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>>2「>>2の3分クッキングの時間だよ!」 PartV
- 1 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 11:21:16.26 ID:ycJLHnV+r.net
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- 2 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 11:23:39.96 ID:ycJLHnV+r.net
- ─────────────────────
────時刻、日曜23時59分
絵里「なによ……これ……」
ガラッ……
絵里「さっきまで……家もお店も街もそこにあったのに、何もかも無くなってしまった」
絵里「もうここには、地平線まで続く平らな景色しか残ってない……」
シュンッ!!
花陽「絵里ちゃん危ないっ!!」パーッ!
キィンッ!
絵里「花陽っ!」
花陽「リホ様!このまま結界維持するよ!こっちに飛んでくるもの全部弾き飛ばして!」
リホ様「了解……!ですっ!」
キィンッ! キィンッ!
- 3 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 11:24:53.25 ID:ycJLHnV+r.net
- 絵里「ねぇ花陽、飛んでくるあれはなんなの?黒い剣にも槍にも斧にも見えるけど」
花陽「危ないものに変わりはないよ、絶対にこの結界から出ないで!絵里ちゃんが触れたらひとたまりもない」
絵里「わ、分かった……あ、あれ見て花陽!」
花陽「え?誰かが黒い塊を切り飛ばしながらこっちに走ってくる……あれは」
ダダダダダッ!
海未「花陽っ!絵里も無事でしたか」ズサァァッ!
花陽「海未ちゃんこそよく外で無事だったね、この結界の内なら大丈夫だよ」
海未「それは安心しました、はぁ……やっと一息付けますね」
花陽「それで、そっちはどうだった?」
海未「……ダメです、うみかもやられました」
花陽「っ!?やっぱりか……うちの子も飲まれたからまさかとは思ってたけど」
- 4 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 11:26:44.15 ID:ycJLHnV+r.net
- 海未「初撃で皆バラバラにされたのが痛かったですね、おそらくこの様子だと他も」
モワァァァァ……
絵里「なに?黒い霧……?」
花陽「た、大変!この霧、結界を侵食してきてる!」
海未「もう対策を考えてきたというのですか!?」
花陽「なんとかできない?」
海未「霧相手では私の刀一本では少し効果が薄い気がしますが、この際やれるとこまで――」
にこ「矢澤ツイントルネードっ!!」 ゴゴゴゴゴゴッ! ブワッ!!
花陽「あ!霧が晴れて……!」
海未「にこっ!」
にこ「大丈夫!?ここの周辺のはあらかた吹き飛ばしたけど」
海未「ありがとうございます、真姫も一緒ですか」
真姫「ええ、ごめんなさい、私と同行してたほのりちゃんは……」
海未「こちらも同じですよ、これで子は3人……」
希「いや、うちの寿限無を入れて4人や」
にこ「希……!」
- 5 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 11:27:49.58 ID:ycJLHnV+r.net
- ヒュンッ! ヒュンッ! ヒュンッ! ヒュンッ!
ヒュンッ! ヒュンッ! ヒュンッ! ヒュンッ!
花陽「なっ!皆前見て前っ!」
海未「さっきの黒武器投擲、同じ剣が空を埋め尽くすほど飛んで……!」
にこ「今度は物量ってわけ?」
希「それは通じないよ『同じものは存在出来きる』――停止っ!」
カッッ!! ピキーンッ!
絵里「剣が……1本を残して消えた」
希「また概念石コピーさせて貰ったんよ、あんじゅは安全な所で他のうちに守ってもらってる」
にこ「とにかく防戦一方じゃ埒が明かないわ、結界を飛び出して攻め込むしか無い」
花陽「あ、危ないよぉ!!」
希「危なくても行くしかないんや、うちらの大事なもん取り戻すためには」
海未「……そうですね」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
- 6 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 11:28:55.93 ID:ycJLHnV+r.net
- 海未「分かりました、ではまず私が斬り込みましょう、この刀は繋りを断つことで魔も祓えます」
にこ「私も行くわ、剣なら技術ごと投影できるから」
希「うちも行くで、投影したにこっちをまるごとコピーする」
花陽「なっ!魔術師じゃない希ちゃんがそんなことしたら……!」
希「いいんや、無理する覚悟は出来てる」
真姫「希っ!」
希「なに、真姫ちゃんまで止めるとか言い出さへんよね」
真姫「言わないわ、その代わりこれを持って行きなさい、海未とにこちゃんも」スッ
にこ「これは……」
真姫「向魔王因子薬、1人2本渡しておく、ここぞって時に使いなさい」
真姫「ただし短時間に2本打つと再起できなくなる可能性がある、諸刃の剣だから気をつけて」
海未「諸刃の剣、今の私たちに似合いの言葉ですね」
にこ「ありがたく受け取っておくわ」
希「じゃあ行こうか」
- 7 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 11:30:19.32 ID:ycJLHnV+r.net
- 絵里「の、希っ!」
希「えりち?」
絵里「気をつけて……」
希「うんっ」
絵里(ダメだな、今の私にはこんなことしか言えない……)
タタッ!
海未「繋がり断つ刀よ!力を貸しなさいっ!」
にこ「トレース!オン!」
希「フルスキャンッ!」
タタタタッ!
- 8 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 11:31:19.05 ID:ycJLHnV+r.net
- 絵里「……行っちゃった」
真姫「そうね」
絵里「3人とも、無事に戻ってこれるかな」
真姫「分からないわ」
絵里「どうして……こんなことになったの……私、何も分からなくて……」
真姫「良いのよ、絵里は普通の人間で、それが絵里の良い所なんだから」
絵里「……そう、かな」
真姫「空は暗く、地面は地平線まで真っ平ら、こちらの戦力はあと僅か」
真姫「敵は強大、絶え間なく強力な魔法攻撃が飛び交う戦場、こちらのリーダーも敵の手の内」
真姫「希望の子らも全て飲み込まれた、魔王の後ろにそびえ立つあの巨人に」
真姫「でもね、こんなラスボスみたいな状況でも、私たちは進まなきゃいけない」
絵里「どうして?」
真姫「そんなの決まってるじゃない」
真姫「だって――」
- 9 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプッ Sda8-weHo):2015/11/19(木) 11:32:27.50 ID:3aE/XyS+d.net
- なんかすごい展開
- 10 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 11:32:32.50 ID:ycJLHnV+r.net
- だって可能性感じたんだ
そう思い立ってお料理番組を始めてはや3週間
μ'sには様々な波乱と出会いがあった
新たな力は絆と愛と生命を育んだ
「ありがとう、生まれてきてくれて」
――しかし、それを許さないものがいた
1人の王が、そこにいた
王は語る
人に可能性などあってはならないのだと
身に余る力など持つべきではないのだと
全ての魔の頂点は、生まれることを恐怖した
かくして、崩壊した音ノ木坂に魔王は降り立つ
時を司る子喰いの神を引き連れて
世界の代弁者にして可能性の簒奪者はμ'sと対峙する
その可能性を否定するために
これは――週末へ、終末へと至る物語
魔王降臨までの、最後の3日間
- 11 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 11:35:43.80 ID:ycJLHnV+r.net
- 時は巻戻り金曜放課後編
終末まであと3日
あるいわここから前回の続き
- 12 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 11:36:30.58 ID:ycJLHnV+r.net
- ───────────────
────金曜午後、???
シカコ様「ふわぁー、よく寝たわぁー」ノビー
シカコ様「久しぶりに……あの時の夢を見たな……」
シカコ様「ううっ!てか部屋寒いっ!!」ブルッ
シカコ様「も〜、こういう時だけはモコモコの毛皮が恋しくなる」
シカコ様(でも、あれはもう要らない)
シカコ様(黒く染まった毛皮はもう脱ぎ捨てた、今の私は代わりに真っ黒なコートを羽織る)
シカコ様(闇を象徴する、このコートを)
テクテク テクテク
ガラッ
シカコ様「あれ……?魔王様は……」
- 13 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 11:37:44.12 ID:ycJLHnV+r.net
- ツバサ「居ないわ、少なくともこの大広間には」
シカコ様「なんだツバサか」
ツバサ「なんだとはなによ」
シカコ様「そう、居ないのね、それはつまらないわ」
ツバサ「それにしてもずいぶんと遅いご登場ね、よっぽどぐっすり眠ってたのかしら」
シカコ様「そう言うお前は随分疲れてる感じね」
ツバサ「昨日は魔王様の命令でドラゴンの餌を取りに行ったんだけど、それがまた大変でさあ」
シカコ様「へー」
ツバサ「ちょっ!何すごい興味ない顔してるのよ!」
シカコ様「聞かせたいなら勝手に喋って?私は爪のお手入れしてるから」
ツバサ「ぬぅ……分かった、話すわ」
シカコ様(話すのか……)
ツバサ「あれは昨日の午後のこと」
- 14 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 11:40:35.48 ID:ycJLHnV+r.net
- → A-RISE Side
──木曜放課後
ツバサ(さて、学校も終わったし、魔王様の命令通り穂むらに行きましょうか)
コソコソ コソコソ
希(動いたな、よーし、後を付けるで) ※あんじゅ姿
テクテク
テクテク
ツバサ(なんだろう、後ろからものすごいあんじゅが追ってくるわ)
ツバサ(これ声かけたほうがいいのかな、よしかけるか)
クルッ
ツバサ「ねぇあんじゅ」
希「は、はいっ!?」
ツバサ「さっきからこそこそ付いてきてるけど何か用?」
希「え!?えええ……と?」
希(アカン!尾行までバレとるなんて!完璧だったはずやのに)
希(何か……さり気ない言い訳を……!)
希「そうそう、実は私……>>15」
- 15 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-EtL+):2015/11/19(木) 11:41:07.08 ID:v83ttrgXd.net
- 暇で
- 16 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 11:48:34.46 ID:ycJLHnV+r.net
- 希「暇で」
ツバサ「あなた最近ずっと暇暇言ってるわね、私と英玲奈がいないと何もできないの?」
希「むっ!そ、そんなことないわよ!」
ツバサ「ムキになるところが怪しい」
希「はぁ……はいはいそうです寂しいわよ」
ツバサ「ふふふっ、しょうがないなぁあんじゅは」
希(うーん?この分だとうちの目的も上手く誤魔化せた感じかな、疑ってる目では無さそう)
希「それでツバサはどこに行くの?」
ツバサ「穂むらよ」
希「へー、それって穂乃果ちゃじやなくて高坂穂乃果の家なのよね」
ツバサ「そうよ、よく知ってるわね」
希「何か食べに行くの?買いに行くの?私もついていっていい?」
ツバサ「い、いいけど……」
ツバサ(この子食べ過ぎで体調おかしくなってるのよね、無自覚なのかな……)
ツバサ「絶対に無理はしないことね」
希「うん?」
- 17 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 11:52:20.47 ID:ycJLHnV+r.net
- ────────────
──穂むら
ツバサ「ここね」
希(えーと、ツバサは穂むらに行ってっと……)ピッ ピッ
ツバサ「何してるの?入るわよ」
希「う、うんっ」タタッ
希(ちゃんと受け取ってくれたやろうか)
───────────
──東條家
ピピッ
あんじゅ「ふわぁー、なんだろこれ」
希B「アカーン!それは――」
────────────
- 18 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 11:53:49.14 ID:ycJLHnV+r.net
- ツバサ「す、少し緊張するわね」
希「なぜ?」
ガラッ
>>20「いらっしゃいませー」
- 19 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-EtL+):2015/11/19(木) 12:00:11.64 ID:v83ttrgXd.net
- kskst
- 20 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-weHo):2015/11/19(木) 12:01:06.99 ID:SNOGHCLda.net
- 英玲奈
- 21 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 12:07:35.68 ID:ycJLHnV+r.net
- 英玲奈「いらっしゃいませー……ってツバサとあんじゅじゃないか、どうしてここに」
ツバサ「それはこっちのセリフよ」
英玲奈「私はなんてことない、ただのバイトだ」
ツバサ「バイト?あなたがここでねぇ……何の繋がりがあって」
英玲奈「繋がり?まぁここを知ったというか紹介されたきっかけは>>23だ」
- 22 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TKCH):2015/11/19(木) 12:17:25.69 ID:C2UfrYd2d.net
- ksk
- 23 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW 02cb-weHo):2015/11/19(木) 12:18:29.65 ID:wi7RJMt/0.net
- 穂乃果に限定シール買いに行きたいから店番代わってって泣きつかれた
- 24 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 12:27:59.72 ID:ycJLHnV+r.net
- 英玲奈「高坂穂乃果に限定シール買いに行きたいから店番代わってって泣きつかれたのが始まりだ」
希「いつの間にかそんな仲になってたのね」
英玲奈「先週音ノ木坂に行ってからちょっとな、ツバサの心配もしてたぞ」
ツバサ「ああ……ダンスね、嫌な想い出が蘇るわ」
英玲奈「そんな高坂穂乃果も今は入院中、人手が少ないならと買って出たわけだ」
希「なるほど」
英玲奈「客として来たんだろ?何か買っていくか?」
希「そうだなぁ……」
ツバサ(とりあえず無事に穂むらには入れたわ)
ツバサ(ドラゴンの餌を手に入れるタメにここで次に何をすればいいのかしら)
ピピッ
ツバサ(来た!次の指令は……>>26)
- 25 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-weHo):2015/11/19(木) 12:29:49.48 ID:msN065Nad.net
- 部屋に乗り込む
- 26 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-EtL+):2015/11/19(木) 12:31:03.23 ID:v83ttrgXd.net
- ほむまんを買う
- 27 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 12:35:16.25 ID:ycJLHnV+r.net
- ツバサ(ほむまんを買う?何か意味がある行動なのかしら)
ツバサ「英玲奈、ほむまん1つ頂戴」
英玲奈「分かったほむまん1つな、あんじゅはどうする?」
あんじゅ「私は……>>28かな」
- 28 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 12:35:57.84 ID:ycJLHnV+r.net
- あんじゅ× 希○
安価↓
- 29 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-weHo):2015/11/19(木) 12:36:17.01 ID:SNOGHCLda.net
- ツバサには負けないわ!10個ちょうだい!
- 30 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 12:53:07.75 ID:ycJLHnV+r.net
- 希「ツバサには負けないわ!10個ちょうだい!」
英玲奈「10個?おい大丈夫か?」
ツバサ「そうよ食べ過ぎはよくないわ」
英玲奈(子供もいるんだし、お腹が空くのはわかるが)
ツバサ(やっぱり過食気味なの自覚してないのね)
希「いや大丈夫よ、これくらいペロリといけるし」
英玲奈「ほんとか?ならいいが」
ツバサ「無理しちゃダメよ」
英玲奈「そうだ、思い出したが今ほむまん買うごとにキャンペーンを行っているんだ」
ツバサ「へー、どんな?」
英玲奈「それは>>32」
- 31 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-weHo):2015/11/19(木) 12:55:36.99 ID:SNOGHCLda.net
- st
- 32 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-weHo):2015/11/19(木) 12:56:48.01 ID:/ZXeFh820.net
- 抽選で超ジャンボほむまんプレゼント
- 33 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 13:00:40.92 ID:ycJLHnV+r.net
- 英玲奈「抽選で超ジャンボほむまんをプレゼントだ」
ツバサ「ほむまん買ったのにさらに大きいほむまんが付くのか、嬉しいのさか迷惑なのか」
英玲奈「今取ってくるから待っててくれ」
ツバサ「ええ?そんなに大きいの!?」
英玲奈「そうだなぁ、軽く>>35くらいかな」
- 34 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-weHo):2015/11/19(木) 13:03:11.08 ID:msN065Nad.net
- ハイパージャンボ寝そべりぬいぐるみ
- 35 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-EtL+):2015/11/19(木) 13:03:16.41 ID:v83ttrgXd.net
- kskst
- 36 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-weHo):2015/11/19(木) 13:03:24.56 ID:SNOGHCLda.net
- ドラゴンもお腹いっぱいになっちゃうくらい
- 37 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 13:14:38.94 ID:ycJLHnV+r.net
- 英玲奈「ドラゴンもお腹いっぱいになっちゃうくらいかな」
ツバサ「ええぇ!?それってかなり大きいわよ」
英玲奈「というかまずはクジを引いてもらってからか」
ツバサ(もしかしたらこれが求めていたエサかもしれない)
ツバサ(ここで当たりを引かなくちゃ、そうしないとわざわざ来た意味が無くなってしまう)
英玲奈「よし、ではこの箱に手を入れて引いてくれ」
ツバサ「うんっ」
ガサゴソ ガサゴソ
ピタッ
ツバサ「これよっ!!」ブンッ!
英玲奈「ふむ、どれどれこれは……>>39」
- 38 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-weHo):2015/11/19(木) 13:19:09.34 ID:/ZXeFh820.net
- 3等の穂乃果ちゃんブロマイド
- 39 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-weHo):2015/11/19(木) 13:19:21.11 ID:msN065Nad.net
- ダブルチャンス応募券(はずれ)
- 40 :名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ (JPW 0H6a-Ctvz):2015/11/19(木) 13:19:35.87 ID:jBEvT9e/H.net
- 大当たり
- 41 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 13:27:36.80 ID:ycJLHnV+r.net
- 英玲奈「ダブルチャンス応募券だな」
ツバサ「つまりジャンボほむまんは?」
英玲奈「貰えないな」
ツバサ「そんな〜」
英玲奈「まあこれでも良いのか当たるかもしれないし」
ツバサ「うぅ……」
希「次は私が行くわ」
英玲奈「よし引いてくれ」
希「ちょっと待って、私は10回引いていいのよね?」
英玲奈「なっ!」
希「英玲奈は言ったわ、一回のお買い物ごとではなくほむまんを買うたびにと」
希「なら私は10回購入して10回引くわ、文句は無いでしょう?」
英玲奈(ありありなんだが……まぁいいか、これ全然当たり出たこと無いし)
英玲奈「ほらどうぞ」
希「よーしっ!」
ガサゴソ ガサゴソ ガサゴソ
- 42 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 13:29:30.53 ID:ycJLHnV+r.net
- ──────────
────
希「うぬぬぬぬ……よしこれ!」
英玲奈「これで最後の一枚か」
希「ど、どう!?」
英玲奈「10回ぶんの内訳は……>>44」
- 43 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-weHo):2015/11/19(木) 13:35:36.91 ID:msN065Nad.net
- kskst
- 44 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW efa6-zkgi):2015/11/19(木) 13:35:43.76 ID:Z8Cblxwz0.net
- 当た・・・・・・れ
- 45 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 13:50:54.88 ID:ycJLHnV+r.net
- 英玲奈「おっ!1つあったぞ!」
希「ほんと!?」
英玲奈「当た・・・・・・れ」
希「れ?」
英玲奈「ふむ、これは当たれだな」
希「当たりでは……」
英玲奈「ない」
希「はぁ?なによそれそんなの入れてるんじゃないわよっ、願われてもどうにもならないわよっ」
英玲奈「私に言われても仕方ないだろ、私が作ったわけじゃないし」
希「なら引き直しさせてよ!」
英玲奈「えーいやそれはダメだろう」
希「どうしてよ、じゃあもう一個買うから!ねっ?」
英玲奈「ええぇ」
ピピッ
ツバサ(お、次のメール)
ツバサ(店員の気を別のものに引きつけ店の裏へ潜入せよ、か)
ツバサ(あんじゅがいい感じにやってくれてるしこの隙に行っちゃいますか)
ソロー
コソコソ
- 46 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 13:53:41.52 ID:ycJLHnV+r.net
- ─────────
ツバサ(ここが店の厨房、ここで商品が作られているのね)
ツバサ(今は誰もいない)
ツバサ(さてここで何を探せばいいのかな……っと)
ツバサ(ん?なんだろうこの機械、ジャンボマシーンって札が貼られてるけど)
ツバサ(まさか!こんな>>48のような機械でジャンボほむまんを作っているの?)
- 47 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-weHo):2015/11/19(木) 13:55:57.79 ID:msN065Nad.net
- 懐中電灯
- 48 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-Ctvz):2015/11/19(木) 13:57:56.63 ID:AgOXW4Wma.net
- ガンダム
- 49 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 14:09:19.61 ID:ycJLHnV+r.net
- ツバサ(こんなガンダムのような機械でジャンボほむまんを作っているの!?)
ツバサ(確かに文字通りのジャンボマシーンだわ、書かなくても分かるじゃない)
ツバサ(それにしても大きいわね、よくこんなものが店内に入っているわ)
ツバサ(でも材料を見るとそんなに大量な感じはしないのよね)
ツバサ(やっぱりこのガンダムに秘密があるのかしら)
キョロキョロ
ツバサ(コクピットはどこだろう、これがジャンボほむまんを作るものだとしたら)
ツバサ(持って帰れば何かアドバンテージになるかも……)
>>51「そこで何してるんですか?」
ツバサ「っ!?」ビクッ
- 50 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-weHo):2015/11/19(木) 14:10:29.07 ID:msN065Nad.net
- ほのパパ
- 51 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-weHo):2015/11/19(木) 14:13:25.33 ID:/ZXeFh820.net
- 連邦のコスプレしたことりちゃん
- 52 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 14:20:58.83 ID:ycJLHnV+r.net
- ことり「そこで何してるんですか?」
ツバサ「こ、ことりさん!?」
ことり「勝手に厨房に入っちゃだめですよー」
ツバサ「ごめんなさい、えっと……それはコスプレ?」
ことり「はい、連邦の制服なんです」
ツバサ「連邦……?このガンダムと関係あるの?」
ことり「ツバサさんあまりガンダム見たこと無さそうですね、それとこれガンダムじゃないんですよ」
ツバサ「違うの?」
ことり「これは>>54です」
- 53 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-Ctvz):2015/11/19(木) 14:22:05.98 ID:AgOXW4Wma.net
- ksk
- 54 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-weHo):2015/11/19(木) 14:27:42.02 ID:+vB0eGVGa.net
- ほのダム
- 55 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-weHo):2015/11/19(木) 14:28:09.59 ID:msN065Nad.net
- モビルアーマー
- 56 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 14:38:10.77 ID:ycJLHnV+r.net
- ことり「これはほのダムです」
ツバサ「ほのダム?ガンダムとどう違うの?」
ことり「ベースはガンダムだけど穂乃果ちゃんを元に改造したMSで各所に穂乃果ちゃんらしさがアレンジされています」
ツバサ「なるほど、ならもしかしてこれでほむまんを作れたりするのかしら」
ことり「よく分かりましたね、それ目玉機能なんですよ」
ツバサ「な、なんとなくそうだと思ったのよ、それでどうやって作るの?ここにそんな多くの材料も無さそうだし」
ツバサ「この手じゃ握れる大きさも決まってくるでしょ」
ことり「それはですねぇ〜、実は>>58の機能があって」
- 57 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW efa6-zkgi):2015/11/19(木) 14:38:44.44 ID:Z8Cblxwz0.net
- ksk
- 58 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-weHo):2015/11/19(木) 14:39:17.57 ID:msN065Nad.net
- 錬金術
- 59 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 14:57:09.44 ID:ycJLHnV+r.net
- ことり「このほのダムは錬金術の力を使えるんですよ」
ツバサ「錬金術?機械が?」
ことり「はい、動力炉から発せられるエネルギーを糧に錬金術を行うことが出来るのです」
ことり「ついた名は『巨体の錬金術士』得意とするのは質量増加、ジャンボほのまんもこれで作るのです」
ツバサ「質量増加?錬金術は等価交換じゃないの?」
ことり「いやぁツバサさんはハ○レン脳ですねぇ」
ツバサ「あなたが最初にハ○レンみたいなこと言い出したんでしょうが」
ことり「すいません……あはは、仕組みとして動力炉のエネルギーを質量に変換するので釣り合いは取れると思います」
ツバサ「興味深いわね、実演できないの?」
ことり「私は正規パイロットじゃないので動かせるかどうか……」
ツバサ「お願いやってみて!みたいなーほのダムが動いてる所!」
ことり「そ、そう?そう言われたら……よ、よーしっ!」
ヨイショ ヨイショ
ウィーン
ことり「乗れたっ」
ことり「動かしてみますねー!」
ツバサ「はーい」
ことり「ではまず>>61を巨大にしてみますねー」
- 60 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-Ctvz):2015/11/19(木) 15:18:25.70 ID:AgOXW4Wma.net
- ほむまん
- 61 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW 8dc3-Ctvz):2015/11/19(木) 15:18:28.73 ID:Ap3CvKLp0.net
- この家
- 62 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 15:37:38.72 ID:ycJLHnV+r.net
- ことり「錬成陣と回路は機体の中に組んであるから私はスイッチ押すだけ……」
ことり「よーし、この家を巨大にぃいいい!やぁっ!」
ボワンッ! ムクククククククッ!
ツバサ「すごいわ……本当に家ごと巨大になっていく……」
ムクククククククッ! ムクククククククッ!
ツバサ「……って流石に大きくしすぎじゃない!?」
ことり「えええええっ!ど、どうしようこれ止まらないよっ!」
ツバサ「はぁ?」
ことり「わわわっ!」
ツバサ「お、落ち着いて!とりあえず>>64してみたりしたら」
- 63 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW 8dc3-Ctvz):2015/11/19(木) 15:52:15.09 ID:Ap3CvKLp0.net
- kskst
- 64 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-weHo):2015/11/19(木) 15:55:51.72 ID:+7FePt5Oa.net
- おねがぁい♡
- 65 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 16:10:25.63 ID:ycJLHnV+r.net
- ことり「分かった、ほのダムさんおねがぁい♡」
ほのダム「……」ビビッ!
ツバサ「お、効いたかも」
ことり「ホント?」
ほのダム「……」グググッ
ツバサ「いややっぱこれは……>>66」
- 66 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-weHo):2015/11/19(木) 16:14:04.06 ID:/ZXeFh820.net
- 脳トロでショート制御不能
- 67 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 16:19:13.53 ID:ycJLHnV+r.net
- ほんダム「……ショート……ガガピ……セイギョ……フノウ」グググッ
ツバサ「やばいっ!暴走するっ!」
ことり「ええぇっ!?どうしたらいいの!?きゃぁぁぁ!振り回されるぅぅぅ、操作受け付けなぁぁあああ」
ツバサ「取り敢えずそこから飛び降りて!」
ことり「飛び降りてって言われてもこれ10m以上はあるうわわわわわ!」
ツバサ「ことりさん!」
ことり「あ!そうだこんな時のために穂乃果ちゃんの>>69を持ってたんだった!」
- 68 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TKCH):2015/11/19(木) 16:51:10.14 ID:C2UfrYd2d.net
- おパンツ
- 69 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-weHo):2015/11/19(木) 16:52:56.68 ID:+7FePt5Oa.net
- 使用済み歯ブラシ
- 70 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 17:18:18.08 ID:ycJLHnV+r.net
- ことり「この穂乃果ちゃんの使用済み歯ブラシで……」
ツバサ「何故そんなものを持ってるのかは、突っ込まないほうが良さそうね」
ことり「ぺろっ……あんっ、ぺろっ、んんっ……はぁぁん、穂乃果ちゃん味がするぅぅ」
ツバサ「え……いやちょっと何して……」
ことり「穂乃果ちゃんの歯ブラシ……んんっ!これが穂乃果ちゃんのお口、柔らかいお口の中を、隅から隅まで……」
ことり「はぁぁ、私も歯ブラシになりたいよぉ、なって穂乃果ちゃんに食べられたい……あったかいお口に包んでふわふわーってなりたぃいぃ」
ツバサ「…………」
ことり「穂乃果ちゃん……好きぃ、好きだよぉ〜その、お口にしゃぶり尽くされたぁ〜いっ!」
ポワンッ!
ことり「発動!ぴゅあぴゅあマカロン!」
ガチャッ
ことり「ツバサさんそこ避けてて!いっくよ〜!」
ことり「あなたのお口にとろけたい!私の全部を召し上がれ!」
ことり「射出!Sweet mouth Macaron!!」ポンッ!
ヒュルヒュルヒュル バンッ!
- 71 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 17:19:09.89 ID:ycJLHnV+r.net
- ツバサ「きゃっ!何?マカロンが落ちて……」
モコモコモコモコモコモコ…
ツバサ「……巨大な口になっていってる……?」
パカッ
『ことりちゃーーーーーんっ』
ツバサ「ひぇえええええ!?喋ったああああああああああ!?」
ことり「はぁーいっ!いまいくよー!とぅっ!」ズダッ!
ヒューーーン パクッ
ツバサ「そしてことりさんが落ちて食べられたああああああああ!?」
ツバサ「だ、大丈夫?」
パカッ
ことり「ふひー、穂乃果ちゃんのお口のおかげで助かったよ」ドロドロ
ツバサ「それ助かってるの……?」
ことり「とにかく逃げよっ、この近くにいたら危ないよ」
ツバサ「そうね、ってかことりさん微妙に臭……」
ことり「えぇ〜?すっごくいい匂いだよ〜!」
ツバサ「あっはい」
- 72 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 17:24:45.39 ID:ycJLHnV+r.net
- ──────────────
───レジ
英玲奈「おーい!あんじゅー!聞こえるかー?」
希「うーん!聞こえるわー!」
英玲奈「しかし困ったな、レジカウンターを挟んで会話してたら急に周りが大きくなって」
希「まるでカウンターが城壁のように高くなって英玲奈と分断されてしまった」
希(まさかこれ、魔王側からの攻撃とかなんやろうか)
英玲奈「向こうもどうにかしようとしてるとは思うが」
希「これ登れはしない……か、どこか隙間から……」
英玲奈「あんじゅー!」
希「なーにー?」
英玲奈「少し試したいことがある!そこから離れててくれ!」
希「試したいこと?うーん!分かったー!」
英玲奈「よし、誰も見てないことだし>>74をやってみるか」
- 73 :名無しで叶える物語(大酒)@\(^o^)/ (ワッチョイW 9b02-1Uzl):2015/11/19(木) 17:57:12.81 ID:IHgo0dmU0.net
- ひでんマシン04 かいりき
- 74 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-weHo):2015/11/19(木) 17:59:36.92 ID:/ZXeFh820.net
- かわいいポーズ
- 75 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 18:24:39.03 ID:ycJLHnV+r.net
- 英玲奈「か、かわいいポーズっ」キャピッ
・とくになにもおこらなかった
・がらすにはんしゃしたじぶんのすがたをみてしまった
英玲奈「恥ずかしいいいいいいいいいいい」
チュドーーーンッ!
・えれなははいごからふきとばされた
英玲奈「ぐわぁあああああああああっ!!」ズサーッ
英玲奈(こ、これがかわいいポーズの力……じゃ……ないよな……)ガクッ
ダダダダダッ!! ダダダダダッ!!
ツバサ「きゃーもうっ!今の何よ!この壁貫通したわよ!」
ことり「た、たぶん錬金術で空気の質量を増大させて打ち出したのかとおも……きゃぁっ!!」
チュドーーーーーンッ!!
ことり「おも、思うよ……ひやぁぁ」
ツバサ「そんなことが出来るものなの?」
ことり「できるからあれは巨大の錬金術師って呼ばれてるんだってば!」
ツバサ「取り敢えずこっちに隠れましょ」スッ
キョロキョロ
ツバサ「ここ……大きくなってて分からないけどお店の方に出てきたようね」
ことり「はぁ……疲れたー!もう何キロも走った気分だよー!」
ツバサ「おそらく気分では無いと思うわ、この家はそれだけ膨張してる」
ことり「え……それじゃ外はどうなってるの……?」
ツバサ「考えたくも無いわね」
- 76 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 18:28:52.71 ID:ycJLHnV+r.net
- メリメリメリメリメリメリメリメリッ!
ツバサ「っ!?今度は何っ!?」
ことり「地面、じゃないや床が盛り上がってる……一部の床の質量だけ増大さているんだ!」
ツバサ「じゃあこれ、このまま乗ってたら弾き飛ばされ……」
メリメリメリメリッ! バゴンッ!!
ツバサ「るぅううううううっ!!」
ことり「ひやぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ツバサ(閉まった!ことりさんと違う方向に飛んでいく……くそっ)
ツバサ「つ、掴まっ……て……、手をのばし……」
ことり「ツバサさ……」
スカッ
ことり「きゃぁぁあぁぁぁぁぁぁっ!!」ブウォンッ!!
ツバサ「ことりさうわぁぁぁあぁあぁあぁぁっ!!」
- 77 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 18:41:21.15 ID:ycJLHnV+r.net
- ─────────────
希「今の悲鳴はツバサと……ことりちゃん?」
希「轟音のあと英玲奈の声も聞こえなくなったし」
希「悲鳴が消えていったほうに行ってみるか」
・
・
・
キョロキョロ
希「多分こっちのほうにツバサはいるような……」
希「ん?あれって」
コンッ カランカラン
希「ツバサのスマホ?飛んでいった時に落ちたんかな」
希「拾いに行ってあげよ――」
シュンッ!
ドンッ!
あんじゅ「あいたた……」
希「えっ?」
あんじゅ「でも来れたわ、ん?これツバサの携帯よね、電源付いたまま床に落ちてる」
あんじゅ「おかげで出てくる所を見られずに済んだけど」
希「あれ?あんじゅ?」
あんじゅ「私っ!………じゃなくて希っ!」
- 78 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 18:48:01.34 ID:ycJLHnV+r.net
- 希「なんであんじゅが……」
ゴゴゴゴゴゴ!!
希(あかん、この振動は……さっきの何かが来るっ!)
希「危ないっ!下がって!」
あんじゅ「……へ?」
ダダダンッ! ダダダンッ! ダダダンッ!
希「とぅー!」 あんじゅ「きゃっ!」 ゴロゴロゴロ バタンッ!
希「せーふっ、かな」
あんじゅ「何この状況!?なんで全部巨大なの!?」
希「説明は後でっ、そんな暇あらへんっ!」
あんじゅ「はぁ……?いや!そうじゃなくて、こっちも大変なのよ!」
希「えっ?何が大変だって?」
あんじゅ「産まれそうなのっ!矢澤さんの赤ちゃんがっ!!」
───────────────
略
詳しくは第3周木曜放課後編を参照
───────────────
あんじゅ「行くよ!」
希「うんっ」
あんじゅ「発動停止!」
シュンッ!
あんじゅ「希……ちゃんと辿り着いてね、お願いっ」
- 79 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 18:52:17.89 ID:ycJLHnV+r.net
- あんじゅ「さてさてここからは選手交代」
あんじゅ「どんな相手に襲われてるか分からないけど私がとっとと倒して……」
ゴゴゴゴゴゴ……ガラッ
ほのダム「ォォォォォオオオ!!!」
ビリビリ ビリビリ
あんじゅ「倒……して……」
ほのダム「ォォォォォオオオ!!!」
あんじゅ「……うん、まずは逃げよう」クルッ
- 80 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 18:55:39.94 ID:ycJLHnV+r.net
- ──────────────
──────
あんじゅ「はぁ……はぁっ!」
あんじゅ「とりあえずこれだけ逃げれば大丈夫そうかな、向こうは本体の動き自体はそこまで早くないっぽい」
ドサッ
あんじゅ「はぁ……っ、ここには少なくともツバサがいるはず」
あんじゅ「それを見つける所から始めるか、他に何か出来るか」
あんじゅ「そうだな……>>82」
- 81 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-weHo):2015/11/19(木) 18:56:28.28 ID:/ZXeFh820.net
- st
- 82 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-Ctvz):2015/11/19(木) 19:01:19.53 ID:zCLs4yUHa.net
- 狂天使えみつん召喚
- 83 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 19:21:18.38 ID:ycJLHnV+r.net
- あんじゅ「花陽ちゃんみたいに召喚……は出来ないよなぁ、私一応普通の人間だし」
あんじゅ「それができたらもっと楽に解決できた所いっぱいあったし」
あんじゅ「女神じゃなくて天使とか、大天使……狂天使とかカッコいいかな、あはは」
ザッ
ツバサ「出来るわよ、本物の天使じゃないけど」フラッ…
あんじゅ「ツバサ……良かった生きてたのっ?」
ツバサ「なんとかね、あいたた」ボロッ
あんじゅ「血が……大丈夫?」
ツバサ「私は平気、それより」
あんじゅ「そうそう!召喚できるってどういうこと?」
ツバサ「召喚じゃないけど似たようなもんよ、でも……それを呼ぶには条件がいるんだけど」
あんじゅ「条件?」
ツバサ「それにはこの家で>>85を集める必要があるわ」
- 84 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-EtL+):2015/11/19(木) 19:25:49.53 ID:nGVw12OEd.net
- ラブカストーン
- 85 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW 8dc3-Ctvz):2015/11/19(木) 19:27:38.74 ID:Ap3CvKLp0.net
- 生贄
- 86 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 19:55:32.04 ID:ycJLHnV+r.net
- ツバサ「生贄を集める必要があるわ」
あんじゅ「生贄!?それって人とか……」
ツバサ「野蛮ね、大昔は実際に人を使ってたけど時代の流れと共に生け贄文化も食物や動物で代用されるようになったの」
ツバサ「それが進むともっと……まぁその話はいいわ」
ツバサ「生贄ってのはね、アニミズムを持つ民族にとっては常に近くにあった儀式なのよ」
ツバサ「その多くは神に見立てられた自然の災害を収めるために使われた」
あんじゅ「ええと……つまり何を集めればいいの?」
ツバサ「そうねぇ、この店にたくさんあるもの、ほむまん何かが丁度良いんじゃないかしら」
あんじゅ「ほむまんね、分かった!」
ツバサ「そう簡単な話でも無さそうだけどね」
ほのダム「ォォォォォオオオ!!」ビリビリ
あんじゅ「でかい……というか周りのものもでかい」
ツバサ「全長20m弱はありそうね、そして周りの家具も同じぐらいあるからまるであっちが正常みたい」
あんじゅ「私たちが小人になった気分ね」
ツバサ「なら見せてやりましょう、小人の底力ってやつを!」
- 87 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 20:08:48.50 ID:ycJLHnV+r.net
- ─────────────
───────
ツバサ「あった!こっちにもう1つ!」
あんじゅ「こっちにもあったわ!」
ほのダム「ォォォォォオオオ!!!」
ツバサ「来るわよ!」
あんじゅ「回避ぃいいいいいい!」ダッ!
チュドーーーーーンッ!!
ビリビリ ビリビリ
ツバサ「くっ……衝撃波がきついわ」
あんじゅ「ほんとにね」
ツバサ「あの攻撃がどうにかなれば集めやすいんだけど」
あんじゅ「……あれさ、あの手に触れたものが増幅されるんだよね」
ツバサ「ん?そうだと思うけど」
あんじゅ「あいつさ、どれを増幅するか考えてるように見えるかな」
ツバサ「さぁ?暴走してるからね、床に触れたら床、壁に触れたら壁って感じで増幅してるような感じはする」
あんじゅ「じゃあ空気は?」
ツバサ「憶測だけど一定時間何も触れないと発動するとか?錬金のためのエネルギーがずっと注がれてる状態だから」
あんじゅ「なるほど、定期的に発散してしまうってわけか……」
ツバサ「ねぇあんじゅ、何考えてるの?」
あんじゅ「ちょっと良いこと思いついた、走り回らなくても全部集められる……そんな方法」
- 88 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 20:19:20.88 ID:ycJLHnV+r.net
- ツバサ「はぁ……はぁ……、あんじゅ!チュドーンからチュドーンの大体のインターバルは分かったわ」ダダダッ
あんじゅ「その言い方なんとかならないっ?」ダダダッ
ツバサ「そっちはほむまんどれだけ見つかった?」
あんじゅ「ダメね、全然」
ツバサ「じゃあその方法にかけるしかないか」
あんじゅ「かけてみてよ、私にっ!」
ツバサ「飛ばすぞっ!手に乗れっ!」
あんじゅ「よいっ……」
ツバサ「……しょっ!!」
ブンッ!
ツバサ「テーブルのギリ端、ここからなら高さも届くっ!」
あんじゅ「うわ、本当にあいつの手が来てる、タイミングばっちりね」
ツバサ「時間だってばっちりだぞ、ほーら、増大の錬金がやってくる」
ギュウウウウウウウン……
あんじゅ「空気なんてつまんないもの増やしてるなら、私のこれでも増やしてなさいっ!!」
カッ!
あんじゅ「この……概念石でもねっ!」
- 89 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 20:28:01.49 ID:ycJLHnV+r.net
- キィイイイイイイインッ!
あんじゅ(増大錬金の効果で概念石の最大効果範囲が爆発的に拡張される)
あんじゅ(消すのはこの家にある類似な存在、つまりほむまんっ!)
あんじゅ「『似たものは存在できるっ!』停止!!」
ヒュンッ!
あんじゅ(よし、これでこの家から1つ以外全てのほむまんは消える)
ヒューーーーッ
あんじゅ(落下長いな、でも落ちる前にさっさと決める!)
あんじゅ「概念発動!!」
あんじゅ(……ただし)
あんじゅ「効果範囲は私の周りの最低範囲っ!!」
シュンッ!
あんじゅ(範囲を狭めるということは、存在を許される範囲が狭まる)
あんじゅ(でも存在さえできるなら、それはそこに集合するっ!!)
シュンッ! シュンッ! シュンッ! シュンッ!
ツバサ「すごい!たくさんのほむまんがあんじゅの周りに……!」
あんじゅ「ちょっ!ツバサ!見とれてないで早く命綱引いてっ!」
ツバサ「あっごめん忘れてた」グイッ
あんじゅ「……うぐっ!!」
- 90 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 20:31:55.48 ID:ycJLHnV+r.net
- ツバサ「よいっしょっと、引き上げ完了、お疲れあんじゅ」
あんじゅ「ありがと……で、召喚してくれるんでしょうね、天使様」
ツバサ「任せてっ」
ツバサ「ふぅー、生贄は揃った、あとは最後の儀式をするだけ」
あんじゅ「最後?」
ツバサ「そう……歌よ!」
あんじゅ「歌……?」
ツバサ「何よその怪訝な顔は、古来より美人2人がデカいの相手に何か呼び出す時は歌って決まってるのよ!」
あんじゅ「そういうものなの?てか何歌うの?」
ツバサ「ふっふっふ、その歌は……>>92よ!」
- 91 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-weHo):2015/11/19(木) 20:35:56.22 ID:AaTg/pUra.net
- st
- 92 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TKCH):2015/11/19(木) 20:36:27.02 ID:C2UfrYd2d.net
- 硝子の花園
- 93 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 20:48:19.98 ID:ycJLHnV+r.net
- あんじゅ「μ'sの歌なんだ」
ツバサ「いいじゃないこの歌好きなのよ、行くわよっ!」
ツバサ「秘密のブランコ〜あなたと揺れながら今〜♪」
あんじゅ「ただ優しく見つめ合うの〜♪」
ツバサ「恋に恋する少女の静かなため息はlonely♪」
あんじゅ「 恋する 少女の静かなため息はlonely♪」
「「満ち足りたlonely〜♪」」
バサッ! バサッ! バサッ
あんじゅ「なに、この音……」
ツバサ「来たわよ」
ツバサ「天空の支配者、殺戮の狂天使が――」
メキメキッ バンッ!!
あんじゅ「きゃっ!天井が破れて……!」
バサッ! バサッ! バサッ!
グオオオオオオオオオオンッ!!
あんじゅ「これは……ドラゴン!?」
ツバサ「ええ、私の新しい相棒よ」
- 94 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 20:54:53.10 ID:ycJLHnV+r.net
- あんじゅ「とても大きくて、力強い羽ばたき、そして頭が2つ……!」
ツバサ「狂天使竜・エリミネイト・ツインヘッド・ドラゴン」
ツバサ「略して――エミツンよ」
エミツン「グオオオオオオオオオオンッ!!!」
ほむダム「ォォォォォオオオ!!!」
ビリビリ ビリビリ
あんじゅ「すごい……対峙する巨大なドラゴンと巨大なロボット、空気がビリビリ震えている」
ツバサ「手加減も演出も無用よ、一撃で葬ってしまいなさい」
ツバサ「行け!エミツン!>>96よ!!」
- 95 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW 8dc3-Ctvz):2015/11/19(木) 21:00:54.63 ID:Ap3CvKLp0.net
- 滅びのバーストストリーム
- 96 :名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ (ワッチョイW 544f-weHo):2015/11/19(木) 21:06:09.54 ID:kxO6UNI/0.net
- キャメルクラッチ
- 97 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 21:17:44.95 ID:ycJLHnV+r.net
- ツバサ「キャラメルクラッチよ!」
エミツン「グオオオオオオオオオオンッ!!」
バサッ! グルンッ!
あんじゅ「飛び上がって一瞬で背後へ回った!」
ツバサ「そこだ!やってしまいなさい!」
あんじゅ「エミツンがほむダムに背後から馬乗りになって首を掴んだ!」
ツバサ「行け!キャラメルクラッチ!!」
エミツン「グオオオオオオオオオオンッ!!」
メキメキッ メキメキッ
ほむダム「ググ……ガガ……」
ツバサ「いいぞー!やれやれー!」
あんじゅ「……ねえツバサ、これ地味じゃない?もっと炎吐いたりさ」
ツバサ「何言ってんのこれぞ正に怪獣プロレスじゃない!」
あんじゅ(ロボに固め技って意味あるのかなぁ……)
メキメキッ メキメキッ
バキッ!
ツバサ「やった!ほむダムを>>98したわ!」
- 98 :名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/ (ワッチョイW e1cb-EtL+):2015/11/19(木) 21:20:44.19 ID:y7ikA5f/0.net
- 小さく
- 99 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 21:34:38.74 ID:ycJLHnV+r.net
- ミシミシ ミシミシ シュンシュンシュン
ツバサ「エミツンの筋力で圧縮して小さくしたわ!これで捕縛しておけばもう暴走したりしないわね!」
あんじゅ「とにかく勝ったのね!よかった−」
ツバサ「うんうん」
ツバサ(これで……魔王様への献上も楽になったわ)
ツバサ(一瞬壊しちゃったらどうしようかと思ったけど)
あんじゅ「そうだ、解決したなら私急いで行きたいところがあるんだけど」
ツバサ「エミツンに乗ってく?」
あんじゅ「いや……それ目立つし、ここから出してくれればいいわ、玄関でかすぎて開けられないし」
ツバサ「分かったわ、エミツン!」
エミツン「グオオオオオオオオオオンッ!!!」
ゴッ!!バキンッ!!
ツバサ「穴空けたからこれで行けるはず」
あんじゅ「ありがとっ!また明日ねツバサ!」タタタッ!
ツバサ「さて、私は寝てる英玲奈でも回収してゆっくり魔王様の元へ戻りますか……」
ツバサ「この家……どうするんだろ」
- 100 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 21:46:54.94 ID:ycJLHnV+r.net
- ──────────────
──病院前
タッタッ タッタッ タッタッ
あんじゅ「はっ、はっ、はぁ……はぁ……」
あんじゅ「うへっ、やっぱりもう閉まってるかー」
あんじゅ「こんな時間だしね、誰も待ってるはずは無い……か……」
あんじゅ「えっ」
希B「――もうっ、遅いよ」
あんじゅ「ずっとここにいたの?」
希B「いやもちろん閉まるまでは中にいたけど……」
あんじゅ「そういうことじゃなくて……はぁ、もういいわよ」
希B「ん?」
あんじゅ(手もほっぺもすごく寒そうで、こんなになるまで待ってたんだ)
希B「そういえば希は無事に間に合ったよ、あんじゅのおかげやね」
あんじゅ「それは頑張ったかいがあったわ、なによりなにより」
- 101 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 21:50:30.17 ID:ycJLHnV+r.net
- 希B「じゃあ帰ろっか、うちらの家へ」
あんじゅ「うん」
ギュッ
あんじゅ「ひゃっ!」
希B「あっ!うちの手冷たいよね、ごめん急に」
あんじゅ「……、いいのよ」
ギュッ
希B「でも、冷たいよ?」
あんじゅ「ううん――とても、暖かいわ」
希B「うちも」
木曜放課後 終わり
A-RISE side
- 102 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 22:00:19.87 ID:ycJLHnV+r.net
- ──────────────
────────
───
ツバサ「まぁこんなことがあって、私は無事ドラゴンの餌もといドラゴンの餌製造機をゲットしてきたというわけ」
シカコ様「すぴー」zzz……
ツバサ「寝てるっ!?」
シカコ様「あー、終わった?ふわぁー……んー!よく寝たー」
ツバサ「もう寝てるのを誤魔化そうともしないわね」
シカコ様「最初からアンタの話なんて興味無いわよ、ちょっとは聞いてたけど」
ツバサ「本当に?」
シカコ様「じゃあ1つ指摘するけど」
ツバサ「何よ」
シカコ様「そのことりっていうのは最後どこに行ったの?」
ツバサ「え……?」
シカコ様「てかそもそもどうしてあの場にいたの?何故錬金術のことを知っていたの?」
シカコ様「後さ、アンタへ届いた指令のメール、タイミングが妙に的確じゃなかった?」
シカコ様「まるで……」
ツバサ「あははは、まっさかー」
ツバサ「まさか……ね?」
金曜昼裏 終わり
- 103 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/19(木) 22:04:07.83 ID:ycJLHnV+r.net
- はいというわけで新スレの最初なのに補完的要素が多かった諸々編終了
最初の奴はアバンに最終回的なあれです
いつまでも終わらないと困るのでまとりあえずの目標を建てておく
そしてはれて金曜放課後編へ続く
かもしれない
- 104 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-weHo):2015/11/19(木) 22:06:19.77 ID:DQjBXo4ba.net
- おつおつ
- 105 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-weHo):2015/11/19(木) 22:32:16.16 ID:/ZXeFh820.net
- 乙
ほのダムなくなって経営は大丈夫なのかな
- 106 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW 8dc3-Ctvz):2015/11/19(木) 23:13:17.34 ID:Ap3CvKLp0.net
- 乙です
- 107 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (HappyBirthday!W b0a6-zkgi):2015/11/20(金) 01:36:43.08 ID:XOzUExzv0HAPPY.net
- おつおつ
たぶんほのダムZとかアナザー系ほのダムとかいるからへーきへーき
- 108 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (HappyBirthday!W 8dc3-Ctvz):2015/11/20(金) 10:37:02.03 ID:Qka1Kpv30HAPPY.net
- 最終決戦に入る前までにはまとめ欲しいな
- 109 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 15:30:58.54 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- まとめねぇ
色々考えてるけど最早まとめが長いんだよねぇ
そのうちやると思うけど
さて金曜放課後編やりますか
- 110 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 15:33:33.33 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- 決まった予定は凛ちゃんの出産くらいですので誰からでもいいか
視点キャラ
>>111
- 111 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sp8d-1Uzl):2015/11/20(金) 15:39:26.95 ID:SU3bpsFMpHAPPY.net
- ほのママ
駄目ならうみちゃん
- 112 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 16:02:34.95 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- ─────────────────
──病院
ウィーン
ワド「いっらっしゃいワド!」
ワド「穂乃果ちゃんのお迎えワドか?」
ほのママ「ええ」
ワド「ではこっちに来るワド!」
ほのママ「ありがとう」
テクテク テクテク
ほのママ(あの子も今日で退院か)
ほのママ(本人は検査のついでに大事をとっただけと言ってたけど心配だわ)
ほのママ(昨日は>>113で私も家に居なかったしあの子を連れて帰ったら溜まった家事もやらないと)
ほのママ(といっても家にいるのはあの人だけで雪穂は亜里沙ちゃんのとこ行ってるのよね)
ほのママ(1日1人にしてたけど大丈夫かしらあの人)
ワド「こちらワド」
ガラッ
穂乃果「お母さん!わざわざ来てくれたんだ!」
ほのママ「何言ってるの、娘なんだから来るに決まってるじゃない」
ほのママ「さ、家に帰りましょう」
- 113 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sa05-Ctvz):2015/11/20(金) 16:04:31.92 ID:4eh/l1/NaHAPPY.net
- 穂乃果を消滅させるワクチン作成
- 114 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 16:24:52.47 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- 穂乃果「帰る帰るー!」
ほのママ(穂乃果を消滅させるワクチンか、使うことが無いといいけど――)
────────────────
──高坂家
ほのママ(と家に帰ったら、家が消滅していた)
穂乃果「ええええ!!どうなってんのこれ!!」
ほのママ「家の場所に近づいてからすごい人混みとは思ったけど」
穂乃果「うん、警察や自衛隊の人がいっぱいいるね」
ほのママ「この辺り一体がぼろぼろになってるわ、見たこと無いビルや建物も立ってるし」
穂乃果「そうだねぇ」
穂乃果(いや……あれどこかで見たことあるような)
ザザッ
警察「あっ!もしかして高坂家の方ですか?」
ほのママ「そうですけと」
警察「そうですか、それは……」
ほのママ「あの、うちの旦那は大丈夫なんですか?昨晩家に居たと思うんですが」
警察「旦那さんですか……旦那さんなら>>115」
- 115 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (HappyBirthday!W fbcb-weHo):2015/11/20(金) 16:32:44.40 ID:It5zEQ3w0HAPPY.net
- そこで土下座してる人ですか?
