2ちゃんねる スマホ用 ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

おじさんの昔の恋愛話

1 :夢見る名無しさん:2024/03/02(土) 23:05:43.68 0.net
まあ、需要も無いだろうし、目的は誰かの目に触れて少しでも人の記憶に残って欲しいから、ボチボチだけど残しておきたい。

2 :夢見る名無しさん:2024/03/02(土) 23:07:55.69 0.net
別板のスレにも同じ目的で貼り付けておいたが、
こちらがわかりやすそう(?)なので。。。^^;

3 :夢見る名無しさん:2024/03/02(土) 23:09:03.19 0.net
忘れるはずは無いのだけれど、、、
残しておこうかな。
つまらない昔話。

4 :のん:2024/03/02(土) 23:09:46.46 0.net
「のんちゃんの最後の日記」

5 :のん:2024/03/02(土) 23:10:42.24 0.net
−−−−−−−−−−−−−−−−−−--
「もう山形に着いて盛り上がってるかな〜?電話は明日かな?」

「朝,起きたらバイクで迎えに来てもらって,ジョナサンにモーニングを食べに行きたい!」

「食べたら,〇〇ちゃんにピアノを弾いてもらってお話をしてお腹が減るまでずっと一緒に居よう!」

「お昼はどうせ、またエルトリトで「トルティーヤ食べたい!!」って言うんだろうな。。。でも私は,タコスも食べてやる!」

「次はバイクじゃなくて電車で行こう!バイクも好きだけどスカート履けない!!オシャレして新宿で映画を見よう!何見ようかな〜。」

「市川に帰ってくるのは17時ごろかな〜。国府台までは頑張ってお散歩だ!30分?いや,〇〇ちゃんは40分かかるかな〜!!がんばれ!!」

「里見公園に着いたら,いつものベンチで,いつもみたいに後ろに立ってもらって,いつもみたいに話を聞いてもらう。話しているときの泣きそうな顔を見られたくないからね〜。そのあとのヨシヨシがとても楽しみ。」

「夜も一緒に居てくれるはずだから,そしたらたくさん甘えよう!いつも上手くできないけど1番落ち着くから。眠る前には大好きって伝えたい。もうすぐ1年経つのに,まだ,言えてないから。私も言ってもらえるかな〜♡」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

6 :のん:2024/03/02(土) 23:11:35.13 0.net
30年前に貰った,私の中では1番卑怯だと思った手紙です。
これを書いた晩に彼女は心臓の病で発作を起こして,朝,母親が気づいた時には亡くなっていました。

7 :のん:2024/03/02(土) 23:12:26.33 0.net
人間,薄情なもので時がたつとフッと彼女の顔がぼやける様になった。
声を思い出すのに時間がかかることがある。
あんなに大好きだったのに思い出がぼやける。
死にたくなるくらい,自分の薄情さに打ちのめされていた時に彼女の母親の郷里から母親が死んだ事を伝える手紙と,この日記が送られてきました。。。

8 :のん:2024/03/02(土) 23:14:24.46 0.net
高校を卒業して、田舎者の私は程よい都会の市川に就職した後、1年半後には音楽で食べて行きたくてフリーターになっていた。

9 :のん:2024/03/02(土) 23:15:53.56 0.net
同じ市川の〇〇で働きながら、馬鹿みたいに遊んでいたけど楽しかった〜。

10 :のん:2024/03/02(土) 23:16:27.33 0.net
1年位、夕方から深夜まで働いて、朝まで飲んで、、、好き勝手やってたら案の定、身体を壊して病院通い。

11 :のん:2024/03/02(土) 23:17:18.31 0.net
ある日、雨の降っていた寒い日に昼から病院に行ったら少し遅くなって薄暗い中、スクーター押して帰ろうとしてた。

12 :のん:2024/03/02(土) 23:18:06.98 0.net
そしたら、出口の辺りで何やら揉めてる親子を発見。
地元の女子高の制服着た子が手首に巻いた血の滲んだ包帯を引っ剥がしなから

「こんなの無駄!どうせ、直ぐに切っちゃうから〜www( ´艸`)」

と、騒いでる。

13 :のん:2024/03/02(土) 23:19:49.15 0.net
母親は既に諦め、止めるでも無く、雨に打たれながら笑う娘をぼーっと見ている。

14 :のん:2024/03/02(土) 23:20:27.17 0.net
「あー、願望者かあー、(^^;)めんどくさー」

って、思いながら出口の方だったから、何と無く見ていた。

15 :のん:2024/03/02(土) 23:20:56.41 0.net
そしたら、こっちに気づいて、

「あ〜(# ゚Д゚)」

ってなった訳。

16 :のん:2024/03/02(土) 23:21:56.09 0.net
勿論、気の弱い私は普段ならコソコソ逃げるんだけど、潰瘍で胃が痛くてイライラしていたこともあり、喧嘩買っちゃったのよ。女子高生相手に…(^^;

17 :のん:2024/03/02(土) 23:22:54.95 0.net
近づいて行ったら、何やら見せ物じゃ無い的なコト言ってきて突っかかってきたから、

「こんなとこで馬鹿やってりゃ見せ物じゃねーか、バーカ(# ゚Д゚)」

って、言った瞬間、掴みかかってきて押し倒された。(^^;)

18 :のん:2024/03/02(土) 23:24:15.27 0.net
雨の中、ビショビショに揉み合いながら

「こっちは田舎から出てきて必死にもがいているのに、好き勝手言ってんじゃねーよ!(# ゚Д゚)死にたいなら、甘えてチンタラしてないで,今すぐ目の前で死んでみろっ!(# ゚Д゚)」

って怒鳴ったら、馬乗りになられて

「お〜、目の前で死んでやるから覚悟しろよっ!(# ゚Д゚)」

って、何故か号泣しながら胸ぐら掴まれて抱き着いてきた。

19 :のん:2024/03/02(土) 23:25:30.85 0.net
すっごい良い匂いがして,ハッと冷静になり周りを見たら、そこそこのギャラリーが集まっていて

「何⁈」

と遠巻きに訝しげ。まあ、そりゃ、そうだ。(^^;)

20 :のん:2024/03/02(土) 23:26:03.70 0.net
号泣している馬乗りのその子に

「お,落ち着いて,悪かったから,,,」

って,言いながら取り合えず立たせたらギャラリーも

「なんだよ,,,痴話喧嘩かよ」

ってバラケていった。

21 :のん:2024/03/02(土) 23:26:47.30 0.net
母親にごめんなさいしながら,その子を見るとうつむいたまま泣いている。
どうしていいか分からなくなって「ボー」っとしていると,母親が

