ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「ムズラの仮面」

1 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:00:15.40 ID:JNFbyEc4.net

⌒°( ^ω^)°⌒「えへ、¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃん。今日はどこ行こうか」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「バスに乗らなきゃだけど、ヌマヅまで行って遊びましょうか」

⌒°( ^ω^)°⌒「やったビィ！」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「門限とか大丈夫？」

⌒°( ^ω^)°⌒「大丈夫だよ」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「…」

2 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:00:57.09 ID:JNFbyEc4.net

⌒°( ^ω^)°⌒「ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚちゃんはどうする？」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「マルは…」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「２人の邪魔をしたら悪いし、このまま帰ろうかな」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「…」

3 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:01:50.15 ID:JNFbyEc4.net

⌒°( ^ω^)°⌒「邪魔なんかじゃないよ！　一緒に遊びに行こうよ！」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「⌒°( ^ω^)°⌒ちゃん」

⌒°( ^ω^)°⌒「ほら、皆で手を繋いでいこ？」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「仕方ないわねﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ。⌒°( ^ω^)°⌒と手を繋ぐことを許可するわ」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「他でもない貴女だもの」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃん」

4 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:02:28.20 ID:JNFbyEc4.net

⌒°( ^ω^)°⌒「それじゃ、ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚちゃんは⌒°( ^ω^)°⌒の右ね」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「⌒°( ^ω^)°⌒ちゃん、両手に花ずら」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「ちょっと〜浮気しちゃダメよ⌒°( ^ω^)°⌒」

⌒°( ^ω^)°⌒「えへへ♡」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「…」

5 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:03:02.42 ID:JNFbyEc4.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（マルの大好きな親友、⌒°( ^ω^)°⌒ちゃん）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（同じくらい好きな幼馴染、¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃん）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（そんな二人が、いつの間にか付き合っていて）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（戸惑っていたら、他のメンバー達もみんなカップルになっていた）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（気づいたら…独りになっていた）

6 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:04:35.01 ID:JNFbyEc4.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（人間の運命って不思議なものだなぁ）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（⌒°( ^ω^)°⌒ちゃんに誘われて、スクールアイドルになって…）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（たくさんの仲間が出来て）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（皆で１つになって）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（そんな時間が、ずっとずっと続くと思っていた）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（それなのに今は…）

7 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:05:14.18 ID:JNFbyEc4.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（やっぱり。どこに行っても誰といても）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（しょせん人間は１人なんだなぁ）

8 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:05:54.70 ID:JNFbyEc4.net

そんなマルが不思議な仮面と出会ったのは
じーちゃんに言われてお寺の蔵を掃除していた時だった。

―――――蔵の中にあったもの
それは、人の手に余る禁忌の仮面。

9 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:06:43.63 ID:JNFbyEc4.net

----------回想
ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「昨日、蔵の中から変な仮面が出てきたんだー」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「へえ。見せてみなさいよ」ｳｽﾞｳｽﾞ

⌒°( ^ω^)°⌒「¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃんってば興味津々だね」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「そ、そんなことないし」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「これずら」ｽｯ

10 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:08:05.10 ID:JNFbyEc4.net

⌒°( ^ω^)°⌒「ぴっ！？　なんだか怖い仮面…」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「感じるわ…禍々しい瘴気が…」waku-waku

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「なにwaku-wakuしてるずら」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚちょっと被ってみてよ。あんたなら似合うかも」

11 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:09:27.92 ID:JNFbyEc4.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「その一言はイマイチ腑に落ちないけど、まあいいよ」

⌒°( ^ω^)°⌒「呪われた装備品で、外れなくなるかも」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「そんなド〇クエみたいなことある？」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「ずら」ﾁｬｯ


――――その時、マルは初めて仮面を被った

12 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:10:38.15 ID:JNFbyEc4.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「どうかな？　似合うずら？」

⌒°( ^ω^)°⌒「…」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「ねえ⌒°( ^ω^)°⌒、今日の練習の後に堕天生放送をするんだけど」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「ゲストデーモンとして、出てくれないかしら」

⌒°( ^ω^)°⌒「いいよぉ。他ならぬ¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃんのためだもん♡」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「ありがと。そしてヨハネよ」

⌒°( ^ω^)°⌒「ヨハネさま！」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「…え？　⌒°( ^ω^)°⌒ちゃん？　¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃん？」

13 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:11:58.06 ID:JNFbyEc4.net

２人は、まるでマルが見えていないかのようだった。

いや、そうじゃない。
そもそもそこにマルの存在なんてなかったかのような振る舞いだった。


最初は２人のイタズラかなって思った。
でも、クラスの誰に話しかけても、反応はなかったし
逆にマルがイタズラをしても 、誰も気が付かなかった。

14 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:12:59.95 ID:JNFbyEc4.net