- 116 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 16:47:57.42 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- ほのママ「土下座って……うわっ!」
ほのママ「なになに?家が無くなってたのにいつの間にか寝てて気付かなかった?」
ほのママ「別にあなたが無事ならそれでいいのよ、全く」
警察「それでご主人の方も全く何も事情が分からないそうでして」
ほのママ「そう言われても私たちも分からないわよ、ねぇ穂乃果」
穂乃果「うん」
警察「そうですか、ならやはり海未さんに任せておくしかありませんか」
穂乃果「……海未さん?」
警察「あっ!海未さん残りのご家族の方が来ました!無事なようです!」
海未「ご苦労さまです、私が対応しますので作業に戻って頂けますか?」
警察「分かりました!子連れ女子高生侍探偵の海未さんとご一緒できて光栄です!」
海未「その呼び方はやめてください……」
警察「では本官はこれでっ!」ビシッ タッタッタッ
穂乃果「海未ちゃん?何やってるの?」
海未「穂乃果……変な所を見られてしまいましたね、こっちに来てください、現状で分かってる説明をします」
- 117 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 16:56:38.41 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- 穂乃果「ねぇ海未ちゃん、子連れ何とかって……」
海未「ここ最近本来の目的ついでに出会った事件を解決してたらそんな風に……って今はそのことはいいのです」
海未「おほん」
海未「まず穂乃果の家が無くなっているという件ですが、逆です」
穂乃果「逆?」
海未「はい、これは逆に穂乃果の家が周囲全体に広がってるんですよ」
穂乃果「えええっ?」
海未「1つ目の通報はこの周囲に巨大な壁が出現したとのことでした、そして駆けつけた隊員たちが壁を壊し中に入ってみるとこれ」
ほのママ「途中で通ったやたら高いあれは家の壁だったってこと?じゃあ天井は」
海未「おそらく穂乃果の家が広がってしばらくした後に自重で崩れたのでしょう、中に散乱してるのがその残骸」
海未「ほらあのビルみたいの穂乃果の部屋の本棚でしょ?」
穂乃果「ほんとだ!」
海未「本棚が大きくなって本が大きなってないことを見ると、巨大化は家もしくは家具に相当するものに起きたと考えられます」
ほのママ「原因、原因はなんなの?」
海未「原因ですか……それはあなたが心当たりあるんじゃないですか?」
ほのママ「っ!?」
穂乃果「えっ?どういうこと」
海未「穂乃果のお母さん、あなた……>>118の社員ですよね?」
- 118 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sp8d-1Uzl):2015/11/20(金) 17:04:34.65 ID:6CXpUJQLpHAPPY.net
- アンブレラ社
- 119 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 17:17:47.63 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- 海未「アンブレラ社の社員ですよね?いや、正確に元社員か」
ほのママ「な、なにを言って……アンブレラ社は既に」
海未「潰れた?ですか、確かに表の世界からは姿を消しました、しかし水面下で彼らは動いていたのです」
海未「彼らは新しい分野にも手を出しました、その結果産まれたのがMBOW、培ってきたBOW技術を流用し異能と組み合わせた兵器です」
海未「あなた……社を抜けてこの家に来る時に持ち出しましたよね、MBOWを一体」
ほのママ「くっ!」
海未「おそらく今回はそれの暴走と見て間違いないでしょう」
ほのママ「そんな……あれが暴走するわけがない」
海未「ふむ、とういうことは認めるんですね?」
ほのママ「認める、認めるけど!あれがそんな簡単に暴走するわけないのよ!残骸があるなら調べるから連れて行って!」
海未「いや……それがですね、無いんですよ」
ほのママ「えっ?」
海未「痕跡はありますがその本体がどこを探してもない」
海未「おそらく……故意に暴走させた犯人が持ち去ったのでは無いでしょうか」
- 120 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 17:30:18.26 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- 海未「とりあえずあなたには署員が少しお話を聞かせて頂きます、あちらの方へ」
ほのママ「はい……」
穂乃果「海未ちゃんっ!」
海未「安心してください、お母さんかどうなるということはありませんから」
穂乃果「ほんと?」
海未「少しお話を聞くだけです、それより穂乃果は体大丈夫ですか?」
穂乃果「へっ?うん、穂乃果は元気に戻ったよ」
海未「それは何よりです、私は少し離れてますのでお母さんを待っててあげてください」
穂乃果「うん、分かった」
───────────
─────
海未「……ふぅ」
ニュッ
うみか「どうだ?調べた情報は当たっていたか?」
海未「その私の影から出てくるのやめてくれません?ちょっと不気味ですよ」
うみか「いい加減慣れろ、それよりアンブレラとは……中々面白いのう」
海未「アンブレラ社は魔王側に技術提供してる節がありますからね、穂乃果のお母さんが元社員とはいえ今も繋がりがあるとしたら」
うみか「そのパイプを辿れば魔王側の情報を突き止められるかもしれない、というわけか」
海未「はい」
うみか「なぁ、海未」
海未「なんです?」
うみか「穂乃果は斬らんのか?」
海未「そうですね……」
うみか「絵里を斬ったのだからもうコツは摑めただろ?躊躇うことはあるまい」
海未「分かりました、斬り>>121」
- 121 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sda8-weHo):2015/11/20(金) 17:31:42.68 ID:adWznFaWdHAPPY.net
- きざみます
- 122 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 17:39:07.04 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- 海未「斬り刻みます、疑う余地も無いほどに」
うみか「お、おう、言ってなんだがあんまり気負うなよ?」
ガサッ
海未「穂乃果、ちょっといいですか?」
穂乃果「なに?」
海未「私と一緒に来て欲しいところがあるんです」
穂乃果「うん」
─────────────────
───
ビュオオオオオオ
穂乃果「よいしょっと、うわー!すごいとこだねここ、小高い丘みたいな」
海未「と言っても穂乃果の家のテーブルですけどね」
穂乃果「ここがテーブル、信じられないな、おー!すごく遠くまで見れる!本当に周囲を壁が囲ってるんだね」
海未「はい、その壁の中、瓦礫の床から伸びた4本の足の上の舞台がここ」
穂乃果「まるでちょっとしたバトルフィールドだね」
海未「……ですから、ここを選んだのです」チャキッ
穂乃果「え?海未ちゃん?」
海未「穂乃果……覚悟っ!」
ダンッ!
- 123 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 17:43:38.01 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- 海未(絵里の時と同じ、真っ直ぐ踏み込んでそのまま叩き切る!)
海未(この速さなら穂乃果は抵抗できない、抵抗するならもっと奥の物が出てこなければいけない)
ダンッ!
海未「はぁーっ!」シュンッ!
海未(よし、これで刃が擦りぬけ何事も無ければ……)
ガキィンッ!!
海未「っ!?」
穂乃果「――テメェ、俺の体に何してくれてんだ?」
グググッ
海未(なっ!>>124で刀が止められているっ!?)
- 124 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sabe-vSw/):2015/11/20(金) 17:47:10.84 ID:TYdUzkv3aHAPPY.net
- 米俵
- 125 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 17:58:38.17 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- 海未(米俵で止められているっ!?)
穂乃果「ふんっ!!」
海未「くっ!」
バッ
タタッ ズサーッ
海未(鍔迫り合いの状態から一振りで大分飛ばされましたね)
海未(あれが魔王?いや……少し距離を取って観察してみる必要がありそうです)
穂乃果「んー?なんだこれ、米俵……咄嗟に産み出すもんがこれとは、米好きの友達に影響でもさらてんのか?」
穂乃果「まぁいいや」ゴッ!!
海未(なっ!米俵を片手で地面に叩きつけて……)
穂乃果「産まれろよ!英雄出産!!」
ゴッ ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!
海未「っ!?米俵から緑のツタと根が広がって……テーブル全体に広がって行ってる!?」
穂乃果「ほーら、どうにかしないとお前も養分にされちまうぞ、俺が産んだものは成長に対して貪欲だからなっ!」
海未(この増殖速度、ダメだっ!普通に斬り払っただけじゃ間に合わな……)
うみか「全く……この程度も対応できんとは」ニュッ
海未「うみか!」
うみか「見てろ、>>126」
- 126 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sp8d-1Uzl):2015/11/20(金) 18:02:15.92 ID:jiTyK/NApHAPPY.net
- ジゴスパーク
- 127 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 18:18:21.10 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- うみか「ジゴスパーク!」
ビリビリッ!! ズゴンッ!!
海未「すごい……大量の電撃で向かってくる稲を焼き払った……!」
スタッ
うみか「忘れていたな、魔王が相手で無ければ私が出てきて終わる話だ」
穂乃果「へー、中々やるじゃん」
うみか「お前に褒められても嬉しく無いがな」
穂乃果「でも……この天空の石舞台も中々豊作になって絶景だねぇ」
海未(私の周囲、うみかが焼き払った所以外は一瞬で実りを付けた黄金の稲穂で埋め尽くされた)
海未(確かに神秘的な光景ではある、ランラン的な歌が聞こえてきそう)
うみか「安心しろ、今すぐ全部刈り取ってやる」
穂乃果「おお怖い怖い」
ボンッ!!!
海未(うみかの背後から地面を割り巨大な武器が姿を表す)
うみか「神代の時代の大鎌だ、名は>>128という」
穂乃果「面白いな、こっちも本気を出すか……」
海未(対する穂乃果は顔の手前当たりに手を持ってきて)
穂乃果「よっ!……と」ズシャッ!
海未(手を振り払うと顔には>>130がモチーフのような白い仮面が張り付いている、あれは……)
- 128 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sda8-weHo):2015/11/20(金) 18:24:47.83 ID:7O6R2gMjdHAPPY.net
- バルディッシュ
- 129 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (HappyBirthday!W 13ce-weHo):2015/11/20(金) 18:33:04.59 ID:8zFnT9vb0HAPPY.net
- kskst
- 130 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (HappyBirthday!W fbcb-weHo):2015/11/20(金) 18:39:33.40 ID:It5zEQ3w0HAPPY.net
- 鞄についてるあのマスコット
- 131 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sp8d-1Uzl):2015/11/20(金) 18:48:15.71 ID:eMhQ97PcpHAPPY.net
- 弱そう
- 132 :名無しで叶える物語(みかん)@\(^o^)/ (HappyBirthday! fb85-4/4W):2015/11/20(金) 18:54:26.45 ID:Ok782MMz0HAPPY.net
- かわいい
- 133 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 18:55:55.75 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- 海未(穂乃果の鞄に付いてるあのマスコット……名前はなんて言うんでしたっけ、とにかくあの仮面を付けて)
穂乃果「これは私の虚としての仮面、そしてこれが……」
うみか「刈り取れっ!バルディッシュ!!」ブンッ!
穂乃果「――――虚閃」
ゴッ!!
海未(穂乃果の額の前から白い閃光のようなビームがっ!!)
うみか「そんなものっ!切れぬものは無いこのバルディッシュでっ!!」
ガガガガガガガガガガガガッ
海未「釣り合ってる?いや……違うこれは」
うみか「バカな、バルディッシュの刃が段々消えていく!?」
穂乃果「私の虚閃は私の虚としての力を宿している」
穂乃果「全てを産み出す英雄出産がマイナスに落ち反転した力……それはっ!」
ゴゴゴゴッ!!
- 134 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 19:03:28.60 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- ドンッ!!!
海未「これ……は……」
海未(穂乃果の撃った虚閃がうみかのバルディッシュもその後ろの稲穂も全てを消し飛ばしてしまった)
うみか「単に押し負けたと言う感じはしない、これはもっと根源的な力」
穂乃果「そうだ、私……いや俺だな、さっきは少し意識を乗っ取ってしまった危ない危ない」
穂乃果「あまり穂乃果と同化しすぎるとそっちの侍に操られてしまうからな」
海未(やはりあの英雄出産とは別の存在……?)
穂乃果「とにかく私の反転した英雄出産……虚・英雄出産とでも名付けようか」
穂乃果「これは生とは逆、全てを無に返す力さ」
うみか「なるほど、単に消し飛ばすのではない、最初から無かったことにするのか」
海未「何て恐ろしい能力……」
穂乃果「さて、可能性の神様はこれに何発耐えてくれるかな?くっくっくっ」
うみか「……ちっ」
- 135 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 19:08:35.58 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- ────────────────
───心象世界
穂乃果「……はっ!」
穂乃果「ここは……どこ?」
穂乃果「うーん、謎だな、風景が>>136に埋め尽くされてる」
- 136 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sda8-weHo):2015/11/20(金) 19:13:07.74 ID:d5wsHJlpdHAPPY.net
- にこちゃんと冷蔵庫
- 137 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 19:37:47.98 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- ごめん少し時間あくかもん
- 138 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 20:27:19.44 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- 穂乃果「にこちゃんと冷蔵庫に埋め尽くされてる……」
穂乃果「にこちゃんは分かるけど何故冷蔵庫、穂乃果そんなに食いしん坊だったかな」
テクテク テクテク
穂乃果「あれ?あなたは……」
英雄出産「ん?」
穂乃果「英雄出産さんだよね、この前会ったような」
英雄出産「ふわぁ〜、そうだね」
穂乃果「ずいぶんダラッとしてるね」
英雄出産「まぁ私は何もやってないよ、海未ちゃんに命令されちゃったし」
穂乃果「じゃあ今表で暴れてるのは……」
英雄出産「あれは私の中から産まれたもう一つの私、そしてもう一つの君でもある、それが勝手に力を振るっているんだ」
穂乃果「ふーん、それなら聞きたいことがあるんだけど、あ、ここ座っていい?」
英雄出産「うん」
穂乃果「この景色のこと、にこちゃんと冷蔵庫がたけのこみたいに生えてるけどさ、これなんなの?」
英雄出産「ああ、この2人はね、>>139」
- 139 :名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ (HappyBirthday!W be74-dDy8):2015/11/20(金) 20:33:28.13 ID:9uAzPOfc0HAPPY.net
- 前世で魔王討伐を共にした師弟
- 140 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 20:54:33.54 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- 英雄出産「前世で魔王討伐を共にした師弟さ」
穂乃果「前世?」
英雄出産「正確には討伐は出来なく最後は封印して後世に繋いだ旅路だったけど、君と共に戦った仲間さ」
穂乃果「にこちゃん似の人と……この冷蔵庫が、そういえば前に喋る冷蔵庫と会ったな」
英雄出産「あの冷蔵庫は宝具さ、自立型の宝具、簡単に言えば武器だね」
穂乃果「武器……穂乃果の?」
英雄出産「違うね、宝具は英霊の武器、君は……その手の模様が分かるかい?」
穂乃果「模様?ああこれ、手の甲のやつずっと気になっていたんだよね」
英雄出産「それは令呪、英霊を使役するものの証さ」
穂乃果「英霊を……使役……」
英雄出産「今の君は魔術師では無いから前世の名残のようなものかな」
穂乃果「つまり穂乃果の前世は魔術師」
英雄出産「そう、魔術師穂乃果と英霊YAZAWAと宝具冷蔵庫」
穂乃果「その3人が魔王を封印した……ってこと?」
英雄出産「いや3人ともう1人だ、名はなんと言ったかな」
英雄出産「そうだ君の友達に絢瀬っていたろ?あれの遠いご先祖様だ」
英雄出産「確か名前は……>>141チカとか言ったか」
- 141 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sp8d-1Uzl):2015/11/20(金) 21:06:42.79 ID:fpVEELWGpHAPPY.net
- ロトー
- 142 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 21:17:18.11 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- 穂乃果「ロトーチカ?」
英雄出産「そのロトーチカが魔王の封印をした、そして子孫が壺を引き継いだ」
英雄出産「それが本物だとすら分からなくなるほど長い時間ずっとね」
穂乃果「なんで君はそんなこと……」
英雄出産「だって君は私だからさ」
穂乃果「えっ?」
英雄出産「ま、過去の話は置いておこう」
英雄出産「今は私たちの力で暴れてるあいつを止めるのが先決だろう」
穂乃果「あいつ……か、なんて呼べばいいのかな」
英雄出産「虚の穂乃果だし虚乃果とかでいいんじゃないかな」
虚乃果「ひゃっはー!いいぞー!吹き飛べ−!」
穂乃果(うーん、顔は私そっくりだな……なんて話しかけよう?)
穂乃果(>>143でいいか)
- 143 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (HappyBirthday!W 09a7-weHo):2015/11/20(金) 21:19:11.66 ID:hHGThPTz0HAPPY.net
- ちょっとおはなしいいですかぁ〜(ことり風)
- 144 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 21:33:21.91 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- 穂乃果「ちょっとおはなしいいですかぁ〜」
虚乃果「あぁ?なんだお前か」
穂乃果「よろしかったら〜暴れるのやめてくれないかな〜って」
虚乃果「何故俺がそんなことしなきゃならないんだ」
穂乃果「それはその……私の体だし、勝手されると困るし」
虚乃果「俺は困らんが」
穂乃果「私が困るんだってばー!」
虚乃果「じゃあ決着を付けるか?」
穂乃果「決着?」
虚乃果「俺もそこの英雄出産と同じ様にお前の中に具現化した能力だ」
虚乃果「園田海未が英雄出産を伏したようにお前も俺を倒せばいい」
穂乃果「それで……体を私に返してくれるならっ」
虚乃果「よし言ったな、勝負の内容はそうだな、>>145にしようぜ」
- 145 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (HappyBirthday!W fbcb-weHo):2015/11/20(金) 21:36:12.69 ID:It5zEQ3w0HAPPY.net
- ことりちゃんのものまね
- 146 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 21:42:47.03 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- 穂乃果「いいよ!」
虚乃果「いったな!?」
「「せーのっ!」」
お題:ことりちゃんのモノマネ
穂乃果「>>147」
虚乃果「>>149」
- 147 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (HappyBirthday!W 09a7-weHo):2015/11/20(金) 21:44:38.25 ID:hHGThPTz0HAPPY.net
- おやつにしちゃうぞ〜♪
- 148 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sda8-weHo):2015/11/20(金) 21:46:52.91 ID:0guZ6JhadHAPPY.net
- kskst
- 149 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sabe-weHo):2015/11/20(金) 21:47:01.27 ID:QmHWu3ZraHAPPY.net
- ハノカチュンハノカチュン///ハァハァうぇへへ
- 150 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 22:03:49.27 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- 穂乃果「おやつにしちゃうぞ〜♪」
虚乃果「ハノカチュンハノカチュン///ハァハァうぇへへ」
穂乃果「……きもっ」
虚乃果「なっ!キモくないだろっ!こんなものだろっ!」
穂乃果「いやそれはちょっと引くかな、うん」
虚乃果「何をっ!こっちのほうが絶対合ってる!!」
穂乃果「えー!ことりちゃんは素直に可愛い方がいいよぉ!」
虚乃果「はぁぁ?」
ワイヤ ワイヤ ワイヤ ワイヤ
────────────────
──外
穂乃果「いやこっち、こっちだ!はぁ?こっちだって!あぁぁ!?」
海未「な、なんでしょう?急に1人で悶え始めましたよ?」
うみか「どうでもいい!さっきのビーム地獄よりはマシだっ!!」
海未「そうですね、今のうちに……」
うみか「捕縛するぞっ!私のコレクションから好きに使えっ!」
海未「えぇ!?いきなり言われても……じゃあこの>>151を使います!」
- 151 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sda8-TKCH):2015/11/20(金) 22:08:32.97 ID:X/nmUMt4dHAPPY.net
- 鏡花水月
- 152 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 22:19:29.15 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- 海未「なんか刀があったのでこれ使いますね!」
うみか「えっ……あっ!お前それはっ!」
海未「ん?何か大変なものなんですかこれ?」
うみか「まぁほどほどにヤバいやつだ……てかよく見つけたな、私でさえ失くしたと思っていた」
海未「はぁ……」
うみか「これは能力と刀が呼びあったのかもしれんな、分かった、使い方を教えてやる」
・
・
・
穂乃果「ああもう!向こうに夢中でこっちの制御疎かにしてたぜ!負けてねえだろうな!」
うみか「突っ込め海未!稲穂は私が薙ぎ払ってやる!」
海未「はいっ!」
うみか「ジゴ……スパーク!!」
ビリビリッ! ズゴンッ!!
海未「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」ダダダッ
穂乃果「突っ込んでくるか、ならこちらも虚閃を食らわせて――」
海未「ふぅ……」ピタッ
穂乃果「ん?なんだ?急に止まって目を閉じて」
海未「――砕けろ、鏡花水月」
- 153 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 22:36:21.00 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- ──────────────
うみか「これは鏡花水月と言ってな、斬魄刀の1つだ、能力は完全催眠」
海未「完全……催眠」
うみか「発動の条件としては始解の瞬間を見せること」
海未「始解とは?」
うみか「海未は死神では無いからな、単純に解号の言葉を放つ時と覚えていればいい」
うみか「本来この解号は催眠を解く時に使われるものだが今はこれをきっかけに発動するようになってる」
海未「なるほど、その瞬間を相手に見せればいいわけですか」
うみか「注意点としてその瞬間はお前も見てはいけない」
海未「私もですか?」
うみか「これは以前の持ち主の呪いが染み付いていてな、油断すると使用者すら催眠の夢に落とす妖刀扱いされている」
海未「……妖刀」
うみか「呪いに囚われないためには確固たるイメージを持て、相手にどんな催眠をかけるのか」
海未「イメージ……分かりました、あの穂乃果には>>154」
─────────────────
─────
海未「――砕けろ、鏡花水月」
穂乃果「なっ!?」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
- 154 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sabe-weHo):2015/11/20(金) 22:42:02.61 ID:QmHWu3ZraHAPPY.net
- 海未ちゃんが大好きになる
- 155 :名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ (HappyBirthday!W 19e0-KeWB):2015/11/20(金) 22:43:45.51 ID:6XwYi+qU0HAPPY.net
- WRYYYYYYYYYYYYY
- 156 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 22:48:33.11 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- 穂乃果「海未ちゃん……」
海未「どう……でしょう」カチャンッ
穂乃果「海未ちゃん大好きぃいいいいいい!!」ガバッ
海未「よしっ!」
うみか「お前はそれでいいのか……」
─────────────────
──心象世界
虚乃果「うひゃぁぁぁぁぁ!海未ちゃん好きぃいいいいいいいい!」
穂乃果「うわっ!急にどうしたのこの人っ!」
英雄出産「外で何かあったんだろね」
穂乃果「ど、どうすればいいのかな?」
英雄出産「屈服させたことにすればいいんだ、今のうちに1発>>157してやれ」
穂乃果「ええー、それいいのかな……」
- 157 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sa19-dyt0):2015/11/20(金) 22:52:11.89 ID:MLlfZX7XaHAPPY.net
- 腹パン
- 158 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 23:02:44.87 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- 穂乃果「ふんっ!!」パンッ!!
虚乃果「うぐっ!……かはっ」
フラッ バタンッ
穂乃果「いい?もう穂乃果に逆らっちゃダメだよ?」
虚乃果「……はい」
英雄出産「よし、これで君は穂乃果内ヒエラルキーの頂点に立ったわけだ」
穂乃果「腹パンで頂点取れる自分のヒエラルキーが悲しいよ……」
─────────────────
──外
穂乃果「海未ちゃ海未ちゃぁぁぁぁ……はっ!戻ってきた!」
海未「どうやら戻ったようですね」
穂乃果「うん、なんで私は海未ちゃんに抱きついていて海未ちゃんはキスマークでいっぱいなんだろう」
海未「深く考えないでください」
うみか「とにかくこれで一見落着だな」
穂乃果「うみかちゃんっ!」ダダッ
うみか「うおっ!わ、私には抱きつくなよ!」
穂乃果「ん?」
うみか「おほんっ、穂乃果は魔王ではなく、また穂乃果も内なる力を完全に制御できた」
海未「確かに、結構な進展ですね」
穂乃果「魔王……?」
海未「穂乃果には後で説明します」
うみか「制御できた虚の力、こちら側の戦力となれば心強いが……同時にあちらも狙ってくるだろうな」
海未「ええ、警戒は強めませんとね」
- 159 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 23:17:33.08 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- 穂乃果(そういえば、私の中で英雄出産さんに聞いた話)
穂乃果(あれ……いつか続きが聞けるのかなぁ)
─────────────────
─────────────────
───??? どこかの野営地
ロトーチカ「穂乃果!早く起きなさい!全くあなたは私のパーティという自覚が足りません!」
穂乃果「えへへ……ごめんねロトちゃん、昨日夜更かししちゃって」
ヤザワ「マスターがマスターとしての自覚無いのはいつものことでしょ」
冷蔵庫「マスター!マスター!」
ヤザワ「アンタのマスターなら私、もういっつもマスターのことそう呼ぶんだから」
冷蔵庫「ごめんなさい」
穂乃果「いいのいいの、マスター穂乃果にまっかせなさーいっ」
冷蔵庫「マスター!」
ヤザワ「おいこらお前ら」
ロトーチカ「さぁ行きますよあなたたち、目的地まではあと山3つです」
穂乃果「うう長い……おばあちゃんになっちゃうよ」
ヤザワ「大丈夫よマスター、アンタがおばあちゃんになろうが死んで生まれ変わろうが、私たちはずっとアンタと一緒に要るから」
冷蔵庫「そうですよマスター!」
穂乃果「皆ありがとーっ!」チラッ
ロトーチカ「……はいはい、私も一緒ですよっ」
穂乃果「ありがとうロトちゃん好きーっ!」ギュッー!
ロトーチカ「もう穂乃果ったら……では後の世のためにも頑張らねばなりませんね」
ロトーチカ「いつの日か、魔王のいない平和な世が訪れるように――」
金曜放課後前編 終わり
- 160 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sr8d-AnqU):2015/11/20(金) 23:20:07.00 ID:d3gAXQasrHAPPY.net
- 長くなったので分割せざるを得ない前編終わり
明日こそは出産に漕ぎ着けたいね
金曜放課後に引き続き続く
かもしれない
- 161 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sda8-TKCH):2015/11/20(金) 23:21:39.27 ID:X/nmUMt4dHAPPY.net
- おつ
- 162 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (HappyBirthday! Sabe-weHo):2015/11/20(金) 23:23:47.67 ID:QmHWu3ZraHAPPY.net
- おつです
- 163 :名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ (HappyBirthday!W 0H41-Ctvz):2015/11/20(金) 23:40:48.79 ID:JCSnEwZ3HHAPPY.net
- 乙!
- 164 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 69a6-zkgi):2015/11/21(土) 01:22:51.83 ID:KcSzHu570.net
- おつおつ
- 165 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 14:43:07.66 ID:rOULjU/fr.net
- 金曜放課後編を引き続き引き続く
開始視点キャラ
>>166
(ほのママ、穂乃果、海未、うみか以外)
- 166 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ (ササクッテロ Sp8d-1Uzl):2015/11/21(土) 14:56:21.11 ID:sBStgofrp.net
- 出番の少ないこたろう
- 167 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 15:27:59.04 ID:rOULjU/fr.net
- ─────────────────
──矢澤家
スピー スピー
こたろう「……ん」ムクッ
こたろう「だれもいない……」
ガラッ
こたろう「うー、おやつ、じかん」
キョロキョロ
こたろう「おなかすいた」
冷蔵庫「あら?こたろうさん?」
こたろう「あー、れいぞうこー」
冷蔵庫「起きてきましたか、今はお姉さん方はいないんですよねぇ」
こたろう「おやつー」
冷蔵庫「おやつ?確かにそんな時間ですね、ワタシの中に何かあったかなぁ」ピピッ
冷蔵庫「ふむ、>>168ならありますね」
- 168 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-Ctvz):2015/11/21(土) 15:29:42.80 ID:xUFm8Cxia.net
- りんご(うさぎ)
- 169 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 15:47:05.42 ID:rOULjU/fr.net
- 冷蔵庫「うさぎの形に切ったりんごならありますね」
こたろう「うさぎー!」
冷蔵庫「食べるなら手を洗ってくださいね」
こたろう「あらうー」テクテク
冷蔵庫「さてワタシはお皿の準備……も出来ないんですね手がないから」
冷蔵庫「こたろうさんが手を洗って戻ってくるのを待ちましょうか」
ピン ポーン
冷蔵庫「お客さんですか」
冷蔵庫「はい今出ますよ−」ガタガタ
冷蔵庫「どちらさんでしょうね、ちょっとドア越しに見てみますか」
冷蔵庫「この人は>>170」
- 170 :名無しで叶える物語(なっとう)@\(^o^)/ (ワッチョイW d004-1Uzl):2015/11/21(土) 15:52:34.49 ID:m2q23fmq0.net
- 魔王の使い
- 171 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 16:00:59.93 ID:rOULjU/fr.net
- 冷蔵庫「どこかで見たことが……うっ!昔の記憶が……!」
ジジッ ジジジッ
冷蔵庫「……これは、魔王の使い!?なぜここに……!」
魔王の使い「あれ?開けてもらえないんですかー?」
魔王の使い「なら>>172しちゃいますねぇ」
- 172 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sae8-dyt0):2015/11/21(土) 16:01:36.13 ID:XcEt8TfPa.net
- ピンポンダッシュ
- 173 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 16:08:38.55 ID:rOULjU/fr.net
- 魔王の使い「ならピンポンダッシュしちゃいますねぇ」
冷蔵庫「ちょっ!ご家庭に迷惑なことはやめてくださいっ!」
魔王の使い「なら……さっさと開けなさいよっ!」ダンッ
ピンッ ゴッ!!!
バキイッ! ボロボロ……
冷蔵庫「そんな、ドアの周りの壁ごと指で突き破るなんて……」
魔王の使い「これがピンポンダッシュならぬダッシュピンポン、なんて」
冷蔵庫「くっ」
魔王の使い「あなたが冷蔵庫?はじめまして、アタシは>>174、魔王様の忠実な下僕」
冷蔵庫(はじめまして?ワタシの記憶にはあるけど初対面なのでしょうか)
冷蔵庫(それにこの人の姿は>>176)
- 174 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TKCH):2015/11/21(土) 16:15:17.19 ID:0NcLI6DAd.net
- ナンジョルノ
- 175 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ (ササクッテロ Sp8d-1Uzl):2015/11/21(土) 16:22:32.30 ID:EicL0v8Rp.net
- ksk
- 176 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW 94cb-weHo):2015/11/21(土) 16:22:45.29 ID:A3uv/65T0.net
- ララフェル
- 177 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 16:34:19.58 ID:rOULjU/fr.net
- 冷蔵庫(全体的に小柄な感じ、なんといいましたっけ、FFとかいうゲームのララフェルという種族みたいな)
ナンジョルノ「なぁにその目は?アタシが小さいからって舐めてるわけ?」
冷蔵庫「いえそういうわけでは……」
ナンジョルノ「小さいけど力比べならアンタよりは余裕でありますよぉ」パキパキラ
冷蔵庫「あなた、魔王の下僕と言いましたね、何が目的でここに」
ナンジョルノ「魔王さま、だ、豚が」
冷蔵庫(狙いがにこならどうにかして知らせないと……それにここにいたらこたろうさんも巻き込まれる)
ナンジョルノ「そうだねぇ、アタシの目的……それは>>178」
- 178 :名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ (ワッチョイW 544f-weHo):2015/11/21(土) 16:39:54.62 ID:L7yZoi560.net
- 矢澤家殲滅
- 179 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 16:53:55.54 ID:rOULjU/fr.net
- ナンジョルノ「矢澤家の殲滅」
冷蔵庫「なに?どういうことなんですか」
ナンジョルノ「お前ごときが知る必要は無いのよ」
こたろう「うー、うさぎー」トコトコ
冷蔵庫「こたろうさんっ!」
ナンジョルノ「そいつも矢澤家の人間ねぇ、排除……対象ぉっ!!」ググッ
冷蔵庫(人差し指を立てた腕を引いて牙突みたいな構えを取ってる、あれが来る!)
ナンジョルノ「ダッシュ……」
冷蔵庫(どうする?中に戻るか、外に逃げるか)
冷蔵庫(ここは>>180)
- 180 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW 94cb-weHo):2015/11/21(土) 17:01:41.04 ID:A3uv/65T0.net
- それ以上近づけばあれをするぞ!(ブラフ)
- 181 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 17:16:14.94 ID:rOULjU/fr.net
- 冷蔵庫「これ以上近づけばあれをするぞ!」
ナンジョルノ「あ、あれだと!?」ビクッ
冷蔵庫「今ですこたろうさん!行きますよ!」パカッ
こたろう「うー?」
冷蔵庫「入って!」
こたろう「うん」ヒョイッ
ナンジョルノ「あっ!しまった!」
冷蔵庫「華麗に回避!そしてダッシュ!さらばっ!」ガガガッ!
ナンジョルノ「逃がさないわっ!」
───────────
──外
ガラガラッ ガラガラッ ゴゴッ
冷蔵庫(逃げ場の無い中よりは当然外ですよね)
冷蔵庫(戦闘能力のないこたろうくんと体の硬さくらいしか能のないワタシ)
冷蔵庫(せめて、誰かに助けを求められたら……)
こたろう「うー?」コンコン
冷蔵庫「大丈夫ですよこたろうさん、ワタシの中に入ってる限りは安全です」
冷蔵庫「ガタガタして乗り心地は多少悪いかもしれませんが……」
冷蔵庫「あれ?あそこを歩いているのは>>182」
- 182 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-weHo):2015/11/21(土) 17:19:27.91 ID:c2fvK4e7d.net
- にこ
- 183 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 17:31:12.32 ID:rOULjU/fr.net
- 冷蔵庫「にこ……?おーいにこ!!」
キキイッ!
にこ「うわっ!冷蔵庫!?何してるのこんな所で、留守番とこたろうのお守り頼んでなかった?」
冷蔵庫「こたろうさんならここに」パカッ
こたろう「おー」
にこ「こたろう?あんた何で冷蔵庫の中なんかに……」
冷蔵庫「それが大変なんです!家にいきなり魔王の手下が現れてっ!今も追いかけられているんですっ!」
にこ「魔王!?」
??「ねぇ……今魔王って」
冷蔵庫「あら?そちらでにこと手を繋いでる子は……」
にこ「えっ?ああこの子は寿限無、私と希の子、今日はこの子と希と一緒に遊んでた帰りで」
冷蔵庫(なるほど、この子が……、見た目の年齢は>>184(0〜同年代の範囲)、性格は>>186っぽいですね)
- 184 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ (ササクッテロ Sp8d-1Uzl):2015/11/21(土) 17:33:46.38 ID:EicL0v8Rp.net
- 15
- 185 :名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/ (ワッチョイ b0cb-3gaw):2015/11/21(土) 17:33:59.89 ID:IDAJpjcX0.net
- こたろうぐらい
- 186 :名無しで叶える物語(なっとう)@\(^o^)/ (ワッチョイW d004-1Uzl):2015/11/21(土) 17:34:51.16 ID:m2q23fmq0.net
- 破天荒
- 187 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-weHo):2015/11/21(土) 17:34:52.69 ID:bNx12gyYd.net
- 女王様
- 188 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-EtL+):2015/11/21(土) 17:34:53.17 ID:fbO4Fkoqd.net
- おばあさん
- 189 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 17:48:13.23 ID:rOULjU/fr.net
- 冷蔵庫(外見は希とにこの中間で歳は15歳くらい?性格は……)
寿限無「魔王の手下と聞いて、うちが黙ってるわけにはいかねぇなぁ!」
冷蔵庫(破天荒?……なんですかね、実際破天荒に性格を表す意は無いそうですが)
にこ(日本人の6割はそう使ってるからもういいのよ)
冷蔵庫(直接頭にっ!?)
にこ「そんなことより手下よ、どんなやつなの?」
冷蔵庫「どんな奴ですか?えーと、小さくてうるさくて」
ナンジョルノ「……ぅぉぉぉおおおおおおおおおおっ!」ダダダダダ
冷蔵庫「そうそう、ちょうど今こっちに走ってくるあの人みたいな……」
ナンジョルノ「逃しませんわよぉおおおおおおおおおおおっ!!」ダダダダッ!!
冷蔵庫「いや……あの人ですっ!あの人が魔王の手下ですっ!!」
にこ「なっ!?冷蔵庫はこたろうを守って遠くに行ってなさい!ここは私が……」
寿限無「いや母さん、ここはうちが行くっ!」ダダッ!!
にこ「寿限無っ!?」
冷蔵庫「あの子、戦えるんですか?」
にこ「一応……武器は>>190を持ってるはずだけど」
- 190 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-weHo):2015/11/21(土) 17:49:44.17 ID:6DGgOLOKa.net
- バナナ
- 191 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 18:12:02.50 ID:rOULjU/fr.net
- タタタタッ
ナンジョルノ(む?なにかしら……向こうからもこっちに走ってくるわね)
ナンジョルノ(矢澤にこでは無い、が似てる……親族かしら?)
ナンジョルノ(まぁどっちでもいい)
ナンジョルノ「向かってくるなら叩き潰すだけよぉっ!」
寿限無「こちらも……同じだっ!」スッ
ナンジョルノ(懐に手を入れた、武器を取り出す?一体何が出てくる……)
寿限無「ていっ!」ポンッ
ナンジョルノ「って、バナナ!?」
寿限無「おう、見ての通りバナナだが?何か文句あるのかよ」
ナンジョルノ「文句は無いけど……そんなものでアタシと戦うつもりっ!?」
寿限無「ちっちっち、嫌だねぇ脳筋チビは考えることが単純すぎる」
ナンジョルノ「誰がチビかしらごらああああぁぁぁっ!!」
ダダダッ!
ナンジョルノ(このガキが何をしようがどうでもいいわ!この先のすれ違うタイミングで1発で沈めてやるっ!!)
ナンジョルノ「ダッシュ&ダッシュ……っ、ピンポンッ!!!」ゴッ!!
寿限無「このバナナは敵を屠る単なる武器じゃあない、うちの力を高める――栄養剤(エサ)なのよ」
- 192 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 18:27:57.07 ID:rOULjU/fr.net
- ムキッ バクッ!
ゴクンッ!
寿限無「……ぷはぁ」
ナンジョルノ「バナナ食ったから何だってのよ!指で極太穴開けられて死ねぇっ!!」ブンッ!!
寿限無「神――」クンッ
ナンジョルノ(なっ!少ししゃがまれただけでかわされ……)
寿限無「――アッパー!」ブンッ!!!
メキィッ!
ナンジョルノ「ぐっ!」
ナンジョルノ(ダッシュピンポンで突き出した腕を下から殴り飛ばされた!?)
ヒュッ
スタッ ズサァ……
ナンジョルノ「ちっ……アンタも充分馬鹿力じゃない」ズキズキ
ナンジョルノ(右腕、軽くイッたかもね……)
寿限無「神は言われた、この善悪を知る木からは取って食べてはいけないと」
ナンジョルノ「はぁ?何言ってんの?」
寿限無「創世記、知恵の木の実の話だ、知らないか?」
ナンジョルノ「それくらいは知ってるけど……それが今なんなのよ」
寿限無「この知恵の実はな、一説ではバナナとも言われているんだ」
寿限無「それ以外にもバナナと思わしき果実はあらゆる神話に登場する、まさに神の果実ってわけだ」
ナンジョルノ「…………で?」
寿限無「うちは神似子!東條寿限無っ!神の特徴を体に宿し、その力の一端を操るモノっ!!」
寿限無「つまりバナナはうちの力を高める最高のブースター!最強の武器!」
寿限無「来やがれ魔王の手下っ!うちが、神パワーで相手してやらぁっ!」
- 193 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 18:36:46.71 ID:rOULjU/fr.net
- ナンジョルノ「くっくっく、あっはっはっは……!」
寿限無「どうした、急に笑い出して」
ナンジョルノ「つまりアンタも脳筋チビってことじゃねえかよっ!!」ダダッ!
寿限無「はっ、お互い様だっ!!」ダダッ!!
ゴッ!!!!!
ガッ!!! ゴンッ!!!!!
冷蔵庫(路上で2つの力と力がぶつかり合う)
冷蔵庫(姿を追うのもやっとで、数メートル大の打痕と数十センチの鋭い刺突痕がまたたく間にアスファルトに刻まていく)
にこ「少し寿限無が押してる感じかしらね」
冷蔵庫「見えるんですか!?」
にこ「多少は」
冷蔵庫「勝てるんですか?」
にこ「今はアホみたいに力押ししてるから好調だけど、向こうのほうが単純な体術は上っぽい」
にこ「まぁ寿限無は生まれて1日だし経験の差は無理にでも才能で埋めていくのは正しい」
にこ「向こうに、奥の手でも無い限りは――」
- 194 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 18:44:11.83 ID:rOULjU/fr.net
- ゴッ!!
バキッ!!
ガンッ!!
ナンジョルノ(ちっ、本当に馬鹿力の塊ね、神の力だかなんだか知らないけどとんでもない力の塊をそのまま奮ってやがるわ)
ナンジョルノ(思考も駆け引きもない、ただ生まれ持ったセンスのまま手足を動かす)
ナンジョルノ(それだけで災害級……ほんと、羨ましったらありゃしないわぁ)
タンッ タンッタンッ
寿限無「うらぁぁぁぁぁぁっ!!」
ナンジョルノ「っと!」タンッ!
ガゴンッ!!!
ナンジョルノ(こっちがこの体に生まれて、どれだけ研鑽を重ねてきたか……)
ナンジョルノ(でもそんなものは戦場においてはただの言い訳、そうですよね魔王様)
ナンジョルノ「――行くわよ」ピタッ
寿限無(動きを止めた!?)
ナンジョルノ(まさか、こんな子相手に切り札の1つを出すことになるなんてね……)
ナンジョルノ「秘儀……>>195」
- 195 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW 94cb-weHo):2015/11/21(土) 18:47:19.36 ID:A3uv/65T0.net
- 足元ぐるぐるになるギャグ漫画走り
- 196 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 19:23:02.83 ID:rOULjU/fr.net
- ナンジョルノ「うおおおおおおおおお!!」グルグルッ
寿限無「!?」
にこ「あれは足元ぐるぐるになるギャグ漫画走りっ!?」
冷蔵庫「すごいのですか?」
にこ「さぁ……素人にはちんぷんかんぷんだわ」
冷蔵庫「えぇー」
寿限無(すごい……足元がグルグルに見えるほど高速の回転の走り)
寿限無(一見ギャグっぽいがこいつはとんでもねぇ技だぜ)
寿限無(うちには分かる、あの一定の軌道で動かしている足の回転)
寿限無(あの回転エネルギーが腰、上半身、肩、肘へと伝播し、指の先に集中している)
ギュイイイイイイイイイイイン!
ナンジョルノ(どうやら見抜かれいるようね、しかし気にしないわっ、私の全力をぶつけるのみっ!)
ナンジョルノ(回転の力よ!無限の軌道を描き全てを貫け!)
ナンジョルノ「ダッシュ……ジャイロッ!ピンポンッ!!」ブンッ!!
寿限無(分かる……本能で分かる、これを受けたらヤバイ!)
寿限無(どうする!?どうする!?……>>197)
- 197 :名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ (ワッチョイW 19e0-KeWB):2015/11/21(土) 19:25:29.52 ID:BZdvbPG10.net
- 世界(ザワールド)
- 198 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-weHo):2015/11/21(土) 19:25:51.08 ID:NBz4vh/4a.net
- バナナの皮
- 199 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 19:52:13.52 ID:rOULjU/fr.net
- 寿限無(やばい……避けなきゃ、もっと早く避けなきゃ……超早く避けなきゃ……避けな……)
・
・
・
パチッ
寿限無(……あれ?)
寿限無(なんだこいつは……目の前のチビがピタリと止まってる)
寿限無(いやチビだけじゃない、うちの周りに飛んでる地面の破片も、お空の雲も、向こうの母さんや冷蔵庫まで動いていない)
寿限無(その中でうちだけが動ける)
寿限無(ありえないが、こいつは……まるで時が止まったかのような……)
シュンッ
ナンジョルノ「ピンポンッ!!!」ブンッ!!
ドゴッ! ガゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!! ガゴンッ!!!
寿限無「……動いた!」
ナンジョルノ「バカなっ!避けたぁ!?」
寿限無(危ねえ!指の先からでた力がビルを3つはえぐったぞ!)
ナンジョルノ(今のタイミング……絶対に避けれなかったはずなのにっ!)
寿限無「……ふーむ」
ナンジョルノ「アンタ、何をしたの?」
寿限無「いやなんか、すげー速く動かなきゃなーと思ってたら、避けられた」
ナンジョルノ「はぁ?あれは速く避けるとかそういうレベルの問題じゃあ……っ!」
- 200 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 19:58:48.18 ID:rOULjU/fr.net
- 冷蔵庫「今の見ましたかにこ!どうやって避けたのでしょう、超スピードとかそんなチャチなものじゃない、まるで……」
にこ「時を止めたかのような?」
冷蔵庫「なっ!?」
にこ「ねぇ冷蔵庫、私はあれに似た力を漫画で読んだことがあるわ」
冷蔵庫「漫画ですか……」
にこ「寿限無っ!!」
寿限無「はいっ!」
にこ「その力はザ・ワールドって言うの!効果は今あなたが思い浮かべているもので合ってるはずよ!!」
寿限無「……分かった!」
冷蔵庫「しかし時を止めるなんてそんなオカルト」
にこ「ええ、寿限無はスタンド使いでは無いわ」
冷蔵庫「す、スタンド?」
にこ「あの子は神のパワーで身体能力を高め、あの瞬間無意識にスピードの極限に辿り着くことでスタンドと同レベルになった」
にこ「どちらかといえばスタプラ寄りのザ・ワールドという感じね」
冷蔵庫「すいません今度まで漫画読んでおきます」
にこ「ともかく、あの子はすごい力を手にしたわ」
- 201 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 20:05:05.88 ID:rOULjU/fr.net
- 寿限無「なんだか体に力が漲ってる気がする」
ナンジョルノ「アンタ……なんなのよ……」
寿限無「行くぞ!『寿限無・ザ・ワールド』っ!」
ピタッ
寿限無(止まった……)
寿限無(さっきは勝手に時間が動いた、つまり時間制限があるんだな)
寿限無(ふぅー、ならこれで決めてやる!)
寿限無「あ、どうせなら何かラッシュの声を考えた方がいいかね」
寿限無「>>202>>202でいいか」
- 202 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TKCH):2015/11/21(土) 20:06:19.29 ID:0NcLI6DAd.net
- ワシワシワシワシにこー
- 203 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 20:19:26.14 ID:rOULjU/fr.net
- 寿限無「ワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシにこーっ!!」
ナンジョルノ「……ぐは……」メキメキィ
寿限無「にこーににこにー」キリッ
寿限無「そして時は動き出す」
シュンッ!
ナンジョルノ「ぐはがはごほがっ!!!」
ズゴンッ!! ゴンッ!! ズサァー
ナンジョルノ「……うぐっ」ピクピクッ
冷蔵庫「か、勝ったのですか!?」
タタッ
寿限無「まぁ、なんとかな」
にこ「もー無茶しないのっ」
寿限無「悪い母さん、心配かけた」
こたろう「うー、かったー」
寿限無「お?お前が母さんの弟か、うちにとっては叔父さんだな」
こたろう「おじ……さん?」
- 204 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 20:24:34.77 ID:rOULjU/fr.net
- ナンジョルノ「お前ら……これで……終わったと……思うな……」ピクピクッ
寿限無「まだ喋れる元気があったか」
冷蔵庫「待ってください!その人は矢澤家の殲滅を命じられてると言ってました!」
にこ「どういうこと?」
寿限無「ほら、またワシワシされる前にさっさと話な」グッ
にこ「そうね、大人しく話したほうが身のためよ」
ナンジョルノ「くっ……それは……お前らの父が……」
にこ「パパ!?パパがどう関係あるのよっ!!」
ナンジョルノ「お前らの……父が……>>205」
- 205 :名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ (ワッチョイW 19e0-KeWB):2015/11/21(土) 20:26:17.95 ID:BZdvbPG10.net
- 魔王を倒す術を知っている
- 206 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 20:36:45.32 ID:rOULjU/fr.net
- ナンジョルノ「魔王を倒す術を知っているから……だ……」ピクピクッ
にこ「なっ!?」
ナンジョルノ「だから……お前ら家族を……殲滅……もしくは……人質に……して……」ピクピクッ
にこ「嘘でしょ、まさかパパがそんな重要人物になってるなんて……」
ナンジョルノ「くくくっ、お前らは……これからも狙われるであろう……あの男の……家族である限り……」ピクピクッ
寿限無「ちっ、この際だ、吐けるもん全部吐かせて――」
ドンッ!!!!!
グラグラッ!
寿限無「ってなんだ!?急にデカい揺れが!?」
冷蔵庫「地震!?いやこれは……足音のような……」
にこ「新手っ?」
>>207「全く、あなたは油断しすぎ、ナンジョルノ」
ナンジョルノ「わざわざ……悪いわね……>>207」
- 207 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-xlXG):2015/11/21(土) 20:44:31.81 ID:U7IZo4INa.net
- 黒川鈴子さん
- 208 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 20:56:27.90 ID:rOULjU/fr.net
- 黒川「油断しすぎですよ、ナンジョルノ」
にこ「なにこれ、巨大ロボに乗ってる……?」
寿限無「母さん!こいつも私がっ!」
黒川「増大錬金……エア」ゴゴゴッ!
寿限無「なっ!突風っ!?」
黒川「と、同時に逆増大錬金……グランド」シュンッ!
寿限無「地面が……消えてっ!」
黒川「錬金で地面の質量をエネルギーに変え、そのエネルギーで空気の質量を増大させました」
黒川「超スピードで動くとはいえど、蹴る地面も無く周りの大気も邪魔をするとなれば、動くこともままならないでしょう」
寿限無「ちっ!」
黒川「ではナンジョルノは連れていきますね」スッ
にこ「いつの間に!」
寿限無「お前……まちやが……」
黒川「さらばっ」シュンッ!!
冷蔵庫「飛んだ……いや、跳んだ?」
にこ(あのロボ、微妙に穂乃果に似てたわね……)
- 209 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 21:07:15.52 ID:rOULjU/fr.net
- ─────────────────
────空の上
ビュオオオオオオオオオッ
バサッ バサッ バサッ
ナンジョルノ「悪いわね……黒川」
黒川「問題ないですよ、これも任務ですし」
ナンジョルノ「あはは……ロボの手で握ってるのはいいけど……力入れて潰さないでね……」
黒川「フリ?」
ナンジョルノ「フリじゃないわよぉ!?」
黒川「というか、それなら上でほのダムちゃんを掴んでいるドラゴンが急に落とさないか不安だわ」
ツバサ「エミツンはそんなことしないわよー!」
バサッ バサッ バサッ
黒川「んー?ドラゴンの頭の上から声が聞こえてくるけど何でしょう、ノイズ?」
ツバサ「誰がノイズだー!もう、あんたが乗ってるほのダムは私が奪ったものなんだからね」
黒川「はいはい」
ツバサ(それにしても、魔王を倒す術を知ってる男か……)
ツバサ(何者なのよ、矢澤にこの父親って――)
バサッ バサッ バサッ
- 210 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 21:21:18.02 ID:rOULjU/fr.net
- ─────────────────
───
にこ「…………」
冷蔵庫「なにものなんですか?にこの父親って」
寿限無「母さんの、父さん……」
こたろう「ぱぱー?」
にこ「……ただの普通の魔術師よ」
にこ「特にすごい魔術的研究も成していない、先祖のやってきたことを細細とこなしてた、ただの魔術師」
にこ「家族としても普通の良いパパだった」
にこ「皆の幸せを願って、無理なんてしなくていいから、出来ることをやろうって、そんなこというパパ」
にこ「今でも笑顔は覚えてる」
にこ「……でも、魔王が復活した日のこと、たくさん魔術師が騒乱に巻き込まれたあの日」
にこ「パパは「『ちょっと行ってくるよ』って出掛けたまま、二度と帰って来なかった」
寿限無「母さん……」
冷蔵庫「にこ……」
にこ(パパ、パパは生きてるの?今どこで何をしてるの?)
にこ(ねぇ……パパ)
- 211 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/21(土) 21:31:54.15 ID:rOULjU/fr.net
- ここらへんでまた一端中断、金曜放課後中編終わり
パパもちょっと書こうとしたけど決めつけないで後の流れに任せよう
さあ今度こそ凛ちゃん編だ!視点も花陽にするぞ!
金曜放課後後編に続く
- 212 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-weHo):2015/11/21(土) 21:48:40.59 ID:fD0MWLIPa.net
- どこまでインフレしていくんだ…!
乙
- 213 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TKCH):2015/11/21(土) 21:52:57.77 ID:0NcLI6DAd.net
- おつ
- 214 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW efa6-zkgi):2015/11/21(土) 23:58:39.74 ID:PH9boB+H0.net
- おつおつ
- 215 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 15:43:56.57 ID:6A0rI3wCr.net
- 金曜放課後後編
─────────────────
リホ様(厳密に言うなら女神は眠らない、睡眠を必要としないから)
リホ様(目を閉じるとただそこには闇が広がっているだけ)
リホ様(……それじゃ少し寂しい)
リホ様(だから女神も夢を見る、眠りの真似をして夢を見る)
リホ様(束の間に、何時の間に、何処ともしれない夢を見る)
リホ様(深い、深い、意識の底へ沈んでいく)
─────────────
─────────
───???
ピチャッ ピチャッ
ピチャッ
リホ「ん……あれ、ここは……>>216」
- 216 :名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/ (ワッチョイ b0cb-3gaw):2015/11/22(日) 15:47:39.70 ID:4Cpu4OwV0.net
- 何かの体内
- 217 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 16:08:07.66 ID:6A0rI3wCr.net
- リホ(地面がヌメヌメして鼓動している)
リホ(まるで内臓の壁みたいな――)
リホ「うぷっ……!」ガタッ
リホ「げほっ!げほげほっ!!」
『ごめんねリホ、あなたが選ばれるなんて』
『私だって嫌だったのよ?』
リホ(うるさい、頭に響くこれはなんだ!誰の声だ!お前は……お前は……)
『お母さんはあなたのことが好きだから』
リホ「お母……さん?」
リホ「……う」
リホ「げぇっ……!、がはっ……!」ビチャッ! ベチャッ!
リホ(頭に声が響く度に嘔吐感は襲ってきて、何度も何度も吐いた)
リホ(唯一身にまとっていた白装束は肉壁の粘液と私の吐瀉物でぐちゃぐちゃになって)
リホ(漂う悪臭が体内と私の区別が付かなくなった頃)
リホ(今までとは別の声が聞こえた)
『お前は、何者だ?』
リホ「さぁ……私が聞きたいよ」
リホ(たぶんこの体内の主なのだろう、理由は無いけどそう思った)
『お前は、いつもの贄では無いのか?』
リホ「贄……」
リホ「……っ!ぐぁぁぁあぁあぁうぅあぁっ!!」
リホ(思い出そうとすると頭が割れそうになる、またこれだ、何故私はここにいる、何故私はこんな目にあっている、何故私はっ!!)
リホ「私は……なんなんだ」
『忘れたか、思い出せないのか、嫌……自らそうしているのか、可哀想に』
リホ「何……を」
『いいかい?お前は――』
- 218 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 16:17:40.78 ID:6A0rI3wCr.net
- ──────────────
──
花陽「……あれ?」
リホ様「花陽、起きましたか?」
花陽「うん、私お昼寝してたんだ……」
リホ様「もうすぐ病院へ行く時間ですよ、お支度を」
花陽「うんっ」ムクッ
ツー ピチャンッ
花陽(あれ……涙?)
花陽(私、何で泣いていたんだろう……)
花陽(そうだ、思い出した、夢を見ていたんだ)
花陽(皆から、愛する人からも見捨てられた、とても悲しい夢)
リホ様「花陽?」
花陽「あっ!うん今支度しちゃうから、早く凛ちゃんのとこ行かなきゃねー、あはは」ガサゴソ
リホ様「……ん?」
花陽(地下飼育場に行った時、私は誰かの記憶と混線していたと寝る前にリホ様に聞いた)
花陽(ならさっきのも誰かの記憶なのかも)
花陽(いや、もしかしたら――)
リホ様「さぁ行きましょう」
花陽「うん、そうだね」
- 219 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 16:21:25.41 ID:6A0rI3wCr.net
- 花陽「どうやって病院まで行こうか」
リホ様「転移すればすぐでは?」
花陽「それもそっか」
リホ様「では病院まで転移を……」
バチッ!
