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長靴半ズボンU

1 :大人の名無しさん:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN 0.net
長靴半ズボン
が落ちてしまいました。
復活させたいと思います。
前スレからまともなレスを拾って生きたいと思います。
復元作業の途中でも、建設的なレスなら大歓迎です。
新規スレッド作成時の都合上、
生活/30代 から 馴れ合い/夢・独り言 に移ります。

598 :夢見る名無しさん:2015/05/07(木) 21:04:09.83 ID:BGzHBDjqV
>>594
>>595さん、ありがとうございます。
なかなか良い文章が思い付かないので、595さんの文章力には脱帽してしまいます。
M代とK子が加わった話や会話を考えてみたいと思います。

599 :夢見る名無しさん:2015/05/07(木) 21:42:06.16 ID:ecjP+pWoT
M代もK子も膝上のスカート、白いハイソックスを履いていた。
M代「お姉ちゃんもハイソックスに長靴を履いて来たの」
K子「何だか小学生の頃を思い出したわ」
J「でしょ?2人とも今日は表情が明るいわ」
M代「Jさんに出会ったおかげよ、私達も小学校の先生目指して頑張っています」
J「この街に来て、弟さん達と出会い、お姉さんとも出会い、私は今幸せよ
歌手やってなかったらあなた達と出会ってなかった」
K子「それ考えたら運命の出会いだわ、弟と真剣に接する事ができた、Jさんのおかげよ」
J「これからも色々相談してね、M代さんK子さんも妹みたいなものだから」
B斗母「さあ、みんな食べて食べて」

600 :夢見る名無しさん:2015/05/08(金) 13:00:19.84 ID:5TL6vvQ6d
>>596
玄関に置いてある長靴の数見たA樹はみんなにこう言った。
A樹「これだけ長靴が揃うと誰がどの長靴履いているとか性格が分かりそうだね」
M代「ひょっとしてお姉ちゃんの長靴の事を言っているの?」
A樹「あの赤くて長いゴム長靴お姉ちゃんのような活発な女の子でないと選ばないよ」
C子「私も活発ってこと」
B斗「そうだよ、そして隣の白い長い長靴が僕のお姉ちゃんの」
K子「バレたかっと言ってもこないだ見せたもんね」
B斗母「紺色のはJ先生のでしょ、水色のブラウスと紺のネクタイ、ハイソックスの色からして
合わしているって感じ、おしゃれだわ」
J「ありがとうございます。他にも何足か長靴持っているのですよ」

601 :夢見る名無しさん:2015/05/08(金) 17:45:35.23 ID:6jpHZASG+
B斗母「まあ何色ですの?」
J「赤と白を持っています。その日の服装とか気分で決めています」
A樹「僕もM代お姉ちゃんの長靴履いてみたい。ねぇいいでしょ?」
B斗「僕もK子お姉ちゃんの長靴が履きたい」
C子「じゃあ私もJお姉ちゃんの長靴が履きたい」
J、M代K子「仕方ないわねぇ、ちょっとだけよ」
A樹B斗はM代とK子の、C子はJの長靴を履いて外に出た。
またM代はA樹、K子はB斗、JはC子の長靴を履いて外に出た。
3人の姉に見守られながらA樹B斗C子はそれぞれの長靴を楽しんだ。
A樹「何か気持ちいいね」
B斗「そうだね」
M代「長靴の中が臭くなっちゃうからそろそろ戻してよ」
K子「ほらB斗も」
B斗の家の周りを一周した後3人は、3人の姉に長靴を返した。
M代「大事な長靴なんだから長靴の中を臭くしたら承知しないわよ」
K子「B斗もよく長靴履くんだからハイソックスが臭いから、
B斗の長靴でお姉ちゃんのハイソックスまで臭くなっちゃうかも知れないのに」
J「まあそう言わなくてもかわいい弟さんでしょ」
K子「この前の紺の長靴、B斗に履かれて中が臭くなってニオイを取るのが大変だったんだから」
M代「A樹も長靴が好きなんだから」
そんな会話をしながら家の中に入った。

602 :夢見る名無しさん:2015/05/08(金) 20:25:38.15 ID:f33aOPUch
>>598->>601
すばらしいお話ありがとうございます。私などより卓越した文章力で、本当に読みやすく、しかも中身が濃いですね。

>>596に登場したB斗君宅の玄関の長靴、
赤はA樹君の姉M代さん、白はB斗君の姉のK子さん、ベージュはB斗君のお母さんのもの、
という設定でよろしいでしょうか。

A樹君B斗君C子ちゃんの服装は私の方で勝手に設定してしまいましたが、お気に召さなければ変更されても構いません。

ただ、お願いがあります。
J先生の教育実習は世間やマスコミにばれなかった、という線でお願いします。
ばれてもいいですが、ばれるのは少なくとも1年以上は経過してからにしてください。
Jの芸能活動も活発でその方面の話題も充実しているから、過去の内緒の教育実習はそれほどインパクトがなかったものとしてください。
できれば、まったくばれないが理想です。
最小限としては、かなり時間が経過してから、芸能専門誌などの奥のほうのページで半ページにも満たない記事になっている、程度にしてください。
3人の世界をマスコミにかき乱されたくないのです。

わがままを言ってすみません。
あくまでもお願いです。

603 :夢見る名無しさん:2015/05/08(金) 20:40:40.26 ID:f33aOPUch
勝手ついでに、Jについての設定も少し。

そのときのJはまだ、すべての日本人に知られているというほどではなかった。
M空Hり、W田A子、S田J子などはどんな日本人でも知っている。
Jは、信念としてテレビを見ない人、歌謡曲やその周辺の文化に背を向ける人、仕事の忙しい人、世間とのつながりを求めない老人などには知られていなかった。
そのような偏屈な大人たちとは対極にある子どもたちはよくテレビを見るので、よく知られていた。

Jが教育実習生としてきたときも、Jを知らない保護者も少数ながら存在した。
Jの教育実習がY市の世間で大騒ぎにならなかった一因かも知れない。
もちろん、これを機会にJを知り、Jのファンになった保護者もいる。

お話、楽しみにしております。

604 :夢見る名無しさん:2015/05/08(金) 21:37:35.56 ID:RHrOv4JGy
>>602-603さん
ありがとうございます。
私の中でのJの設定は芸能人としては非常にマイナーな存在で彼女としても学業を最優先に考えているので
教員採用になったら芸能界を引退させたい考えでいます。
その後のJの姿、そこで知り合ったA樹君B斗君C子ちゃんの成長とM代ちゃん、K子ちゃんも教員として育って行く姿を考えているので
3人をかきみだす事はしません、実はB斗君の父親を登場させようとも考えましたが良い考えが浮かびません。602さんにお願いします。

605 :夢見る名無しさん:2015/05/08(金) 21:45:48.63 ID:RHrOv4JGy
>>602さん
長靴はその設定でお願いします。M代は活発で何事も積極的な女の子、K子は大人しいおしとやかで気品のある女の子だと考えています。
M代のイメージカラーは赤
K子のイメージカラーはピンクか白と考えていましたので>>602さんのお考えで良いのではと思います。

606 :夢見る名無しさん:2015/05/08(金) 23:21:14.30 ID:RNhd7IfGT
>>601
玄関に入ってそれぞれ長靴をぬいで語った
M代「私の長靴そんなに臭ってなかった安心した〜
A樹の足の匂い嗅がせてよ」
A樹「お姉ちゃん、ハイ」
M代「クンクン、ゴムの匂いがする程度か、良かった」
K子「これ、B斗も」
K子は自分の長靴の匂いとB斗の足の匂いを嗅いだ
K子「くっさ〜長靴はまだ新しいからそのうちもとのゴムの匂いに戻ると思うけど…
B斗、足臭いよついでに私の足も…」
といいながらK子は右足を抱え、顔を下にむけスカートのなかを見られない様に足の匂いを嗅いだ
K子「さっきより汗臭くなってる、ゴムの匂いじゃない、B斗の長靴臭いからよ
もう〜このハイソックスどうしてくれるの?」
B斗「今度から足をよく洗ってお姉ちゃんの長靴履くよ」
K子「いくらお姉ちゃんの長靴が履きたいと言ったってもう〜いや」
J「私は何とも思わないわ、長靴の匂い好きだし、またゴムの匂いするから」
K子「C子ちゃんは女の子だから清潔だけどうちの弟はひどいわ、弟の足を嗅いでみて」
J「うわ〜臭い、私の足より臭い」
M代「こんなに足臭かったら女の子にもてないよ、長靴の中にオドイーターいれな」
B斗「はぁい」
長靴を脱いだあと、長靴のゴムの香りがするのは長靴フェチとして心地よいが
汗臭さはたまらないと皆思うのであった。

607 :夢見る名無しさん:2015/05/14(木) 18:11:31.80 ID:MXrVpVD9y
>>606
A樹「ぼくもJお姉ちゃんのような長くてかっこいい長靴がほしいな。」
B斗「どうして、ぼくたちには短い長靴しかないのかな?」
A樹「一番いいのはJお姉ちゃんの長靴、次はお姉ちゃんやK子お姉ちゃんの長靴、C子の長靴もぼくらのより長くてかっこいい。」
C子「一番長くてかっこいいのを買ってもらったのよ♪」
B斗「でも、女用を履くわけにはいかないよな…」
A樹「ぼく、お百姓さんや工事の人が履くような長靴がいい!」
M代K子C子「えっ?」
B斗「子供用のはないよ。」
A樹「お百姓さんが田植えをするときのあの長靴、一度履いてみないんだよね。指が分かれていなくて普通のがいい。」
B斗「田植えでもするんか?」
A樹「してもいい。みんな農業をばかにするけど、あの長靴、長くてかっこいい!」
M代「みっともないからやめなさい。」
A樹「どうして?それなら、工事をしている人の膝のすぐ下まである長靴は?」
M代「やめてよ。」
A樹「ぼくも、もっと長くてかっこいい長靴が履きたい!」

608 :夢見る名無しさん:2015/05/15(金) 21:24:52.88 ID:KQyfE/ohd
B斗母「そう言えば昔S城H樹とかGHみがロングブーツを履いて歌っていたわ
A樹君、それの長靴バージョンが履きたいわけね、何も田植え長靴に拘ることないわ
大長靴があるわよ、24センチだけどね」
M代「おばさん…」
A樹「えっ、ほんと」
B斗母「ほんとよ色は黒しか無いけどね」
A樹「やったー、大長靴か」B斗「僕も欲しい」
B斗母「今の長靴が履けなくなったらね」
K子「ママまで何言い出すの?」

609 :夢見る名無しさん:2015/05/16(土) 17:08:44.16 ID:ga8akerjw
M代「A樹の長靴も臭いのに丈の長い長靴になったら余計臭くなるわ、長靴の中に香水をふってあげる、
ハイソックスが香水臭くなるわ」
A樹「お姉ちゃん…」
J「大長靴を履きたいのでしょ、そうすればもっと勉強するよね?」
A樹B斗「もっと勉強する」
J「今度二人が大長靴を履いた姿を見てみたいわ」

610 :夢見る名無しさん:2015/05/18(月) 17:33:42.39 ID:Xsok7wXug
>>609
C子「やっぱり男の子にも長い長靴履いてほしい。」

611 :夢見る名無しさん:2015/05/18(月) 19:05:28.60 ID:skRVD9kxA
M代「お姉ちゃんね、男の子には余り長い長靴を履くより30センチ丈の長靴を履いて、
ハイソックスを5〜10センチ程度覗かせるのがお洒落だなって思うんだ、長靴よりも短いソックスを履いている子もいるのに、
いかにも脚が長くバランスよく見えると思うんだハイソックスに長靴格好いいと思うけどな」
K子「白いハイソックスの男の子ってお坊っちゃんて感じもするんだよね、ハイソックスに長靴だと長靴が上品にも見えるのよ」
A樹「ハイソックスがちら見せでもいい、大長靴が履きたい」
B斗母「普通の長靴と比べ値段も高いのよね。」

612 :ラバーマン:2015/05/21(木) 15:27:35.00 0.net
このスレは是非復活してもらいたいですね。アキレスのワークマスターも持っています。勿論色は白です。
雨降りの日は楽しいです。ボトムスに合わせるのは白いつなぎか、食品工場等で使われている白衣の
パンツです。当然ブーツインですね。281さんの言う通りメンズホットパンツとの相性は抜群だと思います。

素材的にはPVCもいいですが、出来たらラバー製がベストだと思うので、少々高価でしたがHUNTER
の白をゲットしました。もう数年前の事です。コスプレとは微妙に違う感覚ですね。
これから梅雨の季節になりますが、今からわくわくしています。
ショーパンに合わせるのも白がベストだと思っています。

613 :夢見る名無しさん:2015/05/21(木) 15:37:02.35 O.net
どないしたんや急に
勿論色は白って
あんまりわしをがっかりさせんな!!

614 :夢見る名無しさん:2015/05/21(木) 15:44:02.44 0.net
>>613
ウゼーーーー!!!

615 :夢見る名無しさん:2015/05/22(金) 19:48:50.92 ID:F8PFeJait
>>611
Jが言った。

男の子も女の子も、半ズボンやスカートに、ハイソックスを履くと脚が長く見えてかっこいいわ。
長靴も不思議だよね。長靴を履くと脚の線がきれいに見えるのよ。短い長靴でもそうなんだけど、長い長靴だと本当に脚の線がかっこよく見えるのはなぜかしら。
短い半ズボンや短いスカートにハイソックス、そしてハイソックスが少し見える長い長靴を履いた男の子や女の子が元気に遊んでいるのを見ると、本当にうれしくなるの。

616 :夢見る名無しさん:2015/05/22(金) 19:57:07.00 ID:F8PFeJait
C子が言った。

私は一番長くてかっこいい長靴を履いた女の子になりたいの。
男の子には私より長い長靴は履いてほしくないの。
でも、男の子にも長くてかっこいい長靴を履いてほしいの。
うちの学校、一年中長ズボン禁止でしょ。だからうれしいの。風邪引いたって言って長ズボンで来る子がいると、仕方ないとは思うけど、うれしくいないわ。
女の子は、短いスカート、ハイソックス、長靴!
男の子は、半ズボン、ハイソックス、長靴!

617 :夢見る名無しさん:2015/05/29(金) 19:42:02.00 ID:uj4dWULmy
>>616
B斗の母が言った。

X県は、特にY市は半ズボンだからありがたいわ。B斗が入学する時は、真冬でも半ズボンなんてと思ったけど、おかげでB斗もみんなも丈夫になったわ。
それに長靴ってのはいいわね。雨や雪の日は、B斗には長靴を履かせることにしているの。学校もB斗が寄ったところのお宅も汚さないで住むからね。
だから、長靴はもっと長いほうがいいよね。膝の下くらいまで。
その上で、思い切り元気に遊んでほしいわ。

M代もK子も言った。

さんせえええええええ!!

J「もう遅くなりましたから失礼します。A樹君、K子ちゃん、いいでしょ。」
K子「おばさん、本当に遅くまでありがとうございます。ご馳走様でした。じゃあ、A樹、帰るわよ。ちゃんとご挨拶なさい。」
A樹「はあい。」「本当にありがとうございました。失礼します。」

B斗の母が言った。

A樹君もB斗君ももう少し大きくなったら、大人用長靴が履けるね。楽しみだね。」

A樹B斗「早く大きくなりたいな。」
J「好き嫌いしちゃだめよ。外で元気に遊んでね。」
A樹B斗「はあい。ぼくたち、外で遊ぶの、大好きです。」

A樹、K子、C子、Jはそれぞれの長靴を履いて、B斗の母に一礼して岐路についた。
B斗とB斗の母は、4人の、それぞれ違いはあるが、、半ズボンやスカートとハイソックス・長靴に包まれた、美しい脚線を眺めていた。

618 :夢見る名無しさん:2015/05/29(金) 19:59:14.97 ID:uj4dWULmy
B斗君宅の訪問を勝手に終わらせちゃったとしたら、ごめんなさい。
勝手ついでになってしまいますが、Jの設定について。

Jが教育実習で担当したのは、道徳と算数と体育と音楽。

これは時代設定が昭和だと思うので、いわゆる「国籍条項」がまだ今より厳しくあると思います。
Jが公立の小学校の教員採用試験に合格して採用されるのは難しいと思います。
帰化して日本国籍を取得しても、当時の教育委員会ならどの都道府県や市町村もびびったり、敵意むき出しの差別をすると思います。

Jのことですから、日本語力は完璧にするとは思いますが、当時の時代精神を考えると、どうしてもそんな心配をしてしまいます。

ということで、東京のインターナショナルな志向を持つ、私立小に採用されるということにしましょうか。
もちろん、その私立小の制服は一年中、男の子は短い半ズボン、女の子は短いスカートです。

その上で、M代とK子の進路も考えて見ましょう。
X県は田舎です。田舎の県はコネがないと採用は難しいという噂も聞きますし。
あっ、これは聞き逃してください。

勝手なお願いばかりですみません。
もちろん、雄大な構想がおありなら、私の戯言はぶっちぎって話を進めてください。

619 :夢見る名無しさん:2015/05/30(土) 19:21:43.43 ID:QtcdNMEpt
>>617
4人はB斗宅から帰る途中こんな会話があった。
M代「B斗くん、私たちが玄関で長靴履いているのを見ていたらアソコを膨らませてたよ」
J「本当?」
A樹「お姉ちゃん達が長い長靴を履いている処がセクシーに見えたんだよ
ハイソックスに染み付いた長靴の匂いも気にしているんだよ、きっと」
J「A樹君もそうなの?」
A樹「長靴フェチってそういうものなんだよ好奇心が強いのだよ」
J「お姉ちゃんも『男の子のように』の靴がゴム長靴だったから激しい振り付けで、長い間長靴履いていたから後長靴を脱ぐのが大変
で、脱いだらハイソックスが強烈にゴム臭かったから…」
M代「A樹の足もゴム臭いよ、でも女の子っていい匂いがするイメージがあるから足臭かったらギャップに興奮するんじゃない?
私も経験あるわ、ある長靴フェチの男子に長靴の匂いを嗅がれた事もあるわ」
A樹「セクシーなハイソックスがゴム臭いと興奮しちゃうよ」
M代「コラッまたそんな事言って、お姉ちゃん家帰ってから足の匂いを嗅がせてあげる、A樹のアソコも大きくしてやろうか?」
A樹「お姉ちゃんのは姉弟だから興奮しないよ、他人だから興奮するのだよ」
M代「A樹の長靴の中に香水を付けてあげるよ、長靴履いた事がバレるよ〜」
A樹「お姉ちゃん、それはやめて〜」
M代「A樹も時々足臭いから〜」

620 :夢見る名無しさん:2015/05/31(日) 21:01:48.19 ID:mO6VzBpsH
C子「Jお姉ちゃん、何故長靴を履くと足が臭くなるの?」
J「長靴は雨水などから足を守る為、靴に隙間がなく空気が入りにくくなっているの
だから水溜まりの中に入っても足が濡れないの
しかしその代わり長い間長靴を履いていると足が汗をかいて蒸れてしまって水虫の原因になったり、ゴムの匂いが靴下に移るんだよ
長靴を脱いだ時足の匂いを嗅いでごらん、結構臭くなっている時があるから」
M代「その匂いで興奮する男の子もいるってことだよ」
C子「そうなんだ」
A樹「長靴からハイソックスがはみ出していると特に興奮するね」
M代「せっかくハイソックス履いてお洒落してキメているのに濡らしたら台無しよ、濡らさないのもお洒落の一つだよ」
J「M代ちゃんの言う通りだわ」

621 :夢見る名無しさん:2015/06/01(月) 20:28:23.92 ID:splSafbCy
A樹「Jお姉ちゃん、Jお姉ちゃんがテレビで『男のコのように』を歌っている姿を見て、
僕もJお姉ちゃんが履いている長い黒長靴を履きたくなったよ、何て格好いいんだって思ったよ」
J「A樹君、ありがとうそう言ってくれてお姉ちゃんうれしいよ、これには色々事務所内で意見が出てね
長靴履かせるからハイソックスはいらないとか、長靴をやめたらとかあったのね
一度テレビ番組でハイソックスを履かずに長靴だけ履いて出演したら、後日Jちゃんは白いハイソックスを履いてなかった、Jちゃんはハイソックスが似合うのにって言われちゃった
よく見ているんだね、みんな。でも安心しちゃった私のハイソックス姿、たとえ長靴を履いていてハイソックスは一部分しか見えなかったとしてもJちゃんはハイソックスを履いて欲しいって要望があるんだね。凄い興奮しちゃったよ」
C子「私もハイソックスと長靴だ〜い好き」
A樹「あの時のお姉ちゃん格好良かったよ」
J「ありがとう、何か自信わいて来ちゃったんだねあの時」

622 :夢見る名無しさん:2015/06/03(水) 20:00:07.66 ID:eT1ZFPPlf
>>621
A樹が言った。
ぼく、半ズボンに長靴って好きなんだ。ほんとは晴れでも履きたいんだ。だって、かっこいいもん。
半ズボンにハイソックスは履くと、脚が長く、かっこよく見えるでしょ。それに長靴を履くと、もっともっとかっこいいと思うんだ。
スーパーマンのようなヒーローになったような気がするんだ。強くて勇気があって正義の見方って感じなんだ。
ヒーローの長靴って、あっ、ブーツか。って、ぼくたちの長靴より、長いでしょ。そう、お姉ちゃんやお姉ちゃんの長靴のように。
ぼくたちは、一年中半ズボンでがんばっているでしょ。ハイソックスも履いているね。でも、長靴は毎日は履けないから残念なんだ。
特に半ズボンに長靴のとき、ぼくは、強くて勇気があって、何が正しいかをしっかりと考えて勇気を持って行動したいと思うんだ。バスに乗ったときも、老人に席を譲るんだ。
そりゃ、長靴を履かない時だって相するつもりだけど、長い長靴を履けば、もっともっといいと思うんだ。
Jお姉ちゃんが履いているような長靴を履きたいよ。それが無理なら、長い大人用長靴を早く履きたいよ。

623 :夢見る名無しさん:2015/06/03(水) 20:04:23.05 ID:eT1ZFPPlf
>>622

ただ今、この話で盛り上がっておりますが、>>482以前のような、この話とは関係ないレスでも、「長靴半ズボン」に関するレスなら歓迎いたします。

624 :夢見る名無しさん:2015/06/04(木) 20:40:06.00 ID:phfOT2ljc
>>622
Jは言った
お姉ちゃんにとってハイソックスは脚を長く美しく見せるアイテムだと思っているの
そのハイソックス、特に白いハイソックスだと雨が降ると泥跳ねが目立って格好悪くなっちゃう。ハイソックスを泥跳ねから守る為に長めの長靴を履くんだ。
すると鏡に映った自分が格好よく見えたり、水溜まりの中を気にせず歩けるのよ
朝、家を出る前必ずテレビの天気予報を確認するの、ちょっとでも雨が降りそうだったら傘とレインコートと長靴を用意して、長靴を履いて出かける事にしているの
そのほうが安心ね。長靴が私の足を守ってくれる。
ハイソックスが蒸れて臭くなっても、お客さん家の玄関で靴を脱いだ時床を濡らすよりよっぽどいいよ。
足元が気持ち悪くなくて快適だし堂々と動く事ができる。お姉ちゃんも長靴大好きだよ。

625 :夢見る名無しさん:2015/06/09(火) 19:39:17.09 ID:TRS/ep4Ys
>>612 - >>614
JIMという人の板にもココにも両方レスされたのですね。
JIMという人の板に打てばココにも反映されるかと思ってやってみたのですが、そんなことはありませんでしたね。

それにしても、JIMという奴はどうしようもない外道です。
ひろゆきさんとの間に何があったかはわかりませんが(われわれにはまったく関係ないことは明らか)、血のバケツなんてものまで持ち出して、板をめちゃめちゃにしてしまいました。
関係ない人たちを巻き込まないでください、と言いたいですね。

JIMという外道に苦しめられていたとき、ネットを検索すると、「JIMさんに英文メールで謝るといい。」という情報もありました。
どうしても復活させたいので、本気でJIMに英文で謝ろうかとも思いました。
そうしているうちに、ひろゆきさんが復活してくれました。本当にありがとうございます。
JIMという野郎に謝らなくて本当によかった、と思いました。

JIMの板に、scの入ったメアドを打つと、エラーになるんですね。なんと言う外道なんでしょう。

626 :夢見る名無しさん:2015/06/09(火) 19:27:10.36 0.net
復活しましたか?

627 :夢見る名無しさん:2015/06/09(火) 20:00:41.03 ID:TRS/ep4Ys
>>624の続編でも、その他の話題でも、このスレ、ますます盛り上がってほしいです。

628 :夢見る名無しさん:2015/06/13(土) 13:30:51.52 ID:6ea0I0N2X
JIMの板kanaeなんとかかんとかにレスすると、この板にも反映されるのですね。

JIMとひろゆきさんとどちらが正しいかは私にはわかりません。
でも、血のバケツを持ち出してきて、ユーザーにまで被害を及ぼしていい権利があるのでしょうか。

ともかく、ひろゆきさんの板がよみがえったのです。ひろゆきさんやスタッフの方々には感謝の言葉もございません。
ありがとうございます。

629 :夢見る名無しさん:2015/06/13(土) 14:24:07.05 ID:6ea0I0N2X
>>624
C子が言った。
「J先生、○○小学校の『生活のきまり』って知ってる?
特別な事情がない限りは一年中半ズボン!女子は短いスカートもいい!
雨の日や雪の日や地面がぬかるんでいるときは、長靴をはかなきゃいけないんだよ!」
Jが言った。
「うん、私も読んだわ。みんな真冬でも半ズボンや短いスカートでがんばっているわね。」
Cが言った。
「それなのに、雨の日にJ先生が長靴を履いてきたの見て、J先生をばかにした奴がいたでしょ!許せないわ!あいつら長靴も履いてないんだから!」
Jが言った。
「あの時はありがとうね。うれしかったわ。C子ちゃnもA樹君もB斗君もほんとうにありがとう。」
M代が言った。
「その『生活のきまり』、私が小学生のときから変わっていないね。担任のA先生、今は教務主任になっていらっしゃるね、おっしゃってたわ。
長靴を履かないで来ると、学校の廊下や教室の床を汚しちゃうでしょ。汚いし、掃除当番の人が困るでしょ。そしてその前に、誰かが滑って転んで御覧なさい。危ないでしょ。って。
私、感動したわ。
ここは田舎でしょ。雨が上がって晴れても、雪がやんで融けだしても、道路はぬかるむわ。だから、長靴を履くことはエチケットだと思うわ。」
Jが言った。
「私もそう思うわ。M代ちゃん、A先生に教えてもらったの?私、A先生、尊敬しているの。」
M代が言った。
「はい。A先生のおかげで学校が楽しくなって、勉強も好きになったの。でも、中学3年のころからいろんなことがつまらなくなって、田舎もいやになって、アイドルになろうなんて、K子と考えちゃったんだ。」
A樹が言った。
「そのころの姉ちゃん、ケバかったし、よく母ちゃんに怒られてたね。」
M代が言った。
「もおっ! でも、Jさんに会って目が覚めたんだ。私、A先生のような、Jさんのような教師を目指すっ!でも、この偏差値じゃ無理…… でも、がんばるっ!」
Jが言った。
「大丈夫よ。M代ちゃん、がんばり屋だから。そうそう、日本の学校で感心したことがあるの。」
M代が尋ねた。
「どんなことですか?」

630 :夢見る名無しさん:2015/06/13(土) 14:38:36.24 ID:6ea0I0N2X
Jが答えた。
「日本の学校では生徒が自分たちの学校の掃除をするでしょ。香港では専門の業者がするの。宗主国のイギリスでもそうなの。」
A樹が目を輝かせて言った。
「いいなあ。香港やイギリスでは掃除しなくていいのっ?」
Jがまじめな表情で言った。
「A樹君、自分たちが使って勉強したり遊んだりしたところを自分たちでしっかり掃除することで、自分たちの学校を大切にしなきゃ、という気持ちになるでしょ。
その気持ちが周りの人に伝わるのよ。香港では自分の金儲けのことしか考えない人が多いの。日本にはないいいところもあるけどね。それはまた違う日に。イギリスは景気悪くて活気ないし。
日本がこれほど平和で発展しているのはそういうところに原因があるのよ。」
M代「A樹、わかった。」
A樹「はい。だから、掃除当番の人が困らないように、外が汚れているときは長靴をはかなきゃいけないんだね。」
M代「よくわかっているじゃん。」

M代とA樹は自宅近くの交差点でJを別れ、帰宅した。
Jは、スカートにハイソックスに赤のロングな長靴を履いたM代と、半ズボンにハイソックスに黒の最も長い学童長靴を履いたA樹の後姿を見送った。

631 :夢見る名無しさん:2015/06/15(月) 19:34:59.30 ID:DX6E4tTwz
>>619
A樹達がB斗、K子の家を去ったあとB斗とK子はこんな会話があった
K子「B斗、さっきJ先生とM代が玄関で長靴を履いているときアソコがだんだん大きくなったよね、お姉ちゃん分かってたよ」
B斗「(顔を赤くして恥ずかしながら)ばれたか、Jお姉ちゃんやM代お姉ちゃんのセクシーなハイソックスの足がゴム臭い長靴の中に入って行くのを見たらつい…」
K子「お姉ちゃん恥ずかしかったよ、明日M代に合ったら何て説明しようかしら」
B斗「お姉ちゃんもいけないんだよ僕がまだ幼い時に…」
K子「何したっけ?」
B斗「お姉ちゃんが小学生の時に自慢のピンクレディの黄色い長靴を履いて、
それも白いハイソックスの脚を長靴からはみ出して、
ハイソックスの脚が太く、長靴の筒との間に隙間がなくパツンパツンになっていたのを見た事があるの」
K子「(顔を赤くして)それで」
B斗「玄関で長靴脱いだ瞬間僕に長靴のゴム臭いハイソックスの足の匂いを嗅がせたんだよ、あれからアソコが反応しやすくなったんだよ」
K子「お姉ちゃん結構B斗にイタズラしてたもんね、可愛かったから」
B斗「それからだよ長靴を履いた女性に反応しだしたのは、お姉ちゃんがいけないんだよ」
K子「そのハイソックス履いた足で電気アンマもしてたよね」
B斗「お姉ちゃん、お母さんに叱られていたよ弟に何するんだって」
K子「そんな事もあったよねぇ、またしようか?」
B斗「やめてよ〜(笑)」
K子「でもB斗のハイソックスの足、結構臭かったわよ、長靴の中に香水を付けるよ〜」
B斗「恥ずかしいからやめて〜」
みんなの前ではおしとやかな一面を持つK子でも、B斗と二人きりの時はお茶目な姿を見せたのである。

632 :夢見る名無しさん:2015/06/17(水) 17:40:36.81 ID:sKAVFAaDx
>>629
M代がA樹に言った
M代「さっきC子ちゃんの言ってた『生活のきまり』なんだけどさ、例えば卒業式とか入学式などの大事な式典があるよね、
その時雨天だったり積雪など道が悪い時は長靴を履いて登校する、靴はビニール袋などに入れて持参する事。知ってた?」
A樹「知ってたよ、徹底しているんだね」
M代「式典そのものは体育館で行うけど足元が汚れない配慮をするために長靴を履いて登校するんだよ」
A樹「そうなんだ、雨天時の卒業式や入学式は経験ないな」
M代「お姉ちゃんはあるよ、卒業生を見送る時在校生が校門まで列をなして見送るんだけどお姉ちゃん達は長靴ではなく持参した運動靴を履いたけど、
卒業生の大半が男子は制服半ズボン、女子は制服スカート、白いハイソックス、長靴だったわ、
中にはね、大人用の長靴を履いた卒業生もいたわ、だけど大事な式典で長靴を履いているって笑ったり非難される事もなかったわ、長靴を履くのは仕方ない事だから
だからA樹も小学校卒業するとき雨が降ったら長靴を履いて行くんだよ、分かった」
A樹「うん、お姉ちゃん」

633 :夢見る名無しさん:2015/06/18(木) 20:12:05.46 ID:Xqs/ZRp/q
>>630
JはC子を家まで送り届けるために連れ立って歩いていた。
J「C子ちゃんもA樹君もB斗君も偉いわね。『生活の決まり』を守ってしっかりと長靴を履いているんだから。」
C子「ありがとうございます。長靴を馬鹿にする奴とか、長靴をはきたがらない奴とかいるけど、何考えているんだって言いたいよ。バカみたい!」
J「C子ちゃん、言葉が汚くなっているわよ。」
C子「ごめんなさい。でも、自分だけカッコつけて、長靴履かないで、学校をびしょびしょにするなんて、考えられません。滑って転んだ子もいたんですよ。」
J「だから、『生活の決まり』でも長靴を履くように書いてあるのね。」
C子「長靴が臭いって言う人もいるんだけど、足を泥やなんかでびしょびしょにする方がもっと臭いよ。」
J「そのとおりだわ。」
C子「私、長靴が好きなの。できれば毎日履いていたいの。運動靴と同じに運動できる長靴が欲しいな。J先生のその長靴でスポーツもできる?」
J「そこまではいかないわ。この長靴、前にも言ったように(>>594)特注で作ってもらったの。『男のコのように』を歌うとき、半ズボンに長靴ということになったの。
  リハーサルの時は、小学生の男の子のような学童長靴っていう長靴に一番似ている、黒の紳士用長靴だったの。でも、それだと激しい動きで踊るたびに脱げちゃうの。
  だから、特注で作ってもらったの。ブーツにしようかって話にもなったけど、子供らしさが欲しいってことでそうなったの。もちろん、せっかく作ってもらうんだから、長さと形にはこだわったわ。
  私の足のサイズよりほんの少し大きくしてもらったけど、それはオドイーターを入れるためよ。足や長靴が臭くなったらいけないじゃないの。
  というわけで足にぴったりだし、結構自由に走り回れるわ。ハイヒールなんかより何百倍も動きやすいわ。変な靴よりいいかもしれないわ。」

634 :ラバーマン:2015/06/19(金) 11:28:43.00 0.net
是非復活して欲しいですね。
梅雨に入り、レインブーツの登場回数が増える今日この頃です。
283さん、
白がベストと言う意味は白のショーパンに合わせるならと言う
事ですよ。白ショーパンに黒の長靴はどうかと、、
モノトーンなら1枚のトップスやボトムスの中に黒、白が混在
するのは問題ないですね。
まぁ〜今年はブルーとホワイトが流行色のようなので、ブルー
に合わせてパンツは薄いブルーとかもかなり際立ちますね。

635 :夢見る名無しさん:2015/06/22(月) 13:54:57.37 ID:FbkEt2sLf
http://plaza.rakuten.co.jp/totty0705/

636 :夢見る名無しさん:2015/06/23(火) 21:19:05.14 ID:0TmKi54lB
>>631
B斗が興奮する姿を見たK子はそんなB斗をいとおしく思えた。
ならばもっとB斗が興奮するためにある事を考えた。
それはJが『男のコのように』を歌った時に近いファッションをして、B斗と接してみる事にした。
今まではミニスカートが多かったが、B斗の履いている激短半ズボンよりも短い半ズボンを履いてみる事にした。
K子はおしとやかで、お嬢様みたいな女子高生だ。そんな格好するわけない、M代はおてんばなのでイメージがぴったりくる。
でも弟をびっくりさせるため挑戦してみる事にした。
髪はセミロングだが、ミッキーマウスがプリントしてある白いTシャツ、水色デニムのB斗より短い半ズボン、白いハイソックスといういでたち。背はB斗よりも高いので白いハイソックスの脚が長々と見える。
可愛らしい男の子みたいなK子になった。
その姿でB斗の前に現れた「B斗、お姉ちゃん半ズボン履いてみたけど似合う?」
B斗はびっくりして
「お姉ちゃん…僕と似た服装している…どうしたの?」
K子「B斗をびっくりさせようと思って…次の休みに近所の河原でキャッチボールしようか?」
B斗「お姉ちゃん勉強いいの?」
K子「お姉ちゃんでなくお兄ちゃんになってあげる」
B斗「えっそんな、こんな可愛いお兄ちゃん興奮しちゃうよ」
といいながらB斗は股間に手を押さえた。
K子「アソコ大きくしたな、河原だからボールを川に落としたらいけないから長靴履いていこうね」
B斗「うん」
K子「お姉ちゃんも楽しみにしてる、もう遅いからお風呂入って寝るんだよ」

637 :夢見る名無しさん:2015/06/24(水) 20:11:31.72 ID:0zH6HJUyf
翌日、M代とK子が学校で会話した。
M代「K子、昨日私達が帰る時にさ…B斗君が…」
K子「(あの事かな)何の事?」
M代「言いにくいけど、B斗君…アソコ大きくなってたよ」
K子「(バレてた〜)ごめん、姉として謝るよ」
M代「いいの、いいのうちのA樹もある事だから…
B斗君、欲求不満じゃない?一緒に遊んであげたら?」
K子「あれからね、休日にキャッチボールしようと約束したんだ、心配してくれてありがとう」
M代「J先生も心配してたわよ」
K子「うちのお父さんとB斗がよくキャッチボールしていたけど、最近お父さん仕事で忙しいのよ、だから私がキャッチボールしようと言ったのよ」
M代「勉強の方、大丈夫?」
K子「大丈夫よ、A樹君は?」
M代「今度の休日にショッピングに付き合う事になったよ。」
K子「それもいい事ね、弟のために頑張ろうね」
M代「うん」

638 :夢見る名無しさん:2015/06/24(水) 20:12:39.51 ID:0zH6HJUyf
翌日、M代とK子が学校で会話した。
M代「K子、昨日私達が帰る時にさ…B斗君が…」
K子「(あの事かな)何の事?」
M代「言いにくいけど、B斗君…アソコ大きくなってたよ」
K子「(バレてた〜)ごめん、姉として謝るよ」
M代「いいの、いいのうちのA樹もある事だから…
B斗君、欲求不満じゃない?一緒に遊んであげたら?」
K子「あれからね、休日にキャッチボールしようと約束したんだ、心配してくれてありがとう」
M代「J先生も心配してたわよ」
K子「うちのお父さんとB斗がよくキャッチボールしていたけど、最近お父さん仕事で忙しいのよ、だから私がキャッチボールしようと言ったのよ」
M代「勉強の方、大丈夫?」
K子「大丈夫よ、A樹君は?」
M代「今度の休日にショッピングに付き合う事になったよ。」
K子「それもいい事ね、弟のために頑張ろうね」
M代「うん」

639 :夢見る名無しさん:2015/06/24(水) 20:15:02.73 ID:0zH6HJUyf
>>637>>638
すみません、ダブりました。

640 :夢見る名無しさん:2015/06/25(木) 19:25:33.90 ID:V1M7uAaRJ
>>637>>638
次の休日の前日は土砂降りの雨だった。A樹、B斗、C子、Jが長靴で登校したことは言うまでもない。ほとんどの子供たちが長靴だった。高学年も例外ではない。長靴半ズボン少年、長靴スカート少女で小学校付近は溢れた。
A樹、B斗、C子、Jはうれしくてしかたなかった。あまりかっこいい脚線でない少年も少女も、この日ばかりは脚線が美しく見えた。どうしようもなくかっこ悪い脚線の少年少女も、例外ではなかった。
下校時にも雨はやまなかった。日没近くになってやっとやんだ。休日の朝、アスファルト部分は何とか乾いたが、土の部分はぬかるんでいた。草もぬれていた。そして、強烈な太陽が昇ってきた。空は雨後天晴の青さ、美しさだった。

