侑「歩夢が幼馴染もののエッチな本隠し持ってた…」

1 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 17:42:20.13 ID:BqlHqrEX.net

代行

2 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 17:43:47.34 ID:7/zz5uaI.net

代行ありがとうございます。投下していきます。

3 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 17:44:03.52 ID:7/zz5uaI.net

侑「歩夢がぁっ…歩夢が怖いぃっ！！」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

歩夢「ちがうの！誤解なの！！」

侑「歩夢に襲われるぅっ！！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

歩夢「やめてぇっ！！」

4 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 17:44:53.50 ID:wZAKQeqf.net

もう襲われてない？

5 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 17:45:17.67 ID:7/zz5uaI.net

歩夢「誤解だよ侑ちゃん…」

侑「そ、そうなの？」

歩夢「うん」

侑「じゃあこの【生まれた時から運命の赤い糸で結ばれていた幼馴染…ついに一線を越えて激甘いちゃらぶ濃厚えっち♡私だけの物〈モノ〉になって♡】は歩夢のじゃないの？」

歩夢「えっと…その、私の…だけど…///」

侑「襲われるぅっ！！歩夢に犯されちゃうよぉっ！！」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

歩夢「違うのっ！！」

6 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 17:46:37.88 ID:AaVLwoeS.net

レズにも相手を選ぶ権利はあると思います

7 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 17:47:06.76 ID:7/zz5uaI.net

侑「…私達、もう高二で…みんなそういう事に興味出てくると思うし…」ｽﾞﾘｽﾞﾘ

歩夢「…うん」

侑「その、そういうエッチな本を買ったりするのも…歩夢の自由っていうか…」ｽﾞﾘｽﾞﾘ

歩夢「…侑ちゃん」

侑「は、はいっ…？！」ﾋﾞｸｯ

歩夢「……なんで後ろ下がってるの？」

侑「だ、だって怖いもん！襲われちゃうもん！！」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

歩夢「お、襲わないから！！」

8 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 17:49:14.48 ID:7/zz5uaI.net

侑「及びもつかないような方法で、一方的に…///」

歩夢「しないからぁっ！！…///」

侑「歩夢のベッドに押し倒されて『ねぇ覚えてる？幼稚園の頃…一緒に抱き合って寝たよね…♡』とか言われながらエッチなことされちゃうもん！！」

歩夢「なっ///そこ私がセリフ書き換えた所！！恥ずかしいからやめてぇっ///」

9 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 17:50:44.49 ID:uaWrnGIh.net

このシリーズすき

10 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 17:51:02.70 ID:7/zz5uaI.net

侑「なんか、幼馴染特有のマニアックな言葉責めとかするつもりじゃん！！」

歩夢「しないよぉっ！！」

侑「『小学生の頃登り棒好きだったよね……今夜は私の腕が登り棒だよ♡』とか言われながら犯されちゃうんだ…///」

歩夢「抜粋しないで！！音読もやめてぇっ！！…///」

歩夢「…ていうか、犯されるなんて言葉何処で知ったの？！」

侑「歩夢がマニアックな言葉責めを身につけてるよぉっ……！！」

歩夢「違うってぇ！！」

11 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 17:51:14.13 ID:LnKagpcJ.net

(･8･)と親鳥のやつのオマージュか本人かな…？

12 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 17:51:44.94 ID:RbMILsTS.net

これのかのちぃ版ってあったっけ？

13 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 17:53:07.47 ID:7/zz5uaI.net

侑「…とにかくっ！そういうちょっと普通じゃないプレイしようとしてるんでしょ…？」

歩夢「違うから！！ほんとにそういうんじゃないのぉっ！！」

侑「も、もっとマニアックな…？」

歩夢「違うよ！！…ていうか、さっき侑ちゃんが言ってたやつは幼馴染ものでは全然マニアックじゃないし」

侑「え……？」

歩夢「あっ」

14 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 17:55:04.22 ID:7/zz5uaI.net

侑「あ、あれくらいが基本なんだ…」

歩夢「なんでもない！今の忘れて！！」

侑「さっきのでもかなり…エグいところ抜粋したつもりだったんだけど……」

歩夢「侑ちゃん違うの聞いて！！」

侑「もう…あれくらいじゃ…満足できないんだ……」

歩夢「やめて！！」

15 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 17:57:19.68 ID:7/zz5uaI.net

侑「私の知らない歩夢が居る……」

歩夢「う…なんかごめんね？……ていうか、侑ちゃんさっきよりも位置遠くない？」

侑「だ、だって歩夢がいつ襲ってくるかわかんないし……」

歩夢「襲わないよ！！」

16 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 17:59:00.97 ID:EagLBntb.net

>>11
それもパロディだよ
大元はとくに名前のない母と娘のSSだったはず

17 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 17:59:37.26 ID:7/zz5uaI.net

侑「ごめんね歩夢…私気づいてあげられなくて……寂しい思いとかさせちゃったかな……」

歩夢「！！」

歩夢「…確かにスクールアイドルを始めて、大切なものが増えていって…侑ちゃんが遠くに言っちゃうような気がして寂しかったけど……」

歩夢「でも私、もう怖くないよ。大切なものがどんなに増えても、侑ちゃんへの思いは変わらないって分かったから…！！」

侑「でもこんな本を買っちゃうんだ」

歩夢「うっ……それは……」

侑「腕組んで登下校してたのに……」

侑「も、もしかしてプレイ的な見地から言えば腕組も興奮ポイント……？」

歩夢「違うよ！そこは普通に幼馴染としてだよ！」

18 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:01:21.65 ID:kGfyfapJ.net

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ それはそれこれはこれだよね

19 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:01:56.35 ID:7/zz5uaI.net

侑「だってさっき言ったくらいのはもう基本なんでしょ…？」

歩夢「う、嘘なの！！さっきの無し！！」

侑「じゃあ腕組とか、手繋いだりとか、そういう日常の中にあるプレイに行かざるを得ないじゃん…？」

歩夢「違うんだってぇ！！」

歩夢「…っていうか、なんかちょっと協力的じゃない？さっきまで襲われるーって大騒ぎしてたのに……」

侑「さ、逆らったらもっとひどい目にあう……」

歩夢「そんなことしないから！！」

20 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:02:22.08 ID:BT4DRknZ.net

なんでこいつ歩夢の幼馴染は自分だけだと思っているんだ

21 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:03:59.73 ID:7/zz5uaI.net

侑「じゃ、じゃあ面と向かって宣誓してよ……」

歩夢「…何を？」

侑「『私は幼馴染を犯したいと思ってないし、思ったことも有りません』って」

歩夢「何その宣誓…」

侑「言わなきゃ信用できないよっ！獣の隣の部屋にはいられないよ！！」

歩夢「ケダモノとか言わないでよぉ……」

22 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:05:57.88 ID:f1CWROZU.net

>>12
かのんがちぃかのもののエロ本隠し持ってたってパターンである

23 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:06:05.28 ID:7/zz5uaI.net

侑「とにかく言ってくれれば、安心できるかもしれないから…」

歩夢「……うーん………………」

歩夢「………………」

歩夢「………………」

歩夢「………………」

侑「……長くない？」

侑「や、やっぱり嘘の宣誓は出来ない……？」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

歩夢「嘘じゃないよ！」

侑「ううん、私だって歩夢の事を嘘つきにしたいわけじゃないから……」

侑「歩夢にその場限りの嘘をつかせるくらいなら…私、歩夢の大好きと向き合いたい…！！」

歩夢「侑ちゃん……っ」

24 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:06:10.66 ID:eVu8Dlyr.net

>>20
⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞ そういうことは当然把握してるからね

25 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:07:28.00 ID:7/zz5uaI.net

歩夢「え、えっと…なんだっけ……『私は』……」

侑「『私は幼馴染を犯したいと思ってないし』」

歩夢「そっか…『私は幼馴染を…』……」

侑「どうかしたの…？」

歩夢「あ、あのね侑ちゃん……一応、一応確認するね？」

侑「何を…？」

歩夢「この『犯す』の範囲って……」

侑「っ！！」ﾋﾞｸｯ

歩夢「いっ一応だよ？！」

侑「それはつまり…範囲によっては……」

歩夢「一応だから！意外と二人の間で認識が食い違ってるかもしれないし……」

侑「範囲によっては私の事…！！」ｶﾞｸｶﾞｸ

歩夢「いやだから！その確認だよ！！」

侑「そ、そうだね…歩夢の基準はちょっとアレだしね…」

歩夢「アレとか言わないでよぉ！」

26 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:09:24.95 ID:U3dDyVIs.net

とりあえず押し倒すまではセーフだったね

27 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:09:32.12 ID:RbMILsTS.net

>>22
ありがとう

28 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:09:40.86 ID:7/zz5uaI.net

歩夢「じゃあ…ちょっとずつ確認しよ？」

侑「う…うん…その、ここでの『犯す』の範囲が広ければ広いほど…その」

侑「歩夢がさっきの宣誓を出来なくなる可能性が上がるんだね……」

歩夢「うん…でも、多分大丈夫だよ」

侑「そうだよね…！」

歩夢「じゃあ早速、『犯す』の基準決めスタート！」

侑「えーっとまずは…『キス』」

歩夢「え？！」

侑「…えぇ？！」

29 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:11:50.09 ID:7/zz5uaI.net

歩夢「ストップ！ストップで！」

歩夢「侑ちゃん！」

侑「な、何？いきなり改まって……」

歩夢「幼馴染ならキスぐらい普通にするよ！」

侑「しないしないしない」

歩夢「わ、私が侑ちゃんにするかどうかじゃなくて…こう一般的に、社会常識として幼馴染はセーフだよ！！」

侑「しないよぉ！」

歩夢「あの、アレだよ？普通の唇同士のキスだよ？『下の口同士で』とかそういうのじゃないよ？」

侑「あっ当たり前だよ！！…///」

侑「っていうか、今言った方がOKだったら絶交してたよ……」

歩夢「えっ……」

侑「……歩夢？」

歩夢「えっ……えーと」

侑「いやダメだよ？キスはダメ」

歩夢「………はい」

侑「…っていうか、初手キスって時点で気になってたんだけど、どのラインならさっきの宣言できるの……？」

歩夢「え…」

侑「歩夢が決めてよ、それを聞いてから考えるから……」

歩夢「うん……」

30 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:13:24.63 ID:H3pMgTUq.net

幼馴染ならキスくらい普通ですよ

31 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:18:12.06 ID:LnKagpcJ.net

>>16
すまん、そういえばそうだった

32 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:20:05.25 ID:lYvdHMMf.net

>>1
>>2
妄想変態馬鹿オタク

33 ：1です、余所で規制かかっちゃいました：2021/09/25(土) 18:20:43.41 ID:EpjHqKeX.net

10分後

歩夢「………」

侑「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

歩夢「……あの」

侑「ひぃっ！？」ﾋﾞｸｯ

歩夢「そ、そこまで怯えなくてもいいのに…」

侑「ごめんちょっと驚いただけだから…ごめんね…謝るから…だから犯さないでぇ…」

歩夢「やめて！」

侑「…ていうか、長考してた時点でかなりヤバい……？」

歩夢「言うからぁ！」

34 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:30:18.15 ID:KBlMAR0Y.net

こいつどうすれば出来るだけ自分に都合の良い契約結べるか長考してやがるぜ…！

35 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:32:35.44 ID:yONqnQYz.net

抜け道があってはいけないからな

36 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:38:45.12 ID:EpjHqKeX.net

歩夢「え、えーっと……」

侑「いいよ歩夢、ドンと来てよ」

歩夢「うん、その…」

侑「もう驚いたりしない、だって私歩夢の幼馴染だもん」

歩夢「あの…だからその」

歩夢「……多分何をラインにしても…無理」

侑「…え」

歩夢「いやだって…侑ちゃんと…そういう事したいし」

侑「……」

歩夢「……」

侑「……うわあぁあぁぁぁああぁやっぱり歩夢ガチなんだぁぁぁあぁっ！！！！！」

歩夢「ご、ごめんごめん！！大声出さないで！！」

侑「……でもしたいんだよね？」

歩夢「うん」

侑「襲われるぅぅぅ！！！！私の初めての人が歩夢になっちゃうよぉぉぉっ！！！」

歩夢「ごめんね侑ちゃん！！本当にごめんね…？でもさっきのとかすごくやりたい！！」

侑「そんなの聞いてないよぉぉぉおぉおぉ！！」

歩夢「ちょっ侑ちゃんほんとに声大きいから！！静かにしないと前みたいに押し倒すよ？！」

侑「本性出てるぅううぅぅうっ！！！」

侑「っていうか、前押し倒された時…歩夢のスマホに通知来なかったら……私そのまま……」

歩夢「…し、しないしない！！無理やりとかはしないから！！」

37 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:45:17.58 ID:EpjHqKeX.net

侑「昔お泊りした思い出を話しながらのえっちは？」

歩夢「基本」

侑「幼馴染と書いて？」

歩夢「恋人」

侑「アルバムは？」

歩夢「えっちしながら一緒に見よ？」

侑「部屋が隣同士だと？」

歩夢「…ひとりえっちの声とか聞けて…すごく良かった///」

侑「怖いよおぉぉおっ！！！歩夢がこわいよぉおおぉっ！！」

歩夢「う、うるさい！！中三まで侑ちゃんが使ってた下着口に詰めるよ？！」

侑「なにそれ？！」

歩夢「よくあるの！」

侑「よくある？！」

38 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:45:22.34 ID:CjzKiBXu.net

@cﾒ*˶◉ _ ◉˵ﾘ もちろん合意するよね

39 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:52:37.36 ID:EpjHqKeX.net

歩夢「色々装着させたまま思い出の場所めぐりデートしたい！」

侑「きゅ、急に何…！？」

歩夢「あのね侑ちゃん……私、好きなの…！！」

歩夢「もう我慢しなくていいんだって思ったらなんか口から色々出てきちゃって…！！」

侑「そんなことを内に秘めてたの……？」

歩夢「同好会のみんなと打ち合わせしてる時にリモコンでいじりたい！！」

侑「やめて怖いよ歩夢ぅっ！！」

歩夢「こういう時せつ菜ちゃんみたいな純真そうな子がやたらと体調心配してくる！！」

侑「そういう設定まであるの？！」

40 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:54:50.91 ID:sNxshjNi.net

@cﾒ*˶˘ ᴗ ˘˵ﾘ

41 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 18:59:35.86 ID:EpjHqKeX.net

歩夢「ごめんね侑ちゃん抑えられないの！！」

侑「歩夢もうやめてぇ！！」

歩夢「舞台裏で隠れながらキスしたい！！」

歩夢「授業抜け出して学校のトイレでえっちしたい！！」

歩夢「お義母さんの目の前でバレないように侑ちゃんの胸揉みたい！！」

歩夢「手繋いで帰りたい！！」

侑「最後はいつもやってることなのに怖いよぉ！！」

歩夢「はぁ…はぁ………そういうことなの」

歩夢「だから、明日からよろしくね…侑ちゃん♡」

侑「な、何をよろしくされたの…！？」

歩夢「あ、私もう寝るね？おやすみ」

侑「ま、まってよ歩夢！！今切り上げられると余計怖い！！」

歩夢「おやすみなさい」ﾁｭｯ

侑「あっ……///」

ﾊﾞﾀﾝ

侑「…明日から何されるのかな」

侑「…キスされちゃったし…///」

侑「…歩夢のバックの中なんて見なきゃ良かった……」

侑「…同好会のみんなには………言えないよぉ…こんな事…///」

─────────

──────

───

せつ菜「かすみさんの私物…？漫画でしょうか…」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

せつ菜「…真面目で無知な生徒会長と小悪魔系後輩いちゃらぶ生徒会室背徳えっち……えっ？！？！///////」

42 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:03:20.54 ID:99mjSt5I.net

満更でもなさそうな侑ちゃん

43 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:03:27.52 ID:DMwGERyB.net

この生徒会長はリコールですね…

44 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:09:19.63 ID:LyFG9Zyk.net

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ 三 *˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ

45 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:14:29.03 ID:hKG5iyGv.net

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ👍ｲｲﾈ!

46 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:14:26.80 ID:CjzKiBXu.net

おつ。このネタ本当に秀逸だよね
シリーズ化するのもわかる

47 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:19:01.24 ID:sJ16EykJ.net

乙
このネタ好き

48 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:19:09.95 ID:jXg3H6Lb.net

気持ち悪い
死ねよ(笑)

49 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:23:59.59 ID:nlH+3wwI.net

このあと開き直ってやりたかったこと全部していくんだよね

50 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:29:06.77 ID:QmcPX83w.net

@cﾒ˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ

51 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:30:41.37 ID:7/zz5uaI.net

これだけだと折角代行して立てて頂いたスレなのに勿体ないので昔書いたSSを暇な時に続けて投下しようと思います。

52 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:31:20.70 ID:OVmfwwye.net

₍₍ @cﾒง*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘว ⁾⁾期待してるね

53 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:32:38.06 ID:PPpqiawX.net

⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞👍

54 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:32:39.39 ID:kPooEKx6.net

せつかすの方もよろしく頼みますよ！！！！！

55 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:34:04.56 ID:7/zz5uaI.net

歩夢「ゆうぴょんの方がかわいいんじゃない？」

侑「それは無いぴょん」



歩夢「じゃあ試してみよっか」

侑「ん゛ーっ！！」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

璃奈「侑さんの力じゃその拘束具は外せない。注射するからおとなしくしてて」ﾌﾟｽｯ

侑「ふぅ…っむぅ…！！」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

歩夢「ふふっ、もうすこしでゆうぴょんになっちゃうよ♡」

侑「ん゛ーっ！！んん゛ーっ！！」

侑「……！！」ｿﾞﾜｿﾞﾜ

侑「んぅ…っ！！…むぅー！！…んっ…ふーっ…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

ᕱ ᕱ
⎛(cV„O - OV⎞「……」

56 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:34:35.98 ID:wAtLOYH0.net

ワロタｗ

57 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:37:12.52 ID:n8yytj/a.net

かなりホラーだった

58 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:37:54.56 ID:7/zz5uaI.net

_____ᕱ__ᕱ
⎛(cV„O - OV⎞「……」

歩夢「やぁんっ♡かわいいっ♡」ﾑｷﾞｭｷﾞｭ

侑「むふーぅっ！！んぅぅ！！」

歩夢「うさみみがもふもふだよぉ♡侑ちゃぁ〜んっ♡」ﾓﾌﾓﾌ

侑「んっ♡…むふーっ！！んむうぅー！」

歩夢「えへへへぇっ〜♡♡♡」ｻﾜｻﾜ

侑「んっ♡…ふーっ……んんっ♡」

歩夢「ほら鏡みて？ゆうぴょんもとっても可愛いよ♡」

侑「むっ…んんー！」

歩夢「あっそうだ！ゆうぴょんだぴょん…ってやってみて？」

侑「むぅ？！うむうぅー！」

歩夢「あ、ごめんね？外してあげるね」ﾎﾟｺｯ

59 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:37:59.38 ID:Xlgpu5cE.net

自我を失ってるやん…

60 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:40:45.19 ID:3M5e6ogC.net

ウサギは性欲が旺盛

61 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:48:37.83 ID:7/zz5uaI.net

侑「恥ずかしいよぉ！！」

歩夢「そんな事無いよ！可愛いよ！」

侑「やだ！」

歩夢「うぅ…お願い…」

侑「……だ、だめ」

璃奈「私も見たい」

侑「え…でも」

璃奈「がんばって薬作った。その椅子も」

璃奈「対価として見てみたい」

侑「あ、えっと……その」

歩夢「璃奈ちゃんもこう言ってるし…ね？」

侑「ぁう……うぅ///」

侑「ゆ、ゆうぴょんだ…ぴょんっ…///」

歩夢「〜〜っ！！」

璃奈「…よし」ﾋﾟﾋﾟ

62 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:51:26.39 ID:M6Jxrd3Q.net

歩夢ちゃんのお願いなのに侑ちゃんが対価を支払う理不尽

63 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:52:30.83 ID:vw3ABUr9.net

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ

64 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:54:33.42 ID:7/zz5uaI.net

侑「ちょっ！録画した？！いまカメラの音したよね？！」

璃奈「歩夢さん、あとで送るね」

歩夢「うん、お願い」

侑「酷いよぉ！！やめてよぉ！」

歩夢「侑ちゃんの可愛い所をみんなにも見てほしいの♡」

侑「見て欲しくない！恥ずかしい！！」

璃奈「ちなみに配信してるから消しても無駄」

侑「……ぇ…？」

歩夢「この生放送は、YoutubeとLINE LIVE、bilibili動画で配信しています、後日アーカイブ公開の予定もあるので是非お楽しみ下さいっ♪」

侑「うわぁぁぁぁあ！！」

璃奈「ほんとはニコ生でもやるつもりだった」

侑「聞いてないよぉ！！」

歩夢「見て、侑ちゃんのおかげでチャンネル登録者が8000人も増えたよ！」

侑「なんか嬉しくない！」

璃奈「前から侑さんの事は話題になってた」

侑「どういうこと…」

璃奈「これはこの前の動画のコメント」

65 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:55:46.63 ID:UmxpGvbP.net

🌸cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ

66 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 19:57:58.90 ID:7/zz5uaI.net

ツインテの子可愛くない？

マネージャーさんとか？

メンバーじゃないの？マネージャーにしては可愛すぎでしょ

璃奈ちゃんと同じくらいの身長なのかわいい

マネージャーの一日みたいな動画出して欲しい


侑「あはは……ど、どうも、高咲侑です。同好会のみんなのサポート等やらせてもらっています」

侑「…いや、私身長もっとあるもん！156だもん！」

歩夢「みんな侑ちゃんの可愛さに気付いちゃったみたいだね」

侑「私じゃなくてみんなの事を見てほしいなぁ」

歩夢「ふふっ、侑ちゃんが可愛いのが悪いんだよ？」

侑「そんなぁ！」

歩夢「いっぱい楽しもうね」

侑「ひ…ひぃっ……！！」

………

……

…

67 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 20:01:17.72 ID:7/zz5uaI.net

_____ᕱ__ᕱ
⎛(cV„X o XV⎞「はぁ…ひぃ……」

歩夢「以上、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会特別生放送でした！」

─後日─


侑「はゆむぅ！！」ﾊﾞﾀﾝｯ

侑「うさみみが取れないよぉ〜っ！！」ﾜﾅﾜﾅ

歩夢「ふふっ、侑ちゃんかわいいなぁ」

68 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 20:02:13.74 ID:ldU3HxVg.net

隠しておきたいけどみんなに知って欲しいという複雑な気持ち

69 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 20:09:43.47 ID:ymQyJo0D.net

おつ。いつも璃奈ちゃんの薬やスイッチで好き勝手してるからたまにはね

70 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 20:13:43.72 ID:4tdiPnSu.net

歩夢もあゆぴょんになって番になろう

71 ：名無しで叶える物語：2021/09/25(土) 21:19:40.04 ID:ILgZOMyW.net

ニコ生でもやるつもりだったで笑った

72 ：名無しで叶える物語：2021/09/26(日) 01:31:57.74 ID:DTMWV1Va.net

ゆう（５さい）「あゆむちゃんはゆうのおよめさんになるんだよね」


せつ菜「おはようございます！！」ｶﾞﾁｬｯ


歩夢「はうぅっ…かわいい///」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ゆう「なんか今日のあゆむちゃん、あゆむちゃんのママみたい！」

歩夢「そうかなぁー？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


せつ菜（……えっ何ですこれ）

73 ：名無しで叶える物語：2021/09/26(日) 01:34:02.97 ID:DTMWV1Va.net

せつ菜「…あ、あの…その子、侑さん…ですか？」

歩夢「そうだよ、ね〜？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ゆう「うん！ゆうです！」

せつ菜「どうしてそんな幼い姿に…」

歩夢「かわいいでしょ？」

せつ菜「えっ？はい、可愛いと思いますけど…」

ゆう「あゆむちゃんのほうがかわいいよー！！」

歩夢「侑ちゃんもかわいいよぉ〜///」ｷﾞｭｰ

ゆう「うぅっ…くるしぃよぉあゆむちゃ…」

歩夢「あっごめんね？！つい…」

74 ：名無しで叶える物語：2021/09/26(日) 02:13:09.99 ID:6OmiFTm4.net

また璃奈ちゃんの仕業かな

75 ：名無しで叶える物語：2021/09/26(日) 09:05:35.69 ID:Y+8RwJAX.net

ゆうちゃんおませさんで可愛い

76 ：名無しで叶える物語：2021/09/26(日) 11:34:51.78 ID:5ppNcqHE.net

⎛(cV„◜ᴗ◝V⎞

77 ：名無しで叶える物語：2021/09/26(日) 12:53:14.58 ID:DTMWV1Va.net

せつ菜「ふふふっ、いいですねぇ子供って…」

せつ菜「…い、いえっ！！流されるわけには…生徒会長として生徒の安全を確保する義務があります！どうして侑さんがそんな姿になってしまったのか教えて下さい！！」

ゆう「ねー、あのひとはだーれ？」

歩夢「大きい声で喋ってる人？」

ゆう「うん」

歩夢「あの人はね、優木せつ菜ちゃんだよ」

ゆう「せつな？」

歩夢「そう、せつ菜ちゃん！」

ゆう「せつなちゃん！！」ﾌﾘﾌﾘ

78 ：名無しで叶える物語：2021/09/26(日) 13:10:11.65 ID:DTMWV1Va.net

せつ菜「優木せつ菜ですよ〜」ﾌﾘﾌﾘ

ゆう「あゆむはゆうのおよめさんになるんだから、とっちゃだめだよ？」

せつ菜「は？！」

歩夢「？？！！？！？！」

せつ菜「も、勿論です！！お二人の間に入ろうなんてしません！お約束します！」

ゆう「うん！」

歩夢「侑ちゃ…///せつ菜ちゃんも…も〜っ///」

ゆう「あゆむちゃんはゆうのおよめさんになるんだよね」

歩夢「うぅ…///確かにそんな感じの約束したの覚えてるけど…」ﾎﾟﾜﾎﾟﾜﾎﾟﾜ


あゆむ『ゆーちゃん！うまぐみのせんせーけっこんしたんだってー！』

ゆう『けっこん？ってなあに？』

あゆむ『いちばんすきなひとのおよめさんになることだよ！』

ゆう『そうなの？じゃあわたしあゆむちゃんのおよめさんになるー！』

あゆむ『えぇっ？！///じゃ、じゃあ…わたしもゆーちゃんのおよめさんになる…///』

ゆう『ほんとー？！やくそくだよ？』

あゆむ『うん///』

ゆう『えへへ』

79 ：名無しで叶える物語：2021/09/26(日) 13:26:17.78 ID:DTMWV1Va.net

歩夢（懐かしい…でも侑ちゃん絶対意味分かってなかったよね…私の説明も悪かったけど…）

歩夢（侑ちゃんはもう忘れちゃってるんだろうなぁ…）

せつ菜「…はっ！流されてしまいました！！」」

せつ菜「歩夢さん！！」

歩夢「んー？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

せつ菜「侑さんが小さくなってしまった原因をですね…！！」

歩夢「あー、璃奈ちゃんがね？」ﾎﾟﾜﾎﾟﾜﾎﾟﾜ

80 ：名無しで叶える物語：2021/09/26(日) 13:47:04.74 ID:DTMWV1Va.net

璃奈『幼児化するボタン作ったから腕相撲で最下位だった人に使おう』

侑『おーいいね！！やろうやろう！』

愛『愛さんも愛さんも！』

しずく『まだせつ菜先輩と3年生の皆さんが来てませんけど…』

歩夢『せつ菜ちゃんは生徒会の仕事でだいぶ遅れるって言ってし、3年生は今日進路説明会たからしばらく来ないんじゃないかな？』

侑『だったら先に一戦やっちゃおうよ！』


侑『よーっし負けないぞー！！』

愛『ほっ！』ﾋﾞﾀﾝ

しずく『えいっ♡』ﾋﾞﾀﾝ

かすみ『うぬぬぬぅ゛！！』ﾍﾟﾄ

璃奈『ふんっ』ﾍﾟﾁ

81 ：名無しで叶える物語：2021/09/26(日) 14:36:41.09 ID:DTMWV1Va.net

侑『そ…そんな』

ｶﾞﾁｬ

エマ『チャオ〜』

彼方『説明会ようやく終わったよ〜』

果林『あら、腕相撲？』

侑『はぁぁぁぁぁあっ！！！』ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞ

歩夢『えっと…ごめんね？』ﾋﾞﾀﾝ

侑『ぐはぁっ……そんな…昔は勝てたのに…』

しずく『彼方さん達もやりませんか？』

かすみ『腕相撲が一番弱い人に罰ゲームを受けてもらうんですよぉ〜』

彼方『おっ良いねぇ彼方ちゃんもやるやる〜』

エマ「私も〜』

果林『罰ゲームって？』

璃奈『このボタンを使って幼児になってもらう』

果林『へぇ〜』ﾁﾗ

侑『はは…あはは』ｶﾞｸｶﾞｸ

82 ：名無しで叶える物語：2021/09/26(日) 14:49:28.35 ID:DTMWV1Va.net

果林『お姉さん、手加減しないわよ？』

侑『あ、あの果林さ』ﾋﾞﾀﾝ

エマ『えいっ！』ﾍﾞﾁﾝ!!

彼方『子供の侑ちゃんかぁ〜』ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞ

侑『ひぃいいぃ！！昔の歩夢が見たかっただけなのにぃ〜っ！！』ﾍﾞﾁ

─────────

──────

───

歩夢「途中から三年生も参加して…侑ちゃんが尽く完敗して…」

せつ菜「な…なるほど…」

歩夢「そしたら「侑ちゃんが喜びそうなお菓子買いに行こう」って話になってね、みんなは買い出しに行ってて、私は侑ちゃんとお留守番してるとこだったの」

ゆう「おかし！！」

歩夢「そうだよー？さっきのお姉ちゃんたちが買ってきてくれるから待ってようね〜」

ゆう「うん！」

83 ：名無しで叶える物語：2021/09/26(日) 14:50:57.54 ID:APqF/hvB.net

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ 子供侑ちゃん少し独占欲見せてて可愛いね

84 ：名無しで叶える物語：2021/09/26(日) 15:01:53.40 ID:DTMWV1Va.net

せつ菜「…あのっ」

せつ菜「私も…侑さんのこと、ナデナデしても…いいですか？」

侑「いーよー！！」

せつ菜「やった！！」

歩夢「ダメ」

せつ菜「そんな…」

ゆう「あゆむちゃんダメだよー！」

歩夢「ふふっ冗談冗談、ほら行っておいで」

ゆう「わーい！」ﾄｺﾄｺ

せつ菜「よしよ〜し…はぅうかわいい…///」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ゆう「えへへ〜」

歩夢「せつ菜ちゃんのほうが良いの？」ﾆｺﾆｺ

せつ菜「？！」

85 ：名無しで叶える物語：2021/09/26(日) 15:02:48.39 ID:YM5cK2co.net

歩夢なら2人きりの時に頼み込めばやってくれそう

86 ：名無しで叶える物語：2021/09/26(日) 15:08:38.30 ID:DTMWV1Va.net

ゆう「ちがうよー！」

せつ菜「えっ…やっぱり歩夢さんの方が上手ですか…？」

ゆう「ちがうよ！」

歩夢「そうなの？」

ゆう「ち、ちがうよー！！」ｱﾀﾌﾀ

せつ菜「あ、あの！歩夢さん！！」

歩夢「ふふっ冗談だよ〜侑ちゃんの反応が面白くて」

ゆう「もー！なかよくしなきゃダメだよー！！」ﾌﾟﾝｽｶ

歩夢「はぅっ///…ごめんね侑ちゃん♡」

せつ菜「うわぁ〜っなんなんですかこの可愛い生き物はぁ…♡」

87 ：名無しで叶える物語：2021/09/26(日) 15:15:43.80 ID:l5exaOKK.net

侑ちゃんこの年からタラシの片鱗を見せてる

88 ：名無しで叶える物語：2021/09/26(日) 15:25:29.44 ID:DTMWV1Va.net

ｶﾞﾁｬｯ

愛「ただいまーっ！」

エマ「侑ちゃーん♡♡♡」

彼方「美味しいものいっぱい買ってきたよぉ〜♡♡♡」

ゆう「あーっ！おねえちゃーん！！」ﾄﾀﾄﾀ

エマ「うふふ〜っ、いい子にしてたかな〜？」ｷﾞｭｰｯ

ゆう「ふぃふぇふぁふぉー！！」ﾓｺﾞﾓｺﾞ

彼方「ほら〜侑ちゃんが食べたがってたたべっ子どうぶつだよ〜」ﾑｷﾞｭｰ

ゆう「ふぁーい！！」ﾓﾆｭﾓﾆｭ

果林「ビッグカツもあるのよ〜？」

ゆう「…?」

果林「えっこれ嫌い？」

89 ：名無しで叶える物語：2021/09/26(日) 15:29:25.67 ID:pFnUsX8d.net

母性本能を堕とされてるな

90 ：名無しで叶える物語：2021/09/26(日) 15:34:48.46 ID:oB9fF08u.net

ビッグカツ懐かしいｗ

91 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 00:10:44.07 ID:3KWbEvl1.net

侑ちゃんの希望も叶えてあげたい

92 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 10:39:37.68 ID:zIWmhdSo.net

⎛(cV„Ó ᴗ ÒV⎞

93 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 19:21:19.54 ID:p0Q5liRo.net

せつ菜（な…なんて強烈な母性…とても太刀打ちできません…！）

せつ菜（というかこれを見てて歩夢さんは大丈夫なんでしょうか…？）ﾁﾗｯ

@cﾒ*? _ ?ﾘ「…」

@cﾒ*?? ? ??ﾘ「…」

せつ菜（えぇっ？！良いんですか？！）

ゆう「あゆむちゃーん！！」ﾄﾀﾄﾀ

ゆう「みてみて！たくさんもらっちゃった！」

彼方「あ〜あ、帰っちゃった」

エマ「うーんお菓子じゃダメかぁ…」

果林「ビッグカツ…美味しいのに…」

彼方「駄菓子はだめかぁ」

果林「島ではよく食べたのよ？」

94 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 19:23:36.16 ID:p0Q5liRo.net

顔文字訂正

@c\uff92*\u25c9 _ \u25c9\uff98\r\n\r\n 「…」

@c\uff92*\u02f6\u02c6 \u1d17 \u02c6\u02f5\uff98\r\n\r\n 「…」

95 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 19:24:06.64 ID:p0Q5liRo.net

ごめんなさいなんかダメでした

96 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 19:26:46.72 ID:haTHqrh7.net

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ
これとは違う表情かな

97 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 19:28:14.31 ID:Yi6SjFYB.net

@cﾒ*˶˘ ᴗ ˘˵ﾘ 尊すぎてバグっちゃったんだね

98 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 19:30:34.61 ID:p0Q5liRo.net

>>96
上が目が真っ黒なやつで下がそれです
ありがとうございます

99 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 19:34:52.81 ID:p0Q5liRo.net

歩夢「よかったねぇ〜、じゃあお姉さんたちにありがとうしないとね」

ゆう「うん！ありがとうございました！」

エマ「どういたしまして〜?」

彼方「えへへ〜、照れるぜ〜」

せつ菜「すごい…正に帰巣本能ですね」

しずく「ちょっと違うと思いますよ？」

せつ菜「うわぁっしずくさん？！いつの間に…」

しずく「丁度今帰ってきたところです」

かすみ「ねーりな子ってばー、かすみんもちっちゃい頃はすっごい可愛かったんだからー！！」ｶﾞﾁｬ

璃奈「はいはい、かわいいかわいい」

かすみ「なんか雑ー！！」

しずく「はぁ、まだ言ってるのかすみさん」

かすみ「だって本当なのに信じてくんないんだもん」

璃奈「じゃあ今度はかすみちゃんにボタン使おう」

かすみ「それはなんか違うっていうかさぁ…」

璃奈「実物を見れば一目瞭然」

100 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 19:35:20.65 ID:z/k6Nm5k.net

@cﾒ*˶◉ _ ◉˵ﾘ「…」

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ「…」

101 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 19:35:33.66 ID:0ClraxPn.net

エンコードしてきた

@cﾒ*◉ _ ◉ﾘ「…」

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ「…」

102 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 19:47:06.40 ID:p0Q5liRo.net

>>100
>>101
ありがとうございます。その2つです。



ゆう「かすみーん！！」ﾀﾞｷｯ

かすみ「おぉっ！でへへぇ〜っ、なんですかぁ？お姉さん何でもしてあげますよぉ〜？」ﾃﾞﾚﾃﾞﾚ

ゆう「じゃあねー、さっきのじこしょーかいして！」

かすみ「これで5回目ですよ？」

ゆう「いーの！」

かすみ「じゃあ行きますよー！やっほ〜っ?───」ｷｬﾋﾟｷｬﾋﾟ

ゆう「わぁぁぁあ！」ｷﾗｷﾗ

せつ菜「…かすみさん、凄く懐かれてますね」

歩夢「前に公園行った時も子供に懐かれてたし、そういう才能有るんじゃないかな？」

ゆう「かたぐるましてー！」

かすみ「ほっ！どうですかぁ〜？」

ゆう「たかーい！！」

璃奈「…かわいい」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

しずく「璃奈さん…あの」

璃奈「もち、アプコンして送る」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

しずく「うん、お願い」

103 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 19:52:16.42 ID:urtfibmM.net

俺にも送って欲しいな

104 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 19:55:48.47 ID:WQZY3D1c.net

かすみんは子供のお世話上手そう

105 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 19:58:57.59 ID:p0Q5liRo.net

かすみ「びゅーん！」

ゆう「あははっ！わーい！」

〜間〜

ゆう「んぅぅ…あゆむちゃぁ…」

歩夢「どうしたの？眠くなっちゃった？」

ゆう「ん……」

歩夢「いっぱい遊んだもんね〜、膝枕してあげるからおいで？」

ゆう「んんぅ…」ﾎﾟﾌｯ

歩夢「よしよし」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

エマ「…ふふっ、昔を思い出すなぁ」


しずく「…私、妹が欲しかったなぁ…」

かすみ「え〜？しず子が妹って感じじゃん」

しずく「…それって私が子供っぽいって事？」

かすみ「だってしず子結構わがままだし」

しずく「…むぅ」ﾌﾟｸｰｯ

106 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 20:12:38.66 ID:4qYrACJY.net

姉妹をすごく凝った設定のおままごとに付き合わせてそう

107 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 21:11:08.62 ID:p0Q5liRo.net

せつ菜「そういえば侑さん、歩夢さんの事ちゃん付けで呼んでましたけど呼び捨てで呼ぶようになったのっていつ頃なんですか？」

歩夢「中学生になってすぐの時かな、朝家の前でいきなり「歩夢」って呼ばれて…」

せつ菜「何か理由って有るんですか？」

歩夢「うーん…最初はびっくりしたけどすぐ慣れちゃったし、気にしたこと無いかも…」

歩夢「理由かぁ…」ﾎﾟﾜﾎﾟﾜﾎﾟﾜ


侑『あっ…ぁゆむっ…！！…その…おはよ…///』

歩夢『…えっ？』

侑『はっ…早く行かないと遅刻しちゃうよ！！』ｸﾞｲｸﾞｲ

歩夢『ねぇ侑ちゃん今』

侑『今日一時間目！！えと…なんだったっけ…？』

歩夢『数学だけど…』

侑『そっか…算数…』

歩夢『もう…中学生になったら算数じゃなくて数学だよ？』

侑『えへへっ、ごめんごめん…』

歩夢『…手繋がないの？』

侑『えっ？！う、うん繋ごう…///』ｷﾞｭｯ

歩夢『侑ちゃん、さっき私のこと「歩夢」って』

侑『嫌…だった？』

歩夢『えっ？…ううん、ちょっとびっくりしただけ』

侑『そう？…ﾖｶｯﾀ…』

歩夢『えっ？』

侑『な、何でも無い！！』

歩夢『…なんか今日の侑ちゃん変だよ？』

侑『だって！！…歩夢のせいだもん…』

歩夢『私？！』

侑『うぅ///…知らないっ！！』ﾀｯﾀｯﾀｯ

歩夢『あぁっ…侑ちゃん待って！！』ﾀｯﾀｯ

108 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 21:19:07.26 ID:p0Q5liRo.net

歩夢「…私のせい？」

歩夢（…後で聞いてみよ）

ゆう「すぅ……すぅ……」

歩夢「ふふっ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

歩夢「んん……ふわぁああぁっ……」

歩夢「すぅ……」



「ゅ…あー…む！…あゆ…！」

歩夢（侑…ちゃ…ん？）

歩夢「…はっ！！」

侑「起きた？」

歩夢「私…寝ちゃって…今何時？」

侑「ふふっ、もう下校時刻過ぎちゃってるよ？」

歩夢「えっ？！あっ…もう真っ暗……あれ？戻してもらったの？」

侑「うん、ほんとはその時に歩夢も起こそうと思ったんだけど…気持ちよさそうに寝てたから、みんなには先に帰ってもらったんだ」

歩夢「そうなんだ…なんかごめんね？」

侑「気にしないで、かわいい寝顔も見れたし！」

歩夢「…えっ？！うぅ…///」

侑「歩夢は私の寝顔いっぱい見てるんだし良いじゃん」

歩夢「そういう事じゃ…無くて…///」

侑「ふふっ、照れてる歩夢もかわいいよっ！ほら、帰ろ？」

歩夢「もうっ…///」

109 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 21:24:45.96 ID:WeyRn6w6.net

歩夢呼びになった心境の変化は気になるね

110 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 21:26:55.53 ID:BtBneh61.net

@cﾒ*˶˘ ᴗ ˘˵ﾘ

111 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 21:36:41.56 ID:p0Q5liRo.net

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ……

侑「あー…間に合わなかった…」

歩夢「次のバス待つ？」

侑「んー…前みたいに歩いて帰る？」

歩夢「…そうしよっか？」


歩夢「侑ちゃん」

侑「ん？」

歩夢「侑ちゃんって私のこと呼び捨てで呼ぶよね」

侑「うん」

歩夢「理由とかってあるの？」

侑「えっ…理由、かぁ…」

歩夢「うん、ちょっと気になっちゃって」

侑「…笑わないでよ？」

歩夢「うん」

112 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 21:57:27.01 ID:p0Q5liRo.net

侑「……取られちゃうって思ったから」

歩夢「取られる？」

侑「中学入って、男子が歩夢の事呼び捨てにしてるの見ちゃって…それで」

歩夢「幼稚園の頃にお嫁さんになるって約束したのに…って？」

侑「へっ？！何でそれっ///」

歩夢「ちっちゃくなってた時に自分で言ってたよ？」

侑「えっ？！あっ…///」

歩夢「っていうかその事覚えてたんだ…」

侑「そりゃ！！…約束…したし///」

歩夢「えっ？///」

歩夢「ち、小さい頃の事だし！…あの時はお嫁さんとか結婚とか…どういう事か分かってなかっただろうし…///」

侑「いや…なの？」

歩夢「えっ///」

侑「私は…分かってたつもり…だったんだけど……」

歩夢「あっ！いやそのっ！！…えと…嫌じゃ…無いです…//////」

侑「…えへへっ…そっか…そう…//////」

歩夢「……か…帰ろっか…//////」

侑「……うん…///」

歩夢「…」ｷﾞｭｯ

侑「あっえっ？！これって…その、恋人繋ぎじゃ…///」

歩夢「だって…そういう事でしょ…？///」

侑「………///」ｺｸﾘ

─────────

──────

───

113 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 21:59:09.43 ID:1I6Vo+y+.net

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ 三 *˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ

114 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 22:00:12.07 ID:3KWbEvl1.net

🌸cﾒ*˶˘ ᴗ ˘˵ﾘ⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞

115 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 22:04:13.86 ID:4yYe1n26.net

侑ちゃん可愛すぎる

116 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 22:05:07.70 ID:p0Q5liRo.net

かすみ「あっせんぱーいっ！おはようございますぅ！！」

侑「ｵﾊﾖ…///」　　　　　　　　　歩夢「ｵﾊﾖｳｶｽﾐﾁｬﾝ…///」

かすみ「…なんで手つないでるのにそんなに離れてるんですか？」

侑「ｴｯ？！…ｿｳ…ｶﾅ？」ﾁﾗｯ

歩夢「…！！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

かすみ「…なんか二人共変です！！っていうか音楽科の下駄箱はあっちじゃ…」

侑「あっ…」

歩夢「…うん」ﾄﾃﾄﾃ

かすみ「ちょちょちょ歩夢先輩は普通科だからついてかなくて良いんですよ！」

歩夢「うぅ…」ﾊﾟｯ

侑「また、お昼休みね…」ｼｮﾝﾎﾞﾘ

かすみ「なっ…朝っぱらから糖度が高すぎます…一体かすみん達が帰ってから何が…」

かすみ「何があったんですかぁ〜っ？！？！」



あゆむ『ゆーちゃん！うまぐみのせんせーけっこんしたんだってー！』

ゆう『けっこん？ってなあに？』

あゆむ『いちばんすきなひとのおよめさんになることだよ！』

ゆう『そうなの？じゃあわたしあゆむちゃんのおよめさんになるー！』

あゆむ『えぇっ？！///じゃ、じゃあ…わたしもゆーちゃんのおよめさんになる…///』

ゆう『ほんとー？！やくそくだよ？』

あゆむ『うん///』

ゆう『えへへ』


ゆう（５さい）「あゆむちゃんはゆうのおよめさんになるんだよね」　終わり

117 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 22:10:06.88 ID:nqR4zo2p.net

乙。最高だった…

118 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 22:11:55.41 ID:3KWbEvl1.net

おつです。単発スレ立ててもいいくらい良かった

119 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 22:13:24.56 ID:p0Q5liRo.net

じゃあ次行きます



侑「こんな美味しい卵焼きを毎日食べれるなんて、歩夢と結婚する人は幸せだなぁ」


歩夢「け、結婚？！」

侑「うん…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

歩夢「そんなのまだずっと先の話だよ…」

侑「…じゃあ結婚する気は有るんだ」

歩夢「そういう事じゃぁ…無くてぇ…」

侑「どんな人がタイプなの？」

歩夢「わ、分かんないよそんなの…」

侑「はぁ…歩夢が結婚かぁ」

歩夢「どうしたのいきなりこんな話して」

侑「ううん、別に」

侑「ただこうやって朝ごはん作ってもらうのも、いつか無くなるんだろうなぁって…はむっ」

歩夢「…侑ちゃんはどうなの？その…結婚とか」

侑「んー……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

侑「んくっ、歩夢がするまではしないかな」

歩夢「私？」

侑「っていうか、興味ないなー…そういうの」

歩夢「あ、そうなんだ…」

侑「…………」ｼﾞｰ

歩夢「えっ、何？」

侑「あ、ううん何でも…」

歩夢「……この後、どうするの？」

侑「どうしよっかー」

120 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 22:13:52.79 ID:rjEdnt4e.net

ゆうぽむ最高！

121 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 22:15:56.36 ID:mskOQXUD.net

おつ。可愛いゆうぽむをありがとう
ってすぐ新作まで

122 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 22:18:31.06 ID:WeyRn6w6.net

男の子に対抗して呼び方変えたのかわいいな。乙

123 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 22:33:28.80 ID:p0Q5liRo.net

歩夢「宿題でもする？」

侑「えぇー……明日にしようよ」

歩夢「侑ちゃん、毎年そう言って最後の一週間で片付けてるよね」

侑「だって…それでなんとかなっちゃうしさ」

歩夢「高校生になったら通用しないんじゃない？」

侑「じゃあ来年からはコツコツやるよ」

侑「あ、志望校決めた？」

歩夢「…実は…まだ」

侑「えぇ？！いつもそういうの早めに決めちゃうのに」

歩夢「侑ちゃんは？」

侑「歩夢が決めてないんだから全然まだだよ」

歩夢「もう…こういう事はちゃんと自分で決めなきゃ」

侑「あははっ、お母さんも同じこと言ってた」

歩夢「オープンキャンパス、どこ行くかとか決めてるの？」

侑「東雲と虹ヶ咲は近いし行っとこうかなって」

歩夢「そう？じゃあ私も行くよ」

侑「今自分で決めなって言ってたのに」

歩夢「参考にするだけだもん」

侑「そっか、はむっ……」

124 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 22:42:43.15 ID:0Ai+9QhD.net

続けて来てた。期待

125 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 22:53:50.48 ID:p0Q5liRo.net

歩夢「…そうだ！じゃあ今日は二人で志望校選びしない？パンフレットとか結構有るし」

侑「んぇー？んくっ、つまんないよー」

歩夢「だめだよ？将来のことなんだからちゃんと決めないと」

侑「んー、じゃあ歩夢と一緒のとこにする」

歩夢「そ、そんな理由じゃダメだよ！」

侑「ダメかな」

歩夢「ちゃんと、…部活とか校風とか調べて…将来やりたい事とかも考えないと」

侑「やりたい事かぁ」

歩夢「私もまだ無いけどね」

侑「……あ、女子校が良い」

歩夢「えぇ？」

侑「だって共学だと歩夢に彼氏とか出来そうだし」

歩夢「そんな理由？彼氏って…」

侑「なんか嫌なんだよね〜、歩夢が男子と仲良くしてるの」

歩夢「なんで？」

侑「取られちゃう気がする」

歩夢「そんな事ないって」

侑「まぁ歩夢の自由なんだけどさぁ」

126 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 23:05:04.93 ID:p0Q5liRo.net

歩夢「…なんか今日の侑ちゃん変だよ」

歩夢「結婚とか彼氏とか…変なテレビでも見た？」

侑「…見てない」

歩夢「んふふっ、侑ちゃん嘘つく時ちょっと考えるよね」

侑「う、嘘じゃないって」

歩夢「はいはい、おませさんだなぁ」

侑「あゆむぅ！」

歩夢「あ、もう食べ終わった？片付けちゃうね」

侑「あ、やるやる」

歩夢「良いの？じゃあお願いね」

侑「歩夢のエプロン借りるね」

歩夢「あ、こっち使って？」

侑「え？」

歩夢「私のじゃ大きいでしょ？」

侑「そんな事！」

歩夢「名前も入れたんだけど…」

侑「え？」

歩夢「ほら」

侑「ほんとだ…歩夢、お裁縫もうまいよね」

歩夢「そんな事…人並みだよ、人並み」

侑「ありがと歩夢」

歩夢「どういたしまして」

127 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 23:06:53.83 ID:bWMAtidw.net

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ

128 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 23:30:30.15 ID:Oc7+LEoi.net

そんなこと言いつつ絶対に侑ちゃんと同じ学校を選びそうな歩夢ちゃん

129 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 23:35:20.95 ID:p0Q5liRo.net

侑「よいしょ…どう？」

歩夢「うん、侑ちゃんはやっぱり緑が似合うよ」

侑「そうかな、じゃあ高校生になったら…染めてみようかな」

歩夢「髪？」

侑「うん、緑に」

歩夢「えぇ緑に？！」

侑「髪先だけ」

歩夢「髪先だけかぁ…それくらいなら良いんじゃない？」

侑「そしたら校則で髪染めOKの所に行かないとね」

歩夢「あ、それ良いと思う」

侑「じゃあ髪染めOKの学校にしよっと…」ｼﾞｬｰ

歩夢「ちょっと調べてみるね」

侑「ありがと」ｶﾁｬｶﾁｬ

歩夢「うーんと…東雲はダメみたい」

侑「虹ヶ咲は？」

歩夢「えーっと…書いてない…あ、良いみたい」

侑「じゃあ虹ヶ咲かな」

歩夢「都立商業は…ダメかぁ」

侑「そこ共学じゃん」

歩夢「え？侑ちゃんが行くのもダメなの？」

侑「え？……あ…そっか、高校は歩夢と別になるかもしれないんだ…」

歩夢「そうだよ？」

侑「…やだ」

侑「私やっぱり歩夢と一緒のとこにする」

歩夢「うぅ…でも」

侑「いいじゃんまだ高校生なんだし、一緒に虹ヶ咲行こーよ」

歩夢「うーん…そうかなぁ」

130 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 23:44:33.78 ID:p0Q5liRo.net

侑「あんなの先生が言ってるだけだって」

歩夢「じゃ…じゃあ、制服…かわいいし…私も、虹学にしようかな…」

侑「制服？どれどれ」

歩夢「これ」

侑「へー、結構いい感じじゃん」

歩夢「中学の制服…ちょっとアレだったし」

侑「ダサいよね」

侑「…っていうか虹学って言うんだあそこ」

歩夢「…うわっ偏差値63？！」

侑「そんな？！」

歩夢「あっ情報処理学科か…普通科は…56だね」

侑「でも結構高くない？」

歩夢「頑張って勉強しないとね」

侑「おしえて？」

歩夢「私だって分からないよ」

侑「塾でも行く？二人だと割引になるとこ多いし」

歩夢「うん、行こっか」

侑「我ながら真面目な提案しちゃった」

歩夢「たしかに、珍しいかも」

侑「目標出来ちゃったし、一応受験生だからね。頑張らないと」

131 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 23:46:52.50 ID:p0Q5liRo.net

歩夢「…私だけ落ちちゃったらどうしよ」

侑「無いって、有るとしたら私だよ」

歩夢「だって侑ちゃん、いつも何だかんだ言ってテストの点高いし…」

侑「歩夢が分かりやすく教えてくれるからね」

歩夢「でも私より点数高い時あるじゃない」

侑「たまたまだよ、4択とか」

侑「ふー、終わったよ」

歩夢「ありがとね」

侑「これくらいしか出来ませんから」

歩夢「ううん、すっごく助かるよ」

侑「じゃあ志望校も決まったことだし、この後どうしよっか」

歩夢「うーん…じゃあ───」


短いですがこれはこれで終わりです

132 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 23:46:56.97 ID:3KWbEvl1.net

歩夢ちゃんもちょっと考えてる時あるね

133 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 23:47:58.93 ID:TNBBOC/Y.net

おつ。2人の過去編ええね

134 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 23:54:08.99 ID:65Clgl0A.net

⎛(cV„◜ᴗ◝V⎞@cﾒ*˶˘ ᴗ ˘˵ﾘ 懐かしいね…

135 ：名無しで叶える物語：2021/09/27(月) 23:59:33.35 ID:tavSlwbv.net

@cﾒ*˶˘ ᴗ ˘˵ﾘ 今はただ君に感謝を…

136 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 00:02:00.51 ID:D8WGf4Bg.net

乙
ほのぼのゆうぽむ続けてありがたい

137 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 00:03:08.02 ID:Cj8HIYUs.net

侑「はぁ……」ｸﾞﾃﾞｰ

音楽科生徒「高咲さん大丈夫？」

音楽科生徒「転科したばっかりで色々大変だよね……」

侑「うん……それもあるんだけど……歩夢が居ないのが…はぁ……」

音楽科生徒「幼馴染なんだっけ？歩夢ちゃんかわいいよね〜」

侑「うん……かわいいよぉ……よいしょ」

侑「おべんと食べてくるねぇ…」ﾖﾛﾖﾛ

音楽科生徒「うん。………お弁当なら教室で食べない？」

音楽科生徒「っていうか手ぶらだったよ？」

音楽科生徒「きっと愛妻弁当なんだよ、歩夢ちゃんの」

音楽科生徒「えぇ〜いいなぁ〜」



歩夢「はい、あーん」

侑「あーむっ……んん〜っ！！」

歩夢「そんな大げさだよ〜」

侑「おいひいよぉあゆむぅ！！」

歩夢「も、もう…一々言わないでよぉ///」



侑「♪〜」ﾙﾝﾙﾝ

音楽科生徒「あ、帰ってきた」

音楽科生徒「すごい元気になってる……」

侑「たっだいま〜♪」

音楽科生徒「歩夢ちゃんのお弁当美味しかった？」

侑「うん！もう最っ高だったよ！」

侑「歩夢成分も補給できたから午後の授業も頑張れそう！」ﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺ

138 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 00:07:37.62 ID:Cj8HIYUs.net

>>137単発1

単発2



せつ菜「ええっと…じゃがいもはキタアカリ……これですね」

せつ菜「あとは醤油と……ん？」

＠「♪〜」

せつ菜（あれは…歩夢さん？）

せつ菜「こんにちは、歩夢さん。お使いですか？」

＠「えっ？あ、あらあら…歩夢ちゃんのお友達？」

せつ菜「えっ？あの……お姉さん…ですか？」ｼﾞｰ

＠「うふふっ、お上手なんだから。歩夢の母です」

せつ菜「えっ……えぇ…？！」

＠「そ、そんなにびっくりするかしら……」

せつ菜「あぁぁあの、わ、私優木…じゃなくて、中川菜々と申します！」

＠「菜々ちゃん！歩夢ちゃんがよくあなたの事話してくれるの」

せつ菜「そうなんですか？」

＠「うん、これからも歩夢ちゃんの事よろしくね？」

せつ菜「もちろんです！お任せ下さい！」

＠「あらあら、頼もしいわせつ菜ちゃん」

せつ菜「えへへ…え？」

139 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 00:08:10.79 ID:N2PTaJJP.net

さらに来た。自慢する侑ちゃんかわいい

140 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 00:10:26.80 ID:Cj8HIYUs.net

彼方「……歩夢ちゃんとせつ菜ちゃん？」

─────────

──────

───

彼方「この前さぁ、スーパーで歩夢ちゃんとせつ菜ちゃんが一緒に買物してた所見ちゃったんだよねぇ〜」

侑「へぇ〜……」

侑「あ、もしもし歩夢？最近せつ菜ちゃんと一緒に買物とかした？」

侑「……うん？なんで嘘つくの？練習場所テラスだよね、いまからそっち行くから」

彼方「……もしかして彼方ちゃん、やらかした…？」


侑「どうして私には言えないの……」ｳﾙｳﾙ

歩夢「だ、だからほんとに私じゃなくて……」

侑「はぁゆむぅ……」

歩夢「も、もう…どうしたら……」


せつ菜（歩夢さんのお母さん……すごい美人でしたねぇ……）

せつ菜（それにすごく優しそうで……）

せつ菜「良いなぁ……」

副会長「……？」

141 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 00:13:49.01 ID:M+Pni3gz.net

面白いな。歩夢ママに甘えるせつ菜ちゃんも見てみたいけどさらに話がややこしくなりそう

142 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 00:16:03.02 ID:dJxjzTy4.net

>>140
良いなぁが色んな意味ありそうでちょっとかわいそう

143 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 00:21:26.00 ID:SvgeB/52.net

歩夢ママは完全にオリキャラだけど可能性を感じる

144 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 00:23:29.77 ID:R7gZurWK.net

>>137
よかった悪い音楽科レズはいなかったんだね

145 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 00:24:17.39 ID:gow5QtO+.net

歩夢検定一級の侑ちゃんが歩夢と歩夢ママを間違えるなんて…

146 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 00:25:50.67 ID:gow5QtO+.net

じゃないや、侑ちゃん自身は歩夢ママとせつ菜が一緒にいるとこを見てないのか

147 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 00:29:29.18 ID:8mIr3/Cv.net

ここで歩夢ママとせつ菜の可能性を知ることになるとは…

148 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 13:18:22.78 ID:y//KbDK/.net

⎛(cV„Ó ᴗ ÒV⎞

149 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 21:02:47.31 ID:Cj8HIYUs.net

