「暴力的過激主義阻止　必要なのは冷静な頭と常識、恐怖に支配されてはならない」

きつねうどん ★

http://www.sankei.com/smp/world/photos/160126/wor1601260004-p1.html

　国連の潘基文・事務総長はこのほど、産経新聞など世界の主要メディアに寄稿し、「暴力的過激主義を阻止するために団結しよう」と呼びかけた。

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　暴力的過激主義は、国連憲章を直接攻撃するものであり、国際的な平和と安全に対する重大な脅威だ。

　ダーイシュ＝イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」（ＩＳ）、ボコ・ハラムやその他のテロリスト集団は、若い女性を堂々と誘拐し、女性の権利を組織ぐるみで否定し、文化施設を破壊し、そして宗教の平和的価値観を歪曲（わいきょく）し、世界中の何千もの罪のない人々を容赦なく殺害している。

　これらのグループは単純化された呼びかけや誘惑の言葉に簡単にだまされやすい外国人テロ戦闘員らを引き付けている。

　暴力的過激主義の脅威は、いずれか一つの宗教や国籍、民族に限定されない。今日、全世界での犠牲者の大半はイスラム教徒だ。

　この課題に取り組むには一体化した対応が求められ、問題を拡大させずに解決する方法で行動しなくてはならない。

　長年の経験から、近視眼的な政策、指導者の失敗、高圧的な取り組み、治安対策のみへの傾注、徹底した人権無視が、たびたび状況を悪化させてきたことが証明されている。

　テロリスト集団は、暴力的行為を引き起こすだけでなく、私たちから厳しい反応を引き出そうとしていることを決して忘れてはならない。

　私たちに必要なのは冷静な頭と常識だ。決して恐怖に支配されてはならず、恐怖を悪用しようとする者たちの挑発に乗ってはならない。

　暴力的過激主義に対抗することが、逆効果を生んではならない。

http://www.sankei.com/world/news/160126/wor1601260004-n1.html

「暴力的過激主義阻止 必要なのは冷静な頭と常識、恐怖に支配されてはならない」

「暴力的過激主義阻止　必要なのは冷静な頭と常識、恐怖に支配されてはならない」