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海未「穂乃果、早く起きてください」

1 :名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/:2015/08/09(日) 08:09:11.17 ID:zcYEKGtS.net
穂乃果「あれぇ、どうして海未ちゃんはがうちにいるの?」

穂乃果「海未ちゃぁん、もう少しだけでいいから寝かせてよー」

海未「そうはいきません!さあ穂乃果、早く起きてください」

穂乃果「なんでぇ?」

海未「なんでじゃありません。忘れたのですか? 今日が何の日か」

穂乃果「ん〜、何の日だっけ?」

海未「今日はことりが日本に帰ってくる日じゃないですか」

穂乃果「ことり、ちゃん……」

穂乃果「……。」

穂乃果「あぁーーっ!そうだった?!すっかり忘れてた!何時に待ち合わせだっけ?」

海未「待ち合わせは駅前に10時ですよ」

穂乃果「10……時?いま何時?」

海未「……10時20分です」

穂乃果「えぇーーーっ!ひ、ひどいよ海未ちゃん!どうしてもっと早く起こしてくれなかったの!」

海未「穂乃果が起きないのがいけないのです!さあ、早く着替えて来てください。私は下で待っていますから」

穂乃果「う、うん。わかった!すぐに着替えるから待っててね!」

2 :名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/:2015/08/09(日) 08:10:29.74 ID:zcYEKGtS.net
穂乃果「海未ちゃん、お待たせ!」

海未「まったく、音ノ木坂を卒業してもう1年が経とうとしているのに、いまだに学生気分が抜けていないのですか?」

穂乃果「そんなことないよ、昨日は遅くまでお店の手伝いをしていたから」

海未「……本当ですか?」

穂乃果「本当だよ〜」

海未「それより、ことりはもう待ち合わせについているってメールが来てました。早く行きましょう」

穂乃果「うん!」




中央通り

にこ「にっこにっこにー♪これ、お願いするニコー♪」

にこ「はぁ……」

にこ「休日だけあって、今日の客引きはまずまずってところね」

メイドA「矢澤さーん、チラシ無くなっちゃいました〜」

にこ「え、もう無くなったの?じゃあ、お店からチラシ持ってきて頂戴」

メイドA「はーい」

にこ「……。」

にこ「さあ、仕事仕事!」

にこ「にっこにっこにー♪これ、お願いするニコー♪」

3 :名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/:2015/08/09(日) 08:11:44.14 ID:zcYEKGtS.net
秋葉原駅前

ことり「あ、穂乃果ちゃーん、海未ちゃーん!」

穂乃果「ことりちゃーん!」(ダキッ!

穂乃果「ごめんね、ことりちゃん。遅くなっちゃって」

ことり「ほ、穂乃果ちゃん、苦しいよぉ〜」

穂乃果「会いたかった〜、会いたかったよ〜、ことりちゃん」

海未「ことり、お久しぶりです」

ことり「あ、海未ちゃん。ひさしぶりー」

ことり「ううん、私もいま来たところだから、大丈夫だよ」

穂乃果「本当? よかったぁ」

ことり「二人とも元気そうだね」

穂乃果「うん、穂乃果はいつも元気だよ!」

海未「穂乃果はまだ学生気分が抜けきっていないようで相変わらずですけど」

穂乃果「もう、海未ちゃんまだ根に持ってるの?酷いよ!」

海未「穂乃果が寝坊するのが悪いのです」

ことり「あははは、二人とも相変わらずだね」

4 :名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/:2015/08/09(日) 08:12:30.56 ID:zcYEKGtS.net
ことり「穂乃果ちゃん、お店の方はどう?」

