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千歌「未熟な」 曜「ヨーソロー」
- 1 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 01:58:21.38
- ラブライブ9話を見ながら…作りました…
よろしくお願いします…2作目
- 2 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:00:01.98
- 桜内家〜小雨〜
六人 「わざと〜〜?」
梨子 「そうなんです…期末テストで曜ちゃんは、わざと、赤点を取ったのよ」
梨子 「名前だけ書いて、すべて白紙で提出してね」
千歌 「どうして…」
善子 「まさか…闇の魔術に…ウワッ…」ドサッ
梨子 「千歌ちゃんの為によ
- 3 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:01:17.26
- 千歌 「私の?」
梨子 「覚えてない?」
梨子 「あの日、千歌ちゃん…高熱を出して意識が朦朧としてたでしょ!」
梨子 「テストを、まともに受けられる状態じゃなかったじゃない」
梨子 「それなのに…」
- 4 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:02:09.36
- 教室
梨子 「千歌ちゃん…本当に大丈夫?」ピトッ
梨子 「おでこ、ものすごく熱いんだけど…」
千歌 「らいじょうぶ…らいじょうびだよ!ルビィちゃん」フリフリ
千歌 「ねぇ?梨子ちゃん」
曜 「…」
梨子 「私は、梨子で…あっちは。曜ちゃんよ?」
梨子 「呂律もちゃんと、回ってないじゃい!」
千歌 「梨子ちゃん?」
梨子 「しっかりして…私は、こっち」グイッ
- 5 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:03:08.21
- 〜〜〜〜〜
梨子 「一人だと千歌ちゃん…心細い上に勉強もしないだろうって」
梨子 「曜ちゃんも千歌ちゃんと一緒に追試を受ける為に、白紙で提出したの」
千歌 「そんな…」
千歌 「私は、そんな事してほしいなんて一言も…」
梨子 「結局、期末試験の結果はどうだったの?」
千歌 「すべて…赤点でした…」
- 6 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:04:04.45
- ルビィ 「だから…逃げたわけじゃないって」
ルビィ 「でも、そのあとは…」
ダイヤ 「そうですわ!高熱や病気ならが治ってからテストを受ければ良かったのではありませんか?」
梨子 「あの時に、そう言ってテストを受けなければ…出来たかもしれなかったけど…受けちゃったじゃない」
梨子 「テスト!」
梨子 「案の定…全科目、赤点…」
梨子 「…」
- 7 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:05:00.92
- 梨子 「それに…」
梨子 「千歌ちゃん…テスト受けて赤点取って、先生に呼び出さがあるたびに、再テストの件…全部断っていたでしょう!」
千歌 「そんなの当たり前だよ!!!!!!!!」
千歌 「だって…練習時間が減っちゃうんだよ!」
梨子 「曜ちゃんは思っていたの」
梨子 「このままでは、自分たちのせいで…」
梨子 「千歌ちゃんから未来のいろんな可能性が奪われてしまうのではないかって…」
花丸 (本当ズラ…)
梨子 「そんな時…」
- 8 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:05:50.52
- 〜〜〜〜〜
職員室
曜 「うん?」サッ
先生 「本当に、断るの?」
先生 「これ必須だし…前期のテストは、赤点ギリギリだったから!」
先生 「再テスト受けないと卒業はおろか、進級も危ないよ?」
千歌 「良いんです!私、スクールアイル始めたんです」
千歌 「学校を救う為に…」
先生 「いや…でも、そう受けないと…」
曜 「…」
〜〜〜〜〜
- 9 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:06:32.97
- 千歌 「まさか、それで…」クッ
スタスタスタ
梨子 「何処にいくの?」
千歌 「ぶん殴る!!!そんなこと一言も相談しないで」
梨子 「やめて…曜ちゃんは、ずっと千歌ちゃんのことを見て来たから」
梨子 「千歌ちゃんの立場も…千歌ちゃんの気持ちも…」
- 10 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:07:33.57
- 梨子 「そして…」
梨子 「千歌ちゃんの将来も…」
梨子 「誰よりも考えているから」
千歌 「そんなの分からないよ…どうして言ってくれなかったの…」
梨子 「ちゃんと、伝えていたよ」
梨子 「千歌ちゃんが、気づかなかっただけ」
タッタッタッタッタッタッ…………アッ
グシャ……
千歌 「ちゃんと……」
- 11 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:09:09.44
- 〜〜〜〜〜
教室〜夕暮れ時〜
千歌 「えっ?」
曜 「なにかさ〜困った時は相談してね!必ず力になるから」
〜〜〜〜〜
- 12 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:09:51.48
- 千歌 「曜ちゃん…」ポロポロ
クッ……
タッタッタッタッタッタッ………
学校
ポタポタポタ…ガタン
千歌 「バカッ……」
- 13 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:10:37.14
- 三時間後
曜 「ヨウソロー〜どうしたの?千歌ちゃん」
千歌 「いい加減…話を付けようと思って…ね」
ピチャリ
曜 「…!」
千歌 「どうして言ってくれなかったの?」
千歌 「思ってることちゃんと話して…曜ちゃんが私のことを思うように…」
千歌 「私も曜ちゃんのこと考えてるんだから」
曜 「…」
曜 (全然、話が見えないんだけど…なんの話だろう…)
- 14 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:11:39.80
- 千歌 「将来なんて、今はど〜〜うでもいいの」
曜 (うん?将来?…成績の話かな?)
