙ってくる瞬間を狙っていました！）
MG4「チッ、罠か！」ﾊﾞｻｻｯ
海未「水を細やかに研ぎ澄ませる！」ｼｭｯ
ｼﾞｬﾊﾞﾊﾞﾊﾞｼｬｱｱｱｯ
MG4（あれは水の弾丸！マズイ！）ｷﾞﾘｯ
海未（これでMG4を仕留めます！行――――）
ｽｯ
MG2「キッヒヒヒヒィッ！！」ﾀﾞﾀﾞｯ
ﾊﾞｼｬｱｱｯ
巨兵「ウハハハアアアアアッ」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
ﾊﾞｼｬｱｯ
海未「何っ！？」
海未「MG2とMG3の巨兵が水の渦を突破してきた！？」
- 677 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:12:53.53 ID:XXbdu+W6.net
- 海未（不覚……！もう私の身体が水の弾丸と渦を同時に制御できないほど衰弱していたことに気付けなかったとは………！！）
MG2「〝UNBALANCED LOVE〟！！」ﾄﾞﾋｭｵﾝｯ
海未「ぐぐぅっ」ｸﾞﾗｧｯ――
巨兵「フハアアアアッ」ﾌﾞﾝｯ
ﾄﾞｶｱｱｱｱｯ
海未「うがあああああっっ」ﾄﾞｻｯ
MG2「キヒヒッ！甘かったなァ！」ﾆﾀﾆﾀ
MG3「今の君じゃあボクらには敵わないよ」
海未「ゴハッ……うぅっ…」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀ
海未（やはり3人相手に戦うのは不可能です………。もう……勝ち目は……）
―――――
―――
―
＊＊＊＊
ﾊﾞﾁﾁﾁﾁﾁﾁｯ
にこ「うあああああああっっ」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘｯ
- 678 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:15:13.10 ID:XXbdu+W6.net
- 真姫「きゃあああああああっっ」ﾋﾞﾘﾘｨｯ
ﾄﾞｻｯ ﾊﾞﾀｯ
ツバサ「うっふふふふ………。どう？力の差は思い知った？」
ツバサ「所詮あなた達2人程度では〝A-RISE〟の頂点たる私は倒せないのよ」
真姫（ぐぅ………やっぱり綺羅ツバサは強い……。まるで歯が立たない！）
にこ（かっ…身体が思うように動かない……）
にこ（怪我の影響が予想以上に大きかった………！）ｶﾞｸｶﾞｸ
真姫「うぅ……にこちゃん……平気？」
にこ「え、ええ……真姫こそ……」ﾑｸｯ
ツバサ「………まだ立つの？」
ツバサ「本当にあなた達は私を苛立たせる原因でしかないわ」
ツバサ「どいつもこいつも………ッ！許さないッッ」ｷﾞﾘﾘｯ
- 679 ：名無しで叶える物語(らっかせい)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:15:56.62 ID:obGjr/rf.net
- 期待
- 680 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:21:26.64 ID:XXbdu+W6.net
- ツバサ「全員……ボロボロになるまで叩き潰してやるッ！！」ｷﾞｯ
にこ「………………」
にこ「違う……」
ツバサ「？」
にこ「今のアンタは違う……。綺羅ツバサじゃない」
ツバサ「……何を言っているのかしら？」
にこ「違う。以前までのツバサは……私が憧れた綺羅ツバサは……もっと輝いていた」
にこ「全ての頂点に立つにふさわしいだけの器を持っていたわ」
にこ「敵として私たちの前に現れたときだって、信念を持って海未に挑んで来た」
にこ「けれど今のアンタは違う！力を使って憂さ晴らしをしようとしているただのクズよ！！」
にこ「そんなヤツに私は負けない！！」ﾄﾞﾝ
真姫「にこちゃん……」
- 681 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:25:21.28 ID:XXbdu+W6.net
- ツバサ「何ですって……！」ｷﾞｷﾞｯ
ツバサ「死にぞこない風情が私に説教なんて100年早いわよ！あなたも許さないわ！！」
にこ（来る！）ｻﾞﾜｯ
ツバサ「〝Shocking Party〟！！」ﾊﾞﾁｨｯ
ﾊﾞﾁﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾁﾁｯ!
真姫「これは電光石火の動き！」
真姫「なら―――行け！〝Cutie Panther〟！！」ﾊﾞｯ
CPⅠ「シャアアアアアアアッ」ﾀﾞﾝ
真姫「ツバサを捕まえなさい！」
CPⅠ「グルルルラアアッ」ﾀﾞﾀﾞｯ
ツバサ「遅い！」ﾊﾞﾁﾁｯ
真姫（ぐっ………やはり早すぎる！）
真姫（おそらく単純なスピードでなら海未や絵里よりも上……！）
にこ「くっ！」
ﾊﾞﾁﾁｯﾊﾞﾁｯ
- 682 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:26:57.03 ID:XXbdu+W6.net
- ツバサ「フッ」ｽﾀｯ
にこ「そこだ！」ﾀﾞｯ
ｽｶｯ
ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾁﾁｯ
にこ（いとも簡単にかわされた！）
ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁｨｯ
ツバサ「大口叩いたあなたには地獄のような苦痛を与えてあげる」ﾊﾞｯ
ｽﾀｯ
真姫「にこちゃん、後ろ！！」
にこ「しまっ―――――」
ツバサ「苦しめ、矢澤にこ！！」ｽｽｯ
ボキィィッ
にこ「うぐあああああああああああﾞあﾞあﾞあﾞあﾞッッ」ﾊﾞﾀｯ
真姫「にこちゃん！」
にこ「足がっ………私の足がぁぁっ………」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
にこ「そんなっ、こんな簡単に……！うぅぅっ…あああっ……」
真姫「にこちゃああん！！」
- 683 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:28:51.08 ID:XXbdu+W6.net
- ツバサ「ふふふっ、これでにこさんはもうおしまいね」
真姫「くっ」ｶﾞﾊﾞｯ
ツバサ「西木野真姫さん、あとはあなただけよ」
ツバサ「あなたもにこさんと同じように、いいえ、それ以上の苦痛を与えてあげるわ」
ツバサ「ふふっ………あっはははははっ！！」
真姫「ッ！」ﾋﾞｸｯ
真姫（にこちゃんはもう戦える状態じゃない。私がどうにかしなきゃ！）
真姫（けれど、どうやって？どうやってあの綺羅ツバサを倒せばいいの……？）
真姫（にこちゃん………みんな…………っ！！）ｸﾞｯ…
―――――
―――
―
＊＊＊＊
ﾄﾞｯｺﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯ
海未「あがああああああッッ」ｽﾞｻﾞｻﾞ
- 684 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:30:28.57 ID:XXbdu+W6.net
- 海未「うぅ……ゴフッ」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
MG3「アハハハハ！いいよそのやられっぷり！」
凛「あぁ……海未ちゃん………」ｶﾞｸｶﾞｸ
凛（もう無理だよ……。海未ちゃんも戦いを続けられるような状態じゃない………）ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
凛（ことりちゃんも……かよちんも……絵里ちゃんも……助からないんだ………）
凛「こんな……ひどいよっ……うっ」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
海未「ぐっ…」ﾑｸｯ
海未（ことりを……救わなければ………）
MG4「ホォ、まだ立つのか？」
MG2「流石だねぇ。殺し甲斐がある！」ﾆﾔﾘ
海未「まっ……〝Mermaid festa〟！！」ﾊﾞｯ
ｼｰﾝ
海未「！？」
- 685 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:33:32.99 ID:XXbdu+W6.net
- 海未「〝Mermaid festa〟！〝Mermaid festa〟！！」ﾊﾞｯ ﾊﾞﾊﾞｯ
ｼｰﾝ
海未「そんな！」
海未（水が……出てこない！？）
MG4「フン、最早能力が使えなくなるほどまでに疲弊し切ったようだな」
MG3「アハッ！傑作だね」
MG3「………ねえねえ、そろそろコイツも〝Super LOVE=Super LIVE!〟でトドメ刺そうよ」
MG2「キヒヒッ、賛成」
MG4「ここまでやればヤツも二度と立ち上がれないだろう」
海未「！」ｸﾞ…
凛「そんな！海未ちゃぁん！！」
MG3「〝soldier game〟！兵士たちよ、〝蒼の神話〟の身動きを封じろ！」
兵士「ウオオオオオオ！！」ﾜﾗﾜﾗﾜﾗ
- 686 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:37:40.69 ID:XXbdu+W6.net
- ｶﾞｼｯ ｶﾞｼｯ ｶﾞｼｯ
海未「くっ………身動きが！」ｸﾞｲｸﾞｲ
海未（身体に力が入らない……。兵士を振りほどく体力すら残っていないとは………）
MG4「エネルギーを溜めるぞ」ﾊﾞｯ
MG3「オーケイ」ﾊﾞｯ
MG2「キヒッ！了解！」ﾊﾞｯ
ｷﾞｭｨｨｲｲｵｵｵｵｵｯｯｯ!!
希「あれは………〝Super LOVE=Super LIVE!〟の光！」
希「もう決めるつもりやね」
ことり「そんなっ……やだっ！海未ちゃん………っ」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
希「ことりちゃんは海未ちゃんより自分の心配したほうがええよ」
ｷｭｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯ
ことり「いやあああああっ！！あああああっっ！！」
- 687 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:39:59.20 ID:XXbdu+W6.net
- 花陽「ガアアアアッッ！オレヲ……オレヲ解放シロオオオッ！！」
海未（ことり………花陽…………）
海未（結局……私は誰も守ることができなかった……。誓ったのに……ことりを、みんなを守ると……）
海未（何が〝蒼の神話〟ですか……。所詮私には何も救うことができなかったのです……）
ｷﾞｭｳｳｳﾕｵｵｵｵｵｯｯ
MG4「〝蒼の神話〟よ、貴様は絢瀬絵里と同じこのチカラでトドメを刺してやろう！！」
MG3「大丈夫大丈夫。みんなすぐにあの世で会えるよ」ﾆﾔｯ
MG2「キヒヒヒヒッ！最後にとびきりの血を吸わせてくれよぉ！」
凛「やだっ……海未ちゃん！海未ちゃああああんっ！！」
- 688 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:42:47.51 ID:XXbdu+W6.net
- ことり「海未………ちゃん……っ……」
ｷﾞｭｳｳｳｳｳｵｵｵｵｵｵｵｵｯｯ!!!