穂乃果「毎日、和菓子作りで大変だよ。お店を継ぐのって大変なんだねー」

穂乃果「今日だって、本当は店番を頼まれていたんだけど、ことりちゃんが日本に戻ってくるからって、無理にお願いしてお休みもらったんだよ」

ことり「そうなんだ。わざわざありがとう♪」

海未「ことり、あっちの生活の方はどうですか?」

ことり「こっちも大変だよ。毎日まいにち、服飾の勉強で忙しくて」

ことり「でも、行ってよかったなって思ってる。穂乃果ちゃんや海未ちゃんと会えなくなっちゃったのはちょっと寂しいけど」

穂乃果「あのときは本当に驚いたよ。2年の夏休みが終わったときに、ことりちゃんが服飾の勉強をしたいから留学するって聞いたときには、本当に驚いちゃったよ」

ことり「ごめんね、穂乃果ちゃん。相談しようと思ってたけど、自分の進路のことだからきちんと自分で考えたかったんだ」

海未「あのときから将来のことについて考えていたなんて、誰かさんと比べてことりは立派ですね」

穂乃果「ぶー、一言相談に乗ってくれればよかったのに」

穂乃果「……でも、ことりちゃんが考えて出した結論だもん。穂乃果はことりちゃんを応援するよ!」

ことり「穂乃果ちゃん、ありがとう♪」

ことり「海未ちゃんは毎日、日舞の稽古で大変でしょ?」

海未「ええ……。ですが、私の場合、幼いころからやってきたことを変わらずに続けているだけですから、家の問題とかいろいろとありますけど」

穂乃果「ねえ、ことりちゃん。寂しくなったらいつでも戻ってきてね。穂乃果はいつでもことりちゃんのことを待ってるから!」

ことり「うん、ありがとう。穂乃果ちゃん♪」

5 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/:2015/08/09(日) 08:15:39.15 ID:86SqOvHe.net
ふむ

6 :名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/08/09(日) 08:16:15.82 ID:5SlOBz5f.net
いいね

7 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/08/09(日) 08:26:51.58 ID:epi2CFzP.net
もしかしてアイドルやってない世界線か

8 :名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/:2015/08/09(日) 08:40:43.37 ID:zcYEKGtS.net
神田明神近く神田川沿い

ことり「うわぁー!みてぇ、神田川のところ、桜がきれーい」

穂乃果「おお、春真っ盛りって感じだね」

ことり「あっちにも桜はあるけど、こっちみたいにたくさんあるわけじゃないから」

穂乃果「へえ、そうなんだ」

ことり「ねえ、神社でお参りも済んだし、これからどうする?」

穂乃果「ひさしぶりに会ったんだもん。今日はパーッと遊ぼうよ!ねえ、海未ちゃん」

海未「そうですね。でも、その前に昼食をとってからにしましょう」

穂乃果「そうだね。朝食抜いちゃったからお腹空いちゃったよ」

ことり「うふふ、それじゃあ秋葉原まで戻ろうか?」

穂乃果「うん!それじゃあ、二人とも早くいこ!」

海未「穂乃果、いきなり駆け出すと人にぶつかりますよ!」

穂乃果「大丈夫大丈夫♪」



凛「ほら、かよちん。早く行くニャー!」

花陽「あ、凛ちゃん、待ってー!」

ゴツン!

9 :名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/:2015/08/09(日) 08:41:48.60 ID:zcYEKGtS.net
凛「いたたたた、痛いニャー!」

穂乃果「ご、ごめんね。だ、大丈夫?」

凛「う、うん。ちょっとしりもちをついただけニャ」

花陽「り、凛ちゃん、大丈夫?」

凛「うん、かよちん大丈夫ニャ」

花陽「ご、ごめんなさい。ダメだよ、凛ちゃん。ちゃんと前を見て歩かないと」

凛「ご、ごめんなさーい」

海未「その制服……。お二人はひょっとして音ノ木坂の?」

花陽「は、はい……。あ、あのう、ひょっとして……」

海未「はい、実は私たちも音ノ木坂の出身で」

ことり「私は途中で留学しちゃったけど」

穂乃果「あれ、その丸筒……」

花陽「あ、実は今日、卒業式だったんです」

穂乃果「そうなんだ。二人とも、卒業おめでとう」

花陽・凛「あ、ありがとうございます」

花陽「そ、それじゃあ、私たちはこれで失礼します。凛ちゃん、行こう」

凛「うん!」




海未「そういえば、音ノ木坂の卒業式……確か今日でしたね」

ことり「そうなんだ」

穂乃果「……。」

海未「……穂乃果?どうかしましたか?」

穂乃果「え?う、ううん、何でもないよ!」

ことり「……ねえ、穂乃果ちゃん」

穂乃果「どうしたの、ことりちゃん」

ことり「私、なんだか急に学校が見たくなっちゃった。昼食までまだ時間もあるし、見ていかない?」

穂乃果「ことり、ちゃん?」

海未「ことり……」

ことり「ねえ、学校に行ってみよう♪」

穂乃果「……うん」

10 :名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/:2015/08/09(日) 08:42:58.04 ID:6fWgptvy.net
廃鉱になっちまったか