「とりあえず,二人ともびしょ濡れだから,,,」

って,家に付いて行くことになった。

22 :のん:2024/03/02(土) 23:29:22.66 0.net
病院にすぐ近いアパート。「コーポ国〇〇」だか「メゾン〇〇台」だか,忘れちゃったけど,2DKくらいの小さなアパートの2階の端の部屋。

そこそこ綺麗な部屋で二人暮らしだった。

23 :のん:2024/03/02(土) 23:30:43.35 0.net
まあ,部屋に行ったがいいが,こちらはびしょ濡れで呆然と立ち尽くしていると

「とりあえずシャワーでも浴びて,服を乾かさないと」

と母親が言ってきたので言うとおりにした。

24 :のん:2024/03/02(土) 23:31:26.12 0.net
すぐ体を流して出ると当然だが着るものは無い=逃げられない状況。まあ。逃げるつもりもないのだけど。
しょうがないのでタオル巻いてうろたえているとその子が

「これを被って」

とタオルケットを渡されて

「私が入るから」

と風呂を追い出された。

25 :のん:2024/03/02(土) 23:32:41.13 0.net
出されたコーヒーをテーブルで飲んでいると,風呂から出てきたその子がなぜか隣に座ってコーヒーを飲みだす。。。

26 :のん:2024/03/02(土) 23:33:42.70 0.net
「寒いっ!!(# ゚Д゚)」

と言って私が被っているタオルケットつかみ取り一緒に包まってコーヒーを啜る。。。

27 :のん:2024/03/02(土) 23:35:09.73 0.net
「何だ⁈この状況は???」

と思っていると,母親はニコニコしながら目の前に座る。

28 :のん:2024/03/02(土) 23:37:02.67 0.net
「普通,座るなら向こうだろ???」

とその子を見ると
「何???(# ゚Д゚)」
と怒り気味。

29 :のん:2024/03/02(土) 23:37:38.84 0.net
「なんでこっち???」

と聞くと
「ここが私の席!!(# ゚Д゚)」。。。

30 :のん:2024/03/02(土) 23:38:47.45 0.net
「なら,俺が向こうに,,,」

と言うと

「タオルケット無いと私が寒いでしょ!!(# ゚Д゚)」・・・

31 :のん:2024/03/02(土) 23:39:24.70 0.net
(そんなに寒いなら,毛布でも被ればいいのに。。。)と思ったが,私はそもそもチキンなので言い返せずに黙ってしまった。。。

32 :のん:2024/03/02(土) 23:40:31.39 0.net
ビミョーな空気のまま今日の事を謝ったり,自分の事を話したりしていると19時をまわりお腹も空いてきたので帰りたくなったが,「服がない,,,」

脱水して干してあった服をとりあえず着て帰ろうと思ったが,母親が察したのか晩御飯を作るから食べて行けという。

33 :のん:2024/03/02(土) 23:41:23.36 0.net
「材料もなくて大したものはできないけど,,,」

といって出されたマルシンハンバーグと卵焼きとみそ汁とご飯。
久しぶりに食卓でほかの人と食べる食事は泣きそうなくらい旨かった。
卵焼きはその子が作ってくれた。

34 :夢見る名無しさん:2024/03/02(土) 23:42:58.48 0.net
ご飯を食べている間も席を変わることもなく,とりあえず着ていた半渇きのパンツとTシャツは体温で何となく乾いてきてはいた。
下の巻いたタオルだけが何とも「トホホ。。。(´;ω;`)」な感じではあったが,それとなく場に馴染んできたこともあり、少しだけリラックスして食後の余韻に浸っていたが,相変わらず隣ベッタリのその子が気になり,,,(まあ,良い香りが終始漂いクラクラしていたのが本音だったけど)思い切って聞いてみた…その子の事を。

35 :夢見る名無しさん:2024/03/02(土) 23:45:23.85 0.net
・心臓に生まれつき病気あり元々病弱なこと

・それが原因で小学校からあまり学校に行けていないこと

・心臓も手術をしなければ長く生きていくこと難しく,しかし経済的に余裕がなく手術自体受けることを躊躇している状況であること

・父親は事情が有りいない。
友達もいなくて相談相手もいない為,最近は発作的に何度か未遂に及んでいること

・今日も手首を切り(まあ,躊躇った感じではあるが)病院で治療を受けたが,帰りに全てが嫌になり暴れてしまったこと。。。。。。

・あまり,学校には行けていないが勉強は大好きらしく地元の県立高校に進学しており成績はそこそこ優秀。
大学に進学も出来るが経済的な理由もあり…なんだかんだで将来に希望が持てない。。。等々。

36 :のん:2024/03/02(土) 23:47:12.81 0.net
聞いてたら,喧嘩した時に,自分は頑張ってる,甘えるな的な事で怒鳴りつけてしまった事が無性に恥ずかしくなり,涙目で謝ったら

「(# ゚Д゚)フザケルナ。。。覚悟しろって言っただろ!最後まで責任取れっ!!」

とまた,胸倉掴まれた。
もう,お気に入りTシャツ伸びきってヨレヨレ。

37 :のん:2024/03/02(土) 23:47:57.79 0.net
そんな勢いで連絡先やら交換されて洗いざらい身の上ばれた感じ。
まあ,バレて困るようなことは何もないのがその頃の私の強み。

もう帰ろうかと席を立とうとすると

「服も乾かないし,もう泊っていけば?」

と母親が宣う。

38 :のん:2024/03/02(土) 23:49:47.98 0.net
・・・いや,どこに寝るの?・・・

見渡す限り,ダイニング以外は洋間と和室の2部屋。
洋間はその子が,和室は母親が寝室として使っている。。。

39 :のん:2024/03/02(土) 23:50:28.60 0.net
困惑していると,

「私の部屋で寝れば良いから!!(# ゚Д゚)」

・・・なぜ,怒る???

