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にこ(この状況を)真姫(打開したい)
- 1 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/21(水) 17:22:01.83
- ラブライブSS
初投稿です…2chも初めてなんで…どうなるんだろう…
本当に不安でしょうがない(胃が痛い
- 2 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/21(水) 17:26:33.18
- 真姫 「暇ね〜」ダラダラ
にこ 「そうね…」
真姫 「今日は、練習無いみたいだし…私は音楽室にでも行こうかしら?」
にこ 「いってらっしゃい〜」
真姫 「…」
にこ 「まぁ、みんな忙しいんじゃしょうがないわね!」
にこ 「にこも、チビ達の夕飯と買い物しないといけないから帰るわ」
- 3 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/21(水) 17:28:17.12
- 姫 「そう、大変ね」
にこ 「まぁ、生活の一部みたいなものよ!」
真姫 「じゃあ…私、行くわ」
にこ 「じゃあね!真姫…また明日〜」ニコニコ二ー
真姫 「えぇ…また明日」フリフリ
- 4 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/21(水) 17:30:09.22
- 音楽室
花陽 「…」
凛 「…」
真姫 「…」
花陽 「この時間に、ここにいるって事は〜ダメ…だったんだね…」
真姫 「えぇ…そうね」ズーン
凛 「せっかく、凛達が真姫ちゃんとにこちゃんを二人っきりにする為に、仮病まで使って」
花陽 「あはは…」
- 5 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/21(水) 17:31:25.71
- 凛 「希ちゃんと絵里ちゃんもタイミング良く進路指導で、穂乃果ちゃん達も生徒会」
凛 「こんな告白チャンス滅多にないのに…」ゴゴゴゴ
真姫 「ご、ごめんさない」
花陽 「り、りんちゃん…落ち着こう!ねっねっ」オロオロ
凛 「落ち着いていられないニャーーー」
凛 「真姫ちゃん!!!」
真姫 「な、なによ」ビクッ
凛 「何時まで逃げてるの?凛知ってるよ…それじゃあ一生かかっても告白できないってこと」
凛 「にこちゃんの事が好きなんでしょ?好きで好きでしょうがないんでしょ?」
- 6 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/21(水) 17:33:46.79
- 凛 「その思いを素直に、にこちゃんにぶつけてやればいいのニャ!!!」
凛 「好きです!私と付き合ってくださいって」
凛 「だからね!告白しよう」
真姫 「…」プルプル
凛 「ね?…真姫ちゃん…」
真姫 「何よ…何よ…何よ…」プルプル
凛 「真姫…ちゃん?」
真姫 「それぐらい……それぐらい私だって分かってるわよ!何を偉そうに、私に説教?」
真姫 「にこちゃんの前に言って素直な気持ちで告白しろですって!!!」
真姫 「そんなこと、凛に言われなくつても分かってるわよ!」
- 7 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/21(水) 17:35:45.83
- 真姫 「素直になろうって思っても…ダメなのよ」
真姫 「にこちゃんに告白しようとすると、途端に怖くなるの」
真姫 「もし断られたらって考えると、あと一歩がどうしても…踏み出せない…」
真姫 「怖くてしょうがないのよ…」
凛 「…」
凛 「告白して断れたら…って、考えてたら告白なんか出来ないよ?」
真姫 「…」
凛 「凛なら、分かるよ!今の真姫ちゃんの気持ち」
凛 「真姫ちゃんも知ってると思うけど…ね」
- 8 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/21(水) 17:37:10.24
- 凛 「凛はかよちんに告白して断れてるニャ」
花陽 「…」
凛 「凛ね!かよちんのことを、中学校二年生の夏、当たりからかな?気になり始めて」
凛 「そして、告白出来ないまま…高校に入って、アイドル研究部に入って、一緒に高校生活、部活をして」
凛 「思いばかりが積もってどうしようもなかった…だからね…押しつぶされる前に…覚悟を決めて告白ニャ」
凛 「そして、あっけなく断られて失恋ニャ」