リホ様「っ!?」
花陽「どうしたの?」
リホ様「ごめんなさい、転移が出来ないみたい」
リホ様「これはおそらく……>>220」
- 220 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW e1cb-SwvK):2015/11/22(日) 16:25:12.74 ID:So+J3u9y0.net
- 真夏のせいだよ1,2,Jupm!
- 221 :名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/ (ワッチョイ b0cb-3gaw):2015/11/22(日) 16:37:33.22 ID:4Cpu4OwV0.net
- 綴りが間違ってるのも真夏のせい
- 222 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 16:43:49.99 ID:6A0rI3wCr.net
- リホ様「真夏のせいだよ1,2,Jump!」
花陽「えーと、つまり光のシャワーはじけるってこと?」
リホ様「正解です、さすがは花陽ですね」
花陽「もっと普通に言ってほしいな……」
リホ様「光の女神である私は目的地にまず光を飛ばすことで転移の経路を確保するわけなのですが」
リホ様「どうやならその光がはじかれ、シャワーのように乱反射してしまってるのです」
花陽「病院の近くに何か転移妨害のようなものがあるってこと?それも光の女神専用の」
リホ様「おそらくは、誰がどのような目的でしているのかは分かりませんが」
花陽「とにかく転移できないなら他の手段で行くしか無いね」
花陽「>>223にしよっか」
- 223 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-SwvK):2015/11/22(日) 16:50:34.84 ID:zsddrZ0Ia.net
- ぶる〜べりぃとれいん
- 224 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/ (ワッチョイW d02f-vcw3):2015/11/22(日) 16:50:37.06 ID:oGodLnxa0.net
- 徒歩
- 225 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 17:04:01.63 ID:6A0rI3wCr.net
- 花陽「電車使って行こうよ」
───────────────
──駅
花陽「リホ様は目立つからここでは透明化しててね」
リホ様(はい)
『まもなくー、○番線に電車がー、ぶる〜べりぃとれいんが入りまーす、お客様は〜』
キィー プシュー
『やんやんっ!遅れそうです〜♪』
花陽「ちょっと嫌な到着音声だね……」
テクテク
花陽「よっと、んー?あそこ座れるかな」
花陽「ふぅ……あとは病院近くの駅まで直通のはず」
『では発車いたしま〜す』
プシュー
『大変駅までダッシュ〜♪』
花陽(いやダッシュしちゃダメでしょ……つっこみどころの多い電車だなぁ)
ガタンゴトン ガタンゴトン
・
・
・
ザワザワ ザワ
花陽(なんだろう?少し騒がしいな)
客「きゃー!>>226よ!」
- 226 :名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/ (ワッチョイ b0cb-3gaw):2015/11/22(日) 17:09:46.69 ID:4Cpu4OwV0.net
- きさらぎ駅
- 227 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 17:28:01.11 ID:6A0rI3wCr.net
- 客「きゃー!きさらぎ駅よ!」
花陽「……きさらぎ駅?」
青年「都市伝説ですよ、夜に電車に乗ってると見知らぬ駅についてそのまま行方がしれなくなると」
花陽(うわっ、隣の人に突然話しかけられた……)
OL「はぁ?きさらぎ駅だか何だか知らないけどそれと電車が止まってるのとどう関係があるのよ!」
客「だから!外を見てください!ほら駅名が……!」
OL「きさらぎ駅……?」
客「そうなんですよ、だから」
ザワザワ ザワザワ
花陽「この路線にそんな駅名あったっけ?」
青年「無いですよ、だからそんな所に止まって彼らも騒いでいるのでしょう」
花陽(だからなんだこの人……)
青年「見てください、外の景色はいつの間にか鬱蒼と茂る木々が多い」
青年「それに先ほどまで午後3時過ぎだったはずなのにもう暗くなりかけてる」
花陽「ええと……つまり……」
青年「しかし珍しいケースだね、都市伝説なら体験者1人以外は皆寝てるかいない状況なのに」
青年「ここでは僕ら数人とそれ以外の寝てる人に分けられている」
花陽(すごいペラペラ喋るなぁ……)
オヤジ「っるせえーなー!運転手に聞きに行けば分かることだろ−がっ!」ガンッ
オヤジ「オラ行くぞ!」
ギャル「1人で行けよクソ親父、酒くせーんだよ!」
オヤジ「んだとコラ!!」
デブ「まぁまぁ、ケンカはやめましょうよぉ〜」
花陽(何人出てくるんだろうこれ……)
- 228 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 17:31:09.96 ID:6A0rI3wCr.net
- 青年「仕方ありません、オヤジさんと僕とこの子で様子を見に行きましょう、ね?」
花陽「え……私もぉ!?」
・
・
・
花陽(そうして渋々運転手の元まで行った、いや連れて行かれた私が見たのは)
花陽「なぁっ!?」
オヤジ「おいおいこりゃ」
青年「ええ、運転手が……>>229」
- 229 :名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ (JPW 0H9f-SwvK):2015/11/22(日) 17:32:28.40 ID:Lkb/xcClH.net
- すごいイケメン
- 230 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbc3-Ctvz):2015/11/22(日) 17:32:32.33 ID:yYW2flb20.net
- 脳トロ状態でぷわぷわ^〜としか喋らない
- 231 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 17:42:41.09 ID:6A0rI3wCr.net
- 青年「すごいイケメンだ!」
イケメン「あ、ども……」
花陽「どもじゃないですっ!!」ベシッ!
イケメン「ぐふっ!!」
オヤジ「おいお嬢ちゃんやめなって!」
花陽「あなたの顔とかどうでもいいの!さっさと電車の状況を答えてください!」
イケメン「いやーそれがさっきからにっちもさっちも動かなくなって、この駅も知らない駅だし?どうしようかなって……」
オヤジ「どうにも動かねぇのか?」
イケメン「はいさっぱり、自分運転手になってまだぺーぺーですし」
花陽(ダメだ、この人顔が良い以外使えない人だ……)
青年「とにかく戻ろう、そこで形式上でもいいから今起きてる客に説明してやってくれないかな?」
イケメン「オッケー、それぐらいなら」
オヤジ「ったく、無駄骨かよ……」
花陽(外を見ると、もうとっぷりと暗くなっていた)
花陽「はぁ……間に合うのかなこれ」
リホ様(花陽)
花陽(なに?リホ様)
リホ様(ここはおそらく断絶時間帯、簡単に言えば我々の世界とはまた別の空間)
花陽(つまり……?)
リホ様(ここの時間の流れと元の世界の時間の流れは別です、戻れさえすれば余裕で間に合うでしょう)
花陽(そっか、だったらさっさと解決しないとね)
- 232 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 17:47:53.20 ID:6A0rI3wCr.net
- リホ様(それとここから向こうへは転移はできないという事も言っておきます)
花陽(またか、ん……また?)
リホ様(まぁどちらにせよ解決しないとダメですね)
花陽(……うん)
テクテク テクテク
ザワザワ ザワザワ
青年「なんでしょう、騒がしいですね」
オヤジ「また何か揉めてやがんのかぁ?」
花陽「あのっ、どうかしたんですか?」
客「あっ!戻ってきた!ちょっと聞いてくださいよ!」
青年「なんでしょう?」
客「あなたたちが居ない間に>>233が>>235」
- 233 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-SwvK):2015/11/22(日) 17:56:12.81 ID:qSAeZjamd.net
- オーク
- 234 :名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ (ワッチョイW be74-dDy8):2015/11/22(日) 17:59:53.19 ID:i0NokZUH0.net
- Kskst
- 235 :名無しで叶える物語(もこりん【17:47 震度1】)@\(^o^)/ (ワッチョイW e1cb-SwvK):2015/11/22(日) 18:00:04.77 ID:So+J3u9y0.net
- 朝はご飯かパンかでもめ出して
- 236 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 18:15:48.13 ID:6A0rI3wCr.net
- 客「いきなり現れたオークが朝はご飯かパンかで揉めだして……」
花陽「オークって……?」
青年「オークとはファンタジーなどに出てくる所謂敵役ですね、作品によって扱いは多少違いますが」
客「その揉め事に巻き込まれてデブさんとOLさんが吹き飛ばされて意識を失ってしまったんです」
オヤジ「そ、それは大変だなおい!」
イケメン「自分もう戻っていいですかね」
オーク「ナンダオマエラ……」
客「き、来た!?ひぇえええ」
ギャル「気をつけろ!そいつは自分と違う考えのやつをぶっ飛ばすぞ!そいつ朝飯は――」
オーク「コタエイッタラ、オマエモ、コロス」
ギャル「ひぃいいいいいいっ!」ジョボジョボ
オーク「サア!オマエラ!パンカ!ゴハンカ!」
オヤジ「お、俺は昔から朝は飯って決めてんだよ!」
青年「僕はパン派ですかね」
イケメン「朝は食べないからどっちでもいいかなー、なんて」
花陽「わ、私は……>>237」
- 237 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-SwvK):2015/11/22(日) 18:22:12.28 ID:zsddrZ0Ia.net
- パン派ってなんじゃい(激怒)
- 238 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 18:37:37.89 ID:6A0rI3wCr.net
- 花陽「パン派ってなんじゃいっ!!お前らそこへなおれぇやっ!!」ドンッ!!
オーク「……ハ?」
青年「……へ?」
イケメン「……え?」
オヤジ「ちょ、お嬢ちゃんいきなりどうしたんだ」
花陽「オヤジさんは黙っててください、私はこいつらに説教しないと気がすまないんです」ゴゴゴゴゴゴゴッ!
花陽「まず青年!パンとかしね!!」
花陽「そしてイケメン!黙ってご飯食べろしね!!」
花陽「最後にオーク!そんなくだらない質問するなしね!!」
花陽「朝はーーーっ!ご飯に決まってるんだよぉおおおおっ!!!」ゴンッ!!
花陽「リホ様っ!」
リホ様「はいはい仕方ありませんね」ポワンッ
オーク「ナンダ……ナンダオマエ……」ブルブル
客「ちょっと待って!オークはともかくこの人たちは普通のっ」
花陽「……だから?」
客「ひぃっ!」
花陽「――やれ」ビシッ
リホ様「掃射――サンライスシャワー」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
オーク「グワアアアアアアアアアアアッ!!」
イケメン「ぐあああああああああっ!!」
青年「ぐあああああああああっ!!」
ドーーンッ!!
- 239 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 18:58:53.27 ID:6A0rI3wCr.net
- 客「ひぃいいいいっ!なんてことを……!」
花陽「というかさ、最初から怪しかった気がするんだよね」
客「えっ?」
花陽「状況が出来すぎというか、何かに動かされている感じはあった」
花陽「転移が出来ないから移動してたら転移の出来ない空間に捕まる、ちょっと偶然が出来すぎたね」
花陽「むしろこの空間が間にあるから転移出来なかったと考えたほうが自然」
客「な、何の話かさっぱり……?」
花陽「それでさ、この茶番が誰の1言から始まったか覚えてる?」
客「え、えーと」
花陽「あなたの「きさらぎ駅よー!」って言葉だよ」
花陽「最初思ったもん、なんて不自然すぎるセリフなんだろうって」
花陽「普通はもっと、電車が止まって動かなーいとかそういう所から言わない?なんで駅名?」
花陽「次にいきなり説明しだした隣の青年も不自然、わらわら出てきた登場人物も、全てが茶番すぎる」
客「だから……なんだと?」
花陽「これ、私を行かせまいとする誰かがハメてると思うんだよ」
花陽「そしてその趣味の悪い犯人は、ずっと近い場所で見てた」
花陽「あなた……じゃないのかなぁ?」
客「……っ!」
- 240 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 19:07:30.18 ID:6A0rI3wCr.net
- 客「違うっ!私はっ!」
花陽「じゃあ1つ聞くけどあなたは朝は何派かな?」ニコニコ
客「へ……ご、ご飯派ですよっ!!決まってるじゃないですかっ!!」
花陽「へー」
花陽「ねぇねぇお姉さん」
ギャル「へっ?私?」
花陽「さっきお姉さんとこっちの人は、なんて言ってオークから見逃して貰ったの?」
ギャル「……ぱ、パン……です、ひいっ!ごめんなさいっ!!!」ガバッ
花陽「大丈夫だって、私はそのくらいで怒らないよ」ポンポン
客「でも……さっきは……」
花陽「あれはあれ、これはこれ、青年もイケメンも怪しかったし」
花陽「お姉さんはオークの答えをバラそうとしてたからね、完全に茶番側の存在ならそういうことしないかなって」
花陽「まぁ、正直な人が好きなのもあるかな」
花陽「それより……あれあれ〜?あなたさっきはパンと答えたのに何でご飯派って答えたのかな〜?」
客「うぐっ!」
花陽「残念、疑わしきは罰せだよ」
花陽「リホ様っ!」
客「……ま、待てっ!」
リホ様「連射――>>241」
- 241 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TKCH):2015/11/22(日) 19:11:52.54 ID:gwtZYIo3d.net
- 水銀弾
- 242 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 19:23:38.91 ID:6A0rI3wCr.net
- リホ様「連射――水銀弾!!」
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!
客「ぐぁぁあああああああああああああああああっ!!!」
ドンッ!!
客「……うぅ」ガクッ
─────────────────
────────
───
- 243 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 19:24:56.71 ID:6A0rI3wCr.net
- シュンシュンシュンシュン
ガタンゴトン ガタンゴトン
リホ様「元の世界に戻りましたね」
花陽「お客さんは……相変わらず寝てるね」
リホ様「こちらに戻ったのでそのうち起きるでしょう、それより花陽」
花陽「なに?」
リホ様「よく決断して攻撃しましたね、あの方が犯人という確たる証拠は無かったのに」
花陽「まぁ……外れてたら別の怪しい人を狙えば良かったしね」
リホ様「えっ?」
花陽「いやだって、別にミステリーじゃないし、最後の1人まで撃てば解決する話でしょ」
リホ様「そ、そうですね……」
花陽「ん?」
リホ様(はぁ……時々花陽が少し怖く感じます)
ギャル「わっ!?えっ?」
オヤジ「うおっ……も、戻ったのか?」
リホ様「あの方たちは普通の人だったようですね」
花陽「となると、青年、OL、デブ、イケメン、オークが作り出された存在だったということか」
花陽「この……床に倒れてる"元"客のね」ジーッ
客「へへ……勘弁してくださいよ……」ボロッ
花陽「名前、聞かせてくれるかな?」
客「私、いや、あっしの名前は……>>244」
- 244 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-ULU6):2015/11/22(日) 19:26:35.53 ID:LqYtmp9Vd.net
- くっすん
- 245 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 19:37:27.75 ID:6A0rI3wCr.net
- くっすん「魔王一派の幻術使い、くっすんと覚えててほしいな」
リホ様「逃がすわけ……」
くっすん「おっと!」ボワンッ
リホ様「……なっ!?待ちなさっ」ジャキッ!
ギャル「きゃっ!」
花陽(うそ……目は離して無いのに一瞬で入れ替わった!?)
花陽「いや違うっ!最初からっ」
くっすん「はいは〜い」フリフリ
オヤジ「なっ!てめぇ何時の間に!?」
リホ様「なるほど、戻った時から場所を誤認させられていたわけですか」
ギャル「あの……これ……よろしかったら、手をどけてくれたら……」ジョボボ
花陽「あなた……目的は?」
くっすん「それはそれ、これはこれ、今回はもうちょっかいかける気は無いから、また会おうなっ!」
花陽「私としてはもう会いたくないですけど」
シュンッ!
花陽「ってもういないし……」
- 246 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 19:42:39.31 ID:6A0rI3wCr.net
- 『次は〜○○駅〜○○駅〜』
プシュー
『君の遅刻を願っちゃう〜♪ぶる〜べりぃとれいん〜♪』
花陽「あ、着いた」
リホ様「降りましょう」
オヤジ「なんだか知らんが、俺はこのガキを送ってくわ、こんなんだし」
ギャル「うぇぇ〜」ズビー
花陽「気をつけて」
オヤジ「おうっ」
・
・
・
リホ様「さて私たちも行きましょう、目的地へ」
花陽「うんっ」
- 247 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 19:45:59.81 ID:6A0rI3wCr.net
- ─────────────────
───病院
ウィーン
タタタタッ
花陽「……はぁ!やっと着いたー!」
ワド「花陽ちゃん!早くこっちワド!」
花陽「ワドちゃん……うんっ!」
ウィーン
真姫「待ってたわ」
花陽「真姫ちゃん、凛ちゃんの様子は?」
真姫「そうね、>>248」
- 248 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbc3-Ctvz):2015/11/22(日) 19:49:21.36 ID:yYW2flb20.net
- 快楽に溺れている
- 249 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 20:07:41.76 ID:6A0rI3wCr.net
- 真姫「見てみなさい、快楽に溺れているわ」
凛「んんっ!あああぁぁんっ!気持ちいいよぉ!」ビクンッ!
花陽「な、なぜ……」
真姫「心配しないで、凛が1人で盛ってるとか出産に問題があるとかじゃないから」
花陽「前者の心配はしてないかな」
真姫「あれは何故だかすごい気持ちいいらしいのよ」
花陽「何が?」
真姫「産むのが、普通は痛いもんなんだけど凛の場合は出てくるのにすごい快楽が伴うみたい」
花陽「それも不思議な赤ちゃんのせいなのかな」
真姫「それは詳しく調べてみないと分からないけど、ほら……もうすぐ産まれるわ」
花陽「凛ちゃん……」ギュッ
凛「んんんんんんんんんっ!あああんっ!!」
- 250 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 20:10:27.68 ID:6A0rI3wCr.net
- ─────────────────
─────────
凛「はぁ……はぁ……」グター
花陽「どうなの真姫ちゃん?産まれた?」
真姫「ええ、産まれたわ」
真姫「>>251な赤ちゃんよ」
- 251 :名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ (ワッチョイW 19e0-KeWB):2015/11/22(日) 20:12:14.21 ID:zFnDMQO70.net
- 天使
- 252 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 20:29:41.70 ID:6A0rI3wCr.net
- 真姫「天使な赤ちゃんよ」
花陽「わぁ〜!本当に天使みたいな赤ちゃんだ〜!背中には羽が生えて……」
花陽「……って、本当に天使だよこれっ!!」
真姫「だから言ったじゃない、天使な赤ちゃんと」
花陽「まさか天使のだとは思わないよぉ!」
凛「かよちん……凛にも見せて」
花陽「凛ちゃんっ!はいどうぞ、凛ちゃんの娘だよ」
凛「可愛いっ、これが凛の……凛とかよちんの……」ギュッ
花陽「そうだよっ!うんっ、うんっ!」
凛「そうだかよちん、この子の名前、考えてる?」
花陽「もちろん、前に凛ちゃんと一緒に上げた中から1番いいの選んであるよ」
花陽「この子の名前は……>>253」
- 253 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-SwvK):2015/11/22(日) 20:31:31.58 ID:9lCnEtY7d.net
- にこりんぱな
- 254 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 20:42:40.85 ID:6A0rI3wCr.net
- 花陽「にこりんぱな、これがこの子の名前」
真姫「りんぱなは分かるけど何故にこちゃんが……」
凛「にこちゃんは凛が迷ってる時に後押ししてくれから、凛とかよちんのキューピットなんだよ」
花陽「そしてこの子もそんなにこちゃんみたいな天使になってほしいって願ってるから」
真姫「でもさ……長くない?」
花陽「うっ、じゃあにこの所はミドルネームみたいな感じで」
花陽「小泉・にこ・りんぱな、ってことにしよう」
凛「そうだねっ」
- 255 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 20:56:04.82 ID:6A0rI3wCr.net
- 真姫「そういえば今まで自然にしてたけど名字はどっちの付けてるのかしら」
凛「ん?うちはなんとなく凛が産んでかよちんがお父さんっぽいから小泉にこりんぱなで」
花陽「希ちゃんの娘は育てるのが希ちゃんだから東條寿限無でしょ」
真姫「私とにこちゃんのは名字に囚われたくないらしいからただのうみか」
花陽「穂乃果ちゃんは1人で産んだから高坂ほのほので」
凛「ことりちゃんは遺伝的に南家だから南ほのりだね」
真姫「全部で5人か、結構産まれたわね」
花陽「りんぱなちゃんは1番後輩でしゅねー」
凛「よしよーし、可愛いなぁ」
ワイワイ キャッキャ ワイワイ キャッキャ
真姫(この子が……いや、違うわね)
真姫(生まれ持った桁違いの魔力は感じるけど、伝説ほどのオーラではない)
真姫(魔王を倒すもの『ゼルダ』とはいったい――)
- 256 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 21:00:11.56 ID:6A0rI3wCr.net
- ─────────────────
────???
魔王「ついに最後から2番目の子が産まれたか……」
シカコ様「魔王様、皆集まりました」ザッ
魔王「分かった、行こう」
・
・
・
ドンッ!
魔王「集まったか、皆のもの」
シカコ様「はっ!」 ツバサ「はっ!」
ナンジョルノ「はっ!」 黒川「はっ!」 くっすん「はっ!」
エミツン「グアオオオオオオッ!」 ほのダム「ォオオオオオオオッ!」
魔王「さて、決戦の時は近い、残念ながら西木野親子は参戦出来なさそうだが」
シカコ様「ご安心を!我らが魔王様四天王で充分です!」
ツバサ(ん?5人よね?)
シカコ様(5人でも四天王なのっ!)
魔王「そうか、各自不足のないよう準備を進めておけ」
「「「はっ!」」」
魔王「この週末に――決着をつけるぞっ!」
金曜放課後編 終わり
- 257 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/22(日) 21:04:10.76 ID:6A0rI3wCr.net
- というわけでやっと金曜日編が全部終わりです
魔王側も揃ったかな
そして休日編に続く
かもしれない
- 258 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW e1cb-SwvK):2015/11/22(日) 21:12:45.92 ID:So+J3u9y0.net
- 乙
- 259 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TKCH):2015/11/22(日) 21:13:49.74 ID:gwtZYIo3d.net
- おつ
中の人関連は8人目かな
- 260 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-SwvK):2015/11/22(日) 21:46:41.77 ID:DKMpHzrXa.net
- おつおつ
- 261 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプッ Sda8-SwvK):2015/11/22(日) 21:48:50.62 ID:2QfypswSd.net
- おつ
- 262 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ (ササクッテロ Sp8d-1Uzl):2015/11/22(日) 22:06:33.02 ID:adzylb+Cp.net
- まだ姿すら現してないのはうっちーとぱいちゃん?
- 263 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbc3-Ctvz):2015/11/22(日) 22:20:49.69 ID:yYW2flb20.net
- えみつんだけ人型ではない件
- 264 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 69a6-zkgi):2015/11/22(日) 22:32:12.61 ID:oQZsQ0+v0.net
- おつおつ
- 265 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 14:55:47.74 ID:j3/DKwe3H.net
- 週末編土曜日
開始視点キャラ
>>266
- 266 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 69a6-zkgi):2015/11/23(月) 15:02:12.81 ID:TepW3EK/0.net
- ほのほの
- 267 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 15:05:18.44 ID:j3/DKwe3H.net
- あれ?県名設定違う感じになってるのか?
とりあえず僕は僕です
- 268 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 15:17:06.81 ID:j3/DKwe3H.net
- ほのほの「昨日は亜里沙さんの家にそのままお世話になってしまいましたね」テクテク
雪穂「今帰っても大変だろうからもう一晩止まっていけって聞かなかったからね」テクテク
ほのほの「急に私まで遊びに行くことになったのに大変良くしてくれて」
雪穂「ほんとほんと、絵里さんは昨日は用事でいなかったのが残念だったな」
ほのほの「で、お母様から連絡が来たんですよね?」
雪穂「うん、取り敢えず仮に住むとこ決まったらしいからそこに来いって」
ほのほの「なるほど、だから今雪穂さんと私はそれに向かって歩いているわけなんですね」
雪穂「私が何も目的に無しに歩いてそれに付いてくるアンタもどうなのよ」
ほのほの「それでその場所とは?」
雪穂「うーん……それがね、>>269」
- 269 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-SwvK):2015/11/23(月) 15:21:33.98 ID:/Ct7Q76ed.net
- 橋の下
- 270 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 15:35:21.54 ID:j3/DKwe3H.net
- ─────────────────
──橋の下
雪穂「ちょっとお姉ちゃん!橋の下ってどういうこと!」ズズズイッ
穂乃果「いやだから仮の住まいだよ、仮の住まい、家無いでしょ?」
雪穂「そりゃ無いけどだからってこんな所……」
穂乃果「こんな所とはなんだよ、ここにだって良い所はあるんだから」
雪穂「良い所?例えば?」
穂乃果「それは……>>271」
- 271 :名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ (ガックシW 0+5c-dDy8):2015/11/23(月) 15:36:20.89 ID:aUrJJjip+.net
- 連帯感が増す
- 272 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 15:41:05.03 ID:j3/DKwe3H.net
- 穂乃果「連帯感が増すんだよ」
雪穂「はぁ?」
穂乃果「こういう厳しい状況で協力しあうことにより家族の絆が深まるんだよ」
雪穂「…………」
ほのほの「あの、そういえばお母様の両親はどちらに?姿が見当たりませんが」
穂乃果「お母さんなら取りしらbじゃなかったちょっと用事で別の所にいて」
穂乃果「お父さんなら>>273」
- 273 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TKCH):2015/11/23(月) 15:57:10.52 ID:8eFAH41hd.net
- 性転換して全宇宙No.1アイドルになった
- 274 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 16:08:54.15 ID:j3/DKwe3H.net
- 穂乃果「性転換して全宇宙No.1アイドルになったよ」
雪穂「そ、そう……」
穂乃果「ホントだよ?」
雪穂「これ捨てると見せかけて後々拾わたりしないよね?」
穂乃果「何の話かな?」
雪穂「あーもういいっ!とにかく、私はこんなとこで暮らしたくない!」
穂乃果「えー!」
雪穂「亜里沙に頼んでまだあっちに住まわせてもらうから、ほらほのほのも行くよ」
穂乃果「やだよー!ほのほのは私と住むのー!」
ほのほの「えっと……私は>>275」
- 275 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbc3-Ctvz):2015/11/23(月) 16:11:53.93 ID:la9EXutD0.net
- お母さんと住みたい///
- 276 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 16:21:56.59 ID:j3/DKwe3H.net
- ほのほの「お母様……お母さんと住みたい」
穂乃果「ほのほのーっ!」ギューッ
雪穂「仕方ないなぁ、何かあったらすぐ連絡するんだよ」
ほのほの「はいっ!」
穂乃果「雪穂もいていいんだよ〜?」
雪穂「私はいいの、それじゃあね」
ほのほの(かくして、私とお母さんの橋の下生活が始まるのでした)
ほのほの「お母さん、まずはどうしましょう」
穂乃果「そうだね、まずは>>277からかな」
- 277 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TKCH):2015/11/23(月) 16:23:21.99 ID:8eFAH41hd.net
- 炊事、洗濯、家事は任せたよ!ファイトだよ!!
- 278 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 16:40:54.09 ID:j3/DKwe3H.net
- 穂乃果「まずは家の仕事からかな」
ほのほの「分担はどうします?」
穂乃果「炊事、洗濯、家事は任せたよ!ファイトだよ!!」
ほのほの「は、はいっ!頑張ります!」
穂乃果「うむ」
ほのほの(あれ?これって家事の大半のような……いえ、これは私を頼ってくださってるんですね)
ほのほの(頑張らないとっ)
穂乃果「ほのほのが家で頑張る間に私は>>279をしてくるよ」
- 279 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW 02cb-SwvK):2015/11/23(月) 16:42:18.72 ID:BnB2/17k0.net
- 表札つくる
- 280 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 16:50:44.54 ID:j3/DKwe3H.net
- 穂乃果「表札作りをしてくるよ」
穂乃果「表札は大事だからね、まずは材料買いに行かないと、お留守番頼んだよ」
ほのほの「はい」
・
・
・
ほのほの「さて私は家事を……の前にこの家、というか小屋は結構ボロボロですね」
ほのほの「まずは補強からしますか」
トンテンカン トンテンカン
ほのほの「ずいぶんと古いですねえ、本格的にやるなら材料を買ってきて貰わないと」
ゴンゴンッ
ほのほの「あら?お客さんでしょうか」
>>281「あのー」
ほのほの「はーい」ガラッ
- 281 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 69a6-zkgi):2015/11/23(月) 16:52:07.03 ID:TepW3EK/0.net
- 絵里
- 282 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 17:02:27.03 ID:j3/DKwe3H.net
- ガラッ
絵里「あなたは……」
ほのほの「穂乃果の娘のほのほのです、そちらは」
絵里「絢瀬絵里、穂乃果と同じ学校でμ'sのメンバーよ」
ほのほの「そうでしたか!どうりでどこかで見たことあると思いました!」
絵里「それで穂乃果は?」
ほのほの「今は外出中で、中で待ちますか?どうぞどうぞ」
・
・
絵里「……なんというか、斬新な新居ね」
ほのほの「すいませんまだ片付いて無くて、はいこれどうぞ」スッ
絵里「お茶とか気にしないで、お構いなく」
ほのほの「いえ、お茶はうちに無いので>>283ですが」
- 283 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 09a7-SwvK):2015/11/23(月) 17:03:39.41 ID:1dH06P090.net
- 抹茶
- 284 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-Ctvz):2015/11/23(月) 17:04:14.88 ID:miTJdVVEa.net
- お茶やないかい
- 285 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 17:16:57.80 ID:j3/DKwe3H.net
- ほのほの「抹茶しか出せませんが」スッ
絵里(お茶と変わらないと思うけど……)ズズズ
絵里(うげ……苦……)
ほのほの「それにしても一昨日と昨日はお世話になりました」ペコリ
絵里「いいのよ、私は昨日は家にいなかったし」
ほのほの「亜里沙さんとも仲良くさせて頂いて……」
絵里「礼儀正しい子ねぇ」
ほのほの「ではここでお待ちください、私は作業に戻るので」
絵里「作業?」
ほのほの「はい、この家を補強しないといけないのです」
絵里「そ、それなら私も手伝おうか?どうせ穂乃果待ってるまで暇だし」
ほのほの「お客様に悪いですよ」
絵里「いいのいいの、お姉さんに任せなさいっ」
ほのほの「そこまで言うのでしたら、そうですね……>>286をやっていただけますか?」
- 286 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbc3-Ctvz):2015/11/23(月) 17:18:39.63 ID:la9EXutD0.net
- 炊事、洗濯、家事
- 287 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-SwvK):2015/11/23(月) 17:18:43.40 ID:x3o21Gqqa.net
- 隣の公園から内緒で水道引いてくる
- 288 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TKCH):2015/11/23(月) 17:19:05.94 ID:8eFAH41hd.net
- 材料買い出し費用はえり持ち
- 289 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 17:34:35.70 ID:j3/DKwe3H.net
- ほのほの「炊事、洗濯、家事をやっていただけませんか?」
絵里「えっ?それって普通の家事ってこと……?」
ほのほの「そうです、私は補強で手が離せませんので代わりにやっていただけるとありがたいです」
絵里「分かったわ、任せてと言ったものね」
ほのほの「お願いします」
絵里「まずは洗濯からしようかしら、何か洗濯するものってあるの?」
ほのほの「私のものはお泊りに使った着替えくらいですかね、お母さんのものは……」
絵里「待ってこっちに鞄があったわ、おそらくこれが穂乃果のものね、中身は>>290」
- 290 :名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/ (ワッチョイ b0cb-3gaw):2015/11/23(月) 17:36:15.34 ID:CbS4OrMm0.net
- 異空間
- 291 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 17:50:54.60 ID:j3/DKwe3H.net
- 絵里「中身はなんだろなーっと、ん……これって……」
グイッ
絵里「きゃっ!う、腕がハマって抜けな……中に吸い込まれ……」
ほのほの「絵里さん!?待ってください今助けます!」グイッ
絵里「離してっ、たぶんこのままだと2人ともうわぁぁぁぁっ!」
ほのほの「ひゃあっ!」
シュルシュルシュルシュルシュルシュル
スポンッ
─────────────────
────
ドスンッ
絵里「あいたた、ここは……異空間?かしら」
ほのほの「異空間というと、今μ'sの部室がある場所ですか?」
絵里「別の場所だけど感覚としてはあそこにいる感覚に近いわ、まさか鞄の中から繋がっていたなんて」
ほのほの「ここは……なんなのでしょう」
絵里「見て!あれは……>>292」
- 292 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-SwvK):2015/11/23(月) 17:52:00.07 ID:x3o21Gqqa.net
- 穂乃果のへそくりおやつ
- 293 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 18:07:36.10 ID:j3/DKwe3H.net
- 絵里「おやつの山だわ、札には穂乃果の名前が書いてある」
ほのほの「おやつのへそくり?みたいなものなのでしょうか」
絵里「それだけに異空間使うのはすごい無駄遣いね」
ほのほの「ほんとです」
絵里「さて、これどうやって戻ればいいのかしら」
ほのほの「確かに出口が分かりませんね」
絵里「電話……通じるのかな、ちょっと試してみるわね」ピッ
ほのほの「どうです?」
絵里「>>294」
- 294 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbc3-Ctvz):2015/11/23(月) 18:08:43.21 ID:la9EXutD0.net
- 穂乃果にかけたら繋がったみたい
- 295 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 18:13:01.47 ID:j3/DKwe3H.net
- 絵里「穂乃果にかけたら繋がったみたい」
ほのほの「おお!」
絵里「もしもし穂乃果?」
穂乃果『おお、絵里ちゃんどしたの?』
絵里「今穂乃果の新居にいるんだけど、穂乃果の鞄開けたら異空間に来てしまったの」
穂乃果『ええぇ!?あれ開けちゃったのぉ!?』
絵里「勝手にごめんなさい、お洗濯しようと思ったのよ」
絵里「それでここからどうやって帰るのかしら?穂乃果方法分かる?」
絵里「無いならこっちも考えがあるから穂乃果経由で別の人と連絡繋いで欲しいんだけど」
穂乃果「えーっと、そこから帰る方法は>>296」
- 296 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ (ササクッテロ Sp8d-1Uzl):2015/11/23(月) 18:15:52.77 ID:X8cPGE5mp.net
- ほのニー
- 297 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 18:50:40.29 ID:j3/DKwe3H.net
- 穂乃果「ほのニーすることだよ」
絵里「ほの……ニー?」
穂乃果「穂乃果を思いながらくちゅくちゅ〜やんやんってやるあれだよ」
絵里「なぁっ!?どうしてそんなことを……!」
穂乃果「実はその異空間は昨日諸々あった後にうみかちゃんに協力して作ってもらった異空間で」
穂乃果「英雄出産の新しい力、英雄出産胎内想起が発動しているんだ」
絵里「胎内……想起?」
穂乃果「そうそう、そこは穂乃果の胎内と符号リンクした異空間で色んなものを溜め込んでおけるの」
絵里「ん?それと私たちがほのニーしないといけないことと何の関係があるのよ」
穂乃果「だーかーら、そこから出すためには人なら産み出さないと駄目なんだよ」
ほのほの「あ、だから英雄出産の第ニ、魔王式英雄出産を使うんですね」
穂乃果「そっ、そこで私に対する想いを高めてくれれば適当な場所から産み出して上げるから」
絵里「なんだか……話を聞いているとずいぶん自由に使えるようになったのね」
穂乃果「能力を屈服させたからね、まぁそんな感じで頼むよ」
ピッ
絵里「切れた……」
ほのほの「それで?するんですか、ほのニー」
絵里「しなきゃいけないんでしょ、ならやるわよ」
- 298 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 18:59:02.18 ID:j3/DKwe3H.net
- 絵里「んっ……んっ……穂乃果ぁ」クチュクチュ
ほのほの「ここ……すごいです、お母さんの匂いが充満していて……懐かしい気分……んんっ!」
絵里「ほのほのちゃんは、2度目……だものねっ、はぁ……んんっ」
ほのほの「絵里さん……すごくエッチで、綺麗……ですっ……はぁ」
絵里「恥ずかしいから……あんまり見ないでっ、ひゃうぅぅ!」ビクンッ
ほのほの「一緒に行きましょう、お母さんっ、お母さんっ……んんっ!」ビクビクッ
絵里「穂乃果……穂乃果っ、穂乃果ぁぁぁあああんっ!!」ビクンッビクンッ!
────────────────
───────
ゾクゾクッ
穂乃果「おっ!来た来た」
穂乃果「産む場所は、今外だし……>>299からでいいか」
- 299 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbc3-Ctvz):2015/11/23(月) 19:01:38.39 ID:la9EXutD0.net
- 下の口
- 300 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-Ctvz):2015/11/23(月) 19:02:44.32 ID:miTJdVVEa.net
- 手のひら
- 301 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 19:11:53.46 ID:j3/DKwe3H.net
- 穂乃果「下の口からでいいか、パンツ脱ご……」ヌギヌギ
>>302「ちょっと!何やってるの!?」
- 302 :名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ (ワッチョイW 544f-SwvK):2015/11/23(月) 19:13:15.03 ID:cJkeoz9q0.net
- 希
- 303 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 19:19:50.41 ID:j3/DKwe3H.net
- 希「ちょっ!こんなところでパンツ脱いでたらアカンて!」
穂乃果「えぇー、でも産まないと」
希「もう分かったうちが前に立って隠してるからはよ!」サッ
穂乃果「英雄出産ほいっと」
ポワンッ!
ドサッ ドサッ
絵里「きゃっ!」
ほのほの「わぁ!」
絵里「はぁ……はぁ……ここは……希?」
希「ずいぶん色っぽいえりちが産まれてきたなぁ、ほら穂乃果ちゃん早くパンツ履き直してっ」
穂乃果「はーい」ハキハキ
希「それでこっちがほのほのちゃんか」
ほのほの「はぁ……んっ、えと……」
希「うちは東條希、よろしくな」
ほのほの「よ、よろしくです」
絵里「あいたた、産まれてくるって不思議な気分だわ」
ほのほの「それで……ここはどこなのでしょうか」
穂乃果「このお店は>>304だよ」
- 304 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TKCH):2015/11/23(月) 19:21:14.23 ID:8eFAH41hd.net
- アダルトショップ
- 305 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 09a7-SwvK):2015/11/23(月) 19:33:53.29 ID:1dH06P090.net
- さっきからエロしかないじゃん!
いっちーがんばれー!
- 306 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 19:35:26.52 ID:j3/DKwe3H.net
- 絵里「アダルトショップって……!」
ほのほの「お母さん!表札を買いに行ったのでは!」
穂乃果「まぁまぁ、表札はちゃんと買ったよ?その後で希ちゃんに出会って」
希「そんで一緒にアダルトショップ行こうかって話に」
絵里「何故!?」
希「なぜ……って、やっぱりパートナーとは愛あるむふふしたいやん?」
穂乃果「私はそういうこと詳しくないから教えてもらおうかなーって」
ほのほの「親のその手の話を聞くのは複雑な気持ちです……」
絵里「くだらない、さっさと帰りましょう」
穂乃果「待って!これだけ買って帰りたいの!」
絵里「どれよ……」
穂乃果「これ!>>307だよ!」
- 307 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-Ctvz):2015/11/23(月) 19:36:37.03 ID:miTJdVVEa.net
- 妊娠検査薬
- 308 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-SwvK):2015/11/23(月) 19:36:49.67 ID:WFPN0rPTd.net
- SMプレイセット
- 309 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 19:48:09.26 ID:j3/DKwe3H.net
- 穂乃果「妊娠検査薬だよ!」
絵里「よくアダルトショップにそんなの売ってるわね」
希「ジョークグッズやないん?」
ほのほの「そもそも英雄出産があれば要らないのでは」
絵里「そうねぇ、今更な話すぎてちょっと……」
穂乃果「みんな結構好き勝手に言ってくるね……」
穂乃果「とにかくこれ買って帰るから、ピカピカ光ってて豪華そうだし!」
希「無理やりな理由やなぁ」
穂乃果(はぁ……自分でもよく分からないけど買わなきゃいけない気がするんだよ)
穂乃果「すいません、これ……」トンッ
店長「はいラッシャイ、ほうこれを買うとはお目が高い」
穂乃果「そ、そうですか?ええとお金は……」
店長「お金は要らないよ」
穂乃果「えっ」
店長「君さ……高坂穂乃果さんだよね?」
- 310 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 20:00:30.36 ID:j3/DKwe3H.net
- 絵里「あれ?穂乃果?」
ほのほの「何やらダンディなおじさまに裏に連れて行かれましたね」
希「なんや?薄い本展開か?」
─────────────────────
穂乃果「あ、あの、どうして私の名前を……私何か悪いことしたのでしょうか、わっ、えと……ごめんなさいっ!!」
店長「ははは、謝ることは無いよ、顔を上げてくれ」
穂乃果「…………はぁ」
店長「ごめん、いきなりこんな親父に話かけられても怖いよな」
店長「でも、やっと見つけた」
穂乃果「あなたは……」
店長「ある時は荒野をかける冒険家、ある時はただのリーマン、ある時はアダルトショップ店長、そしてある時は優しい父親」
穂乃果「ん?」
店長「英霊ヤザワ、といえば分かるかな」
穂乃果「矢澤……ヤザワ?」
ズキッ
穂乃果(手の甲が痛む、この単語を……どこかで聞いたような)
店長「我が一族は再び現れる魔王に備えると共に君を探し続けていた」ガクッ
穂乃果「わ!え?いきなり跪かれても……」
店長「再び世に転生する魔術師穂乃果、そう――英雄出産の使い手を」
穂乃果「っ!?」
- 311 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 20:09:23.15 ID:j3/DKwe3H.net
- ────────────────
──────
矢澤「改めて自己紹介しようか、私は矢澤にこのパパだよ」
穂乃果「友達のお父さんとこのような形で会うのはとても複雑です……」
矢澤「ははは、大丈夫、君のことは大体知っているよ」
穂乃果「あの……どうしてこんな店をやっているんですか?」
矢澤「それは英雄出産の使い手を待ち構えるためさ」
穂乃果「待ち構える?」
矢澤「出産したらそういうことにも興味出るだろ?他にも色んなとこでやってるよ、薬局だったり結婚相談所だったり」
穂乃果「それ病院で待ってたほうが1番早いんじゃ」
矢澤「あー病院はダメだ、特にあそこはダメだ、あそこはあいつのテリトリーだからな」
穂乃果「あいつ?」
矢澤「管理者の領域に私みたいなはぐれ魔術師がズケズケと入っていくわけにはいかん」
穂乃果「よく分からないけど色々あるんですね」
矢澤「まぁ待ち構える策としても色々あってだな、例えばその妊娠検査薬だ」
穂乃果「これが?」
矢澤「それに惹きつけられ手に取ったということは英雄出産がそろそろ最後の段階に入ったということ」
矢澤「その検査薬は魔王に対する子、『ゼルダ』の反応を確かめるための薬だからな」
穂乃果「ゼルダ……?」
- 312 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 20:16:39.52 ID:j3/DKwe3H.net
- 矢澤「そうだな、これは1から話す必要があるか」
矢澤「私が家族の前から去ってからどこにいて、何を発見し、今までに何があったのか」
矢澤「そこで知った、英雄出産の使い手と矢澤の一族の関係」
矢澤「伝説に描かれた魔王封印パーティの顛末」
矢澤「そして――魔王を封印するための方法」
矢澤「その全てを、語ろうか」
───────────────
─────────
────
土曜前編 終わり
- 313 :名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ (JPW 0H8d-AnqU):2015/11/23(月) 20:20:15.16 ID:j3/DKwe3H.net
- というわけで土曜前編終わり
目的無くグダグダしすぎたから区切り
過去編語るっぽい雰囲気だけど特に考えてないよ!適当だね!
土曜編に引き続き続く
かもしれない
- 314 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW 02cb-SwvK):2015/11/23(月) 20:21:31.09 ID:BnB2/17k0.net
- 乙
- 315 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TKCH):2015/11/23(月) 20:23:09.39 ID:8eFAH41hd.net
- おつ
- 316 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbc3-Ctvz):2015/11/23(月) 20:30:08.43 ID:la9EXutD0.net
- おつおつ
- 317 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-SwvK):2015/11/23(月) 22:59:40.75 ID:XerDLwrMa.net
- おつ
- 318 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 13:06:04.26 ID:vyqiBf59r.net
- 引き続き土曜編
─────────────────
──Aショップ、休憩室
矢澤「よし、では何から話そうか?何から聞きたい?要望はあるかい?」
穂乃果「うーん、じゃあ>>319」
- 319 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-EtL+):2015/11/24(火) 13:07:49.35 ID:Kcz4qWY3d.net
- にこのお母さんとの馴れ初め
- 320 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 13:12:18.62 ID:vyqiBf59r.net
- 穂乃果「にこちゃんのお母さんとの馴れ初めが聞きたいです!」
矢澤「また長くなりそうなものを、まぁ今日はお話をする回だからいいか」
矢澤「そうだね、あれはまだ私が僕だった頃の話か……」
矢澤「あの頃の私はちょうど>>321の目的でこの辺りにやってきたんだ」
矢澤「そこで――ママと出会ったんだ」
─────────────────
─────────
- 321 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-EtL+):2015/11/24(火) 13:18:43.39 ID:gK2zmVQ5d.net
- オナホ購入
- 322 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 13:33:46.95 ID:vyqiBf59r.net
- 矢澤「やはりこの店に来て正解だったな、いいオナホが手に入ったぞ」
店員「お兄さんなかなかお目が高いね」
矢澤「目利きは散々お山で鍛えさせられたからね、爺様がうるさくてホント」
店員「それで……それどう使うんだい?」
矢澤「僕は所詮使いですから分かりませんよ、何か突っ込むんじゃないですか」
店員「突っ込む?はて……魔術師さんの考えることは不思議だなぁ」
矢澤「代金はいつものように」
店員「はいよっ」
─────────────────
矢澤「と、購入を終え、親身にしている協力者の店から出てきた時だった」
穂乃果「あのっ!いきなりオナホって……その……」
矢澤「ははは、穂乃果ちゃんはいやらしい子だなぁ」
穂乃果「えぇ?わ、私っ?」
矢澤「それでね、店から出てきたらその前の通りで>>323が起こってたんだ」
- 323 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ (ササクッテロ Sp8d-1Uzl):2015/11/24(火) 13:38:07.53 ID:4JZgIgIbp.net
- スーパータイラント出現
- 324 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 13:47:19.30 ID:vyqiBf59r.net
- Sタイラント「ウガァァァァァ!!」
キャー! イヤー! キャー! イヤー!
矢澤「なんだあの怪物は……」
??「危ない!早く逃げて!」タタッ
矢澤「君は?」
??「私のことはいいの、あれはスーパータイラント、正真正銘の化物よ」
矢澤「暴れてるのか?」
??「そのようね、何が暴走の原因かは分からないけど」
矢澤「なら、僕はまだ逃げるわけにはいかないな」
??「えっ?」
矢澤「だったまだ逃げてない人がいるんだろ?なら手伝うよ」
??「あ、ありがとう」
─────────────────
穂乃果「これって……」
矢澤「そう、この時であったのが当時のママ」
矢澤「当時は>>325というコードネームで呼ばれていたんだ」
- 325 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdfd-EtL+):2015/11/24(火) 13:54:12.37 ID:5PO60cW5d.net
- 可愛い雌豹(キューティーパンサー)
- 326 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 14:28:56.64 ID:vyqiBf59r.net
- 矢澤「可愛い雌豹(キューティーパンサー)、それが彼女のコードネームだった」
穂乃果「またなんというか……」
─────────────────
矢澤「ヘー君はキューティーパンサーって言うのか、パンサーって呼んでもいいかな」
パンサー「好きにして!それより避難は終わったわ、私たちも早く……」
Sタイラント「ウガアアアアアアアアア!!」
ドンッ!! ゴガンッ!!
矢澤「どうやら向こうさんは逃がしてくれる気は無さそうだけど」
パンサー「そのようね……」
矢澤「何かあれに弱点は無いのか?」
パンサー「弱点、そうね……>>327」
- 327 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ (ササクッテロ Sp8d-1Uzl):2015/11/24(火) 14:42:14.50 ID:II5iSqb5p.net
- 氷の魔術
- 328 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 14:53:46.76 ID:vyqiBf59r.net
- パンサー「あのタイプのSタイラントは氷結に弱いわ」
パンサー「何か凍らせられる手段でもあればいいんだけど、こういう時ファンタジーなら氷の魔術とかあって便利よね」
矢澤「氷……氷か……」
パンサー「手があるの?」
矢澤「無いわけではないけど」
矢澤(この人の前で魔術を使っていいものか、いやこの際四の五の言ってはいられないな)
矢澤「少し離れてて」
パンサー「分かったわ」
矢澤(僕が持つ氷系の最強で……っ!)
ビキビキィ!
矢澤「はっ!!」
ガチンッ!!
Sタイラント「グアアアア!!」
パンサー「すごいわっ、これは効果が……>>329」
- 329 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-EtL+):2015/11/24(火) 14:54:46.81 ID:HpAUYSJsd.net
- 抜群だ!急所に当たった!
- 330 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 15:07:18.38 ID:vyqiBf59r.net
- パンサー「抜群!急所に当たったわ!」
Sタイラント「グゥゥゥゥン……」バタッ
パンサー「倒れた!すごいわあなた!何をやったの!?」ギューッ
矢澤「ちょっ、そんな抱きつくと色々あたって!」
パンサー「あっ、ごめんなさいっ、つい……」
矢澤「僕はね……手品師だよ」
パンサー「嘘つき」
矢澤「はぁ……魔術師だよ、僕は魔術師なんだ」
パンサー「魔術師?本物の魔法使いなの?」
矢澤「魔法とはまた違うけど、イメージはそれで合ってるかな」
パンサー「へー、初めて見たわ」
矢澤「さっ、僕のことを話したから君のことも話してくれないかな」
パンサー「そうね……私は可愛い雌豹、アンブレラ社のエージェントよ」
矢澤「アンブレラ……?確か製薬会社の」
パンサー「表向きはね、裏ではさっきみたいな化物を研究してるの」
パンサー「いや、ウイルス研究の結果あれが生まれたと言ったほうが正しいかな」
矢澤「聞いた側として言うのもなんだけど、部外者にそんなに話してしまっていいのか?」
パンサー「……いいのよ」
パンサー「どうせ、私はもうアンブレラには戻れないから」
矢澤「えっ?」
- 331 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 15:14:05.25 ID:vyqiBf59r.net
- パンサー「重要な機密を持ち出したからね、タイラントはその追っ手なのよ」
矢澤「そうだったのか」
パンサー「キーには悪いことをしたな」
矢澤「キー?」
パンサー「同僚の名前、といってもコードネームだけど」
パンサー「彼女は色んな技術に手を出す革新派でね、いずれBOW技術を応用して平和利用できるものを作るなんて言ってたっけ」
パンサー「最近は錬金術なんて言い出して…………まぁ、もう戻れないんだけどね……」
矢澤「そこまでして、君は何を持ち出したんだ?」
パンサー「これよ、と見せた所で見た目だけじゃ中身は分からないと思うけど」スッ
矢澤「これは、>>332?」
- 332 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-Ctvz):2015/11/24(火) 15:28:26.28 ID:emfnxNOia.net
- 謎のSDカード(内容は魔王復活計画について)
- 333 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 15:46:16.51 ID:vyqiBf59r.net
- 矢澤「ん?なんだこれ?メモリーカードかな」
パンサー「これはSDカードよ、もう少ししたら一般にも出回るようになると思うけど」
矢澤「さすがアンブレラ、技術も進んでいるんだな」
パンサー「中身は……眉唾物みたいな内容よ、私も初めは信じられなかった」
矢澤「僕が聞いていいか分からないけど……どんなものなんだ?」
パンサー「なんでも魔王復活計画とかなんとか、笑っちゃうでしょ?」
矢澤「なっ!?」
矢澤(魔王?そんなバカな……どうしてアンブレラがその名を……!)
パンサー「でも私は本気よ、たとえ一人だってこの計画を止めてみせる」
パンサー「あなたにはお礼を言っておくわ、タイラントを倒してくれてありがとう、それじゃ……」クルッ
矢澤「ま、待ってくれ!」
パンサー「なに?」
矢澤「どこに行くつもりなんだ?君は1人なんだろう」
パンサー「さぁ、目処が付くまで組織から逃げつつ気の向くまま、公園で寝泊まりでもしようかな」
矢澤「くっ……」
矢澤(関わっていいのだろうか、大した力もない僕が、でもせめて……)
矢澤「あのっ!もし良かったら!……>>334」
- 334 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 13a6-zkgi):2015/11/24(火) 15:48:43.44 ID:2hhdj/BL0.net
- 究極奥義をあみだそう
- 335 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 16:18:26.11 ID:vyqiBf59r.net
- 矢澤「僕と一緒に究極奥義をあみだしませんか!」
パンサー「……はい?」
矢澤「あ、いや、魔王なんて危険そうな存在だし、1人で立ち向かうのは危ないよ、うん」
矢澤「だからここは一端2人で対抗できる究極奥義……ってか技を考えよう、いやそうするべきだよ!」
矢澤「だからそれまでは、その……えっと……」
パンサー「一緒にいないか?ってこと?」
矢澤「そうそれ!それ!」
パンサー「はぁ……なんでそんなに私に構うのよ、今日あったばかりの他人じゃない」
矢澤「気になるから、じゃダメかな?」
パンサー「うーん……」
矢澤「君も宿無しよりは仮の拠点があったほうがいいだろ」
パンサー「仕方ないわねぇ、分かったわ、対抗策が見つかるまではあなたといてあげる」
矢澤「ありがとう」
パンサー「で?仮の拠点ってどこなの?あまりボロいところだったら出ていくから」
矢澤「ええと、僕がこの街で使ってるセーフハウスはそこの橋の下にあって……」
─────────────────
矢澤「と、このように私たちは出会って一緒に暮らすこととなったんだ」
穂乃果「へー……ってちょっと待って?橋の下?私が新居にしてる小屋ってまさか……!」
矢澤「そうか、今は君が使っているんだね、私たちの愛の巣を」
穂乃果「引っ越したくなる言い方するなぁ」
矢澤「ともかく私たちはあそこで暮らした、魔王への対抗策を練りつつな」
矢澤「そして数年後、>>336は出来たのだ」
- 336 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-SwvK):2015/11/24(火) 16:20:36.69 ID:VjeX81cGd.net
- 雌豹のポーズ
- 337 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-TKCH):2015/11/24(火) 16:21:22.67 ID:WOL1dQD2d.net
- 魔王の存在を過去から現在、未来と抹消する魔術
- 338 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 16:27:41.35 ID:vyqiBf59r.net
- ─────────────────
パンサー「こ、こんな感じでいいかしら……」ドキドキ
矢澤「いいよいいよっ!もっとセクシーに!獲物を狙うように!」
パンサー「でも流石にこのポーズは恥ずかし……んっ、それにこんな格好だし……ひゃんっ!」
矢澤「ほーぅ!今までで1番最高だぜぇー!」パシャパシャ!
