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回れ回れ、いすゞのF1エンジン! 実際にサーキットを走った幻の「ロータス102C」

1 :きつねうどん ★:2019/08/06(火) 12:35:08.04 ID:CAP_USER.net
トラックメーカーとして知られるいすゞ自動車ですが、かつてF1エンジンを作り上げ、しかもチーム・ロータスのマシンに載せてサーキットを走らせたことがあります。幻の「ロータス102C」は、いかにして実現に至ったのでしょうか。

チーム・ロータスの歴史に名を刻む幻の「102C」
 プラモデルメーカーとして知られるタミヤ(静岡県静岡市)の本社ギャラリーには、F1マシン「ロータス102B」が展示されています。これは「F1(フォーミュラワン)世界選手権」に1958(昭和33)年から1994(平成6)年まで参戦していたイギリスの名門、チーム・ロータスが、1991(平成3)年シーズンに実戦投入したマシンです。

https://contents.trafficnews.jp/image/000/030/162/large_190708_isuzu_01.jpg

タミヤ本社ギャラリーに展示されている「ロータス102B」。実はいすゞエンジンを搭載した「102C」でもある(2019年5月9日、乗りものニュース編集部撮影)。

 日本国内で「ロータスのF1マシン」といえば、中嶋 悟が同チームに在籍していた1987(昭和62)年から1989(平成元)年シーズンの、全体に黄色いカラーリングのものが広く知られているでしょう。当時アメリカのR.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーが販売していたタバコ「キャメル」のカラーリングですが、その「キャメル」は1990(平成2)年を最後にロータスのメインスポンサーから撤退してしまいます。

 1991年シーズンはグリーンとホワイトのツートンになり、上述のタミヤや、建設重機などのメーカーであるコマツ(小松製作所)といった、日本企業複数社によるスポンサードが始まりました。またこの年のドライバーは、のちのワールドチャンピオン(年間ドライバーズタイトル)であるミカ・ハッキネンと、同年のル・マン24時間レースで「マツダ 787B」を優勝に導いたジョニー・ハーバートなどが在籍していました。タミヤ本社ギャラリーの展示車は、ミカ・ハッキネン仕様のカラーリングが施されています。

 この展示車、実はいったん改造され「102C」を名乗り、イギリスのシルバーストーンサーキットを走行したことがあります。日本の自動車メーカー、いすゞのエンジンを搭載した、知る人ぞ知る幻の「ロータス102C」です。

ガソリンエンジンの技術力を示せ!
 2019年現在の日本国内におけるいすゞ自動車は、ディーゼルエンジンを中心としたトラックのメーカーとしてのイメージが強いかもしれませんが、かつては「アスカ」「ジェミニ」など、ガソリンエンジンモデルをラインナップする乗用車の製造、販売をしていたこともありました。

 そのいすゞがF1エンジンを作ることになったのは、「ガソリンエンジンの開発技術力向上(最新技術の習得、開発スピードアップ)を目指してのもの」と、当時を知るいすゞ自動車の社員は話します。

「自動車レース最高峰の、『グループC』レギュレーションである『スポーツカー世界選手権(3.5L NAクラス)』またはF1に参戦できるエンジンを作り、レース参戦を計画したのがきっかけでした」

 1990年1月に企画設計を開始し、1990年12月末には初号機が完成、1991年1月よりベンチテスト(ダイナモメーターによる性能評価)を開始します。

「初号機での出力性能が目標を達成し、レースで十分戦えることが実証できたので、実車テストの段階に推移しました。初号機の性能が目標を達成しなかった場合、実車テストはありませんでした」

 その実車テストですが、なぜロータスのマシンに載せることになったのでしょうか。ネット上などでもいくつかの噂が散見されますが、今回、改めていすゞ自動車に問い合わせたところ「1991年5月に、チーム・ロータスのスタッフ2名が日本のスポンサー企業を訪れた際、ある人物を介して紹介され会うことができ、テストすることとなりました」とのことでした。チーム・ロータスのスタッフと直接交渉し実現した、というのが真実のようです。

2 :きつねうどん ★:2019/08/06(火) 12:35:17.71 ID:CAP_USER.net
いざシルバーストーン!
 こうして1991年8月6日と7日、いすゞの「P799WE 3.5リッターV型12気筒エンジン」を搭載したロータス102Cは、イギリスのシルバーストーンサーキットにて走行テストに臨むこととなりました。

 1日目はショートコース(南コース)にて、車両、エンジンの機能チェックを実施したそうです。周囲ではマクラーレンのベルガーやティレルの中嶋、レイトンハウスのグージェルミンなどが同じくテスト走行に臨んでいます。そうしたなか、ロータス102Cはジョニー・ハーバートがステアリングを握り、ウェットコンディションのなかテストプログラムを順調に消化、のべ51周を走行したそうです。

