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歴代FE主人公が兄弟だったら 54章

1 :デニング:2015/04/23(木) 22:34:55.94 ID:g+3rksUc.net
ここはファイアーエムブレムの歴代主人公が兄弟だったら、という前提で
彼らとそれを取り巻くFEキャラ達の生活を描くネタスレです。

前スレ
http://kanae.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1414330251/

旧保管庫
http://wikiwiki.jp/fe_family/?FrontPage

新保管庫
http://wikiwiki.jp/fe-brothers/

雑談・議論掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9373/

絵版
http://cat.oekakist.com/FE_heros/

300 :助けて!名無しさん!:2015/07/25(土) 00:10:40.85 ID:WolRDyLT.net
ドロシー「今日も始まりましたFEラジオオールナイト紋章町!」
セーラ「えっ初めて聞いたんですけど!昼はTV夜はオールでラジオとかどんだけブラックようちの会社」
ドロシー「…公共の電波でその愚痴控えてもらえませんかね。というか昼は新人さんが入ったから休みあったじゃないですか」

――
シャーロッテ「テヘッ☆新人アナウンサーのぉ、シャーロッテですぅ。趣味はぁ、お弁t
――

セーラ「だぁーっ!!そうそうなんなのあれ!半端なくイラつくんだけど!」
ドロシー「低賃金だけど玉の輿を狙える職場として選んだそうで…」
セーラ「しかもよ、楽屋で対面したらこうよ?」

――
セーラ「………(般若の形相)」
シャーロッテ「………(山賊の形相)」
――

ドロシー「先にセーラさんからメンチきってるじゃないですか」
セーラ「あいつキャラっていうかネタの方向性私と被ってんのよ!くっそやってらんねー!」
ドロシー「はいはいここはセーラさんじゃなくてリスナーさんのお悩みを聞く場なんで」
セーラ「おらー!あたし以上の悩みある奴とっとと出てこーい!」
ドロシー「はい(無視)、ラジオネーム『ダークプリンス』さんから」
セーラ「ほいほい」
ドロシー「『僕の家はやたら兄弟の多い大家族です』」
セーラ「お、これは兄弟家の誰かね。中2的なラジオネームからしてロイかしら。いや、あの子プリンスじゃないし付けるならもっと…」
ドロシー「はいはいちゃんと続き聞いて下さいね。『男兄弟が僕含めて11人、女兄弟が6人』」
セーラ「ドンピシャ兄弟家ね、17人でしょあそこ、男女比も合ってるし。あれ?16だった気もするけどまあいっか」
ドロシー「続き読みますね。『最近連れ子の多い両親同士の再婚によりこのようなことになり…』ってえ!?」
セーラ「兄弟家じゃない!?ここまで似てるのに!?」
ドロシー「『家族も両家の経営する職場も合併してカオスです。僕が両家の橋渡し的な立場にいるのですが過労死しそうです』
セーラ「ごめんアバズレ女子アナに関する私の悩みとかどうでもよかったわ」
ドロシー「『ブラック企業で有名なFE局のみなさん、過労死しないためのアドバイスお願いします』」
セーラ「って一言多いっつーの!つーか、こいつ誰よ?この家どこよ!?」

――

リーフ「絶対海!」
クロム「俺の有給使って連れてくんだから主張する権利はある!」
エイリーク「断固反対します、ねっヘクトル兄上?」
ヘクトル「俺の腹見て言ってんじゃねーよ!」

ミカヤ「あー、家が賑やかだと思ったらもう夏休みなのね。あの子も帰ってくればいいのに」
シグルド「まあ夏は夏で部活や学祭の準備があるらしいしな、遠い学校だと大変だな」
ミカヤ「もー、下宿なんてさせなければよかったかしら」
アイク「ああ、姉さんその話だがな…」
ミカヤ「あらアイクおかえり!仕事先遠かったでしょ」
アイク「まあな…こいつの下宿の解体だったからな」
ミカヤ「え!?」
シグルド「まさか…」

301 :助けて!名無しさん!:2015/07/25(土) 00:12:09.93 ID:WolRDyLT.net
カムイ「あの…兄さん、姉さん、ただいま帰りました…!」

