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歴代FE主人公が兄弟だったら 54章

1 :デニング:2015/04/23(木) 22:34:55.94 ID:g+3rksUc.net
ここはファイアーエムブレムの歴代主人公が兄弟だったら、という前提で
彼らとそれを取り巻くFEキャラ達の生活を描くネタスレです。

前スレ
http://kanae.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1414330251/

旧保管庫
http://wikiwiki.jp/fe_family/?FrontPage

新保管庫
http://wikiwiki.jp/fe-brothers/

雑談・議論掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9373/

絵版
http://cat.oekakist.com/FE_heros/

380 :続いてしまったが反省はしない:2015/08/10(月) 21:18:49.71 ID:k1mu4Tsv.net
…そして…セリスの奴は「行こ行こ♪」みたいにいつもの調子で僕の右手を取り、
それに張り合うようにフォレオは僕の左手を取ったわけさ。
どうしよう。幸せなんだけど…美少女二人に取り合われて…あ、いやいや!セリスは男だけども!
フォレオ「すっごく可愛い娘…だけど……僕…負けませんから…!」
小さくつぶやく声が聞こえた。聞こえてしまった。
こういうのも修羅場って言うんだろうか……
僕はノーマルなわけで、そうなると選択肢は一択のはずなのさ。
だぁっ!男同士だろ!やめんか!…みたいにセリスを振り払う事もできる…んだが…
それするとこいつ泣くんだもん。もうどうすりゃいいんだ僕は。
一人に決められない僕を世間は優柔不断と笑うだろうか。
あ、いや、そもそも片方が男で…いやでも…本当に男?
いかん、思考が混乱してきた……

そうこうしつつ…僕らは街でちょっと寄り道したりしつつ帰り道を楽しんだわけさ。
セリスの奴は天然っつうか朗らかっつうかどんどんフォレオにも話しかけてる。
フォレオはちょっと内気だし、気圧されてる感じだけど…
僕の腕に絡めた腕にちょっと力が籠るんだね。
どっかに対抗意識みたいなのが見えてる感じ。
……そして、街を歩いてる男共の大半は僕らに振り向いて、少女二人の可憐さにハァハァしたり、その中間の僕に憎しみの視線を向けてきやがる。

そして…それぞれの家への分かれ道……
セリス「じゃ、また明日学校でね?ユリウス!」
ユリウス「お、おう……」
フォレオ「ま、待ってくださいセリス!」
セリス「ほえ?何?」
フォレオ「セリスは…ユリウスが好き…ですか?」
うぉいっ!?何言い出しちゃってんの!?
セリス「うん!大好きだよ」
そしてお前もあっさりと!?
い、いや…深い意味は無いんだ。こいつの場合。
友達として…のはずなのに…なにこのドキドキ…
そして…僕って結構顔に出るんだろうな…
むっとしたフォレオは背伸びして僕の頬にキスをするとセリスの方を見て…
フォレオ「僕!セリスには絶対負けませんから!」
そう言ってから綺麗なロングの金髪を翻し、お嬢様走りで行っちまった……
セリス「…どうしたんだろフォレオ?僕…何かしたかな?」
ちょっと不安そうなセリスに…僕は…
うん、何を言っていいかわからなかったんだ…
こういう時、レヴィンさんやホメロスみたいな人らなら気の利いた事の一つも言えたんだろうか。
…って、僕は何を考えてるんだ…ううううう…

終わり

381 :続いてしまったが反省はしない:2015/08/10(月) 21:20:28.49 ID:k1mu4Tsv.net
〜 その後の白暗家 〜

フォレオ「カミラ姉さん…僕にお化粧のやり方を教えて!」
カミラ「いいけれど…あなた、もともと慣れてるじゃない?」
フォレオ「ううん…足りないの…もっともっと綺麗に可愛くならないと…勝てないもの」
カミラ「あら?そういうこと?…ふふ、いいわ。教えてあげる」

ヒノカ「それ以上綺麗になられてモテ系にいかれたら私はどうなる!?…すまない…忘れてくれ…」
タクミ「ただでさえいろんな意味でカミラ…と比較されるもんね。ヒノカ姉さん。その上男にまで遅れをとったら…」
ヒノカ「うるさいっほっといてくれ!?」

カムイ「まだ姉さんって呼ぶ気にはなれないよねえ。タクミは」
ガロン「まったく切り替えのできん奴だ。いつまでも過ぎた事を気にしおって」
アクア「お父様は逆に割り切りすぎな気もしますが」
ガロン「だって!ミコトと結婚したかったんだもん!」
ミコト「あら、あらあらまあ……ふふふ、可愛らしい方。男の人が時々見せる可愛らしさが愛しく…愛あれば過去は乗り切れるものよ。きっと、フォレオもそういう人を見つけたのね」
レオン「相手が男か女かが大問題なんだけど…どんな奴なんだろう…僕の弟にはノーマルな道に行ってほしいんだが…」
カムイ「え、そこは些細な事じゃないか?どちらでもいいと思うけどな」
レオン「んなわけあるかぁ!?」

今度こそ終わり

382 :助けて!名無しさん!:2015/08/12(水) 18:05:24.21 ID:nL8jgVis.net
セリス周りがもっとも混沌としてきつつあるね
図にするとこうだろうか

イシュタル

好き↓↑いい感じ
    
ユリウス  ドギマギ ←→ 仲良し(友達?) セリス ←片思い ラナ&ユリア

ラブ↑↓悪い気はしない

フォレオ 恋敵←→戸惑い セリス

シグルド「恋敵…か…苦労も多くなるけれど、それほど多くの人に愛されるような素敵な女性を好きになれたのだから幸せさ…それにどんなことでもライバルがいた方がやりがいがあるしね」
マルス「ロードの度に取られるんだから負けっぱなしの100戦100敗と違いますかね」
シグルド「泣くよ!? と、とにかくだ。セリスには勉強に部活に恋愛にいい青春を送ってほしいね。いい彼氏ができる事を祈っているよ」
エフラム「まだ!まだ早い!早いんだ!俺の妹に彼氏なんて!許さんぞ俺は!」
ミカヤ「はいはい、シスコンを全開にしないの。お姉ちゃんの若いころはセリスくらいの歳でお嫁にいくなんて珍しくなかったんだから」
カムイ「ライバルかぁ…あたしやクロムお兄ちゃんとこは男女比大体一緒だしあぶれるってあまりないけど…セリスのとこは大変みたいだね」
マルス「僕んとこみたいにすべて決まりきってるならそんなこと気にしなくてもいいんですがね」
ロイ「セリス姉さんに彼氏かぁ…いつか義兄さんになるのかな…」

リン(ど、どうしよう…みんな流されてセリスが男だって忘れてない?つっこむべきなのかしら…)

383 :助けて!名無しさん!:2015/08/12(水) 23:50:51.54 ID:v4yIdfn4.net
>>374
リョウマ「大丈夫だ、心頭滅却すれば火もまた涼しというものだ」(汗だく&青唇)
マークス「そう言いながらまずい状態だぞリョウマ!衛生兵早く!!」
ガロン「アイスノンを持ってきた」
ミコト「ポカリとゼリーも用意しました」
フェリシア&フローラ「冷やしなら任せてください!」
ギュンター&ジョーカー「逆に凍えてしまいますぞ(しまうぞ)。」


翌日
リョウマ「危うく六問銭つかうところだった。」
マークス「馬鹿ものが!」

384 :助けて!名無しさん!:2015/08/13(木) 11:47:22.70 ID:oCTlKtlC.net
カムイ「まあカミラ姉さんもこの時期大変だけどね。
汗が伝ったり溜まったり、しっとり光沢帯びたり大変えらい事になるし。ね、ロイ」
ロイ「な、何で僕に振るのさ!?」
カムイ「え〜男子中学生なのにそういうの興味ないとか不健全でお姉ちゃん泣くよ?
あ。それともヒノカ姉さんの無自覚チラリズムの方が好みだった?」
ロイ「だだだから何の事さ!!?」

エロネタ振れる女子ってあんまり居なかったよね

385 :助けて!名無しさん!:2015/08/13(木) 16:51:04.70 ID:NjUejptI.net
リリーナ「エロネタならエリンシア姉様も凄いわよ?男の人の裸の事語らせたらいくらでも出てくるもん」
デジェル「ブーメランパンツのバックから見えるお尻の筋肉の話とかね」

ミカヤ姉さんは振られたら軽く返しそうだがもう枯れすぎて自分から積極的にそういう話はしなさそう

リンはそういうネタ振られたら男子サイテーとかいいそうだけど
兄弟家女性陣一欲求不満な印象あるし妄想は一番凄いんじゃないだろうか
カムイがオープンならリンは内に籠らせてそう

386 :助けて!名無しさん!:2015/08/14(金) 20:33:42.37 ID:m3tDHKqV.net
紋章町の東の外れ……町中をやや外れた郊外の山の中にその社はあった。
年代を感じさせる石段をいくつも登り、真っ赤な鳥居を潜ればそこには小ぢんまりとした静かな神社。
物静かで寂れた印象を与えるかも知れないが、決してうち捨てられているわけではなく、
一人の巫女が境内を丁寧に掃き清めていた。

サクラ「……静かですね……」
ぼんやりと呟いた巫女は埃を箒であつめては塵取りで回収していく。
丁寧に仕事をする巫女に背後から駆け寄る影が一つ。
キヌ「サクラー!あそぼーよー!」
サクラ「ひゃぁっ!? き、急に飛びつかないでくださいお稲荷様!?」
キヌ「だってー〜〜〜今日も参拝客来ないんだもん。ひーまーひーまーひまだよ〜あそぼーよ〜〜!」
文字通り狐色の毛並のよい尻尾をぱたぱた動かしているのはこの神社のお稲荷様である。
早い話が神のようなもんである……かもしれない。
じゃれつかれて困っている巫女を社務所で茶をしばきながら眺めている神主が一人。
アサマ「…今日もうちは閑古鳥が鳴いていますねぇ…」
そう言って帳簿に目を通し嘆いている。
ミラにドーマにエッダにロプトにエリミーヌにアスタルテ。
種々の大教団がひしめく紋章町では、八百万の神々ごとにバラけて細々とした土着信仰を守ってる白夜の宗教はどうにも苦戦しているらしい。
なにより白夜人は良くも悪くも宗教感が大らかでいい加減であった。
最近はあっち側の宣教師が洗剤持って訪ねていったらあっさり改宗することも少なくない。
儲かるのは葬式やる寺くらいだ。
アサマ「うちの神様にアスタルテやドーマくらいの神通力があったならもうちょっと信仰も増したでしょうに…普通のユニットってどうなんでしょうねぇ…」
暗夜とか他所の地域とは神の概念が違うので唯一絶対、みたいな超パワーを持ってなくても神扱いされたりとかは白夜では割とよくある。
時と場合によっちゃ生きてる普通の人間でも現人神扱いだ。
ちょっと前にはたまたま道を歩いてたヘクトルという男が相撲大会に巻き込まれてうっかり優勝しちまったばかりに力の現人神、「横綱」として讃えられたりもした。
キヌ「聞こえてるよーアサマー?」
くりんとお稲荷様がこっち向いた。
じゃれられて狐毛まみれになったサクラはほっと一息。
アサマ「聞こえるように言ったのですがねぇ。このままでは信仰は廃れる一方。霊験あらたかな壺の一つも300万Gで売れるくらいの信心は集まらないものですかねぇ」
サクラ「か…神主様…それもどうかと…」
アサマ「そもそもバイト巫女を雇ったのも巫女目当ての参拝客を増やすためだったのですが…こう色気が足りなくては…はぁ…」
サクラ「あぅぅぅぅ……」
なんたる生臭神主だろう。もっとも神主も巫女も人間。
お賽銭集まらないと飯が食えないのだが。
キヌ「参拝客増えたらさ!例大祭できるかな?例大祭!花火っ!屋台!盆踊り!」
サクラ「あ、盆踊りはまた別口ですよお稲荷様?あ…あの、それより参拝客を増やす方法を真剣に考えないと…」
悩ましい話をする一同の中でお稲荷さんだけ経済的危機を理解している様子もない。
もっともバイト巫女も実は結構裕福な白暗家の娘さんであり、学業の傍らバイト始めたのも巫女の仕事に興味があったからである。
バイト先が潰れても大して経済的には困らないし他の神社に行けばいいのだが、こういう時に一緒に真剣に考えるあたり真面目なサクラである。

ミタマ「無能兄 神社倒産 悲しいな」
その時、社務所の奥で布団が蠢いた。その中の存在が目覚めたようだ。
アサマ「また貴女は昼過ぎまで惰眠をむさぼって…たまにはサクラさんを手伝いなさい」
ミタマ「働きたくないでござる ぜったいに働きたくないでござる」
アサマ「まったく…はぁ…」
サクラ「あ…あははははは…」
収入が途絶えた上にニートまで抱えた稲荷神社の将来は暗い…かも知れない。
キヌ「働かないなら代わりにあそべ〜〜♪」
ミタマ「ぐべぇ!?」
お稲荷さんが元気よく社務所に飛び込み布団に飛びついた。
ものの見事にフライングボディプレスになっている。
いくら体重軽くても怠惰に怠け抜いたミタマの軟弱な身には結構なダメージらしい。
お稲荷さんの兄者がいれば彼女の有り余るエネルギーを受け止められたかも知れないが…
兄者は恩返しにぶらっと数か月くらい出歩く事が割とよくあって今は留守だ。

387 :助けて!名無しさん!:2015/08/14(金) 20:34:21.38 ID:m3tDHKqV.net
アサマ「あのですねぇ。あなたたち…今や蔵には一粒の米も無いのですよ?どこまで能天気なんでしょうかねぇ。いやはや救いがたい」
サクラ「こ、困りましたね…」
アサマ「サクラさん。貴女はさっさとミコト様並の色気を身に付けなさい。そして信者を集めるのです」
サクラ(それで寄ってくる人たちの念を信仰って呼んでいいんでしょうか?)
アサマ「お稲荷様はもっと凄い神通力会得しますように!だいたい狐のくせに変化の術も使えないってどうなんでしょう?妖狐がいると聞いてチェイニーさんの再来を期待したプレイヤーも多いでしょうに」
キヌ「ゾーラやガーネフに弟子入りしろっての?そんなのつまんないよ〜ぶーぶー!」
ミタマ「今のうちに戦略的撤回…」
アサマ「は た ら け」
ミタマ「だ が こ と わ る」

こうしてなんだかんだで稲荷神社は動き出した。
さらなる信仰を獲得し、紋章町宗教界の台風の目とならんとして……

〜 その頃の兄弟家 〜

エフラム「はっ…妹…妹が三人くらいどこかで困っている気がする!助けにいかねば!」
マルス「いつからニュータイプ化したんですか兄さん」

続くかも知れない

388 :助けて!名無しさん!:2015/08/15(土) 21:17:58.25 ID:dY7rJVs5.net
今更ですが、ifネタ初投稿!
カムイはデフォ口調、あと暗夜兄弟が壊れ気味なので注意!

389 :カムイと暗夜式ナデナデ療法:2015/08/15(土) 21:21:05.81 ID:dY7rJVs5.net
エリウッド「ああ………胃が痛いなぁ」
カムイ「エリウッド兄さん、また家計簿の記帳ですか?」
エリウッド「あぁ、まぁね。これは僕の日課みたいなものだし」
カムイ「あっちもそっちも赤字だらけですね」
エリウッド「せっかくきみが帰ってきてくれたのに、暗い話ですまないな」
カムイ「我が家の財政難は知っていますから。平気ですよ。……そうだ!」
エリウッド「?…どうかしたかい?」
カムイ「私、暗夜式ナデナデ療法という取って置きの療法を身に付けてきたんです!この療法なら兄さんの胃痛も多少楽になるかもしれません」
エリウッド「暗夜式…療法?……よく分からないが…そうだね。お言葉に甘えよう」
カムイ「では失礼して……」


エリウッド「やけに近くないか?」
カムイ「?…そうですか?私はあまり気にしませんが。
では、まず頭を……」

なでなで.……

エリウッド「(胃痛と頭を撫でるのとは…何か関係があるのだろうか…?)」
カムイ「では、次に顔の辺りを失礼して…」
エリウッド「か、カムイ!?いくらなんでも男の僕にそれは…!シグルド兄さんが黙ってないんじゃないかな?」
カムイ「……そう、ですか。エリウッド兄さんが嫌だと仰るなら、仕方ないですね」
エリウッド「きみが僕の為を思ってやってくれたんだ、嫌な訳ないよ。それに…」
カムイ「それに?」
エリウッド「久しぶりに気分がいい、というか…とても心地良い気持ちになれたよ。カムイの暗夜式ナデナデ療法には人を和ませる不思議なちからがあるんだな」


「……心地良い……?」
エリウッド「えっ…。リン…ディス?」
リン「わ、私に黙ってカムイ姉さんと…き、気持ちが良くなる触れ合いだなんて……!」
エリウッド「ご、誤解だよリンディス!」
リン「な、何よ!私は別に嫉妬なんて……」
カムイ「良ければリンもどうですか?暗夜式ナデナデ療法」
リン「な、な、なな…なんなのよその如何わしい名前の療法は!」
カムイ「?…リン?顔が真っ赤ですよ。それで……どうします?リンもやりますか?」
リン「ま、まぁ断る理由はないし…カムイ姉さんがどうしてもっていうなら」
カムイ「良かった。これは誰とでも仲良くなれるようにと暗夜のきょうだいたちが教えてくれた健全なスキンシップですから、リンにも納得頂けて嬉しいです」
リン「(優しくて頼りになる兄弟なんだろうけど、なんていうか…ちょっと感性の変わった人達なのよね、暗夜家の人達って)」
エリウッド「えっと…僕は居間に行ってた方がいいよね?」
リン「ちょっ!エリウッド!あからさまに顔を背けながら逃げようとしないでよ!?」

カムイ「さぁ、いきますよ。リン」
リン「きゃぁっ!ま、待って!まだ…その、心の準備ってのが……!」

なでなで……

リン「//……うう、どうしても頭を撫で回されなくちゃダメ?」
カムイ「リンは昔から素直じゃないですね。私より背が高くなったといっても、遠慮なんてしなくていいのですよ。あなたは私の妹なのだから
…」

ヘザー「リンちゃんが女の子とのスキンシップに目覚めたときいて」
ソレイユ「ヘザー姉さん曰くカッコカワイイと噂のリンディス様に逢いにきました!」

リン「ちょっと待てい!目覚めとらんわ!つーか、誰よアンタは!?」
ソレイユ「えへへ。リンディス様、聞いてた通りのカッコカワイイお姉様だね〜」
リン「……大体の事情は分かったわ、あなた…要はヘザーさん思考二号ね?」
ソレイユ「や〜ん、そんなに怖い顔したら折角のカワイイお顔が台無しだよ〜」
リン「……誤解を招くくらいなら、そんな褒め言葉いらないわよ!」

390 :カムイと暗夜式ナデナデ療法:2015/08/15(土) 21:22:26.73 ID:dY7rJVs5.net
ヘザー「落ち込む必要はなくてよソレイユちゃん、リンちゃんてばいつも素直じゃないから……」
ソレイユ「それっていわゆるツンデレってこと!?な〜んだ。ホントは嬉しいんだね?」
リン「……聞いちゃいないし…。カムイ姉さんからもなんか言ってやってよ!」
カムイ「…えっと、私も暗夜家にお世話になっていた頃はカミラ姉さんやエリーゼさんとよくハグして貰いましたし、きょうだい同士仲良くするのは良い事だと思いますよ」
リン「……(暗夜家の人達に余程大切に育てられたのか年の割に純粋無垢な少女のまんまの姉さんに話題を振った私も私だったけど)全然フォローになってない…」
ヘザー「義姉妹といえカミラ様とエリーゼちゃんと毎日の様にハグを!?なんて、なんて羨ましいの!?カムイちゃん!」
カムイ「あ、良かったらヘザーさんもいかがですか?暗夜式ナデナデ療法」
ヘザー「!?…どうぞその手でお姉さんを好きにしてカムイちゃん!」
リン「好きにしておけるか!カムイ姉さん、早くこっちに…」

シグルド「…兄弟にお触りなどと不健全極まりない発言が飛んでいたので来ました。レズは兎も角、KINSHINは許さんぞ!」

カムイ「あ、シグルド兄さん!シグルド兄さんもいかがですか?暗夜式ナデナデ療法」
シグルド「暗夜式……ナデナデ…?」
カムイ「そうです、丁度こんな風に…」

さわ…

リン「ね、ね、姉さん!?だ、誰にやってると思ってるの!?」
カムイ「え?」
シグルド「カァァムウゥゥイィィィ!!」
エリウッド「超サイコー!」


マルス「…で、烈火の如く怒り狂うシグルド兄さんに部屋でお説教くらってるカムイ姉さんですが」
リーフ「カミラおねいさんとの肌の触れ合いであんな事こんな事してたなんて、なかなか妄想に心躍るような事言ってくれるよね、カムイ姉さんも。いででで!」
リン「妙な妄想しない!…クロム兄さんは鼻血を吹かない!」
クロム「おお、俺はたまたま(ry」
マルス「クロムッツリ兄さん乙」
エフラム「エリーゼをハグしてやるのには俺も賛成だ。あれほどまでに無邪気で天使のように可愛らしい幼気な妹はこの紋章町中でもなかなかいない」
マルス「…仮に自分の妹なら、迷わずナデナデルートですか?」
エフラム「そうだな…。我が家の妹達は皆恥ずかしがるようになってしまったからな…」
リン「兄さん…(な、何よ…余所の妹を撫でるなんて…!私は全然嫌じゃないのに……!)」