凛 「滑稽だよね…好きで好きでしょうがなかったのに…覚悟を決めて告白したのに」
凛 「凛は報われなかったニャ」
凛 「でも、凛はちゃんと立ち直ってる!かよちんともこうやって今は、普通に会話もしてる」
凛 「気まずい時も、会ったけど…時間が解決してくれたニャ」
- 9 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/21(水) 17:39:15.83
- 凛 「だからね、凛が言いたいことは一つ!」
凛 「『当たって砕けろ』ニャ!!!」
凛 「その後の事は、とりあえずにこちゃんに告白してから考えよう?」
真姫 「で、でも…」
凛 「分かった!」
真姫 「?」
凛 「そんなに、引っ張るなら凛も真姫ちゃんの為に、覚悟決めるニャ!!!」
花陽 「覚悟を…決まる?」
- 10 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/21(水) 17:40:46.08
- 凛 「そうだよ!もし、真姫ちゃんがにこちゃんに告白して断られたら…」
凛 「凛は、希ちゃんと別れるニャ!」
花陽 「え…えっ…」オロオロ
凛 「自信持ってほしいニャ!」
真姫 「」
- 11 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/21(水) 17:42:09.84
- 時を戻して、三年の教室
絵里 「…」
希 「…」
にこ 「…」
絵里 「にこ…何で、あなたがここにいるのよ…」
希 「その様子やと…どうやら告白は、出来なかったみたいやね」
にこ 「そうよ!悪い!!!」
希 「にこっちの問題やから…あまり口出しするのもお角違いってのはあるけど〜」
絵里 「でも、今日…私と希、進路指導って嘘ついて部活行かないで…学校の図書室で読書してたのよ」
希 「そうやで〜」
- 12 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/22(木) 21:19:41.69
- 絵里 「それに、花陽と凛も体調が悪いみたいで部活は参加してないはずだし」
希 「穂乃果ちゃん達も、生徒会のお仕事でいない」
絵里 「真姫と部室で二人っきりだったでしょ?」
にこ 「二人っきりだったわよ…」
絵里 「誰も来ない部屋に、片思いの人と二人っきり…告白するしかないでしょ」ハァ
にこ 「それは…そうなんだけど…」
希 「なんか…にこっちにしては、歯切れの悪い返しやね」
希 「まだ何か、不安な事でもあるの?」
にこ 「不安で、押しつぶされそうよ」キリキリ
絵里 「ハァ…ここまで来たんだからトコトン付き合うわよ…何が不安なの?」
- 13 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/22(木) 21:21:11.71
- 希 「うちも乗るよ!にこっちには、幸せになって欲しいし」
にこ 「そもそも…真姫ってにこの事…好きなのかしら?」
絵里 「ハァ…」
希 「にこっち…」
にこ 「何よ…」
絵里 「その話は、もぅ何十…いぇ何百とやってるわよ」
希 「そやで!にこっち…真姫ちゃんは、にこっちの事が好き!カードがうちにそう告げてる」
にこ 「カードってあんたね〜」
絵里 「じゃあ…ちょっとした質問だけど、にこは今日みたいな日に部室に行くのかしら?」
- 14 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/22(木) 21:23:26.86
- にこ 「いきなり質問って…」
絵里 「相談にはちゃんと最後まで付き合うから、とりあえず答えてちょうだい」
にこ 「…」
にこ 「分かったわよ!にこなら…部室に行くわ!部長としてブログの更新とかあるからね!みんなが来なくても部室には必ずいくわ」
希 「部長としてか…」
にこ 「そうよ」
- 15 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/22(木) 21:24:39.72
- 絵里 「じゃあ…真姫はどうかしら?」
にこ 「真姫?なんでそこで真姫が出てくるのよ…」
希 「まぁ、いいからいいから…考えてみればすぐにわかるよ」
にこ 「真姫ね〜真姫なら音楽室で作曲とかかしら?二人で部活なんてやらないし」
にこ 「さっきだって、にこがブログ更新してる脇でダラダラしてたし…まぁ結局は、音楽室に行ったみたいだけど…」ハッ
希 「そうや!にこっち、気づいたようやね」
絵里 「真姫が何で、最初から音楽室に行かずに、にこしかいない部室にいたのか」