B斗とK子の喜びは言うまでもない。思い切り外で遊べるし、長靴を履く理由もある。
B斗とK子はほとんどお揃いといっていいほどの服装になった。上半身、半ズボン、ハイソックスまではほとんど同じだ。違いは長靴だけ。B斗は黒の一番長い学童長靴、K子は白の長い長靴。
B斗とK子はY市を流れる大河Z川の支流のT川の河原へ行った。そこは特に整備されてもいなくて、あまり人が来ないところでもあった。ぬかるみや濡れた草もあって、その日は長靴でなければ進めなかった。

B斗とK子はキャッチボールを始めた。
おしとやかなK子ではあったが、中学時代はソフトボール部にいた。ピッチャーではないが、ボールを投げたり取ったり打ったりすることには慣れていた。
ソフトボールなどの経験がないとキャッチボールすらままならないスポーツ少女もいる。でも、ソフトボールの経験があるので、K子の腕前はまったく確かだ。
まだ小学校3年生のB斗より遥かに玉も飛ぶし、コントロールも、身のこなしもいい。
姉弟でキャッチボールというのはあまりないのかもしれない。強引にやったとしたら、姉は弟にまったくついていけないことが多いかもしれない。弟が小学校中学年以下で何とか釣り合いが取れることもあるかもしれない。
でも、K子はぜんぜん違った。

641 :夢見る名無しさん:2015/06/25(木) 19:49:40.10 ID:V1M7uAaRJ
K子はB斗のために手加減をしなければいけないと思った。距離を遠くするとB斗の玉が届かないこともわかった。
B斗もA樹をはじめとする同学年の友達とキャッチボールをするけれど、姉のK子ほど強い玉を投げられる子はいなかった。
普段おしとやかに見える姉のK子の強さを知った気がした。
K子は高校3年生だ。体力は大人の女性と何も変わらない。いやそれ以上だろう。でも、その自分より大きい体格からくるものとは別の強さを知った気がした。

いつの間にか、K子によるB斗に対する指導という形になった。K子の口調も部活の調子になった。
B斗は素直に従った。B斗の動きがだんだんと合理的になってきた。

K子はうれしくなった。
始めたときは不恰好だったB斗の動きが美しいものになってきたからだ。
玉を受けるときの微妙な動作も美しく合理的なものになった。長靴ハイソックス半ズボンの脚線も美しくなっていくように思えた。

B斗もうれしかった。今日の姉は強くかっこいいだけでなく美しいのだ。
B斗はK子のことを美しい少女だと思っている。それはしとやかな美しさだった。その日は姉の意外な一面を見た気がした。

B斗の体力はK子についていけなかった。B斗はコントロールを失って暴投してしまい、玉は川べりの草むらに入った。
B斗は玉を取りにいこうとした。K子は「危ないからやめようね。玉は買ってあげるよ。」と言った。B斗は「いいよ。まだ玉はあるから。」と言った。

昼近くになったので、B斗とK子は家に帰った。
ワンバウンドのボールもあったし、キャッチボールに必要なフットワークもあったので、二人の服装は、長靴だけでなく、ハイソックス、半ズボン、シャツ、そして生脚、生腕、顔も泥まみれになった。
二人とも母親に怒られた。二人ともシャワーを浴びるように命ぜられた。
午後、K子は受験勉強に励んだ。B斗は疲れてしまってうとうととしてしまった。

642 :夢見る名無しさん:2015/06/25(木) 20:08:34.07 ID:V1M7uAaRJ
一方、A樹は姉のM代と一緒にY市最大の(唯一の)ショッピングセンターに行った。
A樹とM代はほとんどお揃いといっていいほどの服装になった。上半身、半ズボン、ハイソックスまではほとんど同じだ。違いは長靴だけ。A樹は黒の一番長い学童長靴、M代は赤の長い長靴。

ショッピングセンターは自転車で行く距離である。自転車で行くことにした。
途中、未舗装道路や未舗装のT川の土手を通るので、長靴を履くことにした。
距離的には舗装された県道を通るのが近いけれど、自動車が危ない、ということでその道にした。
母親からも県道を通らないようにと言っていた。A樹とM代の返事の声が明るかったのは言うまでもない。

土手では自転車の車輪が泥水を巻き上げていた。下手にスピードを出すと自分たちがびしょ濡れになってしまう。
A樹をM代は慎重に自転車を漕いだ。冒険みたいで楽しかった。
A樹は長靴の縁が太ももの裏に当たる官職がたまらなかった。M代もである。
自転車はA樹が先になったり、M代が先になったりした。より危なそうなところはM代、そうではないところはA樹が先に進んだ。

A樹は姉のM代の脚線の回転を見た。姉の力強さと美しさを改めて発見した。それを演出しているのは、スカート、ハイソックス、長靴だと改めて認識した。
M代も弟のA樹の脚線の回転を見た。愛らしい脚線である。でも、長く力強くそして美しくなっている。半ズボン、ハイソックス、長靴に支えられて、強く美しくなっていくのだと思った。

643 :夢見る名無しさん:2015/06/25(木) 20:32:20.50 ID:V1M7uAaRJ
ショッピングセンターに着いた。
長靴の大人、長靴半ズボン少年、長靴スカート少女は多いわけではなかったけど、結構いた。
A樹とM代が特に目立つというほどでもなかった。
A樹もM代も大人たちの視線を感じた。二人とも、A樹にもM代にも注がれていた、と感じた。
A樹の愛らしく美しい脚線、B代の長く美しい脚線、美しさに違いはあるけれど、若さに溢れている。
晩秋初夏の太陽でこんがりと焼けた美しいきめの肌だ。卑猥な視線を投げかける大人も少しはいた。
これが冬なら半ズボンでがんばっていることを褒める大人もいる。

このショッピングセンターは、教育実習に来る前のJがコンサートをした所だ。A樹にとっては思い出の場所だ。
A樹はそこでテレビで見ただけのJに直接会って話をしたのだ。
JはW田A子のようにどんな日本人も知っている歌手ではない。大人のうち半数強は知らないと思われる。
Jの教育実習はまったくばれていない。

Jがコンサートを行った屋上会場は、催し物がまったくなく、入点許可証をもらった業者が植木や雑貨などをぼちぼちと売っていた。
Jの曲ではないが似たようBGMに乗ってA樹は踊りだした。全然混んでいなかったので、M代も何も言わなかった。A樹も自然と踊りをやめた。

A樹とM代は階を下りて、靴売り場に長靴を見に行った。
A樹の履いている長靴と同型のもあった。それが一番長かった。それ以上に長くて格好のいい長靴はなかった。
大人用長靴にはもっと長いのもあった。どれもいまひとつだったが、長さには結構満足できる長靴もあった。
A樹はいつかそんな長靴を履きたいと思った。

M代も自分の履いている長靴と同型の長靴があるのをも見た。ここで買ったのだ。一番高い。
M代はもっとかっこいい長靴にあこがれ続けた。

644 :夢見る名無しさん:2015/06/25(木) 20:43:55.83 ID:V1M7uAaRJ
A樹とM代はレコード売り場に行った。Jの曲を見るためだ。
新しいレコードは入っていなかった。持っていないレコードはあったけど、B斗やC子の持っているレコードとあわせれば、気に入ったJの曲はほとんどカバーしていた。
小遣いにも限りがあるからレコードは何も買わなかった。

書籍売り場では、M代は参考書を買った。A樹は漫画を買った。

A樹とM代は昼食としてお好み焼きとフランクフルトを食べて、自転車に乗って帰った。
帰りの道も行きと同様、楽しかった。土手も乾きだしたので、行きよりもスピードを出せた。

M代は家に帰ると、すぐに受験勉強を始めた。
A樹は漫画を読んだり、長靴を履いて外に出たりした。結構疲れたので、近くで引き返した。
姉と一緒に出かけたのは本当に久しぶりだった。そして楽しかった。

645 :夢見る名無しさん:2015/06/27(土) 11:49:59.86 ID:/IiGiRIlQ
>>640->>644さん、
姉弟愛を感じる内容ですね。私にはなかなか真似出来ません。
私の場合M代ちゃん、K子ちゃん、Jちゃんに対する下心を持った文章を考えてしまいます。
もっと弟思いの姉の姿を考えた文章を作りたいです。

646 :夢見る名無しさん:2015/06/29(月) 17:34:57.01 ID:nh/jsbV4G
>>645
ありがとうございます。
もったいないほどのお褒めをいただき、恐縮しております。

A樹君とM代ちゃんの話で言い足りないところがあったので追加します。
このままですと、B斗訓とK子ちゃんの話に比べて元気がないですね。

さっそく訂正ですが、
>>643 
>晩秋初夏の太陽でこんがりと焼けた美しいきめの肌だ。卑猥な視線を投げかける大人も少しはいた。
とありますが、「晩春初夏」の間違いでした。
失礼しました。

では、続けます。

647 :夢見る名無しさん:2015/06/29(月) 18:03:08.65 ID:nh/jsbV4G
>>643
>ショッピングセンターに着いた。
>長靴の大人、長靴半ズボン少年、長靴スカート少女は多いわけではなかったけど、結構いた。
>A樹とM代が特に目立つというほどでもなかった。
>A樹もM代も大人たちの視線を感じた。二人とも、A樹にもM代にも注がれていた、と感じた。
>A樹の愛らしく美しい脚線、B代の長く美しい脚線、美しさに違いはあるけれど、若さに溢れている。
>晩春初夏の太陽でこんがりと焼けた美しいきめの肌だ。卑猥な視線を投げかける大人も少しはいた。
>これが冬なら半ズボンでがんばっていることを褒める大人もいる。

「ああーーっ、半ズボンに長靴履いてる女がいる!」
A樹より少し年長の小4か小5くらいに見える少年たちがM代を指差した。
少年たちは半ズボンではあるが、長靴は履いていない。ハイソックスを履いている者もいるし、履いていないものもいる。4,5人くらいだった。
「あいつ、長靴履いてるー!」

イントネーションから、県庁所在地X市の中心部の少年たちだとわかった。
X市とY市は隣接している。それはX市が近隣の町村を合併したからだ。
X市とY市の方言の違いは、X県と隣のQ県のX県に近い地域の人間にしかわからない。
A樹とM代にはすぐわかった。
X市の小学校も一年中半ズボンだが、荒天時の長靴着用はあまり言われていないようだ。
X市はY市よりも温暖なのに、高学年になるほど、理屈をつけて、冬ばかりでなく夏も長ズボンを履くのも出てきている。
X市はY市を田舎だと思って馬鹿にしているところがある。

「他人の服装にとやかく言わないでもらいたいわ。」
M代は少年たちをキリリとにらんだ。A樹もにらんだ。
少年たちは何も言えなかった。
A樹とM代は堂々とエスカレーターに乗って屋上に向かった。

648 :夢見る名無しさん:2015/06/29(月) 18:36:24.50 ID:nh/jsbV4G
>>644
>A樹とM代は昼食としてお好み焼きとフランクフルトを食べて、自転車に乗って帰った。
>帰りの道も行きと同様、楽しかった。土手も乾きだしたので、行きよりもスピードを出せた。

M代は初めから、その日はショッピングセンターからは、昼食を食べたらすぐに帰るつもりだった。
自転車ではかなり時間がかかるし、午後は受験勉強をする予定だったからだ。

同時に、M代は自分の長靴半ズボンハイソックスの脚線を中心に卑猥な視線が向けられていることを察した。
卑猥な視線の主は、若い男も中年男も老人の男もいた。
中には、M代には興味を示さず、A樹にその視線を向ける男もいた。
M代は自分とA樹を守るためにもすぐ帰らねばと思った。

M代は怪しい視線やその主を巧みに交わし、駐輪場に来た。怪しい男はついてこなかった。
M代は、上半身の筋力を除けば、体力はタダのオヤジより勝っていた。上半身の筋力でも下手なオヤジには勝っているかもしれない。
M代もK子と同じく、中学からソフトボール部で鍛えに鍛えた。中学も高校もものすごく厳しい部活だった。
身のこなしとすばやさは並みのオヤジの及ぶところではない。

A樹も体力をつけてきた。M代にしっかりとついていくことができた。
A樹はB斗と同じで、よくC子と遊ぶ。C子は決して乱暴な少女ではないし、礼儀正しくやさしさもあるが、遊びのとき、スポーツのときは別人のように激しい。
C子はA樹やB斗より身長が低いし、低いほうから数えたほうが早い。でも、筋肉のバネが全然違う。
太ってはいないし、ムキムキの筋肉でもないし、性的に早熟というわけでもない。小3の女の子らしい体形だ。よく見ないと筋肉の発達がわからない。
そんなC子にA樹やB斗は全く勝てなかった。A樹やB斗は一人きりで、あるいは二人で、泣いたことが何度かある。
それでも、C子と遊ぶのは楽しかった。C子と遊ぶと、そのたびに自分が強くなるような気がした。というより、強くなった。でも、C子はそれ以上に強くなった。
C子は勝つたびに、負けたA樹やB斗の健闘をほめてくれたし、前より強くなったこともほめてくれた。

649 :夢見る名無しさん:2015/06/29(月) 19:12:49.87 ID:nh/jsbV4G
「A樹、帰るよ。早く帰りたいからしっかりついてきてね。悪い人が私たちをつけている気がするわ。特にT川の土手は急いでね。助けてくれる人がいないから。」
「うん。」
そんな話になるとうきうきと猥談っぽぅ楽しむA樹だったが、このときは違った。A樹も姉に対する卑猥な視線に気づいたようだ。そして、自分に対する卑猥な視線も。

T川の土手は、朝よりも乾いていた。だから、朝よりスピードを出すことができた。
でも、未舗装道路である。でこぼこもあるし、まだ水溜りもある。M代もA樹も長靴を泥だらけにしながら、道を急いだ。半ズボンにもハイソックスにも上半身にも泥がかかった。

650 :夢見る名無しさん:2015/06/29(月) 19:14:23.80 ID:nh/jsbV4G
後ろから、ショッピングセンターでM代に卑猥な視線を浴びせた男が自転車で追いかけてきた。いかにも、偶然通る道が同じようなふりをしていたが、下心が見え見えに感じられた。
その男はM代とA樹を発見したのが遅れたため、自転車置き場からの出発も遅れたようだ。
男はいかにも急ぐように自転車のスピードを上げた。
M代はさらにスピードを上げた。A樹がついてこられるか心配したが、心配無用だった。A樹はしっかりついてきた。
不摂生な生活をしていると見られるその男は、なかなか追いつけなかった。舗装道路なら、曲がりなりにも成人男子の体力で二人に追いつけるとは思うが、水溜りの散在するでこぼこ道にその男は対応できなかったようだ。
少しずつ追いついてはいくが、その男の満足できるものではなかった。
K橋が見えてきた。K橋を渡ると大字Kに入る。M代が生まれるころにY市と合併した。このあたりの中心集落である。
「K橋を渡るよ。A樹!」
A樹は息が苦しくなり始めて返事ができなかったが、K子と一緒に曲がった。
舗装道路になったので、スピードが楽に上がった。大字Kには地元の人が歩いている。
剣道との交差点に出た。信号がある。M代とA樹は歩行者用信号が点滅する前に渡りきった。
例の男も交差点に突っ込んできた。キイイイイイイー、青信号になった県道の車が急ブレーキをかけた。
「バカヤロー!!!」運転手は、キモ男を怒鳴った。車はそのまま進み、後続車も続々と続いた。
県道の信号は長い。キモ男は取り残され、地元の人の冷たい視線にさらされた。

651 :夢見る名無しさん:2015/06/29(月) 19:16:00.12 ID:nh/jsbV4G
M代とA樹は家に着いた。キモ男を完全に巻くことができた。尾行のないことを確認して、M代とA樹は家に入った。
M代は受験勉強に取り掛かった。A樹は疲れて眠ってしまった。
M代は母親に頼んで、警察に届け出た。
しばらくしてであるが、そのキモ男は別件の痴漢事件で逮捕された。
M代は、危機管理のため、半ズボンに長靴というのは人前ではやめにした。

いろいろ前の話と矛盾が出てきたかもしれませんが、アバウトということで。

652 :夢見る名無しさん:2015/07/02(木) 17:19:43.69 ID:VU8FlKGJh
休日が終わってM代は学校でK子にショッピングセンターでの出来事を話した。
K子「M代もA樹君も無事で良かったわね。世の中には訳の解らない変態がいるから、
でもそのキモ男長靴フェチだったりして・・・・」
その後K子はM代にこんな話を打ち明けた。

うちのB斗は長靴脱いだら足が臭いってこないだ言ったじゃない、
M代やJ先生が長靴を履く時アソコが大きくなったので注意したわ。すると
「お姉ちゃんがいけないんだ!」って言われて理由を聞いたら幼いころお姉ちゃんが長靴の臭いの染み込んだ
白いハイソックスの足を僕に嗅がせた(>>631)からだって、
B斗を長靴フェチにしてしまった責任を感じているわ。

653 :夢見る名無しさん:2015/07/02(木) 17:36:48.12 ID:VU8FlKGJh
実はB斗が生まれる前、私は両親の秘め事を見ちゃったの。
私が夜トイレへ行くときにパパとママが外へ出ようとしたのね、ママの姿見てびっくりしちゃった。
胸の強調したノースリーブのシャツにミニスカートに黒い少し透けたハイソックス、晴れているのに赤いゴム長靴を履いていたの。
パパが「これからママと散歩に行って来る」と言い残してから1時間以上経ってから戻って来たの。
パパがママの長靴を脱がせて
「Y美子、今日のお前の黒いハイソックスはより一段と長靴のゴムの臭いがするぞ、こんなセクシーな長い脚、素敵だ。俺はとても興奮してアソコから汁が出そうだ、もう我慢出来ない・・・」
と再びママに長靴を履かせておんぶして寝室に行ったわ。
その後ままの喘ぎ声が聞こえてきたわ。

今思えば夫婦の営みだと思うの。パパもママも長靴フェチかも知れないわ。
そんなパパとママの血が私とB斗に流れている。

654 :夢見る名無しさん:2015/07/02(木) 17:56:03.87 ID:VU8FlKGJh
私も長靴のニオイ大好きだし興奮しちゃうの。自分でもよく足のニオイを嗅ぐしB斗にも嗅がせた事あるし、長靴臭いハイソックスの足をB斗のアソコめがけて電気アンマもしちゃった。B斗も結構そういう気があるみたい。
姉弟で時々長靴脱いだ後のハイソックスのニオイを嗅ぎあっている位だから
B斗にはお姉ちゃんの足や長靴で興奮してもいいけど他人の女性はだめよ、性犯罪に繋がるからって話しているよ

M代が言った
実はA樹がJ先生の長靴のニオイを二人で嗅いだ(>>593)と言っていたよ。
でもJ先生にとって可愛い弟のような存在だから許してもらえたけどね、
K子、B斗君の性癖を理解できるお姉さんになってあげてね。

K子
分かったわ、だけどA樹君も長靴大好きなんだね

M代
A樹も長靴が大好きなのよ、私達姉としてお互い似た悩みがあるんだね。
でも今は勉強、勉強

この話をしてからM代とK子の絆がより強くなったと互いに感じた。

655 :夢見る名無しさん:2015/07/04(土) 18:18:40.04 ID:7U8TlEK3a
Jの教育実習は順調に進んで言った。
音楽の授業では、Jはありきたりの授業ではなく、子供たちのためにも工夫した授業を行った。
教科書に載っている歌を歌うのだが、ただ歌うのではなく、踊りながら歌うことにした。音楽室の机といすを片付けるのに時間がかかったが、子供たちのノリは非常によかった。
振り付けは、踊りの苦手な子供でも簡単に踊れるように単純なものにした。
さすがJである。どうすれば最小限の動作で効果的になるかを職業柄知悉していた。
子供たちが習得するのに時間はかからなかった。単純で、曲のイメージに合っていたからだ。
室内であったので、長靴は履くことはなかった。
男の子は半ズボンにハイソックス、女の子は短いスカートにハイソックスだった。
そんな姿で歌い踊る子供たちの姿を見たかったのはJかもしれない。
Jは子供たちを美しくいとおしいものに感じざるを得なかった。

当時の小3の音楽の教科書にどんな曲が載っているか、ぜんぜん調べていないので、曲名は書きませんでした。調べるだけの勤勉さに欠けているのが私ですので。
ごめんなさい。

656 :夢見る名無しさん:2015/07/04(土) 18:35:20.95 ID:7U8TlEK3a
算数の授業で、プリントを使った復習をすることになった。プリントは教科書会社が用意したものだった。
雨が降り、アジサイが咲いている通学路と思しき道を、傘を差しランドセルを背負った小3くらいの子供たちが楽しげに歩いているイラストがあった。
計算問題には何の関係もない。この時期にふさわしいイラストとして載っているのだろう。
描かれている子供たちは、男の子は半ズボンに黒の長靴、女の子は短いスカートにいろいろな色の長靴、ほとんど全員がハイソックスちらりだった。

A樹B斗C子は内心大喜びした。小学生は、男の子は半ズボン、女の子は短いスカート、そして雨の日などは長靴を履くことが正しいのだと保証されたと思えたからだ。

A樹B斗C子は計算に身が入らなくなった。
描かれている女の子の中にC子に似ている女の子がいた。A樹に似てる男の子もいた。B斗に似ている男の子もいた。
ただ自分たちよりも賢そうな顔をしているのはちょっと気に入らなかった。でも、教科書などに出てくるとそうなるんだと納得もした。
それよりも、長靴ハイソックス半ズボン、長靴ハイソックススカートの正しさ、かっこよさが認められたといううれしさがたまらなかった。

657 :夢見る名無しさん:2015/07/04(土) 18:48:00.20 ID:7U8TlEK3a
長靴は実際のものよりも長く描かれていた。
絵のタッチは、いわさきちひろ風で、輪郭のない薄い色合いの水彩画だった。
等身のバランスは小3の子供たちとしてリアルだった。
絵のサイズは小さいし、少しのにじみもあるので、長靴の長さも不自然に感じられなかった。
学童長靴が持つ、紳士長靴と同じ筒の縁取りの描写はまったく無視されていた。

道徳の授業については、ネタが思いつけません。省略させていただきます。
ただ、順調に成功したということで。
トラブルなどが起きると、Jの教育実習が世間やマスコミにかぎつけられそうなので。
Jの道徳の授業でいい案がある方は、レスしていただければ幸いです。

体育につきましてはしばらくお待ちください。

もちろん、この話題以外でネタがおありなら、どんどん話を進めてください。

658 :夢見る名無しさん:2015/07/05(日) 21:58:49.00 ID:aHshiSfjW
>>652->>654
やっと携帯で書き込みができるようになりました。
前文はネット喫茶のパソコンで作成しました。

道徳の授業は自由課題になった。そこでA樹がM代と先日ショッピングセンターに遊びに行った際の出来事について
@X市の小学生に姉の長靴半ズボン姿をバカにされたこと
AA樹の長靴姿もバカにされたこと
B色んな男の人からジロジロ見られた事
C自転車で追っかけられたこと
についてJを交えて語り合う事になった。
正しい雨の日の服装について語り合う事になった。
J「A樹君姉弟は何も悪い事はしていない、お姉さんの言う通り他人の服装にとやかく言われる必要はないよね」
B斗「こんな目で見られたら半ズボンや長靴がはけなくなる」
J「そうね、でもみんなの服装みて先生感心しているの、半ズボンやミニスカートにハイソックスで頑張っている。偉いなって思っているわ」
C子「先生もハイソックスだよね」
J「うん、普段わね。でもTPOに合わせてストッキングを履く事もあるわ」
生徒Z「TPOて何ですか?」
J「その場に応じた服装って事かな?特に大事な式典とかあるじゃない、相手に不快な印象を与えない服装って事よ」
生徒Y「今の僕たちはどうですか?」
J「先生は普通だと思っているわ」
生徒X「先生もハイソックスが好きですか?」
J「大好きよストッキングと比べ伝線しないし」
生徒W「雨の日の長靴は必要ですよね」
J「そうね、長靴の方が快適だからね、それを変な目で見る人がいるからやっかいなのよ、みんな、自信持って長靴はいてね」
C子「J先生も長靴履いてる。先生からお手本をみせているから偉いと思うわ」
J「ありがとう、先生雨が降っても必ず長靴を履くわだから皆も長靴はいてね」
全員「はい」
J「その事で変な人が近づいてきたら周りの大人に助けを求めるのよ」
全員「はい」


道徳はこんな感じで良いでしょうか?他に思い付く事がありましたらお願いします。

659 :夢見る名無しさん:2015/07/06(月) 19:27:50.65 ID:N8eojXBG9
>>658
ありがとうございます。
思いもつyきませんでした。完璧です。

道徳の授業の中で、A樹君姉弟の休日での出来事をどのように題材として取り上げたら不自然でないかに腐心したのですが、見事ですね。

体育についても、いい案がありましたらどうぞ。
音楽、数学につきましてもどうぞ。

皆様のお知恵を拝借したいと存じます。

>>1 にあるとおり、この話に全然関係なくても、「長靴半ズボン」に関係することでしたらレスをお待ちしております。

660 :ラバーマン:2015/07/06(月) 20:23:56.23 0.net
復活しそうになりましたが、やはりしませんね、、残念です。
長梅雨になりそうな今年はやはりレインブーツはマストアイテムです。
AIGLE社のヴェルニをゲットしようか迷っています。
おかげ様で半ズボン(ショーパン)は数枚入手しましたぁ〜。
ヴィーンテージデニムの股下7pのWranglerは1960年後期から70年に
かけてのいい色落ちしてるモノ。
そして、LEVISの505は柔らかく、股下を7pにカスタマイズしてもらい
ご機嫌な一着です。スムースな穿き心地で最高!です。是非トライして
みて下さい。それからアディダスはトレフォイル柄が全体に鏤められた
モノでカラーはベージュこれまた股下10pにカスタマイズしてもらい、
欠かせないアイテムになっています。
残すところ、ラバー製のレインブーツをAIGLEにするかHUNTERにする
かの選択になりました。
今年はきっと8月になってもあまり暑い日が続きそうにないので秋口から
の台風シーズンを見越して早急にゲットしますね。

661 :夢見る名無しさん:2015/07/11(土) 17:32:18.81 ID:IohYV/TPG
>>655->>659
体育の授業では短距離のリレーをやることになった。
その日は雨が降ったので、長靴を履いてきた子が多かった。A規B斗C子はもちろんである。
午前中は雨が降っていた。雨がやまなければ保健になる予定だった。昼前から雨は上がり晴れわかった。子供たちは喜んだ。
男の子は半袖半ズボンの体育服、女の子は半袖体育服にブルマの上に体育用のスカート、半袖は白に首と袖口に黒の2本ずつのライン、半ズボン、ブルマ、スカートは黒。
子供たちは3分の2から4分の3くらいが長靴を履いていた。男の子は黒、女の子は赤が一番多く、ピンク、白、紺と続いた。

Jは、白の半袖ポロシャツ、紺のキュロット、そしてあの紺の長い長靴である。白のハイソックスがちらりとのぞいている。
キュロットは短く半ズボンのように見える。
指導教員は、白の半袖ポロシャツ、白の長ズボン、黒の紳士用長靴である。

クラスは49名、1名欠席で48名だった。
Jはあらかじめ計画したとおり、走力が均等になるように6名ずつの8チームにした。
当初の計画と少し違えたのは、長靴の子と短靴の子も均等になるようにした。
小学生のことでもあり、男女のことは何も考えなかったが、男女も大体均等になった。
チームの中での走る順番は機械的に名簿番号順とした。

4チームずつのレースとして、他の4チームは計測や着順判定や決勝テープ持ちなどをすることになった。
上位2チームずつ4チームでの上位決勝戦の決勝、下位2チームずつ4チームでの下位決定戦の決勝がある。
レースは4回、子供たちは2回走ることになる。

入念な準備体操、走りの練習、入念な整理体操、表彰を行うとちょうどよい時間になる。

662 :夢見る名無しさん:2015/07/11(土) 17:53:29.06 ID:IohYV/TPG
A樹B斗C子はそれぞれ別チームとなった。
ただ、割り振りの結果、A樹もB斗もC子も同じ第3走になった。

予選ではA樹のチームとC子のチームが同じレースになった。B斗のチームは別のレースである。

A樹は2位でバトンを受け取った。C子は最下位の4位でバトンを受け取った。
A樹と1位の男の子との距離はそんなに変わらなかった。
C子の走りはすごかった。C子は身長は低いほうだが、筋肉のバネがぜんぜん違った。一歩の歩幅も脚の回転もぜんぜん違った。
C子は3位の女の子を抜かし、中継点の少し前でA樹を抜かした。
C子のチームは2位、A樹のチームは3位となった。

アンカーまでに多少の順位の入れ替わりはあったが、結果として、C子のチームは1位、A樹のチームは3位となった。
C子のチームは上位決定戦、A樹のチームは対決定戦に進出した。

C子は2位で中継したが、チームが1位になったのはC子の活躍に多くを負っていた。

B斗は1人を抜き、1人に抜かされ、2位で中継した。
B斗のチームは2位となり、上位決定戦に進出した。

663 :夢見る名無しさん:2015/07/11(土) 18:06:53.48 ID:IohYV/TPG
B斗は、長靴半ズボンや長靴スカートで走る子供たちを見て、その躍動感に感激した。
思い切り走るときにできる長靴の皺にたまらない魅力を感じた。
筋肉の動きとも違う、ブーツでは絶対に出せないし、ハイソックスとも違う独特な動きだ。

A樹とC子との競走は特に注目した。
C子が勝つことはわかっていた。もちろんC子も応援したい。でも、自分と同じような体格で同じような運動能力の男の子であるA樹を応援することは、自分を応援することのように思えたからだ。

A樹の走り方はB斗の走り方でもあった。もっと脚を上げてもっと歩幅を大きくしなければいけないことはわかっている。でも、それだけの筋肉がA樹にもB斗にもないこともわかっている。
少し遅れてバトンを受け取ったC子はぜんぜん違っていた。A樹やB斗より身長は低いし、脚も短いが歩幅がぜんぜん違った。脚の回転の速さや力強さも違った。
A樹の長靴にも皺が入った。C子の長靴にも皺が入った。皺の入り方はよくわからないが何かが違っていた。
A樹は追いつかれ追い越された。
B斗はたまらなくなった。

664 :夢見る名無しさん:2015/07/11(土) 18:27:28.84 ID:IohYV/TPG
下位決定戦でも上位決定戦でも、走順は2つ繰り上がる。第1走は第3走、アンカー第6そうは第2走となる。
よって、A樹もB斗もC子も第5走となる。アンカーのひとつ前だ。

下位決定戦が始まった。
A樹は、2位でバトンを受け継ぎ、1人を抜かし1人に抜かされた、2位でアンカーにつないだ。アンカーは後続チームのアンカーに抜かされそうになったけれど、2位でゴールした。
A樹のチームは8チーム中6位となった。

B斗はA樹の走りを見ていた。予選と特に変わったことはなかった。A樹は決して手抜きをした消化試合をやっているわけではなかった。
一人でもいいから抜きたい、少しでもいいから自分のチームを勝たせたい、という真剣な気持ちは伝わってきた。
予選での疲れが出ているわけでもなかった。むしろ、体が温まって、予選よりいい走りができていると思った。計測したとしたら絶対タイムは上がっていると思った。

しかも、長靴半ズボンで全力疾走している。そんな機会はそんなにはない。本当にすばらしい光景だ。

でも、B斗は何か物足りなかった。それは一緒にC子が走っていなかったからだ。
一生懸命がんばっているA樹が一生懸命がんばっているC子に負けるという場面、これはたまらない。
ある意味、目を背けていたい、見たくない光景でもある。A樹はB斗なのである。
でも、見てみたいのだ。本当にぞくぞくする。股間を意識せざるを得ないのだ。

665 :夢見る名無しさん:2015/07/11(土) 18:43:24.08 ID:IohYV/TPG
上位決定戦が始まった。
B斗は3位でバトンを受け継いだ。C子は最下位4位でバトンを受け継いだ。
3位と4位の差はあまりなく、半ばあたりでB斗はC子に追いつかれ、追い越された。その後も差はどんどん開いた。
C子はもう一人を追い抜き、2位でアンカーにバトンを渡した。B斗は最下位4位でバトンをアンカーに渡した。
アンカー同士の差はいろいろと変化したが、アンカーの順位は結果として変わらなかった。

8チーム中、C子のチームは2位、B斗のチームは4位、A樹のチームは6位となった。

A樹はB斗とC子との競走は特に注目した。
C子が勝つことはわかっていた。もちろんC子も応援したい。でも、自分と同じような体格で同じような運動能力の男の子であるB斗を応援することは、自分を応援することのように思えたからだ。

B斗の走り方はA樹の走り方でもあった。もっと脚を上げてもっと歩幅を大きくしなければいけないことはわかっている。でも、それだけの筋肉がA樹にもB斗にもないこともわかっている。
少し遅れてバトンを受け取ったC子はぜんぜん違っていた。A樹やB斗より身長は低いし、脚も短いが歩幅がぜんぜん違った。脚の回転の速さや力強さも違った。
B斗の長靴にも皺が入った。C子の長靴にも皺が入った。皺の入り方はよくわからないが何かが違っていた。
B斗は追いつかれ追い越された。
A樹はたまらなくなった。股間を司式せざるを得ないのだ。

666 :夢見る名無しさん:2015/07/11(土) 19:01:29.06 ID:IohYV/TPG
>>665
ミスでした。>司式 ではありません。”意識”です。ごめんなさい。

子供たちからJも一緒に走ろうという声が上がった。指導教員は、子供たちのリクエストに答えるように、Jに目で促した。
子供たちの中から、このクラスで足が速い順に6人でチームを作り、そのチーム対J一人で競走するという要望が上がった。
Jは思ったより快く承知した。
子供たちの歓心を買おうという打算的な様子ではなかった。どうでもいいという投げやりな様子でもなかった。
要するに、自信があるという様子だった。

選ばれた6人は男の子4人、女の子2人だった。A樹とB斗は入っていなかったが、C子は入っていた。

レースが始まった。指導教員がスタートを切った。
Jは外のコースを走った。
結果はJの圧勝だった。600Mなので完全な全力疾走ではなかったが、短距離の走り方だった。
半ズボンのような短い紺のキュロットに紺の長い長靴、Jのスタイルの良さ、そしてJのフォームの美しさに子供たちは息を飲んだ。
Jが完全な全力疾走でないことも、Jのフォームの美しさを際立たせた。
Jが走るたび、長靴に皺がなんともいえない様子で出来たり消えたりした。

A樹もB斗もC子もたまらなかった。

667 :夢見る名無しさん:2015/07/11(土) 19:16:08.81 ID:IohYV/TPG
入念な整理体操が終わった。
表彰も終わった。

Jの講評になった。

今日のみんなはすばらしかったわ。
みんな最後まで全力でがんばっていたわね。先生、うれしいわ。
優勝したチームの人、準優勝のチームの人、3位のチームの人、おめでとう。本当によくがんばったわね。
表彰されなかった人、残念だったわね。でも、みんながすばらしいと先生、思っているの。
途中で順位がぐるぐると変わるの、見ていて面白かったわ。
追い抜かした人、がんばったわね。チームの順位をあげてくれたよね。
追い抜かれた人もものすごくがんばったと思うわ。追い抜かれても、少しでも差を縮めて追い抜こうとがんばったでしょ。
だから、次の人がまた順位を上げるのを助けたことになるでしょ。そこであきらめたら、何もかも終わりだよね。
あきらめた人は一人もいなかったわ。
今日学んだことは、一生の宝物よ。

日本の子供は恵まれているよ。私の故郷、香港は土地が狭くて、学校に広い運動場がなかなか用意できないの。
体育よかスポーツとかは、専門とする人だけがやるという感じなの。
みんなが思い切り体を動かしてスポーツするの見ると、うれしくなっちゃうわ。
この環境を生かして、心も体も健康な人になってください。

Jの言葉は子供たちに滲みた。指導教員も大きくうなづいていた。

668 :夢見る名無しさん:2015/07/11(土) 19:46:15.32 ID:IohYV/TPG
体育は6時間目だった。
着替えをして掃除、帰りの会と続いた。
A樹とB斗は、下校時間まで校庭で遊ぶ気に慣れなかった。A樹とB斗はそれぞれ別々に一人で帰った。

A樹は白地に黒と赤の横じまのポロシャツに黒の半ズボンに白のハイソックスに黒の長靴に黒のランドセル、
B斗は水色で襟が白のラガーシャツに黒の半ズボンに白のハイソックスに黒の長靴に黒のランドセル、
A樹は神社の裏、B斗は廃材置き場の裏に向かった。
C子に負けた悔しさのためだ。A樹もB斗も泣くのを我慢していた。
C子という女の子にリレーで負けて泣いているところを他の子供たちに見られたくない。通行人にも見られたくない。
C子には絶対見られたくない。Jにも見られたくない。
A樹とB斗二人で泣こうかとも思ったけど、どう声をかけていいかわからなかった。だから、一人出来た。

A樹は立ったままで、神社の裏の太い杉の幹にもたれて泣いた。
B斗はしゃがんで泣いた。

泣きながら、C子に負けていく場面、C子が走っている場面、Jのねぎらいの言葉が浮かんできた。
Jの言うことは正論である。A樹やB斗の心にもすんなり滲みこんできたし、うれしかった。
でも、だからといって悔しさがなくなるわけではないのだ。

A樹もB斗も、C子の肉体、脚線、ハイソックス、長靴を想像した。たまらなかった。
Jの肉体、脚線、ハイソックス、長靴も想像した。たまらなかった。
A樹はB斗の姉K子、B斗はA樹の姉M夜の肉体、脚線、ハイソックス、長靴を想像した。たまらなかった。
そして、A樹はB斗と自分自身、B斗はA樹と自分自身の肉体、脚線、ハイソックス、長靴を想像した。
そして、C子、J、A樹はK子、B斗はM代と自分、A樹はB斗、B斗はA樹を重ね合わせて想像した。
たまらなかった。

心行くまで泣き終わると、一番近い公園を見つけ、顔を洗って家に帰った。
体育で泥のついた長靴を脱いだ。この長靴でC子に負けたのだ。たまらなくなった。

>>655さん、勝手に体育の話を作ってしまいました。

669 :夢見る名無しさん:2015/07/12(日) 12:21:26.92 ID:uCcx0ZiK/
>>668さん、
算数、体育、道徳、音楽以外に私としては図画工作の授業ネタも考えていますがどうですか?

