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ほのか「わりとベタな」海未「私たちのこ、ここ…こい物語」

1 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 00:08:11.14 ID:cK58C590.net
代行

2 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 00:09:12.33 ID:13d3U+VJ.net
支援

3 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 00:09:41.89 ID:5hKI0+84.net
私たけのこ?

4 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 00:13:25.54 ID:MwRpxPHI.net
代行ありがとうございます。


今さらですがほのうみものです。
初挑戦の恋愛もの。

アニメ・映画の一年後設定ですが、SIDネタが所々あります。
SID読んで、ほのうみ書きたいと思って何年か前に書き始めたssなので…

たぶん4回ぐらいに分けて投稿します(みきり発車)。

あと、この前から5ch に投稿できないことが多々あって。
急に失踪したらそのせいだと思ってください、すみません。

5 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 00:14:45.89 ID:jy7gFGEQ.net
支援するぞぉ
とりあえず落とすんじゃないぜ承太郎

6 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 00:15:57.44 ID:MwRpxPHI.net
side ことり


 いつまでも続くものというのはないのでしょう。
 変わらないと思っていたものも、ゆっくりと変化しているものなのです。
 たとえそれがどんなに・・・。
 



みなさんこんにちは。ことりです。

これからお話しするのは、μ'sを結成して解散して、色々なことがあってから一年後のお話です。

私たちは高校三年生になり、今後どういった進路にすすむのかという問題に直面しました。

海未ちゃんは推薦で教職課程のある女子大に、わたしは海外の服飾の大学に進学が決まりましたが、穂乃果ちゃんはだいぶ悩んでいるようでした。

海未ちゃんはそんな穂乃果ちゃんに対して厳しくしかりつけながらも優しく見守っていました。

私は勝手に、どんなことがおこるとしても、二人ならきっと大丈夫なんだろうなぁって、そう思ってました。

7 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 00:17:47.93 ID:13d3U+VJ.net
ガチのほのうみは久々だな
期待

8 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 00:21:11.05 ID:MwRpxPHI.net
11月のおわり頃だったでしょうか。
心地よい風が吹く秋が終わり、コートを出さないとつらくなるような、そんな寒い冬が訪れようとする日のことです。
 

私たちはいつものように(旧)部室で、ミューズメンバー(旧一二年生)とアリサちゃんと雪穂ちゃんの8人でダラダラとおしゃべりをしていました。
アリサちゃんが絵里ちゃんの愚痴を言って、雪穂ちゃんは穂乃果ちゃんの愚痴を言って、穂乃果ちゃんが言い訳をして…
そして海未ちゃんは二人に対しての熱いお説教をすることを決意して…


本当にいつも通りの、日常の一風景でした。

ところが、凛ちゃんがふとこぼした
「来年、にこちゃんのぞみちゃんえりちゃんと一緒にどっか行きたいにゃあ・・」
という言葉をきっかけに、来年の進路のことに話題が移った時のことです。

穂乃果ちゃんが唐突に(本当に唐突に!)、言ったのです。

穂乃果「ごめん、それ行けないかも。」

こういう話しにいつも一番に飛び付く穂乃果ちゃんの返答に、みんな困りぎみです。

はなよ「えっ、ど、どうしたの、穂乃果ちゃん?」

と、はなよちゃんが代表して質問します。
そしたら、穂乃果ちゃんが言うのです。

穂乃果「実はね、来年からアメリカに行くことになって…」

真姫・凛・はなよ・アリサ「「「「えーーーーーー」」」」

まさしく衝撃の発言です。みんなびっくりしてました。
妹の雪穂ちゃんですら聞いていなかったのでしょう、目が点になっています。

雪穂「き、きいてないよ、お姉ちゃん!!!」

穂乃果「ごめーん、雪穂にもまだ言ってなかったね。」

9 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 00:24:52.19 ID:MwRpxPHI.net
穂乃果「去年アメリカに行ったときに、なんか注目されたらしくってね・・。」

