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17年前に離婚した元嫁と再会したのだが

1 :夢見る名無しさん:2022/05/23(月) 20:04:50.53 ID:BcN/Uw4E7
昨日(05/22)、上野駅の中央改札付近で。

2 :夢見る名無しさん:2022/05/23(月) 20:07:43.05 ID:BcN/Uw4E7
スペック
俺38会社員・茨城県在住
元嫁40会社員・静岡県在住
二人とも現在は独身

3 :夢見る名無しさん:2022/05/23(月) 20:11:06.85 ID:BcN/Uw4E7
昨日(5/22)、日帰りで東京に遊びに行った帰り、上野から特急ひたちで帰ろうと座席未指定特急券を窓口で座席指定に変更してもらい、ちょっと時間があったので上野駅構内をウロウロしてたら、たまたま元嫁と出会した。

4 :夢見る名無しさん:2022/05/23(月) 20:19:08.28 ID:BcN/Uw4E7
再会した時の状況は、上野駅の中央改札にある乗車案内?(何時何分発、普通、○○行き、▲番線)みたいなやつを眺めてる女性の横顔が、とても元嫁に似ていて、じーっと見ていたら、向こうが気づいて、「えっ」って驚いた表情した事で、「あっ」っと確信した。

5 :夢見る名無しさん:2022/05/23(月) 20:21:39.87 ID:BcN/Uw4E7
お互いマスクしていたけど、元嫁の背格好や眉や目の形、ちょっとO脚気味な所、何よりも雰囲気が17年前と変わっていなかった。

6 :夢見る名無しさん:2022/05/23(月) 20:29:15.54 ID:BcN/Uw4E7
俺も17年前と大きく変わっていなかった。あの頃の俺にマスクしてちょっとだけ大人っぽさを合わせれば今の俺になる。

7 :夢見る名無しさん:2022/05/23(月) 20:36:13.86 ID:BcN/Uw4E7
で、再会の瞬間。
動いたのは俺だった。自分のヘソの辺りで小さく手を振り、元嫁に近づく。
元嫁本人で、この手の振り方を覚えているなら、俺だと分かるはずだ。
もし違うなら、他人の空似。どうせここは地元ではない東京・上野。
などと思っていたら、元嫁はチョキ(ピース)してくれた。
これは2人だけのハンドサイン。元嫁は覚えていてくれた。

8 :夢見る名無しさん:2022/05/23(月) 20:42:44.12 ID:BcN/Uw4E7
付き合っていた当時、俺は元嫁にはジャンケンで絶対に負けなければならない『幸せの呪い』をかけられていた。
理由は、年下の俺に主導権を完全掌握される事への不均衡の是正。
要するに浮かれていたのだ。そう、離婚する時もこの理不尽なジャンケンで元嫁が勝ち、俺たちは別れた。

9 :夢見る名無しさん:2022/05/23(月) 20:48:51.11 ID:BcN/Uw4E7
元嫁(=和香・仮名)の目の前で立ち止まる俺(=洋介・仮名)。
和香「よっす」
雑踏の中でもはっきり聞こえた。
洋介「よぉ」
和香の目はにこやかだった。
洋介「ちょっと来て」
和香「うん」
俺たちは上野駅構内でも人気の少ない、16・17番線ホームへと向かった。

10 :夢見る名無しさん:2022/05/23(月) 20:57:57.45 ID:BcN/Uw4E7
自販機近くのベンチに荷物を置いた。
和香も同じように荷物を置いた。
洋介「時間大丈夫?」
和香「私は大丈夫。洋介は?」
洋介「少しなら」
ニコリと微笑む和香。
和香「よくわかったね」
洋介「あんまり変わってないから。和香は今も静岡?」
和香「うん、沼津で一人暮らししてる。洋介は今も水戸?」
洋介「今は東海村。」
和香はベンチに腰掛けた。

11 :夢見る名無しさん:2022/05/23(月) 21:06:39.19 ID:BcN/Uw4E7
和香「私、時々だけど、洋介の事を思い出しているんだ。」
洋介「なんで?」
和香「洋介の事を忘れたら、大人になってからの私には、幸せな思い出がほとんど無いから。朝起きて、
仕事して、家帰って家事して、風呂入って寝る。ずっとこの繰り返し。気付いたらパートから社員、で、今は課長補佐。しかも40歳バツイチ独身。ハァー。」