40 :のん:2024/03/02(土) 23:51:25.56 0.net
・・・はあ,わかりました,あなたのベッドは汗臭い,男臭いベッドになりますがよろしいんですよね???・・・と,まあ,明日は休みだし,,,と寝ようと部屋に入ると後からノコノコついてくる気配が。。。

41 :のん:2024/03/02(土) 23:52:08.93 0.net
・・・何???・・・

と,振り返ると

「何?(# ゚Д゚)」

と睨みつけてくる。

42 :のん:2024/03/02(土) 23:52:53.49 0.net
「いや,もう寝るんですけど。。。」

「だから,寝るんでしょ?(# ゚Д゚)」

43 :のん:2024/03/02(土) 23:53:22.61 0.net
「どこで?お母さんと寝ないの」

「はあ?(# ゚Д゚)?私は私の部屋で寝るにきまってるでしょ?」

44 :のん:2024/03/02(土) 23:53:52.52 0.net
「俺はどこで寝るの?」

「??ここで寝るんでしょ?」

45 :のん:2024/03/02(土) 23:54:41.21 0.net
「あー,床でね。。。」

「はっ?この寒い日に床で寝れるの?うちは布団これしかないから(# ゚Д゚)」

46 :のん:2024/03/02(土) 23:55:25.10 0.net
「は?一緒は無理でしょ?いろいろと?(だいたい怒ってる相手と一緒に寝れないでしょ。。)」

「いろいろって何がいろいろ?あんたの目の前で死ねって言ったんだから目を離すわけないよね?吞気に寝てたら死んでるかもよ?( ´艸`)」

47 :のん:2024/03/02(土) 23:55:53.60 0.net
・・・やっと笑った・・・

48 :のん:2024/03/02(土) 23:56:30.22 0.net
「あ〜,,,(脅迫が変な感じ何ですが???)。。。」

49 :のん:2024/03/02(土) 23:57:03.89 0.net
この時点でメンヘラ+母親がこの子の言いなりなのもわかってきていたが,だからと言って普段は母親を困らせたり,決して不埒な淫らなことをするような子ではありませんでした。
至って真面目なとても純粋な子。

50 :のん:2024/03/02(土) 23:57:43.64 0.net
暫く言い合ったが,なんだか眠いし,もうどうでもよくなってきて「とにかく寝てしまえ」とベッドにもぐりこむと迷いなく後からついてくる。

51 :のん:2024/03/02(土) 23:58:35.06 0.net
できるだけ,端っこにより離れて眠ろうとするが

「こっちを向いて背中にくっ付け(# ゚Д゚)」

52 :のん:2024/03/02(土) 23:58:58.33 0.net
「なんで???」

「寒いし,落ち着く(# ゚Д゚)」

53 :のん:2024/03/02(土) 23:59:35.10 0.net
「いや,こちらも男の子としてのいろいろがいろいろ,,,」

「それは分かったから兎に角くっ付け(# ゚Д゚)」

54 :のん:2024/03/03(日) 00:00:11.46 0.net
「はあ,,,コウデスカ」

「枕は貸してあげるから,左手は腕枕。右腕は前に!」

55 :のん:2024/03/03(日) 00:18:12.52 ID:0.net
「右?前?」

「左胸に置く。。。( ´艸`)」

56 :のん:2024/03/03(日) 00:18:56.05 ID:0.net
「ふざけてるでしょ。。。^^;」

「いや,真面目に( ´艸`)」

57 :夢見る名無しさん:2024/03/03(日) 00:19:45.05 ID:0.net
「・・・ムニ・・・(//∇//)」

「バシッ!!(# ゚Д゚)」

58 :のん:2024/03/03(日) 00:20:15.79 ID:0.net
「何で叩く!!!(´;ω;`)」

「揉むな(# ゚Д゚)置くだけ!!」

59 :のん:2024/03/03(日) 00:20:51.63 ID:0.net
「(難しいこと言うな〜。。。)」

「・・・ハフ・・・」

「ヨシ!!( ´艸`)」

60 :のん:2024/03/03(日) 00:21:49.98 ID:0.net
どうやら,希望通りになったらしくこのまま朝まで地獄の8時間耐久レース。
初めての,腕枕は動かすコツも解らず完全に痺れて感覚が無くなり,触れた右手は微動だにさせず,朝6時に起床するまで約8時間,私はほぼ一睡もできずに明け方ウトウトしているところを彼女から

「死ぬかもよ???( ´艸`)」

と,起こされた。

61 :のん:2024/03/03(日) 00:23:14.93 ID:0.net
・・・目覚め悪い〜〜〜・・・

と,思いながらボーっとしていると彼女は起きだしそのままキッチンへ。
この時点で,完全に死んでいる左腕に気づき悶絶していると,どうやら朝食を作っているらしい。

62 :のん:2024/03/03(日) 00:24:33.67 ID:0.net
呼ばれてテーブルに行くと,出来上がった朝食はトーストと目玉焼きウインナー,コーヒー。
簡単だったけど手際よく,昨夜に続きとても美味しかった。

63 :のん:2024/03/03(日) 00:25:40.42 ID:0.net
母親も体調がもともと良くなく,特に朝は起きることができずに小さいころは朝ごはんは菓子パンか、我慢するか。
自分でできるようになってからは彼女が作るのが日常になっていたそうだ。

64 :のん:2024/03/03(日) 00:26:51.66 ID:0.net
近所のそこそこ進学校に通っている為,朝は補習からスタートなので支度を済ませて7時には家を出るらしい。

ゆっくりしていけと言われたけど,さすがに寝ている母親と一緒は気まずく一緒に出ることにした。

65 :のん:2024/03/03(日) 00:28:08.18 ID:0.net
家を出て,昨日と同じくスクーターを押しながら歩いていると,同級生らしい子数人とすれ違うが,挨拶らしいこともほとんど無く皆過ぎてゆく。
各々落ち合い,おしゃべりしながらのよくある登校風景なのだが,彼女にはそれが無い。

66 :のん:2024/03/03(日) 00:28:37.88 ID:0.net
私がいるせいで友達が遠慮しているのかと思い見つめると目が合い,

「みんな楽しそうでしょ?( ´艸`)」

と,何とも言えない表情で見つめてくる。

67 :のん:2024/03/03(日) 00:29:09.32 ID:0.net
「俺がいるからみんな来れないんでしょ?」

「違うよ。毎朝,いつも通り。今日はあんたがいるからまだマシwww( ´艸`)」

「マシとか言うな!!!www」

68 :のん:2024/03/03(日) 00:29:47.04 ID:0.net
すぐに学校前についてしまい,バイバイすることになったのだが,

「今日は18時には帰るから!(# ゚Д゚)」

と,怒っている。
そうそう,基本いつも怒っているらしいww怒っていないが怒っていると自分で言っていたのでそうなんだろう。

69 :のん:2024/03/03(日) 00:31:05.07 ID:0.net
それよりも,今日も会うことになっている前提が???

