【衆院選/不正開票問題】職員が投票用紙を廃棄＝無効票水増し－滋賀・甲賀市[02/06]

マスター・ネシトル・カ ★

（2018/02/06-20:47）時事
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018020601284&g=pol

昨年１０月の衆院選の開票作業で滋賀県甲賀市選挙管理委員会が無効票を水増しした問題で、同市の岩永裕貴市長らが６日、記者会見し、同市総務部長ら３人が相談して「白票」（無効票）として処理し、その後に見つかった投票用紙を廃棄していたことを明らかにした。
　岩永市長らによると、選管事務局長を兼務していた総務部長と、書記だった同部次長、総務課長の３人は、衆院選滋賀４区の開票で、投票数より開票数が数百票足りないことに気付いたが、相談した上で、未使用の投票用紙を白票として埋め合わせた。
　翌日朝に投票用紙が入った投票箱が見つかったが、後日、３人のうちの１人が廃棄処分したという。　
　今月２日に岩永市長に通報があり、３日に選管委員長が３人から事情聴取したところ、「その通りで、誠に申し訳ない」と不正を認めたという。
　岩永市長は会見で「市民に不信感を抱かせ、おわび申し上げる」と謝罪し、「研修を通じて職員の意識改革を図り、信頼回復に努めたい」と述べた。