穂乃果「ことりちゃんのお母さん経由で、アメリカの音楽の学校に来ないかっていう推薦が来たんだって!」

そうなんです。
お母さんや穂乃果ちゃんから口止めされてましたが、実はそういう話がきていたんです。

凛「す、すごいにゃぁ」

はなよ「ほ、本当にすごいことですよっ・・」

穂乃果「そんなことないよぉ、たまたまだって…」

穂乃果ちゃんはこうやって謙遜しますが、実はこれ、本当にものすごい事なんです。
そういう話が出ること自体めずらしいですし、ぜひ来てくれってすごーく熱烈な勧誘をされたらしくって♡

真姫「学費とかは大丈夫なの?」

穂乃果「うん、何かホームステイ先でベビーシッター?、みたいなのをするとすごく安くしてくれるらしくて」

そこら辺については、私のお母さんも協力して、お金がほとんどかからないやつを選べたそうです。

雪穂「わ、わたし聞いてないよ、お姉ちゃん」

穂乃果「ごめんね、お母さんたちにはもう伝えたんだけどねぇ。」

すでに、親御さんのご了承は頂いています。
つまり、話しは結構先の方まで進んでいるのです。

10 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 00:27:40.98 ID:MwRpxPHI.net
穂乃果ちゃんの、突然のカミングアウトに場が静まり返ってしまいます。
そして、みんな驚きすぎたのでしょう、目が点になっています…

雪穂「あ、あのお姉ちゃんが、メジャーデビュー!?」

穂乃果「そんなに驚かれることかなぁ…」

ただただ呆然としてる雪穂ちゃん!

亜里沙「すっ、すごいですよっ!穂乃果さん!!」

穂乃果「ぐえっ。あ、ありがとう、アリサちゃん…」

さすがロシアってくらい激しいハグをする亜理砂ちゃん!

はなよ「こんな話、スクールアイドルの歴史上初ですよっ!」

凛「さすが穂乃果ちゃんだにゃあ…」

穂乃果「えへへ、ありがとう。」

称賛と祝福をする、りんぱなちゃん。

真姫「もうっ、いっつも話が急なんだからっ!」

穂乃果「ごめんね、まきちゃん」

と、怒る真姫ちゃんでしたが、

真姫「途中でべそかいて帰ってこないでよ!」

と、応援しています。

「素直になれないまきちゃん、かわいいぃぃ♥」

と、ことりは心の中でそう思いました!

真姫「ちょっと!声にで出るわよっ!ことり!!」

11 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 00:29:35.39 ID:dh4FOxE6.net
舐めるように見てます

12 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 00:40:36.49 ID:MwRpxPHI.net
こうして、穂乃果ちゃんの挑戦を応援しようとする私たちでしたが、
一人だけ反対する人がいました…

海未「無謀ですよ。」

そう、海未ちゃんです。

海未ちゃんは小さい声で、そうつぶやきました。
その声はとっても冷たくて…
まるで、何を考えているのかさとらせないかのように無表情でした…


時が戻ったかのように、部室が再び静まり返りました。
それでも、穂乃果ちゃんは言います。

穂乃果「うん、無謀だとは思う。でもやってみたいんだ。」

その表情は、新しい何かを見つけたように希望に満ち溢れていて…

穂乃果「去年の三月にアメリカに行ってライブをやったじゃん、すっごく楽しかったよね。」

穂乃果「でも私、それだけで終わりたくないんだ・・」

回りの人を魅了するような輝きがあって…

穂乃果「わたし、あの時の光景が忘れられない。もう一度見たい。」

穂乃果「でもきっと、それを見るためには日本にいて何かをするんじゃだめで、もっといろんなことを学ばないとダメなんだ・・」

人を引き付けるような夢があって…

穂乃果「だから、アメリカに留学して、いろんなことを勉強するの」

穂乃果「私、ここでこの道を選ばなかったら、一生後悔すると思うから・・」

でも、強い覚悟は感じさせられて…

穂乃果「それに、新しい環境で色々やってみたいんだ。一人でどれくらいのことができるのかなぁっていうのも気になるし…」

アリサ「穂乃果さん・・・」

もう全て決めてるんだなって、そう思わせられてしまう口ぶりでした。

13 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 00:41:40.49 ID:MwRpxPHI.net
穂乃果「急な話でごめんね。みんなにはもっと前に話したかったんだけど・・・」