11 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/(なっとう)@\(^o^)/:2015/08/09(日) 09:16:24.64 ID:yuEzRrxs.net
アイドルやってないとこうなったんだろうな

12 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/:2015/08/09(日) 13:02:45.02 ID:S8ogYvtD.net
即死回避

13 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/:2015/08/09(日) 13:02:58.18 ID:S8ogYvtD.net


14 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/:2015/08/09(日) 13:03:21.48 ID:S8ogYvtD.net


15 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/:2015/08/09(日) 13:03:36.99 ID:S8ogYvtD.net


16 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/:2015/08/09(日) 13:03:50.51 ID:S8ogYvtD.net


17 :名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/:2015/08/09(日) 23:58:12.83 ID:zcYEKGtS.net
ことり「この階段を上るのも久しぶりだね」

穂乃果「そうだね。私たち、毎日この階段を上って学校に行ってたんだね」

海未「そろそろ着くころですよ」

音ノ木坂学院、卒業式
解体計画のお知らせ

穂乃果「……。」

海未「……。」

ことり「学校、来月から取り壊すんだね」

穂乃果「うん……来月から取り壊しが始まるんだって」

海未「廃校が正式に決定したのは、ことりが留学してすぐでした」

ことり「なんか、寂しいね」

穂乃果「うん……」

海未「この学校にはいろいろな思い出がつまっていたので、寂しいですね」

ことり「ねえ、海未ちゃん、穂乃果ちゃん。ここまで来たんだもん。せっかくだから、学校の中を見て回らない?」

海未「今からですか?」

ことり「うん、取り壊しになる前に最後の思い出で、ね?」

穂乃果「ことりちゃん」

海未「ことり……」

穂乃果「……うん、そうだね。海未ちゃんも行こう」

海未「え、ええ……」


アルパカ小屋


ことり「もふもふ、もうここにはいないんだ」

海未「はい……。去年の夏に近くの動物園に引き取られることになりました」

ことり「じゃあ、上野の動物園に行けば、あの2匹とまた会えるの?」

海未「いえ、先生方がおっしゃるには、2匹とも引き取ることは難しかったらしく、白い方は隣の県の動物園で引き取ることになったそうです」

ことり「そうなんだ」

海未「面倒見のいい後輩たちがしっかり世話をしていたのを思い出しますね」

18 :名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/:2015/08/10(月) 00:00:23.83 ID:wwGZiWYG.net
にこ「にっこにっこにー♪これ、お願いするニコー♪」

メイドB「矢澤先輩、喉乾いていませんか?ジュース持ってきました」

にこ「あら、気が利くじゃない。じゃあ、遠慮なくいただくわ」(プシュッ!

にこ「……プハーッ!やっぱりチラシ配りの後のジュースは格別よね」

メイドA「矢澤先輩、なんか年寄りくさいですよ」

にこ「むっ、失礼ね。私はまだ19よ、19!花も恥じらう10代」

にこ「それに前から言ってるけど、その矢澤先輩って呼び方はやめてちょうだい!」

にこ「私はアキバのカリスマメイドにして、スーパーアイドルのにこにーニコちゃんって呼ばれているんだから」

メイドA「そ、そうは言っても……」

メイドB「先輩は先輩ですから」

メイド「それに、いつからスーパーアイドルになったんですか?」

にこ「うぐっ!うるさいわね!これからなるのよ、これから!」

メイドA「そんなことより矢澤先輩、今日の午後のステージ、1番目は先輩ですよね?ここでチラシ配りをしてて大丈夫なのですか?」

にこ「あーっ、そうだった!今日は大事なステージがあるんだった!」

メイドB「先輩、チラシ配りは私たちでやっておきますから、先輩はお店の方へ戻って下さい」

にこ「そう?じゃあ、私は先にお店へ戻るけど、後はお願いね」

メイドA「はい、ステージの方も頑張って下さい」

にこ「ありがとう、それじゃあお願いね」

19 :名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/:2015/08/10(月) 00:01:02.97 ID:wwGZiWYG.net
花陽「た、大変ですぅー!」

凛「か、かよちん、待ってぇ!」

(ドシンッ!