MG4「エネルギー充填完了だ！行くぞ！」
MG3「バイバイ、〝蒼の神話〟」
MG2「キッヒヒヒヒィ！終わりだァ！」
海未（終わった………）
海未（こんなところでやられてしまうなんて………）
凛「海未ちゃぁん！やだよっ」ﾂｩ―
海未（凛、最後まで私の味方でいてくれてありがとう……）
絵里「………………」
海未（絵里、最後にあなたとわかり合えてよかったです……）
花陽「いやっ……いやああっ……ウッ……オオオオオオ！！」
- 689 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:47:59.31 ID:XXbdu+W6.net
- 海未（花陽が〝破壊者〟だったなんて、とても悲しいです……。助けられなくてごめんなさい…）
海未（にこ、真姫、2人は私たちの分も生きてください……！）
希「くくくっ、いよいよ最後やなあ。海未ちゃん」
海未（希、あなたとわかり合えていれば……こんなことには………）
ことり「いやだよっ、海未ちゃん……」
海未（ことり、私はあなたと共に生きることができて幸せでした。これからもあなたと一緒に生きたかった……）
海未（無念です……。私にもっと力があれば……。もっとみんなとわかり合えれば……）
海未（みんな………ごめんなさい。私の無力さを許してください……）
- 690 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:51:07.93 ID:XXbdu+W6.net
- 「「「くらえ！！〝Super LOVE=Super LIVE!〟！！」」」
ｶｯ
ことり「海未ちゃああん！いやああああっっ」
海未（ごめんなさい、みんな。さようなら――――………）ﾂｩ―
「まだ諦めるのは早いよ。海未ちゃん」
海未「え？――――」
MG4「声……？」
MG2「キヒ？」
ﾎﾞｼｭｯ
ﾎﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯ
MG2「うわっ、何だ！？熱ィ！」
ﾎﾞﾎﾞｵｵｵｵｵｵｵｳｳｯ
兵士「ギャアアアアアアアアアアアアアッッ」ﾄﾞｼﾞｭｩｩ
MG3「炎！？馬鹿な、ボクの兵士たちを一瞬で焼き尽くす炎だと！？」ｿﾞｸｯ
- 691 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:54:16.19 ID:XXbdu+W6.net
- MG4「能力者か？ 何者だ！？」
海未「この炎は………」
海未「この情熱のような炎は………まさか………！」
海未「まさか――――――！！」
海未「穂乃……果……？」
「……………………」ｽﾀｯ
穂乃果「お待たせ、海未ちゃん！」ﾄﾞﾝｯ!!
海未「嘘…………！」
海未「何で……！？今までどこに………！？」
穂乃果「海未ちゃん！」ｷｭｯ
海未「穂乃果なのですか……？」
穂乃果「間に合ってよかった……」ﾎｯ
- 692 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:56:24.90 ID:XXbdu+W6.net
- 穂乃果「ここからは私に任せて。海未ちゃんは休んでいてよ」ｻﾞｯ
海未「えっ！？待ってください！」
MG4「〝蒼の神話〟の肩を持つというわけか。貴様が誰だか知らんが、それが何を意味するかわかっているのか？」ｷﾞﾛｯ
MG3「ボクたち〝Mutant Girls〟を相手にするんだ。覚悟はできているんだろね？」
MG2「キヒヒヒッ！！殺す殺す殺すゥゥゥ！！」ｼﾞｬｷｯ
穂乃果「キミたちが……海未ちゃんを……」ｸﾞｯ
穂乃果「これ以上私の友達は傷つけさせない。ここから先は私が相手になるよ」ｺﾞｺﾞｺﾞ……
「「「！？」」」ｿﾞｸｿﾞｸｯ
- 693 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:57:16.19 ID:XXbdu+W6.net
- MG2「何だこのプレッシャーは！？」
MG4「熱い…！この燃えるような殺気は何なんだ………！？」ｼﾞﾘ…
穂乃果「私の名は高坂穂乃果」
穂乃果「キミたちを〝ほんのり穂乃果色〟に染めてあげる！！」ﾄﾞﾝ
To Be Continued.
- 694 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 20:58:20.92 ID:ZeY29ZQJ.net
- 穂乃果ｷﾀ――(ﾟ∀ﾟ)――!!
- 695 ：名無しで叶える物語(らっかせい)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 21:08:42.13 ID:obGjr/rf.net
- きたあああああああ
- 696 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 21:10:12.36 ID:MAwMyqA0.net
- ヒーローが来た‼︎
- 697 ：名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 22:36:42.96 ID:Ix+z2ti3.net
- ほんのりじゃ済まないなこりゃ
- 698 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 22:48:48.38 ID:eA2j/hF2.net
- 真打ち登場！
- 699 ：名無しで叶える物語(あら)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 22:50:28.00 ID:C27NyKhc.net
- ヒーロー！やっとか！！
- 700 ：名無しで叶える物語(ふく)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 23:06:25.83 ID:ngJl6Tvv.net
- 熱すぎる展開！
- 701 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/06/18(木) 23:32:22.98 ID:mVCv5OPo.net
- もう大丈夫、私が来た！！
- 702 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/19(金) 01:25:15.96 ID:O5S1zzI/.net
- ヒーロー見参！ヒーロー見参！
- 703 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/06/19(金) 08:31:31.56 ID:O0Wr/FjV.net
- ピンチに駆けつけ形勢逆転するﾎﾉｶﾁｬﾝ、マジ主人公
- 704 ：名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)＠＼(^o^)／：2015/06/19(金) 09:25:18.46 ID:lXqf9tuH.net
- くぅ～っ！やるねぇ！
- 705 ：名無しで叶える物語(はんぺん)＠＼(^o^)／：2015/06/19(金) 12:27:50.24 ID:9LYv2tD7.net
- ノゾカッス
- 706 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/06/19(金) 14:33:58.77 ID:E9cgJAVa.net
- 穂乃果「ここからが私のステージだー！」
- 707 ：名無しで叶える物語(芋)＠＼(^o^)／：2015/06/19(金) 21:44:54.40 ID:2aEbyAb1.net
- ほんのりほのかいろのフレーズに全く緊張感がないのがワロタｗｗｗ
穂乃果ちゃんファイトだよ！！
- 708 ：名無しで叶える物語(家)＠＼(^o^)／：2015/06/19(金) 22:45:45.32 ID:jrYUxJHN.net
- うおおおおおおおおお！！！！
- 709 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/06/19(金) 23:57:20.74 ID:Gbf8cL/G.net
- 今日からほのか推しになります
- 710 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/20(土) 00:12:09.65 ID:OLCys6Q+.net
- 穂乃果の必殺技はあの曲を期待
- 711 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠＼(^o^)／：2015/06/21(日) 23:23:31.09 ID:9cFx7vgX.net
- 保守
- 712 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/23(火) 02:04:04.89 ID:aIr5yqW4.net
- まってるー
- 713 ：名無しで叶える物語(やわらか銀行)＠＼(^o^)／：2015/06/23(火) 19:55:17.48 ID:9aersC3K.net
- ほ
- 714 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:13:20.97 ID:VXIrUuqL.net
- ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…
海未「ほ、本当に………穂乃果なのですか……？」
穂乃果「うん。今まで助けに来られなくてごめん。でも、本当に間に合ってよかった」
ｷｭｵｵｵｵｵｵｯ
ことり「ううううっ……穂乃果……ちゃ……っ！？」
ことり（よかった……無事だったんだ……）ﾂｩ―
ことり（本当によかった……）
海未「穂乃果、ことりが……！」
穂乃果「わかってる。それと………小泉花陽ちゃん」ｷｯ
海未「花陽を知っているのですか！？」
穂乃果「私があの子と始めて話したのは2年前――――」
- 715 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:15:54.96 ID:VXIrUuqL.net
- 穂乃果「あのとき私は〝破壊者〟と戦いで持てる全ての能力を使い、なんとかその人格を封じ込むことができたんだ」
穂乃果「そのせいで私は今まで動けない身体になってしまったんだけどね」
海未「だから今まで行方不明に！」
穂乃果「うん。全ての力を使い果した私は動けなって、万全な状態に回復するまで2年もかかってしまった」
海未「……………！！」
穂乃果「それで…、〝破壊者〟を封じ込めるとき、ほんの少しだけ表人格のあの子と触れ合う時間があったんだ」
海未「！」
- 716 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:18:39.40 ID:VXIrUuqL.net
- 穂乃果「そこでほんの少しだけど始めて花陽ちゃんと話すことができた。ひとまず〝破壊者〟はもう出てこないだろうと思ったんだ」
穂乃果「でも、まさかまた〝破壊者〟が復活しそうになっているなんて………！」
穂乃果「しかも今度はことりちゃんの能力を使ってより完全な姿で甦らせようとしている」
穂乃果「何としても止めなきゃ！！」ｸﾞｯ
凛「ま、待って！海未ちゃん、この人は一体……？」
海未「ああ、凛は初対面でしたね。安心してください。こちらは高坂穂乃果、私とことりの古い友人です」
凛「穂乃果………ちゃん……」
- 717 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:22:09.93 ID:VXIrUuqL.net
- 海未「穂乃果、こちらは星空凛。私たちの友人です」
穂乃果「よろしくね、凛ちゃん！」
凛「う、うん…」
希「高坂………穂乃果………？」
希（2年前にたった1人で〝破壊者〟を封じ込めた能力者！ウチの計画に生じたイレギュラー！！）
希（あの時、全ての力を使い果して命を落としたと思っていたけど、まさか生きていたなんて……！！）ｷﾞﾘｯ
希（また彼女に邪魔されるのはマズイ！）
穂乃果「東條希ちゃん、あなたが〝破壊者〟の事件の黒幕……」