ロイ「それにしても、マークスさんにレオンさん、よく何とも言わなかったね」
マルス「どうしてそう思うんだい?」
ロイ「だって、マークスさんは如何にも真面目を絵に描いたようなお堅い人だし、レオンさんは秀才な冷血漢だって…」
マルス「なるほどねぇ。けど、僕が思うにマークスさん……多分カムイ姉さんにきょうだい以上の感情を寄せているんじゃないかな?」
ロイ「え…?」
リン「それは私も思ったわ。義理の妹だからと、許されない切ない想い……。でも」
ロイ「でも?」
マルス「リョウマさんみたいに顔立ちの整ったイケメンじゃないから、私的にはNGなんだよね?…ゴフッ」
リン「余計な事を語る事なかれ」

391 :カムイと暗夜式ナデナデ療法:2015/08/15(土) 21:24:21.41 ID:dY7rJVs5.net
シグルド「カムイ、何故部屋に呼ばれたかは解るな?」
カムイ「……」
シグルド「理由は簡単だ。幼き頃より、KINSHINは7つの大罪の一つ。我が兄弟家の弟妹達にはそう言い聞かせてきた」
カムイ「…はい。白夜、暗夜に養子に出される前、まだ幼い私に兄さんはいつも言い聞かせてくれましたね」
シグルド「兄弟間での如何わしい行為全般を私が嫌っているのも知っているな?…単刀直入に言おう、あの暗夜式なんたらと言うのは…誰に教わった?」
カムイ「カミラ姉さんを中心にした暗夜きょうだいのみなさんです。私は、故あってこの年になるまで暗夜家から出していただけなかったので、誰とでも仲良く出来るようなスキンシップにと」
シグルド「……」

カムイ「普段は表情の変化に乏しいマークス兄さんも、必要以上の触れ合いを好まないレオンさんも、とても嬉しそうに触れ合いに協力してくれたんです。
どんなに荒んだ気分の日でも、心がふっと軽くなるような心地良さを感じられる療法のようだと褒めていただけて…」
シグルド「では、暗夜式ナデナデ療法というのは…」
カムイ「はい。暗夜式…はマークス兄さんが、ナデナデ…はエリーゼさんが、そして療法はレオンさんが出した名称案です。その後、カミラ姉さんの「そのまま繋げちゃうのはどう?」との鶴の一声で満場一致となって…」
シグルド「…そうか」
カムイ「シグルド兄さんがKINSHINを嫌うのは私だって勿論知っています。ですが、私にとってこの暗夜式ナデナデ療法は暗夜家のきょうだい達との…温かい大切な思い出のひとつでもあるのです」
シグルド「……分かった。私からはもう何も言わないよ」
カムイ「兄さん…」
シグルド「いい家族に恵まれたな、カムイ…」

392 :カムイと暗夜式ナデナデ療法:2015/08/15(土) 21:26:03.00 ID:dY7rJVs5.net
暗夜家
エリーゼ「あーあ、暇だなぁ〜。こういう時はカムイおねえちゃんがいつも暗夜式ナデナデ療法で一緒に遊んでくれたのに…やっぱりいないとさみしいよ」
レオン「まだそんな事言ってるなんて、エリーゼは子供だな。いい加減カムイ姉さんカムイ姉さんいうのはやめたら?あの人には本当の家族がいたのだし、しょうがないよ」
カミラ「あら?お姉ちゃんもカムイをこの手で毎日抱き締められないのは寂しいわ…。レオンだって、そう思わない?」
レオン「!…ま、まぁ色々世話の焼ける姉さんだったし、いざいなくなると少しは寂しいものだけどさ」
カミラ「あぁ…。もう一度カムイと家族として暮らす事は出来ないのかしら。カムイの幸せの為といえ、現実を認めるのはつらい事ね…」
エリーゼ「大丈夫だよ!」
レオン「はぁ?何が大丈夫なんだよ?」
エリーゼ「カムイおねえちゃんに暗夜家にお嫁さんに来て貰えばいいのよ!だっておねえちゃんと私達とは血がつながらないんでしょ?そしたらおねえちゃんは私のホントのおねえちゃんになれるもの!」
カミラ「まぁ、うふふ。確かにそうだわ。エリーゼは賢い子ね」
エリーゼ「でしょでしょ!」
レオン「……聞いてて呆れるな、カムイ姉さんが誰に嫁入りするってのさ?」
エリーゼ「決まってるじゃない、レオンおにいちゃんかマークスおにいちゃんに、だよ!」
レオン「……ば、ば、馬鹿言うなよ!カムイ姉さんは何処か抜けてて頼り無いし…増してや魅力的に思った事なんか一度だってないんだからな!?」
カミラ「あらあら、レオンったら耳まで真っ赤…もう、かわいいんだから」
レオン「…馬鹿げた話にはこれ以上付き合いきれないね!僕は部屋に戻って読書でもしてるから!」
エリーゼ「レオンおにいちゃん!…行っちゃった…。あんなにムキになって怒らなくていいのに。ねえ、おねえちゃん?」
カミラ「ふふっ、そうね」
マークス「カミラ、エリーゼ。レオンが顔を赤くしながら部屋に向かって行ったが、どうかしたのか?」
エリーゼ「あ、マークスおにいちゃん!聞いてよ、レオンおにいちゃんったらもしカムイおねえちゃんがおにいちゃんのお嫁さんとして暗夜家に来てくれたらって言ったら怒り出して」
マークス「…なに?」
エリーゼ「だって、カムイおねえちゃんが暗夜家にお嫁さんに来てくれたらあたし達は今度こそ本当のきょうだいになれるじゃない。マークスおにいちゃんだって、カムイおねえちゃんが自分のお嫁さんになってくれたら嬉しいでしょう!?」
マークス「!………ふっ、馬鹿を言うな。カムイが暗夜の血を分けた者であろうと、何処で誰と結ばれようと、私達は変わらぬきょうだい。そうだろう?私は、カムイが幸せならばそれ以上は望まぬよ…」
カミラ「お兄様…」
マークス「何か言いたげだな、カミラ?」
カミラ「い、いえ…なんでもないわ」
エリーゼ「だとしたら、困ったなぁ」
マークス「困る?何がだ?」
エリーゼ「あたし達、マークスおにいちゃんがカムイおねえちゃんに幸せになって欲しいって思うのと同じくらい、マークスおにいちゃんに幸せになって欲しいって思ってるから…
おにいちゃんがまだお嫁さん連れてこないの、流石のお父様も心配してたよ?」
マークス「う、ぐ!エリーゼ、そんな事どこで…!」
エリーゼ「でも、カムイおねえちゃんが好きになれないならしょうがないよね。おにいちゃんのお嫁さん探し、あたし達も手伝うから頑張ろ!」
マークス「わ、私は別にカムイが嫌いなわけではないが。と、言うより余計なお世話だ、そんな手助けはいらぬ!」
エリーゼ「ホント!?じゃあカムイおねえちゃんが好きなのね!?だったら、シグルドのおにいちゃんに言わなきゃ!「大好きなカムイを私に下さい!」って!」
マークス「私ならもっと愛を込め…!い、いやなんでもない!それはそうとカミラ、またエリーゼに妙な事を吹き込んだな!?」
カミラ「さあ?なんの事かしら…」


暗夜家は今日も平和だ。

おわり。
デフォ口調カムイだとまんまエイリークのキャラと被るなW

393 :助けて!名無しさん!:2015/08/15(土) 22:58:56.23 ID:FxAckBip.net
ロリ巫女神社とか、シャナンが通い詰めてそうだが……

394 :助けて!名無しさん!:2015/08/16(日) 00:28:01.14 ID:0on9R8ub.net
残る6つの大罪はなんだろうシグルド兄さんw
乙、なんかマークス兄貴はクロムあたりと仲良くなれそうな気もする

>>393
シャナンが通えなくなったのってなんでだろうと想像してたら浮かんだ

キヌ「カメラ持って神社の周りうろうろしてた人がいたよ?遊ぼうって声かけたら鼻息荒くてた〜そして連れてかれちゃった。なんだったんだろ?」
サクラ「まぁ……こ、怖いですね……お稲荷様。知らない人についていっちゃだめですよ?」
キヌ「なんで?ねぇなんでなんでなんで?」
サクラ「え、ええっと…そ、その…え、あう…こ、子供は知らなくていい的な展開になってしまう何かがあるというかあわわわわ/////」
ミタマ「警察が マークしている 五人衆」
アサマ「手配書ですか?ええと…エフラム…リーフ…シャナン…カシム…サザ…」
キヌ「あっ、この人!この髪の長い人!」
ミタマ「イケメンが ロリコンなんて 残念ね」
サクラ「他の人の罪状は…ろ、ロリコン…露出狂&追剥ぎ…詐欺…なんよ…うう、怖いですよう…」
アサマ「いやはや……治安の良さでは紋章町一の白夜区にも異人犯罪者が押し寄せるように…嘆かわしいですねぇ」


ゼフィール「マークス…じゃなくてマークしとったロリコンが狐の子供に声かけとったから逮捕したぞ」
ブルーニャ「それはいいのですが、なぜ火付け盗賊改め方の時代劇コスプレを?」
ゼフィール「郷に入ればなんとやらだ」
ゲイル「さっきの男は声かけたというより声かけられた側でしたが…何かあっては遅いですからね。疑わしきはしょっぴくべきですな」

牢内

シャナン「くっ…狐耳少女が…ロリ巫女が私を呼んでいるというのに!」
オロチ「さっきからうるさい下手人じゃのう…捕縛技持っとるばかりにベルンで岡っ引きやる事になるとはのう」
ゼロ「捕縛術でヤッちまった後は…口説いちまおうか?」
シャナン「ぎゃああああっ!?や、やめてくれ!男とBBAに用は無いのだ!?」
オロチ「あ、助けてやってもよいかと思うたが気が変わったのじゃ。ゼロ…ヤッてしまえい。足腰立たなくなるまでな?」
ゼロ「任せときな?天国を見せてやるぜ?」
シャナン「いやあああああああ!?」
オロチ(まぁ、説得コマンドなんじゃがのう。これで下手人が心を入れ替えればよいことじゃ。それにしてもこやつめ誰がBBAか!)


白夜あたりは原作と暗夜との関わり思うと島国根性的排他性ちょっと持ってそう

395 :助けて!名無しさん!:2015/08/16(日) 17:33:30.06 ID:v6tt2Xbw.net
>>394
乙!相変わらずベルン署は無慈悲であった
まだ暗夜23章クリアしたところだけど、白夜の城下町町民のカムイに対する態度がひどいと思った

396 :助けて!名無しさん!:2015/08/17(月) 11:52:52.50 ID:VEeL/SJu.net
>>ベルン無慈悲
ンン誕生とかの実例が有る以上過敏になっても仕方ないと思う。
しかもシャナンってロリコン党内部でもガチな輩だし。

397 :助けて!名無しさん!:2015/08/17(月) 19:21:23.74 ID:c5+pwgTJ.net
フィル「異国人の狼藉とか諸問題はござるが…そもそも!白夜の治安を異国人にゆだねるのはいかがなものか!それがしのまとめし建白書をご覧くだされ、殿!」
リョウマ「い…いや…君もコスプレ白夜人のような気がするのだが…」
フィル「ささ、読 ん で く だ さ れ !」
リョウマ「う…うむ……なに…白夜新撰組の結成提案?」
フィル「左様左様!不逞浪士をぶった切り、狼藉異人もたたっ斬り白夜を守る侍の中の侍の集団にござる!名簿はこちら!」

局長 近藤リョウマ リョウマ(いや…私は殿じゃなかったか?松平ポジじゃないのか?配役不足?)
副長 土方ユキムラ リョウマ(うん、人選…かなり苦しかったんだろうな…)
一番隊組長 沖田エリウッド リョウマ(もはや白夜人ですらないし!?病と言えば彼だけど!?)
二番隊組長 永倉フィル リョウマ(この子の趣味がなんとなく見えた気がする)
三番隊組長 斎藤ノア殿 リョウマ(なんで彼だけ殿ってついてるのだ!?殿は私じゃなかったっけ?)
五番隊組長 武田ビラク斎 リョウマ(四番飛んだぞ!?…衆道つながりか…うちのカムイもなぁ…ふぅ)


以下略 リョウマ(……思いつかなくなったな…どうやら)

フィル「ささささ!この仲間と一同我ら白夜を守りぬく所存!士道不覚悟切腹なりや!」
リョウマ「……いいから自分の区に帰ってちゃんと寺子屋に通いなさい」
フィル「とのぉ!?なにゆえ、なにゆえにござるか!?拙者の佐幕の志は…」

カアラ「すまぬな…うちのバカが迷惑をかけた…ご容赦ねがいたい」
フィル「は、は、ははうええええ!?」
カアラ「お尻百叩きの刑だ。覚悟はよいな?」
フィル「いやああああああ!?」

リョウマ「…どうせなら坂本…こほん」

398 :ティアモ貧乳のテーマ「貧乳者」:2015/08/20(木) 18:40:28.01 ID:9iWE4B4c.net
〜 とある街角でギターを手に歌う女性 〜

わたしを ひんにゅうと みんなは言うけれど
ほんとは みんなが いうほどぺたじゃない
サーリャに つづいて フィギュアが出たけれど
サーリャと 違って 誰もネタにしない

ひんぬー これが私のこせいさ
ひんぬー フラれ私のすべてさ
やだなー やだな〜
あー どうせクロム様
巨乳マニアのムッツリさ
あー だから私はフラれて喪になるのさー

クロム様ー マスクとグラサンで
サーリャのフィギュア買ったのにー
あー 私のフィギュアはー
見向きもしなかったー

399 :助けて!名無しさん!:2015/08/20(木) 21:18:45.55 ID:O7AiaY4Z.net
連投すまん
新しい配信来たら原作の白暗透の家系図がわけわかめな件

ちょっと両親で整理してみるとして…

名前 父 母

カムイ ハイドラ ミコト
リリス ハイドラ 不明 でなんと実はカムイと姉妹同士

リョウマ スメラギ 前の奥さん
ヒノカ スメラギ 前の奥さん
タクミ スメラギ ミコト
サクラ スメラギ ミコト

マークス ガロン エカテリーナ
カミラ ガロン エカテリーナ
レオン ガロン エカテリーナ
エリーゼ ガロン お妾さん

アクア 前の透魔王 シェンメイ

ガロンとシェンメイも再婚してるけど子供は無し
シェンメイとミコトは姉妹なのでアクアとカムイは従姉妹同士

で、あってるんだろうか?
KINSINN婚してしまえるのってタクミとサクラだけなんだろか

400 :助けて!名無しさん!:2015/08/21(金) 08:42:17.93 ID:jLuQxjza.net
暗夜のきょうだいは全員母親が違うぞ
エカテが産んだのはマークスだけ

401 :助けて!名無しさん!:2015/08/21(金) 08:57:16.90 ID:MNo82cKC.net
タクミとサクラも前の奥さん(イコナ)の子だぞ
前妻がまだ生きてるのにスメラギがミコトを迎えたとかおかしいところはあるが
古文書によるとそうなってる

402 :助けて!名無しさん!:2015/08/21(金) 08:59:03.97 ID:BVgMym8P.net
タクミとサクラも母親は前の奥さんじゃなかったかな?
兄弟間の血の繋がりはなかったと思う。

403 :助けて!名無しさん!:2015/08/21(金) 09:45:28.39 ID:MjO2MbV9.net
>>399
白夜の四人は互いに全員血縁でスメラギとイコナ王妃という前妻の子
暗夜の四人は全員母が違ってマークス母だけエカテリーナって名前が判明
ここが違うよん

資料館の王家の血ってとこ(8番の資料をローマ字に振り当てると訳せる)を見ると分かる
確かに最初サクラとタクミの支援見た時そのあたりめちゃめちゃ混乱させてくれたw
当たり前のように母親が違うってこっちが聞いてない前提で話さないでっていうw
つまり、

シグルド「君は…白暗夜家のカムイくん」
カムイ「ちょっ、その神器を収めて下さい」
シグルド「君はKINSHINの可能性に溢れた設定だと聞いた」
カムイ「そう、それゆえこの複雑すぎるお家事情をあなたにお話にきました」
シグルド「お家事情…そんなの聞くのは悪い気もするな」
カムイ「いえ、別に隠してませんしただでさえ神器飛び交うわが家にティルフィングも追加されちゃかなわないんで」
シグルド「うっ…耳が痛い…でもKINSHINはダメゼッタイ…」
カムイ「それでは説明しますね(ガリガリ)」
シグルド「えっ、そんな地面に描いちゃうと軽いんだけど」

カムイ「…で、父上(バツゴ)と、母上(バツイチ)が再婚したわけで…」
シグルド「駄目だそろそろ突っ込ませて」
カムイ「まだ途中なんですけどね」
シグルド「全員死別のバツゴって何!?保険金目当ての結婚詐欺か!!」
カムイ「夜の父上が激しすぎたのが原因かと…暗夜王だけに」
シグルド「別にうまくないわ!」
カムイ「でもアシュナードさんとことか奥さん丈夫な方ですしやっぱ覇王系の妻ってなかなか大変かと」
シグルド「あと何これえっ、白夜の兄弟たちの…君の義父さんスメラギ氏は…重婚じゃないのか!」
カムイ「いや…そのへん僕もよくわからないんですが…イコナさんが亡くなるまでは再婚してない可能性…?」
シグルド「でも『愛した女性の子なら』と君を受け入れてるんだろう?アウトだろ!」
カムイ「まあそれ言ったらガロン父上とか本当は重婚もいいとこなんですけどね」
シグルド「ここではそういうの無しにしよ!JUKONもダメゼッタイ!」
カムイ「まあ結論言うと僕と一番血が濃いのはいとこのアクアなんで心配は無用です」
シグルド「まあいとこ婚は認められてるしな…私のセンサー的には微妙だが」
カムイ「あと血縁の兄弟同士も至って健全な関係で詳しくは支援をご参照下さい」
シグルド「このサクラという娘はAKJの某過激派と似た要素が多く危険視していたが…なかなかどうしていい娘じゃないか」
カムイ「分かっていただけましたか?ではこれで…」
シグルド「待て!君の実父の話だけすっぽ抜けてるぞ」
カムイ「えっと、実父は…」
シグルド「あっ、これ空気読まないといけない感じ?」
カムイ「いえ、説明が難しいんです…なんというか…無性生殖?」
シグルド「え?」
カムイ「僕的には僕が産まれたのに連動して本体から産まれたんだと解釈してるんですけど…じゃあ双子的な?」
シグルド「ちょっと、ちゃんと教えてくれ!君にはまだ兄弟がいるのか!?」
カムイ「あー、やっぱこれはややこしいんでまた今度!とにかくうちは大丈夫なんで!」
シグルド「っておーい!…行ってしまった。まあ大丈夫そうか」
(物陰)
リリス「カムイお兄様…妹と告げられずとも、私の全てをあなたに尽くし見守っております…」
シグルド「ん!?私のセンサーが!!」
リリス(竜)「(ボンッ)ご当地ゆるキャラのリリスですー☆」
シグルド「気のせいか…」
プリシラ「ふふ…豊作を期待した今作、肩透かしを食らったけどここにきていい同士を見付けました…」

こんな感じ

404 :助けて!名無しさん!:2015/08/21(金) 12:30:42.31 ID:RyNWpEgY.net
マークス「…シグルド義兄上的には、血のつながりのない育ちの兄はKINSHINとやらにあたるのだろうか…」
レオン「ちょっ!?兄さん?義兄上ってなんだよ!?義兄上って!」

405 :助けて!名無しさん!:2015/08/21(金) 12:59:08.17 ID:CDFL42IR.net
>>403
リリスはゆるキャラ扱いなのかw


ガロン(水の眷属)「儂も流行りのゆるキャラになってみた。着ぐるみだが」
ハイドラ(仮面)「若い子にチヤホヤされたくて」

公園で踊るゆるキャラ?2体とノフェラトゥダンサーズ

セルジュ「はぅぅ…、これは天国でしょうか…?(恍惚)」
セリス「可愛い!一緒に写真撮らせて下さい!」
エリンシア・リリーナ・デジェル「ノスフェラトゥにゃんの筋肉ハァハァ」

アクア「みんな幸せそうで何よりだわ」
カムイ♂(突っ込みどころしか無いのは気のせいだろうか?)