にこ 「ま、まさか…」
- 16 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/22(木) 21:26:11.91
- 希 「それやで、にこっちのことが好きだからに決まってるやん」
絵里 「希の言う通りよ!だから、自信を持ちなさい!真姫は、にこの事が好きなのよ」
にこ 「う〜ん…」
希 「メッチャ奥手やね…」
絵里 「そうね…」
絵里 「…」
にこ 「でも…真姫ちゃんが、にこの事が好きってことは〜」
にこ 「待っていれば告白してくれるってことよね〜!!!」
にこ 「にこってお姫様タイプって感じじゃない?」
にこ 「じゃ〜…無理してにこから告白しなくても…」
- 17 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/22(木) 21:28:58.06
- ドンッ
にこ 「ヒッ…」ビクッ
希 「えっ…」ビクッ
絵里 「それだけは…認められないわ」ゴゴゴゴゴゴ
にこ 「絵…絵里…どうしたのよ…いきなり〜」
絵里 「にこ…それだけは駄目よ!待ってる?そんな悠長なこと言っていいの?」
絵里 「いえ、それ以前の問題ね…後輩に告白させるってあなたね!先輩の風上にも置けないわ」
にこ 「なによ!そんなに、熱くなって…真姫はにこに、ゾッコンなんでしょ?なら、問題じゃない」
希 「…」
絵里 「そうやって、相手からくると思って待って待って…待つ続けて…待ち続けた先にあるものは、何だと思う?」
- 18 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/22(木) 21:32:19.64
- にこ 「何が、言いたいのよ…」
希 「…」
絵里 「絶望よ…後悔しか残らないわ…」
にこ 「なんで、そんな事が言えるのよ…」
絵里 「私が、そうだったからよ!」
絵里 「私は、希が好きだった…生徒会長の責任と業務で押しつぶされそうな私を何も言わずにそっと助けてくれる」
絵里 「本当は弱いくせに、虚勢を張って自己嫌気に落ちてどうしよも無い私に優しくしてくれる」
絵里 「一年生の時、会長は本当に辛かったけれど、希と二人三脚で支え合いながら寄り添いながらこなして…」
絵里 「二年生に頃には、大体の仕草や癖で相手が何を思ってるのか何が欲しいのかなんて…一瞬見ただけで読み取れるくらい以心伝心だったわ」
絵里 「そして…私は、恋に落ちた」
- 19 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/22(木) 21:34:03.38
- 絵里 「希も、私の事が好きなのも読み取れた…口には出していないけどデートも何回かしたわ」
絵里 「はたから見たら、友達と買い物してるように、見えるけど」
絵里 「私達は、確かにデートをした」
絵里 「でも、今のにこと…あの時の私は、一緒」
絵里 「私は、臆病だから…希からの告白を待ったの…ずっと…ずっと…ね」
絵里 「そうこうしてる…内に、希は取られちゃったわ」
絵里 「その後、私はすごく後悔した…あの時、告白してればって」
絵里 「自分がものすごく嫌いになった…三日三晩泣いたわ」
絵里 「泣いて…泣いて…涙が枯れ果てて…自分でもどうしていいのか」
- 20 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/22(木) 21:35:05.16
- 絵里 「自分のことなんで、どうでも良くなって」
絵里 「ただ、外を見上げる日が続いたわ」
絵里 「今は…花陽のおかげでこうして立ち直ることが出来てるけど」
絵里 「にこには…そんな思いして欲しくないの」
絵里 「告白して、結果はどうあれ…告白しないで後悔するのは本当に辛い事なの」
絵里 「だから…待つのは無しよ」
希 「そうやで…うちのカードもそう告げてるし」
希 「穂乃果ちゃん達の方が…決着付けば…」
にこ 「ひとり…あぶれるわ」
- 21 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/22(木) 21:36:06.82
- 希 「そうなったら、真姫ちゃんを狙うっていう可能性は皆無とはいえないよね」
希 「海未ちゃんとは、作詞作曲の仲で二人っきりになる事も多いし…文武両道、良家、大和撫子…女の子のファンも多いみたいやし」
希 「ことりちゃんは、真姫ちゃんとの姉妹なんてすごくお似合いやん!服のセンスもバッチリ…真姫ちゃんはお医者さん希望みたいやし良いお嫁さんになるやん」