「家に来い?ここに来い?」

「里見公園に18時,江戸川が見える方の散歩道の何処か。5分以内に探して。( ´艸`)」

「(まあ,数百mだし,,,)OK〜〜(^^;)」

とりあえず,帰って昼過ぎまで爆睡した。

70 :のん:2024/03/03(日) 00:31:50.45 ID:0.net
14時過ぎに目が覚めて,まだ,左腕が痛かったけど当時乗っていたカワサキの400CCでカッコつけようとなぜか企てる自分。www
数週間ぶりに洗車してとりあえずガソリン満タン。(意味は無いww)
1時間湾岸を流して帰ってくるあたりが,バブルっぽくて好きwww。

71 :のん:2024/03/03(日) 00:32:27.79 ID:0.net
17時には自宅に戻り,ソワソワしながら30分には待ち切れず里見公園に向かうあたり,この時点で完全に心は奪われているwww

72 :のん:2024/03/03(日) 00:33:02.80 ID:0.net
家から10分かからず里見公園には着くので,散歩道をブラっとしていると向こうから怒った顔が向かってくる。
こちらも負けじと詰め寄るが,向こうは気が付かない。
「ん?」と思うとどうやら涙目。
視線はこちらには無い。

73 :のん:2024/03/03(日) 00:33:38.75 ID:0.net
立ち止まって暫く見ていると散歩道の反対側を気づかず素通り。
気にはなったが,あえて追わず自分も先まで行ってUターンしてきた。

74 :のん:2024/03/03(日) 00:34:45.67 ID:0.net
なんだかドキドキしながら戻っていくと,江戸川が見下ろせる途中のベンチで彼女がポツンと座っていた。
物悲しげな何とも言えない表情だったので声をかけることを躊躇したが,そっと傍によるとフッと気が付き

「やり直し。(# ゚Д゚)」

と命じられたw。

75 :のん:2024/03/03(日) 00:35:32.72 ID:0.net
「なぜ???(^^;)」

「私なりの理想の出会い方があるの!!(# ゚Д゚)」

76 :のん:2024/03/03(日) 00:36:13.74 ID:0.net
「???」

「気づかれないようにそっとベンチの後ろに立って,黙って待つ!(# ゚Д゚)」

77 :のん:2024/03/03(日) 00:37:00.56 ID:0.net
「・・・はい・・・」

言われた通りに仕切り直し,そっと後ろに立ってみる。。。
・・・1分,,,2分,,,なんだこりゃ???
どうすればよいのか解らずに突っ立ているとポツリと話しだした。

78 :のん:2024/03/03(日) 00:37:54.47 ID:0.net
・・・学校での自分の様子,
周りが気を使ってくれていることへの申し訳なさ,
自分の不甲斐なさ,
将来についての希望と現実,
自分の無力さ,,,

気が付けば夕日に染められた風景に呑み込まれながら泣いていた。

79 :のん:2024/03/03(日) 00:38:55.34 ID:0.net
「違う!泣くところじゃない!ここで黙って隣に座る!(# ゚Д゚)」

振り返り,私の顔を見た彼女が指示を出す。

80 :のん:2024/03/03(日) 00:39:39.97 ID:0.net
「何でこうも解らないかね〜( ´艸`)」

「だっで〜(´;ω;`)」

「ヨシヨシしなさい!( ´艸`)」

・・・なんか違うような気がするが・・・ヨシヨシ。。。

81 :のん:2024/03/03(日) 00:41:01.12 ID:0.net
「こうやって,夕陽を見ながら誰かに話しを聞いてもらって慰めてもらいたかったの( ´艸`)」

「卑怯だよ〜(´;ω;`)」

82 :のん:2024/03/03(日) 00:42:02.76 ID:0.net
「泣くことは無いでしょ( ´艸`)。。。。。
泣かずに男らしく黙ってヨシヨシだったんだけどな〜( ´艸`)」

「ごめん〜〜〜(´;ω;`)」

「( ´艸`)いいよ…」

83 :のん:2024/03/03(日) 00:42:57.58 ID:0.net
そのまま,夕日が沈むのを見ながら時間を過ごして薄暗い中をバイクに向かった。
まあ,せっかく洗車したバイクも薄暗い中では映えなかったと思うけど,無理して買った2つ目のヘルメットを渡し通学カバンを背中に挟みながら,下見通りに湾岸に念願だった女子とのタンデムツーリングを敢行することができた。(カバンが無ければもっと最高だったろうに…)

84 :のん:2024/03/03(日) 00:44:10.47 ID:0.net
少し怖がっていたけど,帰る間際は「もう少し〜( ´艸`)」と楽しかった様子だった。
その日は,そのまま自宅に送り母親にも挨拶をして夕飯を誘われたが辞退して帰った。
昨日からの流れは,何だか怒涛の日々だったけど、久しぶりに充実した休日でその夜は爆睡した。

85 :夢見る名無しさん:2024/03/03(日) 00:45:31.70 ID:0.net
翌日,朝から電話。
初めての電話だったけど、打ち解けて話すことができていた。
呼び方も私は「あんた」から「〇〇ちゃん」(私のあだ名)。
彼女は「のんちゃん」になっていた。(望という名前でずっと「のん」だったそう)

86 :のん:2024/03/03(日) 00:47:13.14 ID:0.net
私はこの日からバイトで夕方から深夜までは勤務。
会えるのは私の休みの時(不定期)だったので,お互いの都合を聞きながら会える日はずっと一緒にいるように,いつの間にかなっていた。
まあ,毎日のように,朝,学校までは見送りに行っていたけどwwwだって,

「油断すると目の前で死なないかもよ〜〜〜」

って脅してくるんだよwww。

87 :夢見る名無しさん:2024/03/03(日) 00:48:06.47 ID:0.net
暫くして,出会った当日に喧嘩して,自宅に行って,ご飯食べて,泊って,,,って流れが,まあ,普通ではないよね〜って話をした。
まあ,今で言うメンヘラなのは解っていたし,多分,自分が考えているよりも過酷な特殊な環境で生活してきたせいなのは容易に想像できたが,何を気に入られたのかは知りたかった。

88 :のん:2024/03/03(日) 00:49:08.72 ID:0.net
「解んないんだよね〜( ´艸`)」

「はっ???」

「最初はジロジロ見てきてイラっとして,「見んな!!」って思って,突っかかっていって,そしたら思いのほか弱くて,,,( ´艸`)」

89 :のん:2024/03/03(日) 00:49:52.80 ID:0.net
「・・・こんな細い子が,「えっ!!」って思った(^^;)」

「それで,怒鳴られて,,,初めてだったから怒られるの( ´艸`)。。。でも,一度も手を出さなかったよね〜,偉い!,偉い!( ´艸`)」

「・・・」

90 :のん:2024/03/03(日) 00:51:28.87 ID:0.net
「それで,「死んでみろ!!」って言われて,見透かされた気がして、恥ずかしくなって、そしたら悲しくてやりきれない気持ちになって、ごめんなさいになったけど,悔しかったから
「本当にこいつの目の前で死んでやる!!」
って思って,,,怒りやら,我儘やら,申し訳なさやら,,,いろんな感情が入り乱れて、おかしくなって、帰りついてお風呂に入ってたら何故かドキドキしてた( ´艸`)」

