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花陽「十月」穂乃果「一日は」雪穂「メガネの日」
- 1 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/10/01(土) 00:03:57.32 ID:l/clfyCW.net
- 『凛知ってるよ。かよちんは、アイドルになりたいんだよねー♪』
【五年前】
凛(小5)「かーよちん。おはよ!」ドン
花陽(小5)「ピャァ!?…り、凛ちゃん…やめてよぉ」
凛「んん?…なに、これ?」ヒョイ
花陽「あ、あれっ?メガネがない…まさか、今ので落としちゃったのぉ!?」
花陽「メガネ、メガネ…凛ちゃんもいっしょにさがしてよぉ」グス
凛「いや、ここにあるけど…はい。メガネ」
花陽「えっ。なんで凛ちゃんが持ってるのぉ?」
凛「変なところに引っかかってたから取ったの」
花陽「凛ちゃんがいきなりぶつかってきたから、外れたんだよ…」カチャ
凛「そっか。ごめんにゃ…でも、なんでメガネ?」
花陽「視力が下がってきたから、メガネかけることにしたの…」
凛「へー」ジーッ
花陽「アハハ…やっぱり変だよね…」
凛「そんなことないにゃ。凛はこっちのかよちんも好きだよ♪」
花陽「そ、そう?…ありがと。凛ちゃん(気をつかってくれたのかな?)」
凛「ふーん。メガネかぁ…」
花陽「な、なに?」
凛「ちょっと貸して」ヒョイ
花陽「あっ…メガネ取らないでよぉ」
凛「わぁ、なにこれ!?><」
凛「…きもちわるくなりそう」クラクラ
花陽「度が入ってるから当たり前だよ。凛ちゃんは視力いいんだから…」
凛「よくわかんないけど…ホコリや花粉や雨を防いだり、たまねぎ切るときに便利だったりする?」
花陽「いや、メガネは防具じゃないから…」
凛「だよね。かえってジャマになりそう」
花陽(でもコンタクトってちょっとこわいし…それに)
花陽(…やっぱり、無理だよね。私がアイドルなんて…)
- 2 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/:2016/10/01(土) 00:04:29.82 ID:BV0qlWhO.net
- 支援砲撃
- 3 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/:2016/10/01(土) 00:06:16.69 ID:jZGc4PQn.net
- イw゙´ヮ`ハ >パナア
- 4 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/10/01(土) 00:07:20.57 ID:l/clfyCW.net
- 凛「か、かよちん。前!」
花陽「え?…ピャァ!?」ドカッ
ポロッ
凛「おっと!」パシッ
花陽「いたたた…め、メガネは…?」
凛「大丈夫。こわれてないよー♪」
花陽「はぁ、よかった…ありがと。凛ちゃん」
凛「気をつけないとダメだよー?お外を歩くときは、ボーッとしてたらあぶないにゃ」
花陽「う、うん…まだメガネ、なれないなぁ…」
凛「メガネかけてもかけなくても、あぶないものはあぶないよ」
花陽「そ、そうだよね…」
凛「メガネがないとぜんぜん見えないのー?」
花陽「そんなことないよ。昨日までメガネかけてなかったし…」
凛「じゃあ別に、メガネかけなくてもいいんじゃない?」
花陽「んー。勉強のときだけメガネかけるようにしようかなぁ…」
凛「うん。凛は、やっぱりいつものかよちんが一番好き♪」ギュー
花陽「凛ちゃん…えへへ///」
花陽(こうやって、すぐそばで凛ちゃんの顔とか見るのはメガネがなくても大丈夫だけど)ジーッ
凛(か、かよちん…近すぎだよ)ドキドキ
花陽(…やっぱり、少し遠いとメガネかけたほうがよく見えるんだよね)
花陽(いちいち出したりしまったりするのもなぁ…やっぱり、いつもかけてたほうがいいのかな)
【夜・小泉家】
花陽「ふー。やっと(凛ちゃんの分も)宿題終わったぁ…」ファー
凛「…」Zzz
花陽(凛ちゃん、寝ちゃってる…私も眠くなってきちゃった)カチャ
花陽(あ…メガネかけてたんだった。あくびして涙が出たから拭こうとしたんだけど…)
凛「かよちん…好きにゃ…」ムニャムニャ
花陽「えっ。…り、凛ちゃん///」ドキ
- 5 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/:2016/10/01(土) 00:09:09.45 ID:ao2s1oca.net
- これは支援
- 6 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/10/01(土) 00:09:53.53 ID:l/clfyCW.net
- 花陽(もしかして…凛ちゃん、私の夢とか見てるのかなぁ?)