これは後で気づいたことだけど。

仮面を被っている間は
この世界からマルという人間の存在が消えていることがわかった。

生徒の名簿を見てもマルの名前はないし
⌒°( ^ω^)°⌒ちゃんのケータイを盗み見ても、マルの名前はなかった。

そして、消えてしまっている間の記憶も
外した時に上手いこと補完されていることも分かった。

15 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:14:02.17 ID:JNFbyEc4.net

----------後日、浦の星女学院１年教室
⌒°( ^ω^)°⌒「でね！　¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃん！」

⌒°( ^ω^)°⌒「昨日のテレビで、あのアイドルが生放送で出演してたの」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「ええ？　あのアイドルの出番って朝の3時くらいじゃなかった？」

⌒°( ^ω^)°⌒「頑張って起きてたんだぁ」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「だから今日、寝坊で遅刻してきたのね」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「ホント、おバカなリトルデーモン」

16 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:15:13.35 ID:JNFbyEc4.net

⌒°( ^ω^)°⌒「えへへ。だって生放送だからリアルタイムで観たかったんだもん」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「それなら、お昼休みはヨハネの膝で眠るがいいわ」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「特別よ♡」

⌒°( ^ω^)°⌒「やったビィ！」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「…」

⌒°( ^ω^)°⌒「ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚちゃんは、昨日のテレビ観た？」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「…」ﾁｬｯ

17 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:16:12.05 ID:JNFbyEc4.net

⌒°( ^ω^)°⌒ちゃんに話しかけられたマルは
蔵で見つけた仮面を被った。

マルは、その仮面を『ムズラの仮面』と名付けた。


仮面を被るとマルの存在は、この世界から消失する。
その名の通り『無』になれるんだ。

18 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:17:19.96 ID:JNFbyEc4.net

¶cﾘ˘ヮ˚)|「…」

⌒°( ^ω^)°⌒「¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃん、今日の練習の後どこか寄り道していかない？」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「…ん。って、また！？」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「昨日もショウゲツに寄って行ったじゃない」

⌒°( ^ω^)°⌒「だって、少しでも¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃんと一緒にいたいもん♡」

19 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:18:11.68 ID:JNFbyEc4.net

¶cﾘ˘ヮ˚)|「…っ。¶cﾘ˘ヮ˚)|じゃなくて」

⌒°( ^ω^)°⌒「ヨ　ハ　ネ　さ　ま　♡」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「仕方ないわね。その従順さに免じて今日もヨハネに付き従うことを許すわ」

⌒°( ^ω^)°⌒「ちょろいもんだビィ」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「…全く。何考えてるんだか」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（…）

20 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:19:26.69 ID:JNFbyEc4.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（…消えよう）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（恋人たちの邪魔をするのも無粋だ）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（見てても悲しくなるし）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（このまま散歩でもするずら）

21 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:21:06.74 ID:JNFbyEc4.net

----------中庭
ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（日差しが気持ちいいなぁ）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（ん？）


(*> ᴗ •*)ゞ「从/*^ヮ^§从ちゃんみかん食べる？」

从/*^ヮ^§从「食べる！　(*> ᴗ •*)ゞちゃんてば用意がいいね」

从/*^ヮ^§从「あ、今のは(*> ᴗ •*)ゞちゃんと用意をかけて…」

(*> ᴗ •*)ゞ「説明、しなくていいから…」

22 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:22:24.48 ID:JNFbyEc4.net

从/*^ヮ^§从「ふーん。でも」

从/*^ヮ^§从「(*> ᴗ •*)ゞちゃんが、从/*^ヮ^§从の唇を、じっと見てることは説明して欲しいなぁ」

(*> ᴗ •*)ゞ「うっ！？」ﾄﾞｷ

(*> ᴗ •*)ゞ「そ、そんなことないヨーソロ♪」

从/*^ヮ^§从「そんなことあるよね？　ねえ、从/*^ヮ^§从の唇になにしたいの？」

(*> ᴗ •*)ゞ「从/*^ヮ^§从ちゃんてば容赦ないなぁ！？

23 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:23:16.23 ID:JNFbyEc4.net

从/*^ヮ^§从「(*> ᴗ •*)ゞちゃんに容赦ない从/*^ヮ^§从。あ、今のは」

(*> ᴗ •*)ゞ「説明、しなくていいから…」ﾁｭ

从/*^ヮ^§从「んっ…」

从/*^ヮ^§从「説明させないために从/*^ヮ^§从の唇を奪ったんだね」

(*> ᴗ •*)ゞ「それはホントに説明しないで！？」


ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（はあ…）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（マルの安息は、ここにはないずら）

24 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:24:05.53 ID:JNFbyEc4.net

----------部室
ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（ここならゆっくり出来るかな）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（ん？）


ﾉξｿ>ω<ﾊ6「ホントにやるの？」

∫∫( c||^ヮ^||「うん、よろしく」

ﾉξｿ>ω<ﾊ6「…ホントのホント？」

25 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:28:37.79 ID:1OXYqU13.net

