未成年の少女たちが裸で雨乞いする儀式、インドの村で今年も執りおこなわれる [きつねうどん★]

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裸の少女たちが担ぐ木の棒には蛙が1匹くくりつけられていたという
Photo: Soumyabrata Roy/NurPhoto via Getty Images

インド中央部マディヤ・プラデーシュ州の村で、今年も伝統的な雨乞いの儀式が執りおこなわれ、インド中を騒がせている。

「マディヤ・プラデーシュ州で奇妙な雨乞いの儀式は珍しくもないが、この儀式はおぞましさと紙一重だ」と報じたのは、「タイムズ・オブ・インディア」だ。

同紙によれば、ダモー地区にあるこの村では、未成年の少女たちが裸で、重い木の棒を担いで行進することが雨の神々を喜ばせると信じられている。モンスーンの季節が終わりに近づき、干ばつが忍び寄るなかで村人たちは必死で神頼みをするのだ。

SNS上ではこの儀式の様子を撮影した動画もいくつか共有されているという。

木の棒に蛙？

子供たちはなぜ裸で村中を歩かされているのか知る由もなかったと同紙は書いている。

この行列に参加した少女の母のひとりはこうコメントしている。

「雨が降らなくて私たちの田んぼが干上がりはじめています。水が必要です。これで雨が降るでしょう」

「インディア・トゥデイ」は、裸の少女たちが担ぐ木の棒には蛙が1匹くくりつけられていたと報じている。

裸の少女たちのあとには、雨の神を称えるバジャン（献身歌）を歌いながら女性たちが続く。

少女たちは家々を巡り、小麦粉、豆類、穀物をもらう。集められた品々は、村の寺院の前に設置された「バンダーラー」（共同台所）に備えられる。村人全員がそこに参列することが「義務」だという。

少女たちは強制参加させられていないか？

各メディアによれば、インドの国家児童の権利保護委員会（NCPCR）はダモー地区の行政に対して、この出来事についての報告書を提出するよう要請したという。

この「儀式」に苦情を寄せた村人はいないという同地区担当の徴税官は、記者にこう語っている。

「こういう場合、行政ができることといえば、村人たちにこうした迷信の無益さについて気づかせ、こうした慣習は望む結果を生まないと理解させることくらいです」

ダモーの警察本部長によれば、村人たちは毎年この慣習に従っており、子供たちの合意のもとでおこなわれているという。とはいえ、裸での行進を強いられた子供がいるかどうかは取り調べ、強制が見つかれば、容疑者たちを取り締まると述べている。

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