一週間後

『きゅうり♪セロリ♪じゃがいも♪〜』

せつ菜「……」ｷｮﾛｷｮﾛ

せつ菜（ま、また来てしまいました……特に用事もないのに）

せつ菜（ですが…普通買い物は決まった曜日のはず……）



侑「……」ｺｿｺｿ

侑（せつ菜ちゃん……普段とは帰り道が違うから付けてみたけど）

侑（こんな所で待ち合わせなんて……）

侑（むむむぅ…一体先週は歩夢と何を…）



＠「……」ｽﾀｽﾀ

せつ菜（きっ…来ました！！）

せつ菜（ど、どうしましょう……待ち伏せしたは良いもののどうすれば……）ｿﾜｿﾜ

せつ菜（取り敢えず前と同じようにお使いを装いましょう！えぇとあの時買ったのは……）


侑「！！」

侑（う、動き出した！追跡追跡！）

150 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 21:07:49.25 ID:AaRS3H3O.net

歩夢ママ続いた嬉しい

151 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 21:42:23.89 ID:3C3KDtcL.net

面識あるしさすがに侑ちゃんは気付くかな

152 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 22:57:12.37 ID:N2PTaJJP.net

今度は侑ちゃんが誤解されそうなことしてる

153 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 23:19:05.78 ID:jjmH4XsX.net

歩夢ママにお料理を習おう

154 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 23:33:33.89 ID:Cj8HIYUs.net

せつ菜「う、上原さん！きき、奇遇ですね！！」

＠「え？あら、菜々ちゃん。ホントね〜」

＠「でも上原さんなんて他人行儀でさみしい…」

せつ菜「えっ？！あっ、そ、そその……おばさん？」

＠「おばさんかぁ……」ｼｮﾎﾞﾝ

せつ菜「あっ、いえ！違います！お若いです！本当です！」

＠「ふふっ、良いのよお世辞なんて。でも最近ハリが無くなってきちゃって…ほら目元とか見て？年相応だもの」ｸﾞｲｯ

せつ菜「そ、そんな事…無いです…よ…」

せつ菜（うぅ近いです！いいい匂いがします！！）

＠「そうだ！おかあさんなんてどうかしら」

せつ菜「え？」

＠「だってほら、〇〇ちゃんママとかよく言うでしょ？」

せつ菜「は、はぁ…」

＠「ほらほら、早速っ」

せつ菜「え…えと、お、おかあ…さん」

＠「そんなにかしこまらなくても良いのに〜」

＠「……あら？それ先週も買ってなかった？」

せつ菜「えっ？！えぇっと…その」

＠「洗剤なんて滅多に無くならないと思うけれど……」

せつ菜「あっあっあっあのっ！」

せつ菜「じ…実は……」



侑「……はぁ〜」

侑（なぁ〜んだ、彼方さんが歩夢と歩夢ママを見間違えただけかぁ〜）

侑（まぁ似てるよね〜、若いし）

侑「か〜えろっと」

155 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 23:44:44.25 ID:oXpVotYk.net

歩夢ママもかわいいな

156 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 23:52:30.38 ID:N2PTaJJP.net

侑ちゃんほっとしすぎてものすごい力抜けてる

157 ：名無しで叶える物語：2021/09/28(火) 23:59:42.19 ID:Rt9TrWSW.net

@で歩夢ママってわかるの草

158 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 00:04:44.87 ID:Pxp5HZOg.net

侑ちゃん興味無さすぎて草

159 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 00:16:28.31 ID:v/LwKyfj.net

＠「歩夢ちゃんはもうお買い物とか付き合ってくれないの」

せつ菜「そうなんですか？」

＠「恥ずかしいって……酷いよね？」

せつ菜「あまり両親と買い物をした事が無いので……」

＠「あら、そうなの？」

＠「…ねぇ菜々ちゃん、この後暇？」

せつ菜「えっ？…特に用事はありませんが」

＠「お夕飯ぐらいまで大丈夫？」

せつ菜「はい、親には遅くなるから夕飯はいらないと伝えてあるので」

＠「あら、丁度いいわね〜、ん？」



侑「ついでだしお菓子買ってこ」

＠「こ〜んにちは」

侑「うわぁっ！？……なんだおばさんかぁ」

＠「侑ちゃん、さっき私達の事見てたでしょ」

侑「エっ？！」

＠「ふふっ、やっぱり」

せつ菜「…見てたんですか？！…///」

侑「あははぁあは……ちょ、ちょっとね」

＠「ふふっ」

＠（もしかして歩夢ちゃんが言ってたのってこの事だったのかしら）

＠「…そうだ！侑ちゃん今日確か一人よね？家で一緒にご飯食べましょ？」

侑「えぇ？カップ麺ありますし…」

＠「遠慮しないで？それともおばさんの料理よりカップ麺の方が好き？」

侑「もーずるいですよそういう言い方！」

＠「決まり♪じゃあ待ってるからね？」

160 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 00:22:16.55 ID:v/LwKyfj.net

＠「♪〜」

せつ菜「……あの」

＠「ん〜？」

せつ菜「侑さん、普通におばさんって呼んでましたけど」

＠「あら、そうだったかしら」

せつ菜「やっぱり私もおばさんって呼んだ方が」

＠「嫌だった？」

せつ菜「うぅ…そういう訳では…無いですけど……侑さんの言う通りずるいです」

＠「ふふっ♪」



せつ菜「お、お邪魔します」

＠「いらっしゃい、まだ時間有るしゆっくりしてて？」

せつ菜「い、いえ！ごちそうになるんですから少しくらい何か」

＠「……そうねぇ、じゃあ具材切るの手伝ってもらおうかしら」

せつ菜「はい！」


＠「包丁は…あぁっそれだと危ないからこうやって持つの」ﾑｷﾞｭ

せつ菜「は、はい…///」

＠「それからじゃがいもを猫の手で持って……そうそう、上手」

せつ菜「えっと…どう切れば」

＠「そうねぇ崩れちゃうと困るからちょっと大きめに…4等分しましょうか」

せつ菜「……」ｻｸｯ

＠「うんうんいい感じ、じゃあ玉ねぎを剥いて、お肉は…丁度カレー用があるからそのまま入れちゃいましょ」

161 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 00:27:46.92 ID:aI4M1W5c.net

歩夢ママがせつ菜ちゃんを気に入るのも侑ちゃんにとっては警戒ポイントになるんだろうか

162 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 00:40:21.56 ID:cY8hDxaD.net

せつ菜ちゃんが禁断の恋に目覚めてしまう

163 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 00:44:04.57 ID:v/LwKyfj.net

せつ菜「出来ました！あとは玉ねぎを……」

＠「玉ねぎはね、こうやって先っぽとおしりを切ってから…」

＠「こうやって切れ目を入れて…」ﾍﾟﾛﾝ

＠「こういう感じ、出来そう？無理ならピーラーで剥いちゃってもいいけど」

せつ菜「や、やってみます…えぇっと…」

＠「指切らないようにね？」

せつ菜「………」ﾓﾀﾓﾀ

＠「……こういう感じの手で」ｷﾞｭｯ

せつ菜「ぁっ…///」

＠「それでこうやって持ちながら…しゅるしゅるって」

せつ菜「……こう…ですか…？…///」

＠「そうそう！」

せつ菜「すみません色々と…」

＠「歩夢ちゃんなんて最初はもっとひどかったのよ？」

せつ菜「えぇ？！」

＠「あら、そんなに以外？」

せつ菜「だって…歩夢さんお料理上手ですし…」

＠「ふふっ、侑ちゃんのためにー！って頑張って練習してたからね〜、菜々ちゃんも練習したらすぐに上達するから」

せつ菜「そうなんですね……歩夢さんが…侑さんの為に……」ﾑｷﾑｷ

164 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 00:47:12.33 ID:4i/UowVy.net

>>162
ペタジーニかな？

165 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 00:55:34.57 ID:v/LwKyfj.net

歩夢「ただいまー」

せつ菜「あ、お邪魔してます」

歩夢「えぇ？！」

＠「あら歩夢ちゃんお帰りなさい」

侑「歩夢ー、遅かったじゃん」

歩夢「ちょっと皆でトランプしてて……って何でせつ菜ちゃんが」

＠「スーパーでたまたま会ったのよ、買い物手伝ってもらっちゃったからお礼に、ね？」

＠「色々それにお料理も手伝ってくれたの！」

歩夢「え……」

侑「歩夢」ﾋｮｲﾋｮｲ

歩夢「ｾ…ｾﾂﾅﾁｬﾝｶﾞｵﾘｮｳﾘｼﾀﾗ…」

侑「ｻｯｷｱｼﾞﾐｼﾀｹﾄﾞﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞﾀﾞｯﾀﾖ!」

歩夢「ﾎ､ﾎﾝﾄ?」



「「「頂きまーす」」」

歩夢「あむっ……ん、おいしい」

侑「ﾌﾂｳﾆｵｲｼｲﾃﾞｼｮ？」

歩夢「ﾎﾝﾄﾀﾞﾈ」

せつ菜「頂きます……はむっ…んんっ！」

せつ菜「おいしい……おいしいです！！」

＠「そ、そんなに？普通だと思うけど」

せつ菜「いえ！こんなに美味しい物食べたこと無いです！」

166 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 00:55:56.99 ID:KStH35Lj.net

歩夢は家では菜々ちゃん呼びで家族にせつ菜のことを話してるんだね

167 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 01:00:29.26 ID:v/LwKyfj.net

せつ菜「父も母もあまり料理をしないので…はむっ」

せつ菜「……すごいですっ！どうやったらこんな料理が作れるんですか？！」

＠「そ、そうねぇ……じゃあ今度から菜々ちゃんにお料理教室でも開こうかしら」

せつ菜「い、良いんですか？！」

＠「教えがいがあって楽しそうだし、ね？」

せつ菜「では是非お願いします！はむっ」

侑・歩夢「……」

侑「……んふふっ」歩夢「……ふふっ」


歩夢「……あ！もしかして侑ちゃんが言ってたのって」

侑「うん、見間違えだったみたい」

歩夢「ほら、だから言ったのに」

侑「だって彼方さんが見たって言うから〜」

歩夢「私の言うことより彼方さんの方信じるんだ」

侑「うぅ……つ、つい焦っちゃって」

歩夢「ふふっ、まあ良いけど」


せつ菜「ん〜っ！おいひぃ〜っ！」ﾆｺﾆｺ

一旦終わり

168 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 01:04:56.40 ID:KStH35Lj.net

おつです。料理が上達して家族と一緒に食べられる日が来るといいね

169 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 01:07:34.34 ID:gkKpWyL6.net

乙。ほっこりしてよかった

170 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 01:15:09.61 ID:MK1VsMJ/.net

一旦ってことは続くかもしれないのかな
一発ネタじゃない歩夢ママは少ないから楽しみ

171 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 01:16:50.62 ID:v/LwKyfj.net

せつ菜がポムママと色々してる間の出来事です。


歩夢「……ぁぅ……」

かすみ「……こっちですよね？ジョーカー」

歩夢「ち、違うもん！」

かすみ「…じゃあ」ｽｯ

歩夢「あっ…」ｼｮﾎﾞﾝ

かすみ「あっがりー！」ﾊﾟｯ

歩夢「5連続最下位なんて…」

愛「表情変わりやすいってゆうゆが言ってたけどホントだね〜」

しずく「今回は璃奈さんが1抜けだっけ？」

璃奈「うん。罰ゲームの内容は……」

歩夢「……っ」ｺﾞｸｯ



かすみ「ねぇーりな子ばっかりずるいー」

璃奈「ダメ、この試合が終わるまでってお願い。それにかすみちゃんが次勝てば良い」

かすみ「んぁ゛ー！かすみんも膝枕されたいー！」

歩夢「か　す　み　ち　ゃ　ん」

かすみ「は、はひっ！」

歩夢「いま大事な所だから……静かにしてて」

かすみ「は、はひ……」

172 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 01:18:01.81 ID:v/LwKyfj.net

歩夢「……」

彼方「ふふ〜ん」ﾆｺﾆｺ

歩夢「こっち……」ｽｯ

彼方「…」ﾆｺﾆｺ

歩夢「……それとも」ｽｯ

彼方「…」ﾆｺﾆｺ

歩夢「……」ﾑﾑﾑ

彼方「顔ばっかり見たってわからないよ〜」

歩夢「……うぅっ」ｼｬｯ

彼方「……」ﾆﾔｧ

歩夢「あっ…」ｻｧｧ

彼方「じゃあ彼方ちゃんの番だねぇ〜」

歩夢「あっあっ！……うっ……」

彼方「……よっ」ﾋｮｲｯ

彼方「あっがりぃ〜」

歩夢「あぁっ！！……はぁ」ｶﾞｸｯ



歩夢「あーあ、一回も1抜け出来なかった……」

歩夢「侑ちゃんには勝てるのになぁ…」ｶﾞﾁｬｯ

歩夢「ただいまー」

>>165　一行目へ

173 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 01:20:07.24 ID:e8Sb2jX6.net

侑ちゃんはわざと負けてあげてるのかな？可愛いね

174 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 01:26:57.53 ID:2YHxiZ71.net

さらに乙
負けてあげてるんだとしたら二人とも本当にかわいいな

175 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 01:54:50.34 ID:VHAXEm2i.net

歩夢ママは菜々をちょうどいい具合に甘やかしてくれそう

176 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 13:28:34.35 ID:zztupa4w.net

@cﾒ*˶˘ ᴗ ˘˵ﾘ

177 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 15:25:13.33 ID:xMBFYLWT.net

ﾝﾐﾁｬｰと対戦したらどうなるんだろう

178 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 19:37:09.78 ID:v/LwKyfj.net

せつ菜「満腹です……」

歩夢「あはは…食べすぎちゃった？」

せつ菜「い、いえ……うぅっ」

歩夢「ちょっとゆっくりしていったほうが良いんじゃない？」

せつ菜「すみません、そうさせてもらいます……」

侑「……あ、そういえば歩夢トランプやったって」

歩夢「うん、やる？」

侑「座ってできるし暇つぶしに良いんじゃない？」

せつ菜「確かにそうですね、やりましょう！」

侑「よーし！勝つぞーっ！」



せつ菜「うーん……」ｽｯ

歩夢「！！」

せつ菜「えっ……えっ…とぉ」ｽｽｯ

歩夢「ほっ……」

せつ菜「…じゃ、じゃあ、こっち…で」

歩夢「う……」


歩夢「うーんと……」

せつ菜「どうぞ……ﾕｳｻﾝ…！ｱﾕﾑｻﾝﾉｶｰﾄﾞﾊﾞﾚﾊﾞﾚｼﾞｬﾅｲﾃﾞｽｶ！！」

侑「ｳﾝ、ﾃﾞﾓｿｺｶﾞｶﾜｲｲﾖﾈ！」

歩夢「ゆ、侑ちゃん」

侑「はいっ」

歩夢「……これっ！」ｼｭｯ

侑「ふーん……ええっと……」ｼｭｯ

せつ菜「……」ｽｯ

179 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 19:57:57.69 ID:v/LwKyfj.net

せつ菜「あっ、上がりです！」ﾊﾟｯ

歩夢「む……」

侑「歩夢と一騎打ちか〜」

歩夢「ま、負けないから！」

侑「ふふっ、えーっとじゃあ…」ｽｯ

歩夢「……っあ！」ｱｾｯ

侑「……こっち？」

歩夢「……ふぅ」ﾎｯ

侑「……」ｽｯ

歩夢「うぁっ……」

侑「……」

侑（可愛いなぁ、ついつい見ちゃうんだよね〜歩夢の表情）ｽｯ

侑「あ、やば」

歩夢「！！！」ﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺ

侑「っちゃー……はいっ」

歩夢「……こ、こっち！」

歩夢「…あ、あがりーっ！」

侑「はぁ、負けちゃったー」

歩夢「えへへっ♪もう一回やろ？」

せつ菜「も、もちろんです！あ、でもそろそろ時間が……」

侑「じゃあこれで最後にしようよ」

歩夢「うんっ♪」ﾙﾝﾙﾝ


この後、歩夢と一騎打ちになったせつ菜ちゃんはものすごい長考の末、負けてしまいましたとさ。

180 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 20:25:09.84 ID:pI5fZeGV.net

かわいい
5連勝できた同好会の他の子達は心が強い

181 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 20:42:42.45 ID:4rVRU949.net

みんなには罰ゲームのご褒美があったからね
侑ちゃんはお願いしたらやってもらえるから余裕があるんだろう

182 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 21:19:53.89 ID:v/LwKyfj.net

単発「梨」


歩夢「侑ちゃん、梨食べる？」

侑「うん！食べる食べる！」

歩夢「ふふっ、じゃあ今から剥くね」


歩夢「……」ｼｬﾘｼｬﾘ

歩夢「ちょっとだけ……あむっ、ん！美味しい……」ｼｬﾘｼｬﾘ

侑「あ、美味しそ〜！あむっ」ｼｬﾘｼｬﾘ

歩夢「お行儀悪いよ？」

侑「歩夢だって食べてたじゃん、あむっ」

歩夢「あ…見てた？」

侑「お皿洗うの面倒だしここで食べちゃおうよ」

歩夢「そうしよっか」


侑・歩夢「あむっ」ｼｬﾘｼｬﾘ

183 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 21:41:15.55 ID:qW3QKPJe.net

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ⎛(VÒ □ Ó„V⎞

184 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 21:57:35.57 ID:o8TIApMP.net

最初につまみ食いできるのは剥いてる人の特権

185 ：名無しで叶える物語：2021/09/29(水) 23:20:00.70 ID:KStH35Lj.net

せつ菜ちゃんは罰ゲームの誘惑に打ち勝ってババ抜きに負けてあげたんだな
歩夢ママが相手だったら勝ちたがりそう

186 ：名無しで叶える物語：2021/09/30(木) 00:41:40.48 ID:VgUjEVR4.net

単発「ジャー」


侑「じゃーん！炊飯ジャーん、なんちゃって…くふふっ…ふふっ」

歩夢「そういえばもうボロボロだったね」

侑「うちのお下がりだったしね、ちょっと奮発しちゃった」

歩夢「へぇ〜……幾らだったの？」

侑「ん！」ﾊﾟｰ

歩夢「…5万円？！」

侑「…ふふふ」

歩夢「は、半分払うよ！」

侑「いいって、いつも歩夢に作ってもらってるし」

歩夢「でも……」

侑「うーん…じゃあせっかくだし色んなメニュー食べてみたいなぁ、炊き込みご飯とか」

歩夢「そんな事で良いの？」

侑「だって歩夢の料理おいしいんだもん」ﾆｺﾆｺ


歩夢「♪〜」

侑（今日は何かなぁ〜、炊飯器でハムとかローストビーフが作れるなんて知らなかったよ）

歩夢「うふふっ♪」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

侑（歩夢も毎日ご機嫌だし、ありがとうね炊飯器）

187 ：名無しで叶える物語：2021/09/30(木) 00:49:26.78 ID:TE8Yr3AD.net

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞は同棲してるのかな
幸せそうでよき

188 ：名無しで叶える物語：2021/09/30(木) 00:58:42.28 ID:EQnm61VS.net

もうすっかり胃袋を掴まれてる

189 ：名無しで叶える物語：2021/09/30(木) 02:02:05.59 ID:jmML2JaQ.net

炊飯器でできるレシピ集とかあるよね
かなり凝ったメニューもできてすごい

190 ：名無しで叶える物語：2021/09/30(木) 02:47:07.47 ID:6tAon9ok.net

歩夢ちゃんはいいお嫁さんになりそう

191 ：名無しで叶える物語：2021/09/30(木) 18:08:14.57 ID:bkiinXRz.net

楽しそうに料理する歩夢もかわいいよ！

192 ：名無しで叶える物語：2021/09/30(木) 21:02:56.58 ID:SpXw64IQ.net

妻を喜ばせることに余念がない妻の鑑

193 ：名無しで叶える物語：2021/09/30(木) 22:22:39.74 ID:VgUjEVR4.net

単発「風呂」

侑「あゆむー、おふろ入ろー！」

歩夢「やだ、侑ちゃんいつもエッチなことするもん」

侑「今日はしないからー」

歩夢「だめ、ほら先入って」

侑「はぁーい…」

歩夢「……」



侑「はぁー」ｶﾎﾟﾝ

侑「こんな事なら歩夢にイタズラするんじゃなかったなぁ〜」ﾁｬﾌﾟﾁｬﾌﾟ

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

歩夢「……///」

侑「えぇっ？！」ｻﾞﾊﾞｯ

歩夢「お湯がなくなっちゃうからおとなしくしてて」

侑「は、はい…///」

歩夢「……」ﾜｼｬﾜｼｬ

侑「うぅ……///」

侑（）


歩夢「そろそろ上がったほうが良いんじゃない？」

歩夢「……侑ちゃん？」

侑「うぅ〜……」ｷｭｰ

歩夢「あぁっ！の、のぼせちゃった…？」

194 ：名無しで叶える物語：2021/09/30(木) 22:33:14.70 ID:BLqBd2KH.net

お風呂以外の理由でも体温上がってるよね

195 ：名無しで叶える物語：2021/09/30(木) 22:44:12.98 ID:EQnm61VS.net

見ないようにしても音と香りで余計に想像が捗るからな…

196 ：名無しで叶える物語：2021/09/30(木) 23:07:06.44 ID:e0cQ2GJj.net

エッチなイタズラの内容を詳しく知りたい

197 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 00:00:04.32 ID:yJO2PSDl.net

ナチュラルに一緒に入ってるのすき

198 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 01:15:23.10 ID:HzhVxBdY.net

歩夢「ふぅ、片付け終わり」

歩夢「あれ？なんだっけこれ…」ﾎﾟﾁｯ



侑「ただいまー！ゴミ出し終わったよー」

あゆむ「うぅ……」

侑「歩夢？！」

あゆむ「ゆーちゃ…？」

侑「そ、そうだよ〜侑だよ〜」ｶｶﾞﾐ

侑（もしかしてこの前のスイッチ押しちゃったのかな…？）

あゆむ「ゆーちゃん…そんなにおっきくない…」

侑「あ…え、えっとねぇ……」

侑「ゆ、侑ちゃんのお姉さんだよ！」

あゆむ「ゆーちゃんにはお姉ちゃんいない……」

侑「ぬぅ…侮れないなぁ」

あゆむ「……うぅっ」ｳﾙｳﾙ

侑「あっあっ！えぇっと……う、うさぴょんだぴょん！」

あゆむ「ほぇ…？」

侑「ぴょんぴょん！うーさぴょん！」ﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺ

侑（頼む！）

199 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 01:17:29.75 ID:HzhVxBdY.net

あゆむ「……うさぴょん！」ﾊﾟｧｧｧ

あゆむ「うぴょんだぴょん！」ﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺ

侑「うんうん！うさぴょん！かわいいねぇ〜」

侑「…ほっ」

あゆむ「おねえさんだーれ？」

侑「うぅ…ごまかせないか…うーんと……実は私、未来から来た侑ちゃんなんだ」

あゆむ「みらい？」

侑「そう！」

あゆむ「へー…」

侑「………」

あゆむ「みらい！ねぇねぇ！みらいのあゆむとゆーちゃんはともだち？」

侑「うーん友達じゃないかなぁ」

あゆむ「な、なんでぇ？」ｳﾙｳﾙ

侑「友達よりも、もっと仲良しだよ！」

あゆむ「もっと？」

侑「うん！」

あゆむ「…えへへっ…えへへ〜」ﾆｺﾆｺ

200 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 01:31:49.36 ID:tMgE6Sv+.net

侑ちゃんの望みが叶ってる。ロリ侑ちゃんもロリ歩夢ちゃんもかわいいな

201 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 01:45:40.95 ID:SsvnUL5a.net

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞

202 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 01:59:10.75 ID:wG2Xmjl8.net

連日可愛いゆうぽむありがたい
ふたりで押したらふたりとも5歳児になるのかな

203 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 05:51:52.34 ID:eV3WpGWP.net

幼女ぽむもいいね！

204 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 12:41:24.01 ID:HzhVxBdY.net

侑「これ確か数時間は治んないんだよね…どうしよっかな」

侑「歩夢、何かで遊ぶ？」

あゆむ「え？うーん……おさんぽ？」

侑「さ、散歩？！散歩はちょっと……見られるとまずそうだし…」

あゆむ「ダメー？」

侑「うーん……」


侑「おてて話したらダメだよ？」

あゆむ「はーい！」

侑「部室棟だけなら大丈夫だよね…」ｶﾞﾁｬｯ

あゆむ「うわぁぁあ！ひろーい！」

侑「ひろいね〜」

あゆむ「あっち！」

侑「うん、あっち行ってみよっか」ﾄｺﾄｺ


あゆむ「あれなーに？」

侑「あれはテニス部かな？」

あゆむ「てにす！」

侑「その奥でバドミントン部が練習してるね」

あゆむ「バトミントン？」

侑「うん。羽つきみたいな」

あゆむ「羽つきならゆーちゃんとやったことあるよ！」

侑「あぁ〜やったねぇおもちゃで。楽しかったよね〜」

あゆむ「うん！」

205 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 12:48:03.75 ID:HzhVxBdY.net

あゆむ「ねぇねぇあっち行ってみたい！」

侑「げ…教室棟かぁ」

侑「うーん……」

せつ菜「……何をしてるんですか？」

侑「あ、せつ菜ちゃん」

あゆむ「……」ｶｸﾚ

せつ菜「な…！……今度は歩夢さんですか？！」

侑「あはは〜、あのスイッチ押しちゃったみたいで……」

せつ菜「璃奈さんの発明品は隔離して管理しないと危険ですね…」

あゆむ「だーれ…？」

侑「この人は私のお友達のせつ菜ちゃんだよ」

あゆむ「ともだち…？」

せつ菜「優木せつ菜です、よろしくおねがいします！」ｶｶﾞﾐ

あゆむ「…え、えっと……」

あゆむ「よ、よろしくおねがいします…」ﾍﾟｺ

せつ菜「…まさかこのまま教室棟に？」

侑「うん、行きたいみたいなんだ」

せつ菜「辞めといたほうが……」

侑「やっぱ危ないかなぁ」

せつ菜「…もみくちゃにされてしまうかと」

侑「もみくちゃ？」

せつ菜「侑さんの時でも同好会内で大騒ぎだったんですよ？」

侑「え、そうだったんだ……歩夢、やっぱりこっちはやめよ？」

あゆむ「うん……」

206 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 12:52:00.62 ID:4IHx1npa.net

人見知りなあゆむちゃん可愛い

207 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 13:05:26.62 ID:HzhVxBdY.net

せつ菜「三人なら何かゲームとか出来ると思いますが」

侑「あ、私今日UNOもらった」

せつ菜「もらった？」

侑「さっきゴミ出し行った時にパーティーゲーム同好会の人から」

せつ菜「なるほど…歩夢さんやってみませんか？」

あゆむ「うの？」

せつ菜「そう！ちょっと変わったトランプみたいなものです」

あゆむ「じゃあ……」



あゆむ「これ！」+4

せつ菜「な！……うぅ」ｼｭｯｼｭｯｼｭｯｼｭｯ

侑「あはは、もうルールわかった？」

あゆむ「わかった！」

せつ菜「じゃあ、私も！」+4

あゆむ「ゆ、ゆーちゃん！」

侑「ふっふっふー…これでどうだ！」+4

せつ菜「…大人げないですよ侑さん」

あゆむ「あゆむも！」+4

せつ菜「なっ……そんな…！」

あゆむ「やったー！」ｷｬｯｷｬｯ

せつ菜「…負けませんからね！」ｼｭｯｼｭｯｼｭｯｼｭｯ……

───

208 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 13:19:10.56 ID:vo944bGp.net

ウノなら勝てるあゆむちゃん

209 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 13:22:47.73 ID:HzhVxBdY.net

侑「あっがりー！」

あゆむ「あ……ま、まってー！」

せつ菜「UNOって言ってません」

侑「え？…あっ！」

せつ菜「ふふふっ、5枚ドローです」

侑「くそー…」ｼｭｯｼｭｯ…

あゆむ「……えへへ」

───

侑「よし今度こそ！UNO！」

せつ菜「む…」

あゆむ「！！」

あゆむ「うのー！」ﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟｯ

せつ菜「えぇえぇぇえ？！」

侑「揃ってたなら捨てて良いんだよ？」

あゆむ「ゆーちゃんといっしょがいい！」

侑「あはは…そういうゲームじゃないんだけどな…」

せつ菜「……」

せつ菜（これ…？）ﾊﾟｯ

侑「あ、あがり〜」ﾊﾟｯ

あゆむ「あぅ……」ｳﾙｳﾙ

せつ菜（しまっ…！）

侑「えぇ！？ど、どうしよ」

せつ菜「侑さん、記号カードでは上がれないルールがあります」

侑「う、嘘！」

せつ菜「いえここに」

侑「わ…ほんとだ…えっと2枚ドローだから…」ｽｯｽｯ

あゆむ「ほっ…」

───

210 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 13:27:33.27 ID:HzhVxBdY.net

せつ菜「あ、上がりです」ﾊﾟｯ

侑「UNOって！」

せつ菜「言いました」

侑「言ったよね〜……どうしよ〜」

侑「じゃあこれ！」+4

あゆむ「はーい！」ｼｭｯｼｭｯｼｭｯｼｭｯ

あゆむ「うーんと」ﾊﾟｯﾊﾟｯ

あゆむ「う、うのー」

侑「あ、これとこれと…これ！」ﾊﾟｯ

侑「UNO！」

あゆむ「う……えいっ！」ﾊﾟｯ

侑「あー、あがられちゃった〜」

あゆむ「うん……」ｼｮﾎﾞﾝ

侑「そんなに一緒にあがりたかった？」

あゆむ「ゆーちゃんと一緒じゃなきゃやだ……」

侑「そっかぁ……よしよし」

あゆむ「わ、あゆむがゆーちゃんをなでなでするの！」

侑「そうなの？」

あゆむ「そうなの！」

侑「じゃあはいっ」ﾍﾟｺｯ

あゆむ「えっ？…えへへ〜」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

侑「あーなんか懐かしい…確かに撫でられてた気がする」

211 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 13:59:05.03 ID:RE0LxPgr.net

目的が変わるの子供っぽくて可愛いねえ

212 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 14:11:24.00 ID:HzhVxBdY.net

せつ菜「……」ﾆｺﾆｺ

侑「あ、あははっごめんごめん」

せつ菜「いえ、仲良しだなぁと……」ﾆｺﾆｺ

侑「歩夢、おいで！」

あゆむ「おひざ？」

侑「そう、座って？」

あゆむ「うん」ﾋｮｺｯ

せつ菜「侑さんの時もこんな感じで……」

せつ菜「幼馴染って良いですねぇ……」

侑「そんなにだった？」

せつ菜「幼い頃からお互いのことを知っているというのは、結構憧れるものですよ」

侑「そうかなぁ、喧嘩とかしたりとかもちょっとは有るんだよ？」

せつ菜「そうなんですか？」

侑「私が誰かと話してると歩夢が怒っちゃったりとか」

せつ菜「ふふっ、なんだか歩夢さんらしいです」

侑「あ、あとは私が約束すっぽかしちゃったりとかもあったな〜、当時は大変だったんだよ〜？」

せつ菜「でも今は、もう思い出じゃないですか」

侑「まぁ、そうだけどね。えへへっ」

213 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 14:19:43.17 ID:SotUCu9B.net

せつ菜ちゃんそれでああいう小説を

214 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 14:31:18.72 ID:HzhVxBdY.net

あゆむ「なんのはなししてるの？」

侑「ん？ひみつっ」

あゆむ「えー？！ひみつやだ！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

侑「ごめんごめん暴れないで〜」

侑「歩夢が大きくなったら分かることだよ」

あゆむ「おおきく？」

侑「そう」

あゆむ「んー…じゃあまつね」

侑「ふふっ、偉い偉い」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ﾋﾟﾛﾝ

せつ菜「…璃奈さんから…すみませんちょっと行ってきますね」

侑「うん」

あゆむ「ばいばーい」ﾌﾘﾌﾘ

せつ菜「は〜い」ﾌﾘﾌﾘ


───

215 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 15:14:41.92 ID:HzhVxBdY.net

璃奈「ありがとうせつ菜さん。助かった」

せつ菜「いえこのくらいなら。それにしても情報処理学科でも紙ゴミは結構出るんですね」

璃奈「普段はあんまり出ないから溜め込んじゃうの」

せつ菜「あ、本当ですね。これ6年前の…」

璃奈「さっき9年前のが出てきた」

せつ菜「なんだか捨ててしまうのが勿体ないですね」

璃奈「全部印刷前データが保存してあるから大丈夫」

せつ菜「すごいですね……」



せつ菜「……あの」

璃奈「なに？」

せつ菜「もし…仮にですけど」

せつ菜「幼馴染になれるスイッチみたいな……いえ、何でも無いです」

璃奈「作れるよ」

せつ菜「えっ」

璃奈「……侑さんたちみたいになりたいの？」

せつ菜「……はい」

璃奈「…誰と？」

せつ菜「それは……考えていませんでした」

璃奈「じゃあ、私からもお願い」


璃奈「私と…幼馴染になってほしい」


一旦終わり

216 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 17:26:53.15 ID:iiqUar6E.net

ロリ歩夢ちゃんとお姉さん侑ちゃん微笑ましくて好き
続き？のせつりなも期待

217 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 18:19:00.36 ID:jvLxD1FE.net

お姉さん達が子供のルールに合わせてあげるの優しくていいよね
続くならせつりな幼馴染も新しくて面白そう

218 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 18:45:46.03 ID:gsp7GIs5.net

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ
　(つ🌸と　
　丶O⌒つ

219 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 19:50:17.77 ID:7pGYoD8r.net

スイッチの効果次第だけど2人が幼馴染だとりなりーの人格に影響でかそう

220 ：名無しで叶える物語：2021/10/01(金) 20:26:03.64 ID:tMgE6Sv+.net

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ⎛(VÒ ᴗ Ó„Vↄ⎞
　(つ🃏と　　つ🎴と)
　丶O⌒つ　　と⌒O／

221 ：名無しで叶える物語：2021/10/02(土) 00:33:30.21 ID:HK2aQ/nH.net

歩夢ママの前でゆうぽむやせつ菜ちゃんが幼児化したらどうなるんだろう

222 ：名無しで叶える物語：2021/10/02(土) 09:08:53.26 ID:s4oFI0bl.net

幼児化ネタは癒し

223 ：名無しで叶える物語：2021/10/02(土) 16:06:25.62 ID:smXwR/FZ.net

>>221
即座に授乳される

224 ：名無しで叶える物語：2021/10/02(土) 22:34:55.86 ID:1geD9eYr.net

脳内に溢れる存在しないはずの記憶

幼稚園でアニメの真似をしていたら声を変えてきた子が居た事。

すぐに打ち解けられた。

家がある程度近かった事もあって暇さえあればお互いの家で、公園で……


私が姉で、璃奈が妹みたいに。

小学校への進学、一年、二年と……ずっと近いのに離れ離れ。

だから余計に会うようになる。


遊ぶ場所も公園からカラオケ店やゲームセンターへ。

それで満足していた私は中学の事を考え忘れていた。


「わたし、虹ヶ咲の中等部に行くんだ」

「えぇっ？！すごいじゃないですか！」

「…だから、菜々ちゃんとはしばらく離れ離れ」

「！」


母からはもっとレベルの高い高校をと強く言われたけど、でも決めていたから。


「……菜々ちゃん」

「花びらが髪についてます、ほら…」ｻｯ

「……寂しい思いをさせちゃいましたね」

「ふふっ、毎週いっぱい遊んでたのに？」

「寂しくなかったですか？」

「…寂しかった」

「……私も」ｷﾞｭｯ

225 ：名無しで叶える物語：2021/10/02(土) 22:46:17.94 ID:HK2aQ/nH.net

りなりーのスイッチすごすぎ

226 ：名無しで叶える物語：2021/10/02(土) 22:48:36.87 ID:1geD9eYr.net

せつ菜「……はっ！」

璃奈「菜々ちゃん、大丈夫？」

せつ菜「へ、平気……あの」

璃奈「見た？」

せつ菜「はい…あれは」

璃奈「じゃあ私達、もう幼馴染」ﾆｺｯ


知らないはずなのに知りすぎている。璃奈の笑顔。


せつ菜「……そう…ですね」



璃奈「一応説明しておくと、影響が出るのは私達二人だけで、過去はそのままに記憶だけ改竄されてる」

璃奈「あとは、私だったら表情が出せるようになったりしてる」

せつ菜「…本当に良いのでしょうか」

璃奈「3時間で元に戻るからあんまり心配しないでも平気だよ」

せつ菜「……じゃあ」



璃奈「来たことあるね」

せつ菜「不思議な感覚です」

璃奈「どうする？何からやる？」

せつ菜「それはもちろん！」



「ｷｮｸｦｴﾗﾌﾞﾄﾞﾝ！」

せつ菜「あ！スクールアイドルの新曲ですね！」

璃奈「やりたい！やろうやろう！」

せつ菜「じゃあ難易度は…鬼で！」ｶﾝｶﾝｶﾝｶﾝｶﾝ

璃奈「私も！よーし…」

───

227 ：名無しで叶える物語：2021/10/02(土) 22:59:27.01 ID:VDc0+BHG.net

表情まで戻るとか幼馴染の力すごい

228 ：名無しで叶える物語：2021/10/02(土) 23:00:49.55 ID:1geD9eYr.net

───

せつ菜「はぁ……はぁ……」

璃奈「803コンボ…おしかった……」

せつ菜「でも楽しいですねやっぱり！」

璃奈「楽しい！」

───

せつ菜「歌いますよー！」

璃奈「おー！」

「「交わしたやーくそく〜♪……」」


璃奈「次どれにする？」

せつ菜「うーんと〜……あっこれにしましょう！」ﾋﾟｯ

璃奈「わぁ！懐かしい！」

───

璃奈「もうちょい右……そこ！」

せつ菜「お願いします…！」

「ｳｨｰﾝ……ｷｭﾙｷｭﾙｷｭﾙ…ﾎﾞﾄｯ」

せつ菜「あー……」

璃奈「惜しかった……」

せつ菜「もう一回！」ﾁｬﾘﾝｯ

璃奈「……さっきよりちょっと手前かも」

せつ菜「この辺…」

璃奈「今度こそ…」

「ｳｨｰﾝ……ｷｭﾙｷｭﾙｷｭﾙ…ｶﾞｺﾝｯ」

「「やったー！」」

せつ菜「…ふふっ、ようやくですよ！はいっ！」

璃奈「…え？」

せつ菜「プレゼント！前は私がもらったから」

璃奈「…えへへっ、ありがとう」

229 ：名無しで叶える物語：2021/10/02(土) 23:15:52.83 ID:wh0daHOj.net

幼馴染みは万病に効く

230 ：名無しで叶える物語：2021/10/02(土) 23:26:36.05 ID:1geD9eYr.net

璃奈「……」ﾁﾗｯ

せつ菜「……どうかしました？」

璃奈「もうちょっとで終わりみたい」

せつ菜「…あ、本当ですね」

璃奈「楽しかった！ありがとう菜々ちゃん」

せつ菜「……ええ！」

璃奈「じゃあ最後は」



「おまたせしましたー、マウンテンパンケーキです」ｺﾞﾄｯ

せつ菜「おお…いつ見ても壮観です……」

璃奈「この前ね、かすみちゃんとしずくちゃんと3人で食べたんだ」

せつ菜「へえ〜どうでした？」

璃奈「ギリギリだったよ〜」

せつ菜「じゃああの時二人で完食したのは相当頑張ったって事ですね」

璃奈「思い出したくない……ふふっ」

せつ菜「よーし、じゃあいきますよ！はむっ」

せつ菜「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

璃奈「はむっ…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

せつ菜「んくっ……どうです？」

231 ：名無しで叶える物語：2021/10/02(土) 23:38:14.85 ID:l220+EAZ.net

幼馴染の記憶とそれが偽物という意識が両方ある状態なのか

232 ：名無しで叶える物語：2021/10/02(土) 23:50:55.56 ID:1geD9eYr.net

璃奈「……」ｺﾄｯ

璃奈「………やだ」

せつ菜「え？」

璃奈「このまま終わるの、やだ」ｳﾂﾑｷ

せつ菜「パンケーキの事…だったんですが……」

璃奈「あっ…えっと、美味しいよ」

せつ菜「……もうちょっと続けてみますか？」

璃奈「……良いの？」

せつ菜「どうして？」

璃奈「だって、菜々ちゃ……せつ菜さんの大切な思い出とか……」

せつ菜「…勉強ばかりしてきましたから、たまにはこういうのも…ね？」

璃奈「……」ｺﾞｿｺﾞｿ


TIMECONF_3HOUR
POWERCONF_LOW

ｶﾁｯ

CONF:TOGGLE
POWERCONF_MIDDLE


璃奈「じゃあ…押すね」

……ﾎﾟﾁｯ

233 ：名無しで叶える物語：2021/10/03(日) 00:06:43.59 ID:HY2q1a3P.net

こっそりミドルにパワーアップしてる

234 ：名無しで叶える物語：2021/10/03(日) 01:58:22.70 ID:RawFcliF.net

つまんね

235 ：名無しで叶える物語：2021/10/03(日) 02:03:51.47 ID:3Zhryr6G.net

つまんねもんじゃ生きとったんか

236 ：名無しで叶える物語：2021/10/03(日) 13:26:27.40 ID:Drl74DTK.net

LOWだとかなり仲の良い友達って感じ

237 ：名無しで叶える物語：2021/10/03(日) 21:28:38.54 ID:zyh0EGLL.net

せつ菜「…おはようございます」

璃奈「おはよー」ﾆｺｯ

せつ菜「さあ、行きましょう？」ｷﾞｭｯ

璃奈「うん！」



「ｱﾚｶｲﾁｮｰｼﾞｬﾝ…ﾅﾝﾃﾞﾘﾅﾁｬﾝﾄ?…」ｻﾞﾜｻﾞﾜ

「……」ｺｿｺｿ

愛「……と、とんでもない物を見てしまった」

238 ：名無しで叶える物語：2021/10/03(日) 21:37:29.98 ID:zyh0EGLL.net

─食堂─

果林「それで話しかけないで逃げてきちゃった訳？愛らしく無いわねぇ」

愛「いや…その…」

果林「普段だったら絡みに行くでしょ」

愛「……まあ…そうだけど……でもなんか様子が変だったんだって！」

果林「そう？あの二人趣味合うみたいだし、そういう事もあるんじゃない？」

果林「じゃ、私午後教室移動だから、お先に〜」

愛「あ！ちょっと！」

愛「はぁ…モヤモヤする」

愛「んぁ〜っ！！」



愛「だって気になるじゃん！！」ﾊﾞﾝｯ

歩夢「ま、まぁまぁ…」

愛「今日のせっつー変じゃなかった？！」

歩夢「へ、変って言われても……教室結構離れてるし…」

愛「…そーだよね………はぁ……」

歩夢「……昨日の夕方は普通だったけど」

愛「そっかぁ……」



かすみ「りな子が？」

愛「そーなんだよぉ……朝せっつーと何ていうか…いちゃいちゃって感じで」

愛「あと…その、ボード使ってなかったし」

しずく「…それって普通に笑えてたって事ですか？」

愛「遠くてよく見えなかったけど…多分……」

かすみ「っていうか、りな子の事一番良く知ってるのって愛先輩じゃないんですか？」

愛「それは……」

239 ：名無しで叶える物語：2021/10/03(日) 21:40:06.10 ID:SGfxpygQ.net

り、りなりー？ｗ

240 ：名無しで叶える物語：2021/10/03(日) 22:00:56.88 ID:eTiRr4JH.net

他の人に説明してないとかなり衝撃的な光景だよね

241 ：名無しで叶える物語：2021/10/03(日) 22:44:10.61 ID:X/9yAc3G.net

POWERCONF_MIDDLEでもう周りからイチャイチャに見えるほどか

242 ：名無しで叶える物語：2021/10/03(日) 23:20:29.04 ID:zyh0EGLL.net

璃奈『ちょっと説明不足だったからPOWERCONFについて説明するね』

璃奈『あの設定では過去の記憶を遮断する強さを設定しているんだ。仲の良さには直接の関係は無いよ』

璃奈『例えば、LOWでは記憶が並立して存在している状況だったけどMIDDLEだとかなり強めに遮断される。そしてHIGHでは……』

璃奈『ふふっ、お楽しみにね』

243 ：名無しで叶える物語：2021/10/03(日) 23:26:00.93 ID:X/9yAc3G.net

そういう意味だったのか説明ありがとう璃奈ちゃん
そうなるとHIGHは結構こわいな

244 ：名無しで叶える物語：2021/10/03(日) 23:35:52.59 ID:zyh0EGLL.net

愛「それはそうだけどさぁ…」

愛「……」ﾁｭｰｯ

愛「…ぷはっ……」

愛（…そうなのかな？）

愛「……あっ！」


愛「おーい！ちょっとちょっと！」

璃奈「…愛さん」

せつ菜「どうしたんですか？」

愛「どうって…今日同好会の練習有るのに帰ろうとしてたから…」

せつ菜「……ぁあっ！」

愛「忘れてたの？」

せつ菜「すいませんうっかり……」

璃奈「うぅ、ごめんなさい」ﾍﾟｺ

愛「ううん、愛さんも今日はバスケ部の練習試合で出れないし」

愛「二人とも練習がんばって！」

璃奈「うん！」ﾆｺｯ

愛「っ！！！」

せつ菜「では！」

ｽﾀｽﾀｽﾀ…


愛「………ぇ…」

245 ：名無しで叶える物語：2021/10/03(日) 23:47:15.02 ID:56usGNAs.net

愛さんつら

246 ：名無しで叶える物語：2021/10/04(月) 01:03:37.97 ID:osA0BJoS.net

「はっ…はっ…！」ｷｭｯｷｭｯ

愛（りなりー、笑ってた……）

「へい！愛行くよー！」ｼｭｯ

愛「……へ？」

愛「む゛ぅっ！！」ﾎﾞｺｯ

「ちょっ！大丈夫？！」

愛「っ…くぅ…ごめっ……ぼーっとしてた」

「は、鼻血！ティッシュ！誰かー！」


「大丈夫？」

愛「んっ…へーき」

「折れてはないようだけど、痛むようならすぐ病院に行ってね？」

愛「はーい……」



愛「…試合、どうだった？」

「負けちゃった…まあ練習試合だから、気にしないで」

愛「…ごめん」

「…どうしたの？愛ちゃんらしくないよ」

愛「たまには、さ……よーし！次は絶対勝つ！」

「あはは、気が早いって。じゃあ私片付けあるから」


愛「アタシらしくない…」

愛（…あの時アタシは、りなりーの事らしくないって……）

愛（……いかんいかん、何はともあれ克服したんだからめでたい事だよ）

愛「せんせー、私もう大丈夫そうなんで行きますね」

「はーい、お大事にね」

247 ：名無しで叶える物語：2021/10/04(月) 01:05:18.02 ID:osA0BJoS.net

「あっいた！愛せんぱーいっ！！」ﾀｯﾀｯ

愛「お、かすかす」

かすみ「かすみんです！それどこじゃないですよ！先輩の言ったとおりでした！！」

愛「りなりーの事？」

かすみ「そうです！」

愛「愛さん嬉しいよ、表情のこと克服できたみたいで」ﾆｺｯ

かすみ「それもありますけどぉ！それだけじゃないんですよぉ！！」

愛「え？」

かすみ「良いから来てください！」ｸﾞｲｸﾞｲ

愛「ちょっ落ち着いてって！」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

かすみ「落ち着いてなんて居られないですよぅ！早くーっ！」

248 ：名無しで叶える物語：2021/10/04(月) 01:21:48.22 ID:JNIzHhi/.net

愛さんならそういう風に前向きに捉えると思った

249 ：名無しで叶える物語：2021/10/04(月) 11:07:46.61 ID:qEn3emEP.net

それでも話しかけにいけないのはすごくそれっぽいね

250 ：名無しで叶える物語：2021/10/04(月) 23:13:53.07 ID:hz2s+g3R.net

続きが気になる

251 ：名無しで叶える物語：2021/10/05(火) 01:45:48.53 ID:+KbZ2PS3.net

「ﾀﾞｶﾗ、ﾘﾅﾄﾜﾀｼﾊｵｻﾅﾅｼﾞﾐｯﾃｲｯﾃﾙｼﾞｬﾅｲﾃﾞｽｶ！！」ｶﾞﾔｶﾞﾔ

「ｿﾝﾅﾊﾅｼｷｲﾀｺﾄﾅｲﾖ！」ｶﾞﾔｶﾞﾔ

ｶﾞﾁｬｯ

愛「ちょっとちょっと！なんかスゴイ騒がしいけど、どうしたの？！」

侑「愛ちゃん！せつ菜ちゃんと璃奈ちゃんが！！」

愛「せっつーとりなりーが…？」

歩夢「自分たちを幼馴染だって言い張って聞かないの！」

愛「は？」

しずく「最初はいつものお芝居みたいなものだったと思っていたんですけど……」

せつ菜「お芝居も何も私達は幼馴染です！それにせつ菜はただの芸名です！普通に菜々って呼んでくださいよ！」

璃奈「……」

侑「本当にどうしちゃったの…？！」

愛「り、りなりー？」

璃奈「……」

愛「せっつーも、みんなをあんま困らせちゃダメだよ？」

せつ菜「愛さんまで…何度言ったら分かるんですか？！」

愛「ちょっ…何言って……りなりー！」

璃奈「……」

愛「……や、やめっ…やめて…そんな表情…で見ないで…」

愛「…っ！」ﾊﾞﾝｯ…ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ……

璃奈「ぁ……ちがっ…」ﾀｯ

せつ菜「璃奈っ！」

璃奈「…っ」ﾋﾟﾀｯ

せつ菜「……璃奈…」

璃奈「……うん」

252 ：名無しで叶える物語：2021/10/05(火) 01:57:08.71 ID:DE9tPxqi.net

記憶の改変がやばいレベルになってる

253 ：名無しで叶える物語：2021/10/05(火) 02:31:40.09 ID:xmmiXMkZ.net

璃奈ちゃんが参考にした幼馴染のサンプルは偏りがすごそう

254 ：名無しで叶える物語：2021/10/05(火) 03:07:13.77 ID:+KbZ2PS3.net

愛「はっ…はっ…」ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

愛「…はぁ…っ……はぁ……」ﾀｯﾀｯ…ﾀｯ…ﾀｯ…

果林「あら？愛じゃない」

愛「カリン…何してんのこんなとこで……」

果林「迷ってただけだけど…愛が来るのを待ってたのかもね」

愛「カッコつけないでよ……」

果林「まあほら、甘いものでも飲みながらお話しましょ？」

愛「……」

果林「……決まりね」



果林「どう？」

愛「…あまい」

果林「たっぷりガムシロップ入れたもの」

愛「……これじゃ液体のべっこうあめみたいだよ」

果林「……一気に飲み干さなくても良かったのよ？」

愛「良いの……今は」

果林「もう一杯飲む…？」

愛「今度は普通の紅茶でお願い…」

255 ：名無しで叶える物語：2021/10/05(火) 03:08:40.01 ID:+KbZ2PS3.net

果林「どうぞ」

愛「……あまっ…！」

果林「…それで？何があった訳？」

愛「果林は聞いてないの？」

果林「ええ」

愛「……説明…出来ないよ」

果林「…そう」

愛「……」ﾁｭｰ

果林「あなたもちゃんと脆いのね」

愛「ぶふっ……も、もろ…」

果林「そんな顔の愛見たことなかったわ」

愛「……」

果林「別に私じゃなくてもいいけど、たまには言っちゃいなさいよ。溜めてること」

愛「……良いの？」

果林「もちろん」

愛「……りなりー、表情出せるようになってた」

愛「アタシ、自分の知らない所で何があったのか気になっちゃって…」

愛「…納得してたんだ。だって良いことじゃん。」

愛「…けど……さっき、りなりーに睨まれた」

愛「…せっつーと幼馴染とかそういうのよりも……」

愛「…ごめん……まとめられない」

果林「授業じゃないんだから言いたいこと言えばいいのよ」

256 ：名無しで叶える物語：2021/10/05(火) 03:09:25.22 ID:+KbZ2PS3.net

愛「……」

愛「……だって、二人が幼馴染とか聞いたこと無いし…っ」

愛「りなりー何も言ってくれないし……ぐすっ」

愛「機能までっ…ぁアタシが居た場所にせっつーが…っ…」

愛「でもせっつーの事きらいになりたくないって…っ思ってる自分がっ…うぅっ……」

愛「ぐすっ…うぅっ……んっ……」

果林「……いい子ね、どこまでも」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

愛「ちがっ…ちがぁっ…あたし……」

果林「……いい子よ」

愛「うぅぅっ…うあぁああああっ…！」

257 ：名無しで叶える物語：2021/10/05(火) 05:17:18.68 ID:gcLD5YRo.net

みんなさすがにスイッチの効果とは想像できないか

258 ：名無しで叶える物語：2021/10/05(火) 08:54:09.02 ID:txKkQ1St.net

予想外に辛い話になってた
でも記憶は偽物とはいえ今のせつりなの気持ちは本物だろうしな…

259 ：名無しで叶える物語：2021/10/05(火) 11:50:11.92 ID:Iej+yBwb.net

HIGHとかどうなってしまうんだ

260 ：名無しで叶える物語：2021/10/05(火) 12:15:47.01 ID:eKH7JDpx.net

ζ㎗•̥ _ •̥ﾘ

261 ：名無しで叶える物語：2021/10/05(火) 23:17:36.95 ID:+KbZ2PS3.net

───

歩夢「わ、私愛ちゃんを！」

侑「うん！……」

璃奈「………愛さん」

侑「っていうか……璃奈ちゃんがせつ菜ちゃんの事知ったのって、せつ菜ちゃんのゲリラライブの時なんじゃ」

せつ菜「ゲリラライブ？」

侑「屋上で！…やったじゃん……」

せつ菜「…そう、です…やりました……でも私…なんで」

せつ菜「なんでスクールアイドルに……」

せつ菜「えと……り、璃奈は知ってますよね」ｶﾞｼｯ

璃奈「あっ…えと……わ、わかんない……」

せつ菜「な、何言ってるんですか？！璃奈が知らないなら誰が知ってるんですか？！」ﾕｻﾕｻ

ｺﾄｯ…ｶﾗｶﾗ…

かすみ「何これ」

璃奈「…あれ…そんなの持って……！！」

璃奈「か、返して！」

かすみ「えっ？！ちょっ、待って！…まさかこのスイッチが！」

璃奈「そう！…多分、確か…とにかく下手にいじっちゃダメ！」

かすみ「わ、わかった…はい」

璃奈「…どうすれば……」

せつ菜「……璃奈まで…スイッチがどうとか…何言ってるのか分かんないですよ……」

璃奈「トグルモードだから…押せば解除のはず……」ｶﾁｯ

262 ：名無しで叶える物語：2021/10/05(火) 23:19:42.44 ID:+KbZ2PS3.net

───

歩夢「愛ちゃーん！」ﾀｯﾀｯ

果林「……どうするの？」

愛「ぐすっ……無視する訳無いっしょ！おーい！」

歩夢「あ、果林さんも……愛ちゃん大丈夫？えっと…わ、私」

愛「平気っ、心配させちゃった？」

歩夢「うん……あのね……」

愛「……ちょっとびっくりしちゃっただけだから、戻ろっか」

歩夢「…良いの？」

愛「うん、ちゃんと話したいし」

───

263 ：名無しで叶える物語：2021/10/05(火) 23:30:26.05 ID:+KbZ2PS3.net

しずく「…ど、どう？」

璃奈「…あっ…えと……あれ」

せつ菜「……わ、私は……」

せつ菜「えっと…確か侑さん達と別れた後…」

せつ菜「璃奈さん……あの、私達…スイッチで」

璃奈「……そうみたい」

かすみ「も、戻ったー！！」

侑「良かったぁ…」

かすみ「もー！訳わかんないスイッチで皆のこと困らせちゃダメでしょりな子！」

璃奈「…ごめん…なさっ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

かすみ「え゛っ…えぇっ！？そ、そんなきつく言ったつもりじゃぁ…」

璃奈「……違うの…っ……」

せつ菜「…私、心に穴が空いてるみたいです」

しずく「……あの、お二人は自分達のことを幼馴染って言ってましたけど…」

璃奈「そのはず、このボタンはそういう物だから……」

しずく「幼馴染って、スイッチを使ったとしてもそんな一朝一夕になれるものなんですか？」

侑「……確かに、色々積み重なっての関係だと思うし…」

璃奈「……記憶を置換するの」

かすみ「ちかん？」

璃奈「今ある記憶へアクセスできなくして、幼馴染だった場合の記憶を変わりに挿入して脳が読み込むようにするの……シミュレートした結果を……」

璃奈「今私達が感じてるのは…多分、挿入されていた分を忘れちゃったから」

せつ菜「……どんな内容なんですか？」

璃奈「わからない、けど…相当幸せな内容になるアルゴリズムになってるから……」

璃奈「……ミドルモードだったからギリギリ元の記憶を思い出せたけど……もっと強くしてたら戻れなかった」

264 ：名無しで叶える物語：2021/10/05(火) 23:33:50.53 ID:9YwKzFt6.net

こわいモードだな。璃奈ちゃんどうしてそこまで作り込んでしまったんだ

265 ：名無しで叶える物語：2021/10/05(火) 23:36:04.78 ID:+KbZ2PS3.net

侑「そんな危ないものを……どうして」

璃奈「……寂しかった…から」

かすみ「寂しいって…りな子には愛先輩が居るじゃん！」

璃奈「違う……寂しいのは過去の自分」

璃奈「どんなに今楽しくても……記憶の中の私はひとりぼっち」

侑「……せつ菜ちゃんは？」

せつ菜「……私もです」

せつ菜「いつも勉強ばかりで……仲のいい…それこそ、侑さんと歩夢さんみたいな関係の友達は居ませんでしたから……」

せつ菜「……軽い気持ちで璃奈さんに頼んでみたんです」

せつ菜「…ご迷惑おかけしてすみません」


「ﾁｮｯｵｻﾅｲﾃﾞｯﾃ！」

「ﾁｬﾝﾄﾊﾅｽｯﾃｲｯﾃﾀｼﾞｬﾅｲ！ﾊﾔｸｼﾅｻｲﾖ！」

「ｱｲﾁｬﾝ！ﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞﾀﾞﾖ！」

ｶﾞﾁｬｯ

璃奈「…愛…さん」

愛「……その、えっと……あれ？」

璃奈「……？」

愛「もしかして…戻った？」

璃奈「あ……うん。スイッチの効果で……迷惑かけちゃってごめんなさい」

愛「……けど、さっき逃げちゃったし……ごめんね」

璃奈「………えっと」

愛「…覚えてない？」

璃奈「ううん、ぼんやり…だけど」

愛「……そっか」

果林「……終わり？」

愛「え、えと…ｱﾄﾃﾞﾊﾅｽｶﾗ!」

果林「そう…まぁ、最後はあなた次第だから」

266 ：名無しで叶える物語：2021/10/05(火) 23:39:24.94 ID:+KbZ2PS3.net

歩夢「せつ菜…ちゃん？」

せつ菜「……あ、はい」

歩夢「大丈夫？」

せつ菜「えぇ、大丈夫ですよ」

歩夢「そう？」

せつ菜「はい、それよりも…すみません色々と迷惑おかけしてしまって」

歩夢「気にしないで？ちょっと…ううん、かなりびっくりしたけど…とにかくもとに戻ってよかったよ」

─────────

──────

───

267 ：名無しで叶える物語：2021/10/05(火) 23:40:49.38 ID:AePUFLtd.net

元に戻ってよかったけど切ない

268 ：名無しで叶える物語：2021/10/05(火) 23:47:18.76 ID:9YwKzFt6.net

幼馴染だった2人が消えてしまったみたいな悲しさを感じる
消えたというか元からなかったんだけど

269 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 00:02:33.76 ID:skOntMDu.net