と、申し訳なさそうに言う穂乃果ちゃん

穂乃果「図々しいとは思うんだけど、みんなには応援してほしいなぁって・・・」

穂乃果「ダメ、かなぁ…」

と、自信なさげに呟く穂乃果ちゃん。

ことり「わたしは応援する。穂乃果ちゃんならきっと出来るよ♡」

穂乃果「ことりちゃん・・・」

雪穂「もう、いっつも急なんだから…」

はなよ「ホームシックとかにならないかなぁ…」

と、心配しつつも

アリサ「応援しますよ!穂乃果さん!!」

凛「応援するにきまってるにゃっ!!」

真姫「何かあったら、私たちにすぐに連絡しなさいよ。」

と、応援するメンバーたち・・

なんやかんや、ほとんどのみんなは応援するみたいでした。

穂乃果「みんな、ありがとう……」

14 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 00:45:16.68 ID:MwRpxPHI.net
再び活気があふれだした部室。
ほとんどのみんなが、穂乃果ちゃんを応援するみたいでした・・

そう、ただ一人を除いて・・

海未「それでも、わたしは・・・私は反対です。」

小さくかったですが、よく通る声でした。
海未ちゃんは依然として反対みたいです。

みんな戸惑っているみたいです。穂乃果ちゃんもちょっと首をかしげています。

はなよ「えっ、どうして?」

海未「それは・・・」

凛「それは?」

海未「それは・・・その・・・」

ゆきほ・アリサ「その?」

海未「えっとー・・・・・」

しばしの悩んだすえに、

海未「と、とにかくどうしてもです!!!」

と、わりと理不尽な理由で反対します。

はなよ「えっー!!!ど、どうしてもぉ!」

なんだか、海未ちゃんらしくありません。

真姫「なにそれ、理由になってないわよ。」

海未「それは、まぁ…」

凛「それはさすがに横暴だと思うよ」

海未「いえ、その…」

真姫ちゃんと凛ちゃんからつっこまれます。
海未ちゃんにしては珍しく、凛ちゃんの意見にタジタジです。

海未「で、ですが・・・」

なんだか、すでに反対という結論を出していて、
それを認めさせるために理由を探している、そんな印象を受けました。

15 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 00:54:33.87 ID:MwRpxPHI.net
海未「あっ、そうですっ!」

そしたら海未ちゃんは、名案をひらめいたかのようにして言いました。

海未「アメリカといえば英語です・・。言語が英語なのですよ。」

海未「しかし穂乃果、あなたは英語を話せるんですか?」

そういった海未ちゃんはずいぶんと得意げな顔でした。

海未「アメリカに留学するのであれば英語を話せることは必須です。」

海未「しかし英語なんて、そうそう簡単に話せるようになるものではありません。」

ことり「まぁ、それは、たしかにそうかなぁ」

と、ここは一応海未ちゃんに助け船を出します。

海未「そうです。そうですよ。」

わが意を得たとばかりに海未ちゃんはうなずきながら、

海未「それにそもそも、穂乃果が一人で留学なんて出来るわけがありません!」

と、断言します。そして、

海未「あの、穂乃果ですよ…」

と、ずいぶんとひどいことを言います。
穂乃果ちゃんも苦笑いです。

雪穂「まぁ、それはそうかも・・・」

雪穂ちゃんが海未ちゃんの方へ姿勢を傾け、海未ちゃんサイドに付きます。

海未「そうです、そうです、そうですとも。」

味方を得て勢いにのる海未ちゃんは、さらに何か言おうとしますが、
ここで、アリサちゃんが首をかしげて言います。

アリサ「でも、反対の理由にはちょっと弱いような・・・」

真姫ちゃんも言います。

真姫「そうよ、ほのかもそこらへんは承知してるはずよ、でしょ。」

穂乃果「あはは、まぁ、いろいろ勉強中だよ。」

と、穂乃果ちゃんは苦笑いします。
ですが…

16 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 00:59:06.61 ID:MwRpxPHI.net
雪穂「あれ?でもお姉ちゃん、この前英語のテストでクラス一位取ってなかったっけ?」