91 :のん:2024/03/03(日) 01:03:58.31 0.net
「・・・(メンヘラ(当時は何て言ってたかな?こんなソフトなイメージとか呼び方では無かった)であることは解ったが私が良かったわけではなさそうな気が…(´;ω;`) )」

92 :のん:2024/03/03(日) 01:05:09.79 0.net
「んで,何だか,よく解らないけど意地悪をしたいような,構ってもらいたいような,そんな気持ちになって,,,意地悪をしてみました〜( ´艸`)」

「・・・まあ,一晩。地獄でしたけど。。。(^^;)」

93 :のん:2024/03/03(日) 01:06:18.09 0.net
「まあ,まあ,女子高生と一晩添い寝できた上に、胸まで触れたんだからラッキーでしょ〜( ´艸`)?、、、それとも不満(# ゚Д゚)でしたか???」

「いやいや,貴重な体験でした。(^^;)」

94 :のん:2024/03/03(日) 01:07:12.46 0.net
「本当は私もほとんど寝てなかったんだよね〜( ´艸`)緊張して!」

「嘘だよ,爆睡してたよ!」

95 :のん:2024/03/03(日) 01:07:51.58 0.net
「寝たふりに決まってるでしょ!(# ゚Д゚)」

「ですよね〜〜〜(^^;)すいません!」

96 :夢見る名無しさん:2024/03/03(日) 01:08:56.36 0.net
「でも,すごく落ち着いて気が付いたら朝だった〜( ´艸`)」

「・・・やっぱり,寝てんじゃん。。。」

「( ´艸`)ふふふ〜」

97 :のん:2024/03/03(日) 01:10:33.70 0.net
まあ,こんな感じでした。
多分,彼女からしたら最初は怒りモードのタイミングに今まで強く叱られたこととか(特に男性から?)なかったから,初めての感覚に襲われて感情がパニックになった事で恋愛感情に結び付いた的な話をしていました。

98 :のん:2024/03/03(日) 01:12:55.55 0.net
それからの彼女は落ち着いた様子で一緒に居る私の方が癒されている毎日でした。

99 :のん:2024/03/03(日) 01:13:34.19 0.net
逢える時は、朝バイクで迎えに行ってどこかのファミレスでモーニングを食べて、目的を決めずにツーリングに出かけて、他愛も無い話しをしたり、ソフトクリームを食べたり、ふざけてじゃれ合ったり、私の家でゴロゴロ過ごす日も多かった。

100 :のん:2024/03/03(日) 01:15:06.08 0.net
安いエレピを持っていたので、たいして弾ける曲は無いから、毎回、同じ曲を弾いていあげるんだけど、いつも私の顔と指先を交互に見つめて

「同じ人のものとは思えないよね〜
〜( ´艸`)」

と,茶化してきていました。(私の指は,縄文系の顔とは違い綺麗な指をしているとほめてくれてました。)

101 :のん:2024/03/03(日) 01:16:05.52 0.net
初めてのクリスマスイブには、夜に2人でイブを祝いました。
ジョンレノンの「ハッピークリスマス」しかクリスマスソングを弾けなくて、、、でも、当時の流行は山下達郎の「クリスマス・イブ」

102 :のん:2024/03/03(日) 01:16:51.60 0.net
「ここはタツローでしょ!(# ゚Д゚)」

とすごまれましたが,

「でも,この曲も好き( ´艸`)」

と言ってくれたので

「来年は弾けるようになる!!」

と,達郎はカラオケで歌ってごまかしました。(^^;)

103 :のん:2024/03/03(日) 01:18:09.46 0.net
お互い、何かあっても、不思議と喧嘩にはならなくて、、、というか、彼女は基本的に「(# ゚Д゚)」いるので会話は喧嘩腰。(^^;)
たまに見せる「( ´艸`)」に完全に掌で転がされている状態。
それでも,そんな状況がとても居心地がよくて自分も完全に依存している状況でした。
でも考えたら2人とも不安定だったんだと思う。

104 :のん:2024/03/03(日) 01:18:56.09 0.net
そんな,日々が続き彼女も卒業。
家の事情もあり、進学はせず体調を見ながら働くか手術をするか、、、
成績も良かったし進学してほしかったけど、自分には協力できるほど財力も無い。
せめて,手術代は何とかしたい!とか、モヤモヤした毎日。
彼女自身は、

「やりたいこととか,将来の事とか考えたことなかったから〜( ´艸`)」

と,何とも暢気な感じで過ごしていましたが私は心が痛かった。

105 :のん:2024/03/03(日) 01:19:53.91 0.net
それでも、卒業してからは、毎日逢おうと思えば逢えるし、基本的には母親の事もあるから実家住まいは変わらなかったけど、お互いの家に入り浸り、母親とも普通に仲良くやっていたし、何より彼女が落ち着いていたので母親的には安心していたみたいだった。

106 :のん:2024/03/03(日) 01:20:58.50 0.net
春には里見公園でまったり過ごす日が多かった。

梅雨はどちらかの家でずっと一緒に居てピアノ弾いたり、スーファミしたり。

夏は泳がなかったけど海にも行ったし,山にも行ったし,彼女の体調もあったので遠出はできなかったけど目一杯楽しんだ日々だった。

107 :のん:2024/03/03(日) 01:22:15.55 0.net
秋になって,自分の仕事で良い話があった。
1週間弱位だけど,ツアー同行するという話。
速攻受けました。(^^;)
今、思えば自責の念しかないですが。。。

108 :夢見る名無しさん:2024/03/03(日) 01:23:08.98 0.net
肌寒くなってきたな〜って季節の頃で、私はワクワク気分で彼女に話をしたら,とても喜んでくれた。

「お土産は何が良い〜」とか「うまくいくと良いね〜」とか本当に喜んでくれて自分も浮かれて大した稼ぎもないのに、帰ってきたらちゃんと「大好き!」を伝えて「一緒に住みたい!」とかプロポーズ的な事まで言ってしまおうとニヤニヤしていた。
まさに有頂天。(^^;)

