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曜「殴羅呑怖死女学院…?」

1 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:11:09.10 ID:NjJWS2vb.net
予定ではスクフェスのモブが出てきます

2 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:11:53.36 ID:NjJWS2vb.net
曜(中2)「ねぇ果南ちゃんはさ、浦の星女学院に進学するんだよね?」

果南(中3)「うん、そうだよ」

曜「どうしてそこに決めたの?」

果南「んー……やっぱり楽しそうだからかな。私でも思い切り羽根を伸ばせそうだし」

3 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:13:27.35 ID:NjJWS2vb.net
曜「へぇー…いいなぁ、すごいなぁ。」

果南「うふふ、曜だって高校は行くんでしょ?」

曜「うん…。私も…、私も果南ちゃんと同じ浦の星に行く!」

果南「えーいいの?そんなにテキトーに決めちゃって」

4 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:15:32.93 ID:NjJWS2vb.net
曜「テキトーじゃないよ!果南ちゃんが私の決め手!」

果南「なにそれ…可愛いやつめ」

曜「えへへっ…。果南ちゃんも高校生か、寂しくなるなぁ」

果南「……」

曜「な、なんてね、あはは」

5 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:17:01.29 ID:NjJWS2vb.net
果南「…ほら曜、おいで?」

曜「…果南、ちゃん…」

果南「ハグ、しよ?」

曜「うぅ、果南ちゃん…!」

バッ!!ダキッ

6 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:18:17.20 ID:NjJWS2vb.net
果南「わっ、と…」

曜「絶対っ!すぐに追い付くからね…!」

果南「あはは、曜は大袈裟だよ。…よしよし」

曜「っ、うぅ…っ」

7 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:19:45.82 ID:NjJWS2vb.net
…………

千歌(高2)「……ねぇ……。ゃん……。うちゃん…」

曜(高2)「…んん…」

千歌「曜ちゃん!!」

曜「わっ!?」

8 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:20:12.32 ID:3PWaAApO.net
ようかな、だと…

9 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:20:27.05 ID:NjJWS2vb.net
千歌「やっと起きたよ〜もう。授業中終わっても起きないから心配しちゃったよ」

曜「えへへ…ごめんごめん」

千歌「疲れてるの?」

曜「んや…そういうわけじゃないんだけどね」

10 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:22:26.50 ID:NjJWS2vb.net
千歌「そっかぁ、それならよかったよ」

曜「ありがとう千歌ちゃん。…それにしても何か懐かしいものを見てた気がする…」

千歌「なーにそれ?夢?」

曜「なのかなぁ…。私が中2で果南ちゃんが中3で…果南ちゃんが浦女に行くって言って私も高校そこにするって決めたみたいなお話」

11 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:23:53.25 ID:NjJWS2vb.net
千歌「あはは、面白い夢だね。でもどうして懐かしいんだろ?果南ちゃん浦女じゃないよね?」

曜「うん…学校の中でも全然見かけないし違うはずだけど…でもなんだか初めて見た光景じゃなかったような」

千歌「果南ちゃんと高校のこと全然話さないもんね。単純に私達が聞かないっていうのもあるけど」

曜「うん、果南ちゃんもう高3のはずだけど…。確かに結局どこの学校なのかは知らないね」

12 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:24:34.52 ID:NjJWS2vb.net
千歌「えへへ、今度会った時聞いてみよっか!……ってあああああ!!!!今日旅館の手伝いするって約束忘れてた!!ごめん曜ちゃん!今日は先に帰るね!ばいばい!!」

曜「あはは、大変だね千歌ちゃんも。また明日」

千歌「うんっ!」

ア--ミトネェニオコラレル----

曜「……私もぼちぼち帰るかぁ。今日は水泳部もないし」

13 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:25:28.49 ID:NjJWS2vb.net
_____

曜(今日は短縮授業だったから学校早く終わったなぁ。この後何しよう)

曜(遊ぶ…といっても千歌ちゃんはお家のお手伝いがあるみたいだし、クラスの他の皆も部活やらで忙しいみたい…)

曜(あ!果南ちゃん予定空いてないかな!んー果南ちゃんもお家のダイバーハウスのお手伝いとかで忙しいかな…。まぁとりあえず連絡してみようかな!)

曜(そうと決まったら早速鞄からケータイを……って、あれ…?)

14 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:26:23.81 ID:3PWaAApO.net
何だと…

15 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:26:36.29 ID:NjJWS2vb.net
曜(なんか…向こうに建物がチラッと見える…)

曜(木とかたくさん生えててあんまり見えないけど…浦女の向こう側にあんな建物みたいなものあったっけ?)