406 :助けて!名無しさん!:2015/08/21(金) 17:59:17.47 ID:EPJWKH1z.net
いっそ重婚ありならこうだろうか
原作は王侯って考えると重婚も別におかしいことでもないけれど

>>401
カムイ「ちょっと待って。スメラギさんは王様だよ?和風に言うと大名だよ?正妻や側室が複数同時にいてもおかしくないってあたしは思うの」
ガロン「今の話、まことか?」
カムイ「うん、あたしもマイキャッスル拡張したらいつか後宮整備したいなーって思ってるし、お婿さんは少なくても10人くらいは欲しいです!」
ガロン「ふむ…………」




ガロン「と、いうわけで聞けい我が子たちよ」
マークス「急に我らを集めて…何事ですか父上?」
タクミ「ふん、ラスボス友の会の集会あったんだぞ、父…じゃなくてガロン。僕もあんたも一応ラスボスだってのにそれより大事な用か?」
エリーゼ「私もフラグ折の名人がいるって聞いて死亡フラグ折ってもらいに行くところだったのにー!」
レオン「まあ落ち着けよ。それは次の機会でいいだろ」
リョウマ「して、何を発表しようと?」

ガロン「お前たち、新しいお母さんだ。ミコト共々母として仲良くするのだぞ」
シェンメイ「そういう事なので…よろしく」
ミコト「姉上がいらした時はびっくりしましたけれど…うふふ、姉妹でずっと一緒、旦那様まで一緒だなんて素敵ですわ!」
ヒノカ「待て、待て待て!?それ、それ、いいのか!?それ!?」
アクア「お、お母様……どこから突っ込んでいいのでしょうか。私」
ガロン「兄弟家のカムイが側室持ってもかまわんと言っていたぞ?」
カムイ「カムイちゃん…どうしてあの娘はこうも余計な事言うかな…ただでさえややこしいうちの家系事情がカオスじゃないか…」
ガロン「と、言うわけで今夜は三人でハッスルする。だからお前ら全員邪魔だから今日は友達の家にでも泊まってこい」
ミコト「まあ……♪」
シェンメイ「////////」
レオン「聞きたくないよ!?親のそんな生々しい話!?」
ガロン「新婚ホヤホヤのアツアツカップルなのだ。大目に見よ。こづかいやるから」
カミラ「仕方ないわねぇ…ベルカの家にでも行ってようかしら…」
フォレオ「あうあう…僕に弟か妹ができるのかなあ…」
キサラギ「楽しみだね〜〜♪出来たら抱っこしてみたいな!」
ジークベルト「気が早いぞ……」
シノノメ「もう何人増えたっていいんじゃね(投げやり)」

アクア「お母様…いったい何を好き好んで…」
シェンメイ「…貴女も大人になったし一人身もそろそろ切ないし、いいかな、なんて」
アクア「それにしてもよりにもよって…」
ミコト「あら、ガロン様は可愛らしい方なのよ?見た目は厳めしいけれど、>>405みたいに茶目っ気のあるところがわかれば、ね」
ガロン「ふん、戯言を言うな…/////」
シェンメイ「あっ、照れてる照れてる!?」
サクラ(どうしよう…別の意味でちょっと萌えてしまいました…お稲荷様、アサマさん、サクラは巫女としての修業が足りませんか?)
カミラ「ときどき見せる男の人の可愛らしいところに母上たちの世代は弱いのよねぇ。きっと」
ヒノカ「お前は見た目充分あっちの世代だろうが」
カミラ「あらぁ何か言ったかしら?くすくす、いやねぇ。持たないものの僻みって」
ヒノカ「なん……だと……」
カンナ「お小遣いもらったーわーい♪」
カンナ「きゃー♪」
ヒノカ(毒気をぬかれた…なんかもうどうでもよくなってきた…)



サクラ「と…いう事が昨日家でありまして…」
カムイ「え?マジで?あたし、気が付かない内にガロンさんの恋のキューピッドしちゃったの?」
サクラ「……うん、わかってます。わかってます。悪気はないことは。えと、ええと…三人とも仲良いからいい…の、かなぁ…釈然としないけれど」
キヌ「人間の諺でこういうんだよね?こまけぇこたあいいんだよ!」
サクラ(お稲荷様、どこでそんな言葉覚えてくるんだろう…)

407 :助けて!名無しさん!:2015/08/21(金) 18:19:25.90 ID:C8MRFzXz.net
ガロンがジゴロキャラになりかねない件

408 :助けて!名無しさん!:2015/08/22(土) 19:21:55.24 ID:LxBsQ/Lp.net
葉っぱが嫉妬に狂いそうだ…

409 :助けて!名無しさん!:2015/08/22(土) 23:34:19.83 ID:+hM3FmAR.net
そういえば口説きに関してはマークスも中々だったな

410 :誰かうちの長兄にサイレスかけてください:2015/08/23(日) 08:19:47.36 ID:KvjwXhTk.net
(暗夜家)
ガロン「シェンメイ、ミコトよ。さぁ、もっと近う寄れ」
ミコト「まぁ、ガロン様ったら。子供達が見ていたらどうしますの?」
ガロン「構わぬわ、仲睦まじい夫婦の姿こそ屋内円満の秘訣だろう?」
シェンメイ「まぁ、ガロン様ったら…//」

イチャイチャ

マークス「あの、父上……」
ガロン「む、なんだ。マークス。わしがシェンメイやミコトといる時は部屋に来るなと言っておろう」
マークス「いえ…父上宛てに速達が届いていたもので」
ガロン「…のぅ、マークスよ。そなた、弟妹が増えるのはさぞ嬉しいだろうがそろそろ自分の子を持ちたいとは思わぬか?」
マークス「!!…そんな滅相も無い!私はまだ父上のような暗夜の世継ぎとして求められるべき技量を持ち合わせておりません故…」
ガロン「じゃが、わしがエカテリーナとの間にお前を設けたのは丁度お前くらいの年だったが。お前はちと堅物過ぎるのだ、その年で女の1人2人居らずしてどうする」
マークス「…失礼、致します…」



マークス「……はぁ、何故ああも父上は女性関係にだらし無いというか…」
シグルド「ん?あなたは確か暗夜家の長兄マークス殿」
マークス「!あなたは…シグルド義兄上!…すまぬ、溜め息などみっともない姿を晒してしまった!」
シグルド「はは、シグルドで構わない。思えば、きみと私とは共に大家族の長兄という何かと気苦労の絶えぬ立場だ。私でよければ相談にも乗ろう。ここではなんだから、居酒屋にでも行って語らないか?」
マークス「シグルド義兄上…礼を言う」

という流れで近所にある居酒屋で?む事になったシグルドとマークス。
酒が入った故かその口調は次第に愚痴の混じったものになってゆく。

マークス「父上は毎日のように私に嫁はまだかと迫ってくる。私とて結婚に興味がない訳ではない!分かっている、分かっているのだ…だが」
シグルド「うんうん、分かるぞマークス殿。私の方も、姉上がしつこく迫るんだ!童貞だの、キスも未経験だの、イチャラブネタも弟妹達ばかりで泣きたい気分だ!」
マークス「なにっ!?義兄上もそうなのか!?」
シグルド「私にはディアドラという愛する女性がいるのに、私より地位も名誉も高いアルヴィスが何から何までディアドラの気を引き妨害してくれる!」
マークス「くっ、私も愛する女性が自分以外の男を思うなど嫉妬で自分が狂ってしまいそうだ、よく分かるぞ!」
シグルド「彼女の為に、プロポーズの台詞だって考えているのだ!アルヴィスなどに負けはしない!」
マークス「それは、私も!この通り、婚約指輪だって用意したのだ!」
シグルド「怖れているばかりでは何も変わらない!二人の気持ちが同じなら(ry」
マークス「もうお前は、妹ではない…。もっと、二人だけで過ごせる時間が(ry」
シグルド「きみにキス出来ない(ry」
マークス「今度はお前に、愛を教え(ry」
シグルド「神よ、もし私達の愛が許されぬというのならその罰は私だけに(ry我が愛しきディアドラを、永遠に(ry」
マークス「その髪も肌も……私だけのもの(ry」

シグルド「……」
マークス「……」
シグルド「ふっ、きみの愛の語らいもなかなかのものだな…」
マークス「いや、それはシグルド義兄上こそ…」
シグルド「だが、まだまだこんなものではないぞ」
マークス「……臨むところだ」

二人の(色々とこっぱずかしい)愛の語らいという名の口説き文句合戦は、(居酒屋にいた人々と空気に永続フリーズをかけながら)明星まで続いたという。



カシム「シグルド、ヨハン、マークス。
紋章町の三大ポエマーの名はこうして語り継がれるようになったのです。
え?情報料?1,000ゴールドほどいただけませんかね?
実はうちの母が重い病気で…」

411 :助けて!名無しさん!:2015/08/23(日) 09:21:36.28 ID:36/3NBzQ.net
エポニーヌ「シグルドさんとマークスさんが熱烈に愛を語り合っていたって…きゃあっ♪聞きたい聞きたい♪」

つ 1000G

…居酒屋にいた他の客たちからあらぬ誤解をされそうな気がほんのわずかに
みんな酒入ってるだろうしね
乙でした!

412 :助けて!名無しさん!:2015/08/23(日) 11:55:38.37 ID:HR29rVns.net
聞いた後で話が違うと言われてカシムがシャイニンンボウで射抜かれそうだなw

413 :助けて!名無しさん!:2015/08/23(日) 17:46:47.28 ID:dRH7Rax8.net
マークス兄さんは発売前からシグルドみたいなポエム語りそうとか言われてたなw
頑固オヤジキャラで気が合うこと確実
リョウマ兄さんはチート無双性能といい大真面目に天然なとこといいアイクと似てる

414 :助けて!名無しさん!:2015/08/24(月) 03:13:47.08 ID:BlAtqaYn.net
マニキのジークフリートは北欧神話のシグルド(英語名)だしな

415 :おっさんたちのエレジー:2015/08/24(月) 06:35:50.74 ID:3lv52Pq6.net
シグルドはヤケ酒を喰らっていた。理由は大体いつもどおり。
今日もアルヴィスとの争いに負けてしまい週末のデートをディアドラはアルヴィスと共にしている。
敗因を分析すると理由はいろいろとあるわけだが>>410でボヤいたように地位や名誉も相手が上なのだがそれだけではなく、
収入も将来性も頭脳(指揮レベル)も上をいかれてしまい、男としてのスペックは大体相手が上という強敵。
なかなかシグルドの恋路はきつい。顔は人の趣味が入るけどあっちの方が女性受けしそうな気がするし…
こちらが勝っているのはお人好し度くらいじゃないだろうか?
強さは武器の相性まで含めるとこっちが上だと思うけれどそれもセイジ時代までの話。
エンペラーになられたらタイマンじゃもう無理だ。
シグルド「はぁぁ……将来の子供のステータス考えたらアルヴィスと結婚した方がディアドラにとっても幸せなのかなぁ…スキルが被るんだから私って手もあるはずなのに」
溜息が出る。
しかもだ。FE史上唯一KINSINN兄妹結婚を成し遂げたとあってAKJが強烈に応援していたりもする。こりゃきついわ。

シグルドが居酒屋のカウンターで自棄飲みしてるとふと隣の男と目があった。
ハーディン「くっ、なぜだ…どうして…ニーナ…私の何が足りないというんだ…」
隣の髭の男は涙で目を紅くしながら自棄飲みしている。
彼はシグルドと違い結婚はできたのだが、それだけに逆に悲惨かも知れない。
嫁は政略結婚で愛情は欠片も無し。他所の美男を思っては溜息ばかりついている。
彼なりに愛情を示してはきたのだが、注いだ愛情が返ってくるとは限らないのがこの世の中。
それをわかってはいてもそれに耐えられるほど彼は強くなかった。
目と目があったハーディンとシグルド。
恋敵に推されっぱなしの似たような境遇の男ふたり。もう言葉は要らなかった。
シンパシーを感じた彼らは飲んだ。飲んで飲んで…
気が付いたらシグルドの逆隣に新たな客が。

スメラギ「店主…焼酎を頼む…」
立派な陣羽織羽織ったお侍さんだ。
最近まで…具体的にメタ言うとIFの解禁日に開国したばかりの白夜区の人だろう。
あそこは鎖国政策していたが最近開国したばかりで他所の影響小さかったために文化は独自だ。
スメラギ「……みこと〜…我が子たち〜しくしくしくしく……」
そして…彼もまた人生に疲れた悲しきおっさんであった…
シグルド「その一杯は私が奢ろう…」
ハーディン「我々でよければ話を聞こう…」
スメラギ「そなたら…かたじけない…」

彼は語った。
スメラギ「それがし分け合って死んでおってな…侍たるもの朝な夕な死の覚悟を持つ者…それはよいのだが…
      生き返る手段もいろいろあるこの町、生き返ってみたら嫁が再婚し子供たちもその家に引き取られておった…
      今は一人、晩飯にかっぷらあめんをこさえてナイターの中継を見ながら静寂な家で暮らしておる…」
シグルド「そ…それは…」
ハーディン「ある意味我々よりも悲惨…かも…」
スメラギ「よい…不甲斐なく死んだそれがしが悪いのだ。嫁も子供たちを養う生活があっただろうし、なにより新しい恋路に生きて幸せになってもらった方が…死んだそれがしばかり思って暮らすよりよほどよい。
      よい…わかってはいるのだが、自棄酒くらいは…な」
シグルド「そ、そうだ…飲もう…一緒に呑もう…酔いつぶれるまで…のもう…ぐすっ」
ハーディン「ちくしょー!女がなんだー!」
スメラギ「そうじゃー!男一人でも結構生きていけるもんねー!」
シグルド「中年童貞の何が悪いの!」
ハーディン「え?」
スメラギ「お、おぬし…その歳でまだなの?」
シグルド「え……お、おかしいかな?」
ハーディン「…何もいわず…潰れるまでのもう」
スメラギ「言いたい事があったらそれがしたちが聞くから…」
シグルド「何、ちょ…なにこの流れ?スメラギさんを慰める流れだったじゃないか?なんで私が一番悲惨な感じになってるの?うわああああんっ潰れるまで飲んでやる!!!」


こうして三人のおっさんの夜は更けていった…

416 :助けて!名無しさん!:2015/08/25(火) 19:40:07.73 ID:3I59tEs+.net
兄弟全員が食堂担当した場合、作りそうな料理ってこの辺だろうか

ミカヤ おばあちゃんのぽたぽた焼き
シグルド 赤提灯風味焼き鳥
エリンシア お母さんの卵焼き
アイク 漢、大将の寿司
クロム おっぱいプリン
エリウッド 胃に優しいおかゆ
ヘクトル 相撲部屋のちゃんこ鍋
エフラム おもちゃもついてるお子様ランチ
エイリーク 高級感漂うフレンチ
リン ジンギスカン
カムイ(この辺?みんなどの辺のイメージ?) もっとも愛する憩いの場、温泉たまご
マルス 島国タリスの焼き魚
アルム フルーツサラダ
セリカ 精進料理
セリス カラフルなパフェ
リーフ タダで食える空気とお冷
ロイ 家庭科の定番、カレーライス

417 :助けて!名無しさん!:2015/08/25(火) 20:46:23.70 ID:1zpbdlWG.net
>>416
リーフ本人ならそれでいいかも知れんが、このスレのリーフは経済観念しっかりしてるんで、おからクッキーとか安いものをおいしく加工した上手な貧乏料理だと思うぞ。

418 :助けて!名無しさん!:2015/08/25(火) 21:05:35.71 ID:P73bBFj/.net
むしろ食える空気なんて作ったら高額で売りつけそうだw

やっぱり山賊焼きとかがお手のもなんじゃないかな?
山から採集すれば原価タダだし

419 :助けて!名無しさん!:2015/08/26(水) 12:26:48.04 ID:iu7gMeNB.net
WiiUで封印配信決定おめでとうロイ

奇しくもスマブラDXでロイが先行登場→封印発売した時と同じ流れなんだね
逆説的にスマブラに出れば何かしらFEで出番がある・・・?
アルムさん朗報です

420 :助けて!名無しさん!:2015/08/26(水) 13:47:59.38 ID:Rwn1/8m5.net
そろそろ幻影異聞録の発売日をだな

421 :助けて!名無しさん!:2015/08/26(水) 18:12:59.15 ID:LdDgsSQ1.net
ならば記念で

ロイ「うおおおおおおおおっ!!!」
カムイ「まだまだ!気合が足んないよ!もっとお腹の底に力を入れて」
ロイ「はあああああああああああああああっっっっっ!!!!!…………喉が枯れてきたよ姉さん…」
カムイ「うーん…今回もダメだったかぁ…」
リン「何してんのよあんたら。けたたましい絶叫したりして…」
カムイ「んとね。ロイも竜石使えるようにならないかなって思って特訓してたんだ」
ロイ「僕の奥底に秘められた二つの魂…相反するそれを我が手に従えた時…我はこの世で並ぶ者無き魂の戦士となる…それは前世より定められしカルマ…」
リン「日本語でしゃべりなさい日本語で」
カムイ「要約すると原作じゃ場合によっては竜族と人間のハーフなんだから竜石使えてもいいじゃないかって言いたいわけね。あたしもそうだし」
リン「把握。でも確かソフィーヤとかもそうだったけど使えないし…」
カムイ「やる前から諦めちゃだめだよ!あたし、ロイの可能性を伸ばしてあげたい!」
ロイ「定められた宿縁がわが身の内で目覚める時、我は天かける竜となる!」
リン「なんかツボに入っちゃってるし…あんた、竜石使う時どうしてんの?」
カムイ「手に持ってバーッとしてグーッとしてキェェェェ!で竜になるよ?」
リン「さっぱりわからんわ!?」
カムイ「リンみたいに感性の摩耗した人にはわかんないんだもん!ロイはわかるよね?」
ロイ「魂が鼓動し共鳴した…」
カムイ「ほら!」
リン「うん、わかった。好きにやってなさい……」

(数時間後…)

カムイ「……今日はこの辺にしようか…」
ロイ「……うん……」
リン(あれからなんだかんだでずっとやってたのね…どうみても間違った方向の努力だけど…)
カムイ「…………ねーぇロイ?」
ロイ「なに…姉さん」(しょんぼり)
カムイ「昔みたいにさ。お姉ちゃんとお風呂はいろっか?」
ロイ「え!?い、いいよそんなの!?僕、もう中学生だよ!?」
カムイ「あー、紅くなってるっかわいい〜〜♪」
ロイ「な、何言ってるのさ!もう!」
カムイ「そっかあ、そーだよねえ。そーゆうのに興味出る歳だよねえ。ね、ね、リーフやクロムお兄ちゃんたちとさ。ちゃーんとシェアしてる?」
ロイ「何をさ!?」
カムイ「エロ本」
ロイ「してないよ!?」
リン「あんたほんとそういうとこオープンよね…」
カムイ「猥談好きだし?そっかー恥ずかしくて借りられないかー、よぉしお姉ちゃんが一肌脱ごう!」
リン(文字通りの意味だと思うけどカムイが言うとリーフみたいにほんとに脱ぎそうで心配なのよね…IFの服剥ぎってなによあれ…)
ロイ「な、なにする気なのさ!?」
カムイ「ん、リーフたちから代わりに借りてきてあげるっ、お姉ちゃんが泥を被ってあげよう」
ロイ「い、いいよそんなの!いらないから!」
リン「あんた時々あの二人とそういう話してるでしょが、いつもの事だから泥被った事にならないんじゃ…」
カムイ「じゃ、リンのレディコミの方がいい?過激さなら下手すると男性向けエロ本よりはるかに凄いけど…ロイにはちょっと早いかも」
リン「よ、余計な事言わないの!?//////って、なんで知ってるのよ!?」
カムイ「リンわかりやすいし」
ロイ「うん、わかりやすいよね」
リン「くっ……って…あれ?」
カムイ「どしたの?」
リン(しょげてたロイがいつの間にかいつもの調子に…ロイを元気付けようとしてわざとふざけたのかしらカムイ?)