ミカヤ・シグルド「カムイ!」
カムイ「連絡してなくてすみません…!」
ミカヤ「ほんとよー!何、アイクは知ってたの?」
アイク「いや、俺も仕事引き受けてはじめて知ったとこだが」
カムイ「アイク兄さんの仕事が早すぎて、連絡しようとしたらもう帰る準備出来てたというか…」
シグルド「というか下宿の解体って、学校はどうしたんだ?」
カムイ「そう、それなんです。なんか、うちの高校合併しちゃって…」

みなさんはじめまして!カムイです!特技は竜脈による温泉堀り当てで、趣味はそうして作った温泉覗き!
あとは竜になったりするぐらいの普通の女子高校生で、暗夜高校に下宿で通ってたんですが…

ミカヤ「ちょっと、ちょっと待ちなさい。普通に続けようとしてるけどこれスルーとか無理だからね」
アイク「竜になれるのは知ってるぞ」
ミカヤ「アイクそこじゃない!しばらく見ないうちに…くぅ…こんな…」
アイク「しばらく見ないうちに大きくなったな」
ミカヤ「だからアイクそこじゃない!」
カムイ「アイク兄さんも…しばらく見ない間に…また、た、逞しくなりましたね…ハァハァ…」
アイク「そうか?」
カムイ「またこの辺りでいい温泉見つけてくるのでお仕事のお礼も兼ねて是非…ハァハァ」
ミカヤ「やっぱり下宿で一人にさせるから変な影響受けたんだわ…お姉ちゃんのせいだわ…うっ」
シグルド「KINSHINは許さんぞー!」
エリンシア「楽しそうな話が聞こえるかと思ったらカムイちゃんお帰りなさい!私もご一緒させてもらっても!?」
カムイ「ああエリンシア姉さんも是非!ふふ…またカップサイズ上がったんじゃないですか?私チェックしますよ?ハァハァ…」
エリンシア「!?え、ええ…」
ミカヤ「…し、しかも一枚上手の変態になってる…ああ…バタッ」

失礼しました。でも私変態じゃないですよ!ただ私は人の裸が好きなんです!
逞しい男性の筋肉ってドキッとするじゃないですか、豊満な女性のおっぱいって女子でも見ちゃうじゃないですか。
みなさんも温泉真っ先に作りましたよね!?実利にならなくても真っ先にレベル上げて竜脈値無駄使いしましたよね!?
お目当てが来るまでマラソンしましたよね!?もちろんズームしましたよね!?私は普通のことだと思うんです。

シグルド「なんか演説始めたぞ」
エリンシア「カムイちゃん…立派になって…」
ミカヤ「複雑だけど、こうして言われてみると健康な証とも言えるのかしらね…」

そしてもちろん自分が裸になるのも大好きです。その状態で殴られるのなんか最高に!裸の私がみんなの糧になっていく…ハァハァ

ミカヤ「やっぱアウト!露出狂ドMとかリーフ並のド変態じゃない!ああ…バタッ」
アイク「意味が分からない人は裸ムイ、マイキャッスルなどで検索だそうだ」

失礼しました。姉さん二回倒れましたね。そうそう、本題なのですが、私は暗夜高校という中高一貫校に中学から下宿で通っていました。
暗夜高校は紋章町の西の端にありうちからはかなり遠いのですが、一芸入試で竜になったら全額免除の特待生で受かりましたました。
うちはあまり裕福な方ではないので、私はもちろん特待生としての入学を選びました。
まあ、ミカヤ姉さんには反対されましたし、なにより私も家族と離れて寂しいのは大きかったです。
でも、アイク兄さんがマイキャッスル…私の下宿の改築にしばしば来てくれますし、長い休みには実家にも帰れるので大丈夫でした。
え?やだ、ちゃんと帰ってますよ!みなさんが見てない時にちゃんと帰ってましたよ!…多分。
まあそんな感じで家族と離れながら暮らしていた私なのですが…