- 718 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:25:05.22 ID:VXIrUuqL.net
- 穂乃果「やっと見つけた……。今度こそ、その計画を終わらせるよ！」
希「ふぅん、2年越しの悲願ってことか！」
希「けどそう簡単には行かないよ。ウチは今日〝破壊者〟を復活させるんや！！」
ｷｭｵｵｵｵｵｯｯ
ことり「きゃあああああああっっ」
花陽「あああっ……ウウアアア！！」ｸﾞｸﾞｸﾞ…
海未「ことり！花陽！」
花陽（意識が…………遠のいていく………………）ｶﾞｸｶﾞｸ
- 719 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:27:00.00 ID:VXIrUuqL.net
- 海未「穂乃果！このままでは……！」
穂乃果「うん。わかってる。絶対にやめさせなきゃ」ｸﾞｯ
希「ちっ」
希（またウチの邪魔をするか、イレギュラー！）
希「〝Mutant Girls〟！あの子は生かしておくと危険や！何としても穂乃果ちゃんを潰すんや！！」
「「「！！」」」
MG4（〝バイオレットムーン〟が焦っている！？）
MG4（彼女があんな動揺しているのは初めて見るぞ。あの女はそれほどまでに危険だというのか！？）
- 720 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:28:06.88 ID:VXIrUuqL.net
- MG4「予定変更だ。標的（ターゲット）を〝蒼の神話〟から新手の女へ」
MG3「そうだね。ボクも今真っ先にアイツをボコボコにしたい気分だったんだ」ｸﾞｸﾞｯ
MG2「キッヒヒヒヒッ！アイツも血がウマそうな顔してんなァ～」ｼﾞｭﾙﾘ
穂乃果「！！」ﾊﾞｯ
穂乃果（殺気………！）
MG4「高坂穂乃果と言ったか？我ら3人に1人で挑もうとした覚悟は認めてやる」
MG4「だが現実を見る能力が欠けていたな。死んでから後悔するといい」ｷﾞﾝ
海未「穂乃果、気をつけてください！彼女らは1人ひとりが強力な能力者です！」
- 721 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:28:53.59 ID:VXIrUuqL.net
- 乃果「ありがとう、海未ちゃん。けど心配ないよ」ﾆｯ
凛「えっ！？だ、大丈夫なの！？」
海未「………………………」
穂乃果「えぇっと、〝Mutant Girls〟さん……だっけ？」
穂乃果「私の友達を酷い目に遭わせたんだ、覚悟はできているよね？」ｷﾞﾝｯ
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ―――
MG3「アハハハッ！それはこっちのセリフだよ。ボクらの邪魔をする罪の重さ、その身で味わえ！！」
MG3「行け！〝soldier game〟！！」ﾊﾞｯ
- 722 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:30:03.29 ID:VXIrUuqL.net
- 兵士「ゴオオアアアアアアアアアアアアアアッッ」ﾜﾗﾜﾗ
巨兵「コロシテヤルウウウウウウウウウウッ」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ
海未「さっきとは比べものにならない量の兵士の数です！」ｿﾞｸｯ
凛「ほ、穂乃果ちゃん！」ｷｭｯ
穂乃果「情熱よ燃え滾れ〝Mermaid festa vol.2〟！」ﾋｭｯ
ﾎﾞﾎﾞｳｯ
MG4「また炎か！？」
凛「えっ！？ボリューム2！？」
凛「海未ちゃんの〝Mermaid festa〟とは違うの！？」
海未「ええ。穂乃果の〝Mermaid festa vol.2〟が扱うのは灼熱の炎！」
- 723 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:30:40.06 ID:VXIrUuqL.net
- 海未「あらゆる敵を燃やし尽くします」
穂乃果「やあああああッッ」ﾌﾞﾝｯ
ﾎﾞﾎﾞﾎﾞｫｵｵｵｵｱｱｱｯ
兵士「ギャアアアアアアアアア！！」ｼﾞｭｱｱ…
MG3「くっ……」ｷﾞﾘｯ
MG3（やはり兵士では通用しないのか！？だったら―――）
巨兵「ウオオオオオッ」ﾀﾞﾀﾞｯ
穂乃果「！」
凛「あ！巨兵は炎を受けても燃え尽きずに穂乃果ちゃんへ向かってくるよ！」
巨兵「シネエエエエ」ﾌﾞﾝｯ
ﾋﾟﾀｯ
- 724 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:31:20.97 ID:VXIrUuqL.net
- MG3「！？」
穂乃果「ふふん♪」
MG3「馬鹿な！巨兵の打撃を片手でやすやすと受け止められた！？」
MG2「ギヒヒヒヒィッ」ｼｭｼｭﾀｯ
MG2「ご苦労MG3！あとはアチキがやるよォ！！」ﾀﾝｯ
MG2（巨兵に気を取られている今が好機（チャンス）だァ！）ｽﾁｬｯ
MG2「死ィィねェェエエ！！」ﾌﾞﾝｯ
穂乃果「はっ」ｸﾞﾙｯ
巨兵「グオオッ！？」
ﾄﾞｽｯ
巨兵「アアアアアアアアアア！」
MG2「チィッ、コイツ巨兵を盾にして……！」
- 725 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:32:20.65 ID:VXIrUuqL.net
- 穂乃果「らあああああっ！！」ﾀﾝｯ
ﾄﾞｶﾞｱｱｱｯ
MG2「うぐおッ」ﾄﾞｻｯ
MG2（な、何て蹴りだ！）
MG4「コイツ、我らの攻撃をものともしないのか！」
MG4「少々厄介だな。〝Beat in Angel〟！」ﾊﾞｻｧｧ
ﾋﾞｭﾝｯ
海未「飛び上がった！」
穂乃果（飛行能力か……！）
MG4「くらえ！」
ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ
- 726 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:33:53.16 ID:VXIrUuqL.net
- 凛「羽根を飛ばしてきたよ！」
MG4「………………」ﾁﾗ
MG3「…………」ﾆﾔ
MG2「キヒ」ﾆﾔﾘ
MG4（私の上空からの攻撃でヤツの気を引いているうちに、今度は足元からMG3の〝soldier game〟を発動させる）
MG4（更にMG2の〝UNBALANCED LOVE〟で無防備になったところへ一気に畳みかける！）
穂乃果「燃えろ〝Mermaid festa vol.2〟！！」ｼｭﾎﾞｯ
ﾎﾞｱｱｯ
ﾄﾞｼﾞｭｳｳｯｯ
MG4「くっ、炎に阻まれて羽根がヤツまで届かない！」
兵士「グガアアアアッッ」
- 727 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:36:02.23 ID:VXIrUuqL.net
- MG3「ああ！ボクの兵士たちまで！」
MG4「我らの能力が……ことごとく………！」ｷﾞﾘｯ
穂乃果「ギリシャ神話のイカロスは太陽に近づきすぎたあまり、翼を失って墜ちてしまったけれど――――」
穂乃果「キミの翼は私の情熱（Passionate）に耐えることができるかな？」ﾆｯ
MG4「キッサマァ……」ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘｨｯ
ﾀﾞﾀﾞｯｯ
MG2「まだだ！」ﾀｯ
MG2「まだアチキがいる！アチキが殺してやらァ！！」ｼﾞｬｷﾝ
穂乃果「！！」ﾋﾟｸ
穂乃果「たあっ」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
- 728 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:37:07.55 ID:VXIrUuqL.net
- 凛「穂乃果ちゃんが物凄い勢いでMG2に向かって正面から突っ込んで行くよ！」
MG2「キヒヒヒッ」ﾆﾔｯ
海未「いけません！MG2の能力を受けてしまっては動きを封じられてしまいます！」
穂乃果「うおおおおおおおおおっ」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
凛「更に勢いを増してMG2に突進していくにゃ！」
MG2「馬鹿が！〝UNBALANCED LOVE〟！！」ﾄﾞﾋｭｵｵｵﾝ
MG2（かかった！これで丸腰になったところへナイフをぶっ刺して――――）
穂乃果「だらああああああっっ！！」ｶﾞｯ
- 729 ： ◆A4EiQYxTgk (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:40:19.07 ID:VXIrUuqL.net
- ﾄﾞｶﾞｱｱｱｱｯｯ
MG2「おごあああああああ！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
MG2（馬鹿な！〝UNBALANCED LOVE〟を受けたのにアチキへ攻撃を当てただとォ！？）
MG3「アイツ、MG2の能力を防げるのか！？」
MG4「いや違う。よく見ろ！」
穂乃果「どわわわわっ」ﾄﾞﾀｯ ｺﾞﾛｺﾞﾛ
穂乃果「痛っ…いてて……」ﾑｸ
穂乃果「あれ？上手く止まれなかったなあ…」
MG2「！？」
MG3「転んだ！じゃあやっぱり―――」
- 730 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:43:16.48 ID:VXIrUuqL.net
- MG2（やはりアチキの能力はヤツに命中している！とすれば――――）
MG2（アチキの能力でバランス感覚を狂わせても抑えられないほどの勢いで突進してきたのか！？）
MG4「デタラメなッ………何てヤツだ！！」ｿﾞｸｯ
海未「穂乃果、ヤツの能力は相手のバランス感覚を狂わせる能力です。おそらく止まれなかったのはそのせいでしょう」
穂乃果「なるほど」
海未「気をつけてください。連続して使える能力ではないとはいえ、当てられるとこちらは無防備になってしまいます」
- 731 ：名無しで叶える物語(風靡く断層)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:44:53.52 ID:7I9JyT27.net
- なんだか危ういな穂乃果ちゃん
- 732 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:46:45.52 ID:VXIrUuqL.net
- 穂乃果「ありがとう。けどもう大丈夫」
海未「？」
穂乃果「次は当たらないから！」ｸﾞｯ
MG2「何だと！？」
MG2「ナメやがって！ほざけザコがァ！！」ﾊﾞｯ
MG2（だったら意地でも当ててやるぞクソァ！）ｷﾞﾘｷﾞﾘｯ
穂乃果「行くよ」ﾀﾀｯ
MG3「またMG2へ向かって正面から突進！？」
MG2「キヒヒヒヒッ！この間抜け！次こそは確実に転ばせてやるぜぇ！！」
穂乃果「ぶち抜け〝閃光Resolution〟！！」ｷﾞｭﾝｯ
- 733 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:49:03.22 ID:VXIrUuqL.net
- MG2「くらえよ、〝UNBALANCED L―――――」
ｽﾞｶﾞｱｱｱｱｱｱｱﾝｯ
MG2「うぐがあああああああああああああアアアアッッ」ﾋｭﾝ
MG2（何だこの技は………さっきよりも勢いの増した突進だとォ………！？）
MG2（まるで流星……！！）
MG2（こんなヤツ…勝てねぇよ…………）
ﾄﾞｻｯ
MG4「一閃………………！！」ｿﾞｸｯ
MG3「MG2がやられた……！？」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
MG4「どうやら我々はヤツへの認識を改めるべきらしいな。ヤツは予想以上に手練れだ……！」
- 734 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:49:51.89 ID:VXIrUuqL.net
- 海未（今のチカラはスピードはもちろんのこと、何よりも突進の破壊力と勢いが凄まじかった）
海未（あのMG2の〝UNBALANCED LOVE〟さえ発動させないとは……）
穂乃果「よっ」ｽﾀｯ
穂乃果「まずは1人目。あと2人だね」ﾄﾞﾝ!!
To Be Continued.