カムイ「で、リリーナちゃんとはどこまで進んだのかなぁ〜〜〜?お姉ちゃんに話してみ?ノノすら子作りしちゃう紋章町だけど、そこまで行っちゃうのはちょっと早いよ?でもしちゃった?しちゃった?」
ロイ「し、しし、してるはずないでしょ!カムイ姉さんのバカ!エッチ!僕よりシグルド兄さんの心配をしなよ!そろそろまずい領域でしょ!」
カムイ「……あっちはネタにできないよ…弄れないよ…本気で深刻なんだもん…」

リン(…そんなわけないわね…やっぱ天然ね。素ね。あれ)

カムイとロイの絡みを妄想してたらこんなんなった…どうしてこうなった…
でもなんかカムイはロイ弄ったりからかったりしてなんだかんだで仲好さそうな気がする

422 :助けて!名無しさん!:2015/08/26(水) 19:09:02.57 ID:i20hci5N.net
カムイとロイの絡みいいね!
確かにからかいつつも仲良くなりそう
カムイちゃんは誰をいじって良くて誰をいじっちゃだめとかは直感的に見抜いてそう

423 :助けて!名無しさん!:2015/08/27(木) 08:35:01.46 ID:11jAkVyJ.net
小学生や幼稚園くらいのころのカムイなら人前でロイのズボンとパンツ下げて泣かせるくらいはした気もする
そうして子供はやっていいことと悪いことを覚えていくのよね

カムイの服剥ぎが今ではちゃんと下着を残すのはそういうことなんだろう…

424 :助けて!名無しさん!:2015/08/27(木) 11:18:07.46 ID:hvsId48t.net
>>421
魂が躍動し、血が騒ぎそうなネタだなw
ウードとオーディンが大喜びしそうだぜw

425 :助けて!名無しさん!:2015/08/27(木) 16:51:25.24 ID:yQzidWBr.net
*カムイ♂マイユニ家設定

カムイ♂「他のマイユニにパルレされたいとの声を受けて、各人の部屋を作ったよ!これでいつゼロを撫でてても文句言われないもんね!」
ルフレ♀(標準)「私たちは三人一部屋ですけど、まあルフレだけで六部屋は無理ですし仕方ありませんね」
クリス♂「早速他の人にも紹介しないとな。まずはマルス様に…」
マーク♂♀「「わーい自分の部屋だー!!」」

数日後
エリウッド「マークのマッサージは本当に気持ちよかったなあ。肩こりが大分楽になったよ」
クロム「エリウッドじゃないか、お前も呼ばれてきたのか?」
エリウッド「あ、クロム兄さん、偶然だね。マークにマッサージしてもらったんだ。兄さんはルフレさんに?」
クロム「あ、ああ…」
エリウッド「元気がないようだけど僕で良ければ話してみてくれないかい?」
クロム「……三人一部屋はキツイ」
エリウッド「え?」
クロム「お前には分かるか?女の子に部屋に誘われて高鳴る胸を抑えつつドアを開けた時の気持ちが!
    三人のルフレが代わる代わる俺を…、げふんげふん。とにかくそういうことが全く起こらない訳じゃない、その可能性は否定できない筈なのに!
    どうして暗愚王と覇王に挟まれて撫でられなきゃならないんだ!」
エリウッド「ああ、一対一×三組だったんだね」

ルフレ♂(標準)「よかった、まだ帰ってなかった!」
ルフレ♂(ショタ)「クロムさん、エリウッドさん、僕たちの部屋に来てくれませんか!」
エリウッド「え?いいけれど、僕たちでいいの?」
ルフレ♂(標準)「ああ。情けない話だけど、女の子を呼ぶといろいろ問題があって…」
クロム「お前また複数の支援S点灯放置してるだろ」
ルフレ♂(ショタ)「だから男の人とか娘を誘ったりしてたんだけど、流石に限界が…」
クロム「限界?」
ルフレ♂(標準)「頼む、俺が娘というKINSHINに手を出す前に…」
ルフレ♂(ショタ)「僕が男性を恋愛対象として見る前に…」
クロム「…思ったより深刻だな。というか、一人足りなくないか?」
ルフレ♂(標準)「ああ、あいつはもう…」

ルフレ♂(大人)「やっぱり生身より画面の向こうだな。今日も魔女っ娘ミカリンでハァハァするんだ…!」


クリス♀「あら、エリウッドさんにクロムさん。さっきお帰りになったのでは?」
ルフレ♂(標準)「俺たちが引き留めてるんだ」
クリス♀「ああ…(察し)」
エリウッド「クリス、キミも誰かを呼んでいるかい?」
クリス♀「あ、はい。この後カタリナが来るんです。最近は隔日で来てくれるんですよ。自慢の相棒です。」
ルフレ♂(標準)「隔日?カタリナなら男女それぞれに昼夜ローテで来てもおかしくないような…」
クリス♀「多分私たちがマルス様の親衛隊をしている時間は家にいないからでは?」
ルフレ♂(標準)「…そうだな。俺の考えすぎだった。」


カタリナ「白夜職業訓練センターですか?カタリナと申します。ええ、忍者で、受験番号が……え、合格ですか!ありがとうございます!
     はい、引き続き願書をお願いしたいんですが。はい絡繰師で。写し身習得コースです。お願いします。(ガチャン)」
クライネ「あんたどこに電話してたのよ?」
カタリナ「うふふ、秘密です。」

426 :びゃくやっ!〜ヘクトル来襲編〜:2015/08/29(土) 21:17:44.23 ID:XWMB3cv5.net
>>386の続き的なネタが浮かんだので投下

グラサンにマスクの怪しい風体の大男が白夜区をうろついている。
男の名はヘクトル。ここにやってきたのは食べ歩きのためだった。
寿司…天ぷら…蕎麦…すき焼き…刺身…粉物系も言うに及ばず。
白夜の飯の美味さは美食の王様オリヴァーをして東洋の真珠と言わしめたほどであった。
なら普通に行けばいいじゃんと思うのだが…それができない理由があるのだ。

ヒナタ「なぁなぁこないだの相撲大会に紛れ込んだ異人さん、すっげえ突っ張りだったよな!」
リンカ「ああ、あの膂力は凄まじいものがあったな。また取り組みを見てみたいものだ」

詳しいと言うほど詳しい事は書いていないが>>386でちょっといろいろあった結果、ヘクトルはこの区の連中に横綱に祭り上げられてしまった。
白夜の嫁になりたい三大人気職といえば役者、大名、力士であるので道を歩いているだけでサインを求めるファンが集まる始末になってしまったわけで…
ヘクトル(くっそ…なんで俺がこんなこそこそしなきゃならねぇんだ…だいたい俺は相撲取りじゃねぇっつうの!)
と、いうわけである。
じゃあここら辺に来なければいいのだが、牛鍋やたこ焼きを我慢できるヘクトルではない。

ヘクトル「…ま、周りの奴ら気付いてねぇよな…よし、あそこの茶屋であんみつでも食うか!あんみつ一丁!」

漆黒「このあんみつを食べられよ」

ヘクトル「………もう進出してきてたのかよ……ま、まあいいけどよ…」
漆黒「…白夜の甲冑は黒色のイメージが強いと思うぞ。他は赤そなえくらいじゃないだろうか」
ヘクトル「いや、それ関係ねえから」

腰かけに巨体を降ろすとヘクトルは往来を眺めながらあんみつに舌包みをうつ。
時代劇で見るような峠の茶屋みたいな風体のどこか落ち着く店構えだ。
露地置きの腰かけなので日差しが気持ちいい。
ヘクトル「うめぇうめぇっ!甘くて舌にからみついてたまんねぇ!うめぇ!」
キヌ「……じ〜〜〜〜〜〜〜」
ヘクトル「リンの奴ぁ俺みてぇなムサ男にスイーツ(笑)なんて似合わねぇなんていいやがるが男だって甘いもんは好きなんだっつの。うんうめえ!」
キヌ「………じ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
ヘクトル「って、いつの間に隣に座ってるんだチビ…なんだよ。食いてえのか?」
いつの間にやら横に座ってじっと見上げてくる妖狐の子供が一人。
狐耳や尻尾を生やした風体にも、ラグズを見慣れていたために驚かずに済んだ。
白夜にもそういう奴いるんだな、くらいの感じである。
キヌ「……横綱?」
ヘクトル「……………ち、違うぜ。人違いじゃねぇか?」
キヌ「んーんっ、やっぱ横綱だよっ!この出っ張ったお腹っこのおっきい身体!あたし、前の相撲大会見てたもん!ぜったいよこづ…むーっむーっ!」
ヘクトル「しーっしーっ!」
とっさに口を掌で塞ぐと、人差し指を口の前に立てて、しー、のジェスチャーである。
わずかに聞きつけたらしい通行人の中でざわめきがおきつつあった。

ヒナタ「横綱!?どこだどこ!サインもらわなきゃ!」
モズメ「あ…わわ…っ…手ぇ洗わへんとっ握手握手…!」
ツバキ「完璧に並ばないとねぇ。長い列作って乱れずに並ぶのは他国に見られない完璧な白夜名物だよねえ。ところで列の最後尾はどこかな?」

通行人たちが横綱ヘクトルを探し始める。
やばい。このまま見つかったらめんどくさいぞ。
どうしようとヘクトルが思案するのも束の間。
騒ぎは別の処からも起こりつつあった。

427 :びゃくやっ!〜ヘクトル来襲編〜:2015/08/29(土) 21:18:40.49 ID:XWMB3cv5.net
ロンタオ「どうも、白夜のみなさん。ノスフェラトゥに変えられてしまった薄幸の美少年です。可愛い僕がこんな醜い化け物になったなんて耐えられないので自棄を起こして暴れます」
ノスフェラトゥ軍団「グオオオオオオオオオオッッッ!!!」

オボロ「これは暗夜の策略よ陰謀よっ!タクミ様返しやがりなさいよガロンのヒヒ爺!!!」
ユキムラ「今それ関係ないと思うのですが…」
イザナ「いやぁまいっちゃうなぁ〜このままじゃ町が壊されちゃうよ?」
カゲロウ「そんな白夜の危機は我ら…」
スズカゼ「百夜忍軍にお任せください!」
サイゾウ「行くぞっ二人とも!……戦いの前にアイサツから。ドーモ、ロンタオサン、サイゾウデス」 おじぎ

ロンタオ つ 乱拳

忍軍三人「「「はべら!」」」

キヌ「説明しよう!ニンジャはイクサの前にアイサツとオジギをするんだって?それやんないとスゴク・シツレイなんだってさ。ヨコヅナ?」
ヘクトル「それ…逆輸入物じゃねぇか?…って、横綱じゃねぇってば!」

リョウマ「なんだっなんの騒ぎだ!不良生徒か!」
ヒナタ「あっ、リョウマ先生!」
カザハナ「生活指導のリョウマ先生よ!これでかつる!」
リョウマ「むっ…ノスフェラトゥ共が街を……これは…奴らへの教育が至らなかった我が責任…」
ヘクトル「え、あれも生徒だったりすんの?」
リョウマ「聞けい皆!これよりこのリョウマ最後の授業を行う!…白夜侍の本懐は潔さにこそあり…見事この腹かっさばいて責任を取ってくれよう!」
ヘクトル「え…ちょっと…」
リョウマ「オボロ!白装束を持てい!」
オボロ「は、はぁいっ!ただいまうちの店から持ってきまぁす!」
リョウマ「ヒナタ!介錯いたせ!」
ヒナタ「はい先生っ!痛み苦しみ残さずきっちり介錯相勤め……」
ヘクトル「ばかお前ばか!死んでる場合じゃねぇだろーがい!」
リョウマ「そ…そうだった…つい勢いと癖で…」
ヘクトル「癖っていつもやってるんかい!?白夜人絶対おかしいよ!?俺の国じゃこんなん考えられないよ!?」
キヌ「お侍のハラキリはブシドーのうんたらかたら…あたしよくわかんないや」
ヘクトル「俺はもっとわけがわからんぞ…」

ノスフェラトゥ「グオオオオオオオオッッ!!!」グシャベキィ!
オボロ「ギャ―――――ッ!!!うちの店がぁ!? 保険金降りるかしら…カシム保険の証書どこだっけ…」
ヘクトル「それどこじゃねぇだろ!?ああもう、俺のアルマーズであいつらぶっつぶし…って、数多いなおい!?」
ノスフェラトゥの皆さん「グオオオオオオオオオオオッッッ!!!」
ツバキ「あの人数じゃ混乱は必死だねぇ。よぉーし、国際○示場の数十万人を完璧に誘導した完璧な誘導術で…はーい、押さないで押さないで、順番に一人づつ戦いましょうねー」
ノスフェラトゥの皆さん つ 乱拳×50
ツバキ「ぶべら!」

428 :びゃくやっ!〜ヘクトル来襲編〜:2015/08/29(土) 21:20:09.84 ID:XWMB3cv5.net
エポニーヌ「一般客が順番守らないとイベントが大変な事になるじゃない!?」
オボロ「なんの話よ!勝手に混じってこないでよド腐れ暗夜人!」
ヘクトル「な、何気にピンチじゃねぇかこれ?俺の斧の耐久度ぜってえたりねえぞ!」
キヌ「横綱!四股だよ!四股を踏んで!」
ヘクトル「こんな時に何言ってんだチビ!張り手や上手投げとかならまだわかるけどなんで四股だよ!」
キヌ「いいから、早く!」
ヘクトル「ちっ…わけわからんがしょーがねーな…こうか?」ノシ…ドスゥゥゥゥゥゥゥゥン

ノスフェラトゥの皆さん&ロンタオ「グギャアアアアアアアアアアアア………」
リョウマ「おお…ノスフェラトゥたちが塵になって消えていく…」
キヌ「説明するよ。横綱の四股は地鎮の効果があるんだって。聖なる横綱が四股を踏む事で地を鎮め悪霊を踏み潰しなんたらなんとか…ってアサマが言ってた」
ヘクトル「( ゚д゚)ポカーン」
キヌ「横綱っスキル欄を見てみて♪」
ヘクトル「い、いや…烈火にはスキルシステム自体無いし…」

ピコン ヘクトルはスキルを覚えた! 四股 1ターン消費、周りの魔物を土に返す。外伝のディルみたいなもん。

ヘクトル「( ゚д゚)ポカーン」
キヌ「白夜人の信仰パワーで人でありながら神のように…」
ヘクトル「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待て待て!?」
リョウマ「うむ!横綱の活躍で悪は滅びた!」
ヘクトル「しまった!?そうこうしてるうちにグラサン割れてたし!?」
セツナ「わーい……横綱だー……」
ツクヨミ「ふん、異人が横綱など気に入らぬが認めてやらんわけにはいくまい」
リョウマ「ではっ、横綱の勝利を祝って白夜名物ええじゃないか祭りを敢行するぞ!」
ヒナタ「はぁ〜〜〜っ!」
カザハナ「よいしょぉっ!」
オロチ「ええじゃないかええじゃないか♪」
ヘクトル「踊り出しやがった…なんなんだこの民族は…わけがわからん…」
キヌ「いいじゃないっ一緒におどろーよー横綱〜♪」
ヘクトル「お、おい引っ張るな!?…ちっ…こうなりゃもう自棄だ!」

その日は一日踊りあかし太鼓に笛に花火に賑やかな日であったという。

〜 後日、兄弟家 〜

ユンヌ「おーいヘクトルーあんたにハガキが来てるわよ?」
ヘクトル「あん、誰からだよ………紋章町神々の寄合の日時?なんで俺に?」
ユンヌ「アタシにも来てるわ。ほら、あんた白夜区の神だし?」
ヘクトル「………は?」
ユンヌ「ほら、あそこ八百万とかいってモブ神すげぇ多いのよ。けど、そっかぁ、あんたが神ねぇ」
ヘクトル「ま、まてまて!横綱がどうとかいうあれか!?あれなのか!?」
ユンヌ「あっちの信仰じゃ現人神って言うらしいじゃない。あんたもこっち側かぁ」
ヘクトル「む、無茶苦茶だ!人間が神とかねーだろ!なんて大雑把な宗教観してんだよ!」
ユンヌ「ま、いーんじゃない?出欠どうすんのよ?」
ヘクトル「ここまで来たらもう自棄だろ…おめーらがどんな集まりしてんのか興味があるし出てやるよ!」
ユンヌ(ま、アスタルテやドーマやみんなでお茶飲みながら近況報告するくらいのもんなんだけどね)

〜 稲荷神社 〜

サクラ「お稲荷様〜〜今月の神々寄合のハガキが届いて…あ、それ…どうしたんですか?」
キヌ「えっへへ〜〜♪いいでしょいいでしょっ!横綱から手形とサインもらった〜〜♪わ〜い♪」
サクラ「わ、わ、わぁぁぁぁぁ♪すごい縁起物ですねっ!いいなぁ…私も横綱の取組見たかったなぁ…」
キヌ「んーん、ちょっと街で騒ぎがあったの。聞いて聞いて♪」
サクラ「はいっ、聞かせてください!」

アサマ「横綱と言えば神聖であると同時に芸能人でもありますからねぇ。若い娘さんたちが騒ぐのは当然ですが…お稲荷様…変化の術を覚えろと言ったの完全に忘れてますねぇ…」
ミタマ「イベントと 縁が無い無い 引きこもり」

終わり

429 :助けて!名無しさん!:2015/08/29(土) 21:37:22.43 ID:XwELwIWz.net
投下乙です。古風な日本のネタを使えるのが白夜の強みだなw
しかし現人神を思わずげんじんしんと読んでしまうw

430 :助けて!名無しさん!:2015/08/30(日) 17:40:51.11 ID:ZpvcYxgz.net
 
ヘクトル「YABEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!」
エフラム「YABEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!」

カムイ「…何の騒ぎですか?」
マルス「毎年恒例、真っ白なまま手付かずで放置されてた宿題を片付けている脳筋二人の図ですよ」
リーフ「毎年毎年懲りないよねぇ兄さん達」
カムイ「それは大変ですね。私も手伝いましょうか?」
マルス「あんなの放っておいても大丈夫ですよ。カムイ姉さんは相変わらず甘いですね」
リーフ「そうそう。と言うかカムイ姉さんこそ宿題は大丈夫なの?」
カムイ「私はもう終わってますよ。ただ…」
マルス「ただ?」
カムイ「少しのんびりし過ぎてちょっとだけ残ってたはずなんですが、今日の朝見たら全部終わってまして」
リーフ「なにそれこわい」
マルス「見間違えたんじゃないですか?」
カムイ「かもしれないですけど…おかしいですねぇ?そもそも私、あんな男っぽい字でしたでしょうか?」

─前日の深夜in白暗家従者室

ジョーカー「いいかてめぇら、今日中にカムイ様の宿題を俺達の手で終わらせるぞ」
フェリシア「はい!任せてください!!」
サイラス 「何で俺までってかおいジョーカー。こんなのカムイの為にならないだろ」
ジョーカー「あ?何言ってやがる!あの可憐な俺のカムイ様がギリギリまで宿題やるなんざあってはいけねぇんだよ!」
サイラス 「その理屈は色々おかしいだろ!てかそもそもどうやってカムイの宿題持ち出した!?」
ジョーカー「完璧執事には不可能は無ぇんだよ!グダグダ言ってっと負の連鎖付けて小石投げんぞ!!」
サイラス 「お前そのスキル付けられないだろ!?」
ジョーカー「完璧執事に以下略だ!…ぁあ、カムイ様。貴女の為、最終日には極上の紅茶を入れて差し上げますので…」
サイラス 「…ダメだこりゃ。すまんカムイ。ジョーカーの暴走を止めれない親友の俺を許してくれ…」
フェリシア「よぅし!頑張りますよ〜…って、はわわ〜!!」ドンガラガッシャーン
ジョーカー「フェリシア!てめぇは何もせずそこに突っ立ってろ!!」

後日、ギュンターにバレてジョーカー達(+カムイ)はこっぴどく叱られました。

431 :助けて!名無しさん!:2015/08/30(日) 20:59:22.66 ID:kr8eJFQc.net
ヘクトルは宿題出せない→成績やばい→留年→学校やめる

のコースに陥ってもこの流れなら横綱で食っていけるからあまり困らない気がする
学歴とか関係ない業界だし
サインとかもブツブツいいながらも、しょうがねぇなって感じでわりと気軽に書いてくれそう
そしてキヌやサクラがヘクトルのサインで喜ぶのを見てエフラムはなんか複雑な顔をしてそう

432 :助けて!名無しさん!:2015/08/30(日) 23:26:09.47 ID:ZjeBN0my.net
現代日本ではモンゴル力士勢が割と強いから、紋章町だとサカから白夜の相撲部屋に入る人も多いかもしれないw

433 :助けて!名無しさん!:2015/08/31(月) 06:48:17.07 ID:r06RPLOM.net
ラス「…すっかり百合に走っていったリンを振り向かすには…やはり強い男である事をアピールするべきだろう。最強といえば横綱だと聞いた。よって白夜の相撲界に入ろうと思うのだが」
ダヤン「うむ、かまわんぞ。行ってこい」
シン「…俺も考えてみるか…遊牧民ではなかなか稼げないが…横綱はすごく稼げるらしいしスーにいい暮らしをさせてやれそうだし…な」



リン「いやああああああっ貴重なイケメンがヘクトル体型に!? やめてっ!それ誤解なんだから!百合違うから私!?」
ヘクトル「飯食ってる時にいきなりでかい声出すな!?驚いて噴くとこだったろうが!」
リン「な、何か今一瞬すごい嫌な予感がしたんだってば…私はスマートな美形の方がいいの!むっさいごつさとか求めてないの!」
エリンシア「スマートは女の子だけで十分、殿方の魅力はガチムチにこそあるのです!リンちゃん…あなたやっぱりそういうものを求めるのは潜在的に百合願望が…」
リン「ちゃうわ!?」

こうだろうかw
仕事してる兄弟を収入順に並べると…

カムイ(店舗多数経営)>アイク>クロム>シグルド(減給、ボーナスカット込み、マイナスが無ければクロムより高そう)>ミカヤ

だと思うけど白夜で横綱やる場合はヘクトルが一番上に来そう
FETVのCM出演とかにも呼ばれるだろうからその収入も込みで

434 :助けて!名無しさん!:2015/08/31(月) 11:46:39.75 ID:5szDLbEF.net
チャンピオンにジャンプと四大少年誌の内二つで相撲やってるし有りかもね。
そして白夜職が注目されてる間に密かにレヴナンナイトになろうとするボルトアクス将軍