302 :助けて!名無しさん!:2015/07/25(土) 00:13:58.76 ID:WolRDyLT.net
シグルド「白夜高校?あの東の端のか?」
カムイ「はい、西と東の端っこで合併するんです」
シグルド「そりゃあまた急な話な上に…なんというか随分な遠距離合併をするんだな」
カムイ「そうなんです。こんな遠いとどちらが吸収しても片方の負担が大きくて公平じゃないじゃないですか」
シグルド「それは確かに揉めそうだな」
カムイ「そこで折衷案として…二校の中間に合併校を建てることにしたそうです」
シグルド「それ両方に駄目なパターンじゃないか!?」
カムイ「ええまあ私も下宿引き払ってますし…でもそうなってしまったんですよね」
アイク「でも中間に来たことでうちから通うのは楽になったな」
カムイ「ええ、もう歩いていけます」
ミカヤ「ということは…」
カムイ「はい、これからはずっと一緒です、姉さん!」
ミカヤ「グスッ…カm」
エフラム「そこはエリーゼよろしくごっつんこしながら上目遣いでお・ね・えちゃんじゃないか?ああカムイおかえり」
カムイ「既にエリーゼさんの情報を把握しているとは流石ですね兄さん」
エフラム「サラとミルラがピリピリしていてな。『とても強い妹力が二つも近付いている…』と」
ミカヤ「感動の再会シーンが入る予定だったのになんで幼女妹の話になってんのッッ!」
カムイ「それにしてもなんでまた合併なんでしょう…?

――

ミコト「はい、ご飯ができましたよ〜」
ガロン「フン、美味そうだな」
ミコト「さあ、みんなで仲良く食べましょうね〜」
リョウマ「……」
マークス「……」
ヒノカ「……」
カミラ「……」
タクミ「……」
レオン「……」
ミコト「な、仲良く食べましょうね〜……」
サクラ「えっとえっと…(アワアワ)」

シノノメ「おうカンナ、好き嫌いせずに食べないと大きくなれないぜ!」
カンナ♂♀「「だって、カンナー」」
ジークベルト「ははは、シノノメは二人ともに言ってると思うよ」
キサラギ「あっやばいまたこぼしちゃった!」
フォレオ「あ…この汚れはちょっと落ちないですね。僕に仕立て直させて下さい」
エリーゼ「もー!あそこもここみたいに仲良くすればいいのにー!」
シグレ「席の配置が悪かったですね…」

マークス「白夜のカリキュラムの難易度だが…こうも易しいものに合わせると暗夜のレベルが落ちてしまうのだが」
レオン「僕も現役生として、レベル低い高校の生徒として見られて恥をかくのはごめんだね」
リョウマ「だが結果的にうちの生徒のパラメータは高い」
レオン「くっ、課外授業だか遭遇戦だかゆるいことしてる癖にしっかり経験値稼ぎやがって」
マークス「うちは豊かな資源に頼らない地力の育成を期した教育をだな」
リョウマ「しかし、経営不振で学校維持のためにその豊かなうちの資源を頼ってきたのはそちらではなかったか…?」
マークス「言わせておけば!何がフェニックスクラスだ!このハリネズミ頭が!」
レオン「暗夜ルナティッククラスのカツカツ具合舐めるなよ!」
リョウマ「何?頭髪の悪口は自分の首を締めることになるぞ」
マークス「私の生え際がキてるとでも言いたいのか!(ガタッ)」

303 :助けて!名無しさん!:2015/07/25(土) 00:15:57.83 ID:WolRDyLT.net
ミコト「もう、みんなそのくらいにして…」
ガロン「そうだ。飯が不味くなる」
タクミ「というか!そもそもあんたらだよ!(ガタッ)」
ミコト・ガロン「?」
タクミ「合併を期に独り身同士結婚?違うね!このエロジジイが母上と合併したくてのついでの学校の合併だね!」
ガロン「そうだ」
タクミ「否定しろよ!!!」
レオン「思春期の男子乙。仕方ないか、ただでさえ超エロイ義姉の出現というシチュエーションにムラムラしてるんだろ」
リョウマ「何?まさかありえないサイズの下着が干されてるのを見てついついアルファベットが気になって見てしまったというのか」タクミ「なんでそこでリョウマ兄さんまで乗っかるの!?天然なの!?」
ミコト「ああタクミ…気付いてあげられなくてごめんなさい…今晩はあなたの寝床にティッシュをちゃんと用意します」
タクミ「ち、違うから!ああやめてそういうの本当に!」
ミコト「案ずることはありません。私にはある程度未来を見通す力があるのです(キリッ」
タクミ「その設定今いらないからマジで!僕はムッツリでスタートダッシュを切りたくないんだー!!」