670 :夢見る名無しさん:2015/07/14(火) 20:35:34.57 ID:JxvqkFsGa
>>669
どうぞどうぞ。
>>657さんに無断で体育のネタを入れてしまった私が言うのもなんですが、>>657さんもオッケーしてくれると思います。

体育のネタについて続編を。
重ね重ね失礼します。

A機とB斗が股間を意識する時。

半ズボンに長靴を履く時。特にハイソックスを履いている時。
生脚でもハイソックスの上からでも、長靴のふちが当たる時。
長靴のゴムの質感を長靴の中の足や下腿が感じる時。
長靴を履いているときずっとではないが、長靴を履いたり脱いだりする時と、自分は今長靴を履いているなと意識する時。
C子がスカートに長靴を履いている時。特にハイソックスもはいている時。
スポーツや肉体を使った遊びでC子に負けた時。

よって、長靴半ズボンで、長靴スカートのC子に負けた時は本当にたまらない。

また、A樹はB斗、B斗はA樹が長靴半ズボンで長靴スカートのC子に負けるのを見た時も股間を意識した。

A樹もB斗も泣きながら股間を意識したのは言うまでもなかった。

671 :夢見る名無しさん:2015/07/14(火) 21:04:10.29 ID:JxvqkFsGa
「おはよう。」「おはよう。」「おはよう。」
翌日、何事もなかったかのようにA樹もB斗もC子も登校して明るく挨拶した。
この日はすっかり晴れていたので、残念ながら誰も長靴を履いて来なかった。
C子が言った。
「A樹、B斗、どうして昨日帰ったの?帰りの会の後、みんなでJ先生と外で遊んだんだよ。」
A樹が答えた。
「おなかいたくなっちゃったんだ。前の日、ジュース飲みすぎたみたい。」
C子「急に暑くなったもんね。気をつけてね。」A樹「うん。」
B斗が言った。
「ぼく、宿題ができてなかったんだ。あの数学の問題、あじさいの絵のついていたプリント、J先生から早く出せって言われてるんだ。」
C子「まだやってなかったの?J先生、困っちゃうじゃない?」B斗「お姉ちゃんに教えてもらってやっとできたんだ。」
C子「K子お姉ちゃんも困っちゃうんじゃない?自分でやりなさいよ。」B斗「はい、はい。」
A樹が言った。
「何して遊んだの?」
C子「鬼ごっこよ。J先生、本当に足速いんだから。一歩で進む距離がすごいの。一歩で仲良し花壇の灰から端まで飛んじゃうんだよ。」
A樹B斗「すげええ!」
A樹が言った。
「あんなにジュース飲まなきゃよかった。」
B斗が言った。
「宿題ができないで遊べないなんてつまんないな。宿題がなくならないかなあ?」

そんな会話をしているうちにチャイムが鳴って、朝の会のために、指導教員とJがやって来た。

A樹の腹痛の話はウソである。ジュースは結構飲んだが腹が痛くなるほどではなかった。
B斗の宿題はウソではない。確かに帰ってきてから姉のK子に手伝ってもらってやった。でも、遊ばずに帰った理由は違う。
A樹もB斗もC子も帰りの会が終わってから下校時刻までよく運動場で遊ぶのだ。

低学年までは、C子に負けたとき、悔しさ、場合によっては痛さで泣いたこともあるA樹とB斗だったが、
3年生になってからはC子の前では泣いたことがない。

リレーでC子に負けて泣いたことは誰にもばれたくはない。

672 :夢見る名無しさん:2015/07/14(火) 21:12:19.53 ID:JxvqkFsGa
B斗が数学の宿題がなかなかできなかったのは、>>656
>算数の授業で、プリントを使った復習をすることになった。プリントは教科書会社が用意したものだった。
>雨が降り、アジサイが咲いている通学路と思しき道を、傘を差しランドセルを背負った小3くらいの子供たちが楽しげに歩いているイラストがあった。
>計算問題には何の関係もない。この時期にふさわしいイラストとして載っているのだろう。
>描かれている子供たちは、男の子は半ズボンに黒の長靴、女の子は短いスカートにいろいろな色の長靴、ほとんど全員がハイソックスちらりだった。

>A樹B斗C子は内心大喜びした。小学生は、男の子は半ズボン、女の子は短いスカート、そして雨の日などは長靴を履くことが正しいのだと保証されたと思えたからだ。

>A樹B斗C子は計算に身が入らなくなった。
>描かれている女の子の中にC子に似ている女の子がいた。A樹に似てる男の子もいた。B斗に似ている男の子もいた。
>ただ自分たちよりも賢そうな顔をしているのはちょっと気に入らなかった。でも、教科書などに出てくるとそうなるんだと納得もした。
>それよりも、長靴ハイソックス半ズボン、長靴ハイソックススカートの正しさ、かっこよさが認められたといううれしさがたまらなかった。
のためだった。

C子に似た長靴スカート少女、B斗自身やA樹に似た長靴半ズボン少年がたまらなかったからだ。
B斗は計算問題より股間を意識せざるを得なかったのだ。

673 :夢見る名無しさん:2015/07/14(火) 21:30:24.92 ID:JxvqkFsGa
一方、C子は、
朝雨が降ったやんで6時間目に体育があり帰りの会の後Jを遊んだ日、
(A樹とB斗は帰って泣いていた日)、
家に帰ってから、Jの走る姿を思い浮かべていた。
自分はJに似ているところがあるかもしれない、と思った。
Jは身長が低いほうだ。非常に細いというわけでもない。顔の作りも似ている。目の辺りも似ているといえる。
自分はいつになったらJのようになれるのか?
リレーでは負けた。まったく歯が立たなかった。
それはJが若い大人であり、足の長さも体力もぜんぜん違うから理の当然であった。
自分はいつJに追いつけるか。C子自身足は速い。スポーツ万能だ。このまま成長すればJと同じくらい足が速くなれるとは思えた。
知力は?当然のことながら現時点ではまったく問題にならない。
C子も成長すれば今より知識も豊富になり、知力の発達するだろう。でも、Jに追いつけるのか?
Jは香港から出てきて、短期間のうちに日本語を身につけた。異郷に地で活躍している。地味でアマチュアに近い形だけど歌手でも活躍している。
Jは歌手は引退して小学校教師として日本で身を立てたいと言っていた。
Jの授業はベテランの教師とそん色ないほどうまい。歌手としてのちゃらちゃらしたところはなく、心から尊敬できる。
そんなJにいつになったら追いつけるのか?本当に追いつくことができるのか?
能力の分野だけではない。女としての魅力、果たして自分が性的に成熟しても、追いつくことができるのか?
単に性的な魅力ではない、人格としての魅力、そこまで考えると、C子は実が震えるような厳粛さを感じた。

とりあえずはJのあの走り、もっと力強く高く遠くに足が出て、美しい回転になるあの走りをマスターしたいと思った。

674 :夢見る名無しさん:2015/07/14(火) 21:46:23.70 ID:JxvqkFsGa
翌日、C子はクラスメイトが誰もいないのを見計らって、Jに相談した。上級生や下級生や先生たちは少しいたが気にならなかった。

J先生、私、足が速くなりたいんです。J先生のように走りたいんです。昨日見てわかったんです。J先生が早いのはフォームがいいからだって。だから、教えてください。

どうしたの?C子ちゃん、足速いじゃない?スポーツ万能だし。

今のままでは満足できないんです。J先生のようにかっこよく走りたいんです。昨日真似したけど、ぜんぜんうまくいかなくて。

じゃあ、いいわ。私もうまく教えられないかもしれないけど。帰りの会の後、運動場で。

はい。J先生、ありがとうございます。

C子はJから走り方を教わった。
Jの指導によってC子のフォームはどんどんよくなっていった。でも、一定以上は進まなかった。

C子ちゃん、もうやめましょう。この練習はもっと大きくなって体ができてからじゃないと、体を壊してしまうわ。
少なくとも高学年になってから少しずつはじめるのがいいわ。
今は、思い切り遊べばいいのよ。早寝早起き、好き嫌いせずよく食べて、外で元気に遊ぶのが一番よ。
ただ、今先生が教えた走り方のコツは覚えておいてね。これで速かったC子ちゃんの足がもっと速くなったよ。

わかりました。J先生、本当にありがとうございます。

このときはJもC子も長靴は履いていなかった。運動靴にハイソックスだった。

675 :夢見る名無しさん:2015/07/14(火) 21:56:46.43 ID:JxvqkFsGa
Jが指導教員の指導を受けるため校舎に入ってしばらくして、A樹とB斗、そしてほかの子供たちも出てきた。晴れていたため誰も長靴は履いていない。半ズボンやスカートにハイソックスだった。
その日は、A樹やB斗がC子に負かされるという場面はなかった。下校時間になって、子供たちは帰宅した。

A樹は昨日の長靴を洗うことになった。
B斗も昨日の長靴を洗うことになった。
C子も昨日の長靴を洗うことになった。

A樹もB斗もC子も洗う前に長靴を履いてみた。そして、外に出て走り回った。洗い終わってからも長靴を履いた。
A樹もB斗も股間を意識した。
C子も股間を意識した。

676 :夢見る名無しさん:2015/07/14(火) 22:09:11.60 ID:JxvqkFsGa
その翌日のことだった。
A樹とB斗もJに走り方を教えてもらおうかと考えていた。
ただ、そのことを言うと、C子に負けてことを気にしているとJに思われる恐れがあった。
A樹もB斗もC子と走って、後ろから追い抜かされて負けたのだ。Jもそれを見ているはずだ。

A樹もB斗もC子がJに走り方を教えてもらったのをちらりと見ている。自分たちが同じことをしてもらっても何もおかしくはない。
A樹はB斗に相談した。C子に負けたことは何も言わずに、Jの走りがかっこよかったことから話を起こした。
B斗は乗ってきた。話はまとまり、Jに相談に行った。
Jは快く引き受けてくれた。

Jの指導によってA樹もB斗も格段にフォームがよくなった。でも、筋肉の発達がC子に及ばないため、C子ほどいいフォームにはなれなかった。

A樹君、B斗君、もうやめましょう。この練習はもっと大きくなって体ができてからじゃないと、体を壊してしまうわ。
少なくとも高学年になってから少しずつはじめるのがいいわ。
今は、思い切り遊べばいいのよ。早寝早起き、好き嫌いせずよく食べて、外で元気に遊ぶのが一番よ。
ただ、今先生が教えた走り方のコツは覚えておいてね。A樹君もB斗君も足が速くなったよ。

J先生、ありがとうございます。来年の運動会が楽しみです。

このとき、JもA樹もB斗も長靴は履いていなかった。運動靴にハイソックスだった。

677 :夢見る名無しさん:2015/07/14(火) 22:15:23.78 ID:JxvqkFsGa
JもA樹B斗C子と同じ日に長靴を洗った。前日は忙しくて帰りが遅かったからだ。
JもA樹もB斗もC子も長靴を洗った翌日に長靴をしまった。それまで長靴をじっくり眺めることができた。

>>669さん、お待たせしました。
図画工作のネタ、お待ちいたしております。
>>657さん、勝手に仕切ってすみません。

678 :夢見る名無しさん:2015/07/17(金) 08:06:24.62 ID:F/wd1e7kP
図工の授業になった。
Jは「今から大好きな人と遊んでいる絵を描いて下さい、今度日曜参観日に掲示するのでそれまでに完成させて下さい」と言った。
A樹は>>642のM代とショッピングセンターへ遊びに行った時の絵を描いた。
A樹とM代が同じ服装をして、手を繋いでいる。M代のデニムの半ズボン、白いハイソックス、赤い長めの長靴が印象的だ。
またA樹の半ズボン、白いハイソックス、黒い長めの学童長靴も印象的だ。


B斗も姉のK子と遊んでいる絵を描いた。
K子が小学6年位で、B斗が今の姿、まるでK子が6年後の未来へタイムスリップした絵だ。
二人で砂場で遊んでいる。K子は黄色いTシャツにサスペンダーのついた襞のある赤いミニスカート
白いハイソックス、ピンクレディーのシール付きの黄色い長靴だった。
B斗は偶然にもA樹とほぼ同じ服装で白黒のラガーシャツ、青いデニムの半ズボン、白いハイソックス、黒い長めの学童長靴だった。
B斗はよほど姉のK子の黄色い長靴に欲情していると思われる。

679 :夢見る名無しさん:2015/07/17(金) 08:08:47.73 ID:ZfqjosnfE
C子も絵を描いた。水色のワンピースに白いハイソックス、赤い長めの長靴。
そして隣に手を繋いだ背の高い女性がいる。服装はC子と同じだ。
Jである。まるでJとC子が姉妹にみえる絵をC子が描いたのだ。

他の児童達は両親とか友達とかはたまた飼っているペットの絵を描いていたが、
A樹B斗C子の絵はハイソックスと長靴、姉という共通点がある。
しかしC子の場合Jを描いたのだ。

680 :夢見る名無しさん:2015/07/17(金) 08:12:43.82 ID:IA+nc9OBa
絵を見ればその子供の心理状態が分かるとJは大学教授やこの小学校の教務主任から教わった。
JはA樹B斗C子の絵をよく観察した。
A樹の絵は道徳の授業でA樹がM代とショッピングセンターへ遊びに行った事を取り上げたので、
A樹と一緒にいる女の子はM代だと分かった。
小学3年生の描く絵はJには理解が難しかったので、B斗とC子の絵は本人に聞いてみる事にした。

J「B斗君と一緒に遊んでいる女の子は誰?」
B斗「うちのお姉ちゃんだよ」
J「お姉ちゃんこんなに幼かったっけ?」
B斗「小学生の頃のお姉ちゃんだよ、ピンクレディーの黄色い長靴が可愛くて描いてみたんだよ、
あの頃はよく遊んでくれたよ」
J「黄色い長靴が印象に残っているのかな?」
B斗「お姉ちゃんのハイソックスの脚が太くて長靴履いたらパツンパツンになって長靴脱いだ後のハイソックス履いた足の臭い匂いをいたずらで嗅がされたんだよ」
J「まあ、そうだったのいけないお姉ちゃんだね」
B斗「でもそれからハイソックスや長靴の魅力に取り付かれたんだよ」
J「それで以前、先生の長靴の匂いも嗅いでいたんだね」
C子「先生、私の絵もみてくれる?」
J「可愛い絵だね、C子ちゃんの隣にいる女の子はひょっとして…」
C子「J先生だよ」
J「ありがとう、先生描いてくれたんだ、とても嬉しいわ」

681 :夢見る名無しさん:2015/07/17(金) 08:17:00.60 ID:726mM20FI
JはC子の絵を見て、C子は私のそばにずっといたいのだなと思った。
やはりお姉さんのいるA樹やB斗がうらやましいと思ったのだろう。

生徒達の絵は後ろにある掲示板に飾ることになった。そしてJはこう言った。
「次の日曜参観日にお父さん、お母さんに来てもらいたい、またお兄さんやお姉さんのいる子も出来たら参観日に来てもらいたいです」
JはM代とK子にも弟の描いた絵を見てもらいたい、そう思った。

682 :夢見る名無しさん:2015/08/03(月) 17:54:51.82 ID:wT3/llbZk
>>657です。
夏風邪でぶっ倒れていて、その後圏外に出張していて、すみません。
>>678 - >>681さん、すばらしいお話をありがとうございます。
図画工作でこんな展開があったのかと、感服しております。
>>678 - >>681さんは心理学の知識もお有りなのですね。
今後の展開も楽しみです。

683 :夢見る名無しさん:2015/08/03(月) 18:06:57.13 ID:wT3/llbZk
>>660
>復活しそうになりましたが、やはりしませんね、、残念です。
>長梅雨になりそうな今年はやはりレインブーツはマストアイテムです。
>AIGLE社のヴェルニをゲットしようか迷っています。
>おかげ様で半ズボン(ショーパン)は数枚入手しましたぁ〜。
>ヴィーンテージデニムの股下7pのWranglerは1960年後期から70年に
> かけてのいい色落ちしてるモノ。
>そして、LEVISの505は柔らかく、股下を7pにカスタマイズしてもらい
> ご機嫌な一着です。スムースな穿き心地で最高!です。是非トライして
> みて下さい。それからアディダスはトレフォイル柄が全体に鏤められた
> モノでカラーはベージュこれまた股下10pにカスタマイズしてもらい、
> 欠かせないアイテムになっています。
> 残すところ、ラバー製のレインブーツをAIGLEにするかHUNTERにする
> かの選択になりました。
> 今年はきっと8月になってもあまり暑い日が続きそうにないので秋口から
> の台風シーズンを見越して早急にゲットしますね。

>ヴィーンテージデニムの股下7pのWranglerは1960年後期から70年に
> かけてのいい色落ちしてるモノ。

いいですね。股下3cmの激短半ズボンならもっといいですね。

> 残すところ、ラバー製のレインブーツをAIGLEにするかHUNTERにする
> かの選択になりました。

ラバー製。これは必要条件ですね。ちなみに私はHUNTER派です。

>>660さんはJIMの主宰するkanae板にレスされたのですか?
こちらも盛り上がっていますので、遊びに来て下さい。

684 :夢見る名無しさん:2015/08/07(金) 19:17:50.72 ID:bEmo2BNAD
>>681
続きがあると拝察します。楽しみにしております。
J先生の教育実習が終わってからの話を先行して作ってしまおうと思います。
勝手にすみません。

4年生の梅雨晴れの日の体育の授業だった。

その日は雨が降ったので、長靴を履いてきた子が多かった。A規B斗C子はもちろんである。
午前中は雨が降っていた。雨がやまなければ保健になる予定だった。昼前から雨は上がり晴れわかった。子供たちは喜んだ。
男の子は半袖半ズボンの体育服、女の子は半袖体育服にブルマの上に体育用のスカート、半袖は白に首と袖口に黒の2本ずつのライン、半ズボン、ブルマ、スカートは黒。
子供たちは3分の2から4分の3くらいが長靴を履いていた。男の子は黒、女の子は赤が一番多く、ピンク、白、紺と続いた。

A樹B斗C子はもちろん長靴だった。
種目はドッジボールだった。
4チームに分かれ、A樹もB斗もC子も別のチームになった。

A樹のチームとC子のチームの対戦となった。
子供たちが激しく動くたびに、長靴がパタパタと鳴った。A樹もC子も胸が弾んだ。
C子の動きは長靴にまったく左右されず、弾むようだった。

C子の強烈な球が飛んできた。低く、A樹の長靴をめがけて飛んできた。
A樹はジャンプしてよけようとした。しかし、A樹の反射神経やジャンプ力より、C子の球のスピードの方が上だった。
ボン! C子の球はA樹の長靴に当たり、ゴムの鈍い音がした。
A樹は走りながら外野に出た。涙が頬を伝うのを感じた。

A樹は急いで半袖の袖で顔をぬぐって、何事もなかったように外野についた。
A樹は涙腺だけでなく、股間も気になっていた。

685 :夢見る名無しさん:2015/08/07(金) 19:33:12.45 ID:bEmo2BNAD
4年生の秋の雨上がりの日の体育の授業だった。

その日は雨が降ったので、長靴を履いてきた子が多かった。A規B斗C子はもちろんである。
午前中は雨が降っていた。雨がやまなければ保健になる予定だった。昼前から雨は上がり晴れわかった。子供たちは喜んだ。
男の子は半袖半ズボンの体育服、女の子は半袖体育服にブルマの上に体育用のスカート、半袖は白に首と袖口に黒の2本ずつのライン、半ズボン、ブルマ、スカートは黒。
子供たちは3分の2から4分の3くらいが長靴を履いていた。男の子は黒、女の子は赤が一番多く、ピンク、白、紺と続いた。

A樹B斗C子はもちろん長靴だった。
種目はドッジボールだった。
4チームに分かれ、A樹もB斗もC子も別のチームになった。

B斗のチームとC子のチームの対戦となった。
子供たちが激しく動くたびに、長靴がパタパタと鳴った。B斗もC子も胸が弾んだ。
C子の筋肉は長靴のゴムよりも強い弾力の感じられる弾むような動きだった。

B斗は相手チームのパスをカットしようと結構危険な動きをしていたため、狙われる隙ができた。
そんなB斗めがけて、C子の強烈な球が飛んできた。それほど低くはなかった。
B斗は体を「く」の字にしてよけようとした。でも、C子の球の方が速かった。
パイーーーーン! 球はB斗の太ももに当たった。B斗の太ももが赤くなった。

B斗は少し足を引きずりながら外野に出た。
泣きたいほどの痛さではなかった。でも、涙が頬を伝うのを感じた。
B斗は半袖の袖で顔をぬぐって、何事もなかったかのように外野についた。
B斗は太ももと涙腺だけでなく、股間も気になった。

686 :夢見る名無しさん:2015/08/07(金) 20:00:11.04 ID:bEmo2BNAD
5年生の梅雨晴れの日の体育の授業だった。

その日は雨が降ったので、長靴を履いてきた子が多かった。A規B斗C子はもちろんである。
午前中は雨が降っていた。雨がやまなければ保健になる予定だった。昼前から雨は上がり晴れわかった。子供たちは喜んだ。
男の子は半袖半ズボンの体育服、女の子は半袖体育服にブルマの上に体育用のスカート、半袖は白に首と袖口に黒の2本ずつのライン、半ズボン、ブルマ、スカートは黒。
子供たちは3分の2から4分の3くらいが長靴を履いていた。男の子は黒、女の子は赤が一番多く、ピンク、白、紺と続いた。

A樹B斗C子はもちろん長靴だった。
種目はドッジボールだった。
4チームに分かれ、A樹もB斗もC子も別のチームになった。

A樹のチームとC子のチームの対戦となった。
A樹のチームにはなぜか身長の低い子たちで揃った。その中でA樹が一番身長が高いので、A樹がジャンパーになった。
C子のチームではC子はやはり身長が低いが、そのジャンプ力を買われてジャンパーとなった。

ジャンプ対決。C子は身長の差をゴムのような筋肉で補ってA樹に圧勝した。

A樹もC子は相手チームのパスをカットしようとして結構危険な動きをしていたため、狙われる隙ができた。
C子のパスをA樹はカットした。A樹は助走して勢いをつけてセンターラインまで出て、C子を狙った。かなり低い位置ではあった。
C子は姿勢を低くして、A樹の球を受けた。C子は助走して勢いをつけてセンターラインまで出て、A樹を狙った。
強烈な球だった。A樹は腹部で受けたが、そのまま「く」の字となり、跪き、正座の用ようになり、尻が地面についた。
しばらくボールを抱えていたが、ボールはポロリと落ちた。

A樹は苦しがっていた。
A樹はC子と先生に抱えられ、保健室に行った。

687 :夢見る名無しさん:2015/08/07(金) 20:13:44.04 ID:bEmo2BNAD
5年生の秋の雨上がりの日の体育の授業だった。

その日は雨が降ったので、長靴を履いてきた子が多かった。A規B斗C子はもちろんである。
午前中は雨が降っていた。雨がやまなければ保健になる予定だった。昼前から雨は上がり晴れわかった。子供たちは喜んだ。
男の子は半袖半ズボンの体育服、女の子は半袖体育服にブルマの上に体育用のスカート、半袖は白に首と袖口に黒の2本ずつのライン、半ズボン、ブルマ、スカートは黒。
子供たちは3分の2から4分の3くらいが長靴を履いていた。男の子は黒、女の子は赤が一番多く、ピンク、白、紺と続いた。

A樹B斗C子はもちろん長靴だった。
種目はドッジボールだった。
4チームに分かれ、A樹もB斗もC子も別のチームになった。

B斗のチームとC子のチームの対戦となった。
B斗のチームにはなぜか体育が苦手な子が多かった。その中でB斗が一番運動能力があるので、A樹がジャンパーになった。
C子のチームではC子はやはり身長が低いが、そのジャンプ力を買われてジャンパーとなった。

ジャンプ対決。C子は身長の差をゴムのような筋肉で補ってB斗に圧勝した。

B斗もC子は相手チームのパスをカットしようとして結構危険な動きをしていたため、狙われる隙ができた。
C子のチームの外野からのパスを、B斗はジャンプしてカットしようとした。C子はジャンプして受けようとした。センターライン上の攻防である。
B斗の身長よりC子のジャンプ力が勝った。球はC子がキャッチした。

B斗は大至急後ずさりでセンターラインから離れようとした。
C子の強烈な球がB斗の顔面にヒットした。
パーーーーン! ボールはB斗の顔面に当たって空高く舞い上がり、落ちてバウンドした。
B斗は尻餅をついて倒れた。B斗は鼻血を出した。

B斗はC子と先生に抱えられ、保健室に行った。

688 :夢見る名無しさん:2015/08/07(金) 20:28:41.33 ID:bEmo2BNAD
>>687
また、J先生の教育実習の時間に戻ります。A樹君B斗君C子ちゃんが3年生です。

教育実習を通じてJは教師になりたいという気持ちをますます強めていった。
片手間的にやっている芸能界からはきっぱり引退する決意を固めた。

日本の公立校の採用試験に合格する見込みはまるでなかった。
日本国籍は取っていない。
日本国籍を取ったところで、当局が評価してくれないことは、日本社会のホンネを見れば明らかだった。

Jは自分が就職すべき小学校を考えた。
そして、ひとつひらめいた。以外に自分の身近にあった。

689 :夢見る名無しさん:2015/08/07(金) 20:33:40.69 ID:bEmo2BNAD
Jは自分の進路について、香港の両親に手紙を書くことにした。

自分は芸能界を引退する、F大学教育学部卒業後は、日本の小学校で教師になる。
その小学校にはまだ採用されてはいないけれど、がんばって採用されるように努力しているところだ。
今、日本のX県Y市の小学校で、充実した教育実習をやっている、と。

690 :夢見る名無しさん:2015/08/07(金) 20:40:44.22 ID:bEmo2BNAD
両親からの返事は、

芸能界をやめたことはいいことだ。
できれば、香港に帰ってきてほしい。
でも、J自身で決めたことなのだから、親としては反対しない。
自分たちも、本当は香港を飛び出て世界で活躍したいが、北京語だけは何とかなったが、英語など外国語がものにならない、
でも、Jは香港で英語を楽々とマスターした、そればかりか日本では日本語もマスターした。
広い世界で羽ばたいてほしい。

とのことだった。

Jが教師を務める小学校、腹案があります。お楽しみに。

勝手に進めて申し訳ありません。どうしても書きたかったので。


という内容だった。

691 :夢見る名無しさん:2015/08/08(土) 22:02:00.56 ID:qJtO8nRPV
>>681
A樹とB斗は放課後それぞれの家に戻り、「日曜参観日のお知らせ」を家族に見せた。

A樹の家ではこんな会話があった。
A樹「日曜日に授業参観日に来てもらいたいと先生から連絡があったよ。J先生からお姉ちゃんにも来てもらいたいって」
M代「受験勉強あるけど、J先生がそういうなら参加してみようかな?K子も参加するのかな?」
A樹「B斗が今頃K子お姉ちゃんに話していると思うよ」
M代「授業の内容は?」
A樹「まだ分からないけど、教室には図工の時間に描いた絵を飾っているよ」
A樹母「M代も将来教員目指すなら授業参観に行く事は勉強になるわよ」
M代「そうだね、A樹はどんな絵を描いたの?」
A樹「お姉ちゃんと長靴履いてショッピングセンターに遊びに行った時の絵をかいたよ」
M代「やだ、何か恥ずかしいわ、でも他の子の絵も見て見たいわ」
A樹「じゃあ、参加してくれるんだね」
M代「かわいい弟の為だから参加するわ」
A樹「やったーありがとう」

692 :夢見る名無しさん:2015/08/08(土) 23:43:11.50 ID:sLUML6szr
>>691
B斗の家でもこんな会話があった。
K子「授業参観に兄姉が参加するって珍しいわね。」
B斗「日曜日って事もあるけどJ先生の希望みたいだよ」
K子「どんな授業するの?」
B斗「それはまだ分からないけど、こないだの図工の授業の時絵を描いたんだ、それを見て欲しいって」
K子「M代も行くのかしら?」
B斗「A樹が説得してると思うよ」
B斗母「K子、折角だから参加しなさい、将来先生になるんでしょ?J先生の授業も見て勉強したら」
K子「はぁい」

693 :夢見る名無しさん:2015/08/18(火) 19:05:56.34 ID:qUaY//fYx
>>691 >>692
続きを心待ちにしています。

>>686 >>687 に付け足します。

>>686
A樹は長靴を脱がされ保健室に入れられた。
C子も長靴を脱いで保健室に入った。
「すみません。5年○組の○○A樹です。体育でドッジボールをやっていたら、この女の子の球がお腹に当たって苦しがっているんです。」体育教師が言った。
「先生は授業に戻ってください。」養護教諭が言った。
「では、よろしくお願いします。C子、養護の先生がいいとおっしゃるまでA樹についていなさい。」
「はい。」
養護教諭はA樹をベンチベッドに座らせた。
「A樹君、痛い?」養護教諭の問いかけにA樹は息を荒げるしかなかった。
養護教諭は毛布を持ち出してきてA樹に着せ、体を温めてさすった。
A樹の緊張がほぐれてきたようだ。「だ、大丈夫です。」A樹はか細い声で答えた。
か細い声だったので、女の子であるC子が答えたのかと迷ったくらいだった
A樹、大丈夫?」C子がそのときのA樹よりは力強い声で問いかけた。優しい声だった。
「うん、僕は大丈夫だよ。心配しないで。先生、体育の授業に戻ってもいいですか?」A樹は元気を取り戻した。
「そうね。あと5分したらいいわよ。」「ありがとうございます。」
「C子、僕は大丈夫だよ。またドッジやろうよ。」「よかったわ。」

694 :夢見る名無しさん:2015/08/18(火) 19:24:02.99 ID:qUaY//fYx
「C子ちゃん、A樹君が元気になってよかったわね。」「はい。」
「それにしてもC子ちゃん、女の子だし、体も小さいのに強いわね。そんなに強い球が投げられるなんて。」
C子は目が輝き、無意識に胸を張った。一方、A樹は目を伏せ、下を向いた。
「それにしても二人とも、脚が臭いわね。長靴のゴムの匂いも混じっている。」
A樹もC子も目を伏せた。
「でも、いいわ。長靴を履いていたおかげで、ハイソックスの白が汚れていないわよ。」
「地面が濡れているときは長靴を履くのがエチケットね。」
「二人ともきれいな脚だね。長さはA樹君の方が長いかな。A樹君、C子ちゃんのこと、怒ってる?」
養護教諭の質問にA樹は、
「いいえ、C子の法が僕より強かったというだけです。今度は負けないようにがんばります。」
「A樹君、立派だわ。子供のころは、女の子の方が発育が早いことがあるけど、よくあることだわ。」
「A樹君も早寝早起きして好き嫌いせずしっかり食べて、外で思い切り遊んでね。そうすればもっと強くなれるよ。脚を見てわかったの。」
「それじゃあ、二人とも授業に戻りなさい。」
「はあい。」
A樹とC子はそれぞれ長靴を履いて運動場に走っていった。

695 :夢見る名無しさん:2015/08/18(火) 19:36:53.73 ID:qUaY//fYx
A樹を馬鹿にする子どもはいなかった。
C子の強さは誰もが知っていることだ。
ある意味、A樹の勇敢さをうらやむとともに、C子にやられるのが自分でなくてよかったという安堵感を皆が持っていた。

ドッジボールはすぐに終わった。授業の終わりも近づいたため、整理体操に入った。
整理体操が終わると挨拶をして、教室に戻った。

A樹のお腹はしばらくは少し痛んだが、帰りのころには完全に治っていた。
下校時間までは、体育の続きのようにドッジボールをした。
A樹は長靴半ズボン、C子は長靴スカートだった。

A樹とC子は同じチームになったことも敵のチームになったこともあった。
敵のチームになったとき、A樹はC子の球に当たらなかった。あまり冒険せず、確実に生き残ることを選んだ。
C子の球に当たらなかったことはA樹にとって少し誇らしかった。
でも、満足ではなかった。これではまだC子に負けたままだ。C子に球を当てることはできなかったのだ。

下校時刻になって下校した。
A樹は股間を意識した。悔しさがこみ上げてきた。A樹は誰も見ていないところに行き、かなり長い時間、泣いた。

696 :夢見る名無しさん:2015/08/18(火) 19:42:37.94 ID:qUaY//fYx
>>687
への付け足しはしばらく省略します。
B斗君の場合もA樹君と同じパターンになりそうですし、パソコンの調子が悪いので。

気が向いたら書くかもしれません。
皆さんの中で、書きたい方がいらっしゃったら書いても結構です。

教育実習が終わってしまってからのエピソードを先行させてしまいました。
>>691 >>692 の続き、心待ちにいたしております。

697 :夢見る名無しさん:2015/08/20(木) 18:26:20.10 ID:Yia+utH6x
..687
B斗は体育教師の持っていたハンカチで鼻血と押さえてもらい、体育教師とC子に抱えられるようにして保健室に向かった。
B斗の長靴にも鼻血が落ちた。

A樹もB斗の介抱に加わったため、A樹の長靴にもB斗の鼻血が落ちた。
A樹は敢えてB斗の鼻血を落とさなかった。
一昨年の冬には、肉弾でC子の突きを顔面に決められ、A樹が鼻血を出したのだ。
その時、A樹の長靴に鼻血が付いたかどうかはA樹も覚えていない。そのときの長靴はもう小さくなって、今はもっと大きい長靴を履いている。

A樹にとってB斗はA樹なのである。
顔立ちは少し違っているが、身長も体重も体型も身体能力もほとんど同じなのである。
C子より身長も高いし、体重も上回るとは思うが、筋肉の発達はC子が上だ。
C子の筋肉はムキムキではなく、ぱっと目にはC子がA樹やB斗より強そうには見えない。
でも、少し動き出してみると、筋肉のバネがぜんぜん違うことがわかる。
A樹もB斗も貧弱に見えてしまう。
もちろん、5年生の男の子としてA樹もB斗も貧弱には見えない。比較の問題だ。

698 :夢見る名無しさん:2015/08/20(木) 18:45:02.51 ID:Yia+utH6x
A樹はC子と遊ぶのが好きだ。
何をやっても勝てないことはよくわかっている。
それでもC子に挑戦していく自分というのはゾクゾクとするほどうれしかった。
特に、A樹が長靴半ズボン、C子が長靴スカートの時が一番うれしかった。

A樹はB斗と遊ぶのが好きだった。B斗とC子と遊ぶのはもっと好きだった。
A樹はB斗が自分と同じようにC子に挑戦して負ける、そんな姿も好きだった。
B斗がC子に負ける姿は、A樹がC子に「負ける姿でもあったからだ。
B斗が自分より勇敢にC子に挑戦するのはうれしかったし、ねたましくもあった。
そんな時は、B斗よりも勇敢にC子に挑戦することを誓い、後日実行した。

B斗も同じである。B斗にとってA樹はB斗なのである。

A樹は子どもたちと校庭に残り、体育教師の指示通りドッジボールを続けた。
A樹はいつもより活躍できた。でも、さびしかった。B斗とC子にこそ見ていてほしかった。

699 :夢見る名無しさん:2015/08/20(木) 19:04:50.18 ID:Yia+utH6x
B斗は長靴を脱がされ保健室に入れられた。
C子も長靴を脱いで保健室に入った。
「すみません。5年○組の○○B斗です。体育でドッジボールをやっていたら、この女の子の球が顔に当たって鼻血が出たんです。」体育教師が言った。
「先生は授業に戻ってください。」養護教諭が言った。
「では、よろしくお願いします。C子、養護の先生がいいとおっしゃるまでB斗についていなさい。」
「はい。」

養護教諭はB斗を洗面で顔面を洗わせ、ベンチベッドに座らせた。
タオルでB斗の顔を拭くと、手早く鼻血の処置をし、B斗に鼻を押さえてしばらく静かに座っているように指示した。

「C子ちゃんだっけ? 1学期も来たわね。また、ドッジボールで男の子に球を当てたの?」
「はい。」C子は顔を赤くしてうつむいた。
「この前は違う男の子だったね。C子ちゃんの球がみぞおちに当たってくる苦しがっていたね。C子ちゃんの球ってそんなに強いの?」
「はい、C子の球はものすごく強いです。」B斗が答えた。
「僕もいつかはC子の球を取れるようになりたいです。」Bとが続けた。
「そうね、そうやって正々堂々とルールを守って思い切りぶつかり合って、二人とも強くなってね。」
「はい。」B斗とC子が答えた。

700 :夢見る名無しさん:2015/08/20(木) 19:22:31.71 ID:Yia+utH6x
「それにしても、二人とも足が臭いわね。長靴のゴムの臭いと汗をかいた足の臭いが交じり合ってるわ。」
「だから長靴は嫌だという人もいます。でも…」C子がいうや否や、
「でも、長靴を履いているから二人ともハイソックスが汚れなかったわ。上が少し汚れているけど、履いてなかったら全部が汚れちゃうわ。雨が降っていなくてもこんな日は履かなくちゃね。」
「『生活の決まり』にも書いてあるよ。雨や雪の日や道路が濡れている時は長靴を履くようにと。」鼻血が止まりだしたB斗が言った。
「そのとおりだわ。二人ともきれいな足をしているわね。C子ちゃんの脚、いい筋肉だわ。スポーツ万能でしょ。」
C子は誇らしさで顔を赤くして目を輝かせた。B斗は恥ずかしさで顔を赤くして目を伏せた。すべてはC子に該当して自分には該当しないことだ。
「B斗君、B斗君もいい脚をしているわ。C子ちゃんより長いね。」
B斗は引き続き顔を赤くして目を伏せていた。確かにC子より脚は長い、身長は高い、でも、C子に負け続けている、C子に対してそのことで勝っていることは、自分の弱さをますます言い訳できなくさせるだけだ。
「小学生のときは女の子の方が男の子より発達が早いこともあるの。今日、C子ちゃんに当てられた事だってなんでもないことなのよ。」
「先生、どうすればC子のように強くなれますか?」Bとが聞いた。

701 :夢見る名無しさん:2015/08/20(木) 19:38:44.85 ID:Yia+utH6x
「早寝早起きして、好き嫌いせず食べて、外で思い切り遊ぶことね。」
「それだけでいいのですか?」B斗がまた聞いた。
「それだけよ。B斗君、少し筋肉が出てきているわ。6年生になると、もっと脚も長くなって、筋肉の発達して、かっこよくなるよ。」
「はい。」B斗の目が初めて輝いた。

「どうやら鼻血も止まったみたいだね。二人とももう運動場に戻ってもいいよ。」
「はい。」と二人が返事するよりも前にチャイムが鳴った。チャイムが鳴り終わるころに、体育教師が保健室にやってきた。」
「先生、手当ては終わりました。この子ももう教室に帰してもいいですよ。」
「本当にありがとうございます。B斗、大丈夫か?」
「はい。」Bとは明るく答えた。
「よかった。先生、本当にありがとうございました。先生のおかげで助かりました。」

「先生、体育で子どもたちが怪我をしないようにもっと気をつけてください。C子ちゃんはずば抜けているわけだし、ハンディなどでもつけて…」
養護教諭の言葉に、体育教師以上にC子はばつが悪そうに下を向いた。
「やめてください。」B斗が言った。
「僕たちは強いC子と思い切り勝負することが好きなんです。強いC子に勝てるように強くなりたいんです。」B斗はそう言うと顔を赤くしてまた目を伏せた。

