「アフター5も休暇中も飲酒禁止！」　アルコールを禁じられた中国の公務員たち [きつねうどん★]

きつねうどん ★

中国の一部の県で公務員のアルコール摂取を禁止する条例が出されている。もちろん、これは勤務中の話ではない。勤務外であっても、だ。
こうした禁止令に対し、SNS上では私生活の侵害だと怒りの声が噴出している。

「公務員の平日の飲酒が禁止されました。どう思いますか？」

中国の日刊紙「四川日報」は10月8日、チャットアプリ「微信（ウィーチャット）」で読者にこう問いかけた。

中国北部・甘粛省の慶城県で、公務員のお酒の消費に関する条例が出された。特別な事情や当局の許可がある場合を除き、公務中であれプライベートであれ、アルコール摂取を禁止するというものだ。

英「デイリー・メール」によると、これは仕事への意識を高め、公務員のイメージアップを図るためだという。また、同紙は「賄賂の防止にも役立つ」ことを狙いのひとつに挙げている。贈収賄事件はお酒の席で起きやすいからだ。

結婚式や葬儀など特別な場合には飲酒許可を

インターネット上では、勤務後であっても飲酒を禁じるこのお触れに、驚きを表す書き込みが相次いでいる。

しかし、このような条例が中国で出されるのは初めてではない。中国北部の青海省・門源回族自治県や、甘粛省・環県でも同様の条例が定められている。

中部の河南省・南陽市では、「勤務日は24時間アルコール禁止、加えて、公務につく者はあらゆる時も、監視下に置かれる可能性がある」としており、少なくとも月に1回は抜き打ちのテストが行われている。

中国のテレビ局「大象網」によれば、抜き打ちテストの実施はSMSやウィーチャットで通達され、指定時間内に検査場に出向く必要があるという。

江蘇省の省都・南京においては警察職員に対し、結婚式や葬儀などの特別な場合など、当局の許可がある場合を除き、勤務日の飲酒を禁じる通達が出されている。平日に飲む場合はその行事の内容、参加者の顔ぶれ、飲酒量を書いた事前申請が必要になる。

中国のSNSを騒がせている公務員の禁酒条例、非難の声は増すばかりだ。

https://courrier.jp/news/archives/215906/

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