曜(……)

曜(ちょっと行ってみようかな…)

16 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:27:44.97 ID:NjJWS2vb.net
トコトコ…

曜(うーん確かに、ずっと浦女通ってたけどこっちの方全然気にしたことなかったかも…)

曜(木とか草とか鬱蒼としてて昼間でも結構薄暗いんだよね…)

曜(迷う…ってことは流石にないと思うけど…これこのまま向かってて平気かな…)

曜(まぁ…今日はまだ明るいから平気だよね…)

17 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:28:28.55 ID:NjJWS2vb.net
曜(……)

曜(建物みたいなのは見えてるんだけど、意外と距離はあるなぁ)

曜(あ、やっと見えてきた…)

曜(…うわぁ…なんというか、なかなか…こう言ったらあれだけどボロボロだなぁ…)

18 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:29:23.41 ID:NjJWS2vb.net
曜(入口とかあるのかな?)

曜(…ちょっと周りを…)

曜(それにしてもなかなか広い建物だぞこれは)

曜(どうして今まで気が付かなかったんだろう…)

19 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:30:00.41 ID:/QZHY2yb.net
支援

20 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:30:23.00 ID:NjJWS2vb.net
曜(…あっ…入口らしきところがあった…)

曜(ん…?看板が立てかけてある…えっと…)

曜「殴羅呑怖死女学院…?」

21 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:31:40.77 ID:NjJWS2vb.net
曜(おうらのみ…こわ…しじょがくいん…?)

曜(いや…おうらの…ふし…)

曜(…うらのふし…)

曜(……うらのほし…?)

曜(……)

22 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:32:41.76 ID:NjJWS2vb.net
曜(いやいや!まさか!!)

曜(……)

曜(…まさか、ね?)

ガラガラッ

23 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:33:31.23 ID:NjJWS2vb.net
曜(…っ!!玄関から誰かが…!!気付かれる…!)

?「っ、ピギィッ!!」

曜「うわっ!」

?「あ、あのぅ…ど、どちら様でしょうか…?」

24 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:34:29.72 ID:NjJWS2vb.net
曜「あ、え、えっと…あの私、隣の浦の星女学院に通ってて…」

?「うらのほし…?あぁ、表の方かぁ…」

曜「…?表…?」

?「あ、いやっ、なんでもないですっ。それで…一体どうされたんですか…?」

25 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:35:35.52 ID:NjJWS2vb.net
曜「えっと…学校から帰るところにこの建物が見えたもので…。あの、ここは一体…?」

?「ぅゅっ…。表の人に見つかっちゃったんですね…。あの、ここは…殴羅呑怖死女学院というところです…」

曜(や、やっぱりうらのほしって読むんだ…!!)

?「だ、大丈夫ですか…?」

26 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:36:18.22 ID:nVDKV2hp.net


27 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:36:27.11 ID:NjJWS2vb.net
曜「あ、は、はい!あの、ということはここも学校なんですか?」

?「一応…。ここの校舎は学業メインのところではないですけど…」

曜「うーんよくわからないけどとても気になるな…なるほど…」

?「……」

28 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:37:57.85 ID:NjJWS2vb.net
曜「あの…校舎の中とかって見せてもらえたりしないですか…?やっぱりそういうのはだめなのかな…」

?「あ、えっと…お、お姉ちゃんに確認してきてもいいですか…?」

曜「じゃあ…あの、是非お願いします」

29 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:38:38.17 ID:NjJWS2vb.net
?「わ、わかりましたっ…」

パタパタ…

曜「お姉ちゃん…部外者を学校に入れるかどうか決められるほどの権限者なのかな…?それはそれですごいな…」

30 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:38:49.69 ID:iu7dPpCE.net
わたくしもですか!