─────────────────
穂乃果「なんだこのプレイは!!」
矢澤「いやーつい盛り上がって」
穂乃果「ほーぅ!じゃないよっ!何で私はにこちゃんの両親のこんなプレイ聞かされてるの!?」
矢澤「待て待て、これにも意味があったんだ」
穂乃果「どんな意味が……?」ジトー
矢澤「この雌豹のポーズにはな>>339」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
- 339 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ (ササクッテロ Sp8d-1Uzl):2015/11/24(火) 16:29:16.95 ID:HKjEWtSmp.net
- 全員スーパーハイテンションになる
- 340 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 16:37:32.96 ID:vyqiBf59r.net
- 矢澤「うっひょーーー!君は最高だぜーーーーーっ!ひゃっはーーー!」
パンサー「あなたもよ!!もうぎゅーーってしちゃーうっ!!」
矢澤「ひゃっほーーーーうっ!!」
─────────────────
穂乃果「もっとなんだこれっーー!」
矢澤「いやぁあの時はもうテンション上がりすぎて困ったな」
穂乃果「これ何の役に立つ能力なんですか……?」
矢澤「ははは、気分を高揚させるのは大事なことだよ、暗く沈んでいても仕方ないからね」
穂乃果「何か良い話みたいに言われたよ!?」
矢澤「そんな試行錯誤を繰り返していたわけだが、数ヶ月後のある日かな」
矢澤「>>341をきっかけに魔王が封印されている場所が判明したんだ」
- 341 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-ULU6):2015/11/24(火) 16:40:42.20 ID:VQGlPaiTd.net
- にこが生まれたこと
- 342 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 16:51:00.90 ID:vyqiBf59r.net
- 矢澤「にこが生まれたことをきっかけに魔王の封印されている場所が判明したんだ」
穂乃果「いつの間にか作ってたーーっ!」
矢澤「なに若い男女が同じ屋根の下で暮らしてればこういうこともあるだろ」
穂乃果「そんな自然現象みたいにですね……」
矢澤「なら詳しく言おうか?あの日私のアレが彼女のアレに……」
穂乃果「言わなくていいですから!!」
矢澤「まったく、女同士でポンポン産む君たちに比べれば普通の男女の営みだ、健全すぎると思うがね」
穂乃果「うっ……確かに返す言葉も無い……」
矢澤「ともかく、にこが生まれたことがきっかけだったのは確かだ」
穂乃果「何かにこちゃんに特別な力があったとか?」
矢澤「それは>>343」
- 343 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW 02cb-SwvK):2015/11/24(火) 16:53:30.69 ID:xncQT/qX0.net
- 魔王はペド
- 344 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプッ Sda8-weHo):2015/11/24(火) 16:53:41.28 ID:039S9i3Xd.net
- 魔法使いはじめました
- 345 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 13a6-zkgi):2015/11/24(火) 16:56:45.39 ID:2hhdj/BL0.net
- 魔王自身がぺドなのか否か
- 346 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 17:20:55.57 ID:vyqiBf59r.net
- 矢澤「後になって分かったが魔王は幼児に興味があったんだ」
穂乃果「変態ってことですか」
矢澤「すまん、言い方を変えるか、その年に魔王が興味を示す依代が産まれたんだ」
穂乃果「魔王の依代……?それって!」
矢澤「君たちμ's、そしてその最初の3人がその年に生まれ出た、そこに眠ったままの魔王は反応したんだ」
矢澤「SDに入ってた計画書とその微量な魔力を照らし合わせ、私たちは封印の場所を絞り出した」
穂乃果「それですぐに行ったんですか?」
矢澤「いや、にこも生まれたばかりだったからな、預ける当ても無かったし、計画実行までは時間もあった」
矢澤「そこから数年はにこと遊んだ、今思うと家族らしいことが出来たのはその数年だけだった」
穂乃果「………」
矢澤「そして、にこが4歳の夏」
矢澤「私たちは――ロシアへ飛んだ」
- 347 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 17:27:37.55 ID:vyqiBf59r.net
- ─────────────────
───ロシア、空港
にこ「ままー!あれみて、びゅーんって!」
ママ「飛行機ね、私たちはあれに乗って来たのよ」
にこ「きたの?」
ママ「そっ、飛行機の中で大人しくできて偉かったわ」ナデナデ
にこ「にこ!えらい!」
ママ「ふふふ……」
矢澤「ママ、連絡が付いたよ」
ママ「ほんと?」
矢澤「ああ……どうやら直々に会ってくれるみたいだ」
矢澤「ロシア魔術界の一角を支配する名門、>>348家の女当主、>>349がね」
- 348 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-TKCH):2015/11/24(火) 17:28:41.75 ID:WOL1dQD2d.net
- エローチカ
- 349 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-EtL+):2015/11/24(火) 17:30:11.25 ID:HpAUYSJsd.net
- ヘンターイ・エローチカ
- 350 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 17:44:24.15 ID:vyqiBf59r.net
- ─────────────────
──エローチカ家
矢澤「呼び出しって……門に付いてるこれ押せばいいのかな」ピッ
ボーーーーーンッ
矢澤「すみません、連絡していた矢澤ですが」
『そのままお入りください』
ギィィィィィイッ
ママ「門が開いた!」
矢澤「行こう……」
ママ「広い庭ね、さすが豪邸って感じ」
矢澤「エローチカ家が業界に与える影響は絶大だからな、本来なら僕なんかが会える相手じゃない」
キィーッ
黒服「矢澤様ですね?どうぞこちらへ」
矢澤「はい」
メイド「奥様とお嬢様はこちらでおもてなしいたします、どうぞ」
ママ「あなた……」
矢澤「大丈夫、君とにこは休んでいて」
にこ「ぱぱ?」
矢澤「うん、パパは頑張ってくるよ」
・
・
・
キィーッ
黒服「ここが謁見の間です」
矢澤「ふぅ……よしっ」
バタンッ!
ヘンターイ「よく来たな」
矢澤「はっ!」ザッ
矢澤(目の前にいるこの人こそ、エローチカ家の女当主、一線は退いたが今も風格は衰えぬ大魔術師)
矢澤(老女帝という字が相応しい、威圧感の塊だな……ヘンターイ・エローチカ……!)
- 351 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 17:51:29.42 ID:vyqiBf59r.net
- ヘンターイ「で、私に訪ねたいことがあるそうだな」
矢澤「はい、実は僕……私はとある恐ろしい計画を知り、それを阻止するためここに来ました」
ヘンターイ「ほう、それは?」
矢澤「……魔王復活の計画です」
ヘンターイ「……くくっ、あはっはっはっ!!何を言い出すかと思えばそんなお伽話か」
矢澤「本当なんです!信じてください!」
ヘンターイ「そんなくだらないことを言うために私に手間をかけさせたのかい……?」ゴゴゴゴ
矢澤「くっ、で、ですから本当なんですって!この話には信憑性もあります!」
ヘンターイ「信憑性ねぇ……、ふんっ、言いだろう……言ってみな」
矢澤「ありがとうございますっ、この話が本当だという証拠は>>352」
- 352 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ (ササクッテロ Sp8d-1Uzl):2015/11/24(火) 17:56:16.07 ID:0JCMJQZPp.net
- 計画書の複製
- 353 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 18:06:15.38 ID:vyqiBf59r.net
- 矢澤「ここに計画書の複製があります、これを読んでさえ頂ければ分かるかと」
ヘンターイ「私が簡単に読むとでも?」
矢澤「おねがいしますっ!!」ガバッ ドゲザー
ヘンターイ「ジャパニーズDOGEZAか、それほどまでに大事なことなのか?」
矢澤「はいっ!!」
ヘンターイ「仕方ない……読んでやるだけぞ」
矢澤「ありがとうございます!!」
ヘンターイ「読んでる間はずっとその格好な」
矢澤「ぬぁっ!」
・
・
・
ペラ パラッ
ヘンターイ「なぁ矢澤」
矢澤「……はい、なんでしょう」
ヘンターイ「お前、娘がいるそうだな、今も来てるとか」
矢澤「は、はいっ」
ヘンターイ「私にも娘がいるんだよ、何人だったかな……まぁ忘れた」
矢澤(そんなにたくさんいるのか……こっちだと魔術師の家のセオリーも違うのか)
ヘンターイ「その中の1番出来の悪い娘がな、家の名を捨てて出ていったようなやつなんだが、そいつが今帰ってきててな」
矢澤「は、はぁ……」
ヘンターイ「最初は叱り殺してやろうと思ってたが、なんだ、あれだな」
矢澤「あれ……とは?」
ヘンターイ「孫というものは、中々に可愛いものだ」
- 354 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 18:13:43.46 ID:vyqiBf59r.net
- ─────────────────
──庭園
ママ「にこー!にこー?あらやだ……どこに行ったのかしら」
メイド「結界が張っており外には出られませんので、おそらく屋敷の中だとは思いますが」
ママ「もう……おてんばな子なんだから」
メイド「今から他のメイドに探させます、奥様はここにいてください」
ママ「なら私もっ」
メイド「これ以上、迷子が増えると大変なので」
ママ「……うぐっ」
・
・
・
にこ「やば……まよった」
テクテク テクテク
にこ「ままー!ぱぱー!」
にこ「ここ……どこだろう」キョロキョロ
にこ「わかんないや」シュンッ
「あなただぁれ?」
にこ「えっ」
「あなたは、だれ?」
にこ「わたしは……にこ」
「にこ?にほんご?」
にこ「うんっ」
「わーっ!にほんごだ!ここずっーとわかんなくてこまってたの!」
にこ「えと……あなたは?」
「わたし?わたしは……」
えり「わたしのなまえはえり、かしこいかわいい、よんさいよ!」ムフー
- 355 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 18:15:56.72 ID:vyqiBf59r.net
- えり「にこ!あそぼうよ!ずっとたいくつだったの!」
にこ「たいく……つ?」
えり「たのしいことしよっ!」
にこ「うんっ!」
えり「じゃあこっちきて!」
トテテテテ トテテテテ
にこ「えりちゃん、なにをしてあそぶの?」
えり「えーっとね、>>356だよ!」
- 356 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-SwvK):2015/11/24(火) 18:20:11.04 ID:VjeX81cGd.net
- お互いをペロペロ
- 357 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 13a6-zkgi):2015/11/24(火) 18:20:27.92 ID:2hhdj/BL0.net
- サバゲー
- 358 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 18:33:55.36 ID:vyqiBf59r.net
- えり「おたがいをぺろぺろだよ!」
にこ「ぺろぺろ?」
えり「ぱぱとままがやってたのみたの!すごいたのしそうだった!」
にこ「たのしいの?ならやってみたいかも……」
えり「やろやろっ!こうやってね……んっ」ペロッ
にこ「ふわぁぁ、よーしこっちも」ペロッ
えり「ひゃぁぁ……んっ、や、やるわね、ならこれはどうかひら?はむっ」
にこ「はぁぁあんっ!それはだめだよぉ!」
えり「えいえいっ!ぺろぺろはむはむっ!」ペロッ ペロッ ハムッ
にこ「いやぁぁっ!ちょぉぁ、やめ……」
ゴッ
にこ「ん?」
えり「どうしたの?」
にこ「なにか、せなかがだいにぶつかった、これ……つぼ?」
─────────────────
──謁見の間
ヘンターイ「ふむ、大体は理解した」
矢澤「そうですか!」
ヘンターイ「我が家に伝わる伝説もあながちお伽話でも無かったというわけか」
矢澤「わかって頂けてなによりです」
ヘンターイ「それで?貴様は封印の媒体は何だと思っている?我が家にはその手の曰く付きの品は多くてね」
矢澤「はい、おそらく……壺の形をかと」
ヘンターイ「壺?そんなものあったかねぇ……何か特徴はないのかい?」
矢澤「特徴ですか、推測ですが……>>359」
- 359 :名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ (ワッチョイW 544f-SwvK):2015/11/24(火) 18:36:04.33 ID:ixQ5ZT7X0.net
- くしゃみに反応する
- 360 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 18:46:02.14 ID:vyqiBf59r.net
- 矢澤「くしゃみに反応するかと」
ヘンターイ「くしゃみ?それまた奇妙な壺だねぇ」
─────────────────
────
コショッ
にこ「ふぁっ、えりちゃんのかみがこしょこしょして」
えり「わたしもにこちゃんのかみがくすぐったくて」
にこ「はっ」
えり「はっ」
「「はっくしょ〜ん!!」」
ピキピキッ パキンッ!
にこ「あ!つぼがわれた!」
えり「ええ!?なにもさわってないのよ!」
ボワンッ!!
魔王「よーばれてとびてて……じゃじゃじゃーーんっ!!」
魔王「って、これじゃハ○ション大魔王だろうが、ロトのやつ変な封印しやがって」
魔王「はぁ……私の現世での第一声こんなので良かったのだろうか……」ガクッ
えり「あ、あなた!だれ!?」
にこ「わわわわわわっ!」ガクガク
魔王「私が?名乗るほどのものでもないよ、今は肉体さえ保たぬ弱き存在だからな」
「こっちだ!」「こっちから音がしたぞ!」「早く来い!」ダダダダッ!
魔王「まったく、無粋なものがぞろぞろと……」
- 361 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 18:49:58.58 ID:vyqiBf59r.net
- 魔王「………」ジーッ
えり「ひぃぃっ」
魔王(どちらかに乗り移るか?いや依代としては適正が高いがまだ肉体が未熟)
魔王(私はこのまま逃亡するとして、この依代たちを逃すのも惜しい)
魔王(保険に私の半身をこやつらのどこかに忍ばせておくか)
魔王(ふむ……体以外の場所、>>362が良いな)
- 362 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-SwvK):2015/11/24(火) 18:50:57.70 ID:JGq1EjfXd.net
- にこのツインテールのリボン
- 363 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-EtL+):2015/11/24(火) 18:51:14.05 ID:HpAUYSJsd.net
- 部屋にあるぬいぐるみ
- 364 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 19:05:21.36 ID:vyqiBf59r.net
- 魔王(この娘のリボンにもぐり込ませておくか……)
「いたぞ!!」「お嬢さん方を救出しろ!」「あのモヤモヤしてるのが魔王か!?」ダダダダッ!!
魔王(くくく、さらばだ選ばれし娘共)
魔王(時が来たらそのリボンから現れ、1番適性のあるものに取り憑いてやろう)
魔王(せいぜいその時まで仮初の平和を楽しんでるといいさ)
魔王「くくくくく、ははははははは」
シュンッ
ダダダッ!
矢澤「にこっ!大丈夫かっ!」
ヘンターイ「魔王は!?消えたのか!?」
メイド「矢澤さんのお嬢さんは気を失ってるようです、他に外傷はありません!」
ヘンターイ「絵里っ!お前も無事かいっ!」
えり「へっ?」
ヘンターイ「良かった……、何があったんだい?見てたんだろ?言ってくれないか?」ガシッ
えり「ひいぃっ!ごめんなさいっ!」
ヘンターイ「怒ってるんじゃないんだ、ここで何が起こったのか話して欲しいんだよ!」
えり「わかりませんっ……ごめんなさい……ごめんなさい……ぐすっ」
ヘンターイ「……絵里」
矢澤「ヘンターイさん、そのくらいに、この子だって怖かったんでしょう」
ヘンターイ「そう……だね」ポンッ
ヘンターイ「皆のもの!!屋敷周辺の警備を強化しろっ!!怪しいものは逃がすんじゃないよっ!!」
矢澤「でも、これで……」
ヘンターイ「捕まるタマなら楽なんだけどねぇ……」
矢澤(ヘンターイさんも分かってる、復活したのが本物の魔王なら、意味が無いことだって――)
- 365 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 19:15:07.57 ID:vyqiBf59r.net
- ─────────────────
矢澤「その日、世界各国の魔術師に魔王復活の情報が伝えられると共に、魔王を信奉する悪の魔術師もまた立ち上がった」
矢澤「魔術師の世界は『魔王の存在』のみで瞬く間に二分され、混沌の時代へと突入していくことになる」
矢澤「その過程で隆盛を極めたエローチカ家もその名前を聞かなくなった、今は普通の絢瀬絵里の祖母だ」
穂乃果「……知らなかった、魔王復活に絵里ちゃんとにこちゃんが関わっていたなんて」
矢澤「その2人も記憶には無いだろうね」
矢澤「そしてその2人が悪いというわけではない、誰もが伝説を信じてなかったんだ、私だって信じてなかった」
矢澤「あのずさんな管理ではいずれ復活はしていただろう……」
穂乃果「その魔王が、今になってまた動き出した」
矢澤「そう」
穂乃果「――私なら、立ち向かえるんですよね」
矢澤「……」
穂乃果「私の、英雄出産ならっ!」
矢澤「……あまり、気負う必要はないよ、君は1人じゃないんだ、君には大切な仲間たちがいるだろう?」
穂乃果「仲間……そう、ですね」
矢澤「存分に頼っていいんだ、うちの娘も頼りないだろうが頼っていい」
穂乃果「はいっ、あ!にこちゃんにはいつも助けられてます!」ビシッ
矢澤「……ありがとう」
穂乃果「てへへ」
- 366 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 19:20:47.67 ID:vyqiBf59r.net
- 矢澤「さて次は英雄出産と前世パーティの話だが……」
穂乃果「が?」
矢澤「一旦休憩を入れよう、私も少し疲れた、それに……」
ガチャッ
絵里「わっ!」希「きゃっ!」ほのほの「ひゃっ!」
ドンッ!
矢澤「彼女らもいい加減気になって仕方ないようだ」
穂乃果「皆っ!」
ほのほの「ごめんなさい、盗み聞きするつもりは無かったんですけど」
希「ほんまやで?でも……」
絵里「私達にも、関係ある話のようだしね」
矢澤「ああ、君たちも聞いていくといい」
矢澤「ここから話すのは、魔王を封印する上で重要な話だからな――」
土曜日御噺編前編 終わり
- 367 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/24(火) 19:22:39.51 ID:vyqiBf59r.net
- というわけで土曜御噺編は半分終わり
長くなりそうなのでこれも分割
過去話は整合性に気をつけなくては……
御噺編後編へ続く
かもしれない
- 368 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-SwvK):2015/11/24(火) 19:24:20.44 ID:vGAL2CQLa.net
- 乙
- 369 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 13a6-zkgi):2015/11/24(火) 19:33:55.82 ID:2hhdj/BL0.net
- おつおつ
- 370 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbc3-Ctvz):2015/11/24(火) 20:06:58.42 ID:0vLQ6KDS0.net
- おっつおつ
- 371 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-TKCH):2015/11/24(火) 20:09:37.83 ID:WOL1dQD2d.net
- おつ
- 372 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW 02cb-SwvK):2015/11/24(火) 20:11:33.55 ID:xncQT/qX0.net
- おつ
- 373 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 13:38:42.15 ID:aFHkEJiyr.net
- 御噺編続き
矢澤「さて、次は何を話すんだったかな」
穂乃果「伝説の勇者のパーティの話です」
矢澤「そうだったね、まずは私がどこでそれを知ったかという所から話したほうが早そうだ」
矢澤「あの日、もう10年前くらいになるか、私は家族の前から去り、独自に調査を進めた」
希「あれ?じゃあこころちゃんとここあちゃんはいつ……」
矢澤「その前にやったよ」
希「そうなんや」
絵里「希、そういう脱線した話はいらないから」
希「ごめんごめん」
矢澤「魔王伝説に出てくる勇者の手がかり、それを求めた私はまず>>374へと向かったんだ」
- 374 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-SwvK):2015/11/25(水) 13:41:23.03 ID:A+FbQr1na.net
- 天空の城
- 375 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 13:46:52.97 ID:aFHkEJiyr.net
- 穂乃果「天空の城?」
絵里「ラピ○タ的なあれなのかしら」
穂乃果「3分間だけ待ってやる的な?」
希「バルス的な?」
ほのほの「皆さん何の話をしてるのかさっぱり……」
矢澤「イメージ的にはそれであってるかな、天空の城は>>376な場所でね」
穂乃果「へー、どうやってそんな場所に?」
矢澤「そこへは>>377で行ったんだ」
- 376 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-Ctvz):2015/11/25(水) 13:50:52.90 ID:WMh5VLbra.net
- ムスカだらけ
- 377 :名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ (ブーイモ MMa8-xlXG):2015/11/25(水) 13:51:55.28 ID:D/y95qR+M.net
- 瞬間移動
- 378 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 14:00:37.27 ID:aFHkEJiyr.net
- 矢澤「天空の城はムスカの一族が治めてる場所でね、どこを見てもムスカばかりなんだ」
穂乃果「い、いやすぎる……」
絵里「映画とは違ってムスカが勝ったのかしら」
希「それでよく地上は支配されんかったな」
矢澤「大昔にはそういう争いもあったらしいけど、地上の魔術師で迎撃して講和を結んだとか」
矢澤「今ではこの地上で起こった全てのことを記録するアーカイブ、観察者としての役割を担っている」
矢澤「伝説の時代から続く、空飛ぶアカシックレコードってわけさ」
穂乃果「そんな凄そうな場所にどうやって?」
矢澤「ヘンターイからもしもの時のためにと、この瞬間移動石を貰っていたんだ」
希「ヘンターイって……」
絵里「私のお祖母様の魔術師としての名」
矢澤「そう、彼女から貰ったこの石で私は飛んだ」
矢澤「――天空の城へと」
- 379 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 14:20:12.94 ID:5bisuCder.net
- 諸事情で一旦切り替えます
NGワードってなんじゃい分からんわ
- 380 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 14:21:02.35 ID:5bisuCder.net
- ─────────────────
─────────────
──天空の城
シュンッ!
矢澤「ここが……天空の城か」
テクテク
矢澤(さすがに、ちょっと行ってくるよは味気なさすぎたかな)
矢澤(いつ家に戻る事ができるか分からない、もっと良い事言えばよ良かった)
テクテク
- 381 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 14:29:21.90 ID:5bisuCder.net
- ───────────────
穂乃果「あれ?回想は!?」
矢澤「この後警備ムスカさんに出会ってヘンターイさんからの紹介状を見せて」
矢澤「天空の城へ入って受付ムスカさんに要件を言ったら25番ゲートに案内された」
矢澤「というくだりの話をしようと思ったのだが諸事情で上手く話せ無かったのでその続きから話すぞ」
穂乃果「う、うん」
矢澤「その受付ムスカさんが言うには情報は>>382の形で保管されているらしい」
絵里「あ、はい!戻ったついでに私も1つ質問!」
矢澤「なにかな?」
絵里「さらっと魔王伝説の勇者、とか言ってるけど魔王を封印したのは勇者だったの?」
矢澤「実際は違うけど後世にはそのような形で伝えられた、というのが正しいかな」
絵里「なるほど、便宜上の呼び方なのね」
矢澤「さてさて、話の方に戻るぞ」
- 382 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-zkgi):2015/11/25(水) 14:34:05.21 ID:IdCdsMMoa.net
- wikipediaに書き込み自由な
- 383 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 14:44:12.81 ID:5bisuCder.net
- ─────────────────
矢澤(Wikipediaに書き込み自由って……それ信憑性皆無なような)
ガコンッ
矢澤(お、ゲートが開いたな、中には入ればいいのか?)
矢澤「おじゃしまー」
案内ムスカ「お待ちしていたぞ」
矢澤「ーっす!?お、驚いた……急にいるから」
案内ムスカ「それはすまなかったな」
ガコンッ ゴゴゴゴッ
矢澤「なっ!?部屋が動いた!?」
案内ムスカ「この受付ゲートから繋がる各部屋はゴンドラのように動いていてな、ほら窓の外を見ろ」
矢澤「すごい、たくさんの部屋が空中に描かれたラインを移動している!」
案内ムスカ「それで君は確か、魔王伝説の勇者についてだったね」
矢澤「はい」
案内ムスカ「受付ムスカも言っていた通りその情報はWikipediaに乗っている、誰でも編集できる」
矢澤「それじゃあ意味が……」
案内ムスカ「ただし」
ガコンッ
案内ムスカ「目的地に付いたな」
矢澤「あのっ!ただしなんですか?」
ガラッ
案内ムスカ「ただしこの……特殊なPCからでしか閲覧は出来ないがな」
矢澤「な……!このPCは>>384」
- 384 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW efa6-zkgi):2015/11/25(水) 15:04:06.01 ID:Ijrpthkh0.net
- windows me
- 385 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 15:17:12.35 ID:5bisuCder.net
- 矢澤「windows me!?まだあったのか!」
案内ムスカ「いやOSはどうでもいいのだよ、そんなものは依代にすぎん」
案内ムスカ「大事なのはこのPCが特殊なネット環境に繋がってるということだ」
矢澤「特殊な?」
案内ムスカ「私たち歴史の編纂者ムスカが電脳に構築するムスカネットワークさ」
案内ムスカ「それを利用するとWikipediaのとある隠しページへと行ける」
矢澤「これか」カチカチッ
案内ムスカ「そうだ、そしてそのページに書いてあるのは……」
矢澤「……歴史だ」
矢澤「語られることの無い歴史、私たちの知ってる歴史、そしてこれからの未来まで……全てが網羅されている」
案内ムスカ「おっと、色々触るのはあまりおすすめしないぞ」
案内ムスカ「そこに"書かれた"ことは全て歴史の事実、そしてこれは閲覧できれば書き込みは自由だ」
矢澤「なっ……!」
案内ムスカ「ぞっとするだろう、だが私たちには問題はない」
案内ムスカ「私たちは太古の契約により歴史に関わることを封じられた一族だからね、出来るのは視て記録することだけさ」
矢澤「それがムスカの一族……」
案内ムスカ「君が探してる情報はおそらくここだ、大分古いものだね」カチッ
矢澤「ゴクッ……ここに、魔王を封印した全てが……」カチッ
『魔王記――勇者のお話』
- 386 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 15:28:09.33 ID:5bisuCder.net
- ─────────────────
────────
────
遥か昔の昔の物語
魔王と言えば有名ですが、一方勇者の物語というと文献にも数少ない
中にはその存在すら描かれていない文献もあるそうな
その理由としては諸説ありますが、その1つにこういうものが
勇者一行、彼女たちはとても可愛らしい女の子で
とても、封印の旅路には見えなかったとか――
───────────
──砂漠の町、商店
穂乃果「ぬぉおおおおおおおんっ!財布忘れたあああああああああ!!」ガーンッ
店員「おいおいねーちゃん、まさか最初から払わねーつもりだったんじゃ……」
穂乃果「違います違います!ちゃんと持ってきたはずなんだって!」
店員「ったく、パンヌを4個も平らげて無一文じゃ困るぞ」
穂乃果「……ぱ、これパンヌって言うんですか!?とっても美味しかったです!」
店員「だーかーらー、美味しかったなら金払えやっ!!」
穂乃果「ふええぇ……お金無いのぉ……」
店員「仕方ねーな、払えない分は店の手伝いでもしてもらうか」
穂乃果「ご、ご勘弁を……私には大事な使命がありまして……」
店員「あぁ?何の話――」
ドンッ!! グラッ
店員「うおっ!」
穂乃果「わっ!揺れれれ」
通行人「きゃー!>>387だわー!>>387が出たわよー!誰かー!」
店員「あん?何の騒ぎだ?」
- 387 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbc3-Ctvz):2015/11/25(水) 15:31:32.34 ID:973YIpZZ0.net
- 無差別に胸を揉んでくる変態
- 388 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 15:41:48.94 ID:5bisuCder.net
- 通行人「変態なの!無差別に胸を揉んでくる変態が!たぶん妖怪よ!」
店員「マジか!そいつは妖怪の仕業だな!」
穂乃果「なんでも妖怪のせいにするんだなここの人らは……」
店員「店やってる場合じゃねえ!ねーちゃんも不問にしてやるからさっさと逃げろ!」
穂乃果「いいよいいよ、お代替わりに私がちょっと様子見てくるから」
店員「……は?いや相手は妖怪だぞ!何言ってやがんだ!」
穂乃果「まぁまぁ、実はそんな怖い存在じゃ無いかもよ」
??「わしわし……わしわし……」
穂乃果「あれか」
??「おお、いい乳……わしわし……」
町娘「きゃー助けてー!揉まれるぅー!」
穂乃果「よーし、まずは>>389であの変態を……」
- 389 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ (ササクッテロ Sp8d-1Uzl):2015/11/25(水) 15:43:35.22 ID:CKwGf/EYp.net
- ほのスメルビーム
- 390 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 15:49:53.47 ID:5bisuCder.net
- 穂乃果「まずはほのスメルビームであの変態をこっちに誘導するか」
穂乃果「誘惑魔法!ほのスメルビーム!」
ピシュンッ! モワワワワワワッ
??「良い匂い……こっちから……」ヨロー
穂乃果(ボロ布をまとっていて姿はよく分からないな)
??「うへへ……おっぱい……」
穂乃果(うげ……とりあえずのしてから考えよう)
穂乃果(ほのスメルでふらついてるから回避もできない、ならあれでいいか)
穂乃果「行くよ!攻撃魔法!>>391!」
- 391 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-TKCH):2015/11/25(水) 15:51:50.95 ID:WBrkB0svd.net
- ほのパイパフパフ
- 392 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 16:05:19.35 ID:5bisuCder.net
- 穂乃果「攻撃魔法!ほのパイパフパフ!」
穂乃果「うぉおおおおおっ!走るっ!」ダダダッ!
??「おっぱい……はしって……つっこんで……くる……」
穂乃果「そして速度を落とさず顔面にぱふっ!」ドンッ! ムニュッ
??「ああ……やわらか……きもち……あったか……いやあつ……熱っ!?」
穂乃果「ちっちっち、最初に攻撃魔法って言ったでしょ?」
??「な……!」
穂乃果「穂乃果の胸は、いつでも熱く燃えているんだよ!!」メラメラッ!
穂乃果「震えろ心!燃え上がれ魂!愛を持って包む太陽の胸!攻撃魔法!ほのパイパフパフッ!!」
ボオオオオオオオオオオオオッ!!!
??「ぐぁああああああっ!!熱いいいいいいいいっ!燃えるううううううう!!」
バタンッ!
穂乃果「……私に触れると、火傷するぜ?」
店員「うおおおお!すげーよねーちゃん!アンタ何もんだいっ?」
穂乃果「いやー、名乗るほどのものでも」エヘヘー
店員「そんなことねーよ!アンタはこの町の救世主さ!」
穂乃果「ま、通りすがりの魔術師とだけ名乗っておこうかな」エッヘン
店員「魔術師?それはいったい……」
ザッ
ロトーチカ「こら穂乃果っ!!」
穂乃果「あっ!ロトちゃん!」
ロトーチカ「あっじゃないわよ!どこ行ってたの?探したんだから!」
穂乃果「ごめんごめん、つい匂いに釣られて……」シュンッ
ロトーチカ「そ・れ・と、人前で魔術、ひいては魔法を使いましたね……?」ニコニコ ピキッ
穂乃果「あ、そ、それは……ほら、人助けで……」
ロトーチカ「問答無用!穂乃果っ!>>393!」
- 393 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-Ctvz):2015/11/25(水) 16:09:15.46 ID:WMh5VLbra.net
- 今晩はおしおき(意味深)です
- 394 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 16:19:22.63 ID:5bisuCder.net
- ロトーチカ「今晩はおしおき(意味深)ですからねっ」
穂乃果「うぅ、ロトちゃんのおしおきはちょっと特殊だから苦手だなぁ」
ロトーチカ「わがまま言わない、それで?何を魔法で倒したんです?」
穂乃果「そこに倒れてる変態だよ」
ロトーチカ「変態……ああこれですか、焦げ臭いですね、焼いたんですか?」
穂乃果「焼いたのは周りのボロ布だけだって!命は奪ってないよ!」
ロトーチカ「ま、それが私との約束ですしね……」
穂乃果「ねえねぇ!起きてよ変態!このままじゃ冤罪でまた私のおしおきが増えちゃうっ!」
ロトーチカ「私はそれでもいいんですけどね、むふふっ」
穂乃果「私はやーだー!起きてよもー!」グイッ グイッ
??「んん……あれ?」
ロトーチカ「おやあなた、体が大きい割に可愛い顔をしていますね」
??「ち……が、かわいい……」
ロトーチカ「あなた、お名前は?」
??「なまえ……は……>>395」
- 395 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-SwvK):2015/11/25(水) 16:22:14.08 ID:H+tB/m2id.net
- 松浦果南
- 396 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 16:34:24.42 ID:5bisuCder.net
- 果南「わたしは……かなん……げほっ!げほっ!」
穂乃果「ロトちゃんこの子、喉がっ!」
ロトーチカ「分かった、ヒーリング……」プワ-
果南「けほっ、戻った!私の声戻った!」
ロトーチカ「良かったわ」
果南「助けてもらってありがとう、私は松浦果南、果南って呼んでね」
穂乃果「私は穂乃果だよ、よろしくね果南ちゃん!」
ロトーチカ「あなた……その体は……」
果南「あはは、大きいですよね、昔に呪いかけられちゃって、このせいでよく妖怪と間違えられちゃって」
穂乃果「呪い……か、ロトちゃん何とかできないの?さっきのヒーリングみたいにさ」
ロトーチカ「保証はできないけど、やってみるわね」
パーッ!
果南「これは……体がっ!>>397」
- 397 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-TKCH):2015/11/25(水) 16:37:25.35 ID:WBrkB0svd.net
- 10分の一に
- 398 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 16:43:43.75 ID:5bisuCder.net
- 果南「10分の1になっちゃった!」
穂乃果「今度は逆に小さくなりすぎたね……」
ロトーチカ「あ、あれー?」
穂乃果「もー!このダメ賢者!」
ロトーチカ「まだ見習いだからっ、失敗もあって当然よ!失敗は糧になるのよ!」
穂乃果「じーっ」
ロトーチカ「ごーめーんーてー!」
果南「まあまあ、大きくて目立って困るよりはいいよ」
ロトーチカ「そう?あと何度かやれば……」
果南「いいの、たぶんこれは直接の呪いをどうにかしないとダメだと思うから」
穂乃果「その呪いをかけた相手は誰なの?」
果南「それは……>>399」
- 399 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 69a6-zkgi):2015/11/25(水) 16:45:35.19 ID:G/+X+SId0.net
- 獣人の女
- 400 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 16:54:56.74 ID:5bisuCder.net
- 果南「よく覚えてないけど、獣人の女だったと思う、それだけは確かだよ」
穂乃果「獣人……か」
ロトーチカ「獣人の町ならこの先にあるけど」
穂乃果「よし、行ってみようよロトちゃん!」
果南「ええ!で、でも悪いですよ、いきなりあったばかりの私のために」
ロトーチカ「分かった、行きましょう」
果南「本当に、いいんですか?」
ロトーチカ「丁度目的地の方向だしね、ちょっとした寄り道よ」
ロトーチカ「それに、封印だけじゃなく道中の人助けも修行の一貫だからね」
穂乃果「と、お師匠様が言ってたんだよね?」
ロトーチカ「ほーのーかーっ!」
果南「ふふふっ」
穂乃果「ほら果南ちゃん、私の肩に糊なよ」
果南「うんっ!」
- 401 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 17:05:35.78 ID:5bisuCder.net
- 店員「妖怪を手下にしやがった、ねーちゃんたち……アンタらはいったい……」
ロトーチカ「ふふっ、あまり詮索はしないほうがかっこいいわよ」
穂乃果「おー?ヤザワちゃんたちも来たみたい!」
ロトーチカ「あら、私が探してくるから待っててと言ったのに」
ヤザワ「おーい!マスターはいたかー?」
冷蔵庫「いますよマスター!マスターを発見です!」
ヤザワ「いやアンタそれどっちのこと言ってるか分からないから」
タタタッ
穂乃果「ヤザワちゃんっ!冷蔵庫ちゃんっ!」
ヤザワ「もー、マスターは本当におっちょこちょいなんだから」
穂乃果「心配かけてごめんね」
ヤザワ「無事ならそれでいいのよ」
冷蔵庫「ん?その肩のものは……」
穂乃果「この子は果南ちゃん、新しい旅の仲間だよ」
ヤザワ「仲間……って、ちょっとロト」
ロトーチカ「少し旅路を変更して果南と一緒に獣人の町に行くわ」
ヤザワ「はぁ、またマスターのおせっかいが発動したのね」
冷蔵庫「毎度毎度、いつになったら目的地につけるのやら」
穂乃果「ぶぅー」
ヤザワ「でも、そんなところがマスターの良いところだからな」
冷蔵庫「そうですね」
穂乃果「みんなー!」
ロトーチカ「またこのパターンか……あなたたちもよく飽きないわね」
果南「え、ええと?つまり?」
ロトーチカ「皆、あなたに協力的してくれるってことよ」
果南「ほんとですか!」
- 402 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 17:09:55.48 ID:5bisuCder.net
- ────────────
ヤザワ「さて、食料も買い込んだことだし」
冷蔵庫「パンパンですっ!」
ロトーチカ「果南も準備はいいわね?」
果南「はいっ」
穂乃果「ではいざっ!獣人の町へ!」
こうして一行は、新たな仲間の果南と共に出発したのである
目的地は獣人の町
独立自治を掲げ、多くの獣人が自由に暮らす楽園
そこで一行を待ち受けるものとは・・・
- 403 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 17:19:59.58 ID:5bisuCder.net
- ─────────────────
──天空の城、PCルーム
矢澤「ふぅ……、んーっ!」ノビー
矢澤「これが勇者一行の話か」
案内ムスカ「そうだな」
矢澤「でも、この小話みたいなものが魔王の封印と関係あるのか?」
矢澤「これ後単行本20巻くらい続くんじゃないだろうな……」
案内ムスカ「いえ、次の獣人の町で一行は魔王に関する重大な情報を得るのさ」
案内ムスカ「そして……この旅はそこで急激に収束に向かうのだよ」
矢澤「読んだことあるなら……あらすじ教えてくれてもいいんじゃないか?」
案内ムスカ「そこは自分で読むと良い、私はあくまで観測者だからね、ふっふっふ」
矢澤「仕方ない、少し間を挟んだら次を読むか……」
- 404 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 17:36:00.45 ID:5bisuCder.net
- ───────────────
──Aショップ、休憩室
矢澤「はい」
穂乃果「はいって!話がどんどんマトリョーシカ的になってるよ!」
絵里「これ終わるのかしら」
矢澤「おっ、回想の私と同じことを言ってるねぇ」
絵里「いらっ」
希「えりち声に出てる出てる」
ほのほの「まぁまぁ皆さん、お茶でも入れますからゆっくりやりましょう」
穂乃果「そうだね」
- 405 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-AnqU):2015/11/25(水) 17:46:04.30 ID:5bisuCder.net
- というわけで前世編途中まで終わり
あれ?前後編の後編が前後編だよ?びっくりだね?
おそらくこれ以上はマトリョーシカしないと思うので、すいません
あと今日は微妙に短くてすいません
前世編に引き続き続く
かもしれない
- 406 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 69a6-zkgi):2015/11/25(水) 17:49:19.29 ID:G/+X+SId0.net
- おつおつ
- 407 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbc3-Ctvz):2015/11/25(水) 18:00:04.33 ID:973YIpZZ0.net
- 乙です
- 408 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-TKCH):2015/11/25(水) 18:45:26.57 ID:WBrkB0svd.net
- おつ
- 409 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプッ Sda8-SwvK):2015/11/25(水) 21:36:20.91 ID:KMTy6FEud.net
- おつおつ
- 410 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 13:29:05.53 ID:jQwB1ngSr.net
- 今日はゆっくりかも前世編途中から
─────────────────
矢澤「お茶も頂いたことだしそろそろ始めようか」
穂乃果「はいっ」
─────────────────
────────
案内ムスカ「準備はできたかね?」
矢澤「いつでも」カチッ
─────
──
『魔王記 勇者のお話』
―『獣人の町』
- 411 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 13:33:44.00 ID:jQwB1ngSr.net
- 穂乃果「うーーーっ!砂漠超えたっーー!」
冷蔵庫「やっとですね」
穂乃果「海を渡りいくつもの山を超えついに魔の砂漠も超えた、旅の目的地も近いっ!」
ロトーチカ「でもそのまえに、果南さんの呪いを解かないとね?」
穂乃果「分かってるって」
ヤザワ「おっ!見えてきたわね……あれが……」
穂乃果「獣人の町……」
果南「ごくっ」
冷蔵庫「ここまで何とか何のハプニングも無く来れましたね」
穂乃果「ん?いやあれがあったでしょ、あれは大変だったなぁ」
冷蔵庫「あれ……?」
穂乃果「ほらあれだよ、>>412」
- 412 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Saf6-o81u):2015/11/26(木) 13:36:23.77 ID:xIK3PVtBa.net
- ロトーチカが旅商人にお金をだまし取られた
- 413 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 13:47:23.98 ID:jQwB1ngSr.net
- 穂乃果「ロトちゃんがお金を旅商人に騙し取られたりとか」
ロトーチカ「そ、それはもう謝ったでしょう!?」
穂乃果「道中で稼いだ大切な資金なのに、町についてもこれじゃほぼ一文なし意味なしだよ」
ロトーチカ「仕方ないわね、お詫びなら体で穂乃果にご奉仕するからぁ……」
穂乃果「いいよ、そんなのしてもお金増えないから!どうせなら体で稼いでくればいいじゃん」
ロトーチカ「なっ!賢者としてそんな不健全なこと出来るわけないでしょう!」
穂乃果「おお……旅の仲間を襲う前科がある人の発言とは思えないよ」
テクテク テクテク
果南「その……修行の旅も大変なんですね、自分で稼がなきゃいけないなんて」イマハヤザワサンニノッテルヨ
ヤザワ「旅費なら本山を出る時はあったらしいけどね、最初の町……ロトがマスターを仲間にしたときかな」
ヤザワ「その時に色々あって全部吹き飛んじゃったらしいわ、私は後発加入だから聞いた話だけど」
果南「何があったんでしょうね」
ヤザワ「さあ?マスターとロトにはあの二人にしか分からないものが多いのよ、それより前見なさい」
果南「わっ!でっかい壁、町をぐるっと囲んでいるんですね」
ヤザワ「妖怪や魔物の多発地帯の町なら珍しくもないけど、これはまず入り口を探さないとね」
冷蔵庫「あそこ、関所っぽくありませんか?」
穂乃果「どれどれ?ちょっと行ってみよー!」タタッ!
冷蔵庫「あ!マスター!」
- 414 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 13:54:37.18 ID:jQwB1ngSr.net
- ─────────────────
──獣人の町、北門
穂乃果「たのもーっ!」
ギイイッ
門番A「ん?なんだお前ら……」クンクン
門番B「真人間くせぇな、この町に何のようだ」
穂乃果「どうも!真人間だよ!」エッヘン
ロトーチカ「こら穂乃果!すいません、この子がぶしつけに」
門番A「ちっ」
穂乃果(すごい……ほんとに獣人だ、この二人は猫さんかな?耳がついてる)
ロトーチカ「私たちこの町に入りたいのだけど、ダメかしら?」
門番B「だーかーら、お前らは何者だって聞いてるんだよ」
門番A「どんな集団でどんな目的でこの町に用があるんだ?それも真人間の集団が」
穂乃果(ロトちゃん!もちろん上手いこと理由考えてるよね!さぁ言ったげな!)
ロトーチカ「私たちは……>>415」
- 415 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-bTha):2015/11/26(木) 14:06:25.61 ID:5l4pis5ed.net
- この町を支配しに来た
- 416 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 14:23:16.20 ID:jQwB1ngSr.net
- ロトーチカ「この町を支配しに来た!」
穂乃果「えええええ!ちょっ!何いっちゃってるのこのポンコツ賢者っ!」
門番A「くそっ、やはり真人間は信用ならねーか」
門番B「門を閉めろ!こいつらを入らせるな!」
ギギイイイッ
穂乃果「ああ!閉められちゃうよ!どうするのロトちゃん!」
ロトーチカ「心配無いわ」
穂乃果「やっぱり何か作画あるんだね!」
ロトーチカ「無理やり入ればいいのよ!」ビシッ
穂乃果「ダメだーーー!」ガクッ
タタッ
ヤザワ「ねえねえ何を揉めてるの?通行許可は取れた?」
ロトーチカ「ヤザワ、この門ぶち壊せないかしら」
ヤザワ「え?……やろうと思えばできないこともないけど」
穂乃果「ちょっ!不味いって!」
ヒューーーーーー
穂乃果「ん?なに?何か落ちてくるような音が……」
ドンッ!! グラグラッ
穂乃果「うわっ!」
??「この門に……何のようだ?」ゴゴゴゴ!
穂乃果(で、デカイっ!前の果南ちゃんも大きかったけどその比じゃない、町を囲む壁と同じくらい大きいっ!)
ヤザワ(なにこいつ!亀……なの?てか亀の獣人って存在するの!?獣じゃないじゃんっ!)
??「我は獣人の町の北門の守護者……重量と硬さに置いては四護随一を誇る」
??「我が名は>>417、貴様らは町に害を成す者なりか」
- 417 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-fr2B):2015/11/26(木) 14:29:10.43 ID:+i2yXxbrd.net
- アドバーグ・エルドル
- 418 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW c536-k5KW):2015/11/26(木) 14:35:32.68 ID:JtrCiQ+H0.net
- ちょくちょくグルグルネタ入れんなw
- 419 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 14:40:24.02 ID:jQwB1ngSr.net
- ちょい時間空くかも
- 420 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 15:38:09.02 ID:jQwB1ngSr.net
- アドバ「我が名はアドバーグ・エルドル」
穂乃果「なんだかかっこいい名前……!」
ロトーチカ「どこかで聞いたことあるような」
アドバ「くくく、今のこの亀となった身でこの名を言っても意味のないことだがな」
アドバ「さあ、貴様らは戦うのか、去るのか、我はどちらでも良いぞ」
穂乃果「できれば穏便に済ませたいなぁって……」
ロトーチカ「当たり前じゃない!戦うわよ!」
穂乃果「ええー!」
ロトーチカ「ヤザワ、行ける?」
ヤザワ「こんな大きい敵と戦うのは初めてだけど、試してみますか!」
穂乃果「大丈夫なの?」
ヤザワ「さて、それはやってみないと分からないわね」
アドバ「くくく、そこの小さいお前が我と戦うのか……?」
冷蔵庫「私をお使いください!」
ヤザワ「アンタは直接戦闘向きの宝具じゃないでしょ、今回は……こっちで行くわ!」ジャキンッ
アドバ「この我に近接戦闘を挑もうというか、その心意気は買うぞ」
ヤザワ「宝具……>>421!」
- 421 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-vcEw):2015/11/26(木) 15:41:00.06 ID:SwFgU2prd.net
- 電子レンジ
- 422 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 15:56:29.91 ID:jQwB1ngSr.net
- ヤザワ「電子レンジ!!」
冷蔵庫「いきなり真名解放!?」
ロトーチカ「いやあれはたぶん叫んだだけだと思うわ」
ヤザワ「マスター!魔力供給頼むわよ!」
穂乃果「分かった!」
ヤザワ「行くわよ亀さんっ!」ダダッ
アドバ「来いっ!」
果南(ヤザワさんが走ってアドバに飛びかかるように宝具を振りかぶる)
ヤザワ「電子レンジぃぃい、アタック!!」
ガンッ!!
アドバ「効かないな、その程度の打撃では」
ヤザワ「もういっちょ!」
ゴンッ!!
アドバ「ふん、我は硬質に長けていると言っただろう」
ヤザワ「ちっ」ダンッ スタッ
果南(一旦距離を取った、でもあの武器じゃ通用しない気がする、というか)
果南「あの武器ってなに?殴ってるようだけどメイスの1種なんでしょうか」イマハホノカニノッテルヨー
穂乃果「ヤザワちゃんが使うのはいつもこの時代にない不思議な武器なん
だよ」
果南「この時代に無い?別の時代の人なんですか?」
ロトーチカ「穂乃果が召喚した英霊ただからね、あの武器の異質さを見るに今よりずっと昔の英雄だと思うんだけど」
果南「確かに、あんなもの普通の人類には作れそうもないですしね」
アドバ「次はこちらから行くぞ」ミシミシッ
ヤザワ「くっ」
アドバ「良いか?武器とはこういうもののことを言うんだ」
ヤザワ「あれは……>>423?」
- 423 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-fr2B):2015/11/26(木) 16:00:20.90 ID:uCBhvMIId.net
- キタキタ踊り
- 424 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 16:15:40.05 ID:jQwB1ngSr.net
- アドバ「いくぞっ!」
穂乃果「あれは……踊っているの?」
ロトーチカ「まさかあれは……キタキタ踊り!?」
穂乃果「知っているのロトちゃん!?」
ロトーチカ「いや、あんまり」
穂乃果「ええー」
果南「それどころじゃないですよ!あの巨体があんな風に動き回るなんてそれだけで危険です!」
ドンッ! ガンッ! ドンッ!
穂乃果「あわっ!おうぉうぉうぉっ!」
冷蔵庫「地面も振動し続けて……!」
果南「お、落ちるぅっ!」
アドバ「どうした、当たらないように避けるので精一杯か」
ヤザワ「……っ!」サッ ダダッ! ダンッ!
アドバ「しかしそれは正解だ」
アドバ「この縦横無尽に動く我が巨大なる四肢、亀の甲羅のような硬さを持ったこの肉体こそ我が武器!」
ブンッ!! ブンッ!! ゴンッ!!
アドバ「ほれほれ避けてみろっ!はっはっは!」
ヤザワ「ったく、いい年してうるさい爺だわ……」
アドバ「亀の甲も年の功も我は兼ね備えておるからのぉ!」ゴンッ!!
ヤザワ「ならそろそろ家電……じゃなかった、宝具の力も見せてあげるわ」
アドバ「ほう?」
- 425 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 16:27:24.09 ID:jQwB1ngSr.net
- ヤザワ「マスター!どう?温まってきた?」
穂乃果「大分……送り込んだとは思う、ぬうぅっ!」
ヤザワ「全く、やっぱり無線だと魔電力の溜まりが悪いわ、初動に時間がかかる武器とか欠陥ね」
穂乃果「でもその分……!」
ヤザワ「ええ、ここから存分に見せてあげる」
ザッ
アドバ(武器を抱えてただ歩いてくる?戦意喪失か、いや……)
アドバ「何を……するつもりだ?」
ザッ ザッ
ヤザワ「――温め」ピッ
ヤザワ「――500W」ピッ
ヤザワ「――1分30秒」ピッ
コンプリート……
ブォオオオオンッ
果南「電子レンジの中が……回転しだした!?」
アドバ「中が赤く光っておる、貴様……何をした!!」
ヤザワ「――祈りなさい」
アドバ「なっ!?」
ヤザワ「この1分30秒が、あなたの絶望へのタイムよ」
- 426 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 16:41:25.95 ID:jQwB1ngSr.net
- 果南「なんなんですかあの武器は!」
穂乃果「電子レンジ、ヤザワちゃんの宝具の1つ」
ロトーチカ「その能力は魔力を変換し、内部で特殊なエネルギー場を発生させる」
穂乃果「ヤザワちゃんが言うにはなんだっけ、魔イクロ波とかいうのが関係してるんだって」
果南「それが発動してるとどうなるんですか?」
穂乃果「熱くなる、あと赤くなる」
果南「へ?」
穂乃果「赤くなったヤザワちゃんは鬼のように強くなるんだ」
果南「はぁ……」
ロトーチカ「あともう一つ能力が追加されるような」
ロトーチカ「確か>>427だったかしら?」
- 427 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-fr2B):2015/11/26(木) 16:43:10.09 ID:7Rr/eOoMd.net
- 魔法が尻から出る
- 428 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-6Sw4):2015/11/26(木) 16:43:24.61 ID:acIBj69ma.net
- 穂乃果との絆リンクが高まる
- 429 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 17:11:54.73 ID:jQwB1ngSr.net
- 果南「それは本当なんですか?」
ロトーチカ「本当よ」キリッ
果南「本当なんですか?」
穂乃果「本当だよ」
ロトーチカ「ちょっ!私で信じなさいよ!」
ヤザワ「ふぅーー、はぁーーー」
アドバ(黒い髪も、肌も、服も、全てが赤く染まっておる……)
ヤザワ「行くよっ」ザシュンッ!!
アドバ「なっ!さっきとまるでスピードがっ!!」
シュシュンッ!! シュンッ!
ヤザワ「最高の武器は四肢と言ったわね、私もそう思うわ」フッ……
アドバ「……っ!?消え……」
ヤザワ「普通の――パンチ」メキッ
ゴキゴギゴ バギンッ!!!
アドバ「がはっ!そんな……!我の絶対の硬化装甲が砕かれた……だと」
ヤザワ「どんなに固くても無駄よ」
アドバ(このスピードとパワー、それにさっきの時間の宣言、制限付きの肉体強化魔法の類か……?)
ヤザワ「ふぅ」
アドバ(しかしっ!)
アドバ「さっき砕かれたのは特別固くない部位だったのだろう!この二重に固めた拳ならっ!!」ブンッ!!
ヤザワ「だから、無駄だって」ヒュンッ!
ヤザワ「ゆれる――普通のキック」
ゴオォオォオォンッ!
ピキッ……バキンッ!!
アドバ「なっ!」
ヤザワ「振動は、全てを砕く」
アドバ「ぬぅ……!」
- 430 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 17:22:11.80 ID:jQwB1ngSr.net
- ヤザワ「もう戦う気力が無くなった?ならトドメを刺してあげるわ」ダンッ!!
アドバ(一度の踏み込みでこの跳躍、これが宝具とやらの力……しかし)
ヤザワ「普通の――」ギギッ……
アドバ「……そーれーを!待っていたあっ!!」ブンッ!!