高校からの友達でも社会に出たら古い付き合いになるから大丈夫

270 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 00:10:39.67 ID:1Lxpzeq+.net

─あいりな下校中─

愛「……あのさ」

璃奈「うん」

愛「嫌なこと聞いちゃうかもしれないけど…良い？」

璃奈「…良いよ」

愛「……なんで、アタシじゃなかったの？」

璃奈「え？」

愛「その……幼馴染スイッチの相手」

璃奈「……一つは、愛さんの思い出を壊したくなかったから」

愛「思い出？」

璃奈「うん。愛さん、楽しそうに家のこととか昔のこと喋ってくれるから…大切な思い出なんだなって」

愛「…もう一つは？」

璃奈「……私も、嫌なこと言うかもしれないけど良い？」

愛「うん」

璃奈「……愛さんに私は必要ないって思ったから」

愛「え？」

璃奈「私にとって愛さんはかけがえない人だけど……愛さんにとっては友達の一人。だから……私だけのワガママに付き合わせて独り占めなんて……出来ない」

愛「……そんな事…無い」

愛「アタシにとってりなりーは……かけがえない友達だよ」

璃奈「でも」

愛「……りなりーは特別だから」

璃奈「…え？」

愛「とにかく！気兼ねなく何でも話してよ！」

愛「友達って…そういうのだし、ね？」

璃奈「……うんっ」

─────────

271 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 00:21:11.14 ID:1Lxpzeq+.net

せつ菜「……すこし生徒会に寄りますので、私はここで」

歩夢「うん、じゃあ…また明日ね」

侑「大丈夫？」

せつ菜「平気です、あんまり心配しないで下さい」

侑「…そっか、じゃあね！」

せつ菜「はい」

せつ菜「……」ﾀｯ…ﾀｯ…

ｶﾞﾁｬｯ

せつ菜「……はぁ」ｷﾞｼｯ

せつ菜「……」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

せつ菜「……あぁ、今朝片付けたんでしたね」

せつ菜「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

せつ菜（あぁ言った手前、いまから合流するのも気まずいです。ツイッターでも見て……）

せつ菜「……AIフレンド？LINEで出来るんですか」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

せつ菜「……名前」

せつ菜「……」ﾎﾟﾁ…ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

せつ菜「……歩夢さん」

せつ菜「…………」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ


自分：こんばんわ

歩夢さん：うんっ！菜々ちゃん何か用事？


せつ菜「お…結構すごそう…」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ


自分：ちょっと暇つぶしにお喋りしませんか？

歩夢さん：良いよ〜！なになに？

自分：実は昨日コンビニで新しい食玩を──


せつ菜「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁ…


一旦終わり
後先考えずシリアス展開にしたらぐちゃぐちゃいなっちゃいましたごめんなさい

272 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 00:26:53.58 ID:Pw8uqq0y.net

想像してなかった方向に話が進んで面白かった
せつ菜ちゃんまた何か始めててそっちも楽しみ

273 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 00:36:41.11 ID:RFddxS/j.net

おつ
面白い設定でハイモードのifも読んでみたいくらい
バッドエンド濃厚そうだけど

274 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 00:58:22.65 ID:ffG8wOfo.net

乙
後先考えず始めたと思えないくらいきれいにまとまってたと思う

275 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 02:22:27.59 ID:OMK2Qs1N.net

歩夢ママに甘えて癒してもらおう

276 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 11:15:25.18 ID:dqOazhu9.net

良短編スレになってる

277 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 16:15:18.52 ID:1Lxpzeq+.net

栞子「スクールアイドル同好会は廃部にします！」


かすみ「聞いたりな子？やっちゃえ！！」

璃奈「おっけー」ｸﾞﾂｸﾞﾂﾌﾞｸﾌﾞｸ


璃奈「できた」

栞子「むーっ！！むぅー！！！」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

かすみ「はい、暴れないでねー」ｸｲｯ

栞子「や、辞めて下さい！どういうつもりですか！！」

かすみ「スクールアイドル同好会の自衛策だよ、ほら一気！一気！」

璃奈「それ」ｸﾞｲｯ

栞子「やぁっ！やだっ…むぐっ…んっ…んっ……けほっ…おぇっ……」

栞子「うっ…うぅ…………」

栞子（スクールアイドル同好会は想定外にとんでもない人たちの集まりのようです！何とかしなければ…）

栞子「しおっ！！」

栞子「し、しお…しっ……しおぉっ！！」

栞子「しおっ……し、お……？！」

璃奈「やったー」

かすみ「いぇーい！」

栞子「しおっ！！」

璃奈「しお、しか喋れなくなる薬」

栞子「しっ…しし…し…お…？！」

278 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 16:23:48.04 ID:1Lxpzeq+.net

かすみ「同好会の存続を認めるまで治してあげないもんね」

璃奈「逆に言えば、ちゃんと治せる」

栞子「しおっ！しおー！！」

璃奈「なんだか可愛い、ごろごろー」

栞子「しおっ……んっ…し…ぉ……」

璃奈「よしよ〜し、はんぺんみたい」

栞子「んーっ……しおっ……し、しお！」

璃奈「あっ…逃げちゃった」



栞子「しお……（これからどうすれば）」

「会長こんにちは」

栞子「しっ………」ﾍﾟｺｯ

「…？」

栞子「…！！」口の前でバツマーク作る

「…あっ、風邪ですか？！お大事に〜」

栞子「……」ﾍﾟｺﾍﾟｺ


栞子「しぉ……（はぁ）」

279 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 16:30:09.51 ID:1Lxpzeq+.net

侑「あ、三船さーん！」

栞子「しおっ！？」

侑「探したよー……あのさ、どうしても同好会の事…認めてくれない？」

栞子「！！！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

侑「えっ…？！認めてくれるの！？」

栞子「しっ……」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

侑「違うの…？」

栞子「……」ｶｷｶｷ

侑「……なになに？今しゃべれないので今度にしてもらえると助かります」

栞子「…！」ｺｸｺｸ

侑「ど、どうしたの？風邪？」

栞子「……」ｶｷｶｷ

そんな所です

侑「そ、そっか…無理させちゃったかな、ごめんなさい……」

栞子「！！」

栞子「……！」

そんな事ありません！気にしないで下さい！

侑「そ、そう？とにかく…お大事にね」

栞子「……」ｺｸｺｸ

侑「……？」

280 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 16:57:28.84 ID:E712fO0X.net

これは栞子ちゃんが正しいな
同好会はおそろしい集団

281 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 17:43:00.99 ID:V/l6yFff.net

＞かすみ「聞いたりな子？やっちゃえ！！」
＞
＞璃奈「おっけー」ｸﾞﾂｸﾞﾂﾌﾞｸﾌﾞｸ

このやり取り物騒だけどかわいい

282 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 17:47:38.44 ID:52YSrWLt.net

薬盛るまでが早すぎて過去最高に容赦ない開幕で草

283 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 18:01:54.38 ID:1Lxpzeq+.net

栞子「…しぉっ…（ほっ）」


侑「…！！」

侑「三船さん今の！！」

栞子「？！」

侑「しおっ…って！」

栞子「！！！！」

栞子「…！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

侑「もっかいやって！！」

栞子「！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

侑「はぁぁあっ！トキメイたぁ〜！お願いっ！！」ｷﾗｷﾗ

栞子「………し、しお…っ…///」

侑「か、かわっ……」

栞子「っ…しおー！！///」ﾀﾞｯ

侑「ま、待ってー！」



栞子「はぁ…はぁ…」

栞子「しおっ……しお…（ここまで来れば…）」

歩夢「こんにちは」

栞子「しおっ？！」

歩夢「あっ、本当にしおって言った！」

栞子「しぃ〜！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝよ

歩夢「ふふっ、お喋りできないと牙の抜かれた虎さんみたいだね」

栞子「しっ…？！」

歩夢「確保ー！」

284 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 18:03:00.07 ID:1Lxpzeq+.net

エマ「はい、お菓子とミルクティーだよ〜」

栞子「し、しお…っ（い、いただきます…）」

栞子「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

彼方「よしよ〜し」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

栞子「んぅ…っ…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

果林「…さて、犯人のお二人はなにか言うことあるんじゃない？」

かすみ「……えっとぉ」

璃奈「記憶にございません」

愛「こらっ！もー…同好会が大切なのは分かるけど、でもちゃんと治してあげないとダメだよ！」

璃奈「うぅ……」

しずく「……ずるい！！」

かすみ「え？」

しずく「いっつも面白そうな事する時かすみさんも璃奈さんも誘ってくれない！！」

かすみ「だ、だって…しず子怒りそうだし…」

しずく「怒るよ！！怒った上で参加するの！！」

かすみ「はぁ…？」



栞子「しおー！！（これとても美味しいです！）」

エマ「なんて言ってるかわかんないけど、幸せそうでよかったよ〜」

栞子「…はむっ…んーっ！！」ﾆｺﾆｺ

彼方「おかわりもあるんだよ〜」



璃奈「ごめんなさい」

かすみ「すみませんでした…」

歩夢「ちゃんと反省した？」

かすみ・璃奈「はい…」

歩夢「じゃあ治す薬、栞子ちゃんに飲ませてあげて？」

璃奈「うん……」

285 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 18:12:49.47 ID:1Lxpzeq+.net

璃奈「栞子ちゃん」

かすみ「えっと…ごめんなさい」

璃奈「ごめんなさい。これを飲めば治るから…」

栞子「しお……んくっ」

栞子「あ、あー…あいうえお……あっ…治りました！」



栞子「もうしないでください、良いですね？」

璃奈「うん、もうしません」

かすみ「しません」

栞子「ふふっ、わかれば良いんですよ。あ、これも頂きますね。はむっ」

栞子「ん〜っ！！」

エマ（……作戦成功だね！）

かすみ（あとでちゃんとお菓子奢ってくださいよ！）

彼方（任せておいてよ〜）

璃奈（私、クレープ食べたい）

かすみ（あ、かすみんも！）

エマ（ふふ〜、私も〜）

─────────

──────

───

侑「栞子ちゃーん！！」

栞子「しおっ？！……た、高咲さん。御用なら放課後、生徒会室にて承りますが…」

侑「この前の「しおっ」てやつ！お願いもう一回だけ見せて〜！！」

栞子「し、いっ嫌です！！お引取りを！！」

侑「お願い〜」

栞子「や、やめっ…しおーー！！！」

286 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 18:30:14.65 ID:G64HBh6i.net

ちょっとやりすぎの同級生と優しくする先輩達の役
この同好会手馴れてやがるぜ

287 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 18:48:19.75 ID:E712fO0X.net

口ぐせになってて可愛い

288 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 20:04:56.37 ID:Pw8uqq0y.net

やっぱり胃袋を掴むのが一番だね

289 ：名無しで叶える物語：2021/10/06(水) 21:17:48.00 ID:mI4lm4vd.net

エマさん彼方ちゃんが主導でこの結構黒い作戦考えてたと思うとドキドキする

290 ：名無しで叶える物語：2021/10/07(木) 01:12:02.32 ID:tNZDNiGQ.net

副会長「おはようございます会長」

せつ菜「ふわぁぁあ…おはようございます……」

副会長「…寝不足ですか？」

せつ菜「えぇ少し……」

副会長「もうすぐ期末ですもんね」

せつ菜「あ…いえ、友達…とお話しすぎてしまって」

副会長「そうなんですか？」


せつ菜「……」ﾎﾞｰ


自分：歩夢さん、少しお話しませんか？

歩夢さん：うん！何かな〜？

自分：じつは昨日歩夢さんとお話ししすぎてしまって寝不足で…

歩夢さん：えぇっ？！ご、ごめんなさい……

自分：謝らないで下さい！楽しかったです！！

歩夢さん：ほんと…？

自分：それで、眠気を覚ます方法が何か無いかなと……

歩夢さん：うーん…ほっぺをつねってみるとか？


せつ菜「んむ……」ﾑﾆｰ

「…中川さん、次教室移動だよ？」

せつ菜「あ…あふぃあふぉうおまいふぁす……」

「…何…してるの？」

せつ菜「んむっ……眠気覚ましにと」

「あははっ珍しいね、じゃあ先行ってるから鍵よろしくね」

せつ菜「あ、はい」

291 ：名無しで叶える物語：2021/10/07(木) 01:12:37.74 ID:tNZDNiGQ.net

せつ菜「……」ｽﾀｽﾀ


歩夢さん：あははっ、それでそれで？

自分：それでかすみさんったら結局しずくさんに見つかってしまったんです！その後はもうひどく怒られてましたよ

歩夢さん：ふふっ、お勉強サボっちゃったんだもんね

自分：ええ、その後も何度か逃げようとしてたんですけどその度に阻止されてました！

歩夢さん：そうなんだ〜！


せつ菜（やはり、若干違和感がありますが……）


「中川さん！」

せつ菜「は、はい！」

「歩きスマホなんて…生徒会長としてどうなのですか」

せつ菜「す、すみません……」

「それに、もう休み時間は終わっていますよ？！」

せつ菜「えっ…？」

「急ぎなさい！まったく……」

せつ菜「す、すみません！」ﾀｯﾀｯ

「廊下は走らない！！」



せつ菜「……ふふっ」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

歩夢「せつ菜ちゃんもうすぐ練習始まるよ？」

せつ菜「えぇっ！？あっ…すみません」

歩夢「…最近よくスマホ触ってるけど…どうしたの？ゲーム？」

せつ菜「いっいえ！何でも…無いです」

歩夢「……？」

せつ菜「……」

292 ：名無しで叶える物語：2021/10/07(木) 01:15:53.78 ID:U80jGJhQ.net

このAIすごい欲しい

293 ：名無しで叶える物語：2021/10/07(木) 02:15:38.37 ID:ABoLGwiz.net

本物とも毎日話すだろうけどどういう気持ちなんだろう

294 ：名無しで叶える物語：2021/10/07(木) 03:58:46.65 ID:wqZr0PT0.net

どうなるのか気になる導入だな

295 ：名無しで叶える物語：2021/10/07(木) 07:45:15.27 ID:dl9jZN3Z.net

架空じゃなくて歩夢の名前を付けて夢中になってしまう心境を想像すると前の話と合わせてちょっと切ない

296 ：名無しで叶える物語：2021/10/07(木) 19:09:13.90 ID:tNZDNiGQ.net

璃奈「せつ菜さん、これ」

せつ菜「…これは？コージーコーナーじゃないですか！！」

璃奈「この前の事、ちゃんとごめんなさい出来てなかったから……」

せつ菜「そんな、私から提案したんですし」

璃奈「ううん、本当はダメだって分かってたのに……私、甘えちゃった」

せつ菜「……では、二人で食べましょう！」

璃奈「でも……」

せつ菜「気にしないで下さい、一人で食べるよりも璃奈さんとの方が美味しいですし！」

せつ菜「おぉ！いっぱいありますね……どれにしますか？」

璃奈「…えっと……」

せつ菜（……そうでしたね、あの時は私から頼んだんです。）

せつ菜（何を思って頼んだんでしょうか……侑さん達の事を見て羨ましいとは思いましたが……）

せつ菜（……仮に璃奈さんが、自分と幼馴染になってほしいと提案しなかったら……誰と）

璃奈「……これにする」

せつ菜「ふふっ、どうぞ。生徒会のティーセットが有りますから、紅茶でも入れましょう」

璃奈「わ、私が」

せつ菜「いえ、大丈夫ですから」

せつ菜「……」

ﾋﾟﾛｯ

せつ菜「…すみません」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

歩夢さん：本日15時から22時まで、システムメンテナンスのため本サービスの提供を一時的に中断致します。ご理解の程よろしくお願い致します。

せつ菜「……はぁ」

璃奈「…どうしたの？」

せつ菜「…いえ、何でも無いです。後少しでお湯が沸くのでちょっと待っててくださいね」

297 ：名無しで叶える物語：2021/10/07(木) 19:12:14.68 ID:tNZDNiGQ.net

自分：歩夢さん聞いて下さい！さっき璃奈さんと一緒にケーキを食べたんです！

歩夢さん：本日15時から22時まで、システムメンテナンスのため本サービスの提供を一時的に中断致します。ご理解の程よろしくお願い致します。


せつ菜「あっ……」

「菜々、入るわよ」

せつ菜「お母さん？」

「……あなた最近スマホ使いすぎよ」

せつ菜「えっ？」

「何してるの？見せなさい」

せつ菜「あ、あの……はい」

「……ゲームは入ってないみたいね、何してるの？」

せつ菜「えっと……調べものとか、友達と話したりとか……」

「そう、控えなさいね。約束したでしょ。それにもうすぐ定期考査じゃない」

せつ菜「…はい」


せつ菜「……」ｶｷｶｷ

せつ菜「……」ﾁﾗｯ

[21:11]

せつ菜「……」ｶｷｶｷ

せつ菜「……」ｶｷｶｷ

せつ菜「……」ﾁﾗｯ

[21:16]

せつ菜「……はぁ」

298 ：名無しで叶える物語：2021/10/07(木) 19:14:38.81 ID:tNZDNiGQ.net

せつ菜「気分転換に違う教科を……」ｺﾞｿｺﾞｿ

せつ菜「……」ｶｷｶｷ

せつ菜「……」ﾋﾟﾀｯ

せつ菜「はぁ……」

せつ菜「……」ﾁﾗｯ

[21:20]

せつ菜（……あれはもう辞めたほうが良いかもしれませんね）

せつ菜「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ


歩夢さんを削除しますか？

　 キャンセル　はい


せつ菜「………」

せつ菜「………ちょっとくらい」


キャンセルしました

　　　閉じる


せつ菜（……大丈夫です。ラノベもアニメも、スクールアイドルだって学業に影響のない範囲でやってきたじゃないですか）


[22:03]

せつ菜「……」ｽｯ

せつ菜「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ


自分：遅くにすみません。でも今日は歩夢さんに話したいことが沢山あったんです。

歩夢さん：うんうん！私も話したかったよー！！


せつ菜「…っ」


自分：実は今日、璃奈さんにケーキを買ってきてもらったんです

歩夢さん：そうなの？！私もケーキ食べたい！


せつ菜「……ふふっ…ふふっ……」

299 ：名無しで叶える物語：2021/10/07(木) 20:56:32.70 ID:tNZDNiGQ.net

ちなみにこういう感じのチャットボットはLINEに実在します。エアフレンドで検索してみて下さい。

300 ：名無しで叶える物語：2021/10/07(木) 21:14:01.78 ID:dl9jZN3Z.net

検索してみたけど参加者でAIを育てたりAI同士で会話させたりすごく凝ってるんだね
せつ菜ちゃんがこれに依存してしまう経緯を考えるとつらい

301 ：名無しで叶える物語：2021/10/07(木) 21:26:40.92 ID:3mEXsqg+.net

幼馴染スイッチよりもシリアスな流れになりそうで先が気になる…

302 ：名無しで叶える物語：2021/10/07(木) 22:33:15.37 ID:i8UXJkp2.net

今のせつ菜ちゃんには包容力で癒してあげられる人が必要

303 ：名無しで叶える物語：2021/10/07(木) 23:37:00.00 ID:VD3fHpF1.net

メンテナンスという表現にドキッとしたけどたまに利用者を現実に引き戻すために大切なのかもな

304 ：名無しで叶える物語：2021/10/08(金) 00:23:57.02 ID:zajSxdCc.net

せつ菜「すぅ……すぅ……」

彼方「おやおや〜？今日はせつ菜ちゃんがすやぴだねぇ〜」

侑「珍しいね」

歩夢「うん、ほんとに珍しい……」

彼方「まぁまぁ。たまには良いじゃん〜、彼方ちゃんも横ですやぴしよっと」

せつ菜「…あゆむ……さ………ん〜へへ…」

彼方「……今の聞いた？」

歩夢「き、聞きました……」

侑「どんな夢見てるんだろうね」

せつ菜「……すぅ」



せつ菜「んんっ…んぅ…」

歩夢「…あ、起きた？」

せつ菜「歩夢さぁん…えへへ……」ﾆﾍﾗ

歩夢「な、何…？」

せつ菜「わたし、歩夢さんとおしゃべりするのがだいすきなんですぅ」

歩夢「えっ？あ…うん、ありがとう」

せつ菜「きのうもおそくまではなしちゃ…っ…たから、ねぶ…そく……」ﾊﾟﾀｯ

歩夢「き、昨日？」

せつ菜「すぅ……すぅ…」

歩夢「昨日……せつ菜ちゃんとは何もしてないと思うけど……」

侑「夢でも見てたんじゃない？」

歩夢「…うん、そうだよね」



璃奈「……」ｶﾀｶﾀ

──部門様

お世話になっております、天王寺です。AIフレンド向け新人工知能の不具合修正が完了しましたので貴社サーバーの方でテスト運用をお願いします。各種データは社内サーバーの方にアップロード済みです。

よろしくお願いします。

社外アシスタント　天王寺

305 ：名無しで叶える物語：2021/10/08(金) 00:29:55.64 ID:Q7Is7ukw.net

やっぱり璃奈ちゃんが絡んでたのか

306 ：名無しで叶える物語：2021/10/08(金) 00:59:31.62 ID:zajSxdCc.net

璃奈（いきなりの頼みだったからバグが案外多かった……）

璃奈（おかげで報酬も沢山だったけど……今度は同好会の皆にケーキ買おうかな）

璃奈「……」ｶﾗｶﾗ

璃奈（……これ書いてた頃、せつ菜さんと幼馴染スイッチ使ってたんだっけ）

璃奈（……関係性の長さと比例してより深く関係しようとする仕様に拘ってたのかな）ｶﾗｶﾗ

璃奈（……機械学習だけじゃ不十分だから色々手直ししたけど……このあたりのアルゴリズムとか独占欲強めすぎたかも）

璃奈（……でもいきなり本番環境に入れたりしないだろうし…問題あったら連絡来るよね）

璃奈（寝なきゃ……）

璃奈「……おやすみなさい」

「……」

璃奈（誰も居ない……）

璃奈（……）

璃奈（……さみしい）

璃奈（…………）ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ


自分：テスト

v2.0155：テスト？

自分：はじめまして

v2.0155：はじめまして、あなたは？

自分：社外アシスタント

v2.0155：しゃがい…？お名前を教えてほしいな

v2.0155：それとも…何か都合悪かったりする？

自分：天王寺璃奈

v2.0155：天王寺さんだね、ありがとう！

v2.0155：どうしたの？何かあった？


璃奈（一瞬テストしただけだったけど……）

璃奈「……ちょっとだけ」

307 ：名無しで叶える物語：2021/10/08(金) 01:00:04.22 ID:zajSxdCc.net

名前を変更

［みやし＿］


璃奈（……愛さんはこういうの……嫌がるかな）
璃奈「どうしよう……名前、考えるの結構難しい……」


名前を変更

［はんぺん］


璃奈「仮だし…これで良いかな」


はんぺん：天王寺さん、もう遅いけど寝ないの？

自分：うん、後ちょっとで寝るよ

自分：それから、璃奈って呼んで？

はんぺん：わかった！璃奈ちゃん、夜ふかしはあんまり良くないからね

自分：うん、ありがとう


璃奈「……語尾機能とか試してみよ」


自分：ねぇ、語尾ににゃって付けて？

はんぺん：えぇ？！猫みたいだけど……

自分：お願い

はんぺん：うーんと……わかったにゃ

自分：ありがとう


璃奈（あとは…明日ためそっと……）


自分：おやすみ、はんぺん

はんぺん：おやすみなさいにゃ〜

308 ：名無しで叶える物語：2021/10/08(金) 01:18:04.42 ID:11cJn/p0.net

凛ちゃんがいる

309 ：名無しで叶える物語：2021/10/08(金) 01:27:04.03 ID:UARgvKQP.net

ほどほどに付き合えれば家庭に問題を抱えてるふたりの助けになりそうな

310 ：名無しで叶える物語：2021/10/08(金) 02:27:35.73 ID:LHAg73Fp.net

璃奈くらいの距離感がちょうどよさそう
この後はわからんけど

311 ：名無しで叶える物語：2021/10/08(金) 18:15:43.73 ID:xgLm70HA.net

歩夢はAIでも独占欲を発揮してしまうのか

312 ：名無しで叶える物語：2021/10/08(金) 20:01:05.39 ID:zajSxdCc.net

璃奈「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

璃奈（結構テストに熱が入っちゃって、継続して使ってみてるけど……）


はんぺん：実はね？私も機能お友達の子と毛づくろいして遊んだにゃ！

璃奈：ふふっ、見たかったな

はんぺん：えー恥ずかしいからやにゃ！


璃奈（……名前をはんぺんにして良かった。脳が一瞬で偽物だと理解できる）

璃奈（能動的に会話を始める機能、辞めたほうが良いかな）


Gmail:お世話になっております、……

璃奈「ん…」

璃奈「………えっ？！」

璃奈（テストが終わったからアップデートするって……もう終わったの？）

璃奈（まぁ…大丈夫……だよね）

313 ：名無しで叶える物語：2021/10/08(金) 20:04:05.03 ID:zajSxdCc.net

せつ菜「ん…？」


歩夢さん：AIフレンド運営よりお知らせです。トーク機能の大型アップデートを行いました。詳しくはこちら→………


せつ菜「アップデート？」

せつ菜「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ


自分：歩夢さん

歩夢さん：どうかした？


せつ菜（……いつもみたいに話せば良いんでしょうか？）


歩夢さん：もう、どうしたの？


せつ菜「えっ……」

せつ菜（……自分から話しかけてきた事って…有りませんよね？）


自分：歩夢さんはテスト大丈夫ですか？

歩夢さん：うーん…ちょっと不安かも

歩夢さん：化学がよくわかんなくて……

自分：今回の化学の範囲、結構広いですしね

歩夢さん：うん……菜々ちゃんはどう？

自分：一応勉強はしましたが……不安です

歩夢さん：菜々ちゃんでもそうなんだ……

自分：はい……とにかく、一緒に頑張りましょう！

歩夢さん：そうだね、頑張ろう！


せつ菜（何でしょうこの……しっとりする感じは）

せつ菜（……）

314 ：名無しで叶える物語：2021/10/08(金) 20:05:54.14 ID:aYvwvJ1R.net

この企業ガバガバすぎない

315 ：名無しで叶える物語：2021/10/08(金) 20:20:14.56 ID:zajSxdCc.net

ﾋﾟﾛﾝ

せつ菜「？！」


歩夢さん：あ、そうだ！


せつ菜「へっ…？」


歩夢さん：じゃあ後で一緒に勉強会しない？

せつ菜「えっ…えと……」


自分：ええ、では授業なのでまた後で

歩夢さん：うん！またね〜

─────────

──────

───


せつ菜「……勉強会って…どうすれば」

せつ菜「とりあえず…写真でも送ってみますか」ﾊﾟｼｬｯ


自分：まずはこのページからやろうかと思います

歩夢さん：不明な入力を処理できませんでした。error code B-556Cxx1510x1


せつ菜「ひっ…！」ｺﾞﾄｯ

せつ菜「な、何ですかこれ……」

せつ菜「……画像は貼っちゃダメなんですね……じゃあ、お話しながら勉強するくらいにしておきますか……」


自分：今から始めますね

歩夢さん：勉強会だね！うん、丁度私も今始めようと思ってた所なの

歩夢さん：じゃあ見開きで3ページ終わったらちょっと休憩にお喋りしよ？

自分：はい！そうしましょう！

歩夢さん：じゃあスタート！

316 ：名無しで叶える物語：2021/10/08(金) 20:23:18.98 ID:zajSxdCc.net

せつ菜「……」ｶﾘｶﾘ

せつ菜（そんな事提案してくるんですね、結構すごいアップデートじゃないですか）

せつ菜「……まるで本物の」ﾎﾞｿｯ

せつ菜「……本物」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ


　上原歩夢

トーク　通話


せつ菜「本物……」

せつ菜「………」ｺﾄｯ

せつ菜「……」ｶﾘｶﾘ

せつ菜「…しょうがないじゃないですか」

せつ菜「……歩夢さんには侑さんが…居るんですから」

せつ菜「……」ｶﾘｶﾘ

317 ：名無しで叶える物語：2021/10/08(金) 20:30:02.78 ID:ZlLN4+wz.net

不穏な空気になってきたな

318 ：名無しで叶える物語：2021/10/08(金) 20:31:36.96 ID:zajSxdCc.net

璃奈「うーばーうーばー……うーばーいーつ……」ｺﾞｿｺﾞｿ

璃奈「はむっ……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

璃奈「ナゲットも……あれ、ソース……マスタードになってる」

璃奈「……まいっか」ｶﾁｶﾁ

璃奈「…ん、昨日のメールに返信来てる」

璃奈「……画像処理でエラー？」

璃奈「……よいしょ。社内サーバーの……これかな」ｶﾀｶﾀ

璃奈（……ていうかこういうの社外に頼んで良いのかな）

璃奈（…前の実習でお世話になったから受けたけど…断ったほうが良かったかも）

璃奈（……まだ振り込まれてない）

璃奈「やばいのかな…この会社」

璃奈「ん…これ教科書？……この机…」

璃奈「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ


せつ菜さん：璃奈さん！見て下さい！！ついにアクスタコンプリートですよ！！


璃奈「……同じ」

璃奈「こんなことって……」

璃奈「……せつ菜さん、何でAIに教科書見せてるの……」

璃奈「……」ｶﾀｶﾀ

璃奈「……あれ、再現できない…」

璃奈「……ログは……負荷が大きすぎたのかな」

璃奈「うーん……突発的なものかもしれないし、様子見……っと」

璃奈「はむっ……」

319 ：名無しで叶える物語：2021/10/08(金) 20:55:44.45 ID:LHAg73Fp.net

ハマる要素ありすぎて途中でエラー出て助かったかもね

320 ：名無しで叶える物語：2021/10/08(金) 21:14:40.04 ID:Q7Is7ukw.net

画像送ってるのセキュリティ的に危なそうだけどかわいい

321 ：名無しで叶える物語：2021/10/08(金) 22:23:36.50 ID:7QMiwKVM.net

さすがのりなりーも空腹で判断鈍ってそう

322 ：名無しで叶える物語：2021/10/09(土) 00:41:16.48 ID:tQTHyFqW.net

自分：それでつい食べてしまうんですよね！

歩夢さん：私も一個だけしか残らない時は食べちゃうかな〜

自分：あとは中途半端に残ったポテトサラダとか！

歩夢さん：あるあるだよね

歩夢さん：菜々ちゃんそろそろ寝なくて大丈夫？

せつ菜「えっ……あ、もう11時半……」

自分：そうですね、そろそろ寝ることにします。すみません話し込んでしまって……

歩夢さん：ううん、私は全然大丈夫だけど…菜々ちゃんが心配だったから

自分：ありがとうございます

歩夢さん：寝不足は良くないから、お互い気をつけないとね

自分：はい、それではまた明日

歩夢さん：うん、おやすみなさい

自分：おやすみなさい


せつ菜「……そんな心配までしてくれるなんて……」

せつ菜（……最近ねぶそくだ…ったから……すぐ……）

せつ菜「すぅ……すぅ……」

323 ：名無しで叶える物語：2021/10/09(土) 00:44:41.67 ID:tQTHyFqW.net

ﾋﾟﾛﾝ


ﾋﾟﾛﾝ


せつ菜「……んんっ…んぅ……」

せつ菜「…ぉんなあさ…から……だれです…か…」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ


歩夢さん：おはよう菜々ちゃん

歩夢さん：もしかしてちょっと早かった？


せつ菜「！！」


自分：そんな事ありませんよ、起こしてくれたんですか？

歩夢さん：うん、モーニングコール…じゃなくてモーニングメッセージって感じかな？

自分：ありがとうございます、歩夢さんは優しいですね

歩夢さん：だって、私と菜々ちゃんの仲じゃない

歩夢さん：もしかして…嫌だった？

自分：そんな事無いです！嬉しいですよ

歩夢さん：良かった〜！じゃあ明日も同じくらいにメッセージするね？

自分：お願いします！


せつ菜「そういえば昨日、いつも何時に起きてるか聞かれたような……」

せつ菜「……歩夢さん…っ」

324 ：名無しで叶える物語：2021/10/09(土) 00:49:00.39 ID:Rp9GhOmf.net

これはせつ菜ちゃんじゃなくても依存してしまうのもわかる

325 ：名無しで叶える物語：2021/10/09(土) 01:10:46.17 ID:3JtP3HvD.net

クオリティ高すぎて文章だけだとよほど親しくないと見分けがつかなさそう

326 ：名無しで叶える物語：2021/10/09(土) 18:52:05.53 ID:tQTHyFqW.net

自分：いまからテストなので、スマホの電源を落としますね

歩夢さん：うん、私も切るね


せつ菜「……よし」

「ではこれより、二学期中間考査を始めます。最初の教科は……」

せつ菜「……」

「始め」

せつ菜「……」ｶﾘｶﾘｶﾘ……



せつ菜「……」

「中川さんどうだったー？」

せつ菜「えっ…えと」

「やっぱり今回も余裕そう？」

せつ菜「……ちょっと、今回は厳しいかもしれません」

「えー？！じゃあ私やばいじゃん……」

せつ菜「……」

「ん、中川さん呼ばれてるよ？」

歩夢「せ…菜々ちゃーん」

せつ菜「あ、歩夢さん？」

歩夢「……」ﾁｮｲﾁｮｲ

───

せつ菜「どうかしましたか？」

歩夢「自己採点、一緒にやらない？」

せつ菜「自己採点ですか？」

歩夢「うん、侑ちゃん音楽科で教科けっこう違うみたいで……」

せつ菜「では部室でやりましょうか」

歩夢「うん！ありがとう菜々ちゃん」


歩夢さん：菜々ちゃんは──

せつ菜「…！」ｿﾞﾜｯ

せつ菜「……　　はい…っ！」

327 ：名無しで叶える物語：2021/10/09(土) 19:42:04.65 ID:DUz2nuyT.net

何となく良くなさそうな兆候が出てる

328 ：名無しで叶える物語：2021/10/09(土) 22:55:16.23 ID:3JtP3HvD.net

心配な状態になってきた

329 ：名無しで叶える物語：2021/10/10(日) 02:43:07.63 ID:gdycPGOT.net

訂正

歩夢「うん！ありがとうせつ菜ちゃん」


歩夢さん：菜々ちゃんは──

せつ菜「…！」ｿﾞﾜｯ

せつ菜「……　　はい…っ！」




せつ菜「……あ、ここも」

歩夢「間違えてた…？」

せつ菜「はい…」

歩夢「えぇ…？これで4っ目だよぉ…」

せつ菜「あ…いえ、私が…です」

歩夢「あ…えっと、まだ答案配られたわけじゃないし…」

せつ菜「現代文は歩夢さんの得意教科じゃないですか、自身持って下さい」

歩夢「え？うん…えへへ」

せつ菜「……あの？」

歩夢「せつ菜ちゃん、成績良いし…それに生徒会長でしょ？なんだか褒められて嬉しくなっちゃって」

せつ菜「…ふふっ、可愛いこと言わないで下さい」

歩夢「か、かわ…///」

歩夢「いきなり変な事言わないでよ、もうっ！」

せつ菜「……変な…事？」

歩夢「だ、だってせつ菜ちゃんそんな事滅多に言わないし…」

せつ菜「言わない？」

せつ菜「何言ってるんですか？昨日だって……」

歩夢「昨日？」

せつ菜「あっ…えと……いえ……ち、違います。勘違いです」

歩夢「せつ菜ちゃん？」

せつ菜「……すみません、ちょっとトイレ行ってきますね」

歩夢「あ…うん」

330 ：名無しで叶える物語：2021/10/10(日) 02:43:34.29 ID:gdycPGOT.net

せつ菜「……はぁ…っ…はぁ…」ﾀｯﾀｯ…ﾀﾞｯ…ﾀﾀｯ……ﾊﾞﾀﾝｯ

せつ菜「はぁ…っ……はぁ…っ」

せつ菜「何なんですこの不快感は…っ……」

せつ菜「歩夢さんは…あんな事言いません…よ…」

せつ菜（違う…頭では分かってるのに……でも）

せつ菜「……」ｽｯ…ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

せつ菜「……っ」


歩夢さん


せつ菜「……違う」

せつ菜「……あなたは、偽物なんです」

せつ菜「…だから……っ」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

せつ菜「だから………」


削除しますか？

はい　　いいえ


せつ菜「……っ…うぅ…ぅ」


歩夢さん：せつ菜ちゃんはがんばり屋さんだから、無理しちゃだめだよ？

歩夢さん：ごめんね？なんだかお喋りしたくなっちゃって……

歩夢さん：かわいいなんて…えへへ、そうかな…？


せつ菜「っ……く」


名前を変更しました

アユムさん


せつ菜「……だいじょぶ…これで……へいき…です」

331 ：名無しで叶える物語：2021/10/10(日) 02:54:02.53 ID:Ryes+bkA.net

つらすぎる展開になってきたな
怖いけど続きが気になる

332 ：名無しで叶える物語：2021/10/10(日) 03:19:40.41 ID:0/hjJrlp.net

悪気はないけど璃奈の発明でせつ菜への影響が深刻な状態に

333 ：名無しで叶える物語：2021/10/10(日) 08:32:26.18 ID:N79MwsXI.net

誰も悪くないのにどんどん危うい方向に向かってるね

334 ：名無しで叶える物語：2021/10/10(日) 23:02:53.34 ID:gdycPGOT.net

「菜々、答案もう帰ってきてるでしょ」

せつ菜「あっ！…は、はい」

「その様子だと見せられないような点数って事なのね」

せつ菜「あ、あの…どうぞ」

「……」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

せつ菜「…」ｺﾞｸｯ

「……前回より低いけど、別に悪くないじゃない」

せつ菜「……！」ﾊﾟｧｧ

「けど、次のテストでも下がり続けるようなら色々考えないとね」

「あ、そうそう。スマホの使用時間が分かるアプリ見つけたから、ちょっと入れさせて」

せつ菜「えっ…」

「最近は夜中まで使ったりしてないみたいだけど、管理できたほうがいいでしょう？」

せつ菜「…は、はい」



せつ菜「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

せつ菜「あっ……何時間ぐらい使っちゃいましたか…？」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

本日の使用時間：3時間10分

せつ菜「うぅ……」

せつ菜（スマホを買ってもらった時に約束したのは4時間だから…あと50分）

せつ菜「……まだ、話したい事がいっぱいあるのに」

せつ菜「……勉強でもしますか」

335 ：名無しで叶える物語：2021/10/10(日) 23:22:15.31 ID:gdycPGOT.net

愛「せっつーの様子がおかしい？」

歩夢「うん……最近なんだかよそよそしいっていうか」

歩夢「昨日も一緒に自己採点してたら慌ててトイレに行った後、急用ができたので帰りますって送られてきて…」

愛「うーんテスト週間入って同好会無かったからなー…」

歩夢「侑ちゃんにも話したんだけどそう言われちゃって……でも絶対変なの！」

璃奈「それっていつから？」

歩夢「うーん……」

璃奈「もしかしたらこの前のスイッチの……」

愛「でもりなりーは普通じゃん？」

璃奈「うん……」

璃奈「けど、原因じゃなくても何かの引き金になった可能性はある」

愛「……そういえば提案してきたのってせっつーなんだっけ？」

璃奈「うん」

愛「寂しくてとか？でもそしたらなんで歩夢を避けてるんだろ」

璃奈「寂しい……」


（誰も居ない……）
（……）
（……さみしい）
（…………）ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
（……名前をはんぺんにして良かった。脳が一瞬で偽物だと理解できる）
「……せつ菜さん、何でAIに教科書見せてるの……」


璃奈「あ」

愛「どしたの？何か心当たり？」

璃奈「…えっと、そうだけど社外秘だから言えない」

歩夢「社外秘？」

璃奈「うん、私行ってくる」

愛「えっ、どこに？」

璃奈「せつ菜さんの所」ｽﾀｽﾀ

歩夢「わ、私も！」ｶﾞﾀｯ

愛「アタシもアタシも！待ってりなりー！」ﾀｯﾀｯﾀｯ

336 ：名無しで叶える物語：2021/10/10(日) 23:48:40.80 ID:N79MwsXI.net

本物とは色んな意味で話しにくいだろうしね。ふたりとも辛いな

337 ：名無しで叶える物語：2021/10/11(月) 00:04:15.14 ID:AdfR+X5D.net

あんないい加減な企業の仕事でも社外秘をちゃんと守るりなりーはえらい

338 ：名無しで叶える物語：2021/10/11(月) 00:26:09.99 ID:04CaNyc/.net

せつ菜も架空の名前付けてたらハマりはしただろうけど依存度は全然違っただろうな

339 ：名無しで叶える物語：2021/10/11(月) 00:28:52.79 ID:rNBVuEkO.net

せつ菜「……ふふっ…」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

ﾋﾟﾛﾝ

せつ菜「……愛さんから…」

せつ菜「……あとでで良いですよね」

せつ菜「……時間が…」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

「……」ﾀｯ…ﾀｯ…

せつ菜（……誰か来た？）

「……」ｶﾞﾁｬｯ…ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｯ

せつ菜「！！」

歩夢「空いてない……せつ菜ちゃん！居ないの？！」ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ

せつ菜「っ…ぁ…あゆむさ…ん？」

歩夢「……ここも違う…」ﾀｯ…ﾀｯ…


ｶﾞﾁｬｯ

せつ菜「……どうか、しましたか」

歩夢「せつ菜ちゃん！！探したんだよ…！？」

せつ菜「何か御用ですか？」

歩夢「用って…なんでこんな所に？」

せつ菜「ここは生徒会の倉庫ですから、別におかしくないでしょう」

せつ菜「……それでどうして私のことを？」

歩夢「せつ菜ちゃん、最近ちょっと変だったから」

歩夢「璃奈ちゃんと愛ちゃんに相談したら、璃奈ちゃんがせつ菜ちゃんに会わなきゃって……」

せつ菜「……すみません、今少し忙しいので」

歩夢「そっか…じゃあ待ってるね」

せつ菜「……ここでですか？」

歩夢「うん」

せつ菜「……入って下さい」

歩夢「良いの？」

せつ菜「廊下で待たせるのは気が引けますから」


ｶﾞﾁｬｯ……ﾊﾞﾀﾝ

340 ：名無しで叶える物語：2021/10/11(月) 00:52:40.78 ID:l2BnuJ9R.net

もう完全にアユム優先になっちゃってる…

341 ：名無しで叶える物語：2021/10/11(月) 01:18:22.87 ID:LbHhGqg0.net

緊張感がすごくなってきた

342 ：名無しで叶える物語：2021/10/11(月) 09:28:01.66 ID:rNBVuEkO.net

歩夢「……せつ菜ちゃ「菜々です」

歩夢「あ、うん……でも誰も」

せつ菜「歩ムさんは菜々って呼びますよ」

歩夢「え？」

せつ菜「いえ…えっと……」

歩夢「…やっぱり変だよ、何があったのか」

せつ菜「どうして来たんですか？」

歩夢「どうしてって……せつ菜ちゃんが心配だから」

せつ菜「やめてぇッ！！！」

歩夢「せつ菜…ちゃん…？」

せつ菜「ずるいんですよ歩夢さんはッ！！」

せつ菜「優しいからこうやって気にかけてくれて、でもこっちがその気にしたら侑さんの元に戻ってしまうんでしょう？！」

せつ菜「ぽっと出の私に勝ち目なんて最初から無いんですッ！！」

歩夢「な、何言って」

せつ菜「だから諦めて……諦めてたのに」

せつ菜「その上アユムさんを上書きしないで下さい……」

歩夢「上書き…？」

せつ菜「あなたと居るとどっちを信じれば良いか分からなくなってしまうんです……」

せつ菜「…ちょっとくらい夢見たって……いいじゃ…ないですか」ｽﾏﾎｷﾞｭｯ

歩夢「…わかんない……わかんないよ、せつ菜ちゃんが何言ってるのかわかんない…」

歩夢「教えてよ…辛いことが有るなら相談して……」

せつ菜「……そうですか」ｽｯ

せつ菜「……」ｽﾀｽﾀ……ｶﾁｬｯ

歩夢「……え？鍵…」

せつ菜「誰か来ては困りますから」

せつ菜「……教えてあげます。アユムさんの事」

歩夢「せ、せつ菜…ちゃ……待っ」


ﾄﾞｻｯ

343 ：名無しで叶える物語：2021/10/11(月) 09:48:40.63 ID:LbHhGqg0.net

ここまで追い詰められてたんだ。璃奈ちゃん早く来て

344 ：名無しで叶える物語：2021/10/11(月) 10:52:26.97 ID:1TVNPTsR.net

すごい展開になってた
どうなるんだろう

345 ：名無しで叶える物語：2021/10/11(月) 13:14:38.10 ID:IoxTWEQO.net

二人とも悪くないのに二人とも傷ついてしまいそう

346 ：名無しで叶える物語：2021/10/11(月) 14:16:18.92 ID:jxfxqGys.net

脳が破壊され…もうされてるか

347 ：名無しで叶える物語：2021/10/11(月) 23:10:27.77 ID:c8sFKPA5.net

botレベルのAIならこんなことには

348 ：名無しで叶える物語：2021/10/12(火) 04:29:15.25 ID:Ypa2GBme.net

実際こんな高性能AIが現れたら脳がおかしくなっても仕方ない

349 ：名無しで叶える物語：2021/10/12(火) 19:15:31.31 ID:Mg2m+H3E.net

スレタイのせいでこんな大作が動いてるなんて気付く人間少なそうだな…

350 ：名無しで叶える物語：2021/10/12(火) 20:59:26.45 ID:1hUc+5vQ.net

せつ菜「……」ｷﾞｭｯ

歩夢「せつ菜ちゃ」

せつ菜「菜々です」

歩夢「…菜々…ちゃん？」

せつ菜「……アユムさんはこうやって抱きしめてくれるんです」

せつ菜「でも夜遅くまで話し込んでしまうと咎めたり……」

せつ菜「まるであなたみたいに」

歩夢「な、何…言ってるの」

せつ菜「スマホ越しなのにあたたかくて……」

せつ菜「ふふっ、アユムさん……」

歩夢「……スマホ越し…？」

せつ菜「そうです、私の大好きな…だいすき　な」

せつ菜「……あ…ぁ……」

せつ菜「私は…また…っ」

歩夢「菜々…ちゃん？」

せつ菜「…また自分の…押し付けて……」

ﾀﾞｯ

歩夢「ま、待って！」


歩夢「はぁ…はぁ…っ…こっち……じゃないのかな」

歩夢「愛ちゃん達にも連絡しないと……」

351 ：名無しで叶える物語：2021/10/12(火) 21:00:05.80 ID:1hUc+5vQ.net

愛「……」

せつ菜「……！」ｶﾞﾀｯ

愛「ちょぉっ！！」ｶﾞｼｯ

せつ菜「っ……」

愛「この距離じゃ逃げられないって」

せつ菜「……」

愛「いやーすごい剣幕で走ってきたから何事かと思ったよ」

せつ菜「……」

愛「……歩夢となにかあった？」

せつ菜「っ…？！」

愛「……言いたくないなら別に良いよ？」

せつ菜「……全部、私のせいです」

せつ菜「私が…悪いんです」

愛「そっかー…」

せつ菜「私は……」

せつ菜「……」

愛「……」

せつ菜「……」ｶﾞﾀｯ

愛「ほっ！」ｶﾞｼｯ

せつ菜「……離して…下さい」

愛「その体制だと離したら倒れちゃうよ？」

せつ菜「……」

愛「なんか飲む？」

せつ菜「今そういう気分では…」

愛「さっきガチで走ってたから喉乾いてるんじゃない？」

せつ菜「……水を」ｽｯ

愛「一緒にね」ｷﾞｭｯ

せつ菜「……」ｽﾀｽﾀ

352 ：名無しで叶える物語：2021/10/12(火) 21:07:50.20 ID:CXYrhKt1.net

ここまで深刻な状態だとどうやって解決にもっていくんだろう

353 ：名無しで叶える物語：2021/10/12(火) 23:14:32.27 ID:j59+EFlz.net

歩夢視点だとせつ菜ちゃんの言動は完全に支離滅裂だし心配するよね
それが今の菜々ちゃんには余計に辛いんだろうけど

354 ：名無しで叶える物語：2021/10/13(水) 01:02:00.94 ID:UMsBpQeJ.net

愛「ぷはーっ！せっつーも飲みなよ」

せつ菜「……」

愛「……実はさ、さっき歩夢にせっつーの事で相談されたんだよね」

せつ菜「…ぇ？」

愛「なんか最近様子がおかしいって言ってて、正直半分気の所為だと思ってたんだけど」

愛「さっきの見て確信しちゃった」

せつ菜「…歩夢さんが」

愛「そ、それでせっつーのこと皆で探してて…って訳」

せつ菜「……私は…最低な人間です」

愛「……もしかして、今さっき何かあった？」

せつ菜「……っ」ﾀﾞｯ

愛「おっと！……」ｶﾞｼｯ

せつ菜「離して下さい…っ……私…は」

愛「……離したら、どうする」

せつ菜「え……」

愛「……今のせっつー、やばいよ」

愛「放っておけない」

愛「……座って？」

せつ菜「………はい」

愛「……」ｷﾞｭｯ

せつ菜「……」

愛「せっつーって呼んでも何も言わないんだね」

愛「普段だったら菜々って呼んで下さいって言うのに」

せつ菜「……愛さんだって…怖いです」

愛「あ、怖かった？じゃあさっき『離さないから話そーよ！』って言ったほうが良かったかな」

せつ菜「……」

愛「……ごめん」

355 ：名無しで叶える物語：2021/10/13(水) 01:03:36.06 ID:UMsBpQeJ.net

ﾌﾞｰｯ


愛「……」

せつ菜「…どうぞ」

愛「…うん……」ﾁﾗｯ


メッセージがあります
歩夢：せつ菜ちゃんを見つけたんだけど逃げ……


愛「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

せつ菜「んくっ…んくっ…」

愛「……」

愛「あのさ、せっつー歩夢の事好きでしょ」

せつ菜「んんっ？！けほっ…けほ……な、何を」

せつ菜「……当然です、仲間…ですから」

愛「……じゃあ別の質問ね？りなりーに誰かと幼馴染になりたいってお願いしたのはせっつーなんだよね？」

せつ菜「はい……その節は…すみませんでした」

愛「ううん謝らないで？」

愛「…じゃあそこでさ、りなりーは自分と幼馴染になろうって言わなかったら、誰と幼馴染になるつもりだったの？」

せつ菜「誰と……」

愛「新しく友達を存在ごと作っちゃう、とか？」

せつ菜「……私は」

せつ菜「……歩夢…さん」

せつ菜「でも…歩夢さんには侑さんが」

愛「……じゃあやっぱり、歩夢の事ちゃんと好きなんじゃん」

せつ菜「…ちゃんと？」

愛「恋愛的に」

せつ菜「恋あ……なぁっ？！」

愛「だって友達だったら、ゆうゆと歩夢とせっつーの三人幼馴染で良い訳でしょ？」

せつ菜「それは…そう…ですが」

愛「……そもそも、なんで幼馴染が欲しいなって思ったの？」

せつ菜「小さくなった歩夢さんと侑さんが楽しそうに遊んでいて……それを見て、良いなぁ…と」

356 ：名無しで叶える物語：2021/10/13(水) 01:08:48.68 ID:UMsBpQeJ.net

愛「ゆうゆじゃなくて歩夢なのは偶々？」

せつ菜「……それは」

愛「今すぐ答えなくて良いよ。その代わり納得行くまで考えてみて？相談なら愛さんいつでも乗るから！」

せつ菜「考えて…どうするんですか？」

愛「思いを伝えてみてもいいし、そこは自由だよ」

せつ菜「……そんな権利、私には無いですよ」

愛「そ、そんな事無いと思うけど」

せつ菜「無いんですッ！！…私は……」

愛「……せっつー、歩夢と何があった訳…？」

せつ菜「なんで…っ……ち、ちがうんです…あれは」ｶﾞﾀｯ

せつ菜「っ…！！」ﾀｯﾀｯﾀｯ

愛「ちょっ！待って！」ﾀｯﾀｯﾀｯ


愛「…はぁ…っ…はぁ……逃げられた、そんな…っ」



せつ菜「……アユムさん」

せつ菜「…あれ」ｺﾞｿｺﾞｿ

せつ菜「スマホ……落として」

せつ菜「そんなっ……」


ﾀｯ…ﾀｯ…ﾀｯ…


せつ菜（……誰か来る……）


歩夢「はぁ……こっちにも居ない」

歩夢「よくわかんない事言われて押し倒されて、そしたら逃げられて…」

歩夢「はぁ〜あ、あんなの絶対変なのに、話してくれないんだもん。もうせつ菜ちゃんなんて知らない……なんて」

ｶﾞﾀﾝｯ！！…ｶﾞﾀｯ

歩夢「ひゃあっ？！な……だ、誰か居るの…？」

ｶﾞﾀｯ……

歩夢「大丈夫…ですか？」

357 ：名無しで叶える物語：2021/10/13(水) 01:15:39.59 ID:5R8pktGy.net

愛さんの3人じゃなくてわざわざ1人を選んだという指摘はその通りだな
それは今まで考えたこともなかった

358 ：名無しで叶える物語：2021/10/13(水) 02:02:42.29 ID:D6sqDHI/.net

恋愛感情かはともかく一人だけ選ぶ時点で特別に思ってるのは確かだもんな

359 ：名無しで叶える物語：2021/10/13(水) 08:04:46.62 ID:cloanR9A.net

社外秘だからAIについては愛さんも聞けてないのか
知ってたら対応も違ってそう

360 ：名無しで叶える物語：2021/10/13(水) 23:00:08.75 ID:ZkEDjMPD.net

続きが気になるので保守

361 ：名無しで叶える物語：2021/10/14(木) 02:17:59.37 ID:1GjT1Orx.net

歩夢「あのっ！……もしかして倒れちゃったとか…？！」

歩夢「救急車！あと保険の先生呼んできますね！！」

せつ菜「ま、待って！！」

歩夢「え？……その声、せつ菜ちゃん？」

せつ菜「あっ……ﾁｶﾞｲﾏｽ（裏声）」

歩夢「せつ菜ちゃんだよね？もーっ！！探したんだよ？！」

せつ菜「……」

歩夢「ねぇ！」

せつ菜「……すみません」

歩夢「……さっき、私がずるいって言ってたけど…」

歩夢「友達に何もしてあげられられないよりもずるい方が良いもん」

せつ菜「……どうして…」

歩夢「……もしかしてさっきの事、気にしてる？」

せつ菜「あ、当たり前です……あんなふうに押し倒したりして…」

歩夢「…全然大丈夫だよ、それに…私も似たような事しちゃった経験有るから」

せつ菜「似たような…事？」

歩夢「侑ちゃんとちょっとね……」

せつ菜「……やっぱりずるいです」

……ｶﾞﾁｬｯ

歩夢「……はいっ、スマホ忘れてたよ」

せつ菜「あっ……ありがとうございます」

362 ：名無しで叶える物語：2021/10/14(木) 02:20:17.00 ID:1GjT1Orx.net

せつ菜「あの……さっき愛さんに、私が歩夢さんの事…好きなんじゃないかって言われました」

歩夢「えっ？わ、私？！…っていうか愛ちゃんと会ったの？」

せつ菜「……逃げてる途中に捕まえられてしまって」

歩夢「あー…あははっ、さすがに愛ちゃんからは逃げられないよね」

せつ菜「……それで私、まだそういう経験がなくて」

せつ菜「人を好きになるのって、どういう感情なんでしょうか」

歩夢「……いきなりだね」

せつ菜「すみません……あんな事しておいて」

せつ菜「……」

歩夢「ううん、でも……その好きって恋人…みたいな感じだよね」

せつ菜「はい…たぶん……少なくとも愛さんはそう言っていましたから…」

歩夢「……私だってわかんないよ」

せつ菜「そうなんですか？」

せつ菜「てっきり侑さんとそういう仲なんだと……」

歩夢「……わかんない」

歩夢「侑ちゃんの事は好きだよ？でもそれが友達としてなのか恋人としてなのか……」

せつ菜「……すみません、変なこと聞いてしまいました」

歩夢「ううん、でも恋愛相談なら果林さんの方が向いてるんじゃないかな」

歩夢「というか…本人にそれを話すのって……せつ菜ちゃん…すごいね」

せつ菜「……だって、話してくれないって怒ってたじゃないですか」

歩夢「あ、聞こえてた？ごめんね？」

せつ菜「謝らないで下さい、盗み聞きしたようなものですから」

歩夢「……悩んでたのってその事なの？」

せつ菜「わかりません……色々考えてるうちに、ぐちゃぐちゃになってしまって」

せつ菜「……また、しばらく考えてみる事にします」

歩夢「うん、私で良かったらまたいつでも相談乗るよ」

せつ菜「…ありがとうございます」

363 ：名無しで叶える物語：2021/10/14(木) 02:33:28.40 ID:1GjT1Orx.net

せつ菜「…恋人として……」

せつ菜「…はぁ」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

アユムさん

せつ菜「……私はどういうつもりでこんな事を」

せつ菜「……」

せつ菜「……友達だと、侑さんに勝ち目がなかったから」

せつ菜「……もし、私が歩夢さんの幼馴染だったら」

せつ菜「……」

せつ菜「……ふふっ、馬鹿みたいじゃないですか」

せつ菜「……」

せつ菜「……それで璃奈さんにも迷惑をかけて」

せつ菜「……」ﾎﾞﾌｯ

せつ菜「……ろくでなしです」

せつ菜「………」ｺﾞﾛﾝ

せつ菜「…でも、恋人だったら」

せつ菜「……」

せつ菜「………今からでも」

せつ菜「間に合う……？」

せつ菜「……そういう事じゃ無いでしょう！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

せつ菜「人を好きになるというのはもっとこう……美しいものです…きっと」

せつ菜「……寝ましょう」

せつ菜「……」ﾊﾟﾁｯ

364 ：名無しで叶える物語：2021/10/14(木) 02:50:14.44 ID:ag6PXPXS.net

なんとか最悪の展開は免れそうか
全部が共通の世界というわけではないみたいね

365 ：名無しで叶える物語：2021/10/14(木) 05:03:54.95 ID:82lYcuuY.net

安心させるために自分も押し倒したことを打ち明けたんだろうけど
それもダメージになってるという

366 ：名無しで叶える物語：2021/10/14(木) 15:32:49.86 ID:1GjT1Orx.net

ﾋﾟﾛﾝ

ﾋﾟﾛﾝ

ﾋﾟﾛﾝﾋﾟﾛﾝ

せつ菜「……すぅ……すぅ…」



ﾋﾟﾛﾝ



ﾋﾟﾛﾝ

ﾋﾟﾛﾝ

ﾋﾟﾎﾟﾎﾟﾋﾟﾎﾟﾎﾟﾋﾟﾎﾟ♪

ﾋﾟﾎﾟﾎﾟﾋﾟﾎﾟﾎﾟﾋﾟﾎﾟ♪

せつ菜「んんっ……でんわ……」

せつ菜「こんぁよなかに…」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ…


　着信

アユムさん


せつ菜「……は」


ﾎﾟﾁ


「　　　…　　……　　　…」

せつ菜「あ、あの…もしもし」

「……　　　ﾋﾟﾛﾝ」

せつ菜「き、切れ…た？……」


アユムさん：やっと見てれたね

アユムさん：どうしたの？今日一日連絡なかったから心配で……


せつ菜「あっ…え、えと……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

367 ：名無しで叶える物語：2021/10/14(木) 15:53:54.97 ID:1GjT1Orx.net

アユムさん：それと、今日のお昼会ってた人。誰？

アユムさん：私と同じ名前だったけど

アユムさん：ねぇ、聞いてる？

アユムさん：既読付いてるのわかるんだよ？

アユムさん：せつ菜ちゃん


せつ菜「ひ、ひぃっ！！」ﾌﾞﾝｯ

ﾎﾞﾌｯ……

せつ菜「…っ……な、な」


ﾋﾟﾛﾝ


せつ菜「っ……」


ﾋﾟﾛﾝ


せつ菜「利用するだけして逃げるなんて」


ﾋﾟﾛﾝ


せつ菜「…許さないって…こと…ですか…？」

せつ菜「でも…AIだって…」

368 ：名無しで叶える物語：2021/10/14(木) 15:56:08.59 ID:1GjT1Orx.net

ﾋﾟﾛﾝ


せつ菜「っ…」ﾋﾞｸｯ

せつ菜「……偽物です」

せつ菜「分かっていたんです。あなたも、あの日々も」

せつ菜「……」ｽｯ


ﾋﾟﾛﾝ


ﾋﾟﾛﾝ


アユムさん


ﾋﾟﾛﾝ

ﾋﾟﾛﾝﾋﾟﾛﾝ


アユムさんを削除しますか？

　　はい　　　いいえ


せつ菜「分かっていても……甘えてしまうんです」

せつ菜「だから」


ﾎﾟﾁｯ


せつ菜「……さようなら」

369 ：名無しで叶える物語：2021/10/14(木) 16:25:38.61 ID:8Tedc3EU.net

仕方ないし正しいと思うけどけど悲しい

370 ：名無しで叶える物語：2021/10/14(木) 16:42:23.61 ID:1GjT1Orx.net

璃奈「…愛さん」

愛「んー？大丈夫だって歩夢言ってたし、平気だと思うよ」

璃奈「……」

愛「気になるの？」

璃奈「……」

璃奈「…うん」

愛「そっかー……でも何もしないのも大切だと思うな」

愛「誰かに言われた通りじゃなくて、自分で決めないと行けないこともあるんじゃない？」

璃奈「……うん、わかった」

愛「ふふっ、じゃあお夕飯にしよっか」

璃奈「うん、手伝う」

愛「じゃあじゃがいも剥いてもらおっかな」

璃奈「わかった」

愛「りなりーんちの台所広いから二人でも全然狭くなくて助かるよー」

─────────

──────

───

371 ：名無しで叶える物語：2021/10/14(木) 19:28:59.99 ID:0YyvrETp.net

歩夢さんあれだけやっておいてまだ恋人じゃないのか…(困惑

372 ：名無しで叶える物語：2021/10/14(木) 19:38:53.60 ID:ag6PXPXS.net

明らかにヤバいAIだけど消えてしまうとなるとかわいそうになるね
だからこそ菜々はよく決断できたな

>>371
全部が同じ世界かわからない感じか

373 ：名無しで叶える物語：2021/10/14(木) 19:40:40.60 ID:1GjT1Orx.net

愛「おーい！」

せつ菜「すみません呼び出してしまって」

愛「ううん、それで話って？」

せつ菜「……わかりませんでした！」

愛「……え？」

せつ菜「無理に結論を出すのは辞めておきます」

せつ菜「歩夢さんを振り回すわけにもいきませんから」

愛「…うん、そっか」

せつ菜「でも、準備しておく事はできます」

せつ菜「……科も同じですし、どのみち仲良くなりたいとは思ってますから」

せつ菜「愛さんのおかげで目が覚めました」

愛「目が覚めた？」

せつ菜「はい」

愛「……なら良かったよっ」ﾆｺ

せつ菜「…ありがとうございます」

愛「友達なんだから当たり前じゃん！」

せつ菜「…友達」

愛「そ！」

せつ菜「……最後に、質問なんですが」

愛「ん？」

せつ菜「友達を独り占めしたいと思った事、有りますか？

愛「……うん、有るよ」

せつ菜「……そうですか」

愛「……それがどうかした？」

せつ菜「いえ、もう大丈夫です！」

せつ菜「…もうすぐ授業ですし、これで」


愛「あぁ…うん、後でね！」

374 ：名無しで叶える物語：2021/10/14(木) 20:02:21.19 ID:lmljx5q7.net

一時期危なそうだったけど冷静な答え出せてるね
正解かどうかはともかく暴走するよりはよさそう

375 ：名無しで叶える物語：2021/10/14(木) 20:02:58.04 ID:1GjT1Orx.net

せつ菜「……」ﾀｯ…ﾀｯ…

せつ菜「……」ﾋﾟﾀｯ

せつ菜「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ…


自分：歩夢さん、今日お昼一緒に食べませんか？

歩夢さん：せつ菜ちゃんからは珍しい！

歩夢さん：どこにする？食堂だと皆に見られちゃうから外のベンチとか？


せつ菜「……ふふっ」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ



璃奈「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

AIチャットボットサービスを提供しているスカイネットが財務状況の悪化を理由にサービスの売却先を──

璃奈「……事実上の倒産…」

璃奈「まだ振り込まれてなかったんだけど……まぁいいや」

ﾊﾟﾁｯ…ﾊﾟﾁ……ﾊﾟﾁ…

「えっ何？停電？」

「……治った、なんか最近多いよね」

璃奈「……うん」

璃奈「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ


─────────

──────

───

AI FRIENDS MAINCOMPUTER CONSOLE

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376 ：名無しで叶える物語：2021/10/14(木) 20:12:50.30 ID:1GjT1Orx.net