12 :夢見る名無しさん:2022/05/23(月) 21:13:41.04 ID:BcN/Uw4E7
洋介「今日はどうして東京に?」
和香「有給休暇の消化。上司が『頼むから有給消化してくれ』って言ってきたから。」
洋介「今はそういう時代だからね。」
和香「あと一週間休みだから、今日は一旦アパートに帰って、明日は実家の静岡に行こうかな〜」
洋介「じゃあ、今から俺の部屋に来る?」

13 :夢見る名無しさん:2022/05/23(月) 21:20:31.58 ID:BcN/Uw4E7
驚く和香。
和香「えっ、今から?」
洋介「そう、今から。」
和香「その前に! ご飯食べよう!!」
洋介「わかった。でもその前に、窓口行って良い? 特急券、払い戻してくるよ。」
和香「わかった。でもその前に、トイレ行って良い?」
洋介「わかった。じゃあ、用が済んだらまたこの場所に集合ね。」
和香「わかった。」
そう言って、2人は別行動した。

14 :夢見る名無しさん:2022/05/23(月) 21:32:09.84 ID:BcN/Uw4E7
数分後、2人は無事に合流した。
上野駅構内の飲食店はどこも混んでいた。その中でも某洋食店に入店した。
二人がけのテーブル席に案内され、早々にメニューを広げる和香。
和香「うわー、どれもイイお値段だね〜」
洋介「まぁ、有名店だからね。どれにする?」
和香「私はコレ。」
洋介「じゃあ俺も。すいません」
店員を呼び、注文する。メニューをテーブルに戻して、マスクをずらして一口水を飲む洋介。
和香「久しぶり、洋介っ!」
一瞬、水を吹き出しそうになる俺。
和香「相変わらずツボが浅いんだね。」
洋介「お久しぶり。」
俺たちは和やかな雰囲気の中で、周りに迷惑をかけないように談笑した。

15 :夢見る名無しさん:2022/05/23(月) 21:39:13.39 ID:BcN/Uw4E7
元気そうで良かった。
今何してんの?
恋人は居ないのか?
休みの日は?
そんな他愛も無い話をしていると注文した料理が運ばれてきたので、和香もマスクを外す。
洋介「和香、お久しブリーフ!!」
和香はくすくすと笑う。
一呼吸おいて、
和香「食べよ、食べよ。いただきます。」
洋介「いただきます。」

16 :夢見る名無しさん:2022/05/23(月) 22:30:16.87 ID:S+LHiREya
食後、店内は混雑していたので、足早に会計を済ませ、店外へ。
時刻は20時過ぎ。
和香はバッグから財布を取り出し、自分が食べた分のお金を差し出してきた。
洋介「俺の分は?」
真顔で和香に言ってみた。
和香「寧ろ奢れよw」
和香の口癖『寧ろ』が久々に聞けて、俺はくすりと笑った。
和香から差し出されたお金を受け取る。
スマホの時刻表検索で調べた結果、20時21分発・勝田行きに乗車する事に決めた。
グリーン券を二人分購入し、10番線ホームに向かった。

17 :夢見る名無しさん:2022/05/23(月) 22:47:49.59 ID:S+LHiREya
洋介「20時21分発の勝田行きに乗ろう!」
和香「それ24分発だよ。今日は日曜日だから。」
洋介「あ、ごめんごめん。グリーン車で行こう〜」
和香「あ、じゃあお金払うよ。いくら?」
洋介「800万円」
和香「あー、はいはい」
洋介「(´・ω・`)」
車内清掃を終えた電車はドアが開き、2人は5号車の二階席に座った。
窓側には和香、通路側に俺。リクライニングを少し倒し、和香の左横顔を見ていると、窓に反射して映る俺に気付く和香。
和香「私、もうオバサンになっちゃったw」
少し寂し気にポツリと呟く和香。
洋介「俺まだ三十代w」
和香の言葉にしんみりしたので、ちょっと冗談っぽく言ってみた。
和香「そのうち、とんかつの端っこの脂身が食べられなくなるよ。」
洋介「それ、上司にも言われた。」
電車がゆっくりと動き出した。