ヤザワ「っ!?」
果南「なにあれ!尻尾みたいなものが!」
ロトーチカ「へ、蛇!?」
穂乃果「避けてヤザワちゃんっ!」
アドバ(避ける?そんなことは無理だ)
アドバ(我はこの瞬間を待っていた、慢心して空へと跳び出すその瞬間を)
アドバ(いくら速く動けても空中では避けられまい、そしてこの攻撃は背後から我が尾の蛇を使ったもの)
ヤザワ「……っ!」
アドバ(完全な死角からの今まで一度も見せていない攻撃、これは対処できまいっ!)
ヤザワ「はぁ……できれば使いたくは無かったんだけど」
アドバ「悪足掻きをっ!」
ヤザワ「――ただし魔法は尻からでる」
ギュイイイイイイインッ!
ヤザワ「ヤザワシングルタイフーンッ!!」
ゴゴゴゴゴゴッ! ボンッ!!
アドバ「なんだと!?尻から突風を起こしてまた跳んだだと!?」ビュンッ! スカッ
ヤザワ「最後は顔面に叩き込んであげるわ」ググッ
アドバ「くそぉっ!」
ヤザワ「マジ――パンチ」ゴッ!
ゴンッ!!!!!!!!
ドンッ!!!!!
- 431 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 17:33:13.73 ID:jQwB1ngSr.net
- ドシイイイイイイイイイイイイイン!
チーーンッ
ヤザワ「――温め終了」シュウウ……
果南「やった!巨大亀を倒しちゃった!」
ロトーチカ「さすがヤザワだわ」
穂乃果「ヤザワちゃーーーんっ!!」ダダダッ! ダキッ!
ヤザワ「わっ!もう……これやるとすごい疲れるんだから、供給された魔力も空っぽよ」
穂乃果「うんっ!後でいっぱいあげるねっ!」ギューッ
ヤザワ「うん……期待してるわ」ポンポンッ
冷蔵庫「私は出番なかったですねぇ」
ロトーチカ「あなたが活躍するのはもっと相応しい場所でしょ?」
冷蔵庫「相応しい……ですか」
ロトーチカ「そう、きっと最後はあなたに頼る時が来るんだから、あなたじゃないとダメだって」
冷蔵庫「確かにそうなったら嬉しいかもしれませんが」
冷蔵庫「私はまだ、皆さんに頼っていたい気もします」
ロトーチカ「なら存分に頼りなさい」
冷蔵庫「ロトさんは少し頼りないですけどね」
ロトーチカ「な、なにおぅ!」
- 432 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 17:45:56.21 ID:jQwB1ngSr.net
- ───────────
──門の上の方
門番A「やべぇ……やべぇぞ!四護が倒された!北の四護が侵入者に倒された!」
門番B「早急にお知らせしなければっ!!」
門番A「どこにする!?1番近い詰め所なら獅子様の所、移動能力なら鷲王様の所に……」
門番B「そ、そうだな、ええと」
ザッ
??「へー、面白いことになってるじゃん」
門番A「あなたは……猫姫様の……」
門番B「さすがに動きがお早いことで」
??「あはは、そんなに警戒しないでよ、同じ猫族でしょ?」
門番A「や、やめてくださいよ、お戯れが過ぎます」
門番A(こんな名前だけの門番役とお前が同じなわけねーだろうがっ!)
??「まぁとにかく、誰が入ってこようがこの町の"あれ"が流出するわけにはいかないんだ」
門番B「はいっ!」
??「分かってると思うけど、"あれ"は魔王に捧げる重要な品だからね――」
チラッ
??(賢者ロトーチカの一行か、なかなかやっかいになりそうだ)
門番A「あのー、それで対応はどのように、このまま門を通るの見過ごしちゃっていいんですかね」
??「猫姫様の方針は既に決まってるよ、それを伝えに来た」
??「門番を倒したあの子たちには……>>433」
- 433 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW 09cb-k5KW):2015/11/26(木) 17:50:05.58 ID:hIdrQwy70.net
- Zzz
- 434 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-6Sw4):2015/11/26(木) 17:50:40.75 ID:b8Scvmhra.net
- 社会的に死んでもらう
- 435 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 18:03:47.53 ID:jQwB1ngSr.net
- ??「Zzz……」
門番A「あ、あれ?」
??「……と、安らかに眠ってもらうよ」
門番A「ああ良かった、自分で寝てしまったのかと」
門番B「つまり息の根を止めて眠らせてやればいいんですね!そうとなれば各隊に連絡して……!」
??「いや、違うよ」
門番A「えっ?」
??「だから安らかに眠ってもらうんだよ、うちが経営する旅館でね」
??「ここまで旅してきた疲れもあるだろうし」
門番B「……は?」
??「これは猫姫様からの招待状だ、彼女たちを高級旅館『>>436』にお連れしてくれ」
??「彼女たちは――うちら猫姫一派がお客として歓迎することにしたのさ」
- 436 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-6Sw4):2015/11/26(木) 18:05:15.05 ID:b8Scvmhra.net
- ラーメン二郎
- 437 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 18:08:33.96 ID:jQwB1ngSr.net
- あ、もしかしたら1回切り替わっちゃったかも
- 438 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 18:09:08.20 ID:jQwB1ngSr.net
- 大丈夫ですね、すいません
- 439 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 18:25:30.42 ID:jQwB1ngSr.net
- ───────────────────旅館『ラーメン二郎』最上階
猫姫「にゃあにゃあにゃあ、これはこれは」ニヤニヤ
爺「これはまたえらく上機嫌ですね、姫様」
猫姫「久々に面白い事案が転がり込んできたからにゃあ、最近は他王との小競り合いばかりでつまらんかった」
爺「姫様は政が嫌いでいらっしゃる」
猫姫「だからいつもお前に任せてるんだろぉ〜」
爺「作用で」
猫姫「……いつも悪いにゃ、どうもにゃあはそういうの苦手で」
ガラッ
??「猫姫様、門番に招待状を届けてきました」
ガラッ
??「姫ちゃんわたしもー!他の勢力に通達してきたよー!」
猫姫「二人ともご苦労だったにゃ、>>440と>>441、良い部下に恵まれてにゃあは幸せものだにゃ」
>>440「有り難いお言葉です」
>>441「わたしも幸せだよ姫ちゃーん!」
- 440 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 13ce-vcEw):2015/11/26(木) 18:26:41.49 ID:vp1V3h0B0.net
- まきまきちゃん
- 441 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 69a6-SUWM):2015/11/26(木) 18:27:03.65 ID:PWckiRfh0.net
- ハラッセオ
- 442 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 18:50:41.17 ID:jQwB1ngSr.net
- まきまき「ハラッセオ、あなたはいい加減に猫姫様に対する態度というものをですね」
ハラッセオ「あははっ、まきまきちゃんは相変わらず髪がまきまきしてるねー!それ地毛なのー?あははー!」
まきまき「ハラッセオオオオオオっ!!」
ハラッセオ「うう、まきまきちゃん普段は糸目キャラみたいなのにキレ方が雑だよぉ」
ワイワイ キャッキャ ワイワイ
────────
────
爺「歓迎、招待、これは威嚇ですよね」
猫姫「そうにゃ、あの子たちはにゃあのものだから手を出すなよって言うね、ほっとくと他が殺しちゃうでしょ?」
爺「まったく我らが姫様は次に何をなされるのか、とても楽しみでありますよ」
猫姫「にゃあにゃあにゃぁ、ま、ワクワクして待っててよ」
猫姫「――このつまんない町を、すごく美味しくしてあげるからさっ!」クルリンッ
クンクン
猫姫「はぁぁ、下の料亭なら立ち上るらぁめんの匂い……さいっこーだにゃあ」
- 443 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 19:03:51.81 ID:jQwB1ngSr.net
- 猫姫「……ふぅ」
猫姫(この最上階から見える景色は全てにゃあの領地)
猫姫(賑やかで活気があってとっても楽しい街)
猫姫(でも本来のこの町の姿はそうじゃにゃい、これはにゃあが必死になって作った幻想の風景)
猫姫(この町は成り立ちからして、獣人の暗部を孕んでいる)
猫姫(その象徴が地下で育成されている"あれ"の畑)
猫姫(いい加減もう、そういうのは焼き払ってしまいたいにゃ)
猫姫(獣人は今こそ前に進むべき――)
チラッ
猫姫「お、下に着いたかにゃ」
ロトーチカ「あ、あれっ?ここでいいのかな……」
穂乃果「私が先導するからって意気揚揚としてこれだよ!」
ヤザワ「看板が合ってるから大丈夫でしょ」
冷蔵庫「早く入りましょう、お腹ペコペコですよ」
果南「それは物理的にということですよね……?」
猫姫「いいねぇ賑やかで」
猫姫(全てを燃やす、その火種になってもらうにゃよ……お客さん?)
- 444 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/26(木) 19:09:25.34 ID:jQwB1ngSr.net
- というわけで前世編ここまで
手早くまとめるのはもう諦めた、引き伸ばしちゃうのは悪癖です
ぼけーっとダラダラやっていきます、ラブライブSS?なにそれ美味しいの?
引き続き前世編に続く
かもしれない
- 445 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-6Sw4):2015/11/26(木) 19:20:40.25 ID:b8Scvmhra.net
- おつおつ
- 446 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 69a6-SUWM):2015/11/26(木) 19:27:57.45 ID:PWckiRfh0.net
- おつおつ
- 447 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-bTha):2015/11/26(木) 20:19:22.58 ID:5l4pis5ed.net
- おつ
- 448 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプッ Sda8-k5KW):2015/11/26(木) 21:39:58.46 ID:LC3RjtZud.net
- おつー
- 449 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 15:18:29.26 ID:vPIKCeCLr.net
- 前回までのラブライブ!前世編!
魔王を封印するために旅を続けていたロトーチカ一行は砂漠の街で呪いをかけられた少女、果南と出会う
彼女の呪いを解くため獣人の町へと立ち寄った一行はロトーチカの発現により獣人と敵対してしまう
しかしヤザワが門番である北の四護アドバーグ・エルドルと戦いこれを撃破
その後何故か獣人の町の支配者の1人、猫姫に招待されることになり――
- 450 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 15:30:45.34 ID:vPIKCeCLr.net
- ─────────────────
──旅館ラーメン二郎、客室
ガラッ
穂乃果「うわー!すごい高級な感じっぽい!」
ヤザワ「床も壁も見たこと無いものね、これ靴脱いで上がるのかしら」
ロトーチカ「文献で読んだことがあるわ、こういうの和風っていうらしいわ」
冷蔵庫「私が乗って跡とか付きませんかね……」
果南「ふぅ、とりあえず一息付けますね」
冷蔵庫「果南さんはずっと私に乗っていただけですけどね」
果南「えへへ、冷蔵庫さんが1番上下運動無くて楽だからね」
ロトーチカ「それにしても何故私たちはここに連れてこられたのかしら」
ヤザワ「そうね、捕らえられて処刑でもおかしくは無かったわ」
穂乃果「もしかしたらこれが最後の晩餐みたいなものかもね」
冷蔵庫「縁起でもないこといわないでください」
ガラッ
まきまき「よく来ましたね」
ロトーチカ「あなたは……」
まきまき「猫姫様が上でお待ちです、代表の方2名は>>451を済ませ、最上階まで来てください」
ガラッ
穂乃果「いきなり開いていきなり閉じたね」
ロトーチカ「代表2名……か」
ヤザワ「1人はロトでいいだろ、もう1人は……」
ロトーチカ「そうね、>>453ついて来てくらるかしら」
- 451 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW 02cb-k5KW):2015/11/27(金) 15:37:30.68 ID:+/PwNDzf0.net
- 外から帰って来たらうがいと手洗い
- 452 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbc3-6Sw4):2015/11/27(金) 15:42:41.41 ID:PEXJcimr0.net
- 冷蔵庫
- 453 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-6Sw4):2015/11/27(金) 15:42:46.35 ID:0ESzFFgMa.net
- 穂乃果
- 454 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 16:01:39.94 ID:vPIKCeCLr.net
- ロトーチカ「穂乃果、つい手来てくれるかしら」
穂乃果「あいあいさー!」
ヤザワ「じゃあ私らはここで待機か、気を付けるんだぞ」
ロトーチカ「もちろん!」
穂乃果「おっけー」
─────────────────
──洗面所
ジャー ジャー
穂乃果「ええと、まずはうがいと手洗いだっけ」
ロトーチカ「……ふむ、すごいわね」ジーッ
穂乃果「何が?」
ロトーチカ「水回りがすごい完備されてるわ、この洗面所もすごい綺麗だし」
穂乃果「そうだねぇ、砂漠超えしてきた身だと蛇口捻って水が出てくることに感動するよ」
ロトーチカ「獣人の町は荒れた町という噂もあったけどこの分だと衛生面は他より結構進んでるんじゃ」
穂乃果「手洗いうがいもわざわざ指導されるくらいだしねー」
ハラッセオ「でしょ?姫ちゃんは綺麗好きなんだよ」
穂乃果「わっ!いきなり出てきてびっくりしたー……」
ロトーチカ「あなたは?まだ子供みたいだけど」
ハラッセオ「ぬっ!子供とは失礼だなー、わたしは姫ちゃんが忠臣の1人ハラッセオ」
ハラッセオ「さっき客室に呼びにいったまきまきちゃんと同じ偉さなんだから!」
ロトーチカ「そうだったの失礼したわ、私はロトーチカ、賢者で今は旅を」
ハラッセオ「知ってる、賢者ロトーチカと魔術師穂乃果、目的は魔王の封印だっけ?」
ロトーチカ「何故それを……」
ハラッセオ「あはは!知ってたから招待したんだよ、てうが終わったなら来て!姫ちゃんの所まで案内するよ!」
- 455 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 16:13:44.78 ID:vPIKCeCLr.net
- ハラッセオ「姫ちゃんの所まではこれを使っていきます」
穂乃果「階段じゃなくて?」
ハラッセオ「えれべぇたぁと言って中に入った人を運んでくれる箱なんだよ」
穂乃果「へー、魔術なのかな」
ハラッセオ「のんのん、これはただのからくりだよ」
チーンッ ウィーンッ
ハラッセオ「ほら来た、乗るよ」
ロトーチカ「魔術を使わずにこんなことが、さっきの洗面所といい技術レベルが高いわね」
ハラッセオ「あはは!褒めても何も出ないけどね、姫ちゃんが色々頑張ってるのは事実だよ」
ハラッセオ「上へまいりまーす、ぽちっとな」
ギギギギギギギッ グゥーーン
穂乃果「わっ!上に動いてる!」
ロトーチカ「姫ちゃん、猫姫様がと言ってるけどこの町全てがこういうわけじゃないの?」
ハラッセオ「そうだねー、技術レベル的にはこのくらい他でもやってる所はあるけどここが1番平和かな」
ハラッセオ「元々荒っぽい町だからね、統治されてない所は治安が悪い、勝手に出歩いたりしちゃダメだよ?」
ロトーチカ「いい統治者なのね、猫姫様は」
ハラッセオ「良いというか、まぁ姫ちゃんは自分が楽しいようにやってるだけだよ」
ハラッセオ「他の偉い人も同じ、最初にあったゴミみたいな町を各々好きなように作り変えて複数の異国の街の集合体みたいになってるのがこの町」
ロトーチカ「なるほど、複雑ね」
ハラッセオ「あはは!なんだか難しい話だよね、後は姫ちゃんから聞いてよ、頼みたいこともあるらしいし」
ロトーチカ「えっ?」
チーン
ハラッセオ「お、着いた」
ウィーンッ
ハラッセオ「姫ちゃーっん!お二人さま連れてきたよーっ!」
猫姫様「にゃあにゃあにゃあ、ご苦労だったハラッセオ、そしてお二人もよく来てくれた」
ロトーチカ(この人が、猫姫様……)
穂乃果(なんというか……>>456な人だなぁ)
- 456 :名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ (アメ MM41-k5KW):2015/11/27(金) 16:15:08.01 ID:WM0f2znKM.net
- タマモキャットみたいな
- 457 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 16:34:55.74 ID:vPIKCeCLr.net
- 穂乃果(タマモキャットみたいな人だなぁ)
ロトーチカ(タマモキャットって何よ)
穂乃果(賢者なんだからどうにかして調べて、可愛いよ、それより思惑を聞き出さないと)
ロトーチカ(そ、そうね)
ロトーチカ「おほんっ、猫姫様、今回は招待頂きありがとうございます」
猫姫「にゃあにゃあにゃあ、そんな固くならんでもいいよ、にゃあは客人として歓迎してるからにゃ」
ロトーチカ「はぁ……」
猫姫「それより、ここに来るまで街を見てきてどう思った?」
ロトーチカ「どう、ですか」
穂乃果「この辺りはすごく楽しい感じだったよ!活気があるというか皆元気で!」
猫姫「にゃあにゃあにゃあ、それは結構結構、嬉しいにゃ」
穂乃果(にゃあにゃあにゃあってかっかっかみたいな笑い声なのかなぁ……)
- 458 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 16:35:28.69 ID:vPIKCeCLr.net
- ロトーチカ「でも、所々冷たいような感じはありました」
猫姫「にゃ?」
ロトーチカ「鮮やかな町の奥に見える冷たい目線というか、隠しきれてない部分というか」
猫姫「にゃるほど、賢者様はよく見てるにゃ、それか誰かが知識を吹き込んだからか……」
ハラッセオ「あはは……」
猫姫「賢者様はこの町がどうやって成立したか知ってるかにゃ?」
ロトーチカ「確か……第三次獣人権利闘争の時に、文献で読んだだけですが」
猫姫「そう、この町はその時に迫害から獣人を守り獣人が独立するために作られた町」
猫姫「その大義名分はかなり暗い感情を孕んだものだったにゃ」
ロトーチカ「今は緩和されていますが、当時の種族差別は激しいものだったと聞いています」
猫姫「この町も最初はそんな憎しみの感情で自分を押しつぶしたような町だった、やっと独立したのに本末転倒」
猫姫「だからにゃあのように力のある獣人が好き勝手に町に塗り絵をして街を作った」
猫姫「あるものは武力で、あるものは思想で、あるものは娯楽で、継ぎ接ぎのように、ここまでは既に聞いたにゃ?」
ロトーチカ「はい」
猫姫「そうやって見かけ上は葬れてきた町の暗部だが、まだ1つ決定的に消せていないものがある」
ロトーチカ「人の……感情とか?」
猫姫「違う、そんなつまらんものはらぁめんの具にもならん」
猫姫「にゃあが危惧してるのは町の成立から続く悪しき伝統、"とある植物"の栽培にゃ」
ロトーチカ「植物?その名前は……」
猫姫「聞いた所で分かる名前ではないと思うが、名は『>>458』というにゃ」
- 459 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 16:36:02.56 ID:vPIKCeCLr.net
- ミス 安価↓
- 460 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW efa6-SUWM):2015/11/27(金) 16:37:32.36 ID:j30OYrkD0.net
- ツツジ
- 461 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 16:52:26.15 ID:vPIKCeCLr.net
- ロトーチカ「ツツジ……?ってあのツツジですか?」
猫姫「見かけは他のツツジと変わらない、でもこの町のツツジは少し特別性でにゃ」
猫姫「この町の地下に洞窟があってそこの環境でしか栽培できない特殊なツツジ、ここに実物がある、ハラッセオ?」
ハラッセオ「はいっ!これがそのツツジですっ!」サッ!
ロトーチカ「確かに見た目は普通のツツジねぇ……」
穂乃果「ロトちゃんそれっ!」
ロトーチカ「えっ?」
猫姫「ほう、魔法すら使役する魔術師様はやはり感じるかにゃ、この花の異常性を」
穂乃果「なんか毒々しい感じがする、魔術に例えると大量の魔力の塊のような、でもそれは魔力じゃないっ!」
猫姫「そう、この花は魔術とは違う領域の物」
ロトーチカ「その花は……なんなんです?」
猫姫「深淵に咲くこの花はには、生物に力を与え、その仕組みすら作り変える力がある」
ロトーチカ「なっ!」
猫姫「北の四護、門番を見たろ?あれはこの花の力によって姿を巨大な亀に変えられたものだ」
穂乃果「あの人……?確かに、この姿では名前も意味がないとか言ってたけど」
猫姫「この街で長らくこれを研究する者の中にはこれをこう呼ぶものもいる」
猫姫「この町を作る基盤になった始まりの花、全ての生物を自在に生み出す始まりの花」
猫姫「――始祖花、とな」
- 462 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 17:06:50.45 ID:vPIKCeCLr.net
- 穂乃果「生物を作り変えるツツジのような植物、始祖花……」
ロトーチカ「つまりそれを町が作っている限り危険ということなの?兵器として利用されるとか」
猫姫「いや、そもそもこの花は獣人には効果が薄いようで、まぁ一説にはこれで過去に獣人が作られたとかトンデモ説もあるがにゃ」
猫姫「ともかくこの町は生産地でこれは外部に売り飛ばすようなんだにゃ」
ロトーチカ「外部?そんなことして……」
猫姫「獣人にメリットがあるのか、ということだにゃ」
ロトーチカ「うん、なんでわざわざ外に力を与えるようなことをするのか」
猫姫「それは当然、引き換えに何か恩恵を受けてるから」
猫姫「昔にゃ、成立したばかりのこの町はまだまだ弱かった、いつ滅ぼされてもおかしくはなかったんだにゃ」
猫姫「そこで当時の住人はここが産地である始祖花を売り渡すことで守ってもらおうと考えた、真人間の的である獣人を同じ人間の敵である――」
猫姫「――魔王、という存在に」
ロトーチカ「っ!?」
穂乃果「ま、魔王!?」
猫姫「そうにゃ、お前たちの目的である魔王は始祖花ツツジというパイプでこの町と繋がっている」
ロトーチカ「なるほど……この町で作られたツツジで魔王軍は戦力を増強していたのね」
猫姫「それと引き換えに町を守ってもらう約束でにゃ」
穂乃果「じゃあ、猫姫様は魔王側の人間なの?」
猫姫「それは……違うにゃ」
穂乃果「どうして?」
猫姫「この町はもう充分に力を付けたと思っている、獣人が獣人として自立して暮らしていけるほどに」
猫姫「それと反対に魔王は強大になり、この町の脅威にもなりだした、ツツジだっていつ複製技術が生まれるか分からない」
猫姫「このままヘコヘコしていていつまで安全でいられるか」
猫姫「だから今こそ、にゃあは過去の禍根を根こそぎ断つべきだと思ってる」
猫姫「この町が本当の意味で前を向くためにも……にゃ」
- 463 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 17:18:31.38 ID:vPIKCeCLr.net
- ロトーチカ「事情は分かりました、つまり私たちと猫姫様の敵は同じ」
猫姫「うむ」
ロトーチカ「魔王と戦うのにお互い協力しようと言うことですね」
猫姫「簡単に言えばそういうことだにゃ」
ロトーチカ「私たちが、もしこの話を断ったら……?」
猫姫「それはそれで色々と利用の方法はあるにゃ、お前らはあくまでにゃあが匿ってやってるから客扱い」
猫姫「放り出して騒ぎになれば囮でも何にでも使える、この町にも憎悪を消せていない者は多いからにゃ」
猫姫「獣人の町に紛れ込んだ真人間というだけで充分な火種、その隙に別の作戦をすすめるだけにゃ」
ロトーチカ「なるほど、どっちみち選択権は無いも同じってわけね、町に引き込まれた時点で私たちの負けか」
猫姫「そんな物騒なこと言わないでほしいにゃあ、協力してくれる限りにゃあは皆の味方、平和が1番にゃ」
ロトーチカ「…………くっ」
穂乃果「ロトちゃん……」
ロトーチカ「分かった、協力しましょう、魔王が敵なのには変わりない」
猫姫「賢者様ならそう言ってくれると思ってたにゃ、これにて交渉成立!」
ロトーチカ「ただし、こちらも1つ条件を出していい?」
猫姫「ふむ、言ってみるにゃ、作戦に支障が出ないならお前らの希望はできるだけ叶えるつもりにゃよ」
ロトーチカ「なら……>>464」
- 464 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW 02cb-k5KW):2015/11/27(金) 17:22:49.54 ID:+/PwNDzf0.net
- まずはお風呂それからご飯とふかふかのベッド
- 465 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 17:30:19.17 ID:vPIKCeCLr.net
- ロトーチカ「まずはお風呂それからご飯とふかふかのベッドも頼むわ」
猫姫「ここでの待遇の話か、安心しろ、最高級の待遇をしてやるにゃ」
ロトーチカ「なら問題ないわ」
穂乃果「美味しいご飯も出る?」
猫姫「もちろん」
穂乃果「やったー!」
ハラッセオ(あはは……ずいぶん俗物な賢者パーティだなぁ)
猫姫「とりあえず風呂か、この鍵を渡しておくにゃ、大浴場はにゃあらの貸し切りにしてある、好きに使うといいにゃ」
ロトーチカ「よし!さっそく皆を誘っていくわよ!」
猫姫「その後は宴会場に飯でも用意しておく、そこで食べながら作戦会議にゃ」
ロトーチカ「わかったわー!遅れないように行くからー!」
穂乃果「ほらロトちゃんえれべえたぁ来たよ!乗ろう!」チーン
ロトーチカ「ええ!」
猫姫「にゃあにゃあにゃあ、なんとも賑やかな奴らだにゃ」
ハラッセオ「……はい」
ハラッセオ(でも、こういう人たちのほうがいざって時に頼れるのかも……ね)
- 466 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 17:38:45.92 ID:vPIKCeCLr.net
- ─────────────────
──客間
ガラッ
ヤザワ「お、ロトたちおかえりー」
ロトーチカ「みんな!風呂に行くわよ!」グッb
穂乃果「ハリー!ハリー!」
ヤザワ「何の話してきたの……?」
─────────────────
──大浴場
カコーンッ
穂乃果「うおーーっ!お風呂ひろーーーいっ!そして豪華!御殿?御殿なの!?」
果南「あれ?冷蔵庫さんは?」
穂乃果「冷蔵庫ちゃんは濡れるとダメだからね、脱衣所の所で待ってるよ」
果南「そうなんですか」
穂乃果「よーし!飛び込むよ果南ちゃん!!」ダダダッ!
果南「わっ!待って待って私乗ったままだからっ!この広さだと絶対私溺れるっ!あっ!きゃぁああああああっ!」
ドッポーーーンッ!!
ヤザワ「元気ねぇあの子たちは」
ロトーチカ「でも久しぶりのお風呂だしテンション上がるのも分かるわ」プルンッ
ヤザワ「アンタは相変わらずデカいわね……賢者のくせに」
ロトーチカ「え?何か言った?」
ヤザワ「なんでもないわよ……」
穂乃果「ねぇねぇ!見てよこれ!」
ヤザワ「何よ」
穂乃果「すごいよ!このお風呂>>467がある!!」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
- 467 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-fr2B):2015/11/27(金) 17:40:28.46 ID:9zG7MsY7d.net
- 口からだばぁするライオンとししおどし
- 468 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 17:57:36.62 ID:vPIKCeCLr.net
- 穂乃果「ライオン!ライオンがいるよ!」
ロトーチカ「これは口からお湯が出るやつね」
穂乃果「へー!豪華だなぁ」
ヤザワ「ライオンがゲロ吐いてるみたいね」
ロトーチカ「こらこら」
穂乃果「じゃあこっちは?」
ロトーチカ「こっちは……なんだろう、材質は竹なのかな?」
まきまき「それはな、ししおどしと言うんだ」
ヤザワ「アンタは……」
穂乃果「猫姫様のお付きの人!」
ハラッセオ「あははー!わたしたちも来ちゃったぜ穂乃果ちん!」
穂乃果「ハラッセオさんも、ってか穂乃果ちんって私のこと……?」
ハラッセオ「穂乃果ちんも遠慮せずハラッセオちんと呼んでいいのよー!」
穂乃果「ええと、ハラッセオちゃんにするよ、ハラッセオちゃん」
ロトーチカ「それで、ししおどしとは?」
まきまき「口で説明するより見たほうが早い、ほらなるよ」
カコーンッ!
ロトーチカ「わっ!良い音がなった!」
まきまき「これも東方のものでな、客間の和風といいこの旅館の名物といい、猫姫様はあちらのものが好きなんだ」
ロトーチカ「へー、東方については資料も中々無いから実物見れるのは感動だわ」
まきまき「他には黄金の国に憧れてこの風呂も金ピカ装飾にしてたり」
ロトーチカ「それ知ってるわ!黄金の国の話!それって……」
ワイワイ キャッキャ ワイワイ キャッキャ
ヤザワ(ふむ、このまきまきとハラッセオと言うやつらの胸……)
ヤザワ「まきまきは>>469でハラッセオは>>471ね」
- 469 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW efa6-SUWM):2015/11/27(金) 18:01:03.75 ID:j30OYrkD0.net
- こぼれそう
- 470 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 13ce-vcEw):2015/11/27(金) 18:03:41.20 ID:R2FqYBWK0.net
- たゆんたゆん
- 471 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW a93d-SUWM):2015/11/27(金) 18:06:35.16 ID:isdwzHU/0.net
- ヤザワの遺伝子はしっかりと受け継がれてるようで安心にゃ
- 472 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW a93d-SUWM):2015/11/27(金) 18:07:20.98 ID:isdwzHU/0.net
- ごめん上で
- 473 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 18:26:37.92 ID:vPIKCeCLr.net
- ヤザワ(まきまきは手で隠してるけどこぼれそう、デカい)
ヤザワ(ハラッセオはまきまきほどじゃないけど動くたびにたゆんたゆんしてる……体格のわりにはデカい)
ヤザワ(どっちもデカい)
ヤザワ「ぬわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」ザッパーンッ!
ロトーチカ「どうしたのヤザワ!?」
ヤザワ「このハラッセオ!アンタは私と同じくらいのタッパなのに何でそんなにたゆんたゆんしてるんだ!」モミモミ
ハラッセオ「ひゃあっ!ひどい言いがかりですぅー!だめえっ、そんなに激しく揉んじゃっ!ううぅ……」
ヤザワ「うるさい!そのままもげてしまえっ!」
果南「うむむ……わしわししてるのを見ると昔の記憶がうずく、わしわししたい……」
まきまき「よっと、そこの桶に入って浮かんでる小さい君は」プルンッ
果南「おお!こっちもデカ……じゃなかった、私は松浦果南って言います」
まきまき「私はまきまき、そういえば君の体って……」
果南「実は呪いをかけられちゃったみたいで、それを解きにこの獣人の町まで来たんですけど」
まきまき「呪い……そうか、なるほど」
果南「何か知っているんですか!?」
まきまき「おそらくそれは始祖花ツツジによる生体改造因子のせいだと思う」
果南「……始祖花?」
まきまき「あれ?ロトーチカから聞いてないの?」
果南「はい、直でお風呂に来ましたから」
まきまき「そう、なら私から話すのもどうなのか」
果南「話してください!聞きたいです!」
まきまき「詳しくはこの後の作戦会議で語られると思うが、君の呪いはある花から抽出された物のせいだ」
果南「花?」
まきまき「これから私たちが戦う相手の所にそれを詳しく研究してる施設もあってね」
まきまき「おそらくそこに、治す薬のようなものがあるかもしれない」
- 474 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 18:38:56.67 ID:vPIKCeCLr.net
- ─────────────────
──脱衣所
ガラッ
ロトーチカ「いいお湯だったわ」
冷蔵庫「皆様お待ちしておりました!調理場から分けていただいた牛乳がキンキンに冷えております」
ロトーチカ「おお!しかも瓶じゃない!」
冷蔵庫「皆さん1つつずつどうぞ」
まきまき「牛乳……?」
穂乃果「そうだよ、お風呂上がりには牛乳を飲むの、ヤザワちゃんが教えてくれたんだ」
ヤザワ「ほらアンタも飲みなさい」
ハラッセオ「ええ〜、私はもう充分大きいし〜」
ヤザワ「胸の話じゃないっ!」
穂乃果「ではみんな!牛乳は持ったかな?では……」
ゴクゴクゴクゴクゴクゴク
「「「ぷは〜っ!!」」」
- 475 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 18:39:46.78 ID:vPIKCeCLr.net
- ─────────────────
───宴会場
猫姫「皆の衆!風呂は堪能して頂けたかにゃ!」
ロトーチカ「良かったわよー!」
猫姫「そしてここからは美味しいご飯の時間にゃ!」
穂乃果「いえーーーいっ!」
猫姫「旅館ラーメン二郎のおもてなしといえばこれ!らぁめんだにゃ!」
穂乃果「らぁめん?」
まきまき「らぁめんは東方の食べ物で猫姫様の好物なんだ」
ハラッセオ「旅先で食べたそれに感動して職人を集めてこのラーメン二郎を作ったんだよ!」
穂乃果「へー、初めて食べるなぁ」
猫姫「各種用意は出来てるから好きなものを注文するといいにゃ」
まきまき「私は猫姫様と同じ大定番の>>476だね」
穂乃果「じゃあ私もそれにする!」
ロトーチカ「そうねぇ、この>>477というの美味しそうかも」
果南「私はそれを分けてもらおうかな、この体だし」
ヤザワ「ハラッセオ、お勧めはないの?」
ハラッセオ「>>478とか良いと思うよ!わたし好きなんだ!」
ヤザワ「ならそれで」
- 476 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-fr2B):2015/11/27(金) 18:46:55.65 ID:9zG7MsY7d.net
- 豚カツ定食
- 477 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-bTha):2015/11/27(金) 18:47:13.70 ID:Xg97NvA5d.net
- 凛ちゃんラーメンニラ
- 478 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW 02cb-k5KW):2015/11/27(金) 18:47:42.60 ID:+/PwNDzf0.net
- にんにく野菜あぶらましまし
- 479 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-6Sw4):2015/11/27(金) 18:48:17.08 ID:0ESzFFgMa.net
- 発情マタタビマシマシ
- 480 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 18:55:45.22 ID:vPIKCeCLr.net
- 店員「豚カツ定食3つでーす」
穂乃果「あれ?これらぁめんなの?」
まきまき「違うけどここはこれが1番美味しいんだ」
猫姫「蕎麦屋のカレーだったり中華屋の定食だったりメインと違う美味しさがあるもんだにゃ」
店員「凛ちゃんラーメンニラでーす」
ロトーチカ「この容器は何かしら、随分簡素な感じね」
猫姫「それも東方のからくりでインスタントというものにゃ」
果南「へー、味はどうなんだろう」
店員「にんにく野菜あぶらましましでーす」
ヤザワ「うっ!見るからに胃に来そうな感じなんだけど……」
ハラッセオ「こういうのがいいんだよー!あーたまらないっ!」
猫姫「では皆の衆!」
「「「いただきまーっす」」」
ズルズル モグモグ ゴクンッ
穂乃果「>>481」
ロトーチカ「>>482」
ヤザワ「>>483」
- 481 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-6Sw4):2015/11/27(金) 19:02:21.92 ID:0ESzFFgMa.net
- 新たな力に目覚めた
- 482 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sae8-k5KW):2015/11/27(金) 19:03:40.58 ID:nAYioZtHa.net
- お湯は線までって言ったでしょー!
- 483 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-bTha):2015/11/27(金) 19:08:23.53 ID:Xg97NvA5d.net
- バストが25アップ
- 484 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 19:31:19.50 ID:vPIKCeCLr.net
- 穂乃果「うっ……」ドクンッ!
猫姫「どうにゃ?美味いだろ?」
穂乃果「うんっ!美味しい……けど」
穂乃果(今……体の奥で何か新しい力が目覚めたような……)
ロトーチカ「ちょっと何これ美味しくないんだけど」
果南「見てくださいこれ、横に先までお湯を注いでと書いてあるのにそこまでお湯がありませんっ!」
ロトーチカ「そうかそのせいなのね、作り直しを要求するわ!」
ヤザワ「むっ!バストが大きなった気がするわ!」
ハラッセオ「気のせいじゃないの……」
ヤザワ「たぶん25mmはアップしたわ、やっぱりこれが豊胸の秘訣だったのね……!」
ハラッセオ(嬉しそうだしそっとしとこう)
- 485 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 19:40:59.49 ID:vPIKCeCLr.net
- 猫姫「さて皆の衆作戦会議にゃ、腹ごしらえしつつでいいから聞いてくれ」
猫姫「現在この町の勢力は2つに分かれている」
まきまき「1つはこのまま魔王に協力していこうという現行派」
ハラッセオ「もう1つは魔王と手を切ろうっていう反抗派、わたしたちのことだねっ!」
猫姫「賢者様の一行にはこの反抗派の作戦に協力してもらうにゃ」
ロトーチカ「承知してる」
ヤザワ「魔王への補給路が絶たれるならこっちも願ったりだしね」
猫姫「そこで今回の作戦の目標を確認しておくにゃ」
猫姫「第一の敵は現行派を取りまとめる筆頭でこの町の始祖花ツツジ作りの8割を担っている」
猫姫「>>486の獣人、>>488だにゃ」
- 486 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbc3-6Sw4):2015/11/27(金) 19:42:01.49 ID:PEXJcimr0.net
- お米
- 487 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-6Sw4):2015/11/27(金) 19:44:49.30 ID:KKy4Va3Ua.net
- kskst
- 488 :名無しで叶える物語(大酒)@\(^o^)/ (ワッチョイW 9b02-V2Tz):2015/11/27(金) 19:45:26.77 ID:qBeIGlBZ0.net
- ホモ・ハナヨンス
- 489 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 20:17:58.35 ID:vPIKCeCLr.net
- 猫姫「お米の獣人、ホモ・ハナヨンスだにゃ」
穂乃果「お米!?」
ロトーチカ「もはや獣ですらないんだけど……」
ヤザワ「植物じゃん」
猫姫「噂だとお米が好き過ぎて自分の体を始祖花で植物に組み替えたとも聞いたが」
穂乃果「ええぇ」
まきまき「獣人にはツツジは効きにくいしただの噂という可能性もあるけどね」
ロトーチカ「でも動物と組み合わせられるなら植物とでも不思議はない」
ヤザワ「ともかくそいつを倒せば済む話なんでしょ」
ハラッセオ「あははー!そうそう単純な話だよー」
猫姫「当日はにゃあが本体を引き連れてる間にお前たちには別働隊として動いてもらう」
猫姫「いわばこっちが巨大な囮でそっちがある意味本命だな、そっちにはまきまきとハラッセオも付ける」
まきまき「よろしくね」
ハラッセオ「よろしくなー!」
穂乃果「うん、頑張ろうね!」
ロトーチカ「ここで敵を落とせば魔王にも手が届く」
猫姫「うむ、なわけで今日は宴だにゃー!!皆鋭気を養うにゃー!」
「「「わーい!」」」
- 490 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 20:27:43.84 ID:vPIKCeCLr.net
- ─────────────────
──ホモ家
ハナヨ「反抗派が攻めて来る……ね」
ハナヨ「生意気だなぁ、摘んでしまうか」
ハナヨ「この始祖花ツツジはこの町にとって、そして私にとっても」
ハナヨ「特に今年は稔りが良い……」
シュンッ
魔王「随分と景気が良さそうだな」
ハナヨ「わっ!ま、魔王様っ!?どうしてここに!?」
魔王「何やら大変なことになりそうなのでな、私も協力してやろう」
ハナヨ「滅相もございません、魔王様のお手を煩わせずとも迎え撃つ準備は万端です」
魔王「そうか、なら私はここでその様子を見物でもしていようか」
ハナヨ「はっ……!」
ザッ! ザッ! ザッ! ザッ!
ハナヨ「我らの名は傘、魔王様への危機を未然に防ぐもの」
ハナヨ「お見せましょう、その名に恥じぬ働きを」
- 491 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/27(金) 20:30:20.16 ID:vPIKCeCLr.net
- というわけで前世編途中まで終わり
特に言うこともない
次は獣人の町決戦編
引き続き続く
かもしれない
- 492 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-bTha):2015/11/27(金) 20:51:53.70 ID:Xg97NvA5d.net
- おつ
- 493 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-k5KW):2015/11/27(金) 22:50:02.70 ID:FNCeKPAIa.net
- おつー
- 494 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 69a6-SUWM):2015/11/28(土) 01:10:17.85 ID:BS05K0Qs0.net
- おつおつ
- 495 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 14:58:26.26 ID:ZHOTn6DXr.net
- ─────────────────
──1日後
夜の闇が町を包む頃
獣人の町は炎上していた
無数の咆哮と咆哮がぶつかり響く戦場
その隙に別働隊はホモ家へ侵入
当主ハナヨの間はもう目前にあった――
穂乃果「いやー、これまでの傘四天王は強敵だったねー!」
ロトーチカ「特に三人目は強かったわ、ヤザワがいなければ危ないところだった」
ヤザワ「あの程度楽勝よ、あくびがでるわ」
冷蔵庫「あれ結局何回斬ったんですか?」
ハラッセオ「わたしは一瞬の閃光が走ったようにしか見えなかったよ!」
まきまき「私は半分までは数えられたんだけどね」
穂乃果「さぁ!この扉の向こうが最後の四天王だよ!行こう!」
果南「ええええええええええええええええ!!!いやいやいやいやいやいやいや!!!」
- 496 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 15:02:13.31 ID:ZHOTn6DXr.net
- ヤザワ「どうしたの果南?今更怖気づいた?」
まきまき「お前も中々活躍していたぞ、特に第ニ四天王戦ではなかなか……」
果南「いや展開早すぎませんか!?私そこ覚えてないんですけど!」
ロトーチカ「ま、今更雑魚に構っていても仕方ないってことよ」
果南「強敵だったのか雑魚だったのかどっちなんですか……」
穂乃果「とにかくこの扉の先が最後の四天王だよ!」
バンッ!
ギィィィィィッ
>>497「くくく、よくここまで来たな、待っていたぞ」
穂乃果「あなたを倒せば!あとはハナヨンスだけ!」
- 497 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-k5KW):2015/11/28(土) 15:04:28.71 ID:v6j5KgrG0.net
- ギガゴッドデビル
- 498 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 15:19:33.83 ID:ZHOTn6DXr.net
- ギガゴッドデビル「ふはははははは!!我が相手になってやろう!!」
果南「うわっ、なんか本当に最強っぽいの出てきた!」
ギガゴッドデビル「我が名はギガゴッドデビル!始祖花ツツジによって生まれた最強生命体よ!!」
ロトーチカ「色んな生物の特徴を取り込んだ結果最終的に形が悪魔っぽくなってる感じね」
ハラッセオ「色は赤い!そしてデカい!」
ギガゴッドデビル「お前らに容赦はせん!一撃で沈めてやる!この塔の頂にはいかせん!」ゴゴゴゴゴゴ!
ヤザワ「攻撃が来るわよ!」
ギガゴッドデビル「行くぞ!究極獄技>>499!!」
- 499 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sae8-k5KW):2015/11/28(土) 15:23:10.44 ID:9nyB702Ta.net
- ファイナル絶滅クラッシャー
- 500 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 15:38:33.41 ID:ZHOTn6DXr.net
- ギガゴッドデビル「究極獄技ファイナル絶滅クラッシャー!!」
ロトーチカ「いけない……これはっ!」
メキメキメキメキッ!! ズゴズゴズゴズゴンッ!!
バゴンッ!!
ヤザワ「塔の一部が崩れるぞ!!」
果南「きゃぁぁぁぁぁぁぁっ!」ブンッ!
冷蔵庫「果南さんが吹き飛びましたっ!誰かっ!」
まきまき「くそっ!」ダダッ!
ハラッセオ「まきまきちゃん!?」
ヤザワ「待ちさないアンタまで戻れなくなったらどうすんのよ!」
ギガゴッドデビル「ふむ、お前が1番厄介そうだな」ドンッ!!
ヤザワ「しまった!他に気を取られ……」
ギガゴッドデビル「外まで吹き飛べ」ブンッ!!
ヤザワ「ぐあああああああああっ!!」
メキメキッ
ロトーチカ「あら、足元が……」
バゴンッ!
ロトーチカ「ひゃぁぁぁぁぁぁっ!」
穂乃果「ロトちゃん掴まって!」ダダッ
ロトーチカ「ダメ……間に合わなっ」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
穂乃果「そんな……ロトちゃん!!」
ドンッ!!
ギガゴッドデビル「さて……この塔の上に残っているのは、1人、2人……と1台か」コキコキ
穂乃果「……くっ」
ハラッセオ「あはは……これはヤバいかも……」
冷蔵庫「そんな……」
- 501 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 15:42:14.25 ID:ZHOTn6DXr.net
- 現在地
ホモ家
四天王の塔の上
穂乃果、ハラッセオ、冷蔵庫
塔の下
ロトーチカ
別施設
果南、まきまき
ホモ家外のどこか
ヤザワ
- 502 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 15:49:53.01 ID:ZHOTn6DXr.net
- ─────────────────
──別施設
グラッ ガラガラ
まきまき「くっ、生きてますか……果南さん」
果南「な、なんとか……大丈夫です」
まきまき「良かった、私の胸ポケットに入っててください」
果南「柔らか……はっ!それにしても、ここはどこなんでしょうか」
まきまき「塔のちょうど隣の施設まで吹き飛ばされたようですね」
果南「何をしてる場所なんでしょう、暗いけど……んんっ、目が慣れてきて……これは……花?」
まきまき「始祖花!?」
果南「えっ?」
まきまき「これはツツジです!どうして栽培所でもないのにこんなに大量に……まさか」
研究員「そう、それはここが始祖花の研修所だからよ……」
果南「あなたは……!」
まきまき「果南、知っているのか?」
果南「思い出しました、この人です!この人が私に呪いをかけたんです!」
まきまき「なっ!」
研究員「そう、私の名は>>503、久しぶりねぇ、実験ナンバー570ちゃん?」
- 503 :名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ (アメ MM41-k5KW):2015/11/28(土) 15:55:11.78 ID:JCjW+ArwM.net
- 小原鞠莉
- 504 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 16:06:28.85 ID:ZHOTn6DXr.net
- 鞠莉「まさか逃げ出したと思っていた実験体がこうして戻ってきてくれるなんて思わなかったわ〜」
まきまき「お前が……様々な生物兵器を作り出していたのか」
鞠莉「兵器とは人聞きの悪い、結果的にそうなることが多いだけで学術的興味よこれは」
まきまき「どの口が、実際に果南のような被害者まで出しておいて」
鞠莉「怒らない怒らない、このツツジちゃんが魅力的すぎるのが悪いのよ」
鞠莉「これを見つけた時は震えたわ、これは正に全ての生命を生み出す源、世界が生み出した奇跡の花」
鞠莉「そしてその奇跡を天才的な私が抽出したのがこれ……」フリフリ
まきまき「ガラス瓶?それはいったい」
鞠莉「始祖花から抽出した始祖ウイルスとでも言うべきもの、いやさらに進化を重ねてるからもう別物かしら」
鞠莉「私の名前からMウイルスとでも名づけちゃおうかな」
まきまき「名前なんてどうでもいい!それが悪い薬なのなら当然対抗薬もあるはずだ!」
鞠莉「薬という発想がもうオールドタイプだけど、ワクチンのことならもちろん持っているわ」
まきまき「ならばそれを渡してもらおうか」チャキッ
鞠莉「野蛮ねぇ、力づくってわけ?」
果南「まきまきさん、その武器は……」
まきまき「これは>>505」
- 505 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-k5KW):2015/11/28(土) 16:07:46.62 ID:5iMbgMi+0.net
- 丸太
- 506 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 16:15:45.63 ID:ZHOTn6DXr.net
- まきまき「丸太よ、はぁぁっ!」ブンブンブンブン
鞠莉「丸太とはますます野蛮、そんなもの振り回してなんになるというの?」
まきまき「野蛮で結構、この丸太でお前も施設も叩き潰してやるっ!」
鞠莉「はぁ……本格的に無駄だってこと分からせたほうが良さそうね」
鞠莉「えーと、どれにしようかな、これでいいか」プスッ!
まきまき「自分の体に針を?何をした?」
鞠莉「今は刺したのはMウイルスtype>>507、これで私は>>507の能力を得るのよ」
- 507 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-6Sw4):2015/11/28(土) 16:17:37.03 ID:/V3A940Ya.net
- ゴリラ
- 508 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 16:29:44.36 ID:ZHOTn6DXr.net
- 鞠莉「Mウイルスtypeゴリラ、これで私はゴリラの能力を得る、うほっ、うほっ、うほほほほほほっ!」ダンダンッ
まきまき「筋肉が……腕が……肥大化して……!」
鞠莉「どう!これが始祖花が生み出す力よ!素晴らしいわ!」
まきまき「既に人間の域を超えているな……」
鞠莉「私程度で驚かれても困るわ、あなたたちが吹き飛ばされたギガゴッドデビルちゃんは最高傑作」
鞠莉「あらゆる動植物の力を与えられたあれは地上で最強の生物!」
鞠莉「もはやMウイルスが無くても自己生成できるレベルにたどり着いた!MウイルスtypeDという最凶種をね」
鞠莉「等の上に残ったお仲間たちの命も風前の灯火ね……」
まきまき「果南はここで隠れていてくれ」スッ
果南「まきまきさん……?」
まきまき「確かに、あいつからはすごい力を感じた」
まきまき「だが今はお前を倒すことに集中する!はぁっ!」ブンッ!
鞠莉「だからそんな丸太程度!うほほほいっ!!」メキッ!
まきまき「片手で止められ……っ」
鞠莉「ゴリラの力、舐めないで頂戴っ!」バキンッ!
まきまき「丸太が握りつぶされ……うわあああっ!」
果南(どうしよう、何か私に出来ることは……)
果南(……そうだ、>>509)
- 509 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-k5KW):2015/11/28(土) 16:31:14.79 ID:75FqJDbHd.net
- 解説実況
- 510 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa19-k5KW):2015/11/28(土) 16:32:01.02 ID:JfPjABKna.net
- ワロタ
- 511 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 16:47:42.81 ID:ZHOTn6DXr.net
- 果南「さぁ!まきまきさんの丸太攻撃は効かない!まきまきさんピンチ!」
まきまき「ちょっ!静かにしててくださいって!」
果南「対する鞠莉は余裕の笑み!さすがMウイルスを打っただけはある!」
鞠莉「どうしたの?今度はこっちから攻めるわよっ!」ブンッ! ブンッ!
果南「その強大なゴリラの力で腕を振り回しながら突進!」
果南「まきまきさんも丸太でガードを続けるが殴られるたびに丸太に穴がボコボコ空きます!」
まきまき(やばっ!こんなラッシュを続けられたら……)
鞠莉「うほっ!うほうほうほうほうほっ!!」ブンッ! ブンッ!
果南「強いっ!圧倒的!さすが元獣人の体にさらに獣の力を宿しているだけはあるっ!」
まきまき(そう、それは強いって、獣人なのに……獣の力を……えっ?)
まきまき(確か猫姫様が言うには獣人にツツジの因子はあまり効かないはず)
まきまき(だからこそ外部の魔王に売り渡し、研究も果南のような外部の人間でやっていた)
まきまき(果南は自分が呪いをかけられたのは獣人の女と言った、こいつが獣人のなのは間違いない)
まきまき(それなら何故こいつはこんなにも十全にツツジ、始祖花の力を震える?)
鞠莉「うっほおらぁっ!」バキンッ!!
まきまき「くっ!」ズサァー
まきまき(そういえば進化を重ねたとも言っていた、初期から改良したのか?それで獣人も使えるように?)
まきまき(いや……なら他の兵隊にも配ってるはず、それをしないのはまだ試作だから、どこかに大きなデメリットがあるから)
まきまき(つまり、この力を奮ってる裏には……何か決定的な無理をしてるってこと!)
- 512 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 16:51:13.82 ID:ZHOTn6DXr.net
- まきまき「うらああああああああっ!!」ブンブン!
鞠莉「むーだ無駄無駄無駄無駄無駄ぁっ!」
果南「まきまきさん反撃に出るも全て防がれる!」
まきまき(目を見開いて探せ、何かあるはずだ、あいつの動きに、言動に、全てに、何か異常が現れてるはず)
鞠莉「ぬるい連打だなー、じゃあこっちからも行くわよっ!」ブンッ
まきまき(……はっ!あれは……>>513)
- 513 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW a93d-SUWM):2015/11/28(土) 17:06:35.48 ID:+KzLrdzf0.net
- あの子、実はノーパン...?
- 514 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 17:26:06.49 ID:ZHOTn6DXr.net
- まきまき(あの子、実はノーパン……?)
まきまき(さっきからチラチラ見えるけど、どうみても履いてないような……)
鞠莉「どうしたのっ!余所見してるんじゃ……無いっ!」ブンッ!
まきまき「ぬぅ!」カゴンッ!
鞠莉「はぁ……はぁ……しぶといわね」
まきまき(顔が赤く息が上がってる、ノーパンで興奮する変態研究員?いや違う……もっと思考を一般化して)
まきまき(よく見ると身に纏ってる白衣が所々消えてるような、まるで繊維が溶けたかのように……)
まきまき(はっ!まさか熱……?あの状態だとものすごい熱を発生するとか)
鞠莉「……このっ!」
まきまき(だとしたらノーパンなのは下部の熱を逃がすため、もしかしたら上もほぼ裸に白衣みたいな格好なのかもしれない)
鞠莉「ちょろちょろと……はぁ……避けるなぁっ!」
まきまき(熱に弱いのなら、手はある!)
まきまき「ふぅー」
鞠莉「止まったわね、ついに諦めた?いい心がけよ」
まきまき「――まきまきは巻き巻き」
鞠莉「はぁ?」
まきまき「巻き巻き渦巻く渦のように、回転させるは円心の柱!」ブンブンッ! ブンブンッ!
鞠莉「なによ、また芸も無く頭上で丸太を回転させるだけ?」
まきまき「そうだ、だがこれは……ただの回転ではない」
ブンブンッ! ブンブンッ! ブンブンッ!
果南「まきまきさんの丸太の回転がどんどん早くなっていきます!」
果南「これはすごいっ!もう目で追うことすらできませんっ!」
鞠莉「だから……なんだっていうのよっ!」ゴッ!
まきまき「ほら――燃えるよ」
- 515 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 17:37:48.72 ID:ZHOTn6DXr.net
- ボオオオウッ!
果南「燃えたっ!まきまきさんの丸太から大きな炎が立ち上がっています!」
鞠莉「なっ!」
まきまき「空気摩擦さ、ものすごい速さで回した丸太が炎を生み出したんだ」
鞠莉「有り得ないわ……そんなこと……どんなバカ力なのよ……野蛮だわっ!」
まきまき「野蛮で結構、その野蛮の炎がお前の全てを燃やし尽くすのだからなぁっ!」
ブンッ! ボオオオウッ! ブンッ! ボオオオウッ!