カミラ「……」
ヒノカ「……(兄様達は気付いていないのだろうな…私たちが)」
カミラ「……(とっても素敵。可愛くて、綺麗で、強さも秘めて、私のドストライクだわ…)」
ヒノカ「……(別の理由で沈黙していることに…)」

アクア「収拾がつかないわね…彼の帰りを待ちましょう」
エリーゼ「まだお兄ちゃんお勉強中?」
アクア「そうよ、まだやってるの。白暗夜高校のもう一つの顔、夜間制の透魔高校はね…」

――

ミカヤ「眠い…おはようカムイ…夏休みなのに学校に行くの?」
カムイ「はい!うちは夏休みも補修授業やってるんです」
ミカヤ「お姉ちゃん中卒でよかったわ…そんじゃ、いってらっしゃーい…」

合併して新顔ばかり…かと言うとそうでもありません。私の友達で白夜高校に進学した人は結構多いのです。

カザハナ「おはよーカムイ!」
ヒナタ「おっす!カムイ!」
カムイ「おはようございます!今日の先生はどっちでしょうね?」
ヒナタ「あー…昨日リョウマ先生だったからマークス先生とかかもなあ…」
カザハナ「私あの先生恐くて苦手なのよね」
ヒナタ「あっ、でも俺カミラ先生なら大歓迎だぜ!へへっ」
カザハナ「やらしー!これだから男子は」
カムイ「ですよね!あのカミラ先生のおっぱいの素晴らしさを白夜校のみんなにも分かってもらえる機会が来て嬉しいです!」
カザハナ「カムイ…」

ヒノカ「では、時間になったので授業を始める」
ヒナタ「全然おっぱいじゃなかったな」
カザハナ「ブチ殺されるわよあんた」
カムイ「あ、今日使うプリントどれだったでしょうか…ん?」

304 :助けて!名無しさん!:2015/07/25(土) 00:17:25.25 ID:WolRDyLT.net
机の上を見渡していた私はその時やっとそれに気付きました。私の机に何か書かれていたのです
『昨日も兄弟たちが大喧嘩。最終的に家倒壊。ボケ勢多すぎ。突っ込み疲れる。今日は帰ったら家あるかなあ…』

カムイ「兄弟たち、喧嘩、家倒壊…」

なんだか聞き覚えのあるフレーズです。そう、私の家のことでしたね!でも、うちじゃあないですよね…
『昨日は』うち別に壊れてないし。それに、私の机に書いてあるのはなんでなんだろう…私以外に使う人…?

ヒノカ「おい、カムイ!聞いているか!?」
カムイ「あ、はいっ!低血圧でちょっと竜化しそうになって」
サイラス「どんな言い訳だよ!」
ヒノカ「……まあいい、机を壊さないようにな。その席はお前以外の生徒が使っている時もあるからな」
カムイ「え?あ、はい…」

私以外が使っている時もある…ひょっとして、定時制の生徒さんでしょうか?
白暗夜高校は夜間にも透魔高校という名で学校をしています。ただ、私たちとは入れ違いなので、互いに姿を見ることはありません。
私たちにとっては見えざるもう1つの白暗夜校といったところでしょうか。
ということは多分、夜にこの机を使っているのが…この倒壊大家族さんなんでしょうね。
気付くと私は隣に文字を書きはじめていました。
『うちの兄弟たちも喧嘩ばかりです。でもすぐ直してくれる大工の兄さんがいるから
 なんとかなって?ます。まあ、私もたまに壊す側なんですけどね(笑)』

なんとなく書いた、勝手な返事のような、感想のような文章。なんだか似ている、
そんな気持ちがきっかけになって交わしたこのおかしな文通は、続いていくにつれてもっとその気持ちを強めていきました。

『うちの兄さんの一人は常識人だけどちょっと堅いんだ。頑固オヤジって言われたりもする(笑)。まだ若いのに』

カムイ「へえー、シグルド兄さんみたいですね!もう一人のお兄さんの方はアイク兄さんみたい。
    それにちょっと生意気っていうこの弟たちは二人合わせてマルスさんみたいな感じでしょうかね。
    下のこの弟?さんなんかセリスさんそっくり!こんな人他にもいるんですね!」