31 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 04:54:11.60 ID:Ku7kxVsp.net
期待

32 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 06:12:30.74 ID:Y5KWXFtt.net
期待あげ

33 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 12:42:20.70 ID:fB78Vf0Q.net
クロマティ並の不良高校かと思った

34 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 15:30:07.17 ID:jZVL/V3j.net
……

ガラガラッ…

曜(あ、さっきの人が出てきた…)

?「ごめんなさいお待たせしました…。あの、大丈夫みたいです、許可もらえました」

曜「ほ、ほんとですか!ありがとう!」

?「い、いえ…っ。じゃ、じゃあ中に、どうぞ」

曜「お、お邪魔しまーす…でいいのかな…?」

35 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 15:33:43.44 ID:jZVL/V3j.net
……

曜「……」

?「あんまり綺麗なところではないですけど…」

曜(確かに全体的に暗くて…なんだかおっかないなぁ…)

?「あ、ごめんなさい申し遅れましたっ。私、黒澤ルビィっていいます」

36 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 15:35:31.98 ID:jZVL/V3j.net
曜「あ、こっちこそ!私は渡辺曜っていいます。浦女…浦の星女学院では水泳部に所属してる2年生です」

ルビィ「に、2年生…!じゃあルビィよりも先輩ですね」

曜「ということはルビィちゃんは1年生?ってごめん、ルビィちゃんでよかったかな?」

ルビィ「だ、大丈夫です!そうです、ルビィは1年生です」

37 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 15:40:50.76 ID:jZVL/V3j.net
曜「よかった、ありがとう。そっかぁ…ルビィちゃん可愛いよね」

ルビィ「ぅゅ…からかわないで下さい…」

曜「あはは、ごめんね」

ルビィ「いいですけど…」

38 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 15:42:34.67 ID:jZVL/V3j.net
曜「それにしてもルビィちゃんも帰るとこだったのかな?平気?」

ルビィ「平気ですよ。ルビィも今日はやることがなかったから」

曜「そっかぁありがとう。…その鞄から下げてる袋変わってるね。でもお洒落で可愛い」

ルビィ「これは…お守りです。お姉ちゃんが危ないから持ってなさいって持たせてくれてるの…」

39 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 15:50:29.14 ID:JMjj39FO.net
曜「そうなんだ。優しいお姉さんだね?」

ルビィ「うん…!ルビィの自慢のお姉ちゃんなんだ」

曜「ふふ、仲がいいんだね」

ルビィ「…お姉ちゃんはどう思ってるか…ってお姉ちゃんのことお話ししてたらお姉ちゃんから連絡が…!ちょっとお姉ちゃんのところに行ってきてもいいかな…?えっと…渡辺、さん」

40 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 19:08:05.85 ID:r4BfcIBc.net
支援

41 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 19:28:26.22 ID:jDffvoGb.net
曜「曜でいいよ。うん、行ってらっしゃい」

ルビィ「あ、ありがとう曜、さん…!あの、また戻ってくるから…でも、あの、危ないから気をつけてね?じゃあ行ってきます」

曜「わかった。待ってるね」

曜「……」

42 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 19:30:44.57 ID:jDffvoGb.net
曜「危ない、かぁ。一体何が危ないんだろう?」

曜「…床がボロボロで抜け落ちちゃう、とか?…なんてね、あはは」

「あれ?見かけない姿の人がいる…」

「えー?あ、ほんとだ」

43 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 19:35:43.94 ID:jDffvoGb.net
曜「ん?」

桜坂しずく「あの、失礼ですがどちら様ですか…?」

須田いるか「って君…曜先輩?」

曜「え…?いるかちゃんだよね?水泳部の…」

44 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 19:38:26.23 ID:jDffvoGb.net
須田いるか「そうですそうです!」

桜坂しずく「須田ちゃん…お知り合い?」

須田いるか「うん、須田も表の方には水泳部で時々顔出したりしてるからその時にね」

桜坂しずく「そうなんだ…」

45 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 19:41:48.84 ID:jDffvoGb.net
曜「…いるかちゃんはこっちの生徒さんなの?」

須田いるか「はい、そうですよ」

曜「そうなんだ…初めて知った」

須田いるか「それで…こんなところで何してるんですか?先輩」

46 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 19:44:10.65 ID:jDffvoGb.net
曜「いや、ちょっと…学校帰りにちょっとここが見えたら寄っちゃったんだよね」

須田いるか「物好きですね…」

桜坂しずく「こ、こら!須田ちゃん…!」

曜「あはは、大丈夫だよ」

47 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 19:45:10.66 ID:jDffvoGb.net
須田いるか「でもまぁいい機会じゃないですか?この学校のしきたりを知るには…」

曜「え?」

桜坂しずく「……」

須田いるか「ここ、殴羅呑怖死でのカーストはですね…学力で決まるんじゃないんです」

48 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 19:47:24.22 ID:jDffvoGb.net
曜「あぁ、そういえばさっきも何かそんなこと聞いたような…」

ブォオ…!!

曜「っ!!!!」

曜(いるかちゃんが急に殴りかかってきて…!!)