海未「はっ!!」

アリサ「それに、この前TOEFLで高得点を取ったんじゃなかったでしたっけ?」

海未「なっ!!」

穂乃果「あはは、実はね…」

そうなんです。
実は穂乃果ちゃん、ここ最近、英語に関してはものすごい勢いで成績を伸ばしているのです。
中間テストは98点、期末テストは100点だったでしょうか?
(穂乃果ちゃんがそんな高得点取るなんて、びっくりですよね・・)

海未ちゃんは特訓の成果が出たと喜んでましたが、単に留学に向けた準備だったのでしょう。

えっ、TOEFLって留学希望者向けでしょ?あれで高得点って…

凛「じゅ、準備バッチリにゃっ!!」

はなよ「それなら、大丈夫じゃないかなぁ…」

そう、実は人知れず努力をしていた穂乃果ちゃんなのでした。

17 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 01:01:09.43 ID:MwRpxPHI.net
訂正

えっ、TOEFLって留学希望者向けでしょ?あれで高得点って…

→真姫「えっ、TOEFLって留学希望者向けでしょ?あれで高得点って…」

18 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 01:18:59.54 ID:MwRpxPHI.net
再び形勢不利になった海未ちゃん
熱が入ってきたのでしょうか、椅子から立ち上がって話し出します。

海未「で、ですが・・」

何かを言って反対しようとする海未ちゃん…

すると、穂乃果ちゃんが立ち上がって海未ちゃんの目の前に向かいます。

穂乃果「海未ちゃんっ」

そして海未ちゃんの方へ向かい、海未ちゃんをギュっと抱きしめます。

海未「ほ、穂乃果・・」

海未ちゃんはちょっと戸惑い気味です・・
しかし、穂乃果ちゃんは海未ちゃんを抱きしめながら言います。

穂乃果「海未ちゃんの気持ちも分かるよ。私だって無謀だって思うもん。」

穂乃果「私が一年前にこんなことを言い出したら、絶対に止めるもん・・」

と、どこか自信なさげに言います。

海未「でしたら、日本に残って・・・」

海未ちゃんは優しく、穂乃果ちゃんに問いかけます。
ですが、穂乃果ちゃんはかぶりをふります。

穂乃果「でも、それじゃダメなんだよ。日本にいたら先に進めない、そこで満足しちゃうから・・」

穂乃果「私はもう一歩先に進みたい。そのために、アメリカに留学したいの!」

穂乃果ちゃんは熱く語ります。

穂乃果「海未ちゃんには応援してほしい。笑顔で穂乃果を送り出してほしい。」

穂乃果「だって海未ちゃんは、幼馴染で、穂乃果にとって一番大切な味方だから。」

海未ちゃんをぎゅっと抱きしめていた穂乃果ちゃんでしたが、
穂乃果ちゃんは海未ちゃんから離れ、海未ちゃんの目をぎゅっと見つめます。

穂乃果「ダメ・・かな・・?」

さりげないい方でしたが、その口調からは強い覚悟と決心が伝わってきます。

海未「そ、その言い方は、ずるいです・・・」

穂乃果ちゃんの覚悟に、海未ちゃんもタジタジです。

穂乃果「ダメ?海未ちゃん・・・」

海未「ダ、ダメです、だって・・・」

穂乃果「だって?」

海未ちゃんは困ったようにして、穂乃果ちゃんと距離を取ろうとしますが、
穂乃果ちゃんの視線が海未ちゃんをとらえて離しません。

19 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 01:24:25.22 ID:MwRpxPHI.net
海未ちゃんは答えに窮し、穂乃果ちゃんの視線から逃げるようにしてそっぽを向きます。