にこ「うわぁー!」

花陽「きゃっ!」

にこ「いたたたた……。ちょっと、痛いじゃないの!」

花陽「す、すす、すみません!」

にこ「まったく……って、にこの、にこのメイド服がぁー!」(ジュースまみれ)

花陽「ご、ごご、ごめんなさい!あ、あの、私、急いでいるので!」

にこ「あ、ちょっと待ちなさい!にこのメイド服をジュースまみれにしておいて、どこ行くつもりーー!!」

花陽「早く学校に戻ってあれを取りに行かないと!!大変なんですぅー!」

凛「かよちん、凛を置いてかないでほしいニャー!」

にこ「ちょっと、あんたたち、待ちなさーーーい!!」

メイドA「や、矢澤先輩……」

メイドB「ステージは……」



遅駄文で申し訳ない。続きは明日の夜以降にでも

20 :名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/:2015/08/10(月) 00:53:39.44 ID:FOV5+Gh/.net
最後まで頼む

21 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/:2015/08/10(月) 08:28:54.86 ID:U4y36WV/.net
ゆっくりでいいから完結させてくれ

22 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/:2015/08/10(月) 21:29:40.50 ID:iih8zz7B.net


23 :名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/:2015/08/11(火) 14:32:35.10 ID:zExNQQkt.net
音ノ木坂学院 中庭

ことり「中庭の木は切っちゃったんだね」

穂乃果「この木の下で3人でよくお昼を食べてたね」

海未「穂乃果はよく昼食前にここでパンを食べていましたね」

穂乃果「昼食前にここで食べるパンがいいんだよ」

海未「そのたびに、私がいつも間食している太りますよって注意していましたね」

穂乃果「あはははは……」

穂乃果「ねえ、今度は校舎の中に入ってみようよ」

ことり「そうだね。行こう、海未ちゃん」

海未「ええ」


校舎内


ことり「しーんとしているね」

海未「卒業式が終わったので、学校の生徒はみんな帰ってしまったみたいですね」

ことり「でも、それだけじゃない気がする。見て、海未ちゃん。掲示板とか何も貼ってなくて殺風景だから、凄く寂しい感じがするんだよ」

穂乃果「うん。放課後はいつも賑やかだったもんね」

ことり「穂乃果ちゃん、海未ちゃん、教室はカギがかかっていて入れないみたいだよ」

海未「最後の学年は1クラスでしたので、使われなくなった教室にはカギをかけたみたいですね」

ことり「ってことは、他の教室や特別教室も鍵がかかってそうだね」

穂乃果「そっかぁ。せっかく学校に来たから、私たちの教室だった場所も見たかったのになぁ」

海未「どうしますか?校舎内を見て回ろうにも入れそうな場所が無さそうですので、そろそろかえr」

??「あなたたち、ここで何をしているの?」

24 :名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/:2015/08/11(火) 14:37:17.89 ID:zExNQQkt.net
絵里「あなたたち、ここで何をしているの?」

穂乃果「え、わ、私たちですか?」

希「ここは生徒以外は立ち入り禁止のはずやよ」

海未「すみません。ですが、私たちは怪しいものではなく、この学校の卒業生で」

希「卒業生?」

穂乃果「は、はい!」

絵里「ちょっと待って、希。……あなた」(ことりを指さす)