435 :助けて!名無しさん!:2015/08/31(月) 12:02:51.98 ID:QjWxrBtb.net
エフラム「誰も俺の事を心配してくれない件について」
リーフ  「してもサラが来て求愛されてそこにリン姉さんやらやってきていつもの展開になるだけじゃん」

436 :助けて!名無しさん!:2015/08/31(月) 13:12:42.60 ID:SfbyzNOS.net
レヴナントになったところで魔力が伸びなきゃ意味ないって姉さんが言ってたよ

437 :助けて!名無しさん!:2015/08/31(月) 17:41:11.69 ID:r06RPLOM.net
ヘクトルが白夜系の兵種相撲取りならエフラムは必然対抗して暗夜系になるはず
>>435
従って同じ展開も破れる…かもしれない

サラ「私だって心配くらいするわ。兄様が留年しつづけていつか私と同級生になってしまったらさすがに兄様のプライドも厳しいでしょ」
エフラム「何年留年するパターンなのだそれは」
マンフロイ「だからの。留年して退学しても大丈夫な人生プランの提案に来たのじゃ。ささ、うちに入信なされ。聖職者として学歴なぞ捨てて暮らしていけばええ、儂も中卒ながら大司教にまで成り上がったのじゃぞ」
エフラム「……は?」
サラ「最近ウードが剣士辞めて魔法使いになったって言うじゃない。兄様もそのくらい思い切ったことしてもいいと思う。さ、ダークマージになりましょ」
エフラム「いや…しかしだな」
マンフロイ「以前は剣を志ながら槍に転向したと聞いておるぞ?その思い切りの良さを今回も発揮してもよいのではないかのう?」
エフラム「………ヘクトルの奴も斧の修行が一段落して徒手格闘技の修行を始めるっぽいし…クロム兄さんがチェンジプルフでいろんな兵種の修行をしてるように…俺も挑戦してみてもいいのかも…知れんな」

ヘクトル「ぶぇっくしぃ!?」
リン「いきなりくしゃみ飛ばさないでよ!?きったないわね!」
ヘクトル「いや…なんか噂された気が……
リン「そりゃFETVで横綱特集組まれたもの。有名にもなるし噂にもなるでしょ。あんたマジでやってみるわけ?」
ヘクトル「新スキルついちまったし…これはこれで強くなるためいいんじゃねってちょっとだけ…いろんな兵種回ってスキル集める覚醒方式でよ」
リン「どうせちゃんこ鍋の美味さに惹きつけられたんでしょうが」
ヘクトル「うぐっ!…否定はしねぇが決めつけられると腹立つな!」

エフラム「…なんか今ヘクトルの奴が噂話に反応した気がした…」
サラ「兄弟のテレパシー?54スレにわかってライバルしてきたものね」
マンフロイ「槍VS斧から闇魔法VS相撲、何事も新しい事に挑戦じゃて」
サラ「さらにいうとこれは主人公兄弟による暗夜VS白夜の兵種対決という見どころもついてさらにお得」
エフラム「…奴に…奴にだけは死んでも負けられん……奴が新しい事を覚えてさらに強さを増そうというなら俺だってやってやろうではないか!」
セリカ「ま、まったまったまった!?そんな邪教に入信とかだめよ!どうせ入信するならミラ教にしてよ!」
サラ「あ、布教の横入とかずるい」
セリカ「だまらっしゃい!ただでさえ最近ヘクトル兄さんから異国の信仰の香りがしてイラッとしてたのに…これ以上兄弟を異教に惑わされてたまるもんですか!」
カムイ「ちょわっ!」 つ 飛び蹴り
セリカ「げふぅ!…い、いきなり何するのよ!?」
カムイ「だーめだーよ。ミラ系の兵種じゃ白夜VS闇夜兵種対決にならないじゃん。IFネタ勢いあるうちに畳みかけたいんだから妨害はアタシが許しません」
セリカ「うぎぎぎ…姉さんといえども邪魔はさせない!」
エフラム「よせっ!妹たちよ!喧嘩はよすんだ!俺のために争うな」
サラ「はい、これで解決、別の場所に飛ばすから心配ないわ」 つ ワープ
セリカ「あ…ちょっと…」 IN ミラ神殿 
サラ「はい、もう一回」☆5再行動 つ ワープ
カムイ「ひゃぁっ!?待ち…」 IN マイキャッスル
マンフロイ「これで喧嘩も収まったのう。ささ、さっそく修行と参ろうか」
エフラム「う…うむ、何か心配だが」

マンフロイ(ククククク…このまま婿殿をなし崩しにサラとくっつける好機…)
サラ(機会は活かさないとね…)

438 :助けて!名無しさん!:2015/08/31(月) 20:00:18.60 ID:SfbyzNOS.net
オーディンは力と魔力の成長率バランスがおかしいせいで結局ダークナイトで剣振ることになったりするんだよなぁ……
しかしエフラム(っていうか聖魔のみんな)なら優秀だから大丈夫か

439 :助けて!名無しさん!:2015/08/31(月) 21:21:25.13 ID:a/YW+Tm3.net
槍と魔法、と言うことはこれかな?

つ ダークファルコン

ifは性別関係なくペガサスに乗れるからなぁ

440 :助けて!名無しさん!:2015/08/31(月) 21:37:45.86 ID:MGWvM13O.net
聖魔は火山バグ使えば闇習得できたはず…

441 :助けて!名無しさん!:2015/09/01(火) 09:28:29.12 ID:Th8YiKw1.net
>>439
ターナ「・・・エフラム、その・・・ペガサス(天馬or黒天馬)の使い方教えよっか?」

442 :助けて!名無しさん!:2015/09/01(火) 09:57:14.56 ID:6kcY+ynh.net
そういえば何時かの夏休みに宿題終わるまで幼女と妹禁止のペナルティをサラの手引きで1日で全部やってもらってかわした事有ったな
留年→退学→幼女のヒモ
と言う超絶進化の可能性が微レ存?

443 :助けて!名無しさん!:2015/09/01(火) 19:23:13.08 ID:x9d8iss7.net
エフラム「しかし、魔道の修行と言ってもなにをやればいいんだ?」
サラ「そうね…じゃあまず海に行こっか。うちのプライベートビーチならまだ泳げるし」
エフラム「水練か…やりがいがあるな、他には何があるんだ?」
サラ「やっぱり基本だけど映画かな。ちょうど見たいのあったし」
エフラム「…ん?」
サラ「あと駅のモールも行きたい、二人で見たいのが色々…」
エフラム「…ちょっと待て、何か修行と言うより遊びの計画を立ててるようにしか聞こえないんだが」
サラ「兄様が私をもらってくれるならうちの教団と闇魔道を知ることになるから、そっちの方向から詰めた方がいいかと思って」
エフラム「お前な…」
サラ「それとも勉強する?」
エフラム「な、何だって?」
サラ「才能があればそんなに必要ないけど、やっぱり魔道ってどうしても勉強が必要なの」
エフラム「確かに…リオンもそんなこと言っていたな」
サラ「兄様はそういうの嫌でしょ?だからうちのなんやかんやの秘伝でそういうの抜きで魔道が使えるようにしてあげる。
   でも一応秘伝だから身内になってもらわないと…っておじいさまが言ってた」
エフラム「どれだけ得体の知れない技術を持ってるんだお前のとこは…」
サラ「それとも兄様が勉強するって言うならそれでもいいよ」
エフラム「こんなことで結婚がどうとか持ち出すのはよくないだろう。…仕方ないから勉強するさ。強くなるためと思えばやる気も出る」
サラ「わかった、じゃあ私が教えてあげるね」
エフラム「お前が教えるのか…大丈夫なんだよな?」
サラ「あ、この天才美少女にそういうこと言うの?」
エフラム「自分で言うなよ…まあ、遊びには行くか。そういうのは抜きでな」
サラ「…うん、ありがと」



マンフロイ「…結局最後には自分が得をする方向に持っていくとは我が孫ながら恐ろしいわ」
ベルド「全くですな…」
マンフロイ「何にせよこの機を逃すわけにはいかん。ビーチの担当に管理を怠るなと言っておけ」
ベルド「…はっ」

444 :助けて!名無しさん!:2015/09/01(火) 22:44:54.61 ID:2Kinbb0F.net

白夜相撲じゃ将来横綱候補で人気ひっぱりだこだろうなw>ヘクトル
遭遇戦で軍資金かき集めてくるカムイといい、ますます長男としての立場を無くすシグルド兄さん…

ではこちらもしょうもないネタ投下。

445 :理想と現実?:2015/09/01(火) 22:46:23.10 ID:2Kinbb0F.net
〜理想〜
カミラ「うふふっ、カムイをいじめる子はみんなみぃんないたぶってあげる」つボルトアクス
ガンズ「ぎょえぁぁぁ!」
マクベス「ひいぃぃっ!」
アイオン「いかずちよ、いかずちよ」
カミラ「そぉーれ!」
アイオン「ありえない…こんなことは…」
カムイ「姉さん、すごいです」
カミラ「当然だわ。この紋章町でボルトアクスを一番上手く使いこなせるのはお姉ちゃんだもの。頼りにしてね、カムイ」
カムイ「はい!姉さん!」
グローメル「」

〜現実〜
カミラ「(魔法より普通に斧で切り払った方が火力があるわね…パラレルプルフ……一度試してみようかしら)」
リーフ「ダメだダメだよ、カミラおねいさんのおっぱいはレヴナントナイトに就いているからこそその真価をはっ(ryアッー!ひとでなしーっ!」
カミラ「あら、葉っぱの坊やじゃない。稽古中に飛び出してきちゃダメよ?」
ゲイル「……異常性犯罪者が住居侵入したときいて」
カミラ「いつもご苦労様。(ドラゴンマスターも…悪くないんだけど、ねえ…)」

〜理想〜
ゾーラ「ウィヒヒヒ!イズモの住職イザナになりすまして賽銭箱の御駄賃ガッポガポ」
レオン「マークス兄さん、カミラ姉さん。僕に任せて。汚いやり方をする下衆野郎には地獄を見せてやらないとね」つブリュンヒルデ
ゾーラ「ウィイィィィ!!」
カミラ「まぁ、犯罪者に自らお仕置きしてあげるなんていい子ねレオン」
マークス「うむ。流石は我等の弟だ。兄として誇らしいぞ」

〜現実〜
カムイ「こんにちは」
カミラ「まあ!カムイじゃない、お姉ちゃんに会いに来てくれたのねっ!」
エリーゼ「わぁい!おねえちゃんだ、おねえちゃ〜ん!!」
カムイ「きゃ!え、エリーゼさん…」
マークス「久しいな」
レオン「やあ、カムイ姉さん。何か用?……そういえばマークス兄さんにカミラ姉さん、僕この間学力テストで校内一位をとってね…」
カミラ「……あら。お姉ちゃんがカムイの誕生日にプレゼントしたドレスを着てくれたのね。うふ、かわいい」
カムイ「そ、そんな…」
マークス「ふっ、カムイに似合わぬドレスなどないさ」
エリーゼ「むー、あたしも早くカムイおねえちゃんみたいなドレスが着たいよう!」
レオン「…ふっ……所詮…秀才は、いつも孤独さ…」

446 :理想と現実?:2015/09/01(火) 22:56:02.77 ID:2Kinbb0F.net
〜理想〜
リョウマ「マークス殿、義によって一騎討ちを所望する!」
マークス「一騎討ちを受けよう。かかってくるがいい!」
リョウマ「…参る!」
マークス「むっ!」
リョウマ「!(な、何!?この動きに合わせてこようとは。これでは流星が繰り出せぬ!)」
マークス「…覚悟しろ…」つジークフリート
リョウマ「ぐぁっ!……無念…」
マークス「私の勝ちだな」
カムイ「マークス兄さん…。強くて優しい、私の憧れの人…」
マークス「カムイ、お前はもう私の妹ではないんだ。これからは私の名を呼ぶ際に兄さん、は抜きだ」
カムイ「マークス、さま…」
マークス「カムイ…」

〜現実〜
マークス「……!」
ブンッブンッ!
ジークベルト「兄上?随分と荒れた素振りですが、どうかなさいましたか?」
マークス「ジークベルトか。いや、なんでもっ、ない!」
ジークベルト「ですが…」
ガロン「…マークスめ、さてはまたリョウマにコテンパンにのされおったな」
マークス「ち、父上っ!?断じてそのような!」
ミコト「マークスくんは負けず嫌いなのですね」
ガロン「フハハハハ!マークスよ、そなたは似なくてよいところばかりこの父に似てきよる!」



エリーゼ「へえ、おにいちゃんたちの理想と現実を写し出すなんておねえちゃんの水晶玉はすごいね」
アクア「人は誰でも悩み、時には彷徨い生きていくものなのよ」
エリーゼ「でも、 出来れば力になってあげたいなぁ。
何かあたしに出来る事はないかなぁ」
『それは簡単。カオスパワーをこの紋章町全体に解放する事よ。
そうすればカミラが紋章町1のボルトアクス使いになる事も、レオンが兄姉達の愛を独占する事も、マークスが一級フラグ建築士になる事もそりゃもう思いのままよ』
エリーゼ「すっごーい!でも、かおすぱわーってなんなの?」
『フリーダムこそ私の全て!クレイジーこそ私の望み!そう、この混沌の女神ユンヌちゃ(ry』
マルス「……はいはい、最近押入れの中がやけに散らかってると思いきやこういう事でしたか。気は済んだかい」つメダリオン
『イヤァァァァ!!』
エリウッド「どうも、我が家の者がお騒がせしてすみません…」


エリーゼ「……あれ?さっきまでそこにいた小鳥さんは?」
アクア「なんだったのかしら…」

おわれ。


魔法が使えても魔力の伸びがイマイチでドラゴンマスターのが長所生かせそうな姉さん。
神器やら速さやら難点抱えまくりでスキル習得後はソーサラーやらダークファルコン推奨っぽいレオン。
バランス重視なパラディンなのにあくまで本人の成長傾向はガチグレートナイト寄りな兄さん。

なんとなくエリーゼ以外の暗夜兄弟は本人の成長率と初期兵種とがどことなくミスマッチだと思った(こなみ)

447 :助けて!名無しさん!:2015/09/01(火) 23:27:06.95 ID:o4QG5HVD.net
そしてエリーゼの成長傾向的にストラテジストのCCが理想なのに衝動でメイドにした馬鹿が通りますよ……

448 :助けて!名無しさん!:2015/09/02(水) 01:34:08.07 ID:yqPaiD0/.net
爆炎使いフェリシアの弟子になればええんやで(にっこり)

449 :助けて!名無しさん!:2015/09/02(水) 20:24:27.78 ID:PIfu53qL.net
カムイと兄弟の絡みロイに続いて第二弾。
こんどはリーフ、エロネタヘンタイネタなので苦手な人は避けてほしい

リーフの部屋

カムイ「で、さぁ。アタシ的にはね。貴族や王族呼び込める洒落たマイキャッスル商店街を目指したいわけよ。だからもっとアクセサリーショップの商品の付加価値を高め…」
リーフ「いやいやいや、セレブ相手路線もいいけどさぁ。街の住民の9割は庶民だって事も忘れちゃいけないよ。食堂は安くて美味い方向を目指すべきさ」
カムイ「えー、でもう…お腹に溜まる大盛り定食よりフルーツパフェの方が好きだモン。あたし」
リーフ「いやいやいやいや、商売は金の無いところからどう金を引き出すかで…」

ロイ「リーフ兄さん。借りてた辞書返しに……っ…何してるのさ二人とも!?」
リーフ「何って……マイキャッスルのお店の経営方針について語り合ってたんだ」
カムイ「ほら、収支計算とか顧客アンケートの書類とかあるでしょ。ロイも何か意見やアイディアあったらほしいな〜♪」
ロイ「そ……そういう事を言ってるんじゃないよ!?……なんで二人とも…全 裸 な の さ ! ?」
リーフ「なんでって……」
カムイ「そんなビックリするようなこと?」
ロイ「するよ!?何言ってんだコイツ、みたいな顔しないでよ二人とも!?目のやり場に困るよ!?せめてパンツくらい履いてよ!?」
カムイ「ええぇ〜〜〜〜やだー」
リーフ「路上で全裸が許されないのは100歩譲って理解するけど自分の部屋で文句言われる筋合いはないと思うよ」
カムイ「自分を束縛から解き放つのって気持ちいいんだよ?ロイも試してみる?この追剥ぎの刀でぜんぶ剥ぎ取ってあげよっか♪」
ロイ「い、いらないっいらないから!?だ、だいたい部屋で二人で裸でこんな…シグルド兄さんがまた怒るよ!?」
リーフ「え、僕ら全裸だけど別にKINSINNとかしてないよ?」
カムイ「うん、真面目に経営のお話してただけなんだけど」
リーフ「だいたい実の姉弟でそんな事するはずないじゃんか」
カムイ「KINSINNぶっちぎりの設定かと思ったら実は血縁は回避してました…と。はい、趣味の広いアタシだけどKINSINNの気だけは無いの」
ロイ「だ…だからって…」
カムイ「あははっ無い無い♪」
リーフ「僕の言うおねいさんはクロム兄さんみたいに実姉ハァハァと違ってね、おっぱいの大きい綺麗な他所のおねいさんのことだから。カムイ姉さんじゃ色気が足りない!おっぱいももうちょっとこう…」
カムイ「こっちだってリーフのポークピッツなんか見ても何も思わないもんねー、殴るよ☆」
リーフ「殴ってから言わないで!?」
カムイ「ふーんだ。いいもん。色気むんむんシャラのおっきいおっきいおっぱいはあたしのものだもん。やーい羨ましいかー」
リーフ「羨ましいに決まってるでしょおおおおおおっ!サーリャさんそっくりの巨乳美人に何してくれてんの!…まぁ僕はおねいさんの百合も好きだけど」
カムイ「マイルームで磨いたなでなで技…揉むのもたまに…」
リーフ「ブバアアアアアアア!?」
ロイ「姉さんのエッチ!?なんてことしてるのさ!?」
カムイ「プレイヤーの皆のマイルーム願望さー、ねぇーえロイ?さっき言ってたよね。リーフから借りてる辞書返しにきたって…」
ロイ「え…うん、それがどうしたの?」
カムイ「なんでエロ本を借りていかないのかな?リーフといえばエロでしょ?もう中学生なのにそういうことにどんどん興味を持っていかないのって不健全で心配だよ?」
リーフ「僕やカムイ姉さんがロイの年頃にはもう興味深々だったもんねぇ」
ロイ「そそ、そんな事言ったって!?」
カムイ「だ・か・ら♪ロイの青少年の興味を正しい方向に向けるため…これから三人でさぁ。うふっ、た・の・し・い♪AV鑑賞会〜♪」
ロイ「いいい、いらないよそんなの!?もう行くからね!姉さんのエッチ!兄さんのヘンタイ!」

450 :助けて!名無しさん!:2015/09/02(水) 20:25:37.74 ID:PIfu53qL.net
カムイ「あー、逃げちゃった。ウブだなぁもう〜」
リーフ「ぶっちゃけ僕やクロムッツリ兄さんやエロウッド兄さんや…男だけの場合はエロイ君もなんだかんだいいながら何気に場にいて一緒に見たりするんだけどね。さすがに姉さんと一緒だと恥ずかしいみたいだね」
カムイ「え、アタシハブ?ちょっとショック。ロイ膝に抱いて耳元で淫語囁きながらえっちぃ映像の解説したいのに」
リーフ「姉さんその辺で自重。あ、そうそう、若奥様、真面目系少年をリードするイケない初体験!のDVD仕入れたよ。一緒に見る?」
カムイ「見よ見よ!見たい!…見終わったら採点していつもどおり見どころと良い点悪い点語りあおっか」
リーフ「OKOK。カムイ姉さんのエロトークは時々鋭いとこ突くからね。僕も楽しみなのさ」
カムイ「デッキにセットして…あ、そーだ。終わったらアタシの部屋に隠していいから」
リーフ「うん、姉さんが預かってくれるお蔭でナンナやミランダの襲撃から生存率が上がって助かってるよ。それじゃ開始…と」

(観賞中)

カムイ「………ハァハァハァハァ!」
リーフ「ブバババババババッ!」
カムイ「ふぅっ…ご馳走様でした…」
リーフ「いえいえ、お粗末様でした」
カムイ「じゃあ、いつもどおりこの採点表につけて感想かこっか」
リーフ「姉さんとつけたエロDVDの感想シリーズも大分分厚くなったねぇ。感慨深いよ」

終わり

リーフ相手の場合は趣味の合う仲間、みたいな感じだろうか
ロイに比べるとビジネスライクみたいな部分も見えるけどお互いちょっと淡々としたところもある気がする

451 :助けて!名無しさん!:2015/09/03(木) 09:57:40.87 ID:wWfA2492.net
マークスの場合能力どうこうより先に、対抗馬の海老がガチ過ぎる気がする
本来堅い騎兵ってそれなりに有用な筈だし。