まきまき「ほらほらほら!周りは植物が多いからな、どんどん燃え移って行くぞ」
鞠莉「ちょっと!やめなさいって!そんなことしたら……!」
まきまき「そして、部屋全てに燃え移ってくると、部屋の温度は急激に上昇してくる」
メラメラ メラメラ ボオオオウッ!
鞠莉「はぁ……くっ、はぁ……うぅ……」タラー
まきまき「やはりその体では過剰な熱を放射していたのだな、しかしこの状況では上がる一方」
鞠莉「くそっ……このぉ……っ!」バッ!
まきまき「どうした?動きが鈍くなっているぞ、それに今頃服を全て脱ぎ捨てても間に合わない」
ダダダダッ
鞠莉「くっ……はぁ、はぁ、まだよ、まだ私には他のMウイルスがある……」ガサゴソ
鞠莉「体温を下げ……れる……Mウイルスを……打て……ば……」
まきまき「だから、もう遅いって」スッ
鞠莉「ひいっ!」
まきまき「後でワクチンとやらを聞き出す必要があるから死なない程度にしといてあげる」
果南「まきまきさん!振りかぶってーー!」
まきまき「丸太奥義!>>516!!」
- 516 :名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ (アメ MM41-k5KW):2015/11/28(土) 17:45:08.90 ID:JCjW+ArwM.net
- 愛知らぬ哀しき竜よ(タラスク)
- 517 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 17:57:06.10 ID:ZHOTn6DXr.net
- まきまき「丸太奥義!愛知らぬ哀しき竜よ(タラスク)!!」
果南「燃え上がる丸太がまるで悪竜のような姿になった!その炎の竜が鞠莉を焼き尽くし吹き飛ばしたぁ!!」
鞠莉「ぐわぁぁぁぁぁああああっ!!」ゴロゴロゴロ ガッシャーン!!
果南「というかマルタさん違いな気もする技名だね」
まきまき「……ふぅ、これで終わりだな」
果南「まきまきさんっ!」タタタッ
まきまき「果南も無事だったか」
果南「はいっ!」
まきまき「丸太もありがとうな」ボロッ プシュー
果南「そういえば……最初から燃やさなかったのはなんでなんです?」
まきまき「これを使うと最後は丸太が燃えて消えるからな、奥の手なんだ」
果南「なるほど」
まきまき「それより、あそこで全裸で伸びているあいつだ、あれを叩き起こすよ」
果南「あいあいさー!」ビシッ
- 518 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 18:00:08.83 ID:ZHOTn6DXr.net
- 鞠莉「…………うっ」
まきまき「ほら、これ以上痛い目に合いたくないならさっさとワクチンとやらを出せ」
鞠莉「……参ったわ、ほらこれがワクチンよ」スッ
果南「やりましたね!」
まきまき「ん?今お前どこからワクチンを……全裸のはずでは……微妙にヌルっとしてるし」
果南「細かいことはいいですよ、入手できたらなら戻りましょう!」
まきまき「そうだな、向こうが心配だ、やられてないといいが」
鞠莉「くくく……ははは……はっはっは!」
まきまき「何がおかしい」
鞠莉「やられてないといい?笑っちゃうわね」
鞠莉「あれは最強の生物よ、私なんかとは格が違う!倒せるなんて夢のまた夢、逆に一瞬でも持ち堪えられたら奇跡!」
鞠莉「さあギガゴッドデビル!!全てを蹂躙しなさいっ!」
ギィァァァァァァァァァァァァッ!! グァァァァァァァァァァッ!!
鞠莉「……えっ?」
果南「今の……塔の上からですよね」
まきまき「ああ、今の声はギガゴッドデビルの……断末魔?」
鞠莉「嘘よ……そんなバカなことって!有り得ないっ!!」
まきまき「あの上で……何が起こっているんだ……」ゴクッ
- 519 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 18:08:51.09 ID:ZHOTn6DXr.net
- ─────────────────
──塔の上
冷蔵庫「マス……ター?」
ハラッセオ「あはは……なによこれ、何が起こったの?」
冷蔵庫「見間違いでしょうか、ギガゴッドデビルがマスターに触れた瞬間……ギガゴッドデビルの半身が吹き飛んだ……?」
ハラッセオ「見間違いじゃないよ……だってそこにギガゴッドデビルは倒れてるじゃない」
冷蔵庫「です……よね……」
ハラッセオ「何を……したのっ?何をしたのよっ!!あなたはっ!!」
穂乃果「え……」プルプル
穂乃果(どうしたんだろう、ハラッセオちゃんがすごく怯えた目でこっちをみてる)
穂乃果(ギガゴッドデビルは……あ、これ私がやったのか)
穂乃果(体半分残ってピクピクしてるや)
穂乃果「あ……」
穂乃果(……そうか、これが私に生まれた新しい力)
穂乃果(>>520……なのか)
- 520 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-bTha):2015/11/28(土) 18:10:37.82 ID:xMyv5xDqd.net
- 絶対勝利ウーマン
- 521 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 18:38:50.00 ID:ZHOTn6DXr.net
- 穂乃果(絶対勝利ウーマン、どんな状況にも打ち勝つ絶対勝利の力)
穂乃果(どんな力も飲み込み、味方に変え、勝利へと導く最強の)
穂乃果(これは最早魔法の領域じゃない……これは世界さえ改変する禁忌の法……)
穂乃果(でも、これで勝てるならっ!)
ハラッセオ「答えてよ穂乃果ちん!」
穂乃果「安心して、大丈夫だよハラッセオちゃん」ニコッ
ハラッセオ「……え?」
穂乃果「こいつは、私が倒すから」
ギガゴッドデビル「うがぁぁぁぁっ!!こ、この程度でっ!!」
ハラッセオ「嘘っ!あの状態から再生した……っ!?」
ギガゴッドデビル「全ての生物の特徴を受け継ぎ合成し無限に進化しつづける我ならこの程度オオオッ!!」
穂乃果「なら――それ貰うね」
ゴギュッ メリッ!
ギガゴッドデビル「な……」
ハラッセオ「再生したギガゴッドデビルの半身がまたえぐり取られた!?まるで喰われたみたいに……」
穂乃果「それがあると私が勝てないなら、それを失くすしかないよねっ」
ギガゴッドデビル「バカな……全て吸収された……だと、MウイルスtypeDの製造炉ごと全て……っ!?」
ドシーンッ!!!
穂乃果「ふぅ……さてさて、これで私もギガゴッドデビルと同じ力を体の中に宿したんだね」
穂乃果「全ての生物の根源となる力を」
穂乃果「じゃあその力を勝利のために使わせてもらうよ、まずは意趣返しって感じでいいかな」
ギガゴッドデビル「ぐっ!」
穂乃果「究極獄技……ファイナル絶滅クラッシャー!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴンッ!!!
ズドンッ!!
- 522 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 18:58:15.37 ID:ZHOTn6DXr.net
- ハラッセオ「すごすぎる……ギガゴッドデビルが……」
冷蔵庫「跡形もなく……塵になった……!?」
穂乃果「なるほど、絶滅クラッシャーはtypeD炉を逆輪転させて遺伝子レベルから消滅させる技なのか」
穂乃果「手加減してくれたのか知らないけど最初の直撃しなくて良かった良かった」
ハラッセオ「穂乃果ちん……その力は……」
穂乃果「うん、大体理解した、これは全ての根源であり全てに通じることで全てを生み出す力」
穂乃果「それはまるで愛しい赤子のように……」
穂乃果「よし……行こうか」
ハラッセオ「え?どこに?」
穂乃果「感じる、この近くに魔王がいるよ」
ハラッセオ「えっ!?」
穂乃果「私がここで魔王を倒す、神にも等しいこの力で――」ゴゴゴゴ
冷蔵庫(マスター……)
- 523 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 19:09:47.59 ID:ZHOTn6DXr.net
- ─────────────────
──塔の下
ロトーチカ「今、上の方ですごい力の爆発が起きたわね」
アドバ「そうだな、行くのか?」
ロトーチカ「落ちてきた所を助けてくれてありがとう、感謝してるわ亀さん」
アドバ「恩人をその呼び方はどうなんだ……」
ロトーチカ「ごめんごめん、でもアドバさんはどうしてここに?」
アドバ「騒動を聞きつけてな、どうせなら我も今までこき使った奴らに一矢報いてやろうと駆けつけたが」
アドバ「まさか上から賢者様が落ちてくるとは思わなかったな」
ロトーチカ「そうだ、1つ聞いてもいいかしら」
アドバ「なんだ?」
ロトーチカ「あなたの名前、アドバーグ・エルドルってどこかで聞いたことあるなとずっと考えてたんだけど」
ロトーチカ「これさ、伝説に出てくる勇者の名前なのよね」
アドバ「…………」
ロトーチカ「始祖花ツツジで体を変えられたとも言ってた」
ロトーチカ「もしかしてあなた、本当に過去に魔王を封印した勇者その人じゃないの?」
アドバ「それは……>>524」
- 524 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbc3-6Sw4):2015/11/28(土) 19:37:44.44 ID:U9QT6WP80.net
- 言ったら引き返せないことになるがいいのか?
- 525 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 13ce-vcEw):2015/11/28(土) 19:37:50.78 ID:hyiy0qjc0.net
- ちゅんちゅん
- 526 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 19:46:01.81 ID:ZHOTn6DXr.net
- アドバ「言ったら引き返せないことになるがいいのか?」
ロトーチカ「いいわ」
アドバ「即答か」
ロトーチカ「このままだと大変なことになる予感がする、魔王も、穂乃果も」
ロトーチカ「そのためには過去の魔王を封印したあなたの話が聞きたい」
アドバ「良かろう、覚悟があるなら教えてやる」
アドバ「魔王を封印する方法、その全てをな」
ロトーチカ「……ごくっ」
- 527 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 20:03:48.52 ID:ZHOTn6DXr.net
- ─────────────────
──ハナヨの間
ハナヨ「く、くらえっ!お米パラダイスっ!!」ブワッ!
穂乃果「地面と体を同化させてお米を作り出す力か……いいね、それも貰うよ」
ハナヨ「えええっ!?」
穂乃果「吸収……そして生まれろっ!米俵っ!」ポンッ
穂乃果「米俵ーー!パンチっ!!」ブンッ!!
ハナヨ「きゃあああああああ!!対して何も出来ずやられたああああああああ!!」
ポッーーンッ ズサー
穂乃果「ふぅー、あとは魔王か」
ザッ
魔王「わりと早かったな」
穂乃果「っ!?」ゾクッ
魔王「お前が今回の私を倒すものか?」
穂乃果「……そうだよ、この神にも等しい力でね」
魔王「神か、くっくっく、はっはっは!」
穂乃果「何がおかしいの?」
魔王「いや……すまんすまん、ぜひ頼むよ、私は圧倒的な力を持つ相手と相対するのが嬉しいのさ」
穂乃果(なに?なにか策を隠し持ってる?それとも……)
魔王「だが、いくら後世の魔王のためとはいえ、ただやられてやるのもプライド的には癪だ」
魔王「自爆装置の身に過ぎないとしても、少し神にも抗ってみたくなる」
穂乃果「…………?」
魔王「生物を生み出す力なら、生物が存在できないレベルまで気温を下げてみたらどうだろう」スッ
穂乃果「なっ!」
魔王「氷結極魔法――>>528」
- 528 :名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ (ワッチョイW 544f-k5KW):2015/11/28(土) 20:07:15.26 ID:Envcec7N0.net
- ぜったいれいど
- 529 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 20:21:46.38 ID:ZHOTn6DXr.net
- 魔王「氷結極魔法――ぜったいれいど」
ピキ ピキピキピキピキピキピキピキ
魔王「世界は、凍りつく」
ピキピキピキピキピキピキピキピキピキピ
キピキピキピキピキピキピキピキピキッ
ピキピキピキピキピキピキピキピキ
ピキピキピキピキピキピキピキピキピキピキッ
カチンッ
・
・
・
穂乃果「はぁ……っ!はぁ……っ!」
魔王「ほう、この絶望の世界でもまだ生きてるのか、それほど絶対勝利の能力が効いているのか」
魔王「それとも最早生物としての枠を超えてしまっているのか」
魔王「見ろ、この世界を」
魔王「全ての建造物は凍り砕け落ち、生物は眠り起きることはない」
魔王「一面白く塗りつぶされた氷と塵だけの世界、なんと綺麗なことか」
魔王「人の変化も可能性も、全ては無に変える、これこそが正常な世界なのだ」
魔王「その中心に、私とお前の2人だけ」
- 530 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 20:26:21.66 ID:ZHOTn6DXr.net
- 穂乃果「ぐううぅ……ぐぁぁぁぁぁあっ!!」ビキビキッ
魔王「良い目だ!さあ!立ち上がりその神の力で私を倒してみろ!さぁ!」
穂乃果「ぐぁぁぁぁぁあ!ああああああああっ!!!」
ザッ
ロトーチカ「2人じゃないっ!」
穂乃果「……えっ」
ロトーチカ「3人よ」
魔王「お前は……」
ロトーチカ「私は賢者ロトーチカ、魔王を封印するもの」
ロトーチカ「――私は、まだここにいる」
──────────────
───────
どこまでも広がる氷の大地に、立つものが3人
可能性の殲滅者、世界守護の化身――魔王
異能を極めた可能性の体現者、神――穂乃果
勇気を受け継ぐただの人間、賢者――ロトーチカ
魔王伝説に語られる勇者の物語は、終わりを迎えようとしていた
- 531 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/28(土) 20:28:43.17 ID:ZHOTn6DXr.net
- というわけで前世編ここまで
やりたい場面に向けてカットカット
何か忘れてないか心配だ
次はついに前世編完結編
引き続き続く
かもしれない
- 532 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-bTha):2015/11/28(土) 20:31:17.48 ID:xMyv5xDqd.net
- おつ
- 533 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbc3-6Sw4):2015/11/28(土) 20:49:48.23 ID:U9QT6WP80.net
- おつおつ
- 534 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-k5KW):2015/11/28(土) 22:53:47.28 ID:jQMwvWp5a.net
- 熱くなってまいりました
- 535 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 69a6-SUWM):2015/11/29(日) 01:16:30.58 ID:/hMMU/H30.net
- おつおつ
- 536 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 14:34:22.58 ID:5+9QAYnxrNIKU.net
- 今日はちょい遅れるかも
- 537 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (ニククエ Sa05-6Sw4):2015/11/29(日) 14:59:45.34 ID:48fDWkGKaNIKU.net
- おk
- 538 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 17:27:55.78 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- やります
- 539 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 17:36:54.39 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- 穂乃果「ロトちゃんどいて、そいつ倒せない」
ロトーチカ「だめよ穂乃果、その力を奮って魔王を倒したらもっと酷いことになる」
穂乃果「何言ってるの!?意味わかんないよ!」
ロトーチカ「アドバさんから聞いたのよ、魔王は今の穂乃果ような存在と対極にあるもの」
ロトーチカ「今の穂乃果が倒したら後の世でもっと強くなって復活するのよ!」
穂乃果「なっ……でも、それでも、今倒せるのは私しかいないっ!私しかいないんだよっ!」
穂乃果「見てよこの光景をっ!こんなことが出来るのが魔王なんだよ、放っておけるわけないでしょ!」
ロトーチカ「それでも、あなたに倒させるわけにはいかない」
魔王(……余計なことを、ギガゴッドデビルさえ取り込んだ神に倒される機会を邪魔しおって)
魔王「お前、ロトとか言ったな」
ロトーチカ「ええ」
魔王「そもそもお前は何故この極寒の世界で動いていられる?」
魔王「発動時にぜったいれいどの範囲内に居たものは全て凍りついているはずだが、この中心地の近くなら尚更だ」
ロトーチカ「そのことね、それは>>540」
- 540 :名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ニククエW 09a7-k5KW):2015/11/29(日) 17:38:49.11 ID:qLInK4iJ0NIKU.net
- ホットドリンクを飲んだから
- 541 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (ニククエ Sdf8-bTha):2015/11/29(日) 17:40:50.65 ID:7FoIabWXdNIKU.net
- これより極寒の世界を知っているから
- 542 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 17:53:22.29 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- ロトーチカ「賢者7つ道具の1つ、その4、ホットドリンクを飲んだからよ」
ロトーチカ「旅に出る前に本山から渡された便利アイテムでね、1つ1つが宝具並みのレア」
ロトーチカ「どれも攻撃用じゃないってのが戦闘には痛い所だけど」
魔王「なるほど、しかし我が魔法に耐えうるほどの防寒耐性を付けられるとは」
ロトーチカ「攻撃に特化した魔法を極めたのが魔術師なら防御と特殊に長けてるのが賢者なの」
ロトーチカ「これはその総本山のお墨付き、魔王を封印しに行くっていう代表への手土産なんだから」
魔王「ほほう、それで?お前が私をどう封印してくれるというんだ」
穂乃果「はぁ……はぁ……大丈夫っ、私が倒すからっ!」ググッ
ロトーチカ(まずいわね、穂乃果の絶対勝利ウーマンがこの環境に適応し始めている)
ロトーチカ(typeD炉が使えないとはいえ魔王を倒すレベルにまで回復するのは時間の問題)
魔王「どうした?何も出来ないのか?」
ロトーチカ(私としても封印の儀式ために隙を作りたい)
ロトーチカ(7つ道具は使い切りだけど、この場面で出し渋る必要もない!)
ロトーチカ(封印のための隙と穂乃果の足止めが出来るような物……)
ロトーチカ「賢者7つ道具その6!>>543」
- 543 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ニククエW fbcb-k5KW):2015/11/29(日) 17:56:05.80 ID:f9PXIIVc0NIKU.net
- ランチパック
- 544 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 18:19:04.89 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- ロトーチカ「7つ道具、その6!ランチパック!」パンッ!
魔王「なんだ?その白くて四角いのは……」
穂乃果「……!」ピクンッ
ロトーチカ「ランチパックは周囲の相手に対してその人が1番好きな食べ物の匂いを発する誘導アイテム」
ロトーチカ「そしてその誘惑は頭で分かっていても抗えるものじゃないわ」
穂乃果「ううううう!パンヌだ!パンヌの匂いだ!うおおおおおおっ!」バッ
ロトーチカ「穂乃果はこの通り、さて魔王さんはどうかしら?」
魔王「くっ……これは……>>545」
- 545 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (ニククエ Sa19-k5KW):2015/11/29(日) 18:25:50.76 ID:zCoK4LBcaNIKU.net
- わあいうす塩!魔王うす塩だーいすき!
- 546 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 18:45:54.46 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- 魔王「わあいうす塩!魔王うす塩だーいすき!」ダダッ!
ロトーチカ「ず、ずいぶんと簡単に引っかかってくれたわね、魔王に特殊は効かないイメージだったわ」
魔王「うす塩!うす塩!」
穂乃果「パンヌ!パンヌ!」
ロトーチカ「今のうちに封印の儀式の準備を……」ガサゴソ
ロトーチカ「まずは封印のための器が必要、これは7つ道具のその2、謎の壺を使いましょう」コトッ
ロトーチカ「そして儀式の肝は、アドバさんから教えてもらった封印の踊り」
ロトーチカ「踊りは条件を押さえていれば種類は何でも良いと言っていたけど」
ロトーチカ「後はリスクがあ
る……か」
ロトーチカ(もう一度確認のために思い出そう、条件は>>547、リスクは>>549)
- 547 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ (ニククエ Sp8d-V2Tz):2015/11/29(日) 18:57:19.69 ID:98wrspk0pNIKU.net
- ハイパージャンボ寝そべりぬいぐるみを周りに置く
- 548 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ニククエW 13ce-vcEw):2015/11/29(日) 18:58:15.36 ID:qCjP1FXK0NIKU.net
- 将来の子孫が時々ポンコツになる
- 549 :名無しで叶える物語(なっとう)@\(^o^)/ (ニククエW d004-V2Tz):2015/11/29(日) 18:59:01.99 ID:fAwT6RRs0NIKU.net
- 貧乳になる
- 550 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (ニククエ Sdf8-bTha):2015/11/29(日) 19:00:04.87 ID:7FoIabWXdNIKU.net
- 名前がエローチカになる
- 551 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 19:22:07.56 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- ロトーチカ(貧乳になる……それは確かに恐ろしい、でも世界のためならそれもやむ無し)
ロトーチカ「条件にはハイパージャンボ寝そべりぬいぐるみを周りに置くと聞いたけど……なんだろこれ?」
パラッ
ロトーチカ「貰った図には大きな人形みたいなのが書いてあるわね、全部で……9つ?」
ロトーチカ「それぞれ名前が付いてる、ほとんど知らない名前だわ」
ロトーチカ「分かるのは穂乃果という名前、それと私とヤザワに似た人形が1つずつ……か」
ロトーチカ「7つ道具の3つ目、ドールメーカーを使えば知ってる人間の人形は作れるけど」
ロトーチカ(3人分だけでいいのかしら……)
魔王「はっ!私は何を……!」フルフル
ロトーチカ「迷ってる時間は無いか、これでやるしか無いっ!」
ロトーチカ「ドールメーカー!私とヤザワと穂乃果の人形を生成!」ポンポンポンッ!
魔王「お前何をする気だっ!」
ロトーチカ「封印の踊り……踊るのは>>552!」
- 552 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ニククエW fbcb-k5KW):2015/11/29(日) 19:25:08.16 ID:f9PXIIVc0NIKU.net
- 情熱のコサックダンス
- 553 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (ニククエ Sdf8-bTha):2015/11/29(日) 19:25:24.86 ID:7FoIabWXdNIKU.net
- 輝夜の城で踊りたい
- 554 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 19:40:12.02 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- ロトーチカ「情熱の……コサックダンスッ!!」
ロトーチカ「ほっ!はっ!ほっ!はっ!」ザッ ザッ ザッ
魔王「ぐぁぁっ!なんだ……その珍妙な踊りは!」
ロトーチカ「ふふふ、これは北方に伝わる踊り、この景色には相応しいわ!」
魔王「くっ……頭が割れそうだ、その踊りから発せられる力はなんだ……私を倒すのではないのか……あああっ!」
ロトーチカ「倒すんじゃないっ!このまま封印してやる!」
魔王「ぐぅううう、それでは……私の存在意義が……ああああああああ!!」
ロトーチカ「ほっ!はっ!ほっ!はっ!」
魔王「お前……っ!貴様!ロトとか言ったな!忘れんぞ……貴様の名は……永遠にっ!」
ロトーチカ「そう、ならさっさと封印されない!はぁぁぁぁぁああああっ!!」
魔王「くそぉおおおおおおおおおおっ!!」
シュルルルルルルル シュンッ
- 555 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 19:51:55.77 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- ロトーチカ「はぁ……はぁ……やった……の?」
コロンッ
ロトーチカ「この壺に……封印された……のかな……はぁ」
ロトーチカ「完璧に成功なら特殊な解呪の法を使わない限りは復活しない」
ロトーチカ「微妙に間違ってるとくしゃみで解けちゃうらしいけど……」
穂乃果「パン……パンヌ……」
ロトーチカ「そうだ!穂乃果に使ったランチパックを先に回収しないとっ」
穂乃果「……でも、これはパンヌじゃああああああっ!無いっ!ふんっ!」バンッ!
ロトーチカ「きゃあっ!」
穂乃果「勝った!誘惑に勝った!ランチパックも攻略したよロトちゃん!」
ロトーチカ「完全に誘惑にハマってたのに地力で抜け出すか……本当に恐ろしい能力ね」
穂乃果「よーし魔王を……ってあれ?魔王は?」
ロトーチカ「もう封印したわよ」
穂乃果「えー!」
ロトーチカ「えーじゃない、これで一見落着、皆平和に戻れるんだから」
穂乃果「うーん……そっか、まぁ皆が平和に暮らせるんなら……」
ゴンッ!!
バリバリバリバリッ!
穂乃果「わぁっ!な、なに!?氷の地面が割れてる!」
ロトーチカ「さっきまで魔王がいた場所から何か……噴出してる!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
- 556 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 19:58:13.51 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- ロトーチカ「そういえばアドバさんからこんな話も聞いたわ、魔王は肉体を保たず依代へと憑く」
ロトーチカ「魔王は封印できてもその肉体は残る」
穂乃果「でもっ、それは魔王がいるからあのとんでもない魔法を使えるんでしょ?抜けたらただの人間なんじゃ!」
ロトーチカ「ええ……本当に依代がただの人間なら……ね」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
ロトーチカ「もし、取り付かれていた方も魔王並みに危ないものだとしたら……」
アドバ「無事だったか!」ダダッ!
ロトーチカ「アドバさん!動けたんですか!?」
アドバ「氷を自己解凍するのに今のいままでかかってしまったがな、それで状況は」
穂乃果「見て!出てきたよ!」
ドンッ!
アドバ「あ、あれは……>>557」
- 557 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ニククエW fbc3-6Sw4):2015/11/29(日) 20:02:01.87 ID:/Tj5c+ZV0NIKU.net
- コトーリ当主
- 558 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 20:27:27.70 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- アドバ「コトーリ当主……だと!?」
穂乃果「コトーリ当主って?」
アドバ「我も名前程度しか聞いたことが無いが間違いない、確か……」
猫姫「獣人の街を作った創立家の1つ、鳥獣人の代表のミナミ家の当主だ」ザッ
ロトーチカ「猫姫様!あなたも無事だったんですね!」
猫姫「げほっ!げほっ!はー寒い寒いにゃ」
穂乃果「ん?でもそれってコトーリさんは昔の人ってこと?」
猫姫「そうだ、創立家の1つだが獣人の町が出来て数年で何故か忽然と姿を消した、だからミナミ家は歴代当主があいつだけにゃ」
猫姫「まさか魔王になっていたなんて、さすがのにゃあでも分からないはずだ」
ロトーチカ「鳥獣人代表ということは何かの鳥の獣人なんですか?」
猫姫「いんにゃ……空を飛ぶから鳥獣人を率いていただけであいつは全くの別物……」
バサッ! バサッ! バサッ!
ロトーチカ「なんて綺麗な……6枚の羽……まるで天使みたい」
猫姫「そう、その通り」
ロトーチカ「えっ」
猫姫「あいつは――天使の羽を持った獣人なんだにゃ」
コトーリ「…………ふぁ」パチッ
- 559 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 20:41:26.31 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- ロトーチカ「でも同じ獣人ならお話が通じたりは……」
猫姫「するタマだったら、どれだけ楽にゃことか」
コトーリ「なんだこれ」
コトーリ「そうか しっぱいしたのか」
猫姫「コトーリは獣人の町にいた時もどこかおかしかったにゃ、鳥側に担ぎ出されただけで本人はやる気なしというか」
猫姫「言ってしまえば、否定的だったように感じる」
コトーリ「だから いったのに」
コトーリ「しょせん けものには むりだって」
コトーリ「しかたない また けそうか」
キュイイイイイイイイインッ
穂乃果「ちょっ!今なんて!」
猫姫「避けろ!あれに当たったらまず助からないにゃ!」
ロトーチカ「そんなこと言われても逃げ場なんて……」
アドバ「うぉおおおおおおおおおおおっ!!」ダダッ!
ロトーチカ「アドバさん!?」
アドバ「この命!せめて次代に続くお前たちを守るために使わせてもらう!」
コトーリ「ほーげき」ピシュンッ
ロトーチカ「この威力は……>>560」
- 560 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (ニククエ Sdf8-bTha):2015/11/29(日) 20:43:38.40 ID:7FoIabWXdNIKU.net
- 何者も消滅されるぐらいすごい
- 561 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 20:56:31.63 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- ロトーチカ「ダメ!アドバさんっ!!」
アドバ「うぉおおおおおおおおおおおっ!!」
ピシュンッ
アドバ「……がはっ」
チュドンッ!!!!!
アドバ「ぐわぁぁぁぁぁああああっ……」ボロボロ……シュンッ
コトーリ「ひとつ きえた」
ロトーチカ「そんな……アドバさん」
穂乃果「消滅……した?」
猫姫「あいつが庇ってくれたからマシだった、というべきかにゃ」
ロトーチカ「そんな言い方って!」
猫姫「本当のことにゃ、もし他の場所に当たってたらどこまで余波で吹き飛ぶか分からない」
猫姫「ここから見渡せる全ては消滅するかもしれないにゃ、凍って眠りについてる人全てを巻き込んで」
ロトーチカ「なっ……!」
猫姫「まったく魔王もとんでもない置土産をしていったものにゃ」
猫姫「次……あれを撃たれたら取り敢えずにゃあが盾になるにゃ、その間にせめて」
ロトーチカ「そんなこと……」
穂乃果「そんなこと言わないでくださいっ!!」
猫姫「……穂乃果ちゃん」
- 562 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 21:15:48.02 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- 穂乃果「もう誰も消えるところなんて見たくない、あれが魔王で無いのなら私が戦います!」
穂乃果「私の絶対勝利ウーマンなら、きっと天使にだって勝てるはず」
猫姫「本当に?」
ロトーチカ「そうよ、typeD炉は使えないし」
穂乃果「完全に使えないわけじゃないよ、それに完全勝利の力なら近づけさえすればチャンスがあるかも」
ロトーチカ「無謀よ!そんな確証の無い力に頼るなんて!触れたら消えるのよ!」
穂乃果「でもっ!」
猫姫「……1つ、策はあるかもしれにゃい」
穂乃果「えっ?」
猫姫「昔、聞いたことがある、始祖花の力で究極進化した果ての生物」
猫姫「その生物が能力を極め特定の条件を満たすことでさらに進化した子を生み出せるらしいにゃ」
猫姫「まさに神の子とも呼べる存在を――」
穂乃果「もしそれが本当だとしたら」
猫姫「ああ、あれに対抗できるかもしれない」
穂乃果「始祖花の究極進化がギガゴッドデビルの炉だとしたら持ってるし、絶対勝利ウーマンの力で極めることもできる……」
穂乃果「教えて!条件ってなんなの!」
猫姫「それはな、その能力を持った人間が心通った人間と>>563」
- 563 :名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/ (ニククエ b0cb-zzvR):2015/11/29(日) 21:20:22.97 ID:PQzbz9+G0NIKU.net
- 囲碁
- 564 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 21:31:10.39 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- 穂乃果「囲碁?」
猫姫「私もよくやる東方のボードゲームのようなものだな、これをすると集中することが出来る」
猫姫「集中しお互いが精神的に繋がればきっとそいつは産まれる」
穂乃果「そんなことでいいならっ」
猫姫「ただし……産んだ後に母体が無事は保証できないがにゃ」
穂乃果「……っ」
猫姫「完璧な存在故に完璧に全てを奪い取ってしまう、そんな化物の可能性があるにゃ、それでもやる?」
穂乃果「……やるよ」
ロトーチカ「穂乃果っ!」
穂乃果「信じてロトちゃん、私なら大丈夫だから」ギュッ
ロトーチカ「……でも」
穂乃果「絶対に、ロトちゃんの前かは居なくなったりしないよっ」
ロトーチカ「うん、分かったわ」
猫姫「決まったか、ならさっさと準備を始めにゃ」
猫姫「時間は……にゃあが稼いでやるにゃ!」ダダッ!
- 565 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 21:45:44.05 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- コトーリ「ほうげき」ピシュンッ!
猫姫「当たったもんを消すなら……石でも何でもぶつけてやるだけにゃっ!」ブンッ!
バシュッ!
猫姫「よぉっし!にゃあのコントロールを舐めるにゃよ!」
コトーリ「むぅ」
猫姫「へっへーん、これなら……」
コトーリ「じゃあ いっぱい」ピシュピシュピシュピシュピシュピシュ!
猫姫「……うげ、これはちょっときついかも……」
────────────────
─────────
- 566 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 21:46:26.03 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- パチッ
穂乃果「よく考えたら囲碁ってルール知らなかったや」
ロトーチカ「私もよ」
パチッ
穂乃果「まぁ、石置いていけばいいんだよね」
ロトーチカ「大事なのは集中することだからね」
パチッ
穂乃果「ロトちゃんと出会ってからさ、結構経つもんだね」
ロトーチカ「旅の初めに出会ったのが穂乃果だからね、あの時は本当に大変だったわ」
穂乃果「あれから、色んな所を旅したよね、森や山や海や砂漠、楽しかったなぁ」
ロトーチカ「全部覚えてる、どんなものも大切な思い出」
穂乃果「うん」
パチッ
ロトーチカ「大事なお役目の旅だったけど、それだけの旅では無かった」
ロトーチカ「それはきっと、穂乃果が側にいてくれたから」
穂乃果「そしてそれは、ここで終わりじゃない」
ロトーチカ「うん」
パチッ
穂乃果「これからもずっと、一緒だよっ」
パァーッ
────────────────
─────────
────
――ロトちゃん 大好きだったよ
- 567 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 21:57:30.47 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- バシュンッ! バシュンッ! バシュンッ!
コトーリ「ひゃく だめ」
猫姫「くっ……はぁ……」
コトーリ「つぎは せん いく」
猫姫「はぁ……ちょっ、さすがにそれはきつっ……」
ドンッ!!!!
コトーリ「 なに」
猫姫「きたかっ!」
「全が名は……『ゼルダ』」
猫姫(氷結の白い大地に、黄金に輝くそのものは降り立つ)
猫姫(胸に三角の紋章を持つそれは、見たもの全てを圧倒する)
猫姫(伝説の通りの――神の子)
ゼルダ「お前が全の敵か?」
コトーリ「おまえ すごい きにいらない」キッ!
コトーリ「ほうげき いちまん!」
シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュッ!
ゼルダ『>>568』
- 568 :名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ (ニククエW 544f-k5KW):2015/11/29(日) 21:59:25.86 ID:cD48b+kz0NIKU.net
- ぐわああああああ
- 569 :名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ (ニククエW 6227-V2Tz):2015/11/29(日) 22:00:09.38 ID:UB/VVYgi0NIKU.net
- ゼルダ『…』(全てを打ち消して)
- 570 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 22:14:17.92 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- ゼルダ『ぐわああああああ』
コトーリ「やった!」
ゼルダ「で、全てか?」
コトーリ「え」
ゼルダ「だから、それで全てかと聞いている」
コトーリ「でも いま きいた」
ゼルダ「効いたさ、すごく痛いな、消えそうに痛い、これが痛みというものか」
コトーリ「だ だったら」
ゼルダ「だから――それだけか?」
コトーリ「くっ ほうげき じゅうまん!」
ゼルダ『ぐわああああああ』
コトーリ「ほうげき ひゃくまん!」
ゼルダ『ぐわああああああ』
コトーリ「ほうげき! ほうげき! ほうげき!」
ゼルダ『ぐわああああああ』
・
・
・
コトーリ「え あれ どうして」
コキッ コキッ
ゼルダ「ふむ、それがお前が全てか」
コトーリ「あ り え な」
ゼルダ「いいか?全は全だ、全に対して一では足りぬ、千では足りぬ、万でも足りぬ」
ゼルダ「全に対するならお前の全を持って示せ、それが全に届かぬというのなら」
ゼルダ「全の前に――圧殺されよ」
コトーリ「わ が わ わ あ あああああああああああああああああああ!!」
ザシュンッ!!!! 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
- 571 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 22:23:08.45 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- ビリビリビリ! ビリビリビリ!
猫姫(ぐっ、さすがに撃破の反動が大きいにゃ、風圧だけで大地が揺れるっ!)
猫姫「……それにしても」
猫姫(天使が神の子に圧殺される――か)
猫姫(あれが伝説に聞く神の子、いやゼルダの御技『全は全』)
猫姫(全を司るゼルダに己の全てをぶつける、そして全から差し引いて削りきれなかった分が反動として帰ってくる)
猫姫(元の数値が無限に近すぎて最早カウンター技の領域を超えている、凶悪すぎるにゃ)
ゼルダ「む、お前は……」
猫姫「あっ!にゃあは味方にゃ!穂乃果ちゃんたちの味方にゃよ!」
ゼルダ「そうか、我は疲れた、あれは任せるぞ」
猫姫「は、はいっ!」
ゼルダ「とはいえ、長くは保たんがな……」シュンッ
猫姫「……えっ」
- 572 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 22:32:25.79 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- ─────────────────
───────
────
ザッ ザッ ザッ
ヤザワ「はぁ……っ!はぁ……っ!はぁ………っ!」
ヤザワ「穂乃果っ!ロトっ!」
ヤザワ「どこなの、皆……おーーい!」
ザッ
ヤザワ「返事ぐらい……しなさいよっ!」
ヤザワ「あっ!あれは……猫姫様っ!」
パッ
猫姫「ヤザワ、ヤザワにゃのか?」
ヤザワ「はぁ……やっと人を見つけた、ここどこまで行っても雪と氷だらけで……」
猫姫「良かった、お前は無事で」
ヤザワ「いや、町の外の外まで吹っ飛ばされて、気絶から起きて一晩中走ってやっと戻ってきたのよ」
猫姫「それは大変だったにゃ」
ヤザワ「マスターは全然反応してくれないし、そうだマスターは?」
猫姫「穂乃果ちゃんなら……」
ヤザワ「ちょっと、何暗い顔してるのよ……まさか……」
猫姫「見たほうが早いにゃ、付いてきて、歩きながら説明もするよ」
- 573 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 22:44:41.83 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- ──────────────
カツ カツ カツ
猫姫「……そうして無事、魔王も封印し、コトーリも倒すことが出来た」
猫姫「その結果が、これにゃ」
バッ
穂乃果「…………」
ヤザワ「え……なにこれ……これ、生きてるのよね……」
猫姫「穂乃果ちゃんの形は残ってる、でもそれを生きてると称するのは……」
ヤザワ「ねぇ起きてよっ!起きてよマスター!穂乃果っ!」ガタガタッ!
猫姫「無駄にゃ、それは穂乃果ちゃんという外枠しか残ってない、そこにいた痕跡のようなものにゃ」
猫姫「己の全てをゼルダを産むのに使って、そして失った」
ヤザワ「でもここにいるじゃないっ!体も残ってるじゃない!こんな……ことって……」
猫姫「そうやって、穂乃果ちゃんは世界を守った、出来ることなら……にゃあが……」
ヤザワ「いいのよ、猫姫様のせいじゃないってことは分かる、話を聞くにそれしか選択肢は無かった」
猫姫「すまん……」
ヤザワ「……そうだ、ロトは?ロトもいたんでしょ!?」
猫姫「ロトちゃんは、生きてる」
ヤザワ「ほんと!?」
猫姫「でも命が危ない状況に変わりはない、奥で手は尽くしているが……」
ヤザワ「連れて行って!ロトの場所に!」
猫姫「うむ」
- 574 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 22:53:21.22 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- ─────────────────
──
ヤザワ「ロト!」
ロトーチカ「あ……ヤザワ……来たんだ」
猫姫「喋っちゃダメにゃ!すごく危ない状況なんにゃよ!」
ヤザワ「そんなになの?」
猫姫「ああ、手を尽くしてはいるけど、この設備じゃ……というより今の時代の治療じゃこれ以上保たない」
ロトーチカ「はは……私も、穂乃果の所にいけるのかなぁ……」
ヤザワ「バカなこと言わないでよ!マスターも、アンタもいなくなったら……」
ロトーチカ「泣かないでよ……しょうがないじゃない、魔王は封印できた、旅の目的は達成できたんだから……」
ヤザワ「くっ!」
猫姫「なるべく善処はするにゃ、だからヤザワも休んで……」
ザッ
果南「ヤザワさんっ!」
まきまき「猫姫様っ!」
ヤザワ「果南!無事だったのね……まきまきも……」
まきまき「救助をお願いします、さっきそこでハラッセオと冷蔵庫を発見しました!」
猫姫「そうか!今すぐ人を向かわせるにゃ!」
ヤザワ「冷蔵庫……冷蔵庫……はっ、もしかしたら……」
- 575 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 23:04:28.23 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- ─────────────────
ザッ ザクッ!
果南「ええっ!さすがにそれは乱暴では!?」
ヤザワ「いいのよ、起きなさいっ!冷蔵庫っ!」ガンッ
冷蔵庫「が、ガピ、はっ!マスター!」
ヤザワ「やっと起きたわね、氷の中に埋まってて壊れなかったのはさすが宝具って感じか」
冷蔵庫「あ、あの……あれからどうなったんですか!?」
ヤザワ「説明するわ、全部ね」
・
・
・
冷蔵庫「そう……ですか、マスターはいなくなって、ロトさんも危ないと」
ヤザワ「そこでアンタに頼みがある」
冷蔵庫「私に?こんな役に立たない宝具に……」
ヤザワ「今こそアンタが活躍する時なのよっ!しょんぼりしててどうすんの!」
冷蔵庫「えっ?」
ヤザワ「アンタの本当の名前、なんだったか覚えてる?」
冷蔵庫「私の、名前……」
ヤザワ「中に入った存在をそのままでコールドスリープさせ、外からのあらゆる攻撃を次元レベルで通さない」
ヤザワ「自律稼働し時間も飛び越え逃げ回り永遠に守り続ける結界宝具」
ヤザワ「その名は……『>>576』」
- 576 :名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ (ニククエW 6227-V2Tz):2015/11/29(日) 23:05:33.55 ID:UB/VVYgi0NIKU.net
- レイ・ゾウコ
- 577 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 23:18:19.25 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- ヤザワ「『レイ・ゾウコ』!アンタにしかできないことがあるのっ!」
冷蔵庫「私に出来ること?」
ヤザワ「いい?アンタの中にロト入れるわ」
冷蔵庫「えっ!」
ヤザワ「そしてアンタはロトを守り続けるの、いつの日か目覚めさせられる世界が来るまで」
冷蔵庫「……私に、出来るでしょうか」
ヤザワ「出来るわよ、自信持ちなさい」
ヤザワ「これが使い手としての私の最後の命令」
冷蔵庫「分かりました」
ヤザワ「さてと」
冷蔵庫「マスターはどうするのですか」
ヤザワ「私は、少し旅に出てみようと思う」
ヤザワ「もしかしたらいなくなってしまった穂乃果を取り戻す術が見つかるかもしれないし」
冷蔵庫「なら私もお供しますっ!」
ヤザワ「こーら」ビシッ
冷蔵庫「あいたっ!」
ヤザワ「それじゃ意味が無いでしょ、そうね……私のことは死んだとでも思いなさい」
冷蔵庫「そんな……」
ヤザワ「アンタは私の手を離れて独り立ちするのよ、もう英霊ヤザワの宝具じゃない、1人の冷蔵庫として」
冷蔵庫「――はい、今までありがとうございました、マスター」
- 578 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 23:20:43.06 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- ─────────────────
────???
鞠莉「あー、危ない危ない、死ぬところだったわ」
鞠莉「咄嗟に環境適応のMウイルスに切り替えておいて良かったー」
鞠莉「さてさて、傘がこれで潰れるしわけにも行かないし……」
鞠莉「――少し長生きしてみようかしらね」
- 579 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 23:30:36.93 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- ─────────────────
──数日後、旅立ちの日
チュンチュン チュンチュン
ヤザワ「じゃ、やっかいになったわね」
猫姫「ああ、気をつけてにゃ、本当ならにゃあも付いていけたら」
ヤザワ「猫姫様にはここを復興させる役目があるでしょ」
猫姫「そうだにゃ」
冷蔵庫「私も別の道で旅立ちます、皆様元気で」
果南「私はこの町に残って協力するよ、体も戻ったしね!」
ハラッセオ「あははー!私は封印の壺を安全な所に持っていくよー!」
まきまき「あなただけでは心配なので私も付いていくんですよ」
猫姫「2人も、よろしく頼むな」
「「はいっ!」」
そして、各々は旅立っていく、各々の目的のために
ここにはいない、誰かを残して
かくして魔王は封印され
平和な世は続いていく
いつかまたその封印が解かれる、その日まで――
- 580 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 23:42:12.33 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- ─────────────────
─────
矢澤「と、いう話を私は天空の城で読んだんだ」
穂乃果「わっ!こっち久しぶり過ぎてびっくりした!」
ほのほの「こっち?何の話をしてるのお母さん?」
希「いやー、それにしても長かったなぁ」
矢澤「これでも簡潔に話したつもりなんだがなぁ」
絵里「情報量が多すぎて整理が必要ね、ちょっと休憩を挟みましょうか」
穂乃果「さんせー」
希「うちもうちもー」
穂乃果(というか……前世の私も、結構色々体験したんだな)
穂乃果(今は急すぎて受け入れ切れないけど、想いだけは伝わった気がするよ)
穂乃果(魔王は……今度こそ完全に……)
ほのほの「お母さーん!お菓子用意できたよー!」
穂乃果「はーい!」
穂乃果(――でも今は、少しだけ楽しんでてもいいよねっ)
- 581 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (ニククエ Sr8d-kIEv):2015/11/29(日) 23:46:05.50 ID:ZbuXd9ztrNIKU.net
- というわけで前世編はこれにて終わりです
前世と現世がどう繋がっているのかは情報整理も含めて次でちょろっとやります
ついに土曜日後編に続く
かもしれない
- 582 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-k5KW):2015/11/30(月) 00:58:45.39 ID:/D2hC8PJ0.net
- 乙
- 583 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-bTha):2015/11/30(月) 05:06:26.36 ID:m7OHZqzod.net
- おつ
- 584 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプッ Sda8-k5KW):2015/11/30(月) 11:42:34.68 ID:HVUaoUCSd.net
- おつー
- 585 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 15:08:40.18 ID:Fo/fJqbor.net
- ─────────────────
────
矢澤「さて、そろそろ再開しようか」
絵里「そうですね」
希「お茶もお菓子もおいしかったでほのほのちゃん」
ほのほの「ありがとうございます」
穂乃果「でも絵里ちゃん、整理するとは言っても色々合って頭ごちゃごちゃしてるよ」
絵里「そう言うと思って矢澤さんと話しながら出来事順に箇条書きにしてみたわ」
絵里「上から辿ると前世魔王から現代での魔王の復活まで軽い年表みたいになってるから」
穂乃果「さすが絵里ちゃん!」
絵里「まぁそれなりに長いから話す時の確認程度に見てちょうだい」
- 586 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 15:10:41.07 ID:Fo/fJqbor.net
- 概略
・魔王思念体が暗躍を始める
・第三次獣人権利闘争による獣人独立の動きが高まる
・建設予定の地下空洞で始祖花ツツジが発見される
・魔王側と始祖花ツツジの取り引き計画が予定される
・「獣人の町」の設立
・設立に関わった当主の1人、ミナミ家のコトーリが姿を消す
(魔王がコトーリに憑依し肉体を得る)
・ホモ家主導ので始祖花ツツジの取り引きが本格的に開始
・同時に始祖花の研究機関を設立、後に「傘」と呼ばれる
・─────────────────
略
・─────────────────
・獣人の町で新興有力家らによる複数同時再開発が始まる
・魔王協力派に対し魔王反抗派が現れる
・─────────────────
略
・─────────────────
・賢者の総本山から魔王封印の名を受けロトーチカは旅立つ
・道中で穂乃果、ヤザワ、冷蔵庫が仲間になる
・砂漠の町で果南と合った一行は獣人の町へ行く
- 587 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 15:12:33.87 ID:Fo/fJqbor.net
- ・猫姫の元で反抗派の作戦に協力、ホモ家を襲撃
・穂乃果がギガゴッドデビルをMウイルスtypeD炉ごと吸収
・ロトーチカが魔王を壺に封印、しかし手順に不備
・憑依を解かれたコトーリを穂乃果が生み出したゼルダが倒す
・穂乃果は存在を失い、ロトーチカは瀕死の状態になる
・ヤザワは穂乃果を取り戻す、冷蔵庫はロトーチカを守るためにそれぞれ旅立つ
・同時にハラッセオとまきまきも封印の壺を収める地を求めて度に
・魔王の氷魔法によって崩壊した獣人の町は猫姫の手により再興への道を辿る
・傘の研究者、鞠莉の姿はどこにも無かった
- 588 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 15:13:11.24 ID:Fo/fJqbor.net
- ・─────────────────
大略
・─────────────────
・時は現代、傘の流れを受け継ぐアンブレラは大企業となっていた
・始祖化ツツジの始祖ウイルスはTウイルスの元となり様々な生物兵器の研究が進んだ
・アンブレラは封印された魔王を復活させる計画を発案する
・コードネーム可愛い雌豹の裏切りにより計画が流出
・それを知った魔術師矢澤が魔王復活阻止に動き出す
・矢澤とパンサーの間に娘のにこが、また別の場所で絵里が生まれる
・それに反応した魔王思念体の波動から封印の位置がロシアのエローチカ家と判明
・数年後、両家の顔合わせがエローチカ家で行われる
・しかしその日偶然にも壺の封印がにこと絵里のくしゃみにより解かれてしまう
・魔王思念体は復活、魔術界は混乱に陥ることとなった
・─────────────────
略
・─────────────────
・矢澤は伝説を知るため家族の元を離れ、天空の城へと旅立った 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
- 589 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 15:23:29.29 ID:Fo/fJqbor.net
- 絵里「という感じね」トントン
穂乃果「字が多い!頭がクラクラしてくるよ……」
希「ふむ、そしてここから現代へ続くわけやね」
矢澤「この後にアンブレラは壊滅、エローチカ家は衰退、魔王思念体も鳴りを潜めていた」
絵里「私たちが成長するまで……か」
矢澤「そうだ、そして今、魔王は仲間を連れ再び私たちの世界の脅威となろうとしている」
穂乃果「それは止めないといけないね、絶対に」
絵里「うんっ」
希「せやね」
- 590 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 15:27:17.17 ID:Fo/fJqbor.net
- 矢澤「そして今、魔王に対する2つの鍵が残されている」
矢澤「1つは穂乃果ちゃん、君の中にある……」
穂乃果「英雄出産ですね」
矢澤「そう、その正体は分かったかな?」
穂乃果「えっと……前世の私が取り込んだギガ……なんだっけ?」
絵里「ギガゴッドデビルのMウイルスtypeD炉でしょ」
穂乃果「物覚え良いね絵里ちゃん」
絵里「さっき書いたからね」
穂乃果「そっか」
矢澤「全て根源であり、全てを生み出す究極の力、それは転生した君に英雄出産という形で現れた」
矢澤「君は出産よりの認識だったから出産としての力だけが発現していたみたいだが」
穂乃果「そういえば、虚が私を乗っ取っていた時にお米の力を使っていたけど」
穂乃果「あれって前世でハナヨンスからお米能力を吸収したからなのかな」
矢澤「だろうね、君の力は遺伝子を取り込んだものなら全てを生み出せるはずだ」
穂乃果「なんだか……怖い力だな」ブルッ
矢澤「良いことだ」
穂乃果「えっ?」
矢澤「力に正しく恐怖することはそれを律することに繋がる」
穂乃果「……なるほど」
矢澤「君は絶対、神などにはなってはいけないよ」
穂乃果「はいっ」
- 591 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 15:32:52.82 ID:Fo/fJqbor.net
- 矢澤「そして、もう1つの鍵」
絵里「冷蔵庫に封じられている賢者ロトーチカ」
矢澤「正解」
絵里「穂乃果と希は冷蔵庫を見たことがあるのよね?」
希「うん、お喋りしてたし、にこっちの魔王討伐パーティにも参加してたし、たぶんあれやと思うよ」
穂乃果「私のことマスターって呼んでたし、私の心象世界にもいた、間違いない」
絵里「もしその冷蔵庫が記憶を失くした今も使命を守り続けてるのだとしたら……」
穂乃果「あの中にロトーチカさんが入ってるのかもしれない!」
希「すぐにでもにこっちと連絡取って確認するべきやな」
絵里「そうね」
希「よし!うち連絡してくるわ」ダダッ!
絵里「お願いっ」
- 592 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 15:43:08.09 ID:Fo/fJqbor.net
- 矢澤「ロトーチカがいれば封印ができるかも、そう考えているんだね?」
絵里「ええ」
矢澤「でも1つ忘れてないかい?前にロトーチカがした封印は不完全だった、だから解けてしまった」
絵里「私とにこが……解いてしまった」
矢澤「誰かを責めることじゃない」
矢澤「もし封印が完璧だったら、もし伝説が現代まで普通に伝わっていたら、もし君とにこが他で遊んでいたら」
矢澤「あの時解けたのは偶然さ、そうでなくてもいつかは解けていた」
矢澤「だから今考えるのは……」
絵里「分かっています、後悔では無く、繰り返さないための対策」
絵里「私はお話にあった9つの人形という線から考えてみたいと思います」
矢澤「なんだ……心配することは無かったか」
絵里「へっ?」
矢澤「なんでもないよ」
絵里「はぁ……」
矢澤(ヘンターイさん、あなたのお孫さんは……大変立派になられました)
矢澤(にこは……どんな風になってるんだろうな)
矢澤(数年前に1度こっそり帰った時は会わずじまいだったし、少し覗きに行ってみるかな)
- 593 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 16:00:56.49 ID:Fo/fJqbor.net
- 穂乃果(そういえば、にこちゃんのお父さんは触れなかったけど……)
穂乃果(ゼルダ、か)
穂乃果(前世の私が存在をかけて生み出したもの……)
穂乃果(私にも、その覚悟を決めなきゃいけないときがくるんだろうか……)
- 594 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 16:02:29.20 ID:Fo/fJqbor.net
- ─────────────────
─────────────────
ほのほの(あれ、希さんと絵里さんは出て行ってしまった)
ほのほの(お母さんはずっと難しい顔で黙り込んでますし……)
ほのほの(うう、少し気まずいですね)
ほのほの「あのー、1つ質問よろしいでしょうか?」
矢澤「ん?ああ君か、何が聞きたいんだい?」
ほのほの「さっきの伝説のお話の中にお母さんたちと同じような方々が出てきましたけど」
ほのほの「あの方たちはお母さんたちとどのような関係なのでしょうか」
矢澤「そうだね……説明すると」
矢澤「あの話の穂乃果は君のお母さんの穂乃果ちゃんの前世だ」
矢澤「一方ヤザワは矢澤家の祖先、つまり私やにこのご先祖様にあたる」
矢澤「冷蔵庫は同一人?物かな、どうやら記憶は失ってるみたいだけど」
ほのほの「なるほど、つまり絵里さんもロトーチカの……」
矢澤「いや、それは違う」
ほのほの「え?そうなんですか?」
矢澤「あの2人は似てるだけの別人だよ、エローチカ家の派生もまた別」
矢澤「第一ロトーチカはまだ生きてるはずだしね」
ほのほの「あー、ですよね、そうでした」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
- 595 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 16:10:49.90 ID:Fo/fJqbor.net
- ほのほの「なんだ、全員に繋がりがあるわけでないのですね……」
矢澤(しまった、残念がってしまった)
矢澤「……おほんっ、おそらく、これは私の推測だがエローチカ家の発生には封印の壺が関わっていると思う」
矢澤「つまり壺を持って旅に出たハラッセオ当たりが怪しいんじゃないかなと……」
ほのほの「え、ハラッセオって絵里さんに似てるんですか!?」
矢澤「いや、そこは確認してないからなんとも……すまん」
- 596 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 16:11:24.63 ID:Fo/fJqbor.net
- ─────────────────
─────────────────
──絢瀬家
亜里沙「は、は……ハラッセョオッ!」クシュンッ!
