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希「三人で」絵里「ハラショー!」あんじゅ「生徒会長?」

1 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 19:12:43.76 ID:Qe+A1rIA.net
【四月】

理事長「廃校」

絵里「そんな!?…希!」

希「エリち。どうしたん?」パラララ

絵里「またタロット?…そんなことしてる場合じゃ…」

希「まあ、まあ…ウチらが考えて今すぐ何とかなることでもないし。占いが何かのヒントになることもあるかもしれないやん?」シュタタタ

絵里「占いで何がわかるっていうのよ?」

希「たとえば…」スッ

絵里「そのカードは…?」

希「小アルカナ、剣の3…逆位置やな。このカードが示すのはエリちの気持ち…“焦燥感”」

絵里「そんなこと…占うまでもないでしょう?」

希「二枚目のカードは…これや」パタ

絵里「☆のマークの…金貨のシンボル?」

希「そう。小アルカナ、ペンタクルの3…これも逆位置。意味は…“力不足”」

絵里「…私は焦ってるだけで何もできない…と言いたいの?」

希「残念ながら、現状はそういうことやな」

絵里「…」

希「まあ、運はあるんやないかな?…78枚中4枚しかない3を連続で引き当てたんやから」

絵里「…運で廃校が防げるならいいけど」

【中庭】

穂乃果「本当に学校、なくなっちゃうんですか…?」

絵里「あなたたちが気にすることじゃないわ」

『剣の3』
『ペンタクルの3』

絵里(そういえば、あの子たちも三人ね。…どうでもいいけど)

【翌日・理事長室】

理事長「何か良い方法があるんですか?」

絵里「でも!このまま何もしないわけには──」

絵里(カードの暗示は当たってる…廃校を防ぐには、私では力不足…)

2 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 19:17:50.88 ID:Qe+A1rIA.net
【放課後・生徒会室】

穂乃果「スクールアイドルって、今すごく人気があるんですよ。だから…」

絵里「だったら…たとえ五人集めてきても、認めるわけにはいかないわね」

【アイドル研究部・部室前】

絵里(スクールアイドル…そんなもので本当に廃校を何とかできるくらいなら…)

コンコン

にこ「…誰?」

絵里「絢瀬絵里です」

にこ「…」

ガチャ

にこ「あんたが私に何の用?…アイドル研究部を潰しに来たの?」

絵里「違うわ。…スクールアイドルのことなら、あなたが一番よく知ってると思って…」

にこ「フン…何を企んでるんだか。…まあいいわ。入って」

絵里「ええ。…お邪魔します」

パタン

絵里(スクールアイドルにそんな力があるとは思えない…矢澤さんと音ノ木坂の現状がそれを証明してる)

絵里「あのポスターは…」

にこ「ああ、A-RISEが見たいの?」

絵里「あらいず?」

\キャナイドゥーアイテーキベービ♪/

にこ「UTX高校のA-RISEよ。日本で一番、人気と実力があるスクールアイドル」

絵里(三人組のスクールアイドルか…あの子たちと同じ)

『アイドル部設立の申請書です』

絵里(…素人にしか見えない)キリッ

絵里「よくわかったわ。ありがとう矢澤さん」

にこ「…ま、興味があるならいつでも来なさいよ」

パタン

絵里(アライズとかいうのは人気があるみたいだけど…真似してうまくいくなら、とっくに誰かが成功してるわ)

3 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 19:18:44.91 ID:Hx/Nl+CL.net
お人形遊び楽しいか?

4 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 19:18:46.77 ID:JVK7scZe.net
絵里ちゃんとあんじゅちゃんは相性良さそう

5 :名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 19:18:53.69 ID:LtufSBqW.net
あんじゅか!期待

6 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 19:20:07.10 ID:Qe+A1rIA.net
【後日・生徒会室】

希「カードがウチにそう告げるんや!」

絵里「よくわからないわね。…もう一度占ってみてくれない?」パタン

希「いいけど…」パラララ

シュタタタ

希「…ほら」パタ

絵里「また逆さまの小アルカナ?」

希「これはワンドの3や。逆位置の場合は…“譲歩”」

絵里「…それが、希があの子たちの味方をするってこと?」

希「ウチよりも、むしろ…」スッ

絵里「それは…?」

希「小アルカナ、杯の3や。可能性、結果、問題解決」

絵里「…譲歩することが問題の解決につながる…?」

希「その可能性がある…ってところやな」

絵里「それにしても…なんだか、この間から3ばっかりね」

希「そやね。ここまで続くと、ただの偶然っていうより…3という数字にも何か意味があるのかも」

【放課後】

ミカ「クラスのみんなも応援しようって言ってるよ♪」

絵里(あの三人…高坂さんたちのスクールアイドル活動を応援するつもりみたいね)

ヒデコ「じゃあね穂乃果」

フミコ「頑張って。穂乃果ちゃん♪」

穂乃果「ありがと。ばいばーい♪」フリフリ

絵里(高坂さんたちと同じで…いつも三人一緒にいるのかしら?)