石ころのお面かな？

26 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:50:39.08 ID:JNFbyEc4.net

∫∫( c||^ヮ^||「だから本当だって」

ﾉξｿ>ω<ﾊ6「絶対、怒らない？」

∫∫( c||^ヮ^||「今まで１回も怒ったことないじゃん」

ﾉξｿ>ω<ﾊ6「そうだけど…」

∫∫( c||^ヮ^||「ほらっ、いつも通りにやろうよ」

ﾉξｿ>ω<ﾊ6「わ、わかったわよ」

27 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:51:20.43 ID:JNFbyEc4.net

ﾉξｿ>ω<ﾊ6「このメス海豚！！！」ﾊﾞｼｰ

∫∫( c||^ヮ^||「ああっ///」

ﾉξｿ>ω<ﾊ6「叩かれて感じないでよキモチ悪い！」

ﾉξｿ>ω<ﾊ6「こんなのがこのﾉξｿ>ω<ﾊ6ーの女だなんて、信じられないわ」

∫∫( c||^ヮ^||「そんなっ///　許してよﾉξｿ>ω<ﾊ6///」

28 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:53:31.32 ID:JNFbyEc4.net

ﾉξｿ>ω<ﾊ6「気安く呼ばないでくれる？　メス海豚の分際で」

ﾉξｿ>ω<ﾊ6「そもそも人間の言葉を使うのがおかしいでしょ？」

ﾉξｿ>ω<ﾊ6「ほら、キューキュー鳴いてみなさい」

∫∫( c||^ヮ^||「きゅー…///」

ﾉξｿ>ω<ﾊ6「あはは！　お似合いよ∫∫( c||^ヮ^||」


ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（なにこれ…）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（マルの安息はここにもないずら）

29 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:54:55.70 ID:JNFbyEc4.net

----------生徒会室
ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（この時間であれば、ゆっくり出来るかな）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（ん？）


ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ「…」 ｶﾞﾗｯ

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（ﾒｲ*σ ᴗ σﾘさんが来たずら）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（一体何を）

30 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:56:14.92 ID:JNFbyEc4.net

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ「先ずは壁を背にして…っと」

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ『イケナイ後輩ですわね…このわたくしを誘惑するなんて』

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ「ああっ、そんな！　わ、わたしそんなつもりじゃ」

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ『何を以ってそんなつもりじゃないと言い張りますの？』

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ『この短いスカート。わたくしに向ける熱っぽい視線』

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ『まるでレズしてくださいと言わんばかりのこの顔』 ｸｲｯ

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ「レズだなんて…わたし」

31 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:57:02.31 ID:JNFbyEc4.net

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ『無意識とでも言いますの？　末恐ろしいですわ』

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ『であれば』ﾄﾞﾝｯ

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ「きゃっ！」

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ『わたくしのものになりなさいﾒｲ*σ ᴗ σﾘ』

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ『たとえ無意識であろうと、わたくしを誘惑した罪は重いですわ』

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ『ギルティな貴女には、罰（キス）を受けてもらいますわ』

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ「あっ…」

32 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:58:05.75 ID:JNFbyEc4.net

|c||^.- ^||「…」ｶﾞﾗｯ

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ「あっ…|c||^.- ^||さん…」

|c||^.- ^||「何をしていますの？　神聖なる生徒会室で」

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ「いや、これは…日課の妄想を…」

|c||^.- ^||「何が日課の妄想ですか！　貴女の妄想とやらは全てわたくしが叶えて差し上げているじゃないですか」

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ「それでも足りないんです！！」

33 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 21:58:58.03 ID:JNFbyEc4.net

|c||^.- ^||「全く…」

|c||^.- ^||「イケナイ後輩ですわね…このわたくしを誘惑するなんて」

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ「ああっ、そんな！　わ、わたしそんなつもりじゃ」


ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（茶番ずら…）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（マルの安息は一体どこに）

34 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 22:00:16.11 ID:JNFbyEc4.net

----------図書室
ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（最初からここに来ればよかったね）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（本でも読んで、放課後を待とう）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（ん〜。やっぱり落ち着くずら）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（独りは）

---------------

----------

-----

35 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 22:19:03.60 ID:PqjREOK1.net

神スレタイ

36 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 22:43:13.68 ID:yYXVfy8V.net

ムズラってそういうことかよ

37 ：名無しで叶える物語：2018/07/22(日) 23:28:23.07 ID:ifhQZpuU.net

待ってる

38 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 00:20:59.86 ID:siZtzsRm.net

国木田…独…国木田独歩…

39 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 00:31:25.31 ID:gCkV/Edi.net

ムジュラとかいう神ゲー

40 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 00:36:02.60 ID:bMTs+x3R.net

ずらまるぅ…

41 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 01:51:15.84 ID:JIGQEeKR.net

はっぴーえんどになるのか…？

42 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 02:50:47.64 ID:FHl4/s3l.net

メス海豚で草

43 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 08:56:26.54 ID:2xYquX4E.net

