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日本一過酷な山岳レースTJARで、絶対王者の消防士が挑む「無補給」。
- 1 :きつねうどん ★:2018/08/12(日) 20:37:03.59 ID:CAP_USER.net
- http://number.ismcdn.jp/mwimgs/5/d/-/img_5d3ae2186b14b5c9e426c7b3beb89502151877.jpg
前回2016年のトランスジャパンアルプスレースで、4連覇を達成した望月将悟。
いったい、何がここまで人を駆り立てるのか。
日本海の富山湾から太平洋の駿河湾まで、約415kmを人間の足だけで駆け抜けるレースがある。その名も『トランスジャパンアルプスレース(TJAR)』。
北アルプスの剱岳、立山、槍ヶ岳、中央アルプス、南アルプスなど急峻な山岳地帯を経由して、長いロードを走り、静岡県の大浜海岸を目指すこの大会は “日本一過酷な山岳レース”といわれている。
制限時間は8日間、山を登り下りする累積の高低差は2万7000mにおよび、海抜0mから富士山に7回登ることに相当する。選手たちは地図やコンパス、雨具、食料や水分、ガスバーナーなどの火器類、ツェルト(簡易テント)や怪我をした際の応急キットなど「衣食住」のすべてを持って山道を進む。
途中、家族や友人による差し入れやマッサージなどのサポートは一切禁止されており、選手たちは体の激痛や睡魔に耐え、ときに幻覚や幻聴と戦いながらゴールを目指す。
数日間におよぶ過酷なレースの支えとなるのは、応援者たちの声。そして山小屋でのわずかな食事や麓の町で買い求める食べ物だけだ。
選ばれた出走者ですら完走率は高くない。
もちろん、誰でも出場できるわけではない。登山の経験値やトレイルランレース、フルマラソンのタイムなど複数の条件をクリアしなければならない。厳しい書類選考と予選会を通過した30名のみがスタートラインに立てる。
近年の完走者数は、2012年が28名中18名、2014年は30名中15名、2016年は29名中25名。スタートラインに立つまでの数年にわたる準備や熱い想いを胸に、ボロボロになりながらも前へと進んでいく選手たちだが、途中に設けられた関門の制限時間に間に合わなかったり、体調不良でやむなくリタイアしたりする人もいる。
2002年に誕生したTJARは長い間、アドベンチャーレーサーや一部のトレイルランナーだけが参加する知る人ぞ知るレースだった。その様相が一変したのは、2012年にNHKスペシャルで取り上げられてからだ。
壮大な日本アルプスの景色の中で繰り広げられる極限状態におけるレース展開や、選手たちの人間模様に多くの人たちが魅了された。今年は過去最多の110名余りが書類選考に応募しており、屈強で少しばかりユニークな山好き男女の憧れの的になっていることがわかる。
4連覇、レコード記録のスーパースター。
2年に一度開催されるこの大会で、ひときわ存在感を放つスターがいる。望月将悟(40)だ。
2010年の大会から4連覇を果たし、前回2016年には「4日23時間52分」という大会レコードを樹立した絶対王者。望月は静岡市消防局に消防士として勤務し、南アルプスの山々で山岳救助隊として働く。望月の圧倒的な山での強さと実直な人柄に憧れ、「自分もTJARに出たい」と目標にする人たちが生まれてきた。
その望月が5度目の挑戦となるこの夏、新たな限界に挑む。なんと、山小屋や途中の平地にあるコンビニなどには頼らず、ゴールまでのすべての食料を自身で持つ“無補給”で進もうとしているのだ。
- 2 :きつねうどん ★:2018/08/12(日) 20:37:14.21 ID:CAP_USER.net
- 友人に言われた「全部の荷物を背負って」。
この超人的な挑戦を決意するきっかけとなったのは、ある登山家のひとことだった。
「全部の荷物を背負ってチャレンジしてみたら? アルパインクライミングの世界と同じように」
そう望月に声をかけたのは、山の友人であり、2013年にはネパールでの先鋭的なクライミングが評価され、登山界の最高栄誉ピオレドールを受賞している花谷泰広だ。花谷がふと口にしたアイデアに、望月は強く心を揺さぶられた。
アルパインクライミングでは、登山家たちはベースキャンプから自分自身で背負える分だけの荷物を背負って頂上を目指す。すべて己の力だけで完結させねばならない。
「やってみたい。できるかもしれない」
もはやTJARでは「敵ナシ」の状態ともいえ、出走する意義を模索していた望月の挑戦心に火がついた。
