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QRコード生みの親、通勤電車で車窓からの風景見てひらめいた…「回」字形目印の誕生秘話 [きつねうどん★]

1 :きつねうどん ★:2022/07/08(金) 11:56:40.70 ID:CAP_USER.net
 東海企業は、課題や壁を創意工夫で乗り越え、成長を遂げてきた。日常を豊かにし、生活に不可欠となったモノも数多く生み出している。社会を変えた創造の原点に迫り、進化の軌跡を追う。

 ウェブサイトのURLの読み取りや店頭での決済サービス、航空券にスポーツ観戦のチケット――。数千字の情報を瞬時に読み取ることのできるQRコードは1994年、トヨタ自動車系の部品メーカー・デンソー(当時は日本電装)で誕生し、世界に普及した。

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QRコードを開発した原さん(愛知県阿久比町で)=青木久雄撮影

 「一番の良さは誰でもすぐに簡単に作れること。一般の方がいろんな用途で使ってくれたおかげでここまで広がった」。生みの親である原昌宏さん(64)(デンソーウェーブ主席技師)は、ヒットの秘密をこう語る。

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 在庫を極力持たない「かんばん方式」を採用するトヨタグループでは90年代、部品にバーコードを貼り付け、受発注情報を管理していた。しかし、部品の種類が多くなるにつれ情報量がかさみ、バーコードの本数が増えて読み取りが煩雑に。加えて、工場で付着する汚れや破損で読み取りにくくなることもあった。

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QRコードの試作時のデザイン

 そんな現場の状況を見て、QRコードの開発を同僚とたった2人でスタートさせたのが原さんだ。当時、日本電装でバーコード読み取り機の開発などを担当していた。

 QRは「素早い応答」を意味する「クイック・レスポンス」の略。横方向のみに情報を格納するバーコードに対し、QRコードは、縦、横の2方向から情報を記録する。2次元コードの開発は米国などでも進んでいたが、読み取りに時間がかかるなどの課題があった。

 「最大の難関は、背景とコードの区別を明確にすることでした」。コードが背景に影響を受けてしまっては、素早く正確な読み取りはできない。

 ある日、原さんは通勤電車の中でひらめいた。車窓から外を眺めていると、最上階の両端だけ窓の形が違うマンションが目に留まった。「角に大きな目印をつければ、区別しやすくなる」

 こうして「回」字形の目印を三つの角に置いた正方形が生まれた。三つのマークを最初に認識することで、背景との境界や上下左右を認識し、どの方向からも読み取ることができるようになった。コードの約3割が破損していても認識可能。完成まで2年。96年にはトヨタのかんばん方式に導入された。情報量は、現在では数字でバーコードの約200倍となる7089字、英数で4296字にまで高まった。

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 特許は取得したが、普及を促すために技術は無償で公開した。一般の人でも簡単に作成でき、カメラ付き携帯電話やスマートフォンが広まると、急速に浸透した。原さんは「技術を無償で公開しなかったら、携帯電話が登場していなかったら、今日の普及はないだろう」と振り返る。

 QRコードの関連業務は、デンソー子会社のデンソーウェーブに引き継がれ、小型化、暗号化が進んでいる。今年5月には、長方形の新たなQRコード「rM(アール・エム)QRコード」の開発を発表。縦のサイズは従来の3分の1となり、細長い形の医療機器の管理などへの活用が期待されている。

 現在も第一線で研究を続ける原さんは、コードの多色化による情報量の増加や、個人の医療情報向けなどさらなる用途拡大に取り組んでいる。「常に使う人の視点に立って、時代に合わせてコードを変化させていきたい」。世界を驚かせた小さなモザイク模様の進化はまだまだ続きそうだ。

2 :きつねうどん ★:2022/07/08(金) 11:56:48.97 ID:CAP_USER.net
少額決済の主役…国内7兆円
 QRコードは、決済手段として日常生活に急速に浸透した。今後も国内外で市場拡大は続くとみられる。

https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/07/20220708-OYT1I50032-1.jpg?type=large

 官民でつくるキャッシュレス推進協議会によると、2021年の国内での利用金額は前年比約1・7倍の7兆3487億円だった。80兆円規模のクレジットカードには及ばないが、電子マネー(約6兆円)などを上回り、少額決済手段の主役となりつつある。矢野経済研究所の予測では、24年度には10兆円を超える見通しだ。

 独調査会社スタティスタは、世界での取引額は20年の2兆1150億ドルから、25年に2兆5568億ドルまで拡大すると予測。スマホ決済「アリペイ」が普及している中国や、日本などアジアが9割以上を占める見込みという。

 決済手段以外にも用途は広がりつつある。JR東海は20年秋から、QRコードを使ったホームドア開閉システムの実証実験を開始。車の自動運転では、道路標識に貼ったQRコードを車載カメラに読み取らせて速度を制御するなどの活用が期待されている。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220708-OYT1T50101/

3 :Ψ:2022/07/08(金) 12:01:30.66 ID:0c9XQQRT.net
JOQRのパクリ

4 :Ψ:2022/07/08(金) 16:22:05 ID:W16O/323.net
AI「発明家にはいろんなレジャーをさせるべき

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