雪穂「亜里沙、ずいぶん個性的なくしゃみをしたね……」
亜里沙「ずび……こべん、鼻がむずむずしてて」
雪穂「こっちこそごめんね、いきなり戻ってきて、寝起きっぽいけどお昼寝してたの?」
亜里沙「うん、なんか夢を見てた」
雪穂「どんな夢?」
亜里沙「私の胸がたゆんたゆんしてる夢」
雪穂「…………」
亜里沙「いーもん!どーせ叶わない夢なんだから!お姉ちゃんに取られたんだからぁ!」バタンッ! バタンッ!
雪穂「な、何も言ってないって!叶うよ!きっと叶うから!」
亜里沙「……何年後に?」ジーッ
雪穂「3年後ぐらい?」
亜里沙「また適当だあああああ!また寝るうううううう!」
雪穂「ごめんごめん、謝るからお願い聞いて!」
亜里沙「お願い……?」ズビッ
雪穂「あのさ……またしばらくここに泊めてくれたら……嬉しいかなって」
亜里沙「別にいいけど、ほのほのちゃんは?」
雪穂「あー、ほのほのはたぶんまだ……」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
- 597 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 16:18:17.73 ID:Fo/fJqbor.net
- ─────────────────
──Aショップ、休憩室
ほのほの「あの、お母さん?」
穂乃果「ん?なんだい娘よ」
ほのほの「希さんも絵里さんも全然戻ってくる気配が無いんですが、これからどうします?」
穂乃果「ほんとだ……もう結構時間経ってる」
矢澤「私としては今日はこれで解散でも構わないよ、もちろん待ってるならこの部屋は使って貰って良い」
ほのほの「外へ出るならどちらかの様子を見に行きますか?それとも家に帰ります?表札付けるんでしたよね」
矢澤「もし他にやりたいことがあるならそれを優先したほうがいい」
穂乃果「うーむ……そうだなぁ、>>598」
- 598 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-dDMz):2015/11/30(月) 16:21:17.60 ID:aQsyCyb7d.net
- クッキング
- 599 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-EPlE):2015/11/30(月) 16:21:21.65 ID:wXe6L3ild.net
- 最強の表札を作ろう
- 600 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-p/26):2015/11/30(月) 16:21:52.00 ID:hAsGNq1Jd.net
- 原点回帰ワロタ
- 601 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 16:32:38.39 ID:Fo/fJqbor.net
- 穂乃果「……クッキングしようか」
ほのほの「えっ?今なんと」
穂乃果「だからクッキングしようよ、丁度お昼過ぎだしさ、ご飯も食べてないし」
ほのほの「そういえばそうですね」
穂乃果「何をするにも腹が減っては戦はできぬってね」
ほのほの「さすがお母さん!なんだか良いこと言ってる気がします!」
穂乃果「……言ってるんだよ?」
矢澤「ん?昼食を作るのかい?ならここのキッチンを貸そうか」
穂乃果「いえっ、私たちには専用の場所があるので」
矢澤「専用の?」
穂乃果「どきドル!アプリ起動!」ピッ
ほのほの「お母さん、それは……!」
穂乃果「しっかり掴まって!とぶよっ!」
シュンッ
- 602 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 16:37:41.81 ID:Fo/fJqbor.net
- ─────────────────
──異空間、部室
シュンッ
タンッ
穂乃果「到着!」
ほのほの「すごいです!私初めて来ました!あ……でも」
穂乃果「どうしたの?」
ほのほの「私、音ノ木坂の生徒でもスクールアイドルでも無いのにここに来て良かったのでしょうか」
穂乃果「心配ないない大丈夫、ほのほのならきっと皆認めてくれるよ!」
ほのほの(わりとアバウトなんですね……)
穂乃果「さてさて、お料理は何を作ろうかなーっと」
穂乃果「……あれ?そこにいるのはもしかして>>603ちゃん?」
- 603 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-bTha):2015/11/30(月) 16:38:47.30 ID:m7OHZqzod.net
- ことり
- 604 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 16:50:47.51 ID:Fo/fJqbor.net
- 穂乃果「ことりちゃん?」
ことり「あっ!穂乃果ちゃん偶然だねー」
穂乃果「うん偶然、ことりちゃんはどうしてここに?クッキングしたくなったの?」
ことり「まぁそんな感じかな、ふとそんな気がして来ちゃいました」
穂乃果「そっかー、私も同じなんだー」
ことり「ほのほのちゃんもいるねぇ」
ほのほの「ど、どうも!お久しぶり……ですかね?」
ことり「はじめましてような気も……まぁどっちでもいいか、握手握手」ギュッ
ほのほの「は、はい」
穂乃果「じゃあこの3人でクッキングしていこうか!」
穂乃果「作るのは……>>605!!」
- 605 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-k5KW):2015/11/30(月) 16:51:06.83 ID:CDxpo5Ro0.net
- パンだよ!パンをつくろうって魂がささやいてるよー!
- 606 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 17:03:08.87 ID:Fo/fJqbor.net
- 穂乃果「パンだよ!パンをつくろうって魂がささやいてるよー!」
ことり「穂乃果ちゃんパンは前に作ったような……」
穂乃果「今もーれつにパンが食べたいのっ!そんな気分なんだよぉ!」
ことり「パンかぁ……何を作るか……むむ」
ほのほの「お二人はどんはパンが好きなんです?そこから決めていけば良いのでは」
穂乃果「私が好きなのはもちろん>>607だよっ!」
ことり「私は>>608かなぁ」
- 607 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ (ササクッテロ Sp8d-V2Tz):2015/11/30(月) 17:08:55.87 ID:3U9C0MTjp.net
- サンドパン
- 608 :名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ (JPW 0H9f-k5KW):2015/11/30(月) 17:12:07.30 ID:HEBR4Tk0H.net
- ガルパン
- 609 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 17:29:12.35 ID:Fo/fJqbor.net
- 穂乃果「私はサンドパンだよ!可愛いよねぇ」
ことり「私はガルパンかな、この前アニメ見てハマっちゃって〜」
ほのほの「って、そういうことじゃありませんよ!」
穂乃果「あはは、ごめんごめん」
ことり「いや私は本気でハマったんだよ、あの汗と青春のしょっぱい感じ」
ほのほの「はいはい、さっさとパンを作ってしまいましょう」
ことり「ぶー」
ほのほの「パン作りの経験があるならお二人共分かると思いますがまずはパン生地を作ります」
ほのほの「これにはまずボウルに>>610を入れるのです」
- 610 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-6Sw4):2015/11/30(月) 17:30:05.47 ID:ajfvHHC1a.net
- お母様の下の口から出た体液
- 611 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 17:52:43.75 ID:Fo/fJqbor.net
- ほのほの「まずこれにお母様の下の口から出た体液を入れるのです」
穂乃果「ほのほの……」ジーッ
ほのほの「な、なんですか」
穂乃果「それはね、天丼なのかな?」ポンッ
ことり「私がもうやったよ?」ポンッ
ほのほの「なぁっ!ち、違いますよ!私は本気で言ってるんですから!」
穂乃果「だから慣れないボケはいいって、ほら呼び方もお母様に戻ってるし」
ほのほの「そ、そのようなことは……」
穂乃果「まぁ入れてもいいけどさ、完全に能力支配してるし普通の液になるよ?それでもいい?」
ほのほの「ど、どんと来てください!」
穂乃果(……大丈夫かなぁ)
穂乃果「英雄出産――」パァーッ
クチュッ クチュッ
穂乃果「んんっ……はぁ」ピチャンッ
穂乃果「……出た、後はアソコと手のひらを繋げて抽出生成、ボウル寄越して」
ほのほの「はいっ!」スッ
穂乃果「よっと」ダバッ ダババッ ボタボタッ!
ほのほの「おおおおおおおっ」
穂乃果「これでいいの?」
ほのほの「い、いいのですっ!これがいいんです!」
ほのほの「次はですね、レシピ通りだと>>612」
- 612 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-k5KW):2015/11/30(月) 17:57:08.84 ID:CDxpo5Ro0.net
- こねこねこねこね
- 613 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 18:05:22.11 ID:Fo/fJqbor.net
- ほのほの「こねこねします」
穂乃果「ええ!いやいやまだ私の液しか入ってないよ!?」
ほのほの「いいんです!」
ネチャッ ヌチャッ ネチャッ ヌチャッ
ほのほの「ふんっ、はっ、ふんっ」
ヌチャッ ネチャッ ヌチャッ ネチャッ
穂乃果(うーん……娘に自分のあれをこねこねされてるのは恥ずかしいな……)
ほのほの「こ、このようによく混ぜて滑らかになってきたら」
穂乃果「最初から滑らかだけどね」
ことり「手がぬるぬるになっちゃっただけだね」
ほのほの「……っ!」
ほのほの「このヌルヌルした手で……手を……手……>>614するんですっ!」
- 614 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-bTha):2015/11/30(月) 18:06:17.16 ID:m7OHZqzod.net
- ことりをイカセてことりの愛液もコネコネ
- 615 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 18:20:57.77 ID:Fo/fJqbor.net
- ほのほの「ことりさんもイカせてことりさんの愛液もコネコネするんです!」
ことり「ちょ……ほのほのちゃん目が怖いよ……ま、待って、落ち着いて」
ほのほの「お覚悟ぉぉぉぉおおおっ!」バッ
ことり「ひゃぁぁぁっ!やめてぇー!そこは……そんなとこかきまわしちゃいや……ひゃぁんっ!」
ほのほの「ほら、ほらほらほらぁっ!」クチュクチュッ
ことり「はぁんっ!あんっ!ひゃんっ!」ビクンビクンッ
穂乃果(……なんだこれ)
ことり「もうっ!いい加減に……してっ!」
ポワンッ
ことり「ぴゅあぴゅあマカロン――」
ほのほの「させませんっ、ちゅーーーーっ!」
ことり「むぐぐっ!」
ほのほの「んちゅ、べろっ、んはっ、ちゅっ、はっ……はむっ」
ことり(ひゃぁぁぁっ!なにこれ、お口でお口の中ぐちゅぐちゅされて、何も考えられない……)
ほのほの(聞いた所によるとぴゅあぴゅあマカロンの発動条件はお母さんへの好きの気持ち)
ほのほの(だったらそれさえ考えられないような刺激を与えればいいだけ)
チュッ モミッ クチュッ クチュッ
ほのほの(亜里沙さんの家にあった雑誌(誰のかは分からない)で学習だけならバッチリです!)
ことり(あああんっ!気持ち良すぎて……だめっ、さすが成長が早いだけあってテクニックもすごいいぃ……)
ビクンビクンッ! ビクンビクンッ!
穂乃果(……本当になんだこれ)
- 616 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 18:34:48.45 ID:Fo/fJqbor.net
- ことり「はぁ……はぁ……負けた……がくっ」ビクンッ ビクンッ
ほのほの「か、勝った!」グッ
穂乃果(何の勝ち負けなんだろう……)
ほのほの「後はこの飛び散ってることりさんの愛液を手に塗りたくって、塗りたくって」
ビチャッ ビチャッ
ほのほの「そして……こねて……こねて……」
穂乃果(あ、そうか)
- 617 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 18:35:32.42 ID:Fo/fJqbor.net
- 穂乃果「……はぁ」
穂乃果「ねぇほのほの、あなたは何がしたいの?」
ほのほの「えっ?」
穂乃果「だって、何かをしたいからこんなことしてるんでしょう?いつものほのほのじゃないもん」
ほのほの「…………っ」
穂乃果「良かったらさ、お母さんに教えてくれない?」
ほのほの「…………も」
穂乃果「え?」
ほのほの「……私も」
ほのほの「私も!何か力が欲しかったんですっ!」
ほのほの「あんな話を聞いて、皆さんが動いてる時に、自分だけ何も分かってなくて……」
ほのほの「ならせめてお母さんの役に立とうと、こうすれば力が手に入るんでしょう!」
ほのほの「こうやって!ヌルヌルしてびしょびしょやって、お母さんたちは力を手にしたんでしょう!」
穂乃果「……そっか、そんなこと考えてたんだ」
ほのほの「すいません……でした」グッ
穂乃果「いいんだよ、ほのほのの気持ち教えてくれて嬉しかった」
穂乃果「そして私のことを想っててくれてもっと嬉しかった」
ほのほの「お母さんっ!」ガバッ
穂乃果「よしよし、でもね、力を得るということは危険に近づくことなの」
穂乃果「私は、ほのほのまで巻き込みたくない」
穂乃果「この気持ちも……分かってくれるよね」
ほのほの「……はいっ」
- 618 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 18:41:13.74 ID:Fo/fJqbor.net
- 穂乃果(さてと)
穂乃果「何もクッキングしてないぞ?どうしよう……」
穂乃果「むぅ」
穂乃果(ことりちゃんはイキ果ててるし、ほのほのはまだ無理そうだし)
穂乃果「部室に何か簡単に作れるインスタント的なもの無かったっけ……」ガサゴソ
穂乃果「あっ、これは>>619」
- 619 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-EPlE):2015/11/30(月) 18:43:20.47 ID:wXe6L3ild.net
- 聖剣エクスカリパー
- 620 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 18:55:30.21 ID:Fo/fJqbor.net
- 穂乃果「これは……聖剣エクスカリパー!?」
穂乃果「いやいや、私は食べられるものを捜しているんだよ」
穂乃果「それにカリパーってパチモンじゃん、こんなのいいんだよ」ポイッ
穂乃果「……」チラッ
穂乃果「勿体無いから一応吸収しておこうかな」
サワサワ
穂乃果「どうやるんだっけ、虚乃果に少し教えてもらったんだよね、確か……」
穂乃果「物にも生物で言う遺伝子のようなものが存在する」
穂乃果「その物特有の骨子、刻んできた傷を、なぞるように構造を自分のものにしていく……」
ビリッ!
穂乃果「――喰・英雄出産っ!」
シュンッ!
穂乃果「ふぅ、これでいつでも生成できるようになったね」
穂乃果「って違う違う、こんなことしてる場合じゃないって……」
穂乃果「もうインスタントラーメンでいいや、ラーメンラーメン」ガサゴソ
穂乃果「おっ!これはカップ麺だね、なになに……名前は>>621」
- 621 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ (ササクッテロ Sp8d-V2Tz):2015/11/30(月) 19:01:54.30 ID:5iBPVBAyp.net
- パルプンテラーメン
- 622 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 19:10:09.39 ID:Fo/fJqbor.net
- 穂乃果「パルプンテラーメン……」
穂乃果「ふむふむ、食べるまで何が起こるか分からないラーメンか」
穂乃果「何味か分からないじゃなくて何が起こるか分からないって所が気になるけど……」
穂乃果「面白そう!挑戦してみよう!」
穂乃果「ふたをあけてー、粉末スープを入れてー、お湯を注いでー」
穂乃果「時間まで待つ!」
・
・
・
ピピピッ
穂乃果「よし来た、いただきまーすっ!」
ズズッ ゴクッ
ズルズル ゴクンッ
穂乃果「……ぷはっ、こ、これは!>>623」
- 623 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-EPlE):2015/11/30(月) 19:11:22.54 ID:k7xW5E3cd.net
- 子供達が合体した
- 624 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 19:45:52.35 ID:Fo/fJqbor.net
- ピカーッ
ほのほの「あ、あれ……体が……引っ張られ……」グググッ
穂乃果「え?ほのほの?」
ほのほの「お母さ……っ、きゃああああああああああっ!!」ブンッ!
穂乃果「ほのほのおおおおおっ!!」
シーン
穂乃果「え……なに、なんで、どうして急にほのほのが……どこかに飛んでいった……!?」
プルルルル プルルルル
穂乃果「は、はい」ピッ
希『穂乃果ちゃん!大変や、今にこちゃんと会ってたら寿限無が!急に飛んで!』
ピッ
絵里『割り込んで悪いけどこっちもよ!海未といたらうみかちゃんが急に!』
穂乃果「……え?」
絵里『凛とは連絡が取れてそっちも同じ様になってるっぽい!』
希『でもことりちゃんとは通じないんや!穂乃果ちゃん!もしかしてその近くにことりちゃんは……ブツッ』
穂乃果「あれ?希ちゃん!希ちゃん!絵里ちやんっ!」
ツー ツー ツー
穂乃果「え、切れた?どう……して……」
ヒタ
ヒタ
ヒタ
ガシッ
「……あはっ♡」
- 625 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 13ce-vcEw):2015/11/30(月) 19:47:30.20 ID:ZZLrWXL20.net
- ひえええええええ
- 626 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/11/30(月) 19:48:47.29 ID:Fo/fJqbor.net
- というわけで土曜夕方編穂乃果パート終わり
広範囲に影響与える展開なので絵里と希のパート回収しつつまたここに戻ってこようと思います
土曜夕方編別パートへ続く
かもしれない
- 627 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-6Sw4):2015/11/30(月) 19:50:16.89 ID:ajfvHHC1a.net
- 乙です
- 628 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-bTha):2015/11/30(月) 19:51:28.81 ID:m7OHZqzod.net
- おつ
- 629 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 13ce-vcEw):2015/11/30(月) 19:51:52.43 ID:ZZLrWXL20.net
- 乙です
- 630 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-k5KW):2015/11/30(月) 21:51:32.11 ID:CDxpo5Ro0.net
- おつ
- 631 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 12:59:26.87 ID:L8Cpybb/r.net
- 土曜夕方編
開始キャラ(絵里or希)
>>632
- 632 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-k5KW):2015/12/01(火) 13:00:43.74 ID:Qfm2AeEp0.net
- えりち
- 633 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 13:07:43.74 ID:L8Cpybb/r.net
- ─────────────────
──店の外
絵里「よし、私は封印方法について詳しく調べなきゃね」
絵里「人形か、人形人形……スピリチュアルなものなら希に聞いてみるのもいいかも」
キョロキョロ
絵里「あ、いた!ねぇのぞ……」
希「ええぇ!それは大変な……うん、うん、分かったうちもそっちに行って見るから、うん」
絵里「電話中みたいね、邪魔しちゃ悪いかしら」
絵里「希以外にそういった儀式に詳しい人ってるかな……うーん」
ピッ
絵里「ダメ元で>>634に電話してみますか」
- 634 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-EPlE):2015/12/01(火) 13:08:49.71 ID:rmbsHZg8d.net
- にこ
- 635 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 13:35:16.41 ID:L8Cpybb/r.net
- プルルルル プルルルル
絵里「出ないわね……通話中なのかしら」
絵里「希の電話が終わるのを待とうかな」
・
・
希「分かった!じゃあまた合流したら!」ピッ タタッ
絵里「あっ、希どこかに走っていっちゃった」
絵里「仕方ない、もう一度にこにかけるか」
ピッ
プルルルル プルルルル
にこ『はいはい何?今度は絵里?』
絵里「今度?」
にこ『いやこっちの話、気にしないで』
絵里「実はにこに聞きたいことがあって電話したの」
にこ『聞きたいこと?』
絵里「にこってさ、魔術師なんだよね?」
にこ『えっ……、それをどこで……』
絵里「その……それは」
にこ『あっ!希ね!希に聞いたのかー、もう秘密だって言ってたのに』
絵里(どうしよう、本当のこと言ったほうがいいのかな、これから魔王情報についても説明しないといけないんだし)
絵里(ここは……>>636)
- 636 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa19-k5KW):2015/12/01(火) 13:36:22.95 ID:CdOFX6z5a.net
- 言うったら言う!
- 637 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbc3-6Sw4):2015/12/01(火) 13:36:31.60 ID:Yb7J8Ay60.net
- 全部話す
ついでに自分の立てた仮説も話す
- 638 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 14:05:13.97 ID:L8Cpybb/r.net
- 既に空いてますがちょい時間空きます
- 639 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa19-k5KW):2015/12/01(火) 14:08:22.56 ID:CdOFX6z5a.net
- ほい
- 640 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 15:02:07.82 ID:L8Cpybb/r.net
- 絵里(言うったら言う!隠してるなんて出来ないわ!)
絵里「あのね、落ち着いて聞いてね、実は……」
・
・
・
にこ『そっか……、パパ、帰ってきてたんだ』
絵里「うん」
にこ『勝手に出ていって、勝手に戻ってきて、本当に勝手なんだから……うぅっ』
絵里「にこ……」
にこ『ごめん、今は魔王封印の話だったよね』
絵里「いいの?今すぐ話したいなら取り次ぐけど」
にこ『いいのよ、まだ会いに来ないってことはパパもやることがあるんでしょ、それを邪魔したくないの』
絵里「……分かった、確か封印の条件は話したわよね?」
にこ『封印の踊り、その時に周りには9つの人形が無ければならない、か』
絵里「賢者ロトーチカが3つで失敗した所を見ると、どれかではなく全てを満たさなきゃダメと考えていいと思う」
にこ「同感ね」
- 641 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 15:03:17.77 ID:L8Cpybb/r.net
- 絵里「伝説の話によれば名前が付いてたらしいけど、何か分かる?」
にこ『うーん、魔術的な意味合いなら私より詳しいパパが気づかないわけが無いし』
絵里「確か名前の中には穂乃果があって、後はロトーチカとヤザワ、つまり私たちにそっくりな人形?」
にこ『あーっ!なんだろう、ここまで出かかってるんだけど、他に情報は無いの?形とかさ』
絵里「情報と言われても、にこのお父さんが天空の城で読んだのはテキスト媒体だし、私たちはそれを口頭で聞かされただけだし」
にこ『せめて絵でもあれば……』
絵里「絵?」
にこ『うん、賢者ロトーチカは図を見ていたと伝えられてるんでしょ、せめてその図を見られれば』
絵里「でも古代の時代の話よ、そんな紙切れ残ってるかも分からない、現存していたとしてもそんな古い物誰が持ってるのよ」
- 642 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 15:03:53.56 ID:L8Cpybb/r.net
- にこ『そうよねー、そんな価値の分からない古い物集めてる……あっ!』
絵里「どうしたの?」
にこ『いや待って、もしかしたらあいつのコレクションの中に……』
にこ『絵里、ちょっと待っててね!』
絵里(ん?電話口から顔を離してるな)
にこ『ねー!真姫ちゃーんっ!うみかどこに行ったか知らなーい!』
真姫『えー?家には居ないけど、あ……書き置きがあるわね』
にこ『なんて書いてるー?』
真姫『どれどれ……』
『母体たちよ、私は>>643に行ってくる、夕飯までには戻るからな』
真姫『だ、そうよ』
- 643 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-bTha):2015/12/01(火) 15:04:33.95 ID:k3ZyZ4aud.net
- 世界の理
- 644 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 15:13:42.25 ID:L8Cpybb/r.net
- にこ『なにそれ、世界の理ってそんなコンビニ行くみたいな感覚で行けるの?』
真姫『さぁ?案外喫茶店の名前だったりして、純喫茶『世界の理』とか』
にこ『それもそれでどんな喫茶店よ……』
絵里「にこっ!にこっ!」
にこ『あーはいはいごめん、なんかね手がかり知ってそうな人思い付いたけど今居なくて』
絵里「書き置きって聞こえたけど場所は分からないの?」
にこ『うーん、分かるけど分からないというか……』
絵里「どういうこと?」
真姫『むっ、にこちゃんこれ見て、紙の裏にまだ何か書いてあるわ』
にこ『今度はなに?』
『PS もし急用で私のいる場所に来たければ>>645』
- 645 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ (ササクッテロ Sp8d-V2Tz):2015/12/01(火) 15:18:48.90 ID:0wcQDosQp.net
- このシュシュを希みたいにつける
- 646 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 15:34:02.96 ID:L8Cpybb/r.net
- 『このシュシュを東條希のようにつけるがいい』
真姫『と、書いて紙の下にシュシュが置いてあったわ、はい』
にこ『これを付ければいいのね』
真姫『希みたいにってことはにこちゃんのツインテを下げればいいのね、ぐいっと』
にこ『いやぐいっとしないわよ、てかそれはもげるからやめて、一回解いてからまた下で束ねて』
にこ『そしてこのシュシュで……っと、はい完成……ど、どう?』
真姫『うん、こっちのにこちゃんも可愛くてナイスね!』
にこ『あまり素直に褒められると照れるわね……』
真姫『よく見たらこの紙の裏に説明書も付いてるわ』
にこ『どれだけ1つの書き置きにギミック付けてるのよあの子は』
真姫『えーと、こちらのアイテムは『シュシュっと参上』と言ってシュシュを付けることによりワープが出来ます』
にこ『もうそのくらいのネーミングでセンスでは驚かないわ』
真姫『ワープする時は人を思い浮かべて>>647と叫べばその人の元へワープできる』
- 647 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-k5KW):2015/12/01(火) 15:38:19.93 ID:Qfm2AeEp0.net
- ことりたそかわいいたそー!
- 648 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 15:52:29.04 ID:L8Cpybb/r.net
- 真姫『ことりたそかわいいたそー!と叫ぶらしいわ』
にこ『またおかしな文言を……まぁいいわ、それでワープできるなら』
にこ『すぅ……ことりた――』
絵里「待って!私もつれてって!」
にこ『え?だめよ危ないわ、絵里は生身の人間なんだし』
絵里「それでも行きたいの、お願い!この通り!」パシッ
にこ『……分かった、一度頑固になった絵里はちょっとやそっとじゃ折れないもの』
絵里「ありがとう!」
にこ『ただし、うみかに話を聞いたらすぐ戻ってくるからね、いい?』
絵里「うんっ」
にこ『じゃあ真姫ちゃん、絵里を拾ってからうみかの所行ってくるね』
真姫『気をつけてね』
にこ『分かってるって、すぅー……』
にこ『ことりたそ!かわいいたそー!!』
シュンッ!
- 649 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 16:26:42.10 ID:L8Cpybb/r.net
- ───────────────────世界の理
カツ カツ カツ
うみか「どうだ海未、すごい所だろう」
海未「はい……なんと言い表したらいいか、言葉が出てきません」
うみか「そうだろう?RPGのラストダンジョン最深部みたいな意味分からない風景だろう」
海未「私ゲームはあまりやらないので、それでもすごい光景です、気を抜くと飲み込まれそう……」
うみか「ここはな、世界の理と言う場所だ」
海未「へー」キョロキョロ
うみか「例えば天空の城が外から世界を記録するものなら、世界の理は内から世界を記録するもの」
うみか「ここには世界の出来事が内へ内へと流れ込み混ざり1つなっている、世界の記録の集合体さ」
海未「とにかくここは巨大なデータベースみたいなものなんですね」
うみか「ま、そうだな」
- 650 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 16:27:16.16 ID:L8Cpybb/r.net
- 海未「あのー、2つほど質問してもいいでしょうか」
うみか「なんだ?」
海未「1つ目は何故初めからここに来て検索しなかったかということです」
うみか「それか……それはだな、何も手がかりがない、なさ過ぎたからだ」
海未「手がかり?」
うみか「こいつは、世界の理はそこらの検索エンジンほど便利なものじゃない、この時代で初めて使ったがグー○ル先生とやらはすごいな」
海未「うみかは結構知識に対して貪欲ですもんね、暇があればゲームやったり漫画やったり」
うみか「世界の理は記録の集合体、荒ぶる情報の本流そのもの、確固たる道標が無いと欲しい情報など引き出せない、使いにくいんだよこいつは」
海未「魔王伝説、勇者、封印、とかそういうキーワード検索じゃダメなんですか?」
うみか「ダメだな、大雑把すぎる、世界で魔王と名の付く情報が全て出てきてしまう」
海未「それは不便ですね」
うみか「天空の城が使えれば楽なんだがな、あそこは不干渉を理念に置いてるからか私の事をすごい嫌っている」
うみか「何度焼いてやろうと思ったことか……貴重な資料を盾にしおって……」ブツブツ
海未「ははは……でもここに来たってことは何か道標の当てが付いたのでしょう?」
うみか「ああ、その通りだ」
- 651 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 16:36:11.63 ID:L8Cpybb/r.net
- うみか「穂乃果とやらの母親に根掘り葉掘り聞いた結果、色々なことが分かった」
うみか「今は崩壊したアンブレラが進めていた研究、そしてそれが魔王と関連していたこともな」
うみか「資料もワードもたっぷりと手に入れた、後はこれを使いアンブレラの歴史の海を逆上る形で魔王へ辿り着く」
海未「なるほど、そのためにあんな……あんな、ちょっと人には言えないようなことを人妻に……」ゴクッ
うみか「なっ!ご、誤解されるような言い方をするな!至って健全な取り調べだったろ!裁判で争うか?」
海未「すいませんジョークですっ」
うみか「ったく、海未の発言は信じられやすいんだから勘弁してくれ」
海未「それで……2つ目の質問なのですが、どうして私は希のような髪型をさせられてるのでしょうか?シュシュまで付けて」
うみか「それはだな……」
海未「それは?」
うみか「ほら、もうすぐ分かる」
海未「へ?どういう意味で――」
シュンッ!
絵里「ちょっと!何で空中に出てるのよ!」
にこ「わっ!ああぁっ!落ちるぅうううううう!」
ヒューーーーーーーンッ
海未「――すか……」
ドシーーンッ!!
- 652 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 16:50:51.03 ID:L8Cpybb/r.net
- にこ「あいたたた……あれ?希?」
ペタペタ ペタッ
にこ「いや、この大きさは海未か」
海未「……って!降ってきていきなりどこ触ってるんですかっ!」
にこ「ごめんごめん、なにか掴めるもの無いかなーと必死で手を動かしてたら、結局掴めなかったけど」
海未「普通に失礼な人ですね、あと早く上からどいてください、重いですよ」
にこ「なっ!にこは重くないわよっ!ちっちゃくて軽いの!プリティーなのよ!」
うみか「はいはい海未も母体も、そこまでにしておけ」
- 653 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 16:51:27.90 ID:L8Cpybb/r.net
- にこ「うみか!良かった無事に着いたのね」
うみか「無事で嬉しいなら母体の下で潰れてる海未に感謝してやれ、そいつのおかげで来れたんだからな」
海未「私の……おかげ?」
うみか「シュシュっと参上はどこにでもワープできるがこの空間みたいに場が特殊だと不安定でな」
うみか「安定させるためには行く側と来る側に同じ属性を持った使用者がいるといい」
にこ「それで私と海未のこの髪型ってわけ?」
海未「でも何故希の?合わせるなら私がにこの真似をするだけで良かったのでは」
うみか「このシュシュを最初に渡したのが東條希だからだ」
にこ「ええっ!そうなの!」
うみか「それに同じ2人が来てしまうと向こうに帰る時に困るだろ」
うみか「帰る時は東條希をイメージすると良い、それで安定するはずだ」
海未「なるほど……そんな意味があったんですね」ツンツン
- 654 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 16:59:28.77 ID:L8Cpybb/r.net
- うみか「それで……お前は何のようだ?」
絵里「はひっ!」ビクッ!
うみか「先程からずっと黙っているが」
絵里「会話に入っていけなかっただけです……」
にこ「紹介するわ、この人は絢瀬絵里、私たちの仲間よ」
うみか「ふん、私からすれば人間のその他1人に過ぎん」
にこ「あのさ、ちょっと話を聞いてくれない?少しでいいから」
うみか「ただの人間に貸す耳など……」
絵里「おねがいしますっ!」バッ
うみか「ん?」
絵里「確かに私はただの人間です、特殊な力も何もない」
絵里「だけどこの話はきっとあなたの力になれるお話です!それは保証します!」
うみか「何を……」
絵里「魔王伝説の詳細、聞きたいでしょう?」
うみか「……ほう」
うみか「いいぞ、話してみろ人間――確かにとても興味深い」
絵里「では……始めますっ」
- 655 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 17:29:33.04 ID:L8Cpybb/r.net
- ────────────
──────
───
絵里「……と、いうのが私の聞いた全てです」
うみか「…………」
海未「うみか?」
うみか「いやはや……驚いたぞ人間、こんなに驚愕したのは久方ぶりだ」
うみか「よもや天空の城へのパスを持つ人間がいたとはな、契約を結んだ5家が残っていたか……」
絵里「その、お役に立てたでしょうか」
うみか「ああ……立てたも何も上出来すぎるぞ人間、お前もその矢澤とやらもまとめて褒美を与えたいぐらいだ」
にこ(一応その人アンタのお祖父さんなんだけどね)
うみか「いいぞいいぞ、これなら世界の理を使って検索ができる、やつらを丸裸にしてやれるぞ」
絵里「ま、まずは封印の方法の詳細を」
うみか「やっておる!魔王伝説の詳細を入力、プールを形成、私のコレクションと同期、その中から適合するものを選び出す!」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
- 656 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 17:30:08.36 ID:L8Cpybb/r.net
- うみか「紙切れなど軽く億枚は入っているからの、数えるのも面倒だ」
うみか「だが……これで当たりがあれば……」
ティンッ!
うみか「来た!」パシッ
海未「古い、羊皮紙のようなものでしょうか」
にこ「どれどれ?見せなさいよ」
絵里「これは……」
うみか「確かに人形の絵のようなものが書いてあるな、珍妙な形だ」
うみか「誰かこれを知ってる者は……>>657」
- 657 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-EPlE):2015/12/01(火) 17:32:42.65 ID:rmbsHZg8d.net
- 花陽
- 658 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 17:44:13.02 ID:L8Cpybb/r.net
- にこ「花陽っ!」
うみか「ん?」
海未「花陽がどうかしたんです?」
にこ「そうだわ!これどこかで見たことあると思ったら花陽の部屋で見たのよ!」
絵里「本当!?」
にこ「ええ、しばらく前にアイドルグッズを交換しに行った時に確かに部屋にこんなのがあったわ!」
絵里「なら花陽に聞けば分かるわね、さっそく連絡を……」
プルルルル
にこ「私のだ」ガサゴソ
ピッ
にこ「はいもしもし、えええっ!ちょっ、それはヤバイでしょ!」
絵里「どうしたの?」
にこ「ごめん皆、ちょっとこっちでまたトラブルが起きたっぽい、私そっちに行くわ」
海未「荒事なら手伝いましょうか?」カチャッ
にこ「大丈夫よ、こっちには希と真姫、あと寿限無もいるらしいから」
海未「そうですか、分かりました」
にこ「それに、アンタたちこそ花陽へ聞き込みしっかりしてなさいよ」
絵里「もちろんよ」
にこ「じゃっ!」
にこ「ことりたそかわいいたそー!」
シュンッ!
- 659 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 18:02:55.73 ID:L8Cpybb/r.net
- 海未「行ってしまいましたね」
絵里「じゃあ私たちも行きますか」
うみか「そうだな」
海未「あれ……?でも花陽の所に希ヘアーは居ないんですよね、どうするんです?」
うみか「お前は何言っている、私が直接転移魔術を使えばいいだろう」
海未「あっ、そうですね!ってじゃあ何故最初からそうしないんですか!このシュシュは何の意味が」
うみか「それは普通の人間が1人でもワープできるためのアイテムだ、そこに意義がある、適材適所ってもんだ」
うみか「何でもスペックが上なら上位互換だと思うのは悪いくせだ、私の影ならもう少し精進したほうがいい」
海未「ううぅ……」
- 660 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 18:03:31.26 ID:L8Cpybb/r.net
- うみか「ほら人間お前も……いや」
絵里「ん?」
うみか「……そうだな、名前は何と言ったか」
絵里「えっ、それって」
うみか「いいから早く言え」
絵里「ふふっ、私は絵里、絢瀬絵里よ」
うみか「はぁ、人間の名前は長くていやになるな」
うみか「ほら……絵里、しっかり掴まっていろ」
絵里「うんっ!」ガシッ
海未「むー、私も掴まりますーっ!」ギューッ
うみか「ぬおっ、強く締めすぎじゃないか……?」
海未「いいから早く跳んでください」プイッ
うみか「ん?行くぞ、――転移!」
シュンッ!
- 661 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 18:05:51.51 ID:L8Cpybb/r.net
- ─────────────────
──花陽の部屋
シュンッ!
トンッ
海未「ここは……」
絵里「どうやら花陽の部屋のようね」
うみか「その肝心の花陽とやらはどこにいるんだ?」
海未「あ!あれ見てください!花陽が>>662」
- 662 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-EPlE):2015/12/01(火) 18:06:43.34 ID:llJdgdaPd.net
- おにぎりを作っています
- 663 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 18:24:46.19 ID:L8Cpybb/r.net
- 海未「おにぎりを作っています!」
花陽「ほっ!よっ!ほっ!」ニギニギ ニギニギ
絵里「花陽ちょっといいかしら」
花陽「ん、あれ?みんな!?どこから入ってきたのぉ!?」
うみか「どこからでもいいだろ、お前が花陽か」
花陽「そういうあなたは……うみかちゃん?」ニギニギ
うみか「知ってるなら話が早い、お前に聞きたいことがある」
花陽「何かな、私が知っていることなら何でも教えるよ」ニギニギ
うみか「そうだな……まず……」
花陽「うん」ニギニギ
うみか「まずそのにぎにぎしてるのやめろ、何故会話中ずっと飯を握っているんだ、止めたら死ぬのか」
花陽「死にますっ」
うみか「死ぬの!?」
花陽「というのは嘘だけど、今日の夕飯はおにぎりパーティーする予定なんだよ」ニギニギ
うみか「なんだ、びっくりした……」
花陽「早く凛ちゃんのりんぱな帰ってこないかなぁ」ワクワク ニギニギ
- 664 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 18:37:38.11 ID:L8Cpybb/r.net
- 絵里「私が聞くわ」
ザッ
絵里「花陽、手はそのままでいいから見て聞いてちょうだい」
花陽「うん」ニギニギ
絵里「この羊皮紙に書いてある絵に見覚えはある?」
花陽「あーこれなら、ほら、そこのベッドの所にありますよ」ニギニギ
絵里「えっ!?」クルッ
海未「確認します!」ダダッ!
ズサーッ バフッ!
花陽「あの、ベッドに飛び込むのはもっと静かにして……」
海未「見てください!本当にありました!2つあります!」
うみか「絵の通りのものだ、まさか現代にあるとは……」ワナワナ
絵里「これ……花陽と凛にそっくりだわ」
海未「花陽っ!これは一体何なんです!」
うみか「危ないものではないのか!?」
絵里「答えて花陽っ!」
花陽「ん?」
花陽「やだなーみんな、これは……」
花陽「ハイパージャンボ寝そべりぬいぐるみだよ?」
絵里「……え?」
花陽「だから、私たちμ'sのグッズだよ?」
絵里「ええええええええええええええ!?」
- 665 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-EPlE):2015/12/01(火) 18:44:05.95 ID:gajBipNTd.net
- HJNNがキーアイテムってことはローソン海未ちゃんとかソニック凛ちゃんとかぷよ凛ちゃんも…?
- 666 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 18:49:38.24 ID:L8Cpybb/r.net
- 絵里「知らなかった、そんなの」ガクッ
海未「こんなグッズが出ていたんですね……」ガクッ
花陽「私は自分のと凛ちゃんのだけ取ったけど、ちゃんと皆の分あるよ」
うみか「なぁ、確かお前たちμ'sは9人いるんだよな」
花陽「う、うん、そうだけど」
うみか「9人のμ's、その9つの人形、それが封印の条件になってる……何故だ?」
海未「そうですね、何故古代にこの人形が描かれていたのか謎です」
うみか「魔王が依代に選ぶのもμ's、封印の鍵もμ's、これは単に偶然で片付けられるものではな……い……」ビクンッ
海未「うみか……?どうしましたか?」
うみか「あ……っ、バカ……な!」グググッ!
ズリ ズリ ズリ……
- 667 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 18:54:45.60 ID:L8Cpybb/r.net
- うみか「う、うみかっ!」
絵里「何が起こってるの!?うみかちゃんの体が窓の方に引っ張られていく!?」
うみか「くそっ……私は神……だぞ……この私を……引きずり出そうというのかぁっ!!」
ズリ ズサッ ズリ……
グンッ!!
うみか「かはっ!!」ブンッ!! ガシャンッ!!!
花陽「きゃあっ!」
絵里「消え……た?」
海未「違います!一瞬で窓を突き破って何かに引っ張られたんですよっ!」
絵里「な……っ!」
海未「神であるうみかが抗えない、相手は誰?何が目的?子、子供……」
プルルルル
花陽「ひゃっ!なんだ……凛ちゃんからか、もしもし?」
花陽「えっ!?りんぱなが一瞬目を離した隙に消えた!?ど、どういうことなのっ!!」
海未「やはり……絵里っ!穂乃果に連絡してください!」
絵里「うんっ!」
プルルルル
プルルルル
- 668 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 19:08:45.90 ID:L8Cpybb/r.net
- ピッ
絵里「穂乃果!穂乃果?だめ……通じないっ」
花陽「そうだ!どきドルアプリの機能を使うのはどうかな?」
海未「確かに、あれは繋がる概念を使用しているからスクールアイドル同士なら通話もできるはずです!」
絵里「そ、そうね」
ピピピピ ピッ!
絵里「希が先に通話してるわ!あっちも寿限無ちゃんが消えたみたいね」
海未「多人数モードで割り込んでくださいっ」
絵里「うんっ!」ピッ
絵里「割り込んで悪いけどこっちもよ!海未といたらうみかちゃんが急に!」
穂乃果『……え?』
絵里「凛とは連絡が取れてそっちも同じ様になってるっぽい!」
絵里「だからね、穂乃果!あなたも気をつけて――」
穂乃果『………ブツッ』
絵里「え?穂乃果っ!穂乃果っ!」
ツー ツー ツー
海未「どう……したんですか?」
絵里「通話が、切れた……」
海未「……っ!」
- 669 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 19:13:47.01 ID:L8Cpybb/r.net
- 海未(どきドルの通話が切れる、つまり概念を消し去る程の何かの力が働いている……)
海未(消えた子どもたち、敵の狙いは……ダメだ、考える材料が少なすぎる)
絵里「海未ぃ……どうすれば……」ヘタッ
海未「とりあえずバラバラなのは危険です、一箇所に集まりましょう」
花陽「凛ちゃんとは通じてるよ、すぐにこっち来るって!」
海未「希の方はにこと真姫がいるはず、絵里?希となら連絡は取れますか?」
絵里「……うんっ、やってみる」
海未(まずはこのメンバーで集まって、それから通話できない穂乃果とことりを探しに、が1番ですかね)
海未「まったく……一体何が起こっているのやら」
- 670 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/01(火) 19:19:42.67 ID:L8Cpybb/r.net
- というわけで土曜夕方編絵里ルート終わり
離れたり集まったりしながら集合だね
残った希ルートに続く
かもしれない
- 671 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa19-k5KW):2015/12/01(火) 19:20:20.66 ID:CdOFX6z5a.net
- おつおつ
- 672 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-EPlE):2015/12/01(火) 19:28:37.49 ID:gajBipNTd.net
- おつおつ
そういやこのスレの最初の終末編は次の日曜か
- 673 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-bTha):2015/12/01(火) 19:51:13.42 ID:k3ZyZ4aud.net
- おつ
- 674 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-k5KW):2015/12/01(火) 19:52:51.35 ID:Qfm2AeEp0.net
- 乙
- 675 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 69a6-SUWM):2015/12/01(火) 20:25:00.09 ID:VnilZjdJ0.net
- おつおつ
- 676 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 13:15:08.52 ID:A/IpKZPVr.net
- 土曜夕方編、希ルート
─────────────────
──店の外
希「冷蔵庫は今にこっちのところにおるはず、よしっ」ピッ
プルルルル
プルルルル
ピッ
希「もしもし、今ちょっと時間いいかな」
にこ『どうしたの希?』
希「いやそんなに大した用事じゃないんやけど……」
にこ『それならまた今度でいい?今はちょっと立ち込んでて大変なのよ』
希「何かあったん?」
にこ『あー、それがね>>677』
- 677 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-EPlE):2015/12/02(水) 13:18:49.94 ID:GqOjEloxd.net
- 冷蔵庫が異次元に繋がってた
- 678 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 13:31:44.52 ID:A/IpKZPVr.net
- にこ『昨日こたろうが諸事情で冷蔵庫の中に入ったのよ』
希「ええぇ!?」
にこ『そ、そんなに驚くとこ?』
希「あ……いやほら小さい子が冷蔵庫に入るなんて危ないやろ?事故でも起こったらアカンし」
にこ『うちの冷蔵庫に限ってそういうことは無いと思うけど』
希「へっ、あー、そうやね……うん」
にこ『それでね、そこから出てきた後にこたろうが言い出したのよ』
にこ『冷蔵庫の中に変なスイッチがあったって』
希「っ!?」
にこ『最初はただふざけてるだけかなと思ったけど改めて今日真姫ちゃんと調べてみたら本当にあったのよ』
希「それで……押したん?」
にこ『うん、真姫ちゃんが押しても反応しなかったけど私が押したらピピッと来たわ』
にこ『そして冷蔵庫の中に開いたのよ、異次元への扉がね』
希「……異次元!?」
にこ「そう、本物のね」
希「ええぇ!それは大変な……」
- 679 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 13:40:58.62 ID:A/IpKZPVr.net
- にこ『今は中を寿限無が出来る範囲で調べてる、でも分からないとが多くて』
希「うん」
にこ『良かったら希も来て手伝ってくれない?探偵の希なら何か分かるかもしれないし』
希「分かったうちもそっちに行って見るから、うん」
タタッ
絵里「電話中みたいね、邪魔しちゃ悪いかしら」
・
・
にこ「じゃあ真姫ちゃんの家で待ってるわね」
希「分かった!じゃあまた合流したら!」ピッ タタッ
- 680 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 13:42:32.18 ID:A/IpKZPVr.net
- タッタッ タッタッ
希(急いでいかな……)
希「はっはっ、はっはっ」
タッタッ タッタッ
希「あれ?向こうから歩いてくるのって……>>681」
- 681 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-bTha):2015/12/02(水) 13:48:25.48 ID:dlK/Wri+d.net
- あんじゅ
- 682 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 13:56:28.34 ID:A/IpKZPVr.net
- 希「あんじゅ……って何でここに!」
あんじゅ「何で……って普通に歩いてちゃだめなの?暇なのよ」
希「そうじゃなくてうちがA-RISEに潜入してるからあんじゅは家にいてくれないと」
あんじゅ「その話すっかり忘れてたわ……」
希「おいおい」
あんじゅ「ま、今日は休日だし関係ないでしょ」
希「せやけど……」
あんじゅ「それよりまた何か面白い話の匂いがするわねぇ」クンクン
希「いや何もないよ?ないない」
あんじゅ「嘘ね、それに私も混ぜなさい、暇なのよ」
希「はぁ……仕方ないなぁ」
- 683 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 14:00:32.54 ID:A/IpKZPVr.net
- ─────────────────
──西木野家
ピンポーン
真姫「はい」ガチャッ
希「来たでー」
真姫「希いらっしゃい……と、あんじゅさん?」
あんじゅ「あんじゅでいいわ、お構いなく」
真姫「何でいるのよ?」コソコソ
希「色々あったんよ、色々」コソコソ
あんじゅ「ちょっと!何2人で小声で話してるの?」
真姫「いやなんでもないわ、それにしても来るのに結構時間かかったわね」
希「あんじゅ発案でな、手土産を買っていこうという流れになりまして」
あんじゅ「じゃーんっ!見て見て、>>684を>>685個買ってたのよ!」
- 684 :名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ (JPW 0H6a-6Sw4):2015/12/02(水) 14:03:07.73 ID:tsm5a09+H.net
- 魔王細胞撲滅ドリンク
- 685 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-k5KW):2015/12/02(水) 14:07:31.87 ID:9tST78F4d.net
- 20
- 686 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 14:24:46.35 ID:A/IpKZPVr.net
- あんじゅ「魔王細胞撲滅ドリンクってラベルのドリンクを20本買ってきたわ!」
希「うちは無難にお菓子とかでいいと言ったんやけど」
あんじゅ「これなんだっけ、魔王なんとかにすごい効きそうじゃない?」
真姫「魔王ガンね、まぁレッド○ルも気持ちだけだし市販品にはあまり期待してないけど」
真姫「ありがたく貰っておくわ」
真姫(見た目はセットで売られてる普通の栄養ドリンクね、一応後で調べてみようかしら)
真姫「さぁ、2人とも中に入って」
希「おじゃましまーす」
あんじゅ「中々良い家じゃない」
希「そういやにこっちは?」
真姫「にこちゃんはあなたたちが来る前に別件で呼び出されていったわ」
希「にこっちも忙しい人やなぁ」
あんじゅ「でっ!くだんの冷蔵庫はどこなのかしら!」キョロキョロ
真姫「冷蔵庫はこっちの部屋に置いてあるの」ガチャッ
- 687 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 14:35:07.86 ID:A/IpKZPVr.net
- 寿限無「あ、真姫ねーさんお客様連れてきたのかい?」
希「じゃじゃーんっ!うちやでー!」
寿限無「母さん!?」
希「寿限無、真姫ちゃんに迷惑掛けてないやろな〜?」グリグリ
寿限無「か、かけてないっての」
あんじゅ「この子が寿限無ちゃん?私なんだかんだ出産のとこ見れて無かったよね」
寿限無「誰……?」
あんじゅ「私はあんじゅ……そうね、あなたのお母さんの双子の妹の嫁みたいなものかな」
寿限無「つまり叔母さん?」
あんじゅ「おばさんって響きはちょっと……」
寿限無「じゃあ叔父さんか」
あんじゅ「おじさんもいやー!」
寿限無「あんじゅおじさん」
あんじゅ「きゃー!」
真姫「おふざけはいいから、寿限無ちゃん、異次元への扉の周辺はどうだった?」
寿限無「ああ、ちょいと顔出して扉の向こうを覗いてみたが、あれは……>>688」
- 688 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-bTha):2015/12/02(水) 14:38:51.58 ID:dlK/Wri+d.net
- 地獄絵図
- 689 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 15:02:30.68 ID:A/IpKZPVr.net
- 寿限無「あれは地獄絵図だぜ」
真姫「そんなに?」
寿限無「ああ、神似子であるうちでさえ入るのは少し躊躇うな」
寿限無「吹き荒れる赤い地獄のような熱風、立ち入るもの全てを排除するような強い意思を感じた」
冷蔵庫「すいません、私の中が勝手に……」
寿限無「冷蔵庫が謝ることじゃないよ」
真姫「しかし何故、そんな人が立ち入れない異次元への扉が冷蔵庫に付いていたのか」
寿限無「謎は深まるってか」
- 690 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 15:03:30.90 ID:A/IpKZPVr.net
- 希「守るため……ちゃうかな」
真姫「えっ」
希「それはきっと、中にいる人を守るための防壁なんよ」
希「冷蔵庫が意識してなくても関係ない、本能で備わった免疫機能のような」
真姫「ねぇ……希、あなたは何を知ってるの?」
希「そ、それは……」
希(話してもええんやろうか、うちの一存で勝手に話しても)
冷蔵庫「希さん?」
希(いや、ここにいる人には知る権利がある、なら話す以外の選択肢は無い!)