452 :助けて!名無しさん!:2015/09/03(木) 15:39:58.23 ID:2pBKv9zG.net
南国や最強戦のマークス兄さんは強いんだがねぇ
大根はもちろん雷神刀すらカキーンと弾く堅さを持っている。まぁあれは異界のマークス兄さんだけど

453 :助けて!名無しさん!:2015/09/04(金) 18:04:05.45 ID:lENrykQS.net
〜 イード神殿 〜

相撲の道に進んだヘクトルに対抗するため闇魔法の修行をはじめたエフラム。
しかしその道は険しかった。暗夜寄りのためだろうか。

エフラム「さすがというか…ロプト神官の経典やら魔法書やらが山のようにあるのだな…しかし…読んでもさっぱりわからん…」
ジャファル「ニノは字が読めんが才能一つで魔法できるぞ。エルクが妬くレベルの天才っぷりだ。烈火後半に入ったら育てろ。いいな」
エフラム「…お、驚かすな…いつの間にいたんだ…お前…」
ジャファル「ニノの事を語りたかった…わからんなら詳しい奴に聞け…じゃあな…」
エフラム「行ってしまったか…相変わらず神出鬼没な。だが奴の言うとおりだな。サラに習うか」

〜 私室 〜

エフラム「で…部屋の前に来たが…何か話し声がするな。友達でも来てるのか…ミルラたちか?それともナンナたちだろうかな…入るぞ」
サラ「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり…」
サーリャ「いあ! いあ! はすたあ! はすたあ くふあやく ぶるぐとむ」
シャラ「コッ○リさん、コッ○リさん、おいでください……」
エフラム「ぬお!?な…なんだ…この禍々しい空気は!?異様な妖気は…お前ら何をして…うぐぐぐぐぐ…」
サラ「あ、いけない。ストーップストップ」
サーリャ「…あら…いいところだったのに…」
シャラ「来てすぐですけどおかえりください…」
エフラム「…な、なんだったんだ…頭が猛烈に痛んだぞ…」
サラ「耐性無い人がいると発狂しかねないから…ノックくらいしてよね。危ないところだったわ」
エフラム「すまん…声かけたんだが…って、この二人は知り合いか?」
サーリャ「…そーよ…ペレジアのサーリャよ…ロプト秘術には呪いも多いからね…時々調べ物しにきて知り合ったのよ…」
シャラ「妹のシャラ…………うふふ…召喚ノスフェラトゥだけじゃなく今度はゴーレム作りに手をだしてみようかしら…」
エフラム「…ぬ…見覚えがあるぞ…うちの妹の部屋に何度か出入りしていたが…ハートマーク飛ばしまくっていかがわしい真似をするのはよせ!カムイには彼女なんてまだ早い!」
シャラ「何よ。私たちの愛を阻む気?呪うわよ…」
サラ「兄様兄様。シスコンが漏れてるわよ。可愛い可愛い幼女分補充してあげるから落ち着こ」
エフラム「それだと俺がロリコンのように聞こえるんだが…って、自然に膝に座るんだな。まったく仕方ない」
サーリャ「で…そこのロリコンが来たおかげで研究が止まったんだけど…」
シャラ「……ふん…絶対義兄さんって呼んでやるんだから」
サラ「やめてよね。兄様のシスコンを刺激するのは。義妹属性に目覚めたらどうするの」
シャラ「…それも困る…でもカムイと二人でお揃いのウェディングが着たいの…」
エフラム「許さぬ!!!まだだ!学生のうちは早すぎる!!!」
サラ「もう、耳元で大きい声出さないの。その口は私の耳たぶ甘噛みするのに使ってほしい…」
エフラム「ませたこというな。まったく…そうだ。魔法書の事を教えてほしかったんだが…邪魔をしてしまってすまないな」
サーリャ「…ま…もう研究って雰囲気でもないし…いいわ。別に」
シャラ「そっちはまた今度…ね」
サーリャ「でも…途中だけど成果は確認しましょ…この水晶で」

〜 クロムの部屋 〜

クロム「…大枚はたいて買った公式発グッズサーリャフィギュア…一生の宝だ…毎日眺めても飽きない…たまらん…」
トントン クロムサーンイマスカ?
(マッハで物置にフィギュア収納)
クロム「いる!いるとも!」
ルフレ「みんなのレベル上げ状況報告に来ました。魔戦士へのクラスチェンジについても提案を…」
クロム「あ、ああ…聞こう…」
ルフレ「で…それがこうなって…」
クロム(ま、待て…待てよ?部屋に二人きり…なかなか渡す機会を持てないでいた指輪を渡すチャンスじゃないか?)
ルフレ「…どうしましたクロムさん?」
クロム「る、ルフレ!実は受け取ってほしいものが…」
ルフレ「え…ま、まさか…/////」

454 :助けて!名無しさん!:2015/09/04(金) 18:05:17.98 ID:lENrykQS.net
押入れの中のフィギュアの目が妖しく輝く!

クロム「ぬおっ!?(指輪をしまってある)引き出しに手を伸ばすはずが手が滑った!?」ムニッ
ルフレ「……クロムさん?何をどう間違えれば引き出しに向かうはずの手が私の胸を鷲掴みになるんですか?」
クロム「ち…違う…た、たまたま(ry」
ルフレ「クロムさんのエッチー!」バシーン


サーリャ「………」
シャラ「………あーあ……」
エフラム「なんなのだ…これは…」
サラ「クロム義兄様に一生童貞の呪いをかける研究。サーリャの希望で…けどまた失敗みたい」
サーリャ「なぜ…どうして…!私のフィギュアなんて念を込めるのにいい媒体まであるのに…どうして呪いがラッキースケベになるのよ…」
シャラ「結果的には邪魔をして、童貞の延長に寄与してる気もするけれど」
サーリャ「許せない…私のルフレに言い寄る奴は絶対…」
エフラム「ま…まあ待て…男性の方のルフレだっているわけで…女性の方は諦めてそっちと付き合ったらどうだ?」
サーリャ「あいつはそちらにも手を出してくるでしょ…呪わしい呪わしい…ルフレを二人も奪うなんて許せない…」
エフラム(そういや腐リージ、エポニーヌあたりからそういう本大量に出されてたな…あちこちで誤解を招いてるんだろうな…クロム兄上)
サラ「水晶に映るサーリャのフィギュア。物凄く丁寧に手入れされてるのね?」
サーリャ「やめてよね…あんなムッツリにやらしい目で見られてると思うと怖気が走るわ…ああ…憎い!」
エフラム(…兄さんをフォローするなり庇うなりしたいところだが…なんだこの恐怖は…とても口が出せん…戦場でどれほど強敵に会おうとびびったことなどないのだが…こ、怖さの種類がまったく違うぞ…)


おまけ

〜 兄弟家の庭 〜

ヘクトル「どすこぉぉい!!!」
エリウッド「うちの柱でテッポウの稽古するのだめぇぇぇ!また家が壊れるだろう!」
ヘクトル「だがよう。こうしてる間にもエフラムの奴は魔力上げてるに違いねえ!俺も稽古しなきゃ」
エリウッド「他でやって!他で!」

クロムのラッキースケベはサーリャの呪い説が唐突に思いついてこうなった
案外ありそうな気がする

455 :助けて!名無しさん!:2015/09/06(日) 16:07:20.88 ID:a0UrpwYs.net
フィギュアならティアモとルキナも出てるね
IFから発売になるくらい人気出そうなのはだれだろう?
カミラさんは鉄板として女の子のカムイも場合によってはいけそうな気もするが…
後はアクアとかエリーゼ、白夜枠ならサクラあたりだろうか

マジで兵種に力士あったらどんなユニットだったんだろうね

456 :助けて!名無しさん!:2015/09/06(日) 18:41:05.12 ID:RMzx/cCB.net
ラッキースケベ呪い説はいいなあw

457 :助けて!名無しさん!:2015/09/08(火) 02:10:12.79 ID:2nsaFxnj.net
HP かなり高い
力 最高クラス、武器無しで戦うので武器要らずでもダメージが通るレベル
魔力 カス同然
技 技巧派力士もいるのでそこそこ
速さ 並
守備 裸同然なのでかなり低い
魔坊 こちらもかなり低い
移動力 普通の歩兵

クラスチェンジで力士→横綱

一回り能力UP、特に神聖なしめ縄がつくので魔坊のUPが著しい
また横綱になるとマイキャッスルに土俵が作れる
お客さんを入れて金が儲かる豊かな白夜らしい兵種

458 :助けて!名無しさん!:2015/09/08(火) 08:32:27.28 ID:xJGsJY2b.net
装備(武器?技?)に突き押し系、投げ系、ぶちかまし系とかあんのかなw

459 :助けて!名無しさん!:2015/09/08(火) 11:46:29.17 ID:eXUY27mT.net
たぶん浸透系のダメージがあるから経済的なユニットになるな。
横綱は自動的に神聖ダメージでゾンビやアンデッド系に強そうだ。

460 :助けて!名無しさん!:2015/09/08(火) 16:41:29.63 ID:VXQkt7Zy.net
力士なら武器は塩かもしれない。

対になる女性ユニットは「女将さん」かなw

461 :助けて!名無しさん!:2015/09/08(火) 20:07:43.41 ID:gEhCMl6l.net
ヘクトル「くらえ!」 つ 豪快に塩まき
ノスフェラトゥ「ウギャアアアアアア………」
サクラ「はらたまきよたま……か、解説しましょうっ。
     塩はお清め、聖なる力士の塩は土俵を浄化し魔をはらいますっ、じょ、上手に説明できました…か?」
ヘクトル「おう上等上等、ガッハッハッハッハ!…まあ、俺だってよくわかってねえから助かるぜ!」
サクラ「が、外国人力士の方ですから無理ありません、白夜文化をアサマさんが教えてくれますから勉強しましょうね」
ヘクトル「…何やってもどこいっても勉強って存在するんだな…」

エリンシア「ヘ ク ト ル ちゃ ん ?纏め買いしておいたお塩をまるごとぶちまけましたわね?」
ヘクトル「ち、ちがっ!魔物退治のために!?」
エリンシア「問答無用ぶっとばしてさしあげますわ!」

サクラ「ヘクトルさんのお姉さんからは女将さんの素質を感じるなぁ」
キヌ「力士を纏め部屋を守るちゃんこ作りの美味しい人だね!お代り!」
エリンシア「はい、今、盛って差し上げますわ」
キヌ「わーい♪」
ヘクトル「俺も!俺にも頼むぜ姉貴!」
エリンシア「今度ちゃんこ番のお手伝いをしたらさっきのは帳消しですわよ?はい、どうぞ」
ヘクトル「ちゃんこ番してるとつまみ食いしたくなって困る…し、しないから!アミーテしまってくれ!」

マイキャッスルで取れる食材をアイテム(各種効果のある料理)に加工する食堂のエキスパート

…女将さんはこんな感じだろうか?

462 :助けて!名無しさん!:2015/09/09(水) 00:01:14.70 ID:b1IpqP5Y.net
アイクに頼んで兄弟家に土俵場を新築してもらおう(提案)
ネタ投下します。リョウマ兄さんとマークス兄さんがとんでもない馬鹿兄貴発動してるので苦手な人はスルーしてね。

463 :白黒仲直り大作戦:2015/09/09(水) 00:07:00.17 ID:b1IpqP5Y.net
カムイ「はぁ……」
ミカヤ「どうしたの、カムイ。珍しく考え事?」
カムイ「あっ、姉さん。はい。実は兄さん達と、タクミさん、それからレオンさんについてなんですけど…」
ミカヤ「!……流石カムイ。もう将来の旦那様候補に目星をつけてるのね!私的には、タクミ君かレオン君を推したいわね。マルスを見てると思うけど、ナマイキタイプの弟ってのも意外とかわいいものよ」
ロイ「……姉さんは年下ならなんでもって感じじゃないか。年下好き自重」
カムイ「あ、いえ…私と兄さん達とはあくまで「きょうだい」という認識ですので…」
ラケシス「まぁ、カムイ様。あなたはリョウマ兄様を愛してしまったのですね!エルト兄様程ではないにせよ、リョウマ様もなかなか整った御顔の殿方…見惚れてもなんら不思議はありませんわっ!」
クラリーネ「会長、カムイ様にはマークス兄様もいらっしゃいますわ。マークス様もブロンドの髪が素敵なお兄様…まぁクレイン兄様に比べたら及びもつかないですけれど」
プリシラ「何れにせよ、たった今カムイ様は我がAKJ会員としての条件を満たしました。では早速リョウマ兄様とマークス兄様に集る泥棒猫の抹s…(ry」
シグルド「KINSHINは許さんぞー!!」
ラケシス「出ましたわねS!せっかくのAKJ増員のチャンスですもの!邪魔をするなら容赦しません事よ!」
ニイサマトワタシコソオウドウノキンシンハユルサンゾーヒトデナシー!!
カムイ「落ち着いて下さい、兄さん!」
ミカヤ「……ああなったらシグルドは止められないのよ…。まあいつもの事だしほっときましょう……。
それで、白夜兄弟と暗夜兄弟がどうかしたの?」
カムイ「はい…。実はこの間私が夜遅くまで学校に残っていて…カミラ姉さんが気を利かせて夕食を振る舞うと白暗夜家に招いてくれた日の事なのですが……」

〜数日前・白暗夜家〜
カミラ「ただいま〜。今日はカムイも一緒にお夕飯食べてってくれるって」
カムイ「おじゃまします」
ヒノカ「お帰り、カムイ。私もたった今帰ってきたところなんだ」
サクラ「お、お帰りなさい!ねえさま…」
エリーゼ「おかえりおねえちゃんっ、今日は久しぶりに一緒にご飯食べれるって本当?」
カムイ「こんばんは、ヒノカ姉さんにサクラさんにエリーゼさん。はい、カミラ姉さんに無理を言ってしまいました」
カミラ「無理だなんて、とんでもない。カムイが家に来てくれるって言えば私達姉妹は勿論、兄様達だって喜ぶわ。ねえ、ヒノカ」
ヒノカ「ああ。暗夜の兄弟二人はよく分からんが、少なくともリョウマ兄様とタクミは再会が嬉しいはずだ」
カミラ「マークス兄様とレオンも嬉しいはずよ。ただ、あの二人は表立って感情を出そうとしないのと…あと…」
ヒノカ「それはリョウマ兄様達も同じだ、二人は悪くない」
カムイ「?」

(台所)
カムイ「今日の夕食係はレオンさんだったんですね」
レオン「うわっ、カムイ姉さん!なんだよ、入ってきてたならちゃんと言ってよね!」
カムイ「すみません、とても集中していたようでしたのでなんだか声を掛けづらくて。それにしても、夕食係が当番制になっていたなんて…」
レオン「うん、どうも暗夜風の味付けに偏見持ってるあの白夜の長兄と次兄に納得させたくて、マークス兄さんの提案で分担制にする事にしたんだ。
あれだけ白夜の料理に比べてどうのこうの嫌味を言われたんだ、あの兄弟には暗夜料理を嫌でも美味しいと言わせてやらないとね」
カムイ「なるほど。それでレオンさんの好きなトマト料理尽くしなんですね」
レオン「ま、まぁ…姉さんの弟から貰った分が残ってるから。えーっと、確か…ア、アル……」
カムイ「アルムさんですね。今年は夏野菜が沢山採れたみたいですから」
レオン「…あのさ、姉さん。もしよかったら弟から野菜の育て方を纏めたマニュアルか何かを貰う事って出来ないかな?このトマトすごく美味しくて。僕は農業なんて殆ど知識がないけど、作り方を是非参考にしたいんだ」
カムイ「それなら一度、バレンシアにあるアルムさんの農場に行ってみてはどうでしょう。あ、でもアルムさんはセリカさんにべったりなのでシグルド兄さんのティルフィング制裁に巻き込まれてしまう可能性も勿論ありますけど…」
レオン「……そっか、なら無理にとは言わない。それと、この事はくれぐれもマークス兄さん達には内緒だからね?カムイ姉さんに余計な気を遣わせたと知れたら、なんか悪いからね」
カムイ「ふふ、レオンさんは相変わらずですね。アルムさんにはこっそりお願いしておきますね」
こっそり…などといいつつ相談相手がアルムだっただけにその後まもなく記憶から忘れ去られてしまったというのは勿論言うまでもない。

464 :白黒仲直り大作戦:2015/09/09(水) 00:10:50.06 ID:b1IpqP5Y.net
(白暗夜家・居間)
ミコト「さあ、皆さん。今日はレオンくんが美味しいトマト料理を振舞ってくれましたよ」
タクミ「……」
ヒノカ「暗夜の食材も意外に口に合う物が多くて驚いたな、私達は案外仲良くやっていける間柄かもしれん。なぁ、兄様」
リョウマ「……」
サクラ「リョウマ兄様…」
カミラ「(困ったわねぇ。リョウマ義兄様といいタクミ君といい、あの表情は如何にも訳ありって感じだわ。ここは適当な事を言って話を取り繕っておかないと)…トマト料理はレオンの大好物でもあるの。だから、白夜のご兄弟にもきっと気に入っていただけると…」
レオン「姉さん……。気に入らない人には好き勝手させておけばいいさ。僕は気にしない」
カミラ「だ、だけどレオン…!」
マークス「その通りだ、カミラ。折角料理を振舞ってやっているというのにその態度とは、非常識なのがどっちかは一目瞭然だからな」
タクミ「フンッ、言わせておけば…!」
リョウマ「……確かに俺たちの為に料理を振る舞ってくれた事には礼を言う。だが、カムイにとっては白夜の料理の方が馴染み深い。折角カムイも交えての夕食、カムイの好きな白夜料理の一つや二つでも出してやれれば良かったのだがな…」
トマト料理にどれだけ思い入れがあるのかは分かるのだが。と皮肉も忘れない。
マークス「ふっ…カムイの好きな食べ物や味付けに関しては私が全て把握している。知ったかぶりはいかんぞ、リョウマ」
リョウマ「貴様の情報収集は度を過ぎている!中年近い男が年頃の女子であるカムイの好きな香りまで探ろうとは…どれだけ不埒で如何わしい行為なのかと自覚しろ!」
マークス「なにっ!?如何わしいとはどういう解釈だ!一時的とはいえ、愛する家族として共に育った義妹の好むものを知って何が悪い!?」
カムイ「(好きな匂い…ですか。でも、そんなの知ってどうするつもりなのでしょう、マークス兄さん)」
カミラ「(…確かにそれは私も思ったわ。お兄様、他人に無関心そうでいて実はそうじゃないのよね…)」
兄がどれだけ家族想いなのかは充分過ぎる程理解できるのだが。カミラやカムイの心境は複雑だ。
リョウマ「俺が言いたいのは模索も過ぎると犯罪行為になりかねんということをだな…」
マークス「……なるほど。お前にはその手の事を話してはくれない訳か。それは、カムイがお前を信用していないからこそに他ならぬ。そうは思わんか?」
リョウマ「なんだと!?」
リョウマがマークスに掴みかかると、反射的にマークスは眉間の皺をさらに深く刻みながらリョウマを睨み返す。
どちらも一触触発。神器の継承者である二人の争いが始まっては厄介極まりない。
ミコト「…リョウマ、いい加減になさい」
リョウマ「母上、すまぬ」
ガロン「…マークスよ、そなたも少しは落ち着かぬか」
マークス「申し訳ありません、父上…」


カムイ「……という感じで、ガロン義父様とミコト義母様が再婚なさってから、リョウマ兄さんとマークス兄さんは顔を合わせる度にケンカになってしまうそうなんです」
アルム「…姉さん、回想シーンで折角僕への頼み事について思い出せたのに、ここでもスルーするの…?」
ミカヤ「最近、よく白暗夜家の方からアクアちゃんの歌声が聞こえてくるのは二人を止める為に歌っているからなのね」
アクアの歌は不思議だ。怒りに我を忘れる二人に穏やかな心を宿してくれる。
カムイ「そうです。でも、アクアさんの歌は彼女の身体にも重い負担がかかります。その事でまた兄さん達のケンカが激化したりで…何かいい方法はないものでしょうか…」
ミカヤ「そうねぇ……」
アルム「(´;ω;`)ブワッ」

