【群馬】朝鮮人追悼碑撤去裁判　原告「裁判中に撤去要請するのは重大な問題」　裁判長「関係ない」

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　高崎市の県立公園「群馬の森」にある朝鮮人強制連行犠牲者追悼碑をめぐり、県が設置更新を不許可にしたのは表現の自由の侵害に当たるとして、
碑を管理する市民団体が県に処分の取り消しなどを求めた訴訟の第三回口頭弁論が十九日、前橋地裁（塩田直也裁判長）で開かれた。

　弁論で原告の角田義一弁護団長は、六月十六日付で大沢正明知事名により、
市民団体「記憶　反省　そして友好」の追悼碑を守る会（前橋市）に追悼碑を速やかに撤去するように求める文書が届いたことを明らかにした。

　角田弁護団長は「この件で裁判中なのに、どうして（再度）撤去を求めるのか。県は代執行しようとしているのか。重大な問題だ」と指摘した。

　塩田裁判長は「争点とは直接関係がない」と述べ、被告側もこの点には特に言及しなかった。

　弁論終了後、県の担当者は取材に、撤去を求める文書について「裁判中のためにコメントできない」と語った。

　訴状などによると、碑は二〇〇四年、県が政治的な行事をしない条件で許可し、守る会の前身団体が建立。
しかし、県は碑の前で開かれた集会で「強制連行の事実を全国に訴え、
正しい歴史認識を持てるようにしたい」などの発言があったことを政治的と判断し、昨年七月に設置更新を不許可とし、速やかな撤去を求めていた。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20150820/CK2015082002000195.html

【群馬】朝鮮人追悼碑撤去裁判 原告「裁判中に撤去要請するのは重大な問題」 裁判長「関係ない」

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