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【海未詩集】
- 1 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 18:50:38.39
- 穂乃果「いぇーい!授業が終わったよ〜。」
希「あら、穂乃果ちゃん、こんにちは。今日もげんきやね。」
穂乃果「うん。…希ちゃん何読んでるの?」
- 2 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 18:53:37.68
- 希「部室に来たらテーブルに置いてあったんやけど…詩集かな?」
穂乃果「詩集?そのノートが?」
希「ほらっ。」
- 3 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 18:59:16.00
- 穂乃果「どれ…」
「海が私に語りかける。
けれども私はそれを聞く術を知らない。
私は海に問いかける
海は何も教えてくれない。
ただただ、私は海を眺め立ち尽くす。 」
- 4 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 19:04:09.96
- 穂乃果「何これ?」
希「おもろしいやろ?」
穂乃果「いや、何が言いたいのか穂乃果には分からなかったよ。」
希「いや、ウチもわからんよ。ただ、海を見ただけやんって思ったもん。」
穂乃果「てうかさ、これ部室にあったんだよね?」
希「うん。」
- 5 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 19:09:04.25
- 穂乃果「じゃあ、μ’sの誰かのだよね?」
希「そうやね。」
穂乃果「絶対海未ちゃんのだよ。」
希「作詞担当だから?」
穂乃果「それもあるけど…海未ちゃんもともと中学の頃ポエムノート持ってたから。」
希「え?海未ちゃんてそうなん?」
- 6 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 19:15:56.09
- 穂乃果「うん。よく、ことりちゃんと二人で見せてもらったけど苦笑いだったからね、穂乃果。」
希「あちゃ〜、こじらせとるね。」
穂乃果「うん、海未ちゃんて少し頭の中がお花畑の時あるから。」
希「ひとりでアイドルの練習しちゃうくらいやからね。…ここのページなんて」
穂乃果「あなたの事を思うとって…海未ちゃん恋愛経験0のくせにwww」
希「穂乃果ちゃんwwwそれはひどいよwww」
- 7 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 19:23:03.80
- 穂乃果「だってwww」
希「この詩集のおかげでμ’sの曲が出来ているんだからwww」
穂乃果「だって、詩集のテーマの半分が海だしwww自分の名前すきすぎだよwww」
希「海に語りかけるってwww寺山修司に影響受けすぎやってwww」
穂乃果「寺山…何?」
希「いや、とりあえず穂乃果ちゃん笑いすぎwww」
穂乃果「希ちゃんこそwww」
- 8 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 19:27:37.18
- ガチャ
海未「ごきげんよう。」
ほののぞ「!!」
海未「あれ?お二人だけですか?」
穂乃果「…。」コクコク
海未「そうですか。大会が近いので練習に専念したいのですが各々の都合も
ありますから仕方ないですね。」
希「…うん。」
- 9 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 19:36:38.72
- 海未「しかし、私達がここまで来るなんて最初は思いもしませんでした。最初は
短いスカートも嫌でしたし…作詞だって出来るとは思いませんでしたし。」
穂乃果「なんか、語りだしたよwww」ボソッ
希「詩を書き溜めてるくせにwww」ボソッ
海未「しかし、やってみるとあっと言う間ですね。最近、思うんです…あっ、
こうやってみんなで一生懸命打ち込んで。私は弓道をやってますけど個人
競技ですから…今、青春を謳歌してるなって。」
穂乃果「海未ちゃんは聞こえるんでしょ?青春が」ボソッ
希「やめてwww」
- 10 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 19:45:50.55
- 海未「世間では年頃の女の子は恋愛だなんだと騒いでますが私たちは
部活に打ち込むのが青春なんですね。他の事に目を向ける暇はないです。」
希「めっちゃ憧れてるくせにwww」
穂乃果「やめたげてwww海未ちゃんは乙女なんだからwww」
海未「まぁ、いつかそのような時が来れば考えても良いのですが。」
穂乃果「素直じゃないwww」
希「なぜか、上から目線www」