- 735 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 20:51:29.89 ID:VXIrUuqL.net
- 文字数規制（？）みたいなのがかかってるので1レスあたりのセリス数がかなり限られてしまいます
2スレ目行くのは間違いなさそうなのでどんどんいきます
- 736 ：名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 21:03:48.76 ID:y065kEwC.net
- おつ
ことりを助けられるのだろうか
- 737 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/06/24(水) 21:56:22.58 ID:iaBiRfUg.net
- 乙です
穂乃果ちゃんファイトだよ！
- 738 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/25(木) 00:24:21.40 ID:CbXJ0wsR.net
- 穂乃果ちゃんかっけえ！
しかし、イカロスの話出す辺り賢くて穂乃果ぽくないぞwwwwwwww
- 739 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/06/25(木) 08:10:33.77 ID:NoA1tt8w.net
- ﾎﾉｶﾁｬﾝの最強でありつつもどこか危なっかしい感、ほんとすこ
- 740 ：名無しで叶える物語(家)＠＼(^o^)／：2015/06/25(木) 18:47:21.82 ID:PhaYDSeb.net
- 熱い
アツイ！
- 741 ：名無しで叶える物語(SB-iPhone)＠＼(^o^)／：2015/06/25(木) 20:57:59.17 ID:fi+aNw0e.net
- 穂乃果ちゃんの登場シーンがかっこよすぎて
絵を描いてみたんだけど容量圧迫するから貼るのやめたほうがいいかな
- 742 ：名無しで叶える物語(なっとう)＠＼(^o^)／：2015/06/25(木) 21:04:26.72 ID:wyhePG42.net
- 凛ちゃん覚醒を心待ちにしている
- 743 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/06/25(木) 21:11:41.78 ID:iXHBR3Uw.net
- 乙
穂乃果まじでかっこよすぎ
>>741何それ超見たいんだが
次スレ行くみたいだし大丈夫じゃない？そういうのあんまり詳しくないけど
- 744 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/25(木) 21:23:10.97 ID:eYePWFQl.net
- >>741
見てみたい
遠慮せず貼ってください！
- 745 ：名無しで叶える物語(SB-iPhone)＠＼(^o^)／：2015/06/25(木) 22:09:27.46 ID:fi+aNw0e.net
- 画像貼るの初めてなんで見にくかったりしたらすみません。
http://imgur.com/BmPjQ0k
http://imgur.com/PBMPzLv
http://imgur.com/I7yRKD1
http://imgur.com/zyla0Bi
- 746 ：名無しで叶える物語(風靡く断層)＠＼(^o^)／：2015/06/25(木) 22:17:10.00 ID:PCdJfz3U.net
- 拡張子つけて
- 747 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/06/25(木) 22:17:15.65 ID:12owGI+4.net
- http://imgur.com/BmPjQ0k.jpg
http://imgur.com/PBMPzLv.jpg
http://imgur.com/I7yRKD1.jpg
http://imgur.com/zyla0Bi.jpg
- 748 ：名無しで叶える物語(SB-iPhone)＠＼(^o^)／：2015/06/25(木) 22:20:46.06 ID:fi+aNw0e.net
- ごめんなさい！
代わりに貼ってくれた方ありがとうございます
順番がおかしくなりましたが正しくは左から
3→2→1→4です
- 749 ：名無しで叶える物語(有限の箱庭)＠＼(^o^)／：2015/06/25(木) 22:54:19.51 ID:ETPHQ0Rc.net
- 思ってたより絵うまくてワロタｗｗ
- 750 ：名無しで叶える物語(SB-iPhone)＠＼(^o^)／：2015/06/25(木) 23:50:07.73 ID:pnq0Plq7.net
- 穂乃果ちゃんかっこいい
- 751 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/26(金) 13:39:32.18 ID:bC/BqqyY.net
- ほ
- 752 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/06/27(土) 10:50:34.95 ID:XZUKgCrO.net
- うまいな
ホント絵書ける人って尊敬する
- 753 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/06/27(土) 11:43:19.28 ID:Okfpvu6/.net
- はよ、と思ったが前回更新からまだ3日も経ってないのか。
こんなに続きが楽しみになるとは最初の頃は思わなかったぜ
- 754 ：名無しで叶える物語(鮒寿司)＠＼(^o^)／：2015/06/27(土) 16:56:33.51 ID:e8A/sCRd.net
- 一気読みしちまったよ…
続きが楽しみすぎる！
- 755 ：名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 09:28:56.21 ID:Kf3lnK2f.net
- ほ
- 756 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:01:10.02 ID:lYK8XqPm.net
- まさか自分のSSが絵になるなんて思わなかったです
ありがとうございます
- 757 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:02:28.43 ID:lYK8XqPm.net
- 穂乃果「まずは1人……。あと2人だね」ｷﾞﾝ
MG2「……………」ﾎﾞﾛｯ
MG4「チィッ」
希（MG2の能力がまったく通用しなかった……）
希（やはり穂乃果ちゃんは危険や。でも――――）
ｷｭｵｵｵｵｵｵ…
花陽「ウオオオオオッ……魂ヲ…魂ヲヨコセェエ！！」ｸﾞｸﾞｸﾞｯ
凛「かよちん！？」
- 758 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:05:05.79 ID:lYK8XqPm.net
- 海未「あれは………花陽なのですか！？」
海未（だんだん私たちの知る花陽からかけ離れた姿に変わっていく……。そして2年前のあの能力者の姿に近づいて………！）ｿﾞｸｯ
穂乃果「花陽ちゃん！！」
希（もうすぐ……〝破壊者〟が復活する……！そうすればいくら穂乃果ちゃんといえど対処できんやろね！）ﾆﾔｯ
穂乃果「急がないと………！」ｱｾ…
MG4「MG3！ヤツの戦闘スタイルの特徴はあの勢いと破壊力だ！一発でも当たるとヤバイぞ！」
- 759 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:06:26.15 ID:lYK8XqPm.net
- MG3「ああ、わかってるよ！」
MG3「〝soldier game〟！」ﾊﾞﾊﾞｯ
巨兵「グオオオオオッ」ﾜﾗﾜﾗ
凛「一気に巨兵を召喚してきたよ！」
MG3（最早普通の兵士ではヤツを止められない。消耗が激しいが、巨兵で対抗するしか……！！）
穂乃果「悪いけど、時間がないんだ。もうあまりキミたちと遊んでいる暇はないんだよ」ｽｯ
MG3「！？」
穂乃果「ぶち抜け〝閃光Resolution〟！！」ｸﾝｯ
ｽﾞｶﾞｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｯ
- 760 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:08:38.99 ID:lYK8XqPm.net
- 巨兵「ギャアアアアアアアアアアアッッ」
MG3「もう巨兵がやられた！？」
MG3（あの流星のような突進は何なんだ！？デタラメすぎるだろ！）
MG3「もう……切り札を出すしかない！〝soldier game〟！！」
巨獣「ギャアアアアアオオオオオオオオオオオオオオオオッ」ｽﾞｽﾞｩﾝ
凛「出た！巨獣だ！」ﾋﾞｸｯ
海未「な、なんてサイズなのですか！？」
穂乃果「うわっ大きいなあ。ちょっと面倒だね」ｽｯ
- 761 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:09:43.02 ID:lYK8XqPm.net
- MG3「行け！そいつを踏み潰しちゃえよ！！」
巨獣「オオオオオオオオオオオオオオ」ﾉｼｯ
穂乃果「マズイ！」
ｽﾞｽﾞｩｩｳﾝ
凛「穂乃果ちゃん！！」
海未「穂乃果―――！！」
＊＊＊＊
ﾊﾞﾁﾁﾁﾁｨｯ
真姫「きゃあああああああっっ」ﾋﾞﾘｯ
ツバサ「あっはははははっ」ｹﾀｹﾀ
- 762 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:11:28.92 ID:lYK8XqPm.net
- にこ「真姫ちゃん……っ」
真姫「くっ、ううぅ………」ｸﾗｸﾗ
ツバサ「もう限界なんじゃない？その身体でにこさんを庇いながら私と戦うなんて無茶よ」
ツバサ「……いいえ、ここまで一方的だともう戦いというレベルではないわね」
真姫（かっ、身体が……痺れて……動きが…ッ）ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ
真姫（でも……動けないにこちゃんを置いて……逃げるなんてできない……！）ｸﾞｸﾞ…
- 763 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:15:32.32 ID:lYK8XqPm.net
- 真姫（それにここでツバサを止めないと海未たちが危ない……）
真姫（だけど……どうやってツバサを倒せばいいの……？）
真姫（もう身体が満足も動かない……。でも私にはツバサの〝Shocking Party〟を攻略する手立てはない……）
真姫（このままじゃ私もにこちゃんみたいにやられちゃう……。でもどうすればいいの……！？）
にこ「真姫………！」ｶﾞｸｶﾞｸ
真姫「にこちゃん！」
- 764 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:20:07.80 ID:lYK8XqPm.net
- にこ「あんたはもう無理よ……。このままじゃ私みたいに壊される……。あんただけでも逃げなさい！」
真姫「イヤ！にこちゃんを置いて逃げるなんてできない！」
にこ「でも……真姫までそんなに傷つくことはないじゃない……！元はと言えば私が病院からあんたを連れ出したんだから」
にこ「私のことはいいから……逃げるのよ……ッ！」
真姫「イヤ、逃げない！にこちゃんを1人にはさせない！それに――――」
- 765 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:22:20.62 ID:lYK8XqPm.net
- にこ「？」
真姫「私もアイツが許せないの。にこちゃんやみんなを傷つけて悦に浸ろうとする今の綺羅ツバサが！」ｸﾞｯ
にこ「………………」
にこ「でも……このまま戦えば真姫ちゃんまで身体を潰されるわよ！」
真姫「何か方法があるはずよ……。何か………」
真姫「身体を潰される―――――はっ」ﾊｯ
にこ「どうしたの？」
真姫「にこちゃん、私に考えがあるわ」
- 766 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:23:49.22 ID:lYK8XqPm.net
- にこ「！！」
ﾋｿﾋｿﾋｿ……
ツバサ「2人の別れは済んだかしら？」
ツバサ「そろそろ真姫さんも潰してあげるわよ」
ツバサ「ふふっ、あなたたち2人の亡骸を海未さんのところへ持っていったらどんな顔するかしらねえ」ﾆﾔ
ﾊﾞｯ
真姫「！！」
真姫（来る！）
ツバサ「〝Shocking Party〟！！」ｽｯ
ﾊﾟﾁﾊﾞﾁﾁﾁｯ
- 767 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:26:18.32 ID:lYK8XqPm.net
- 真姫（雷速移動！！さすがに早すぎる………けれど――――）
ツバサ「くらいなさい！」ﾊﾟｯ
ﾄﾞｶﾞｱｱｱｯ
真姫「くあああああああああっ」
真姫（やはり電撃でなく体術による直接攻撃を仕掛けてきた！ならここで――――）
真姫「やああっ」ﾊﾞｯ
ｶﾞｼｯ
ツバサ（怯まず私の身体にしがみついてきた！？何を考えているの！？）
- 768 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:29:58.51 ID:lYK8XqPm.net
- ツバサ「今更何をするつもり？そんなことをしても私にダメージを与える方法は残っていないでしょう？」
真姫「それはどうかしら！」
ツバサ「？」
真姫「静寂なる闇〝Silent tonight〟」ｼｭｵｵｵｵ…
ツバサ「！？」
ツバサ「くっ、目が………！」ｸﾞﾗｯ
ツバサ「チッ」ｶﾞｯ
真姫「うっ」ﾄﾞﾀｯ
- 769 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:32:01.41 ID:lYK8XqPm.net
- ツバサ（急に真っ暗になった！？いや違う！暗いどころか何も見えない！！）ｷｮﾛｷｮﾛ
ツバサ「何をしたの！？」
真姫「これは触れた相手の視界を奪う能力。名を〝Silent tonight〟」
ツバサ「！！」ｻﾞﾜｯ
ツバサ「視界を奪う………！まだそんな能力を隠し持っていたの！？」ｷﾞｯ
ツバサ「だけど今更そんなことしても遅い！」
ツバサ「くらいなさい！〝Shocking Party〟！！」ﾊﾟﾁｯ
- 770 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:33:16.36 ID:lYK8XqPm.net
- ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾁﾁﾁｨｯ
真姫「うわあああああああっっ」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘﾋﾞﾘ
ツバサ「たとえ姿が見えなくなっても、私の〝Shocking Party〟は私の周囲全域に向かって電撃を放出できる！」
ツバサ「それに加え、今の電撃で真姫さんの居場所も把握できた」ﾃｸﾃｸ
ｶﾞｼｯ
真姫「うぅっ」
ツバサ「戦闘を始めた頃ならまだしも、今になってそんな能力を使っても無駄よ」
- 771 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:35:09.82 ID:lYK8XqPm.net
- ツバサ「それにしてもまだ私に勝つ気でいたなんて思わなかった。てっきりもう戦う気なんてないのかと思っていたけれど……」
ツバサ「でも全て不可能よ。あなたには私を倒せない」
真姫「……………………たしかにツバサを倒すのは私じゃない」ﾑｸｯ
ツバサ「ふん。やっぱり負けを認めて――――」
真姫「ツバサを倒すのは………にこちゃんよ！！」