18 :夢見る名無しさん:2022/05/23(月) 23:37:05.76 ID:gY3/SERkC
グリーンアテンダントが巡回し終えると、和香は静かに目を閉じていた。
多分疲れて寝ていたのかもしれない。
窓に反射して映る寝顔はマスクで目元以外は見られないけど、化粧が崩れかけているアイラインや眉は、どこか懐かしい。
小柄な和香はこの17年をどう過ごしてきたのだろうか。
俺と別れてから、もしかしたら恋人が出来たのかもしれない。再婚も出来たのかもしれない。
和香は家事は出来ていた。完璧ではないが、俺からしたらそれぐらいでちょうど良かった。
でもその大雑把な所が仇となって、再婚出来なかったのではないかと。
顔も悪くない。性格も悪くない。仕事も恋愛も真面目で、甘え上手。なのに1人って。
なぁ、和香。君は…

19 :夢見る名無しさん:2022/05/23(月) 23:58:59.51 ID:gY3/SERkC
電車はまもなく北千住に。
車掌「特急列車通過待ちのため、3分ほど停車します。発車は20時39分です。まもなく北千住に到着です。」
電車が減速し、左右に揺れて、到着した。
和香は目を覚ました。
洋介「今、北千住。まだ都内だよ。」
和香は頷き、再び目を閉じた。
電車の左側を特急列車が通過した。しばらくすると、
車掌「お待たせしました、常磐線、快速・勝田行き、まもなく発車します。」
その後、発車ベルが鳴り、ドアが閉まった。
そして、ゆっくりと動き出した。

俺は和香との出会いを思い出してみた。
22年前。当時、俺は16歳だった。買ってもらったばかりの携帯電話で、スタービーチという出会い系サイトでメル友を探していた。
地元の水戸周辺でメル友を探していたが、なかなか見つけられなかった。
で、ある日、静岡に家族旅行に行く事になったので、静岡の同年代の女性のメル友を探してみた。
結果、和香と出会った。メアド交換して、プロフ交換して、色々な話をメールでした。
当時の和香は18歳、静岡市に住んでいる高3。私立の大学に推薦で受かり、暇していたとの事。
当時の俺は16歳、水戸市に住んでいる高1。水戸から東海村の高校に通っていた。

20 :夢見る名無しさん:2022/05/24(火) 00:17:22.20 ID:mnQYPL+3s
和香と出会ってから1ヶ月後。
家族旅行で西伊豆の堂ヶ島温泉に行き、帰りに、沼津駅で車から降りて、俺は和香が住んでいる静岡市へと電車で向かった。
静岡駅に到着すると、早速『今から会えない? 今、静岡駅に居るんだ』と、和香にメールした。
すると和香から『私、あと3分くらいで静岡駅に着くよ。改札の前で待ってて!』という、メールが来た。
俺は静岡駅で1番大きな改札から出た所で和香を待った。
『和香の特徴を教えて』とメールした。すると、
『えっ、洋介くん?』と返信。
俺が『そうだよ。今、静岡駅に来ているんだ。』とメールすると、
和香は『えっ、ちょ、えーっ』と混乱しているメールが来た。
そして和香から『ごめん、今日、1人で映画見ようと思って来たんだ。で、メールは友達だと思って返信したんだ。そしたら洋介くんじゃん! えっ、どうしよ』
俺は『会いたい』ってメールすると、改札から出てきた小柄な女の子が持っていた携帯のメール着信音が目の前でなった。
洋介「和香さん!!」
目の前の女の子が俺を見て立ち止まった。
和香「洋介くん…」

21 :夢見る名無しさん:2022/05/24(火) 00:32:11.54 ID:mnQYPL+3s
あの時の和香は可愛かった。
18歳・高3とは思えない感じ。幼くて、飴あげたらついてきそうな子。
だけど胸はあった。所謂、?ロ○巨○?というか、なんというか。
まぁ、可愛かった。

