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千歌「ピアス」

1 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:00:41.62 ID:r9VNUg+l.net
千歌「じゃーん!」

曜「何それ」

千歌「ピアッサーなのだ」

曜「ぴ、ぴあっさー?」

千歌「ピアス開ける道具だよ」

曜「えっ? 千歌ちゃんピアスするの?」

千歌「違う違う、チカは開けないよ」

千歌「曜ちゃんが開けるの」

曜「……えっ?」

2 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:01:21.17 ID:lBS3bO06.net
はいはいどうせグロ
凄いですねー闇深いですねー

3 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:01:23.29 ID:r9VNUg+l.net
曜「わ、私? いやいやいや、何で?」

千歌「うん」

曜「ちょっと待って。よくわからない。全くわからない」

曜「なんで私がピアス開けるの?」

千歌「似合いそうだから」

曜「えっ、それだけ?」

千歌「ううん。本当はもっと色々理由があるけど話すと長くなるから」

曜「何それ。何それよくわかんない」

千歌「開けたら教えてあげるから」

曜「いやいやいやいや、無理だよ。そもそも先生に怒られるって」

4 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:01:51.87 ID:r9VNUg+l.net
千歌「そんなの、どうとでも誤魔化せるよ」

曜「ええー……」

曜「ていうか千歌ちゃん、もしかして自分が開けたいから私で試そうとしてる?」

千歌「そういうのじゃあないよ!」

曜「じゃあなんで私がピアス開けないといけないの?」

千歌「よくない?」

千歌「そんなにイヤなの? チカの頼みが?」

曜「イヤだよ、普通に。やるとしても病院で開けたいよ」

千歌「それじゃあ意味がないのだ!」

5 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:02:26.97 ID:r9VNUg+l.net
曜「えっ? なんで? どういう事?」

千歌「チカが開けたいもん」

曜「???」

千歌「チカの手で曜ちゃんにピアス穴を開けたいの」

曜「えっ……。何それ怖い」

千歌「どうしても嫌?」

千歌「チカはこんなにも曜ちゃんに穴を開けたいのに」

曜「言い方!」

千歌「曜ちゃんがそんなに、絶対に無理だって言うならチカも諦める」

曜「……別にそこまで嫌なわけでもないけど……」

千歌「じゃあ開けさせてよ!」

6 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:03:00.27 ID:r9VNUg+l.net
曜「えー……」

曜「うーん……」

曜「本当に大丈夫なの?」

千歌「大丈夫だよ」

曜「うーん……」

曜「じゃあ……そこまで言うなら……」

千歌「やった!」

7 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:03:22.90 ID:r9VNUg+l.net
千歌「じっとしててね」

曜「う、うん……」ドキドキ

千歌「行くよ?」

曜「……」ドキドキドキドキ

ガシャン

曜「あれ、これで終わり?」

千歌「おお、ちゃんと貫通してる」ジーッ

千歌「これ、チカがやったんだ……」ゾクゾク

千歌「ねね、どうだった? 痛かった?」

8 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:04:54.38 ID:JCRiEsPU.net
拗らせてるなぁ
いいぞ

9 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:04:54.74 ID:r9VNUg+l.net
曜「うーん、一瞬だけ痛かった。けど注射よりマシかな?」

千歌「ふ、ふふっ! そうなんだ!」

曜「うん。なんか癖になるかも」

千歌「ホント?」

千歌「じゃあ次もチカが開けてあげる!」

曜「い、いや、それはいいよ! 一個でいいよ」

千歌「そっかぁ」

10 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:05:16.52 ID:r9VNUg+l.net
千歌「それにしても……えへへ」

曜「何か変?」

千歌「いやぁ、チカが曜ちゃんに穴をあけちゃったんだなぁって」

曜「だから、その言い方なんかえっちっぽいよー」アハハ

千歌「でもそうじゃん」

千歌「チカが曜ちゃんの身体に、半永久的に残る痕を残したんだよ」

千歌「なんだか興奮してきちゃう」ゾクゾク

曜「うわぁ……」

11 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:06:15.02 ID:r9VNUg+l.net
千歌「チカってエロいのかな」

曜「エロいというか怖いよ」

千歌「そうかなぁ」

曜「千歌ちゃんって実はドS?」

千歌「うーん、そういう感じでもないんだけど」

曜「それはそれで逆に怖い」

12 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:06:40.56 ID:r9VNUg+l.net
千歌「ファーストピアスはしばらくつけっぱなしにしておくんだって」