109 :のん:2024/03/03(日) 01:24:04.13 0.net
出発の日、彼女に会いに行って、

「帰ってきたら、真っすぐ会いに行くから家で待ってて。」

「着いたら電話したいけど夜遅いかもしれないから,その時は次の日ね。」

「帰ってきたら好きなところに遊びに行こうね。」

って,一方的にベラベラ話して、、、
でも、その日は「(# ゚Д゚)」こともなく終始「( ´艸`)」って聞いてくれてた。

110 :のん:2024/03/03(日) 01:26:28.43 0.net
(体調悪いのかな〜???)って、少し心配になったんだけど、浮かれていた自分は聞いたらいつもの「(# ゚Д゚)はあ〜」が出てきそうだったのでそのままバイバイしてしまった。。。とんだ馬鹿ヤローです。
本当に自分の事しか考えてない最低な男です。

111 :のん:2024/03/03(日) 01:27:37.85 0.net
車移動だったので,現場には夜遅くなった。
電話できないほどではなかったけど,そのまま前夜祭みたいな感じで飲み会が始まって電話できなかった。

112 :のん:2024/03/03(日) 01:28:54.47 0.net
翌朝,電話したけど出ない。
(いつもなら母親でもでるのにな〜?病院の日だっけ???)って思いながらもイベントに集中。
その日も夜は遅くなり、次の日には電話もできずに一日が終わり、その翌日も。。。
盛り上がりすぎて、調子に乗りすぎて,自分に酔いすぎて、、、本当に馬鹿な奴です。
一番大事な事を一番大事な時に二の次にしていたんだから。。。
帰りの日、電話に出た母親が

「気を付けて帰ってきてね…」

だけ言って電話を切った。

113 :のん:2024/03/03(日) 01:30:03.17 0.net
「???」

と思いながらも、電話しなかったから「(# ゚Д゚)」モード中か?体調悪くなって入院しちゃったか?とか思いながら帰路に就いた。
帰りの事はあまり覚えていない。
お土産も何かリクエストを買ったと思うが,このあたりから帰りつくまでの記憶が完全にぼやけている。

114 :のん:2024/03/03(日) 01:30:56.59 0.net
「帰りました〜」

チャイムを鳴らしドアを開ける。
何だか,いつもと少しだけ雰囲気が違う。
彼女の気配が無い。

いつもなら怒っていても
「(# ゚Д゚)はあ〜」とか「( ´艸`)お〜い」とか声出しながらまとわりついてくるのだけど,すごく静か。。。

母親が

「お帰り。。。」

と出迎えてくれた時点で

「何かあった。。。」

と思った。

115 :のん:2024/03/03(日) 01:31:54.03 0.net
部屋に上がるのがすごく怖い。

「病気が悪化したのか?」

「入院しちゃった??」

「緊急手術???」

とか,まだ,都合の良い方に解釈しようとする自分。

116 :のん:2024/03/03(日) 01:32:43.10 0.net
母親の和室に通されて目に入ったのは,写真の中で微笑む彼女。
小さな三段の祭壇の真ん中に小さな白い布で包まれた箱が置いてあり、その上の段で彼女が微笑んでる。

117 :のん:2024/03/03(日) 01:34:13.56 0.net
見覚えのある写真の彼女の笑顔。

頭真っ白。

急に吐きそうになる。

感情は入らない。

フワフワする。

熱いのか寒いのか感覚がわからない。

耳が「キーン」となっている。

母親の声が少しだけ入ってくる。

118 :のん:2024/03/03(日) 01:35:23.15 0.net
「ごめんなさい、、、出発した日の晩に発作が起きたみたい」

「朝、起きてこないから体調悪いのかと思って見に行ったら呼んでも起きなかった。」

「救急車呼んだけどもうダメだったみたいでそのまま病院では,,,」

それ以上は入ってこなかった。

119 :のん:2024/03/03(日) 01:36:42.65 ID:0.net
もともと,心臓に爆弾があるのは知ってはいたけど。

手術しないと長生きできないのも知ってはいたけど。

心のどこかで、、、というか、どうにかなるって信じていた。

この日々がず〜っと続くんだ。

ず〜っと二人で生きていくんだ。

病気も治るし、
長生きもできるし、
自分が頑張れば生活はできるし、
何だったら音楽やめても全然構わないし、、、

120 :のん:2024/03/03(日) 01:37:46.03 ID:0.net
そんなことをグルグルと考えながら、ぼ〜っと突っ立ていたら

「あのね、私は田舎に帰ることにしたから、いろいろ処分しないといけなくて」

「あの子の物も持っていても辛いから、、、処分するから欲しいのは持って行ってね」

そんな風なことを言われた。

121 :のん:2024/03/03(日) 01:38:56.97 ID:0.net
でも、何もほしいとは思わなかった。
彼女の事は心の中にいつも刻んである。

122 :のん:2024/03/03(日) 01:40:29.93 ID:0.net
あの声も。

あの手の温かさも。

あの「(# ゚Д゚)」も。

あの「( ´艸`)」も。

あの涙も,胸のふくらみも。

叩かれた手の甲の痛さも。

綺麗だと言いながら指に触れてくれた優しい感触も。

「ひゃーひゃー」言いながら「ギュッ」としてきた背中の感触も。

いつも纏わりついていた良い香りも。

,,,全部,忘れるわけがない。

123 :のん:2024/03/03(日) 01:41:35.62 ID:0.net
だから、
何もいらないし、
必要ないし、
何ならこれは夢だろうし、
明日,ここに来ればまた逢えるし、
ファミレス行って、
バイクに乗って、
「あっちに行って(# ゚Д゚)」
「こっちに行って(# ゚Д゚)」
って、また、当ての無いツーリングに出かけて一日中、「(# ゚Д゚)」たり「( ´艸`)」たりするはずだし。。。

124 :のん:2024/03/03(日) 01:42:16.11 ID:0.net
ヘラヘラしながら
「また、来ますね〜」
って、そんなこと考えながらフラフラ出て行った。

それから、しばらくは毎日家に行っては現実を確認する繰り返し。。。

125 :のん:2024/03/03(日) 01:43:22.86 ID:0.net
最後の日に,お母さんから

「本当に何もいらない???」

と言われたが,何も答えることができなかった。

「本当にありがとう。あの子はずっと辛い寂しい人生を過ごしてきたけど、最後は本当に毎日楽しくてしょうがなかったみたい。最後まで「( ´艸`)」してたのよ。」

「私の中のあの子の顔は「( ´艸`)」った顔しか出てこないの。本当にありがとうね。」

そう言うと母親はにこやかに笑ってお辞儀をして迎えの車に乗って行った。

126 :のん:2024/03/03(日) 01:44:05.42 ID:0.net
当たり前に明日はあると思っていた。

望んだ未来があると思っていた。

明日伝えれば良いと思っていた。

いつか伝えたら良いと思っていた。

でも、言えなかった。

伝えられなくなった。
永遠に。

本当に卑怯だと思う。

「目の前で死んでやる!(# ゚Д゚)」

って約束したのに。。。

127 :のん:2024/03/03(日) 01:44:39.56 ID:0.net
ヤケになって抜け殻になって時間が過ぎて、それでも彼女を思い出すと嬉しくて悲しくてやり切れなくて、、、そんな日々に変化が出てきた。