【アイドル研究部・部室】

『マッシュのドムが…やられた!?』

にこ「あんた…えらく古いの観てるわね」

絵里「やっぱり三人いないとダメなのかしら…」

にこ「は、はぁ?」

7 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 19:23:29.19 ID:Qe+A1rIA.net
【翌日・生徒会室】

絵里「なぜ理事長は私たちの活動を認めてくれないのか…私なりに考えてみたの」

希「そうなん?…で、何かわかった?」

絵里「三人よ」

希「へ?」

絵里「私と希だけではダメなのよ。私たちには、あと一人必要なの」

希「そ、そうかなぁ?」

絵里「そうよ。だから、希に占ってもらおうと思って…私たちに必要な三人目が誰なのか」

希「うーん…まあ、いいけどね」パラララ

希(…小アルカナは、いろいろややこしいから…大アルカナ22枚だけの簡単な占いにしよう)シュタタタ

希「えーと…」スッ

絵里「それは…お姫さまのカード?」

希「大アルカナの3番、女帝のカードや。…正位置なら才能、思いやりとかの意味になるけど、これは逆位置やから…」

絵里「やっぱり3なのね!…そして女帝といえば、やっぱり…」

【理事長室】

理事長「絢瀬さん…どうしたの?」

絵里「理事長。お願いがあります」

理事長「なあに?」

絵里「私たちの仲間になってください!」

理事長「え!?」

絵里「今こそ力をあわせて廃校を阻止しましょう!」

理事長「ちょ、ちょっと待って絢瀬さん。私は──」

パタン

絵里「…納得いかないわ」

希「…いや、ダメに決まってるやん?」

絵里「そうね…相手が悪かったわね。…理事長は私たちの活動を阻む存在…言わば諸悪の根源なんだから」

希「そこまでは言い過ぎやと思うけど…」

絵里「とにかく、私たちに残された時間は限られている…こうなったら一刻も早く三人目を見つけなくちゃ!」

ダッ

希「あっ、エリち!…どうするつもりなんやろ?」

8 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 19:24:34.10 ID:bLNdgbdh.net
期待!

9 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 19:26:59.15 ID:Qe+A1rIA.net
【音楽室】

真姫「前向いてー♪」

絵里「…」ジーッ

真姫「ふー」

パチパチパチ

真姫「ヴェぇ…誰?」

絵里「絢瀬絵里よ」ガラッ

真姫「ああ…生徒会長」

絵里「西木野真姫さん。…あなたは何の部活にも所属していないようだけど」

真姫「そうですけど…それが何か?」

絵里「私たちに力を貸してもらえないかしら?」

真姫「何の話ですか?」

絵里「あなたは成績も優秀みたいだし…生徒会に入る気はない?」

真姫「生徒会?」

絵里「そうよ。一緒に音ノ木坂学院を廃校の危機から救いましょう!」

真姫「イミワカンナイ…いったい何をするつもりなんですか?」

絵里「それを考えることから始めるのよ。三人寄れば烏合の衆、枯れ木も山の賑わいって言うでしょ?」

真姫「誰が枯れ木よ!」

絵里「船頭多くして船山に上る…だったかしら?」

真姫「…」スタスタ

絵里「待って、西木野さん!廃校を阻止するためには、あなたの力が必要なの!」

真姫「興味ないです!」ピシャ

絵里(ダメだわ。西木野さんは優秀だけど、私たちの目的を理解してくれない…)

【廊下】

凛(あれー?…かよちん、どこ行っちゃったんだろー?)

絵里「…あなた」

凛「にゃ?」

絵里「一年生ね。部活は決まったの?」

凛「いえ…まだですけど」

10 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 19:32:56.17 ID:Qe+A1rIA.net
絵里「そう。ちょうどよかった…あなた」