702 :夢見る名無しさん:2015/08/20(木) 20:03:29.26 ID:Yia+utH6x
「ごめんなさい。勝手なこと言って。でも、今回のことは、C子の方が僕よりも強かったということだけですから。」
B斗はますます顔を赤くさせて、ハイソックスの脚もじもじとさせた。C子も顔を赤くして、ハイソックスの脚をもじもじとさせた。

「安全のことは私にお任せください。安全な環境の中で子どもたちが思い切り運動して、どの子にも強くたくましく育ってほしいと思っています。」
「わかりました。どうかよろしくお願いします。」
体育教師と養護教諭の会話が終わった。

「よし、B斗、C子、いったん長靴を履いて外に出て、上履きに履き替えて、着替えをして次の授業に出なさい。」
「はい。」体育教師の指示に従い、B斗とC子は長靴を履いて校舎に向かった。

「本当にありがとうございました。」
「いえいえ。本当にいい子達ですね。」
「はい。子どもはたくましいですね。」
「二人とも、いい脚をしてますね。半ズボン、短いスカート、ハイソックス、長靴を履くと、感動するくらい美しいですね。」
「私もそう思います。」
「1学期にC子ちゃんの球をお腹に当てられた子、何て名前でしかか?」
「○○A樹です。」
「A樹君もB斗君も中学生になればC子ちゃんより強くなっちゃいますね。」
「いやあ、微妙だと思います。C子がまったく運動せず、A樹やB斗が鍛えればもしかしたら、ですかね。」
「A樹君、B斗君、かわいそうですね。」
「いえいえ、強くなろうとしてお互いにがんばることに意義があるんですよ。」
「そうですね。」

「B斗、大丈夫? ごめんね。」
「大丈夫。気にしないで。正々堂々のスポーツなんだから。C子の方が僕より強かった、それだけだよ。気にしないで。」

校舎の入り口までは短い距離だったが、B斗もC子も長靴をしっかり履いた。
靴箱でまた長靴を脱ぐことと鳴った。
長靴のゴムの臭い、泥の臭い、砂の臭い、男の子の臭い、女の子の臭い、B斗もC子もたまらなくなった。

703 :夢見る名無しさん:2015/08/20(木) 20:18:32.89 ID:Yia+utH6x
下校時間まで、B斗もC子もA樹も校庭で遊んだ。
長靴半ズボン、長靴スカートで遊べる日はそんなに多くはない。

下校時間になった。B斗は長靴半ズボンにランドセルを背負って帰り道を急いだ。
一日のことを思い出すと、悔しさのため涙がこみ上げてきた。と同時に股間も意識した。
B斗は誰にも見られない場所を探した。
やっと見つけて泣き出した。

長靴半ズボンで長靴スカートのC子にドッジボールで顔面に当てられて鼻血を出した。
そのことについて、養護教諭からいろいろとコメントをもらった。
そして長靴半ズボンで、悔しさのため泣いている。

うれしい、という気持ちとはちょっと違った、でも、かけがえのない時間だと思った。

やがて泣いても涙が出て来なくなった。誰にも見つからないように公園に行って水道で顔を洗った。

帰り道、B斗は股間をますます意識した。

キーボードが不調でうまく打てませんでした。見苦しい点はご容赦を。
691 692
教育実習関係の続き、お待ちしております。

704 :夢見る名無しさん:2015/08/25(火) 17:53:28.43 ID:MAlm8E874
X県Y市のA樹たちの住む地区の神社では正月2日に古くから続く伝統的な祭りがある。
かつては旧暦だったけれど、今では新暦でやっている。N祭という。

子どもたちが裸に白のふんどしを締め、小若の薄青の法被を羽織り、白の鉢巻をして、長靴を履いて神社本殿に整列する。
着替えは神社の社務所だ。かつては長い藁沓だったが、いつの間にかゴム長靴になった。
X県は県庁所在地のX市は温暖ということになっているが、内陸に入ったY市は夏暑く冬寒い、ちょっとした積雪地帯だ。
大人も子どもも長い長靴を履いている。

まずは神社本殿前でお浄め、次に神輿を担いで階段を下り、街中を練り歩き、商店や民家の前で木遣りのような歌を歌い、みかんやお菓子のようなものをもらう。
本殿に戻ると、もらったものや神輿を決められた場所に戻し、もう一度階段を下りる。そして、学年別に階段を上る競走をする。
競走が終わると、学年別に相撲を取る。

その前後、大人たちの行うさまざまな神事があるが、子どもたちが主役の神事だ。

昔は男の子だけが参加することを許されていたが、女の子も参加できる。
女の子は、ブルマに半袖の体育服の上にふんどし、法被、鉢巻、長靴だ。

705 :夢見る名無しさん:2015/08/25(火) 18:23:23.96 ID:MAlm8E874
4年生のN祭だった。
A樹B斗C子も参加した。男の子が多数だったが、女の子も結構参加していた。

長靴半ズボン少年、長靴スカート少女が続々と集まってきた。
男の子は社務所の入り口あたり、女の子は奥のほうの部屋で着替えた。
ふんどしは、男の子にはおじさんたち、女の子にはおばさんたちが手伝ってくれた。
A樹もB斗もC子も土間にずらりと並んだ長靴にたまらなくなった。
男の子たちは一度ふフリチンになるのだけれど、ハイソックスだけは残ることになった。

着替えが済むと子どもたちは学年別に並んだ。
ストーブが焚いてある部屋から出ると寒かったが、巨大なたき火があったのですぐ暑くなった。
神主の祝詞は小4のA樹たちにも意味がよくわかった。
ところどころ子どもには難しい言葉が使われてはいたが、子どもたちのたくましい成長を通した世界の発展、子どもたちの安全と祈っているのだと分かった。
大人たちが自分たちの安全に気を使っていることはよく伝わった。
だからこそ緊張した。しっかりとがんばらないと怪我をすると。

それほど大きくない神輿がいくつか示された。低学年、中学年、高学年と別れて担ぐのだ。
A樹B斗C子は同じ神輿を担いだ。
階段を下るときは緊張した。大人たちも注意深く見守った。

げ〜ん〜き〜を〜だ〜し〜て〜 わっしょい!

全国どこにでもある平凡な掛け声で元気よく駆け回った。
商店や民家でで木遣り歌はこの地方独特のものだった。
A樹たちにとって、鉢巻と法被とふんどしと長靴に覆われた子どもたちの体を見る大人たちの視線は心地よかった。

非常に楽しく、寒さも忘れ、体もほてり、元気が出てきた。

階段を上り、本殿に戻り、もらったものや神輿を決められた場所に納めた。
そして、階段を上る競走だ。
まずは子どもたちは全員下に降りる。そして学年別に競走するのだ。

706 :夢見る名無しさん:2015/08/25(火) 18:40:20.55 ID:MAlm8E874
4年生の番になった。
子どもたちの間に緊張が走った。太鼓の音が鋭く響いた。スタートだ。
太鼓の音が、ドンドンドンドンと早いリズムで鳴らされた。

早くもC子がA樹やB斗の前を行った。C子は2,3人の男の子とトップを争っていた。
A樹もB斗も全然ついていけなくなった。半分くらいでA樹とB斗のペースが落ちてきて、C子に話されていった。
鉢巻に止められて少しずつ揺れるC子の髪、C子の法被の後ろ姿、ブルマを履いたC子のお尻、
長靴から少し見えるハイソックス、その上の短いけれどもよく伸びたバネのように駆けていくC子の脚線、
息が苦しくなったA樹とB斗の視界のなかでどんどん小さくなっていった。

C子は3位だったようだ。少し滑ったらしい。
A樹もB斗も階段のはるか下に取り残されたので、ゴール地点は死角になっていて見えなかったのだ。

707 :夢見る名無しさん:2015/08/25(火) 19:13:34.55 ID:MAlm8E874
そして相撲が始まった。
鉢巻は取り、法被は脱いで、ふんどしに長靴の裸で行う。
学年別の勝ち抜き戦である。

A樹とB斗は1回戦にやっとのことで勝った。C子は圧勝した。
2回戦、B斗はそこで負けた。
A樹はC子と対戦することになった。

はっけよい、のこった!

A樹は今度こそC子に負けたくなかった。
A樹は自分より背の低いC子よりも低い姿勢で相四つになれた。
C子を寄せて吊り出そうと作戦を立てた。

C子に動きがあった。A樹はチャンスだと思った。でも、パワーもスピードもC子が上だった。
A樹は振り回されるような下手投げで土俵に這わされた。
A樹はひざをすりむいた。それでも、痛さをこらえて一礼して足を引きずりながら土俵を下りた。
C子が勝ち名乗りを受けていた。

708 :夢見る名無しさん:2015/08/25(火) 19:14:16.96 ID:MAlm8E874
係員がA樹を社務所内の救護コーナーに連れて行ってくれた。

傷口を水で洗い、絆創膏をしてくれた。
B斗がA樹の着替えを持ってきてくれた。
A樹はふんどしを外されて一瞬、ハイソックスに長靴だけのフリチンになり、長靴を脱いで土間から板の間に上がり、
白のブリーフに白の下シャツを着て、白と黒の横縞のラガーシャツに黒の半ズボンを履き、もう一度長靴を履いて土間に降りた。

「真冬でも半ズボンで感心だねえ。寒くないかい?」
「寒いけど、遊んでいるうちに暑くなってしまいます。」
「元気だねえ。半ズボンに長靴を履くと強そうに見えるよ。」
「長靴に半ズボンに絆創膏って、男の子の勲章だね。」
「女の子に負けて悔しくないかい?」
「く、悔しいです。」
「そうか。長靴半ズボンで雪の中でも元気に遊んでいれば強くなれるぞ。」
「あの女の子にも勝てるぞ。」
「はい。」
「ボク、泣くなよ。」
「絶対に泣きません。」

そうこうしているうちにすべての子ども相撲が終わった。
最後のお祓いを受けて子どもたちが続々と着替えに来た。

709 :夢見る名無しさん:2015/08/25(火) 19:37:57.39 ID:MAlm8E874
大人たちが主役の祭りは続くが、A樹はもう帰りたくなった。
C子に投げられて擦りむいた膝は歩くとやはり痛い。

A樹は終わってから気づいたのだが、4年生の部の子ども相撲はC子が優勝した。
A樹がとぼとぼと神社を後にしようとすると、長靴で走る足音が聞こえてきた。
音でわかる。C子だ。
いつもならすぐ振り返るのだが、その日はそんな気になれなかった。
A樹はC子に肩をたたかれた。

「A樹、怪我は大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。それより優勝おめでとう。」
「ありがとう。ごめんね。」
「いいよ。気にしなくて。僕よりもC子のほうが強かっただけなんだから。」
「A樹も強かったよ。あのまま負けちゃうんじゃないかと焦って、かっとなっちゃったんだ。」
「やっぱ、C子は強いよ。僕もC子のように強くなりたいよ。」
「A樹、来年も出る?」
「もちろん! 来年は負けないよ。」
「私だって負けないわ。お互いに頑張りましょう。」
「うん。」
「それじゃあね。」
「じゃあね。」

A樹とC子はそれぞれ別れた。

角を二つくらい曲がり、C子に見られない確信を持つと、A樹は急に立ち止まった。
電柱があった。電柱にはN祭の子ども相撲の募集のことが書いてあるポスターが貼ってあった。

A樹は電柱に向かって仕切りをした。長靴の縁が裏腿に当たった。
しばらく電柱をにらんでから、A樹は電柱に突進し、電柱に張り手のような鉄砲を打った。
鉄砲と打っているうちに涙で目が曇ってきた。
そして電柱と相撲を取るように電柱を抱きしめて力を入れた。
力尽きるとA樹は電柱に寄りかかって泣き出してしまった。

710 :夢見る名無しさん:2015/08/25(火) 19:45:09.76 ID:MAlm8E874
今回も、教育実習が終わってしまってからの話にしてしまいました。

話の展開に少しくらいの矛盾が出ても気にしないで行きましょう。

>>691 >>692 の続き、お待ちしております。

711 :夢見る名無しさん:2015/08/28(金) 17:10:41.52 ID:PdyNLJsMV
5年生のN祭だった。
A樹B斗C子も参加した。男の子が多数だったが、女の子も結構参加していた。

長靴半ズボン少年、長靴スカート少女が続々と集まってきた。
男の子は社務所の入り口あたり、女の子は奥のほうの部屋で着替えた。
ふんどしは、男の子にはおじさんたち、女の子にはおばさんたちが手伝ってくれた。
A樹もB斗もC子も土間にずらりと並んだ長靴にたまらなくなった。
男の子たちは一度ふフリチンになるのだけれど、ハイソックスだけは残ることになった。

着替えが済むと子どもたちは学年別に並んだ。昨年は4年の列だったが、今年は5年の列だ。
ストーブが焚いてある部屋から出ると寒かったが、巨大なたき火があったのですぐ暑くなった。
祝詞は昨年とほとんど同じだった。小5でもまだよくわからなかった。
でも、子どもたちのたくましい成長を通した世界の発展、子どもたちの安全と祈っているのだということは分かった。
だからこそ緊張した。しっかりとがんばらないと怪我をすると。

それほど大きくない神輿がいくつか示された。低学年、中学年、高学年と別れて担ぐのだ。
A樹B斗C子は同じ神輿を担いだ。
階段を下るときは緊張した。大人たちも注意深く見守った。

げ〜ん〜き〜を〜だ〜し〜て〜 わっしょい!

全国どこにでもある平凡な掛け声で元気よく駆け回った。
商店や民家でで木遣り歌はこの地方独特のものだった。
A樹たちにとって、鉢巻と法被とふんどしと長靴に覆われた子どもたちの体を見る大人たちの視線は心地よかった。

非常に楽しく、寒さも忘れ、体もほてり、元気が出てきた。

階段を上り、本殿に戻り、もらったものや神輿を決められた場所に納めた。
そして、階段を上る競走だ。
まずは子どもたちは全員下に降りる。そして学年別に競走するのだ。

712 :夢見る名無しさん:2015/08/28(金) 17:19:39.65 ID:PdyNLJsMV
5年生の番になった。
A樹もB斗も今年こそはC子に勝ちたかった。
もちろん、勝てる見込みはなかった。でも、負ければ悔しいことはわかっている。
そんな緊張感とふんどしに長靴の子どもたちを見て、心臓だけでなく、股間も意識してしまった。
子どもたちの間に緊張が走った。太鼓の音が鋭く響いた。スタートだ。
太鼓の音が、ドンドンドンドンと早いリズムで鳴らされた。

早くもC子がA樹やB斗の前を行った。C子は2,3人の男の子とトップを争っていた。
A樹もB斗も全然ついていけなくなった。半分くらいでA樹とB斗のペースが落ちてきて、C子に話されていった。
鉢巻に止められて少しずつ揺れるC子の髪、C子の法被の後ろ姿、ブルマを履いたC子のお尻、
長靴から少し見えるハイソックス、その上の短いけれどもよく伸びたバネのように駆けていくC子の脚線、
息が苦しくなったA樹とB斗の視界のなかでどんどん小さくなっていった。
そのペースは昨年よりは速いような気がする。
A樹もB斗もC子が自分たちから遠いところに言ってしまうような気がしてきた。
そして、永久に追いつけないような気もしてきた。

C子は2位だったようだ。昨年も優勝した男の子がまた優勝した。
A樹もB斗も階段のはるか下に取り残されたので、ゴール地点は死角になっていて見えなかったのだ。

713 :夢見る名無しさん:2015/08/28(金) 17:30:56.51 ID:PdyNLJsMV
そして相撲が始まった。
鉢巻は取り、法被は脱いで、ふんどしに長靴の裸で行う。
学年別の勝ち抜き戦である。

A樹とB斗は1回戦にやっとのことで勝った。C子は圧勝した。
2回戦、A樹はそこで負けた。
B斗はC子と対戦することになった。

はっけよい、のこった!

B斗は今度こそC子に負けたくなかった。
立ち合い、スピードもC子が上だった。C子のほうが低く当たれた。B斗は早くも不利になった。
それでもB斗はがんばった。投げと打ち合うようにB斗とC子は土俵際までもつれ込んだ。

土俵際、C子のほうが投げを打てる形になっていた。
B斗はこらえた。

の〜こった!の〜こった!

パワーもC子が上だった。B斗は力尽きて投げ飛ばされて、土俵下に転落してしまった。
A樹は尻と太腿の裏をすりむいた。それでも、痛さをこらえて一礼して足を引きずりながら土俵を下りた。
C子が勝ち名乗りを受けていた。

714 :夢見る名無しさん:2015/08/28(金) 17:49:11.39 ID:PdyNLJsMV
係員がB斗を社務所内の救護コーナーに連れて行ってくれた。

「この男の子、子供相撲で投げ飛ばされて怪我したんだ。すぐに手当てしてやってくれ。」
「こりゃ、激しいね。誰に投げ飛ばされたんだ?」
「○○さんちのC子ちゃんだ。」
「女の子か?」
「女の子が男の子を投げ飛ばしたんか?」
「○○さんちのC子ちゃんって、去年優勝した、ちっちゃいけど強い女の子だね。」
「そうそう!」

尻もすりむいているので、まずはふんどしを外され、ハイソックスに長靴だけのフリチンになった。
そして、長靴とハイソックスを脱がされ、尻から太腿の裏にかけて傷口を水で洗い、ガーゼを当て、絆創膏で止められた。
A樹がB斗の着替えを持ってきてくれた。
B斗は丸っきりのフリチンのまま、土間から板の間に上がり、
白のブリーフに白の下シャツを着て、白と黒の横縞のラガーシャツに黒の半ズボンを履き、もう一度長靴を履いて土間に降りた。

「真冬でも半ズボンで感心だねえ。寒くないかい?」
「寒いけど、遊んでいるうちに暑くなってしまいます。」
「元気だねえ。半ズボンに長靴を履くと強そうに見えるよ。」
「長靴に半ズボンに絆創膏って、男の子の勲章だね。」
「女の子に負けて悔しくないかい?」
「く、悔しいです。」
「そうか。長靴半ズボンで雪の中でも元気に遊んでいれば強くなれるぞ。」
「あの女の子にも勝てるぞ。」
「はい。」
「ボク、泣くなよ。」
「絶対に泣きません。」

そうこうしているうちにすべての子ども相撲が終わった。
最後のお祓いを受けて子どもたちが続々と着替えに来た。

715 :夢見る名無しさん:2015/08/28(金) 18:10:52.46 ID:PdyNLJsMV
子どもたちが入ってくるまで少し時間があった。
A樹はB斗が心配で早めに入ってきていた。係員たちはB斗とA樹に話しかけた。

「そういえば、去年もC子ちゃんが男の子を投げ飛ばして怪我をさせたんだけど、君はその時の子か?」
「いいえ。それは僕です。」A樹が答えた。
「君たち、よく似てるね。顔は違うけど、体だけ見れば、背の高さも体型も区別つかないよ。」
「それに、服が一緒じゃないか?」

A樹はまだ着替えていなくて、ふんどしに長靴だった。ハイソックスがちらりだった。
その時のA樹の服装は、その時のB斗、つまり今のA樹の服装とは少し違う。
白地に赤と黒の太い横縞がそれぞれ1本のラガーシャツに濃紺の半ズボンに白のハイソックスに黒の長靴だった。

「君たち、あの女の子より身長があるじゃないか?」
「体重もあるんじゃないか?」
「それでも貧弱に見えるぞ。」
「C子ちゃんって、そんな筋肉隆隆だったか?」
「子供っぽさではこいつらと何も変わらないぞ。」
「でも、筋肉のバネがぜんぜん違う。」
「君たちも、もっと鍛えて筋肉をつけて強くなってくれよ。」
「はい。「はい。」B斗とA樹は素直に答えた。いたたまれなくなって早く解放されたかったのだ。

716 :夢見る名無しさん:2015/08/28(金) 18:41:55.90 ID:PdyNLJsMV
大人たちが主役の祭りは続くが、B斗はもう帰りたくなった。
A樹と連れ立って帰る気もしなかった。平気な顔ですごせるとは思えなかったからだ。
C子に投げられて擦りむいた尻と太腿の裏は歩くとやはり痛い。

B斗は終わってから気づいたのだが、5年生の部の子ども相撲は昨年同様、C子が優勝した。
B斗がとぼとぼと神社を後にしようとすると、長靴で走る足音が聞こえてきた。
音でわかる。C子だ。
いつもならすぐ振り返るのだが、その日はそんな気になれなかった。
B斗はC子に肩をたたかれた。

「B斗、怪我は大丈夫?」「うん、大丈夫だよ。それより今年も優勝おめでとう。」
「ありがとう。ごめんね。」「いいよ。気にしなくて。僕よりもC子のほうが強かっただけなんだから。」
「B斗も強かったよ。あのまま負けちゃうんじゃないかと焦って、かっとなっちゃったんだ。」「やっぱ、C子は強いよ。僕もC子のように強くなりたいよ。」
「B斗、来年も出る?」「もちろん! 来年は負けないよ。」
「私だって負けないわ。お互いに頑張りましょう。」「うん。」
「それじゃあね。」「じゃあね。」

B斗とC子はそれぞれ別れた。

角を二つくらい曲がり、C子に見られない確信を持つと、B斗は急に立ち止まった。
N祭を行った神社より小さな神社があった。人通りがないため、参道には雪が積もっていた。
B斗はその神社の参道を奥へ奥へと進み、手水舎の屋根の下に来た。そこだけは雪が積もってなかった。

B斗はしゃがみこんでしまった。長靴のゴムが太腿の裏に当たった。
怪我をしたほうの脚は痛かった。反対の脚は気持ちよかった。B斗は股間を意識した。
頬を目からでた暖かい液体が伝った。涙は長靴に当たった。
B斗は両膝を地面についた。体が前にに伸びた。両手を地面について四つんばいとなった。
目から涙が地面に落ちていく。B斗は手で目を押さえざるを得なくなった。
B斗は両方の前腕を地面につけて顔を抑えた。半ズボンの尻が高く上がった。
B斗は泣き出してしまった。

717 :夢見る名無しさん:2015/08/28(金) 19:00:31.56 ID:PdyNLJsMV
くどくてすみません。
くどいことはわかっていますが、
A樹君対C子ちゃん、B斗君対C子ちゃん、について両方とも書きたかったので。
次は、小6で、A樹君対C子ちゃん、B斗君対C子ちゃん、の取り組みをひとつの話で行いたいと思います。
すでに考えてあります。今日は時間がないのでこの辺で中断します。しばらくお待ちください。
まずは、お詫びまで。

またもくどいかもしれませんが、
>>691 >>692
の続きを心待ちにしております。

もしかして気が向いたら、勝手に続きを考えてしまうかもしれません。
そのときはごめんなさい。

教育実習後の展開も考えています。そろそろ先に進みたいなあとも思っています。

勝手なことを申し上げたとしたらごめんなさい。

718 :夢見る名無しさん:2015/08/28(金) 19:12:21.86 0.net
長靴半ズボン少年の復活を期す。

719 :夢見る名無しさん:2015/08/28(金) 19:33:06.95 ID:PdyNLJsMV
同感です。

720 :夢見る名無しさん:2015/08/28(金) 19:36:31.02 0.net
HUNTERこそ激短半ズボンの少年に一番似合う。

721 : ◆meTSJqqORU :2015/09/04(金) 01:37:17.01 0.net


722 :夢見る名無しさん:2015/09/11(金) 19:31:41.68 ID:DuATEdsuX
X県Y市のA樹たちの住む地区の神社では正月2日に古くから続く伝統的な祭りがある。
かつては旧暦だったけれど、今では新暦でやっている。N祭という。

子どもたちが裸に白のふんどしを締め、小若の薄青の法被を羽織り、白の鉢巻をして、長靴を履いて神社本殿に整列する。
着替えは神社の社務所だ。かつては長い藁沓だったが、いつの間にかゴム長靴になった。
X県は県庁所在地のX市は温暖ということになっているが、内陸に入ったY市は夏暑く冬寒い、ちょっとした積雪地帯だ。
大人も子どもも長い長靴を履いている。

まずは神社本殿前でお浄め、次に神輿を担いで階段を下り、街中を練り歩き、商店や民家の前で木遣りのような歌を歌い、みかんやお菓子のようなものをもらう。
本殿に戻ると、もらったものや神輿を決められた場所に戻し、もう一度階段を下りる。そして、学年別に階段を上る競走をする。
競走が終わると、学年別に相撲を取る。

その前後、大人たちの行うさまざまな神事があるが、子どもたちが主役の神事だ。

昔は男の子だけが参加することを許されていたが、女の子も参加できる。
女の子は、ブルマに半袖の体育服の上にふんどし、法被、鉢巻、長靴だ。

723 :夢見る名無しさん:2015/09/11(金) 19:43:21.24 ID:DuATEdsuX
6年生のN祭だった。
A樹にとってもB斗にとってもC子にとっても、子どもの部での最後の出場となる。
4年生のN祭、5年生のN祭ともに、階段駆け上げでも相撲でもC子に負けたA樹とB斗にとっては、何が何でも勝ちたかった。

A樹B斗C子も参加した。男の子が多数だったが、女の子も結構参加していた。

長靴半ズボン少年、長靴スカート少女が続々と集まってきた。
男の子は社務所の入り口あたり、女の子は奥のほうの部屋で着替えた。
ふんどしは、男の子にはおじさんたち、女の子にはおばさんたちが手伝ってくれた。
A樹もB斗もC子も土間にずらりと並んだ長靴にたまらなくなった。
男の子たちは一度ふフリチンになるのだけれど、ハイソックスだけは残ることになった。

着替えが済むと子どもたちは学年別に並んだ。
ストーブが焚いてある部屋から出ると寒かったが、巨大なたき火があったのですぐ暑くなった。
A樹もB斗もC子も小4と小5の時にはよくわからなかった神主の祝詞が小6のA樹たちには何か少しわかるような樹がしてきた。
ところどころ子どもには難しい言葉が使われてはいたが、子どもたちのたくましい成長を通した世界の発展、子どもたちの安全と祈っているのだと分かった。
大人たちが自分たちの安全に気を使っていることはよく伝わった。
だからこそ、今年も緊張した。しっかりとがんばらないと怪我をすると。

724 :夢見る名無しさん:2015/09/11(金) 19:55:51.84 ID:DuATEdsuX
それほど大きくない神輿がいくつか示された。低学年、中学年、高学年と別れて担ぐのだ。
A樹B斗C子は同じ神輿を担いだ。
階段を下るときは緊張した。大人たちも注意深く見守った。

げ〜ん〜き〜を〜だ〜し〜て〜 わっしょい!

全国どこにでもある平凡な掛け声で元気よく駆け回った。
A樹とB斗は神輿を去年より軽いと感じた。神輿は去年と何も変わっていないのに。
A樹とB斗は自分たちが小5の時より強くなっていることを確信した。C子に負けないかもしれないとの期待も高まった。
では、C子はどうなのだろう。去年のC子に勝てても意味はない。追いつき始めていても追い越せねば意味はない。
あるいは、C子との差は去年より開いているかもしれない。

商店や民家でで木遣り歌はこの地方独特のものだった。
A樹たちにとって、鉢巻と法被とふんどしと長靴に覆われた子どもたちの体を見る大人たちの視線は心地よかった。
A樹もB斗も結構長い大人長靴を履いていた。長い大人長靴を履いた生脚の少年を見る大人たちの視線も気持ちよく、誇らしかった。

非常に楽しく、寒さも忘れ、体もほてり、元気が出てきたのは例年と同じだった。

階段を上り、本殿に戻り、もらったものや神輿を決められた場所に納めた。
A樹もB斗もC子も、去年より疲れは少なく、早く走れる気分だった。
そして、階段を上る競走だ。
まずは子どもたちは全員下に降りる。そして学年別に競走するのだ。

725 :夢見る名無しさん:2015/09/11(金) 20:00:48.75 ID:DuATEdsuX
6年生の番になった。
A樹もB斗も今年こそはC子に勝ちたかった。
神輿を担いだときから去年よりは自信がついてきたがけど、もちろん勝てる見込みは薄かった。でも、負ければ悔しいことはわかっている。
そんな緊張感とふんどしに長靴の子どもたちを見て、心臓だけでなく、股間も意識してしまった。
6年生では長い大人長靴を履いている男の子たちが多かった。そのことも股間をますます意識させた。

子どもたちの間に緊張が走った。太鼓の音が鋭く響いた。スタートだ。
太鼓の音が、ドンドンドンドンと早いリズムで鳴らされた。

726 :夢見る名無しさん:2015/09/11(金) 20:07:59.86 ID:DuATEdsuX
早くもC子がA樹やB斗の前を行った。C子は2,3人の男の子とトップを争っていた。
A樹もB斗も全然ついていけなくなった。半分くらいでA樹とB斗のペースが落ちてきて、C子に離されていった。
鉢巻に止められて少しずつ揺れるC子の髪、C子の法被の後ろ姿、ブルマを履いたC子のお尻、
長靴から少し見えるハイソックス、その上の短いけれどもよく伸びたバネのように駆けていくC子の脚線、
まだ女性としての性徴はあまり感じられず、いかにも小学生らしいけれど、去年より脚は長くなり、美しくなっている。
息が苦しくなったA樹とB斗の視界のなかでどんどん小さくなっていった。
そのペースは一昨年よりも昨年よりも速いような気がする。
A樹もB斗もC子が自分たちから遠いところに言ってしまうような気がしてきた。
そして、永久に追いつけないような気もしてきた。

去年優勝した男の子が滑ったため、今年はC子が優勝した。
A樹もB斗も階段のはるか下に取り残されたので、ゴール地点は死角になっていて見えなかった。

727 :夢見る名無しさん:2015/09/11(金) 20:15:59.77 ID:DuATEdsuX
そして相撲が始まった。
鉢巻は取り、法被は脱いで、ふんどしに長靴の裸で行う。
学年別の勝ち抜き戦である。

C子や去年上位に入賞した子はシードされた。
組み合わせの都合上、そうでない子もシードされた。A樹とB斗もシードされた。毎年参加していて、少し勝ち抜いていた実績も考慮されたのかもしれない。

C子にとっての1回戦、C子は少し大きな女の子に圧勝した。
A樹にとっての1回戦もB斗にとっての1回戦も、相手に恵まれて順調に勝った。

728 :夢見る名無しさん:2015/09/11(金) 20:31:14.96 ID:DuATEdsuX
A樹とC子の取り組みになった。

はっけよーい、のこった!

A樹は何が何でも負けたくなかった。これで負けると、女の子に負けたまま子ども相撲を終えることになる。

A樹のあたりは鋭く、A樹に有利な体制になった。
でも、筋力はC子が上だった。A樹もC子も体が密着し立ち上がってきた。
そして、C子が脚を内股に掛け、自分より身長はあるが筋肉が貧弱なA樹の体を持ち上げ始めた。
A樹はC子に担ぎ上げられ、屈辱のやぐら投げで場外に投げられた。
A樹は失神してしまった。

担架が要請され、ふんどしに大人長靴のA樹が社務所内の救護所に運ばれた。
ふんどしは緩んでいて、担架を運ぶ2人の係員を付き添いの係員には、まだ無網の股間がちらちら見えた。

救護所でA樹はすでに緩んでいたふんどしを外され、長靴とハイソックスがちらりだけのフリチンで、長椅子に寝かされた。

729 :夢見る名無しさん:2015/09/11(金) 20:44:53.21 ID:DuATEdsuX
しばらくして、B斗とC子の取り組みとなった。

はっけよーい、のこった!

B斗も何が何でも負けたくなかった。これで負けると、女の子に負けたまま子ども相撲を終えることになる。

A樹が担架で運ばれる時、いや、C子に投げ飛ばされた時、いや、C子に担ぎ上げられた時にも、B斗はA樹の無毛の股間が見えた。
ふんどしに大人長靴というスタイルでC子と取り組み、投げ飛ばされるA樹の姿に、B斗は股間を意識していた。
でも、取り組みが始まる少し前には、緊張感だけとなり、もはや股間は意識できなかった。

B斗の当たりは鋭く、C子を土俵際まで追い詰めた。B斗はC子を押し出そうと渾身の力を振り絞った。
でも、筋力はC子が上だった。B斗もC子も体が密着して立ち上がってきた。
そして、身長が低いことを生かしてCが、自分よりも慎重はあるが筋肉の貧弱なB斗の体を持ち上げ始めた。
B斗は逆さまに持ち上げられ、場外に投げられた。
B斗も失神してしまった。

担架が要請され、ふんどしに大人長靴のA樹が社務所内の救護所に運ばれた。
ふんどしは緩んでいて、担架を運ぶ2人の係員を付き添いの係員には、まだ無毛の股間がちらちら見えた。
C子はA樹に続いてB斗のも少し見た。

730 :夢見る名無しさん:2015/09/11(金) 20:55:11.41 ID:DuATEdsuX
救護所でB斗もすでに緩んでいたふんどしを外され、長靴とハイソックスがちらりだけのフリチンで、長椅子に寝かされようとした。

長椅子にはすでにA樹が寝かされていた。A樹は意識は回復しつつあったが、まだ起き上がれなかった。

係員はA樹の体を下げて、尻を長椅子の縁にして、長椅子を半分空けて、B斗のためのスペースとした。

A樹とB斗のために、折り曲げた座布団を共有の枕として用意された。

A樹とB斗は長椅子中央の枕を共有して、反対向きに寝かされた。A樹もB斗も脚は膝から曲がり、長靴は床に着くことになった。

731 :夢見る名無しさん:2015/09/11(金) 21:09:40.13 ID:DuATEdsuX
座布団の枕にA樹とB斗の頭はお互いに内側に沈み込んだ。
そのため、A樹とB斗の唇が触れ合うことになった。初めは触れ合っていたが、どんどん内側に沈み込み、キス状態になった。
意識を回復していたA樹は唇を外そうとした。でも、投げられた時のショックと疲れのため、動くことができなかった。
B斗も意識を回復してきたが、同様であった。

自然と唇が動くことになった。お互いの息がかかる。A樹の唾液もB斗の唾液も次々に出てくる。
唇を刺激されて、A樹もB斗も自分が勃起していくことはわかった。

「男の子だねえ。元気に勃ってるねえ。」

係員の声を聞いて、A樹とB斗は急いでお互いから離れようとした。
そして、A樹もB斗も長椅子から落ちて、うつ伏せに近い横向きになって床に倒れてしまった。
係員に助けられて起き上がるとき、A樹もB斗も肛門が丸見えになってしまったが、ぜんぜん気がつかなかった。

732 :夢見る名無しさん:2015/09/11(金) 21:31:04.42 ID:DuATEdsuX
A樹とB斗は係員に体を拭いてもらったり、擦り傷の手当てをしてもらったりした。

「さあ、着替えをして。」
係員が指差す机を見ると、折りたたまれた2本のふんどしと、見覚えのある脱衣かごがあった。

一方はA樹、もう一方はB斗のだ。
A樹とB斗が失神している間に係員が持ってきてくれた。

A樹のかごには、白のブリーフ、白地に赤と青の太い線と黒の細い線が1本のラガーシャツ、縦2つのリベットで補強された穴のある太くて黒いベルトを通した紺のデニ半がきっちりと折りたたまれて、
B斗のかごには、白のブリーフ、水色で襟が白のラガーシャツ、縦2つのリベットで補強された穴のある太くて黒いベルトを通した紺のデニ半がやや無造作に入っていた。

A樹とB斗は長靴を脱いで、ブリーフ、ラガーシャツ、半ズボンの順に着衣して、また長靴を履いた。

733 :夢見る名無しさん:2015/09/11(金) 21:52:23.27 ID:DuATEdsuX
「腕をこう動かしてごらん。」「手をこう動かしてごらん。」「脚をこう動かしてごらん。」「腰をこう動かしてごらん。」「体全体をこう動かしてごらん。
「痛いところはないかい?」
「大丈夫です。「僕も大丈夫です。」
「骨折はしていないみたいだ。」「どっか痛いところや気持ち悪いことはないかい?」
「ありません。」「僕もありません。」
「よかった。今日か明日、その後でも、痛いところがあったり、気持ち悪いところがあったら、必ずお医者に行くんだよ。」
「はい。」「はい。」

ブルマに半袖の体育服にふんどしをしたC子が入ってきた。優勝の商品を持っている。
「大丈夫?」C子がA樹とB斗に声を掛けた。
「どうやら大丈夫なようだ。お嬢ちゃん、安心おし。」
「うん、僕たち、大丈夫だよ。それより、優勝おめでとう。」「優勝おめでとう。」
「ありがとう。」

「お嬢ちゃん、名前は?」「○○C子です。」
「C子ちゃん、小さいけど強いね。」

「君たち、この女の子より身長があるじゃないか?」「体重もあるんじゃないか?」「それでも貧弱に見えるぞ。」
「C子ちゃんもそんなに太くないぞ。」「子供っぽさではこいつらと何も変わらないぞ。」
「でも、筋肉のバネがぜんぜん違う。」
「君たちも、もっと鍛えて筋肉をつけて強くなってくれよ。」
「はい。「はい。」B斗とA樹は素直に答えた。いたたまれなくなって早く解放されたかったのだ。

A樹B斗C子は「ありがとうございました。」と言って、社務所を後にした。

734 :夢見る名無しさん:2015/09/11(金) 22:11:15.24 ID:DuATEdsuX
C子には優勝者としての儀式が残っていた。
A樹とB斗はこれ以上残っている気がしなかった。階段をくだり、鳥居を出て、帰ることにした。
A樹とB斗にとって、かなりの道のりが同じであった。
A樹もB斗も何もしゃべらなかった。

途中、壁にN祭の子ども相撲の募集ポスターがあった。
A樹が立ち止まった。B斗も立ち止まった。
人が来た。ほろ酔い加減のおじさんたちだった。
「半ズボンで寒くないかい?」「いいえ、平気です。」「かえって暑くなってしまいます。」
「元気だねえ。」「君たち、何年生だ?」「6年生です。」
「大きいね。」「このごろの子は俺たちの時よりも大きいねえ。」
「長靴かっこいいねえ。」「あっ、俺と同じ長靴だ。」
「脚長いね。」「ラガーシャツか?」「たくましいねえ。」「長靴に半ズボンに絆創膏って男の子らしくていいぞ。」
おっさんたちは行ってしまった。

735 :夢見る名無しさん:2015/09/11(金) 22:24:16.85 ID:DuATEdsuX
しばらく進むと、人の気配はまったく感じられなくなった。この辺りは人通りが少ない。
B斗が急に立ち止まった。A樹もつられて立ち止まった。

B斗はA樹から背を向けていた。B斗が膝をついた。
ウウェーーーン、B斗はデニ半の尻を上げ、地面に突っ伏して泣いてしまった。
A樹もB斗から背を向けた。A樹も膝をついた。
ウウェーーーン、A樹もデニ半のしりを上げ、地面に突っ伏して泣いてしまった。

ウウェーーーン、ウウェーーーン、ウエーーーン、ウエーーーン、ウェーーーン、ウェーーーン、エーーン、エーーン、
ウウェーーーン、ウウェーーーン、ウエーーーン、ウエーーーン、ウェーーーン、ウェーーーン、エーーン、エーーン、

A樹もB斗もびっくりするほど長く泣き続けた。泣きながら股間も意識していた。
どちらが先ともなく立ち上がると、A樹もB斗も歩き出した。
分かれ道で、「それじゃあね。」と言っただけで、それぞれの家に急いだ。

736 :夢見る名無しさん:2015/09/17(木) 18:31:57.80 0.net
http://www.deviantart.com/tag/rubberboots

737 :夢見る名無しさん:2015/09/19(土) 16:35:09.86 ID:FzYnc2ZM7
>>735
冬休みも残り少なくなった。
A樹はB斗を凧揚げに誘おうと、凧を持ってB斗の家に向かった。
まだ雪は残っていたから、長靴で出かけることには何の不思議もなかった。
長靴半ズボンで出かけられるのでうれしかった。

A樹は3年間のN祭を振り返っていた。
4年生、5年生、6年生ともに、
B斗と一緒に、鉢巻、小若の法被、ふんどし、長靴(6年生では大人用長靴)で出場し、
鉢巻、小若の法被、体育服、ブルマ、ふんどし、長靴のC子に、
階段駆け上げでも、子供相撲でも、負けた。

A樹は特に、階段駆け上げのことを思い出しながら歩いた。
A樹はB斗には3回とも少しだけ勝った。
スタートから中盤まではB斗が勝っていたが、中盤からばて始めたB斗を抜いてA樹が勝った。
B斗との勝敗はほとんど気にならなかった。

738 :夢見る名無しさん:2015/09/19(土) 16:51:27.73 ID:FzYnc2ZM7
A樹はB斗より持久力において少し勝っていたが、C子にはぜんぜん及ばなかった。もちろん、スピードもである。

4年生の時、B斗はもちろんのこと、A樹も4分の3くらいのところで、足が上がらなくなり、息も切れて、走れなくなり、歩いてしまった。
本殿や土俵のある平坦部では、少し走れたけど、ほとんど足が上がらなかった。
ハアハアと息をしていると、すでにゴールしたC子は平気な顔でほかの女の子としゃべっていた。

5年生の時、B斗はもちろんのこと、A樹も4分の3くらいのところで、足が上がらなくなり、息も切れて、スピードが落ちた。
本殿や土俵のある平坦部では、少しスピードが上がっただけだった。
ハアハアと息をしていると、すでにゴールしたC子は平気な顔でほかの女の子としゃべっていた。

739 :夢見る名無しさん:2015/09/19(土) 16:59:14.90 ID:FzYnc2ZM7
今年、6年生の時、A樹もB斗も、
最後までスピードを落とさずに走れた。
実際にはスピードは落ちていたとは思うが、手ごたえはぜんぜん違っていた。
本殿や土俵のある平坦部に入ったとき、C子の姿をはっきりと見ることができた。

つまり、A樹もB斗も着実に強くなっている。
でも、C子はそれ以上に強くなっているのだ。

子供相撲においても同じであった。

いったい、いつになったらC子に勝つことができるのだろう。
大人になったらあるいは勝つかもしれない。でも、それでは遅いのだ。
中学校に入ったら、体育は男女別になると聞いている。
小学校卒業まであと何ヶ月もない。

それまでにC子に勝つ、A樹は長靴と半ズボンに賭けて誓った。

740 :夢見る名無しさん:2015/09/19(土) 17:11:16.57 ID:FzYnc2ZM7
B斗もA樹を凧揚げに誘おうと、凧を持ってA樹の家に向かった。
まだ雪は残っていたから、長靴で出かけることには何の不思議もなかった。
長靴半ズボンで出かけられるのでうれしかった。

B斗も3年間のN祭を振り返っていた。
B斗もA樹と同じようなことを考えていた。(詳細は>>737->>739
小学校卒業までにC子に勝つ、B斗も長靴と半ズボンに賭けて誓った。

向こうから、スタジャンにデニ半に大人用長靴を履き、ハイソックスをちらりと出した、自分に似た少年が凧を持って歩いてくるのを発見した。
A樹だ!