無ずら…悲しいなぁ

44 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 10:43:18.58 ID:pR+AQKBR.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ キミの友だちは・・・どんな・・・ひと？
そのひとは・・・キミのことを・・・友だちと思ってるのかな・・・

45 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 11:58:02.60 ID:T6w+jRIB.net

ゲームの実況プレイかと思いきや…この先どうなるんだ…

46 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 21:09:13.90 ID:/G0eceXt.net

あくするずら

47 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 21:25:18.87 ID:dKYJIfxH.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（さて、そろそろ練習だし。行こうかな）ﾊﾟﾀﾝ

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（仮面はカバンの中にいれて、と）

48 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 21:26:33.31 ID:dKYJIfxH.net

----------屋上
|c||^.- ^||「さあ！　今日も練習を始めますわよ！」

|c||^.- ^||「ラブライブまであとわずか」

|c||^.- ^||「そしてわたくしたちに残された時間も、あとわずかですわ！」

49 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 21:27:25.11 ID:dKYJIfxH.net

∫∫( c||^ヮ^||「|c||^.- ^||は、元気に切ないこと言うねえ」

ﾉξｿ>ω<ﾊ6「|c||^.- ^||らしくていいじゃない」

从/*^ヮ^§从「それじゃあ、まずはストレッチからね」

(*> ᴗ •*)ゞ「は〜い、それじゃ从/*^ヮ^§从ちゃんやろうか」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「…」

50 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 21:28:15.96 ID:dKYJIfxH.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（マルは練習の中でこの時間が一番嫌い）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（だって何も言わなくても、自ずとカップル同士で組むんだから）

⌒°( ^ω^)°⌒「ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚちゃん！ストレッチしよ？」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「皆はペアでやってるけど、ヨハネたちは３人でやりましょ」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「そうだね」

51 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 21:30:00.56 ID:dKYJIfxH.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃんもホントは⌒°( ^ω^)°⌒ちゃんと２人でやりたいんだろうなぁ）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（なんて）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃんはそんなこと考えてないかも知れない）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（だけど、マルはどうしてもネガティブに考えてしまう）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（これも『ムズラの仮面』のせいなのかも）

52 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 21:30:35.67 ID:dKYJIfxH.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃん、ちょっと身体柔らかくなったんじゃない？」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「くっくっく…これも暗黒の特訓の賜物…」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「…」ｷﾞｭｰ

¶cﾘ˘ヮ˚)|「って、痛い痛い！！」

53 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 21:32:07.72 ID:dKYJIfxH.net

⌒°( ^ω^)°⌒「¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃん頑張ってたもんね」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「ええ。一緒に特訓した⌒°( ^ω^)°⌒が言うなら間違いないわ」

⌒°( ^ω^)°⌒「頑張ったビィ！」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「！」

54 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 21:33:07.27 ID:dKYJIfxH.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（まただ、この疎外感…）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（マルが知らない２人を、２人は知っている）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（それを感じる度に、マルは消えてしまいたくなる）

55 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 21:34:21.09 ID:dKYJIfxH.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（いや…違う）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（大好きな皆が、幸せに満ち溢れているのに）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（それを祝福できない）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（そんな自分自身が嫌だから）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（そんな醜い自分なんて要らないから）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（だから消えてしまいたいんだ）

56 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 21:35:07.36 ID:dKYJIfxH.net

――――そう考えた瞬間
マルは練習中にも関わらず、屋上から逃げ出した。

今すぐにでも消えたくて
部室に置いていた仮面を取りに行った

57 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 21:36:11.91 ID:dKYJIfxH.net

⌒°( ^ω^)°⌒「ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚちゃん！？」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「どこ行くのよ！」

58 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 21:37:16.44 ID:dKYJIfxH.net

----------部室
ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「はぁ…はぁ…」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（逃げてしまった）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（マルの大好きな二人は、きっと追いかけてくる）

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ（だから、その前に消えないと）ﾁｬｯ


――――ガシッ

59 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 21:38:30.14 ID:dKYJIfxH.net

そうして仮面を被った時、これまで感じたことのない違和感があった。
まるで、何かに掴まれるような感覚。

言いようのない不安に駆られたマルは
思わず仮面を外そうとした。

だけど…

60 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 21:39:22.19 ID:dKYJIfxH.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「は…外れない！！？」