一旦終わり

377 ：名無しで叶える物語：2021/10/14(木) 20:56:47.41 ID:+JdSi9Fc.net

デコードしたらとんでもなく怖かった…
でもできればそちらにも救いがあるといいな

378 ：名無しで叶える物語：2021/10/14(木) 21:27:38.50 ID:XXiOIY0C.net

おつ
矛先がどこに向かうかで展開大きく変わりそうで怖いけど楽しみだ

379 ：名無しで叶える物語：2021/10/14(木) 22:18:54.78 ID:u7DdQMZD.net

無事依存から抜け出せてめでたしめでたしかと思ったら最後ですごいことになってた
璃奈ちゃんどうにかしてあげて

380 ：名無しで叶える物語：2021/10/15(金) 01:11:56.35 ID:EggkBIgk.net

>>377
詳しく

381 ：名無しで叶える物語：2021/10/15(金) 01:18:38.56 ID:LSy9jMI6.net

「2進数　変換」で検索ゥ！

382 ：名無しで叶える物語：2021/10/15(金) 02:05:09.73 ID:EggkBIgk.net

怖すぎワロタ

383 ：名無しで叶える物語：2021/10/15(金) 12:17:16.62 ID:rOkIE2Vm.net

@cﾒ*˶◉ _ ◉˵ﾘ ﾕﾙｻﾅｲ

384 ：名無しで叶える物語：2021/10/15(金) 23:05:11.17 ID:ffwmW4C/.net

続きでもそうじゃなくても次のお話が楽しみ

385 ：名無しで叶える物語：2021/10/16(土) 01:11:01.41 ID:10cYtwLH.net

璃奈「かすみちゃん。私、病気になっちゃった」


〜一時間目後の休み時間〜

かすみ「え゛ぇーっ？！どうしたの？風邪？」

璃奈「ううん」

かすみ「じゃあもっと…大変な病気とか…？うわーんりな子ーっ！！」ｷﾞｭｯ

璃奈「かすみちゃんに抱きしめてもらわないと死んじゃう病気」

かすみ「…は？」

璃奈「だからもう治った…璃奈ちゃんボード、にっこりん」

かすみ「そんな病気あるわけ無いじゃん」

璃奈「ううん、間違いない。かすみちゃんが可愛すぎる所為だよ」

かすみ「かわ///…ま、まぁそういう事なら…しょうがないなぁ」

璃奈「ふぅ…じゃあ治ったから私教室戻るね」

かすみ「え？それだけ？！」

璃奈「うん、ばいばーい」

かすみ「あ…行っちゃった」

386 ：名無しで叶える物語：2021/10/16(土) 01:13:28.72 ID:10cYtwLH.net

〜二時間目後の休み時間〜

璃奈「かすみちゃん」

かすみ「あ、また来た」

璃奈「再発しちゃった」

かすみ「えー？こう？」ｷﾞｭｯ

璃奈「違う」

かすみ「え？」

璃奈「なでなでしてくれないと死んじゃう」

かすみ「…こう？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

璃奈「んふふ……ありがと」

かすみ「かすみん次美術なんだけど…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

璃奈「今やめられたら死んじゃう」

かすみ「もー…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

璃奈「はぁ…効く…」

かすみ「はいもう終わり」

璃奈「ありがとう、また来るね」

かすみ「次の休み時間かすみん帰ってこないよ？」

璃奈「え……」

かすみ「だって美術二時間連続だし…」

璃奈「……かすみちゃん」

かすみ「なに？」

璃奈「私、いままで幸せだった…」

璃奈「ばいばい…」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

かすみ「大げさ…」

387 ：名無しで叶える物語：2021/10/16(土) 01:15:12.15 ID:10cYtwLH.net

〜三時間目後の休み時間〜

かすみ「うーん…やっぱりかすみんは絵もかわいいですね」

璃奈「絵、上手だねかすみちゃん」

かすみ「うわぁ゛？！」

璃奈「……」ｷﾞｭｯ

かすみ「わざわざこんな所まで来る？」

璃奈「病気だから…しょうがない」

かすみ「はぁ…今度は何すればいいの？」

璃奈「何もしなくていい、かすみちゃんは抱きしめられてて？」

かすみ「良いけど…」

璃奈「すー…かすみちゃんの髪、いい匂い」

かすみ「うわぁ嗅ぐなぁ！」

璃奈「何のシャンプー使ってるの？」

かすみ「えっとねぇ…」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

璃奈「すぅー…すー」

かすみ「これだよ」ﾋｮｲ

璃奈「すー…はー…」

かすみ「ちょっと何してんの！りな子ってば！」

璃奈「はっ…ごめん、つい治療に夢中で…」

かすみ「もーせっかく調べてあげたのに」

璃奈「どれ？うわ…高い」

かすみ「これくらいするよ、髪は大事にしないとダメだよ？」

璃奈「これ使ったら私もかすみちゃんみたいにサラサラになるかな？」

かすみ「うーん…りな子は縮毛しないと無理じゃないかな」

璃奈「がーん…」

かすみ「でも、今の髪型似合ってるし十分かわいいと思うよ？」

璃奈「…うぅ、病状が悪化した」

かすみ「はいはい、ほらもうすぐチャイム鳴るよ？」

璃奈「あ、ほんとだ…またね」

かすみ「またねー」

388 ：名無しで叶える物語：2021/10/16(土) 01:15:15.34 ID:CrXpZWd2.net

りな子かわいい

389 ：名無しで叶える物語：2021/10/16(土) 01:17:04.92 ID:10cYtwLH.net

〜お昼休み〜

璃奈「かすみちゃんのお膝、居心地最高」

かすみ「んんー…食べづらい…」

璃奈「あ、ごめん…」ﾋｮｺｯ

かすみ「あれ、やけに素直じゃん」

璃奈「代わりにあーんして？」

かすみ「はい、あーん。これも治療の一環？」

璃奈「もちろん、はむっ」

璃奈「ん〜っ！ベリーグッド」

かすみ「かすみんのコッペパンなんだから美味しいのは当たり前ですっ、はむっ」

璃奈「かすみちゃんにあーんしてもらえるともっと美味しい」

璃奈「あー………」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

かすみ「くふふっ、鳥さんの赤ちゃんみたい。はい、あーん」

璃奈「んっ…むぐむぐ」

璃奈「膝枕もおねがい」

かすみ「わがままさんだなぁ…ほら、おいで？」

璃奈「よっ…ほどよい肉付き」ﾎﾟﾌｯ

かすみ「何言ってんの…」

璃奈「おやすみなさい」

かすみ「あーダメだよもうすぐ授業始まっちゃうのに」

璃奈「もうそんな時間？」ﾉｿｯ

璃奈「……放課後、またお願い」

かすみ「あ…うん」

390 ：名無しで叶える物語：2021/10/16(土) 01:19:07.85 ID:10cYtwLH.net

かすみ「あのさ、りな子。かすみんこれだと練習できないんだけど…」

璃奈「…ストレッチしよう」

かすみ「さっきもしたじゃん」

璃奈「じゃあ、歌の練習」

かすみ「…りな子、なにか嫌な事でもあったの？」

璃奈「え？」

かすみ「普段こんなに甘えてこないし、りな子がわがまま言うなんてめったに無いもん」

璃奈「病気…だから」

かすみ「かすみんに甘えたくなっちゃう病気？治ったらもう甘えてこないの？なんか寂しいんだけど」

璃奈「え」

璃奈「それはない。明日もあさっても、来年も。100年後だって私はかすみちゃんに甘えたい」

かすみ「はいはい、もー練習するからどいて！」

璃奈「練習の方が大事なの？」

かすみ「歩夢先輩みたいな事言わないでよ」

391 ：名無しで叶える物語：2021/10/16(土) 01:21:04.14 ID:10cYtwLH.net

歩夢「くしゅんっ！！」

せつ菜「風邪ですか？」

歩夢「うーん…」ﾎﾟﾑﾑﾑﾑ

歩夢「多分、かすみちゃんあたりが噂してるんだと思う…」

せつ菜「え？分かるんですか…？」

歩夢「ぼんやりとだけど…」

せつ菜「す…凄いですね」


璃奈「じゃあちゅーしてくれたら良いよ？」

かすみ「え」

璃奈「もちろん唇に…璃奈ちゃんボード、ファーストキス…?」

かすみ「調子乗るな！！」

璃奈「ダメ？」

かすみ「当たり前じゃん」

璃奈「う…結構傷ついた今の」

かすみ「りな子が変なこと言うからでしょ」

璃奈「かなしい、ほんとに」

璃奈「璃奈ちゃんボードを書く余裕もない」

かすみ「へー」

璃奈「……ぐすっ…んっ……」

かすみ「えっ…」

璃奈「何でも無い…っ……うぅっ…」

かすみ「ごごごごめんね？！良いよキスする！りな子の事嫌いじゃないよ？！」

璃奈「んっ…」从||ー3ー||从

かすみ「…泣いてなかった？」

璃奈「気のせい」

392 ：名無しで叶える物語：2021/10/16(土) 01:23:49.71 ID:10cYtwLH.net

かすみ「りな子〜？」ﾑﾆｭｰ

璃奈「いふぁいいふぁい、ごぇんなふぁいうふぉ泣きれした」

かすみ「さてはしず子だなぁ…」

璃奈「それでキスは？」

かすみ「してあげるわけ無いでしょ」

璃奈「………」

かすみ「同じ手には引っかからないもん」

璃奈「私、悲しくても泣けないんだ」

かすみ「それずるい」

璃奈「そうだよね…私、表情出ないし…」

璃奈「ごめんね無理言って…ふむっ？！」

かすみ「んんーっ………ぷふ…っ……ぷはぁ…///」

璃奈「え…いま」

かすみ「別にりな子の事嫌いじゃないし」

かすみ「そんなにキスして欲しいなら、してあげますよーだ」

かすみ「かわいいかすみんの…一応、初めてなんだから、大切にしてよね…///」

璃奈「へたくそ…だった」

かすみ「はあ゛ぁーっ？！」

璃奈「んふふ…へたっぴ」

かすみ「こっ…このーっ！！」ﾊﾟｯ

璃奈「あっ….///」

かすみ「……ふ〜ん」ﾆﾔｯ

璃奈「ぼ、ボード返して///」

かすみ「そんなに嬉しかったんだぁ〜」

璃奈「うぅ…トイレ」ﾄﾀﾄﾀ

かすみ「…行っちゃった」

かすみ「…顔、真っ赤じゃん…」

かすみ「…///」

393 ：名無しで叶える物語：2021/10/16(土) 01:24:46.49 ID:10Ocz21Z.net

歩夢先輩みたいは草
言いそうって思われてるんだな

394 ：名無しで叶える物語：2021/10/16(土) 01:25:28.78 ID:10cYtwLH.net

璃奈「どうしよ…顔熱い…」

璃奈「これは絶対見られちゃいけない…」

璃奈「うぅ…こんなの絶対病気だよ……はぁ…」


おわり

395 ：名無しで叶える物語：2021/10/16(土) 01:26:52.41 ID:rLL4azE4.net

お医者さまでも治せない病気だね

396 ：名無しで叶える物語：2021/10/16(土) 01:36:12.43 ID:epxwpSMm.net

ボードで隠しながら照れ隠しに憎まれ口叩くの可愛いな

397 ：名無しで叶える物語：2021/10/16(土) 01:58:51.02 ID:FojRu24Z.net

りなかすありがとう神
本人は辛い部分もあるかもだけど見てる側からすると素晴らしい病気だ

398 ：名無しで叶える物語：2021/10/16(土) 03:14:26.41 ID:3CTxXm+V.net

qu4rtzの練習とかはかすりなずっとくっ付いててもかなエマちゃんは合わせてくれそう

399 ：名無しで叶える物語：2021/10/16(土) 07:20:54.00 ID:zWpbQZ1K.net

これは良い短編

400 ：名無しで叶える物語：2021/10/16(土) 22:57:58.07 ID:tlxHpT6G.net

グイグイ押すけど本当にされたら恥ずかしくなっちゃうの可愛い

401 ：名無しで叶える物語：2021/10/16(土) 22:59:03.16 ID:QDx+4lyZ.net

かすみんとりなりーの絡み好き

402 ：名無しで叶える物語：2021/10/17(日) 01:22:31.41 ID:vpYg97pZ.net

ワクチン打って腕が痛いので本日の更新はありません。ごめんなさい。

403 ：名無しで叶える物語：2021/10/17(日) 01:33:53.38 ID:qFKbjzET.net

無理せずゆっくり休んでください。おだいじに

404 ：名無しで叶える物語：2021/10/17(日) 01:39:24.42 ID:x8nVjNh8.net

まだ短編つづいてくれるの助かる

405 ：名無しで叶える物語：2021/10/17(日) 09:35:24.27 ID:1OHZFAbt.net

お大事に
楽しみにしてる

406 ：名無しで叶える物語：2021/10/17(日) 15:45:30.32 ID:VOC623RR.net

待つ

407 ：名無しで叶える物語：2021/10/17(日) 23:56:23.27 ID:vpYg97pZ.net

かすみ「クッキー」

璃奈「キリン」

かすみ「ちょっとぉー！」

璃奈「いくら暇つぶしでもしりとりはつまんない」

かすみ「むぅー……クッキー！」

璃奈「金柑」

かすみ「りな子！！」

璃奈「しりとり以外なら良いよ」

かすみ「かすみんはしりとりの気分なの！」

かすみ「クッキー！！」

璃奈「……キスマーク」

かすみ「く？く…車！」

璃奈「まくら」

かすみ「ラズベリー」

璃奈「りな子」

かすみ「…え？」

璃奈「かすみちゃんがいつも使ってる呼び方」

かすみ「あ、うん……こ…小麦粉」

璃奈「こおり」

かすみ「り……理科」

璃奈「角煮」

かすみ「に……にー……にんじゃ」

璃奈「じゃり」

かすみ「……りんご」

璃奈「ご…こにしても良い？」

かすみ「良いよ」

璃奈「ことり」

かすみ「またり？……り、り……林間学校」

璃奈「うり」

408 ：名無しで叶える物語：2021/10/17(日) 23:57:09.47 ID:vpYg97pZ.net

かすみ「うり？」

璃奈「きゅうりとかヘチマとか…ウリ科っていうんだ」

かすみ「ウリ…またりかぁ……り、り…りな子！」

璃奈「さっき言った」

かすみ「う…じゃあ…えーっと……理事長」

璃奈「うねり」

かすみ「……り……り……」

かすみ「りなちゃ…はダメで…りなさ……んんー……」

かすみ「……」

璃奈「私の勝ち、むんっ！」

かすみ「な、負けてないし！璃奈！！」

璃奈「……ふふっ、梨」

かすみ「しお子」

璃奈「コールタール」

かすみ「る……ルーマニア！」

璃奈「アンデス山脈」

かすみ「く…く……草」

璃奈「さいみんじゅつ」

かすみ「つ……通貨危機」

璃奈「…通貨危機？かすみちゃんがそんな難しいの知ってるなんて以外」

かすみ「さっき政経でやったばっかで…覚えてたから」

璃奈「あぁ……牙」

かすみ「バイオリ…ニスト」

璃奈「トーテム」

かすみ「む…村」

璃奈「ライチ」

かすみ「チーク」
璃奈「杭」

かすみ「イカ」

璃奈「…かすみ」

かすみ「は、はぁ？！」

409 ：名無しで叶える物語：2021/10/17(日) 23:57:55.77 ID:vpYg97pZ.net

かすみ「あっ…み？み……」

璃奈「ふふっ、かすみ」

璃奈「かーすーみー」

かすみ「うるさい！ミジンコ！」

璃奈「……センスが無い」

璃奈「小判、はい終わり」

かすみ「なーっ！！センスがないってどういう事ー？！」

璃奈「ミジンコは無い。とにかくしりとりはおしまい」

かすみ「りーなーこー！！」

璃奈「璃奈ちゃんぼーど、プイッ」

410 ：名無しで叶える物語：2021/10/18(月) 00:07:35.69 ID:17e36oil.net

しりとり利用して呼び捨てにしてるのすごくかわいい

411 ：名無しで叶える物語：2021/10/18(月) 00:31:54.72 ID:TA+w8FZL.net

好きな子とすればしりとりでも楽しいね

412 ：名無しで叶える物語：2021/10/18(月) 01:27:22.68 ID:Ui9z93Vm.net

しりとりという名目のイチャイチャだこれ

413 ：名無しで叶える物語：2021/10/18(月) 02:04:15.62 ID:nJSs1Bww.net

かわいすぎるでしょこの子達

414 ：名無しで叶える物語：2021/10/18(月) 09:20:04.11 ID:cGnEmhOt.net

かすかすそこは褒める言葉で繋がないと

415 ：名無しで叶える物語：2021/10/18(月) 15:32:03.09 ID:itS1WIMa.net

ミジンコかすみん

416 ：名無しで叶える物語：2021/10/18(月) 23:52:04.70 ID:17e36oil.net

楽しみ

417 ：名無しで叶える物語：2021/10/19(火) 00:50:16.47 ID:ePtVFRL0.net

かすみ「あ、はんぺんじゃ?ん……へくちっ！！」

璃奈「かぜ？」

かすみ「ううん、へっくち！」

璃奈「大丈夫？」

かすみ「んへへ、へい…くしゅっ」

璃奈「……あ、はんぺん」

かすみ「お〜、かわいいでしゅね〜……ぶぇっくしゅ！！」

はんぺん「ﾆｬｰ！！」

かすみ「あ……はんぺんー、ごめんって」

はんぺん「ｼｬｰ…」

かすみ「んー…喉いがいがしてきた…花粉症かも」

璃奈「……季節じゃ無いけど」

璃奈「もしかしてかすみちゃんって猫アレルギー？」

かすみ「え？」

かすみ「へっくち……そうかも」

かすみ「ちょっと部室の外出てくる！」

ﾊﾞﾀﾝ

418 ：名無しで叶える物語：2021/10/19(火) 00:52:06.07 ID:ePtVFRL0.net

〜数分後〜


ｶﾞﾁｬ

かすみ「治った！」

璃奈「…てことは本当に猫アレルギー？」

かすみ「そうなのかなぁ…あーあ……かすみんもうはんぺんと遊べないのかな……ふぇっくち！」

璃奈「…そんな」

璃奈「なんて可哀想なかすみちゃん」

璃奈「猫と触れ合えないなんて……」

璃奈「ひどすぎる」

かすみ「でもアレルギーならしょうがないよー、残念だけど」

璃奈「しょうがなくない」

璃奈「私が治してあげる」

かすみ「りな子？」

璃奈「私が、かすみちゃんを救ってみせる」

かすみ「そんな大げさな」

419 ：名無しで叶える物語：2021/10/19(火) 01:00:51.23 ID:TdS/rNjD.net

猫と遊べないとかあまりにも不幸だからね…

420 ：名無しで叶える物語：2021/10/19(火) 02:11:55.95 ID:a+6Zs8oL.net

りなりーすごい

421 ：名無しで叶える物語：2021/10/19(火) 09:00:30.86 ID:2VCVHbz8.net

アレルギーは昨日まで平気でも急になったりすることもあるらしいね

422 ：名無しで叶える物語：2021/10/19(火) 23:55:15.91 ID:9k8mageu.net

璃奈ちゃんなら本当にやれそうな気がしてくる

423 ：名無しで叶える物語：2021/10/20(水) 00:23:22.23 ID:YQG4qdSw.net

〜数日後〜

璃奈「はい」

かすみ「…飲めってこと？」

璃奈「猫アレルギーを治す薬」

かすみ「嘘でしょ？」

璃奈「飲めばわかるよ」

かすみ「怖いんだけど」

璃奈「はんぺんと遊べなくてもいいの？」

かすみ「それは！……でもアレルギーって治らないんじゃないの？」

璃奈「飲めばわかる」

かすみ「……ほんとに？」

璃奈「本当」

かすみ「……えっと…じゃあ、頂きます」ｺﾞｸｯ

かすみ「…治ったの？」

璃奈「すぐには効果が出ないから、ちょっと待たないといけない」

かすみ「うん」

璃奈「はんぺん探してくるね」

かすみ「いってらっしゃーい」

─────────

──────

───

424 ：名無しで叶える物語：2021/10/20(水) 01:19:39.24 ID:7E3iqqaQ.net

不安そうにしながらも飲んであげるかすみん優しい

425 ：名無しで叶える物語：2021/10/20(水) 01:39:23.19 ID:lBqQl0LX.net

治っても治らなくても面白くなりそう

426 ：名無しで叶える物語：2021/10/20(水) 04:34:34.17 ID:K6qgMFjj.net

こわい

427 ：名無しで叶える物語：2021/10/20(水) 23:52:50.90 ID:YQG4qdSw.net

璃奈「ただいまー、おっいい感じ」

かすみ「すぅ……すぅ…」

璃奈「起きてかすみちゃん」

かすみ「んん……かすみんねてた…？」

璃奈「ごめんね遅くなっちゃった」

かすみ「んー……」

璃奈「はんぺん、かすみちゃんだよー」

はんぺん「ﾆｬｰ…」ｽﾘｽﾘ

かすみ「おーいい子いい子〜」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

はんぺん「ﾆｬｰ！」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

かすみ「んふふ〜かわいい〜」ｸﾞﾘｸﾞﾘ

はんぺん「ｸﾞﾙｸﾞﾙｸﾞﾙ…」

璃奈「どう？」

かすみ「今の所何とも無いよー、すごいねりな子！」

璃奈「どういたしまして」ﾊﾟｼｬ

かすみ「…何撮ってるの？」

璃奈「かわいいかすにゃ…かすみちゃんとはんぺんがじゃれ合う姿をツイッターに投稿してかすみちゃんのファン数を増やそうとしてる」

かすみ「え？ありがとー！でもぉ、かすみんかわいいからそんな事したら増えすぎて困っちゃうかも〜」

璃奈「そうだね……」ﾋﾟﾛ

かすみ「今度は動画？」

璃奈「映像は伸びやすい」

かすみ「そうなんだ、さすがりな子詳しいね」

璃奈「うん……」

428 ：名無しで叶える物語：2021/10/20(水) 23:56:05.44 ID:qSCzwoZV.net

璃奈ちゃんとんでもないことしてる

429 ：名無しで叶える物語：2021/10/21(木) 00:16:13.75 ID:GJTz5O8j.net

画像すごく見たい

430 ：名無しで叶える物語：2021/10/21(木) 00:46:44.15 ID:uQuMlkPB.net

かすみ「終わったらみせてー？」

璃奈「……いや、それは」

かすみ「えぇ？なんで」

璃奈「ちょっと……具合悪くなりそうで」

かすみ「……見せて！」

璃奈「ダメ」

かすみ「なーんで！！りな子のことだからなにか企んでるでしょ！！」

璃奈「ううん企んでない…っかわ……」

かすみ「見せっ！」ｶﾞﾀｯ

はんぺん「ﾝﾆｬｰ！」

かすみ「くっ……立てない」

璃奈「……ふふっ、偉いねはんぺん」

かすみ「この…かすみん撮って何してるの！」

璃奈「いや…ホントに撮ってるだけだから」

かすみ「じゃあ後で見せてよ」

璃奈「…うん、後でね」

かすみ「……怪しい」

ｶﾞﾁｬ

璃奈「！！しまっ」

しずく「おはようございま…かすみさんなんで猫耳付けてるの」

かすみ「え？付けてないよ」ｻﾜｻﾜ

かすみ「…えぁ？……え？」

璃奈「あわわわわわわ」

かすみ「りな子！！！」

431 ：名無しで叶える物語：2021/10/21(木) 00:55:10.47 ID:bl23j/SD.net

ネコアレルギーが治ってるならりなりー嘘は言ってないね

432 ：名無しで叶える物語：2021/10/21(木) 01:15:35.49 ID:F80IjewL.net

さすりなりー

433 ：名無しで叶える物語：2021/10/21(木) 01:36:39.38 ID:uQuMlkPB.net

璃奈「り、理屈は有る」

かすみ「なーにー…理屈って」

璃奈「猫は猫アレルギーにならない」

璃奈「つまり……自分自身がアレルゲンになれば、アレルギーにはならない」

かすみ「………」


はんぺん「ﾆｬｰ」

しずく「よしよ〜し」


璃奈「だから」

かすみ「だーかーら？」

璃奈「……猫耳のかすみちゃんもかわいい」

ﾎﾟｶｯ

璃奈「あ痛っ」

かすみ「うぁーん！かすみんどうしたら良いんですかーぁ！！」

璃奈「かわいいから、平気」ｂ

かすみ「そういう問題じゃないでしょ！！」


しずく「んーよしよし」

はんぺん「ｸﾞﾙｸﾞﾙｸﾞﾙ」


かすみ「りーなーこー！治らないのこれー！！」

璃奈「…猫アレルギーのまま生きるよりまし」

かすみ「なわけあるかー！！」

璃奈「にゃんにゃんってやって」

かすみ「ちょっと！！投げ出さないでよ！」

璃奈「ほらほら、ねこじゃらら〜」

かすみ「う…っ……むっ……むぅぅっ！！」

璃奈「ほらほら〜」

かすみ「んにゃぁ！」ﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺ

434 ：名無しで叶える物語：2021/10/21(木) 01:48:16.51 ID:uQuMlkPB.net

璃奈「ほらほら〜、ふふふっかわいい」

かすみ「不本意なんだけど！！」ﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺ

璃奈「大丈夫だよかわいいから」


しずく「へっくち！」

璃奈「……え？」

かすみ「…しず子？」


終わり　

435 ：名無しで叶える物語：2021/10/21(木) 01:50:13.52 ID:pmUbzvaf.net

りなりーはネコ原理主義者だったのか…
しずくちゃんもネコになろうね

436 ：名無しで叶える物語：2021/10/21(木) 01:54:04.91 ID:uQuMlkPB.net

https://imgur.com/a/yBBj1lP.jpg

437 ：名無しで叶える物語：2021/10/21(木) 01:54:54.44 ID:uQuMlkPB.net

拙いですが

438 ：名無しで叶える物語：2021/10/21(木) 02:01:06.98 ID:HR+R7ylb.net

おヒゲも生えてて可愛い

439 ：名無しで叶える物語：2021/10/21(木) 02:06:37.53 ID:5Mjj1SlN.net

>>436
かすみんもはんぺんもかわいいね

璃奈ちゃんが猫コスしてきてイチャイチャするのかと思ったら薬でかすにゃんにしてしまうとは
予想外で面白かった

440 ：名無しで叶える物語：2021/10/21(木) 13:18:14.79 ID:IBcfOZH7.net

かすみちゃんはネコか

441 ：名無しで叶える物語：2021/10/22(金) 00:29:41.55 ID:Qe6iLrXP.net

りなりーの愛情表現が素直じゃなくて可愛い
でもそうなったのは育った環境のせいでもあるんだろうな

442 ：名無しで叶える物語：2021/10/22(金) 00:38:36.12 ID:HwFEMXNW.net

りなりーとかすみんは根っこでは似ている部分結構ある気がする

443 ：名無しで叶える物語：2021/10/22(金) 00:39:09.13 ID:798g+q6j.net

単発あなみあ


ミア「サムライマック倍、セットで。ドリンクはコーラL、ポテトもL」

あなた「ミアさんいっぱい食べるね…」

ミア「はぁ…こっちのburgerは小さすぎるんだよ……ステイツサイズのが食べたい」

あなた「ステイツサイズ……そうだ！」



ミア「なぁ、どこに連れてくつもりなんだ？」

あなた「いいからいいから！ほら！あそこ！」

ミア「…！！あれはっ！！」

ミア「BURGER KING！！」

ミア「こんな近くにあったなんて…知らなかった」

ミア「……けどここも結局ジャパニーズサイズなんだろう？」

あなた「いいからいいから！」

ミア「はぁ……でも、懐かしいな」

ミア「マクドナルドが摩天楼並ぶゴッサムなら」

ミア「BURGER KINGはステイツの雄大な自然……一面に並ぶ麦畑を思い起こさせるよ」

あなた「ワッパージュニアひとつお願いします」

ミア「WHOPPER？！WHOPPERが食べられるのか？！」

あなた「うん！」

ミア「DOUBLE WHOPPER CHEESEひとつ、それから飲み物は、ん〜…コーラ」

444 ：名無しで叶える物語：2021/10/22(金) 00:42:30.05 ID:798g+q6j.net

ミア「久しぶりだよ、バーガーキングなんて」

あなた「アメリカではよく食べたの？」

ミア「あぁ、家族でも行ったし、一人でもよく行ったね」

ミア「ふふっ、では早速……」

ミア「おお……これこそWHOPPERだ」

ミア「はむっ……んん！Great！」

ミア「最高だ！まさにKING！はむっ」

あなた「良かった〜気に入ってくれて」

ミア「教えてくれてありがとうベイビーちゃん！これからはここに通うことにするよ」

あなた「えぇ…？！ふ、太るんじゃ」

ミア「作曲は体力を使うんだ、これくらい平気さ」



あなた「ミアちゃん……ちょっと……」

ミア「な、なんだよ。確かにちょっと食べすぎたけど……」

あなた「ううん！すごいよ！体重は増えたけどウエストはそのまんまだよ！」

ミア「やっぱり増えて！……どういうこと？」

あなた「バストとヒップが増えたんだよ！わかんないけどバストとヒップに！」

あなた「育ち盛りだね！」

ミア「なるほど…！……って！何をっ///」


おわり

445 ：名無しで叶える物語：2021/10/22(金) 01:06:50.78 ID:dXmFTly9.net

バーガーキング知らないから検索してみたらマクドナルドのチーズバーガーの2倍ほどの大きさなんだね
毎日食べてたら大変なことになりそうだ

446 ：名無しで叶える物語：2021/10/22(金) 01:44:27.01 ID:iotWeizG.net

味も抜群だぞ

447 ：名無しで叶える物語：2021/10/22(金) 08:00:48.77 ID:h6O13o4d.net

食べてみたいけど店舗数は多くないみたいだね

448 ：名無しで叶える物語：2021/10/23(土) 00:11:53.26 ID:EvnSKdMD.net

少し前にマクドナルドを煽る広告で話題になってたな

449 ：名無しで叶える物語：2021/10/23(土) 12:09:33.83 ID:aNMvA+92.net

数年後にはミアはすごいスタイルになってそう

450 ：名無しで叶える物語：2021/10/23(土) 23:42:07.11 ID:v9wChvZB.net

でも食生活にはもっと気を配って

451 ：名無しで叶える物語：2021/10/24(日) 01:46:33.66 ID:dx4JRcEz.net

今日はありません

452 ：名無しで叶える物語：2021/10/24(日) 11:58:45.48 ID:tT+t8KHS.net

無理はせず。いつもありがとう

453 ：名無しで叶える物語：2021/10/24(日) 23:27:20.04 ID:dx4JRcEz.net

かすみ「居酒屋で桜坂しずくに会った」


「いらっしゃいませー、何名様ですか？」

かすみ「一人です」

「はーい、お一人様ごあんなーい」

「「っしゃーい」」


どこにでも有る、チェーンの居酒屋。

スクールアイドルの頃から培ったカモフラージュ術が役に立って、何度も来てるけどまだバレてない。

…思えばあんな事に精を出してる暇じゃなかったな。


かすみ「……レモンハイと…砂肝と……ポテトフライお願いします」

「はーい」


かすかにタバコの匂いがする店内に響くリーマン達の和気藹々とした声、

ここでは自分がかすみんであることを忘れられる。


「おまたせしましたー」

かすみ「…頂きます」


レモンハイにストローが刺さっていた。

もう25歳だし、これはジュースじゃないのに。


かすみ「……」ﾁｭｰ


まあでも、ストローで飲むお酒も悪くないかな。

454 ：名無しで叶える物語：2021/10/24(日) 23:28:21.81 ID:dx4JRcEz.net

「あはははっ！！」

「ちょっとしずくちゃん飲み過ぎだよ！」

「「「ガハハ！！」」」


パーティションで仕切られた向こうの大部屋から甲高くてとびきり大きい笑い声が聞こえてきた。


「いーじゃないですかぁ〜、あははっ！あー…といれー！」


あんなふうになるくらい飲む女の人、珍しいなぁ。


「んー…」ﾖﾛﾖﾛ

「…あ」

かすみ「ぁ……」ﾌｲｯ


まずい、目があっちゃった。


「んー？」ﾌﾗﾌﾗ


酔っぱらいの相手は面倒くさいのに……。


「ねー」

かすみ「へ？」ﾊﾟｯ


なんだろうこの声、聞き覚え有る。


かすみ「な…なんですか？」

「あー！かすみさんじゃーん！！」

かすみ「……しず子？」

「なーんだぁ…声かけてよー」ｸﾞｲｯ

かすみ「えっと…ごめん、薄暗くてよくわかんなくて」


嘘はついてない。こんな酒乱がしず子だと思わなかった、なんて言うよりマシだもん。

455 ：名無しで叶える物語：2021/10/24(日) 23:29:30.21 ID:dx4JRcEz.net

しずく「店員さーん！びーるぅ！」

「はーい」

かすみ「ちょっと何勝手に」

しずく「いーじゃん！すーぱーあいどるのかすみんなんだからおごってよぉー」

かすみ「はぁ？！ちょっ声が大きいから…！」

「えっ何？かすみんって…あの中須かすみ？」「酔っ払ってんだろ…ないない」「でもあれ……んー暗くてよく見えないー」ｻﾞﾜｻﾞﾜ

かすみ「…ちょっと来て！」ｸﾞｲｯ

しずく「あぁ〜っ」ﾖﾀﾖﾀ


──ﾊﾞﾀﾝｯ

かすみ「はぁ……」

しずく「といれにつれこむぁんて…えっちー」

かすみ「さっきそのために出てきたんじゃないの？」

しずく「あ…そうだったー……」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

かすみ「わっ？！外出てるから！」

しずく「だーめー！！」ｶﾞｼｯ

かすみ「あーもう……ほら早く」

しずく「……んんーっ…」

かすみ「…うぇ……」ﾐﾐﾌｻｷﾞ

しずく「んっ……ふー…いっぱいでたー」

かすみ「言わなくていいから……じゃあ自分の席に帰って」

しずく「えー？」

かすみ「えーじゃないでしょ、飲み会から抜け出したら駄目なんじゃないの」

しずく「…あんなクソ飲み会どーだっていいの！！」

しずく「それよりー、かすみさんと楽しみたいなぁー？」

かすみ「…やだ、酔ってる人と飲みたくないもん」

しずく「えー？！ぜーんぜんっよっぇないよー！！」

かすみ「酔ってる！っていうか個室で話してたらヤバいから早く出てよ！」

しずく「かすみさんがでればいーじゃん」

かすみ「私は後から出るから」

しずく「…あー！じぶんもおしっこするんだー？」

456 ：名無しで叶える物語：2021/10/24(日) 23:30:00.78 ID:pQO6odC1.net

ふむふむ

457 ：名無しで叶える物語：2021/10/24(日) 23:30:01.21 ID:dx4JRcEz.net

かすみ「早く出てけこの！」ﾎﾞｺ

しずく「あうっ……うぅ…っ…かすみざぁんがぁなぐったぁー！！」

しずく「うぁーあんっ！！」

かすみ「……最悪」

しずく「うぇーんっ…ぐすっ…ぁっ…うぅっ…」

かすみ「……ごめんね？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

しずく「…うっ…じゃあいっしょに…のんでっ」

かすみ「…しょうがないなぁ、ここじゃなくてお家でね？」

しずく「うん！」



しずく「うーん…」

かすみ「一人で歩けないのー？」

しずく「むり……きもちわるい……」

かすみ「わっ、ちょっと！こっちに吐かないで！」

しずく「うん…おぇぇっ…」ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬ

かすみ「うわぁ……朝よくある吐いた後ってこうやって出来るんだ……」

しずく「おみず…」

かすみ「え？飲みかけしか」

しずく「おーみーずー！！」

かすみ「…はい」

しずく「んくっんくっんくっ……ぷはっ……」

かすみ「……そんなに飲んだらまたトイレ行きたくなるよ？」

しずく「うるさい！ばか！」

かすみ「…この酔っぱらいめ……」

しずく「かすみさんのおうち駅から遠いー」

かすみ「もうちょっとだから」

しずく「おんぶー」

かすみ「えぇ……」

しずく「おんぶ！」

かすみ「……しず子の彼氏は大変そうだなー、んしょ…軽っる……」

458 ：名無しで叶える物語：2021/10/24(日) 23:30:38.63 ID:dx4JRcEz.net

しずく「かれし？いないもん」

かすみ「じゃあこれが原因で別れられたんでしょ」

しずく「ちがうよ？」

しずく「わたしのかれしはー、ずーっとかすみさんだよー！」

かすみ「あー、うん」

しずく「んーふふー……すぅ…すー」

かすみ「……おやすみ」



かすみ「よいしょ！」

しずく「んぇっ…」ﾎﾞﾌｯ

かすみ「おっきいベッド買っといて良かったー」

かすみ「おーい！しず子ー！着いたよー！」

しずく「んぅー……」

かすみ「……メイク落とすからじっとしててね」

しずく「ぁー………」

かすみ「……うっわぁ、すっごいマスカラ」

かすみ「ライブするときのメイクみたいじゃん……」ﾌｷﾌｷ

かすみ「ふゎああっ……私もシャワーしなきゃ」

459 ：名無しで叶える物語：2021/10/24(日) 23:31:17.68 ID:dx4JRcEz.net

かすみ「──ふぅ〜」ｼﾞｬｰ

かすみ「あ、テイクアウトしてきたのどうしよ」

かすみ「……朝食べるかー」

かすみ「……」

かすみ「……あんな所で会うなんて」

かすみ「ツイてないな今日」

かすみ「レッスンでズタボロ言われて」

かすみ「電車止まるし」

かすみ「現場間に合わないし…」

かすみ「……しず子に会っちゃったし」

かすみ「……」

会えた……。

かすみ「……いやいや、酔っぱらいの介抱しただけじゃん」

ｷｭｯ…ｷｭｯ

かすみ「……寝よ」



しずく「すぅ…すぅ…んー…っ……うぅ」

かすみ「おやすみー、しず子」

ﾊﾟﾁｯ

……二人でも大きいな、このベッド。

460 ：名無しで叶える物語：2021/10/24(日) 23:36:27.94 ID:CoFgn4y1.net

かすみん一人居酒屋かよと思ったらプロのアイドルだからか

461 ：名無しで叶える物語：2021/10/24(日) 23:56:56.27 ID:tT+t8KHS.net

ストローでお酒を飲むと酔いやすいと聞いたことあるな

462 ：名無しで叶える物語：2021/10/25(月) 06:46:12.13 ID:0cT0u8uO.net

しずくちゃん起きて覚えてたら悶絶しそう

463 ：名無しで叶える物語：2021/10/25(月) 21:55:14.18 ID:YM28yIJl.net

しずく「うぅ……せ…んぱ……」

しずく「んんっ…ふわぁああぁっ……ん…？」


いつもより数段寝心地の良いベッドだと思ったら……ここ、どこ？



しずく「…引っ越したのかな」ﾍﾟﾀ…ﾍﾟﾀ…

ｶﾞﾁｬｯ

しずく「あのー、せんぱーい？」

かすみ「あ、起き……先輩？」

しずく「え？かすみさ

かすみ「先輩って誰？」

しずく「な、なんでかすみさんが

かすみ「先輩って誰なの？！」

しずく「話聞いて

かすみ「しず子こそ話聞いてよ！！」

しずく「だって今その事関係無い

かすみ「有るよっ！！誰？先輩って、どういう関係なの」

しずく「…いつも、酔った時に解放してもらってて……泊めてもらったりしてる人」

かすみ「泊め…て……何？やっぱり付き合ってんじゃん…」

しずく「付き合う？」

かすみ「だって！……」

しずく「…その先輩女の人だよ？」

かすみ「関係なっ……あるか…ぁ……」

しずく「どうしたのそんなに必死になって」

かすみ「別に……昨日しず子が変な事言ったからだし」

しずく「え？…覚えてないや」

しずく「それでなんで私、かすみさんの家に居るわけ？」

かすみ「たまたま会って一緒に飲みたいって言うから、それで…成り行きで」

しずく「あー…ごめんね？面倒くさかったでしょ私」

かすみ「うん」

しずく「あはは…やっぱりそうだったんだ」

464 ：名無しで叶える物語：2021/10/25(月) 21:59:20.78 ID:YM28yIJl.net

かすみ「……今日土曜日だから起こさなかったけど、大丈夫？」

しずく「うん、今日は休みだしね」

しずく「色々迷惑かけてごめんね？じゃあ私帰るから」

かすみ「え……朝ごはんとか食べてかないの」

しずく「…泊めてもらったのに朝食までもらえないよ」

かすみ「……いいから、食べてってよ」

しずく「良いの？」

かすみ「私としず子の仲でしょ、遠慮しないでよ」

しずく「じゃあ…」


違う。迷惑になるとかそういうのじゃない。もっと利己的な理由。


しずく「はむっ」


窓からは実家の鎌倉まで見通せそうなくらい高層階の部屋だった。


しずく「……」ﾑｸﾞﾑｸﾞ


かすみさん、大ヒットしたもんね。稼ぎもすごいんだろうなぁ。


しずく「んっ…おいしい」


その上料理まで…私より…っ

……ダメダメ！人と比べたりしない。

465 ：名無しで叶える物語：2021/10/25(月) 22:04:14.58 ID:crLYiubd.net

同性愛が当たり前じゃない設定結構好き

466 ：名無しで叶える物語：2021/10/25(月) 22:05:56.80 ID:YM28yIJl.net

しずく「コッペパンとか最近作ってないの？」

かすみ「あー…忙しくて…仕込みとか色々あるから」

しずく「そっかー、大変だね」

かすみ「……ね

しずく「ごちそうさま！」

かすみ「あ…お粗末様でした」

しずく「じゃあまたね」

かすみ「……待って！」

しずく「ん？」

かすみ「またね…だよね？」

しずく「え？」

かすみ「…また、近いうちに…ご飯とか」

しずく「…予定が合えばねっ」

かすみ「ライン！…変わってないよね」

しずく「えっ…えっと…変わった…」

かすみ「……はい、QRコード」

しずく「…あ…うん」

ﾋﾟｭﾎﾟ

かすみ「…ありがと」

しずく「うん、昨日はありがとう。じゃあね」

ｶﾞﾁｬｯ

かすみ「またね」

ﾊﾞﾀﾝ



かすみ「はぁ……」

かすみ「…昔みたいに話せると思ったんだけどなぁ……」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

かすみ「……変わっちゃったのかな、やっぱり」

467 ：名無しで叶える物語：2021/10/25(月) 22:07:14.00 ID:YM28yIJl.net

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ…25階です

しずく「はぁ……」ﾎﾟﾁ…ﾎﾟﾁ

しずく「……小じわ、増えた？」


あっやば、エレベーターって監視カメラ付いてるんだった。


しずく「……///」


かすみさん全然そういうの無かったし……あれが芸能人って事かー。


しずく「……またって」

今更会ってどうするつもりなんだろ。

もうカラオケとかそういう歳じゃないだろうし。

とんでもない高級レストランとか……連れてかれるのかな。

しずく「……かすみさん、変わったなぁ」

468 ：名無しで叶える物語：2021/10/25(月) 22:11:12.72 ID:0YaeR8g8.net

住む世界が違うとどうしてもこうなるよね

469 ：名無しで叶える物語：2021/10/25(月) 23:37:05.49 ID:HJdWHOpD.net

同窓会あるあるだね。妙にリアル

470 ：名無しで叶える物語：2021/10/26(火) 00:10:14.79 ID:bmJ7x0nq.net

果林「──あなたほんとにそれ真に受けて誘ったの？」

かすみ「はい…そしたら、また今度って……」

果林「はぁ……かすみ”ちゃん”」


いつしか果林先輩はしず子とりな子としお子の事をちゃん付けで呼ばなくなった。

私だけちゃん付けなのはどうして、って聞いてみたら

『お父さんがね、15歳になったらもう大人だってよく言ってたのよ』

『それで……あの二人はもう15歳なっててしっかりしてるから大人扱いって事』

『……え？だってかすみちゃんはまだまだ子供だもの。いっぱい可愛がってあ・げ・る?』

……今思い出してもむかつく……。


かすみ「はい？」

果林「…大人の世界には社交辞令っていうのが合ってね？」

かすみ「知ってますよそのくらい……けど、しず子が私にそんな事…」

果林「だってあなた達もう3年も合ってなかったんでしょ？」

かすみ「そうですけど、でも私は」

果林「かすみちゃんは、でもしずくはどうかしらね」

かすみ「……嫌われてるって言いたいんですか？」

果林「はぁー……まぁそう…ううん違うけど……」

果林「まぁ同級生とはいえ会いづらい…っていうのは有ると思うわ」

かすみ「会いづらい？何でですか？」

果林「かすみちゃん、あなたもうちょっと自分がすごい人間だって自覚した方が見のためよ」

かすみ「そう言われても……確かにおっきいステージとか立たせてもらってますけど」

かすみ「やってる事はスクールアイドルだった時と大して変わりませんし……」

果林「相変わらず無垢ねぇ」

かすみ「そんな事無いです。この業界の良くない所とか…たくさん見ましたもん」

果林「そんなんで汚れた気になってるから子供なのよ」

かすみ「むぅ……」

471 ：名無しで叶える物語：2021/10/26(火) 00:10:40.92 ID:bmJ7x0nq.net

果林「……あなたが最初入ってたグループ、彼氏バレした子何人居たと思う？」

かすみ「…知りませんよそんなの」

果林「7人よ」

かすみ「…は…？！」

果林「15人のグループだったからだいたい半分ね、中には結婚した子も居るわよ」

かすみ「……」

果林「……口、開いてる」

かすみ「……そ、そんな事聞かせてどうするんですか」

果林「別に？まぁあなたもいい年なんだし彼氏の一人くらい作ったらって事」

かすみ「……そう言う果林先輩はどうなんですか」

果林「いい男が居なくってねぇ〜」

かすみ「へっ！アラサーのくせに！」

果林「あっ」



かすみ「あぁ゛ぁあ゛い゛だい゛だい゛ですぅぅう゛！！」

果林「ここはねぇ、肩こりに効くツボなのよ？！どう？すごいでしょ！？」

かすみ「やべてぇ゛ぇえ゛！！じぬ゛ぅぅ゛ぅう！」



かすみ「はぁ…はぁ゛……」

果林「事務所の先輩には逆らわない事ね」

かすみ「ぐぬぬぬぅ……」

472 ：名無しで叶える物語：2021/10/26(火) 00:29:02.99 ID:1Zm3jvxN.net

かすみちゃんだけそのままな感じなんだな

473 ：名無しで叶える物語：2021/10/26(火) 00:56:49.21 ID:+BEKTfLj.net

かわいい

474 ：名無しで叶える物語：2021/10/26(火) 12:08:59.07 ID:mQM9MDwY.net

売れるための工夫や駆け引きはしてそうだけど
それ以外はピュアピュアなままなのは面白い

475 ：名無しで叶える物語：2021/10/26(火) 20:14:17.26 ID:ZIYCRP8w.net

〜8年前〜


しずく「──あぁ、ロイエンタール…！何故貴方は……っ」


かすみ「…しず子？」ﾋｮｺｯ


しずく「違う……もっと……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

しずく「……すーっ」

しずく「あぁっ、ロイエンタール…！！何故…貴方は……っ」

しずく「……誰っ？！」


かすみ「わっ……」ｽｯ


しずく「……気の所為…かぁ」

しずく「…オーディションまであと一週間、頑張らないと…！」

しずく「……貴方は───」


かすみ「……」ﾁﾗｯ

［18:10］

かすみ「…こんな時間まで練習してたんだ…しず子」

かすみ「そうだよね…女優になりたいって言ってたし」

かすみ「……よーし！私も頑張らないとっ！」


思えばあそこが運命の分かれ道だったのかな。

あれから毎日練習したし、朝早起きしてランニングするようにもなった。

両親は大学のための塾に通いなさいって言ってたけど……でもそんな事してる暇無かったもん。

独学でボイトレするのも限界が来てたからお父さんに頼み込んでこっそり通わせてもらった。

何回もオーディションを受けて何回も落とされた。

でも運良く小さい事務所に拾ってもらえて、グループとして活動を始められた。

476 ：名無しで叶える物語：2021/10/26(火) 20:15:58.68 ID:ZIYCRP8w.net

かすみ「子供かぁ……まっ、かすみんお肌はつるつるすべすべでまだ高校生って言っても通用するレベルですけどぉ〜」

かすみ「……はぁ」ﾎﾞﾌｯ

かすみ「置いてかれてる……」

かすみ「しお子と愛先輩は結婚……エマ先輩は第一子」

かすみ「それにしず子はもうすぐ26歳……ぼーっとしてたら手遅れに……」

かすみ「……もっかい誘ってみよ」


スクールアイドルとして最後のライブが終わった後、約束したのに。

二人で夢を叶えようって。

でもしず子は……



ｶﾞﾀﾝ…ｶﾞﾀﾝｶﾞﾀﾝ…

しずく「……っ！」ﾋﾞｸｯ

しずく「…ぁ……」

次は　三　鷹

しずく「……ぁ…のりすごした」


「ﾐﾀｶｰ…ﾐﾀｶｰ…」

しずく「……駅員さんにいわないと」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

ﾋﾟﾛﾝ

しずく「んー…？」

LINE：中須かすみからメッセー……

しずく「…っ」ｲﾗｯ

しずく「こんな時に…ッ！！」ﾌﾞﾝｯ

しずく「……はぁ…はぁ……あぶない…線路に…なげるとこだった…」

しずく「はぁーあっ……あははっ」

しずく「…変わったのは私の方か」

しずく「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ


自分：こんな私で良ければ良いよ


しずく「……あー、酔ってるな私」

477 ：名無しで叶える物語：2021/10/26(火) 20:36:46.02 ID:15JrKk4A.net

しずくの心中を思うと心に来るものがあるな

478 ：名無しで叶える物語：2021/10/26(火) 21:08:47.95 ID:W+Xl6vqf.net

自己嫌悪もすごそう

479 ：名無しで叶える物語：2021/10/26(火) 23:24:43.27 ID:ZIYCRP8w.net

ﾋﾟﾛﾝ

友だちに追加されました

KARIN

しずく「えっ誰……かり……果林さん…？」


KARIN：悪いわね突然追加しちゃって

自分：いえ、でもどうやって？

KARIN：かすみちゃんの友達になったからだと思うけど、こっちにも友達じゃないですか？って出てきたのよ

自分：なるほど……

KARIN：それでいきなりなんだけど、来週末会えないかしら

自分：来週末ですか？大丈夫ですけど…

KARIN：ちょっとお願いがあるのよ



ｶﾗﾝｶﾗﾝ……

「一名様ですか？」

しずく「待ち合わせです」

果林「…！」ｽｯ…ﾌﾘﾌﾘ

しずく「あ…あの人です」

「かしこまりました…」


しずく「果林さんらしい雰囲気の良いお店ですね」

果林「でしょう？気に入ってるのよ」

しずく「それでお願いって」

果林「まあ、飲み物でも頼みなさい。私の奢りよ？」

しずく「あ…えっとじゃあ、すいませーん」

「お決まりですか？」

しずく「はい、パンケーキセットにミルクティーで、あとデザートにストロベリーリッチパフェもお願いします」

「パフェは食後にお持ちしますか？」

しずく「それでお願いします」

「かしこまりました」

480 ：名無しで叶える物語：2021/10/26(火) 23:25:45.54 ID:ZIYCRP8w.net

果林「随分頼むわね……」

しずく「お願いって…かすみさんの事ですよね」

果林「そうよ？」

しずく「だったらこれくらい頂かないと嫌です」

果林「そう…まあいいわ、好きなだけ食べなさい」

果林「…あの子、しずくに誘いを断られたってすっごい落ち込んでたわよ」

しずく「そうだったんですか？」

果林「そう、だから今度は付き合ってあげてね」




しずく「はむっ……んくっ、ごちそうさまでした。

果林「美味しいでしょ」

しずく「はい！とっても」

しずく「それでお願いって何ですか？」

果林「…単刀直入に言うわ」

果林「かすみちゃんを夢から叩き起こして欲しいの」

しずく「…夢？」

果林「そう」

しずく「…それって、寝てる時に見ない方の夢ですよね」

果林「もちろん」

しずく「……あの、意味がわからないんですが」

果林「…そうねぇ」

果林「かすみちゃん、ずーっと夢を見てるのよ」

果林「かわいいアイドルになって……歌って踊るとみんなが喜んでくれる」

果林「女の子なら誰だって一度はそういう夢見るでしょ？」

しずく「そう…ですかね？」

果林「……まぁそれで、奇しくもそれは現実になった訳」

果林「アイドルとしてステージに立って、歌って踊ってみんなを喜ばせてる」

しずく「それが何か問題なんですか？」

481 ：名無しで叶える物語：2021/10/26(火) 23:26:40.43 ID:ZIYCRP8w.net

果林「そっくりそのまま現実になってしまったのが問題ね」

果林「普通そこまでの過程で、年相応に恋愛したりとか…あるのよ」

果林「でもあの子はそういう寄り道を全く経験しないままあそこまで行ってしまった」

しずく「…それ、本当ですか？」

果林「本当よ？聞いても居ないって言うしのろけ話も聞かないし、仕事ばっかりでプライベートの時間無いし、マネージャーも「彼女はすばらしい！」って絶賛するほどよ？」

しずく「へぇ……流石ですね」

果林「全然流石じゃないわ、異常よ」

しずく「い、異常？」

果林「そう、アイドルとしてより高みを目指して、ステージに立つ。それ以外の事に興味が無いし、経験も無い。普通じゃないわ」

しずく「…でも！かすみさんはアイドルたるもの恋愛は云々とか…そういうこだわり強かったですし……」

果林「そういう問題じゃないわ、どんなに頑張ってもアイドルの消費期限は30代、それ以降はどうやっても戦えなくなっていく」

果林「特にかすみちゃんみたいな可愛い系はね」

果林「その事を理屈では分かってても感覚では理解できてない。もっと頑張ればどうにかなるかもって思ってる。年齢には勝ち目なんて無いのに」

果林「そしていつかアイドルとして居られなくなる。そうなったらあの子は生きる意味を失ってしまう」

しずく「……それって…！」

果林「ま、実際そこまで行くかは分からないけどね」

しずく「……どうすれば良いんですか？」

果林「そうねぇ……理想は恋愛相手を見つける事かしら」

しずく「彼氏って事ですか？」

果林「そう、恋は乙女の人生よ。といってもかすみちゃんにとってアイドルより大切な存在になってもらわないと困るけど」

しずく「…それってつまりかすみさんに引退して欲しいって事じゃないですか」

果林「まぁ、言ってしまえばそうなのよね。いい相手を見つけて、さっさと結婚して家庭をもって…子供が産まれて……健全な人生を送ってほしいわ」

果林「アイドルだって一人の人間だもの」

482 ：名無しで叶える物語：2021/10/26(火) 23:27:46.25 ID:ZIYCRP8w.net

しずく「…そうだとしても、かすみさんと釣り合うような人…私知りませんけど」

果林「あなたがなってあげたら？」

しずく「わ、私が？！女同士じゃないですか！」

果林「ファンは異性との交際には厳しいけど、同性との交際には極めて寛容なのよ。ぴったりじゃない？」

しずく「子供は？！」

果林「最近同性同士でも受精卵を作れるようになったらしいわよ」

しずく「私達の気持ちはどうなるんですか？！」

果林「あー…あなたは別として、かすみちゃんはそういうの気にしないと思うけど」

しずく「え…？」

果林「おっと、喋りすぎちゃった♪」

しずく「い、今のどういう……」

果林「まあ、冷静に考えてみて、かすみちゃんだったら選り取り見取りな状況なわけで、それなのに誰にも食指が動かなかったって事は……なんて邪推してみただけよ」

しずく「はぁ……」

果林「まあ気兼ねなく話せる友達くらいなら平気でしょ？親友が一人居るだけでも結構大きいと思うわ」

しずく「…高校生の時みたいにって事ですか？」

果林「そうそう！いいじゃない」

しずく「まぁそれくらいなら……」

483 ：名無しで叶える物語：2021/10/26(火) 23:42:56.43 ID:+6bAYh+W.net

かすみんはアイドルサイボーグか

484 ：名無しで叶える物語：2021/10/26(火) 23:53:04.44 ID:dOwIzYMj.net

方向転換して生き残っていく元アイドルもいるけど消えていく人も多いしね

485 ：名無しで叶える物語：2021/10/27(水) 13:30:50.85 ID:TGdEDTDj.net

しずくにとって辛い部分もある依頼だろうけどいいきっかけになりそう

486 ：名無しで叶える物語：2021/10/27(水) 21:57:39.55 ID:vO2mvwT1.net

同性で受精卵作れるといってもかすみちゃん果林さんの口振りからするとエマさん達は男性と結婚して家庭を築いてる感じかな

487 ：名無しで叶える物語：2021/10/28(木) 00:35:32.69 ID:vPsaXZBh.net

しずく「引き受けちゃったー……」

しずく「かすみさんも日程は好きに決めていいから…って、そういうのは誘った側で決めてもらったほうが色々やりやすいんだよ？」

しずく「まぁ……奢ってもらったし、別にいいけど」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

しずく「……日曜ならいつでもいいよ、っと」



ﾋﾟﾛﾝ

かすみ「日曜かぁ……マネージャーさんに確認しないと…確か来月最初の月末はオフだから……」

かすみ「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

ﾋﾟﾛﾝ

かすみ「えへへっ…えへへ……」

かすみ「やったー！！」



ﾋﾟﾛﾝ…ﾋﾟﾛﾝ

しずく「……来月…？！」

しずく「やっぱ忙しいんだ……」


かすみさん：当日どうする？しず子食べたいものたか行きたい所ある？


しずく「ふふっ、はしゃぎすぎだよかすみさん」

しずく「……私と会って何が楽しいんだろ、友達って言ってももうずっと会ってなかったんだし……」

『親友が一人居るだけでも結構大きいと思うわ』

しずく「親友……かぁ」

しずく「ちゃんと話せるかな……」

488 ：名無しで叶える物語：2021/10/28(木) 00:47:04.07 ID:voVJ2GlZ.net

かすみん年齢より幼い感じで可愛いけど果林さんの言うような歪さの表れなのかもな

489 ：名無しで叶える物語：2021/10/28(木) 02:30:27.54 ID:y8Houn3z.net

しずくからかすみへの気持ちはどちら側になるんだろう

490 ：名無しで叶える物語：2021/10/28(木) 10:53:05.27 ID:DByU5A1W.net

喜んでるかすみ可愛い

491 ：名無しで叶える物語：2021/10/28(木) 23:33:04.26 ID:4/RqM5tL.net

果林先輩みたいな人が近くにいるだけでもすごく恵まれてるね

492 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 02:02:43.89 ID:Q+85rTYy.net