千歌 「留年?そうなったらそうなったでよかった」
曜 (良くないよ!千歌ちゃんと一緒に卒業したいし…もっと旅行とかして思い出も作りたいし)
曜 (それに、確か…留年したら部活も入れなかったはず!)
曜 (千歌ちゃんの大好きなスクールアイドルできなくなるんだよ!?)
曜 (あとは…)
曜 (昔と違って、一回挫折すると這い上がるのにそうとう苦労する時代だし)
- 15 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:12:33.09
- 千歌 「当たり前じゃん…だって…大好きなこの、学校が廃校になっちゃんだよ」
曜 (正確には…統廃合だけど…無くなっちゃうってのは、本当のことだね…)
千歌 「放っておけるはずない」
曜 「…」ハッ
パシィィィィィィィン
千歌 「私が、私が…学校を想う気持ちを…」
千歌 「甘く見ないで!!!」
- 16 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:13:31.47
- 曜 「…」
曜 「だったら…だったら…素直にそう言ってよ!」
曜 「『いや〜』とか『あはは…』とかじゃなく」
曜 「ちゃんと言ってよ!!!」
千歌 「…」
千歌 「だよね…」
千歌 「だから…」スッ
曜 「…」ジッ
曜 「…」スッ
千歌 「ウッ……」
- 17 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:15:10.61
- 〜〜〜〜〜
テスト〜前期〜
梨子 「見、見つかったら、怒られるわよ!」
千歌 「平気だって!」
曜 「うん?」
梨子 「ウワァ!!!」
千歌 「いっ!!!」アタフタ
曜 「カンニングは駄目だよ」
千歌 「あはは…そうだよね…」シュン
曜 「だから…」スッ
- 18 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:15:53.94
- 千歌 「えっ?」
曜 「一緒に…」
曜 「勉強ッ」
〜〜〜〜〜
- 19 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:16:41.37
- 曜 「しよう!!!」
曜 「クス…」ニコリ
千歌 「ハッ…ウゥゥ…ヒック…」
千歌 「ウワァァァァァン」ダキッ
曜 「ウゥゥゥ…ゥゥゥ」ギュッ
- 20 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:17:25.06
- 千歌 「本当は〜私…留年なんかしたくないよーー」
千歌 「みんなと、梨子ちゃんと曜ちゃんと三人で一緒に」
千歌 「卒業したい!」
曜 「そうだね…私もだよ!今から頑張れば、絶対間に合う!」
曜 「一緒に追試、頑張ろうね?」
千歌 「うん」
- 21 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:18:16.58
- ガチャリ
ダイヤ 「ふふふ…梨子さんって、本当に…二人が好きなのですね」
梨子 「それより、これから二人を頼みますね」
梨子 「あぁ見えて…千歌ちゃん…本当に勉強が出来ないんですから!」
ダイヤ 「では、梨子さんも居てくれないと」
梨子 「えっ!私は、作曲とかあるし…とても、千歌ちゃんに勉強を教えてる時間なんて…」
ダイヤ 「それなら、大丈夫ですわ!」ニコリ
ダイヤ 「果南さんに鞠莉さん…あと…」
- 22 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:19:03.86
- ダイヤ 「こんなにいるのですから!」
善子 「…」スタスタスタ
梨子 「よっちゃん!」
善子 「親愛なるリトルデーモン!」
善子 「ようこそ」
善子 「魔界へ」
梨子 「本当ね…」ハァ
おわり
- 23 :名無しで叶える者物語(輝):2016/10/06(木) 02:21:52.50
- 最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。
そういえば、前回のSSですけど…
答えは…にこえり、ぱなのぞ、まきりん、ことほのうみ
だったのですが…わかりました?
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