A樹もB斗にすぐに気づいたようだ。
B斗とA樹は長靴半ズボンで雪を蹴散らしながら近づいてきた。
去年と同じくらいの雪道なのに、走るスピードがぜんぜん違う。
自分たちは強くなっているのだ。でも、……。

741 :夢見る名無しさん:2015/09/19(土) 17:23:04.67 ID:FzYnc2ZM7
A樹もB斗もN祭のことには触れなかった。

Y市は盆地に近い地形になっており、沿岸部の県庁所在地X市やZ町に比べて、雨や雪は多めだが、強い風はあまり吹かない。
今日は珍しく強めの風が吹いている。だから、A樹もB斗も凧揚げを考えたのだ。

A樹とB斗はZ川の河原に向かった。広くて風もある。
河原に着くともうそこにはたくさんの子供たちが凧揚げをしていた。
ほぼ全員がスタジャンやジャンパーに半ズボン、ハイソックス、長靴である。

Y市には珍しいくらい風が強く、不規則であった。
小さな子供たちは凧を操ることが難しかった。
A樹とB斗にとってはむしろ面白かった。去年までは絶対にこの風に対応できなかっただろう。でも、今年は対応できた。

長靴半ズボン少年たちが強い風に対応するために、体全体で躍動する姿がよかった。
長めの長靴にしわが入り、日の光が不規則に反射するのもよかった。

742 :夢見る名無しさん:2015/09/19(土) 17:34:47.52 ID:FzYnc2ZM7
A樹とB斗が休憩をしていると、おっさんがやってきた。
「雪の中、半ズボンで元気だね。何年生だ?」
「6年生です。」
「大きいね。そういえば、その長靴、わしのと同じだな。それ、いいだろ?わし、この長靴が好きなんだ。履き心地いいし、かっこいいしな。」
A樹は自分の長靴をほめられてうれしかった。
「君の長靴もいいぞ。その長靴も好きなんだ。本当に動きやすいんだ。その長靴も、わし持ってるぞ。」
B斗も自分の長靴をほめられてうれしかった。

「雪の中、半ズボンで寒くないかい?」
「ちょっと寒いけど、遊んでいると暑くなって来るから平気です。」
「元気だねえ。長靴に半ズボンって、強そうでかっこよくていいじゃないか。子供は風の子って言うし。元気に遊んで、もっともっと強くなれよ!」
おっさんはA樹とB斗の太ももをたたいて帰っていった。

743 :夢見る名無しさん:2015/09/19(土) 17:48:45.64 ID:FzYnc2ZM7
1年中半ズボンのY市の男の子にとって、半ズボンをネタにした、大人たちとのそのようなやり取りは、平凡な年中行事になっている感があった。
ただ、長靴半ズボンの時の大人たちの反応はいつでも興味深深だった。

「……」元気に遊んで、もっともっと強くなれよ!」
その日のおっさんの言葉はA樹にもB斗にも、なぜか気になった。
自分たちがあまり強くないことを、おっさんは見破ったのではないか?

そういえば、あのおっさん、N祭で階段賭け上げと子供相撲の係員だったのではないか?
自分たちが、階段賭け上げでも子供相撲でも、C子に見事に負けた、ということをはっきりと見ていたのではないか?

そのことをおっさんが一言も言わなかったのにはほっとした。
それでも、悔しさは湧き出てきた。
確かにC子はスポーツ万能少女だが、A樹もB斗も病虚弱的でもなければ、ゆるキャラ的に運動神経がないわけでもない。
C子に勝つことが期待されて当然なのだ。
おっさんの言うとおりだ。

A樹もB斗も、小学校卒業までにC子に勝つことを、長靴と半ズボンに賭けて誓った。

744 :夢見る名無しさん:2015/09/19(土) 17:53:37.85 ID:FzYnc2ZM7
>691 :夢見る名無しさん:2015/08/08(土) 22:02:00.56 ID:qJtO8nRPV>>681
>A樹とB斗は放課後それぞれの家に戻り、「日曜参観日のお知らせ」を家族に見せた。

>A樹の家ではこんな会話があった。
>A樹「日曜日に授業参観日に来てもらいたいと先生から連絡があったよ。J>先生からお姉ちゃんにも来てもらいたいって」
>M代「受験勉強あるけど、J先生がそういうなら参加してみようかな?K子>も参加するのかな?」
>A樹「B斗が今頃K子お姉ちゃんに話していると思うよ」
>M代「授業の内容は?」
>A樹「まだ分からないけど、教室には図工の時間に描いた絵を飾っているよ」
>A樹母「M代も将来教員目指すなら授業参観に行く事は勉強になるわよ」
>M代「そうだね、A樹はどんな絵を描いたの?」
>A樹「お姉ちゃんと長靴履いてショッピングセンターに遊びに行った時の絵>をかいたよ」
>M代「やだ、何か恥ずかしいわ、でも他の子の絵も見て見たいわ」
>A樹「じゃあ、参加してくれるんだね」
>M代「かわいい弟の為だから参加するわ」
>A樹「やったーありがとう」692 :夢見る名無しさん:2015/08/08(土) 23:4>3:11.50 ID:sLUML6szr>>691
>B斗の家でもこんな会話があった。
>K子「授業参観に兄姉が参加するって珍しいわね。」
>B斗「日曜日って事もあるけどJ先生の希望みたいだよ」
>K子「どんな授業するの?」
>B斗「それはまだ分からないけど、こないだの図工の授業の時絵を描いたん>だ、それを見て欲しいって」
>K子「M代も行くのかしら?」
>B斗「A樹が説得してると思うよ」
>B斗母「K子、折角だから参加しなさい、将来先生になるんでしょ?J先生>の授業も見て勉強したら」
>K子「はぁい」

745 :夢見る名無しさん:2015/09/19(土) 18:00:05.39 ID:FzYnc2ZM7
>>744

>>691 >>692
をコピーするつもりが醜くなってしまいました。ごめんなさい。

A樹君、B斗君、C子ちゃんが小3の時、Jの教育実習中のことです。
>>691 >>692
の続き、腹案を考えました。
そろそろ打とうと思います。
>>691 >>692 さんのレスを一番期待しています。続きを打っていただければそれに従います。
他の方々のレスも期待しております。
レスがなければ、わたくしの腹案を続けようかなあと思っております。
わたくしの腹案がお気に召さないようでしたら、またレスいただいてもかまいません。

746 :夢見る名無しさん:2015/09/20(日) 00:32:06.22 0.net
>>718
大爆笑

747 :アナル電池:2015/09/22(火) 18:39:45.61 O.net
保守

748 :夢見る名無しさん:2015/09/26(土) 17:39:02.91 ID:mAUnalu3n
>>691 >>692
A樹B斗C子が小3、Jの教育実習にさかのぼります。

日曜日に設定された授業参観に、A樹の姉M代、A樹の母親、B斗の姉K子、B斗の母親、C子の妹M子と連れたC子の母親も参加した。
別の土曜日が代休となるため、その日は4時間授業で、4時間目がJの授業だった。算数だった。
非常にわかりやすく、子供たちをひきつけていて、教員志望のM代、K子にとって、心打たれる授業であった。

帰りの会が終わった後、保護者と担任やJとの懇談が始まった。
懇談会という形式ではなく、教室での立ち話的なものであった。

A樹、M代、B斗、K子、C子がJを囲んで、教室に張ってある、図工の時間に描いた絵の前で話をしていた。
話題は、A樹、B斗、C子の描いた絵に移った。

749 :夢見る名無しさん:2015/09/26(土) 17:49:14.63 ID:mAUnalu3n
>>678
A樹は>>642のM代とショッピングセンターへ遊びに行った時の絵を描いた。
A樹とM代が同じ服装をして、手を繋いでいる。M代のデニムの半ズボン、白いハイソックス、赤い長めの長靴が印象的だ。
またA樹の半ズボン、白いハイソックス、黒い長めの学童長靴も印象的だ。


B斗も姉のK子と遊んでいる絵を描いた。
K子が小学6年位で、B斗が今の姿、まるでK子が6年後の未来へタイムスリップした絵だ。
二人で砂場で遊んでいる。K子は黄色いTシャツにサスペンダーのついた襞のある赤いミニスカート
白いハイソックス、ピンクレディーのシール付きの黄色い長靴だった。
B斗は偶然にもA樹とほぼ同じ服装で白黒のラガーシャツ、青いデニムの半ズボン、白いハイソックス、黒い長めの学童長靴だった。
B斗はよほど姉のK子の黄色い長靴に欲情していると思われる。

>>679
C子も絵を描いた。水色のワンピースに白いハイソックス、赤い長めの長靴。
そして隣に手を繋いだ背の高い女性がいる。服装はC子と同じだ。
Jである。まるでJとC子が姉妹にみえる絵をC子が描いたのだ。

他の児童達は両親とか友達とかはたまた飼っているペットの絵を描いていたが、
A樹B斗C子の絵はハイソックスと長靴、姉という共通点がある。
しかしC子の場合Jを描いたのだ。

750 :夢見る名無しさん:2015/09/26(土) 17:49:39.38 ID:mAUnalu3n
>>680
絵を見ればその子供の心理状態が分かるとJは大学教授やこの小学校の教務主任から教わった。
JはA樹B斗C子の絵をよく観察した。
A樹の絵は道徳の授業でA樹がM代とショッピングセンターへ遊びに行った事を取り上げたので、
A樹と一緒にいる女の子はM代だと分かった。
小学3年生の描く絵はJには理解が難しかったので、B斗とC子の絵は本人に聞いてみる事にした。

J「B斗君と一緒に遊んでいる女の子は誰?」
B斗「うちのお姉ちゃんだよ」
J「お姉ちゃんこんなに幼かったっけ?」
B斗「小学生の頃のお姉ちゃんだよ、ピンクレディーの黄色い長靴が可愛くて描いてみたんだよ、
あの頃はよく遊んでくれたよ」
J「黄色い長靴が印象に残っているのかな?」
B斗「お姉ちゃんのハイソックスの脚が太くて長靴履いたらパツンパツンになって長靴脱いだ後のハイソックス履いた足の臭い匂いをいたずらで嗅がされたんだよ」
J「まあ、そうだったのいけないお姉ちゃんだね」
B斗「でもそれからハイソックスや長靴の魅力に取り付かれたんだよ」
J「それで以前、先生の長靴の匂いも嗅いでいたんだね」
C子「先生、私の絵もみてくれる?」
J「可愛い絵だね、C子ちゃんの隣にいる女の子はひょっとして…」
C子「J先生だよ」
J「ありがとう、先生描いてくれたんだ、とても嬉しいわ」

>>681
JはC子の絵を見て、C子は私のそばにずっといたいのだなと思った。
やはりお姉さんのいるA樹やB斗がうらやましいと思ったのだろう。

751 :夢見る名無しさん:2015/09/26(土) 17:55:41.13 ID:mAUnalu3n
>>749 >>750
は参考にコピーしました。

Jは図工の授業でA樹、B斗、C子から聞いたことをまとめながら、M代、K子とも話をすることにした。
あの日に考えたこと以外にあれから考えたこともあったからだ。

752 :夢見る名無しさん:2015/09/26(土) 18:17:26.93 ID:mAUnalu3n
J「A樹君はお姉さんとショッピングセンターに自転車で行った日のことがいい思い出なのですね。A樹君はお姉さんを慕っているし、お姉さんもA樹君を本当によくかわいがっていますね。絵によく表れています。」
M代「恥ずかしいわ。こんなにはっきり描かれちゃって。」
J「小3のA樹君がここまで描けるのは、お姉さんをよく観察しているからです。ショッピングセンターやその他の風景はいい加減でしょ。」
A樹「そんなあ。」
J「でも、一番描きたかったのはお姉さんでしょ?」
A樹「うん。」
J「それでいいのよ。お姉さん以外ももう少し丁寧に描くとよかったけど、この次の宿題ね。でも、一番描きたいものに真剣になることはいいことよ。この辺のいい加減な所も補って逆転勝ちね。」
A樹はうれしそうに半ズボンハイソックスの脚を絡ませ、うれしそうに体をねじった。
J「後ろの暗い闇みたいなのは?」
M代「そこ、一番汚いわね。」
J「これって、変な人がA樹君とお姉さんを追いかけてきたときの気持ち?」
A樹「よくわからないっ。」
J「この闇をはるか後ろに遠ざけて、A樹君とお姉さんの表情、とてもいいわよ。」
M代「あッ、あの時の…」
A樹「あいつ今度あったら殺してやる!」
J「危ないわよ。その人も、もしかしたら、いい人になってるかもしれないじゃないの?」
M代「A樹、馬鹿なことは考えないでね。」
A樹「うん。」
J「お姉さんは立派にA樹君を守ったわ。それから、A樹君も立派にA樹君を守ったわ。」
A樹は、半ズボンハイソックスの足を絡ませたまま、ますます体をねじらせゆすって喜びを表現した。
J「A樹君も、お姉さんも危ないことは絶対にやめてね。それが本当の勇気だよ。」
A樹とM代「はい。ありがとうございます。」

753 :夢見る名無しさん:2015/09/26(土) 18:40:43.73 ID:mAUnalu3n
J「B斗君の絵も楽しそうだね。B斗君は色の使い方がうまいね。絵の具の混ぜ方や水の使い方もうまいわ。」
B斗は思わずニコッとした。目も輝いた。
J「B斗君、お姉さん、好き?」
B斗「うん、大好き!」
J「お姉さん、よく遊んでくれるの?」
B斗「うん、ぼくの小さいころはよく遊んでくれたよ。お姉ちゃんの長靴にあこがれたよ。かっこいいもん!」
J「うん。」
B斗「でも、しばらくは遊んでくれなくなったんだ。アイドルになる、とか言って、へたくそな歌、歌ってたんだ。いつもM代姉ちゃんと!」
K子「へた、へたって、言わないで。」
B斗「だって、へたじゃん! J先生とか、テレビで歌ってる歌手とか、レコードとぜんぜん違うじゃん。ぼくよりへたじゃん!」
K子「ちょおっとお!」
M代「K子、B斗君の言うとおりだわ。オーディションではっきりわかったでしょ。私たち、下手なほうから数えたほうが早かったし、」
K子「そうだね。事務所の人からも、才能がない!って、はっきり言われたし、最初は食って掛かったけど、今ではよくわかるわ。」
B斗「でも、J先生が教育実習に来る前にぼくたちの町に来てから、お姉ちゃん、変わったよ。また、あのお姉ちゃんが帰ってきたって!」
J「よかったわね。でも、お姉ちゃん、今年、大学受験なの。将来は先生になりたいんだって。そのためには難しい大学に入らなくちゃいけないのよ。そのためには一生懸命勉強しなくちゃいけないの。だから、お姉ちゃんが勉強する時間を守ってやってね。」
B斗「はあい。お姉ちゃんともっと遊びたいけど…、まっ、仕方ないか? お姉ちゃん、合格してね。」
K子「B斗、ありがとう。私、がんばるわよ。」

754 :夢見る名無しさん:2015/09/26(土) 18:48:57.58 ID:mAUnalu3n
J「C子ちゃんは私の書いてくれたのね。」
C子「はい。J先生、優しいし、かっこいいもん!」
J「ありがとう。服もハイソックスも長靴もお揃いね。」
C子「はい。こんな格好してみたかったんです。」
J「C子ちゃん、おしゃれね。何かセンスいいわよ。」
C子「ありがとう!」
C子は片足を少し折り曲げ、やや内股になって、体をねじらせて喜んだ。

そうしているうちに、A樹、B斗、C子が担任教師に呼ばれた。

755 :夢見る名無しさん:2015/09/26(土) 19:18:54.69 ID:mAUnalu3n
C子だけが帰ってきた。A樹とB斗はまだ呼ばれているらしい。
J「C子ちゃん、妹さんがいるの?」
C子「は、はい。」
J「今まで知らなくてごめんね。妹さん、おいくつになったの?」
C子「3歳です。」
J「かわいいわね。お名前は何て言うの?」
C子「M子。」
J「M子ちゃんが生まれてから、お母さんはC子ちゃんのこと、かわいがってくれる?」
C子「……」
Jは深入りしすぎたと心配になってきた。
C子「さびしいです。でも、私、お姉さんだから…。」
J「A樹君のM代姉さん、B斗君のK子姉さんのような素敵なお姉さんになるといいわね。」
C子「がんばります。」
J「C子ちゃん、無理しちゃいけないわよ。私にはお姉さんがいるけど、私のお姉さん、私が生まれてから、お母さんが私ばかりかわいがるといって傷ついていたわ。私、赤ちゃんだったから仕方ないけど、お姉さんはそんな気持ちぜんぜん私に見せなかったの。」
C子「すごいです。」
J「でも、私のお姉さん、ちょっと前にふさぎ込んじゃったの。私が慰めようとしたら、お姉さん、私への恨みをぶちまけたの。私、何していいかわからなかったわ。」
C子「怖い…」
J「でも、お姉さん、それですっきりしたみたい。私、お姉さんに謝られて、私のほうが謝りたくなったの。」
C子「J先生のお姉さんはどうなったの?」
J「今では元気にやってるわ。大学出て弁護士になって、今ではカナダに言って国際弁護士にもなったわ。」
C子「ベンゴシって、お金儲かるんでしょ?」
J「でも、大変な仕事よ。ストレスもたまっているみたい。カナダから苦労をこぼす手紙をよく送ってくるわ。」
C子「私、… どうすればいいんでしょう。」
J「お姉さんだからって無理しちゃいけないわ。自分の気持ちにうそはつかないで。苦しくなったら、お母さんに言って甘えなさい。私も、ちょっと、お母さんに言ってあげる。」
C子「ありがとう。」

756 :夢見る名無しさん:2015/09/26(土) 19:35:08.81 ID:mAUnalu3n
J「あの人、C子ちゃんのお母さん?」
C子「はい。」
J「C子ちゃん、お母さんとお話しするから、5分か10分くらい、違うところで遊んでてね。」
C子「はい。」

C子の妹M子を連れたC子の母親が入ってきた。
母親「J先生ですか。いつもC子がお世話になっております。」
J「いえいえ、いつもC子ちゃんの元気に助けられております。」
母親「これがC子の絵ですか?」
J「はい。」
母親「じゃあ、この子がC子で隣の女性がJ先生ですか?
J「はい。C子ちゃんのそう言っていましたよ。」
M代とK子もC子の母親に挨拶した。

757 :夢見る名無しさん:2015/09/26(土) 19:39:54.26 ID:mAUnalu3n
J「差し出がましいお話で申し訳ありません。もしかして、C子ちゃん、さびしいのではないのでしょうか?」
母親「やはり… M子が生まれてからM子にばかり手がかかって…」
J「私の姉も、私が生まれてからさびしい思いをした、といっておりました。お母さんを攻めているわけではありません。子育ては大変ですから。」
母親「どうしてお分かりになったのですか?」
J「C子ちゃんは私に母親のようなものを感じていると思いました。私にはC子ちゃんの母親の代わりをする能力はありません。M子ちゃんのお世話で大変なことは重々承知しておりますが、C子ちゃんも甘えさせてください。」
母親「どうすればいいのでしょうか?」
J「C子ちゃんを赤ちゃんのように扱うことはありません。M子ちゃんとC子ちゃんは発達段階が違います。」
母親「はい。」
J「C子ちゃんの話し相手になってください。C子ちゃんから話しかけてきた時には、忙しくても無視しないでください。」
J「C子ちゃんもM子ちゃんのお姉さんとして活躍したいと思っているはずです。C子ちゃんが家事を手伝ってくれたり、M子ちゃんにかかわることをしてくれたら、大いにほめてあげてください。そんなところでしょうか。」
母親「ありがとうございます。」
J「見当違い名ことを申し上げたかもしれないと、申し訳なくおもっいぇ降ります。」

758 :夢見る名無しさん:2015/09/26(土) 20:00:13.35 ID:mAUnalu3n
C子が戻ってきた。
母親「C子、帰りますよ。J先生、いろいろとありがとうございました。お先に失礼します。M代さん、K子さん、お先に。」
C子とC子の母親とC子の妹のM子が帰っていった。

J「B斗君の絵で気になったことは、お姉さんのK子さんがB斗君と同い年くらいに描かれていることなの。」
K子「B斗に何か心理的な問題でも?」
J「いいえ。B斗君ではなく、むしろK子さん、あなたの問題です。」
K子「わ、わ、私………」
J「どんな問題だと思います?」
K子「…… もしかして、B斗が幼い時に私の長靴の臭いを嗅がせたこと?」
J「そうではありません。それはきょうだい間や子供同士でよくあることだし、もうすんだことで仕方ありません。」
K子「では?」
J「あなたは今、何をがんばらなければいけないですか?」
K子「じゅ、受験勉強です。」
J「そうですね。今、がんばっていると思います。だから、B斗君もこういう絵を描くのは最後になると思います。」
K子「そうですか。」
J「B斗君はK子さんを、無意識のうち、あくまでも無意識のうちですが、K子さんを、幼い、と感じているのでしょう。もっとしっかりしてほしい、という無意識からの警告かもしれません。」
K子「アイドルになるって妄想を捨てたのはついこの間だし、勉強への取り組みもまだまだ甘いわ。偏差値も上がったけど、E判定やD判定ばっかりだし。」
J「でも、B斗君からの警告もこれきりになると思います。B斗君ももうそろそろすると、お姉さんから離れていくと思います。成長の証です。さびしがらないでください。B斗君も新しい世界に飛び込んでいくでしょう。」
K子「ありがとうございます。私、J先生のような先生になれるようにがんばります。」

759 :夢見る名無しさん:2015/09/26(土) 20:18:20.38 ID:mAUnalu3n
M代「A樹の絵に私が出てきたことはうれしかったけど、私もまだ幼いA樹と同じレベルってことなのかな?」
J「A樹君もM代さんも日々成長しています。A樹君B斗君C子ちゃん、そしてクラスのみんなの絵は、成長の一里塚であり、記念碑です。今ある成長の危機みたいなものを、勝手に言ってしまいました。ごめんなさい。」
M代「J先生、すごい。変な占いなんかより深くて、ゾクゾク感動したわ。」
K子「私も。どうしたらそんなことがわかるのですか?」
J「F大学にP先生という方がいらっしゃるの。心理学がご専門で、教育心理学の講義でお世話になって、研究会にも入れてもらったの。」
K子「すごい……」
J「ごめんなさい。まだまだ未熟なのに。間違っていたらごめんなさい。でも、M代さんもK子さんも、私も含めて他人の言葉や本からの知識や理論よりも、自分の心で本当に感じることを大切にしてね。」
M代・K子「ありがとうございました。」

A樹とB斗が戻ってきた。
M代「A樹、B斗君、どうしたの?」
A樹「宿題まだ出してないって、怒られてた。。」
M代「何やってんの!?」
K子「C子ちゃんは? 早く戻ってきて、もうお母さんたちと帰っていったけど…」
B斗「C子は出していたよ。先生のミスだった。」
K子「家に帰ったら、すぐに宿題やりなさいよ。
A樹・B斗「はあい。」

A樹、M代、B斗、K子はJに挨拶して帰って行った。Jは手を振り続けた。



こんな感じでいかがでしょうか?
そろそろJの教育実習を終わらせようかなあと思っております。
もちろん、Jはその後もこの話に絡んできます。腹案も用意してあります。

760 :夢見る名無しさん:2015/09/27(日) 20:53:21.58 ID:Wf425Cf1f
>>691>>692です。
>>759さん、有り難うございます。まるで私の考えを代弁して下さったようで感謝しています。
日曜参観までは考えていましたが、晴れの日の設定なのか雨の日の設定にしようか悩み、
雨の日ならM代ちゃんやK子ちゃんを白いハイソックスと長靴の組み合わせで小学校に行かそうかかなり悩みました。
心理学は私は疎いので、小学生の絵がどのような心理で描かれていたのか私の中ではいい案が浮かびませんでした。
>>759さんの神社の話に夢中になりJちゃんの教育実習の話がなかなか浮かばなかった、>>759さんに助けられました。
なおお気付きとは思いますがJちゃんの仮想モデルはAスCンでM代とK子はPクLディーの二人組です。
この三人が歌手でなかったらと私なりに考えてみました。

761 :夢見る名無しさん:2015/10/03(土) 17:54:46.42 ID:1G8J4y9Zy
>>760さん、>>759です。

>有り難うございます。まるで私の考えを代弁して下さったようで感謝しています。
喜んでいただけて光栄です。ありがとうございます。

>日曜参観までは考えていましたが、晴れの日の設定なのか雨の日の設定にしようか悩み、
>雨の日ならM代ちゃんやK子ちゃんを白いハイソックスと長靴の組み合わせで小学校に行かそうかかなり悩みました。
登場人物の服装の描写は失念してしまいました。絵の解釈に夢中になってしまいました。
また、絵自体に長靴半ズボン、長靴スカートが描かれているので、つい失念してしまったのだと思います。
申し訳ありませんでした。

>神社の話に夢中になりJちゃんの教育実習の話がなかなか浮かばなかった、
申し訳ありませんでした。
私も絵についての話がなかなか思い浮かびませんでした。その一方で、その他の話が浮かんでしまい、つい書いてしまいました。

>なおお気付きとは思いますがJちゃんの仮想モデルはAスCンでM代とK子はPクLディーの二人組です。
そのように拝察いたしました。
Jちゃん登場の当初は、AスCンそのものかとも思いましたが、そうではないと拝察いたしました。
香港かた来日している歌手は複数いますので、リアリティはあると思います。
ただ、AスCンの持っているイメージ(の一部)は生かされているなあと思いました。
よって、父親を大陸華南の出身、母親も華南の奥地出身という設定にしてしまいました。
M代ちゃん、K子ちゃんのモデルイメージも、Pクレディーであると拝察できました。
そして、時代背景は「昭和」、70年代から80年代ですね。60年代の末期、90年代の初期がぎりぎり許容範囲といった感じですね。
大賛成です。とにかく、激短半ズボン全盛の時代です。

もしかしたら、Jちゃんのお父さん、お母さんの話を書くかもしれません。
もちろん、本題から離れないことはお約束します。今のところ、少し腹案があります。

お返事をいただきながら、遅れまして申し訳ありません。やっと体が空きました。

762 :夢見る名無しさん:2015/10/03(土) 18:20:50.42 ID:1G8J4y9Zy
翌日月曜日、M代とK子は授業参観でのJの数学の授業、そして、絵の心理分析について話し合った。
二人は、特に絵の心理分析に関することでJに聞いてみたいことがあったので、Jの下宿に行くことにした。
二人はJの下宿先を知らない。そこで、A樹やB斗に聞いてみることにした。

M代、K子は家に帰ると、A樹、B斗にJの下宿先を聞いた。A樹もB斗もよく知っていた。
M代、K子はA樹、B斗に、授業参観のことでJに教えてもらいたいことがあるから、いつだったら都合がよいかJに聞くように頼んだ。
A樹もB斗も喜んで承知してくれた。
A樹もB斗も揃ってJに姉からの伝言を伝えた。Jは次の日曜日の午後2時を提案してくれた。
A樹とB斗はM代とK子に伝えた。M代とK子は日曜日にJの下宿先に参上する旨を、A樹B斗を通してJに伝えた。

日曜日は雨だった。
M代とK子は、地味な私服のスカートに、それぞれ赤、白の長い長靴を履いて、傘を差してJの下宿に向かった。
Jの下宿は古い農家だった。事務所のスタッフの一人の実家である。

話は、Jが目撃した日本の農家の暮らしや仕事ぶりについての感想からだった。
Jは、日本の田植え用長靴の性能について特に興味関心を持ったようだった。Jは農協で田植え用長靴を自分用に一足購入した。
そんな話もしてくれた。

763 :夢見る名無しさん:2015/10/03(土) 18:51:08.03 ID:1G8J4y9Zy
話は本題に入った。

M代「私も心理学について少し勉強してみました。色って無意識を表しているんですね。」
K子「B斗の絵に描かれた私は、赤のサスペンダーつきのスカートの他は、黄色のTシャツと黄色の長靴、黄色は退行色、子供帰りしたい気持ちの現れ。」
M代「スカートも子供っぽいわ。赤は情熱、幼稚な性欲ね。」
K子「それに対して、B斗は白と黒の縞のラガーシャツ、黒の長靴、力強く生きて生きたいとの無意識かしら?」
M代「半ズボンの青も白や黒と共通点もあるわ。冷徹に物事を判断して自立した言ってことかしら?」
J「よく勉強しているわね。私もそう思ったわ。P先生の理論に近いものがあるわ。」
K子「Jさんはもっともっといろいろなことを知っているのですね。」
J「絵の分析は、占いでもないし、決め付けでもないの。色や形からいろいろなことが読み取れるけど、答えはひとつではないの?」
M代「どういうことですか?」
J「理論は理論として、心で感じるの。魂で感じるの。ブルース・リーに習っていえば、考えるな、感じろだわ。」
K子「何か、オカルトみたい。」
J「何色は何、何々は何、と決め付けて自分で考えないほうが、オカルトだし、疑似科学だわ。」
M代「感じるって、どうするんですか?」
J「学問としての知識は置いておいて、もちろん必要だよ、でも、まず、心を空にして魂で感じたことを大切にするの。そして、絵を書いた人のことがわかっていたら結び付けるの。その結び付け方は結構難しいわ。」
K子「よくわかりません。」
J「お友達や先生とお話しするとき、マニュアルや理論に従って計算しながらお話しする?」
M代「そんなの無理!」
J「それが基本なのよ。臨床心理では、そんな日常生活よりもっと深く感じる必要があるの。先入観を持たないで、その人を深く理解するの?」
K子「どうすればいいのですか?」
J「感じたこと、その人についてわかっていること、心理学を含めた知識や知恵を総合するのよ。」
M代「じゃあ、心理学の勉強だ明けではなくて、人間性も磨かなければならないのですね。」
J「そのとおりです。心理学だけでなく、すべてのことを広く深く勉強してね。」

764 :夢見る名無しさん:2015/10/03(土) 18:58:50.15 ID:1G8J4y9Zy
K子「なんとなくわかってきました。」
J「K子ちゃんの分析、なかなか鋭かったよ。」
K子「ありがとうございます。」
J「高校の勉強、面白い?」
K子「ぜんぜん面白くありません。」
J「させられる勉強ではなくて、自分で深く調べて考えて御覧なさい。私も高校時代、授業はつまらないと思ったこともあるわ。でも、気づかないだけですばらしいものが絶対にあるのよ。それに気づかない人は、人の心にも気づくことができないわ。」
K子「ありがとうございます。私、今、X大学教育学部のどの学科もD判定やE判定ばっかなのです。でも、がんばろうと思います。」
J「大丈夫よ。K子ちゃんなら大丈夫!」

765 :夢見る名無しさん:2015/10/03(土) 19:12:32.42 ID:1G8J4y9Zy
M代「A樹のこと心配してくださり、ありがとうございます。」
J「えっ? 何のこと?」
M代「あの絵、私とA樹が自転車でショッピングセンターに行った日のことですね。あの日、帰りに変な男に後をつけられました。A樹はそのことを直接絵に描かなかったけど、背後のへたくそで陰気な背景をあの時のショックだとJさんは見破ってくれました。」
J「ごめんなさい。あれは自信なかったの。間違いかもしれないわ。気にしないで。」
M代「A樹は、『あいつ、今度会ったら殺してやる』ってかなり興奮して言ってたわ。Jさんがたしなめてくれて本当に助かったわ。」
J「私も夢中で… でも、激越な感情が出てきたときには何とかしてとめなければ。」
M代「私、あれからA樹にしっかり話をしたわ。A樹も危ないことはしないって、しっかりわかってくれたわ。」
J「A樹君は頭いいからすぐわかってくれるよ。」
M代「でも、心配なことがあるの。」

766 :夢見る名無しさん:2015/10/03(土) 19:31:31.82 ID:1G8J4y9Zy
J「心配なことって?」

M代「Jさんはあの男がいい人になるかもしれないって言ってたけど、私には信じられないの?あの男の目や表情や動きを見ていたら、あの男、人間じゃない、怪物だ、少なくともまともな人間じゃないって…」
K子「M代、落ち着いて!」
M代「あの男の股間、たぶん、90%以上の確信を持って言えるけど、膨らんでいたわ。」
K子「ええっ!」
M代「あの男がいい人になるなんて信じられません。こんなこと、言っていいのかもしれないけど…」

J「私が言ういい人というのは、その人の性欲が普通になることではないの。これも心理学などの知識で、例外はあるかもしれないけど、その人の性欲が普通になることは99%以上ないと思うわ。」
K子「怖い!」
J「どんな人でも自分の性欲と折り合いをつけて社会で生活しているんじゃないの?」
M代「どういうことですか?」
J「私は個人的にはどんな性欲でも持つことは個人の自由だと思っているわ。」
K子「どんな性欲でも…」
J「男性の普通の性欲は、成人した女性の裸や普通の姿に反応することでしょ。でも、反応するままに女性を強姦することって許されることなの?」
M代「絶対に許せないわ!」
K子「絶対に許せないわ!」
J「そうでしょ。正常と言われる性欲の人も、そうやって守るべきことを守っているのよ。」
K子「奏してもらわなきゃ困るわ。」
J「その人が自分の性欲と折り合いをつければそれでいいとしなければ。もちろん、その人はそうする義務があるわ。」

話が終わったのは夕方になってからだった。
M代とK子は、玄関でいハイソックスにそれぞれ赤と白の長い長靴を履いた。
質素な柄の木綿のスカートがよく似合っていた。
二人はJと下宿の農家の人に挨拶をして家路についた。

767 :夢見る名無しさん:2015/10/03(土) 19:41:57.86 ID:1G8J4y9Zy
>>766
M代ちゃんがJ先生に言いたかったことの一つを落としてしまいました。
J先生の最後の発言の後に追加ということでよろしく。

M代「もう一つ心配なことがあるの。」
J「なあに?」
M代「……」
J「どうしたの?」
M代「やっぱ、いいです。」
J「言いたいことを言わないでいると心が参っちゃうわ。日本の古典でいい話があるじゃない?兼好法師の『徒然草』!}
K子「もの言はぬははらふくるるわざなり!」
J「勉強してるね。」
K子「えへっ」

768 :夢見る名無しさん:2015/10/03(土) 19:55:10.60 ID:1G8J4y9Zy
M代「あの男、狙っていたのは私じゃなくて……、A樹かもしれないって。」
K子「えええええええっっっ?」
M代「あの男、確かに私の脚、見てたけど、私のよりA樹の脚を見てた気がするの。」
K子「どうしてえ?」
M代「あの日、雨上がりだったから、長靴半ズボンの男の子の姿も結構あったわ。あの男、長靴半ズボンの男の子とすれ違うたびに振り向いていた。」
K子「偶然じゃないの?」
M代「その目、いやらしかったの!」
J「安心してください。A樹君はたくましく育っているわ。A樹君が描いた絵のA樹君、黒の長い長靴がヒーローみたいだわ。A樹君、強くなろうとしているわ。そして強くなっているわ。何よりも、M代ちゃんがいるじゃない?」
M代「私?」
J「A樹君にとってあなたはアイドルだしヒーローだわ。ヒロインかしら? でも、あえてヒーローと表現したいわ。あの日の危機を一緒に乗り越えたじゃない!」
K子「そうよ、M代、かっこいいよお!」

こんな会話も加えておいてください。

769 :夢見る名無しさん:2015/10/03(土) 21:38:25.34 ID:8EysWJlHt
>>766 一つ付け加えさせてください。


J「今、私達が履いているハイソックスの白は清潔、誠実、真面目、正義などの意味があるの」
M代、K子「そうですか!」
J「だからこの色は清潔なイメージが大切だから汚さないように今日のように雨降りだと長靴を履いて清潔感を守っているのよ」
K子「なるほど確かに白いハイソックスに泥はねが付くと何か嫌だね」
J「私も衣装で白いハイソックスばかり履いていたからとにかく足下は気を使っていたわ、白いハイソックス大好きだから汚してはいけない、雨降りの移動は必ず長靴をはいてハイソックスの白を守って、屋内のステージの時は短靴に履き替えていた位だったわ。
私はプロの歌手として汚れた衣装をお客さんに見せたくなかった、こういう時長靴って便利よね。」
M代「そうですね。」
J「ある都市のコンサートに行った時、天気が雨でね、コンサートが終わって長靴を履いて外に出た時そばにいた男の子に『芸能人でも長靴を履いているんですね』って言われちゃった
私は堂々と『そうよ、トレードマークの白いハイソックスを雨水で濡らしたくないから、それが人前に出る事のエチケットなの』と答えたわ
だから、今日のあなた達もえらいと思っているわ」
M代「長靴で足が少しゴム臭くなるけど汚すよりはましよね」
J「私は長靴の中にオドイーター入れているよ、快適よ」
K子「雨降りは長靴に限るね」

これでいいですか?

