ことり「ここは……」カバン「あ、起きましたね。ジャパリパークです。…分かりますか？」

名無しで叶える物語

ことり「ジャパリ・・・」

カバン「・・・」

ことり「あなたは？」

カバン「カバンって言います。このパークのガイドです」

ことり「はぁ…、えっとあれ私は…私、名前……あれ……」

カバン「やっぱり。セルリアンに呑まれてしまっていたのかもしれませんね」

ことり「セルリ……アン？呑まれる……あ、これ学生証。南ことり」

ことり「そっかぁ。私は南ことりって名前みたい」

カバン「ことりのフレンズさんですか？あ、いやでもセルリアンに呑まれていたとしたら今はただのヒトって事ですよね…」

カバン「そうそう。多分ことりさんのお友達だと思うんですけど一緒にいた凛さんって子ももしかしてヒトなんですかね」

ことり「凛・・・」

カバン「サーバルち…、僕の友達と一緒に少し歩いてくると。凛さんもおそらく記憶を無くしてるかと。・・・」

ことり「お腹空いちゃった…」

カバン「でしたらこのジャパリまんを」

ことり「……あ、これ…私の鞄だよね多分。私も何か持ってるかも！ほら！……これは・・・」

カバン「うわぁ……ジャパリまんに似た食べ物ですねぇ…。『ほ』って書いてありますね」

ことり「…」

ことり「あ、れ……なんで・・・涙が・・・なんで・・・・・・。ご、ごめん！その…ジャパリまん？は大丈夫。これ食べるから」

カバン「そうですか。もし食べたくなったらいつでも言ってくださいね？たくさんありますから！」