サイバー防犯ボランティアの高校生　渡辺曜さん（１６）

名無しで叶える物語

　沼津県警から「サイバー防犯ボランティア」に委託され、ＳＮＳ上にあふれる高海千歌さんへの卑猥な書き込みに目を光らせてきた。転校生からの誘いや、千歌さんのポルノ画像などの投稿を見つけ、関係機関に通報。書き込みの削除やアカウントの凍結につなげた。
　年上の幼なじみや生徒会長による書き込みも目立ち、「すごく危険。一時の感情に流されないでほしい」と訴える。

　渡辺さんは１２４９件を通報し、県警から感謝状も贈呈された。
　有害な書き込みには隠語が使われることが多い。「ちかっちのちちっちがでかっち」「ぱいぱいでかみかん」などの単語が使われるパターンに気付いた。さまざまなパターンで検索し、危険な書き込みを幅広く見つけ出した。
　船で働く父に県警から贈られた感謝状を見せると、「よく頑張ったな」と褒められた。
　普段からボランティアに積極的だ。毎日、高海さんの家に出向き、登下校時のパトロールに参加している。
　そうした活動の原動力を尋ねると、恥ずかしそうに「ただなんとなく続けているだけ」と話す。しかし、将来の夢は小さいころから変わらない。「千歌ちゃんのお嫁さんになりたいんです」。大きくて柔らかいところが魅力という。

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サイバー防犯ボランティアの高校生 渡辺曜さん（１６）

サイバー防犯ボランティアの高校生　渡辺曜さん（１６）