【評論】ソウルで自衛隊記念行事、韓国軍関係者の出席は適切か　朝鮮日報 [7/9]

紅あずま ★＠＼(^o^)／

ソウルで自衛隊記念行事、韓国軍関係者の出席は適切か
朝鮮日報：2016/07/09 09:58
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/07/09/2016070900519.html

　在韓日本大使館が12日にソウル市内のホテルで開催する日本の「自衛隊の日」記念行事に、韓国軍の局長級の人物が出席することになり、適切なのかどうかについて議論が巻き起こっている。

　国防部（省に相当）はこれまでも行事に出席した前例があり、在韓日本大使館に招待されたのだから外交慣例上、これを拒絶するのは難しい、と説明している。
「韓日国防交流・協力の一環」ということだが、これに対する視線は冷ややかだ。

　事実、かなりの数の市民団体は日本の自衛隊創設記念行事に韓国軍関係者が出席することに反対している。
日本に侵略された韓国が、事実上日本の軍と変わらない自衛隊の記念行事を祝う必要があるのかということだ。

　市民団体「平和と統一を開く人々」の関係者は7日、ニューシスの電話取材に「日本の安倍晋三政権は集団的自衛権行使を露骨に追求し、韓半島（朝鮮半島）に対する軍事介入の可能性を開こうとしている。
政府は、韓国軍関係者の出席ではなく、抗議の意思表示をするべきなのではないか」と指摘した。

　匿名を希望する別の市民団体関係者も
「外交的行事とは言え、韓日両国間の歴史的特殊性を考慮せずに出席するのは国民感情にそぐわない。政府関係者が出席するにしても、その数や役職などを最小限に抑えるべきだ」と強調した。

　これについて、国防部の文尚均（ムン・サンギュン）報道官は同日の定例記者会見で、
「昨年と同様、局長級が出席する予定だ。純粋に韓日間の相互防衛交流・協力の一環として行われるだろう」と述べた。

　文尚均報道官は、出席者が誰なのかについて明らかにしなかったが、対外防衛政策を担当する局長級の尹淳九（ユン・スング）国際政策官が出席する可能性が高いと言われている。

　もちろん、政府の説明通り、出席が避けられない面もある。
両国間の交流強化が必要な上、韓国も東京で各種行事を開催していることを考えれば、相互で支援するのが外交慣例だからだ。
しかし、今回の行事は日本の自衛隊の行事だ。
政府が国民感情を考慮して、より慎重になって善処する必要があるのは明らかだ。

　ただし、一部の外交専門家の間では
「過度に敏感な反応を示す必要はない」という声もある。
パク・チョルヒ・ソウル大学日本研究所長兼国際大学院教授は
「日本が毎年開催する行事で外交的なレセプションだ。世論が歓迎しない可能性もあるが、過度に大きく取り上げる必要はないと思う」と述べた。

　パク教授は
「韓国としては歓迎できないかもしれないが、外交使節が多数出席する行事だ。国と国の関係を考えるとき韓国軍から局長級の人物を出席させるのは最低限の礼儀を示したものではないか」と評価した。

　日本は自衛隊が創設された1954年7月1日を記念する行事を毎年、ソウル市内のホテルなどで開催してきた。
だが、自衛隊創設60周年だった2014年からは韓国国内の世論の反発などにより、大使館で行事を開催していた。
昨年の行事も大使館で開催された。

　しかし、今年の行事は12日にソウル市内のホテルで開催される予定だ。
これについては外交消息筋の間で、昨年末の韓日首脳会談や両国政府間の従軍慰安婦問題合意などにより、両国関係が改善されたとの判断があるからではないかと言われている。
　

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