その瞬間から
マルは
『無』そのものとなった。

61 ：名無しで叶える物語：2018/07/23(月) 22:29:53.93 ID:5DmyPHrw.net

お前……消えるのか？

62 ：名無しで叶える物語：2018/07/24(火) 00:40:12.49 ID:HhEvTBzP.net

まあそうなるわな

63 ：名無しで叶える物語：2018/07/24(火) 07:25:06.00 ID:fxAEGoj1.net

https://i.imgur.com/x7OW55F.jpg

64 ：名無しで叶える物語：2018/07/24(火) 12:05:19.76 ID:HVVAdq2r.net

無ずらぁ…

65 ：名無しで叶える物語：2018/07/24(火) 22:05:44.54 ID:5fbaftwu.net

ほ

66 ：名無しで叶える物語：2018/07/24(火) 23:48:51.30 ID:G6odTYz9.net

---------------

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-----
|c||^.- ^||「さあ！　今日も練習を始めますわよ！」

|c||^.- ^||「ラブライブまであとわずか」

|c||^.- ^||「絶対優勝ですわ！！」

67 ：名無しで叶える物語：2018/07/24(火) 23:49:38.07 ID:G6odTYz9.net

∫∫( c||^ヮ^||「気合入ってるなあ」

ﾉξｿ>ω<ﾊ6「何か思うところがあるんじゃないかしら」

从/*^ヮ^§从「|c||^.- ^||さんの言うと―り！」

从/*^ヮ^§从「私達８人で奇跡を起こしてみせる！」

68 ：名無しで叶える物語：2018/07/24(火) 23:50:02.81 ID:G6odTYz9.net

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ「ああっ！　从/*^ヮ^§从ちゃんにも感染しちゃった」

(*> ᴗ •*)ゞ「まあまあ、気合が入るのはいいことだヨーソロ♪」

⌒°( ^ω^)°⌒「頑張るビィ！」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「そうね…」

69 ：名無しで叶える物語：2018/07/24(火) 23:50:34.43 ID:G6odTYz9.net

|c||^.- ^||「先ずはユニットごとにミーティングですわ」

∫∫( c||^ヮ^||「今回の曲のフォーメーションはユニットでまとめてるからね」

从/*^ヮ^§从「はーい！」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「…」

70 ：名無しで叶える物語：2018/07/24(火) 23:51:22.64 ID:G6odTYz9.net

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ「どうしたの¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃん。元気ない？」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「くっくっく…堕天使に体調など関係ないわ」

ﾉξｿ>ω<ﾊ6「疲れたらすぐﾉξｿ>ω<ﾊ6ーに言うのよ」

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ「ﾉξｿ>ω<ﾊ6さんが優しく介抱してくれるって、よかったね¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃん」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「話通じない」

71 ：名無しで叶える物語：2018/07/24(火) 23:52:03.97 ID:G6odTYz9.net

从/*^ヮ^§从「今日も元気全開だー！」

⌒°( ^ω^)°⌒「デイデイデイだぁ！」

(*> ᴗ •*)ゞ「テンション高いなぁ２人とも」

从/*^ヮ^§从「ダメだよ(*> ᴗ •*)ゞちゃん。从/*^ヮ^§从たちは常に元気全開で行かないと！」

72 ：名無しで叶える物語：2018/07/24(火) 23:52:33.26 ID:G6odTYz9.net

(*> ᴗ •*)ゞ「そうなの！？　CYaRon!だから！？」

⌒°( ^ω^)°⌒「そうだビィ」

⌒°( ^ω^)°⌒「でも⌒°( ^ω^)°⌒はお昼食べて眠くなったから寝るビィ」zzz…

(*> ᴗ •*)ゞ「えぇ…、自由…」

73 ：名無しで叶える物語：2018/07/24(火) 23:53:09.38 ID:G6odTYz9.net

|c||^.- ^||「全く３人組のユニットは姦しいですわ」

∫∫( c||^ヮ^||「文字通り、ね」

|c||^.- ^||「わたくしたちは２人組ですし、おしとやかに行きますわよ」

∫∫( c||^ヮ^||「そうですわね、おほほ」

74 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 00:00:32.88 ID:3Kilsa/D.net

|c||^.- ^||「…とんでもなく似合いませんわ、その言葉遣い」

∫∫( c||^ヮ^||「なにおー！」 ﾊｸﾞｯ!!

|c||^.- ^||「はぐぅ！？」ﾎﾞｷｯ

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「……」

75 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 00:03:02.12 ID:3Kilsa/D.net

あれから何日経っただろう…
『無』となったマルは、ずっと皆を見守るだけの傍観者となった。

楽しそうな皆の傍で、その姿を眺めるだけの生活。

あんなに独りになりたかったマルだけど
本当に独りになってしまった今は、皆が恋しくて仕方がない。

76 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 00:05:00.69 ID:3Kilsa/D.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「これは、罰…なのかな」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「皆と、⌒°( ^ω^)°⌒ちゃんと¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃんと、本気で向き合わずに逃げたマルへの」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「罰…」

77 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 00:06:26.48 ID:3Kilsa/D.net

以前、ﾒｲ*σ ᴗ σﾘちゃんと(*> ᴗ •*)ゞちゃんから聞いた。
(*> ᴗ •*)ゞちゃんと从/*^ヮ^§从さんとのキモチのすれ違い。

もちろん詳細までは聞けなかったけれど、お互いの思いの丈をぶつけあったらしい。
そして３年生のみんなもAqours加入時には、同じようなことがあったとか。

78 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 00:08:11.44 ID:3Kilsa/D.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「マル達にも必要だったのかな」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「こんな状況じゃそれすらできないけど」