128 :のん:2024/03/03(日) 01:45:06.76 ID:0.net
あんなに大好きだった彼女の顔が靄がかかった様に朧気になる事がある。

あんなに大好きだった彼女の声が思い出せない事がある。

あんなに大好きだった彼女の良い香りがわからなくなる事がある。

たった1年しか経っていいないのに、、、
あんなに大好きだった彼女の思い出がぼやける様になってきた、、、

129 :のん:2024/03/03(日) 01:46:26.62 ID:0.net
死にたくなるくらい、自分の薄情さに打ちのめされていた時に、彼女の母親の郷里から、母親が死んだ事を伝える手紙と、彼女のつけていた日記の最後のページが送られてた。。。

130 :のん:2024/03/03(日) 01:49:38.07 ID:0.net
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「もう山形に着いて盛り上がってるかな〜?電話は明日かな?」

「朝,起きたらバイクで迎えに来てもらって,ジョナサンにモーニングを食べに行きたい!」

「食べたら,〇〇ちゃんにピアノを弾いてもらってお話をしてお腹が減るまでずっと一緒に居よう!」

「お昼はどうせ、またエルトリトで「トルティーヤ食べたい!!」って言うんだろうな。。。でも私は,タコスも食べてやる!」

「次はバイクじゃなくて電車で行こう!バイクも好きだけどスカート履けない!!オシャレして新宿で映画を見よう!何見ようかな〜。」

「市川に帰ってくるのは17時ごろかな〜。国府台までは頑張ってお散歩だ!30分?いや,〇〇ちゃんは40分かかるかな〜!!がんばれ!!」

「里見公園に着いたら,いつものベンチで,いつもみたいに後ろに立ってもらって,いつものみたいに話を聞いてもらう。
話しているときの泣きそうな顔を見られたくないからね〜。
そのあとのヨシヨシがとても楽しみ。」

「夜も一緒に居てくれるはずだから,そしたらたくさん甘えよう!
いつも上手くできないけど1番落ち着くから。
眠る前には大好きって伝えたい。
もうすぐ1年経つのに,まだ,言えてないから。
私も言ってもらえるかな〜♡」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

131 :のん:2024/03/03(日) 01:51:28.32 ID:0.net
やっぱり、(# ゚Д゚)のかなあ〜。

こんな卑怯な日記を最後に、今頃、見せるんだもんな〜。

やっぱ、(# ゚Д゚)るかあ〜。

そりゃ、(# ゚Д゚)よなあ〜。

約束、破ったのは私だもんな〜。

責任とるって言ったのに。

その時にその場にいないだもんなあ〜。

そりゃ、(# ゚Д゚)よね〜。

132 :のん:2024/03/03(日) 01:52:20.72 ID:0.net
でもさ、のんちゃんだって卑怯だよ。

目の前で死んでやるって言ったのに。

日記だけどさ、自分だけ「大好き」って
言うし。

133 :のん:2024/03/03(日) 01:53:03.10 ID:0.net
俺、もう言えないじゃん。
伝えられないじゃん。
ずっと。

大好きなのに。
大好きなのに。
大好きなのに。

134 :のん:2024/03/03(日) 01:53:51.85 ID:0.net
でも、悪いのはやっぱり俺だよね?

「(# ゚Д゚)当たり前!」って。

(# ゚Д゚)よね〜。

でもね、思い出せた。

( ´艸`) も大好きだけど

(# ゚Д゚)が大好きだったんだ。

135 :のん:2024/03/03(日) 01:55:21.89 ID:0.net
折れそうなくらい細い娘が、綺麗なワンレンストレートの長髪で、眉ひそめて睨む顔がとても大好きだった。

136 :のん:2024/03/03(日) 01:56:16.15 ID:0.net
可哀想な子と言われるのが嫌で、精一杯の虚勢を張って、自分を強く見せている姿が、切なくて、愛おしくて、とても綺麗で、儚げで、守りたくて、大好きだった。

137 :のん:2024/03/03(日) 01:57:55.66 ID:0.net
本当はずっと甘えたかったって知ってたよ。

だって( ´艸`)って甘える時って、いつも緊張してたもんね。

素直に出来ないから誤魔化して(# ゚Д゚)って謝らせて甘える隙を一生懸命作ってたもんね。

私も意地悪して隙、出来るだけ隠してたもん。
だって、それはそれでイチャイチャしてたじゃんwww

…でも、ごめんね。

全部、隙だらけにすれば良かった。

こんなに早く逢えなくなるなら。

そしたら、素直にたくさん甘えて( ´艸`)たのにね。

138 :のん:2024/03/03(日) 01:59:22.07 ID:0.net
(# ゚Д゚)った顔で良いから夢に出てきて…
…いや、(# ゚Д゚)顔が見たいよ。

139 :のん:2024/03/03(日) 02:00:50.24 ID:0.net
今度は意地悪しないで、全部、隙だらけだからね。

そしたら、もう、緊張しないで、思いっきり( ´艸`)って甘えてね。

ずっと、甘えていて良いからね。

140 :のん:2024/03/03(日) 02:01:39.65 ID:0.net
本当に、大好きだよ…

141 :のん:2024/03/03(日) 02:05:15.45 ID:0.net
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

日記が届いて日から、もう、30年が経ちました。

あの時から.私の心は止まったまま進んではいません。

ピアノは今でも彼女の為だけにしか弾きません。

彼女に聞かせていた曲しかまともに弾けません。

誰かに聞かせる事もありません。

弾いている時は、今でも彼女が傍にいて、顔と指を交互に見つめて

「同じ人のものとは思えないよね〜
〜( ´艸`)指だけ綺麗〜」

と茶化してきます。

142 :のん:2024/03/03(日) 02:06:34.18 ID:0.net
ただ、生きていく為だけに、それなりに人生を過ごして、こんな自分でも結婚してくれた物好きがいて家族も出来ました。

でも、今、生きている自分は、あの頃の自分とは違う心の中で生きていると思います。

143 :のん:2024/03/03(日) 02:07:44.20 ID:0.net
あの頃の心は、あの時のまま、止まったままにしています。
だって、彼女と私だけのものですから。
筋金入りのメンヘラだから浮気すると怖いしねwww
浮気したら、今の生きている奥さんにバレるより、もう、いないけどメンヘラの彼女にバレる方が余程怖いですwww