ことり「わ、私ですか?」

絵里「ええ……ひょっとして、南……南ことりさん?」

ことり「は、はい!あのう、私のことを知っているのですか?」

希「エリチ、南って理事長の?」

海未「……あっ!」

海未「穂乃果、ことり」(ボソッ

穂乃果「どうしたの、海未ちゃん?」

海未「あの二人はひょとして、私たちの一つ上の先輩だった生徒会長の絢瀬先輩と副会長の東条先輩なのでは?」

穂乃果「へ、生徒会長?」

ことり「そ、そうよだよ、穂乃果ちゃん!ほら、確か私たちの一つ上の学年の」

穂乃果「……あぁ、そういえば!」

希「エリチ、あの子達、うちらのことを知っているみたいよ」

絵里「そうみたいね」

希「三人は卒業生なんやろ? どうして、学校にいるん?」

穂乃果「親友のことりちゃんが海外から戻ってきたので、久しぶりに3人で学校に行ってみようってことになって」

海未「それに、学校が来月には取り壊すってことになっていたので最後に一目だけでも見ておこうと」

絵里「そうなの……あなたたちも」

穂乃果「あなたたちも?」

ことり「ひょっとして、生徒会長さんと副会長さんも私たちと同じ理由で学校に?」

絵里「や、やめてよ、もう私たちは生徒会の人間じゃないんだから、普通に絢瀬さんでいいわよ」

希「うちらも3人と同じよ。来月にはこの学校を取り壊すって聞いたから。それに、エリチが日本を発つ前に一目見ておきたいって言うから来たんよ」

絵里「ちょ、希、その話は!」

穂乃果「日本を発つ?」

25 :名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/:2015/08/11(火) 14:42:43.79 ID:zExNQQkt.net
ことり「生徒会長さん、日本を離れるんですか?」

絵里「ええ。実は妹と祖母のいるロシアへ行くことにしたの」

希「それで、日本を離れる最後の思い出に、うちと一緒に学校を見に来たんや」

絵里「正直言って、御婆様には申し訳ないって気持ちがあるのだけれど、妹もあっちにいるし、このまま日本にいるよりはいいかもって思って……」

海未「……どういうことでしょうか?」

絵里「この学校は私の母校でもあると同時に、祖母の母校でもあるの。祖母はこの学校が廃校になるって聞いたとき、酷く心配していたわ」

海未「それであの頃、廃校を止めようと必死に理事長にかけあっていたのですね」

絵里「ええ……。でも結局、私は廃校を阻止することができなかった。そのことで、御婆様だけじゃなく、あなたたちにもつらい思いをさせてしまった……本当にごめんなさい」

穂乃果「そ、そそ、そんな、生徒会長、頭を上げてください!」

海未「そうです!生徒会長はこの学校のためにずっと頑張ってくれました。私たちだけじゃなく、他の生徒もみんな感謝していると思います」

絵里「……ありがとう。そう言ってくれると、少しだけ救われた気がするわ」

絵里「でも、私は廃校を止めたかったのにできなかった。本当にごめんなさい」

希「エリチ……。エリチは十分に頑張ったんよ。だから、そんなに負い目を感じなくても」

絵里「でも私は、理事長の決断を止めることができなかった」

ことり「生徒会長さん……」

希「エリチ、そんなに自分を追い詰めんといて」

絵里「でも……」

海未「そうです。生徒会長は学校のために必死に頑張ってくれました。そこまで自分を責めないでください」

絵里「……ありがとう。ごめんなさい、希」

希「さあ、辛気臭い話はこのぐらいにしよ。ところで、穂乃果ちゃんだっけ?3人はこれからどうするの?もしよかったら、一緒に学校を見ていかない?」

穂乃果「いいんですか?」

希「もちろん、みんなで見て回った方が色々と楽しいやろ?3人の思い出話も聞いてみたいしね。エリチもええやろ?」

絵里「ええ、あなたたちさえよければ」

希「ほな、行こうか♪みんなで廃校探検や!」

穂乃果「おぉ、なんか楽しそうだね!」

希「じゃあ、一緒に見に行く前に三人の名前を教えてくれる?」

穂乃果「高坂穂乃果です」

海未「園田海未です」

ことり「南ことりです」

希「穂乃果ちゃんに、海未ちゃん、そしてことりちゃんね。よろしく♪」

26 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/:2015/08/12(水) 14:32:45.86 ID:1DbhDpdH.net


27 :名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/:2015/08/13(木) 09:18:25.71 ID:vwlDsBZr.net
しゅ

28 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/:2015/08/13(木) 19:11:55.83 ID:m0S57DHJ.net
しゅ

29 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/:2015/08/15(土) 05:36:39.69 ID:r1zbTXxB.net


30 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/:2015/08/15(土) 21:04:37.39 ID:rdvsnOGo.net


31 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/:2015/08/15(土) 22:39:09.95 ID:fP9L0jGJ.net
 

32 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/:2015/08/17(月) 22:52:16.64 ID:YHa0fIuw.net


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