花丸「電車ってね、乗りたい人を大事にしてって思うずら」

名無しで叶える物語

善子「なるほどねぇ」

花丸「降りる人ってもう凄いずら、彼奴らよ」

善子「彼奴ら？」

花丸「凄い我が物顔で降りてくるずら」

善子「ﾊｲﾊｲﾊｲﾊｲ」

花丸「乗りたい人は矢印に沿って内側を攻めてるのに、降りの人の欲が強すぎるずら」

善子「ｱｰなるほどね？」

花丸「オラはね、でも乗りの欲の方が大切ずら」

善子「うん、まぁわかんないわよ」

花丸「降りる人は降りてボーっとしてれば良いずら」

(スタッフ笑い)

善子「そんな事ないわよ。降り手、仕事行かなきゃいけない人いるから。急いでたり」

花丸「まず乗らせてよって凄い思う時があるずら」

善子「降りる人が優先だと思うわよ…その、基本的にルールとして、多分、知らないけど。誰かに言われた訳じゃないけど、そういうもんだと思ってたわ」