465 :白黒仲直り大作戦:2015/09/09(水) 00:12:19.01 ID:b1IpqP5Y.net
(数日後)
カムイ「……こないだのお礼ということでたまには白夜暗夜一家全員で水族館にでも出掛けませんか、皆さん」
カンナ♂「水族館に連れてってくれるの、カムイおねえちゃん!」
ガロン「ほう。たまの休暇だ、子供らだけで楽しんでくるがよい。のうミコト、シェンメイや」
ミコト「ふふ、そうですわね。カムイちゃんが一緒なら私達としても頼もしいですわ」
アクア「……私も行っていいの?」
カムイ「当たり前じゃないですか。この為にこうして人数分のチケットだって揃えてきたんですから」
アクア「ありがとう…」
カミラ「まぁ、なんて優しい家族想いな子なの…!お姉ちゃん、嬉しくって涙が…」
カムイ「苦しいですよ姉さん。…それで、兄さん達やタクミさんにレオンさん。皆さんも来ていただけますね?」
キサラギ「当たり前だよ!ねえ、兄さん!」
タクミ「……まあ、キサラギ達もこんなにはしゃいでるし…一時くらいは我慢してやろうじゃない」
レオン「ふんっ……僕も姉さんの折角の善意を無駄にしたくないからね」
カムイ「……」
リョウマ「カムイ、一つ聞きたいのだが」
カムイ「なんですか、リョウマ兄さん」
リョウマ「これだけのチケットの枚数を揃えるには、それなりの資金が必要だったはずだ。その資金は…」
カムイ「はい。アイク兄さんにクロム兄さん、エフラム兄さんヘクトル兄さんの協力のもと、一緒に闘技場で資金稼ぎを手伝っていただきました。本当は私一人で挑戦するつもりだったのですが…」
マークス「なにっ!?」
突如、マークスの兄馬鹿スイッチが作動する。
マークス「カムイ!闘技場とはなんと危険な場所にっ!本当にどこも痛くはないのか?」
カムイ「兄さん?」
マークス「ちょっとした痛みが重症のもととなる事もある。もし何処かが痛むようならば直ぐに私…い、いやカミラやエリーゼに傷口を見せろ!我慢はならん、いいな?」

リョウマ「……相変わらず過保護なものだな」
マークス「…貴様が無頓着で気が利かぬだけだ」
リョウマ「……ほう。頑固頭が大層な事を言う」
マークス「口を慎め!」
アクア「ゆ〜らりゆ〜るれり〜♪」
リョウマ「…む!」
マークス「ぐ、ぅっ!頭、が……!」
アクアの歌の力で(自宅が崩壊する前に)一行は事無きを得た。


(紋章立水族館)
エリーゼ「ねえねえおにいちゃん、あたしペンギンさんが見たいの。何処かなぁ?」
カンナ♀「私もペンギンさんに会いたいよ〜」
レオン「あまり大きな声を出して騒ぐなよ、お前達。みんな見てるだろ…」
サクラ「兄様、綺麗なお魚さんがいっぱいですね」
タクミ「へぇ〜、紋章町近辺の海にはこれだけ沢山の魚達が生息してるんだね」

巨大水槽の前で、マークスはふと目を留める。
マークス「なぁ、カンナ」
カンナ♂「なぁに、どうしたの?マークスおにいちゃん」
マークス「この海老はなんというか知ってるか?」
カンナ♂「わぁ!大きなエビさん!カッコいいなぁ」
マークス「この海老の名前は、リョウマエビというらしいぞ」
リョウマ「……それは俺の名への侮辱か?」
カンナ♂「リョウマおにいちゃん?」
マークス「そんな事は一言も言ってないだろう」
リョウマ「カンナ、こっちにきてみろ。随分と目付きの悪い魚がいるぞ。いつも不機嫌そうな顔といい、誰かにそっくりだな。こう見てるとリョウマエビの方が顔立ちは遥かに整っているように思えるものだ」
マークス「…貴様っ!」

466 :白黒仲直り大作戦:2015/09/09(水) 00:21:06.19 ID:b1IpqP5Y.net
カムイ「……その後は案の定リョウマ兄さんとマークス兄さん共に神器を振り回して、危うく水族館破壊騒ぎになる所でした」
ミカヤ「そう。なかなか上手くいかないものね…」
カムイ「…私は、新しい家族として仲良くしていただきたいだけなのに…どうしたらいいのでしょう」

フンバリサンダー!ジークビーム!コノヒトデナシー!!

ミカヤ「……噂をしてればまた白暗夜家の方ですごい音がしたわね」
ヘクトル「このままだと紋章町一自宅が倒壊する家として認定されるかもな」
エフラム「何を言ってる。紋章町一は紛れもなく我が家だろう?」
ロイ「…それは別に誇る事じゃないでしょ…」
セリス「それより、リーフが巻き込まれてるみたいだけど一体何が…」

マルス「話は聞かせて貰ったよ、カムイ姉さん」
カムイ「え…?マルスさん…いつの間に…」
マルス「こういう時こそ出番ですよ、クロム兄さん!」
クロム「な、何故俺に振る!?」
マルス「絆がどうのこうのいつも熱く語ってるのはクロム兄さんじゃないですか」
カムイ「!……お願いです、クロム兄さん!何か知恵を貸していただけませんか?」
クロム「……そこまで言うなら一応協力はするが…」

ガロンとミコトが再婚して以来、仲違いの続く白暗夜家。
彼らが本当の意味で家族として振る舞える日は、来るのだろうか。

続く……?

467 :助けて!名無しさん!:2015/09/09(水) 00:39:45.04 ID:X65ayTG2.net
随所に仕込む掛け合いがクスっとさせてくれる
乙ー
貴方さんのかく白暗家がたまらなく好き

468 :助けて!名無しさん!:2015/09/09(水) 07:11:12.98 ID:Yd8Tps0Y.net

長兄の争いが大人気なさすぎィ!そのうち末妹にまでうんざりされそうだ

469 :助けて!名無しさん!:2015/09/10(木) 23:53:43.32 ID:zbWslRs5.net
ちょっとお借りして投下します。
紋章町の設定と何か違う部分があるかもしれませんが、どうかご容赦ください。


 家を出たときから、何となく湿っぽいと思っていた。
 道を歩いていると、妙に嫌な予感がする。それが雨の前兆であると、流れてくる分厚い雲を見て気が付いた時には時遅い。
 ぽつり、ぽつりと降り始めた雨は、あっという間に叩きつけるような土砂降りに変わっていた。
 もっと早く気が付けば翼を広げて早く帰る事もできたかもしれないのに――そう、竜の子であるミルラは思った。

 買い物袋を抱えながら急いで軒先に飛び込み、一息つく。湿気がじっとりと手のひらに張り付いた。
「これを使うとよい」
 横合いから不意に声を掛けられ、振り向いた先には少年がいた。少年といっても、ミルラよりは大きい。
 同じように雨宿りをしていたのか、肩を湿らせた少年はその手にタオルを握っていた。
「……いいです」
「子供が遠慮をするものではない」
 ミルラは少年の黒曜石のような瞳と、手元に差し出されたタオルをしばらく往復させている。手を引っ込める気はないようだ。
 思いのほか強引に押し付けられて困惑したが、ミルラは結局その善意を受け取る事にした。
「あなたも子供だとおもいます」
「私は、少なくともお前よりは大人だ」
 多分違うと思う。ミルラはそう考えていたが、言葉にすることはなかった。
 少なくとも年齢に関してはミルラに勝てる存在はかなり限られている。目の前の少年はマムクートには見えないし、
それ以外の存在にも見えない。しかし何故だか、その事実をいま口に出すのは憚られた。

 濡れた髪に柔らかい生地を押し当て、顔を拭く。ピンク、黄色、赤、緑……可愛らしい花柄模様だ。
 少年には似合っているような、似合っていないような。
 似合っているといえば、珍しい服装をしている。膝下と肩が露出した服には、見た事もない装飾がいくつもついている。

「……何か私についているのか?」
 我に返ったミルラは、少年の姿をじろじろと見てしまっていた事に気が付いた。
「服がめずらしいと……おもいました」
「ああ……成程。ここらではあまり見かけんからな……」
 ミルラの感じたままの言葉に、少年は気を悪くした様子もなく呟いた。
 紋章町では服装どころか髪の色や風習まではちゃめちゃで、同じものといえばせいぜい言語くらいだがそれでも少年の服は目につく。
「私は白夜の出身だからな」
「白夜……」
 うむ、と少年はどこか誇らしそうに頷ずく。竜の少女はといえば、その言葉を反芻するように呟いていた。
 白夜はつい最近解放された地区で、同様に解放された暗夜に比べると独自色が濃く、ミルラにとって奇妙に映るのも無理はなかった。
 もっとも、正確には非常に良く似た文化を持つ地域は既にあるにはあるのだが……認知されていないのは悲しい少数派の宿命である。
「お前にとっては私が珍しいだろうが、私にとっては色々なものが珍しい」
「そうなのですか?」
「うむ、白夜にはないものが数えきれないほどあるな。習慣、食べ物、乗り物……」
「暗夜には行ったことがないのですか?」
 ミルラの質問に、少年は急に渋面を作ると、むう、と小さく唸った。
「……最近まではなかった。白夜と暗夜はあまり仲が良くないのだ。最近は改善されてきたのだが、まだ諍いがないわけではない」
「……たいへんなんですね」

「まあ、何か……最近は諍いが起きる理由がかなり変わってきている気がするが……」

 仲が悪いのは辛いことだ。口籠る少年に対して、ミルラは辛い事を思い出したのだろう、と胸が締め付けられる気持ちになった。
 もっとも、少年が言葉に詰まったのはそれだけの理由ではないのだが。ともあれ、この話題は続けたくないという思惑で両者は一致した。

470 :助けて!名無しさん!:2015/09/10(木) 23:55:10.43 ID:zbWslRs5.net
「まあ、その事はよい。そういうお前はどこの出身なのだ?」
「マギ・ヴァルです……」
「ほう。私は色々な地区を回ってみたいと思っていてな。良ければどういうところか教えてはくれまいか?」
「どういうところ」
「お前が綺麗だと思うところで構わぬ。あと、できれば珍しい野草が生えてそうな場所があるとなお良いのだが……」
 それなら良く知っている。ミルラはその幼い顔をわずかに綻ばせた。
 最近はかなりマシになってきたといはいえ世俗には疎いミルラであるが、野山などは自分の庭とは言えないまでも詳しい。

 竜の少女は自分の知っている場所の事を思いつく端から少年に話していった。
 生来人見知りのミルラであるが、年端もいかない少年の姿をしている事が良い方向に働いたのかもしれない。
 そのくせ少年は落ち着いた話し方をするので、ペースを乱されるような事がない。
 雨宿り先で話しかけられた時は若干居心地の悪さを感じていたミルラだったが、それもすっかり消え失せていた。

「すっかり雨も上がったようだな」
 ミルラが思いついた事を話し、少年がそれに対して感想を言ったり、少し深く聞いて、それにミルラがさらに答えたり。
 しばらく話し込んだ後、どちらからともなく軒先を見ていた。眩しい光が水溜りに反射して、明るく輝いている。
「家に帰らないといけないです」
「うむ、私も行くとしよう。色々な話を聞かせてくれて感謝する」
「いえ、どういたしまして……」
 最後に大きく一つだけ頷くと、少年はミルラが元来た道の方へ向かっていく。
 帰らなくちゃ。ミルラは見送るのもそこそこに、逆方向の道へ歩き出していた。
 知らない人と喋るのはいつも緊張する。今日話した少年とは、雨宿りをしなければ会う事もなかった。もう二度と会う事もないのだろうか。
 帰り道を急ぎながら、ミルラは、そういえばお互いに名前も話していなかった事を思い出し、何故だか胸に一条、冷たいものが吹き込んだ。

「ただいま」
 お父さんただいま、と二度、彼女はか細い声をあげる。さほど時間も経たず、奥からのっそりと人影が姿を現した。
「お帰り、ミルラ。何も問題はなかったか?」
「ありませんでした。頼まれていたものも買ってきました」
「そうか……ありがとう。手を洗ってきなさい、果物を切ろうと思っていた」
 果物。ミルラの心は現金にもにわかに躍り出していた。表情に出ていたのか、出迎えた彼女の父ムルヴァはその厳めしい顔を緩ませた。
 ところで、と彼は言う。

「それはどうした?」

 え?
 すっ呆けた声を出して、ミルラは買い物袋を持っている両手を見下ろした。

 そこには、彼女がついさっきまでよく見ていた可愛い花柄の布が、買い物袋に引っ掛けられたままだった。

471 :助けて!名無しさん!:2015/09/10(木) 23:57:53.77 ID:zbWslRs5.net
 放っておけばいいではないか。第一相手だって全く気付かずに歩き出していたのだ。
 タオルだか布だかの一つや二つ、向こうだって失くしたからといって慌てふためくほど困ることなど考えられぬ。
 ――と簡単に考えられればどれだけ楽なものか。結局ミルラはその花柄を収奪する事はできなかった。
 ムルヴァは返した方がよい、とも返さなくてもよい、とも言わなかった。
 ただミルラが、返してあげたいです、と口にすると、ふっと破顔して、その方が喜ぶだろう、と言うのみだった。

 ――とはいえ、現実としてどう探したものか。
 何せ相手の名前すら知らない。しかも白夜は最近解放された地区で、ミルラの知人は絶無である。
 もっとも、他の地区ならミルラの知り合いがいたかどうかというと別の問題なのだが……。
 ともかくこういう場合、彼女が頼る相手はほとんど限られていると言ってよかった。

「白夜の少年……か」

 眉根をわずかに寄せて唸ったのは、もはや両手で数えられないレベルに達した兄弟家のエフラムである。
 ミルラにとっては頼れるお兄ちゃんであり、同時に頼りたいお兄ちゃんでもあった。
「ごめんなさい……無理ですよね」
「いや、そんな事はないだろう。まあ俺には力になれないかもしれんが、白夜の事なら詳しい兄弟がいるからな」
「本当ですか?」
 ああ、とエフラムが頷くと、ミルラの表情がぱっと電気が点いたように明るくなった。
 ミルラにとっては正直な話、最初からどこに手をつけたものか全くわからなかったのである。
「ちょうど家にいるから、今呼んできてやろう。そこで――」
「エフラム、カムイは私が呼んでくるから。貴方はミルラちゃんを家に上げなさい」
 待っててくれ。そう言おうとするエフラムに横から口を挟んだのは、ミカヤだった。
「姉さん? しかし、別に長話でもないわけだし――」
「そういう問題じゃないでしょう、貴方って子は……。さ、ミルラちゃん。気にせず上がって頂戴」
「あの、お構いなく」
「私が構いたいのよ。ほら、冷たいものでも出すから上がって」
 柔和な笑みでそう言われると、ミルラとしては断る理由もない。一方でエフラムは、姉の笑顔にこれ以上口答えをするのは危険だと本能的に悟った。
 エフラムとミルラは暫し顔を見合わせ、やがて竜の少女は、お邪魔します、と呟くと、丁寧にお辞儀をした。
 いらっしゃい、とミカヤは一際明るく微笑むと、奥に向かっていった。


 エフラムに連れられて家に上がったミルラが席についてすぐ、ミカヤともう一人のきょうだいであるカムイが姿を現した。
 いや、正確にはミカヤよりも先に来た。彼女は軽やかに階段を降り、加速するように廊下を早歩きで抜け、あっという間にミルラと距離を近づけた。
「あなたがミルラちゃん?」
「はい……えと、あなたが……」
「私はカムイ。よろしくね」
 屈託のない笑顔を見せる彼女は、ミルラには大人のようにも見えたが、子供のような不思議な印象もあった。
「エフラムばっかりずるいなー、こんな可愛い子と仲が良いなんて」
「あの……」
「あっ、ミルラちゃんってマムクート……竜になれるんだっけ? 実は私もなれるんだよ」
「そうなんですか?」
 初耳である。ミルラは自分とムルヴァの間に隔たる年数を考え、カムイの年齢を想像した。
「カムイさんも……大変なんですね」
「まあ、ほどほどにね」
「確かにカムイも色々あったからな……」

 同調するように頷くエフラム。
 苦笑するカムイを見つめるミルラの目には若干何か違う尊敬が混じっているが、悲劇なことにそれを指摘できる人間はその場にいなかった。

472 :助けて!名無しさん!:2015/09/11(金) 00:00:57.47 ID:PPxz9qS7.net
「でも同じ竜でもずいぶん姿は違うみたいだけどね。私の竜ってこう、鋭角的だし。ミルラちゃんはどう?」
「どうでしょうか……」
「可愛い?」
「可愛くはないです」
「私、どうせなら……まあ可愛いかどうかはともかく、ちょっと愛嬌がある方が良かったんだけど」
 それはなんとなく無茶な気がする、とミルラは思った。
 尤も、彼女の希望に合致する竜もこの広い街の一角にはいないこともないのだが。

「カムイ、そろそろ話を聞いてあげたら」
 後ろから追いついてきたミカヤがたしなめると、カムイは自らの頭を小突いて、にへ、と笑う。
「ごめんね、つい。それで、白夜の人探しだっけ?」
「はい。でも、名前も知らなくて……ちょっと話しただけなんです……」
「まあまあ、話してみてよ。白夜も暗夜も私の第二の故郷のようなものだからね。協力できると思うよ」
 自信満々に話すカムイに、それなら、とミルラはぽつぽつと話し始めた。
 といっても話すこと自体はあまり多くない。ミルラがちょっと、と形容した通り、雨宿りで話しただけの事である。
 しかしミルラにとっては見当がつかなくてもカムイにとっては違う。
 話が進むうち、最初は神妙だった表情がだんだんと和らぎ、最後の方はあーあーと同調するような声を上げながら頷いていた。

「ツクヨミか」
「分かるんですか?」
「うーん……多分……や、間違いないかな。それはツクヨミって子だよ」
 驚きの声をあげるミルラに、カムイは朗らかに微笑んだ。
「良く分かったな」
「知り合いだからね。それに、年の割にその口調とか……背格好とか、あと諸々」
「まあ、とにかく良かったなミルラ。名前さえ分かれば後はそう難しくはないだろう」
「そうね。カムイの話だと白夜でも特徴的みたいだから、知ってる人は多そうだし」
「はい、ありがとうございます」
 知らない人が多いところに行くのはミルラにとって心細い事に変わりはないが、名前まで分かれば人を尋ねあてるのも難しくない。
 困難かと思われた人探しもあっさり手掛かりが見つかってミルラは安堵し、エフラムとミカヤは純粋にそれを喜んだ。――が。

「いや……ちょっとそれは難しいかも」

 それを阻んだのは、他ならぬカムイの声であった。
「何かあるの? カムイ」
「実はさ……結構前から聞いてたんだけど、ツクヨミって旅に出たみたいなんだよね」
「旅だと?」
 素っ頓狂な声をあげたのはエフラムである。
「何でも、諍いも落ち着いたし外の世界を見てみたいとか何とかで……前から色々な事に興味深々だったからなあ」
「という事は、今どこにいるかは……」
「故郷にたまに顔を出す事はあるみたいなんだけど……うん、さっぱり分からない!」
 きっぱり言い切るカムイに、そんな、とミルラが声をあげたのも無理からぬ事であろう。
「せめて何処に向かったかぐらいは分からないの?」
「うーん……どうも、白夜の馴染みに聞いた話だと、本人はこれからテリウスに向かうって話をしてたみたいなんだけど」
「そうですか……」
「ほんとごめんね、ミルラちゃん」
「いえ、とんでもありません。ありがとうございます」
 テリウスといえばミルラにとっては他人とは思えない竜鱗族がいる地区だ。
 肝心要の居所は知れなかったものの、名前と行先を知る事が出来たのは予想外の僥倖には違いなく、ミルラは本心からお礼を言った。

473 :助けて!名無しさん!:2015/09/11(金) 00:01:53.23 ID:kzOuZznA.net
「テリウスと言っても広いし、一人で探すのは大変だろう。俺も手伝おう」
「お兄ちゃん……ありがとうございます。でも、その……私のもんだいですから」
「気にするな。二人の方が早く見つかるし、俺も最近は暇だから運動がてらにな」
 純粋な善意の発言であろうエフラムの申し出に、ミルラは迷った。好意はありがたい。お兄ちゃんは本当に優しい。
 ただ、こういった事にまでいちいち力を借りてしまうのは、何か間違っている、とミルラは頭のどこかで考えていた。
結局有り難さより申し訳なさが勝ってしまうのだ。
 外見は幼く、内面も年月の経過そのままに発達してはいないが、それでも少女はエフラムの何百倍も長く生きているのである。

 とはいえ好意を無下にする事もできず、場はエフラムに押し切られそうになっていた。

「まあまあ、エフラム。ミルラちゃんは一人で探したいんだよ」
 カムイは二人の視線のやり取りを見るやいなや、ミルラが答えを出す前に迷わず横槍を入れた。
「しかしな……」
「人の手を借りたくない事なんて、エフラムにも山ほどあるじゃない」
「確かにそれはそうだが、何か面倒事に巻き込まれでもしないかと思ってな」
「心配なのは分かるけど、過保護なのは良くないんじゃないかな。ミルラちゃんも立派な…立派な…女の子なんだし」
「そうか……」
 最後の言葉に詰まっていた事については気になるが、心の中でちょっとカムイを応援するミルラであった。
「そうね。ここはあなたが譲ってね、エフラム」
「……そうだな」
 一区切りついたところで長女であるミカヤが宣告すると、さしものエフラムもそれ以上言うことはしなかった。
「くれぐれも気をつけろよ」
「はい。……お兄ちゃん、ありがとう。ミカヤさんも、カムイさんも、ありがとうございます」
「どういたしまして。ミルラちゃん、良かったらまた来てね」
「どういたしまして! それにしても、一人で忘れ物を届けに行こうなんて……ミルラちゃんは本当に良い子だねぇ〜」
 カムイは椅子から立ち上がってミルラに目線を合わせると、とびきりの笑顔を浮かべて手の平で頭を撫で始めた。
 あからさまな好意を受けるとさすがに嫌な気分もせず、竜の少女は顔を赤らめてそれを受け入れた。
 人は距離を離されるのと同じぐらい、唐突に距離を近づけてくる人間に警戒心を抱くものだ。
 しかしカムイは、一足飛びに人の懐に入り込んでしまう。或いは彼女特有の愛嬌が、距離の壁を無力化させてしまうのかもしれない。