- 772 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:37:05.96 ID:lYK8XqPm.net
- ツバサ「はあ？何を言っているの？にこさんは既に足を壊されて動けないはずよ。あの子に私を倒せる力なんて……」
真姫「それは……どうかしらね」ﾆﾔｯ
ツバサ「！？」
ツバサ「小賢しいわよ！だったらもう一度にこさんを痺れさせてやるわ！」ﾊﾞｯ
ツバサ（矢澤にこは機動力を失って倒れているはず。だったら目が見えなくてもさっき倒れていた場所に電撃を撃ち込めば命中させられる！）
- 773 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:37:57.98 ID:lYK8XqPm.net
- ツバサ「〝Shocking Party〟」
ﾊﾞﾁﾁﾁﾁｯ
ツバサ「！？」
ツバサ「電撃がはずれた……？」
ツバサ（手応えがない！？にこさんはさっきの場所から移動している？でも一体どうやって……？）
ツバサ「くっ、にこさんはどこに行ったの！？あの足で走れるはずがないのに！！」
真姫「さあ？どこかしらね」
ツバサ「教えなさい！！」ﾊﾞｯ
ﾊﾞﾁﾁﾁﾁﾁｯ
- 774 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:38:59.68 ID:lYK8XqPm.net
- 真姫「ぐっ、〝Cutie Panther〟！！」ﾊﾞｯ
CP「ガルルルルルッッ」ﾀﾞﾝｯ
ツバサ「邪魔よ！」
ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁｨｨ
CP「キシャアアアアアッッ」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘｯ
真姫「ああっ！私の〝Cutie Panther〟が一撃で！」
ツバサ「最早その豹は私の前では盾にもならない。さあ、にこさんはどこに行ったか教えなさい」ｷﾞﾛｯ
真姫「………………………」ｷｯ
- 775 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:41:28.71 ID:lYK8XqPm.net
- ツバサ「どうやら痛い目に遭わないと言ってくれないみたいね」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁｯ
ツバサ「だったらもう一度私の電撃で泣き叫びなさい！！」ｽｯ
真姫「今よ、にこちゃん！！」
にこ「うおおおおおおおおおっっ」ﾀﾞﾝｯ
ツバサ「！？」
ツバサ（後ろか！？）ｶﾞﾊﾞｯ
ツバサ「嘘っ！にこさんの足はたしかに潰したはずなのに、どうやって私の背後に回り込んでいたの！？」
- 776 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:44:44.12 ID:lYK8XqPm.net
- こ「やああああああああああっっ」
CP「ガルルルルルァァッッ！」ﾀﾞﾀﾞｯ
ツバサ「！！」
ツバサ「豹！まさか――――〝Cutie Panther〟に乗って移動していたのか！！」
真姫「正解よ。けどもう遅いわ！」
真姫「行っけぇ―――！にこちゃん！！」ｸﾞｯ
にこ「わかってるわよ！」ﾋﾟｷｭｵｵｵｯ
- 777 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:46:56.82 ID:lYK8XqPm.net
- にこ（チャンスはこの一瞬しかない。ここで絶対に決める！！）ﾊﾞｯ
ツバサ「甘いわよ！この私に触れるなんて10年早い！！」ﾊﾞｯ
ツバサ「痺れろ〝Shocking Party〟！」
ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ
CP「ガルルルラァアアッッ」ｶﾞﾌﾞｯ
ツバサ「馬鹿なっ、私の電撃が豹に効いてない！？さっき真姫さんが出した豹は一撃で倒せたのに！！」ｷﾞﾘｯ
ツバサ「はっ」ﾊｯ
- 778 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:49:17.88 ID:lYK8XqPm.net
- ツバサ（たしか真姫さんの〝Cutie Panther〟は2体同時に召喚したとき、1体目に比べて2体目の出力は大幅に低かったはず！）
ツバサ（つまり、さっき倒したのが2体目で今にこさんが乗っているのが1体目の豹だった）
ツバサ（だから今度は1体目の強力な方の豹だったから電撃で簡単に倒せなかったのか！！）ｷﾞﾘｯ
ツバサ（この私がこんな簡単なことにも気付けないなんて………ッ！）
- 779 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:50:55.59 ID:lYK8XqPm.net
- 真姫（よし！綺羅ツバサに隙ができた！今ならにこちゃんの能力が当たる！）ｸﾞｯ
真姫（どうやら視界を塞がれても絵里のようにはいかないようね）
ツバサ（よけられな――――）
にこ「はあああああッ！くらえ、〝Wonderful Rush〟！！」ｶｯ
ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｯ!! ｶﾞｱｱｱﾝｯ!!
ツバサ「うぐががああああああああああっっ」ﾄﾞｻｯ
ｽﾀｯ
- 780 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:53:31.27 ID:lYK8XqPm.net
- CP「ガルル…」
にこ「はあっ……はあっ……」
真姫「や、やった！にこちゃん！」ﾀﾀｯ
にこ「あ……、当たった……」
真姫「勝ったんだ……。私たち……」
にこ「まだよ、真姫！」
真姫「えっ！？」
ツバサ「うっ……うぅ……」ﾑｸ
ツバサ「ゴフッ……」ﾎﾞﾀﾀ
ツバサ「……ありえない。ありえないわ」
- 781 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:55:52.57 ID:lYK8XqPm.net
- ツバサ「どうしてなの………？」
にこ「………………」
ツバサ「私は最強の殺し屋集団〝A-RISE〟のリーダー・綺羅ツバサなのに………いつもならあんな拙い作戦見破れるのに……どうして……っ？」ﾌﾗ…ﾌﾗ…
ツバサ「どうしてなのっ……！？」
真姫「それは……今のあなたが『ツバサ』ではないからよ」
ツバサ「？」
- 782 ：名無しで叶える物語(らっかせい)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:56:49.86 ID:2zm5SKJz.net
- きてたか
- 783 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 13:58:25.68 ID:lYK8XqPm.net
- 真姫「いつもの冷静なあなたなら、相手を舐め腐って戦うなんてしないはずだし、うかつに直接攻撃を仕掛けて逆にカウンターを受けるなんてありえなかった」
真姫「けれど今のあなたは私たちを格下と決めつけて、悦に浸るために力を振るっている」
真姫「その奢りこそが私たちが突くことができる唯一の隙だった」
ツバサ「………………」
- 784 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 14:01:09.52 ID:lYK8XqPm.net
- にこ「最初に言ったでしょ、以前のあんたは信念があった。けれど今は戦いで憂さ晴らしをしようとしているだけのクズだって」
にこ「それが戦い方の中にも出ていたのよ」
ツバサ（そうか………。私の……〝A-RISE〟の本来の目的は〝小夜啼鳥恋詩〟を持つ者とそれを狙う者を全て抹殺すること）
- 785 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 14:05:04.23 ID:lYK8XqPm.net
- ツバサ（けれど今の私はそれを忘れて、あんじゅと英玲奈を失った悲しみと〝蒼の神話〟に敗北した屈辱に支配されていた……）
ツバサ（こんなんじゃ………勝てる相手にも勝てない………か……）
ツバサ（それをこの子たちに思い知らされるなんて………私もまだまだ未熟ね）
ツバサ「どうやら今回は私の負けのようね」
- 786 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 14:07:14.25 ID:lYK8XqPm.net
- 「「！！」」
ツバサ「私はとても大事なことを忘れていた。それをあなたたちに思い知らされたわ」
にこ「ツバサ………」
ツバサ「さあ、海未さんたちのところへ行くんでしょう？私の気が変わらないうちに早く行きなさい」
真姫「借りができたなんて思わないわよ」
ツバサ「いいのよ、別に」
- 787 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 14:09:38.53 ID:lYK8XqPm.net
- ツバサ（むしろ借りを作ったのは私の方……）ﾌﾌｯ
にこ「………行くわよ、真姫」
真姫「うん……」
真姫（待っていて。今度こそみんなのところへ行くから！！）ﾀﾞｯ
ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ
―――――
―――
―
＊＊＊＊
巨獣「ギャアアアオオオオッ」ｽﾞｩｩﾝ ｽﾞｩｩﾝ
- 788 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 14:10:34.62 ID:lYK8XqPm.net
- 凛「嘘………穂乃果ちゃんが潰されちゃった……？」
海未「そんな馬鹿な………」
海未「！」ﾋﾟｸ
海未「凛、巨獣の足元をよく見てください！」
ｼﾞｭｯ ｼｭﾎﾞﾎﾞｯ
凛「煙……？」
穂乃果「爆ぜろ〝Mermaid festa vol.2〟！」
ｶｯ
ドッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
- 789 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 14:12:12.50 ID:lYK8XqPm.net
- 凛「うわあああああっ」ﾄﾞﾃｯ
凛「ば、爆発！？」
海未「これは……おそらく穂乃果が〝Mermaid festa vol.2〟の炎を一点集中させて一気に放ったのでしょう」
凛「す、すごい規模の爆発だよ……！」
海未「ええ。ですがこの破壊力ならばあの巨獣も倒せるはずです！」
巨獣「ギャアアアアアアアアアアアッッ」ﾊﾞﾗﾊﾞﾗ
- 790 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 14:14:03.65 ID:lYK8XqPm.net
- 凛「あの巨獣を一撃で倒しちゃった……！」
MG3「やっぱりやるね。でもお前はここまでだ！」ﾊﾞｯ
MG4「〝Super LOVE=Super LIVE!〟で消し炭にしてやる！！」ﾊﾞｯ
ｷﾞｭｳｳｲｵｵｵｵｵｯｯ
穂乃果「！！」
海未「MG3とMG4が同じ構えでエネルギーを集中させている……？」
- 791 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 14:16:38.37 ID:lYK8XqPm.net
- 海未「まさか……またあのエネルギー砲を撃つつもりなのですか！？」
海未（さっきの巨獣はそれを悟られないための陽動か！）
MG3「高坂穂乃果！ボクらの奥義を受けて立っていられるかな？」
MG4「今度こそ貴様を消し去ってやるさ！」
ｷｭｳｳｳｳｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯ
- 792 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 14:18:47.54 ID:lYK8XqPm.net
- 海未「穂乃果！その技は凄まじい破壊力を持っています！かわしてください！」
MG3「無駄だよ。〝Super LOVE=Super LIVE!〟の射程から逃れることはできない！」
穂乃果「ふうん。私にパワーで挑むんだ……」
穂乃果「上等！！」ﾄﾞﾝｯ
ｼﾞｭｯ ﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞｯ
- 793 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 14:20:37.91 ID:lYK8XqPm.net
- ｼﾞｭｯ ﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞｯ
凛「穂乃果ちゃんの右手に情熱の炎のエネルギーが集まっていくよ！」
海未「穂乃果！？まさかあのエネルギー砲と正面からぶつかる気なのですか！？」
海未（あの密度の能力エネルギーを前にしてもまだ対抗できる自信を持っているというのですか………！？）
- 794 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 14:22:16.31 ID:lYK8XqPm.net
- MG4「フハハハハハッ！！馬鹿が！いくら貴様のその火炎能力といえど〝Super LOVE=Super LIVE!〟に勝つなど不可能だ！！」
MG3「ボクら〝Mutant Girls〟の合体技の前では全て無に帰すんだよ！！」
穂乃果「………………」ｼｭｳｳｯ
穂乃果（もう一度………〝Mermaid festa vol.2〟の熱エネルギーを右手に集める！！）
- 795 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 14:23:22.70 ID:lYK8XqPm.net
- 海未（炎のオーラと物理的破壊力の両方を纏った拳を叩き込むのか！！）ｿﾞｯ
凛「ど、どうなっちゃうの………！？」
ｷﾞｭｳｳｳｳｳｲｲｲｲｲｲｵｯｯ
ﾎﾞﾎﾞﾎﾞｼｭｳｳｳｳｳｳｳｯｯ
MG3「エネルギー充填完了！」
MG4「行くぞ！」ﾊﾞﾊﾞｯ
「「〝Super LOVE=Super LIVE!〟！！」」ｶｯ
- 796 ：名無しで叶える物語(鮒寿司)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 15:55:25.68 ID:VXC+/pix.net
- いつの間にか更新されてた
楽しみに読んでます
- 797 ：名無しで叶える物語(大酒)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 15:59:07.83 ID:dwPINoey.net
- ここまでMutant Girlsが活躍するSSがあっただろうか
- 798 ：名無しで叶える物語(鮒寿司)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 16:24:32.39 ID:VXC+/pix.net
- >>797
いや、ない(反語
- 799 ：名無しで叶える物語(わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 17:45:09.22 ID:lYK8XqPm.net
- テスト
- 800 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 17:49:01.04 ID:lYK8XqPm.net
- ドッガアアアアアアアアアアアアアアアアア
穂乃果（今だ！）ｽｯ
穂乃果「爆ぜろ〝Mermaid festa vol.2〟！！」
ドッゴオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアア！！
ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｧ!!