凛「星空凛です。…生徒会長さん、ですよね?」

絵里「ええ。私は絢瀬絵里…」

凛「あの…凛、今ちょっと人を探してるんです。だから…」

絵里「奇遇ね。私もよ」

凛「えっ」

絵里「ホシゾラさん。生徒会に入る気はない?」

凛「生徒会?…凛が?」

絵里「そうよ。私たちと一緒に音ノ木坂を守ってくれないかしら?」

凛「そんなこと言われても…無理ですよ。凛は成績もよくないし…スポーツ以外は自信ないです」

絵里「そうなの?…でも才能があるのはいいことよ。是非その力を音ノ木坂のために」

凛「ご、ごめんなさいにゃ><」ダッ

絵里「あっ、待って!ホシゾラさん──」

タタタ…

絵里「速いわね…もう見失っちゃったわ」ガクッ

【アルパカ小屋】

アルパカ「フガッ」

花陽「よしよし…どうしたの?」

絵里「…」ジーッ

花陽「ピャァ!?…な、何ですか…?」ビクビク

絵里「ちょっとだけ…話がしたいんだけど」

花陽「は、はあ。…アルパカさんと?」

絵里「違うわよ。あいにく私は動物と話す習慣はないし…あなたと話したいの」

花陽「えっと…生徒会長さん、ですよね?」

絵里「そうよ。私は絢瀬絵里」

花陽「小泉、花陽…です」

絵里「小泉さん。あなたが…いつもアルパカの世話を?」

花陽「は、はい。私、飼育委員なので…」

11 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 19:35:17.15 ID:Qe+A1rIA.net
絵里「部活動は?」

花陽「まだ何も…」

絵里「そう。…小泉さん、あなた…生徒会に入る気はない?」

花陽「生徒会…ですか。…でも私、一年生ですけど…」

絵里「優秀な人材なら一年生でも即戦力よ」

花陽「わ、私には…向いてないと思います…」

絵里「どうして?」

花陽「だって…人前で話したりするの、得意じゃないし…声も小さいし…」

絵里「生徒会長だけが生徒会役員じゃないわ。ほとんど喋らなくても重要な役割もあるのよ」

花陽「そうなんですか…で、でも私、自信ないです…」

絵里「経験がなければ自信がなくても自然なことよ。これからいろいろ覚えていって、徐々に自信をつけていけばいいんじゃないかしら?」

花陽「はあ。…で、でも…私より…」

絵里「なに?」

花陽「西木野さん…のほうが向いてると思います…生徒会…」

絵里「西木野さんは確かに成績も優秀みたいね」

花陽「は、はい。…だから」

絵里「でも残念ながら、西木野さんは生徒会に入りたくないみたい。誘ってみたけど断られたの」

花陽「そ、そうなんですか…すみません」

絵里「いえ、気にしないで。もし興味があったら、いつでも生徒会室に来てね」ニコ

絵里(なかなか難しいわね。良さそうな子はいるんだけど、簡単には入ってくれそうにない…)

絵里(一年生がダメなら二年生?…でも)

『3という数字にも何か意味があるのかも』
『女帝のカードや』

絵里(3と女帝…カードが導き出した答えは…)

【アイドル研究部・部室】

にこ「え?…UTXへ行きたい?」

絵里「ええ。A-RISEがいるんでしょ?」

にこ「いるけど…会えるかどうかはわからないわよ」

絵里「構わないわ。行きましょう」

12 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 19:38:18.39 ID:Qe+A1rIA.net
【秋葉原・UTX】

にこ「全国1位の人気はダテじゃないわよ。秋葉原ではヘタな芸能人より…っていないし」

にこ「ちょっとー!私を置いてどこ行ったのよ!?」

絵里(全国ランキング1位。スクールアイドルの女の子たちの頂点に立つ存在…言わば女帝!)

英玲奈(…金髪?)

絵里「あっ…あなたは」

英玲奈「音ノ木坂の生徒が…私に何の用かな?」

絵里「私は絢瀬絵里。音ノ木坂の生徒会長よ」

英玲奈「わざわざ名乗るということは…遊びに来たわけではなさそうだが」

絵里「ええ。…あなたはA-RISEの…」

英玲奈「統堂英玲奈だ」

絵里「会えてよかったわ。…あなたに一つお願いがあるんだけど」

英玲奈「サインか?それとも握手かな?」

絵里「いいえ。…統堂さん。私たちの仲間になってもらえないかしら?」

英玲奈「仲間?…どういうことかな?」

絵里「音ノ木坂の廃校を防ぐために力を貸してほしいの」

英玲奈「音ノ木坂の?…それを、なぜ私に?」

絵里「音ノ木坂は生徒数が年々減少して…人材も不足しているわ」

英玲奈「まさか、私に音ノ木坂へ編入しろとでも言うつもりか?」

絵里「音ノ木坂の生徒会に入ってもらえるなら、そうしてくれると助かるわ」

英玲奈「他校の生徒を勧誘しに来るほど手段を選べない状況なのか…だが私には今から音ノ木坂へ転校するメリットがない。それにUTXを辞めるわけにはいかない」

絵里「そう…残念ね」

英玲奈「おそらく私以外の生徒も同じだろう。音ノ木坂へ行く気があるなら、そもそもUTXに入らないはずだ」

絵里「確かに…あなたの言う事も一理あるわ」

英玲奈「一理も何も、私には君の考えている事が全く理解できないが…」

絵里「船頭を増やす前に山に登ってみたのよ」

英玲奈「この山には君の探している船頭は居ないと思うぞ」

13 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 19:41:52.56 ID:bLNdgbdh.net
ポンコツを隠しきれていない