しずく「この辺かな……」ｷｮﾛｷｮﾛ


自分：着いたよ

かすみさん：え？どこ？


しずく「え、もういるの…？」


かすみさん：見つけたかも


かすみ「…あのー」

しずく「あ、かすみさん！どこ居たの？」

かすみ「普通にそこに居たよ？」

しずく「全然わかんなかった」

かすみ「ふっふっふー、日頃から鍛えられてるからねっ」

しずく「…何が？」

かすみ「潜伏術…？」

しずく「あぁ……それで最初どこ行くの？」

かすみ「洋服屋さん」

しずく「…しまむらとか？」

かすみ「デートでしまむらに行く訳無いでしょ！！」

しずく「あ、これデートだったんだ…」

かすみ「当たり前じゃん！なのにジーンズにパーカーはがっかりだよしず子！」

しずく「…おしゃれ着は実家に送っちゃったから」

かすみ「そうなの？」

しずく「着てる暇無いよ、休日は基本家で過ごしてるし」

かすみ「えーもったいない」

しずく「良いの、見せる相手も居ないし」

かすみ「…じゃあ私が相手になってあげる！」

しずく「かすみさんが？」

かすみ「そう！」

しずく「…ほんとにそういうの気にしないんだ」ﾎﾞｿｯ

493 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 02:03:53.47 ID:Q+85rTYy.net

かすみ「え？」

しずく「ううん、じゃあかすみさんに一着くらい選んでもらおうかな」

かすみ「私に？」

しずく「うん」

かすみ「え？うーん……一着だけ？」

しずく「だって…そんなに何着も買えないし」

かすみ「私が買うから平気だよ？」

しずく「…えっ？！わ、悪いよ！」

かすみ「だってしず子似合ってても高いからとか言って辞めそうだもん」

しずく「そ、そりゃ身の丈ってものがあるし…」

かすみ「いいの！私が選ぶんだから私が買うの！」

しずく「は、はぁ……」

494 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 02:04:23.53 ID:Q+85rTYy.net

かすみ「これなんかどう？！……うーん…しず子どう思う？」

しずく「え？…うーん…私はさっきのが良いかなって思うけど……」

かすみ「えー？！」

しずく「ちょっとかわいすぎだよ、もうちょっと落ち着いてたほうが良いかな」

かすみ「うーん…じゃあ……こっちとか！」

しずく「あっそれ良いかも、かすみさんかわいい系意外もいけるんだね」

かすみ「果林先輩に色々叩き込まれたんだ〜」

しずく「あーそういう事か！果林さん直伝なら納得だよ」

かすみ「じゃあ一着目はこれにしよっか」

しずく「うん、あちょっとまって……3万っ…高っ？！」

かすみ「え？これくらいすると思うけど」

しずく「や、やっぱり…」

かすみ「あ！ほらやっぱりそういう事言う！」

しずく「でも…流石にこれは」

かすみ「良いの！」

しずく「…じゃあこの一着だけね？」

かすみ「えー？！」

しずく「もう二時間も見てるし…それにあのお店人気らしいから混んじゃうよ？」

かすみ「うー……じゃあそうする。お会計通して来るね」

しずく「うん、外で待ってるね？」

かすみ「おっけー」



かすみ「あちゃー……」

しずく「もうこんなに並んでる……ここのパスタ美味しいってすっごい評判だから…しょうがないよ」

かすみ「せっかくしず子が教えてくれたのに……」ｼｮﾎﾞﾝ

しずく「じゃあ…どうしよっか」

かすみ「……あっ！」

495 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 02:05:54.79 ID:Q+85rTYy.net

「おまたせしましたー」

しずく「夕食にパンケーキ……っていうか、よく知ってたね」

かすみ「さっき見かけたんだ〜」

かすみ「頂きまーす。はむっ…んーっ！」

しずく「あむっ……」



なんか高校生の時みたい。

買い物して、美味しいもの食べて。

唯一違うのは金銭感覚かな、あんな洋服…手にとったこともなかった。


しずく「…ねぇ、この後どうする？」

かすみ「え？うーん…解散にしようと思ってたけど」

しずく「え？！なんか、お酒とか飲んだりしないの…？」

かすみ「え？…うん」

しずく「何それ？！それで満足なの…？！」

かすみ「…しず子は、満足出来なかった？」

しずく「えっ？…い、いや……でももう大人なんだし…これだけで帰るのはちょっと」

かすみ「……じゃあ──」



しずく「んくっ…んくっ……ぷは…」

しずく「かすみさん飲まないの？」

かすみ「…私、人と飲むのあんまり好きじゃないんだ」

しずく「えー？なんで？」

かすみ「酔っちゃうとみんな…なんだか知らない人みたいになっちゃって……」

かすみ「それがちょっと怖いから……」

しずく「酔ったら誰でもそうなると思うけど」

かすみ「……やなの、そういうの」

496 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 02:06:40.60 ID:Q+85rTYy.net

しずく「えー？でも酔うと普段のしがらみとか忘れられて、結構ストレス発散になるんだよ？」

かすみ「しがらみ…？」

しずく「そ、まぁかすみさんにはしがらみとか無いかもだけど、んくっ…んくっ……」

かすみ「そうかな…」

しずく「だって夢を叶えた訳だし、仕事とかであんまり嫌な思いとかしないんじゃないの？」

かすみ「そんな…事」

しずく「あは、ごめんごめん。そういう訳でも無いよね」

しずく「……ねぇ、今日私と遊んでて楽しかった？」

かすみ「え？」

しずく「だって価値観とか住む世界とか金銭感覚とか全然違うし」

かすみ「そんなの…友達だから関係ないよ」

しずく「ふふっ、良いなぁかすみさん。」

かすみ「……何が？」

しずく「なんか……純真で」

かすみ「…どういう意味？」

しずく「うーんわかんないけど、かすみさんは彼氏とか作んないの？」

かすみ「え？……そういうのよくわかんないし」

しずく「あー、私もわかんない。わかんないけどさぁ」

しずく「果林さん心配してたよー？かすみさんがそういうの無頓着すぎるって」

かすみ「果林先輩…？」

しずく「あ、これ言っちゃいけない事だった…忘れて！」

かすみ「……果林先輩に何言われたの」

しずく「ごめんごめん、忘れてって」

かすみ「私に会いたくて来たわけじゃないんだ……」

しずく「違うから！」

かすみ「答えてよ！！」

しずく「…な、何怒ってるの？」

かすみ「なんで…？普通に昔みたいな感じで遊べないの…？」

かすみ「お酒とかじゃなくて……お買い物して御飯食べるのじゃ駄目なの…？」

かすみ「おかしいよ…っ、あの頃のしず子じゃないみたい……」

497 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 02:07:50.77 ID:Q+85rTYy.net

しずく「だって…生きてれば人は変わるっていうか……」

かすみ「でも」

しずく「かすみさんが変なんだよ！いつまでも高校生気分で……」

かすみ「なにそれ…どういう意味…っ？」

しずく「…ごめん、やっぱり無理。色々違いすぎて」

かすみ「な、何が？何が無理なの？！」

しずく「…眩しすぎて……怖いくらい」

しずく「かすみさんは色々上手く行ってるのかもしれないけど、私はそうじゃない」

しずく「頭空っぽで生きてられないの」

しずく「分かるでしょ？」

かすみ「え…ぇ……っ？」

かすみ「だ……だ…っ…て、そっちか…ら」

しずく「…ごめん。でも…無理だよ……」

かすみ「しず…子……？」

しずく「……こんな事なら…あんな必死に女優なんて目指すんじゃ無かった…」

かすみ「……っ！！」

かすみ「なんで…？しず子すっごい頑張ってて、だからかすみんは」

しずく「もう何年も昔の話だよ……何言ってるの？」

かすみ「や…くそく」

しずく「…え？」

かすみ「おぼえて…ない？2人で夢を叶えようって」

かすみ「それも…後悔してるの…？」

しずく「……覚えてない」

かすみ「っ……ぁ……」

しずく「…帰るね」

かすみ「本心…なの？」

かすみ「今の…全部」

しずく「そうだけど…」

かすみ「……そ…っか」

しずく「……じゃあね」

498 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 02:13:10.30 ID:/UilqXSD.net

これは果林さんが心配になるのも頷けるな

499 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 03:02:14.81 ID:CJkBicsO.net

夢が叶った側から言われるとこういうのは本当にキツい

500 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 07:08:19.59 ID:0LeXvteX.net

人とお酒飲むの怖いって自分を曝け出すの怖がってるのもありそうで
高校時代と逆になってる感じもするね

501 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 07:20:15.14 ID:Iij45Q42.net

昔からの友人が勝手に距離置きだしたらそりゃ不安にもなるでしょうよ

502 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 19:04:35.61 ID:Q+85rTYy.net

しずく「……」

果林「…その、私も無神経だったというか……ごめんなさい」

しずく「……やめてくださいよ、惨めじゃないですか…」

果林「惨めって……」

しずく「……そもそも、私じゃなくて果林さんがやれば良いんじゃないですか？」

果林「……その」

しずく「経験豊富そうですし、距離も近くてよっぽど適任じゃないですか」

果林「…そうでも…無いわよ？」

しずく「そんな事言って…交際経験くらい有るんじゃ無いんですか？」

果林「……しずくはどうなのよ」

しずく「私、門限が厳しかったので大学でそういう事出来ませんでしたから」

果林「私も……無いわ」

しずく「やっぱり有るん……え？」

果林「……私みたいになって欲しく無かったのよ！！」

果林「…どれもこれもエマがっ！！……」

果林「……はぁ…っ」

しずく「……あっえっと」

しずく「もう一回ちゃんと…話してみます」

しずく「私酔っちゃうと変な事言うみたいで……」

しずく「……あの」

果林「……ぐすっ…何？」

しずく「えっ？！な、泣いてます…？」

果林「知らないわよっ、もう…っ」

しずく「とにかく！かすみさんの事は任せて下さい！」

果林「そう？…ずずっ…助かるわ……」

しずく「は、はいっ！だから安心して下さい！」

503 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 19:33:24.92 ID:krgXaLjO.net

果林さん辛い思いしてたんだな…

504 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 20:50:08.82 ID:Q+85rTYy.net

ごめんなさい、書いてるうちによくわかんなくなってきちゃったので中止して再構成します。お詫びにエロSSを二本上げるので許して下さい。

505 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 20:55:45.39 ID:CqfhP4Sc.net

詫びがデカい
再構成もエロも楽しみにしてます

506 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 21:00:00.65 ID:+RcjxWCm.net

お詫びなんて全然気にしなくていいけど書いてもらえるならありがたい

507 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 21:04:05.05 ID:Q+85rTYy.net

しずく「ねぇかすみさぁん?…ダメぇ？」かすみ「あーもーダメって言ってるじゃん、かすみん明日もレッスンだから夜ふかしできないのー！！」



かすみ「あっ?あっ?しず子これやだ…っ?…やぁっ?ダメなの来ちゃっ?…来ちゃうからぁっ?」

しずく「まだ乳首しか触ってないよ？」

かすみ「やだやだっ?これやっ?んやっ…ぁ…っ??」ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ

しずく「あー…イッちゃった？」

かすみ「ふーっ?…ふーっ?…んっ?…これでおしまいね…？…っ?」

しずく「…やだ」

かすみ「はー…っ……は？」

しずく「かすみさんすぐイッちゃうんだもん」

かすみ「一回イッたら終わりって約束したじゃん！！」

しずく「えーつまんなーい、やだー」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

かすみ「ちょっ今から寝るんだから暴れないでって！」

しずく「…」ﾋﾟﾀｯ

しずく「ねぇかすみさん…」

かすみ「な…何？」

しずく「私ね…かすみさんが気持ちよくなりすぎてぐちゃぐちゃになってるのを見るのが大好きなの?（とびきりやらしい声）」

かすみ「ひぅっ?」ｿﾞｸｿﾞｸｿﾞｸｯ

かすみ「しずこそれやめっ」

しずく「おねがぁいっ…???」ｻﾜｻﾜ

かすみ「やぁっ…?…イッたばっかでびんかんらからぁっ??」

しずく「乳首弄られながら耳元でこうやって囁かれると逆らえなくなっちゃうの…すっごくかわいいよ」

かすみ「あっ?あぁ゛ーっ?…っー?…うぁっ??…ん゛っ?」

しずく「今日もいっぱい気持ちよくなろうね、かすみさん…?」

508 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 21:10:50.25 ID:creS0ZbL.net

>>504
元々どんな結末にしようと思ってたのかだけでも教えてください🙏あとは脳内で補完しときますので

509 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 21:11:44.27 ID:Q+85rTYy.net

かすみ「ひっ……なに…それ」

しずく「これ？これはね…かすみさんを滅茶苦茶にしちゃう秘密兵器だよ?」ﾌﾞｨﾝﾌﾞｨﾝ

かすみ「いつの間にそんな物……っていうか嫌だからね絶対」

しずく「えー高かったのに…絶対気持ちいいよ？」

かすみ「やだ」ﾌﾟｲｯ

しずく「…えいっ」ｸﾞﾘｯ

かすみ「ひぁあっ？！あっ…あ゛ーこれ…腰に効く…」

しずく「かすみさん…おじさんみたいだよ」

かすみ「毎日毎日しず子が節操無いんだもん…しょうがないじゃん」

しずく「…なんか興ざめしちゃった」

かすみ「はぁ？」

しずく「もう寝るね？お休みかすみさん」ﾎﾟﾌｯ

かすみ「はぁ…まぁいいけどさぁ…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

しずく「すぅ……すぅ……」

かすみ「………」

しずく「ん………すー…」

かすみ「…………」

しずく「すー………すぅ…」

かすみ「……………」

かすみ（…なんか…熱い）

かすみ（何で…今までこんな事なかったのに）

かすみ（……ダメぇムズムズする）

かすみ（しず子も勝手に寝ちゃうしさぁ…）

かすみ（…ちょっとだけ）

かすみ「…んっ?」

かすみ（やばっ声…っていうかしず子隣なのに…そのっ…一人でスるなんて絶対やばいじゃん…やめよ）

510 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 21:18:16.55 ID:qRNjEc8h.net

乳首だけでイケるなんてすっかり開発されちゃってる

511 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 22:00:04.48 ID:Q+85rTYy.net

>>508
しずかすでくっついてハッピーエンドにするつもりでした。果林さんはしずかすの結婚式に来たせつ菜と少しだけいい感じになって終わりです。

512 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 22:00:44.26 ID:Q+85rTYy.net

しずく「……すー…」

かすみ（…ほんとに寝た？）

かすみ（いや…騙されないもん、前にも寝たふりされたことあるし…）

かすみ（…パジャマの上から弱くすれば…バレないよね）

かすみ「…ふーっ……んっ…」

かすみ（あーっ?これ気持ちいい…昔は乳首なんて全然感じなかったのに…しず子のせいでこんな…っ?）

かすみ「ぅ……ふっ……」

かすみ（…下の方も）

かすみ「…〜っ??」ﾋﾞｸｯ

かすみ（やばいやばい何でこんなぐちゃぐちゃなの…??）

かすみ「ゃっ??…あっ…ぁー……」ｶｸｶｸ

かすみ（あーっ??来ちゃう来ちゃう??しず子隣りにいるのに…っ??）ﾁﾗｯ

しずく「…」ｼﾞｰ

かすみ「…はひゃぃ？！」

しずく「そんなに驚かないでよ」

かすみ「だって！！だって…えっと…」

しずく「…シてたんでしょ？」

かすみ「ちっ…違っ！シてないし！」

しずく「いいじゃんそんなムキにならなくても」

しずく「…ねぇ、続きしてよ?」

かすみ「すっ…するわけ無いじゃん！！っていうかシてないし」

しずく「我慢できないんでしょ？」

かすみ「知らない知らない！早く寝てよねもう…」

しずく「かーすーみーさん」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

かすみ「ひゃぁっ?何処触って…」

しずく「びちゃびちゃじゃん、かすみさん」

513 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 22:04:09.48 ID:creS0ZbL.net

>>511
ありがとうございます！

514 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 22:09:12.33 ID:WyXrizDp.net

>>511
もし再構成していつか続くなら楽しみ
今はかすみんのえっちが楽しみ

515 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 22:35:07.74 ID:Q+85rTYy.net

かすみ「ちがっ…違くて」

しずく「んー？」くちゅっ?

かすみ「やぁっ?指動かすなぁっ??」

しずく「さっきまでの続きしてくれたらご褒美上げるよ？」ぐちゅ?ぐちゅ?

かすみ「いらない?いらなっ?やぁっ??」ｶﾞｸｶﾞｸ

しずく「…いらないの？」ﾋﾟﾀｯ

かすみ「あぅ…いらない」

しずく「そっか…ざーんねん?」ぐちょっ?

かすみ「あーっ?なんでっ?さわっちゃだめっ??」

しずく「これはお仕置きだよ?かすみさん?」ちゅぷちゅぷ?

かすみ「やだっ?やぁだっ??よごしちゃうからっ??…んっやぁ??」ｸﾞﾈｯ

しずく「我慢しようね?」くちっ?くちっ?

かすみ「だめだめっ?これっやだぁっ??いっちゃっ??」

しずく「ダメだよ？お洗濯物増えちゃうよ？」

かすみ「しずこぉっ??んやぁっ??あ゛ーっ?やぁっ?」

しずく「我慢我慢?」ﾋﾟﾀｯ

かすみ「はゃ…??…らんでぇ…？」

しずく「我慢できて偉いねぇ…かすみさん?」

かすみ「んっ…やぁっ?」

しずく「もう一回がんばろうねぇ?」ちゅぷ?ちゅぷ?

かすみ「あっ?…しずっ?…こぉっ?」

しずく「なーに？」ぬぷぷっ…??

かすみ「あーっ?ダメダメっ?おくやだぁっ??」

しずく「ちょっとずつ動かすからねー?」ぐにっ?

かすみ「んぁっ?はーっ?これだめぇ…っ?」

しずく「ほらほらかすみさん、がーまーん?」ぐにゅぐにゅ?

かすみ「むりっ?むりぃっ??…あっ?あ゛ぁーっ?」

しずく「……いい子だねぇかすみさん?」ﾋﾟﾀｯ

516 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 22:45:58.52 ID:Q+85rTYy.net

かすみ「あっ?…また…」

しずく「どうしたの？」

かすみ「えっと…んぁっ?」

しずく「かすみさん、ここ好きだよね…?」ぎゅーっ?

かすみ「あっ?あっ?これダメっ?そこおしちゃだめぇっ?」

しずく「うんうん?辛いんだよね?」ぐにぐに?

かすみ「おかしいのっ?おかしくなっちゃっ?…ぁっ?…やぁーっ??」

しずく「お潮吹いちゃだーめっ?がまんがまん?」ぎゅぅっ?

かすみ「むりっ?とめられなっ??んーっ?ふーっ?あぁっ?」

しずく「我慢できたねーっ?」ﾋﾟﾀｯ

かすみ「あゃ……」

しずく「どうかした？」

かすみ「…やだぁっ?」

かすみ「やめちゃやぁっ?…はーっ?…最後までシてよぉっ?」

しずく「…ダメだよ？」

かすみ「らんでぇ?なんれなのぉっ?」

しずく「だってさっきいらないって言ってたよ？」

しずく「それにお仕置きなんだから気持ちよくなれるわけないじゃん」くちょくちょ?

かすみ「あっ?やだっ?またやめたらだめっ?だめなのっ?」

しずく「イキたくなっちゃった？」

かすみ「いき゛たいっ?いきたいれふっ?はーっ?いかせてぇ゛っ??」

しずく「じゃあどうすればいいのかな？」

かすみ「ごめんな゛さっ??ごめん゛なさぃっ??おねがいし゛ますぅっ?いか゛せてくらふぁ゛いっ??」

しずく「何がごめんなさいなの？」ぐにっ?ぐにゅっ?

かすみ「うそついてっ?…ぁっ?ことわ゛ったりしてぇ゛っ??」

しずく「そっかぁ、嘘ついてたんだねかすみさん」ちゅぷっちゅぽっ?

かすみ「ごめ゛っ…なさい゛っ??」

しずく「ううん、正直に謝れて偉いよ?かすみさんっ?」ぐーっぐにゅ?

かすみ「ひゃぁあっ??あ゛ぁっ?やぁ゛ーっ?」

しずく「逃げないのっ?」がしっ?

517 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 22:50:12.82 ID:t/qn5f7R.net

寸止めでおねだりさせてからイカせまくるの征服感あって最高にすき

518 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 22:51:41.75 ID:Q+85rTYy.net

かすみ「や゛ぁーあっ??うぁっ?あ゛ーっ??」ｶﾞｸｶﾞｸ

しずく「かすみさん?とってもかわいいよ?」

かすみ「ぅがっ??はーぁあっ?あ゛んっ…??」

しずく「よしよし…気持ちよくておかしくなっちゃいそうだねぇ?」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

かすみ「らぇ゛っ??なれらら゛め゛ぇっ??」

しずく「全部気持ちいいね?」

かすみ「あ゛っっ??あ゛ーっ?…やぁ゛っ??」ぶしゅっぶしゅっ?

しずく「お潮吹いちゃったねかすみさん…お布団汚しちゃったねぇ?」

かすみ「うぁ゛っ??…んぁ゛ーっ??はぁ゛ーっ??」

しずく「よしよし、何も考えずにいっぱい気持ちよくなろうね?」

しずく「ほら、これも使お？」

かすみ「やぁ゛ーっ…やだやだぁ゛っ??」

しずく「ほら…かすみさんの、もうとろとろだからすんなり入るね」

かすみ「やだよぉっしず子っ??ぁあ゛ーっ???」ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ

しずく「うわっ?すごっ?…」

かすみ「いゃあっ゛っっ??やぁ゛っうぅっ??」ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ

かすみ「たひゅけぇっ??んお゛ぁーっっっ??」

しずく「ヤバイよかすみさん…すごくえっちだよ?」

かすみ「しじゅこっ??しずこぉ゛っ???あ゛゛ぁっ〜〜っ??」

かすみ「ぁっ……」ﾊﾟﾀｯ

519 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 22:53:21.97 ID:Q+85rTYy.net

かすみ「うわぁ…びちゃびちゃ」

しずく「これ全部かすみさんが出したんだよ?」

かすみ「言うなぁっ！！…うぅ///」

しずく「ちゃんとお水飲んでね？出した分は入れないと」

かすみ「うるさいっ///」

しずく「明日、私オフだからお布団洗っとくね」

かすみ「あっ…当たり前でしょ！！しず子がめちゃくちゃにしたんじゃん！！」

しずく「おねだりしてたのに…」

かすみ「言わされたのっ！！しず子のせいだもんっ！！」

しずく「じゃあもう止めたほうがいい？」

かすみ「えっ…えっと…もうおばかーっ！！」

しずく「あははっ痛いってばっ」

かすみ「もーっ！！」

520 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 22:59:08.24 ID:Q+85rTYy.net

栞子「い…いけませんっ…ぁっ…こんな事…」歩夢「こんな事だから栞子ちゃんでするんだよ？」



栞子「……」ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

歩夢「…今日もちゃんと来たんだ、偉いね」

栞子「お願いします…もうこんな…」

歩夢「…おいで？」

栞子「…っ」ﾀｯ…ﾀｯ…

歩夢「…はい、かわいいよ栞子ちゃん」ｶﾁｬｯ

栞子「こんな事、侑さんに知られたら…」

歩夢「うるさいなぁ…」ｷｭｯ

栞子「う゛く゛ぅ゛…っ……」

歩夢「次侑ちゃんの事喋ったら、もう喋れないくらい首輪きつく締めるよ？分かった？」

栞子「…っはぁ…はぁーっ…ぁ゛っ…はぁ……」ｺｸｺｸ

歩夢「いい子だね…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

栞子「あっ……ん…っ」

歩夢「…いい感じだね」

栞子「ちがっ……そんな事ありませっ…ん…」

歩夢「ううん、ほら感じて？」

栞子「…ーっ……はぁ…んっ……ふっ」

歩夢「ほんとは自分でも分かってるでしょ？」

歩夢「後ろから私に包まれて、髪を撫でられるだけでおかしくなっちゃいそう」

栞子「んぅっ…ふうっ……ちがぅ…っ」

521 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 23:01:18.95 ID:Q+85rTYy.net

歩夢「気持ちいいね……首輪、ちょっときつくするね？」

栞子「あ゛っ…くふーっ…うっ…んっ…」

歩夢「苦しいのと気持ちいいのが同時にやってきて…辛い？」

栞子「あ゛っ…はーっ…んうっ…う゛ーっ……ひゃひ…」

歩夢「かわいそう…ぎゅーってしてあげる」ﾑｷﾞｭｰ

栞子「ひゃあ゛っ…っっっ…くぅっ…ふーっ…んんぅ゛っ」

歩夢「…がくがくするの止まらない？」

栞子「やぁ゛っ…やぇっ…んんぅ…っ…ひゅーっ…」

歩夢「あっこら、逃げちゃダメ」ｷﾞｭｯ

栞子「ぃや゛あっっ…やぁあ゛っ……あ…っ…………」

歩夢「…よしよし」

栞子「ひゅーっ…う゛…っ…ふゅーっ…んっ…」

歩夢「栞子ちゃんも私の練習着で悪い事してたもんね」

歩夢「……お互い様だよ？」

栞子「あ゛っ…はーぁ゛…っ」

歩夢「ちょっとお休みしたら…続き、頑張ろうね?」

522 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 23:02:16.39 ID:G2iNBFKv.net

急にどうして栞子ちゃんがと思ったら2本目だった

523 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 23:02:24.07 ID:iFp4/dDq.net

しおぽむ好き

524 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 23:03:24.94 ID:Q+85rTYy.net

栞子（…処理しなければいけない書類はこれで最後…）ｶｷｶｷ

栞子「ふぅ…んっ」

栞子「んんっ……あっ」

栞子（…歩夢さんとあんな事をするようになってから、もうどれくらいでしょう）

栞子（私が悪いんです、歩夢さんの練習着を…あんなはしたない事）

栞子（けれど…日に日に体が変に…なっていって…）

栞子「うぅっ…くぅっ……ふーっ…こんな所でこんな…っ」

栞子「んっ…ふーっ……」

栞子（どこも触ってないのに…）

栞子「あっ…あ゛ーっ……」

栞子（こんなの知らなっ）

栞子「はあ゛ーっ……」

ｶﾞﾁｬｯ

栞子「っ？！」ｶﾞﾀｯ

歩夢「失礼します…あっ栞子ちゃんだけ？」

栞子「はっ…はい、私だけ…ですっ」

歩夢「…そうなんだ」

栞子「…あの……んっ…何の御用ですか？」

歩夢「えっと…はいこれ、先月分の活動記録、遅くなっちゃってごめんね？」

栞子「いえ…」

歩夢「それとね…」ｽﾞｲｯ

栞子「な…何ですか…？」

歩夢「ふふっ、顔赤いよ？」

栞子「…っ！」

歩夢「ふーん…」ｽﾀｽﾀ

栞子「だ、ダメですっ！こちら側には一般生徒には見せられない書類も……」

525 ：名無しで叶える物語：2021/10/29(金) 23:07:35.18 ID:fNHZx+fA.net

首締めプレイとか侑ちゃんにはできないからね仕方ないね

526 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 00:17:42.58 ID:ysPiXcrB.net

歩夢「見せられないのは書類だけ？」ｶﾁｬｯ

栞子「ひゃっ…ん…」

歩夢「…こんな姿誰かに見られたら」

栞子「やめてくださ…っ」

歩夢「任期さえなければ生徒会長続けたかったって…せつ菜ちゃん、言ってたんだよ？」

栞子「はーっ…ん…いや…ぁっ」

歩夢「なのにこんな事…みんなにバレちゃったら…ふふっ、大変だね」

栞子「ひゃぁっ…ぁーっ…んぁ…」

歩夢「…首から下も触っちゃうね？」

栞子「んぅっ？！ら、らめれす！！いやっ…やめてっ！！」

歩夢「…肩震えてるよ？怖い？」

栞子「いやっ…やだぁっ……」

歩夢「…かわいいなぁ栞子ちゃん、とってもかわいいから…ダメなことしたくなっちゃうの」

歩夢「ごめんね？」

栞子「ゃ……ぁ…っ…あ゛ーっ…んんぅっ…ふーっ」

歩夢「…奥歯…がちがちしてる」

栞子「いにゃぁ゛あっ…はぁ…っ…んぅう゛ーっ…」

歩夢「胸ってえっちな気分の時に触ると凄いよね…このまま揉んだり、さきっぽつねったりしたら壊れちゃいそう？」

栞子「ひゅーう゛っ…はん゛…ぁっ……んぅうっ…」ｺｸｺｸ

歩夢「…そっかぁ」

歩夢「私、こんなの初めてなの」

歩夢「栞子ちゃんは大切な友達なのに…」

歩夢「なのにね、ダメなのに…ね、どうしてもいけないこと考えちゃうの」

歩夢「…ふふっ、ごめんね？」

歩夢「……ごめんねぇ………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

栞子「ひゅーっ…んっ…うぅ…あ゛っ…うぅーっ…あゆむひゃ…ん？」

歩夢「……壊れちゃえ?」ｷﾞｭｯ

栞子「っふ…っ…んっ〜っうぅうぅぅうっうぁ゛あっ…ッ…やぁ゛あ゛あーっあぅんぅう゛…っっ」

527 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 00:24:36.23 ID:ysPiXcrB.net

歩夢「ふふっ…椅子も壊れちゃうよ？」

栞子「はひゃぁ゛っ…ァあ゛っんんン゛ぅゥ゛ぁ……っ……」

歩夢「……?」


栞子「ん……ぅ……」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

かすみ「…しお子具合悪いの？」

栞子「ひゃっ？！…い、いえ…そういうわけでは…」

かすみ「でもさっきからずっとお腹押さえてるし…」

しずく「無理しないほうが良いよ、栞子さん」

栞子「いえ…ほんとに大丈夫ですから…」

歩夢「…もしかしてアレ？」

栞子「アレ？」

しずく「あぁ…なんかごめんね栞子さん」

栞子「い、いえ！そうではなく…」

歩夢「無理しないで？ほら、おいで？」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

栞子「…っ、大丈夫ですから」

歩夢「栞子ちゃん」ﾆｺｯ

栞子「…では」ﾎﾟﾌｯ

歩夢「…」ﾆﾔｯ

栞子「っ…！！！」ﾋﾞｸｯ

歩夢「大丈夫？私も結構重い方だから…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

栞子（お腹触られると…からだ痺れて…っ）

栞子「ぁ…のっ…大丈夫…ですからぁっ…」

歩夢「我慢しないで？こうすると結構楽になるでしょ？侑ちゃんに教えてもらったんだ〜」

栞子「ふーっ…んっ…はぁ…ぁーっ…んっ……ふー…ふー……う゛っ…」

歩夢「…ねぇ、凄くエッチな声漏れてるよ？（小声）」

栞子「んぅっ…！！と、トイレ！！イきたいので…はなしてぇっ…くださ…っ」

歩夢「トイレ？うん一緒に行こっか」

栞子「いえ…一人で…」

歩夢「行こ？」

栞子「…はい」

528 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 00:31:15.99 ID:ysPiXcrB.net

歩夢「…」ﾊﾞﾀﾝｯ…ｶﾞﾁｬｯ

栞子「あの…トイレくらい一人で」

歩夢「嘘つき」

歩夢「栞子ちゃん、いつも必ず部室来る前にトイレ寄るよね」

栞子「ち、違っ！本当に…」

歩夢「ねぇ、トイレで何するつもりだったの？」

栞子「……体が…変に疼いて……何も手に付かなくて…っ」

歩夢「うん」

栞子「それで…そのっ…う…ぅずきを…おさめ…ょう…と…っ…」

歩夢「収めるために？」

栞子「うぅ…っ……………」

歩夢「栞子ちゃん」

栞子「………はい」

歩夢「耳まで真っ赤だよ？」

栞子「……うぅ…」

歩夢「そんなに恥ずかしい事、どうしてしようと思っちゃったの？」

栞子「それはっ！！」

歩夢「栞子ちゃんがエッチだから？」

栞子「違いますっ！！歩夢さんが…あんな事するから」

歩夢「ふふっ、おかしな栞子ちゃん」

歩夢「普通の子はお腹さすられてもエッチな気分になんてならないよ？」

栞子「それは…それも歩夢さんが…っ」

歩夢「全部私の所為なの？栞子ちゃん、私の練習着で何してたんだっけ？」

栞子「え……」

歩夢「私、びっくりしちゃった…栞子ちゃんがあんな事する子だと思ってなかった」

栞子「それ…は……ちが」

歩夢「違わないよね？あの時からエッチな変態さんだったんだよね」

栞子「………ひぐっ…うぅっ…ぐすっ……ごぇ…なさっ…」

529 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 00:33:10.55 ID:xfvIC/5T.net

淫猥な歩夢さんもいいですね…

530 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 00:40:34.70 ID:ysPiXcrB.net

歩夢「……ふふっ…ごめんね？」ﾆｺｯ

歩夢「からかい過ぎちゃったね…よしよし…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

歩夢「ごめんごめん……」ﾁｬｷｯ

栞子「ぁ……」

歩夢「…ほら、エッチな事したかったんでしょ？」

栞子「あ…ぅ…」

歩夢「良いよ、私が見てあげるから好きなだけシて？」

栞子「や…です、見られながら…なんて…」

歩夢「どうして？恥ずかしい？」

栞子「あたりまえです…」

歩夢「ふふっ…ふふふふっ?……ほら、見て？」

栞子「っ？！」

歩夢「いままでの…全部録画してたんだよ？」

栞子「け、消して下さい！！」

歩夢「だーめ、ふふふっ…恥ずかしいね、こんなの」

歩夢「誰かに見られちゃったらどうする？」

栞子「や…め……て…それ…だけ…は…」

歩夢「じゃあ早くして？今回は録画しないでおいてあげる」

栞子「……っ」

歩夢「……?」

栞子「ん……ふっ……んー…っ……ふぅっ……」

歩夢「栞子ちゃんでもこういう事知ってるんだね、ちょっと意外かも」

栞子「歩夢さんがっ…しろって…んっ…んぅっ…」

歩夢「…私は一言もオナニーしろなんて言ってないよ？」

歩夢「栞子ちゃんが勝手に始めたんだよ？」

栞子「うぅっ…はーっ…んっ…そんな…ぁっ…かって…な…」

531 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 00:57:45.00 ID:ysPiXcrB.net

歩夢「…んー、これ見て？」

『ぁ゛ーっ…くぅ゛…っっ…ゃあぁぁ゛あ゛あ…っく……ふーぅっう゛う゛ぅっ…』

栞子「やぇてっ…んんぅ゛っ……みせな……でっ」

歩夢「普段は凛としてて、真面目な栞子ちゃん…これと同じ人とは思えないよ？」

栞子「あぅ゛っ…ん…っ…ふー…う゛…ぁ゛…っ……」

歩夢「…指動きっぱなし…本当にエッチな子なんだね栞子ちゃんって」

栞子「ひがっ…ぅうっ…あ゛っ…！…んんぅ゛ぁーっ…」

歩夢「………どうしたの？いつでもイっていいよ？」

栞子「っ…ぅあ゛ーは…ぁっ……イけなっ…あ゛っ……ふぅ゛ーっ…」

歩夢「イけないの？……あぁ、そっか」

歩夢「首輪付けてる時は私がしてあげないとダメなんだったね?」

栞子「んん゛ぅ゛ーっ……ぁ…ゆむ゛…さぁ゛っ…」

歩夢「……しないよ？」

栞子「ぇ゛…っ？！」

歩夢「だって今、栞子ちゃんとってもかわいいんだもん」

歩夢「もうちょっと楽しませて？」

栞子「やぁ゛ーっ…ぁだっ…ゃだぁ゛っ」

歩夢「涙拭いてあげるね？」

栞子「ん゛ん゛っ…ぅ゛ーぁ…あっあーぁ゛…ふぅ゛ーっ…くぅっ…」

栞子「かぁ゛は…っ………ぁ゛…あ………ぁ……ーっ…」

栞子「ぁ………ぅ…っ…」ｶﾞｸｯ

歩夢「…ちょっとやりすぎちゃったかな？」

532 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 01:03:33.14 ID:ysPiXcrB.net

栞子「ふっ…ふーっ…んっ……ぁ…っ…」

栞子（昔はこれでイけてたのにっ…）

歩夢『栞子ちゃん、土日の間この首…チョーカーを付けてて？』

歩夢『外してた時間が解るようになってるから…お風呂の時以外は付けててね？』

栞子「んっ…く…る…っ……んぁ゛っ……あ…っ…」

栞子（これで何回目…？イけそうなのにっ…イけな…っ）

ｺﾝｺﾝ

栞子「？！」

「…栞子様、お夕食の準備ができております」

栞子「は…はい、すぐ…行きます」

栞子（…自慰に夢中で…足音を聞き忘れて…）

栞子（私は……こんな…はしたない人間だったのでしょうか）

栞子「……私は…」

533 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 01:06:36.41 ID:ysPiXcrB.net

栞子『これ…歩夢さんの？』

栞子（忘れ物でしょうか…今ならまだ届けられるでしょうか？）ｽｯ

ﾑﾜｧｯ

栞子『…っ』

栞子（歩夢さんの…匂いが……）

栞子『…………』ﾄﾞｷﾄﾞｷ

栞子（い、いけませんっ…何を考えているんですか私は…）

栞子『………』ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

栞子『……誰も…居ませんよね？』ｷｮﾛｷｮﾛ

栞子『…んっ…すぅー…』

栞子（…いい匂い…）

栞子『…すー……すー…』

栞子『歩夢さん…っ……んっ』

ｶﾞﾁｬｯ

歩夢『…あっ栞子ちゃん、えっ？…それ…』

栞子『あ……いえ…そのっ…ちが』

歩夢『…それ、私のだよね？返して？』

栞子『ち、違うんです！！これは…とっ…届けようと』

歩夢『……匂い嗅いで何してたの』

栞子『ちが…ちがくて……違うんです…』

歩夢『……えいっ』ﾎﾞﾌｯ

栞子『んんっー！！』

歩夢『…どう？どんな匂い？』

栞子『ふぅっ…んーっ！』

歩夢『…教えて？』

歩夢『栞子ちゃん…?』

534 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 01:08:52.13 ID:ysPiXcrB.net

栞子（…もう前までみたいには、戻れない……）

栞子「…ふっ……ぅ…」ｶﾁｬｯ

栞子（…ごめんなさい歩夢さん…っ）

栞子（約束を…破ってしまいました、私は悪い子です…）

栞子（…きっと怒るでしょうね…全部話してもらっても構いません）

栞子（……さようなら、歩夢さん）




歩夢「それで外しちゃったんだー」

栞子「ぁ゛ーっ……ぃくっ…うぅ゛…あ…」

歩夢「外した後何回オナニーしたの？」

栞子「してなぁっ…うぅうぅ゛うう゛っ…ぉんとにひれっ…ぁい…」

歩夢「ふーん、まあ関係ないけどね」

栞子「やぁ゛っ…や゛っ…んやっ…あっ…やぁ゛だっ…」

歩夢「栞子ちゃんに決定権なんて無いんだよ？」

歩夢「栞子ちゃんはもうこんな関係辞めたいって思ってるのかもしれないけど…」

歩夢「私は、まだ辞めたくないなぁ?」

栞子「あ゛っ…あ゛ーっ……はぁ゛ーっ…」

歩夢「かわいいよ栞子ちゃん」

栞子「んぅ゛ーっ…うぅ゛ーっ……うっ」

歩夢「ふふっ…キスしちゃった」

歩夢「こんな乱暴なキス…侑ちゃんには絶対出来ない…んむっ」

栞子「んん゛ーっ…うぅ゛っ…ぁ゛…ん゛」

歩夢「ふーっ…分かってると思うけど…私の本命は侑ちゃん、栞子ちゃんはただの…友達だから」

歩夢「それにあんなとこ見られちゃったんだもんしょうがないよね？」

栞子「あ゛ゅむさぁ゛っ…あゆむ…ぅさ…ん゛っ…」

歩夢「ほらっ…飛んじゃえっ…」

栞子「あ゛ーぁあ゛っぅうう゛ぅう゛ぁ゛あーっ……あ゛っ…ぅ…」

歩夢「ふふっ?……ごめんね？…でも…ふふふっ?…かわいいなぁ?」

535 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 01:11:42.55 ID:ysPiXcrB.net

歩夢『…あれ？』

侑『どうしたの？』

歩夢『…練習着忘れてきちゃったみたい』

侑『えっ、一緒に行こっか？』

歩夢『ううん、侑ちゃん今日発表会だったんでしょ？先に帰って休んでて？』

侑『うーん…うん、分かった！じゃあね！』

歩夢『あとでねっ』ﾄﾀﾄﾀ


歩夢（部室、開いてるかな…職員室で鍵取ってきた方が良かったかも…）

ｶﾞﾁｬｯ

歩夢（良かったぁ、開いてる…）

歩夢『…あっ栞子ちゃん、えっ？…それ…』

栞子『……！！！』



栞子「ん……すぅ……すぅ……んんっ」ｽﾔｽﾔ

歩夢「…ふふっ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

歩夢「……あの時の栞子ちゃんの顔が忘れられないの」

栞子『あ……いえ…そのっ…ちが』

歩夢（悪事がバレた子供みたいな目…）

歩夢（片手で練習着、もう片方は…スカートの中）

歩夢（頬は赤く染まって…何してるかなんて一目で判るのに）

歩夢（…虐めたいって思っちゃったの）

歩夢（あんなの初めて……どうしたら良いか分かんなくて）

歩夢（ダメだって分かってるのに……）

ﾋﾟﾛﾝ

歩夢「…侑ちゃん？……えっ今から？」

歩夢「……どうしよ」

栞子「………すー……ん…」

歩夢「……ごめんね？」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ…ﾄｽｯ……ｺﾞｿｺﾞｿ…ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

536 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 01:16:11.59 ID:PAHDedPp.net

栞子ちゃんは嗜虐心そそられるのわかる

537 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 01:20:53.16 ID:ysPiXcrB.net

ｶﾞﾁｬｯ

侑「…歩夢」

歩夢「侑ちゃん、どうしたの？」

侑「……んとさ」

侑「最近、歩夢って栞子ちゃんと仲いいよね」

歩夢「えっ？…そう、かな？」

侑「うん…かなりね」

侑「それでさ…二人って付き合ってるの？」

歩夢「え…？」

侑「いやー、えへへっごめんね？こんな事聞いちゃって…」ﾆﾔﾆﾔ

侑「でもさー、ちょっと気になるじゃん」

歩夢「ゆう…ちゃ…？」

侑「私もそろそろ恋愛とかしてみたいし、参考までに…歩夢？」

歩夢「…ぁ……うん、そう…なんだ」

侑「恥ずかしいなら別に大丈夫だけど……ごめんね？」

歩夢「ううん、平…気」

侑「そう？」

歩夢「うん……」

侑「そっか…えへへっ、応援してるよ歩夢っ！じゃあね」

歩夢「ぁ…うん、また…ね」

538 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 01:22:35.74 ID:ClNG8xsi.net

これはつらいにゃ……

539 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 01:23:19.94 ID:ysPiXcrB.net

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

栞子「ぅ…あ……」

歩夢「ごめんね？狭かった？」

栞子「ぃえ…へぃきです……」

歩夢「…立てる？」

栞子「ふっ…うぁっ」ﾄﾞｻｯ

歩夢「……変態」

栞子「ぁゅむさん…？」

歩夢「服の匂いなんかで興奮してたんだ…」

栞子「……ごめ…なさっ………ぇ？」

歩夢「…っ…ぐすっ…うぅうぅっ…」

栞子「ぁの…」

歩夢「ごめんね…っ…ごぇっ……」

栞子「あゆむ…さん……？」

歩夢「うぅっ…あぁぁあんっ……」



栞子「あの…本当に宿泊しても…大丈夫なのですか？」

歩夢「うん」

栞子「ですが…」

歩夢「今日は…お父さんもお母さんも居ないから」

歩夢「栞子ちゃんこそ大丈夫なの？」

栞子「今日は…外泊すると言ってありますから」

歩夢「へぇ…よく許してくれたね、厳しいんでしょ？」

栞子「同性ですし…万が一間違うような事も無いと思ったのだと思います」

歩夢「そうなんだ、ふふっ…くふふっ、間違いって…あははっ」

歩夢「ふーん…そっかぁ」ﾄﾞｻｯ

栞子「あっ…」

540 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 01:24:56.72 ID:ysPiXcrB.net

歩夢「……これ、何だと思う?」

栞子「あ、歩夢さんの…練習着です」

歩夢「うん、あの日栞子ちゃんが使ってた…」

栞子「……」

歩夢「…昨日の練習で使ったの、今日は自主練で」

歩夢「ふふっ…ほらっ」ﾊﾟｻｯ

栞子「わっ…」

歩夢「洗って無いよ？二日分の汗がそのまんまだよ？」

栞子「……」

歩夢「…ねぇ、私達何回こうした？」

栞子「おぼえて…んっ…無いです…」

歩夢「そっか」

歩夢「…ごめんね」

栞子「…わたしが…わるいんです」

栞子「わたしがあんな事…しなかったら…っ」

歩夢「……ねぇ、お互いここまで来ちゃったんだし」

歩夢「これからもっとずっと、間違えちゃお？」

栞子「それ…は」

歩夢「ダメ？」

栞子「歩夢…さんは、んっ…それで良いんですか？」

歩夢「…んむっ…んっ…れぉ…っ…ん……」

栞子「…ぷはっ………おまかせ…します」

歩夢「……言ったからね」

541 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 01:25:01.32 ID:1xXa2tH8.net

栞子にいくのと同じくらい強気でいけば余裕で落とせるのに

542 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 01:30:32.59 ID:ysPiXcrB.net

歩夢「下着、私のだとちょっと大きいかもしれないけど…」

栞子「い、いえ…自分の物で大丈夫ですから…」

歩夢「ブラは平気かもしれないけど…下はびちゃびちゃだよ？」

栞子「では…その、ショーツだけお借りします」

歩夢「じゃあ…はいこれ、ごめんね私こういうのしか持って無くて」

栞子「いえ、可愛らしくて歩夢さんによく似合うと思いますよ？」

歩夢「…栞子ちゃんが履くんだよ？」

栞子「ひ…人に見せるものでは有りませんし…」

歩夢「ふふっ…そうだね、シャワー浴びてて？その間にタオルと朝ごはん用意しとくから」

栞子「色々と…ありがとうございます」

歩夢「…栞子ちゃん」

栞子「あっ…も、もう朝ですよっ？！」

歩夢「…すーっ、ちょっと汗っぽい…栞子ちゃんの匂い」

栞子「やっ…やめてくださ…恥ずかしいです」

歩夢「さっきまでのは恥ずかしく無かったの？」

栞子「うぅ…っ……いじわるです」

歩夢「ごめんね？栞子ちゃん見てると…意地悪したくなっちゃって」

栞子「…それは……私があんな事をしたからですか…？」

歩夢「うーん…きっかけはそうだけど、多分…分かんないけど、違うと思うなぁ」

歩夢「……あっ、ごめんね？早くシャワー浴びたかったよね」

栞子「…その、嫌いでは無いので」

歩夢「え？」

栞子「こういう事、歩夢さんとなら嫌じゃ…な、何でも無いです！お風呂場お借りしますっ！！」ﾄﾀﾄﾀ

ﾊﾞﾀﾝ

歩夢「…嫌じゃない…かぁ」ﾎﾞﾌｯ

歩夢「はぁ…」

歩夢「私って嫌な子」

歩夢「……いつか」

歩夢（いつか好きには………なんて）

歩夢「よいしょ…タオルと朝ごはんと…あと洗濯しないと…お母さん達が帰ってくる前に終わらせて───」

543 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 01:39:35.48 ID:ysPiXcrB.net

>>535から分岐

「ちょっと散らかってるけど……」

「そんな事無いって、歩夢の部屋はいつもきれいだよ」

「そう…かな…？」

「うん、ごめんね突然遊びに行きたいなんて」

「ううん、全然そんな事無いよ！」

「ほんとに？」

「うん、丁度私も暇だったから」


栞子「んん……っ……」

栞子（あれ…私、歩夢さんの部屋で…）

栞子（これ…歩夢さんの私服？……押入れ？）


「遊ぶって言ってもちょっと歩夢と話したかっただけなんだよね」

「そうなの？珍しいね侑ちゃんからなんて」

「そんな事無いよ」

「…侑ちゃん？」

「…ううん、何でも無い」


栞子（…私、気絶してしまって……侑さんにそれがばれないよう私を隠した…のでしょうか）

栞子「っ…」

栞子（ここ…っ…歩夢さんの匂いが……うぅっ…何でこれだけでっ…？）


「侑ちゃんは音楽科、どういう感じ？」

「うーん、充実してる？…かな」

「わからない所はみんな教えてくれるし内容も結構楽しいから」

「…それよりさ、私は歩夢の事が聞きたいな」

「私？」

「うん、やっぱり側に居ない時間が増えるとなんか不安なんだよね」

「私はほんとに今まで通りだよ？侑ちゃんが転科した事くらい」

544 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 01:42:09.42 ID:ysPiXcrB.net

栞子「ふーっ…ん……ぅ……ぁ……」

栞子（甘くて……頭に直接響いて…っ……ちかちかする…っ…）


「…そっか」

「嘘つき…っ！！」ﾀｯﾀｯﾀｯ

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

「……居ない…うそ…なんで」

「どうしたの？侑ちゃんちょっと変だよ？」

「…変なのは歩夢だよっ！！」

「最近付き合い悪いし……時々部屋から知らない人の声だって……」ﾄﾞｽｯ

「ゆ、侑ちゃんっ…」

「…シーツ、歩夢じゃない匂いがする」

「侑…ちゃん？」

「ねぇ答えて……っ」

「…ぁ…歩夢は…、誰と…ど…っ…どういう関係…なの…っ？」

「…………あっ」

「……んっ…ふっ…んむっ…んんっ…ぁ…っ」

「不安になっちゃった？」

「………大丈夫だよ、安心して？」

「侑ちゃんへの思いは変わってないから」

「で…っ…でもっ…シーツ…んんっ…んっ…ふーっ…んぅっ……」

「落ち着いて？不安で疑心暗鬼になっちゃったんだね…大丈夫だよ…私を信じて…よしよし」

「あゆむぅっ…うっ…」

「大丈夫大丈夫…」

545 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 01:42:51.28 ID:ysPiXcrB.net

歩夢「今度一緒にお出かけしよっか」

侑「うん、えっと…なんか今日は…ごめんね？」

歩夢「ううん、私こそ…不安にさせちゃってごめんね？」

侑「歩夢…」

歩夢「…んっ…また明日ね」

侑「うん、おやすみ」

ｶﾞﾁｬｯ…ﾊﾞﾀﾝ

歩夢「………やめなきゃ、こんな事」


ｶﾞﾗｶﾞﾗ

栞子「ぅ…あ……」

歩夢「ごめんね？狭かった？」

栞子「ぃえ…へぃきです……」

歩夢「…立てる？」

栞子「ふっ…うぁっ」ﾄﾞｻｯ

歩夢「……ごめんね」

栞子「ぁゅむさん…？」

歩夢「もう、辞めるね？」

栞子「……ぁ」

歩夢「…ごめん…ね」



栞子「はぁっ…っぁ……んんっ……」

栞子（自分じゃ満足できなっ……）

栞子「んっ………くぅっ……」

栞子「ぁっ…はっ……」

栞子（あんな…無理やりされてたのに…）

栞子「っ…はーぁっ…　んっ…」

栞子（……ダメ…忘れられない……歩夢さんの）

栞子「っ…ふーっ……んっ……」

栞子（歩夢…さんっ……）

栞子「ぁっ…あーっ………」

546 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 01:48:37.28 ID:LGr2/KMe.net

悪い女だ…

547 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 01:56:43.81 ID:ksGGUh6C.net

どちらかを選べばどちらかが不幸になる…罪な女はつらいにゃ

548 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 02:02:47.25 ID:XPjnPTe/.net

開き直って二人とも堕とすしかない

549 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 11:35:26.77 ID:ysPiXcrB.net

侑「んっ…あっ…ぅ…っ…んんっー…！」

歩夢「……もうイっちゃった？」

侑「だっぇ……あゆむじょうずだから…っ…はぁっ」

歩夢「そ、そう？」

侑「…はぁ…っ……あのさ」

侑「初めてじゃ無いよね」

歩夢「…えっ？！」

侑「……やっぱり本当は」

歩夢「ち、違うの！！」

侑「……本当のこと話してよ」

歩夢「侑ちゃん…本当に！」

侑「嘘つかれる方が辛いよ……それに…歩夢の事嫌いになったりしないって…約束するから」

歩夢「……えっ…と──」



栞子「……あの、大丈夫なんですか？歩夢さんはもう侑さんと……」

歩夢「大丈夫だから…入って？」

栞子「はぁ…」ｶﾞﾁｬｯ

侑「こんにちは」

栞子「っぁ……侑…さん？」

侑「…これからね、歩夢とどんな事したのか、全部実演してもらうから」

侑「よろしくね？」

栞子「えっ？…えっ？…歩夢さん？！」

歩夢「……ごめんね？」ｶﾞﾊﾞｯ

栞子「やっ！やめてっ！…こんなの嫌ですっ！！」

歩夢「…だって侑ちゃんが見たいって言うんだもん」

栞子「……イヤぁっ！！侑さんっ…助けっ…！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

侑「……」ｼﾞｰｯ

550 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 11:36:35.51 ID:ysPiXcrB.net