希 「穂乃果ちゃんは、やる時はやる女の子やね!気難し真姫ちゃんと一番最初に仲良くなったし…ツンツンしてるけどミューズの中では一番信頼を置いてるとおもうんよ」
希 「真姫ちゃんも真姫ちゃんで…チョロイ所あるし、告白されたら案外…コロッと行ってしまうかもよ」
にこ 「そ、それもそう…ね」ダラダラ
絵里 「だから…早い方がいいわ!」
- 22 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/22(木) 21:38:16.71
- 希 「早くて、今日みたいな状況となると…明日?」
絵里 「そうね…穂乃果達は、明日まで生徒会って言ってたし」
絵里 「花陽は私が、希は凛と明日…部活を休むように連絡してくれば」
希 「そうやね!う〜ん…なら〜うちらで放課後ダブルデートってどうや!」
絵里 「ハラショー!それは、名案ね!!!」
にこ 「ちょ…ちょっと、にこを置いて話を進めないでよ!」
にこ 「まだ、にこが明日…告白するって決めたわけじゃないわよ」
絵里 「もぅ…じれったいわね…」
希 「そうやで!にこっち…堪忍した方がえぇよ」
にこ 「もし…もし…告白して断られたら…」
- 23 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/22(木) 21:39:23.46
- 絵里 「分かったわ…にこ、そんなに踏ん切りが付かないなら」
絵里 「私が、にこの背中を押すわ」
にこ 「?」
絵里 「にこが明日…真姫に告白を断られたら…」
絵里 「花陽と別れるわ」
にこ 「えっ…」
希 「えりち!?」
絵里 「失恋したもの同志…心が晴れるまで一緒に泣きましょう」ニコリ
にこ 「」
- 24 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/22(木) 21:41:25.92
- 部室〜次の日の放課後
にこ 「真姫…ちょっといいかしら?」
真姫 「き、奇遇ね!私も、にこちゃんに用事があるの!」
にこ 「へ…へぇ〜なにかしら?」
真姫 「に、にこちゃこそ…なによ!」
にこ 「これ…」ポィ
真姫 「手紙?」
にこ 「そう…にこの気持ちをつづった手紙よ!」
真姫 「…」
真姫 「…」ズィッ
- 25 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/22(木) 21:43:18.54
- にこ 「!!!」
真姫 「私も…にこちゃんと同じよ!手紙で気持ちは伝えるわ」
にこ 「同じタイミングで同じ行動とはね」
真姫 「まぁ、分かってたけど…私達って、似てるわね」
にこ 「もし…付き合ったら…」
真姫 「そうね…ベストカップルは、堅いわ」
にこ 「にこも、そう思うニコ!」
- 26 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/22(木) 21:44:18.81
- 真姫 「ここまで、一緒なんだもの…どうせなら手紙も一緒に開けましょう」
にこ 「良いニコよ!内容も同じだと良いニコね」
真姫 「そうね」
にこ/真姫」「いっせーーーーーの」バッ
にこ 「…」
真姫 「…」
にこ 「…」フフフ
真姫 「…」フフフ
- 27 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/22(木) 21:45:31.10
- にこ 「なによ!これ〜一行しか、書いてじゃない!」クシャクシャ
真姫 「にこちゃんこそ!私と同じ言葉じゃない!」オリオリ
にこ 「これから、どうしようかしら」ポイッ
真姫 「決まってるでしょ!走っていけば…まだ間に合うわ」ポイッ
にこ 「にこも、同じこと考えていたニコ」ニコッ
真姫 「クズクズしていると、おいていくわよ」
にこ 「にこのスピードを見くびらない方がいいわよ!」
- 28 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/22(木) 21:46:31.06
- タッタッタッタッタッ
- 29 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/22(木) 21:48:20.59
- 手紙 「私には、あなたよりも愛している人がいるので、付き合えません。」
おわり
- 30 :名無しで叶える者物語(輝):2016/09/22(木) 21:49:23.39
- ありがとうございました。
辛かったです
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