14 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 19:48:00.62 ID:Qe+A1rIA.net
にこ「あっ…ツバサ!?」

ツバサ(…見つかっちゃった)

タタッ

にこ「待って!ツバサ!」

ツバサ(今ここで捕まるのはマズいわね…隠れよう)

パタン

ツバサ「ふー。ここまで来れば…」

絵里「お疲れさま。大丈夫?」

ツバサ「ええ。こういうの慣れてる…から」

絵里「ごきげんよう。綺羅ツバサさん」ニコ

ツバサ「(また音ノ木坂の制服…)まさか、私がここへ逃げ込むように計算して…」

絵里「いいえ。私は統堂さんに聞いて、あなたを待っていただけよ」

ツバサ「英玲奈が…そう。じゃあ何か用があって来たのね」

絵里「ええ。私は絢瀬絵里…音ノ木坂の生徒会長です」

ツバサ「生徒会長が、私にどんな御用かしら?」

絵里「綺羅さん。私たちに力を貸してほしいんだけど」

ツバサ「それはA-RISEに対してのお願いということでいいのかしら?」

絵里「いいえ。あくまであなた個人の協力が欲しいのよ」

ツバサ「私だけ?…どういうこと?」

絵里「音ノ木坂を廃校の危機から救うために…綺羅さん。あなたの力が必要なの」

ツバサ「廃校の危機?…でも、こう言っては何だけど私には関係ない話よね?」

絵里「あなたが音ノ木坂に転校して生徒会に入ってくれれば、無関係ではなくなるわ」

ツバサ「…は?」

絵里「だから、綺羅さんが音ノ木坂に」
ツバサ「ちょ、ちょっと待って。私、もう三年生よ?…今から音ノ木坂に編入なんて…できるわけないじゃない」

絵里「そうかしら?…それって、来ること自体は嫌じゃないのよね?」

ツバサ「少しは興味あるけど、現実的な話じゃないわ。A-RISEもあるし、UTXを辞めるわけにはいかないの」

絵里「何もA-RISEを解散してほしいわけじゃないわよ。一人だけ来るのが無理なら三人とも音ノ木坂に編入してくれればいいわ」

ツバサ「いや、そっちのほうがもっと無理よ。あんじゅはともかく、英玲奈がついて来るわけないし…」

絵里「優木さんは音ノ木坂に入ってくれるかもしれないってこと?」

15 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 19:51:56.45 ID:Qe+A1rIA.net
ツバサ「あんじゅは音ノ木坂に幼なじみがいるみたいなの。ああいう性格だし、面白ければ何にでも飛びつく可能性があるっていうか…」

絵里「そうなの?…じゃあ、あなたと優木さんの二人だけでも…」

ツバサ「ダメよ。私はそこまでして音ノ木坂の生徒会に入りたいとは思わないし…悪いけど、この話は終わり」

絵里「そう…わかったわ」

ツバサ(どう考えても受けるわけないのに…この人はどうして私を勧誘しようと思ったのかしら。わざわざUTXまで来て…)

絵里「ところで…優木さんの幼なじみって、どんな子?」

【外】

にこ「あっ、絵里!あんた、どこ行ってたのよ?」

絵里「ちょっとね。…さ、帰りましょ」

にこ「もう用は済んだの?」

絵里「ここではね。次の用ができたから」

にこ「ふーん…?」

絵里「来てよかったわ。ありがとう矢澤さん」ニコ

にこ「別に…あんたが満足したなら、まあいいけど」

【神田明神】

希「エリち?…どうしたん?」

絵里「ちょっと希に訊きたいことがあるんだけど」

希「ああ、来てたよ。穂むらへ行くって言ってたけど…」

絵里「穂むらね。ありがとう!」ダッ

希「ちょ、まだいるかどうかわからんよー?」

【穂むら】

雪穂「いらっしゃいませ…あ、亜里沙のお姉さん」

絵里「こんにちは…えっと」

雪穂「高坂雪穂です」

絵里「雪穂さん。お姉さんは帰ってる?」

雪穂「練習があるって、さっき出かけていきましたよ」

絵里「そう…今日、優木さんっていう高校生のお客さんが来なかった?」

雪穂「ああ、あの人…来ましたけど」

絵里「知り合いなの?」

16 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 19:56:55.98 ID:Qe+A1rIA.net
雪穂「まあ、一応…お姉ちゃんとは昔から仲がいいみたいです」