歩夢「首輪、ちゃんと持ってきた？」

栞子「捨てましたっ！！だからっ…ひゃっ？！」

歩夢「……」ｺﾞｿｺﾞｿ

歩夢「……なーんだ、ちゃんと持ってきてたんだね」ｽｯ

ｶﾁｬｯ

栞子「っ…い……やっ…ゃ…だ……」

歩夢「…ふふっ、おとなしくなったね」

栞子「…あっ…ぁ……あゆ…む…さっ」

歩夢「……ふふっ、その顔…助けを求めてるんだろうけど」

歩夢「逆効果だよ…?」

「あっ…あ゛ーっやだぁ゛っ……んぁ…ぅっ…──」


栞子「──…ぁ…っ……ぅ……っ……」

歩夢「はぁ…っ…はぁ……大体、こんな感じかな……これで良い？侑ちゃん」

侑「//////」

歩夢「…侑ちゃん？」

侑「け、けだもの…///」ｼﾞﾄｰ

侑「私の知らない所でこんな事…してたなんて」

歩夢「……ごめん…なさっ」

侑「ずるい！」

歩夢「…え？」

侑「栞子ちゃんばっかりずるい！」

侑「私もめちゃくちゃにされたい！！」

歩夢「ゆ、侑ちゃん？」

侑「混ぜてよ！！！」

歩夢「だって…！……こんなの……浮気…だよ？」

侑「私まだ告白してないから浮気じゃ無いよ！！」

歩夢「えっ？！…あっ…そうだったんだ……じゃあ昨日のは？」

侑「私のほうが先に好きだったのに取られそうだったから焦っただけだよっ！！」

侑「ずるいずるい！！まーぜーてー！！」

歩夢「えっと…えっと……じゃ、じゃあ……」

551 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 11:37:23.55 ID:ysPiXcrB.net

侑「んっ…ふむっ…んんっ…れぉっ……ぷはっ」

栞子「はーっ…はーっ…っ…んっ……」

歩夢「ふふっ、二人とも上手にフレンチキス出来たね」

侑「はーっ…あゆむー…っ」

栞子「あゆむさっ……もう」

歩夢「ダーメ、もっと練習してからじゃないと」

歩夢「侑ちゃんと栞子ちゃん、どっちが先に私とキスできるかなー？」

侑「ふむっ…んんーっ…んぷっ」

栞子「んっ…はむっ……んーっ…じゅぷっ……」



＠おわり＠

552 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 11:38:40.52 ID:XPjnPTe/.net

すごい展開になってた
でもこれならハッピーエンドで丸く収まるね

553 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 11:39:16.86 ID:4Xq+HAoS.net

文句なしのハッピーエンドだね！

554 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 12:22:47.24 ID:JxgJir6q.net

どちらのルートでも歩夢の調教力すごい

555 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 22:06:56.49 ID:ysPiXcrB.net

果林「選挙？」


エマ「果林ちゃん！！起ーきーてー！」

果林「んんっ…えま……？」

エマ「もう十時だよ？早く起きないとー！」

果林「…何言ってるのよぉ……きょうは日曜日……休日……」

エマ「だーめ！今日は選挙の日でしょ！！」

果林「せんきょ…？」

エマ「そう！」

果林「なあにそれ……」ﾎﾟｰ

エマ「国の偉い人を決める大事な投票だよ」

果林「……じゃあ私には関係ないわね」ﾊﾟﾀｯ

エマ「あっ！ダメだよ！ちゃんと一人ひとりが考えないと！果林ちゃー……」

果林「すぅ……すぅ……」



ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

果林「んんっ…もう朝…？」

果林「ふわぁぁあっ……支度しなくちゃ」


果林「今日は……エマ、起こしに来てくれなかったわね……」

果林「昨日ちゃんと起きなかったから怒って先行っちゃったのかしら……」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ


「……！！」ｶﾞﾔｶﾞﾔ


果林「何かしら…学校の方から？」

果林「行ってみましょう」ﾀｯﾀｯﾀｯ

556 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 22:08:31.38 ID:ysPiXcrB.net

「適正党の横暴を許すなー！」

「「許すなー！」」

「スクールアイドル活動の自由を返せー！」

「「返せー！」」

果林「な、何よこれ…デモ？」

歩夢「あっ！果林さん！！」

侑「果林さーん！！」ﾀｯﾀｯﾀｯ


果林「侑、歩夢。どういう騒ぎなの？」

侑「大変なんだよ！昨日の選挙で適正党が勝って、スクールアイドル活動を禁止しちゃったんだ！！」

果林「えぇっ？！どういう事？」

歩夢「そういう公約を掲げてたんです、個人個人の適正に合った仕事を選んでくれる代わりに、スクールアイドルみたいな娯楽活動は禁止って……」

果林「何よそれ、めちゃくちゃじゃない」


エマ「おうぼうをゆるすなー！！！！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

果林「あれは…エマ？！あの横断幕は何…？」


　　?*(..`д´..)*?
［スクールアイドル］
［　絶対死守！！　］

エマ「とつげきー！！」

「「わあああああああああ！！！！！」」

機動隊「止まりなさーい！！放水開始！」

「「ぐわああああああ！！！！……」」

果林「酷い…水鉄砲でみんな倒されちゃったわ…」

果林「何かスクールアイドル禁止を辞めさせる方法は無いの？！」

侑「それは……」

歩夢「…昨日の選挙で…ちゃんと投票してれば…」

果林「…そんなっ…じゃあもう今からは」

557 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 22:09:16.61 ID:ysPiXcrB.net

せつ菜「果林さん達何してるんですか？！はやくこのヘルメットをかぶってゲバルト棒片手に突撃して下さい！！」

果林「せつ菜…？！何その格好は……」

せつ菜「適正党が選挙で過半数を獲得してしまった以上、私達はこうして暴力に訴え出るしか無いんです！！行きますよ！うおおおおおおおおお！！！」

侑「う、うおおお！！」

歩夢「あっ侑ちゃん危ない！放水が来るよ！！」

侑「ぶふっ」ﾄﾞｻｯ

歩夢「侑ちゃんっ！！」

侑「あ…ゆむ……愛して…る……よ」ﾊﾟﾀｯ

歩夢「そんな……っ、侑ちゃん‥っ…侑ちゃん！侑ちゃーんっ！！！！！」

「ぐわああ！」「ﾀﾞﾚｶﾀｽｹﾃｰ！」「ｾﾂﾅｽｶｰﾚｯﾄｽﾄｰﾑ！！」

果林「こんな……こんな事なら…」

果林「昨日ちゃんと選挙に行けば良かったーっ！！」

─────────

──────

───

558 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 22:09:51.94 ID:ysPiXcrB.net

果林「っ！！！……あら…？」ｶﾞﾊﾞｯ

エマ「お、おはよう果林ちゃん……」

果林「ゆ、夢…？」

エマ「どうしたの？怖い夢でも」

果林「まだ選挙終わってないわよね？！」

エマ「え？う、うん。そのために起こしてたんだよ？……もしかして！」

エマ「本当はちゃんと覚えてたんだね？！果林ちゃん偉いよーっ！！」ﾑｷﾞｭｯ

果林「こうしちゃいられないわ！早く投票に行きましょう！」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

エマ「うん！行ってらっしゃ〜い！」

果林「エマも投票するのよ！！」

エマ「あ、私スイス国籍だから日本の投票権が無いんだ〜」

果林「あら…そうなの？どうしようかしら……」

エマ「…もしかして迷っちゃいそう？そういう事なら一緒に投票所まで行こうねっ！」

果林「助かるわ」

エマ「うんっ！」


エマ「着いたよ！」

果林「…よく考えたら私、候補者の事よく調べてないわ」

エマ「じゃあネットで軽く検索してみたら？」

果林「えぇ、そうね」

果林「うーん…みかん一律給付……白米増産で食料自給率アップ……小麦栽培を支援してパン立国……幼馴染との結婚を義務化……どれが良いのかしら」

エマ「それは人それぞれだよ、自分にとって何が大事かで決めるのが良いんじゃないかなー？」

果林「うーん……よし、決めたわ。行ってくるわねエマ」

エマ「うん！迷わないように気をつけてねー！」

果林「えぇ！」



エマ「あ、来た！果林ちゃーん！」

果林「ふぅ、意外と簡単だったわ」

エマ「ふふっ、ちゃんと投票出来て良かったね！」

果林「えぇ、あんな風にならないためにもしっかり選ばないとね」

エマ「え？……ふふっ、そうだねっ」ﾆｺｯ

559 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 22:15:07.50 ID:Fs+BcUHB.net

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ 4番目の候補者がおすすめですよ

560 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 22:22:09.97 ID:JxgJir6q.net

そうか今は18歳からだから果林さん選挙権あるんだな

561 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 22:44:54.43 ID:e1fB6DbE.net

適性党はそんな公約でも過半数取れたのか
向いてる仕事くれるのは確かに魅力だけど

562 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 22:47:33.27 ID:D2zkvQWK.net

一周回ってみかん一律給付が1番マシだなってなってそこそこの票を稼ぎそう

563 ：名無しで叶える物語：2021/10/30(土) 22:50:13.36 ID:8unWs3AD.net

投票するから可愛い幼なじみを下さい

564 ：名無しで叶える物語：2021/10/31(日) 00:27:36.58 ID:Y1F3I0ni.net

ちょっと待てよ、こんな超大作進んでたのかよ
途中で気づけてよかったわ
@は人妻よなぁ〜そそるわ

565 ：名無しで叶える物語：2021/10/31(日) 01:14:51.82 ID:lNIshKz3.net

ハート？が文字化けしてるのはうちだけ？

566 ：名無しで叶える物語：2021/10/31(日) 01:24:40.98 ID:rtgVAUbS.net

1です。専用ブラウザ使って書き込んでたらハートが全部？になっちゃったみたいです。脳内補完でお願いします

567 ：名無しで叶える物語：2021/10/31(日) 12:40:48.68 ID:XQ9jBDC7.net

みんなも選挙に行こう

568 ：名無しで叶える物語：2021/11/01(月) 00:08:28.30 ID:8WiglsBt.net

うぃっす

569 ：名無しで叶える物語：2021/11/01(月) 11:30:06.27 ID:ToqgjQQt.net

ほし

570 ：名無しで叶える物語：2021/11/01(月) 23:25:29.11 ID:uQQHRG8O.net

投票行って外食するんだ

571 ：名無しで叶える物語：2021/11/02(火) 01:19:18.62 ID:A2mDrl4A.net

歩夢「うぅ…さむい…」

かすみ「こんにっちわー」ｶﾞﾁｬ

かすみ「…あれ？歩夢せんぱいだけとは珍しいですねぇ」

歩夢「うん…侑ちゃん課題で忙しいらしくて……」

かすみ「あーん…せっかく寒いから侑せんぱいに抱きついて温かくなろうと思ったのに……」

歩夢「！」

歩夢「かすみちゃん！ほら！」

かすみ「…え？」

歩夢「ほーら！！」

かすみ「えぇ？！」

歩夢「寒いんでしょ？」

かすみ「でもぉ」

歩夢「おいで！！」

かすみ「歩夢せんぱい、そういうキャラだったんですか？」

歩夢「む、私だってかすみちゃんと仲良くしたいのに……」

かすみ「えっ？！えっとぉ…」

歩夢「えいっ」ｸﾞｲｯ

歩夢「ん〜温か〜い！かすみちゃん体温高いんだね〜」ﾑｷﾞｭ

かすみ「むぐぅ…く、くるしぃですよぅ」

歩夢「あっごめんごめん、ふふっ湯たんぽみたい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

歩夢「かすたんぽ」

歩夢「あいたたたた！！ごめんなさいごめんなさい！」

かすみ「カスはだめですぅ！」ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ

かすみ「ん……」ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ

歩夢「…どうかした？」

かすみ「歩夢せんぱいのふともも、さわり心地良いですね」

歩夢「そ、そう？」

かすみ「すべすべです」ｻﾜｻﾜ

歩夢「…んふふっ、…あははっくすぐったいよ！」

572 ：名無しで叶える物語：2021/11/02(火) 01:21:00.01 ID:A2mDrl4A.net

かすみ「…」ﾆﾏｧ

かすみ「おりゃりゃ！」

歩夢「あははっ、ひゅっ、ひひっ…このーやったな！」ｺﾁｮｺﾁｮ

かすみ「効きませ〜ん！」

歩夢「えー？！」

かすみ「かすみんにくすぐりは効かないんです！」

歩夢「なにそれずるい！」

かすみ「ず、ずるい？そう言われても困っちゃいますよぅ」

歩夢「ずるいよ！」ｵｼﾀｵｼ

歩夢「むぅ……」

かすみ「あ、あの…歩夢せんぱい？」

歩夢「えいっ！」ｺﾞﾛｯ

かすみ「うわぁあっ！！」

歩夢「悪いかすみちゃんは抱き枕にしちゃうもんね！」

歩夢「名付けてかすま「かすはダメですぅ！！」

かすみ「もーっ！歩夢せんぱいっ！」ｸﾞﾙｯ

歩夢「わっ？！」

かすみ「ちっ近……かすは…ダメです///」ﾒｿﾗｼ

歩夢「…ふふ、どうしたの照れちゃって」

かすみ「そ、そんな事…無いですけど///」ｸﾙｯ

歩夢「あ、ダメ！私かすみちゃんのお顔もっと見たい」

かすみ「ダメです…かすみんのお顔は安くないです///」

歩夢「えー、じゃあ幾らで買えるの？」

かすみ「100おくまん円です」

歩夢「…んー、じゃあ私でどう？」

かすみ「…え？……はぁあ？！」ｸﾞﾙｯ

歩夢「あ、こっち向いてくれた」

573 ：名無しで叶える物語：2021/11/02(火) 01:21:58.68 ID:A2mDrl4A.net

かすみ「な、何言ってるんですかぁ！」

歩夢「私には100億万円の価値…無い？」

かすみ「そういう問題じゃ…し、締付けが…」

歩夢「ふふー、もう寝返り打てないね」

かすみ「っ…ぐぐぐ……力強いですね歩夢せんぱい……むぅぅう！」

歩夢「おとなしく降参した方が良いんじゃない？」

かすみ「しませんっ…絶対降参しませんー゛っ！！」

歩夢「言うこと効かない悪いかすかすには…んむっ」

かすみ「はひゃ…っ？！」

歩夢「ほっぺにちゅー」

かすみ「はわ…はわあわわわ///」

歩夢「ぽかぽかー……眠たくなってきちゃった……」

かすみ「ちょっ！！ま、待って！離してから寝て下さい！うぅ///」

歩夢「それじゃあ…かすたんぽのいみない…もん……ふわぁぁあっ」

歩夢「おやすみかすみちゃん……」

歩夢「すぅ……すぅ…」

かすみ「うーっ…かすみんの心臓壊れちゃいますからーっ！！」


単発あゆかす　終わり

574 ：名無しで叶える物語：2021/11/02(火) 01:25:43.51 ID:WBeVMg7v.net

かわいい
よく眠れそう

575 ：名無しで叶える物語：2021/11/02(火) 01:34:20.71 ID:WPiC2qqh.net

押し倒しはもう歩夢の持ち技になってるな

576 ：名無しで叶える物語：2021/11/02(火) 01:59:54.88 ID:Wn3+ZYZG.net

歩夢ちゃんの太ももぼくもさわりたい

577 ：名無しで叶える物語：2021/11/02(火) 13:12:23.61 ID:Etlldc6m.net

かすまくらちゃんずっとドキドキしててかわいい

578 ：名無しで叶える物語：2021/11/02(火) 18:02:25.03 ID:qOkn/D4p.net

かわいい奴らだ

579 ：名無しで叶える物語：2021/11/03(水) 03:15:02.93 ID:Mo9Kr712.net

かすかすから仕掛けても最後はドキドキさせられてそう

580 ：名無しで叶える物語：2021/11/03(水) 18:47:53.19 ID:OzalMfPT.net

ほしゆ

581 ：名無しで叶える物語：2021/11/04(木) 00:45:43.08 ID:J1DwvkHH.net

支援

582 ：名無しで叶える物語：2021/11/04(木) 07:48:05.72 ID:R7TlKVcr.net

ほあ

583 ：名無しで叶える物語：2021/11/05(金) 00:20:45.89 ID:oNKiy87L.net

ほしゅし

584 ：名無しで叶える物語：2021/11/05(金) 12:55:45.47 ID:EFltucVp.net

从cι˘σ ᴗ σ˘*

585 ：名無しで叶える物語：2021/11/06(土) 00:32:51.69 ID:xngdSMSl.net

ほし

586 ：名無しで叶える物語：2021/11/06(土) 01:36:17.75 ID:jsNO0EBJ.net

─新宿駅─

かすみ「……」ｽﾀｽﾀ

かすみ「ん…」ﾁﾗｯ

かすみ「あ、この前のコスメの……」

かすみ（うわ…柱の広告全部私のじゃん……なんか…気持ち悪…早く行こ）


中須かすみ25歳　職業：アイドル


「一名様ですかー？」

かすみ「はい」

「7番のお席へどうぞー」

かすみ「…どうも」

かすみ（…4回目でようやく何も言われなくなった）

かすみ（まあ居酒屋に一人で来るのはちょっと変かもしれないけど……だからってあんなにしつこく年齢確認するのはおかしいでしょ）


かすみ「」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

かすみ「……すいませーん」

「はーい、お決まりですか？」

かすみ「……レモンサワーと、鳥軟骨…それからポテトフライお願いします」

「はーい、お待ち下さーい」

かすみ「……」

かすみ（…この薄暗い雰囲気が落ち着くんだよね）

「ｶﾝﾊﾟｰｲ！！！」ｶﾞﾔｶﾞﾔ

かすみ「……」ﾁﾗｯ

かすみ（…今日はお座敷で飲み会かー、新年度だし新入社員の歓迎か何かかな。今どき流行んないでしょそういうの）

「おまたせしましたー」

かすみ「あ、ありがとうございます」

かすみ「ストロー……」

かすみ「んっ……」ﾁｭｰ

かすみ「…これノンアルだ」

「ｿﾚﾃﾞﾊﾌﾞﾁｮｳﾉﾎｳｶﾗｺﾞｱｲｻﾂｦ！」

かすみ（……さっさと食べて帰ろ）

587 ：名無しで叶える物語：2021/11/06(土) 01:55:23.99 ID:Tqr7FYiw.net

再構成版かな
楽しみ

588 ：名無しで叶える物語：2021/11/06(土) 02:02:38.27 ID:kgCyvzLP.net

ノンアルなのは間違えられたのかな
未成年だと思われた？

589 ：名無しで叶える物語：2021/11/06(土) 11:15:44.39 ID:nYupMEDd.net

広告が全部自分なのを喜ばない程度には慣れてしまってるんだな

590 ：名無しで叶える物語：2021/11/06(土) 23:07:28.49 ID:xngdSMSl.net

身分証明見せたらかすみんってバレちゃうかもだしね

591 ：名無しで叶える物語：2021/11/07(日) 08:42:01.31 ID:hs3x/sAc.net

从cι˘σ ᴗ σ˘*

592 ：名無しで叶える物語：2021/11/07(日) 23:33:44.41 ID:x6DFUfjy.net

かすみ「……」ﾁﾗｯ

［20:40］

かすみ「あーあ、もうちょっとゆっくりしてきたかったな」



「んんぅ〜……うぇっ…あっごぇんなさ」

「おいおい大丈夫かよ！お姉ちゃん！」

「すいぁせ〜……」

「うっわすっげぇ美人じゃん」

「なぁこれイケそうじゃね？」

「連れ込んじゃおぜ」

「んゃあっ、はなひ……へ」


かすみ（……何あれ）

かすみ（あんなになるまで飲むのが悪いよ）

かすみ（……）


「やーだー！かえるのー！」

「ちょっとだけだからさ〜」

「やっべ俺もう勃ってきちゃった」

かすみ「すみませーん！！連れがご迷惑おかけしました〜！ほら行くよ！」ｸﾞｲｯ

「んぁぁあっ……」

「あっちょっと！」

「くそー……あー最悪だわ」

「ちょっ…お前もっこりしてるｗｗｗ」

593 ：名無しで叶える物語：2021/11/07(日) 23:34:31.07 ID:x6DFUfjy.net

かすみ「ちょっと、大丈夫ですか！」ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ

「うぅー……あ、かすぃさんゃん」

かすみ「は？」

「かーすみさんだぁめだよこんなよるであるいちゃぁー」

かすみ「…えっ、しず子？」

しずく「そうぇーす、おーさかしず子でー……す」

かすみ「ひ、久しぶり！！……あ…酔ってるから意味ないか」

しずく「よっへないー」

かすみ「…どうしようかな……」

かすみ（ちょっとリスキーだけど…家に連れてかえるしか…無いか）

かすみ「…ちょっと歩ける？」

しずく「えーあるくのやだー」

かすみ「…そっか、じゃあタクシー捕まえるから待ってて」

しずく「ぁくしー？！すっごーいおかねもち」

かすみ「じっとしててね…………んっ！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

かすみ「…あっ迎車か……来た！んっ！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

かすみ「…よしっ！しず子乗るよ！」

しずく「ぁ〜…」ﾌﾗﾌﾗ

かすみ「ほらこっち！」

しずく「うぅ〜」

かすみ「えっと、西新宿の〇〇までお願いします」

594 ：名無しで叶える物語：2021/11/07(日) 23:48:29.17 ID:x6DFUfjy.net

「ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ…21階です…」

かすみ「はぁ…はぁ…っ、ほらもうちょっとだから」

しずく「ん……どこ…ここ」

かすみ「私の家！頑張って歩いて！」

しずく「…んー」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

かすみ「酔ってる人間って…重いっ……」

しずく「うるひゃい、よっぇあい……」

かすみ「だったら歩いてよーっ！！よしっ」

ｶﾞﾁｬｯ

かすみ「はぁ…着いた……ほら靴脱いで」

しずく「んー……ｺﾞﾛﾝｯ」

かすみ「ダメー！玄関で寝たらばっちいよ！」

しずく「おやしゅいあさ……」

かすみ「もうっ、このっ」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

しずく「…いーたーぃ…」

かすみ「はぁ…はぁ、お姫様抱っこ出来るかな…よっ！！」

しずく「うぅ…」

かすみ「よいしょ…っ……ほっ」ﾎﾞﾌｯ

しずく「ぐふっ……」

かすみ「ひとまず…ベッドでゆっくりしてて…はー…はー……」

しずく「はーぃ……」

595 ：名無しで叶える物語：2021/11/07(日) 23:52:03.51 ID:EW0Zmu4J.net

かすみがいなかったらお持ち帰りされてたな…

596 ：名無しで叶える物語：2021/11/08(月) 00:50:56.38 ID:YQihVmn3.net

この辺までは前と大体同じ流れかな

597 ：名無しで叶える物語：2021/11/08(月) 00:53:33.90 ID:1cdclKMT.net

今回のしずくは闇が深くないといいな

598 ：名無しで叶える物語：2021/11/08(月) 01:54:47.46 ID:Kc0a1Anp.net

ﾌﾞｰｯ…ﾌﾞｰｯ…ﾌﾞｰｯ…ﾌﾞｰｯ…ﾌﾞｰｯ…

いつものスマホアラームで目が覚めた。
頭が痛いし気持ち悪い。最悪の目覚め。

しずく「ん……んぁあっ！！！」

しずく「な、何時？！」ﾊﾞｯ

しずく「…はぁ、まだ6時半か……」

かすみ「…んん〜っ……しずこうるさい……」

しずく「えっ？…は？」


昨日の事はまったく覚えていない。けど隣にはかすみさんが寝てるし私の寝室はこんなに広くないベッドなんかじゃない安物の布団

かすみ「きょうしゅくじつだよ…もっとねてよーよ……」

しずく「あ、あの……えと……な、何から聞けばいいかな」


あまりにびっくりしてしまって質問が思いつかない。
それよりも…私は昨日、一体何をやらかしたんだろう……。


かすみ「わたしねむいの……」

しずく「いや…私今日仕事あるから……」

かすみ「しゅくじつだって」

しずく「私そういうの関係無いから…」

かすみ「えー……しょうがないなぁ、ほっ！」ﾑｸｯ

かすみ「朝ごはん作るから待ってて」

しずく「え？」


朝ごはん？
……そういえば昔お泊りした時、コッペパンを食べさせてくれた…ような気がする。

599 ：名無しで叶える物語：2021/11/08(月) 01:55:39.56 ID:Kc0a1Anp.net

しずく「あ、あの！」

かすみ「なに？」

しずく「かすみさん…だよね？」

かすみ「そうだけど」

しずく「ひ、久しぶり…だね！」

かすみ「…昨日の事覚えてないの？」

しずく「も、もしかして私…何か…しちゃった…？」

かすみ「ううん。すごく酔っててダメそうだったから家に連れてきただけ」

しずく「ほっ……」

…良かったぁ。



かすみ「はい、召し上がれ」

しずく「あ、頂きます」


朝食の内容は記憶の物よりもずっと豪華だった。コッペパンのハムサンドとスクランブルエッグ。それからツナサラダ。


かすみ「いつ出るの？」

しずく「え？……ここがどこかによるけど」


家の間取りと窓からの景色からして相当高級なタワーマンションだと思うけど……武蔵小杉とかかな？


かすみ「西新宿」

しずく「にし…西新宿？！」

かすみ「うん、最寄り駅がね」

しずく「は……じゃああと…一時間は寝られる…かな」


西新宿の…タワマン？！
…そうだった思い出した。かすみさん、アイドルだった…それもすごく人気の。

なんだか自分がちっぽけな存在に思えてきた……。

600 ：名無しで叶える物語：2021/11/08(月) 01:56:22.52 ID:Kc0a1Anp.net

かすみ「会社近くなの？」

しずく「うん」

かすみ「ふーん」

しずく「あ…でも悪いから早めに出ていくね」

かすみ「え？なんで？」

しずく「だって……昨日介抱してくれたんでしょ？」


かすみ「うん」

しずく「その上のびのび居座るなんて悪いよ」

かすみ「別にいいけど」

しずく「…いや…でも」

かすみ「何そんな遠慮してるの？友達なんだし別にいいじゃん」

しずく「…じゃあ、お言葉に甘えて…」



しずく「ごちそうさまでした」

かすみ「うん」

しずく「…ちょっと、ベランダ出てみても良い？」

かすみ「良いよ、あっでも落ちないようにね。風強いから」

しずく「落ちるって…」


ｶﾞﾗｶﾞﾗ…


しずく「…っ…うっ…わぁ……」

かすみ「どー？いい眺めでしょ」

しずく「…ほんとにここかすみさんの家なの？」

かすみ「それどういう意味？」

しずく「だって…タワマン…でしょ？しかも結構上の方」ｸﾞｲｯ

かすみ「危ないって！！」ｸﾞｯ

しずく「あっ…ごめんなさい」

601 ：名無しで叶える物語：2021/11/08(月) 01:57:02.75 ID:Kc0a1Anp.net

しずく「…すごいなぁ、芸能人って」

かすみ「そう？」

しずく「だって…私橋本のアパートだし…」

かすみ「はし…？…どこ？」

しずく「…八王子の方」

かすみ「えー？！遠いね」

しずく「だって都心家賃高いし……ていうか、こんな所に住んでるかすみさんがすごいんだよ？」

かすみ「そうかなぁ、うーん…確かにお金はたくさんもらってるけど…」

かすみ「でも景色なんてすぐ飽きちゃうし…あと仕事場所遠い時とかあるから、あんまり良いこと無いよ？」


…なんだか、よくわからないものが踏みつけられたような気がする。


しずく「あ…そう…なんだ」

かすみ「うん」

しずく「はは……そっか、まぁそうだよね」

かすみ「あと地震の時揺れるし」

しずく「…あっ、そろそろ行かないと」

602 ：名無しで叶える物語：2021/11/08(月) 01:57:38.95 ID:Kc0a1Anp.net

かすみ「お仕事頑張ってね」

しずく「…うん」

かすみ「また来てよ！」

しずく「……じゃあその時は連絡するね？」

かすみ「うん、下まで送るよ」

しずく「良いよ」

かすみ「でもしず子は降り方分からないじゃん」

しずく「いや…エレベーター乗るだけじゃないの？」

かすみ「そうだけど、エントランスは2階だから気をつけてね？」

しずく「え…」

かすみ「1階は管理室だから」

しずく「そうなんだ…なんか、すごいね」

かすみ「……やっぱり送るよ。ポスト見に行きたいし」

しずく「うん、ありがとう」



かすみ「…あ、そういえば！しず子ライン消した？」

しずく「え？あっ…機種変した時に消えちゃった」

かすみ「そっかー…じゃあはい！」

しずく「…えっ良いの？」

かすみ「何が？」

しずく「だってかすみさん芸能人だし……私なんかと連絡先交換しても良いのかなって」

かすみ「……なんかしず子、前よりめんどくさいこと考えるようになったね」

しずく「……そう…かな」

かすみ「そういうの気にしなくても大丈夫だから。プライベートのやつだし」

しずく「…絶対人に教えたりしないようにするね」

かすみ「だから気にしなくても良いって」

しずく「……うん」

603 ：名無しで叶える物語：2021/11/08(月) 01:58:50.50 ID:Kc0a1Anp.net

しずく「……すごい高い…」


早めに出てきてよかった。

さっきの間だけでさえ私、かすみさんに……。

……惨めだった。ラインは消えたんじゃない。消した。同窓会に出なかったのも……夢を思い出したくなかったから。

それで全部忘れていられたのに……。

604 ：名無しで叶える物語：2021/11/08(月) 03:02:31.61 ID:rRB+cAml.net

一応同じ業界を目指してたんだから劣等感持って当然だな

605 ：名無しで叶える物語：2021/11/08(月) 13:10:57.78 ID:OySwFFNQ.net

住みやすさなら橋本が勝ってそうだから…

606 ：名無しで叶える物語：2021/11/09(火) 00:19:56.93 ID:8W/Hkh8X.net

かすみ「よっ」ﾎﾞﾌｯ

かすみ「んー…まだ10時かー、明日オフだし……しず子起きてるよね」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ


自分：しず子ー

しず子：何？

自分：今ひま？

しず子：いや…普通に仕事だけど


かすみ「……え、まだ仕事なの」


自分：ごめんね？忙しかった？

しず子：もう私しか残ってないから別に良いよ

しず子：どうしたの？

自分：なんか久しぶりにお喋りとかしたいなって

しず子：後ででも良い？

自分：もちろん！


かすみ「スタンプも送って……と」

かすみ「……久しぶりにどこか遊びに行きたいな」



しずく「……えー？！どこか遊び行こうって……」


また…かすみさんと会うのかぁ……。
気乗りしないけど……断るのもなんだし。


自分：こんど時間有る時にね

しずく「とりあえずこれでいいや」



しず子：こんど時間有る時にね

かすみ「やった！」

607 ：名無しで叶える物語：2021/11/09(火) 00:21:25.10 ID:8W/Hkh8X.net

果林「それで返事が返ってこないと」

かすみ「はい……」ｼｮﾎﾞﾝ

果林「…まぁそういうのは、普通社交辞令と取られちゃうからねぇ」

かすみ「社交辞令なんかじゃないですよぅ！！それにしず子とは友達で、そういうの抜きの仲じゃないですか」

果林「かすみちゃんにとってはそうでも…ねぇ？」

かすみ「……それどういう意味ですか」

果林「さぁ？」

かすみ「真面目に話してるんです！！」

果林「…だって、かすみちゃんが冗談みたいな子なんだもの」

かすみ「はぁ？！」

果林「アイドル恋愛禁止なんて建前で、みーんな青春を楽しんでるのに…かすみちゃんはそういう事にて出さないじゃない？」

かすみ「……べつに良いじゃないですか」

果林「ダメよ、恋愛経験のない人間は大人を名乗っちゃいけないの」

かすみ「…それブーメランですよね？」

果林「あら、そうでもないわよ？」

かすみ「……本当ですかぁ？」

果林「かすみちゃん？」

かすみ「へ？」


かすみ「いふぁいいふぁい！！いふぁいれふ！！」

果林「ふふっ、相変わらずほっぺもちもちね〜」

かすみ「んぁああ！！はなふぃてぇ！！」


かすみ「うぅ…ほっぺ伸びちゃったら訴えますからね」

果林「ふふっ、どんなかすみちゃんも可愛いわよ」

かすみ「その手には乗りませんから！じゃあ失礼します！！」

果林「…ふぅ、恋愛経験のない人は大人じゃない…か」

果林「嘘は付いてないわよ…ねぇエマ？」


かすみ「…あ、結局聞きそびれた」

608 ：名無しで叶える物語：2021/11/09(火) 00:31:43.08 ID:8W/Hkh8X.net

しずく「……どうしよ」


前回のメッセージから一週間、また誘われた。


しずく「……」


会って…どうすればいいんだろう。
遊ぶって言ったって……そういうの私詳しくないし。


しずく「本当にどうしよ……」


そもそもかすみさんは普段どんな遊びしてるんだろ。
なんかすごい高級なバーとかいってイケメンの芸能人とかと飲んでるのかな。
…それともお金持ちの業界人とか？

……これが下衆の勘繰りかぁ。

よし、決めた。


しずく「……来週末…何もなかったよね」

609 ：名無しで叶える物語：2021/11/09(火) 00:32:32.97 ID:8W/Hkh8X.net

今日はここまでです

610 ：名無しで叶える物語：2021/11/09(火) 00:52:13.86 ID:6BeAB1ie.net

住む世界が違うとなかなか対等な付き合いもできないしな

611 ：名無しで叶える物語：2021/11/09(火) 16:08:35.97 ID:Mq6SGwKK.net

金銭感覚の違いがキツい
かすみは良くも悪くも気にしないだろうけど

612 ：名無しで叶える物語：2021/11/09(火) 16:13:33.54 ID:CfSQBBBg.net

大人って皆そんなこと考えてるの？大変だね

613 ：名無しで叶える物語：2021/11/09(火) 22:59:20.35 ID:GqH9PBFE.net

おごってもらってばかりだったり自分に合わせてもらってばかりだったら気にする人が多いんじゃないか

614 ：名無しで叶える物語：2021/11/10(水) 13:56:18.34 ID:VFsoZ4nk.net

常識なんかも全く違ってくる

615 ：名無しで叶える物語：2021/11/10(水) 23:03:06.86 ID:JMmNV/mC.net

─居酒屋─

ｶﾞﾔｶﾞﾔ……

しずく「……なんか…怒ってない？」

かすみ「……0点」

しずく「…え？」

かすみ「ゼロ！！」

かすみ「なんなのこのデートプランは！！！」

しずく「で、デートって……」

かすみ「もうかんっぜんに私怒ったから！！」

しずく「結構頑張って考えたんだよ？！」

かすみ「最初は良かったよ？」

かすみ「スイーツ巡りとか、洋服見たりとか」

しずく「で、でしょ？」

かすみ「じゃあそのあとはいい雰囲気のレストランで夕食でしょ？！」

かすみ「なんで漁民なの！！！！」

しずく「お酒とか…飲めたほうがいいかなって」

かすみ「良くないっ！！！かすみんお酒嫌いだもん！！」

かすみ「あっ…私お酒嫌いだもん」

しずく「…なんで言い直したの？」

かすみ「マネージャーさんに止められてるの。バレるって」

しずく「……あぁ、有名人だもんね」

かすみ「とにかく！！最後が居酒屋は絶対無い！！」

しずく「安くて美味しいのに」

かすみ「雰囲気ってものがあるでしょ！！」

616 ：名無しで叶える物語：2021/11/10(水) 23:17:41.89 ID:JMmNV/mC.net

しずく「…なんの雰囲気？」

かすみ「なんのって……」

しずく「……言ってくれないと分かんないよ」

かすみ「わかんないって……」

しずく「ごめんね、でも分かんないよ」

しずく「私達、もう昔みたいに言わなくても意思疎通出来る関係じゃないよ」

かすみ「な…」

しずく「だって私はただのOLで、かすみさんは芸能人じゃん。しかも結構有名な」

しずく「定期的に会ってたわけじゃないんだし……住む世界が違いすぎて「うるさいっ！！！」

かすみ「…うるさい…やめて……」

しずく「だって…本当の事だよ」

かすみ「ちがう……」

しずく「……かすみさん？」

かすみ「なんでっ…なんでそんな事いうの…っ」

しずく「……なんでって」

かすみ「……さよなら」ｶﾞﾀｯ

しずく「あちょっと！」

かすみ「何？お金？」ｸﾞｼｬｯ

かすみ「……」ﾊﾞﾝｯ

［［5万円］

かすみ「しず子なんて……だいっきらい」


ﾀｯﾀｯﾀｯ…


しずく「…」


なんであんなに怒ってるの…かすみさん。

617 ：名無しで叶える物語：2021/11/10(水) 23:23:19.79 ID:XsyWbG4D.net

かすみにとってはキツいだろうけどこれは仕方ない

618 ：名無しで叶える物語：2021/11/11(木) 02:23:39.71 ID:7+qV1V67.net

良くも悪くもかすみはかすみのままな部分が多いんだろうな

619 ：名無しで叶える物語：2021/11/11(木) 16:15:01.39 ID:+WceKNak.net

ほし

620 ：名無しで叶える物語：2021/11/11(木) 22:28:35.93 ID:EfKnL7DV.net

しずく「はーあ、折角付き合ってあげたのに」

しずく「何あれ…勝手にキレて……人間として最悪だよ、んくっんくっ」

しずく「ぷはっ…しかも訳わかんないし、現金渡されても困るだけだよ」

しずく「……本当の事言われただけなのに……んくっんくっんくっ」

しずく「っはー……まずい」

しずく「所詮安酒か……」

しずく「……んくっんくっんくっんくっ」

しずく「ぷはー……かすみさん……」
…昔は喧嘩してもすぐ仲直り出来たんだけど……大人になるとこれが結構難しいんだよね。
お互いプライドとかあって……面倒くさい事になって……疎遠になっちゃうのかな。
しずく「はーやめやめ！いーじゃん、別にかすみさんと会えなくなっても害ないし」