 お父さんに撫でられるのとはまた違うあったかさだ、とミルラは感じていた。


「ところで、エフラム。ちょっと今から私、買い物に出かけるんだけど……ついてきてくれる?」
「俺がか?」
「もちろん。だって暇なんでしょう?」
「……」
「あら、返事は?」
「わかった、行こう……」
「ふふふ。きょうだい思いの弟を持って私は幸せね」

474 :助けて!名無しさん!:2015/09/11(金) 00:03:38.49 ID:kzOuZznA.net
 さて、話を聞いてテリウスにやってきたはいいものの、やはりミルラにとって異邦を訪ねあたるのはそう簡単な事ではなかった。
 目をきょろきょろとさせながら探しはするものの、見つからない。やはりどうしても訪ねあたることが必要だ。
 それが分かってはいるが、いまいち最初の一歩が踏み出せないミルラである。結局誰にも聞けないままうろうろと街路を彷徨い、小さな公園に出てしまった。
 ――ひと休みしたら、今度こそ誰かに聞いてみよう。そう思って、少女はベンチに腰を下ろした。

「ふぎゃっ」

 突然背後、いや下から聞こえた声にミルラは思わず飛び跳ねた。ベンチにしては柔らかすぎる感触。
 誰かを下敷きにしたという事に気が付いたのは一拍遅れてのことだった。

「ごめんなさい……」
「や、や、気にするなって、お嬢ちゃん。こんなとこで寝てた俺も悪かった」

 ベンチの上で飛び起きた青年は、温和な表情を浮かべながらそう言った。
 髪の色と同じ、水色で覆われた尻尾がベンチから後ろ側に垂れている。ミルラは自分の知識の中で、ラグズの獣牙族と相手を当てはめた。

「天気が良い日はうとうとしたくなるのはサガという奴かねえ」
「いつもこうしてるんですか?」
「……あ、お嬢ちゃん俺を怠け者だと思ってるな?」
「いえ、あの、そういうわけではなくて……」
「分かってる分かってる。普段は色々忙しいんだぜ、これでも。たまの午睡ぐらいはないと参っちまうわな。いい天気だし」
「たしかに、よく晴れた日の昼間は気持ちいいとおもいます」
「お、分かる? こういう日はゆっくり、ねっころがりたくなるもんなんだよな。猫だけに」
「?」

 あ、分かんないか……。
 怪訝な表情を浮かべる少女に、ラグズの青年はぼそりと呟いて苦笑した。その姿には何故だか哀愁が漂っている。

「あの」

 予想外の出来事だったが、ミルラにとっては幸運である。話し掛けるきっかけを今度こそ逃してはならないと、絞り出すように小さな声をあげた。

「実は聞きたいことがあるんです。人を探しているのですが……」
「ほうほう」
「ツクヨミという男の子を知りませんか?」

 ふむ、と青年が顎に手をあてて考え込む。数拍置いて帰ってきた返答は、聞いたことあるような、という言葉であった。
 勘違いもあるかもしれないが、もし見たことがあるなら覚えているのではないか。そう思ったミルラは、尋ね人の特徴を話し始めた。

「あ、思い出した思い出した。そうか、ツクヨミっていうのかあの子は」

475 :助けて!名無しさん!:2015/09/11(金) 00:04:17.15 ID:kzOuZznA.net
 はたして返ってきた言葉に、ミルラは思わず顔を上げた。つぶらな瞳に自然と青年は射抜かれる事になり、思わず笑みを零れさせた。

「知ってるんですか」
「面と向かって話しはしてないけどな。そういえば、最近ここらでよく見かけたよ。ちょっと商いみたいな事もやってたか?」
「あきない……ですか?」
「あ、物売りのことな。まあ、薬とか……ご利益のあるお札とかも売ってたような。ま、俺は効能のほどまでは知らんけども」

 興味深げに息を吐くミルラに、ラグズの青年は一人で弁を切らすことがない。
 少女はそんな彼の話を聞きながら、まだ一度しか会ったことがない少年の姿を想像で形作っていった。
 一旦想像が膨らむと、思ったよりすごい人なのかもしれないという期待感と、早く会ってみたいという焦燥感に似た感覚が波になって押し寄せてくる。

「それで、今そのひとはどこにいますか?」
「ああ、それな……」

 しかし、ミルラが話の核心について尋ねると途端に歯切れが悪くなる。まさか、とミルラは思った。

「実は昨日、ここにはしばらく来なくなるって言ってたんだよな。今日は一切姿を見たっていう話を聞かないし」
「そうなんですか……」
「力になれなくてほんと悪いな」
「いえ……その」
「そうそう、多分テリウスにいないのは間違いないと思うがね。ユグドラルに寄りたいと口走ってたから、そこで手掛かりが掴めるかもな」

 行先を知りませんか、というミルラの言葉には青年の答えが直接被せられた。その言葉に、再び少女は顔を上げた。
 元々そう簡単には見つかると思っていなかったのだ、と自分自身に言い聞かせる。
 昨日のうちに移動したというのなら、徐々に所在に追いついてきているのは間違いない。

「ありがとうございました。私は……」
「ユグドラルに行くなら、気を付けてな。ま、喧嘩っ早い連中が集まってるウチが言える事でもないけど」
「そうなんですか?」
「そうなんだよなー、これが」

 いかにも事無げに口にする青年の本心を窺い知る事はできなかったが、冗談めかした彼の言葉はミルラに親近感を与えていた。

「俺はライ。お嬢ちゃんの名前は?」
「私は……ミルラです」
「そうか。探し人が見つかるといいな」
「はい、ありがとうございます」

 そろそろ行かなければ。急げば、今度は追いつけるかもしれない。大欠伸をするライを背中に、ミルラは次の目的地へと向かった。

476 :助けて!名無しさん!:2015/09/11(金) 00:07:03.94 ID:kzOuZznA.net
 広大なユグドラルに降り立つと、ミルラは人通りの多そうなところを選んで聞き込みをする事にした。
 ふと知り合いのミステリアスな少女が思い浮かんだが、どのみち家にいるのかは分からないし、何故だか彼女をあてにするのは躊躇われた。
「ツクヨミという名前の、男の子を知りませんか?」
 ライと話した事で若干吹っ切れた感のあるミルラは、立ち止まっている人のうち出来るだけ耳を貸してくれそうな人を選びながら尋ねていった。

 しかしここまでのように上手くはいかなかった。――皆一様に、知らない、見かけていない、といった答えを返すのである。
 件の少年は特徴的であるから、ここに来ているなら少なからず誰か目撃しているだろうと思ったミルラはひどく落胆した。
 もしかしたらここには来ていないのかもしれない。そう思いながら、ミルラは何とはなしに大通りから外れ、脇道に入る。

「ちょっと待ちな、そこの」
 曲がり角と曲がり角の間のちょうど中央の部分で、待っていたかのように声を掛けられる。
 ミルラが振り向くと、腰を折り曲げてこちらを見下ろす男の姿があった。
 口角を吊り上げた表情は相対する者に親近感を与えるためのものだったが、獣とも人とも言えない少女の首筋にはちりちりとむず痒い何かが走っている。
「なにか用でしょうか」
「おっと、そう警戒しないでくれよ。俺はリフィス、怪しいもんじゃないぜ」
 ――気をつけろよ。
 兄と慕う相手の言葉が思い出される。露骨に怪しい相手に関わるべきではない。
「ツクヨミって白夜出身の奴を探してるんだって?」
 踵を返したミルラの足が止まる。一度足を止めてしまうと、縫い付けられたように動かなくなった。
「……知っているんですか」
「そりゃそうよ、俺様にはツテも部下もいるからな。へへへ……その辺の奴には分からなくても、俺は知ってる」
「おしえてくれますか?」
「物分りが良さそうだからはっきり言うが、タダってわけにゃあいかねえな」
「どうしたらおしえてくれますか?」
「そうだな……その後生大事に持ってる石をくれたら、教えてやってもいいぜ」
「何を……」
「とぼけちゃいけないぜ、その懐に隠してる奴だ。……そう、お嬢ちゃんがいま右手で触ったヤツさ」
 思わずミルラは服の上から右手を離した。確かに、服越しに手の中にはあったのだ――彼女の竜石が。
 ――わたしの事をしっている。彼女の警戒心はほとんど最大に近いところまで上がっていた。
「だめです」
「……まぁ、そうだろうな。それなら、せめて竜の鱗はどうだ?」
「うろこ?」
「そう、鱗さ。そんなに多くとは言わねえよ。5、6枚くらい……そのくらいはもらう権利があると思わねえか?」
 どうするべきか、とミルラは考える。化身して蹴散らすのは簡単かもしれないが、それでは情報が得られなくなる。
 他に知っている人がいるとも限らないし、教えてくれるというならそれくらいはしても良いのではないか……。

「……」
「どうだ?」
 思案に暮れる少女の様子を見ながら、リフィスはしめしめと表情を緩ませた。
 マムクートがどういうものか、彼も大体のところは知っている。竜石を手放すわけがないし、よしんば手に入れても後でケチをつけられる可能性の方が高い。
 交渉事は吹っかけてからが基本だ。最初に足を止めた時の反応から、少女が大体どういう答えを出すか、リフィスは想像がついていた。

「わかりました……。それで教えてくれるなら、私のうろこはさしあげます」
「よしよし、交渉成立だ。じゃ、まずは広いところに移動してだな、」
「面白い話をしてるのね」
 不意に背後から掛けられた声。二人の間に滑り込むように移動したその姿を見て、リフィスは目を見張った。

477 :助けて!名無しさん!:2015/09/11(金) 00:17:39.37 ID:kzOuZznA.net
「ま、マリータか……驚かせるなよ」
「どうして驚くの? また悪さでもしてたの?」
「おいおい、人聞きの悪い事を言うなよ。俺はただ取引ってやつをだな……」
「あなたが吹っかけるところから聞いてたんだけど」
 取り繕うリフィスに、マリータの眉が吊り上がった。
 親しいとは言わずとも、知らない仲ではない二人である。腰に下げられた剣を一瞥して、リフィスの背筋は俄かに震え上がった。
「あなた、小さな子を騙すような真似をして恥ずかしくないの?」
「おいおい、さっきから聞いてりゃ……正当な取引だと言ってるだろうが。お互い合意の上なんだ」
「どうせ情報を小出しにしてせびったりするつもりだったんじゃないかしら?」
「うぐっ……勝手な憶測でものを言うんじゃねえよ……」
 言い掛かりに近い決めつけであるが、自信のある物言いなだけに思惑を突かれたリフィスは思わず狼狽した。
 ミルラは二人のやり取りに、視線を右往左往させている。
「それとね――この辺りにいるあなたのお友達だけど、全部寝かせてきたから」
「まじかよ……」
「ええ。だからそろそろ観念しなさい。大人しく人助けをすれば、今ならサフィさんにも黙っておくわ」
「……しなけりゃどうなるって?」
 マリータは真っ直ぐな瞳でリフィスを射抜きながら、剣の柄に手を添えた。

「今日の私、すごく調子がいいの。そう、今日なら――あの人に教えてもらった流星剣の極意を会得できそうな気が」
「わかったわかった、わかったって!」
「そう……」
 じゃあ早くして。そう呟いて、マリータは腰に両手をあてた。
 リフィスはやってられないとばかりに大きく溜息をつくと、ミルラに視線を寄せた。
 少女にとっては思いがけない展開である。紆余曲折あったが、目標に迫る情報を得られる事に喜んだ。
「そのツクヨミって奴は……あんまり街に用がなかったらしいな。町外れの森の中でこそこそ採集してると思ったら、あっという間にどっか行っちまった」
「そうですか……」
「……」
「……」
「……エレブの方に向かったらしい」
「そうですか……」
「……」
「……」
「え、それだけ?」
 遅々として進まない会話の流れに、思わずマリータが突っ込んだ。リフィスは目を閉じると、こめかみに手をあてて頭を振った。
「ほとんど町の中に入ってねーんだし、俺が知るかよ……」
「あなたねえ……」
「とにかく、俺はこれ以上は本当に知らねえからな」
 半ば呆れ果てたようなマリータの声に、開き直るしか道のないリフィスであった。
「……なんかごめんなさい、色々と」
「いえ……あの、助けてくれてありがとうございます。マリータさん」
 短い展開の間に、期待感を上げたり下げたりされ続けるミルラは、頭の中に薄暗い雲のようなもやが掛かるのを自覚しながら、いつものように丁寧にお辞儀をした。
「どういたしまして。ええと……」
「わたしは……ミルラです」
「どういたしまして、ミルラ。探し人みたいだけど……エレブに行ってみるの?」
「はい……」
「そう……気を付けてね。こういう怪しい人には」
「ええと……はい。しつれいします」
 さすがに何も口答えできないリフィスは、今度こそ踵を返して歩き出したミルラを黙って見送った。

478 :助けて!名無しさん!:2015/09/11(金) 00:20:08.44 ID:kzOuZznA.net
 人一人探すのも大変だ。ミルラは今更ながら、そんな事を気付かされていた。
 その一人がしょっちゅう建物を破壊していたり、定期的に武器を振り回しながら街の中を駆けずり回ったりしているなら話は別なのだが。
 とうとうエレブまでやってきたミルラは、人の姿に若干の疲労をおぼえながら、今日一日でずいぶんやった聞き込みを続けていた。

 が、なかなか結果は芳しいものではなかった。元々ユグドラルで聞いたのも、あまりはっきりしない目撃情報だけだ。
 似たような服を見たことがある、というような話だけは何度も聞いたが、件の少年に繋がる決定的な手がかりが出てこない。

――やはり無理なのでしょうか。

 大したアテもなく一人で始めた人探しであるが、時間だけが過ぎていくようになると、少女の心に段々と隙間風が吹いてきた。
 思い出したように、誰も傍にいないのが心細くなってくる。

 ぽつり、と。大粒の水滴がミルラの足元に落ちた。

「……あ」
 雨だ。
 そう思った時には、降り注ぐ水滴は勢いを増し始めていた。
 早く走って雨を凌げる場所を探さなければ。そう思うのに、ミルラの足取りは重かった。全身が鉛のように重く感じる。足を一歩前に出すのが億劫だ。
 探していた少年に会ったのも、そういえばこんな夕立の時だった。そうだ、気が付けば日はもう暮れ始めている。
 ――余計な事を考えてはいけない。
 振り払うように頭を振ると、意を決して今度は走り出そうとする。その時、ふと何故か自分に雨が降っていない事に気が付いた。
 足元に大きな影が見える。自分の姿よりも大きい影……ミルラは、背後を振り返った。

「お前さん、こんなところで何やってんだ?」
 見知らぬ青年がそこにいた。


 適当に見つけた軒先に潜り込み、ミルラは持ってきていた花柄のタオルで髪を拭いた。
 返すために持ってきたものを使うのに躊躇はしたが、さすがに仕方がない。

「あの……傘、ありがとうございました」
「ん? ああ……ま、気にするなよ。放っておくわけにもいかねえし、どうせ歩くついでだからな」

 ヒュウと名乗った青年は、若干渋い表情を作りながらそう言った。
 傘で地面を押すと、水滴が地面に吸い込まれていく。

「ガキがあんなとこで独りでよ……何かあったのか?」
「いえ、その……」

 はっきり子供扱いされた事に反論する余力がないミルラは、疑問に対して言い淀む。それを一瞥すると、ヒュウは視線を雨の中に移した。

「まあ、子供だって色々あるモンだけどよ」

 少女の視線には、彼の横顔がはっきりと見える。

「けど、一人で暗い顔して悩んでるのは良くないんだぜ? どツボに嵌るっていうか何ていうかな……」
「どつぼ……?」
「悪い事を一人で考えても、ちっとも進まねーもんだ。辛い時こそ上を向くっていうか」
「むずかしいです……」
「そんなに難しい事なんざねぇよ。楽しいことなんて世のなか山ほどあるんだからよ」

 そうかもしれない、とミルラは考え始めていた。目の前にいる青年がひどく深刻そうな表情をしているせいもあったのかもしれない。

「お! 少しは分かってきたみたいだな」
「その……ありがとうございます」
「なあに、気にするなよ。……まあ、ガキにはガキの言い分があるんだろうが……。早く親には謝った方がいいぞ?」

479 :助けて!名無しさん!:2015/09/11(金) 00:22:02.83 ID:kzOuZznA.net
「え」
「親ってのは、意外とお前が思うほど心配してるもんなんだぜ?……たぶんな」
「あの」
「まぁ素直に親と喧嘩したりできるのも子供の特権っていうしな、俺様にも上手くいかなかった時の一つや二つ……」
「……あの!」
「それでも俺は……ん、何だ?」
「私、喧嘩してません……」
「え?」
「家出じゃないです」

 珍しく強い口調で話すミルラに、ヒュウは先程まで物憂げな風に雨を見つめていたのとは打って変わって、唖然とした顔を少女に向けた。
 肩の力が一気に抜けたらしく、背筋を張った姿勢からいきなり姿勢が砕ける。

「なんだそうなのかよ……一人であんなところで立ち止まってるから、俺はてっきり……」
「かんがえごとをしてただけです。ふふ」
「おいおい、人を笑うなよ。俺は真剣に心配したんだぜ? ま、あんまり深刻な悩みでもなかったんなら良かったけどな」

 笑っていたのだろうか。ミルラは思わず口元を抑えて、堪えきれずにくつくつという音だけが漏れた。

「心配してくれて、ありがとうございます」
「ま、これからはせめて雨宿りしてからぼうっとしてくれよな!」

 深刻でもない悩み。確かにそうかもしれない、とミルラは思った。疲れていたせいなのだろうか、さっきまでの倦怠感はもう過ぎ去っていた。
 なかなか見つからないというのは最初から思っていた事だ。なにも急ぐ探し人ではない。
 今日見つからなければ、また明日探せばいい。また明日、色々な人と出会う事もできるかもしれない。期待と高揚がミルラの小さな胸をいっぱいにする。

「そういや、結局家出じゃなけりゃ何でこんなところにいるんだ? 親戚の家でもあるのか?」
「人をさがしていたら、ここまできたんです」

 ふと思い出したように何気なく口にされた質問に、ミルラは自然に答えた。
 既に思考が明日にまで羽ばたき始めている少女は、それだけに今日最も、いや初めて、焦燥や期待に駆られず、自然にその名を口にした。

「白夜出身の、ツクヨミという人なんですけど」
「ん?」

 だから、その名前を聞いた瞬間に考え込むヒュウを見たとき、不意を突かれたようにミルラの思考は固まった。
 まさか、と思う。

「ツクヨミなら、俺、いる場所知ってるぞ?」
「え?」
まさか。

480 :助けて!名無しさん!:2015/09/11(金) 00:23:32.40 ID:kzOuZznA.net
「あの、いいんですか……?」
「いいんだ、いいんだ、気にするなって」

 戸惑うミルラを先導しながら、ヒュウは勝手知ったる風に玄関口に入り込み、奥へと進んでいく。
 雨が上がるのを待った後、探し人の居所を知っているというヒュウの案内を受けてしばらく。エレブの街を外れてしばらく、廃屋と見紛うような家に彼は入り込んだ。
 少女は吸い込まれそうな闇が広がる建物の奥に、一瞬目を瞑りそうになる。
 それでも進み続けられたのは、先導するヒュウが極めて無遠慮にずんずんと家の奥に踏み込んでいくおかげだった。

――わああああああっ!

 階段を降りようとするところで、突如として階下から聞こえた悲鳴に、思わずミルラは身を竦ませた。

「あ、気にしなくていいぞ。どーせ大した事じゃないから」

 本当に大した事ではないのだろうか。平静なままのヒュウの表情は逆に不安にもなる。
 とはいえ、ここまで来て騙される気もしなかった。ヒュウに続いて階段を降りていくと、闇の中でちらちらと蝋燭の火が揺れている。
 ――闇が何だ。本来闇の魔物を抑えるのが竜の役目である。ミルラは意を決して、階段の先へと飛び込んだ。

「やれやれ……この程度で怖がって腰が砕けているようじゃあ、到底この先は無理だね」
「だ、誰が怖がっているというのだ。こ、腰など抜かしておらんわ!」

 ヒュウの腰の横から覗き込んだ先には、椅子に深く腰掛けた老婆と、その前で地面に座り込んだ、いやへたり込んだ少年がいた。
 独特の衣装、声、そして歳の割に高圧的な口調――少女がずっと探していた少年ツクヨミに違いなかった。

「よう、ツクヨミ。相変わらず――」
「わああああああああっ!」
「やってんなって、何だオイ」
「いきなり後ろから声を掛けるではないわ、馬鹿者っ! ばかっ! ばか――む?」
「あ、あの……こんにちは」
「……」

 印象は、ずいぶん変わったが。

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