絵里「へえ…お姉さんはどこへ行ったの?」

雪穂「たぶん…神田明神じゃないですか?」

【再び神田明神】

絵里「高坂さんは…いた」

ドタバタ

海未「もう疲れたんですか?…今日の分も明日走りますか!」

穂乃果「絶対イヤ!」ゼーハー

ことり(…吐きそう)フラフラ

絵里「これが…スクールアイドルの練習?」

海未「生徒会長…何か御用ですか?」

【夕方】

ことり(こんな練習…いつまで続けるのかなぁ)ハァ

絵里「お疲れさま。南さん」

ことり「生徒会長さん…」

絵里「あなた…生徒会に入る気はない?」

ことり「え!?…私が、生徒会…?」

絵里「そう。神社の石段を走るより、あなたに向いていると思うんだけど?」

ことり「そ、それは…」

絵里「あなたは成績もいいし…毎日こんなことをしていても、貴重な時間と才能が失われていくだけじゃないかしら?」

ことり「でも…私は、穂乃果ちゃんと…」

絵里「そもそも高坂さんの目的は何だったか。こうしていることが本当に彼女のためになるのか…よく考えてみて」

ことり「…」

【翌日】

穂乃果「何ですか?生徒会長さん」

絵里「少し、あなたに訊きたいことがあって…」

【放課後・穂むら】

あんじゅ「あなたが…噂の生徒会長さん?」

絵里「どんな噂か知らないけど…音ノ木坂の生徒会長、絢瀬絵里です」

あんじゅ「それで?…今度は私を音ノ木坂に誘ってくれるのかしら?」クス

17 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 20:02:29.37 ID:Qe+A1rIA.net
絵里「綺羅さんや統堂さんから聞いたの?」

あんじゅ「ええ。…まさか音ノ木坂から私たちを勧誘しに来るなんて…二人とも戸惑ってたみたいね」

絵里「あなたなら…音ノ木坂へ来てくれるかしら?」

あんじゅ「んー。面白そうだし、興味はあるけど…編入はしないわ」

絵里「UTXを辞める気はない…と?」

あんじゅ「ええ。…ツバサは私のこともあなたに話したんでしょう?」

絵里「聞いたわ。だから私はここへ来たの」

あんじゅ「ツバサはA-RISEを解散する気はない。もちろん英玲奈や私もね」

絵里「それもわかっているけど…」

あんじゅ「たとえあなたに誘われても、私は行かない。そう信じているから、ツバサは私のことをあなたに話したんだと思うの」

絵里「そうね…では、やはりあなたも…」

あんじゅ「ええ。…ただ、UTXを辞めなくても力になれることがあるなら、協力はしてもいいわよ」

絵里「優木さん…ありがとう」

あんじゅ「でも、今のあなたには…少なくともツバサと英玲奈は力を貸さないんじゃないかしら?」

絵里「…どういうこと?」

あんじゅ「さあ?…それはあなた自身が考えるべきね」

『思いつきで行動したところで、状況は変えられないわ』
『素人にしか見えない』

絵里「…」

あんじゅ「お邪魔しました」ペコ

穂乃果「またねー♪」フリフリ

絵里「あの…」

ほの母「はい?」

絵里「お母さん!私たちの仲間になってくれませんか!?」

ほの母「えぇ!?」

あんじゅ「…帰るわよ」グイ

絵里「音ノ木坂のために力を…」ズルズル

ピシャ

ほの母「な、何だったのかしら…?」

雪穂「さあ?」

18 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 20:05:53.53 ID:Qe+A1rIA.net
【後日】

モブ三年「あれ?もう一人は?」

ことほの「えっ」

穂乃果「あ、あれ?…海未ちゃん?」

【屋上】

海未(やっぱり無理です…)

絵里「園田さん」

海未「…生徒会長」

絵里「スクールアイドルを始めたこと…後悔しているの?」

海未「そ、そんなことは…ただ、自信がないだけで…」

絵里「あなたが無理して二人の足を引っ張ることは得策ではない…そう思わない?」

海未「…それは」

絵里「あなたには、もっと相応しい方法があるんじゃないかしら?…たとえば、生徒会とか」

海未「生徒会…?」

絵里「そうよ。廃校を阻止するため…南さんたちや、あなた自身のためにも、あなたの力を生徒会で発揮してみない?」

海未「…」

絵里「あなたは成績もいいし、人気もある。それに」
穂乃果「ちょっと待ったぁー!!」バーン

海未「ほ、穂乃果…」

穂乃果「卑怯ですよ生徒会長さん!海未ちゃんの弱みにつけ込むなんて…」

絵里「弱み?…私は園田さんの才能を活かすために相応しい場所を紹介しているだけよ」

穂乃果「海未ちゃんは私と一緒にスクールアイドルやるって言ってくれたんです!練習だって海未ちゃんが…」

絵里「人の気持ちは変わるものよ。そのときはそう思っていても、今も同じとは限らない」

穂乃果「うぐっ…ど、どうなの海未ちゃん?」

海未「わ、私の気持ちは変わっていません。…ただ、人前では足がすくんでしまうというか…体が思うように動かないんです」

絵里「体がおかしいわけではないわ。それは精神的な問題よ。あなたは内心、やりたくないと思っているから」

穂乃果「もーっ!邪魔しないでください!」グイグイ

バタン

絵里(…追い出されてしまったわ)