 2日目、グランプリコースにて引き続きジョニー・ハーバートのドライブにより、いよいよ本格走行テストに臨みます。マクラーレンのセナとベルガー、レイトンハウスのグージェルミンも同様のテストを実施していました。この日のロータス102Cも順調にプログラムを消化し、走行距離はのべ48周、距離にして251Kmにおよびます。ラップッタイムはマクラーレン・ホンダ(使用タイヤ、燃料などは不明)の5.3秒落ちでしたが、最高速は数km/h落ち程度で、つまり、その年のドライバーズ/コンストラクターズタイトル(年間個人/チーム優勝)を獲得したチームのマシンと、さほど遜色のない結果だったということになります。

ジョニーの手ごたえは上々!
 2日間にわたるテスト終了後、ジョニー・ハーバートはいすゞ製P799WEエンジンについて、次のような感想を残しています。

・大変スムーズで振動が無い。 ・車を乱すことなくとてもハンドリングの良い大変スムーズなパワーの出方をする。
・リミット回転を超えてもパワーが上がっているように感じる。
・エンジンブレーキが小さいがこれは問題ない。
・エンジンピックアップもレスポンスも良い。

 なおロータス102Cは「エンジンそのもの重量増」「オルタネーター(発電機)が間に合わずバッテリーを搭載した」「計測機器なども搭載した」といった要因で、ジャッドV8エンジンを搭載するロータス102Bからは計40kgの重量増となり、オーバーステアになっていたそうです。前出の、当時を知るいすゞ社員は、こうした状況を考慮すると「ラップタイムよりドライバーコメントの方が重要な評価ポイントになります」と話します。

 こうして上々の結果を残したいすゞのF1エンジン「P799WE」でしたが、しかし実際のレースに投入されることがなかったことは、のちの歴史が示すとおりです。

 エンジン部品は10台ぶん作られ、7台が組み立てられ、そのうちの1台は冒頭のロータス102B同様、タミヤ本社にて展示されています。また、このとき組み立てられた7台のエンジンは、すべてが現存しているそうです。

https://contents.trafficnews.jp/image/000/030/167/large_190708_isuzu_06.jpg

タミヤ本社ビルの玄関を入ってすぐのところに展示されている、いすゞP799WEエンジン。現存する7台のうちのひとつ(2019年5月9日、乗りものニュース編集部撮影)。

●いすゞP799WE 3.5リッターV型12気筒エンジン ・バンク角:75度V型12気筒
・Bore(mm)×Stroke(mm)・排気量(cc):初期型 82×55.1・3492cc、最終型 85×51.3・3493cc
・圧縮比:13.0
・最高出力:765ps(563kW)/13500rpm
・最大トルク:42kg(412Nm)/11500rpm
・全長・全幅・全高:689.5mm・584mm・495mm
・重量:158kg

【了】

https://trafficnews.jp/post/88099

3 :Ψ:2019/08/06(火) 12:37:24.42 ID:+GPNdkFT.net
1,2,3

4 :Ψ:2019/08/06(火) 12:47:44.62 ID:4oFvhdGK.net
ラップタイム5秒差って実戦で使い物にならんレベル

5 :Ψ:2019/08/06(火) 12:54:32.59 ID:3JAIytfH.net
スバルもF1エンジン作ってたよな。なんか変な構造の
エンジンだったように記憶してるが(W12とかだっけか)、
ほとんど予選を通過できずに日の目を見なかった。
あれはもう現存してないんだろうな。

6 :Ψ:2019/08/06(火) 12:58:04.46 ID:Po8ldGyl.net
これか?
 https://www.youtube.com/watch?v=XN7Co7Rn2w4

7 :Ψ:2019/08/06(火) 13:00:03.25 ID:4QBWvm+J.net
遅いエンジンなんだよ。もたつくし

8 :Ψ:2019/08/06(火) 13:21:18.11 ID:EN54yRgu.net
いす(・ω・)ゞ

9 :Ψ:2019/08/06(火) 13:39:30.86 ID:K6GQNHwd.net
>>4
そうだな。トップチームがトップドライバー乗せて熟成重ねてきた
車と初めてF1エンジン造ってシェイクダウン2日目で5秒差なんて
あってはならんことだわ。

10 :Ψ:2019/08/06(火) 13:44:33.02 ID:IOMaCB8W.net
>>4
まあ、腕試しに設計して作って煮詰めてもいないエンジンが
普通に周回こなして5秒差ってのは、すごいと思うわ。

11 :Ψ:2019/08/06(火) 14:14:58.58 ID:EZyBj3kl.net
ロータスの代表だったっけか、
これまで見て来た中で一発で始動したエンジンははじめてだって言ってたね

12 :Ψ:2019/08/06(火) 14:25:50.59 ID:CTgKvMPj.net
もったいないな
デチューンして市販車に載せればよかった
エルフ350GTとかで

13 :Ψ:2019/08/06(火) 14:52:25.45 ID:Ayhwwe8y.net
す、、スバル・モトーリモデルニ

14 :Ψ:2019/08/06(火) 15:18:01.62 ID:4oFvhdGK.net
>>9,10
初めてにしては良いかも知れんがラップタイムをエンジンだけで5秒詰めるのは500億円程度必要だろ

15 :Ψ:2019/08/06(火) 15:42:40.58 ID:K6GQNHwd.net
>>14
なに前提条件変えてんの?
500億積んだら5秒速くなる根拠だせば?