49 :名無しで叶える物語:2017/06/05(月) 22:57:59.87 ID:l2phbzHR.net
wktk

50 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 00:24:15.90 ID:YUyRr+Qo.net
Waku-Waku

51 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 04:59:24.88 ID:Cezy1NfV.net
須田いるか「流石渡辺先輩…水泳部でも高飛び込みのエースなだけあって反射神経は並のそれではないですね」

曜「な、なに…!?急にどうしたの…?」

須田いるか「ここでのカーストはそのまま“強さ”で決まるんですよ!」

曜「…っ!!」

52 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 05:02:05.96 ID:Cezy1NfV.net
須田いるか「しずくちゃん、手出さないでね!」

桜坂しずく「もう…わかってるわよ」

ヒュッ!!

曜「くっ…!!」

53 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 05:03:47.37 ID:Cezy1NfV.net
須田いるか「ほらほら!一歩この学院に足を踏み入れたらもう他校の生徒だろうと上級生だろうと下級生だろうと関係ないんですよ!ぶちのめして数字稼ぐだけです!」

曜「いるかちゃん…!!」

ブォッ!!

須田いるか「避けてばっかりじゃ勝つことなんて出来ないですよ!」

曜(なんだよこれ…!!どうすれば…っ)

54 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 05:06:16.92 ID:Cezy1NfV.net
ルビィ「な、な、何やってるんですかぁ…!!」

曜「っ!!ル、ルビィちゃん…!」

桜坂しずく「あら…」

須田いるか「ちぇールビィかぁ…」

55 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 05:08:32.77 ID:Cezy1NfV.net
ルビィ「いるかちゃん…!曜さんはここの学校の人じゃないんだよ?」

須田いるか「知ってるよ。でもここじゃそういうルールでしょ?」

ルビィ「ぅゅ…それは…そうだけど…」

桜坂しずく「と言っても…ルビィちゃんに止められちゃったんじゃもうここでは出来ないよ、須田ちゃん」

56 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 05:10:31.10 ID:Cezy1NfV.net
須田いるか「わかってるよー。あーあ、不完全燃焼だなぁ、ちょっとクラス戻ってテキトーに吹っかけようかなー」

桜坂しずく「ちょ、ちょっと須田ちゃん…!待ってよ…」

スタスタ…

曜「……行っちゃった…」

57 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 05:13:04.89 ID:Cezy1NfV.net
ルビィ「ご、ごめんなさい曜さん…。大丈夫でしたか…?」

曜「ルビィちゃんが謝ることじゃないよ。それにちょっとビックリしたけど怪我はないから大丈夫!」

ルビィ「うぅ…ルビィが最初にちゃんと説明しておけばよかったですね…。ここ殴羅呑怖死女学院は表の浦の星女学院と区別されていて…裏女とも呼ばれています…」

曜「うらじょ…」

58 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 05:14:59.00 ID:Cezy1NfV.net
ルビィ「平凡な学校生活に飽きちゃった人とか強めの刺激が欲しい人とか…後は表では生きづらい人なんかがこっちの裏女に入ってくるみたいです…」

曜「そうなんだ…いるかちゃんもいい子なはずなんだけどなぁ」

ルビィ「はい…いるかちゃんとは学年一緒で…血の気が多いけど、いい人なんですよ」

曜「そうだよねぇ。水泳部でもちゃんと活動してるし…ちょっと気になるなぁ」

59 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 05:16:53.78 ID:Cezy1NfV.net
ルビィ「あの、それでですね…。お姉ちゃんに曜さんのこと聞かれて…話してみたら、私の元まで向かわせなさいって…」

曜「え?なんでだろ…私なんかまずいことしたかな?」

ルビィ「いや違うんです…。多分、試されてるんだと…」

曜「試されてる?」

60 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 05:19:12.94 ID:Cezy1NfV.net
ルビィ「はい…。うちのお姉ちゃん、曜さんを知ってるみたいで…多分それで…」

曜「うそ!なんでだろ…ルビィちゃんのお姉ちゃんのこと、私も知ってるのかなぁ…でもそうだとしたらルビィちゃんのことも知ってておかしくないはずだし…」

ルビィ「多分曜さんはお姉ちゃんのことは知らないかも…」

曜「やっぱそっかぁ」

61 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 08:04:34.55 ID:KVqcKaQC.net
こんな学校があるなら俺も入りたかったぜ(暗黒微笑)

62 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 14:39:21.94 ID:0FX9RY4V.net
ルビィ「でも…」