19 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 20:14:32.41 ID:Qe+A1rIA.net
絵里(でも…高坂さんに比べて、南さんと園田さんにはまだ迷いがある)

『まだできるかどうかわからないよ?』
『待ってください!まだステージに立つとは…』

絵里(粘り強く説得していれば、いずれ…フフフ)

【生徒会室】

コンコン

希「はーい。どうぞ」

ガチャ

凛「失礼します…」

絵里「あなたは…星空さん。どうしたの?」

凛「えーと…生徒会の話、ちょっと聞きたいなーと思って…」

絵里「生徒会に入ってくれるのね!?」

凛「い、いやその…かよちんが…」

絵里「あなたじゃなくて小泉さんが生徒会に入りたいの?」

凛「かよちん、いつまで経っても部活が決まらないみたいで…何か始めるんだったら凛と一緒がいいって」

希「ってことは…」

凛「でもかよちん、運動は苦手だし…二人で一緒にできることないかなって…それで」

絵里「えーと…二人とも生徒会に?」

花陽「よ、よろしくお願いします…」ペコ

絵里「なるほどね…盲点だったわ」

りんぱな「?」

絵里「私たちが三人になるためには、あと一人いればいいと…当たり前のように思ってた。でも」

ガシッ

凛「にゃ?」
花陽「ピャァ!?」

絵里「私と、あなたたち二人で三人!そういう考え方もあるわよね」

希「ちょっ…ウチは!?」

絵里「希はあの子たちに味方してたから、あっちの派閥でしょ?」

希「えぇ…」

絵里「とにかく、これで三人…」

コンコン

20 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 20:17:12.83 ID:Qe+A1rIA.net
真姫「失礼します」ガチャ

花陽「あ…西木野さん」

真姫「ん、あなたたちも来てたの?」

凛「うん」

絵里「西木野さん。なに?」

真姫「生徒会…入ってもいいけど」

のぞえりりんぱな「えっ」

真姫「特にやりたい部活もないし…前に誘ってもらったから、入ろうかなって」

絵里「西木野さん…本当に?」

真姫「ええ。…よろしくお願いします」

花陽「よ、よろしくね…西木野さん」

凛「凛たちも生徒会に入るんだよー」

真姫「そうなの?…意外ね」

絵里「三人…」

希「…」

絵里「これだと私を除いて三人のほうがしっくりくるわね…」

希「そやね。ウチらは年内に引き継ぎで引退やし。残るのはこの子たちやから」

絵里「仕方ないわね。新たに三人目を探すことにしましょう…」

希「エリち一人やろ?あと二人探せば?…ウチは向こうの派閥やし」ツーン

絵里「そんなこと言わないで…私が悪かったわ。希〜!」

真姫「…早まったかしら」カミノケクルクル

花陽「アハハ…まあ、頑張ろうよ」

凛「凛も頑張るにゃ♪」

【放課後】

フミコ「えっ。…私!?」

絵里「ええ。私たちに力を貸してくれないかしら?」

フミコ「はあ。…でも私、穂乃果ちゃんたちのお手伝いもしたいんですけど…」

絵里「それくらいなら構わないわ。今は忙しくても、一年中ずっとライブの手伝いが必要なわけじゃないでしょう?」

フミコ「そうですね…たぶん」

絵里「私たちには、あなたの力が必要なの。…生徒会室で待ってるわ」ニコ

21 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 20:18:55.93 ID:D43/rnRl.net
絵里ちゃんの側近も三人いたような…

22 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 20:22:00.46 ID:Qe+A1rIA.net
【五月・講堂】