16 :Ψ:2019/08/06(火) 16:56:49.65 ID:4oFvhdGK.net
>>15
前提条件変えてねーわ
実戦で使い物にならんことに変わりはない

17 :Ψ:2019/08/06(火) 17:23:44.23 ID:K6GQNHwd.net
91年ベルギーグランプリ予選結果
順位 No ドライバー コンストラクタ 1回目 2回目
1   1 アイルトン・セナ マクラーレン・ホンダ 1'49.100 1'47.811
21  12 ジョニー・ハーバート ロータス・ジャッド 1'55.523 1'53.361

同年のいすゞテストが行われた20日後スパの予選タイム
仮定のことで、使い物にならんと断じるお前の頭はどっか違う世界線で
結果でもみてきたんか?
間違いなくロータスは喉から手が出るほど欲しかったろうよこのエンジン。
不幸なことは両方に金がなかったことだけだ。

18 :Ψ:2019/08/06(火) 17:48:46.70 ID:wegzu1EM.net
>>17
お前こそどこの世界に住んでるんだ?
5.3秒なら予備予選通らん可能性が高いだろ
シルバーストーンでセナとハーバートのトップとの差でみろ
予選一日目
セナ +0.633
ハーバート +4.563
予選
セナ +0.679
ハーバート +4.750

喉から手が欲しいとか美化しすぎだろ
初めてにしては確かに優れてるけど実戦で使えん事は間違いない
一馬力あげるだけで1億は必要と言われてる世界だろ
馬力揚げてく過程で上げれば上げるほどにトラブルも出るし上がり辛くもなる
少なくとも開発期間2年と100億単位の金が必要
そのままレースに出れるなら出てるわ

19 :Ψ:2019/08/06(火) 18:55:08.57 ID:sbO6LKKh.net
>>14
当時のロータス102って数年型落ちのポンコツ
今のウイリアムズレベルの比ではない
それが5秒落ちは凄いんだけどな

20 :Ψ:2019/08/06(火) 18:56:01.68 ID:sbO6LKKh.net
>>11
ピーターコリンズ

21 :Ψ:2019/08/06(火) 19:18:39.98 ID:/KC0hR6s.net
コローニ・スバルも展示して。

22 :841:2019/08/06(火) 19:23:13.60 ID:LQFPYHzF.net
懐かしい。
スバルのはミッションが逆でいきなり後退したんだっけ

23 :Ψ:2019/08/06(火) 19:26:53.19 ID:K6GQNHwd.net
計測機器と、オルタネータの開発が間に合わずバッテリー積んで
想定より40kg重い状態でのこれだから。
既に高耐久高出力V12を量産化してハードコンディションで年中運用してる
メーカーの習作ならそのまま実戦投入してもある程度いけたんじゃね。
たらればにハラワタ煮えくり返ってる>>18には許しがたいことらしいけどw

24 :Ψ:2019/08/06(火) 19:32:11.76 ID:wegzu1EM.net
>>19
初めてでって意味では凄いのかも知れんが実戦で使い物にならんと言ってるんだよ
ほぼ予選は通らないタイム
そこから上に登るのはF1の世界ではとてつもなく難しい
理数系のエンジニアに対して美化して褒めるのは相手に失礼だよ

凄いところはタイムじゃない

25 :Ψ:2019/08/06(火) 19:35:09.07 ID:mgZJ1EIP.net
♪ま〜われ まわ〜れ
いすゞのエンジン〜

https://youtu.be/tmx1Qr1qDpE

26 :Ψ:2019/08/06(火) 19:35:27.81 ID:wegzu1EM.net
>>23
あのなー
初めてにしてはって意味だろ
当時の参戦エンジン見てみろ
予備予選落ちまくっても良いなら出るには出れるわ
90年代初めの頃って1レース1エンジンで消費してた時代じゃなかったっけか?
とても参戦出来んよ

27 :Ψ:2019/08/06(火) 19:44:12.60 ID:wegzu1EM.net
つうかお前レースの基本も知らんだろ
ベルギーのタイムで比較したり数字で否定されても認めんとか有り得ん話だわ
イスズエンジンの凄いところは他にあるだろ
タイムなんて褒めたら開発者に嫌味だぞ

28 :Ψ:2019/08/06(火) 19:46:47.17 ID:sJ7x1Wae.net
割と技術はある会社。
ジウジアーロデザインのピアツッアは名作

29 :Ψ:2019/08/06(火) 21:15:11.14 ID:+Wt21FTs.net
いすゞエンジンはFFのNew エランでも使われてたね

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