770 :夢見る名無しさん:2015/10/05(月) 18:20:12.47 ID:X9rjuXAwj
>>769
ありがとうございます。
すばらしい話だと思います。しかも、リアリティもあります。Jさんの凛とした覚悟と美しさが伝わり、誹謗中傷の余地はまったくありません。

そろそろJ先生の教育実習を終わらせようかと思います。
感動的な場面にはならないかもしれません。お気に召さなければ別バージョンも歓迎いたします。

では、参ります。

771 :夢見る名無しさん:2015/10/05(月) 18:47:13.67 ID:X9rjuXAwj
ついに教育実習の最終日がやってきた。
その日は土曜日で、弁当持参で、午後からお別れ会になっていた。
クラスではお別れ会のイベントを子供たちで考えていた。
記念撮影は、写真館を経営する保護者が本格的なカメラ一式をもって駆けつけてくれた。

その日はあいにくの土砂降りだった。まるでJとの別れを悲しむ子供たちの気持ちを代弁しているかのようだった。
全員が長靴で登校した。この地区の小学校は一年中半ズボンか短いスカートなので、長靴半ズボン、長靴スカートである。

昼過ぎから雨が上がってきた。
Jも交えて弁当を食べた後、しばらく室内でのイベントを行った。
そして、運動場でのイベント。雨も上がり、ぬかるみも少なくなっていた。
Jとすごせるのは4時までだった。その後は先生との会議などがあるからだ。

ついに時間となった。
Jを中心にクラスで記念撮影となった。
室内のイベントや挨拶ではJは明るく振舞い、Jも子供たちも誰も泣かなかった。
でも、最後の記念撮影のため、整列をしだすと、子供たちの目から涙が出てきた。
一人が声を出して泣いてしまった。するとクラスの子供たちは全員、いっせいに泣き出してしまった。
A樹もB斗もC子も泣いてしまった。
3人は「J先生を悲しませないために、絶対になかない」とJに約束していた。
A樹B斗C子がなんといってもJとの絆は強いものがあったからでもある。
Jも泣いてしまった。

Jが1分くらい泣いた後、Jは涙をぬぐって言った。
「みんな、ありがとう。だからもう泣かないで。笑って写真を撮りましょう。お願い。そうでないと私、悲しいの。」
Jに促され、子供たちは整列した。
担任の目からも涙が出た。

写真を撮った。
Jは会議のため職員室に戻っていった。子供たちは下校時刻となり帰ることになった。
Jも子供たちも手を振り続けた。

772 :夢見る名無しさん:2015/10/05(月) 19:08:02.31 ID:X9rjuXAwj
次の週になって写真が出来上がってきた。子供たち一人ひとりに配られた。費用は写真館を経営する保護者が負担してくれた。

前列中央にJ、木綿の生成りのワンピースに白のハイソックスに赤の長い長靴だった。
Jの向かって右にはA樹、その隣にB斗、Jの向かって左にはC子が陣取って座った。
3人は何が何でもJの近くに行きたかった。並ぶ競争でも心構えが違った。

A樹は白と黒の横縞の半袖ポロシャツに黒の半ズボンに白のハイソックスに黒の長靴、
B斗は赤と白の横縞の半袖ポロシャツに黒の半ズボンに白のハイソックスに黒の長靴、
C子は白の半袖ブラウスに紺のひだつきスカートに白のハイソックスにピンクの長靴だった。

写真の解像度はさすがにプロで、Jの顔にも、担任の顔にも、どの子供たちの顔にも、涙の跡が写った。
ぬかるみの残った運動場で遊んだため、どの長靴にも泥のはねた跡が写った。
西日がJや子供たちの美しい肌と、長靴のゴム質と、しゃがんだためにできた長靴のしわと、長靴にはねた泥を美しく写した。

773 :夢見る名無しさん:2015/10/05(月) 19:24:34.31 ID:X9rjuXAwj
>>769
Jと子供たちの別れをもっと感動的に書くべきだとは思いますが、私の筆力では無理ですので、こんな風になってしまいました。
どなたか腕に覚えのある方で別案を考えた方はどうぞ。

誤字脱字などが多くて申し訳ありません。自明のことと思いますので、特に訂正はいたしません。

少しさかのぼりますが、(レス番ではさかのぼりますが、時間の流れでは教育実習後の話です)
6年生の冬に、A樹君とB斗君は、N祭での子供相撲と体育での肉弾で、C子ちゃんに投げ飛ばされて、失神しています。
その時の神社や学校の対応の医学的な妥当性については目をつぶってください。
N祭で、積雪の中、神社の階段を子供たちが駆け上る競走の安全の妥当性も目をつぶってください。

774 :夢見る名無しさん:2015/10/06(火) 18:54:32.88 ID:3lrdqdz0b
>>762
>Jの下宿は古い農家だった。事務所のスタッフの一人の実家である。

【Jの下宿は古い農家だった。Jの通う大学F大学の教授の実家である。】

に訂正させてください。
Jは芸能界を引退して教師になる方向に進んでいます。芸能界とは縁を切って行く方がリアリティもありそうです。

Jには、X県の教員採用試験は受けさせません。
昭和の話ですので、いわゆる国籍条項に引っかかってしまいますし、世間の騒ぎもうっとうし…
インターナショナルな志向を持つ私立小学校の教員として採用ということにしようと思います。
その小学校は、ちょっと安直な発想ですが、F大学付属小学校とさせていただきたいと思います。

F大学は、付属幼稚園、付属小学校、付属中学校、付属高等学校を擁した、国際性を謳った一貫教育を目指しているということで。
付属幼稚園のころから、英語だけでなく、他言語や他文化の理解にも力を入れていることが特徴です。
Jもその流れで採用されたという設定です。
もちろん、制服は短い半ズボン、短いスカートです。

X県のA樹君たちからは地理的に離れてしまいましが、さまざまなつながりを考えています。

教育実習は梅雨時だったということで、J先生の採用は半年ほど先になります。
そのときの様子もしっかり書きたいと思います。
しばらくはX県でのA樹君たちのエピソードをお楽しみください。

775 :夢見る名無しさん:2015/10/09(金) 18:26:46.00 ID:9JfEGwkjm
C子ちゃん(小3)の妹(3歳)ですが、M子ちゃん(>>755)としましたが、N子ちゃんに訂正させてください。
A樹君(小3)の姉M代ちゃん(高3)のMと重なってしい、紛らわしくなるので。
行く度々かないところが多く、申し訳ありません。

C子「今度の日曜日、妹のN子と4人で遊ばない?」
A樹「何して遊ぶの?」
C子「砂場よ。」
B斗「どこの?」
C子「S児童遊園よ。N子ねえ、大きな山や川や海のある景色を作りたいの。」
A樹「それで僕たちは?」
C子「N子、まだ小さくてうまく作れないの。川や海には水も入れて本物みたいにしたいけど、N子と私だけじゃ無理だわ。」
B斗「砂場なんて久しぶりだ。」
C子「雨なら中止で、私んちでN子と何かやって遊ぼっ。雨じゃなかったら砂場ね。」
A樹「うん、じゃあ、本格的な工事だから、長靴を履いてがんばるよ。」
B斗「僕も! バケツやスコップもみんなでたくさん用意しようよ。」
C子「N子も長靴大好きなの。私も長靴でがんばるわ。」

776 :夢見る名無しさん:2015/10/09(金) 18:58:53.45 ID:9JfEGwkjm
A樹は青と白との縞の半袖Tシャツ、黒の半ズボン、白のハイソックス、黒の長靴、
B斗は白地に赤やオレンジや黄色などの柄の入った半袖Tシャツ、黒の半ズボン、白のハイソックス、黒の長靴、
C子はピンクの半袖Tシャツ、紺のひだつきスカート、白のハイソックス、赤の長靴、
N子はピンクの半袖Tシャツ、赤のひだなしサスペンダーつきスカート、白のハイソックス、黄色の長靴、
だった。
A樹もB斗もC子もスコップやバケツを十分に用意した。S児童遊園には水道もある。

C子「何作る?」
A樹「そうだ、X県の地形を作ろう。」
B斗「ぼく、よくわからないよ。A樹、わかるのか?」
A樹「何となく…」
B斗「じゃあ、どうするんだ?」
C子「いいじゃない。適当でも。A樹に考えてもらいましょ。」
B斗「A樹、頼むぞ!」
A樹「う、うん…」
B斗「僕たちのY市はどこにする?」
C子「ここがいいわ。」
A樹「じゃあ、ここに海!、ここら辺が県庁のあるX市、ここら辺が潮干狩りや海水浴で有名なZ町!」
B斗「じゃあ、この辺をZ川、T川はここかな? Z川の水源のW山はここ、砂場の縁っこ!」
C子「さあ、はじめましょ!」

A樹、B斗、C子、N子はしゃがんで山や川や海などを作った。
A樹の案は必ずしも正確ではなかった。B斗やC子のダメだしはあったけど、誰が正しいか微妙だった。誰も正確でなかったのかもしれない。
多少の不正確さにはもちろん目をつぶった。何よりも砂場での遊びが楽しかった。

晴れなのに長靴を履いていること、小3なのに砂場で遊んでいること、それらについても、C子とN子が一緒であることによって、笑われる筋合いのないことである自信は十分にあった。
からかってくる子供たちがいたら、C子の小さい妹N子と遊んでやっていることを堂々と主張してとっちめてやる覚悟は十分だった。
幸い、小3くらいの子供たちは児童遊園に近づいてこなかった。

777 :夢見る名無しさん:2015/10/09(金) 19:23:51.00 ID:9JfEGwkjm
A樹にとってもB斗にとってもC子にとっても、そしてN子にとっても、しゃがんだ時、長靴のゴムが大腿部の裏に触るのがたまらない感覚だった。
立ったりしゃがんだりしていると、長靴に砂がつく。長靴のゴムと砂が同時に大腿部の裏に触るのは、ちょっと痛いけど、たまらなかった。

その日、よく晴れていて、結構長く晴れが続いたので、砂が乾いてぱさぱさだった。
如雨露も用意してきたので、まず如雨露の水で砂を湿らせて山が崩れないようにした。
海や川に見立てたところには水を入れるので、水がすぐにはしみこまないように湿らせた上、固く固めた。
だから、結構時間がかかった。

しゃがむと長靴にしわができる。誰にとってもそうだったが、自分の長靴のしわも他の3人のしわもたまらなかった。
少し動くたびでしわに太陽光が反射して、きらきら光った。
時間がたつにつれて誰の長靴にも泥がついてきたが、長靴は最後までどこかが光った。

A樹はなぜC子が自分やB斗より遥かに強いか不思議だった。
A樹とB斗はほとんど同じ体格である。小3としては普通である。
C子は遥かに身長が低い。体重もC子の方がやや軽いだろう。
腕の太さ、足の太さは確かにC子の方が太い。C子は決して肥満ではない。
とはいってもムキムキの筋肉でもない。小3として十分普通に見える筋肉だ。
でも、何かの動きがあると、C子の筋肉はただ者ではないと思える。
立ったりしゃがんだり、少し動いたりするたびに感じる。
もちろん、C子と競技したりするときには感じることだが。
B斗も同じことを考えていた。

778 :夢見る名無しさん:2015/10/09(金) 19:46:59.73 ID:9JfEGwkjm
N子「あっ!A樹おにいちゃん、パンツ見えてる! B斗おにいちゃんも!」
C子「やめなさい。N子もパンツ丸見えじゃないの?」

C子はスカートの下に黒のブルマを履いて見せパン状態でしかもブルマが見えないように気を使っていたが、N子は白のパンツで男の子のようにしゃがんでいた。
C子「A樹、B斗、ごめんね。」
B斗「いいよ、いいよ。」
A樹「こんな時はパンツ見えても仕方ないよ。」
A樹もB斗も何も気にしていなかった。X県の風景作りにも夢中だった。

N子「A樹おにいちゃんもB斗おにいちゃんも脚長い。お父ちゃんより短いけど、お父ちゃんよりきれい!」
C子「何言ってんの?」
N子「おねえちゃんより長い!」
C子「人の体、あまりじろじろ眺めちゃダメよ! 人の体についてあれこれ言ったらダメ!」
N子「でも、きれい。A樹おにいちゃんの脚もB斗お兄ちゃん脚もきれい。」
C子「じゃあ、私の脚は?」
N子「きれい。お姉ちゃんのほうが強いんだよね?」

A樹とB斗はギクッとした。N子の眼はこんなに本質を見抜くのかと。

C子「A樹、B斗、ごめんね。」
A樹「いいよ。いいよ。N子ちゃん、お姉ちゃんは強いよ。」
B斗「N子ちゃんも強そうだね。」
N子「うん!」
A樹「でも、女の子はパンツ見せちゃいけないよ。」
B斗「C子姉ちゃんはパンツ見せてないだろ?」
N子「わたし、パンツ好きだもん!」
C子「もおっ、勝手にしなさい!」

779 :夢見る名無しさん:2015/10/09(金) 20:02:47.08 ID:9JfEGwkjm
そんな会話が続いているうちに、ついにX県の地形が完成した。
A樹、B斗、C子はバケツを持って水道に行き、水を汲んできた。
恐る恐る水を流した。
大成功だ。水はZ川やT川などを流れ海に注いだ。
海にも水を入れた。水はどんどんたまった。

C子「よかったね、N子。N子が何度やっても、私が一緒になってもダメだったのに、A樹おにいちゃんとB斗おにいちゃんが手伝ってくれたらうまく言ったわ!」
N子「A樹おにいちゃん、B斗おにいちゃん、ありがとう!」
C子「N子、偉いわ。自分からお礼言えたわね。」
A樹「N子ちゃん、偉いね。ぼく、N子ちゃんのころ、こんな風にお礼言えたかな?」
B斗「ぼくもだよ。N子ちゃん、偉い!」
A樹「N子ちゃん、よく見ておいて。ぼくたちで一生懸命作ったけど、砂場なんだから、水がどんどんなくなっていくよ。」
B斗「あと何分持つかな?」
N子「ああっ、水があ!」
C子「もう5分くらい持ったわ。砂場でこんなに長く持つなんてめったにないことよ。」
N子「うん、N子、うれしい!」

ついに水は砂に吸い込まれてなくなってしまった。

C子「砂場、びしょびしょになってしまったね。」
B斗「ずっと晴れだったし、砂もからからだからすぐに元に戻るよ。」
A樹「元に戻しておかないとね。」
C子「N子、みんなで怪獣になって壊しちゃおっか?」
N子「わあい!」
B斗「怪獣ごっこか?」
A樹「いいね。」

780 :夢見る名無しさん:2015/10/09(金) 20:20:33.65 ID:9JfEGwkjm
A樹、B斗、C子、N子は早速砂場で作ったものを壊しにかかった。
一番熱心なのはN子だった。
A樹もB斗もC子もN子が暴れるのを見守るというのに近かった。

N子の大暴れが一段落すると、A樹とB斗とC子がスコップを使って砂場を平らにした。
まだまだ湿っていたけど、どんどん乾いていくことが実感できた。

砂場の外ではN子が相撲の四股を踏み出した。
C子「N子ねえ、相撲がすきなの。テレビで相撲があると、お父さんより熱心に見ているの。」
N子の四股は3歳にしては様になっていた。もちろん、四股を踏むたびにパンツ丸見えだった。
C子「N子、やめなさい!」
N子は素直にやめた。

781 :夢見る名無しさん:2015/10/09(金) 20:22:51.96 ID:9JfEGwkjm
N子「A樹おにいちゃん、B斗おにいちゃん、、お姉ちゃん、やって!」
C子「何を。」
N子「今、N子がやったこと。」
A樹「四股ね。」
B斗「N子ちゃん、相撲好きなんだ。N子ちゃんもそういってるんだから四個踏もうよ。」

A樹とB斗は揃って四股を踏んだ。
N子「わあ、脚長い!」
A樹とB斗は少し得意になった。
N子「お姉ちゃんもやってよ。」
C子「スカートでやるものじゃないよ。ちょっとだけだよ。」
C子は左右一回ずつ四股を踏んだ。
N子「お姉ちゃん、かっこいい!」
C子「もういいでしょ。スカートを履いたときはパンツ見せないようにいつも気をつけなくちゃいけないのよ。」
N子「はあい。」

A樹「C子、立派にお姉ちゃんだね。」
B斗「ぼくのお姉ちゃんよりしっかりしてるかも!」
C子「M代さんやK子さんは私の憧れだわ。」

すると、N子が言った。

782 :夢見る名無しさん:2015/10/09(金) 20:39:56.56 ID:9JfEGwkjm
N子「3人で相撲とって。」
C子「えっ?」
N子「A樹おにいちゃんとB斗おにいちゃん、A樹おにいちゃんとお姉ちゃん、B斗おにいちゃんとおねえちゃん。」
C子「A樹、B斗、どう?」
A樹「いいよ。」
B斗「それぞれ2回ずつ。」

A樹もB斗も気が進まなかった。C子の妹の前でC子に負けるのだから。
それでもこの取り組みを引き受けたのは、自分たちが長靴半ズボンで、C子が長靴スカートだからだ。
A樹もB斗も長靴半ズボンでC子に勝つのが夢だ。
負けたとしても、長靴半ズボンで負けたときはたまらない感じがするのだ。

行事はN子が勤めた。N子は相撲好きというだけあって、見事なものだった。

A樹対B斗の取り組みは、1回目が寄りきりでB斗の勝ち、2回目が吊りだしでA樹の勝ちだった。
A樹対C子は1回目が寄りきりでC子の勝ち、2回目が上手投げでC子の勝ちだった。
A樹はうつ伏せに倒れてしまった。C子が起こしてくれた。特に怪我はなかった。
B斗対C子は1回戦が寄りきりでC子の勝ち、2回目が下手投げでC子の勝ちだった。
B斗は背中から落ちてしまった。C子が起こしてくれた。特に怪我はなかった。

783 :夢見る名無しさん:2015/10/09(金) 21:02:20.29 ID:9JfEGwkjm
N子「お姉ちゃん、強い! A樹おにいちゃんもB斗おにいちゃんもかっこいい!」
C子「A樹おにいちゃんもB斗おにいちゃんも正々堂々といい勝負をしたわ。」
N子「せいせいどうどうって?」
C子「ごまかしをしないで一生懸命やることよ。」
N子「N子、A樹おにいちゃんもB斗おにいちゃんも大好き!」
A樹「N子ちゃん、ありがとう。」
N子「怪我しなかった?」
B斗「心配してくれてありがとう。ぼくたち、大丈夫だよ。なあ、A樹?」
A樹「大丈夫、大丈夫。」
B斗「N子ちゃん、優しいね。」
N子「おにいちゃんたちの脚、長くてきれい、かっこいい。」
C子「A樹、B斗、今日はありがとう。N子、おにいちゃんたちにさよならの挨拶して。」
N子「A樹おにいちゃん、B斗おにいちゃん、ありがとう、さよなら。」
A樹・B斗「N子ちゃん、さよなら。」

A樹とB斗はC子とN子を見送った。
スカートとハイソックスと長靴に包まれたC子の脚はたまらない。
小3の女の子としては普通の脚ではあるけれど、筋肉の何かが違うことが見れば見るほど感じられる。
妹のN子もC子と同じタイプになると直感した。

少し下を見て、A樹は自分の脚を見た。半ズボンとハイソックスと長靴に包まれた脚、
N子はほめてくれたけど、C子より長いけど、C子より貧弱だ。
でも、がりがりで醜いということはない。N子の感想も当たっているかもしれない。
C子に負けることは当たり前のことではない。C子に勝つプレッシャーを与えられて当然の位置に入る。
そして、負けている。
A樹は、半ズボン、ハイソックス、長靴に包まれた脚をもじもじとさせた。

B斗も同じことを考え、半ズボン、ハイソックス、長靴に包まれた脚をもじもじとさせた。

A樹とB斗は、長靴を履いていたことを生かして、T川に遊びに行ってから帰った。

784 :夢見る名無しさん:2015/10/17(土) 15:52:40.01 ID:vPM9JzcgU
3歳のN子も長靴が好きだ。生脚に長靴を履くのが好きだ。
物心がつき、外遊びをするようになると、長靴も買い与えられた。黄色い長靴である。
まだ足の短いN子が履くと結構長く見える。
N子はハイソックスも好きだ。黄色い長靴から白いハイソックスをのぞかせている。
N子は晴れでもよく長靴を履く。長靴を履いても何も不思議ではない。

姉のC子はN子ほど長靴を履くわけにもいかない。
でも、C子は長靴が好きなので、他の子供たちよりも頻繁に長靴を履く。
N子にとって、短いスカートから出した生脚にハイソックスを履き、長い長靴を履いたC子は憧れの的だった。
C子やN子の母親もスカート、ハイソックスに長い長靴を履く。
母親の長靴姿ももちろん憧れである。大人だから出せる風格もある。
母親は大人である。自分とは異質とも言える。それに対してC子は少女なのだ。自分に近い存在と言える。
N子自身長靴が好きだったが、C子の影響も大きい。

N子は、姉のC子に加えてA樹とB斗を加えた砂場遊びで、長靴がますます好きになった。
小学生の男の子とこれほど間近に接したことは初めてだった。
しかも、長靴半ズボンの小学生の男の子2人である。

C子やN子の父親も長靴を履く。長い長靴を履いて洗車したり、家の周囲の仕事もする。長靴長ズボンであるが…
A樹やB斗の長靴も学童長靴としては長い方だし、艶のある黒も共通である。
A樹もB斗も父親と同じ性別である。
男というのは大人と子供でこんなに違うのかとN子は思った。
女でも大人と子供は違うが、男の場合は桁が違うというどころか異質だとN子は思った。

A樹とB斗の脚は、脚だけでなく、体幹や腕や顔もそうだが、
自分や姉のC子と同じようにすべすべとして美しいとともに、自分たちにはない伸びやかさも感じた。
A樹やB斗がC子より身長も高く脚も長いということもそうだが、そうでなくても感じられる何かである。

785 :夢見る名無しさん:2015/10/17(土) 16:17:56.92 ID:vPM9JzcgU
N子はしゃがんでいるA樹やB斗の長靴のしわを、いいと思った。
大腿の裏、尻のすぐ下の柔らかくきめ細かな、一年中半ズボンのため日に焼けた肌を包む、
黒の半ズボン、白のブリーフ、白のハイソックス、黒の長靴…
長靴のゴム質が柔らかい肌を刺激している…
N子はA樹とB斗に自分やC子とは違った美しさを感じた。

A樹対B斗、B斗対C子、C子対A樹の相撲の取り組み…
たまらなくよかった。
構えるときの蟹股のような格好、立ち上がったときのすらりとした脚線、
寄り切り、寄り切られるときの内股に近い脚線、投げを打つときの姿勢、投げられるときの姿勢、
それらが、スカート、半ズボン、パンティ、ブリーフ、ハイソックス、長靴、生脚によって演じられる。

N子はその日、一日中興奮していた。

N子はますます相撲のファンになった。父親とTVで相撲を見ることが多くなった。

786 :夢見る名無しさん:2015/10/17(土) 17:04:34.78 ID:vPM9JzcgU
次の土曜日も晴れだった。
昼過ぎ、M代とK子が高校から帰ってきた。制服に赤と白のそれぞれ長い長靴である。
その日は大掃除があった。M代とK子たちは敷地外周の溝のどぶさらいなどである。
長靴着用については学校からは何の指示もなかったが、M代もK子も自主的に長靴を持参した。帰りは短靴をしまって長靴で下校した。
長靴を持参した生徒は他にいなかった。教員の一部や用務員だけが長靴だった。
短靴の生徒は泥で汚れることを恐れて能率が上がらなかったが、M代とK子はどんどん作業の効率を上げていった。

M代とK子は誇りを持って長靴を履いて下校した。
制服は紺のブレザー、スカート、赤のネクタイだった。
M代とK子は長い長靴が意外に似合うことを発見した。
欲を言えば、スカートが短かったなら、と思った。そう、小学生のころのように。

(この時代は、ズベ公スカートの時代で、短いスカートを女子高生が履く、という発想がなかった時代ということでお願いします。)
(男の子は激短半ズボンの時代です。)
(念のため。)

自動遊園に近づくと、3歳くらいの女の子を連れているC子に出会った。
C子は、ピンクのワンピース、白のハイソックス、黄色の長靴、連れていた女の子もまったく同じ服装だった。

787 :夢見る名無しさん:2015/10/17(土) 17:31:30.68 ID:vPM9JzcgU
M代「C子ちゃんじゃない?」
C子「M代さん、K子さん、こんにちわ。」
K子「その子は?」
C子「妹のN子です。N子、ご挨拶。」
N子「こんにちわ。」
M代「まあ、立派ね。ちゃんと挨拶できるのね。」
K子「C子お姉ちゃんがしっかりしてるのね。」
C子「今から、N子と砂場で遊ぶのよ。」

C子は、先週の日曜日にこの児童遊園の砂場で、A樹B斗とともにX県の風景を水まで入れて本格的に作ったことを話した。

M代「だからA樹はあんなに泥だらけだったんだね。」
K子「B斗も!」
C子「あの日が本当に楽しかったってN子が言うもんだから、今日も連れてきちゃった。N子がA樹やB斗も一緒がいいって言うんだけど…」
M代「A樹は宿題ができてないから家でカンズメなの。そういえばA樹、用があるってママに言ってたけど… そういうことだったんだね。」
K子「B斗も同じだわ。そうそう、C子ちゃん、J先生が参観日にC子ちゃんの絵を見ながら行ってたことだけど…」
C子「なあに?」
M代「お姉ちゃんとしてがんばってるのは立派だけど、無理しないでね。C子ちゃんもお母さんに甘えてね。」
C子「ありがとう。J先生がママに言ってくれたおかげで、ママも私をかわいがってくれるわ。N子もかわいいし、楽しくなったの。」
K子「何かあったら私たちに相談してもいいのよ。話が長くなっちゃったわ。N子ちゃん、退屈してる。」

M代とK子は児童遊園を後にした。

M代「私がアイドルになるなんて言い出したのは、A樹が生まれて、A樹ばかりがかわいがられることへの寂しさがあったからかもしれない、と思いの。」
K子「私も。M代とA樹君、私とB斗は九つも年が離れてるから、そんなことはないと思ってたけど。」
M代「J先生がC子ちゃんの絵を見て感じ取ったことを話してくれたときに、ドキッとしたわ。」
K子「でも、あれですっきりしたわ。」
M代「小学校の教員を目指してX大学教育学部、勝ち取りましょう!」
K子「がんばりましょ! こうしてはいられないわ。勉強、勉強!」

M代とK子は急ぎ帰宅し、長靴をきれいに洗ってから、猛勉強した。

788 :夢見る名無しさん:2015/10/19(月) 18:09:08.03 0.net
https://s-media-cache-ak0.pinimg.com/236x/75/94/8c/75948cf65cf0376840cdb96970c8e30a.jpg

789 :夢見る名無しさん:2015/10/19(月) 18:11:39.77 0.net
http://www.vfashionworld.com/wp-content/uploads/2012/10/red_outfit_paris-01.jpg

790 :夢見る名無しさん:2015/10/19(月) 18:28:49.97 0.net
http://www.shemalesinstockingsblog.com/wp-content/uploads/2011/01/ashley-george-stockings-03.jpg

791 :夢見る名無しさん:2015/10/21(水) 18:16:47.74 ID:O6QRUkBwv
お久しぶりです。話が次々と盛り上がり、驚くとともにうれしく思います。
自分一人ではとても考えられないように世界が豊かに発展していくのに感銘を受けました。

また、カキコ(古い)しようかと思い立ちました。
では、参ります。

792 :夢見る名無しさん:2015/10/21(水) 18:33:44.84 ID:O6QRUkBwv
A樹とB斗の趣味は釣りだった。というより、釣りを趣味とした。
どんな天気でも堂々と長靴が履けるからだ。
A期やB斗の小学校も含めて近隣の小学校では、一年中半ズボンと決まっている。
釣りなら堂々と長靴半ズボンになれるのだ。

3年生までは近くのT川やその支流や近くの沼やため池などで蛙やザリガニなどを取っていた。
トノサマガエルは結構色々な色合いの個体がいる。緑系のもの、茶系のもの、薄茶系のもの、灰色系のもの、銀色系のもの…
金色系のものも見つけようと思ったが、そこまでは無理だった。
ヒキガエルやウシガエル、ツチガエル、その他の蛙も捕まえた。
A樹やB斗はそのたびに廃品などをケースにして蛙を飼った。餌が大変なのですぐに逃がしたけれど。
結構臭うので、A樹は姉のM代、B斗も姉のK子から文句を言われた。
A樹もB斗も図鑑を買って、蛙などの生物にどんどん詳しくなっていった。

4年生になったとき、A樹もB斗も釣りをやりたくなった。二人で相談して、釣り道具を買ってもらうことにした。
A樹の親もB斗の親も快く飼ってくれた。
A樹もB斗も釣りの本を買い込んでしっかり勉強した。

793 :夢見る名無しさん:2015/10/21(水) 18:57:45.82 ID:O6QRUkBwv
A樹もB斗も長靴半ズボンが好きだったのだ。そのための釣りとも言えた。
A樹とB斗二人で釣りに行くことが多かったが、他の子たちと行く時も長靴半ズボンだった。
A樹とB斗は他の子たちにも長靴半ズボンを勧めたかった。
A樹とB斗が長靴についてからかわれたことは結果としてなかった。
A樹とB斗は率先して足場の悪いところに入り込み、釣果を上げようとする姿勢を見せ続けた。

A樹の家でもB斗の家でも釣果はまったく期待していなかった。
A樹もB斗も釣果にはそれほど関心はなかった。キャッチアンドリリースがほとんどだった。

4年生になると、T川の本流であるZ川にも出かけていった。
5年生になると、Z川のかなり上流やかなり下流にまでも足を伸ばすようになっていった。
低学年の頃も行っていたような近場なら徒歩ではあるが、ほとんどは自転車に乗っていった。

自転車をこぐたびに長靴のふちが大腿の裏に当たる。その感覚はたまらなかった。
自転車はA樹が前になったりB斗が前になったりした。
後ろになるたびに、A樹はB斗の、B斗はA樹の、長靴半ズボンの脚が回転するのを見ることになった。
そのたびにハイソックスがちらりと見えた。

794 :夢見る名無しさん:2015/10/21(水) 19:24:32.11 ID:O6QRUkBwv
4年生か5年生のとき、A樹とB斗はC子も釣りに誘おうとした。
C子の長靴スカートの姿を間近で見られるからだ。
Z川の土手では上流方向に一ヶ所、下流方向に一ヶ所、車がほとんど来ない区間が数百メートルずつある。
そこでC子と自転車の競争をしてみたかった。
自転車ならもしかして勝てるかもしれない。いや、絶対負けるだろう。
長靴ハイソックス半ズボンの自分たちが、スカートを翻したハイソックス長靴のC子の自転車を追い続け、負けていく…
ゾクゾクするアイデアだった。

C子は断った。C子は釣りにはまったく興味がなかったのだ。
それでも、A樹はB斗の、B斗はA樹の長靴ハイソックス半ズボンを見ることができるので、それで満足した。
A樹とB斗は途中で自転車競走することが何回かあった。
そのたびごとに、C子だったらどれくらい前にいるかを考えて、たまらない気持ちになった。

A斗もB斗も学童長靴では一番長い長靴を履いていた。
6年生になったらすぐに、A樹とB斗は大人用長靴で長い長靴に替えた。
6年生になったら釣りに行くのがますます好きになった。

795 :夢見る名無しさん:2015/10/21(水) 19:42:20.63 ID:O6QRUkBwv
レス番号795、これは忘れることのできない数字である。
前スレがJIMという奴の血のバケツとやらに壊されたときが795であった。
ひろゆきさんをはじめ多くの方々に支えられてこのスレが立ち直ったのだ。
本当にありがとうございます。
そこで、記念に、前スレ(過去ログに入れられているそうだ)の795付近をコピーしてみます。

>795 :大人の名無しさん:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:VKQKf0+K

>この時、
>負けている男の子には黒のハンター、
>勝っている女の子二人には赤とピンクのハンター、
>あるいは二人とも赤のハンター、
>あるいは(これが究極だが)二人とも黒のハンター
>を履いてほしい。

レス番号の引用がありましたが、前スレのことですので、混乱を避けるために割愛しました。
「この時」に相当するレスも紹介します。

796 :夢見る名無しさん:2015/10/21(水) 19:44:02.47 ID:O6QRUkBwv
537 :大人の名無しさん:2011/09/24(土) 14:03:06.12 ID:dMlo6fhoオレが厨房の時、保健委員やってたんだ。保健だよりを作るときに、スクールカット集を見てたら、こんなのがあった。

 起伏のある広大な芝生の公園で、クロスカントリー競走をやっている中学生。
 二人の女の子が競り合っている。
プロポーションから身長は150cm〜160cm。顔立ちと胸から中2と見た。
 二人とも、おさげ髪に白の半袖の体育服に黒のブルマに白のハイソックス。
 均整の取れた体型。真剣だが、余裕のある表情。



538 :大人の名無しさん:2011/09/24(土) 14:06:48.84 ID:dMlo6fho遥か後方の丘には男の子。
 遠近感から見て身長は160cn〜170cn。顔立ちと雰囲気から同い年の中2と見た。
 丸刈りではなく坊ちゃん刈りに白の半袖の体育服に黒の激短パンに白のハイソックス。
 均整は取れて肥満でも痩せ過ぎでもないが、
 二人の女の子に比べると、ぶにゃぶにゃのひょろひょろという感じ。
 女の子より脚は上がらず、顎が上がり、苦しそうな表情。
 女の子の強さが光っていた。




539 :大人の名無しさん:2011/09/24(土) 14:10:27.40 ID:dMlo6fho白黒だから、色はそれに従った。
 男の子が女の子に負ける場面のカットには漫画チックなものが多いけれど、
これはリアルでよかった。
 結局、使わなかったし、保存もしていなかったので、もう見られない。
 時は、昭和の終わり。野ばら社のスクールカット集だったと思う。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/sepia/1230546997/
半ズボン$ハイソックス
 より

797 :夢見る名無しさん:2015/10/21(水) 19:47:29.08 ID:O6QRUkBwv
>540 :大人の名無しさん:2011/09/24(土) 14:28:20.12 ID:dMlo6fhoERROR>長すぎます に引っかかって連投になってしまいました。
>537 538 539 を長靴バージョンにしてみます。

レス番号は前スレですので、>>は省略しました。
長靴バージョンですが、少し編集させていただきます。

798 :夢見る名無しさん:2015/10/21(水) 19:50:27.35 ID:O6QRUkBwv
>河川敷の砂地で、クロスカントリー競走をやっている中学生。
>二人の女の子が競り合っている。
>プロポーションから身長は150cm〜155cm。顔立ちと胸から中2と見た。
>二人とも、おさげ髪に白の半袖の体育服に黒のブルマに白のハイソックス。
>一人は赤の長い長靴、もう一人はピンクの長い長靴。
>均整の取れた体型。真剣だが、余裕のある表情。

>遥か後方の丘には男の子。
>遠近感から見て身長は160cn〜165cn。顔立ちと雰囲気から同い年の中2と見た。
>丸刈りではなく坊ちゃん刈りに白の半袖の体育服に黒の激短パンに白のハイソックス。
>大人用で長い黒の長靴。
>均整は取れて肥満でも痩せ過ぎでもないが、
>二人の女の子に比べると、ぶにゃぶにゃのひょろひょろという感じ。
>女の子より脚は上がらず、顎が上がり、苦しそうな表情。
>女の子の強さが光っていた。

>539は 半ズボン$ハイソックス ではなく 半ズボン&ハイソックス でした。
>というスレにあったレスを加工してみました。
>こんなに連投はしたくなかったけど、ERROR長すぎます に引っかかっちゃうんですね。

799 :夢見る名無しさん:2015/10/21(水) 19:52:13.92 ID:O6QRUkBwv
>この時、
>負けている男の子には黒のハンター、
>勝っている女の子二人には赤とピンクのハンター、
>あるいは二人とも赤のハンター、
>あるいは(これが究極だが)二人とも黒のハンター
>を履いてほしい。

と続きます。ここで前スレが破壊されました。
今、前スレの795を越えました。感無量です。

800 :夢見る名無しさん:2015/10/21(水) 19:57:40.10 ID:O6QRUkBwv
ついに800です。
795〜799まで途切れ途切れになってしまったのは、前スレで一つのレスで打てるキャパがあまりにも少なかったからです。

困難を乗り越えて今があります。困難を乗り越えるために尽力された方々がいます。
まことにありがとうございます。

ただ今、794系のストーリーで盛り上がっておりますが、このストーリーでも、ほかの話題でも歓迎いたします。
前半ではまだこのストーリーは始まっていませんでした。
801からもよろしくお願いします。

801 :ラバーマン:2015/11/02(月) 18:46:42.70 0.net
夢見る名無しさんへ
やはりそうですかぁ〜。HUNTERですね。欲を言えばヒール部からトゥ部にかけて横から見た時に
やや上反り気味なのが個人的には嫌いです。とはいえ、一足ゲットしていますが。AIGLEは非常に
そこらのラインがスマートでスリムなのが気に入っている部分です。仕方ないのでこれからの季節
はラバーブーツに白い体操ズボンで決めようと思っています。普段着でもこのスタイルでどこでも
行きますよ。

随分前に千葉の香取あたりへ行った時に工事現場のような場所があり、そこでラバーブーツを履いて
遊んで来た事があります。膝上のロングブーツでしたが、かなり際どいところまで泥に漬かりヤバい
!と思いましたが、その内ブーツが抜けなくなり往生した事があります。足を抜く事に夢中になって
いたら、ペニスが勃起してしまい、そのまま2回抜いてしまいました、、面白い工事現場がどこかに
あったら教えて欲しいです。