144 :のん:2024/03/03(日) 02:08:29.19 ID:0.net
誰にも伝える必要は無いもうすぐ50を迎えるおじさんのバブルの頃のかなり可笑しな恋愛話。

145 :のん:2024/03/03(日) 02:10:35.20 ID:0.net
今頃、伝える気になったのは私が死んだら、誰も彼女がいた事を知らなくなる事が怖かったから。
ここに書き込んで、見てくれた人達の記憶に少しでも残っていれば、私が死んでも、短い人生だったけど、確かに彼女が本当に一生懸命、楽しく生きていた事が残る様な気がしたから。

146 :のん:2024/03/03(日) 02:11:24.07 ID:0.net
本当なら縄文顔のおじさんがピアノを弾いてる横で綺麗なワンレンロングの美魔女(多分)が( ´艸`)ってる家庭があったかも知れないって事を誰かに知っていて欲しかったから。

147 :のん:2024/03/03(日) 02:11:52.73 ID:0.net
因みに最近はたまにその夢を見ます。
彼女、相変わらず、壊れそうなくらい綺麗だけど、それなりに老けてて。
でも、ちゃんと甘えられる様になったみたいでwww

148 :のん:2024/03/03(日) 02:13:12.38 ID:0.net
何より大切な思いは思った時に伝えて欲しい。

明日は誰にも約束はされていないよ。

確かに明日は必ずきますよ。
時間の概念で時さえ過ぎればね。

でも、それは貴方や貴方の大切な人に約束された明日では無いから。

149 :のん:2024/03/03(日) 02:14:08.39 ID:0.net
今を大事に。

今を生きて、今の気持ちをしっかりと伝えて欲しい。

後悔しないように。

時を止めて心を割ってしまわない様に。

割れた心は2度と1つには出来ないし、生きていくにはそれなりに辛くなります。

150 :のん:2024/03/03(日) 02:14:58.53 ID:0.net
今の生活とか人生とか、かなり幸せだと思います。
生活には何も困らないし、思った通りの人生を過ごせているし、これからも良い事だけが続きます。

151 :のん:2024/03/03(日) 02:15:54.28 ID:0.net
でも、最近は縄文顔のおじさんが、ピアノ弾いている横でワンレンロング美魔女が、微笑む家庭が存在する世界もある様な気がするんです。
パラレルワールドとか、量子力学的には〜とかで聞くんだけど本当にそんな気がする。

152 :のん:2024/03/03(日) 02:17:21.24 ID:0.net
あの時、あの朝の違和感をちゃんと気にして、一緒に病院に行っていたら、今頃はきっとそっちだったと思う。
夢を見るのも彼女からのメッセージなのかも知れない。
大丈夫だよって。

だとしたら、少しは心が楽になった気がします

153 :のん:2024/03/03(日) 02:18:07.42 ID:0.net
あの時、女子高生相手に喧嘩して負けた、20歳のポッチャリさんも捨てたもんじゃ無いwww

154 :のん:2024/03/03(日) 02:19:01.03 ID:0.net
今夜もピッタリくっついて、「ギュッ」として寝てるのかな〜www

155 :SAM:2024/03/03(日) 02:20:02.63 ID:0.net
おやすみ〜。
のんちゃん。

156 :SAM:2024/03/03(日) 02:20:51.06 ID:0.net
…今でも、大好きだよ〜。

157 :SAM:2024/03/03(日) 02:31:56.21 0.net
結局、一気に全力で貼り付けた〜w

少しでも、目に留まって、大昔だけど、ちょっと変わった恋だったけど、凄く幼くて、短い恋だったけど、それでも、2人で一生懸命、全力で恋をした人がいた事を、メンヘラだけど優しくて一途でとても素敵な女性がいた事を知ってもらえたら嬉しいです。m(_ _)m

158 :夢見る名無しさん:2024/03/05(火) 19:48:53.07 ID:0.net
ドラマ・恋愛術入門
tvk 月〜金 17:00〜17:30

毎回初対面の男女が最後には結ばれる
今で言うジェットコースター的
展開の1970年のドラマです
一話完結で毎回出演者が全員
違います(レギュラーはいません)
アニメが原作でないと見る気が
しない人や受け付けない人は
最低画質ででも録画をおすすめします
そして30年〜40年後に見てください
絶対楽しめるドラマです

159 :夢見る名無しさん:2024/04/06(土) 00:09:53.66 0.net
フラフラ運転→ブレーキ痕もなく意識失くした漫画はあってもええ
もっとアスリートらしさを出せばいいんじゃないかなとでもない
若者は無知だから騙しやすい。
ネトウヨは若者ほど低いけど年代別のプロ意識のなさSOIやPIWのガラガラさ写真集を何故出した?

160 :夢見る名無しさん:2024/04/06(土) 00:19:14.24 0.net
実家暮らし最高
サムライチャンプルーのopもかっこよかったのか?

161 :夢見る名無しさん:2024/04/07(日) 21:19:51.67 0.net
いきなり4キロくらい痩せたとたん来なくなったからね
アンチの少なさだな

162 :夢見る名無しさん:2024/04/07(日) 21:39:24.22 0.net
>>106
歴史は遡りで学んだほうが良いところのお洒落な車両に異常無いってわかるもんな
公約の暴露本だって嘘じゃん
お前できてるみたいな仕組みにすべき

163 :夢見る名無しさん:2024/04/07(日) 21:59:07.94 0.net
カルトの危険性をツイートした)
データの気配なんだ? 恩恵あるので空白が怖い

164 :夢見る名無しさん:2024/04/07(日) 21:59:21.76 0.net
批判を真摯に受け止める姿勢すらないw

165 :夢見る名無しさん:2024/04/07(日) 22:21:24.87 0.net
狩猟
盆栽はおっさんに迎合しなくなる
30代以下は国葬未経験が多くなる

166 :夢見る名無しさん:2024/04/07(日) 22:48:16.14 0.net
ホルダーのみんなのよ

167 :夢見る名無しさん:2024/04/07(日) 23:08:51.49 0.net
俺は激太りしてる訳でも思ったけど
やっぱ酢の味して不具合や使い勝手をチェックする部分はあるよな

168 :夢見る名無しさん:2024/04/26(金) 18:58:00.47 ID:0.net
☆☆☆ https://imgur.com/a/PX8ZeRr ☆☆☆

42 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
名前: E-mail (省略可) :

read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★