海未「うぐぐぐぐっ！！」
- 801 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 17:51:19.78 ID:lYK8XqPm.net
- 海未（な、何て大爆発なのですか！気を抜くと見ている私たちが消し飛ばされそうです！）
凛「にゃああああああああああっっ」ｽﾞｻﾞｻﾞｯ
MG3「やあああああああああああああっっ！！死ねぇぇええええ！！」ｺﾞｵｵｵｵｵ
穂乃果「うおおおおおおおおおおおおおっっ！！」ﾎﾞｼﾞｼﾞｭｱｱｱｯ
- 802 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 17:54:32.52 ID:lYK8XqPm.net
- MG4「何ィ！？我らの〝Super LOVE=Super LIVE!〟を超える破壊力を！！」
MG4「ヤツのこのチカラは一体どこから………っ！？」
穂乃果「私は負けない！守るべき友達が私の後ろにいる限り………絶対に負けないんだ！！」
ｶｯ
ゴガアアアアアアアアッッ
- 803 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 17:58:31.55 ID:lYK8XqPm.net
- MG3（またボクらは………勝てないのかよ………！）
MG4（我ら〝Mutant Girls〟……ここまでか………ッ）
穂乃果「燃え上がれ私の拳よ！うおおおおおおおおおおおッ！！」ｺﾞｺﾞｺﾞｵｵｵｯｯ!!
MG3「うわあああああああああああああああああああああああっっ」
- 804 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 17:59:37.75 ID:lYK8XqPm.net
- MG4「ぐごおおああああああああああああああああああああっっ」
ﾄﾞｺﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｱｱｱｱｯｯ
ｼﾞｭｳ…
穂乃果「うっ………」ｽﾀｯ
穂乃果「ハァ…ハァ………ッ」ｸﾞﾗｯ
凛「す、すごい……あの〝Mutant Girls〟の大技を……それを上回る火力で圧倒した！！」
- 805 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 18:02:30.85 ID:lYK8XqPm.net
- 海未「2人も同時に倒してしまうとは………」ｱｾﾞﾝ
穂乃果「は、ははは………ちょっとムチャし過ぎたかなぁ」ｸﾗｸﾗ…
海未「穂乃果！大丈夫なのですか！？」
穂乃果「私は大丈夫。それより花陽ちゃんとことりちゃんを助けなきゃ！」
凛「そうだ、かよちん！ことりちゃん！」
- 806 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 18:06:33.91 ID:lYK8XqPm.net
- 海未「！？」
海未（静かだ……。希の能力が解除されている？）
海未（まさか…………！）ｿﾞｸｯ
希「ふふふ………穂乃果ちゃんご苦労様。まさか1人で〝Mutant Girls〟を倒してしまうなんてなあ」
希「けれど一足遅かったなあ」ﾆﾔﾘ
穂乃果「！！」
- 807 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 18:08:30.39 ID:lYK8XqPm.net
- ことり「うっ………うぅぅっ……」ﾄﾞｻｯ
希「ありがとう。ことりちゃんもご苦労やったね」
ことり（うぅぅ………能力を全て使い果されたみたい………）ｶﾞｸｶﾞｸ
海未「ことり！！」
希「ウチの計画はほぼ完遂した。さあ新たな花陽ちゃん、その力を見せてあげるんや」
- 808 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 18:09:13.24 ID:lYK8XqPm.net
- 希（ついに……完全なる〝破壊者〟が降臨する………！！）ｸﾞｯ
ﾃｸ……ﾃｸ……ﾃｸ……
花陽「………………………」ﾃｸ…ﾃｸ…
凛「かよちん……？」
穂乃果「花陽ちゃん！？」
穂乃果（そんな……間に合わなかった………！？）ｿﾞｸｿﾞｸ
- 809 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 18:10:19.24 ID:lYK8XqPm.net
- 海未「花陽……なのですか………？」
ﾃｸ…ﾃｸ…
ｽｯ
花陽「……………………………………………」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…
To Be Continued.
- 810 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 19:04:42.80 ID:RxEpTfPS.net
- ああ、実に良い引き。
- 811 ：名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 20:24:21.43 ID:qO96a4dK.net
- ことりの一発ヤられた感
- 812 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 20:45:53.59 ID:RxEpTfPS.net
- 火の技使う、ピンチに駆けつけるとか、穂乃果ちゃんがフェニックス一輝に見えてきた。
- 813 ：名無しで叶える物語(家)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 21:12:34.27 ID:EJPPmZ6P.net
- みんな破壊者かよちんのイメージってどんな感じ？
- 814 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 21:25:27.04 ID:cNmW15d9.net
- 姿形がかよちんとは似ても似つかないって描写があるから、かよちんではないイメージ。
黒いオーラに包まれた人影みたいな？
- 815 ：名無しで叶える物語(もんじゃ)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 22:06:20.00 ID:OZzjzlRL.net
- かよちんつよい
- 816 ：名無しで叶える物語(茸)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 22:21:29.36 ID:HStIjb9n.net
- 俺のイメージは髪が黒くなって前髪が長くなって表情が口元しか見えず全身に黒紫色っぽいオーラ纏ってる感じ
- 817 ：名無しで叶える物語(もんじゃ)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 22:29:49.94 ID:5CuXsSOG.net
- 黒いオーラをまとったネルエル(神パラ)とかは？
凛ちゃんの覚醒に期待
- 818 ：名無しで叶える物語(鮒寿司)＠＼(^o^)／：2015/06/28(日) 22:41:56.28 ID:VXC+/pix.net
- 黒かよちんはスパイダーマンのカーネイジを黒くしたイメージだな
- 819 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/06/29(月) 00:21:18.14 ID:fu3C1XAb.net
- ネルエルってこれか
http://i.imgur.com/N43JmFU.jpg
- 820 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/06/29(月) 00:58:03.98 ID:OHOhJ15m.net
- 破壊者かよちんのイメージは完全にデスガン
- 821 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/06/29(月) 07:57:29.78 ID:WXgS1cNo.net
- 乙
こりゃーﾎﾉｶﾁｬﾝだけじゃ対処しきれないな･･･
- 822 ：名無しで叶える物語(有限の箱庭)＠＼(^o^)／：2015/06/29(月) 10:58:48.45 ID:8CgK5b1Y.net
- 何となく海未ちゃんの最強技がどの曲か分かってきた
- 823 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/06/29(月) 11:30:26.70 ID:YITwJnTY.net
- >>819 そう、これの回りにどす黒いオーラとかでてる感じ(かよちんとも無関係じゃないし)
>>822 にゅろかなと冗談で書こうと思ったけど、この>>1神パラ曲も知ってるみたいだからワンチャンあるかも...