802 :ラバーマン:2015/11/08(日) 21:07:20.74 0.net
残念ながらここのサイトは何か話題を作る人がいないと、もしくは興奮するような内容がないので
復活は難しいですね。

他に面白いサイトを見つけたのでそちらへ引っ越します。

803 :夢見る名無しさん:2015/11/15(日) 14:39:12.09 0.net
http://store.shopping.yahoo.co.jp/qualite21/42014.html

804 :夢見る名無しさん:2015/11/16(月) 10:28:59.53 0.net
http://www.ebay.com/itm/New-Womens-Purple-Fancy-Wet-Look-Shiny-Vinyl-PVC-Wrist-Gloves-Made-in-Japan-/251470753721

805 :夢見る名無しさん:2015/11/16(月) 19:12:16.72 0.net
ラバーマンさんへ
申し訳ありません。ずっと体が空きませんでした。

面白い工事現場は存じ上げません。自分的には川原などがいいと思いますが。
人に見られたときどんな言い訳が成り立つか、うまく思いつきません。
よって、絶対に人に見られないようなところで行うしか思いつきません。

ひろゆきさんの板では盛り上がっています。
そのアドレスを打つとここではエラーになってしまうんで打てませんが、「長靴」「半ズボン」で検索してみてください。

806 :夢見る名無しさん:2015/11/16(月) 19:36:02.50 0.net
わかんないー

どこで盛り上がっての、それ

807 :夢見る名無しさん:2015/11/16(月) 20:04:39.07 0.net
https://c2.staticflickr.com/8/7398/16283679248_83ce85a318_b.jpg

808 :夢見る名無しさん:2015/11/21(土) 15:34:15.98 ID:7oxgaCs8f
>>787
M代とK子はX大学教育学部小学校教員養成課程に合格した。
X大学はいわゆる駅弁大学(地方国立大学の蔑称)である。
二人の通うY東高校からは上位しかいけない。M代もK子も模試の判定はDかEだけだったので奇跡とも言えた。
少しでもJに近づきたかった、その思いだけであった。

809 :夢見る名無しさん:2015/11/21(土) 15:58:57.39 ID:7oxgaCs8f
Jは芸能界を引退した。
引退する前に一回テレビに出た。A樹、B斗、M代、K子が見逃さなかったのは言うまでもない。
彼らを特に意識したのか、「男のコのように」も歌った。紺のデニ半にあの紺の長靴、そして白のハイソックスである。

Jは母校F大学の付属小学校の教諭として採用された。国籍は英領香港のままであった。
F大学は東京にある中堅大学だが、付属幼稚園、小学校、中学校、高等学校は名門校で、お受験も難関である。
高等学校からは灯台(東大)、鏡台(京大)などにも大勢合格する。

幼稚園、小学校、中学校、高等学校には制服がある。小学校は冬服も、男の子は短い半ズボン、女の子は短いスカートだ。白のハイソックスも着用する。
幼稚園も小学校も中学校も高等学校も、英語や外国語、国際理解に力を入れている。外国人や混血の児童・生徒も多めである。
いわゆる受験教育が売り物ではない。管理教育や受験刑務所とは無縁である。
部活動も結構強いが、部の数は少なく、外部のスポーツ団体に所属して活躍する児童・生徒も多い。

Jは小学校低学年全体の副担任としてスタートすることになった。教科担当は音楽だった。
多学年や中学校、そして(これが主だが)幼稚園でも音楽と語学とダンスをミックスした活動を担当した。

Jの赴任に反発する保護者はいなかった。Jの国籍も問題にならなかった。
Jはさまざまな歌やダンスを、日本語、英語、広東語で伝えていった。
中学校や高校からも依頼が来た。Jの指導によって、英語の偏差値も上がっていった。

810 :夢見る名無しさん:2015/11/21(土) 16:18:24.47 ID:7oxgaCs8f
Jが大学4年、M代とK子が高校3年、A樹、B斗、C子が小学校3年の終わりごろ、JがF大学付属小学校の先生になることがマスコミに載った。
マスコミといっても、芸能雑誌2誌と若干の週刊誌である。
芸能雑誌1誌には、X県Y市の小学校での教育実習の写真>>772

>前列中央にJ、木綿の生成りのワンピースに白のハイソックスに赤の長い長靴だった。
>Jの向かって右にはA樹、その隣にB斗、Jの向かって左にはC子が陣取って座った。
>3人は何が何でもJの近くに行きたかった。並ぶ競争でも心構えが違った。

>A樹は白と黒の横縞の半袖ポロシャツに黒の半ズボンに白のハイソックスに黒の長靴、
>B斗は赤と白の横縞の半袖ポロシャツに黒の半ズボンに白のハイソックスに黒の長靴、
>C子は白の半袖ブラウスに紺のひだつきスカートに白のハイソックスにピンクの長靴だった。

>写真の解像度はさすがにプロで、Jの顔にも、担任の顔にも、どの子供たちの顔にも、涙の跡が写った。
>ぬかるみの残った運動場で遊んだため、どの長靴にも泥のはねた跡が写った。
>西日がJや子供たちの美しい肌と、長靴のゴム質と、しゃがんだためにできた長靴のしわと、長靴にはねた泥を美しく写した。

が載った。(当時は個人情報という概念が希薄な時代だった。)
A樹もB斗もC子もM代もK子もその雑誌は大切に保管した。

811 :夢見る名無しさん:2015/11/25(水) 21:29:17.33 O.net
https://farm6.staticflickr.com/5468/13473495273_4b669b8d96.jpg

812 :夢見る名無しさん:2015/11/26(木) 13:54:33.44 O.net
https://c1.staticflickr.com/5/4005/4413844903_22e5d2ce4b.jpg

813 :夢見る名無しさん:2015/11/26(木) 18:32:37.15 ID:2eha3RFyu
A樹、B斗、C子は小学校4年生になった。
A樹もB斗もC子も4年生になるのが楽しみだった。なぜなら、4年生以上になると便所掃除の当番があるからだ。
ほとんどの子供たちは便所掃除を嫌がったが、A樹、B斗、C子は内心喜んだ。なぜなら、長靴が履けるからだ。A樹たちの小学校は1年中、男の子は半ズボン、女の子は半ズボンか短いスカートと決まっていた。便所掃除の時間は長靴半ズボンで過ごせるのだ。
どの便所でも清掃時はゴム長靴を履き、ゴム手袋をするのだ。ゴム長靴は男子便所も女子便所も黒の大人用長靴、ゴム手袋は黒で肘あたりまである。
ゴム長靴が履けるだけでなくゴム手袋もはめれる、A樹たちは便所掃除の当番が回ってくるのが楽しみだった。

C子は黒の長靴を持っていない。
Jの影響で紺の長靴を履こうと思ったことはあるが、黒の長靴を履こうと思ったことはなかった。
女の子の中には黒の長靴や黒の手袋を嫌がる子もいた。長靴が好きなC子も最初は黒の長靴が嫌だったが、次第に黒の長靴に目覚めるようになった。

814 :夢見る名無しさん:2015/11/26(木) 19:01:41.57 ID:2eha3RFyu
4年生では便所掃除の清掃分担は、3年生と4年生が使う便所だった。
4年生担当の便所では、掃除当番は半長靴としては長い大人用長靴を履いた。
A樹たちは自分の足より少し大きめの長靴に中敷やオドイーターを入れて足にぴったりにして履いている。思い切り遊べるためだ。
A樹たちは一番長い長靴を選んでいるので、長靴を履くと結構長い長靴に見える。
便所掃除で履く長靴は大人用だ。A樹たちの足には大きすぎる。でも、長さは抜群に長くなる。
ハイソックスがちらりと見える。A樹もB斗もC子もうれしくて仕方がなかった。

A樹たちは5年生、6年生になることが楽しみであった。
5年生では便所掃除の清掃分担は、5年生と2年生が使う便所と特別教室棟の一部の便所だった。
5年生担当の便所は、4年生のと同じ長めの大人用半長靴の便所と、大人用大長靴の便所があった。
A樹たちは大長靴の便所に当たることを祈った。

5年生になると祈りが通じたのか、大長靴の便所になった。
4年生で半長靴の時でも、ほかの子供たちが長靴を履いて作業するときの脚線の動きを見ることはたまらなかった。
5年生で大長靴を履いた子供たちの脚線の動きを見ることは本当にたまらなかった。
A樹たちは便所掃除の掃除当番が回ってくることが楽しみで仕方がなかった。

6年生では便所掃除の清掃分担は、6年生と1年生が使う便所に加えて、特別教室棟や体育館や屋外の便所だった。
6年生では便所掃除当番が4年生や5年生よりもたくさん回ってきた。
6年生担当の便所はすべて大長靴であった。
A樹もB斗もC子もたまらなくうれしかった。

815 :夢見る名無しさん:2015/11/26(木) 19:23:03.37 ID:2eha3RFyu
6年生になると、便所掃除は2箇所回ってきた。屋内の1箇所と屋外の1箇所である。
屋外の便所ではゴミを焼却炉(学校に焼却炉があった時代です)などに捨てに行くときに、大長靴を履いたまま行くことになる。
6年生になる前にもA樹たちは、半ズボンやスカートにハイソックスをちらりとさせ、大長靴を履いてゴミ捨てに行く6年生を見ていた。
絶対にその便所の当番になりたかったので、うれしくて仕方がなかった。

A樹とB斗は、短いスカートに黒の大長靴を履いたC子を初めて見た。
C子は、半ズボンに黒の大長靴を履いたA樹とB斗を初めて見た。

お互いに半ズボンやスカートに長靴というのは見慣れているが、大長靴を履いているところは見たことがない。
A樹はそんなB斗とC子、B斗はそんなC子とA樹、C子はそんなA樹とB斗を見てたまらなかった。

A樹たちは走ったり、飛び跳ねたり、ステップを踏んだり、踊ったりした。
時には先生に叱られることもあったが、楽しかった。

816 :夢見る名無しさん:2015/11/26(木) 19:51:38.09 ID:2eha3RFyu
A樹たちの小学校の運動会には恒例の種目がある。4年生、5年生全員が行う、長靴リレーだ。

「1年生、2年生、3年生の皆さん、便所はきれいに使っていますか?
 いつも、4年生、5年生、6年生のお兄さん、お姉さんたちが学校の便所をきれいに掃除してくれています。
 皆さんが毎日使っている便所も掃除してくれています。
 毎日、長靴を履いて、学校中の便所をきれいにしてくれています。
 今日は、4年生と5年生の皆さんが、掃除で履いている長靴を履いて、楽しいリレー競走をしてくれます。
 皆さん、感謝して応援しましょう!」

A樹たちは3年間、このアナウンスを聞いてきた。そして早く4年生になって、5年生になって、長靴リレーをしたい、と思ってきた。

長靴リレーは、履いている長靴自体がバトンである。中継地点で走り終えた子が長靴を脱ぎ、これから走る子が履くのだ。
長靴は便所掃除で使う長靴が全校から集められてくる。すべて大長靴で揃えてある。

ただ走る区間、ドッジボールをドリブルする区間、平均台を渡ったりハードルを飛び越える区間、跳び箱を跳ぶ区間、クス球のような玉を転がす区間、パンくい競走の区間などがある。

体育の服装は、
男の子も女の子も、上は、首と袖に黒の2本のラインが入った白の半そでの体育服、
下は、
男の子は黒のジャージ生地の短い短パン、
女の子は黒のブルマの上に黒のひだつきの短い体育用スカート、ただし、種目によってはブルマののみ、
であった。

長靴リレーでは、ハードルの区間と跳び箱の区間の女子はブルマだった。

1年生の時から3年生の時まで、長靴リレーを見るたびに、A樹もB斗もC子も大長靴に包まれた上級生の男の子や女の子の生脚の躍動を見て心が躍っていた。

817 :夢見る名無しさん:2015/11/26(木) 20:36:11.24 ID:2eha3RFyu
4年生の運動会、長靴リレーの時間になった。

A樹とB斗は白組、C子は赤組になった。白組3人赤組3人の6人で同時に走る。
A樹はドッジボールをドリブルする区間になった。B斗とC子はただ走る区間になった。

A樹はドリブルで赤組の肥満児の男子を抜いてB斗につないだ。A樹が脱いだ長靴をB斗が履いた。
長靴が好きでよく長靴を履くA樹とB斗は手際(脚際?)がよかった。
A斗に抜かされた肥満児はC子につないだ。肥満児は手際が悪かったが、長靴が好きなC子は手際がよかった。

B斗は最高の走りができていると思った。
長靴は自分の足のサイズよりはるかに大きかったので走りにくい。でも、走るコツはしっかりつかめている。
でも、後ろから足音が迫っている。長靴の低い足音だが、安定していて早い足音である。
C子だ。
C子の足のサイズはA樹やB斗よりも小さい。長靴とのサイズのギャップはB斗より大きい。
でも、C子はそれを乗り越えてしまった。
C子はB斗に並んだ。そして抜き去った。
B斗はもっと早く走ろうとしたが、まったく追いつけなかった。
C子の揺れる髪、黒のブルマと黒の大長靴に包まれたC子の脚線がどんどん遠ざかった。

818 :夢見る名無しさん:2015/11/26(木) 20:37:11.01 ID:2eha3RFyu
走り終えたA樹は一部始終を見ていた。
足のサイズと長靴のサイズとのギャップならB斗が有利でC子が不利だ。C子の強さには文句のつけようがない。
一歩のストライド、脚の回転のピッチともにC子が勝っていた。

A樹はC子の強さと美しさに圧倒された。
でも、B斗もそんなに遅くはない。B斗もがんばっている。フォームも美しい。
C子の大長靴もB斗の大長靴も何とも言えない皺を見せた。いつもの長靴では出せない、大長靴の皺だ。

C子は大長靴を手早く脱いで次の子に渡した。
B斗は息が切れて大長靴を脱ぐのに手間取り、バランスを崩して転んでしまった。次の子が脱がすのを手伝って脱ぐことができた。
A樹には、B斗の大長靴を脱ぎ損なって転ぶ、体全体と脚線の動きもたまらなかった。
その時、A樹からはB斗の顔の表情は見えなかった。でも、A樹にはB斗がどんな表情をしているかがわかる樹がした。

運動会が終わり、B斗は私服半ズボンのデニ半に着替えて下校した。
人通りの少ない裏通りの電柱に頭をつけ泣いているB斗の後姿をA樹は見た。
A樹は何もいわずにその場を立ち去った。
A樹はB斗がかわいそうだった。運動会で女の子に負けたのだから。
でも、A樹はB斗がうらやましかった。C子と堂々と競い合えたのだから。

819 :夢見る名無しさん:2015/11/26(木) 20:54:53.31 ID:2eha3RFyu
5年生の運動会、長靴リレーの時間になった。

A樹とB斗は白組、C子は赤組になった。白組3人赤組3人の6人で同時に走る。
B斗はドッジボールをドリブルする区間、A樹とC子は平均台とハードルの区間になった。

B斗は順位を変えずにA樹につないだ。B斗が脱いだ長靴をA樹が履いた。
長靴が好きでよく長靴を履くB斗とA樹は手際(脚際?)がよかった。

A樹は平均台で少しぽっちゃりとした女の子を抜いた。
ハードルの区間に入った。ハードルは低いが大長靴で跳ぶのだ。この高さならA樹には跳び続けるじしんがあった。
長靴は自分の足のサイズよりはるかに大きかったので走りにくい。でも、走ることはつかんでいる。去年もそうだったし、今年はもっと自信がある。
でも、後ろから足音が迫っている。長靴の低い足音だが、安定していて早い足音である。
C子だ。
C子の足のサイズはA樹やB斗よりも小さい。長靴とのサイズのギャップはA樹より大きい。
でも、C子はそれを乗り越えてしまった。
何台目かのハードルでC子はA樹に並んだ。そして抜き去った。
A樹はもっと早く走ろうとしたが、まったく追いつけなかった。
C子の揺れる髪、黒のブルマと黒の大長靴に包まれたC子の脚線がどんどん遠ざかった。

820 :夢見る名無しさん:2015/11/26(木) 21:16:23.53 ID:2eha3RFyu
走り終えたB斗は一部始終を見ていた。
足のサイズと長靴のサイズとのギャップならA樹が有利でC子が不利だ。C子の強さには文句のつけようがない。
一歩のストライド、脚の回転のピッチともにC子が勝っていた。

ハードルとハードルの間の歩数も、C子の方がA樹よりも少なかった。A樹の方がC子より脚が長いにもかかわらずである。
ハードルを飛び越す高さも、A樹は山なりに高くなり不合理になったが、C子は低く合理的に跳んでいった。

最後のハードルだった。
A樹は抜き足の大長靴がハードルに引っかかり、うつぶせに転んでしまった。
B斗からは、A斗の、
刈り上げた髪からのぞく耳、半袖から出た腕、黒の短パンに包まれた尻の形、ちらりと見える白のブリーフ、
大長靴からちらりと見える白のハイソックス、短パンの黒、ハイソックスの白、大長靴の黒に包まれた、大腿部の肌、
がよく見えた。
A樹の顔の表情は見えなかったが、B斗にはよくわかる気がした。

A樹はしばらく起き上がれなかった。
先生が駆け寄ってきたとき、A樹は立ち上がれた。
A樹はそのまま中継点まで走りぬいた。

C子は大長靴を手早く脱いで次の子に渡した。
A樹は息が切れて大長靴を脱ぐのに手間取り、バランスを崩して転んでしまった。次の子が脱がすのを手伝って脱ぐことができた。
B斗は、A樹の、ハードルで転ぶ様子も大長靴を脱ぎ損なって転ぶ、体全体と脚線の動きもたまらなかった。
幸い、A樹には大きな怪我はなかった。ちょっとひざと肘を擦りむいたくらいだった。
普段からC子と競い合っている成果か。

運動会が終わり、A樹は私服半ズボンのデニ半に着替えて下校した。
人通りの少ない裏通りの電柱に頭をつけ泣いているA樹の後姿をB斗は見た。
B斗は何もいわずにその場を立ち去った。
B斗はA樹がかわいそうだった。運動会で女の子に負けたのだから。
でも、B斗はA樹がうらやましかった。C子と堂々と競い合えたのだから。

821 :夢見る名無しさん:2015/11/27(金) 18:42:07.19 0.net
http://farm3.static.flickr.com/2165/2335613057_3d8a0e6e37_m.jpg

822 :夢見る名無しさん:2015/11/30(月) 18:49:48.62 ID:i53aULzp6
6年生の運動会、6年生になったA樹、B斗、C子には長靴リレーへの出場はない。
その代わり、長靴リレーの準備という仕事があった。
A樹たちには楽しみであった。
ドッジボール、平均台、ハードル、跳び箱、クス球のような球、パンくい競争の装置などの準備もあったが、バトンの代わりになる長靴の準備もあった。
A樹たちは長靴を準備する係りになった。というより、その係りに志願した。

長靴は、5年生、6年生の担当する便所から大長靴を用意する。4年生は5年生の、5年生は6年生の大長靴を履く。
6コースなのでそれぞれ6足ずつ、12足を用意する。
A樹たちは前日、掃除が終わると、先生の指示で、便所から大長靴を集めて、きれいに洗った。
臭くて嫌がる子も多かった。A樹たちも臭いと思ったが、大長靴に間近で接することができるのはこの上ない喜びだった。

運動会当日、A樹たちは、
4年生の長靴リレーの時間になると、4年生用の大長靴をスタート地点に用意した。
4年生のレースが終わると4年生用の大長靴を所定の位置に回収して、
5年生の長靴リレーの時間になると、5年生用の大長靴をスタート地点に用意した。

A樹もB斗もC子も4年生の長靴リレーを見守った。そして、こう思った。
4年生は普段は学童長靴を履いている。低学年のころは足が短いために長靴が長く見えたが、4年生になると足が長くなって長靴が短く見える。
でも、大長靴を履くと、ハイソックスも隠れるくらい長く見える。
4年生もこれくらいの長い長靴を履くべきだと思った。どの子の脚線も美しく見えた。脚も却って長く見えた。かっこよかった。

823 :夢見る名無しさん:2015/11/30(月) 18:50:20.85 ID:i53aULzp6
5年生の長靴リレーも見守った。
足が大きく、脚が長くなった分、大長靴も4年生よりフィットしてきた。動きも滑らかに敏捷になった。
平均台とハードルの区間になった。昨年、A樹がC子に抜かされて、ハードルに引っかかって転倒した区間だ。
1位から3位まで男の子だった。4位が女の子だった。男の子も女の子も似たような体格をしていた。
でも、女の子のバネは断然優れていた。ハードルのない箇所でのストライドも優れていた。ハードルの間の歩数も優れていた。ハードルの飛び越し方のフォームや低さも優れていた。
何台目かのハードルの少し前で、2位と3位の男の子を相次いで追い抜かした。
女の子が見事にハードルを飛び越えたのに続いて、男の子は二人とも焦ったためとスタミナが切れたために、相次いでハードルに引っかかり、転倒してしまった。
C子は女の子に去年の自分を見た。
A樹も二人の男の子に去年の自分を見た。
B斗は二人の男の子に去年のA樹を見た。

男の子たちはしばらく立ち上がれなかった。先生が駆けつけ、抱き起こした。
「大丈夫か?」「大丈夫です。」男の子は二人ともレースを続けた。
最後のハードルをやっとのことで越えて、5位と6位でつないだ。
男の子たちは軽いかすり傷だった。長靴を脱いでから保健室で手当てをしてもらった。
A樹たちはたまらなかった。

運動会が終わった。後片付けになった。
A樹たちは長靴を洗うことになった。特に靴底にたまった砂はきれいにしなければならなかった。
文句を言いながら作業をする子もいる中で、A樹たちはうれしさを押し殺しながら作業を続けた。

A樹たちは、勝った女の子、負けた二人の男の子が履いた大長靴がどれであるかを見失わなかった。
大長靴の裏には便所の番号と長靴の番号がマジックで書いてある。
その大長靴が自分たちの当番の便所のものであることを祈った。
でも、残念ながら違った。でも、どの便所の大長靴かは把握した。
A樹もB斗もC子もその後、理由をつけてはその便所に行くことを楽しみにした。
女の子の履いた大長靴と3位で抜かされた男の子が履いた大長靴は男子便所、2位で抜かされた男の子の大長靴は女子便所だった。
A樹もB斗もC子も股間を意識した。

824 :夢見る名無しさん:2015/12/12(土) 16:16:39.12 ID:oFQhd8+n4
小学校6年間の学芸会の6回のうち3回、
A樹とB斗は長靴半ズボン、C子は長靴スカートで登場した。

2年生では「四季の歌」というテーマで歌ったり踊ったりした。全員で合唱したり、数人ずつのグループに分かれて歌ったりした。
数人ずつのグループに分かれるので、一人当たり覚える歌は少なくなり、暮らすとしてはたくさんの歌を歌えた。
梅雨や雨をテーマにしたところでは、男の子は半袖半ズボン、女の子は半袖スカートで登場した。
冬や雪をテーマにしたところでは、男の子はセーターに半ズボン、女の子はセーターにスカートで登場した。
服や半ズボンやスカートは個人個人で用意した。男の子の長靴は黒であったが、女の子の長靴はいろいろな色になった。
男の子の半ズボンの色は限られたものだったが、女の子のスカート、男の子も女の子も上半身の服は色とりどりだった。
A樹もB斗もC子も長靴を履いて歌う歌に志願して歌った。3人ともうれしくて仕方がなかった。

4年生では学校生活をテーマにした劇だった。
A樹とB斗はハイソックス長靴半ズボンにランドセル、C子はハイソックス長靴スカートにランドセルで傘を差して登校するシーンを演じた。
下校するシーンでは雨がやんでいる設定になっていた。A樹、B斗、C子はスキップして帰るところを演じた。
その役は本当に脇役だったが、A樹もB斗もC子も進んで志願した。
男の子がもう一人、女の子がもう一人その役立ったが、気が進まないようだった。
でも、A樹たちのやる気あふれる練習や本番の演技に誘われて、熱心に取り組むようになった。
その二人は、雨や雪の日に長靴を履いてくることが多くなった。

6年生では、捕鯨をテーマにした演劇だった。
当時はまだ反捕鯨の動きはほとんどなく、捕鯨は日本の発展を象徴する物語だった。
A樹とB斗は捕鯨船乗組員の役だった。上半身裸で体育用の黒の半ズボンを履き、黒の大長靴を履いた。
黒の大長靴は、学校の便所掃除用に買ったもので、破損したものの代わりに購入したものだった。便所掃除に使用する前に学芸会で使うことになった。
C子は、船長の父親を見送る女の子の役だった。スカートにハイソックスに長靴だった。
どの役も脇役だったが、3人とも進んで立候補した。

A樹にとってもB斗にとってもC子にとっても、その3回の学芸会が一番楽しかった。

825 :夢見る名無しさん:2015/12/23(水) 15:30:37.62 ID:WxPUK7srZ
体育の服装は、
男の子も女の子も、上は、首と袖に黒の2本のラインが入った白の半そでの体育服、
下は、
男の子は黒のジャージ生地の短い短パン、
女の子は黒のブルマの上に黒のひだつきの短い体育用スカート、ただし、種目によってはブルマののみ、
であった。

小学校1年生の冬だった。
体育の時間、初めて雪が積もったので雪合戦をやることになった。
子供たちは大喜びした。A樹もB斗もC子も大喜びした。
その日は子供たちは全員長靴を履いてきた。
女の子はさまざまな色の長靴、男の子は少数が青や黄色の豆長靴、ほとんどは黒の学童長靴だった。
A樹とB斗は黒の学童長靴から白のハイソックスがちらり、C子は赤の長靴から白のハイソックスがちらり。
ほとんどの子供たちが白のハイソックスを履いていた。

雪合戦が始まった。A樹もB斗もC子も濡れてしまった。でも、それ以上に熱くなっていた。
A樹がC子に雪球を投げた。C子はかわした。A樹もC子も雪球を握って作った。
A樹もC子も投げようとした。C子の方が早かった。
A樹が足を上げて投げようとしたとき、C子の投げた雪球はA樹の顔面に命中した。雪球は粉々に散っていった。

826 :夢見る名無しさん:2015/12/23(水) 15:30:59.85 ID:WxPUK7srZ
ウウェーン、ウウェーン、ウウェーン、ウウェーン、ウウェーン

A樹は雪球を落とし、その場で時計回りに1回転半して立ったまま、泣いてしまった。
「A樹君、大丈夫?」
C子をはじめ女の子たちがA樹に駆け寄った。
C子は後ろ向きになったA樹の正面に回りこんでA樹を慰めた。

B斗は他の子に雪球を当てられても、A樹とC子の一部始終を見ていた。
雪球を投げるコントロール、スピード、身のこなしのすばやさ、すべてC子が勝っていた。
C子の体や動きの強さと美しさに見とれていた。
A樹はC子に及ばないものの、顔面に雪球が命中してからの動きにはいいようもない美しさがあった。
半袖、半ズボン、ハイソックス、長靴が美しさを最高に引き立てていた、と思った。

A樹はしばらく先生の横で、先生に抱えられて見学していたが、終わり近くになってではあるが、雪合戦に復帰した。

先生はみんなの元気さと勇気を褒め称えてくれた。泣いてしまったA樹を気にかけてやさしさも褒めてくれた。
そして、泣いてしまったけど、もう一度雪合戦に復帰したA樹の強さと勇気も褒めてくれた。
A樹はうれしさと恥ずかしさが混じった気持ちで、半ズボンから出た、ハイソックス長靴の生脚をもじもじとさせた。

827 :夢見る名無しさん:2015/12/23(水) 16:05:46.16 ID:WxPUK7srZ
小学校2年生の梅雨のころだった。

その日は朝から雨だったので、A樹もB斗もC子も長靴を履いてきた。
A樹は緑と白の縞の半袖、紺の半ズボン、白のハイソックス、黒の長めの学童長靴、
B斗は黒と白の縞の半袖、黒の半ズボン、白のハイソックス、黒の長めの学童長靴、
C子は黄色中心の半袖、赤のスカート、白のハイソックス、赤の長めの長靴だった。

帰りの時間は雨が上がって晴れていた。舗装部分はもう乾いていた。
A樹、B斗、C子は帰らずにしばらく遊んでいくことにした。
花壇で遊ぶことにした。
花は結構咲いていた。花を一通り見ると、レンガかコンクリートでできた花壇の縁から同じような隣の花壇の縁まで
飛び移る遊びをした。
狭いところは、A樹もB斗もC子も成功した。
だんだん広いところに挑戦した。A樹とB斗にはやっとのことのところでもC子にとっては余裕のようであった。
C子はA樹やB斗より身長が低い。しかも、A樹とB斗は半ズボンなのに、C子はスカートである。
C子のバネはぜんぜん違っていた。筋肉の表面的な太さではほとんど違いはないが、動いてみるとまったく違うことがわかる。

さらに広いところに来た。
C子が最初に跳んだ。C子は気合を入れて跳んだが、しっかりと着地した。
B斗が跳んだ。B斗は不安に駆られながらもC子に負けたくないと思い切り跳んだ。
B斗の片足が向こうの花壇の縁に付き、もう片足も付いて、両足で踏ん張るところまで来た。
でも、勢いが足りず、そのまま通路に尻餅をついてしまった。

A樹はC子のジャンプとB斗のジャンプの一部始終を見ていた。
C子の強さが光っていた。C子の動きは完璧だった。ジャンプ力を支える筋力も十分だった。
それに比べてB斗はジャンプ力を支える筋力がC子に劣っていた。
ただ、両足が付いてから何とか体の重心を前に持っていこうとするB斗の動きは美しかった。尻餅も美しかった。
尻餅をついた時、白いブリチラが見られた。
化学繊維の半ズボンの黒、綿のブリーフの白、B斗の大腿のきめ細かくよく焼けた肌、少し汚れたハイソックスの白、少し泥の付いた長靴のゴムが日の光を受けて黒く光る。
A樹はたまらなかった。

この遊びは危ないということで、そこでやめになった。

828 :夢見る名無しさん:2016/01/05(火) 19:32:56.86 ID:pdEc5bhse
>>502
6年生の冬の体育の授業だった。
持久走が終わった後、卒業まではサッカーになった。子供たちは大いに喜んだ。

体育の服装は、
男の子も女の子も、上は、首と袖に黒の2本のラインが入った白の半そでの体育服、
下は、
男の子は黒のジャージ生地の短い短パン、
女の子は黒のブルマの上に黒のひだつきの短い体育用スカート、ただし、種目によってはブルマののみ、
であった。

2月の終わりごろ、雪が降り積もっていた。そんな日の体育でのサッカーだった。
男の子も女の子もその日は長靴だった。
A樹、B斗は黒の長い大人用長靴、C子は赤の長い長靴だった。この3人だけでなく、多くの子供たちが白のハイソックスをちらりと出していた。
クラスは4チームに分かれ総当りをした。A樹もB斗もC子も別のチームになった。
スポーツ万能少女C子の活躍はゆるぎなかった。
一方、C子には運動能力でまったく及ばなかったA樹とB斗であるが、今まで以上の活躍を見せるようになった。
C子と競い合ううちに体力がついてきたようだ。

829 :夢見る名無しさん:2016/01/05(火) 19:49:34.62 ID:pdEc5bhse
A樹のチームとC子のチームの対戦となった。
A樹のチームの誰かが人の開いている方向に大きくボールを蹴った。
A樹はボールを向かって懸命に走っていった。
A樹は後ろからの足音を聞いた。C子だ。
C子はA樹より背も低く体重も少し軽いが、筋肉のバネはC子が優っていた。
一歩の歩幅も脚の回転もC子の方が上だった。
C子はA樹に並び、A樹を追い抜かした。
A樹はC子の、スカートの舞い上がったブルマの黒と、長靴の赤と、ハイソックスの白に包まれた脚線の回転が遠ざかるのを追いかけるしかなかった。
それでもA樹はC子を全力で追いかけた。
C子はボールをキープして見方のところにパスをした。
C子はA樹チームにボールが移るのを阻止したのだった。

B斗のチームとC子のチームの対戦となった。
B斗がボールをキープしてドリブルをしていた。
相手チームのチェックを避けているうちに、サイドライン近くを前進することになった。
サイド際を向こうからC子が迫ってきた。内側にはC子のチームがいる。
C子はB斗より背も低く体重も少し軽いが、筋肉のバネはC子が優っていた。
一歩の歩幅も脚の回転もC子の方が上だった。
B斗は突破するしかないとドリブルで進んだ。
ボールをはさんでB斗とC子がボールを蹴った。
ボッ!
鈍くて激しい音がした。
一瞬のことだった。
B斗は一回転して背中から落ちてしまった。
ボールはC子のものとなり、C子はそのままドリブルで進んだ。
一方、B斗はすぐに起き上がり、C子を追いかけて行った。
C子は味方にパスをして、その味方からまたパスを受けた。
その時、B斗が追いついたが間に合わなかった。
C子はシュートしてゴールを決めた。

A樹はC子に走り負け、B斗はC子に蹴り負けたのだ。

830 :夢見る名無しさん:2016/01/05(火) 20:15:13.28 ID:pdEc5bhse
下校の時間となった。
A樹とB斗は連れ立って帰ることにした。
体育はもう終わっていたので、私服になっていた。A樹もB斗も大体同じような服装だった。
黒のランドセル、スタジャン、縦2列穴の黒の太いベルト、紺のデニムの激短半ズボン、白のハイソックス。
靴箱で、黒の長い大人用長靴を履いた。
路肩に雪が残る道を歩いてしばらくすると、

A樹「またC子に負けちゃった。」
B斗「肉弾で『失神KO負け』したときだったね。僕たちの長靴を換えっこしたのは。」
A樹「うん。あの時、誓ったよね。小学校を卒業するまでに僕たち二人とも、C子に勝つって。」
B斗「そうだよ。でも、その後、持久走でも駅伝でも今日のサッカーでも負けちゃった。」
A樹「僕、悔しいよ。このままC子に負けて卒業するなんて。」
B斗「僕だって悔しいさ。中学生になったら体育は男女別々なんだろ?」
A樹「そうさ。中学には部活もあるけど、部活だって別々だもの。」
B斗「もう、体育の時間も少ないけど、絶対C子に勝とうな。」
A樹「うん、C子に勝って長靴をまた元に戻そう。」
B斗「この長靴、今までA樹のにおいがしてたけど、今は自分のもののような気がする。」
A樹「僕も同じこと考えていた。」
B斗「でも、C子に勝って、長靴を元に戻したいよ。」
A樹「そりゃそうだよ。」
B斗「A樹、腿のあたり、筋肉ついてきたな。」
A樹「B斗もだぜ。長靴とハイソックスに隠れているけど、ふくらはぎにも。」
B斗「僕たち、C子より背は高いけど、筋肉やバネじゃあ、C子に負けていたからね。」
A樹「もっともっと鍛えてC子に勝とうよ。」
B斗「うん。」

A樹とB斗はお互いに肩を組み、腿もくっつけて歩いた。
A樹もB斗もお互いが今までよりも筋肉に身が入ってきたことに気づいた。
でも、いつになったらC子に追いつけるのかという思いもあった。

831 :夢見る名無しさん:2016/01/05(火) 20:34:09.30 ID:pdEc5bhse
>>820は >>495とその少し前のエピソードを参考にしました。

そろそろ感動の卒業式を迎えて生きたいと思います。
A樹君、B斗君、C子ちゃんが中学生になっても、A樹君やB斗君は半ズボンをはくことになる秘策を用意しております。
A樹君、B斗君の長靴半ズボンの描写もありますよ。
X県Y市は田舎ですので、東京のような半ズボン制服の中学校を設定することは無理があります。でも、秘策がありますからご期待を。

J先生のことをずっと描いてこなくて申し訳ありません。
J先生は、東京の私立F大学付属小学校を中心に活躍します。>>809 >>810
必ずこちらの話に絡めます。腹案はあります。

A樹君の姉M代さん、B斗君の姉K子さんについても同様です。

ジェンダーフリーという概念のなかった時代の設定ですから、体育も部活も男女別々ですが、それでも、C子ちゃんがA樹君、B斗君を負かす場面も出します。
そのための秘策も考えてあります。

小学生時代のエピソードにつきましては、思いついた話をどんどん加えてくださっても差し支えありません。
ただ、中学校以降のことはしばらくお待ちください。

832 :夢見る名無しさん:2016/01/09(土) 13:28:43.01 ID:FrVBuHtFJ
久しぶりにカキコします。
Jちゃんが教育実習から東京に戻って来てからある休日の事を書こうと思います。
その日は朝から雨が降っていた。
Jは贔屓にしている靴屋がある。そこは都内で一番長靴の数が充実しているであろう靴屋である。
今日はそこに行くことにした。
服装は赤白のラガーシャツ、淡いブルーのデニム地の半ズボン、白いハイソックス、頭には赤いベレー帽、
少し寒かったのでベージュのレインコートを来て赤いロングの長靴を履いて出掛けた。

833 :夢見る名無しさん:2016/01/09(土) 13:56:23.65 ID:MFsqSkqKR
Jが店に到着した。
今日は雨なので店の前には長靴が並んでいた。
店のおばさんA子さんがJを出迎えてくれた。
A子「いらっしゃい」
J「新作のレインブーツありますか?」
A子「Jちゃん何色がいい?」
J「黒がいいかな、実は今度母校の大学の付属小学校の教員になるんです。だから地味な長靴がいいかなって、ストッキングやタイツに合わせられそうだし」
A子「Jちゃん芸能人辞めちゃうんだ。残念だけど…でも浮き沈み激しい世界より先生の方がJちゃんには向いているとおばさんは思うよ 、
この『ゴム長』なんてどう?最近入荷したんだけどね」
A子は長靴の事をゴム長という、またその言葉の響きがJには心地いいのだ。

834 :夢見る名無しさん:2016/01/09(土) 14:50:34.10 ID:MFsqSkqKR
Jはベージュのレインコートを脱いで、赤の長靴も脱いで店のサンダルに履き替えた。A子はJのその姿を見てこう言った。
A子「まあJちゃん、今日は『男の子』みたいだね、」
J『今日は気分転換して半ズボン履いてみたんです。いつもの白いハイソックスも履いて』
Jのそばには5センチ程のスリットの入ったレースアップの付いた長いレインブーツだった。
早速履いて鏡に映してみた。
A子「Jちゃんよく似合うわ。内張りも非常に柔らかい素材が使ってあるからストッキングのような生地の薄い靴下も破れにくいしね」
J「この長靴履き心地いいですね、これ下さい」
A子「ありがとう、あっそうそう今日はボーイッシュなJちゃんにこのゴム長履いて欲しいの」
と言ってA子はサイズの小さい黒い紳士用大長靴を出して来た。
A子「Jちゃん、このゴム長履いてみて」
Jは履いてみた、その姿を鏡に映してみた。
その瞬間少し涙ぐんだ。A樹、B斗の事を思い出したからだ。
A子「Jちゃんどうしたの?」
Jは大長靴を履いたままA子に教育実習の思い出を淡々と語りだした。
A子「そうだったの…みんな素直で良い子達だったのね、このゴム長も気に入った?」
J「はい」
A子「じゃあおばさんこのゴム長Jちゃんの就職祝いにプレゼントしてあげる」
J「いいんですか?」
A子「いつもうちから靴を購入してくれるんだものこれ位安いもんよ。またあの子達に逢えるといいね」
J「はい」
こうしてJは赤い長靴に履き替え、レインコートを着て両手にレインブーツと大長靴を持って靴屋から帰るのであった。