79 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 00:08:47.26 ID:3Kilsa/D.net

ここ数日で死ぬことすら考えた。

だけど、元に戻れた時のことを考えると、どうしても希望が捨てきれなかった。
それに死んだとしても誰も気づかれないなんて、絶対嫌だから。

80 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 00:13:35.86 ID:3Kilsa/D.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「でも、悲しいよ。辛いよ…」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「またAqoursの皆と、⌒°( ^ω^)°⌒ちゃんと¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃんとお話がしたいよ」


存在だけじゃなくて、マルの心も『無』になれば
こんな辛い気持ちにもならないのかな。
---------------

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81 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 02:02:49.93 ID:lDU+n5iy.net

∫∫( c||^ヮ^||「悲しいなぁ…」

82 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 02:46:03.83 ID:K5S1A47m.net

|c||^.- ^||「悲しいですわ」

83 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 03:12:28.73 ID:gVZAGpW9.net

>>81,82
ニッコニコやんけ

84 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 14:01:32.15 ID:kqtN7KkL.net

ﾉcﾘ・o・ﾙつ【無】

85 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:29:01.49 ID:3Kilsa/D.net

¶cﾘ˘ヮ˚)|「さ、練習も終わったし帰りましょうか」

⌒°( ^ω^)°⌒「ねえ、¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃん」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「何？」

⌒°( ^ω^)°⌒「最近、言いようのない違和感があるんだけど」

⌒°( ^ω^)°⌒「¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃんは気づいてた？」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「…」

86 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:29:46.02 ID:3Kilsa/D.net

⌒°( ^ω^)°⌒「ぽっかりと、何かが抜け落ちたような感覚」

⌒°( ^ω^)°⌒「何でだろう。⌒°( ^ω^)°⌒の右手が寂しいんだ」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「…」

⌒°( ^ω^)°⌒「¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃんは、どう思う？」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「⌒°( ^ω^)°⌒も、どうやら目覚めつつあるようね」

⌒°( ^ω^)°⌒「え？」

87 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:30:37.31 ID:3Kilsa/D.net

¶cﾘ˘ヮ˚)|「くにきだﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「貴女、この名前に聞き覚えはある？」

⌒°( ^ω^)°⌒「え…」

88 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:31:21.51 ID:3Kilsa/D.net

⌒°( ^ω^)°⌒「っと…誰？」

⌒°( ^ω^)°⌒「くにきだっていうとあのお寺のお家だよね」

⌒°( ^ω^)°⌒「でもそんな人の名前、聞いたことがないかな」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「そう…」

89 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:32:07.39 ID:3Kilsa/D.net

¶cﾘ˘ヮ˚)|「くにきだﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ。私たちと同じ１年生で、Aqoursのメンバー」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「Aqoursは８人なんかじゃない。９人なのよ」

⌒°( ^ω^)°⌒「え…」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「私も最初は分からなかった。だけど数を重ねるうちに少しずつ視ることが出来るようになった」

90 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:32:52.17 ID:3Kilsa/D.net

¶cﾘ˘ヮ˚)|「何故かしらね。以前、ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚが言っていた『無』にシンパシーを感じたからかしら」

⌒°( ^ω^)°⌒「何の、話？」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚが家から持ち出したという仮面。それを被った時、まるでﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚの存在が消えたみたいだった」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「皆の記憶からも消えていたし、現に⌒°( ^ω^)°⌒もﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚの存在を覚えていない」

91 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:35:29.61 ID:3Kilsa/D.net

⌒°( ^ω^)°⌒「ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ…」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「貴女の右手に足りないもの。それはﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚよ」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「思い出しなさいリトルデーモン」

92 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:36:15.65 ID:3Kilsa/D.net

¶cﾘ˘ヮ˚)|「ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚは言っていたわ。『無』というのは」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「何も『無』いのではなく『無』が『有』るということ」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「仮面を被って『無』となったﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚが『有』ると認識できれば」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「貴女にも視ることが出来るかも知れない」

93 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:37:11.94 ID:Vy1d+XrQ.net

フルネームの表現で草

94 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:37:40.14 ID:3Kilsa/D.net

⌒°( ^ω^)°⌒「ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ…」

〜〜〜〜〜
⌒°( ^ω^)°⌒「⌒°( ^ω^)°⌒ね！　――ちゃんと一緒にスクールアイドルできたらって」

⌒°( ^ω^)°⌒「ずっと思ってた」

⌒°( ^ω^)°⌒「一緒に頑張れたらって！」

「それでも、おらには無理ずら」

「体力ないし、向いてないよ…」
〜〜〜〜〜

95 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:38:06.57 ID:GEZgm/Rh.net

真面目でいい雰囲気なのに顔文字が邪魔

96 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:39:36.42 ID:3Kilsa/D.net