凛「えへへへ…かよちーん」
花陽(凛ちゃん…///)ドキドキ
カチャ
花陽「あ(…メガネかけてるんだった)」
凛「んにゃ…?」
花陽(…やっぱりメガネってジャマになるかも)クスン
【一昨年・十月一日】※都民の日で学校は休み
穂乃果(中3)「おかえり雪穂!どこ行ってたのー?」
雪穂(中1)「お姉ちゃん…ただいま」
穂乃果「ゆ、雪穂!?…なにそれ」
雪穂「え?…ああ、メガネ」
穂乃果「…」ヒョイ
雪穂「あっ…返してよ」
穂乃果「いらない」
雪穂「は、はぁ?」
穂乃果「雪穂にはメガネなんて似合わないよ!」
雪穂「そんなこと言われても…お姉ちゃんのほうが似合わないでしょ」
穂乃果「だからメガネなんていらないってば」
雪穂「いらないなら返してよ」
穂乃果「雪穂にもメガネはいらないの!…メガネなんかかけなくても雪穂は可愛いよ」
雪穂「いや、別にファッションでメガネかけてるんじゃないし…私、視力落ちてきたからさ。コンタクトはなんかめんどくさいじゃん?」
穂乃果「メガネだって邪魔になるし、めんどくさいよ」
雪穂「お姉ちゃんの顔じゃないんだから別にいいじゃん。私がメガネかけても私の勝手でしょ」
穂乃果「そんなことない!雪穂は私のだもん!」
雪穂「お姉ちゃん///…じゃあ、キスするときだけ外せばいいでしょ?」
穂乃果「キスだけじゃないよ。ぎゅーって抱きしめたりするじゃん?」
雪穂「そんなに邪魔にならないでしょ?メガネ…」
穂乃果「メガネかけてやってみたことないからわかんないけど、邪魔になりそうだもん」
- 7 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/10/01(土) 00:12:48.79 ID:l/clfyCW.net
- 雪穂「じゃあ、とりあえず普通にキスして…」グイ
穂乃果「わ」
チュ
穂乃果(…雪穂///)
雪穂「…で、次はメガネかけてするでしょ」カチャ
チュッ
穂乃果「んっ…///」
穂乃果「…やっぱり邪魔だよ。メガネ」
雪穂「まあそうだね。だからキスの時とかは外すよ」
穂乃果「むーっ…」
雪穂「なによ」
穂乃果「ちょっと、メガネ外して私にキスしてみて」
雪穂「いいけど…」カチャ
チュゥー
穂乃果「ふう、ふぐふふぐっふううん?」
雪穂「…なに?」
穂乃果「キスしてる間はメガネ持ってるから、片手が塞がっちゃうじゃん」
雪穂「そのへんに置けばいいんじゃない?」
穂乃果「キスするたびにわざわざメガネ外して置くの?」
雪穂「あー。…うーん」
穂乃果「やっぱり、メガネなんてかけないほうがいいよ」
雪穂「そう言われても…じゃあ、一回メガネなしで普通にキスするでしょ」
穂乃果「う、うん」
雪穂「好きだよ。お姉ちゃん…」チュッ
穂乃果(雪穂…私も、大好き…///)ギュ
雪穂「…で、今度はキスする前にお姉ちゃんが私のメガネ外してみてよ」カチャ
穂乃果「私が?…でも、手が塞がるのは同じだよ」
雪穂「いいから」グイ
穂乃果「わかったよ…これでいい?」ヒョイ
ほのゆき「…///」チュ
- 8 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/10/01(土) 00:14:28.76 ID:l/clfyCW.net
- 雪穂「…これだと、キスしてる間お姉ちゃんがメガネ持ってることになるよね?」
穂乃果「だから、やっぱり抱きついたりするときに邪魔でしょ?」
雪穂「でも私のメガネをお姉ちゃんが持つのは、私とキスするためだけなんだよ。…それって、なんか良くない?」
穂乃果「えっ」
雪穂「たとえばキスしたあと、そのままお姉ちゃんが私のメガネ持っててさ。私たちだけがその理由知ってるじゃん?」
穂乃果「な、なるほど」
雪穂「よし。これでいこう」
穂乃果「いいけど…そのためだけにいつもメガネかけてるの?」
雪穂「…まあ、普段はかけなくてもいいかな。授業中とか勉強の時くらいで」
穂乃果「そうだよね…私とキスしてる時間より授業とかのほうが長いもんね」
雪穂「まあね。…メガネかけるようになっても、前よりお姉ちゃんとキスする回数が増えれば問題ないでしょ?」
穂乃果「…増えるの?///」
雪穂「増やすよ」チュ
穂乃果(雪穂…えへへ///)
【今年四月・秋葉原】
凛「かよちん!遅刻しちゃうよー?」
穂乃果(…あれ、あの子たちも音ノ木坂の制服だ。一年生かな?)