千歌「だから外しちゃあ駄目だよー」

曜「えっ!?」

曜「学校どうすんの!? 先生にバレちゃうじゃん!」

千歌「大丈夫だよ、ガーゼでも貼って怪我した事にしておけば」

曜「うう〜……、そんなので大丈夫なのかなぁ」

千歌「なんとかなるって。チカもフォローするから」

千歌「あ、あと雑菌が入るとまずいから暫く水泳部もお休みしてね」

曜「ええっ!?」

千歌「スクールアイドルに集中できて丁度いいでしょ?」

13 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:07:06.98 ID:r9VNUg+l.net
千歌「消毒はチカがしてあげる」

曜「ありがとう」

千歌「じゃあ早速」

千歌「んっ……」レロッ

曜「ひゃんっ!」ビクッ

曜「ちょ、千歌ちゃん!? なんで耳舐めるの!?」

千歌「消毒だよ。ん」チュパッ

曜「やめてよ、汚いよ!」

千歌「大丈夫だよ。唾液には殺菌作用があるのだ」

14 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:07:42.78 ID:r9VNUg+l.net
曜「そ、そっちじゃあなくて、私の耳! 血とか出るかもしれないし!」

千歌「曜ちゃんのなら全然汚くないよ」

曜「うう///」

曜「ていうかちょっと待ってよ」

曜「千歌ちゃんって私の事好きなの? もちろん恋愛的な意味で」

千歌「えっ?」

千歌「うーん……。どうだろう」ウーン

曜「えっ、そこ悩むの?」

15 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:08:12.24 ID:o6t4gG8s.net
はよはよ

16 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:08:27.35 ID:r9VNUg+l.net
千歌「チカが曜ちゃんの事を好きかどうかは、よくわからないんだけど」

千歌「曜ちゃんを誰にも渡したくないとは思うよ。だからこうして、チカが消えない痕をつけたの」

千歌「曜ちゃんは私の物だっていう証拠をね、刻みたいの。曜ちゃんの身体に」

曜「それって好きって事じゃあないの?」

千歌「そうなのかな」

曜「あのね」

曜「こういう事するのなら、ちゃんと言う事は言って欲しいなって……」

千歌「言ったらしてもいいの?」

曜「それは、まぁ、うん」

17 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:09:06.27 ID:r9VNUg+l.net
曜「ちょっと怖いけど、そこまで思われて悪い気はしないし……」

曜「でも、中途半端な関係のままこういう事をするのは嫌だな」

曜「……私だって、一応、女の子だもん」

千歌「じゃあ好き」

曜「わぁ、軽いなあ」

千歌「でもこの気持ちが愛なら、チカは誰よりも曜ちゃんを愛してる自信があるよ?」

曜「ち、千歌ちゃん……」キュン

18 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:10:03.19 ID:r9VNUg+l.net
千歌「だから曜ちゃん、チカの恋人になってください」

曜「えっと、その、よ、喜んで! よろしく、お願いします……///」カァァ

千歌「えへへ、これで恋人同士なのだ!」

千歌「これからはチカだけを見てね」

曜「も、もちろん!」

千歌「キスしよ?」

曜「うん……」ドキドキ

CHU☆

19 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:11:09.31 ID:r9VNUg+l.net
〜数日後〜

千歌「曜ちゃ〜ん」ダキッ

曜「千歌ちゃっ――」

千歌「んっ」チュッ

曜「んんっ……」

曜「ぷはっ」

千歌「ここにもちゅー」チュウウ

曜「ぁンっ……、ちょっと千歌ちゃん、吸いすぎっ……」

千歌「曜ちゃんにキスマーク付けちゃった♪」

20 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:13:01.03 ID:SkAm0xxD.net
ちょっと怖い

21 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:13:13.68 ID:r9VNUg+l.net
曜「えっ? ホント?」

千歌「ほら」っ鏡

曜「わー、結構ハッキリと……。これ、意外と恥ずかしいね」テレテレ

千歌「キスマークもずっと消えなければいいのに」

曜「それだといつか体中赤い斑点だらけになっちゃうよ」

千歌「隙間なく付ければよくない?」

曜「それはそれで怖いよ」

千歌「うーん、どうしたらいいんだろう」

22 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:13:18.54 ID:QTQzsLl2.net
好き

23 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:15:31.13 ID:r9VNUg+l.net
曜「簡単だよ」

曜「痕が消えそうになったら、また千歌ちゃんが付けてくれればいいんだよ」

千歌「確かに!」

千歌「じゃあこれからは曜ちゃんの身体にチカが痕を付けてあげるね」

曜「あんまり見えるところにはやめてよねー」

曜「水泳だってあるんだし……」

千歌「んー、チカはね、曜ちゃんはチカのものだってアピールしたいの」

千歌「だから見えるところにつける!」

曜「ちょっと、やめてよー!」

千歌「やーだ」チュウ

曜「もー」

24 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:16:49.87 ID:r9VNUg+l.net
〜さらに数日後〜

