【民主党】突然の海江田降ろしに野球、やっぱりズレてる前原岡田 [週刊文春]

TwilightSparkle ★＠＼(^o^)／

2014.07.31 12:02 | THIS WEEK - 週刊文春WEB http://shukan.bunshun.jp/articles/-/4224

「中学生には負けないぞ！」

7月25日、最高気温が35度に上った都内のグラウンドで、9人の国会議員が円陣を組んだ。
「高校時代はピッチャーだった」という前原誠司元外相が、民主、維新、みんな、結いの各党議
員が集まった「野党再編チーム」の先発マウンドに立った。

ところが結果は中学生相手に初回6失点であえなくノックアウト。しかも、上着のユニフォーム
はなぜかサッカー日本代表。「野党連携は野球の連携から」と自賛した参加議員のセンスと合
わせ、どこか「ズレてる」前原氏の本領発揮だった。

ズレているのは、岡田克也前副総理も同じ。最近になって「民主党の現状は尻すぼみで、国
民の関心がない」「局面を変えないと、どんどんジリ貧になる」と声高に代表選前倒しを唱えてい
るのだ。

前原氏や岡田氏は、民主党政権時代に、要職を歴任し「六人衆」と呼ばれる。中でも岡田氏
は海江田氏に代わる有力な代表候補の1人と目されてきた。六人衆の1人、安住淳元財務相も
7月24日、都内の講演で「8、9月に代表選を行い、新しい代表の下で臨時国会を迎えてほしい」、
「首相がすぐ務まる人が野党第1党の党首になるべきだ。岡田さんを中心に、その資質がある
人は何人かいる」とエールを送った。

すでに六人衆では、玄葉光一郎前外相が5月に代表選前倒し論に言及。岡田氏と玄葉氏は7
月初め、連れだってワシントンを訪問もしている。民主党議員は「このままだと『海江田降ろし』
が失速するとの焦りから、代表選について沈黙を守ってきた岡田氏も発言し始めたんでしょう。
でも、民主党の前衆院議員が滋賀県知事選で勝った今じゃないでしょ」と首を傾げる。

とはいえ、すでに代表を経験した岡田氏には新鮮味はない。六人衆の中でも野田佳彦前首
相、枝野幸男元官房長官は代表選に関しては沈黙を保ち、前原氏は再編志向とバラバラだ。

足並みの乱れる六人衆を横目に、輿石東参院副議長が動いた。労組に気を遣う海江田氏を
評価する輿石氏は7月26日、「海江田氏が辞任しない限り代表選はあり得ない。皆で選んだの
だから、皆で支える」と言明した。

六人衆、輿石氏……。混乱を極めた与党時代と変わらない登場人物たちのさや当てこそが
民主党のジリ貧を物語る。気がつかないのは当人たちばかりだ。

【民主党】 突然の海江田降ろしに野球、やっぱりズレてる前原岡田 [週刊文春]

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