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MTB街乗り倶楽部 9

422 :ツール・ド・名無しさん:2018/10/19(金) 14:07:35.83 ID:VVtOSv+X.net
ちなみにWikimediaでのSlipStreamでの説明

走行中の物体は、空気による抵抗力を常に受けている。
抗力においては相対速度のみが2乗で加算されるため、低速域での空気抵抗は限定的であるが、ある程度の高速域になると急激に抵抗力が強くなるので、
加速のためのエネルギーの多くが空気抵抗に打ち勝つことに費やしてしまい、速度が空気抵抗に制限され頭打ちとなる。
その状態の時、物体の真後ろ近辺では前方で空気を押しのけた分気圧が下がっており、
そこでは空気の渦が発生し周りの空気や物体などを吸引する効果を生むほか、空気抵抗も通常より低下した状態となっている。
この現象をスリップストリームと言う。

このスリップストリームの中に物体が入る(真後ろに張り付く)事により、気圧低下による吸引効果や空気抵抗の低減によって、
走行中の速度域において通常と同じ速度をより低い出力で発揮することが可能となり、
これにより生まれた動力装置の余剰出力を使っての加速が可能となる。
また自動車などの場合はエンジンなど動力装置の負荷軽減などの効果も生まれる。

スリップストリームを利用して加速した物体は、前の物体を抜き去る際にスリップストリームから脱出する事になるのだが、
脱出した後は素の状態の空気抵抗を直に受けてしまうことになり、物体は急速に加速力を失い、最終的には速度が元に戻ってしまう。
しかし、実際にはスリップストリームに入っている状態で稼いだ速度(または加速力)を残したまま脱出することになるので、
しばらくは空気抵抗での頭打ちになる以上の速度を維持する事ができ、その間を利用して前方の物体を抜き去る事ができる。

スリップストリームの発生する範囲は、物体の速度域が高いほど広くなる。
また前方部の物体の前方投影面積が大きいほど範囲も広くなる。
(特に大型トラックを向かい風の中で追い越す際は、急激に空気抵抗が増えるため、あたかも妨害のためにトラックが加速したと錯覚するほど強く作用する場合もある。)

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