- 824 ：名無しで叶える物語(SB-iPhone)＠＼(^o^)／：2015/06/29(月) 11:53:07.42 ID:EBY20Q6x.net
- 1日に1度しか打てないラブアローシュートが最強じゃないのか
- 825 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/06/29(月) 12:03:20.73 ID:mhxaqh/l.net
- まぁ予想妄想ダメとは言わないけど程々にしとこうか。知らず知らずプレッシャーかけちゃう場合もあるし。
- 826 ：名無しで叶える物語(芋)＠＼(^o^)／：2015/06/29(月) 12:11:24.04 ID:EvGIlqn0.net
- レイガンも５発撃てるようになるから…(震え声)
- 827 ：名無しで叶える物語(あら)＠＼(^o^)／：2015/06/29(月) 12:38:42.68 ID:JDh5LoEc.net
- スレ汚しすみませんでした、絵にしてみたくてイメージを聞いた者です。
1さん応援してます！プレッシャー与えてたらすみません
- 828 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/06/29(月) 19:31:40.39 ID:WXgS1cNo.net
- なぜこう、あらには優秀なやつが多いのか
- 829 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠＼(^o^)／：2015/07/01(水) 00:35:29.47 ID:G08+D+nM.net
- 最近これの更新が楽しみで仕方ない
- 830 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/07/01(水) 19:16:02.62 ID:cRYAQpw3.net
- ゆっくりでいいので早くしてください(錯乱)
- 831 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/07/02(木) 17:05:21.91 ID:7wycJN2O.net
- ほ
- 832 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 00:22:36.40 ID:WcNIzqQM.net
- 毎度更新が遅くなって申し訳ないです
破壊者の外見は人の形さえしていればどんなイメージでもいいと思います
ちなみに自分の中では、身長が少しだけ伸びて、白い長髪、それと目つきが悪くなったようなイメージです
具体的に言うと遊戯王のバクラみたいな感じ？
- 833 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 00:25:00.36 ID:WcNIzqQM.net
- ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
CP「ガルルルゥ！」ﾀﾀｯ
真姫「お願い〝Cutie Panther〟もう少しだけ頑張って私たちを乗せて走って！」
CP「グルル！」ﾀｯﾀｯ
ﾀｯﾀｯﾀｯ
にこ「やっとここまで来た。あとはこの階段を上がれば神田明神に着くわよ」
- 834 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 00:28:42.93 ID:WcNIzqQM.net
- 真姫「一気に駆け上がるわ！」ﾊﾞｯ
CP「キシャアアアアアッ！」ﾀﾝｯ
ﾀﾞﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
ﾀﾞﾝｯ
にこ「はあっはあっ……何とか着いたわね………。疲れたわね、真姫ちゃん……」ｾﾞｰﾊｰ
にこ「真姫？どうしたのよ？」
- 835 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 00:30:23.82 ID:WcNIzqQM.net
- 真姫「みんな……！？」
にこ「え？」
希「お、にこっちに真姫ちゃんやん。ちょうどいいところに来たなあ」
真姫「希………？」
- 836 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 00:32:34.66 ID:WcNIzqQM.net
- にこ「どうなっているの………？〝Mutant Girls〟と絵里とことりが倒れている。海未もボロボロだし……」
希「ちょうど花陽ちゃんの身体から〝破壊者〟を完全に蘇らせる実験に成功したところや」
- 837 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 00:34:09.54 ID:WcNIzqQM.net
- 希「まさかこの時にμ'sが全員揃うなんてなあ。これから始まる破滅を彩るのに相応しい舞台や！」
海未「ぐっ…………」ｶﾞｸ
ことり「うっ……ぅぅ……」ﾊﾞﾀｯ
花陽「…………………」
凛「かよちん………」ﾌﾙﾌﾙ…
- 838 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 00:35:33.83 ID:WcNIzqQM.net
- にこ「…………………？」
真姫「こ、これは……………………！？」
絵里「…………………………」
希「そして、招かれざるゲストの高坂穂乃果ちゃん」
穂乃果「…………ッ！」ｷｯ
- 839 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 00:36:28.82 ID:WcNIzqQM.net
- 希「みんなで見届けるとええよ。今まで友だった花陽ちゃんが暴れ回る姿を！」ﾀﾝｯ
花陽「…………………………」ｼｰﾝ
海未「本当に…………花陽なのですか……？」
「「！？」」
真姫「えっ！？」
- 840 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 00:37:42.68 ID:WcNIzqQM.net
- 真姫「あれが花陽だっていうの………！？
にこ「まるで別人じゃない！！」
希「そうや。これが花陽ちゃんの本当の姿。花陽ちゃんこそ2年前の事件で破滅の限りを尽くした能力者張本人なんよ」
真姫「そんな……………っ」
- 841 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 00:45:29.83 ID:WcNIzqQM.net
- 真姫（じゃあ絵里は……花陽に亜里沙を奪われたってこと！？）
真姫（だっらそんなの……そんなの悲しすぎる……っ！！）ｸﾞｯ…
にこ「花陽が…………2年前の事件の能力者…………？」
- 842 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 00:47:14.29 ID:WcNIzqQM.net
- 穂乃果「花陽ちゃん！〝破壊者〟に心を支配されちゃダメだよ！自分をしっかり保って！！」
希「今更必死に呼びかけたって無駄や。既に表人格は精神の底へ堕ちた。すぐに〝破壊者〟が覚醒する」
- 843 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 00:50:23.98 ID:WcNIzqQM.net
- 穂乃果（やっぱり……間に合わなかった………！）ｸﾞ
…………
花陽「う………うぅ………」ﾊﾟﾁ
「「「「「！！」」」」」
希（お目覚めや）ﾆﾔ
海未「花陽！！」
凛「かよちん！！」
- 844 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 00:50:55.92 ID:WcNIzqQM.net
- 穂乃果「花陽ちゃん！！」
花陽「――――――――ここは………外の世界か」
花陽「この高揚感は………まるで俺を縛る表人格の呪縛から解き放たれたような感覚だ」
花陽「ククク……チカラが溢れてくる！」
- 845 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 00:51:46.10 ID:WcNIzqQM.net
- 希「気に入ってもらえたんやね」
花陽「俺を呼び出したのは貴様か？」
希「そう、ウチや。どうやら〝破壊者〟の完全復活は上手くいったみたいやね！！」
海未「そ、そんなっ！」ｶﾞｸｯ
- 846 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 00:52:11.64 ID:WcNIzqQM.net
- 凛「かよちんが……〝破壊者〟に……！」ｿﾞｿﾞｯ
穂乃果（終わっ………た………）ｶﾞｧﾝ
にこ「花陽……！」
真姫「外見どころか、喋り方までまったくの別人じゃないのよ！」
- 847 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 00:54:43.20 ID:WcNIzqQM.net
- 花陽「何も枷のようなものを感じない。ここまでチカラを引き出せる状態になるのは初めてだ。今までは不完全な状態でしか表に出てこれなかったからな」
花陽「非常に心地良い。―――――む？」ﾋﾟｸ
- 848 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 00:55:37.72 ID:WcNIzqQM.net
- 花陽「あちらの方角から多くの人間の気配がする」ｷﾞﾛｯ
海未（あっちは繁華街がある方角！！）
花陽「せっかく表に出たからには存分に暴虐の限りを尽くすまでだ。ククク………全て破壊しつくしてやる！！」ｼﾞｭﾙﾘ
- 849 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 00:58:41.31 ID:WcNIzqQM.net
- 穂乃果「人を襲う気なの！？」
海未「ダメです、花陽！」
にこ「元に戻りなさい！花陽――――ッ！！」
真姫「花陽！！」
凛「かよちん！」
- 850 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:00:35.93 ID:WcNIzqQM.net
- 花陽「何だ貴様たちは……？どいつもこいつも死にそうな魂の割にやかましい」
にこ「私たちの言葉が通じてない！？」
凛「もう凛たちのこともわからないの！？」
- 851 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:02:48.44 ID:WcNIzqQM.net
- 花陽「五月蠅いカス共だな。せっかくだ、貴様たちで俺のチカラの試し撃ちをしてやろう」ｽｯ
真姫「え………？」
- 852 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:04:40.28 ID:WcNIzqQM.net
- 希（〝破壊者〟が拳を引いた。パンチを放つつもりやろか？しかし〝破壊者〟から海未ちゃんたちとは距離がある）
花陽「括目するがいい。これこそが俺のチカラだ」ｺｵ…
穂乃果「！！」ｿﾞｸｯ
- 853 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:06:30.87 ID:WcNIzqQM.net
- 穂乃果「みんなよけてぇぇええええっっ！！」
海未（まさかこの距離で攻撃！？）
海未「ぐぅぅぅっ！」ﾀﾀｯ
にこ「マズイッ！」
花陽「ハアアアアアアアッッ！！」ﾌﾞﾝｯ
- 854 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:08:06.97 ID:WcNIzqQM.net
- ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ！！
真姫「うわああああああっっ」ﾋｭｵｯ ﾄﾞｻｯ
にこ「があああああああああっっ」ﾊﾞﾀｯ
穂乃果「うぐうううううううっ」ﾄﾞｻｯ
- 855 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:09:30.04 ID:WcNIzqQM.net
- 凛「いやああああああああッ」ｽﾞｻﾞｻﾞ
海未「ぐあああああああああああっっ」ﾀﾞﾝ
海未（馬鹿な！！ただの正拳突きで大地を砕き私たち5人を吹き飛ばすほどの威力を出すなんてッ！！）ｻﾞﾜｯ
- 856 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:10:33.47 ID:WcNIzqQM.net
- 海未（威力だけでなく規模も凄まじい！！まさに………〝破壊者〟！！）
にこ「花陽が何のためらいもなく私たちを攻撃してきた。しかも……今ので死んでしまっても意に介さないような攻撃だった……ッ！！」
- 857 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:12:44.57 ID:WcNIzqQM.net
- にこ「本当に花陽じゃなくなってしまったの！？」
真姫「破壊の力………」ｿﾞｸｯ
真姫（悪い予感の正体は……………このことだったの！？）
- 858 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:13:46.13 ID:WcNIzqQM.net
- 希「これが〝破壊者〟の力！しかもまだその片鱗しか見せていない！！」
希（本気を出したら一体どれほどのモノになるんや！？）ｿﾞｸｿﾞｸ!!
花陽「上出来だ。これならば不自由なく暴れられる」
- 859 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:15:09.90 ID:WcNIzqQM.net
- 花陽「待っていろ能天気な人間共、今に恐怖を味わわせてやる！！」ﾌｵｵｵｵ…
穂乃果「飛び上がった！？」
ﾊﾞｯ ﾋﾞｭｳｳｳｵｵｵｵｵ――
真姫「街の方へ……飛んで行ったの……？」
- 860 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:18:52.81 ID:WcNIzqQM.net
- 希「人の集まるところへ向かったんや。そっちの方がより多くの絶望を見ることができる」
希「〝破壊者〟は他者の悲劇や絶望を味わうことで快感を得る。そのための破壊活動をするつもりなんや」
- 861 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:20:38.14 ID:WcNIzqQM.net
- にこ「嘘よっ！花陽がそんなこと！」
希「悲しいけれどみんなの知っている花陽ちゃんはもういないんよ」
凛「！！」ﾂｩ―
希「ウチはこの時を待っていた………」
- 862 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:21:46.36 ID:WcNIzqQM.net
- 希「ついに始まるんや2年前をも超える真の破滅（カタストロフ）が！」
希「くくくっ、あはっはっはっはっ！あーっはっはっは！！」
海未「2年前よりも恐ろしい破滅………！？」ｿﾞｸｯ
- 863 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:22:59.04 ID:WcNIzqQM.net
- ﾄﾞﾄﾞﾄﾞｵ……
ｺﾞｶﾞｱｱｱｱ……
ｳﾜｰﾜｰ ｷﾞｬｱｱｱｱ ｳﾜｱｱｱ
海未「！？」
希「ほら、もう聞こえてくるやろ？街の方から爆発音と悲鳴が。もう始まったんよ」
- 864 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:26:06.53 ID:WcNIzqQM.net
- 「助けてくれぇぇ！！」
「いやあああああああっっ」
海未「うわぁっ……あぁ……あっ！」ｶﾞｸｯ
にこ「海未！」
- 865 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:27:10.29 ID:WcNIzqQM.net
- 海未（再びあの時と同じことが………今起こっている…………！？）
海未（また――――――）ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
ﾄﾞｯｶﾞｱｱｱｱ…
ｺﾞｵｵｵｵｵ…
- 866 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:30:06.27 ID:WcNIzqQM.net
- 希「こうしてはいられんね。ウチも街へ行ってその破壊をこの目で見届けんと」
希「ほら、ことりちゃんも行くで」ｶﾞｼｯ
ことり「きゃあっ！いやああっ！！」
- 867 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:31:32.25 ID:WcNIzqQM.net
- 穂乃果「ことりちゃん！」
希「みんなも街へ来るとええよ。かつて友達だった者があらゆるものを潰して回る姿はどんなものか見るといいで」
希「〝ユメノトビラ〟」ﾌﾞｵｵｵﾝ
- 868 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:32:08.71 ID:WcNIzqQM.net
- 希「開門」
ｷﾞｲｲｲｲｲ
ﾊﾞﾀﾝ
にこ「希が消えた！？」
穂乃果「たぶん花陽ちゃんが向かった街へ行ったんだと思う」
- 869 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:35:03.86 ID:WcNIzqQM.net
- 穂乃果「でもまさかことりちゃんまで連れてかれちゃうなんて……」
穂乃果（〝小夜啼鳥恋詩〟を手元に置いておくことで私たちの回復の手段を断ったのか………）
- 870 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:35:35.00 ID:WcNIzqQM.net
- 海未「ハァ……ハァ……ハァ……」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
穂乃果「海未ちゃん！？落ち着いて！」
海未「2年前と同じ……あの地獄が………また……っ！！」ｿﾞｸｿﾞｸ
