【ウクライナ情勢】デモ扇動で侵略の欧米vs正々堂々と領土死守のロシア

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国連安保理が緊急会合、ロシア「犯罪的」ｖｓ米欧「虚偽の主張」非難の応酬

　【ニューヨーク＝黒沢潤】国連安全保障理事会は２日、ウクライナ情勢をめぐって緊急会合を開催した。
常任理事国のロシアは、ウクライナ東部で同国軍が親ロシア派武装勢を攻撃したことを強く批判。
これに対し、ウクライナや欧米理事国は、親露派勢力にロシアが軍事物資や資金を提供し、情勢を悪化させていると非難した。

　同会合はロシアの要請で開催された。チュルキン露国連大使は今回の攻撃について、暴力の自制などを定めたウクライナ、
米露などのジュネーブ合意に違反すると主張。その上で、ウクライナや欧米諸国に「致命的な間違い」を改めるよう求めた。
また、ウクライナ軍の攻撃に「英語を話す外国人」が関与したとして、「犯罪的だ」と強調した。

　これに対し、ウクライナのパブリチェンコ国連次席大使は、攻撃はジュネーブ合意違反ではないと反論。
また、「英語を話す外国人」が攻撃に関与したとするロシア側の指摘を「虚偽の主張だ」と断じた。

　２月の安保理議長国、リトアニアのムルモカイト国連大使も「平和的に抗議を行う者たちは手榴（しゆりゆう）弾などは使わない」と述べ、
親ロシア派武装勢力の背後にロシアの存在があると強く批判した。

　英国のライアルグラント国連大使も「ロシア側の憤慨を誰も納得しない」と一蹴。
米国のパワー国連大使も「ロシアは、諸情報を（的確に）把握している国際社会を侮辱しようとしている」と強調した。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140503/erp14050308530001-n1.htm