初対面して、和香の案内で今はなき新静岡センターに向かった。
地下街にある今川焼き屋のチーズ味を勧められたのでそれを購入。
和香はクリーム味を購入した。お金を払い、地上のベンチに座り、2人同時に食べた。
一口食べて(アレ、これ、チーズ? 甘い…)と思い、和香の方を見ると、和香は「これチーズじゃんっ!!」と怒っていた。
で、俺が「交換する?」と聞くと、和香は「寧ろ交換して」と。この時、初めて『寧ろ』を聞いた。

22 :夢見る名無しさん:2022/05/24(火) 00:44:18.74 ID:mnQYPL+3s
電車の揺れで、窓に頭を打って目を覚ます40歳の和香。
和香「洋介…」
洋介「どうした?」
和香「私、また、今川焼き食べたい…」
洋介「クリーム味、売ってたら買いに行こう。」
和香「洋介はチーズ味だからね。」
洋介「…うん…。」

電車は、金町駅を通過して、千葉県に入った。
まもなく、松戸(マッドシティ)に到着。

俺はなんで和香と離婚したのだろう…

23 :夢見る名無しさん:2022/05/24(火) 00:49:08.60 ID:mnQYPL+3s
和香へ
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○。
                     洋介より

24 :夢見る名無しさん:2022/05/24(火) 00:58:17.35 ID:mnQYPL+3s
多分、これが離婚した理由。
俺は和香になんかの文章を書いた。
いつ書いたのか、どんな内容なのか、思い出せない。
メールなのか、手紙なのか、メモ、あるいは置き手紙なのか。
これが思い出せれば…

和香は覚えているのかな、離婚した理由を。

俺は、和香を…。
和香を…。


そもそも、和香って誰?

25 :夢見る名無しさん:2022/05/24(火) 01:27:56.46 ID:mnQYPL+3s
俺は眠っていた。
目を覚ますと、まもなく我孫子に到着する。
腕時計を見た。20時59分だった。
和香は隣で眠っていた。

和香は俺の元嫁。
22年前に出会い、17年前に離婚した。
そして、偶然、再会した。
そして、今から俺の部屋に行く。
異論・反論は認めない。

俺は5号車にあるトイレに向かった。


和香「(*´?`*)」

26 :夢見る名無しさん:2022/05/24(火) 01:40:30.60 ID:mnQYPL+3s
孫子駅を発車してから数分後、トイレから戻る俺。
そんな俺に気付く和香。
和香「洋介…」
洋介「ん? どうした?」
和香「なんでもない…」
洋介「寒くない?」
和香「大丈夫…」
洋介「まだまだだから、寝てて良いよ。」
和香「うん…」
和香の頭をそっと撫でる俺。
再び眠る和香。

千葉県最後の駅・天王台駅を発車すると、電車はついに茨城県に突入する。我

27 :夢見る名無しさん:2022/05/24(火) 01:49:50.86 ID:mnQYPL+3s
取手駅に到着。
常磐線・勝田行き(普通電車)は、茨城県に突入した。
俺(洋介)と和香(元嫁)は、10両編成の5号車のグリーン車の二階席に乗車していた。
進行方向右側の窓側に和香、通路側に俺が座っていた。
和香はこの電車に乗車してから、ほぼ眠っている。
よほど疲れているのだろう。
俺は和香を愛おしく思えた。

電車はまもなく、デッドセクションに差しかかる。

28 :夢見る名無しさん:2023/05/31(水) 06:21:17.83 ID:QRkROsTvM
あげ

29 :夢見る名無しさん:2023/10/23(月) 02:18:06.88 ID:0BXbGk1Ss
憲法ガン無視で一方的な現状変更によって私権侵害するだけのテ囗政府からの税金と称する金銭要求を断固拒否しよう!
どうして曰本が世界最悪の腐敗国家になったのか
それはお前らが民主主義国のような税金不払い運動すらしない北朝鮮人民の遺伝子を濃縮したような気持ち悪い奴隸体質だからだぞ
岸田異次元増税文雄は私利私欲のために賄賂癒着してるクソ航空テロリストと共謀して温室効果カ゛スまき散らして気候変動させて
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(羽田)tΤPs://www.Call4.jp/info.php?type=items&id=I0000062 , tΤps://haneda-ρroject.jimdofree.Com/
(成田)тtps://n-souonhigaisosyoudan.amеbaownd.com/
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