千歌「どうしよう曜ちゃん」

曜「どうしたの?」

千歌「もうキスマークだとかピアスホールくらいじゃあ満足できなくなってきた」

曜「えっ!?」

千歌「もっと曜ちゃんにチカのものだっていう証を付けたいの!」

曜「そ、そんな事言ったって」

曜「体中ピアスだらけになるのは流石に嫌だよ?」

千歌「それはチカも嫌だよ」

千歌「だから曜ちゃん、背中に大きく『千歌命』っていう刺青彫って!」

曜「うん。絶対イヤ」

オワリ

25 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:17:33.43 ID:7UTEw2s+.net
歪海いいぞ〜これ

26 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:17:35.16 ID:r9VNUg+l.net
すみませんでした。短いですが終わりです。
なんか重めな千歌ちゃんをできるだけ軽いノリで書きたかった。

27 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:20:18.66 ID:2N1tilgj.net
おつ

28 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:29:02.18 ID:kFoa/J2J.net
蛇とピアス思い出した

29 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:31:17.84 ID:QTQzsLl2.net
おつでした
よかった、好き
またなにか思いついたら、その時は是非書いてほしいのだ

30 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:33:46.72 ID:0FVW40oW.net
おつ

31 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:39:23.48 ID:WDfclOym.net
朝起きたら入れ墨入ってそう

32 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:43:53.44 ID:gOHURbYY.net
開幕ぎぃゃあああああああ案件かと思った

33 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:48:39.42 ID:5OGk90po.net
果南「え?ピアス?開けたいの?」

千歌「ううんそうじゃなくてどうやって開けるのかなーって」

果南「ここら辺の子供なら布団針でしょ」

千歌(相談する相手を間違えたのだ…)

34 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:53:09.15 ID:BI+3OT5V.net
エチエチか?

35 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:55:13.20 ID:Cr0sek6F.net
そのドライバーは、まるで「キリ」のような形状をした、尖った先端ものもだった。

おそらく、貫通用のドライバーだろう。

善子「これでピアス開けてあげようよ(笑)」

花丸「え……ピアス……?」

ルビィ「ブス丸のくせにピアス?(笑)でもそれも面白そうだね!」

善子「いいじゃない、みんな、ブス丸抑えるの手伝って!」

モブ1「はーい」

モブ2「またブス丸で遊ぶの?」クスクス

まだクラスに残っていた数人が、私の身体全体を押さえつける。

花丸「いや!!やめるずら!!」ジタバタ

善子は、私の耳たぶに風穴を空けようとしているんだ……!

嫌だ……!!そんなことしたら、絶対に痛い。痛いどころではすまない……!

梨子「いや、お願い……やめて……」ポロポロ

花陽「もう!暴れるなブス内っ!!」ガンッ

梨子「痛いっ!!!」

小泉さんから顔を殴られ、私はそのまま床に倒されてしまった。

それを見て、まるでハイエナのように、他の女の子たちが倒れ込んだ私を押さえつける。

凛「えへへへ、そのまま抑えててね」

梨子「やだぁああああ!!!!助けて!!誰か助けて!!!!」ポロポロ

暴れたくても、暴れられない。

それほどガッチリと、身体全体を押さえつけられている。

梨子「いやぁああああああ!!!!!」

もはや、泣き叫ぶしかなかった。

誰も助けてはくれないのに、泣き叫ぶしかなかった。

36 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:57:53.09 ID:Cr0sek6F.net
ドライバーが、私の耳たぶに触れた。

そして―――


ズブブブブッ!!

花丸「―――!!?」

善子「ぎゃははは!!!入った!!!」

花丸「いや……痛いぃいいいいいいいいい!!!!!!」ポロポロ

花丸「痛い!!!!痛い痛い痛い痛いっ!!!!!」ジタバタ

ルビィ「ぎゃははははは!!!!善子ちゃん最高!!!」

善子「ブス丸やばすぎ(笑)、もっとドライバー押し込んでやるわ」

善子「死ねや!!!!ブス丸!!!」ぐりぐり

善子が手首をねじるごとに、花丸の耳たぶの肉は裂けていく。

そして、肉が裂けたあと、ちいさな耳たぶからは考えられない量の、赤い血が出てきた。

何よりも、痛い。

いままでに経験した、どんなことよりも痛くて、花丸はさっきよりも激しく泣き叫んだ。

ぎゃはははははははは!!!!!


痛くて、痛くて、本当にどうしようもなくて……

もがき苦しんで泣いている花丸を見て、みんなが笑っていた―――

37 :名無しで叶える物語:2019/01/27(日) 20:59:02.44 ID:D6LL6kzE.net
クリピは?

38 :名無しで叶える物語:2019/01/28(月) 02:02:42.93 ID:4aV1zEjO.net
また曜推しが千歌ちゃんの気持ちを捻曲げて玩具にしてる
https://i.imgur.com/Wk6sX3U.jpg

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