【閣僚】石原伸晃経済再生担当相　都知事選、責任回避の批判は「心外だ」 [08/04]

紅あずま ★＠＼(^o^)／

産経新聞：2016.8.4
http://www.sankei.com/politics/news/160804/plt1608040047-n1.html

　第３次安倍晋三再改造内閣で留任した石原伸晃経済再生担当相は４日午後、産経新聞などのインタビューに応じ、政策総動員によるデフレ脱却を加速させ、働き方改革や成長戦略による日本経済の生産性向上を目指す考えを示した。
また、同日午前に自民党東京都連の会長辞任を表明したことに関し、「現場として都知事選敗北の責任を取る」と説明。
自身が谷垣禎一前幹事長の責任に言及した問題については、手続き論の説明をしたとの立場を示し、責任回避の批判は「心外」とした。
詳しい内容は以下の通り。

　－－経済政策の要である経済再生担当相や財務相が留任した

　「金融、財政政策や構造改革、成長戦略など、あらゆる政策を総動員し、デフレ脱却のため、最大限までパワーを引き上げるよう指示があった。ソフトも含めた『未来への投資』を加速すると同時に、２０２０年度の財政健全化目標を堅持し達成するようにという話もあった」

　「秋の臨時国会では、経済対策を中心とする補正予算案や、ＴＰＰ（環太平洋戦略的経済連携協定）関連法案、承認案の審議に入る。ＴＰＰは、１１月８日の米大統領選後、オバマ大統領が（退任までに）批准できるよう、（米議会再開前に）日本で『（法案などが）通りそうだな』という雰囲気を作りたい」

　－－雇用指標は良いが、景気全体への波及が弱い

　「可処分所得が増えれば消費に回る。人口減少社会では、優秀な人を成長産業にどれだけシフトするかが非常に重要だが、日本は雇用の流動性が低い。こうしたことを変える『働き方改革』が重要だ」

　「大企業は限定正社員の活用やテレワークを通じ、柔軟に働ける場所を提供するのが大切だ。また同一労働同一賃金や長時間労働の是正は成長戦略の柱だと思う。新産業ができる中での労働市場での人材とのマッチング機能強化も必要で、たとえば、これから学校で始まるプログラミング教育などは重要だ」

　－－アベノミクスの地方や中小企業への波及も求められる

　「最低賃金などは地域ごとに差があり、地方でも拠点都市などに一極集中が起っている。これを、どう広げていくかが課題だ。このほか（世界でも低いとされる）サービス産業の生産性向上なども政府として応援していく」

　－－ＴＰＰに関しては、先の通常国会で野党が交渉過程の情報開示をめぐって反発し、協定承認と関連法成立にいたらなかった

　「外交交渉だから、出せない情報は出せない。（交渉資料を）黒塗りで出したから、よけい反発を呼んだ。私は反対したんだが。ＴＰＰに関しては、『日本に遺伝子組み替え食品がたくさん入ってくる』といった、都市伝説のような、絶対ない話が結構ある。丁寧な説明で懸念を払拭していく」

　－－２日に閣議決定した経済対策には、プレミアム商品券のような直接的な消費喚起策が盛り込まれなかった

　「たとえば、熊本地震対策として導入した、旅行商品を最大７割値引きする旅行券は爆発的に売れた。こうした取り組みは、減っている国内旅行に影響ある。こうした取り組みの効果を検証していこうと考えている。（経済界などが導入を呼びかけている）全国規模の一斉セール『ブラックフライデー』は、『ブラック』という呼び方（のイメージ）が良くない」

　－－金融緩和を大規模に進める一方、財政出動を拡大し、日本の政策は財政ファイナンスに近いのでという不安が指摘されている

　「財政ファイナンスはしていないし、近いとも思わない。金融政策にはコメントはしないが、２％の物価安定目標達成のため、金融政策は日銀が独自の判断で行っている。モラルハザードを起こさないよう（政府と日銀の役割は）しっかり区切っている」

　－－東京都連会長の辞任を表明した。先日の会見では党本部の責任への言及があった。辞任の理由を改めてうかがいたい

　「僕は党の幹事長をやっていたから（言うが）、知事選の責任は幹事長だ。だって決まっているし、党本部が推薦しているんだから。事実を説明しただけで、責任を回避したみたいに言われるのは心外だ。最初、選挙対策本部長を頼むといわれたが、大臣として経済対策をまとめるのに忙しいからできないと（断った）」

　「しかし、空いている時間は（増田寛也候補を）死ぬほど応援した。でも、敗北は都民の審判だ。国民の審判を謙虚に受け止め、現場の（都連）会長としては責任をとらなければならない、ただし、投げ出すわけにはいかない。次の執行部ができるまではやめられない」

【閣僚】石原伸晃経済再生担当相 都知事選、責任回避の批判は「心外だ」 [08/04]

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