私は朝早く来て机を確認するのが日課になっていました。昨日うちであったこと、しょうもない喧嘩の原因とアホな結果(家倒壊)。
二人で、思っていたよりずっとよく似た自分たちとその家族について教え合うことが、密かな楽しみとなっていました。
ですが、彼自身のことについては知らないことばかりです。
何故夜間に通っていて昼は何をしているのか。どういう家庭環境でそんな大家族なのか。
ちょっと踏み込めないことばかりですよね…もっと彼のことを知ってみたいけど、その辺りは空気を読むべきです。

ピエリ「カムイー!みんなで学祭の全校制作やるのー!」
カムイ「あ、はい!今行きまーす!」

305 :助けて!名無しさん!:2015/07/25(土) 00:20:11.29 ID:WolRDyLT.net
――
マークス「し、身長…!」
リョウマ「フン。(カキーン!NO DAMAGE!)本気を出した俺の髪の全長を舐めるな。毛根の強さ」
マークス「ぐあっ…!(必殺)」
カミラ「マークスお兄様が破れたわ…次は私たちね」
ヒノカ「あ、あいつのことを想う気持ち…!」
カミラ「あら。(カキーン!NO DAMAGE!)私はそれではあなたにだって負けるつもりはないわよ。そうね…胸の」
ヒノカ「もういいそれは言わなくていい私の負けだ!」
サクラ「あの…兄様方は何を…?」
アクア「兄同士姉同士互いより勝っているもの一本勝負よ。先に相手をぐぬぬさせた方の勝ち」
サクラ「…な、何のためにでしょうか?」
アクア「両家を繋ぐ彼の取り合いね。どっちが兄として姉としてふさわしいか…しょうもないわ…」
サクラ「ああっ、また兄様方が武器を抜いてます!」
エリーゼ「命中低くて追撃喰らうマークスおにいちゃんが負けちゃうよ!」
アクア「結果は予想しないであげて!仕方無いわ…私の歌で…」
エリーゼ「戦いの気を鎮めるんだね!」
アクア(暗夜編アグレッシブver)「生え〜際〜(ズン、ズン、ズンズン)迫りゆく〜」
サクラ「駄目です!めちゃめちゃ煽ってますその歌詞!」
エリーゼ「大丈夫!お兄ちゃん大人しくなったよ!」
マークス「」
エリーゼ「って息してないじゃん!」

カムイ「ああもう!!今日も何してんだよみんな!」
リョウマ「…カムイ!」
カムイ「もういい加減みんな大人気ないよ!毎日毎日公も私も混同しまくりじゃないか!公くらいちゃんとしてよ!」
マークス「しかしだな、白夜のカリキュラムは…」
カムイ「歩み寄って!校内で一騎討ち始めるの止める程度でいいから歩み寄って!いちいち駆り出される僕の身にもなってよ!」
リョウマ「すまんカムイ…お前に合併後の我が校の中間管理を任せることになって…」
マークス「ああ…だがお前しかいなかったんだ…両家の橋渡しができる者は」
ガロン「ククク…その通り」
カムイ「クククじゃねーよ!あんたが白夜家の僕を誘拐して再婚でまさかの実家と再会なんてするからこんなことになるんだろうが!」
ガロン「だってカミラがお前を見て弟に欲しいってせがむんだもん。レオンもエリーゼも生まれてなかったしな」
カムイ「だもん言うな気持ち悪い!犯罪だからね!」
ガロン「だが、お前は結果的に二つの家族に恵まれた。違うか?」
カムイ「…そう、だね。っていい話にもっていこうとすんな!合併した両校まとめるの大変なんだからね!?しかも生徒じゃなく教師同士が!」
リョウマ「すまん…」
マークス「すまん…」
ミコト「カムイ…ごめんなさい。本当なら同い年な子たちと同じように…」
カムイ「…大丈夫です母上。学生生活ならちゃんと送っていますから」
ミコト「でも…」
カムイ「多分、友達も…うん、できたし!」

――

カムイ「あー、明日は何を報告しましょうかね。もう一人の私みたいな…彼に!」


そう、これは私たち、似ているけど違う、二人のカムイが出会う前のお話。

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