【大阪府議会】舛添都知事の「カネ疑惑」が、１８歳選挙権に落とす影 [23日]

紅あずま ★＠＼(^o^)／

《zak女の雄叫びお題は「備」》舛添都知事の「カネ疑惑」が、１８歳選挙権に落とす影
夕刊フジ(ZAKZAK)：2016.05.23
http://www.zakzak.co.jp/zakjyo/zkj-news/news/20160523/zkj1605231140001-n1.htm

　「政治にいいイメージを持っている人は『○』、暗いイメージ、あかんなという人は『×』を出してください」。
進行役の大阪府議が促すと、府立住吉高校（大阪市阿倍野区）の体育館に集まった１、３年生計５６０人のほとんどが「×」の札を挙げた。

　この夏の参院選で、選挙権年齢が１８歳以上に引き下げられるのを前に、政治に関心を持ってもらおうと大阪府議会が５月下旬に開いた出前講座。
冒頭から、政治に対する高校生の厳しい受け止めが明らかになった。

　出前講座では、５人の府議が講師となった。
府議会で条例が可決されるまでの過程を実際の映像を用いて紹介したり、○×クイズをしたりしつつ、日常生活が政治と関わっていることや議会の役割などを説明した。

　とりわけ盛り上がったのが意見交換の時間。
東京都の舛添要一知事の政治資金をめぐる私的流用疑惑が注目を集めていた時期でもあり、生徒から「選挙には、いくらかかるのか」と“政治とカネ”にまつわる率直な質問も寄せられた。

　ある府議は、
「府議選での平均は２５０万円。私の場合、選挙区が広くなった昨年の選挙では、以前の選挙に比べてお金がかかった」とぶっちゃけた。
別の府議は、選挙カーのガソリン代やポスター作製費などの一部を公費負担する制度について、「お金持ちだけしか立候補できない、とならないようにするためにある」と解説した。

　「選挙に落ちたらどうなるのか」という容赦のない問いには、「就職活動をすることになる」「貯金を取り崩す」という答えだけでなく、落選を経験した府議が「人生には波がある。
どん底でも、志をしっかり持つことが大事」とエールを送る場面もあった。

　生徒に真剣に向き合おうとする府議らの努力の甲斐あってか、終了間際に、冒頭の政治に対するイメージについて再度尋ねると、○と×の割合は逆転。
「○」の札を挙げた生徒が大半となった。

　ジョークを織り交ぜて話す府議の姿に親近感もわいたようで、終了後、３年の男子生徒（１８）は
「政治家を身近に感じた。若者向けの政策に力を入れる議員を選びたい」。
選挙では「自分で調べてから、投票に行きたい」と口にする生徒も目立ち、１８歳選挙権導入備えた府議会初の取り組みとしては、成功と言っても過言ではない。

　とはいえ、生徒らの生の声は府議らにとっても大いに刺激になったとみられ、
「高校生の問題意識に驚いた。これまで、アプローチが弱かったかもしれない」という本音も聞かれた。
今後、有権者となる高校生や若者を取り込もうという動きが活発化するのは必至だろう。（Ｔ）
　

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