【国柄】日本人は敗戦し「国に帰れ」と財産没収され、朝鮮、満州、台湾から引揚げ

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満州、朝鮮、台湾には敗戦まで入植した日本人が大勢おり、内地を知らない入植２世も存在
した。しかし、敗戦後、日本が影響力や統治権を失ったことにより、各地域の新政権によ
り、日本本国に帰還を命令された。基本的に財産は没収。台湾では日本人の友人を帰還を惜
しみながらお別れ会を開く台湾人も多かったという。朝鮮、満州では戦勝国民に糾弾され、
馬賊などの略奪に遭った者もいたという。ロシアの介入で抑留者になったり、残留孤児にな
る者もいた。レイプ被害も多数発生。
　しかし、日本人は現地に築いた生活基盤を失い無一文になれども、生活権、生存権、人権
など主張せず、素直に財産没収と引き揚げに応じた。

　住める権利が消失し、居残るのは法違反であるから仕方ないという、当然の行動であっ
た。

　引揚げ後の生活は困窮の毎日であったが、努力により生活基盤を祖国に築いていったの
だ。ある引き揚げ者が語る。

「無一文で国に帰っても、困りはしません。努力でなんとかなるものです。」