- 11 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 19:51:27.15
- 海未「けれど、こうしていられる時間も残りわずか。どうして、時間とは
有限なのでしょう?」
希「もうだめや。海未ちゃんの一言一言がツボにはまるwww」
穂乃果「こうして見ると海未ちゃんて普段からポエマーだったねwww」
希「慣れって怖い。」
- 12 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 19:56:18.37
- 穂乃果「だめだ…海未ちゃん痛すぎるwww」
海未「あの…先ほどから二人は何故うつむいているのですか?人が語りかけて
いるのに。」
穂乃果「…語りかけないでwww」
希「海に語りかけてよ。」
穂乃果「海未は私ですが…クッwww」
希「やめてwww」
- 13 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 19:58:59.27
- 海未「?おかしな二人ですね。ふふっ、ですがそんな二人を見ていて
私はいつも元気を貰っているのですよ、気づいてないでしょう?」
- 14 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 20:02:43.93
- 希「海未ちゃん、めっちゃええ子やのにwww」
穂乃果「今は良い事言うのやめてほしいwww」
海未「私は先に屋上に行って用意をしていますね。」
ほののぞ「うんwww」
海未「それじゃ、早くきてくださいよ?青春は待ってくれませんから。」ガチャ
- 15 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 20:05:12.25
- ほののぞ「あーはっはっはっwwww」
穂乃果「海未ちゃん、青春好きすぎwww」
希「もう次から直視できないwwww」
- 16 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 20:07:46.26
- 真姫「ふう、遅くなっちゃたわ。」
穂乃果「あっ、真姫ちゃんwww」
希「おつかれwww」
真姫「なによ二人して笑って。」
穂乃果「これ…見て。」
真姫「え?」
- 17 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 20:11:30.44
- 希「海未ちゃんの詩集ノート。」
真姫「これって…これを見て笑ってたの?」
穂乃果「いや、さすがに悪いとは思っていたんだけどwww」
希「もう、あまりにもwww」
穂乃果「だって、海に語りかけて返事が来ないってwww」
真姫「お、おかしいの?」
- 18 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 20:18:34.01
- 希「だって、帰ってくるわけないやんww海だしwww」
穂乃果「もう、園田海未やなくてポエマー海未だねwww」
真姫「いや、やめなさいよ。かわいそうでしょ。」
穂乃果「大丈夫だよ。もう、ずっと前海未ちゃんのこういうとこ
からばれてたんだし。ほら、もっとみなよ。」
真姫「うぅ。」
希「あれ、真姫ちゃん泣いてる?もしかして感動しちゃった?」
- 19 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 20:24:48.33
- 凛「にゃー!!」ガチャ
花陽「遅れました、ってあれ?どうしたの、この空気?」
希「あ、凛ちゃん、花陽ちゃん。」
穂乃果「いや〜、実はこのノーt」
凛「あー、それ真姫ちゃんの書いた詩のノートだ。こないだ見せてくれたけど
凛には難しくって分からなかったけど…そういえば、みんなに見せるってって
言ってたもんね。かよちんも絶賛してたし。」
- 20 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 20:28:57.27
- 花陽「…凛ちゃん…空気。」
凛「へ?」
真姫「私…帰る。」グスッ
………。
穂乃果「まってぇぇぇ、真姫ちゃー。」
希「嘘やからぁぁぁ。」
花陽「私は本当に良いと思ったからぁぁぁ。」
凛「???」
- 21 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 20:29:26.99
- 海未「…遅いですね。」
- 22 :名無しで叶える物語:2016/07/04(月) 20:32:25.31
- その後、私と希ちゃんと凛ちゃんは海未ちゃんと絵里ちゃんに死ぬほど
怒られました。」
凛「なんで、凜まで怒られるのー?」
にこ「普段の行いよ。」
―完―
- 23 :あああ:2016/07/04(月) 21:26:05.26
- ああ
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