⌒°( ^ω^)°⌒「ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ…ちゃん」

〜〜〜〜〜
⌒°( ^ω^)°⌒「そこに写ってる＞ω＜/ちゃんもね、自分はスクールアイドルに向いてないってずっと思ってたんだよ」

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ「でも好きだった。やってみたいと思った。

ﾒｲ*σ ᴗ σﾘ「最初はそれでいいと思うけど？」

⌒°( ^ω^)°⌒「⌒°( ^ω^)°⌒、スクールアイドルがやりたい！」

⌒°( ^ω^)°⌒「ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚちゃんと！」
〜〜〜〜〜

97 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:41:06.69 ID:3Kilsa/D.net

⌒°( ^ω^)°⌒「ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚちゃん！　⌒°( ^ω^)°⌒の大切なお友達！」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「ふっ…思い出したようね」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「それじゃ、改めて話をしましょうか」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「ねっ、ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ」

⌒°( ^ω^)°⌒「えっ！？」

98 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:42:13.27 ID:3Kilsa/D.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「…！？」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚはここ数日、消えてから傍にいたわ」

⌒°( ^ω^)°⌒「ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚちゃん！」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「どうして…？」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「さあ、なんで私たちが貴女の姿が視えるのかはわからない」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「きっと、奇跡ね」

99 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:43:09.40 ID:3Kilsa/D.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「でもさっきの話からすると、¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃんはマルの姿がずっと視えてたんだよね？」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「何で話しかけてくれなかったの？」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「だって皆に視えてないのに話しかけたら、独りで喋ってる頭がおかしい人と思われちゃうでしょ！？」

⌒°( ^ω^)°⌒「変なところで常識人だなぁ。堕天使なのに」

100 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:43:38.26 ID:3Kilsa/D.net

⌒°( ^ω^)°⌒「それで、どうしてこんなことになったの。ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚちゃん」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「実は、かくかくしかじかで」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「なるほど。仮面が取れなくなったのね」

101 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:44:33.34 ID:3Kilsa/D.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「もういいよ。マルはこれで十分」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「二人と話せるようになって、見つけてもらえた」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「何言ってるのよ。まだ聞いていないわ」

⌒°( ^ω^)°⌒「そうだよ！　何でﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚちゃんがそんな仮面を被って⌒°( ^ω^)°⌒たちの前から消えてたのか」

⌒°( ^ω^)°⌒「まだ聞いてないっ」

102 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:45:35.43 ID:3Kilsa/D.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「それは…」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「言えないよ…きっとマルのことを嫌いになる」

⌒°( ^ω^)°⌒「そんなことない！」

⌒°( ^ω^)°⌒「⌒°( ^ω^)°⌒も¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃんも、ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚちゃんのことが大好きだから！」

⌒°( ^ω^)°⌒「大丈夫。絶対絶対大丈夫だから！」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「！」

103 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:47:11.81 ID:3Kilsa/D.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「…」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「……」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「…寂しかった」

104 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:47:51.08 ID:3Kilsa/D.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「大好きだった⌒°( ^ω^)°⌒ちゃんを¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃんに取られて独占されて寂しかった！」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「でもマルは¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃんのことも大好きで！」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「付き合ってからもマルのことを気にかけてくれる２人が大好きで！」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「そんな２人を認められない自分が大嫌いだったっ」

⌒°( ^ω^)°⌒¶cﾘ˘ヮ˚)|「…」

105 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:49:20.31 ID:3Kilsa/D.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「２人が幾ら気を遣ってくれても、２人が恋人同士だと思うと」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「壁があるように感じた」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「２人にはそんな気がないってことが分かっていても」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「マルにはどうしようもなかったずら」

⌒°( ^ω^)°⌒¶cﾘ˘ヮ˚)|「…」

106 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:50:14.43 ID:uy5AGMiQ.net

たまにこんな感じに文字小さくなって見辛いのは何が原因だ？
とにかく見にくい

https://i.imgur.com/msfGX2B.jpg

107 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:50:35.32 ID:3Kilsa/D.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「だからこれはマルのひとりよがりな想い」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「この状況もきっとマルへの罰なんだ」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「だから…」

108 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:52:05.60 ID:3Kilsa/D.net

⌒°( ^ω^)°⌒「¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃん、いい？」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「ええ…」

⌒°( ^ω^)°⌒「ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚちゃん。⌒°( ^ω^)°⌒と」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「ヨハネと」

⌒°( ^ω^)°⌒¶cﾘ˘ヮ˚)|「付き合ってください！」

109 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:53:22.33 ID:3Kilsa/D.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「ええ！？」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「どういうこと！？」

⌒°( ^ω^)°⌒「⌒°( ^ω^)°⌒も¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃんも悩んでたんだけど、今決めたよ」

⌒°( ^ω^)°⌒「ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚちゃんも¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃんも大好きだから」

⌒°( ^ω^)°⌒「３人で付き合おうよ」

110 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:54:24.09 ID:3Kilsa/D.net