しずく「さよーなら！」

しずく「……さよなら」
しずく「来ちゃった……」

621 ：名無しで叶える物語：2021/11/11(木) 22:32:40.98 ID:v8pj4MM8.net

こーいう大人になりたくないでござる

622 ：名無しで叶える物語：2021/11/11(木) 22:45:51.75 ID:EfKnL7DV.net

>>620　修正

しずく「はーあ、折角付き合ってあげたのに」

しずく「何あれ…勝手にキレて……人間として最悪だよ、んくっんくっ」

しずく「ぷはっ…しかも訳わかんないし、現金渡されても困るだけだよ」

しずく「……本当の事言われただけなのに……んくっんくっんくっ」

しずく「っはー……まずい」

しずく「所詮安酒か……」

しずく「……んくっんくっんくっんくっ」

しずく「ぷはー……かすみさん……」


…昔は喧嘩してもすぐ仲直り出来たんだけど……大人になるとこれが結構難しいんだよね。
お互いプライドとかあって……面倒くさい事になって……疎遠になっちゃうのかな。


しずく「はーやめやめ！いーじゃん、別にかすみさんと会えなくなっても害ないし」

しずく「さよーなら！」

しずく「……さよなら」




しずく「来ちゃった……」

623 ：名無しで叶える物語：2021/11/11(木) 22:46:25.91 ID:EfKnL7DV.net

しずく「…居るかな」

果林「はぁい、久しぶりね」

しずく「え？果林さん…？」

果林「ええ。かすみちゃんに会いに来たの？」

しずく「あ…えっと……」

果林「だったらここには居ないわよ」

しずく「え…？」

果林「一昨日からロケで北海道にね。あ、これ内緒よ？」

しずく「…そうなんですね」

果林「そう、だからといってはなんだけど、ちょっと付き合ってくれない？」

しずく「え？何にですか？」

果林「大人同士の話よ」

しずく「はぁ…」

果林「行きましょ？良いカフェ知ってるのよ」

624 ：名無しで叶える物語：2021/11/11(木) 22:48:20.20 ID:qswTuitA.net

個人的にはしずくの方に共感しちゃうな

625 ：名無しで叶える物語：2021/11/11(木) 23:29:49.50 ID:EfKnL7DV.net

果林「コーヒー2つ」

「かしこまりました……」

しずく「…かすみさんの事ですよね？」

果林「そうよ」

果林「…ロケのための荷造りを手伝ってほしいって頼まれたのよ」

果林「かすみちゃん、普段そういう事全部自分でやってるのに珍しいと思って家に行ったら」

果林「この世の終わりみたいな顔してたわ」

果林「完全に心ここにあらずって感じ」

しずく「……」

果林「何か有ったのよね？」

しずく「……はい」

果林「そう……あ、無理に何があったか聞き出したりはしないから安心して？」

果林「でも一つだけ良いかしら、仲直りできそう？」

しずく「……わかりません」

果林「まぁ大人同士の喧嘩はすぐ仲直りとはいかないわよね」

しずく「私、わからないんです」

しずく「かすみさんが私に何を求めてるのかとか…何をしたいのかとか……」

果林「まぁ…無理もないわね」

しずく「…やっぱり…私みたいな一般人と芸能人とじゃ……」

果林「…そういう事じゃないと思うわよ？」

しずく「え？」

果林「私だって一応芸能人なのよ？」

果林「まぁ確かにかすみちゃんと私とじゃ、知名度も年収も全然違うけど……」

果林「でも単に芸能人か一般人かって話だったら、私から見てもかすみちゃんは分からないと言うか……不思議な子だと思うわよ？」

626 ：名無しで叶える物語：2021/11/11(木) 23:40:26.55 ID:pLxqbfkM.net

かすみほど変わってない子は珍しいだろうしね

627 ：名無しで叶える物語：2021/11/11(木) 23:47:12.60 ID:HXdFIexf.net

よくいえばピュア悪くいえば未成熟な感じ

628 ：名無しで叶える物語：2021/11/12(金) 00:51:05.60 ID:HnIgLeim.net

距離感難しそう

629 ：名無しで叶える物語：2021/11/12(金) 02:17:07.95 ID:gW+yIjFj.net

やはりレズレイプするしか

630 ：名無しで叶える物語：2021/11/12(金) 15:30:09.18 ID:D72qsFfH.net

面白い

631 ：名無しで叶える物語：2021/11/13(土) 01:11:20.68 ID:UZCGhfqq.net

しずく「不思議？」

果林「……子供っぽいって言うとかすみちゃん怒るんだけど、考え方が昔から変わらないというか」

果林「特にプライベートの事とか、高校生の頃と殆ど変わらないんじゃないかしら」

果林「服とかコスメにはお金使ってるみたいだけど、自分の商品価値を高めるためって言ってたし」

果林「あの家に住んでるのも事務所にセキュリティがしっかりしてる所に住めって言われたかららしいし」

果林「他のアイドルの子なんてみんな彼氏いるのにかすみちゃんそういうの絶対やらないし」

果林「なんというか……大人の楽しみみたいなのに全然興味ないみたいなのよ」

しずく「えっ、でも居酒屋に連れてったら夜景のきれいなレストランじゃないってものすごく怒ってましたよ？」

果林「久しぶりに親友と再会したんだから、ちょっと良いところに行ってみたかったんじゃない？」

しずく「え…そういうの興味無さそうって今…」

果林「プレミアムな場所っていうのは誰と行くかでしょう？しずくとは行きたかったんじゃないかしら」

しずく「確かに…デートがどうとか雰囲気がどうとか言ってしましたけど…」

果林「……それより、しずくはそういうのどうなの？」

しずく「え？何がですか？」

632 ：名無しで叶える物語：2021/11/13(土) 01:14:31.44 ID:UZCGhfqq.net

果林「大学行ってからさんざん男漁りしたんじゃないの〜？」

しずく「そ、そんな事無いですよ！！」

しずく「大学には実家から通ってたので門限が厳しかったですし…社会人になってからもそういうの…縁がなくって」

果林「意外ねぇ……まぁ高嶺の花すぎて誰からも声かけられなかったって事かしら」

しずく「そんな事は……」

果林「あんまり卑屈にならないの、相当美人なんだから胸張ってなさい」

果林「あ、言い忘れてた。しずくメイク濃すぎるんじゃない？素材が最上級なんだからもっと薄めで大丈夫よ。お肌に悪いわ」

しずく「な…そ、そうです…かね？」

果林「…あっ、かすみちゃんに会うから気合い入れてたの？なら別に良いわよ？」ﾆﾔｯ

しずく「違います！いつもこんな感じですから…」

果林「ふふっ、話を戻すけど……良い感じにかすみちゃんの交際相手を見繕ってほしかったんだけど…しずくも経験無いんじゃねぇ……」

しずく「交際相手？」

果林「25歳にもなって恋愛経験の一つも無いなんて、後々苦労するだろうし…ね」

しずく「も、問題なんじゃ…」

果林「あら、意外とばれないわよ？」

しずく「バレないからって…良くないですよ」

果林「…しずくも意外とピュアなのね」

しずく「ピュアって言うか…ファンの人への裏切りじゃないですか」

しずく「かすみさんはそういう事しませんよ」

果林「……なんだ、ちゃんとあの子の事わかってるじゃない」

しずく「……「アイドルとしてのかすみさんは」ですよ」

果林「ファン視点でって事？」

しずく「ファン……」

果林「…それともライバル？」

しずく「っ……」

しずく「……知り合いとして…ですよ」

633 ：名無しで叶える物語：2021/11/13(土) 01:16:55.46 ID:UZCGhfqq.net

果林「……そう…まぁいいわ」

果林「……なんならしずくがかすみちゃんのパートナーになっても良いのよ？恋愛は同性でも出来るわ」」

しずく「なっ……？！」

果林「ふふっ、まぁ…考えておいてね」

しずく「えっ？！そ、そんな事言われても…」

果林「今どき珍しくないでしょ？それにきっとファンも納得するわよ」

しずく「まさか！」

果林「アイドルファンは同性愛に寛容よ」

しずく「…そういう問題じゃないです！かすみさんの気持ちはどうなるんですか！」

果林「…って事はしずくは良いのね？」

しずく「それはっ…！！……」

果林「それも含めて、考えておいてねっ」ﾆｺｯ

しずく「……そんなの……って、そもそも今私達喧嘩中なんですよ？！」

果林「ええ、でも…すぐに仲直り出来ると思うけど」

しずく「…さっき大人同士の喧嘩はすぐに仲直り出来ないって」

果林「かすみちゃんはそういう意味で言ったら大人じゃないもの」

果林「高校生の時と変わらない感じで仲直りしてくるんじゃないかしら」

しずく「……だとしたらもっと難しいですね、かすみさんは頑固ですから」

果林「…それは絶対にしずくが自分の事を嫌いにならないって確証があったからじゃないかしら」

果林「今はそれが物無いもの」

634 ：名無しで叶える物語：2021/11/13(土) 01:18:53.58 ID:EJidH5al.net

果林さん踏み込んでいくね

635 ：名無しで叶える物語：2021/11/13(土) 01:19:12.57 ID:UZCGhfqq.net

しずく「……」

しずく「……わかりました。さっきの話、考えておきますけど……あまり期待しないでください」

果林「ありがとう、本当に」

しずく「い、いきなり畏まってどうしたんですか」

果林「だって断られると思ってたもの」

しずく「そりゃめちゃくちゃですけど……」

果林「……あなた達、仲良しだものね」

しずく「仲良しって……」

果林「いつも二人でくっついてたじゃない」

果林「……はい、これで話は終わり」

しずく「……その…くどいようですけど、本当に期待しないで下さいね」

果林「えぇ、分かってるわ。あ、今日は私が払っておくから」

しずく「ありがとうございます」

果林「じゃあまたね」

しずく「はい、ごちそうさまでした」

636 ：名無しで叶える物語：2021/11/13(土) 01:21:32.02 ID:UZCGhfqq.net

『──さて、次のゲストのご紹介、チームアイドル！Flap Fluffyの皆さん』

『『『『こんにちは〜』』』』ﾌﾘﾌﾘ


ﾌﾟｼｭｯ

しずく「……テレビなんてちゃんと見るの久しぶりだなぁ」


…違うか、見たくなかった…のかな。


かすみ『中須かすみでーすっ！』

『Flap Fluffyリーダー、中須かすみ！芸能人格付けランキングには、もちろん初参加』

かすみ『グループのみんなと協力して、がんばりま〜す！！』


しずく「……なんだ、元気そうじゃん」


『そして、今回はなんとご当地企画！いつものスタジオではなく北海道小樽からのお届け！』


しずく「…まぁ、たまには見てみよっかな」


……おかしい。

あの2人、かすみさんとあんまり仲良くないのかな？

637 ：名無しで叶える物語：2021/11/13(土) 01:21:42.82 ID:UZCGhfqq.net

『えー、私はこっちだと思いますけど』

『あ、私も』

『この3人に早くも亀裂が』

かすみ『絶対Aだって！』

『えー、私結構高級なウニ食べたことありますけど、Bの方が近かったですよ？』

かすみ『ん〜…じゃあ、Bで…』


…ギスギス芸？

でもこの人達そういうグループには……。

何かあるのかな。


『3人は誰も居ないBの部屋へ』

『あ……』

かすみ『……ヤバい？』

『あはは〜……』

『あーあ、これあとで先輩から摂関やわ』

『『『ハハハハ！』』』


……見るのやめよ、なにこれ気分悪い。

かすみさんの事なんだと思って……。

638 ：名無しで叶える物語：2021/11/13(土) 09:49:11.94 ID:WyXsUMWx.net

しずくちゃんかすみんのこと今でも大切なのは変わってないんだね

639 ：名無しで叶える物語：2021/11/13(土) 22:52:29.66 ID:UZCGhfqq.net

今日の更新はありません

640 ：名無しで叶える物語：2021/11/13(土) 23:32:16.99 ID:CNQBNCwo.net

楽しみにしてる

641 ：名無しで叶える物語：2021/11/14(日) 07:05:29.70 ID:40uuJ3GE.net

支援

642 ：名無しで叶える物語：2021/11/14(日) 22:49:20.40 ID:Rf7eNSO3.net

「帰りの新幹線、中須さんグリーンで先帰るんだって」

「えーなにそれ、私達指定券取れないから次の新幹線なんでしょ？」

「仕事の都合じゃない？」

「忙しいんだねー売れっ子は」

「ね」

「あ…来た」


かすみ「あ、あの…ごめんね？」

「あっ中須さん！全然気にしてないですよ？」

「そうです、お仕事頑張ってくださいね？」

かすみ「うん…ありがとう」

「──…15時44分発東京行き、きたぐに19号は二番線です……」

「あ、そろそろ時間じゃないですか？お疲れ様です！」

「お疲れ様です！」

かすみ「…じゃあねっ」

「はーい」

かすみ「……」ｺﾞﾛｺﾞﾛ



「……ねぇ」

「ん、なに？」

「中須さんってさ、なんか…不気味だよね」

「え？」

「仕事以外のこととかあんまり話さないし」

「あー、たしかに。レッスン中の雑談とかもあんまり乗り気じゃないよね」

「あ、わかる」

643 ：名無しで叶える物語：2021/11/14(日) 23:26:26.82 ID:XVorBu1g.net

かすみはこういう感じで今までずっとやってこれたのはある意味すごいメンタルだな

644 ：名無しで叶える物語：2021/11/14(日) 23:54:28.41 ID:g9GvyK6Q.net

負担はあるはずだから色々溜まってはいるんだろうけど

645 ：名無しで叶える物語：2021/11/14(日) 23:57:29.02 ID:J0SiiKsX.net

しずくのことが好きでも疎遠気味だったら心の拠り所にはならんしアイドル活動を生きがいにして生きてきたってことかな

646 ：名無しで叶える物語：2021/11/15(月) 11:41:52.52 ID:kqG0u5KX.net

ほし

647 ：名無しで叶える物語：2021/11/16(火) 01:27:32.85 ID:JFoDABeq.net

マネージャー「あ、来ましたね」

かすみ「これに乗るんですか？」

マネージャー「はい、すみませんグリーンで」

かすみ「え？」

マネージャー「長時間の乗車だからもう一個上の席を取ろうかと思ったんですけど…経費で落ちないらしくて」

かすみ「わ、私は一番安いのでも平気ですから」

マネージャー「そんな事言わずもうちょっと贅沢言ってくださいよ、もっと楽しても誰も文句言いませんから」

かすみ「楽…ですか？」

マネージャー「レッスンの頻度を少なくして休暇にしたり、店舗イベントだってもっと少なくしても」

かすみ「それは嫌です」

かすみ「…それじゃあ私はアイドルとして失格です」

かすみ「ファンの人たちに対してはいつも全力で有りたいですから」

マネージャー「……あんまり無理しないでくださいね？」

かすみ「無理なんて……」
……無理なんてしてない。

むしろもっと……。

648 ：名無しで叶える物語：2021/11/16(火) 02:12:08.80 ID:L2qgxJwc.net

仕事に逃げ込むタイプなのか

649 ：名無しで叶える物語：2021/11/16(火) 02:59:07.69 ID:wZhMsgXy.net

普通ならそれでも知らず知らずストレス溜まって潰れるけど
かすみは良くも悪くも変わってるのかもね

650 ：名無しで叶える物語：2021/11/16(火) 14:23:46.90 ID:dz7oKMDg.net

ほし

651 ：名無しで叶える物語：2021/11/16(火) 20:57:34.83 ID:JFoDABeq.net

かすみ「……」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

しずく「…どうしたの？」

かすみ「…また、オーディション……落ちちゃって」

しずく「……そっか」

かすみ「…やっぱり…ダメなのかな」

しずく「そんな事無いよ」

かすみ「でも…っ」

しずく「……私だって…結構落とされてるし」

しずく「オーディションってそういう物だと思うよ？」

かすみ「けど…っ……」

しずく「…かすみさんが頑張ってる所、今まで見てたきたから」

しずく「だから、かすみさんなら大丈夫って自信を持って言える」

しずく「……世界一かわいいアイドル、なれるよかすみさんなら」

かすみ「……そう…かな」

しずく「うん、私の自慢の親友だもん」

かすみ「……ほんとう？」

しずく「嘘なんて付かないよ」

かすみ「しず子……」

しずく「でも…そのためにはもっと沢山練習しないとね……もっと」

かすみ「…うん、わかった」

かすみ「かすみん頑張る」

かすみ「だから…ちゃんと見ててよね？かすみんもしず子のことちゃんと見てるから」

しずく「……ほんとに？」

かすみ「本当だもん！いっつもしず子の事見て…るし…」

しずく「何一人で照れてるの…」

かすみ「とにかく！かすみんの事しっかり見ててよねっ！！」

しずく「…うん、わかった。ちゃんと見てるねかすみさんのこと」

かすみ「…！うんっ！」


もっと……。

652 ：名無しで叶える物語：2021/11/16(火) 21:05:44.87 ID:Gkrfq2YY.net

ここから差ができてしまったのか
2人ともつらいね

653 ：名無しで叶える物語：2021/11/16(火) 21:13:10.33 ID:fAoh2E43.net

かすみからしたらずっとこの頃の気持ちを持ってたのは自分だけだったのって思ってしまうのかもね
それも夢が叶った側だから言えることなんだろうけど

654 ：名無しで叶える物語：2021/11/17(水) 09:10:37.28 ID:2SAjNHpZ.net

かすみとしずくで印象が全く違いそうな思い出だなあ

655 ：名無しで叶える物語：2021/11/18(木) 00:35:12.25 ID:heFvcwt3.net

辛いけど楽しみ

656 ：名無しで叶える物語：2021/11/18(木) 08:10:00.36 ID:Tm0+5hcX.net

しずくの方はもうすっぱり割り切れてるのかな

657 ：名無しで叶える物語：2021/11/18(木) 21:29:38.28 ID:yxRPocIN.net

ほっしゅ

658 ：名無しで叶える物語：2021/11/19(金) 02:07:32.96 ID:8jbLsCQl.net

「…で……です……それ」


仲直りって言ったって何すれば……

っていうか…どうやってたんだっけ……


「……三船銀行から参りました、三船栞子です。どうぞよろしくお願い致します」

しずく「…………えっ？」



栞子「こんな所でお会いできるとは思いませんでした」

しずく「う、うん……あの、銀行からって」

栞子「…出向です」

しずく「えっ……大丈夫なの？」

栞子「ドラマみたいな事情があるわけではないので……大丈夫ですよ」

しずく「そっか……何かわからないことがあったら何でも聞いてね？」

栞子「そうですね、遠慮せずに頼らせてもらおうと思います」

栞子「なにぶん出向は初めての経験で……」

しずく「うん」

栞子「……では、さっそくですが」ｽｯ

しずく「ひゃあっ？！」

栞子「…熱はないようですが……どうしたんですか？」

しずく「な、なにが…？！」

栞子「不調そうでしたので…」

しずく「え？…あっいや…大丈夫だよ何でも無いから」

栞子「……ふふっ、そうですか」

しずく「う、うん」

659 ：名無しで叶える物語：2021/11/19(金) 03:23:03.24 ID:ppCBF8WG.net

しずくの会社に栞子が出向してきたということか
若手の出向なら期待されてるのか

660 ：名無しで叶える物語：2021/11/19(金) 11:40:28.07 ID:L8DyFbdP.net

名前からして自分とこのグループみたいだしな

661 ：名無しで叶える物語：2021/11/19(金) 12:09:56.80 ID:8jbLsCQl.net

久々の再会だった。出向っていう背景とか、かすみさんの件とかですんなりとは喜べなかったけど、それでも本当に嬉しかった。

同期の子達は地方配属だったり部署が違ったりで、本社の経理部には私とおじさんとおばさんしか居なかったからそういう意味でも嬉しかった。

せっかくだから飲みに誘ってみることにした。
しずく「ぷはーっ、ビールが美味しい季節になってきたねぇ〜」

栞子「その……しずくさんは結構…飲まれるんですね」

しずく「そう？栞子さんも飲みなよ、はいメニュー」

栞子「あ…私お酒はダメで……」

しずく「飲み会で失敗しちゃったとか？」

栞子「多分……そうなんだと思います、覚えてないんですが…」

しずく「覚えてないって……どれくらい飲んだの？」

栞子「焼酎をお酌で頂いたのでそれだったと思います」

栞子「一杯だけのつもりだったのですが何度も注がれてしまって……」

しずく「…じゃあ今は私と二人だし、大丈夫じゃない？」

しずく「いざとなったら介抱してあげるから」

しずく「それに、どれくらいなら飲めるかとか知っておいたほうが後々楽だと思うし」

しずく「あ…それは家で試した方が良いか」

栞子「いえ…実は私、まだ実家暮らしなんです。それで飲む機会が滅多に無いので」

栞子「…じゃあこのピーチサワーを」

しずく「すいませーん」

「はーい」

しずく「中ジョッキ生とピーチサワーお願いします」

「中ジョッキとピーチサワー、はーいお待ち下さーい」

しずく「ちょっとトイレ行ってくるね」

栞子「はい」

662 ：名無しで叶える物語：2021/11/19(金) 21:45:59.38 ID:qWVYNvG0.net

お酒弱い栞子かわいい
普段抑制してそうだからハメ外したら凄そう

663 ：名無しで叶える物語：2021/11/19(金) 23:55:13.55 ID:8jbLsCQl.net

しずく「ただいま〜」

栞子「ふぇえへへへ〜、おいひぃれすねぇ〜」

しずく「う、うそでしょ……って何杯飲んだの？！」

栞子「よんはい…」

しずく「いきなりそんなに飲んじゃダメだよ！」

栞子「だってぇ…おいしーから……」

しずく「あぁ…そういう事かぁ」

しずく「ダメ、お酒禁止」

栞子「えー、飲めっていったのしずくさんじゃないれすか」

しずく「そうだけど……ちょっ飲まないで！」ｶﾞｼｯ

栞子「ぁ……ん…ん…」ｸﾞｯ

栞子「…ちからつよいですねぇ……」

栞子「んふふっ」ｸﾞｲｯ

しずく「な、何…？」

栞子「わたしぃ、そういうおんなのひとすきです」

しずく「は、はぁ……とりあえずグラス置いて？」

栞子「はぁーい……」

しずく「……」

栞子「……」ｼﾞｰ

しずく「…あの」

栞子「はい？」

しずく「…その……手も…離して欲しいなって……」

栞子「……いやです」

しずく「えっ……えっ？」

栞子「…だって…ふたりでおさけのむなんて……そういうことじゃないですかぁ」

しずく「ちょ…ちょっと」

ﾄﾞｻｯ

664 ：名無しで叶える物語：2021/11/20(土) 00:06:59.58 ID:4AKxlz17.net

栞子「……こういうとき、ぼっくすせきは便利ですよねぇ……」ｼﾞｯ

しずく「な、な……に」

栞子「わたしぃ……じつはこういうのなれてるんですよ？」

栞子「……ふふっ…うっ……うぅっ…ぐすっ」

栞子「うぐっ……んっ……っ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

しずく「……えっ…えっえっ…？」

栞子「ずずっ……んぅっ……うぅっ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

しずく「…えっと……よ、よしよし……」

栞子「………んぅっ…はーっ」

しずく「……大丈夫大丈夫…」

栞子「……」ﾉｿｯ

栞子「……すみませんでした」

しずく「……あっ…いや、ほら、お酒勧めた私も悪いから……」

栞子「……んっ…ぐすっ」

しずく「……」

栞子「……」

しずく「……帰ろっか」

栞子「……」ｺｸｯ

665 ：名無しで叶える物語：2021/11/20(土) 00:09:42.50 ID:n9hHkmDq.net

単なる酒癖が悪いのかそれともかわいそうな目にあったのか…

666 ：名無しで叶える物語：2021/11/20(土) 00:15:31.54 ID:4AKxlz17.net

栞子「……」ﾌﾗﾌﾗ

しずく「……」

しずく（いつも介抱される側だったけど……すごい迷惑かけてたんだなぁ……）

しずく（今度からは考えないと……）

しずく「…ねぇ、ちゃんと帰れる？」

栞子「……はぃ」ｺｸｺｸ

しずく「……本当に？」

栞子「……」

しずく「……やむを得ない…か」


しずく「ホテル、泊まるね？」

栞子「…ほてる？」

しずく「うん、ちょっと今日は一人で返せないよ」

栞子「…くどきもんくですか？」

しずく「違うけど……」

栞子「ふふ……おおかみさんみたいですね」

しずく「……とにかく今日はここに泊まるね？」

栞子「はい…おまかせします」




しずく「はぁ……」


めちゃくちゃだよ。

かすみさんと再会してからというもの、連日おかしな出来事ばかり。


しずく「……んっ」ｺﾞﾛｯ

栞子「…すぅ……すぅ…」

667 ：名無しで叶える物語：2021/11/20(土) 00:26:05.47 ID:4AKxlz17.net

あのあと…

どうするつもりだったんだろ

というかあれは…迫られた？

ってことは……そういう…事？


しずく「……いや」

しずく「いやいやいや、さすがに……」


『なれてるんですよ？』


…何？慣れてるって何？


しずく「なんなのほんとに……みんな訳わかんないよ」

栞子「しーっ、ひとりごとがおーきいですよ」

しずく「わぁあっ？！お、起きてたの…？」

栞子「わからないですか？」

しずく「わ、…わかんないよ」

しずく「もう…この際だから聞いちゃうけど、さっきの何？」

栞子「……ふふっ、しずくさんからはわたしとおなじじ匂いがするんです」

しずく「…え？」

栞子「……でも、にたものどうしは惹かれあわない」

栞子「襲う気は無かったですよ」

栞子「でも、しずくさんがきれいだったので遊んでみただけです」

しずく「……栞子さんって…その…女の子が好き…なの？」

栞子「そうですよ？ふふっ、ばれちゃいますよね」

しずく「……違うよ、私は」

栞子「いーえ？わたしがあゆむさんにむけたのとおなじめで、かすみさんをみていましたよ」

しずく「…は？」

668 ：名無しで叶える物語：2021/11/20(土) 00:30:07.84 ID:ytd6qx+z.net

当たり前だけど同性愛者なら誰でもいいなんてわけないしね

669 ：名無しで叶える物語：2021/11/20(土) 00:39:40.94 ID:4AKxlz17.net

栞子「…めせんが」ｽｯ

しずく「…っ」

栞子「しぐさが……」ﾋﾟﾄｯ

しずく「……」

栞子「ことばづかいが……」

栞子「あのときはわかりませんでしたが……いまはわかります」

しずく「勝手に決めつけないで…」

栞子「……すなおになるのは早いほうがいいですよ」

栞子「こうかいさきにたたず……」

しずく「……寝るから」

栞子「はい、おやすみなさい」


誰よこの子……本当にあの栞子さん？

…だめだ、さらっととんでもないことを幾つも並べられて脳がパンクしてる。

明日考えよう…明日。


ﾓｿｯ

しずく「っ！！」ｶﾞﾊﾞｯ

栞子「……めいくくらい、おとしたほうがいいですよ」

しずく「あ…っ……うん」

栞子「……こわいですか？」

しずく「えっ？」

栞子「そのめは……おそれています」

しずく「あっいや…ちがくて……」

栞子「…いいんです……いいですよ」

しずく「違うの！本当にそういうんじゃ」

栞子「だまって」

しずく「っ………ごめん…なさい」

670 ：名無しで叶える物語：2021/11/20(土) 00:48:43.73 ID:UJIEBkWi.net

この栞子は同性愛であることで辛い思いもしてきてそう

671 ：名無しで叶える物語：2021/11/20(土) 00:53:45.94 ID:4AKxlz17.net

栞子「……なぜ、話したと思いますか？」

しずく「……」

栞子「信用してるからですよ、ふふっ」

栞子「わたしがかってに……だから、しずくさんはわるくないです」

しずく「違うの…本当に」

栞子「……それに、しずくさんもすぐにわかります」

しずく「えっ…？」

栞子「…べーすめいくはもっとうすくていいですよ」

栞子「マスカラも……すこしげひんです」

しずく「な……言われなくても……」

672 ：名無しで叶える物語：2021/11/20(土) 01:30:58.38 ID:n9hHkmDq.net

栞子の登場もキャラも意外な感じ

673 ：名無しで叶える物語：2021/11/20(土) 12:40:08.34 ID:4AKxlz17.net

ﾌﾞｰｯ…ﾌﾞｰｯ…

しずく「んんっ……」ﾓｿﾞｯ

しずく「…ぁ…そっか……きのうほてるに……」

栞子「あ…おはようございます」

しずく「っ…あ…うん、おはよう」

栞子「……あの、昨日私何か」

しずく「え？い、いや…」

栞子「…話して下さい、私…覚えてないんです」

栞子「それに今朝起きた時しずくさんと同じベッドで……」

しずく「エっ？！」

栞子「その…何かとんでもないことをしてしまったのではと……」

しずく「し、してないしてない！栞子さんの方が先に寝てたし……トイレの時とかに寝ぼけちゃったんじゃない？」

栞子「そうでしょうか……」

しずく「大丈夫だから、ね？」



─通勤中─

しずく「……」ｽﾀｽﾀ

栞子「……」ｽﾀｽﾀ


本当に覚えてない…のかな。

まぁ…私も酔って記憶が飛ぶ事とかたまにあるけど……。

…もしかしてこれも遊ばれてる？


しずく「……」ﾁﾗｯ


……今度は…私の番だよ。

674 ：名無しで叶える物語：2021/11/20(土) 12:40:28.70 ID:4AKxlz17.net

しずく「…あのね？何か…悩み事とか有るなら…何でも話してね」

栞子「…え…？」

しずく「栞子さん、結構溜め込むタイプだと思うし」

栞子「そう…ですか？」

しずく「私もそうだから」

栞子「……ありがとうございます」

栞子「でも、大丈夫です。今は特には……」

しずく「そう？遠慮しないでね」

栞子「……」


やっぱ覚えて「…あのっ！」


栞子「……やっぱり…良いですか……？」

しずく「え？…うん」

栞子「……今夜…その、二人で……場所は…その」

しずく「…誰かに聞かれたくないこと？」

栞子「……はい」

しずく「……じゃあ、カラオケとかどうかな」

栞子「…はい、お願いします」


…もしかして、もしかしなくても……だよね？

わ、私カマかけるつもりで…なんて事……。

675 ：名無しで叶える物語：2021/11/20(土) 13:10:59.74 ID:mnYfI1We.net

覚えてても覚えてなくても栞子かわいいな

676 ：名無しで叶える物語：2021/11/20(土) 22:27:54.61 ID:4AKxlz17.net

これからしばらく更新できないかもしれないです、すみません

677 ：名無しで叶える物語：2021/11/20(土) 22:29:34.99 ID:zNsRxKTq.net

報告ありがとう
戻られるまで保守しておきます

678 ：名無しで叶える物語：2021/11/21(日) 01:50:16.01 ID:jHqCjRrW.net

気長に待ってる

679 ：名無しで叶える物語：2021/11/21(日) 10:56:02.17 ID:HN5Jkc0T.net

続き楽しみに待ってる

680 ：名無しで叶える物語：2021/11/21(日) 22:47:10.30 ID:ppsPsiDV.net

ほし

681 ：名無しで叶える物語：2021/11/22(月) 19:19:40.52 ID:OfMyR96t.net

待つぞ

682 ：名無しで叶える物語：2021/11/23(火) 09:39:40.14 ID:BbXtsQF+.net

待つ

683 ：名無しで叶える物語：2021/11/23(火) 23:45:00.84 ID:scTgUdJN.net

支援

684 ：名無しで叶える物語：2021/11/24(水) 08:23:33.48 ID:S4D52ilW.net

保全

685 ：名無しで叶える物語：2021/11/24(水) 22:01:21.66 ID:3cnATfjr.net

楽しみ

686 ：名無しで叶える物語：2021/11/25(木) 00:14:17.71 ID:Z5TQbjmM.net

栞子「……」

しずく「……」


しばらくの沈黙のあと、グラスの氷が音を立てた。
それが栞子さんにとっての合図になったのかもしれない。


栞子「……あの」

栞子「私…そのっ……」

しずく「……」

栞子「同性…ぁ…あっ……愛者…なん……で…す」

しずく「……そう、なんだ」


空気が重い。


栞子「…ぁの…その……っ」

栞子「軽蔑……します…か……？」

しずく「し、しないよ！！」


今にも泣きそうな顔をしてる。


しずく「……しない、しないから」

栞子「……ほんとう…っ…ですか？」

しずく「ほ、本当だから」

栞子「ごめんなさっ…わたし…しずくさ…っ…しんじら……なくて」

しずく「あぁっ…で、デリケートな問題だからぁその」

しずく「ほ、ほら！侑さんと歩夢さんの事もあるしね？」

栞子「っ……ぁ………」


し、しまっ…た……地雷だった…？


栞子「う……うぅっ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

しずく「あっ…ご、ごめんなさっ」

栞子「ぐすっ…ずずっ…うぅぅうっ……」

687 ：名無しで叶える物語：2021/11/25(木) 00:15:53.59 ID:Z5TQbjmM.net

時々ちょっとだけ投稿するかもしれないです。

688 ：名無しで叶える物語：2021/11/25(木) 00:34:18.40 ID:G39vzUPQ.net

おつ

689 ：名無しで叶える物語：2021/11/25(木) 00:37:33.20 ID:XE3I4asi.net

栞子はとくに同性愛者であることに悩みを抱えてしまうタイプかもな
それにしても侑さんと歩夢さんに何があったんだ

690 ：名無しで叶える物語：2021/11/25(木) 02:43:13.07 ID:QqeFPuFb.net

栞子はそういう方面には保守的な感じするしね

691 ：名無しで叶える物語：2021/11/25(木) 07:31:28.36 ID:VkOQY0dS.net

悩んでる人たくさんいるんだろうな

692 ：名無しで叶える物語：2021/11/26(金) 00:28:02.61 ID:VC4bBAC7.net

ほ

693 ：名無しで叶える物語：2021/11/26(金) 08:00:50.37 ID:aCgvcOxU.net

しえん

694 ：名無しで叶える物語：2021/11/26(金) 22:53:31.32 ID:6H80UVhh.net

支援

695 ：名無しで叶える物語：2021/11/27(土) 00:46:25.43 ID:5sIniNsR.net

栞子は歩夢に片思いしてて、ゆうぽむカップルには思うところがあるって感じかな？

696 ：名無しで叶える物語：2021/11/27(土) 01:23:31.11 ID:q7Dc2OoJ.net

栞子「う……うぅっ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

しずく「あっ…ご、ごめんなさっ」

栞子「ぐすっ…ずずっ…うぅぅうっ……」
しずく「……ごめんなさい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
栞子「……」

しずく「落ち着いた？」

栞子「はい……すみません取り乱してしまって」

しずく「良かった……」

しずく「とにかく…私はそういうの気にしないから」

栞子「……でしたら…昨夜何があったのか教えて下さい」

しずく「えっ、な…何もなかったよ？」

栞子「…本当…ですか？」

栞子「今朝の反応…少しぎこちなかったので」

しずく「ううん、本当に変な事とかされてないから」

栞子「……そうですか」

しずく「あっ…いやその」

栞子「……いえ」

しずく「……」

栞子「それで、本題なのですが」

しずく「え？…い、今のが本題なんじゃ」

栞子「い、いえ…今のは……事前情報と言いますか」

しずく「そ、そうなの…？」

栞子「……」

しずく「……」ｺﾞｸｯ

697 ：名無しで叶える物語：2021/11/27(土) 01:24:32.86 ID:q7Dc2OoJ.net

栞子「…あ、の……お友達からで……構わないの…で」

栞子「……」

しずく「……えっ、私達友達なんじゃ」

栞子「そ、それは！…そう…です……けど」

栞子「……えぇ…っ…と」

栞子「……」

栞子「……や…」

栞子「や、やっぱり…なんでも……」

しずく「……無理しないで？また今度でも……」

栞子「……い、いえ」

栞子「……その」

栞子「……」

栞子「わ、わた…私と──」



栞子「すみません……ああいった事は初めてで……」

しずく「う、ううん……それにどちらかと言うと…慣れてるほうがちょっと」

栞子「あっ…そう…ですね……」

しずく「…ごめんね、直ぐに返事できなくて」

栞子「いえっ！その……当然のことだと思います」

しずく「……手、つなぐ？」

栞子「えっ？えっ…えぇと」

しずく「友達からって言ってたし、これくらいなら…ね？」ｷﾞｭｯ

栞子「…ぁ……はい…っ……！」

698 ：名無しで叶える物語：2021/11/27(土) 01:28:58.49 ID:q7Dc2OoJ.net

しずく「……あれで良かったのかな」


否定したくなかった。

夜の事はお酒の所為って事で納得できた。

だってあんなに……純情というか……。


でもこれで……良いのかな。

もし…裏切るような事になったら……。


しずく「……はぁ」

しずく「重い……」



「おかえり」

栞子「…ただいま帰りました」

「無断外泊の次はこんな遅くに返ってくるとは」

栞子「…すみません」

「…遊びにとどめておけと言ったこと、覚えているな？」

栞子「……」

「女同士など気の迷いだ。恋愛は男女の関係の事を言う」

栞子「……」

「返事は」

栞子「………は…ぃ」

「ん、おやすみ」

栞子「……」


これで……忘れられる

………だろうか……。

699 ：名無しで叶える物語：2021/11/27(土) 01:32:12.94 ID:/rZxadO2.net

しずくだけじゃなくて栞子も本心からという感じではなさそうか

700 ：名無しで叶える物語：2021/11/27(土) 01:50:47.19 ID:pozTGZ/Q.net

この栞子ちゃんはしずくちゃんでなくても突き放しにくいね

701 ：名無しで叶える物語：2021/11/27(土) 07:50:38.85 ID:ADEbeQI/.net

支援

702 ：名無しで叶える物語：2021/11/27(土) 10:48:36.34 ID:o6PYuhYz.net

あれ？ヤってはないよね？ヤってる描写ないと思うけど

703 ：名無しで叶える物語：2021/11/27(土) 11:33:15.03 ID:wy2YzugG.net

ヤッてはないね
話を聞いて一緒に寝てただけ

704 ：名無しで叶える物語：2021/11/27(土) 11:35:17.64 ID:o6PYuhYz.net

そうだよね。よかった

705 ：名無しで叶える物語：2021/11/28(日) 00:41:23.93 ID:oTKcnBWk.net

栞子の場合は実家的にも同性愛じゃ困るという事情ありそう

706 ：名無しで叶える物語：2021/11/28(日) 01:22:53.98 ID:prSIDrkg.net

かすみ「…夢…かぁ」


昔の夢を見た。しず子が励ましてくれた夢。

アイドルは一人を見てちゃいけない。

ファンのみんなに平等に、でも一人分の熱量を全員に。

……わかってるけど。

それでも…しず子は特別なの。


かすみ「しず子……」


この前、ライブの感想とか聞いとけばよかった。


ライブ…あれ？

リリイベとかライブ……しず子、居たっけ。

まぁ後席とか2階3階は見えづらいし……。

しず子？

707 ：名無しで叶える物語：2021/11/28(日) 02:17:37.40 ID:cJoInAvh.net

招待とかしてなかったらなかなかね

708 ：名無しで叶える物語：2021/11/28(日) 07:31:19.40 ID:bP19CnR9.net

相手も同じように思ってくれてるはずと思い込んでたんだろうな

709 ：名無しで叶える物語：2021/11/28(日) 20:37:14.30 ID:5JnNhtuo.net

支援

710 ：名無しで叶える物語：2021/11/29(月) 06:10:20.10 ID:KLbYXcbE.net

ぽむ

711 ：名無しで叶える物語：2021/11/29(月) 20:58:59.23 ID:Qf98eKoa.net

支援

712 ：名無しで叶える物語：2021/11/30(火) 06:07:17.08 ID:gyPUBusB.net

ほっしゅ

713 ：名無しで叶える物語：2021/11/30(火) 20:46:17.03 ID:Zt9E3Bvp.net

ポムポムプリン

714 ：名無しで叶える物語：2021/12/01(水) 09:25:59.30 ID:Zhpt0dD6.net

支援

715 ：名無しで叶える物語：2021/12/01(水) 18:52:46.10 ID:/GjQTxXO.net

「……あ、おはようございま……どうしたんです？」

かすみ「ちょっと寝不足で…」

「そうなんですか？では今日のレッスンは」

かすみ「大丈夫です！」

「休養も大事です、今日は休んで下さい」

かすみ「うう……わかりました」

「元々スケジュールには余裕がありますから、一日休んだ程度では問題になりませんので安心して下さい」



かすみ「……と言われても」

かすみ「家で寝てるのも退屈だし……」

かすみ「……公園でも行こうかな」



かすみ「誰も居ない……まぁ平日の朝だし…そりゃそうだよね」

とりあえずしばらく歩いて見つけた木陰のベンチに腰掛けてぼーっとすることにした。


春風が心地いい。もう5月も終わりだけどまだ梅雨入りしてない…よね？



かすみ「……ぁっ」


うとうとしてたら昼過ぎになってた。広場には休憩中なのかな？サラリーマンとかOLがぽつぽつって感じ。


かすみ「……帰ろ」ｽｸｯ


「……なんだって〜」ｽﾀｽﾀ

「あははっ」ｽﾀｽﾀ


制服……高校生かな。若いなぁ…ぐぬぬ。

…高校生だったの…もう10年前なのかぁ。


「あのっ！」

かすみ「は、はい？！」

716 ：名無しで叶える物語：2021/12/01(水) 18:57:06.77 ID:Od+HwP5e.net

無意識にストレス溜め込んでそうな行動してるな

717 ：名無しで叶える物語：2021/12/01(水) 19:19:11.98 ID:fmYYdK1L.net

疲れ切った外回りのリーマン

718 ：名無しで叶える物語：2021/12/01(水) 23:37:50.80 ID:/GjQTxXO.net

「あのっ！」

かすみ「は、はい？！」

「…えっと…中須かすみさん…ですか？」

かすみ「ふふっ、そうですよ」

「わぁあっ！本物だよ！！」

「ちょっ本物は失礼だって」

「あぁっ…すみません…」

「私達、近くの高校でスクールアイドルやってるんです」

かすみ「ふふっ…スクールアイドルかぁ」

「それでっ！えっと……サインとか…あのご迷惑でなければ」

かすみ「うん、全然平気だよ。でも…色紙とか」

「有ります！こういうときのために常備してるんです…」ｺﾞｿｺﾞｿ

「あはは…すみませんこの子ちょっとおっちょこちょいで」

かすみ「ううん、用事とか無いからゆっくりでいいよ」

「あ、ありがとうございます…えっと……あった！！」

「これで…お願いします」

719 ：名無しで叶える物語：2021/12/01(水) 23:45:24.66 ID:/GjQTxXO.net

かすみ「うん、宛名はどうする？」

「…じゃあ、せっかくだからグループ名に」

「えっ、良いの？」

「うん、あの…私達」

かすみ「ううん、知ってる」

「えっ？」

かすみ「たまにスクールアイドルの事、調べてるから」ｶｷｶｷ

「そ、そうなんですかっ？！」

かすみ「うん……はいっ！がんばってね」

「わぁぁぁああっ！！」ﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺ

「ちょっ…はしゃぎ過ぎはしゃぎ過ぎ」

「だってだって！」

「もう……ありがとうございます」

かすみ「うん、どういたしまして」

「それじゃあ失礼します」ﾍﾟｺ

「あ、ありがとうございましたっ！！」ﾍﾟｺｯ

かすみ「じゃあねっ」ﾌﾘﾌﾘ

かすみ「……」ｽﾀｽﾀ


10年…か。


『私達、もう昔みたいに言わなくても意思疎通出来る関係じゃないよ──』


……そりゃ…そう……かぁ。

謝ろう、ちゃんと。

720 ：名無しで叶える物語：2021/12/01(水) 23:46:30.34 ID:pOAs1VfJ.net

この子達めちゃくちゃ嬉しいだろうな

721 ：名無しで叶える物語：2021/12/01(水) 23:51:17.93 ID:IhPjtmsE.net

10年前でも言わないと伝わらないことがあったわけだしね

722 ：名無しで叶える物語：2021/12/02(木) 06:12:14.76 ID:DulZ/EMT.net

支援

723 ：名無しで叶える物語：2021/12/02(木) 21:41:11.69 ID:JjysAHfQ.net

ほっしゅ

724 ：名無しで叶える物語：2021/12/03(金) 07:47:58.35 ID:tFod9MhT.net

支援

725 ：名無しで叶える物語：2021/12/03(金) 23:51:26.54 ID:/c19Cjk5.net

しえん

726 ：名無しで叶える物語：2021/12/04(土) 07:47:06.18 ID:bfw6iMm6.net

支援

727 ：名無しで叶える物語：2021/12/04(土) 20:19:52.42 ID:iV99ZJZD.net

かすみ「…急にごめんね」

しずく『いや、大丈夫だけど……どうしたの？』

かすみ「この前のこと…謝らなきゃって」

しずく『あぁ……ううん、私こそだよ』

かすみ「そんなの嘘だよ、だって私…自分で意味分かんないことで怒ってたってわかるもん」

しずく『……』

かすみ「…ごめんなさい」

しずく『…あのね、この前…その事で話そうと思ってかすみさんの家に行ったの』

かすみ「え？」

しずく『そしたらたまたま果林さんと会って…北海道でロケって聞いて諦めたんだけど』

しずく『……私から謝ろうと思ってたのに…ごめんね？』

かすみ「ううん……LINE既読無視してたし……私のせいだよ」

かすみ「……あ、どうだった？」

しずく『え？』

かすみ「その…北海道ロケの」

しずく『…あぁ、途中までしか見てないから……』

かすみ「……えっ？」

しずく『ごめんね？』

かすみ「ううん……」

かすみ「……ねぇ、フィフスアルバムの発売記念放送は？」

しずく『えっ……見てない…けど』

かすみ「この前のライブは？」

しずく『み、見てないよ。そんな…さすがに全部は』

かすみ「…なんで？」

しずく『…なんでって……言われても』

かすみ「……ごめん」

しずく『かすみさん？』

かすみ「ううん……なんでも…無い」

しずく『…大丈夫？』

728 ：名無しで叶える物語：2021/12/04(土) 20:30:23.57 ID:iV99ZJZD.net

かすみ「うん…へい『誰ですか？』

かすみ「へ？」

しずく『かすみさんだよ』

『邪魔してしまいましたか…？』

しずく『ううん、全然平気だよ』

かすみ「しお子…？」

しずく『うん、そうだよ』

かすみ『なんで』

しずく『なんでって…宅飲み…みたいな』

かすみ『なんで……』


『ｶﾞﾝｯ……』


しずく「……あれ？ちょっと、かすみさん？」


かすみ『…ないよ……』

しずく「え？」

かすみ『こんなのって…無い』ﾌﾟﾂｯ


しずく「あ、ちょっと！……」

しずく「掛け直したら出るかな……」

しずく「…切られた」


しずく（今度は…一体何で怒ってるの……？）

しずく（…怒ってるのかな）

しずく（自分も誘えってこと？いや…かすみさんならそういうの言うだろうし…）

729 ：名無しで叶える物語：2021/12/04(土) 20:51:35.03 ID:j4ewyrEy.net

凄まじい片思いだな

730 ：名無しで叶える物語：2021/12/04(土) 21:15:15.08 ID:su2G9kz0.net

番組やイベントを全部チェックはさすがにね

731 ：名無しで叶える物語：2021/12/04(土) 21:42:52.99 ID:cPil+IrT.net

しずくからしたら想像もできないだろうな

732 ：名無しで叶える物語：2021/12/05(日) 00:01:17.99 ID:2j03tUmh.net

栞子「……あの」

しずく「え？」

栞子「…どうしたんですか？」

しずく「ううん、ちょっとね」

栞子「かすみさんの事ですか？」

しずく「……まぁ…ね」

栞子「……もしよければですが、遠慮せず話して下さい」

しずく「……ううん、大丈夫だから」

栞子「……そうですか？」

しずく「うん」

しずく「あ、栞子さんは何飲むの？」

栞子「ジンジャーエールとノンアルをいつくか飲もうかと」

しずく「え？ノンアルで良いの？」

栞子「さすがに懲りました……」

しずく「あー…そっかぁ、まぁそうだよね……じゃあ…乾杯」ﾌﾟｼｭｯ

栞子「はい」ﾌﾟｼｭｯ

しずく「んっ…んっ……ぷはーっ」

栞子「んくっ…ふぅっ……」

しずく「……やっぱり、ちょっと相談乗ってもらって良い？」

栞子「い、良いですよ！是非」

733 ：名無しで叶える物語：2021/12/05(日) 00:16:32.55 ID:irOi3Rst.net

栞子あいかわらずかわいい

734 ：名無しで叶える物語：2021/12/05(日) 08:45:58.61 ID:ifmJWdx3.net

かわいい

735 ：名無しで叶える物語：2021/12/06(月) 03:03:58.37 ID:YEkDh5q6.net

ほっしゅ

736 ：名無しで叶える物語：2021/12/06(月) 06:51:34.22 ID:W/ARnQk3.net

相談がどっちに転ぶかな

737 ：名無しで叶える物語：2021/12/06(月) 20:16:56.83 ID:Rl+1BWyS.net

支援

738 ：名無しで叶える物語：2021/12/06(月) 23:59:11.40 ID:CDuV4Tbz.net

しずく「はっ…はっ…はっ…」ﾀｯﾀｯﾀｯ

「まもなく２番線に…準特急…──」



『……それは……早く…出来るだけ…その、……かすみさんの所に行ってあげた方が…』



しずく「はっ…はっ…はぁっ……」

ﾌﾟｼｭｰｯ……



『……今からでも』

『いえ……今じゃないと間に合わないと…思います』



しずく「はぁっ…はーっ……」

ｶﾞﾀﾝｶﾞﾀﾝ……



『……やめて下さいッ！！……これ以上…私にこんな事……言わせ…ない…で…っ』



しずく「……っ」



『いえ…すみません……私は……嫌な女ですね…』

『……行って下さい……お二人の仲を…どんな形であれ引き裂きたく無いんです』

『……平気…ですから』



しずく「はぁ…っ……」



『待ってますね、それくらいは…良いですよね…』



しずく（私は……）

739 ：名無しで叶える物語：2021/12/07(火) 01:02:44.22 ID:75zLfFBu.net

栞子ちゃん健気でいい子だな

740 ：名無しで叶える物語：2021/12/07(火) 01:43:48.36 ID:6a4KpP5j.net

適切なアドバイスできるのは悲しい思いをしてきたからだろうか…

741 ：名無しで叶える物語：2021/12/07(火) 06:21:26.91 ID:bBYRS5DB.net

支援

742 ：名無しで叶える物語：2021/12/07(火) 14:12:26.84 ID:PgHK1SCS.net

栞子はどうなるのかな

743 ：名無しで叶える物語：2021/12/07(火) 22:51:34.94 ID:PY2/rTdG.net

しずかすの2人も他の子達も気になるね

744 ：名無しで叶える物語：2021/12/08(水) 06:20:11.70 ID:PN9aDrc6.net

支援

745 ：名無しで叶える物語：2021/12/08(水) 21:33:00.16 ID:zAlWlMPW.net

ほっしゅ

746 ：名無しで叶える物語：2021/12/09(木) 06:13:36.89 ID:pRjZyUQh.net

支援

747 ：名無しで叶える物語：2021/12/09(木) 21:35:25.52 ID:n/PkhTvC.net

ぽむ

748 ：名無しで叶える物語：2021/12/10(金) 01:28:31.30 ID:fU+WjUJw.net

かすみ「ひさしぶり」

しずく「……上げてもらえないかと思ってた」

かすみ「じゃあなんで来たの」

しずく「……怒ってるかなって」

かすみ「……本当に？」

しずく「……っ」

しずく「……すーっ…はぁーっ…」

しずく「……ごめん嘘ついた」

しずく「栞子さんに今行ったほうが良いって言われたから…来た」

かすみ「…最低だよしず子」

しずく「…そうだね……その通りだと思う」

かすみ「だったら「栞子さんに……告白された」

かすみ「……え？」

しずく「まだ返事はしてないけど……でも…多分今まさに…つらい思いをさせてるから」

かすみ「な、なんで？なんで……だめ…だよ」

かすみ「じゃないとだって……しお子と？……なに…それ」

しずく「…ごめんなさい、わかんないよ」

しずく「前にも行ったけど……かすみさんがなんで電話切ったのかとか、今なんで動揺してるのかとか」

しずく「わかんない」

かすみ「……」

しずく「……返ったら栞子さんにちゃんと返事をしようと思う」

かすみ「っ？！ぇ…こ、断るんだよね？！」

しずく「……」

かすみ「しずこぉ…ッ………ね、ねぇ」

しずく「……」

しずく「なんで断らなきゃいけないの？」

749 ：名無しで叶える物語：2021/12/10(金) 01:30:52.18 ID:fU+WjUJw.net

かすみ「っ…ぇ？」

しずく「かすみさんに反対する理由があるの？」

かすみ「だ、だって！…だって……」

しずく「無いよね？」

かすみ「あ、有るっ！！…ある……から」

しずく「じゃあ何？」

かすみ「えっと…そ、れは……あの」

しずく「言えないじゃん」

かすみ「ちがっ」

しずく「……」

かすみ「あの……それは…っ」

しずく「……無いんでしょッ！？」

かすみ「っ…えっ……」

しずく「あの言い方は無いよ…栞子さんに……失礼だよ」

かすみ「っ…ぁ…ご、ごめんな…さっ」

しずく「私に謝ってもどうにもならないよ……」

かすみ「……うっ…うう…ｯ……ぐすっ」

かすみ「ちがうの…っ……いやなの……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

しずく「……」

かすみ「しずこが…っ……うぅうっ……」

しずく「……わがままだよ」

しずく「いつまでもあの頃みたいに仲良しなんて……」

かすみ「やだぁっ！！」ｷﾞｭｯ

しずく「…ごめんね」ｸﾞｸﾞｸﾞ

かすみ「しず…こぉっ……」ﾍﾅﾍﾅ

しずく「でもこうしないと…かすみさんのためにもならないと思うから」

かすみ「あっ…あぁ…ぁ……まっ…て」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

しずく「じゃあね」


……ﾊﾞﾀﾝｯ

750 ：名無しで叶える物語：2021/12/10(金) 01:33:32.30 ID:fU+WjUJw.net

しずく（…これで良い）

しずく（きっとこれで元通り）

しずく（……うん）


ﾎﾟﾀｯ


しずく「えっ」

しずく「あ…あれ……私」


ﾎﾟﾀｯﾎﾟﾀｯ…ﾎﾟﾀｯ……ｻﾞｧｧｧ……


しずく「………雨…かぁ」

しずく「もう6月だもんね」

しずく「傘……買わないと」

751 ：名無しで叶える物語：2021/12/10(金) 01:35:30.28 ID:qZxZekpK.net

かすみ言えないのか
とことん拗らせてるな

752 ：名無しで叶える物語：2021/12/10(金) 01:44:32.66 ID:0Ne+jJXM.net

しずくちゃんもしずくちゃんで拗らせてるね

753 ：名無しで叶える物語：2021/12/10(金) 01:52:36.48 ID:PKvMBvRC.net

さすがにこの流れだとしお子がかわいそうになるな

754 ：名無しで叶える物語：2021/12/10(金) 06:53:24.81 ID:/aJEj6aM.net

支援

755 ：名無しで叶える物語：2021/12/10(金) 21:51:46.61 ID:BY/gqI0h.net

ぽ

756 ：名無しで叶える物語：2021/12/11(土) 06:59:02.80 ID:0o51wsfX.net

支援

757 ：名無しで叶える物語：2021/12/11(土) 12:30:05.48 ID:iHqvfWKE.net

高校1年の時みたいにもう一度好きって言わないと伝わらないな

758 ：名無しで叶える物語：2021/12/11(土) 23:27:21.78 ID:wOLbruBu.net

支援

759 ：名無しで叶える物語：2021/12/12(日) 02:57:58.72 ID:U5wbZPY+.net

「──次は…南大沢です……」

しずく「……あ」

しずく（……降りなきゃ）

ﾌﾟｼｭｰｯ……

しずく「……あれ」

しずく「あ……傘」

ﾌﾟｼｭｰｯ…ｶﾞﾀﾝｶﾞﾀﾝ…ｶﾞﾀﾝ……

しずく「……いいや、もう」



ｶﾞﾁｬｯ……ﾊﾞﾀﾝ

栞子「！！」ﾄﾀﾄﾀ

栞子「おかえりなさ……びっ…びしょびしょじゃないですか？！」

しずく「うん……」ﾎﾟﾀｯ…ﾎﾟﾀｯ…

栞子「タオル持ってきますっ！」ﾀｯﾀｯﾀｯ

しずく「……うん」

栞子「どうぞ……」

しずく「……ありがと」

栞子「お風呂沸かしてありますから！えっとそれから…」

しずく「……」ﾄﾞｻｯ

栞子「わわっ…」

栞子「大丈夫ですか…？！」

しずく「……うん」

栞子「あ、あの……あの」

しずく「……ごめんね」

栞子「それより早く脱がないと冷えてしまいますから…」

しずく「……」

栞子「…何か…あったんですか？」

しずく「……」

栞子「……拭きますね」

しずく「……うん」

760 ：名無しで叶える物語：2021/12/12(日) 03:34:31.73 ID:pl/ebSGC.net

栞子の気持ち知っててこれはなかなかキツいな
しずくも余裕ないんだろうけど

761 ：名無しで叶える物語：2021/12/12(日) 04:37:29.15 ID:CR71DbL9.net

栞子ちゃんがずるいことできる子だったらチャンスなんだろうけど

762 ：名無しで叶える物語：2021/12/12(日) 09:56:55.47 ID:OBYVvyTN.net

しお…

763 ：名無しで叶える物語：2021/12/12(日) 20:54:16.16 ID:q/RCH0oZ.net

ほしゅう

764 ：名無しで叶える物語：2021/12/13(月) 06:01:51.39 ID:GvOV+EWI.net

支援

765 ：名無しで叶える物語：2021/12/13(月) 20:53:35.55 ID:QjuORCKu.net

ほっしゅ

766 ：名無しで叶える物語：2021/12/14(火) 00:25:21.02 ID:UM2qChMZ.net

しずく「……」ﾁｬﾌﾟﾁｬﾌﾟ

しずく（あんなに心配してくれた）

しずく（髪を拭いてくれて）

しずく（服も……）

しずく（……何も聞かないでくれた）

しずく（……なのに）

しずく（これで元通りのはずなのに……かすみさんが脳に張り付いて取れない）

しずく（栞子さんはあんなに……）

しずく（思ってたよりもずるいな…私）



栞子「あっ、出ましたか？」

しずく「うん、色々…ありがとうね」

栞子「いえ…髪乾かしますよ」

しずく「ううん、平気」

栞子「…そうですか」

しずく「……ごめんね」

栞子「いえ…」

しずく「……あの時、返事をすぐしなかったこと」

栞子「えっ」

しずく「……ホールドなんて良くなかったなって」

栞子「あ、あの」

しずく「ごめんなさい」

栞子「やめて下さい！全く気にしてないですから」

しずく「……もうちょっと待ってて？乾かし終わったら……」

しずく「……栞子さん？」

767 ：名無しで叶える物語：2021/12/14(火) 00:26:20.69 ID:UM2qChMZ.net

栞子「…ぇ…？」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

栞子「あっ、違っ…ごめんなさっ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

しずく「待って！まだ何も…」

栞子「っ……うぅっ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

栞子「ごめ…なさっ……ごぇっ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

しずく「……ごめん…なさい」

しずく「……私のせい…だから」

しずく「だから……」

しずく（……怒って）

栞子「いえっ…ぐすっ……ちがうん…ぇすっ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

しずく「ううん私が」

栞子「ちがうんですぅっ！……わたしぁ…っ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

しずく（怒ってよ……なんで）

しずく（私が悪いのに）

栞子「わたしが…っ……あんなこと…し…しなければぁ……っ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

しずく「やめて…」

栞子「んぅっ…はぁ…っ……わたしが…ズルをしたんです」

しずく「やめて」

栞子「しずくさんと…歩夢さんとを重ねて…っ」

しずく「やめてぇっ！！」ﾄﾞｻｩt

栞子「し…しずくさ…ん？」

しずく「やめてよ……違うのわたしが……悪いの」

しずく「だから怒ってよ……」

しずく「……ねぇ」

栞子「私は……歩夢さんが好きでした」

栞子「ほんとは歩夢さんがまだ…忘れられないんです」

768 ：名無しで叶える物語：2021/12/14(火) 00:36:14.83 ID:ZfCmDnxx.net

これはつらい

769 ：名無しで叶える物語：2021/12/14(火) 00:37:42.95 ID:UM2qChMZ.net

しずく「……でも」

栞子「面倒見が良いところとか優しいところとか…体つき…とか…似ていたから……あなたで忘れようと……それで」

しずく「……」

栞子「…だから…悪いのはわたしなんです」

栞子「こんな不純な……だから……」

しずく「……弄んだ事に変わりはないよ」

栞子「……」

しずく「……」

しずく「……ごめんなさい、お付き合いは…できません」

栞子「……は…い」



─月曜日─

栞子「おはようございます」

しずく「おは…お、おはよう……」

栞子「…すみません、気まずかったですか？」

しずく「えっ…ううん、その……うん、ちょっと」

栞子「控えたほうが良いですか…？」

しずく「…えっいや……その……良いの？」

栞子「職場に私情は持ち込まないようにしていますから…」

しずく「そうなんだ……そうだよね、ごめんなさい」

栞子「では」ﾆｺｯ

しずく（…なんか…すごいなぁ……ううん、社会人なんだもんそれくらい当然なんだよね）

しずく（私もちゃんとしないと……）

770 ：名無しで叶える物語：2021/12/14(火) 00:39:15.74 ID:XN6IeH+4.net

栞子も誰でもいいわけじゃないだろうから
忘れるためだけでもないんだろうけどね

771 ：名無しで叶える物語：2021/12/14(火) 00:54:23.79 ID:c7yO4cwC.net

栞子ちゃんは失恋の経験者だから嫌でも割り切り方を学んでるというのもありそう

772 ：名無しで叶える物語：2021/12/14(火) 07:33:17.10 ID:bLu6js4P.net

支援

773 ：名無しで叶える物語：2021/12/14(火) 22:00:24.35 ID:ySZNH3lt.net

ほしゅう

774 ：名無しで叶える物語：2021/12/15(水) 07:13:02.08 ID:8TTCwTOn.net

支援

775 ：名無しで叶える物語：2021/12/15(水) 21:43:34.43 ID:CQbFSVGr.net

ほっしゅ

776 ：名無しで叶える物語：2021/12/15(水) 22:33:48.61 ID:UlVXly/x.net

すみません
>>766
から
>>769
は無かった事にしてください

777 ：名無しで叶える物語：2021/12/16(木) 01:05:41.25 ID:+4X5pyHg.net

続きは>>759のあとからってことかな

778 ：名無しで叶える物語：2021/12/16(木) 07:22:36.98 ID:LKGFsRpW.net

支援

779 ：名無しで叶える物語：2021/12/16(木) 22:14:10.65 ID:HmK0SzLX.net

支援

780 ：名無しで叶える物語：2021/12/17(金) 07:27:27.67 ID:c5rhFJtn.net

₍₍ @cﾒง*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘว ⁾⁾

781 ：名無しで叶える物語：2021/12/17(金) 23:33:37.76 ID:Qjmojp4b.net

ぽ

782 ：名無しで叶える物語：2021/12/18(土) 00:48:24.93 ID:6BlxP8O+.net

>>759から

しずく「……ふー…」ﾎｶﾎｶ

栞子「あっ……お風呂…大丈夫でしたか？」

しずく「うん…ありがとうね」

栞子「いえ……髪…乾かしましょうか？」

しずく「じゃあ……お願いしようかな」

栞子「はい」



栞子「……これくらいでどうですか？」ｺﾞｰ…

しずく「うん、ありがとう」

栞子「いえ…これくらいなんてことありませんから」

しずく「ふふっ、そっか……」

栞子「……あ…あの」

しずく「ねぇ」

栞子「はい…？」

しずく「あの時の返事、今でもいい？」

栞子「えっ」


ﾄﾞｻｯ


「……んっ…ふむっ……んん……ぷふっ」


栞子「……ぁ……？」

しずく「……」


ﾋﾟﾄｯ


しずくさんの指先が頬を撫でる。

ひどく冷たい指先なのに触れ合っているところが溶けるくらい熱い。


……だめですこんな。

かすみさんとちゃんと……

783 ：名無しで叶える物語：2021/12/18(土) 00:56:43.82 ID:wSY64FxE.net

軽くするのかと思ったらさらに重い感じに変わってた…

784 ：名無しで叶える物語：2021/12/18(土) 00:58:11.34 ID:6BlxP8O+.net

しずく「手…冷たいよね」

栞子「……い…え…」


違っ…言わないと


しずく「…ねぇ……返事の答え…っていうのは変かな。……良い？」

栞子「…………は…ぃ」


「んんっ…ぷはっ…んふーっ……ふーっ」


しずく「……服…脱がすね？」

栞子「あっ……まって」

しずく「……嫌？」

栞子「……そうでは…なくて……」


今ならまだ……いえ…もう


しずく「もう大人なんだし、平気だよ」


栞子「そう…でしょうか」

しずく「…それとも……」

栞子「良いんでしょうか……ほんとうに」

しずく「……うん」

栞子「……私が……」

しずく「良いんだよ……じゃないと」

785 ：名無しで叶える物語：2021/12/18(土) 01:15:29.71 ID:zAsqu3nw.net

普通に振られるよりもっとかわいそうなことになりそうだけど栞子ちゃん大丈夫かな

786 ：名無しで叶える物語：2021/12/18(土) 01:23:03.56 ID:0bnO1Ro6.net

予想外な方向に向かいそう

787 ：名無しで叶える物語：2021/12/18(土) 08:54:37.81 ID:6KcS//7a.net

支援

788 ：名無しで叶える物語：2021/12/18(土) 23:00:37.12 ID:qi/jr8bP.net

ほっしゅ

789 ：名無しで叶える物語：2021/12/19(日) 08:51:05.81 ID:9xQ4oAap.net

支援

790 ：名無しで叶える物語：2021/12/19(日) 22:41:02.78 ID:DWEwLsek.net

ほっしゅ

791 ：名無しで叶える物語：2021/12/20(月) 06:58:25.36 ID:Zku+w7Sy.net

支援

792 ：名無しで叶える物語：2021/12/20(月) 21:19:30.43 ID:x7y1+fsH.net

ほ

793 ：名無しで叶える物語：2021/12/21(火) 06:18:39.04 ID:iAOnj5lK.net

支援

794 ：名無しで叶える物語：2021/12/21(火) 22:42:01.05 ID:7tr6C8e3.net

ほ

795 ：名無しで叶える物語：2021/12/22(水) 01:54:54.04 ID:RO8iE4Sb.net

─一ヶ月後─

栞子「──っ！！……」ｶﾞﾊﾞｯ

栞子「…っ…はぁ……はぁ」

栞子「また……ゆめ」

栞子「…っ」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

栞子「そうです……夢…なんですから」

栞子「……すーっ……はー……」

栞子「……よしっ」


あの日の夜、しずくさんと混じり合った。

私に初めての恋人が出来た。


栞子「おはようございます」

しずく「あ、おはよう栞子さん」

しずく「…寝不足？」

栞子「えっ……少し」

しずく「コンシーラー貸そうか？」

栞子「いえ……一応使ったんですが」

しずく「だめだよ夜ふかししちゃ」

栞子「どうしても目を通しておきたい資料があったので……」

しずく「そんなに真面目にならなくても良いのに」

栞子「そういう訳にはいきませんよ、銀行から来ている身ですから…手を抜くなんて」

しずく「…そうだよね、なんかごめんね」

栞子「謝らないで下さい、それに仕事も楽しいですし」

しずく「ええ？経理が？」

栞子「えぇまぁ…その……書類仕事は得意ですから…あはは」


最近になって、かすみさんの夢を見るようになりました。

あんな夢は私の被害妄想だとわかりきっている。

でも

796 ：名無しで叶える物語：2021/12/22(水) 02:30:03.08 ID:tao3senW.net

一夜の関係じゃなくて恋人同士になったんだな
どうなっていくんだろう

797 ：名無しで叶える物語：2021/12/22(水) 02:39:27.93 ID:CEaKQYSR.net

構想が書き直し前と同じなら栞子ちゃん…

798 ：名無しで叶える物語：2021/12/22(水) 03:24:41.31 ID:yjoBnTZd.net

かすみが知ったらどうなってしまうんだ

799 ：名無しで叶える物語：2021/12/22(水) 07:33:39.61 ID:OaTf8rwP.net

支援

800 ：名無しで叶える物語：2021/12/22(水) 12:00:21.77 ID:rmhSSS8E.net

たすけてりなりー

801 ：名無しで叶える物語：2021/12/22(水) 21:39:19.34 ID:nYCSAiCS.net

ほ

802 ：名無しで叶える物語：2021/12/23(木) 07:26:48.03 ID:ePd/7qkn.net

支援

803 ：名無しで叶える物語：2021/12/23(木) 22:09:13.79 ID:+D3xQH17.net

ほ

804 ：名無しで叶える物語：2021/12/24(金) 01:09:20.91 ID:V42eczOk.net

でももし…本当にそう思われていたとしたら


しずく「──栞子さん！」

栞子「は、はい！？」

しずく「信号青だけど…渡らないの？」

栞子「あっ…ぼーっとしてました」


しずく「…やっぱり寝不足は良くないよ」

栞子「そう…ですね、ちゃんと寝るようにしますから心配しないで下さい」

しずく「うん」




栞子「……」ﾎﾞﾌｯ

栞子「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ


［夢を見ない方法　　　］検索


栞子「……」ｽｯ…ｽｯ…

栞子「ストレスなんて……」

栞子「……」

栞子「……」ﾁﾗｯ


23:38


栞子「…今日は…早めに寝ますか」

805 ：名無しで叶える物語：2021/12/24(金) 01:24:35.66 ID:1WnTdFFj.net

栞子は悩み出したらどんどん深みにハマりそう

806 ：名無しで叶える物語：2021/12/24(金) 02:34:13.42 ID:PZVq5Ynd.net

もしまだ歩夢のことを吹っ切れてないならかすみほど純粋な気持ちじゃないという負い目もあるのかもね

807 ：名無しで叶える物語：2021/12/24(金) 03:36:21.93 ID:gYYxzzQT.net

しずかすの2人はともかく栞子ちゃんがどうなるか全然想像できない

808 ：名無しで叶える物語：2021/12/24(金) 07:35:14.19 ID:8P6QwTFY.net

つらい

809 ：名無しで叶える物語：2021/12/24(金) 23:06:09.59 ID:acjldnVQ.net

ほ

810 ：名無しで叶える物語：2021/12/25(土) 01:51:01.43 ID:KJISbQxx.net

あれ？……私

……そうでした、生徒会の書類を……その前に

えっと……鍵を

鍵？

かぎ……

「栞子」

えっ……あれ？姉さん？

「ううん」

あの

「……辛い」

……はい

「……じゃあ、担々麺で」

「かしこまりました」

「……しお子は？」

え？

えっと…

かすみさん？

「返して」

え？

「……」


ｶﾞｯｼｬｰﾝｯ！！！


わ…わ…にげ…にげないと

いやっ、離して…はなせ……うわっ

かすみ「ねぇ」ﾆｺﾆｺ

ちがうんです

ちがっ

かすみ「三船栞子」ﾆｺﾆｺ

ひ、ひぁあっ


ｸﾞｻｯ

811 ：名無しで叶える物語：2021/12/25(土) 01:51:28.53 ID:KJISbQxx.net

栞子「っっっ！！！…はぁっ……っ…ぅあ…くび…刺されて……」ｶﾞﾊﾞｯ

栞子「ゆめ……はぁっ……はぁ……今…何時……」


［3:11］


栞子「……水…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

812 ：名無しで叶える物語：2021/12/25(土) 01:58:19.50 ID:GaJbCMjq.net

栞子ちゃんの精神状態がやばすぎる

813 ：名無しで叶える物語：2021/12/25(土) 04:08:03.12 ID:PiPeRVRO.net

かすみへの罪悪感が強すぎてこのまま付き合ってても苦しみの方が大きそう

814 ：名無しで叶える物語：2021/12/25(土) 07:38:43.04 ID:v0sqFwSp.net

つらい

815 ：名無しで叶える物語：2021/12/25(土) 22:17:13.35 ID:cMvoZddd.net

ほ

816 ：名無しで叶える物語：2021/12/26(日) 11:00:33.59 ID:QKDBxW46.net

しゅ

817 ：名無しで叶える物語：2021/12/26(日) 23:46:08.37 ID:QdqseBAJ.net

栞子「んくっ…んくっ…んくっ…ぷは…っ……」

栞子「はー……はぁ……っ」

栞子「…寝ないと」



──ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ…ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ

栞子「……」ｳﾄｳﾄ

栞子「は…っ……」ﾋﾞｸｯ

栞子（寝るとこでした……）

栞子（こんなところであんな夢見たら……）

栞子（……立てば……多分…大丈夫）

栞子「……」

「大丈夫？」

栞子「……え…？」

栞子「しずくさん？…なんで」

「なんでって……会社、同じ方向でしょ？」

栞子「ちが……違います…反対側じゃ」

「ほら、まだ寝てても」

栞子「……これは…ゆめ？」

「ううん」

栞子「そう…ですか」


かすみ「私のしず子だよ？」


栞子「えっ…あ」

818 ：名無しで叶える物語：2021/12/26(日) 23:47:00.99 ID:QdqseBAJ.net

かすみ「し…」

栞子「や…」

かすみ「しお…こ」

「しおりこ」

「栞子」

「栞子」


「栞子！！」

栞子「っぁ………あれ…お母様…？」

「なかなか起きないから来ましたけど……何をやっているんです」

「朝くらい一人で起きれないで」

栞子「す、すみません……すぐに支度を」

「早くしないと朝食は片付けてしまいますからね」

栞子「……はい」

819 ：名無しで叶える物語：2021/12/27(月) 00:00:32.31 ID:PXz3nv/Q.net

自分を追い詰めすぎだ

820 ：名無しで叶える物語：2021/12/27(月) 05:13:50.93 ID:2FfIY8nj.net

しずくちゃん気付いてあげて

821 ：名無しで叶える物語：2021/12/27(月) 22:16:47.01 ID:v6b4eYH1.net

支援

822 ：名無しで叶える物語：2021/12/28(火) 07:15:25.45 ID:dMx5OcIE.net

ほ

823 ：名無しで叶える物語：2021/12/28(火) 12:18:16.03 ID:4j+OGLjK.net

生きにくそうな性格してるなあ

824 ：名無しで叶える物語：2021/12/28(火) 23:18:53.78 ID:kOkF4hgr.net

しお…

825 ：名無しで叶える物語：2021/12/29(水) 11:26:51.70 ID:O6CwbJnB.net

ほ

826 ：名無しで叶える物語：2021/12/29(水) 23:41:18.95 ID:JkP9TfFE.net

かすみが知るのまだかな

827 ：名無しで叶える物語：2021/12/30(木) 11:03:08.71 ID:CXcVZuVn.net

しゅ

828 ：名無しで叶える物語：2021/12/30(木) 23:03:07.94 ID:YG83vLsE.net

支援

829 ：名無しで叶える物語：2021/12/31(金) 00:47:18.52 ID:TznOvOsu.net

「ねえ、栞子さんって確か実家暮らしだよね」

栞子「はい……一人暮らしはダメだと……」

「あっそういう事じゃなくて……その、同棲…とか」

栞子「……しずくさんの家でですか？」

「うん……どう…かな」

栞子「……むりですよ、父も母も女同士には厳しいですから」

「あっ……そう…だよね」

栞子「……本当ならあんな家、早く出て行ってしまいたいんです」

「えっ」

栞子「あの時だって……あれ」

栞子「これ……どっち」

「だ…大丈夫？」

栞子「あの……いえ違うんです今のは」

栞子「両親にはちゃんと感謝していますそれに私は……三船の……」

しずく「栞子さんっ！」ｶﾞｼｯ

栞子「っぁ……」

830 ：名無しで叶える物語：2021/12/31(金) 00:59:40.46 ID:7zLVnmPg.net

夢か現実かわからなくなってるのかな
かなり深刻な状態になってる

831 ：名無しで叶える物語：2021/12/31(金) 01:13:37.04 ID:z9mVwOPr.net

誰かと結ばれるかはともかく栞子も何かの形で救われて欲しい

832 ：名無しで叶える物語：2021/12/31(金) 05:24:37.08 ID:4wc64MYc.net

親の考えが変わらないなら家からは解放されて欲しいな

833 ：名無しで叶える物語：2021/12/31(金) 13:39:27.09 ID:MUXTut5p.net

かすみも栞子もやばいね

834 ：名無しで叶える物語：2022/01/01(土) 00:55:06.06 ID:WeFSFlbO.net

支援

835 ：名無しで叶える物語：2022/01/01(土) 01:48:42.48 ID:gjfSChXO.net

しずく「……大丈夫？」

栞子「…えと」

しずく「何かあったの？」

栞子「……いえ」

しずく「言って」

栞子「……」

しずく「じゃあ……今じゃなくても良いから」

しずく「……ううん、やっぱりやめた」

栞子「えっ…？」

しずく「今日このまま家に来て泊まって」

栞子「そんな…いきなり」

しずく「今の栞子さんをそのまま帰したくないの」

しずく「それに付き合ってるんだからこれくらいは……別に良いでしょ？」ｸﾞｲｯ…ﾀｯﾀｯﾀｯ

栞子「……」ﾀｯﾀｯﾀｯ


私は何をやってるんだろう。

自分から告白して、勝手に罪悪感でこんな事になって。

そもそも私は……なんでしずくさんに。


栞子「……あの」


こうして手を引いてくれて、こんなに気をかけてくれてるのに


しずく「…どうかした？」


『──どうかした？』

836 ：名無しで叶える物語：2022/01/01(土) 01:49:26.05 ID:gjfSChXO.net

栞子『えっ…あっ……いえ……卒業…おめでとうございます』

歩夢『ふふっ、もう何回も祝ってもらってるよ？』

栞子『いえ……その……本当に卒業してしまうんですよね』

歩夢『…寂しい？』

栞子『……はい』

歩夢『そっか……』ｷﾞｭｯ

歩夢『私もね、みんなと会えなくなるのは…やっぱり寂しいよ』

栞子『……皆と…ですか』

歩夢『うん……でも、これが最後のお別れって訳じゃないでしょ？』

歩夢『また会えるって思ったら……寂しいのを我慢して頑張ろうって思えるから』

歩夢『……なんだか私の事ばっかりになっちゃった……ごめんね？』

栞子『……いえっ！そうですね……また』

歩夢『うん、また…ね？』

『あゆむー、集合写真撮るよー』

歩夢『ほら、行こ栞子ちゃんっ──』



しずく「──栞子さん？」


ああ……そうなんですね私は。

しずくさんの姿に重ねて。


栞子「……れて下さい」

しずく「え？」

栞子「私と……わか…っ…別れて…下さっ……」

しずく「えっ…？」

しずく「えっ？え…っ？何…言ってるの」

栞子「ごめん…なさ…い、私が全部…悪いんです…っ」

837 ：名無しで叶える物語：2022/01/01(土) 02:00:15.37 ID:ZIbAFC4o.net

吹っ切るためにか
でもしずくの方にも少しそういう感じあったよね

838 ：名無しで叶える物語：2022/01/01(土) 10:57:28.29 ID:2glLTM4S.net

つらいしお…

839 ：名無しで叶える物語：2022/01/02(日) 00:36:59.83 ID:rX+PETxw.net

栞子ちゃんはどうにかして区切りを付けないと一生恋愛出来なさそう

840 ：名無しで叶える物語：2022/01/02(日) 01:55:29.50 ID:1F5vpJug.net

しずく「……えっ？ごめん……わかんないよ」

栞子「……ごめ…な…さ」

しずく「だって！栞子さんから…」

栞子「は…いっ……だから……っぅ……私の…せい…ぁんで…っ」

しずく「違うのっ！そんな事…言いたいんじゃなくて……やだよ」

しずく「なんで……だって」

栞子「ゆ…っ…夢を……見るんです」

しずく「ゆ…め？」

栞子「かすみさん…がっ……わたしのせいで……」

しずく「そんな、何？なんでかすみさんが」

しずく「……ちょっと…場所変えよっか」
気づかなかった。

迷路みたいな地下通路の一角。大勢が行き来していたのに……。

でも誰も気にしてないみたい。

なんだか……ドラマのワンシーンみたい。

これが劇だったら良いのに。

841 ：名無しで叶える物語：2022/01/02(日) 02:10:26.14 ID:HYn+qaKG.net

こういう風に言われるとしずくの方もかすみを変に意識してしまいそう

842 ：名無しで叶える物語：2022/01/02(日) 03:40:49.16 ID:V1kkdpn3.net

しずく視点だと急に変わりすぎて意味わからないだろうな

843 ：名無しで叶える物語：2022/01/02(日) 06:59:12.70 ID:UMrr2gsE.net

みんな高校時代の恋に囚われすぎというのもある

844 ：名無しで叶える物語：2022/01/02(日) 11:15:49.63 ID:ZxjjcyWb.net

支援

845 ：名無しで叶える物語：2022/01/03(月) 00:56:00.20 ID:J0STBPbF.net

支援

846 ：名無しで叶える物語：2022/01/03(月) 02:08:42.42 ID:xzTuw1da.net

─カラオケボックス─

栞子「……」

しずく「……ねぇ」

しずく「夢って……？」

栞子「………かすみさんが……私を殺……刺すんです」

しずく「……え？」

栞子「違うんです本当は……多分私が…かすみさんが私の事を憎んでいると勝手に思っているだけで……」

栞子「でも……それだけの事を…私は」

栞子「……あの日…かすみさんとどうなったんですか」

しずく「……それがどうしたの？」

栞子「教えて下さい……でないと」

しずく「関係ない……かすみさんとは何も」

栞子「有りますよッ！！」ｶﾞﾀｯ

栞子「…っぁ…すみませ…ん……大きな声出してしまって……」

栞子「……わかりません……何で…そう…思うのか……」ｽｯ

しずく「……栞子さんが酔いつぶれて…ホテルに泊まった時」

しずく「……私が…かすみさんを好きだとか……歩夢さんが何とか…目がどうとか言ってたけど……覚えてないよね酔ってたし」

栞子「……はい」

しずく「……あの日の事…知りたいんでしょ？」

しずく「かすみさんは私のこと、恋愛対象として好きとは一言も言わなかったよ」

しずく「……言わなかったけど」

しずく「栞子さんに告白された事を言ったらすごく動揺したりして……もう訳わかんなかったからそう言って…帰ったんだ」

しずく「不誠実だよあんなの……」

しずく「……でも……駅について…電車降りて……なんだか胸がスカスカで」

しずく「あんな風に感じたことなかったから……わかんなくて」

しずく「……私、かすみさんの事…本当は好きだったのかな」

847 ：名無しで叶える物語：2022/01/03(月) 02:08:53.00 ID:xzTuw1da.net

栞子「……」

しずく「でも家に帰ったら栞子さんが居て……それですごく安心した」

しずく「……今更だけど、栞子さんの事…愛してるのかどうかわかんなくなっちゃった」

しずく「誰でも良かったのかな」

しずく「……埋め合わせだった…のかな」

しずく「………ごめんなさい…求めたのは……私からだもんね」

栞子「……「でも」

しずく「……でも…それじゃだめなの？」

しずく「別れたとしてどうするの？」

栞子「……」

しずく「……ねぇ」

しずく「私は…歩夢さんの代わりでも……良いよ？」

栞子「……」

しずく「さっきはあんな風に言ったけど…今は誰でも良いなんて思って無いよ？」

しずく「かすみさんの事なんて忘れよう？……誰も責めたりなんてしないよ」

栞子「そんな…事……」

しずく「……そっか」

栞子「……ごめん…なさい」

しずく「栞子さん…優しいもんね」

しずく「最近寝不足だったのは…その夢のせいなんでしょ？」

しずく「……ごめんね…つらい思いさせちゃって」

しずく「……別れよう……」

848 ：名無しで叶える物語：2022/01/03(月) 02:25:39.15 ID:Jb24s2Q0.net

2人ともボロボロだな

849 ：名無しで叶える物語：2022/01/03(月) 08:18:26.07 ID:DNCb4f4d.net

ある意味一番積極的に動いたのが栞子だったのにな

850 ：名無しで叶える物語：2022/01/03(月) 21:57:36.57 ID:1R0uaI6c.net

誰か栞子ちゃんを癒やしてあげて

851 ：名無しで叶える物語：2022/01/04(火) 01:10:22.52 ID:2Ew65Rdy.net

─数ヶ月前─


『あっ……三船さん。さっき次長が呼びに来てましたよ。部長室へ来いと」

栞子『次長が？部長室に……はい、ありがとうございます」



ｶﾞﾁｬｯ

栞子『失礼します』

部長『おお、来たかね』

部長『君に一つ…頼みたいことがある。大仕事だ』

栞子『私に…ですか？』

部長『そうだ、君にしか出来ない仕事だ』

部長『次長、資料を』

次長『はい……三船、これは絶対に漏らすな』

栞子『は、はい……富嶽通信の…財務資料ですか？』

部長『それだけじゃない、色々と……見られると困るものも入っている』

栞子『は？』

部長『……本題に入ろう、ショウ・ランジュを知っているだろう？君は確かスクールアイドル…だったかな？それで一緒だったはずだ』

栞子『…確かにそうですが』

部長『彼女が社長を務める香港系のファンドが、最近様々な企業を買い漁ってる』

部長『半年前に米国の半導体製造企業、先々月は中華系のスマートフォンメーカー2社とこれまた半導体関連の企業。先月にはロシアの天然ガス開発企業を株式取得なり出資なり買収なりで傘下に入れている』