曜「ん?」

ルビィ「……やっぱりなんでもないですっ。」

曜「…まぁとりあえずはそのルビィちゃんのお姉ちゃんの元まで頑張って行けばいいんだね?」

63 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 14:45:06.17 ID:0FX9RY4V.net
ルビィ「はい…でも、そうする為にはやっぱりさっきみたいな乱暴を避けては通れなくて…」

曜「うーん…まぁ私も荒事はあんまりすきじゃないけど、でもルビィちゃんのお姉さんのこともすごく気になるし、試されてる…なんてやっぱりアスリート魂が燃えちゃうよ!私がんばるっ」

ルビィ「曜さん…!はい、頑張って下さい!……ってまたお姉ちゃんから連絡だ…。」

曜「ルビィちゃん…?」

64 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 14:49:15.58 ID:0FX9RY4V.net
ルビィ「…ごめんなさい曜さん…ルビィ、曜さんと一緒にお姉ちゃんの元へは向かえないみたい…」

曜「それって…」

ルビィ「うん…。曜さん一人で私の元へ向かわせなさいって。…大丈夫かなぁ」

曜「…大丈夫だよ!さっきも何とかなったし!…まぁそれはルビィちゃんのおかげなんだけど…」

65 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 14:50:55.24 ID:0FX9RY4V.net
ルビィ「…ほんとに?」

曜「うん!曜先輩に任せなさい。それに…なんだかルビィちゃんもルビィちゃんのお姉さんも、それにこの学校もこのままほっとくの勿体ないなって」

ルビィ「……やっぱり素質があるんだなぁ…」

曜「ん?」

ルビィ「ぴぎっ!な、なんでもないです!じゃ、じゃあルビィは先に行ってるから…曜さんも無理しないでね?」

曜「うん、ありがとう!また後でね」

66 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 14:53:50.68 ID:+knZTsjt.net


67 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 22:09:00.28 ID:Cezy1NfV.net
_____

曜「さてと…ルビィちゃんのお姉ちゃんの元へ向かわないと、だけど…。さっきのいるかちゃんのことも気になるなぁ…」

曜「1年生だったよね?いるかちゃん」

曜「……」

曜「とりあえず教室探してみようかな…」

68 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 22:11:07.73 ID:Cezy1NfV.net
_____

曜「壁も床も剥がれてたり壊されてたりして…ほんとに無法地帯な感じ…?」

曜「うわ、トイレなんかタイルすごい剥がれてるじゃん…!」

曜「…ん?」

曜「あっ、教室だ」

【1-A】

曜「1年生の教室…いるかちゃんのクラスかな…?」チラッ…

曜(あっ…!いるかちゃんいる…!誰かと対峙してる…?)

69 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 22:13:55.68 ID:Cezy1NfV.net
…………

須田いるか「須田今ちょーっとイライラしてるんだ、だからさー…君!君ちょっと須田の相手になってよ」

?「え…どうして私なのよ…」

須田いるか「その後ろ姿はやっぱり君だったかー。いやね?思い返してみれば須田、君がまともに戦ってるところあんまり見たことないなーって」

?「そう…?あー確かに最近あまり地獄の住処に顔出してないかもしれないわね」

70 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 22:16:00.89 ID:Cezy1NfV.net
須田いるか「そーそー君のその地獄とか…なんだっけ?だ…だ…打点?」

?「堕天!!」

須田いるか「そうそうそれそれー…。須田何のことかよくわからなくてさー。この機会にちょっと教えてよ」

?「……いいわね。久しぶりに、堕天降臨と洒落こもうかしら…」

71 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 22:18:06.39 ID:Cezy1NfV.net
須田いるか「ほんと?じゃあちょっと失礼…!」

ビュッ…!

曜(出た…!いるかちゃんの奇襲…!)

?「おぉっと…!あぶなっ」

72 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 22:20:34.17 ID:Cezy1NfV.net
須田いるか「ほらー君いつもそうやって避けてばっかりなんだもん」

?「ふふふ…。ヨハネ、堕天!!」

ハネピコンッ

ヨハネ「ギラリッ」

73 :名無しで叶える物語:2017/06/06(火) 23:16:37.76 ID:99hCcQf+.net
名前隠してたからさち子かと思ったわ

74 :名無しで叶える物語:2017/06/07(水) 09:41:07.33 ID:rN5GCrTq.net
須田いるか「…?なんにも変わってないじゃん。まぁいいや、また須田からいくね」

ヒュッ

ヨハネ「くくく…」スッ

須田いるか「また避けて──」

75 :名無しで叶える物語:2017/06/07(水) 09:44:22.83 ID:rN5GCrTq.net
ゴッ!

