■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
ロード初心者質問スレ part373
- 617 :ツール・ド・名無しさん:2016/10/02(日) 00:43:02.20 ID:PS6BGM+5.net
- 日曜の朝、都内某所
サイクリストたちが集まる小さなサイトのオフが開かれようとしていた
集合時間10分前、既に来ているメンバーは7人
その輪の中へ、俺は愛車のヴィア ニローネ 7で乗り付けた
「おはよう!ニローネキッドです!今日はよろしく!」
元気よく自己紹介する
「...あ、おはようございます」
「ニローネキッドさんって高校生なんですよね?若いですね...」
なぜか皆の視線が泳いでいる
「遅くなってスイマセ〜ン!」
高そうなロードに乗ったオッサンが大きな声を出しながらやってきた
「幹事のオルトレオヤジです。今日は皆さんよろしくお願いします」
この人が今回のオフの主催者であり、サイトの管理人でもあるオルトレオヤジさんだ
「あ、どうも!ニローネキッドっす。よろしく」
俺が挨拶をすると、オルトレオヤジは眉間にシワをよせて、俺とヴィア ニローネ 7をジロジロと見てきた
「え〜っと...ニローネキッド君だっけ?君さぁ、今日どこに行くか知ってる?」
「え...?直江津ってとこまでツーリングするっていうオフっすよね?」
「ツーリング…。で、君のバイク、それエントリーグレードだよね?」
何が言いたいのかわからない。愛車を馬鹿にされた気がしてイラっときた俺は言った
「何が言いたいんスか?」
「みんなハイエンドなんだけど…エントリーじゃ無理だと思うよ?」
「…大丈夫っスよ!ハイエンドにも勝るエントリーだから皆さんを鴨れるくらいのスピードは出ますし」
爆笑の渦が起こった。そしてオルトレオヤジは苦笑いしながら言った
「直江津まで350km走って日帰りするんだよ。山も幾つも越えるし。」
「それに君は輪行袋も持ってないみたいだけど、帰りも自走するつもりかい?」
「平均30km/hくらいで走らなきゃいけないからね。ニローネじゃついて来れないよ(苦笑」
俺は泣きながら家に帰ると、そのまま枕を濡らして眠ってしまった
翌朝目を覚ますと、パソコンの電源を入れてあのサイトを覗いてみる
そこの掲示板には、昨日のオフを楽しそうに振り返るメンバーたちの書き込みがあった
俺は偽ハンドルネームを使って『オルトレオヤジ臭ぇんだよ!死ね!』と書き込む。
すぐに管理人からのレスがあった
『ニローネ君だね。当サイトのルール通り、君をアク禁にします』
総レス数 1000
250 KB
新着レスの表示
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
read.cgi ver.24052200