【国際】日中外相会談、「東シナ海」事態打開で一致 [08/24]

紅あずま ★＠＼(^o^)／

＜日中外相会談＞「東シナ海」事態打開で一致
毎日新聞：2016年8月24日 21:19
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20160825k0000m030082000c.html

　岸田文雄外相は２４日、来日している中国の王毅外相と外務省で会談し、沖縄県・尖閣諸島周辺で今月上旬に相次いだ中国公船による領海侵入で両国間の緊張が高まったことから、東シナ海問題の事態打開を目指す方針で一致した。
両国が緊密に連絡を保つ方針も確認。
東シナ海での偶発的な衝突を防ぐ「海空連絡メカニズムの早期運用開始」に向け、近く協議を開始する見通しだ。

　今月上旬に多数の中国公船や漁船が尖閣周辺を航行した問題が発生して以降、両国外相が正式に会談するのは初めて。
岸田氏は「中国側の一方的行動は認められない。事態の完全な沈静化を求める」と抗議。
これに対し、王氏は「不測の事態を回避することは重要だ」と述べ、両国で意思疎通を図りながら事態打開を目指す考えを示し、歩み寄りを見せた。

　岸田氏は東シナ海情勢をめぐり、中国が一方的なガス田開発を進める資源開発問題にも言及。
「東シナ海全体の状況改善が必要だ」と指摘した。
両氏は海空連絡メカニズムの運用開始についても意見を交わした。

　９月に中国・杭州で開かれる主要２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会議に合わせた日中首脳会談について、岸田氏は「状況が改善すれば大局的観点からＧ２０での首脳会談などの対話で関係改善を進めたい」と述べた。
北朝鮮の核・ミサイル開発問題で中国が国連安全保障理事会などで積極的な対応を取ることも求めた。

　王氏は会談終了後、東シナ海情勢について「基本的に正常な状態に戻った」と記者団に語った。

　王氏は２４日に行われた日中韓外相会談への出席のため、２０１３年３月に外相に就任して以来初めて来日した。
中国外相の来日は１１年春以来で、１２年１１月の習近平指導部発足後では初めて。
　