その結果…







私と視線が合いました

海未「こ、ことりぃ、何で笑ってるんですかぁ!!!」

ことり「ピィ!!!」

ば、ばれてしまいました。
二人のやりとりが可愛らしくって、ついついニマニマしてしまいましたっ♡

うっ、海未ちゃんの視線が鋭い・・
誤魔化そうと思った私は・・

ことり「コトリハ、ワラッテナーイデースヨーォ」

なんて、茶化してみましたが・・

はなよ「ことりちゃん・・・」

うっ、はなよちゃんの視線が冷たいです・・・

でも、だって…
いじらしいじゃないですか、海未ちゃん・・♡

海未ちゃんがこんなに反対する理由なんて、一つしかありません♡

とはいえ本人は…
いえきっと、穂乃果ちゃんも気づいてないのでしょう・・・

20 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 01:26:11.42 ID:MwRpxPHI.net
海未「まったく、ことりはしょうがないですね・・・」

そう言って海未ちゃんは、穂乃果ちゃんをおしのけて部室の出口へと向かいます。

穂乃果「待って、海未ちゃん」

止めようとした穂乃果ちゃんでしたが、
有無も言わせない海未ちゃんの目力にたじたじ・・
何も言えないみたいでした・・。

海未「とにかく、私は反対ですからね、穂乃果。」

と、力強く言い切ります。

海未「では、みなさん、お先に失礼します。」

そういって海未ちゃんは、逃げるようにして、
足早に部室から去っていきました。

21 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 01:32:34.14 ID:MwRpxPHI.net
さて、海未ちゃんが出て行ってからしばらくして部室…

凛「珍しいにゃぁ、海未ちゃん・・」

と、凛ちゃんが口火を切り、

アリサ「そうですね、あんな海未さん初めて見ました。」

真姫「なんだか、自分の意見を無理やり押し通したって感じだったわね。」

雪穂「今回ばかりは、お姉ちゃんのほうに分があるのかなぁ・・」

と、みんな口々に今日の海未ちゃんの様子をいぶかっていました。
まぁ、そう思うのも仕方ないですね・・

そうしたら、はなよちゃんがおずおずと私に聞きます。

はなよ「ねぇ、ことりちゃん、もしかして何か心当たりあるの?」

みんなの視線がこっちへと向かってきます。

ことり「うーん、まぁ、理由はなんとなくわかるけど・・・」

本当はバッチリわかります。
海未ちゃんがどれほどいじらしいのかを大きな声で言いたいぐらいです♡

ことり「でも・・・・」

少し寂しそうなほのかちゃんが視線に入ります

ことり「でも、それは穂乃果ちゃんと海未ちゃんの問題だから、二人で解決しないと。」

そうなんです。

これは穂乃果ちゃんと海未ちゃんの、かわいらしいロミオとジュリエットのお話なのです。

いつもだったら、私が介入して二人は仲直りするのですが、
来年には私だって留学で二人のそばに居られないのです。

だから、今日の事は二人で考えて、二人で結論を出さないといけないのです・・・




穂乃果ちゃんはすごく寂しそうに、海未ちゃんが出ていった扉を見つめていました。

いつまでも、いつまでも・・・

22 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 01:37:53.39 ID:MwRpxPHI.net
ここでpart1終了。

眠いので次は明日(今日の夜)に投稿します。
たぶん夜の10時か11時かに・・

ネタバレですけど、次の話は酒ネタがちょっとあるので、苦手な人注意。
ほのうみは飲みませんし、本筋とは関わりないですけど・・。

23 :名無しで叶える物語:2022/03/19(土) 01:40:45.88 ID:MwRpxPHI.net
ここまでお読みくださりありがとうございました。

恋愛ものって初めて書いたんですけど、難しいですね。
こういうのスラスラ書ける人って本当にすごいなって思います。

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