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俺と名も知らぬラブライバーの話
- 1 :ひよこ名無しさん:2016/05/14(土) 13:27:17.66 ID:JHtrXgZL.net
- つまらん話だが聞いてくれ。この間久しぶりに繁華街に来たときのことだ。昼飯を食べてから身体の調子が悪く、ひどい頭痛と吐き気に襲われた。もう少し散策したかったが辛かったので大人しく帰ることにした。
- 2 :ひよこ名無しさん:2016/05/14(土) 13:31:30.73 ID:JHtrXgZL.net
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歩く度に身体から異物が込み上げて来たんだ。口内から唾液が溢れかけ、汗も止まらなかった。
乗り換え通路を壁伝いに歩いていたがとうとう我慢の限界を越えてしまった。
俺は吐いちまった、盛大に
- 3 :ひよこ名無しさん:2016/05/14(土) 13:36:04.01 ID:JHtrXgZL.net
- 続き
端を歩いていた事もあり吐いたブツの一部は排水用の溝におちたがそれでもブツは歩道にも広がってしまった。周りの人間は立ち止まって見てるか通り過ぎて行った。
- 4 :ひよこ名無しさん:2016/05/14(土) 14:18:39.23 ID:JHtrXgZL.net
- そこにひとりの男性が心配して声を掛けてくれた。
「大丈夫か?駅員の人呼んだ方がええ?」
ラブライブのバッグ(バッグ自体が黒系なのもありキャラクターは不明)を背負った彼の腰には海未ちゃんと真姫ちゃんのラバーストラップがぶら下がっていた。
- 5 :ひよこ名無しさん:2016/05/14(土) 14:21:58.04 ID:JHtrXgZL.net
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自分がお願いして男性は駅員を呼びに一旦その場を離れ、すぐに戻ってきてくれた。
「これ、持っとき。」
男性はラブライブバッグからポケットティッシュを取りだし持たせてくれた。
程なくして駅員が二人駆けつけた。
- 6 :ひよこ名無しさん:2016/05/14(土) 15:22:21.93 ID:JHtrXgZL.net
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二人で状況を説明し、駅員も後始末はこちらでやるということでこの場は開くことになった。
俺は助けてくれたラブライバーの男性に何度もお礼を言った。そんな自分にラブライバーは、
「おおきに。帰り気いつけてな」
そう明るく話して人混みの中に消えていった。
腰の海未ちゃんと真姫ちゃんのラバーストラップが揺れる、
彼の後ろ姿はとても大きく格好よかった。
世間ではラブライバーは人間性がどうこのうの言われているが、俺はそんな風には思わない。
少なくとも自分を助けてくれたあの人のようなラブライバーだっている。
つまらん話だったがこれでおわりです。
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