コロナ禍でも海外売上が１．５倍「お好み焼きをフランスに」オタフクソースの挑戦 [きつねうどん★]

きつねうどん ★

新型コロナウイルスの影響により多くの企業で売上げが減少しています。そんな中、この苦難を新たな挑戦へのきっかけと捉え海外への販路拡大に挑戦する広島の企業があります。広島の味を世界に届ける取り組みを追いました。

コロナ禍で社会が不況にあえぐ中、売り上げを約１．５倍に伸ばす企業が…！
それが、オタフクソースの海外営業部だ！　
部員はわずか６人。そしてコロナの影響で海外出張もできない彼ら。

【オタフクソース海外営業部・朝倉圭輔課長】
「ちょうど１年前までは（海外）出張をメインに、現地に行って提案す路というスタイルでやっていた。大体１年の３分の１くらいは海外へ出張に行っていた」

しかしなぜ、彼らはわずか６人で海外での売り上げを伸ばすことができたのか！？　その戦略と舞台裏に迫った！

オタフクソース、海外営業部。海外営業部では、６人それぞれが担当エリアに割り振られている。この６人で海外を飛びまわり、なんと５０ヵ国以上で海外展開をしているのだ。

年の３分の１は、出張のため海外で生活する。しかし、新型コロナの影響により、海外への出張が困難に…。

【オタフクソース海外営業部・朝倉圭輔課長】
「やっぱり現地に行けなくなって、メールや電話中心の距離感がある営業スタイルになっていた。一時は売上が半分以下にまで下がってしまった」

そこで彼らが打ち出した施策は…。

「自らがメディアになる」

まず、彼らが手軽にできると取り組んだのは…。今や身近となったＳＮＳでの発信！　ソースの使い方や、海外向けのレシピを英語化し、海外へ発信。これまで１５０を超えるレシピを提案。商談につなげてきた。

そして次に彼らが取り組んだのが…。テレビ会議システムを利用した海外向けのオンライン料理教室！　

イギリスでは、一般の人にも興味を持ってもらおうと料理教室を開催したところ、初回から１１２人の応募が。
体験終了後、興味を持った人が商品を買えるシステムを構築し、購入につなげた。

そして、ＳＮＳで成果をあげた彼らが次に挑戦したのが…。ＹｏｕＴｕｂｅを活用した動画での発信！

動画を活用し、より多くの人に多くの情報を伝えようと始めたＹｏｕｔｕｂｅ。お客さんの要望に早く応えたいと企画、撮影、編集、配信の全てを社員が行っている。その投稿数はなんと、この１年間で８０本以上！

【オタフクソース海外営業部・朝倉圭輔課長】
「メールや電話だけでは伝わりきらない部分が多かった中で、何か伝える方法はないかということで動画を考えた」

Ｙｏｕｔｕｂｅが、レシピや商品についてさらに知ってもらうきっかけとなっており、売り上げにも繋がっているという。

さらに、海外営業部の挑戦はこれだけにとどまらなかった。

次の勝負の地に選んだのはフランス。彼らは一体この地で何をするのか！？
それは、人気ＹｏｕＴｕｂｅｒとライブ配信をすること。

主婦目線の早くておいしい料理が人気の主婦Ｙｏｕｔｕｂｅｒオドレイさん。