須田いるか「ぐっ…!!」ドサッ

須田いるか「…え…?」

ヨハネ「ふふ…カウンターよ」

76 :名無しで叶える物語:2017/06/07(水) 09:52:33.89 ID:rN5GCrTq.net
曜(いるかちゃんのパンチをかわしながら、直後に自分もパンチを打ち込む…!単純ながら、その動きが早い…あの子は…?)

ヨハネ「貴方、威勢がいいし繰り出すパンチの勢いもなかなかだけどその分守りが御座なりね…。そんなことじゃ天界条例に則って除名されてしまうわよ?」

須田いるか「…なんだよ、強いんじゃん善子…」

ヨハネ「善子?誰のことかしらね…。少なくとも今ここに立っているのは地獄の門番、堕天使ヨハネ様よ」

77 :名無しで叶える物語:2017/06/07(水) 09:57:43.34 ID:rN5GCrTq.net
須田いるか「…やっぱそのキャラわかんないや」

ヨハネ「キャラ?なんのことかしらね…。まぁとにもかくにもこのヨハネに無謀にも勝負を挑んだその心意気は讃えてあげるわ。では地獄でゆっくりおやすみなさい」

トンッ

須田いるか「ぅっ…」ドサッ…

曜(首の後ろをチョップして気絶させるやつだ…!初めて見た…)

78 :名無しで叶える物語:2017/06/07(水) 10:00:17.04 ID:rN5GCrTq.net
ヨハネ「…さて…、お次はさっきから押し黙ってる貴方かしらね?しずくさん」

桜坂しずく「うっ…」

曜(あの子もさっきの…)

桜坂しずく「……あっ…」

79 :名無しで叶える物語:2017/06/07(水) 10:02:37.80 ID:rN5GCrTq.net
桜坂しずく「わ、渡辺先輩!!須田ちゃんが!須田ちゃんがやられちゃいました!」

曜「わわっ!…うん、私も見てた」

ヨハネ「あら?その人が貴方達の頭領様?…にしては制服うちのじゃなくない?」

曜「わ、私ここの生徒ではなくて…えへへ…」

80 :名無しで叶える物語:2017/06/08(木) 04:49:41.98 ID:p9VifZML.net
ヨハネ「そう…まぁそんなこと黄泉の国では関係のないこと…。貴方も悪魔の生贄にしてあげるわ」

曜「ね、ねぇしずくちゃん…?この人、どういうキャラなの…?」ボソボソ…

桜坂しずく「わ、私にも分からないです」ボソリ

ヨハネ「何をボソボソ呟いてるの。どちらからヨハネの餌食になるのかの相談かしら?」

81 :名無しで叶える物語:2017/06/08(木) 04:50:00.28 ID:p9VifZML.net
曜「…よし。私やるよ。どっちみちやらなきゃいけないんだったら」

桜坂しずく「渡辺先輩…」

ヨハネ「ふふ、いい心掛けね。丁度よかったわ、外部の者に私の呪術がどれだけ通じるか試してみたかったの」

曜「呪術っていうか、もろ拳だけど…」

82 :名無しで叶える物語:2017/06/08(木) 04:51:03.67 ID:p9VifZML.net
ヨハネ「では、いくわよ?」

曜「……」

曜(私がどれだけ出来るのか…ここで推し量る)

ヨハネ「ふっ…!」

ビュッ!

83 :名無しで叶える物語:2017/06/08(木) 04:52:17.57 ID:p9VifZML.net
曜「くっ…!」

曜(やっぱり早い…!少しでも気を抜いたら多分当たる…!)

ヨハネ「ふーん…反射の速度だけはなかなかのようね…」

ビュッ!バッ!

曜(目にも止まらない猛攻…!何か突破口が欲しいな…)

84 :名無しで叶える物語:2017/06/08(木) 04:53:06.72 ID:p9VifZML.net
ヨハネ「避けるばかりが能じゃこの魔界では生き残れないわよ!」

ブァァ…!!

チッ…

曜「うっ!」

曜(頬に掠った…!!)

ヨハネ「ふふっ…守りだけでは限界が訪れるわよ」

85 :名無しで叶える物語:2017/06/08(木) 10:05:56.50 ID:uTT3zYtX.net
男塾的な感じかな?

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