だが、この挑戦がどれほど大変かを想像するのは、普通の人間にはなかなか難しいだろう。TJARの選手が踏破する高低差は富士山7つ分なので、静岡の海から富士山の頂上まで7回を、食べ物や飲み物を途中で全く購入せずに行う、と言うとほんの少しはイメージできるだろうか。
全行程の食料で重量は倍以上に。
TJARの完走には、装備の「軽量化」が大きな鍵を握る。
本番までに、選手はさまざまな道具を試し、自らの行動スタイルにあった装備を絞り込み、厳選していく。
少しでも軽い方が体にかかる負担が少ないため、ザックや簡易テントなど山岳用品を吟味するのはもちろんのこと、食料をパッケージから出してビニール袋に詰め替えたり、ウェアについている洗濯表示のタグを切ったりと、あらゆる工夫をこらす。
もちろん、これまで望月もそうした工夫をこらしてきたし、今回も軽量化を目指している。だが、「全行程分の食料」の重みが加わり、装備重量はこれまでの倍以上の15kg程度となる。
荷物が重ければ重いほど、心拍数は上下動しやすいといわれている。心拍数の上下動は疲労に大きく関与する。日頃の消防活動では約20kgの装備を装着し、山岳救助では要救助者を担ぐ望月だが、415kmもの超長距離となれば話は別だ。
途中で補充するのは水のみ(自販機などは使わない)。エネルギーの枯渇は絶対に避けなければならないが、重さは1gでも軽くしたい。装備の選択には、ギリギリのせめぎ合いがあったことが想像できる。
「山で本当に強い人間になりたい」
望月にはこんな想いもあった。いま、日本の山岳シーンでは「いかに軽量にするか」が注目されつつあり、ややもすると自身の山の知識やスキル以上に装備を削ってしまう登山者やトレイルランナーがいる。「どんなに経験豊かな登山者であっても、山で100%の安全安心はない」という事実を、望月は身をもって知っている。だからこそ、山岳救助のプロとして、山岳アスリートとして伝えたいこと、目指したい姿がある。
「山で本当に強い人間になりたい」
8月12日午前0時、2018年の『トランスジャパンアルプスレース』が幕を開ける。山における真の強さとは何なのか……。その答えを探すために、王者が無補給でスタートした。
http://number.bunshun.jp/articles/-/831611
- 3 :Ψ:2018/08/12(日) 20:43:37.41 ID:PSlXGdym.net
- ナメプかよ
- 4 :Ψ:2018/08/12(日) 20:43:45.25 ID:cDuHPaIC.net
- すげぇな
2泊の無補給オートキャンプですら車いっぱいに荷物積み込んだのにwww
- 5 :Ψ:2018/08/12(日) 20:45:59.23 ID:Ohrl7EDK.net
- 死んじゃうよー涙
- 6 :Ψ:2018/08/12(日) 21:17:05.60 ID:oAajoPbO.net
- 全裸じゃダメなんですか?
- 7 :Ψ:2018/08/12(日) 21:38:19.19 ID:IJ26s/6N.net
- 放送はいつですか
- 8 :Ψ:2018/08/12(日) 21:42:51.04 ID:8ypHvGrJ.net
- またBSでやってくれ
- 9 :リーダー :2018/08/12(日) 21:42:55.66 ID:ndzx6lpi.net
- ここまでしても三浦さんほどじゃないのか?
- 10 :Ψ:2018/08/12(日) 22:38:17.63 ID:7FHPV9wn.net
- 文祥「サバイバル登山で解決だろ」
- 11 :Ψ:2018/08/13(月) 07:10:26.14 ID:lihTZpH3.net
- iすごい
- 12 :Ψ:2018/08/13(月) 07:21:17.11 ID:efkLUSj/.net
- すごいな
でも日本一過酷ってことは、世界にはもっと過酷なレースがあんの?
- 13 :Ψ:2018/08/13(月) 10:58:22.56 ID:jqNCt4Pg.net
- ハンデつけてても、現在2位。
- 14 :Ψ:2018/08/13(月) 11:51:57.44 ID:JtTZ2c6G.net
- 黒部アルペンルートなら余裕!ほとんど交通機関利用だから
- 15 :Ψ:2018/08/13(月) 12:34:50.75 ID:fjNUfSXo.net
- ヤバいだろ
- 16 :Ψ:2018/08/14(火) 01:05:35.56 ID:Gi5WzrXD.net
- 死人出てないか?w
- 17 :Ψ:2018/08/14(火) 16:57:00.71 ID:OpTl8JNh.net
- 10/27BSでやるで
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