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「やればできる」が才能をつぶす 人間の脳の不思議【コメントライナー】

1 :菜々しさん :2021/10/03(日) 15:20:36.63 ID:6jQhvT6Q0.net
驚いたときに、跳び上がる人と、のけ反る人がいる。

 問題が起こったとき、「事のいきさつ」を反すうして根本原因を探ろうとする人と、「今できること」に集中しようとする人がいる。身を守るとき、遠くの動くものに瞬時に照準を合わせる人と、近くを綿密に見る人がいる。バリエーションは、人類が生き残るためにある。

 驚いた次の瞬間、跳び上がる人(上体がひょんと上がる人)は、高く前のめりの態勢になり、のけ反る人(上体をあおって、後ろに下がる人)は、低く引く態勢になる。突然の攻撃を受けたとき、このペアは、とっさに前後の布陣を取れるのである。

 違う者同士がペアになれば、あるいは、チームを組めば、最強である。社会的動物である人類の脳に、自然界がもたらした、素晴らしいシステムなのである。

 ◆違うタイプにイラつく
 ところが、とっさに違う行動を取る相手に、人はイラつく。「自分と同じようにしない人(デキない人)」を、怠慢で愚かで不誠実だと思い込んでしまうからだ。

 例えば、「跳び上がる」派の剣道の指導者が、「のけ反る」派の生徒を叱る。「ちゅうちょなく前へ踏み出せ! なぜ、ぐずぐずするんだ」と。

 「のけ反る」派は、前に出るときも、いったん、かかとに体重を乗せて、足裏を発射台のように使って、前に飛び出す。初動は「跳び上がる」派に劣るが、加速がよく、打突の圧が強いので、十分に結果は出せる。

 初動が早いに越したことはないから、「ちゅうちょなく前に踏み出す」訓練は無駄じゃないが、完璧を目指さなくていい。実戦では、「のけ反る」派が創り出す、わずかな間が、相手を翻弄(ほんろう)し、功を奏することもある。

 本来ならば、指導者がそれを知っているべきなのに、「やればできる」と思い込んでいる指導者だと、何度言ってもできない生徒にイラつき、揚げ句の果てに「やる気がない」と烙印(らくいん)を押してしまう。

 ◆一般の職場でも
 「やればできる」。美しい言葉だ。誰にでも希望を抱かせる。

 しかし、「脳がとっさに選ぶ神経回路」を封じられてしまうと、この生徒は二流にしかなれない。劣等感にさいなまれながら、その道を行くことになる。

 擬態(物まね)がうまければ、ある程度のところまではいくが、必ず頭打ちになるし、後に故障する可能性も高い。一途でやる気満々のコーチが、才能をつぶしてしまうのである。

 同じことが、一般の職場でも起こる。

 脳は万能じゃない。とっさにできることと、できないことがある。それを見抜いて、人を育てる。それを見抜いて、自尊心を養う。

 「とっさにできること」が違う者同士が、互いに尊重し合ってこそ、真のチームになれるのである。

2 :菜々しさん :2021/12/14(火) 13:34:13.26 ID:fLdo7RE60.net
どうでもいいけどよく聞くであろうやればできる子ってのは絶対子供に言わない方がいいぞ
やればできるこ子ってマジでやればほぼなんでもこなすから逆にやらなくなる
おれみたく向上心のない器用貧乏(一般人以上プロ未満)で終わらせたくないなら絶対使わないことをオススメする

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