- 871 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:36:14.04 ID:WcNIzqQM.net
- 『うわああああああああっっ』
『助けてぇぇえええッ』
『きゃあああああ！殺さないでぇぇ』
海未「うわあああああッッ！！」
- 872 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:38:31.38 ID:WcNIzqQM.net
- 真姫「海未！」
穂乃果「海未ちゃんしっかりして！！」
海未「うぅぅ……あああああッ！あああッッ！！」ｶﾞｸｶﾞｸ
にこ「海未！どうしたのよ！？」
- 873 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:40:40.99 ID:WcNIzqQM.net
- 穂乃果「海未ちゃん！気をしっかり保って！」
穂乃果「今動けるのは私たちしかいないんだよ！？
海未「私……たち……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ…
- 874 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:43:11.37 ID:WcNIzqQM.net
- 穂乃果「海未ちゃんがここで心折れてしまったら誰も救えなくなっちゃうんだよ！！」ﾕｻﾕｻ
海未「えっ…救う………？」
- 875 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:44:26.71 ID:WcNIzqQM.net
- 穂乃果「そうだよ。今花陽ちゃんを止められるのは私たちしかいないんだよ！！」
穂乃果「私も海未ちゃんは2年前とは違う。それに今は仲間もたくさんいるじゃん！」
- 876 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:45:31.76 ID:WcNIzqQM.net
- 海未（その通りです！今私がうろたえている場合ではありません！）ﾑｸｯ
海未（もう二度とあんな悲劇を引き起こしてはいけない……）
- 877 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:46:38.90 ID:WcNIzqQM.net
- 海未「私たちが……戦わなくては………」
穂乃果「海未ちゃん……」
海未「ありがとうございます、穂乃果。またあなたに励まされましたね」
- 878 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:47:51.08 ID:WcNIzqQM.net
- 穂乃果「いいのいいの♪」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
穂乃果「さて、じゃあ行こう！！」ｸﾞｯ
にこ「ちょ、ちょっと待ちなさい！」
穂乃果「え？」
- 879 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 01:48:50.75 ID:WcNIzqQM.net
- にこ「私たちを忘れるんじゃないわよ。だいたいアンタ誰なの！？」
海未「にこ、真姫、こちらは私とことりの友人の高坂穂乃果です」
- 880 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 02:55:05.87 ID:MlIKldxj.net
- 寝落ちかな
乙
- 881 ：名無しで叶える物語(やわらか銀行)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 09:13:46.55 ID:rKe5KDpH.net
- 乙
こっから状況挽回できる気がしねー･･･
頑張れｳﾐﾁｬｰ
- 882 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:09:41.77 ID:WcNIzqQM.net
- 海未「そして穂乃果、こちらが矢澤にこ、こちらが西木野真姫です」
真姫「高坂……穂乃果………」
- 883 ：名無しで叶える物語(鮒寿司)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:10:58.77 ID:/qbcPUJK.net
- きた！
- 884 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:11:15.11 ID:WcNIzqQM.net
- 穂乃果「よろしくね！にこちゃん、真姫ちゃん！」ﾋﾗﾋﾗ
真姫「………」ｺｸﾘ
にこ「フン！まあ仲良くしてあげるわよ」ﾂﾝ
- 885 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:11:44.30 ID:WcNIzqQM.net
- にこ（い、いきなりタメ口！？私より年下じゃないの！？まあいいケド……）
真姫「話を戻すわよ。その……穂乃果と海未は花陽を止めに行くの！？」
- 886 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:12:16.22 ID:WcNIzqQM.net
- 穂乃果「うん。2年前と同じことが………ううん、もっとひどいことが起ころうとしているから……絶対に止めなきゃ」ｸｯ…
真姫「私も行くわ」
- 887 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:13:47.44 ID:WcNIzqQM.net
- 海未「真姫…………」
真姫「花陽とはもともと友達だし、私には安全な場所で待っているなんてできない！！」ｷﾞﾝ
- 888 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:14:08.46 ID:WcNIzqQM.net
- 真姫「そうでしょ、にこちゃん？」
にこ「当然よ！」
真姫「にこちゃんは走れないから私の〝Cutie Panther〟に乗って、だけど」
- 889 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:15:02.39 ID:WcNIzqQM.net
- にこ「うるさいわね！」ﾌﾟｲｯ
海未「そうと決まれば一刻も早く出発しましょう。被害が増大する前に食い止めなくては」
- 890 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:18:49.38 ID:WcNIzqQM.net
- 穂乃果「もう身体は大丈夫なの？」
海未「ええ。しばらくじっとしていたおかげで多少動けるまで回復しました」
- 891 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:19:43.51 ID:WcNIzqQM.net
- 海未「全快――とはいきませんが、戦うことはできます」ｺｷｺｷ ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
穂乃果「そっか。頼りにしてるよ！」ﾆｯ
- 892 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:20:48.38 ID:WcNIzqQM.net
- 海未「それはお互い様です」ﾆｺｯ
にこ「よし！それじゃあ行くわよ！」ｻﾞｯ
真姫「ええ！」ｻﾞｯ
- 893 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:21:24.53 ID:WcNIzqQM.net
- 真姫「ええ！」ｻﾞｯ
凛「ちょっと待ってよ！」
真姫「凛？」
- 894 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:22:34.13 ID:WcNIzqQM.net
- 凛「何で？何でみんな簡単にこんなこと受け入れられるの……？」
凛「凛には全然信じられないよ………」
- 895 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:25:47.93 ID:WcNIzqQM.net
- 凛「かよちんがあんな化け物になっちゃうなんて悪い夢にしか思えない」ﾌﾙﾌﾙ
凛「それに『あんなの』と戦うなんて無理だよ……」
- 896 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:26:13.48 ID:WcNIzqQM.net
- 凛「いくらみんなが強い能力者でも……戦ったら死んじゃうよ………」
凛「そんなのやだ………いやだよぉ………っ」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
- 897 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:26:37.64 ID:WcNIzqQM.net
- にこ「凛……」
海未「………たしかに私も怖いです。再びあの能力者と向き合うのだと思うだけで足がすくんでしまいます」
- 898 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:28:46.09 ID:WcNIzqQM.net
- 海未「ですが………今傷ついている人が大勢いるというのなら私は戦います」
凛「凛には無理だよ………」
- 899 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:30:22.34 ID:WcNIzqQM.net
- 海未「凛はここで私たちの帰りを待っていてください。絵里と一緒に…」ﾎﾟﾝ
凛「え……」
絵里「……………」
- 900 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:31:27.60 ID:WcNIzqQM.net
- にこ「そうよ。戦う力のない凛が無理することないわ。私たちに任せときなさい」ﾆｯ
真姫「じゃあね、凛。行ってくるわ」
- 901 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:32:50.34 ID:WcNIzqQM.net
- 海未「必ず帰ってきます」
穂乃果「……………街へ行こう、みんな」ﾀｯ
- 902 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:34:20.59 ID:WcNIzqQM.net
- 海未「これ以上の破壊はなんとしても阻止しましょう！」ﾀﾞﾀﾞｯ
凛「待って！みんなぁ！」ｸﾞｽ
- 903 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:35:48.63 ID:WcNIzqQM.net
- ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀｯﾀｯﾀｯ―――
凛（行っちゃった……）ﾀﾞﾗﾝ
凛「やだよ………みんな……行かないでよぉっ！！」
- 904 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:36:14.60 ID:WcNIzqQM.net
- 凛「凛1人になっちゃったら………どうすればいいの…………！？」
ﾄﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｱｱｱﾝ…
ﾊﾞｺﾞｵｵｵｵ…
- 905 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:36:33.16 ID:WcNIzqQM.net
- ｷﾞｬｱｱｱｱｱ ﾀｽｹﾃｸﾚｪｪ…
凛「うぅぅ………うあああぁぁ………」ｸﾞｼﾞｸﾞｼﾞ
＊
ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ
- 906 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:37:42.99 ID:WcNIzqQM.net
- ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ
海未（花陽、もう破壊活動はさせません。私たちがなんとしても食い止めます！）
- 907 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:38:32.61 ID:WcNIzqQM.net
- 海未（希、あなたの罪は重いです……）
海未（悲しいですが、私はあなたを絶対に許しません！！）
- 908 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:41:29.77 ID:WcNIzqQM.net
- 海未（ことり、必ず……必ず助け出してみせます！！）
ﾀｯﾀｯﾀ…
To Be Continued.
- 909 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:42:24.66 ID:WcNIzqQM.net
- さすがに限界なので次の更新から次スレいきます
- 910 ：名無しで叶える物語(らっかせい)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 15:57:43.90 ID:LRpmeN9Z.net
- 乙
ここまで一気読みしてしまいました
はじめて現行ss追って読んでみようと思います
- 911 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 16:49:51.60 ID:IZDaSxen.net
- 乙
これは凛ちゃん覚醒来るか
- 912 ：名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 16:57:23.94 ID:qjv1yeIr.net
- おつ！
この前まで次スレとかいってもまだ500くらいじゃんとか思ってたけど気づいたら900なのか……
- 913 ：名無しで叶える物語(SB-iPhone)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 17:06:50.31 ID:e+tyZv5E.net
- 乙！
次スレ立てお願いします！
- 914 ：名無しで叶える物語(鮒寿司)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 17:12:06.29 ID:/qbcPUJK.net
- 楽しみにしてるよ！
- 915 ：名無しで叶える物語(SB-iPhone)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 17:23:09.73 ID:5wTPpXBy.net
- 次スレ行ったらURLここにお願いします
- 916 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 21:49:31.01 ID:56upiu6O.net
- 乙
マメにレス番変えてるのはなんか意味あんの？
- 917 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/07/03(金) 23:06:32.41 ID:D4DSHw03.net
- 乙です！楽しみー
埋めの意味もあるんじゃ？
- 918 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/07/04(土) 00:17:34.37 ID:l7Fl8bCM.net
- 荒らし対策で、スレの容量大きくなると一度に書き込める文字数に制限かかるんよ。
- 919 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/07/04(土) 00:18:07.79 ID:l7Fl8bCM.net
- 荒らしには効果あったのかわからんが、長編SSがアオリを食らう形になっちゃってる。
- 920 ：名無しで叶える物語(笑)＠＼(^o^)／：2015/07/04(土) 00:18:40.29 ID:l7Fl8bCM.net
- 918と919もまとめて書こうとしたけど制限かかって分割する羽目になったんや。
- 921 ：名無しで叶える物語(禿)＠＼(^o^)／：2015/07/04(土) 08:20:16.65 ID:FK5tKpWD.net
- 2～3行でも制限されてたのか、なるほどなぁ
- 922 ：名無しで叶える物語(湖北省)＠＼(^o^)／：2015/07/05(日) 01:14:22.15 ID:xrRbEE6p.net
- ほの
- 923 ：名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)＠＼(^o^)／：2015/07/05(日) 14:14:07.65 ID:dfQuT/LK.net
- >>1を見返すとジャンプの長期連載みたいになったものだな
- 924 ：名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)＠＼(^o^)／：2015/07/05(日) 17:11:00.26 ID:oxvtR/hS.net
- 乙
次スレ期待してます
- 925 ：名無しで叶える物語(らっかせい)＠＼(^o^)／：2015/07/05(日) 17:27:42.42 ID:IC6cKYrh.net
- http://hope.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1436083744/
次スレ
- 926 ： ◆bo66GbhdVc (わんこそば)＠＼(^o^)／：2015/07/05(日) 17:37:22.18 ID:D+Mr9ooj.net
- >>925に次スレ立てました
続きはここからです
- 927 ：名無しで叶える物語(庭)＠＼(^o^)／：2015/07/05(日) 20:32:38.47 ID:mLYfukD+.net
- わんこ乙！
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