希(それに、えりちならこういう時迷わず言うよねっ)
希「少し長くなるけどうちが聞いた話、聞いてもらえるかな」
希「きっと……これからに必要なことやから」
- 691 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 15:15:21.68 ID:A/IpKZPVr.net
- ・
・
・
真姫「なるほど」
希「うちの拙い喋りで理解してもらえたら幸いや」
寿限無「いや、充分伝わったよ母さん」
あんじゅ「なんだか、どえらい話を聞いてしまったわね……」
冷蔵庫「私が、前の勇者のパーティ!?」
冷蔵庫(そうか、穂乃果ちゃん、マスターに感じた気持ちはこれだったんですね……)
冷蔵庫(でも、ロト、ヤザワ、名前はピンと来るのにどうしても肝心の記憶が思い出せない)
冷蔵庫(私は、記憶が無くなるほど過酷で長い旅を続けてここに辿り着いたのだろうか)
冷蔵庫(使命は……守れたのですかね)
- 692 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 15:17:00.70 ID:A/IpKZPVr.net
- 真姫「ふむ、さっきにこちゃんが絵里との電話で驚いてたのもこれのことだったのね」
希「えっ?」
真姫「にこちゃん、絵里からの電話で出ていったのよ」
希「そうだったんだ」
希(なんだ、えりちもやっぱり話してたんか……ふふっ)
寿限無「とにかくそんな話を聞いた日にゃこの中入ってみるしかないな」
冷蔵庫「ええっ!でもこの中は危険なのでは……」
寿限無「神似子のうちなら大丈夫だ、ロトさんとやらちゃちゃっと連れて来てやるよ」
希「1人でなんて危険やで!何が起こるかも分からへんのに!」
寿限無「そんなこと言ったって母さんたちは耐えられないだろ!」
真姫「ちっちっち」フリフリ
寿限無「え?」
真姫「ふっふーん、そうとは限らないわよ」
希「どういうこと?」
真姫「こんなこともあろうかと、特殊環境万能対応スーツを作っておいたのよ!」ビシッ
真姫「その名は>>693!」
- 693 :名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ (JPW 0H9f-k5KW):2015/12/02(水) 15:19:41.09 ID:jJkf+p7QH.net
- よせてあげるピッチリボディスーツ
- 694 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 15:32:41.88 ID:A/IpKZPVr.net
- 真姫「よせてあげるピッチリボディスーツよ!」
希「うわっ!こんな薄くて大丈夫なん!?」
真姫「大丈夫、機能は保証するわ」
あんじゅ「機能が良くても体のラインがそのまま出て大変なことになるわよ」
寿限無「えっろいなー」
真姫「エロくてもすごいんだから、耐熱耐寒もちろんのこと、火山の中でも南極でも、宇宙でも深海でも耐えられる」
真姫「それがこのよせてあげるピッチリボディスーツなのよ!」
希「ひゃー、よくそんなもの作れるなぁ……」
あんじゅ「ただただ凄いとしか言えないわ」
真姫「ふっふっふ、西木野の科学力は世界一ぃぃっ!なんちゃって」
希「もーなんやのそれ」
あんじゅ「で、これ着る時は下着は」
希「脱ぐんちゃう?」
あんじゅ「ええええ!?」
- 695 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 15:33:23.15 ID:A/IpKZPVr.net
- ワイワイ キャッキャ ワイワイ
真姫(……まぁ、理論の基礎は魔王側の研究所で開発してた時にくすねたものなんだけどね)
真姫(さっきの希の話通りならあの研究所の科学班は元アンブレラと技術協力していた可能性が高い)
真姫(そして話に出てきたアンブレラの前身、傘の研究者、小原鞠莉)
真姫(彼女の遺体が見つかってないなら魔王による気候の大変動をMウイルスで克服したことになる)
真姫(つまりこのスーツの原理の大元はその時に使用したMウイルスから鞠莉が発展させたもの)
真姫(今尚アンブレラの技術に影響を与え続ける伝説の存在……か、ぞっとするわね)
- 696 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 15:44:31.90 ID:A/IpKZPVr.net
- 真姫「どう、着れた?」
希「わっ!ちょっ……まだみんといて!」
あんじゅ「ほらほら、隠さなくてもいいでしょー!ぷるんぷるんっー!」モミモミ
希「ひゃっ!もう〜こっちにちょっかいださんと、あんじゅは早く自分をスーツを着てよ〜」
あんじゅ「えー、スキンシップくらいいいじゃない〜」
真姫「まったく、2人とも早くしなさいよー」ヌギヌギ
寿限無(しかし、リビング的な所で女子校3人が裸ってのもすごい光景だな……)
寿限無(うちが男ならとてもじゃないけど直視できなかったわ、おーぷるんぷるんしとる)
- 697 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 15:45:24.80 ID:A/IpKZPVr.net
- あんじゅ「着れたわ、こんな感じでいいのかしら」ピチッ
真姫「うん、着方も合ってる、似合ってるわよ」
あんじゅ「そういう真姫だってこう繊細な体のラインが浮き出てすごいキュートよ」
真姫「あ、……ありがとう」
あんじゅ「後は希ね、希は着れたかなー?」
希「あっ!ああっ!!」
真姫「ど、どうしたの?何かトラブルでもあった?」
希「いや……その……>>698」
- 698 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-k5KW):2015/12/02(水) 15:51:40.79 ID:wel9Ym5C0.net
- うちだけ変なおじさんみたいなスーツやん
- 699 :名無しで叶える物語(なっとう)@\(^o^)/ (ワッチョイW d004-V2Tz):2015/12/02(水) 15:51:42.63 ID:AKL5mWGu0.net
- ヒップが入らない
- 700 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 16:11:27.01 ID:A/IpKZPVr.net
- 希「その……うちだけ変なおじさんみたいなスーツやん」
真姫「ぷぷぷっ、に……似合ってるわよ希っ、ぷぷっ」
希「あ!笑った!今絶対笑ったやろ!」
あんじゅ「くくくっ、そんなこと無いって……本当におもしろじゃなかった可愛いわよ、くくくっ」
希「……うちは何も面白くないんやけど」
真姫「まぁまぁスネないで、ある意味当たりかもしれないわよ?」
希「当たり……?このコント衣装みたいなのが?」
真姫「その変なおじさんスーツにはね、ぷぷっ、変なおじさんスーツって!」バンバンッ
希「ツボに入ってないで教えるなら早く教えて真姫ちゃん」
真姫「そ、そのスーツにだけはね、>>701の機能が追加されてるのよ」
- 701 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-k5KW):2015/12/02(水) 16:13:33.83 ID:9tST78F4d.net
- ギャグ漫画補正
- 702 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa9d-k5KW):2015/12/02(水) 16:13:44.15 ID:PxLWvQuca.net
- お茶の間を笑いの渦に巻き込む
- 703 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 16:24:57.91 ID:A/IpKZPVr.net
- 真姫「ギャグ漫画補正の機能が追加されてるの」
希「ギャグ漫画補正……?」
真姫「希はギャグ漫画とか読む?」
希「まぁたまにくらいなら」
真姫「ギャグ漫画では主人公がどんな酷い目にあってもギャグだからで次のコマ、次の回にはピンピンしているもの」
真姫「そのギャグ漫画世界の補正を付けたのがそのスーツ、そのスーツはあらゆる危険をギャグとして昇華してしまうの」
希「おお!なんだかある意味で最強っぽいやん!」
あんじゅ「ちょっと概念の力に似てるわね」
- 704 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 16:25:36.02 ID:A/IpKZPVr.net
- 寿限無「さて、準備はできた?」
真姫「お着替えは完了よ」
寿限無「ならさっそく冷蔵庫の中の冒険に出発だ!」パカッ
冷蔵庫「みなさん、お気をつけて……」
寿限無「うちに続けー!」
真姫「狭いけど本当にここから入れるのかしら」
あんじゅ「真姫、ちょっとお尻が詰まりそうよ」
真姫「ヴェェ!?」
希「冷蔵庫……」
冷蔵庫「希さん……」
希「大丈夫!冷蔵庫が守った人は必ず無事なはずやから!」グッb
冷蔵庫「希さん……っ!」
希「うんっ」
冷蔵庫「その格好で言っても面白いだけです」
希「ずこーーー!」
- 705 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 16:48:43.25 ID:A/IpKZPVr.net
- ─────────────────
──冷蔵庫内、扉
寿限無「ここだ、この扉をくぐると……」
ブホォォォオオオオオオッ!!
真姫「きゃっ!」
あんじゅ「うわ……」
寿限無「さっき言ったとおり熱風吹き荒れる炎と紅蓮の世界だ」
希「これは……生身で来てたら即丸焦げやったな」
あんじゅ「外敵を焼き尽くす灼熱地獄か」
真姫「正に名前通りのファイアーウォールってわけね」
希「寿限無は平気?」
寿限無「ちょっと熱いくらい、母さんたちが平気なほうが驚きだ」
あんじゅ「本当にこのスーツすごいわ、立ち上がる炎を触っても全然熱くない」
真姫「さて、ここからどこに進めばいいのか」
希「四方八方が炎の嵐ばかりで、下手すると入ってきた扉さえ見失いそう」
寿限無「なぁ、あれって……」
真姫「どれ?」
寿限無「あれだよ、あそこにある>>706」
- 706 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa9d-k5KW):2015/12/02(水) 16:54:22.75 ID:PxLWvQuca.net
- オアシスみたいなとこ
- 707 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 17:20:15.52 ID:A/IpKZPVr.net
- 寿限無「あそこにある、オアシスみたいなところ」
真姫「そんなのある?全然見えないけど」
希「寿限無は神似子やからね、たぶん視力も人間より優れてるやろうね」
寿限無「見えないなら付いてきて、案内する」
真姫「分かった」
・
・
・
- 708 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 17:22:12.38 ID:A/IpKZPVr.net
- 寿限無「着いた、ここから先は全く違う領域の匂いがする」
真姫「確かに……これはオアシスね」
希「炎の地獄の中でこんなに綺麗な場所があるなんて」
あんじゅ「中に入れるのかしら」ソーッ
ビリッ!
あんじゅ「きゃっ!」
寿限無「あんじゅおじさん、あまり触れないほうがいい」
あんじゅ「おじさんじゃないっ、あーびっくりした、バリアみたいなものなのかしら……」
寿限無「いや違う、これはもっと危ないもの、そんな感覚がする」
真姫「その感覚は正解よ、希の話が正しければ冷蔵庫は最強の結界宝具」
真姫「炎の嵐が攻撃的守護だとすればこれは防御的守護、おそらくは対次元障壁」
真姫「次元を切り裂く力さえ通さない、完全で完璧で完成なる防御の壁」
真姫「レイ・ゾウコとしての本質が、これってわけね」
- 709 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 17:23:01.25 ID:A/IpKZPVr.net
- 寿限無「殴ってみるか?」
真姫「たぶん無理よ、力技が通じる相手じゃない」
寿限無「じゃあどうするんだ」
真姫「そうね……>>710」
- 710 :名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ (ワッチョイW 6227-V2Tz):2015/12/02(水) 17:30:16.08 ID:MeTZsaeG0.net
- まきちゃんかわいいかきくけこと言う
- 711 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 18:00:33.00 ID:A/IpKZPVr.net
- 真姫「まきちゃんかわいいかきくけこ!」
寿限無「なにそれ?」
真姫「言ってみただけ」
ブー!
あんじゅ「きゃっ!今度はなに〜!」
真姫「ブザー音……?やっぱり何かしら合否判定はあるのね」
希「合言葉みたいなものやろうか」
真姫「よし、次あんじゅ」
あんじゅ「えええっ!無茶振りじゃないそれ」
真姫「はい、3、2、1」
あんじゅ「ええっと……>>712!」
- 712 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-k5KW):2015/12/02(水) 18:01:45.94 ID:wel9Ym5C0.net
- ワレワレハヒトツ!
- 713 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 18:29:02.68 ID:A/IpKZPVr.net
- あんじゅ「ワレワレハヒトツ!」
ブー!
あんじゅ「あー!英玲奈のモノマネでもダメだったかー!」ガクッ
希「そりゃダメやろ」
あんじゅ「…………」
希「あんじゅ?いやそんなにへこむ必要は無いで、ほら顔上げて」
あんじゅ「……私から、1つ仮説を出していいかしら」
希「え?」
真姫「どうぞ」
あんじゅ「……そもそもの話さ、これって冷蔵庫の機能なわけでしょ?」
真姫「そうね」
あんじゅ「誰か大切な人を守るために冷蔵庫が使っている絶対の結界、でもその使命を今の冷蔵庫は忘れている」
あんじゅ「いわば自分で自分をコントロールできない状態、機械としても宝具?としてもバグが生じてるんじゃないの?」
真姫「なるほど……つまりこの合否判定自体が当てにならないってことか……」
希「えええっ!なんやそれ」
- 714 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 18:29:38.81 ID:A/IpKZPVr.net
- 真姫「さっきは本人が意識しなくても勝手に免疫機能が働くのは良いこと、みたいな言い方をしたけど」
あんじゅ「そうでない場合もある、今の冷蔵庫の結界はストップの命令を出せずに半ば暴走してるだけ」
真姫「そう考えると、全く困ったものだわ」
寿限無「難しいとは分かんねえけどさ、つまりどういうことよ?」
真姫「……私たちではどうにも出来ないってことよ」
寿限無「はぁ?」
希「そんな……」
真姫「そう、"私たち"では……」
あんじゅ「……ね」ニヤリ
- 715 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 18:54:20.78 ID:A/IpKZPVr.net
- ──────────
─────
──
ピピッ
真姫「各員準備は良い?スーツの無線機の調子は?」
寿限無「ああ!」 希「おっけー!」
あんじゅ「いつでもいけるわ!」
真姫「……よし」
真姫「壊れているのなら治せばいい」
真姫「都合よくここは患者の中、施術道具も勢揃い」
真姫「お膳立てが済んだなら、始めるわよ!」
真姫「マジック・オペレーション――開始っ!」バッ!
- 716 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 18:55:57.39 ID:A/IpKZPVr.net
- 寿限無「まずはうちが行くよっ!!」ダンッ!
真姫「寿限無が飛び出した!希は複製物質の生成開始!」
希「よしきた、スキャン&コピー!」シュンッ シュンッ
寿限無「行くぞおおおおおおおお!神パああああ!!パンチ!!!」
ゴンッ!!! メキメキ バキンッ!!
真姫(まずは悪い部分を寿限無が物理切開、結界は無敵だけどそれ以外の大部分は壊せる)
ボロボロボロ……
真姫(壁が崩れる、やっぱり……かなり中の魔術基盤がメチャクチャになってる)
真姫「希!大体指示した材料で大丈夫よ!まかなえる!」
希「任せとき!はぁ……っ!」シュンッ!
真姫(ただコピーするだけとはいえ、相手は宝具の一部、負担は大きい)
真姫(それは宝具の中を高速で駆け回る寿限無も同じ……)
寿限無「はぁ……はぁ……」ダダッ!
寿限無「次の悪いところ!ここぉっ!!」
ゴンッ!! バコンッ!!!
- 717 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 19:12:00.57 ID:A/IpKZPVr.net
- 真姫(だから2人には予めアレを渡してある……)
希「ファイトっ!」サッ
寿限無「1発!」スッ
「「向魔王因子薬っ!!」」 ブスッ!
希「くああああうっ!!」ドクンッ
寿限無「きたきたきたーーっ!」
シュンッ! シュンッ! シュンッ!
希「真姫ちゃん!パーツできたで!」
真姫「了解!」
- 718 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 19:12:42.14 ID:A/IpKZPVr.net
- 真姫(取り出すのは渡したのと同じ向魔王因子薬、でも自分で使うものじゃない、だって私には意味はない)
真姫(だからっ!)
真姫(切開した傷口に這わせるように、患者の身体の隅々までバイパスを繋げるように……)
真姫「根を張れ!地獄トマト」ザンッ!
ボンッ!シュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュル!!
寿限無「おおっ!真姫ねーさんのか!すごいスピードで緑が広がっていく!」
寿限無「あれ……?でも炎の中で草は燃えないのか?」
真姫「ここは宝具の中、魔力濃度は現世と比べ物にならないほど高い」
真姫「ほら見なさい、荒れ狂う紅蓮の炎が故郷の風景によく似ているでしょう」
真姫「さぁ、地獄トマト、凱旋よ……存分に楽しみなさい!」
- 719 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 19:24:39.00 ID:A/IpKZPVr.net
- あんじゅ(真姫の作る植物の"道"がどんどんと繋がっていく)
あんじゅ(繋がって、いるのならっ!)
あんじゅ「概念石!『繋がるものは移動できる』発動!」
希「あんじゅ!蔦の近くに置いといたで!」
あんじゅ「希が複製したパーツを、寿限無が開いた患部まで、真姫の繋げた道を通して――」
あんじゅ「届けるっ!!」
シュンッ!! シュンッ!! シュンッ!!
- 720 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 19:25:15.26 ID:A/IpKZPVr.net
- 寿限無「すげぇ、色んな場所に同時に送られている……!」ヒューーン
真姫「よしっ、これでルーチンが完成したわ、後は私の指示がどれだけ正確かと、皆のコンビネーションにかかってる!」
寿限無「どんとこいっ!」
希「いくらでも作るで」
あんじゅ「バンバン送るわよ!」
真姫(……治して治して治しまくる)
真姫(記憶は消えたわけじゃない、摩耗してバラバラになって、自力じゃ修復できないだけ)
真姫(だったら私たちがやる、繋いで繋いで繋ぎまくって……)
真姫「冷蔵庫の記憶を元に戻すっ!」
- 721 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 19:31:13.84 ID:A/IpKZPVr.net
- ─────────────────
──西木野家
冷蔵庫「……はっ!」
冷蔵庫「なんでしょう、何か体の中が……」
ガタッ ガタッ ガタガタッ
冷蔵庫「こ、これはっ!」ドクンッ!
・
・
・
真姫まま「あら?真姫ちゃんのお友達が来てるのかしら」
ガチャッ
真姫まま「ごめんね、おもてなしもできなく……て……」
真姫まま「い、いやぁぁぁぁっ!!」ガタガタンッ!
真姫まま「そんな……冷蔵庫が……!冷蔵庫が>>722」
- 722 :名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ (ワッチョイW 6227-V2Tz):2015/12/02(水) 19:32:07.66 ID:MeTZsaeG0.net
- 人型に変化
- 723 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sae8-k5KW):2015/12/02(水) 19:35:02.42 ID:kqvUJoB8a.net
- どうせ美少女になるんでしょう?
- 724 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 19:59:44.44 ID:A/IpKZPVr.net
- ガシャガシャ ガシャガシャ
冷蔵庫「あ……う……」
真姫まま「冷蔵庫が人型に変化していってるわ!」
真姫まま「うわぁぁ、一気にガシャンと変わるわけじゃなくて半端に端から変わっていくから怖いいい」
真姫まま「そうだわ……誰かに電話しましょう、真姫ちゃん……は繋がらない、なら……」ピッ
プルルルル
ピッ
真姫まま「もしもしにこちゃん!」
にこ『はいもしもし、どうしたんで』
真姫まま「大変なの!!今自宅なんだけど冷蔵庫が人型にトランスフォームしてるの!」
にこ『えええっ!ちょっ、それはヤバイでしょ!』
真姫まま「お願い来て!私どうしたらいいか」
にこ『分かった!すぐ行くわ!』
ピッ
真姫まま「はぁ……お願い、早く」
シュンッ!
にこ「来たわよ」
真姫まま「すごく早い!!」
- 725 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 20:19:55.41 ID:A/IpKZPVr.net
- にこ「あれ?希は?」
真姫まま「希ちゃん……?来てるの?」
にこ(おかしいな、希の場所に跳ぶはずだったんだけど)
にこ(希もまた直接跳べない異空間にいるとかかな)
にこ「それで変形してる冷蔵庫というのは?」
真姫まま「あ、あれよ……」
冷蔵庫「あぐ……うぐ……」ガグクッ
にこ「冷蔵庫から手足が生えて産まれたての子鹿みたいにガクガクしてるっ!?」
真姫まま「ね?怖いでしょ」ガクブル
にこ(この冷蔵庫はあの冷蔵庫よね、どうして変形する順番間違えたアレの玩具みたいになってるのかしら)
- 726 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 20:21:27.22 ID:A/IpKZPVr.net
- 冷蔵庫「あああああぁぁぁっ!」グググッ
にこ「ほら頑張って!人型になりなさい!当時の玩具班並に変形機構を考えるのよ!その箱の体を人にするのよ!」
冷蔵庫「ふぐぅぅっ!はぁぁっ」グルンッ
にこ「おっ!冷蔵庫の外側が左右それぞれパカッと割れた!それがグルッと後ろに回って折りたたまれてツインテールの部分になった!」
冷蔵庫「……ふぅ」プシュー
にこ「そして中から少女型のロボの部分が……」
にこ(あれ?この変形割りと手抜きじゃないかしら……)
にこ(手足箱手足で箱の中に人の部分があって、割れた箱が外部パーツになるだけでしょ……?)
にこ「ってそんなことはどうでもいいのよ!何があったの冷蔵庫!」
冷蔵庫「うぅ……」
にこ「そんなファイ○ーボールのド○ッセルお嬢様の亜種みたいな姿になっちゃって」
冷蔵庫「あれ……ヤザ……ワ?」
- 727 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 20:30:23.48 ID:A/IpKZPVr.net
- にこ「ヤザワ?確かに私は矢澤だけど……」
冷蔵庫「……マスター?」
にこ「はっ!」
にこ(ヤザワとマスター、これは前世のヤザワのこと……?もしかして……)
にこ「冷蔵庫っ!あんた記憶が戻ったの?」
冷蔵庫「記憶……?」
にこ「私は矢澤にこ、μ'sの矢澤にこ!あなたが思い出してるのは前世のヤザワ、私のご先祖様の、ヤザワよっ!」
冷蔵庫「前世……っ!?」
- 728 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 20:31:13.35 ID:A/IpKZPVr.net
- 「ほら冷蔵庫ちゃん、早く行こ!」
「冷蔵庫、いつも冷たい飲み物をありがとうござきます」
「冷蔵庫、あんたのマスターは私なんだからね」
「冷蔵庫さんの上 、すごく乗りやすいです!」
「きっといつか、あなたも役に立つ時がくるわよ」
「「「ぷは〜!」」」
「大丈夫、私が全部倒すから」
「あんたの……マスターもうっ……ここにはいないの」
「ロトのこと、頼んだわよ」
- 729 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 20:40:33.38 ID:A/IpKZPVr.net
- 冷蔵庫「あああああぁぁぁっ!」
ドンッ!!
冷蔵庫「思い……出したっ!」
冷蔵庫「どうして私は、今まで……こんな大事なことを忘れてたのっ!!」
ドンッ! ドンッ! ドンッ!
にこ「やめて」スッ
冷蔵庫「にこさん……」
にこ「それ以上やるとあなたの腕と真姫ちゃん家の床が取り返しがつかなくなるわ」
- 730 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 20:41:19.47 ID:A/IpKZPVr.net
- 冷蔵庫「ごめんなさい」シュンッ
にこ「分かってくれたらいいのよ」
冷蔵庫「私っ、今の今まで……ひぐっ、にこさんのご先祖様に任された使命を……ぐすっ、忘れてて……」
にこ「いいの」ナデナデ
冷蔵庫「……え?」
にこ「あなたはずっと、ロトーチカを守っててくれたんでしょ」
にこ「今までずっと、お疲れ様」ニコッ
冷蔵庫「うううぅぅ……ぐすっ、にこさーーんっ!!」ガバッ! ギュー!
にこ「ぐふっ!ちょ、アンタ変形しても体重は変わらないんだから乗っかられたらし……ぬ……」
にこ「……かはっ」パタリ
冷蔵庫「あわわわわわ!にこさーーんっ!!」
- 731 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 20:47:49.36 ID:A/IpKZPVr.net
- ・
・
・
にこ「……おほんっ」
冷蔵庫「すいません」
にこ「とりあえずさ、ロトーチカさん出してあげるのはどう?」
冷蔵庫「そうですね!出します!」
カチンッ! パカッ!
にこ(あー、ツインテになってる左右の冷蔵庫の部分が一旦くっついてそれから両開きするのね)
にこ(この状態だとポケモンのク○ートみたいな感じだなぁ)
冷蔵庫「では、結界解除!」
- 732 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 20:57:50.28 ID:A/IpKZPVr.net
- ─────────────────
──冷蔵庫内
希「見て真姫ちゃん!結界が解けていく!」
真姫「やったわ、冷蔵庫の記憶が戻ったのね!」
寿限無「はぁ疲れた……さっさと回収して戻ろうよ」
あんじゅ「私先に行ってるわね!」
・
・
・
ッタン
あんじゅ(私だけがそれほど疲れていない、当たり前か、石の力使ってただけだもんね)
あんじゅ(魔王因子も未感染の私には関係ないシロモノ)
あんじゅ「ならせめて……捜索ぐらいは頑張らないとね」
あんじゅ「おや?こっちのほうから何やら気配が……」
キラキラキラキラ
あんじゅ「わぁー!綺麗……!」
あんじゅ(絢瀬絵里にそっくり、これがロトーチカさん?)
あんじゅ(ずっと>>733のままで眠っていたのかな)
- 733 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-k5KW):2015/12/02(水) 21:02:06.03 ID:wel9Ym5C0.net
- ピンクのフリフリドレス
- 734 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 21:23:36.95 ID:A/IpKZPVr.net
- あんじゅ「ピンクのフリフリドレスで眠っているなんて、お伽噺のお姫様みたい」
あんじゅ「ふふっ、伝説の人だしある意味そうではあるんだけど」
あんじゅ「お姫様だっこで運んでいいのかな、よいしょっと」
あんじゅ「びっくりするほど軽い……そして冷たい……」
真姫「あんじゅ!ロトーチカさんは見つかった?」
あんじゅ「いたわ、眠ったままだけど」
希「良かった、それじゃ早く外に出て……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!
寿限無「何の音だ?」
『冷蔵庫内の皆様はご注意ください、間もなく外部への射出が始まります』
希「……え?」
- 735 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 21:36:13.92 ID:A/IpKZPVr.net
- ─────────────────
──西木野家
冷蔵庫「……来ます!」ガゴガゴガゴガゴガ
スッポンッ!
希「うわっ!」 あんじゅ「きやっ!」 真姫「ちょっ!」 寿限無「うおお!」
ドシーンッ!
希「あいたたた……あれ?にこっち?」
にこ「希、それにみんな、どうして冷蔵庫から出てきたのよ」
真姫「どうしても何も中でロトーチカさんを救出しようとゴタゴタやってたのよ」
にこ「そうだったんだ、それでロトーチカさんは?」
あんじゅ「この通り……なんとか連れてこれたわ」
ロトーチカ「………」
冷蔵庫「っ!!ロト!!」ダダッ!
ロトーチカ「すぅー、すぅー」
冷蔵庫「良かった……ロト、私の中にずっといたんですね……」
- 736 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 21:41:51.97 ID:A/IpKZPVr.net
- 希「その……このロボ的な人はどなた?」
にこ「冷蔵庫よ」
希「ええええええ!?あれが冷蔵庫!?」
冷蔵庫「そうですね、この姿では分かりませんよね」
冷蔵庫「希さん、真姫さん、あんじゅさん、寿限無さん、ありがとうございます」フカブカー
冷蔵庫「ロトを助けてくださったこともそうですが、中で色々イジってく出さったおかげでハイパーモードになれました」
にこ「それハイパーモードって言うんだ」
冷蔵庫「昔も成れたんですけど、魔力の燃費がどうも悪くて、皆さんが修理してくれてこの度低燃費になりました」
- 737 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 21:42:31.66 ID:A/IpKZPVr.net
- 希「ははは、それにしてもこの姿だと冷蔵庫と呼ぶのも不躾に感じるなぁ」
冷蔵庫「ではこれからは真名のレイ・ゾウコから取ってレイとでもお呼びください」
にこ「レイ……ね、良い名前じゃない」
レイ「はいっ、記憶は戻りましたが今まで通り皆さんのお力になれるよう頑張りますっ」
- 738 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 21:48:12.49 ID:A/IpKZPVr.net
- にこ「格好といえばあなたたちも……」
希「げっ」
にこ「エロスーツ、エロスーツ……変なおじさん?」
希「ああああ、だからこの服嫌やなのにいいいいいいいいい」
────────────────
──────────
───
真姫「さて、無事に眠り姫様は救出できたわね」
希「でもまだ眠ってるねぇ……」
あんじゅ「キスしたら起きるとか?」
にこ「な、何言ってるのよ!」
あんじゅ「冗談だって、ほら私が持ってきたドリンクで乾杯でもしよ……あれ?」
にこ「どうしたの?」
あんじゅ「いや……寿限無ちゃんはどこに行ったんだろって……」
- 739 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 21:51:51.73 ID:A/IpKZPVr.net
- 真姫まま「きゃあああああああああ!!」
真姫「ママの声っ!」
にこ「廊下よ!こんなに集まってるならお菓子でも出そうかしらってさっきキッチンに行ったから」
バンッ!
真姫「ママ!どうしたの?何があったの!?」
真姫まま「今ね……寿限無ちゃんがお手伝いに来てて……それでリビングへお菓子を運んでもらってたの」
真姫まま「そしたら、急に……急に玄関を突き破って>>740が!」
- 740 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-bTha):2015/12/02(水) 21:59:52.63 ID:dlK/Wri+d.net
- バーサーカーツバサ
- 741 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW 8dc3-6Sw4):2015/12/02(水) 22:00:07.60 ID:XkOt8Yp80.net
- ドラゴン
- 742 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 22:10:54.48 ID:A/IpKZPVr.net
- 真姫まま「A-RISEのツバサさんだったような……いや……でもあれはまるで狂戦士のような……」ガクガク
にこ「ツバサが寿限無を攫ったって言うの?」
真姫まま「分からない……分からないけど……何かに攫われたのは間違いないわ……」
真姫(ツバサ……?魔王側の差金?それにしても何故今、しかも寿限無を)
あんじゅ「寿限無ちゃんを抑えられるってことは随分な実力者ってことね」
にこ「寿限無はその気になればザ・ワールドも使える、それを油断してたとはいえ一瞬で……」
希「そんなことはいいよっ!早く寿限無のこと助けに行かないとっ!」
- 743 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 22:13:10.17 ID:A/IpKZPVr.net
- 真姫「手がかりが少なすぎるわ、迂闊に動くのは危険よ」
にこ「そうよ相手は寿限無に勝てるのよ、慎重に行かないと」
希「勝てないから……っ、諦めるって言うんか!」
にこ「違うわよ!私だって出来れば助けたいに決まってる!でも今は考える時なの!」
希「……ごめん」
真姫「まずは連絡を取りましょう、味方は多いほうがいいわ」
- 744 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 22:22:46.72 ID:A/IpKZPVr.net
- ────────────────
略
──────────
─────
ピッ
希「海未ちゃんたち、こっちに来るって」
真姫「これまたすごいことになったわね……」
にこ「ほのほの、うみか、寿限無、りんぱな、これが同時に攫われたって言うの?」
真姫「連絡が無いだけでほのりちゃんも同じ状況かもしれない」
あんじゅ「相手が魔王一味なら後手後手って感じね」
真姫「いや、こっちは封印のキーパーソンのロトーチカを手に入れた」
希「海未ちゃんたちは封印の条件が分かったとも言ってたで」
にこ「実質2枚とも手に入れた」
真姫「向こうがそれだけ強攻策に出るってことは、こっちが集めてるカードは有効ってことでもあるわ」
真姫「――決戦の時は、近い」
- 745 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-kIEv):2015/12/02(水) 22:24:57.61 ID:A/IpKZPVr.net
- というわけで希ルートも終わり
もう容量が無さげ、1レスに全然書けない、どうしよう
このスレか次スレかわからないけど
土曜夜編に続く
かもしれはい
- 746 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイW 8dc3-6Sw4):2015/12/02(水) 22:37:58.43 ID:XkOt8Yp80.net
- おつおつ
- 747 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-C6KZ):2015/12/03(木) 06:00:29.13 ID:yEtE6Bt1d.net
- おつ
- 748 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sae8-BOL+):2015/12/03(木) 07:02:34.44 ID:hnQbNDVGa.net
- 乙
まだ続くのかすごい
- 749 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-H2jc):2015/12/03(木) 08:32:03.11 ID:pDljGJyGa.net
- おつおつ
- 750 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 13:19:15.48 ID:KRtNc7e4r.net
- 土曜夜編
とりあえずはここでやってみます
長い場面は区切り区切りになりますのでご容赦を
どうにも立ち行かなくなったら移行します
- 751 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 13:25:55.01 ID:KRtNc7e4r.net
- ─────────────────
──西木野家
コンコンッ
海未「こんばんわーー!すいませーーんっ!」
にこ「はいはい、今行きます……っと」タタッ
海未「来ました」
にこ「なんだ海未か、インターホン押してくれたらいいのに」
海未「インターホンというか……玄関ごと吹き飛んでますけど」
にこ「うわ……確かに」
花陽「みんな無事なの?」ヒョコッ
にこ「まぁ、体は丈夫なやつらばっかりだからね」
花陽「そだね」
凛「にこちゃん……」
にこ「凛、あなたも気の毒だったわね」
凛「凛の目の前で消えちゃった、夕飯のおかずとした買ってたこの買い物袋の中の>>752を残して……」
- 752 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-H2jc):2015/12/03(木) 13:26:58.63 ID:pDljGJyGa.net
- シュールストレミング
- 753 :名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ (JPW 0H6a-chRj):2015/12/03(木) 13:27:42.85 ID:tX8+n4RIH.net
- 穂乃果が危ないと書かれたメモ
- 754 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 13:39:54.54 ID:KRtNc7e4r.net
- 凛「このシュールストレミング、どうにか役立てて!」サッ
にこ「と言って渡されても私これ調理できる自身無いわよ、これ以上真姫ちゃんちに被害与えるわけにもいかないし」
凛「持ってるだけでいいから、ねぇ」
にこ「分かったわよ……」
絵里「中には全員いるんでしょ、だったら早く上がりましょ、こんな所で立ち話もなんだし」
にこ「そうね、靴は散乱してるけど端に揃えて置いといて」
凛・花陽「はーいっ」
テクテク テクテク
ガラッ
希「えりちっ!」ダダッ!
絵里「希!……本当に無事で良かった」ギュッ
希「もう、それはこっちのセリフやで……」
- 755 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 13:44:23.87 ID:KRtNc7e4r.net
- 海未「このまま会議に入ります?」
にこ「それには先立つものも必要でしょ、花陽?あんたもキッチンに来る?」
花陽「うんっ!」
絵里「私も手伝う?」
にこ「いいって、海未ちゃんとえりち、凛ちゃんはリビングにいて」
絵里「分かった」
凛「待ってるよー!」
・
・
・――キッチン
花陽「あれ?先に誰かいるよ?」
にこ「先客……?あれは……>>756」
- 756 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-chRj):2015/12/03(木) 13:45:01.30 ID:xa3z1E6Ya.net
- ほのり
- 757 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 13:58:25.74 ID:KRtNc7e4r.net
- 花陽「誰だろう、一瞬ことりちゃんかなと思ったけど違うような」
にこ「あっ!ほのりだわ!成長する前にファミレスで会ったけど面影がある!」
花陽「冷蔵庫(真姫ちゃん家)の前で何かやってる……?」
ほのり「はぁ、何か、何か食べるもの……うぐっ、はぁっ」
にこ「ほのり!どうしてここに!」
ほのり「あなたは……確かポテトの……」
にこ「矢澤にこ、あなたのお母さんの仲間よ」
ほのり「そっか……じゃあ私は辿り着けたんだ……良かった……」
花陽「ほのりちゃんすごく苦しそう」
にこ「どうしたの?どこか痛む?一応ここには医者の卵がいるから診てもらって……」
ほのり「いや……その、はぁ、お腹が……死ぬほど減ってて……はぁっ……」
- 758 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 14:06:40.09 ID:KRtNc7e4r.net
- 花陽「腹ペコ?」
にこ「ただの腹ペコじゃないわ、これは明らかに衰弱しきっている」
ほのり「はぁ……はぁ……」
花陽「何があったんだろう、ことりちゃんは無事なのかな」
にこ「事情を聞くにしても、まずは元気一杯にさせなくちゃね!」ウデマキー
花陽「手伝うよ!」
にこ「花陽、そのバックに詰めてるのたぶん食料でしょ?」
花陽「よく分かったね」
にこ「だから初めからキッチンに呼んだのよ、中身は何があるの?」
花陽「ふっふっふ、全部おにぎりだよ!!」ガバッ!
にこ「そう……」
花陽「リアクション薄いよぉ!」
にこ(私のポケットには例の缶詰、真姫ちゃんちの冷蔵庫の中には……)
- 759 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 14:07:36.74 ID:KRtNc7e4r.net
- カパッ
にこ(うわっ!なにこのドリンクの山……そして食材が無い、何故だ真姫ちゃん)
にこ(そりゃほのりちゃんも冷蔵庫の前で項垂れているはずだわ)
にこ(ん?ドリンクの山の奥に何かあるような……これは>>760)
- 760 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-BOL+):2015/12/03(木) 14:08:38.39 ID:GVtLj9tA0.net
- ラブライブウエハース
- 761 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 14:23:07.68 ID:KRtNc7e4r.net
- にこ(ラブライブウエハース、μ'sとコラボしてるお菓子ね)
にこ(向こうからオファーが来た時はびっくりしたな、ラブライブ効果ってすごい)
にこ「……じゃなくて、使える材料はこれだけか」
パタン
にこ「でもウエハースのチョコはいいわね、特に元気無い時は血糖値を上げるのに最適」
にこ「そしてご飯もエネルギーになる」
にこ「つまりこれはチョコ飯……」
花陽「にこちゃん!?」
にこ「ひいっ!あはは、冗談よ冗談」
花陽「……いいよ」
にこ「えっ」
花陽「ほのりちゃんを元気にするためなら……このおにぎり、好きに使って欲しい!」
にこ「花陽……!」
- 762 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 14:35:07.72 ID:KRtNc7e4r.net
- ほのり「ううぅ……お腹減って……しにそう……」
花陽「わっ!早くしないと!」
にこ「そうね、調理を初めましょう」
花陽「あれ……?ねぇにこちゃん、これ2つ別々に食べさせたらダメなのかな」
にこ「何言ってるの、私と花陽なら1+1は2じゃなくて200よ!10倍よ10倍!」
花陽「何言ってるか分からないけど熱いのは分かったよ!」
- 763 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 14:35:45.55 ID:KRtNc7e4r.net
- 〜クッキング
にこ「おにぎりは消化にいいようにお粥にしてしまいましょう」
にこ「適量の水を張った鍋におにぎりを入れてほぐしながらグツグツしていくわ」
にこ「花陽はウエハースのほうをお願い」
花陽「はーい、まずは袋からウエハースを取り出して……」
花陽「あっ、このカード>>764だよ!」
- 764 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-C6KZ):2015/12/03(木) 14:36:23.73 ID:yEtE6Bt1d.net
- ほのパパ
- 765 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 14:51:40.20 ID:KRtNc7e4r.net
- 花陽「穂乃果ちゃんのお父さんだって!」
にこ「はぁ?今回のはそんなのまで入ってるの?」
花陽「どこにも書いてないしシークレットなのかな、うわー!レアだよー!」
にこ「当たって嬉しいのかな……」
花陽「と、これは私のポケットに閉まっておきつつウエハースの調理に移るね」
花陽「ウエハースをいい感じの袋に入れ砕くよ、何か棒とかあるといいかもね」ゴンッ! ゴンッ!
にこ「は、花陽?そんなに力入れる必要は無いからね?」
花陽「いい感じに粉々になってきたね〜」
- 766 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 14:53:42.35 ID:KRtNc7e4r.net
- ・
・
・
にこ「よし、お粥も出来たし粉になったウエハースをかけるわよ」
花陽「どばっと」
にこ「そして軽く全体をかき混ぜて……」
にこ「完成!『チョコ粥』よ!」
- 767 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 14:58:51.79 ID:KRtNc7e4r.net
- にこ「ほらほのり、念願のチョコ粥よ、抱き抱えて上げるから食べなさい」
ほのり「くん……あ、チョコの……匂い……」
花陽「はい、あ〜ん」
にこ「熱いから気をつけるのよ」
ほのり「あ……あーむっ」パクッ
モグモグ モグモグ
ゴクンッ
にこ「どう?」
ほのり「こ、これは……>>768」
- 768 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sae8-BOL+):2015/12/03(木) 15:00:43.64 ID:hnQbNDVGa.net
- むむっ星1つ半です
- 769 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 15:19:13.77 ID:KRtNc7e4r.net
- ほのり「むむっ星1つ半です!」
花陽「ぴゃあっ!?な、なに?」
ほのり「……なんちゃって」
にこ「良かった、そんなおふざけができるくらいには回復したのね」
ほのり「まぁね……まだ体はボロボロだけど」
花陽「味は?味はどうなの?」
ほのり「うーん、普通よりちょっと微妙……って程度」
花陽「厳しいなぁ」
ほのり「でもありがと、危うく空腹とエネルギー不足でお陀仏するところだったわ」
ほのり「とっても、温かい……」
- 770 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 15:23:00.05 ID:KRtNc7e4r.net
- ・
・
にこ「落ち着いて来たような教えてくれる?」
にこ「あなたがどうしてそんな体でこの場所にいたのか」
ほのり「私は……逃げてきたの」
ほのり「>>771から、逃げてきたのよ」
- 771 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa05-chRj):2015/12/03(木) 15:24:43.92 ID:xa3z1E6Ya.net
- 穂乃果に手をかけて私を消そうとしてきたことり
- 772 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 16:04:18.57 ID:KRtNc7e4r.net
- ほのり「ことりママ、いやあれはもうママだったのか分からない」
ほのり「とにかくあの部室で、ことりママが穂乃果ママを襲って拘束してしまった」
にこ「え?ちょっと……何の話をしているのよ」
ほのり「私はただママに忘れ物を届けようとして、そして偶然見てしまったの」
にこ「ことりが穂乃果を襲う?なんでそんなことを……」
ほのり「わからないわよ!……けど見たのよ」
ほのり「そして振り返ったことりママと目と目があった瞬間、何かに引き込まれそうになった」
にこ(引き込まれる?他の子どもたちと同じ現象……?)
- 773 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 16:22:55.58 ID:KRtNc7e4r.net
- ほのり「それですごく怖くなって部室から出た後も振り返らずに必死に走った」
ほのり「無我夢中で走るうちにこの辺りに来ていて、昔ママから聞いた友達の話を頼りにμ'sのメンバーに頼ろうと」
にこ「この家に辿り着いたってわけか」
ほのり「うん、でも気がついたら体が重くなってた、気力もエネルギーも全部あの目に吸われたような感覚」
ほのり「もう立ち上がることも出来なくてこのキッチンまで這ってきて、冷蔵庫の前で力尽きた」
花陽「それは……なんて言ったらいいか……」
- 774 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 16:27:44.04 ID:KRtNc7e4r.net
- にこ「ふむ……」
にこ(魔力、この場合は生命力かな、それに近いものを吸収する魔術を使われた?)
にこ(いや、それだと他の子どもたちが攫われた説明が付かない)
にこ(そんな魔術で動きを止められる子たちではないし、仮に吸収速度がそこまで早いとすると今度はほのりが逃げられない)
にこ(生命力吸収はあくまで副次作用と考えた方がいいかな……)
- 775 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 16:29:33.58 ID:KRtNc7e4r.net
- にこ「はぁ……なるほど、ことりが……ね」
ほのり「あのっ!ママは悪くないの、あれはきっと上手く言えないけど……ママじゃなくて」
にこ「わかってるわ」ポンッ
ほのり「えっ」
にこ「リビングに行きましょ、そこで皆が待ってる」
にこ「あんたの味方になってくれる人たちがね」
- 776 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 16:42:20.37 ID:KRtNc7e4r.net
- ──リビング
・
・
・
真姫「ありがとうほのりちゃん、よくここまで頑張って来てくれたわね」
ほのり「い、いえ」
海未「これで大体方針は決まりましたね、ことりを何とかして穂乃果を助ける」
絵里「そうね、あっ花陽そっちのおにぎり取って」
花陽「はいどうぞー、他にも欲しい人いたら言ってね」
海未「じゃあ私も、お茶はありますか?」
希「はいはいうちが注ぐよー、ホットでいい?」
絵里「ぶっ!これ梅じゃないっ!」
凛「わっ、こっちに吹かないで絵里ちゃん!」
あんじゅ「お茶以外にドリンクはいらないかしらぁー」
レイ「色々冷えてますよ」
- 777 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 16:55:23.51 ID:KRtNc7e4r.net
- にこ「あんたらね……ワイワイやるのはいいけどもう少し落ち着きを持って」
ほのり「ふふっ」
にこ「ん?」
ほのり「いえ……なんだかこれを見てたら元気が出てきたわ」
にこ「ま、これがうちの良いところだからね」
- 778 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 16:56:13.12 ID:KRtNc7e4r.net
- 凛「にこちゃんおにぎり要らないなら皆で残り食べちゃうよー!」
にこ「食べるって!何で決めつけてんのよ!」ダダッ!
あんじゅ「ロトーチカさん口に当ててたら食べたりしないかな」ツンツン
レイ「やめてください……」
希「はいえりち、こっちのおにぎりなら食べられるやろ?」
絵里「ありがとう、あーもうびっくりしたぁ」
海未「ほら、ほのりもこっちに来て食べましょう?」
ほのり「――はいっ」
- 779 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 17:09:08.33 ID:KRtNc7e4r.net
- ・
・
・
絵里「さて、腹ごしらえもそこそこに済んだところで」
真姫「絵里、ほっぺたにご飯粒付いてるわよ」
ペロッ
絵里「さて、腹ごしらえもそこそこに済んだところで」
凛「何事も無かったかのように進行してるよ……」
絵里「ほのりちゃん、穂乃果とことりを最後に見たのは異空間の部室なのよね」
ほのり「はい」
希「異空間へはどうやって行ったん?」
ほのり「ことりママが自分のスマホ忘れてたからそれで」
にこ「ああ、忘れ物ってそれのことだったのね」
- 780 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 17:33:43.53 ID:KRtNc7e4r.net
- 絵里「あんじゅ、今は異空間には行けるの?」
あんじゅ「ダメね……最後の通話以降あの部室との繋がりは途絶したまま」
海未「花陽の転移の方は使えないでしょうか」
花陽「うん、リホ様に聞いてみるね」
ポンッ!
リホ様「ダメですね、昨日の午後と同じような感覚が部室の空間から漂っています」
花陽「そっか……またくっすんって人が結界張ってるのかなぁ」
- 781 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 17:35:43.65 ID:KRtNc7e4r.net
- あんじゅ「時間があるなら本社のほうならもっと強力な概念石を取り寄せたり」
真姫「私がその結界を探して海未の刀で斬らせるとかもできるんだけどね」
海未「何より今は一刻を争う時です」
凛「おにぎりは食べてたけどね」
花陽「おにぎりは良いんだよ」
海未「何か……手段は……」
カサッ
ほのり「あれ……?」ガサゴソ
海未「ほのり、どうかしました?」
ほのり「いや……ポケットに手を入れたら何か見に覚えのないメモが入ってて」
海未「っ!?」
- 782 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 17:38:28.52 ID:KRtNc7e4r.net
- 海未「ちょっと見せてください」
ほのり「うん」スッ
海未「これは……!」
真姫「何て書いてるの?」
海未「……読み上げますね」
海未「――私は魔王」
「「っ!」」
海未「囚われた子らを返してほしくば、>>783まで来ると良い」
海未「と、書いてますね」
- 783 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-BOL+):2015/12/03(木) 17:40:13.59 ID:GVtLj9tA0.net
- 伝説の木のした
- 784 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 17:59:48.68 ID:KRtNc7e4r.net
- 絵里「伝説の木のした?伝説の木ってなによ」
希「これ伝説の木下とかいう人が現れるオチやないやろうな」
あんじゅ「流石にそれは無いでしょ」
真姫「伝説の木か……」
海未「何か心当たりあるんですか?」
真姫「魔術的な意味で言えば心当たり多すぎて困るくらいよ」
にこ「それぐらいポピュラーな単語ってわけ、これだけじゃ絞り込みようが無い」
凛「ゲーム的に言えば学校で告白する所だよね」
花陽「学校はもう灰になったけどね」
にこ「誰かさんのせいでね」
凛「うっ」
- 785 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 18:14:25.60 ID:KRtNc7e4r.net
- 海未「伝説の木、有名な木……」
希「今から来いみたいな文面で海外ってことは無いよなぁ」
にこ「日本だと縄文杉とか?」
真姫「それは観光用に有名ね、てかそれでも遠すぎでしょ」
にこ「うーん、そうよねぇ」
凛「他に何か書いてないの?ほら喋るお爺さんみたいな木とかさ」
- 786 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 18:16:07.54 ID:KRtNc7e4r.net
- 海未「他にですか……あっ!裏面に何か書いてあります!」
凛「ほら来た!海未ちゃん試験問題の最後のページとか見逃すタイプだよ!」
海未「その批評は余計ですが見逃していたことは謝ります、すいません」
真姫「いいから早く!」
海未「ええと、また読みますね」
海未「伝説の木の手がかりは木が>>787ることだ、お前らの中の誰かは絶対に分かるはず……らしいです」
凛「ふむ、そのことだけ聞いてもなんのことやらだねぇ」
- 787 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sae8-BOL+):2015/12/03(木) 18:20:10.78 ID:hnQbNDVGa.net
- 子供3人が乗ったら折れる
- 788 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 18:34:23.43 ID:KRtNc7e4r.net
- 絵里「子供3人が乗ったら折れる?それがヒントなの?」
希「伝説のわりにはずいぶん貧弱な木なんやね」
海未「昔……穂乃果たちと木登りしてそんな経験したことならありますが」
にこ「じゃあそれじゃない?無能に穂乃果やことりがいるならその事も分かってるだろうし」
海未「でもどこにでもあるような木ですよ、これといって特徴も伝説もあるわけじゃないし」
にこ「本当に?忘れているだけじゃないの」
海未「うーむ、強いていば木の裏に>>789のような模様があったくらいですかね)」
リホ様「…………」
花陽「リホ様?」
- 789 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 13ce-OMw2):2015/12/03(木) 18:36:12.50 ID:B6fD3Npw0.net
- (・8・)
- 790 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 18:46:25.45 ID:KRtNc7e4r.net
- 海未「絵に書くとこのような(・8・)模様があったくらいで」
にこ「変な模様ね、顔?」
絵里「確かにこれだけじゃ伝説感はしないわね」
海未「そうですよ、だからこの話は忘れて……」
リホ様「それ……貧弱様ですよ」
海未「えっ?」
花陽「リホ様?それって……」
リホ様「その模様があるなら間違いありません……ああ、現代でもまだ死に生きていたのですね……まだっ!」
- 791 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 18:50:09.75 ID:KRtNc7e4r.net
- 花陽「ちょっ、落ち着いてよリホ様!」
リホ様「はっ、すいません……」
海未「何か知ってるのであれば、話してください、お願いします」
花陽「私からもお願い」
リホ様「――分かりました」
リホ様「あれはかつてとある地方で『貧弱様』と呼ばれていた大樹です」
海未「私が登ったのは大樹というほどではありませんでしたが」
リホ様「そうですね、海未さんが見たものはその破片のようなものでしょう」
リホ様「昔はそれなりに大きかったんですよ」
リホ様「特に、私が人間だった頃は――」
- 792 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 19:01:41.99 ID:KRtNc7e4r.net
- 花陽「人間……」
ズキッ
花陽(頭に何かのイメージが流れ込んでくる、これは前にも見たような……)
希「でも、伝説の木にしては貧弱様って名前は似合わない気がするなぁ」
リホ様「かの木は美しくもなければ実も付けない、脆く、弱く、汚く、それでいて儚く散ることもない愚かな木」
リホ様「当時のその地方の人はそびえ立つ巨木に祈りではなく怒りをぶつけた、悲しみをぶつけた、ありとあらゆる邪な感情をぶつけた」
リホ様「そうして貧弱様に全て押し付けることで心の健全さを保っていました」
- 793 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 19:02:36.77 ID:KRtNc7e4r.net
- リホ様「善悪というそんな大層で高潔な分類でない、言わば好嫌の問題ですよ」
リホ様「貧弱様は人の好では無く嫌で神となった大樹なのです」
リホ様「世の中はとても平和でした」
リホ様「私たち、大樹守の一族以外は」
- 794 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 19:06:21.93 ID:KRtNc7e4r.net
- 花陽「何が……あったの?」
リホ様「今ここで話してもいいですが、どうせ向かうなら付いてからにしましょう」
リホ様「あそこなら、魔王が向かう意味も分かる」
真姫「場所はどこなの?遠いところじゃないわよね」
リホ様「今は関東と呼ばれている区分に属してるはずです、確か今の呼び名は>>795」
- 795 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-C6KZ):2015/12/03(木) 19:06:46.07 ID:yEtE6Bt1d.net
- 秋葉原
- 796 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 19:16:18.03 ID:KRtNc7e4r.net
- リホ様「……秋葉原と」
にこ「ってすぐそこじゃない!」
リホ様「そうなのですか」
真姫「秋葉原に大樹があった時代とか……いつの人なのよびっくりだわ」
花陽「でも近いなら好都合だよ!さっそく行ってみようよ!」
リホ様「はい、近づけばさらに細かい位置が分かるはずです」
にこ「よーし!決まりね!者共!アキバ遠征の準備しなさい!あの街を攻め落とすわよ!」
「おー!」「おー!」
真姫「攻め落としちゃダメだって」
- 797 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 19:21:55.79 ID:KRtNc7e4r.net
- リホ様(秋葉原、私の始まりの場所)
リホ様(貧弱様、人身御供、モノリス、王なる選定、そしてあの惨劇)
リホ様(二度と思い出すことも無いと思っていましたが)
花陽
「リホ様、怖い?」ギュッ
リホ様「花陽……はい、実を言うと少し怖いです」
花陽「1人でさ、抱え込むことはないよ、私だって、皆だっている」
花陽「もっと頼っていんだよ、リホ様!」ニコッ
リホ様(ああ……私はなんて……幸せなのだろう)
リホ様(こんな、良い契約者と巡り会えて――)
- 798 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 19:33:36.65 ID:KRtNc7e4r.net
- レイ「皆さんお気をつけて、ロトはここで私が守っておきます」
あんじゅ「役に立つか分からないけどここまできたら私も協力するわよ」
希「ありがとっ、でも無理はせんといてな」
凛「危なくなったら凛が連れて逃げるよー!」
絵里「あら頼もしい、私も頼もうかしら」
真姫「絵里も本当は家に残ってて欲しいんだけどね」
にこ「人手は多いほうがいいわよ、何が起こるか分からないし」
花陽「じゃあ行こっか、みんなを救うために」
海未「目指すは、秋葉原――!」
- 799 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 19:38:05.79 ID:KRtNc7e4r.net
- というわけで土曜夜編終わり
人が多いと大変だ
スレ容量が450を超えそうである
これは本格的に次スレの季節か
土曜日の最後
秋葉原深夜決戦編へ続く
かもしれない
- 800 :名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ (ワッチョイW 69a6-H2jc):2015/12/03(木) 19:43:04.01 ID:xgGAoSTN0.net
- おつおつ
まとめるの難しいかもしれんが頑張れ
- 801 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ (ワッチョイW fbcb-BOL+):2015/12/03(木) 19:47:49.45 ID:GVtLj9tA0.net
- おつ
過去編の冷蔵庫って人型だったの?
- 802 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/03(木) 19:55:50.67 ID:KRtNc7e4r.net
- 上にも少し書いてたと思いますが
過去編の冷蔵庫も変形は出来たが変形後は魔力燃費が悪く殆ど冷蔵庫の姿でした
記憶復旧時の真姫たちによる肉体改造(物理)の結果、変形後でも低燃費な冷蔵庫になったのです
今のところこの形態のメリットは可愛いくらいしかありません
もちろん機能を追加できる展開になれば追加します
- 803 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-C6KZ):2015/12/03(木) 19:57:53.97 ID:yEtE6Bt1d.net
- おつ
- 804 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sabe-BOL+):2015/12/03(木) 23:12:27.70 ID:RPl1A8Zna.net
- 乙です
- 805 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa9d-BOL+):2015/12/04(金) 12:19:52.59 ID:9wYuEpB7a.net
- メリットは可愛いわろた
- 806 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/04(金) 15:36:42.07 ID:CwVLRW2br.net
- ちょいと遅れる
- 807 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/04(金) 19:11:47.32 ID:CwVLRW2br.net
- もうしばらくしたら新しくスレ立ててそちらで始めます
- 808 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/04(金) 20:20:10.43 ID:CwVLRW2br.net
- 9時くらいからやりますねー、押して押してすいません
- 809 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa9d-BOL+):2015/12/04(金) 21:24:01.87 ID:LJ3GyHSaa.net
- おつ
- 810 :名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ (オッペケ Sr8d-0xUk):2015/12/04(金) 21:33:15.55 ID:CwVLRW2br.net
- 貼るの忘れてた
こっちでやります
http://hope.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1449230479/
- 811 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ (ササクッテロ Sp9a-aRbs):2015/12/22(火) 02:32:50.99 ID:uWsXuewhp.net
- あ
- 812 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/:2015/12/28(月) 21:00:38.13 ID:rpdfo9EF.net
- b
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