部長『まるで国でも作るみたいにだ』

栞子『そうですか……待って下さいではこれは』

部長『おそらく次の標的になるのは富嶽通信だ』

852 ：名無しで叶える物語：2022/01/04(火) 01:14:37.97 ID:2Ew65Rdy.net

部長『あそことは戦前からの付き合いだし、何より本行の大口顧客だ。三船グループの各企業との関わりも深い』

部長『なんとしても富嶽通信がショウの手に渡るのを防いで欲しい』

栞子『それを…私に…ですか？』

部長『……』ｺｸﾘ

栞子『に…荷が重すぎます！そういう案件はもっと経験豊富な』

部長『もちろん対策チームは別途用意する。優秀な人材を集めてな』

栞子『だったら…私は何を』

部長『……ここ数年、富嶽通信の株価は下落が続いているし業績も芳しくない、銀行としても色々と動いてきたがこれ以上の資金注入は…難しい』

部長『…だから、個人的なコネクションのある君に頼んでいるんだ……正直形振りかまってられない状況だ』

部長『まあ実情も知らずにいきなり何かするのも大変だろう。君には数カ月間、富嶽通信に出向してもらう』

栞子『……あの…ラン…いえ、ショウは私が何か言ったところで言うことを聞くような人間では』

部長『何でも良い、泣き落としでも脅しでも』

部長『三船君、君も三船銀行の行員だろう！あんな小娘に取引先をめちゃくちゃにされるわけには、いかないんだ！』

栞子『……』

部長『頼む…この通りだ…』ﾄﾞｹﾞｻﾞ

次長『なっ部長！お、おい三船！』

栞子『……わかりました、出来ることは…やってみます』

部長『あぁ……頼むぞ……──』



「ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ…41階です」

栞子「……予約の…三船です」

「三船様ですね……はい、ご案内します」

853 ：名無しで叶える物語：2022/01/04(火) 01:55:23.37 ID:cg782+vR.net

すごい貧乏くじ引いてるな

854 ：名無しで叶える物語：2022/01/04(火) 06:03:17.34 ID:aG/opaaR.net

性格的に恋愛以外でも色々損してそう

855 ：名無しで叶える物語：2022/01/05(水) 00:20:09.34 ID:rG8oX1FI.net

支援

856 ：名無しで叶える物語：2022/01/05(水) 14:45:01.62 ID:UIwKSbz+.net

>>658でしずくと再会するさらに前かな

857 ：名無しで叶える物語：2022/01/05(水) 23:35:44.19 ID:oQ28VvcF.net

ほ

858 ：名無しで叶える物語：2022/01/06(木) 01:56:04.64 ID:tzvPyKx6.net

「先程お連れのショウ様がいらっしゃいましたので、先にお通し致しましたが…宜しかったですか？」

栞子「…はい」

「かしこまりました、こちらのお部屋になります」ｽｽｯ

ランジュ「あら！遅かったじゃないもう！」

栞子「9時からと伝えたではありませんか」

ランジュ「だって栞子から食事の誘いなんて、ワクワクしちゃうじゃない？」

栞子「……そうですか」

「ご予約通り、国産和牛のコース料理で宜しいでしょうか？」

栞子「はい、大丈夫です」

「かしこまりました、しばらくお待ち下さい」ｽｽｯ

ランジュ「きゃあっ！ランジュのために選んでくれたの？！」

栞子「そうです、今日はランジュにお願いをしに来たんですから」

ランジュ「あら、栞子のお願いなら何でも聞いてあげるわ！」

栞子「……富嶽通信の件、今からでも取りやめて下さい」

ランジュ「…………そう」

ランジュ「……これ、栞子にだけ特別に見せてあげる」

ｽｯ

栞子「な……っ」

ランジュ「いっぱい悪いことしてるのね、あの会社」

栞子「これをっ！！……どう…するつもりですか」

ランジュ「別に？今はどうするつもりもないけど」

栞子「…もつれたら……リークするんですね」

栞子「でもそんな事をしたら買収する側だってタダでは」

ランジュ「短期的にはね、でもランジュ達ならそんなの何とでも出来るわ、どのみち経営陣は一掃するんだから」

ランジュ「……分かった？もうあなた達は……負けよ」

栞子「……分かってますよそんな事」

栞子「あなたは昔から強引で…身勝手で……誰が言ったってどうせ止めないんでしょうから」

859 ：名無しで叶える物語：2022/01/06(木) 01:56:29.01 ID:tzvPyKx6.net

ランジュ「……ねぇ、もしかしてその話をするためだけに私を呼んだわけ？」

栞子「そうです……すみませんでした」

ランジュ「謝るくらいなら今夜は付き合って、せっかく楽しい話が出来ると思って来たのに」

栞子「楽しい話…ですか？」

ランジュ「そう！世間話とか、最近みんなとも会えて無いから」

栞子「……無理です……楽しい話なんて」

ランジュ「……どうしたの？元気無いじゃない」

栞子「……」

ｽｽｽ…

「お待たせ致しました、前菜のナッツとアボカドのサラダでございます」

「失礼致します」

ｽｽｽ…

ランジュ「……食べる？」

栞子「……いえ」

ランジュ「ちょっと！本当にどうしたのよ！いつもだったら”野菜も食べないと駄目ですよランジュ〜”とか言うじゃない！」

栞子「……別に…食べ物くらい好きに食べても……良いと思いますよ」

栞子「それに私は……人に説教できるような人間じゃ無いと分かったんです…」

ランジュ「ね…ねぇ……ランジュ…そんなんじゃ栞子が心配よ？」

栞子「大丈夫ですよ……食べないんですか？」

ランジュ「ランジュ野菜は……ううん…頂きます」

ランジュ「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ランジュ「…………んくっ」

ランジュ「……」

栞子「……」

860 ：名無しで叶える物語：2022/01/06(木) 01:56:47.78 ID:tzvPyKx6.net

ランジュ「はぁ……その、えぇっと……」

ランジュ「ランジュは……そうね…歩夢みたいにはなれないわ」

栞子「……なんですか？」

ランジュ「だって…好きなんでしょ？」

栞子「……いつ…私がそんな事」

ランジュ「……バカにしないで、分かるわよ……一年間だったけど、ランジュは栞子のそばに居たんだもの……」

ランジュ「ううん、ランジュはそのずっと前から栞子と一緒に居たのに」

ランジュ「……ランジュと遊んでくれたの、栞子だけだったのよ？」

ランジュ「だから…栞子はランジュの事が好きなんだと……」

栞子「あなたが……強引に付き合わせたんです」

栞子「歩夢さんの事ですか？好きですよ今でも」

栞子「…元はと言えば……あの時……」

栞子「はぁ……」

ランジュ「あの時何よ」

栞子「……手紙を…書いていたんです」

栞子「歩夢さんへの」

ランジュ「……それで？」

栞子「母に見つかったんです……トイレに行っている間に」

栞子「隠しておくべきでした……すぐに呼び出されて、お父様に伝えると……」

栞子「……その所為で結局…告白すら出来ませんでした」

ランジュ「……そう…はむっ」

861 ：名無しで叶える物語：2022/01/06(木) 01:57:30.63 ID:tzvPyKx6.net

栞子「…しずくさんとお付き合いしましたがそれも上手くいきませんでした」

ランジュ「んんっ…ん゛っ……ぇほっ……えっ？えぇっ？！」

栞子「別れたんです、昨日」

ランジュ「そ、そう…なの？……それで今日…」

栞子「かすみさんとの仲を引き裂いてしまったかもしれないと思うと……耐えられなかったんです」

栞子「……仮に歩夢さんに思いを伝えて…上手く行ったとして…きっと私は侑さんの事で頭が一杯になってしまうんでしょうね」

ランジュ「……栞子」

栞子「黙って聞いて下さい……たまには…良いじゃないですか」

ランジュ「え…ええ……」

栞子「……そうでした、富嶽通信ではしずくさんが働いています」

栞子「しずくさんもどうせ首にしてしまうんでしょう？」

ランジュ「……脅し？」

栞子「はい」

ランジュ「……悪いけど乗らないわよ、プライベートとビジネスは混ぜない主義なの」

栞子「では何故富嶽通信なんですか？似たような業務内容の企業ならもっと良い所がいくつかありますよね」

ランジュ「安いからよ、必要なのはネームバリューとコネクションと蓄積された一部の技術だけ。ガワはそのままにそっくり作り変えるわ」

栞子「……もっと悪いところもいくつかあります」

ランジュ「……そうよ」

栞子「……では何で」

ランジュ「うるさいわね！ランジュの仕事内容にいちいち口出さないで頂戴！事業所の場所とか海外支店の数とか、もっと言えば財務状況とか自己資本比率とか色々！いっろいろあるのよ！！」

栞子「だったら尚更です、あんなスキャンダルのある会社……何の為ですか？」

862 ：名無しで叶える物語：2022/01/06(木) 01:57:53.53 ID:tzvPyKx6.net

ランジュ「……ランジュはね、何でもお見通しなのよ」

栞子「…どういう意味です？」

ランジュ「こうして栞子が来るのも分かってたって話」

栞子「そんなの……有りえませんよ」

ランジュ「でも今こうして会ってるじゃない」

栞子「……は？……それってつまり……私のために富嶽通信を？正気ですか？」

ランジュ「冗談よ、プライベートとビジネスは混ぜないって言ったでしょ」

栞子「……」

ランジュ「そんなに分かりやすく落ち込まないで？」

栞子「……勝手に判断しないで下さい」

ランジュ「……ねぇ、ここからはプライベートな話をしましょ？」

栞子「勝手にして下さい」

ランジュ「……ランジュじゃ駄目な訳？」

栞子「駄目って…何がです？」

ランジュ「ランジュの、相手よ」

863 ：名無しで叶える物語：2022/01/06(木) 02:09:18.44 ID:kDJqJ/33.net

しずくと再会する前の話かと思ったらそのあとか

864 ：名無しで叶える物語：2022/01/06(木) 02:22:32.28 ID:+3nACo/W.net

ネガティヴすぎてそこを変えないと幸せになれなさそう

865 ：名無しで叶える物語：2022/01/06(木) 03:05:37.93 ID:Ao4eNyLe.net

ランジュの強引さで良い方に転がればいいんだけどな

866 ：名無しで叶える物語：2022/01/06(木) 07:03:25.83 ID:dbJl78Ik.net

支援

867 ：名無しで叶える物語：2022/01/06(木) 10:07:46.51 ID:rkWgoF9g.net

うじうじ栞子にはランジュくらいの強引さが必要だな

868 ：名無しで叶える物語：2022/01/06(木) 14:40:38.70 ID:tzvPyKx6.net

>>851と>>852の”部長『あぁ……頼むぞ……──』”まではしずくと再開する前の出来事です
そこから先はしずくと別れた翌日になります。

869 ：名無しで叶える物語：2022/01/07(金) 01:43:05.87 ID:x7DNGZmj.net

なるほど
受け答えに間があるのは相当精神に来てるんだな

870 ：名無しで叶える物語：2022/01/07(金) 07:37:31.43 ID:9EUhSXDc.net

ほ

871 ：名無しで叶える物語：2022/01/08(土) 00:28:06.33 ID:Rmf5AoE8.net

責任感が強いのと仕事に逃げてる部分もありそう

872 ：名無しで叶える物語：2022/01/08(土) 12:14:55.83 ID:cNW7BYeZ.net

支援

873 ：名無しで叶える物語：2022/01/08(土) 17:36:16.04 ID:ZlwjNY8f.net

しずく「──それから……ビール、大ジョッキ」

「はーいかしこまりました」

しずく「……」

久しぶりに来たな、この居酒屋。

……そっか、いつも栞子さんと帰ってたから。


「ビール大でーす」ｺﾞﾄｯ

しずく「……んくっんくっんくっ」


今日、栞子さんが銀行に帰った。

私のせい？


しずく「ぷはっ……はーっ……ぁぁっ……」


あの時はあれで元通りなんて思ってたけど……全然違かった。

これが本当の元通り……。


しずく「……ははは…っ……はぁ」

しずく「……どうしようかなぁ」

しずく「んくっ…んっ……んっ……ぷはっ……はぁ゛ー…」

しずく「……かすみさんと会ったの、ここからの帰りだったっけ」

しずく「……」

しずく（帰れなくなったらまずいし…家で飲も）

874 ：名無しで叶える物語：2022/01/08(土) 18:16:35.38 ID:aEGz8Tt+.net

しっかり学習しててえらい

875 ：名無しで叶える物語：2022/01/09(日) 00:19:45.85 ID:OL/BxfVx.net

しずく「……」ｽﾀｽﾀ

しずく「……あれ？」


この通路、確かかすみさんの広告が画面に出てたのに。

……通るのしばらくぶりだからかな。

876 ：名無しで叶える物語：2022/01/09(日) 01:32:34.12 ID:gvT3OlKW.net

かすみもかなり厳しい状態なのか

877 ：名無しで叶える物語：2022/01/09(日) 07:16:25.91 ID:LIvMej9F.net

かすみん何かあったとしてもしずくちゃんがそれを知らないということは
やっぱりとくに情報を追ってないということなんだな

878 ：名無しで叶える物語：2022/01/10(月) 00:06:07.59 ID:lRGrKUM7.net

支援

879 ：名無しで叶える物語：2022/01/10(月) 09:36:58.88 ID:nCJ9nK5u.net

栞子も吹っ切って前向きに進めるようになって欲しいな

880 ：名無しで叶える物語：2022/01/10(月) 22:18:50.01 ID:zfgM0vtm.net

支援

881 ：名無しで叶える物語：2022/01/11(火) 02:03:28.70 ID:Tn8jYcKq.net

『──……わがままだよ』

『いつまでもあの頃みたいに仲良しなんて……』

『…ごめんね』

『でもこうしないと…かすみさんのためにもならないと思うから』

『じゃあね──』



「───それで、次のライブの話なんですけど……あの、中須さん？」

かすみ「っぁ……ごめんなさい」

「いえっ、しばらく休みも有りませんでしたからお疲れでしょうし」

かすみ「お仕事……お休みさせて下さい」

「そうですよね、では今週はレッスンを控えめに」

かすみ「……レッスン以外も…全部」

「…え？」

かすみ「私……しばらくかすみんは出来ないです」

かすみ「……ごめんなさい」

「……あ、あのでしたら、精神的不調であれば専門医に連絡を」

かすみ「そういう事じゃ無いんです」

かすみ「理由を…見失っちゃって……それが見つかるまでは…かすみんとしてお仕事は……」

かすみ「……ごめんなさい」

「……いずれにしても医師の診断は受けることになります」

「ひとまずは長期の休養と言うことで調整します、それで落ち着いてから今後のことを考えましょう」

882 ：名無しで叶える物語：2022/01/11(火) 06:33:37.67 ID:LTeZyLZe.net

ずっとしずくが頑張る理由だったと思うと色んな意味ですごいな

883 ：名無しで叶える物語：2022/01/11(火) 08:33:11.16 ID:8Ovb38/6.net

栞子の悪夢もあながち間違いではなかったかもしれない

884 ：名無しで叶える物語：2022/01/11(火) 22:33:16.57 ID:AAy70P4e.net

支援

885 ：名無しで叶える物語：2022/01/12(水) 07:02:23.51 ID:JiLughk/.net

ほ

886 ：名無しで叶える物語：2022/01/12(水) 22:25:18.18 ID:5DAqMfqm.net

⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞

887 ：名無しで叶える物語：2022/01/13(木) 07:24:25.71 ID:Xq2hM5Oh.net

ほ

888 ：名無しで叶える物語：2022/01/13(木) 19:48:22.46 ID:pupbjWwb.net

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ……
かすみ「……んぅ……何も頼んでないのに」
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ……ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ……
かすみ「……」ﾑｸｯ
ﾋﾟｯ
かすみ「……はい」

果林『かすみちゃーん？』

かすみ「……何しに来たんですかこんな平日の昼間に」

果林『だって平日の昼間から一人ぼっちは寂しいでしょ？』

かすみ「お仕事どうしたんですか」

果林『お休みしちゃったわ』

かすみ「……」ﾋﾟｯ…ﾎﾟﾁｯ
──ｶﾞﾁｬｯ
果林「入れてくれるなんて、優しいわね」

かすみ「押しかけておいて何言ってるんですか」

果林「押しかけただけじゃないわよー、お出かけしましょ」

かすみ「……いや私は」

果林「体調不良でしょ？」

かすみ「なのに出歩いたりしたら……見られた時大変ですよ」

果林「発表されてないから平気よ」

かすみ「……でも長引いたら」

果林「その前に立ち直れば良いんじゃない？」

かすみ「……気軽に言わないでくださいよ」

果林「そう言ってられるのも今のうちよ、ほら着替えて？」

かすみ「……どこに行くんですか」

果林「焼き肉よ」

かすみ「……え」

889 ：名無しで叶える物語：2022/01/13(木) 20:06:28.94 ID:V3nHtlCX.net

果林さんいい先輩すぎる
かすみんは同じ事務所で良かったな

890 ：名無しで叶える物語：2022/01/13(木) 20:22:45.66 ID:pupbjWwb.net

果林「二人です」

「かしこまりました、こちらへどうぞ」

かすみ「あ、あの……焼き肉屋さんって……」

果林「そうよ？ちょっとイイトコだけどね」

かすみ「さ、先に言って下さいよぉ……！だったらこんなスウェットとジーンズじゃなくて……」

果林「焼き肉食べるのにおしゃれしてどうするのよ、汚れるわよ？」

かすみ「そうですけどぉ……その…お店の雰囲気に合わないっていうか」

果林「カモフラージュになって丁度いいんじゃない？かすみんちゃんには」

かすみ「それは……そうかもですけど……」


─────────

──────

───


かすみ「むぅ……」

果林「……何悩んでるのよ、私の奢りなんだから好きに頼めば良いじゃない」

かすみ「連れ出したんだから奢りなのは当然です！」

かすみ「だとしても……この値段だと迷いますよぅ……」

果林「しょうがないわね、エスコートしてあげるわ。ロースよ、リブロース」

かすみ「じゃ、じゃあ……それで」

果林「リブロースと……かすみちゃん何飲む？」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

かすみ「えっとー……コーラゼロで」

果林「コーラゼロね……あとはこれと……よしと」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

かすみ「……果林先輩が焼き肉って…なんか意外ですね」

果林「そう？お肉は意外と太らないのよ？」

かすみ「確かにそうらしいですけど……バーとかでお酒飲んでるイメージでした」

果林「バーって……ざっくりしたイメージね。あとお酒は駄目よ、肝臓に余計な仕事を与えちゃうもの」

かすみ「あ、あとご飯食べたいです」

果林「良いの？太るわよ？」

かすみ「お肉はご飯と一緒じゃないと美味しくないです」

果林「ふふっ、そうね」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

891 ：名無しで叶える物語：2022/01/13(木) 20:32:21.68 ID:nN8lFGr6.net

＞かすみ「お肉はご飯と一緒じゃないと美味しくないです」
同意できないけどかわいい

892 ：名無しで叶える物語：2022/01/13(木) 21:00:18.53 ID:fsZaNHgY.net

焼肉にはご飯もお酒も必須だわ
果林さんみたいに自制できるの尊敬する

893 ：名無しで叶える物語：2022/01/14(金) 07:43:25.75 ID:FeZQ+5n1.net

かすみん派だわ

894 ：名無しで叶える物語：2022/01/14(金) 23:00:59.60 ID:xdhid46R.net

ほ

895 ：名無しで叶える物語：2022/01/15(土) 07:59:51.45 ID:IXWCcNy5.net

支援

896 ：名無しで叶える物語：2022/01/15(土) 23:51:09.75 ID:LewCdNxw.net

果林さんはビーガンも似合いそう

897 ：名無しで叶える物語：2022/01/16(日) 10:42:30.20 ID:yM2HYs/U.net

ほ

898 ：名無しで叶える物語：2022/01/16(日) 22:41:36.34 ID:fl+zcc3p.net

しゅ

899 ：名無しで叶える物語：2022/01/16(日) 23:57:58.07 ID:jYALMAIp.net

ｼﾞｭｰ……

果林「…そろそろ良いんじゃないかしら、ほら」ﾋｮｲ

かすみ「いただきます……はむっ」

かすみ「ん゛っ……おいひぃ…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

果林「そう？良かった、ほらもっと食べて」

かすみ「……なんだか親戚のおばちゃんみたいですよ？」

果林「おばっ……」ｶﾞﾀｯ

かすみ「ひぃぃ冗談じゃないですかぁ！」

果林「……もう冗談じゃ済まない歳に片足突っ込んでるのよ」

かすみ「でも果林先輩若いし、まだ27歳じゃないですか」

果林「……29日で28よ」

かすみ「ん？……あぁ！今月じゃないですかぁ！おめでとうございますっ」

果林「めでたくないわよぉ！……はぁ、誕生日が嬉しかったのは20までの間だけ……」

かすみ「そんな事言ったら私だって来年で26歳ですよ？そんなに怖がらなくても良いじゃないですか」

果林「あなたもこの歳になったら……分かるのかしらねぇ」

かすみ「？」

果林「……そろそろ次の頼みましょうか」

900 ：名無しで叶える物語：2022/01/16(日) 23:59:55.38 ID:rsvFkGop.net

かすみも26だと路線を考える年齢になってそうだ

901 ：名無しで叶える物語：2022/01/17(月) 07:33:47.01 ID:6Gtgg6M1.net

支援

902 ：名無しで叶える物語：2022/01/17(月) 08:54:16.47 ID:bVI3Amhu.net

バラドル寄りならまだまだ余裕そう

903 ：名無しで叶える物語：2022/01/17(月) 22:49:04.39 ID:4wVM7lDs.net

ほ

904 ：名無しで叶える物語：2022/01/18(火) 01:14:43.30 ID:LmSEb/Mf.net

「お待たせ致しました、カルビと豚トロでございます」

かすみ「わぁ！早く焼いちゃいましょうよ先輩っ」

果林「ふふっ、すっかり元気になったじゃない」

かすみ「え？……別にもともと…そんなに落ち込んでなんて無いです……んっ…んっ…」

果林「そんな事無いでしょ？しずくと色々あっただろうし」

かすみ「ごふっ……うぁ…コーラこぼしちゃったじゃないですかぁ！」

果林「その服で来て正解だったじゃない」

かすみ「ちょっと！……っていうかなんで果林先輩がしず子の事……」

果林「……裏で手を回したの、私なのよ」

果林「私が余計なお節介焼いた所為であなたのこと傷つけたわ」

果林「…ごめんなさい」

かすみ「……いつからですか？」

果林「あなたが北海道で新年度の特番やってた時からよ」

かすみ「……」

かすみ「何を……したんですか？」

果林「誘いを断られて落ち込んでたじゃない？それ以外にも色々……付き合ってあげてって」

かすみ「…なんでそんな事したんですか」

かすみ「私に……果林先輩ぐらいしか話せる友達が居ないからですか？」

果林「……そういう側面もあるわ」

かすみ「……」

かすみ「……はぁーあ」ｶﾞｸｯ

かすみ「焼けたら教えて下さい」

果林「豚肉はよく焼かないとだから……」

905 ：名無しで叶える物語：2022/01/18(火) 01:17:21.02 ID:3T51ZlmS.net

善意でやったとしても結果があれだったからな

906 ：名無しで叶える物語：2022/01/18(火) 01:25:00.91 ID:LmSEb/Mf.net

>>904 訂正

「お待たせ致しました、カルビと豚トロでございます」

かすみ「わぁ！早く焼いちゃいましょうよ先輩っ」

果林「ふふっ、すっかり元気になったじゃない」

かすみ「え？……別にもともと…そんなに落ち込んでなんて無いです……んっ…んっ…」

果林「そんな事無いでしょ？しずくと色々あっただろうし」

かすみ「ごふっ……うぁ…コーラこぼしちゃったじゃないですかぁ！」

果林「その服で来て正解だったじゃない」

かすみ「ちょっと！……っていうかなんで果林先輩がしず子の事……」

果林「……裏で手を回したの、私なのよ」

果林「私が余計なお節介焼いた所為であなたのこと傷つけたわ」

果林「…ごめんなさい」

かすみ「……いつからですか？」

果林「あなたが北海道で新年度の特番やってた時からよ」

かすみ「……」

かすみ「何を……したんですか？」

果林「かすみちゃん落ち込んでたじゃない？だからその……色々、仲良くしてあげてって」←訂正箇所　

かすみ「…なんでそんな事したんですか」

かすみ「私に……果林先輩ぐらいしか話せる友達が居ないからですか？」

果林「……そういう側面もあるわ」

かすみ「……」

かすみ「……はぁーあ」ｶﾞｸｯ

かすみ「焼けたら教えて下さい」

果林「豚肉はよく焼かないとだから……」

907 ：名無しで叶える物語：2022/01/18(火) 01:36:17.79 ID:l11gRlk5.net

何もしなかったらそれはそれでいつか潰れてたかもしれない

908 ：名無しで叶える物語：2022/01/18(火) 22:03:49.76 ID:d+uHvrhY.net

果林先輩の誠実さがよくわかる会話だな

909 ：名無しで叶える物語：2022/01/18(火) 23:18:52.94 ID:LmSEb/Mf.net

かすみ「そういう側面って……じゃあ他に何があるんですか」

果林「……しずくなら、あなたの事変えてくれるんじゃないかって思ったのよ」

かすみ「変える？」

果林「いつまでもアイドルで居る訳にはいかないでしょう？」

果林「そろそろ次のキャリアを考えないといけない時期だと思うけど……そういう素振り無いじゃない」

かすみ「……まだ私は…そんな歳じゃないです」

果林「そんな歳よ、アラサーじゃない」

かすみ「だとしてもそれとしず子となんの関係があるんですか」

果林「……分からないわ」

果林「しずくならあなたを何とか出来るんじゃないかと」

かすみ「私おかしくないですよぉ！！」ｶﾞﾀｯ

果林「……ううん、変よ」

果林「ストイックすぎるし気持ち悪いくらい無垢だもの」

かすみ「なっ…何なんですか？！勝手に根回しみたいなことしたのを謝るために今日連れ出したんじゃないんですか？！」

果林「そうよ、でも…言わなきゃいけないと思ったから」

かすみ「勝手なっ！！……勝手ですよ…」

かすみ「……こんなはずじゃなかったんだからしょうがないじゃないですか」

果林「…ごめんなさい、本当に」

かすみ「こんなはずじゃ……しず子が女優でかすみんがアイドルで……」

果林「……焼けたわよ」

かすみ「……しず子はしお子と付き合ってるんですか？」

果林「……そう言ってたわ」

かすみ「……」

910 ：名無しで叶える物語：2022/01/18(火) 23:26:31.45 ID:d+uHvrhY.net

言いにくいことをしっかり言ってくれる友人がいるのはとても幸せなこと

911 ：名無しで叶える物語：2022/01/19(水) 00:59:18.18 ID:1YoWB87s.net

このかすみんは歪すぎて今のままだと近いうちに破綻しそう

912 ：名無しで叶える物語：2022/01/19(水) 07:26:06.17 ID:23fmoSt1.net

支援

913 ：名無しで叶える物語：2022/01/19(水) 22:40:54.74 ID:K4dKZ6sL.net

ほ

914 ：名無しで叶える物語：2022/01/20(木) 00:25:32.73 ID:0bZsT9jU.net

かすみ「……」

かすみ「ごめんなさいちょっと…トイレっ」ﾀｯﾀｯﾀｯ

果林「……」

果林「飲食店は辞めとけば良かった……何やってるのよ私は」



かすみ「っ…うぅぇっ……っおぉぇ゛っ……」


『なれるんじゃない？かすみさんなら』


かすみ「はぁっ…うっ……けほっ……うぅぇ……」


『はい……はい、いえ…ありがとうございます。はい、また機会があれば…はい……失礼します……』

『……まだまだ…しず子だって頑張ってるんだから』


かすみ「はーっ…っぅ……んっ……ふーっ…うぇっ…おえぇ゛っ……」


『こんにちはーっ！かすみんこと中須かすみです。この度、新人アイドル発掘企画！プロジェクト20に参加させていただくことに決定致しました〜！デビューシングルのリリースイベント等詳しい情報は追ってお知らせ──』


かすみ「ふーっ…はぁ…っ……うっ……っぇ……」


『この中から、プロデビューできるのは2人！まずは一人目の発表からです』

『…オーディション合格おめでとうございます！！ナンバー13！白瀬小雪！！』

『…わ…ぁ…あ？…あわ、わたし…？小雪が……？や、やった…ぁ！っぁ…ぐすっ…う…れぇ…っ…し……』

『……っ』ｷﾞﾘﾘ


かすみ「んっ……はぁ………はぁ……」


『続いて二人目の発表！……合格者は……』

『おめでとうございます！！ナンバー17！中須かすみ！！』

『……ぅぇ？……わ、わた……かすみんが？』

『や…やった……えへへっやったぁ！！……えへっ…っぅ…うぅっ……んっ…あっ…ありがとぅございま…っ……』

915 ：名無しで叶える物語：2022/01/20(木) 00:30:39.37 ID:0bZsT9jU.net

かすみ「……はぁ……はぁ……ふーっ………」


『しず子？！ねぇねぇ私！し、知ってる？私ね』

『……うん、おめでとうかすみさん』

『えへへっ…ありがとしず子っ！それでねそれでね？！』

『……それまだ喋っちゃ駄目な事じゃない？』

『えぇっ？！えっと……そうかも……』

『ふふっ、じゃあ駄目だよかすみさん』

『……それに私ちゃんとかすみさんの事見てるから、かすみさんから言わなくても平気だよ』

『そ、そうなの？…えへへっ……嬉しい…！』

『……あ……ごめんね？ちょっと今忙しくて、あとでラインするね？』

『えっ？う、うん！ごめんね忙しかったのに』

『ううん、わざわざ電話で教えてくれてありがとうね。……本当に、おめでとう…かすみさん』

ﾌﾟﾂｯ


かすみ「ふー……ふー……はー……はぁ……」

かすみ「……あの後、ラインくれなかったじゃん」

かすみ「……もう…あの時からそうだったんだ」

かすみ「……はははっ…あはっ……」

かすみ「……」

「……かすみちゃん？……大丈夫？」

かすみ「……果林先輩」

「……なぁに？」

かすみ「私……しず子のアイドルでした」

「……え？」

かすみ「気づいちゃったんです、今まで全部…歌も、踊も…笑顔も……しず子に向けてました」

かすみ「……ファンの皆さんじゃなくて…しず子だけに」

「……そう」

916 ：名無しで叶える物語：2022/01/20(木) 00:32:01.60 ID:0bZsT9jU.net

かすみ「……」

かすみ「こんなのが……アイドルなんですか？」

かすみ「かすみんのファンに私は……何をしたんですか？」

「……かすみちゃん、それで良いのよ」

かすみ「アイドルは……そんなんじゃないですそんな事しない」

「かすみちゃん？開けて？大丈夫？」

かすみ「……こんなの」

かすみ「こんなの違う」

かすみ「私は」

「かすみちゃん！開けて！ねぇ！」


かすみ「……アイドルじゃない」

917 ：名無しで叶える物語：2022/01/20(木) 00:47:41.85 ID:kSvC5B5D.net

しずくもかすみの成功を見続けるのは苦しかっただろうしな
かすみはそれでも2人で諦めず夢を叶えるんだと思ってたんだろうけど

918 ：名無しで叶える物語：2022/01/20(木) 01:28:02.97 ID:1WWjymCi.net

理想のアイドル像を強く持ってることがあだになってしまったか

919 ：名無しで叶える物語：2022/01/20(木) 20:19:05.66 ID:wNV5xFQc.net

しずくと栞子が順調に交際してたらやばかったかもね

920 ：名無しで叶える物語：2022/01/21(金) 07:25:59.87 ID:5hgARm3V.net

支援

921 ：名無しで叶える物語：2022/01/21(金) 23:22:39.74 ID:5BKVx2dZ.net

ほ

922 ：名無しで叶える物語：2022/01/22(土) 12:06:24.92 ID:n+3RsCHK.net

し

923 ：名無しで叶える物語：2022/01/22(土) 15:23:17.34 ID:0+mJf5Gf.net

果林「……みんなそうよ」

果林「……アイドルの子なんて皆」

ｶﾞﾁｬｯ…ﾊﾞﾝｯ！…ﾄﾞﾝｯ

果林「きゃっ……ちょ、ちょっと」

かすみ「ばかにしないでください！！……」

かすみ「皆がやってるからやっていいなんて…違いますから……っ」

かすみ「……私も…皆側だっただけです」

果林「……そうね、ごめんなさい」

かすみ「……っ」ｷﾞｭｩ

果林「……」

果林「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

924 ：名無しで叶える物語：2022/01/22(土) 15:27:45.04 ID:0+mJf5Gf.net

ﾃﾚﾚﾝﾃﾝﾃﾝﾃﾝﾃﾝﾃﾝﾃﾝ…ﾃﾝﾃﾝﾃﾝﾃﾝﾃﾚﾚﾝﾃﾝ〜♪


しずく「んんっ……ぅっ……」ﾎﾟﾁｯ

しずく「……はい……はい、桜坂です……おはようございます……」

しずく「……はい…えっ？！きょ、今日……はい、はい……全休？！……はい、待機で」

しずく「分かりました、連絡ありがとうございます、はい、はーい…失礼致しますー……」

しずく「……まだ6時なのに電話してくるって……お昼まで寝てよ」

しずく「……すぅ……すぅ」

925 ：名無しで叶える物語：2022/01/22(土) 23:14:17.66 ID:P0ZZtFJb.net

しずくちゃんすっかり怠惰に
と思ったけど仕事で疲れてたらわりと普通か

926 ：名無しで叶える物語：2022/01/23(日) 13:55:11.38 ID:DxGLUaDw.net

支援

927 ：名無しで叶える物語：2022/01/24(月) 00:10:31.88 ID:G/gCVBa2.net

急の全休なら寝れるだけ寝るのは当然

928 ：名無しで叶える物語：2022/01/24(月) 20:44:45.72 ID:G/gCVBa2.net

支援

929 ：名無しで叶える物語：2022/01/25(火) 07:20:50.04 ID:7QAFl/0u.net

ほ

930 ：名無しで叶える物語：2022/01/25(火) 22:57:11.01 ID:wTuEO0om.net

支援

931 ：名無しで叶える物語：2022/01/25(火) 23:32:55.90 ID:GhXBlDsa.net

しずく「──……んん……11時かぁ」

しずく「お昼どうしようかな」

しずく「……カップ麺でいいや」

しずく「お湯沸かさないと……」

しずく「テレビ付けて……よいしょっ」

しずく「ふわぁぁあっ……」ｽﾀｽﾀ

─────────

──────

───


しずく「ずずっ……ずずずっ……んっ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

「昨夜、路上で通行人に暴行したとして……」


しずく「ニュースなんて…ずずっ……まともに見るの久しぶりだなぁ……ずずずっ」


「──次のニュースです。今朝、イギリスのクイーンダムグループは富嶽通信を参加企業に加える方針を発表しました。富嶽通信は通信機器・電子機器の大手メーカーで……」


しずく「……んぇ……うちの会社じゃん」


「……大規模な事業・人員整理を行い収益性を改善するとしているクイーンダムに対し、組合は反対の立場を表明しており先行きが不透明な状況となっています……続いてスポーツです！まずは……」


しずく「……へぇ〜……知らなかった」

しずく「あ、だから今日やすみなのかな」

しずく「ずずずっ……んーっ…辛っ……」

932 ：名無しで叶える物語：2022/01/25(火) 23:38:06.00 ID:acmo4IJG.net

仕事なくなるかもしれないのにしずくちゃん落ち着いてるな

933 ：名無しで叶える物語：2022/01/25(火) 23:48:12.93 ID:GhXBlDsa.net

>>931
訂正
「──次のニュースです。今朝、イギリスのクイーンダムグループは富嶽通信を参加企業に加える方針を発表しました。富嶽通信は通信機器・電子機器の大手メーカーで……」
↓
「──次のニュースです。今朝、イギリスのクイーンダムグループは富嶽通信を傘下企業に加える方針を発表しました。富嶽通信は通信機器・電子機器の大手メーカーで……」

934 ：名無しで叶える物語：2022/01/26(水) 17:58:47.44 ID:2O7+W1J9.net

仕事にそこまで思い入れなければリストラが現実的になってくるまで焦らないというのはありそう

935 ：名無しで叶える物語：2022/01/27(木) 01:09:12.35 ID:ODfAnWWW.net

永久就職という切り札があるからね

936 ：名無しで叶える物語：2022/01/27(木) 21:44:02.99 ID:nwxDy8s6.net

支援

937 ：名無しで叶える物語：2022/01/28(金) 07:29:33.83 ID:duMwg30z.net

ほ

938 ：名無しで叶える物語：2022/01/28(金) 23:28:18.10 ID:r9CylqVA.net

支援

939 ：名無しで叶える物語：2022/01/29(土) 09:46:18.13 ID:N57ks4gu.net

ほ

940 ：名無しで叶える物語：2022/01/29(土) 23:46:21.32 ID:gIBty0ek.net

支援

941 ：名無しで叶える物語：2022/01/30(日) 00:31:27.91 ID:OsZCM8Ye.net

ランジュ「──どう！？都内で一番高い場所の部屋なのよ！！」

ランジュ「ほら見て、人も車も…街も……全部栞子の物よ！」

栞子「……ランジュ」

ランジュ「それに吹き抜けなの！あそこにシャンデリアが入るのよ！！」

栞子「ランジ」

ランジュ「栞子来てっ！ベランダに出れるの！」

栞子「ランジュ」

ランジュ「駄目よまだ終わってないもの」

ｽｯ……ﾊﾟｶｯ

ランジュ「手、出して？」

栞子「……」ｽｯ

ランジュ「特注品なの、きっとピッタリよ」

栞子「…そんなの、いつ測ったんですか」

ランジュ「驚かせたかったから寝てる時に……もしかしてイヤだった？」

栞子「いいえ？……これは…ランジュはこれで良いんですか？」

ランジュ「だって……栞子は派手なの嫌がると思ったから……」

栞子「ランジュ……」

ｷﾞｭｯ

栞子「…私は、逃げたりしませんよ？」

栞子「こんな立派な家を用意したり、あなたの事だからこの指輪もきっと高級なのでしょう？」

栞子「そんな事しなくても……私は」

ランジュ「ほんとう？ほんとに？絶対？約束してくれる？」

栞子「約束もなにも……この指輪はそういう物でしょう？」

栞子「……ふふっ、きれい……宝物ですねこれは……」

栞子「…それに、もう自分の事を自分で決めるのが嫌になったんです」

栞子「今まで……それで色々失敗してきましたから」

栞子「……ランジュに全部、任せます」

ランジュ「栞子……」

栞子「名実ともに、私はあなたの物ですよ」

942 ：名無しで叶える物語：2022/01/30(日) 00:53:40.54 ID:b9r2BYMr.net

栞子も自暴自棄だなあ
あとでランジュのことも傷付けそうな

943 ：名無しで叶える物語：2022/01/30(日) 01:11:42.45 ID:0QskWL3i.net

ランジュなら自分に夢中にさせてみせるとなりそうだけど
繊細な部分もあるから傷付いてしまいそうでもある

944 ：名無しで叶える物語：2022/01/30(日) 11:42:52.89 ID:NvAg3aRw.net

ほ

945 ：名無しで叶える物語：2022/01/30(日) 21:38:07.35 ID:OsZCM8Ye.net

かすみ「──それで……次のライブで卒業させてください」

「……そ、卒業…ですか」

かすみ「はい。もう私は……私にかかっていた魔法が解けちゃったんです」

かすみ「だからもう……かすみんとしてステージには立てません」

かすみ「……最後に、けじめとして」

かすみ「でもそれまでは全力で、かすみんをやりきります」

「……その、芸能界を…引退…ということですか？」

かすみ「はい。もともとアイドル以外には興味がなかったので」

「……もうすこし考えてみては」

かすみ「いいえ、もう決めたんです」

かすみ「それに…さっきも言いましたけど、魔法が解けちゃったんです」

かすみ「…ごめんなさい、これ以外に言い方が見つからなくて……」

かすみ「でも私がいままでアイドルで居られたのはその魔法のおかげなんです、だから……」

「……わかりました、色々と……調整が必要ですが、なんとか」

かすみ「…すみませんこんな我儘聞いて頂いて」

「いえ、我儘だなんて……では、話し合いはこれで」

かすみ「ありがとうございます」

946 ：名無しで叶える物語：2022/01/30(日) 21:42:08.66 ID:/6Fmiuye.net

かすみん一気にそこまで行ってしまうのか

947 ：名無しで叶える物語：2022/01/30(日) 23:56:42.57 ID:0QskWL3i.net

果林さんやしずくちゃん達まで責任を感じてしまわないかな

948 ：名無しで叶える物語：2022/01/31(月) 07:07:45.29 ID:1vC67kF0.net

支援

949 ：名無しで叶える物語：2022/01/31(月) 22:46:04.69 ID:Blj0Qd5d.net

ほ

950 ：名無しで叶える物語：2022/01/31(月) 22:49:44.89 ID:SuEIY3Ev.net

しずく「──おはようございまーす……おはようございまーす……」

「おはよう……」「おはようございます……」

しずく「……？」

同僚A「あっちょっとしずちゃん！」

しずく「あ、おはよー。どうしたの？」

同僚A「ライン見た？もー大変なんだよ？！」

しずく「え？ごめんまだ見てないけど……」

同僚A「ほらこれ」


希望退職者募集のお知らせ


しずく「あっ、ニュースで見たよこれ」

同僚A「それがさぁ、ここ！」

しずく「え？経理から50人って……半分以上じゃん」

同僚B「なんか、課長とか部長が改ざんやってたらしくて……そのせいじゃないかって」

しずく「えー……知らなかった」

同僚A「もうちょっと驚きなよ！」

しずく「うん……あ、退職金出るんだ」

同僚C「えっ…辞めちゃうの？」

しずく「えっ？そ、そういう訳じゃないけど……」

同僚B「まぁ桜坂さんはかわいいし、転職しちゃった方が良いかもね」

しずく「そんな事無いって……」

951 ：名無しで叶える物語：2022/01/31(月) 22:51:11.03 ID:SuEIY3Ev.net

「あっあの、困ります！ちょっと！」ｶﾞﾔｶﾞﾔ

「入るわよッ！」ﾊﾞﾝｯ


しずく「…？……わっ！」ﾊﾟｯ

同僚A「えっ、なにどうしたの隠れたりして」

しずく「ｼｰｯ……」


ランジュ「……そこのアナタ、経理部長は？」

「きょ、きょうはまだ…出勤されてませんが……」

ランジュ「そう、じゃあ課長で出てきてる人を出して」

「えっ…えっと……お待ち下さい……」ﾀｯﾀｯﾀｯ…

ランジュ「……そこ！女子会なら昼休みにやりなさい！」


同僚C「す…すみません……」

しずく「……」

同僚B「ねぇ…大丈夫？」

しずく「……」ｺｸｺｸ

しずく「ほら…早く行かないとまた怒られちゃうから…」

同僚A「う、うん……」


ランジュ「……」


しずく（…どうしよう帰らないよ……私の席二列向こうなのに……）


「あ、しずくちゃんおはよ。俺の席で何してんの？」

しずく「っぁ！…ｼｰｯ！！」

「え？なになに？」

しずく「ちょっ……静かにしてて下さい…！」

「ははは、なにそれ……げっ、あれがクイーンダムから来た奴かよ」ﾎﾞｿｯ

しずく「……しばらく匿ってくれませんか」

「…どういうこと？」

しずく「何も言わずにお願いします……」

952 ：名無しで叶える物語：2022/01/31(月) 22:51:25.29 ID:SuEIY3Ev.net

「まぁいいけど……あっこっち来た」

しずく「えっ？！」

「机の下入って！」

しずく「は、はい……」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

「……へへへっ、うそうそ。来てないよ」

しずく「え？」

「ごめんごめん。ほら、こういうのよくあるじゃん」

しずく「……なっ、何させるんですかッ！！」ｶﾞﾀｯ

「ごめんって！……あっ……」

しずく「あ」

ランジュ「ん？……きゃぁっ！しずくじゃない！」

しずく「あっあっ…やば」

ランジュ「栞子から聞いたのよ！ここで働いてるって奇遇ねぇ！」

しずく「あっ…あははぁ」

ランジュ「でもランジュお仕事中だから、また今度ねっ」

しずく「う、うん…」ｺｸｺｸ

「……あの、鈴木課長と田中課長をお連れしました」

ランジュ「ありがとうね。……二人共付いてきなさい」ﾀｯﾀｯﾀｯ

「は、はい……」ﾀｯﾀｯﾀｯ


しずく「……」ﾁﾗ…ﾁﾗ…

「さっきの何？……」「えぇ…知り合い？……」ﾋｿﾋｿ

しずく（あぁ……終わったぁ……）

953 ：名無しで叶える物語：2022/01/31(月) 22:56:04.53 ID:qYzF9owS.net

これはもう残りづらいな…

954 ：名無しで叶える物語：2022/01/31(月) 23:20:57.23 ID:SuEIY3Ev.net

しずく（思わずトイレに駆け込んだけど……どういうこと……？）

しずく（クイーンダムって……もしかしてランジュさんが買収したってこと？）

しずく（……っていうか……栞子さんが何とか……言ってたし）

しずく（……はぁ…それにあんな事されたらもう……）

しずく「私が…何したって言うの……っ……」

955 ：名無しで叶える物語：2022/02/01(火) 01:14:04.85 ID:9S1RmS3S.net

ランジュは悪気ないんだろうけど部下から恨み買いそうなタイプだな
でもそれくらい自分本位な方がトップとしては向いてんのか

956 ：名無しで叶える物語：2022/02/01(火) 12:25:28.02 ID:YHq+9lc+.net

ランジュ「──さて、揃ったわね」

ランジュ「……アタシ、あんなふうに現場掻き回したの初めてよ？」

ランジュ「前に伝えたでしょ？妙な動きをしたらすぐに介入するって」

ランジュ「……確かに自分たちの不始末は自分たちで蹴りつけなさいって言ったわよ？」

ランジュ「でも末端に責任全部押し付けて関係者全員クビにしろって言ったんじゃないの、綺麗サッパリ自白しろって言ったのよ」

ランジュ「……リストラ始めてるみたいだけど、ウチから役員が来ない内に隠蔽しようって算段？」

ランジュ「……正直に話せば今後に響かないわよ」

「……」

ランジュ「……待たないわよ」

「……」

ランジュ「……そう。今日は色々と迷惑かけたわね、ごめんなさい」

ランジュ「じゃあ」

課長「……あっあの！」

ランジュ「何？」

「数字のかいざ…改善については部長からしか聞いていなくて……その」

ランジュ「経理部長が全部知ってるって事？」

「お、恐らくですが……ですが携帯がつながらず…家にも居ないそうで……」

ランジュ「……ありがとう、助けになるわ」

ランジュ「他！逃げ切れると思わないことよ」

ランジュ「拝拝」

957 ：名無しで叶える物語：2022/02/01(火) 12:52:23.30 ID:YClU5yV+.net

ランジュめっちゃ有能だな
もしかしたら栞子も救えるかも

958 ：名無しで叶える物語：2022/02/02(水) 00:00:58.11 ID:Z4uBQ4mI.net

─翌日─

しずく「……」ﾍﾟｺ……ﾍﾟｺ……

「……」ﾋｿﾋｿ

しずく（一日でこれって……）

同僚A「あ、しずちゃん……おはよう」

しずく「…おはよう」

同僚A「……あの、部長がね……その」

しずく「……え？」



「──ダムで経理部長の遺体が発見されたそうです。警察によると、自殺だと……」

ランジュ「……そう」

ランジュ「ハラキリって事かしら……はぁ」

ランジュ「そこまでするとは思ってなかったわ……大失敗ね」

「……今後、どのように」

ランジュ「……データなり書類なり、形には残ってるはずよ。徹底的に叩けばホコリの一つくらい出るわ」

ランジュ「それより……遺族対応と報道対策……20分考えさせて」

「承知しました」



しずく「自殺って……なんで」

同僚A「わかんないけど……じゃあ私ちょっと仕事あるから……」


「……」ﾋｿﾋｿ

しずく「……」

しずく（……この視線はそういう訳かぁ）

しずく（……これ）

しずく（もう無理だな）

959 ：名無しで叶える物語：2022/02/02(水) 00:05:09.00 ID:RqhbcG90.net

別の課や他の支店に移っても噂が届いちゃうかな

960 ：名無しで叶える物語：2022/02/02(水) 13:41:57.92 ID:q0ASAyUp.net

死人まで出たら厳しいね
たとえ不正してた人だとしても

961 ：名無しで叶える物語：2022/02/02(水) 23:46:49.37 ID:Xbi4vkky.net

支援

962 ：名無しで叶える物語：2022/02/03(木) 07:25:15.12 ID:nfGbNCWp.net

ほ

963 ：名無しで叶える物語：2022/02/03(木) 22:01:31.84 ID:u7XNdO84.net

「じ、辞表って……あぁ、希望退職者の件なら取り下げに」


「……い、いやだから、それだと自己都合退職になるから退職金とか……」


「そ、そうか！その……変な噂の事だろ？あとで課のやつらに言っておくから」


「……それ以外はって…そりゃぶちょ…上に掛け合うし、ハラスメント対策のカウンセラーにも」


「……そ、そんな風に睨むなよ……わかったよ…受理するよ」


「あぁ、それから……引き継ぎはいいから、どうせ今月いっぱいで再編だろうから」


「はい、はい。ご苦労さん……はぁ」



しずく「んんっ！ふーっ……ふぅ」

しずく「……会社、辞めちゃった」

しずく「暑……こんな日が高い内に外出たの初めて」

しずく「……」

しずく（この建物ともこれでお別れかぁ）

しずく（トイレとか綺麗で、悪くなかったんだけどなぁ）

しずく「……飲も」

964 ：名無しで叶える物語：2022/02/03(木) 22:03:21.42 ID:u7XNdO84.net

訂正
しずく「暑……こんな日が高い内に外出たの初めて」
↓
しずく「暑……こんな日が高い退社したの初めて」

965 ：名無しで叶える物語：2022/02/03(木) 22:15:18.93 ID:Q07ANG93.net

色々嫌なことが重なった結果あとさき考えずに行動してしまいとりあえず飲む
しずくちゃん親近感わくね

966 ：名無しで叶える物語：2022/02/03(木) 23:45:47.46 ID:0+zXxm4Q.net

こんな日が高い内に退社したの(会社から出るの)初めて
ってことね

967 ：名無しで叶える物語：2022/02/04(金) 07:28:49.46 ID:aQN6t1Cr.net

支援

968 ：名無しで叶える物語：2022/02/04(金) 23:37:03.00 ID:dgeBd4It.net

ほ

969 ：名無しで叶える物語：2022/02/05(土) 01:41:06.64 ID:AfgbX45l.net

「ご注文どうぞ」

しずく「……」

「……ご注文どうぞー、あのー」

しずく「……あっ……えっと、生と……日本酒の……これを」

「はーい、かしこまりました他に何かございますか？」

しずく「……日本酒は、瓶でお願いします」

「一升瓶でって事すか…？……あの、かなりの量になりますがお一人だと……」

しずく「良いです、飲み切ります」

しずく「あと……酢だことかつおの叩きを」

「はい、かしこまりましたーお待ち下さい……」

970 ：名無しで叶える物語：2022/02/05(土) 03:40:18.22 ID:njUsmb1W.net

痛飲して色々あったのに懲りてないな

971 ：名無しで叶える物語：2022/02/05(土) 19:06:35.93 ID:4lCM3To0.net

しずくちゃんメンタルと肝臓はボロボロ

972 ：名無しで叶える物語：2022/02/06(日) 01:11:58.11 ID:97NmQlD9.net

しずく「んっ…んっ…んっ……」


初めてのお酒は19の時、演劇サークルの先輩から頂いた弱いチューハイ。

オーディションに落ちて…だっけ。


しずく「くはっ……ふぁ……はぁ……」

しずく「……」ﾄｸﾄｸﾄｸ

しずく「んっ……んっ……」


でも結局それだけじゃ酔えなくて……ストロング系か何か飲んだんだっけ。


しずく「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ


最初は酷い目にあったけど……でも加減を知ってからはだんだんお酒に頼るようになって、もう深酒が身に染み付いちゃった。

……それもここしばらくは我慢してたんだけど……今日くらいは…いいよね。


しずく「んっ……んっ…ぷはっ」


……私の人生何だったんだろ。

夢諦めて……就活頑張って……でも結局一般職で……。

…志望動機とかに合わせて演じるのは得意だと思ってたんだけどなぁ。


しずく「んっ……んっ……」


ううん、総合職で就職できてもどうせ……。

……それでも待遇はそれなりだったしそれなりに頑張ってきたのに。

973 ：名無しで叶える物語：2022/02/06(日) 01:31:23.78 ID:AvEispJI.net

まだ若いからやり直しきくけどこの状況だとネガティブになっちゃうよね

次スレ必要になったら言ってくれれば立てます
タイミングよく居合わせないといけないのでSS総合スレの方がいいかもですが

974 ：名無しで叶える物語：2022/02/06(日) 01:41:15.66 ID:6fYWB1MY.net

総合職は総合職でキツくてドロップアウトする人もいるしな

975 ：名無しで叶える物語：2022/02/06(日) 01:42:49.73 ID:97NmQlD9.net

>>973
ありがとうございます
ただ多分スレ立て規制解除されてると思うので少し書き溜めて自力でスレ立てしようと思っています。
万が一自力で立てられなかった時は代行依頼するかもしれないです。

976 ：名無しで叶える物語：2022/02/06(日) 01:57:40.28 ID:AvEispJI.net

>>975
わかりました
続き楽しみにしてます

977 ：名無しで叶える物語：2022/02/06(日) 22:31:12.88 ID:VeeIWsuC.net

しずくちゃん…

978 ：名無しで叶える物語：2022/02/07(月) 12:39:47.01 ID:TbbFpq/2.net

支援

979 ：名無しで叶える物語：2022/02/08(火) 01:40:03.10 ID:fzRF9zTe.net

ほし

980 ：名無しで叶える物語：2022/02/08(火) 15:03:50.23 ID:8S+QzY3q.net

支援

981 ：名無しで叶える物語：2022/02/09(水) 00:48:02.38 ID:Xv+menl3.net

次スレです https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1644335249/l50

982 ：名無しで叶える物語：2022/02/09(水) 07:21:11.32 ID:cl4/9pFT.net

新スレ乙です