ことほのうみ「」

フミコ「ごめん…頑張ったんだけど…」

【ライブ終了後】

ミカ「フミコ。…ちょっと」

フミコ「な、なに?」

ミカ「なんで先に言わなかったの?…客席の状況」

フミコ「そ、それは…別に、わざとそうしたわけじゃ…」

ミカ「ふーん…何かほかのことでも考えてた?」

フミコ「ぎくっ」

【後日・生徒会室】

海未「ことり…」

ことり「海未ちゃんも…?」

希「二人とも、どうしたん?」

絵里「残念ながら、スクールアイドルのライブでは生徒を集める効果は期待できないわ」

ことうみフミミカ「はい」

凛「狭いにゃ」

真姫「ちょっと人数が多すぎない?」

希「三人とか言ってたのに…」

花陽「そうなんですか?…えーと、今は…十二人?」

絵里「そうね。…3のカードが四枚出たんだから、占いは当たったとも言えるけど」

モブ二年A「何の話ですか?」

モブ二年B「占いって…」

モブ二年C「副会長の?」

希「アハハ…まあ、気にしないで」

【アイドル研究部・部室】

穂乃果「部員を増やすどころか、ことりちゃんと海未ちゃんまで…」シクシク

にこ「しょうがないでしょ。私のときもそうだったし…」

穂乃果「そうなんですか?」

にこ「そ。ライブがうまくいかなかったから…そこで辞める人がいても責められないわ」

23 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 20:29:53.74 ID:Qe+A1rIA.net
穂乃果「でも、このままじゃ音ノ木坂が…」

にこ「仕方ないわねー。私が一緒にやってやるわよ」

穂乃果「にこ先輩…」

理事長「話は聞かせてもらったわ」

ほのにこ「えっ」

理事長「人数が足りないなら、私も協力するしかないわね」ウキウキ

穂乃果「結構です」

パタン

理事長「…」クスン

にこ「…でも、全部私たち二人だけでってのは、さすがに厳しいわね」

ヒデコ「私たちが手伝いますよ。フミコもミカもライブの手伝いは今までどおりやってくれるみたいだし」

穂乃果「ホント?」

ヒデコ「うん。生徒会は人数多いから、直接参加するんじゃなければ協力してくれると思うよ」

【再び生徒会室】

凛「アルパカさんをもっと増やして、アルパカ牧場にする!」

ことり「素敵♪」

花陽「そ、それはちょっと…無理があると思うよ…」

真姫「そうね。アルパカは意外と気性が荒いっていうし、これ以上増やして花陽一人に押しつけるわけにもいかないわよ」

凛「んー?」

真姫「…なによ」

凛「いつの間に名前で呼んでるのー?」

真姫「ヴェ、別に…あなたには関係ないでしょ!」

花陽「西木野さん…」

真姫「真姫よ」

花陽「う、うん。…真姫ちゃん♪」

海未「それより廃校を防ぐための方法を…」

花陽「じゃ、じゃあ…いろんなお花をたくさん植えて、音ノ木坂を花でいっぱいにする…とか」

ことりんまきフミミカABC「賛成!」

希「多数決で採用やね」

絵里(こんなことで本当に大丈夫かしら…)

24 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 20:33:14.32 ID:Qe+A1rIA.net
【七月】

ガヤガヤ

雪穂「す、すごいなぁ…何のイベント会場?」

亜里沙「音ノ木坂のオープンキャンパスよ」

雪穂「それは知ってるけど…お姉ちゃんたち大丈夫かな?」

希「大盛況やね」

海未「私たちにできることはやり尽くしましたから…」

絵里(人は集まったけど…この中で矢澤さんと高坂さんだけのスクールアイドルに注目する人がどれだけいるかしら?)

真姫「会長。…何してるんですか?」

絵里「えっ。…いえ、ちょっと様子を見に行こうかなって」

ことり「もしかして…穂乃果ちゃんたちが気になるんですか?」

絵里「そ、そんなことないわよ。…私は、あなたたちと違って最初からスクールアイドルなんかに協力してないし」

凛「無理しないで素直に行けばいいにゃ」

花陽「た、大変ですっ!」

ことうみのぞえりりんまき「えっ」

【グラウンド・特設ステージ】

にこ「に」
えれあんツバ「音ノ木坂学院へようこそ!」

英玲奈「今日は私たちA-RISEと…」

あんじゅ「とっても可愛い音ノ木坂のスクールアイドル、μ'sの♪」

ツバサ「スペシャルライブを楽しんでいってね!」

にこ「にっこ」
穂乃果「よろしくお願いしまーす!」

にこ「私にも何か言わせてよ!」

アハハハ ガンバレー

\♪キャナイドゥーアイテーキベービ/

絵里「な、なんでA-RISEが…」

希「綺羅さんと統堂さんも…同じスクールアイドルの二人には協力したいって言うてたんやって」

『今のあなたには…ツバサと英玲奈は力を貸さないんじゃないかしら?』

絵里(そういうこと…スクールアイドルを認めない私じゃなく、矢澤さんたちのために…)

\レッツゴー! ドゥー!/

25 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 20:38:32.87 ID:Qe+A1rIA.net
穂乃果「A-RISEの皆さんのおかげで、何とかうまくいきました…ホントにありがとう!」