『UTX高校へようこそ!』
花陽「A-RISE…」キラキラ
穂乃果(あの子、メガネかけてる…)
『お姉ちゃんが私のメガネ外してみてよ』
穂乃果(なんか…雪穂とキスしたくなっちゃった///)ドキドキ
\♪キャナイドゥーアイテーキベービ/
にこ「…なに?」
穂乃果(この人のはサングラスだよね。メガネとは違う…)
穂乃果(…でも、やっぱりキスするときは外したりするのかな)ドキドキ
- 9 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/10/01(土) 00:19:06.38 ID:l/clfyCW.net
- 【高坂家】
穂乃果「ただいまー。雪穂ー!」
雪穂「おかえり。お姉ちゃん」
穂乃果「聞いてよー!今日ね、メガネかけた可愛い女の子に会ったんだけど♪」
雪穂「はぁ?…何、まさか早起きの理由ってそれなの!?」
穂乃果「へ?…いや、偶然会っただけだよ。音ノ木坂の一年生」
雪穂「ふーん…浮気?」
穂乃果「違うよ。話もしてないし名前も知らないもん。雪穂がいるのに浮気なんてするわけないじゃん!」
雪穂「私のときは“メガネなんていらない”とか言ったくせに…」
穂乃果「雪穂のせいで、メガネかけた女の子を可愛いと思うようになったんだよ」
雪穂「そ、そうなの?」
穂乃果「そうなの。それに雪穂はメガネかけなくても可愛いし♪」ギュ
雪穂「それを言うなら、お姉ちゃんだって…可愛いよ」チュ
穂乃果(…雪穂///)ギュー
雪穂「…ま、お姉ちゃんはメガネ似合わないけど」
穂乃果「別に、かける必要ないからいいもん」プクー
雪穂「でも私のメガネを持ってるのが似合うのはお姉ちゃんだけだよ?」
穂乃果「似合うっていうか、私以外の人にメガネ持たせたりしないでよ?」
雪穂「しないよ」グイ
チュッ
ほのゆき「…///」
【後日・音ノ木坂一年教室】
穂乃果「スクールアイドルの高坂穂乃果です!」
花陽(…アイドル?)ピク
穂乃果(…あ。あの子がいる…って当たり前か。一年生は1クラスしかないんだし)
ことり「…それで、穂乃果ちゃんが言ってた歌の上手な子は?」
穂乃果「え?…歌?」
海未「穂乃果…ここへ来た目的を忘れたのですか!?」
穂乃果「あ…そ、そうだった。作曲!」
穂乃果(メガネの女の子を見てたら、また雪穂のこと考えちゃって…つい///)
- 10 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/10/01(土) 00:21:00.83 ID:l/clfyCW.net
- 【放課後】
花陽「西木野さん、ですよね。歌の上手い…」
穂乃果(…なんでこの子、ささやくように喋るんだろう…なんかドキドキしちゃうよ///)
凛「…先輩?」
穂乃果「えっ。…な、なに?」
花陽「えっと…西木野さんに用があるんじゃないんですか…?」
穂乃果(…この子のこと気になるけど、浮気とかじゃないもん)
花陽「頑張ってください…アイドル…」
穂乃果「」ズキューン
りんぱな「?」
穂乃果「う、うん。頑張る♪」ドキドキ
穂乃果(やっぱり見た目だけじゃなくて、すごく素敵な人だった…隣の子が彼女だと思って諦めよう)
【夜・高坂家】
雪穂「ふーん…」
穂乃果「でも彼女いるみたいだし。すごく仲良しだから大丈夫だよ」
雪穂「大丈夫って…じゃあ、もし彼女がいなかったら好きになってたってこと?」
穂乃果「そ、そんなこと考えてもしょうがないじゃん。いるって事実は変わらないし(…本当に彼女か確認してないけど)」
雪穂「まったく…メガネは魔法のアイテムだよね」
穂乃果「そう?」
雪穂「だって、メガネがなかったらお姉ちゃんその人のこと好きになった?」
穂乃果「んー。最初から興味を持ったりはしなかったかな。応援してもらって初めて意識はするかもしれないけど」
雪穂「どっちにしても油断ならない相手ってわけ…」
穂乃果「浮気じゃないから、心配しないで」ギュ
雪穂「…本当に?」
穂乃果「ホントだよ。それにメガネかけた女の子を見て、いつも私が思い出すのは雪穂のことだもん」
雪穂「お姉ちゃん…///」
穂乃果「えへへ…雪穂。大好き♪」チュ
- 11 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/10/01(土) 00:21:54.84 ID:l/clfyCW.net
- 【五月】
花陽「アイドルへの想いは誰にも負けないつもりです!」
穂乃果(やっぱり素敵だなぁ。花陽ちゃん///)
【後日】
穂乃果「あ、あれっ?…花陽ちゃん。メガネは?」
花陽「コンタクトにしたんです。練習もあるし…アイドルだから」
穂乃果「そっか。…アハハ。そうだよね」
花陽「変ですか…?」
穂乃果「そんなことないよ。可愛いと思う♪」
花陽「そ、そうですか?…ありがとう♪」
穂乃果(…こうしてメガネの魔法は解けて、私の花陽ちゃんへの想いも…恋になりそうでならなくて済んだ?のでした)
雪穂「めでたし、めでたし」ホッ
おわり
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