⌒°( ^ω^)°⌒「もちろん、ムシのいい話だってことは分かってる」

⌒°( ^ω^)°⌒「ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚちゃんのキモチに気づかずに傷つけていた」

⌒°( ^ω^)°⌒「そんな⌒°( ^ω^)°⌒たちでも良ければ…付き合って下さい」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「そんなの…。そんなの普通じゃないよ」

111 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:55:22.53 ID:3Kilsa/D.net

¶cﾘ˘ヮ˚)|「普通であるということに、一体何の意味があるのかしら」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「少なくともヨハネも⌒°( ^ω^)°⌒もお互いが大好きで、貴女のことも同じくらい大好きなのよ」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「私は、その気持ちを大切にしたい」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃん…」

112 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:56:47.36 ID:3Kilsa/D.net

⌒°( ^ω^)°⌒「ね？」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「何か都合良く丸め込まれたような気がするけど、まあいいずら」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「不束者ですが、よろしくお願いします」



――――カチャ

113 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:57:30.86 ID:3Kilsa/D.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「えっ！」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「外れた！　仮面が外れたずらー！」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ！！」

⌒°( ^ω^)°⌒「やったビィ！！」
---------------

----------

-----

114 ：名無しで叶える物語：2018/07/25(水) 23:58:28.66 ID:3Kilsa/D.net

あの仮面は一体何のために生まれたものだったのか。
誰が作ったのか。

何故仮面が外れなくなって、何故あの時外れたのか
結局、何も分からないままで。

115 ：名無しで叶える物語：2018/07/26(木) 00:00:47.74 ID:dX6YL1ex.net

とは言っても、そんなことはどうでもよくて

結果として、２人とこれまで以上に仲良くなれて、マルは幸せです♡

116 ：名無しで叶える物語：2018/07/26(木) 00:01:37.09 ID:dX6YL1ex.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「⌒°( ^ω^)°⌒ちゃ〜ん。ちゅ〜♡」

⌒°( ^ω^)°⌒「んー」ﾁｭｯ

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃんも〜♡」

¶cﾘ˘ヮ˚)|「はいはい」ﾁｭｯ

117 ：名無しで叶える物語：2018/07/26(木) 00:02:18.85 ID:dX6YL1ex.net

¶cﾘ˘ヮ˚)|「もう！　あれ以来甘えすぎなんじゃないのずらまる！」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「２人に遠慮するのは、やめたずら」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「だから思いっきり甘えるんだ〜♡」

118 ：名無しで叶える物語：2018/07/26(木) 00:03:40.58 ID:dX6YL1ex.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「左に⌒°( ^ω^)°⌒ちゃん。右に¶cﾘ˘ヮ˚)|ちゃん」

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「恋人たちに挟まれてマルは幸せずら〜♡」

⌒°( ^ω^)°⌒「ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚちゃん、両手に花だね」



⌒°( ^ω^)°⌒「ハッピー」
¶cﾘ˘ヮ˚)|「エンド」
ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「ずらっ」

119 ：名無しで叶える物語：2018/07/26(木) 00:04:07.48 ID:dX6YL1ex.net

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「オチは『無』ずら」

120 ：名無しで叶える物語：2018/07/26(木) 00:07:05.27 ID:nEwTBXpj.net

>>106
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121 ：名無しで叶える物語：2018/07/26(木) 00:53:21.39 ID:E6uxeyYD.net

ずっと不安だったけどはっぴーえんどになってよかった

ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ♡`¶cﾘ˘ヮ˚)|♡⌒°( ^ω^)°⌒

122 ：名無しで叶える物語：2018/07/26(木) 00:58:37.80 ID:t6Riafrp.net

|c||^.- ^|| .���

123 ：名無しで叶える物語：2018/07/26(木) 06:07:47.48 ID:GRpTGkLQ.net

おつおつ

124 ：名無しで叶える物語：2018/07/26(木) 06:45:52.98 ID:qMyFnXxJ.net

乙ずらムズラ
https://i.imgur.com/R9pkmQo.jpg

125 ：名無しで叶える物語：2018/07/26(木) 07:16:20.54 ID:+tpAZJIZ.net

やっぱりﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ`¶cﾘ˘ヮ˚)|⌒°( ^ω^)°⌒なんだよｽﾞﾗﾖﾊﾋﾟｷﾞなぁ

126 ：名無しで叶える物語：2018/07/26(木) 07:47:06.54 ID:TQSpWCMI.net

>>124
こんなコラ誰が思い付くんだよ

127 ：名無しで叶える物語：2018/07/26(木) 11:14:43.68 ID:vvY4ErMA.net

今度はルビィちゃんがかまってくれないダイヤさんが無になりそう

128 ：名無しで叶える物語：2018/07/26(木) 14:04:49.67 ID:qFv7hv7N.net

>>127
ちょっとさみしいけど3人仲良くしてる風景を見てニッコニコやぞ