英玲奈「いや、決して私たちの力だけではないはずだ」

ツバサ「そうよ。あなたたちも今まで頑張ってきたから、少しずつ人気も出てきてるみたいだし」

あんじゅ「だって、こんなに可愛いんだから♪」ムギュ

にこ「わ…あ、あんじゅ///」ドキドキ

穂乃果「えへへ。ありがと♪」

にこ「…でも」

穂乃果「二人だけじゃ、やっぱりちょっと寂しいね…」

【後日】

花陽「オープンキャンパスのアンケートの結果、廃校の決定はもう少し様子を見てから…となったそうです」

真姫「努力が報われた…ってところね」

ことり「穂乃果ちゃんたちも頑張ってたし…」

ことうみまきぱな「…」

凛「どうしたのー?廃校じゃなくなったんでしょ?」

花陽「にこ先輩と穂乃果先輩、A-RISEと同じステージで…一緒に歌ったんだよね」

希「そやね。花陽ちゃんは特に大興奮やったね」

花陽「は、はい。…もちろん、すごく良かったんですけど…」

真姫「うらやましい。…とか思ってる?」

花陽「そ、それは…」モジモジ

海未「そうですね…あの時、もし諦めなければ…私たちも同じステージに立っていたかもしれない」

ことり「ちょっぴり心残りだよね…」

真姫「…私は最初に誘われたとき断ったから、そこまでじゃないけど」

にこ「ったく…やりたいなら素直にそう言えばいいのよ」

ことうみまきりんぱな「えっ」

希「にこっち…」

にこ「私は正直あんたたちなんかどうでもいいけど。…穂乃果が寂しがってるから」

海未「穂乃果が…」

にこ「まだ完全に廃校の可能性がなくなったわけじゃないし。これからもμ'sの活動は続けていくわ。…あんたたち、μ'sに入る気はない?」

26 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 20:43:48.52 ID:Qe+A1rIA.net
【生徒会室】

絵里「あら?…今日はずいぶん少ないわね。ほかの皆はどうしたの?」

ミカ「μ'sに入りたいって…」

絵里「…希も?」

フミコ「そうみたいです」

『あっちの派閥でしょ?』

絵里「生徒会はどうするのよ?…まだ引き継ぎも…っていうか、一年生も誰も残ってないじゃない!」

ミカ「私も行こっかなー♪」

絵里「ちょっ…待ちなさい!三人は最低限必要よ!」

ミカ「じゃあ、誰かほかの人を探してください」

タタッ

絵里「…」

フミコ「会長…」

理事長「私の出番ね!」ウキウキ

絵里「…行きましょうか」

フミコ「はい」

パタン

理事長「…」クスン

【屋上】

穂乃果「えぇー!?全員μ'sに入りたいの?」

うみりんぱな「はい!」
えりまき「ええ」
ことのぞフミミカABC「うん♪」

にこ「多すぎ!…つか、なんであんたまでいるのよ?」

絵里「えっ」

ヒデコ「生徒会長はスクールアイドルには反対だったんじゃ…?」

絵里「それは…だって、みんなμ'sに入ったら生徒会の仲間がいなくなっちゃうし…」

にこ「全員なんて無理よ!衣装の手間とか考えなさいよ」

穂乃果「でもアイドル研究部に入るのはいいでしょ?」

にこ「それはいいけど、μ'sメンバーは選抜で絞り込むわよ」

27 :名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 20:46:56.47 ID:Qe+A1rIA.net
絵里(こうして…最大十二人まで増えた生徒会は、最終的に半分の六人に落ち着いた)

生徒会A「スクールアイドルって…」

生徒会B「思ってたより大変だし」

生徒会C「やっぱり生徒会がいいです♪」

絵里(μ'sに入れなかった三人は生徒会に専念。私と希は引き継ぎまでは生徒会とμ'sを掛け持ちすることになり…)

絵里「…あなたは、いいの?」

フミコ「はい。せっかく会長に誘ってもらったし…ミカと私も結局μ'sには入らなかったから」

希「穂乃果ちゃんと一緒にやりたかったんやない?」

フミコ「生徒会にも味方が居たほうがいいんじゃないかと思って。…えへへ」

生徒会A「学園祭、何やろっか?」

生徒会B「μ'sに負けてらんないよね!」

生徒会C「もっと面白いこと考えましょうよ!」

絵里「そうね。じゃあ、みんなの意見を聞かせてくれる?」

フミABC「はい!」

絵里(三人でも、六人でも、九人でも、十二人…はちょっと多すぎたけど。信頼できる仲間がいれば、数は関係ないのかもね)

理事長「私は…?」ドキドキ

にこ「不合格」

パタン

理事長「…」クスン



おわり

28 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/:2016/11/01(火) 23:10:49.14 ID:Xyh9N84E.net
ゴミスレ

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