835 :夢見る名無しさん:2016/01/09(土) 16:26:48.65 ID:kFsAKkklD
>>834
すばらしいカキコ、ありがとうございます。
Jちゃんの、子供たちとともにある、生き生きとした教育活動が想像されます。

2016年1月9日、まさに今日、カキコされたのですね。
もしかして途中で割り込む形になってしまうかもしれませんが、Jちゃんについてエピソードを考えていたので、私もカキコしちゃいます。

JちゃんがF大学付属小学校の教員になって3年目と4年目のエピソードです。
ちょっと急ぎすぎちゃっていることが申し訳ないんですが、どうしてもカキコしたいんで、すみません。

836 :夢見る名無しさん:2016/01/09(土) 16:55:07.14 ID:kFsAKkklD
JがF大学付属小学校の先生になって2年目のことだった。
音楽とダンスと場合によっては英語などの外国語を交えた指導は、
小学校低学年だけでなく、幼稚園、小学校各学年、中学生、そして高校生にも及んだ。

F大学付属高校のカリスマ的英語教師Eは、いち早くJに目をつけ、JにJ独自の指導を依頼した。
英語なら英語に習熟するためには英語の歌を歌いきることが英語上達の鉄則、というのがEの信念だった。
一部教師や一部生徒はその指導法の見た目の幼稚さに反発したが、Eの信念は揺るがなかった。
実際、Jの指導を受けた生徒の偏差値はみるみるうちに上がって行った。
英語が身が手の生徒もめっきり少なくなっていった。付属中学校でも同様である。
もちろん、英語と関係なくても、付属幼稚園、付属小学校の子供たちはJの指導を楽しみにしていた。欠席率も減ってきた。
F大学付属幼稚園、付属小学校では、さまざまな外国語の初歩的な指導を取り入れてきた。国際性こそF大学の理念だ。
それがJの登場によってますます効果を挙げていった。
保護者からの評価も高かった。

Jの音感、リズム感は天才的だった。それだけでなく、音感やリズム感の指導力も天才的だった。
いい忘れていたが、語学力も天才的だった。
来日間もないころから初めてX県Y市のショッピングセンターでショーを行ったとき、まだたどたどしかった日本語が、
教育実習の時には完璧になっていた。
ショッピングセンターのショーで発揮されたJの才能は、どんな相手のリズムにも合わせることができ、その上で正しいリズムに導くことができることだった。

F大学付属小学校でも、その能力は遺憾なく発揮された。
正しい音感やリズム感の子もいれば、そうでない子もいる。そうでない子についても、ずれ方はばらばらである。
ちょうどX県Y市でA樹やB斗やC子と一緒に歌い踊り、合わせた上で正しい音とリズムに導いた時のように。

Jの噂は、社会の上流・中枢を形成する保護者や、Jがかつて所属した事務所を通して、NHKにも届いた。

そしてJは、NHK教育TV(Eテレの前進)の小学生向き音楽教材番組に、歌のおねえさんとして出演することになった。

837 :夢見る名無しさん:2016/01/09(土) 17:13:46.63 ID:kFsAKkklD
JがF大学付属小学校の教員になって3年目の4月から、JはNHK教育TVの小学生向き音楽教材番組に歌のお姉さんとして出演することになった。
JはA樹たちにそのことを手紙で知らせた。
A樹もB斗もC子も小学6年生になっていた。A樹の姉M代とK子はX大学教育学部の3年生になっていた。C子の妹のN子は幼稚園の年長組になっていた。
その番組は低学年向きでもあり、A樹たちは授業で見ることはなかった。N子は幼稚園なので見ることはなかった。
そもそもA樹たちの小学校ではその手の教材は使わない方針だった。教員の人事異動も多くあり、Jの記憶も薄れつつあった。

A樹たちは見ることができないことが不満でしようがなかった。
でも、解決策があった。
当時としては珍しく、B斗の家にはビデオがあった。
B斗はタイマーを使って、Jの出演する番組をすべて録画した。

K子はもちろんのこと、A樹、M代、C子、時々はN子も、B斗宅でその番組をしっかりと見た。
ビデオの便利なことは、テレビと違って何度でも見られることだ。A樹たちは何度も見ることが多かった。

838 :夢見る名無しさん:2016/01/09(土) 17:41:23.53 ID:kFsAKkklD
その番組に出演しているのは、
歌の先生(おじさん)、歌のおねえさん(Jその人)、歌のお友達であった。
時々ゲストとして音楽家が出演することもあった。
歌のお友達というのは、東京の児童合唱団(少年少女合唱団)であった。

歌う歌は、小学校の音楽の教科書に載っている歌が中心だった。
歌のおじさんや歌のおねえさんであるJと少年少女合唱団の子供たちが歌い、踊るという内容だった。
番組の長さは30分に満たなかった。

歌のおじさんはカジュアルなセンスのよいいつも変わらない紳士服、Jはファッションが変わることもあった。
Jはスーツ(スカート)、ワンピース、スカート、キュロット、半ズボンと変わることが多かった。
ただ共通しているのは、清楚で明るく愛らしいということ、そして、毎回変わらず、白の清潔なハイソックスを履いていることであった。

少年少女合唱団の子供たちは普段学校に来て行くような私服であった。もちろんTV出演のため、新調したかしっかり洗濯したものだった。
男の子は全員半ズボンだった。女の子はほとんどが短いスカート、一部がやや長いひざに届くくらいのスカートだった。女の子の中には半ズボンの子もいた。
そして、男の子も女の子もほとんどハイソックスを履いていた。Jと同じ白のハイソックスが多かった。

子供たちは歌もダンスもうまかった。A樹たちは自分たちならそこまではできない、と認めざるを得なかった。
でも、ビッグマンモスに比べると見劣りがした。
でも、子供たちが着ている服装が自分たちとほとんど同じであること、演出が商業的というより教育的ということ、その中で子供たちが一生懸命にがんばっていることに、
A樹たちは共感した。

出演している子供たちであるが、実は回数を重ねるたびに、歌もダンスも飛躍的にうまくなっていくのだ。
少年少女合唱団の指導者の力量とJの力量が掛け合わさってのこととも言えた。

839 :夢見る名無しさん:2016/01/09(土) 18:04:04.86 ID:kFsAKkklD
少年少女合唱団の子供たちは一年中半ズボンだった。
演出でそうしているのではない、本当に真冬でも半ズボンだということは子供たちの肌を見てわかった。
真冬でも半ズボンであるA樹たちにはわかるのだ。だからこそA樹たちはその番組が好きになった。
歌われている歌はA樹たちには幼稚ということになるが、そんなことはどうでもよかった。

その番組は季節に応じて季節に関係する歌を取り上げていた。
梅雨時には雨に関係する歌、冬には雪に関係する歌が必ず取り上げられた。
その時、少年少女合唱団の子供たちは必ず長靴を履いて登場した。
長靴半ズボン少年、長靴スカート少女、長靴半ズボン少女として登場した。
Jも短いスカートか半ズボンに長靴で登場した。
Jの長靴は、歌手だったとき特製で作った長靴と、A子さんの店で買った長靴、合計5足を歌のテーマに応じて履き分けた。
元気のいい男の子や女の子のイメージのときは黒、紺、赤、繊細な女の子のイメージのときはピンク、白、というようにである。
Jと少年少女合唱団の子供たちの多くは、長靴からハイソックスをちらりというスタイルになった。

A樹もB斗もC子もM代もK子もN子も長靴が登場するビデオを本当に何回も繰り返し見た。
Jと競演している少年少女合唱団の子供たちをうらやましいと思った。

840 :夢見る名無しさん:2016/01/09(土) 18:41:00.55 ID:kFsAKkklD
JがNHK教育TVの小学生向き音楽教材番組に歌のおねえさんとして出演してから2年目のことである。
JはF大学付属小学校の教員になって4年目だった。
A樹とB斗とC子は中学校に入学した。M代とK子はX大学教育学部の4年生になった。N子は小学校に入学した。
B斗は引き続き録画し続け、皆で見ていた。
夏ごろに事件が起きた。

ある政治家がNHKに噛み付いたのだ。
Jは日本人ではない、英領香港国籍のままである、一時はアイドル歌手だった、
そのような女をNHKの教育番組に出すのは、偏向教育だ!
と。

一部マスコミはその政治家を愛国者と持ち上げ、JやNHKを偏向だ、アカだと騒ぎ立てた。
NHK会長はびびった。というよりびびった振りをした。
裏ではにんまりした。これで自分の意向に沿わない一部職員を粛清できると。

年度途中でJを降板させることはNHKにとっては失態である。子供たちが受けるショックもある。
なんとか年度途中降板は避けることができた。
でも、NHKとしては来年度はJを降板させることにした。後任の歌のおねえさんも確保してしまった。
新年度からの交代なので説明は何とでもつく。

後任の歌のおねえさんになった年の国会で、野党の議員がその政治家や文部大臣や郵政大臣などに噛み付いた。(役職は当時のままです。)
政府答弁は形式的なもので、議論も深まらなかったし、広がらなかった。

841 :夢見る名無しさん:2016/01/09(土) 18:41:54.59 ID:kFsAKkklD
小学校低学年のN子は大人たちのそんな論争をまったく覚えていないし、理解できなかった。
A樹、B斗、C子はその政治家が許せなかった。
資本主義も社会主義もよくわからなかったが、Jをそんなふうに追い詰める行為は絶対に許せなかった。
もう、Jのビデオを録画することができない…、政治によって喪失感を味わわされた。
ただ、中学校の生活は忙しく、その喪失感はまぎれていったので、それほどの苦痛は与えなかったが、ふとした弾みに胸が痛くなることがあった。

A樹もB斗もC子もJに慰めと励ましの手紙を書いた。
3人ともその政治家に対する怒りもかなり激しく書いた。
Jから返事が来た。

自分は番組で本当に楽しかった。多くの子供たちが喜んでくれた。嫌いだった音楽が好きになったという手紙ももらった。
その政治家のことも特には恨んでいない。
人を憎むことは何も生まない、寂しいことなのだ、どうかそんな気持ちを持たないでほしい。
自分が番組で訴えたことを汲み取ってほしい。

そんな内容だった。
A樹もB斗もC子も何かが吹っ切れたような気がした。

もうJはTVに出ない、でも録画したビデオがたくさんある。

842 :夢見る名無しさん:2016/01/09(土) 18:56:56.36 ID:kFsAKkklD
Jを歌のおねえさんとしてNHKにプロデュースした、Jがかつて所属していた事務所では社員たちが震え上がっていた。

JM党を敵に回してしまった、NHKとの仕事ができなくなる、民放との仕事にも圧力がかかる、Jとかかわらなければよかった、

などという声が社内に響いた。
でも、社長は泰然としていた。

あんなチンピラ、何ほどのものだ。奴に同調しなければならない議員はほとんどいない。奴のスタンドプレイだ、
本当に人々が望むものをプロデュースすれば、チンピラの圧力など何ほどのこともない。

社長は社員に言い聞かせた。
そればかりか、Jが出演した2年分の番組の、できれば全部、あるいは一部をビデオとして売り出したい、
版権の問題をNHKと交渉するように、という指示まで出した。

版権の壁は厚かった。事務所は引っ込まざるを得なかったが、社長は夢をあきらめたわけではなかった。
特に、少年少女合唱団やJが長靴で出演している箇所はどうしても捨てがたかった。

843 :夢見る名無しさん:2016/01/09(土) 19:31:19.64 ID:kFsAKkklD
Jが歌のお姉さんとしての1年目の年、つまりC子たちが小6の年、C子の妹のN子が幼稚園の年長の年の夏場のことだった。

日曜日、N子は姉のC子とともにB斗宅を訪れ、A樹たちとJのビデオを見ていた。
N子もJのファンになってしまった。
土曜日に雨が激しく降ったため、道がぬかるんでいた。だから、C子もN子もA樹も迷わずに長靴を履いてB斗宅に向かった。
B斗の家の玄関には、B斗とA樹の黒の大人用の長い長靴、C子の赤の長い長靴、N子の黄色い長靴が並んだ。

Jと少年少女合唱団の子供たちは、長靴に半ズボンやスカートで歌い踊っていた。
男の子の長靴は黒、女の子の長靴は赤、ピンク、白だった。
N子は立ち上がり、その場で踊り出した。番組では大きく移動しているが、ここはB斗の家の居間なので、その場からは動かずにリズムを取っていた。

帰り道、ピンクのワンピースに黄色の長靴を履いたN子がビデオのように踊りだした。
歌はN子も知っている歌なので、歌も同時に歌った。C子も一緒に歌った。
C子とN子は弾むような足取りで家に帰った。

冬場のことだった。
日曜日、N子は姉のC子とともにB斗宅を訪れ、A樹たちとJのビデオを見ていた。
N子もJのファンになってしまった。
雪が積もっていたので、C子もN子もA樹も迷わずに長靴を履いてB斗宅に向かった。
B斗の家の玄関には、B斗とA樹の黒の大人用の長い長靴、C子の赤の長い長靴、N子の黄色い長靴が並んだ。

Jと少年少女合唱団の子供たちは、長靴に半ズボンやスカートで歌い踊っていた。
男の子の長靴は黒、女の子の長靴は赤、ピンク、白だった。
N子は立ち上がり、その場で踊り出した。番組では大きく移動しているが、ここはB斗の家の居間なので、その場からは動かずにリズムを取っていた。

帰り道、赤のスカートに黄色の長靴を履いたN子がビデオのように踊りだした。
歌はN子も知っている歌なので、歌も同時に歌った。C子も一緒に歌った。
C子とN子は弾むような足取りで家に帰った。

844 :夢見る名無しさん:2016/01/09(土) 20:09:51.95 ID:kFsAKkklD
夏場にJのビデオを見た日の少し前、
N子の幼稚園では相撲大会があった。
男の子は全身裸にまわし、女の子は上半身裸にブルマにまわしというスタイルだ。
男の子と女の子の取り組みもある。
N子はなんと、並み居る男の子や女の子を負かして、優勝してしまった。
N子はC子と同じように身長は低いほうである。特に太っているわけでもない。よく見ると筋肉が発達している。
すべてがC子に似ている。

冬場にJのビデオを見た日の少し前も幼稚園で相撲大会があった。
夏の相撲大会で裸になってから、秋、冬と裸に慣れさせていくのだ。
男の子と女の子の取り組みもある。
男の子は全身は裸にまわし、女の子は上半身裸にブルマにまわしというスタイルだ。
夏と違うのは、雪が積もっているので、男の子も女の子も長靴を履くということだ。
男の子は黒の学童長靴や青や黄色の長靴、女の子は赤、ピンク、白、黄色などの長靴だった。
N子はまた、優勝してしまった。

N子が幼稚園の相撲大会で夏も冬も優勝したことは、A樹もB斗もC子から聞いていた。

845 :夢見る名無しさん:2016/01/09(土) 20:10:50.14 ID:kFsAKkklD
冬の相撲大会は夏の相撲大会よりも子供たちの体も大きくなり力もついてくる。
そのため、大きな技も決まってダイナミックになっていく。怪我も多くなっていく。

夏の大会でも冬の大会でも、投げられた痛さや負けた悔しさで泣いてしまう子は、男の子からも女の子からも続出した。

冬にB斗の家でビデオを見てC子とN子が自分の家に帰ったとき、「事件」は起こった。
冬の相撲大会でN子に投げ飛ばされた男の子の母親がN子の家に怒鳴り込みに来たのだ。
男の子の母親は男の子を連れていた。
男の子は青と黄色の横縞の半袖Tシャツに黒のゴム入りの半ズボンに白のハイソックスに黒の学童長靴を履いていた。
男の子の目から頬にかけては涙の跡、ひじとひざには片方ずつ絆創膏が貼ってあった。
対応したのはN子の母親だった。
男の子の母親はN子やN子の母親を激しく攻め立てた。
C子とN子は部屋の奥で隠れて聞いていた。C子もN子も心臓がどきどきした。
N子の母親は、男の子の母親と男の子にしっかりと謝り、男の子を労わった。
それでも、男の子の母親は収まらなかった。

その時、男の子は、
「N子ちゃんは悪くないよ。ぼくよりもN子ちゃんの方が強かったのだから仕方ないよ。ぼくたちは堂々と勝負したんだよ。N子ちゃんは汚いことは何もしなかったよ。」
と母親の袖を引っ張った。
男の子の母親は、今までの非礼を丁寧にわびた。

その時、N子が飛び出てきた。「N也君、ごめんね。」
男の子は、「N子ちゃん、これからも仲良く遊ぼうね。勝負のときはまた堂々となろうね。」

C子はN子も男の子もこの上なく美しく感じた。

846 :夢見る名無しさん:2016/01/09(土) 20:14:25.20 ID:kFsAKkklD
時間的に行ったり戻ったりになって申し訳ありませんでした。

847 :夢見る名無しさん:2016/01/10(日) 00:20:22.71 ID:GD2SMQX9l
>>832->>834
自宅アパートに帰ったJは即座に部屋の鏡にラガーシャツと半ズボン、白いハイソックス姿の自分を映し、A子から貰った黒い大長靴を履いてみた。
大長靴から3〜5センチ程度はみ出した白いハイソックス。
鏡に映ったJは色んなポーズをとってみた、
改めてA樹、B斗の長靴姿を思い出してみた。
そして何足もある長靴を購入してしまった自分は長靴に対し拘りを持ってしまったのだろうと感じてしまった。
しかしお洒落に拘る以上これだけ長靴を持っててもよしとしようと受け入れるのであった。
今度この姿を写真に撮ってA樹君、B斗君に送ってみよう、そう思うJであった。

848 :夢見る名無しさん:2016/01/14(木) 19:14:18.05 ID:sfOTiAEXX
>>847
カキコ、ありがとうございます。
心温まる展開が期待できそうですね。

A樹君たちが小3のエピソードのところ申し訳ありませんが、
小2、小4、小6での遠足でのエピソードをカキコさせてください・
847さんのエピソードの続きも同時進行で一向に構いません。
お待ちいたしております。

849 :夢見る名無しさん:2016/01/14(木) 20:11:25.17 ID:sfOTiAEXX
小2の春の遠足はY市何とかの丘だった。
Y市何とかの丘は、市民を自然に親しませるという名目で、土建ブームに乗っかって、山を切り開いて、少し前にできた、新しい施設だった。
小さな動物園や若干の遊具もあった。

前日は土砂降りだった。子供たちは照る照る坊主を作って晴れることを願った。
願いが通じたのか、当日は晴れた。でも、結構ぬかるんでいたし、水溜りも深かった。
そのため、長靴を履いて遠足に参加する子供たちも多かった。
長靴半ズボン少年、長靴スカート少女が半数近くになった。そのほとんどの子供たちの長靴からはハイソックスがちらりと見えた。
A樹もB斗もC子も長靴を履くのに何の迷いもなかった。うれしくてどうしようもなかった。
長靴半ズボン、長靴スカートにランドセル、魅力的である。
そして、長靴半ズボン、長靴スカートにリュックサック、これも魅力的である。
A樹もB斗もC子もたまらなかった。
自分の鏡や窓ガラスに映った姿も、お互いの姿も、他の子供たちの姿もたまらなかった。

850 :夢見る名無しさん:2016/01/14(木) 20:12:04.99 ID:sfOTiAEXX
弁当を食べた後の自由時間は、A樹もB斗もC子もできたての遊具で遊ぶことにした。
フィールドアスレチックに結構似ていた。
誰も競争はしなかったが、C子の身体能力はやはり光っていた。
C子はA樹やB斗よりも早く登ったり移動したりすることができた。
A樹とB斗はC子のスカートの中の白いパンツ、白のハイソックス、赤の長靴にはさまれた大腿の後部を見せ付けられながら鎖梯子のようなものを登り続けるしかなかった。
それもだんだんと遠ざかっていった。
雲梯を大規模にしたような遊具に来た。
C子はリズミカルにしかも力強くすばやく渡り切った。
渡り切ることのできる子はそんなに多くはなかった。
A樹もB斗も途中で力尽きてしまった。
B斗の方が少し前にいたが、A樹も同様で、もう体をゆすって推進力を出すことができなかった。
ただぶら下がっているだけだった。下までは結構な高さがある。A樹もB斗も飛び降りたくはなかった。
でも、腕の力がなくなっていた。覚悟を決めてというより、力尽きて手を離してしまった。
まずB斗、次にA樹が落ちた。B斗もA樹も芝生の斜面を転がり落ちていった。
転がりがとまったとき、A樹はB斗の長靴、B斗はA樹の長靴にキスをしてしまった。
A樹もB斗も起き上がろうとしたため、ますます深くキスをすることになった。
泥も少し口に入ったが、黒の長靴のゴムの味をしっかり味わったような気がした。
A樹もB斗も黒の長靴を買ってもらったとき、長靴に口をつけて母親にしかられたことがある。
自分以外の長靴に口をつけたのはこのときが初めてである。

A樹もB斗もすぐに遊具の遊びに復活した。雲梯はあきらめたが、次の遊具から復活した。
C子からは大きく離された。
C子は途中の遊具で、A樹とB斗を待っていた。
C子「大丈夫?」A樹&B斗「大丈夫、平気。」
その後の遊具は難易度が低く、A樹とB斗とC子はほとんど同時にゴールした。

遠足が終わり、校庭で解散した。
A樹とB斗はそれぞれ、帰り道、一人になり、誰も見ていないところで、泣いた。

851 :夢見る名無しさん:2016/01/14(木) 20:14:34.87 ID:sfOTiAEXX
小4の春の遠足は、Z川の河口のZ町の海岸での潮干狩りだった。

>>577 >>578 >>579

のとおりです。

852 :夢見る名無しさん:2016/01/14(木) 20:44:47.07 ID:sfOTiAEXX
小6の秋の遠足は、Z川の上流の奥Z川村にある、Z川渓谷だった。紅葉の名所でもある。
湿地帯のような場所も歩くので、全員長靴着用の指示が出た。
全員が長靴半ズボン少年、長靴スカート少女となった。長靴半ズボン少女もいた。
C子はなぜか短いスカートだった。

遠足予定日に雨が降り、予備日の1週間後も雨が降り、2週間遅れた。
紅葉は真っ盛りより少し枯れかけてはきたが、予定通りの日よりもむしろ美しかった。
11月になってしまった。山の奥ということもあり、雪も早い。少し雪が積もっていた。

午後の自由時間、先生たちはゆっくり紅葉を味わっていたが、子供たちは紅葉にはほとんど目もくれず、いろいろな遊びに興じた。
いくつかのグループに分かれた。
A樹とB斗とC子は泥巡(警泥)のグループだった。
A樹とB斗は同じチーム、C子は相手チームとなった。

C子のチームが泥棒の番だった。
B斗が岩に隠れていたC子を見つけた。
C子が逃げた。B斗が追いかけた。C子の方が速かった。B斗は追いつけず、ばててしまった。
途中でA樹が逃げるC子と追うB斗を見つけた。A樹もC子を追いかけた。
B斗がばててからも追いかけた。川の狭くなった所があった。C子は飛び越えて逃げていった。
A樹は飛び越えることができなかった。もっと息が上がっていなかったら飛び越えることができたとは思う。でも、ばててしまった。

853 :夢見る名無しさん:2016/01/14(木) 20:45:34.03 ID:sfOTiAEXX
A樹とB斗では、短距離ならB斗、長距離ならA樹の方が少し速い。
C子は、短距離でB斗、長距離でA樹に圧勝してしまったのだ。

A樹はB斗とC子が走る姿、B斗はA樹とC子の走る姿を思い浮かべた。
C子の方が背も低く、脚も短い。でも、一歩の幅、脚の回転、どれもC子が勝っている。
C子は短いスカートだった。スカートもほとんど乱れずに走っている。
もちろん、A樹とB斗はC子のスカートの中の白いパンツ、白のハイソックス、赤の長靴にはさまれた大腿の後部を見せ付けられながら、C子を追いかけることにはなった。
でも、ほんの少ししか見ることができなかった。
C子は長い赤の長靴、A樹とB斗は黒の長い大人用長靴を履いていた。そこから白のハイソックスがちらりである。
長い長靴は、脚の回転を強調していた。A樹とB斗がC子に運動能力が負けていることを強調していた。
A樹とB斗は息が収まってからたまらなくなった。

遠足が終わり、校庭で解散した。
A樹とB斗はそれぞれ、帰り道、一人になり、誰も見ていないところで、泣いた。

854 :夢見る名無しさん:2016/02/06(土) 14:17:14.08 ID:amKqA1PJO
>>847
ラガーシャツと半ズボン、白いハイソックスに、A子さんからもらった黒の大長靴を履いた自分の写真を、JはA樹とB斗とC子に送ることにした。
そんな自分の写真を撮るために、三脚も買った。Jの持っていたカメラには自動撮影の機能は付いていた。
A子さんからもらった大長靴、『男のコのように』を歌ったときの特製の黒の長靴を履いた姿を何枚か撮り、そのうち一番気に入った1枚ずつをA樹、B斗、C子に送ることにした。

A樹君、お元気ですか。
教育実習のときは本当にありがとう。A樹君たちのおかげで、先生になる決心がなおいっそう強くなりました。
前にも聞いたけど、A樹君たちは真冬でも半ズボンなのですってね。雪が降ったら長靴を履いて元気に外で遊ぶとか。
いいことですね。よく学びよく遊べ、と昔から言います。
教育実習は梅雨のころでしたね。長靴に半ズボンで元気に遊んでいたA樹君たちの姿を見て、冬の雪の日も元気に強く賢く優しくなっていくA樹君たちを思い浮かべます。
A樹君たちに始めて会ったのは、教育実習の少し前に、ショッピングセンターにキャンペーンに来たときだったね。
私はもう歌手は引退してしまったけど、あの時みんなで歌った『男のコのように』って歌、覚えている?
あの歌は長靴半ズボンで歌ったよね。長靴半ズボンで歌いたいと私のほうから事務所の人に頼んだの。
あの時、女の人のブーツでない長い長靴で、激しく踊っても脱げない長靴を探していたの。
どうしてもなくて、特別に作ってもらったの。ものすごく気に入ったわ。
教育実習が終わってからなのだけれど、行きつけの靴屋さんで買い物をしたとき、黒の長い長靴をいただきました。
紳士用大長靴っていうそうです。私の足に合うサイズがありました。
『男のコのように』はこの長靴でやりたかったって今思えてきました。でも、これだと脱げてしまうの。
これから寒くなってきます。
初めてみんなで歌って踊った『男のコのように』を思い出して、今年の冬も半ズボンで、雪が降っても長靴に半ズボンで元気にがんばってください。

B斗にもC子にも似たような文面の手紙を添えた。
C子には、Jの一番のお気に入りのピンクの長い長靴を履いた姿の写真も添えた。

855 :夢見る名無しさん:2016/02/06(土) 15:16:41.86 ID:amKqA1PJO
A樹たちにJからの手紙が写真とともに届いた。
A樹たちが喜んだのは言うまでもない。A樹もB斗もC子もJからの手紙と写真を見せ合った。
C子にだけピンクの長靴の写真があることに「いいなあ〜」とA樹とB斗がうらやましがった。
A樹もB斗もC子が女の子だからということで、ホンネのところでは納得してはいた。C子はそれでもうれしかった。
A樹もB斗もC子も返事を書くことにした。それぞれで書いて一緒に送ることにもした。
そして、手紙だけでなく、自分たちの写真も一緒に送ろうということになった。
やはり、Jと同じで長靴、ハイソックスに、A樹とB斗は半ズボン、C子はスカートがいいね、ということになった。

A樹「カメラ、どうする?」
当時はデジタルはなく、アナログのフィルムだった。
24枚とか36枚とか72枚のすべてが終わらずに現像すると残りが無駄になってしまう。
B斗「僕たちのうちのカメラ、フイルムがあと何枚残っているか、調べてこよう。」
調べた結果、B斗のうちのカメラがあと10枚で終わりで一番少なかった。B斗のカメラを使うことにした。

翌日、学校が終わると、いつもなら校庭で遊んでいくけれど、すぐに帰って、晴れてはいたけれど長靴に履き替えてB斗の家に向かった。
B斗も長靴を履いてカメラを持って待っていた。
A樹は白と黒の横じまのラガーシャツに黒の半ズボンに黒の長靴、白のハイソックスがちらり、
B斗は黄色のTシャツに紺のデニムの半ズボンに黒の長靴、白のハイソックスがちらり、
C子はピンクのブラウスに赤のスカートに黄色の長靴白のハイソックスがちらり、
だった。
A樹の長靴もB斗の長靴も長かったが、C子の長靴が一番長かった。

A樹、B斗、C子が一人ずつの写真で3枚、A樹とB斗、B斗とC子、C子とA樹の二人ずつの写真が3枚、
C子の長靴を履いたA樹の写真、C子の長靴を履いたB斗の写真、A樹の長靴を履いたC子とB斗の写真、B斗の長靴を履いたC子とA樹の写真、
それぞれ1枚ずつの計10枚である。
どの写真もJの歌『男のコのように』を意識したポーズを取った。

A樹とB斗は黒以外の色で黄色の、そして一番長いC子の長靴を履けてうれしかった。
C子は黒の長靴を履けてうれしかった。

856 :夢見る名無しさん:2016/02/06(土) 15:17:54.98 ID:amKqA1PJO
B斗の家では写真屋で大急ぎ現像した。
最後の10枚についてのことは事前に姉のK子も口ぞえして両親の了解を取っておいた。
両親も、いい趣向だといって許してくれた。以前取った家族旅行の写真もあるので、現像の費用はB斗の親が持った。

A樹もB斗もC子も大急ぎでJへの返事を書いた。
C子はともかくA樹とB斗は作文が苦手だったが、今回は一日で書き上げた。
特に、真冬でも半ズボンでがんばること、雪が降っても長靴に半ズボンを履いて元気に遊んで強くなることは、力強く誓った。
10枚の写真が4セット出来上がった。3セットは3人が受け取り、1セット3人の手紙とともにJに送る。
郵便代は3人の小遣いから出し合った。

ポストには3人そろって入れることにした。
学校から家に帰ってから、B斗の家に集合した。
その時間帯から雨がぱらぱらと降り出してきた。
A樹もC子も迷わずに長靴を履いた。B斗も長靴を履いて待っていた。
長靴半ズボン少年2人と長靴スカート少女1人がハイソックスをちらりと見せながらポストに向かった。
写真とほぼ同じ服装である。3人は声を揃えて、封筒をポストに投函した。

857 :夢見る名無しさん:2016/02/06(土) 15:37:24.16 ID:amKqA1PJO
847さんへ
勝手に話を継いでしまいました。
話の続きを作ってつないでいくことをご期待されているのかと忖度いたしました。

854のJさんの手紙、855から856のA樹君、B斗君、C子ちゃんからJさんへの返事、うまく書けませんでした。
皆様の文才に期待しております。
856以降のJさんからA樹君たちへの返事についても、皆様の文才に期待しております。
ただ、今までに設定してきたシチュエーションはできるだけ尊重してください。
ただいま、A樹君たちは小学校3年生です。
話が時間的に激しく前後していますのでお気をつけください。
レスがなく、時間がたち、私の中で書きたい衝動が実ってくれば、私が書いてしまうかもしれません。

今日は疲れましたのでこの辺で失礼します。

858 :夢見る名無しさん:2016/02/12(金) 19:25:04.93 ID:sDWI7dVrR
A樹からJへの手紙

J先生。手紙と写真、ありがとうございます。
ぼくもJ先生の教育実習、楽しくてしようがありませんでした。
J先生とはじめて会ったのは、教育実習の少し前、あのショッピングセンターでしたね。
そのときは歌手としてでした。ぼくはその前からJ先生のファンでした。
ショッピングセンターに来たのは2回、その後、ぼくやB斗やC子のためにわざわざ来てくれました。
うれしかったです。そんなJ先生がぼくたちの小学校に教育実習に来てくれたときはほんとうにうれしかったです。
J先生はやさしくておもしろくてかっこよかったです。
J先生の歌でぼくは『男のコのように』がいちばんすきです。
ぼくたちと同じ半ズボンに長ぐつでハイソックスというのがよかったです。
ぼくもJ先生のように頭がよくて運動しんけいがよくてやさしくてかっこよくなりたいです。
ぼくたちは真冬でも半ズボンでがんばっています。雨や雪には長ぐつをはきます。
J先生のおっしゃったように、早ね早おきをしてすききらいをせず何でも食べて、
真冬でも半ズボンで、外がぬれていたら長ぐつをはいて元気に外で遊びます。
べんきょうもいっしょうけんめいします。そして、J先生のように、やさしくかしこく強くてかっこいい人になります。
J先生も、大学でのべんきょう、新しい学校での仕事、がんばってください。


B斗からJへの手紙

J先生、こんにちわ。J先生がいなくなってさびしいです。
J先生が教育実習をしてくれたときの思い出が今もわすれられません。
J先生の歌では『男のコのように』がいちばんすきです。
ぼくたちの小学校では真冬でも半ズボンでがんばっています。ぼくもです。
雨や雪になると長靴をはきます。長靴をかっこ悪いという人もいますが、ぼくはそうは思いません。
J先生が歌を歌うとき、教育実習で雨の日に、半ズボンのような服に長靴をはいていたとき、J先生を本当かっこいいと思いました。
J先生のじゅぎょうはわかりやすくて面白かったで。
ぼくもJ先生を見習って、すばらしい人になりたいです。
そのためにも、どんなにさむくても半ズボンでがんばります。長ぐつをはいて思い切り遊び、家や学校をよごしません。

859 :夢見る名無しさん:2016/02/12(金) 19:41:34.92 ID:sDWI7dVrR
C子からJへの手紙

J先生、お手紙とすてきな写真、ありがとうございます。
J先生とはじめて会ったのはあのショッピングセンターでしたね。
ショッピングセンターでは2回、その後、私やA樹やB斗に会いにわざわざ来てくれました。
それだけでうれしかったのに、教育実習にJ先生が来たときはうれしくて飛び上がりそうでした。
J先生の歌でいちばんすきなのは『男のコのように』です。
わたしの小学校では真冬でも男の子は半ズボン、女の子は短いスカートと決まっています。
雨や雪のときは長ぐつをはきます。中には長ぐつはかっこ悪いといってはきたがらない人がいます。
前にJ先生に言ったように、長ぐつをはかないと学校をびしょびしょによごしてしまいます。
そのとき私、きたない言葉を使ってJ先生に注意されました。ごめんなさい。
J先生のハイソックスは清けつ感があってほんとうにすてきです。
J先生はハイソックスをよごさないために長ぐつをはくとおっしゃっていました。
私はJ先生のすばらしさに感動してしまいました。
私も、いっしょうけんめいべんきょうして、J先生のような人になりたいです。
さむくなっても、長ズボンははきません。タイツもはきません。早ね早おきをしてすききらいせずに何でも食べて、元気に外で遊びます。
ハイソックスをみだしなみにして、雨や雪の日は長ぐつをはいて思い切り外で遊び、ハイソックスもうちも学校もよごしません。
J先生、新しい学校でがんばってください。

860 :夢見る名無しさん:2016/02/12(金) 20:22:14.21 ID:sDWI7dVrR
JからA樹への手紙

A樹君、心のこもったお手紙ありがとう。
A樹君、B斗君、C子ちゃんが半ズボンやスカートに長靴をはいている写真、よく撮れてるわね。ありがとう。
A樹君のやさしさにはいつもなぐめられていました。いつも教卓をぞうきんでふいてくれてたわね。
それにA樹君は勇気のある子ですね。
ショッピングセンターで変な男の人に追いかけられたとき、お姉さんを守ろうとしていたこと、よく覚えています。
でも、危ないことをしてはいけませんよ。あの時は逃げたのが正解です。A樹君もちゃんと対応したね。
私は、A樹君がやさしくて勇気があってかしこくふるまうことができる子になってほしいと思っています。
本当のやさしさは知恵と勇気に支えられています。
本当の知恵は勇気とやさしさに支えられています。
本当の勇気はやさしさと勇気に支えられています。
真冬でも半ズボンで雪の日は長靴を履いて元気にかけまわるA樹君を思い浮かべると、今もそうだけど、もっともっと知恵と勇気とやさしさにあふれたA樹君になっていることでしょう。
私が来年度から先生になるF大学付属小学校には制服があります。
制服は、真冬でも、男の子は半ズボン、女の子は短いスカート、男の子も女の子も白のハイソックスです。
雨の日にその子たちを見ましたが、しっかりと長靴を履いてハイソックスを汚さないようにしていました。
A樹君も私の学校の子たちに負けないようにがんばってください。

861 :夢見る名無しさん:2016/02/12(金) 20:23:04.04 ID:sDWI7dVrR
JからB斗への手紙

B斗君、心のこもった手紙、ありがとう。
一生けんめい書いたことが伝わってきます。
教育実習のときはB斗君の勇気には本当に助けられたわね。
雨の日に私が長靴で学校に来たとき、私をからかった子たちがいましたね。
そのとき、B斗君が私をかばってくれましたね。うれしかったよ。ありがとう。
長靴に半ズボンをはいたB斗君の写真、素敵です。
そういえば、教育実習の前、ショッピングセンターで出会ったとき、B斗君が私にファンレターをくれましたね。
そのときもB斗君が長靴に半ズボンをはいている写真を送ってくれましたね。
あれから半年くらいしかたってないけど、B斗君、背が伸びたのですね。
脚も長くなって全体的にかっこよくなっています。A樹君もC子ちゃんもです。
長靴をはくとみんな脚が長く、かっこよくなります。ハイソックスもかっこいいです。
前の写真ではハイソックスが左右で長さに差があって乱れていましたが、今回はきっちりした身だしなみですね。
B斗君の成長が見られてうれしかったです。
私が来年度から先生になるF大学付属小学校には制服があります。
制服は、真冬でも、男の子は半ズボン、女の子は短いスカート、男の子も女の子も白のハイソックスです。
雨の日にその子たちを見ましたが、しっかりと長靴を履いてハイソックスを汚さないようにしていました。
B斗君も私の学校の子たちに負けないようにがんばってください。

862 :夢見る名無しさん:2016/02/12(金) 20:40:01.49 ID:sDWI7dVrR
JからC子への手紙

C子ちゃん、心のこもった手紙ありがとう。
C子ちゃんが短いスカートにハイソックスに長靴をはいた写真、素敵だったわよ。
A樹君、B斗君が私にとって弟なら、C子ちゃんは私にとって妹のような気がしました。
前にC子ちゃんに言ったこと、覚えているかしら?
私は女ばかりのきょうだいの一番下で妹がいなかったの。だからC子ちゃんが妹のように思えたのかもしれません。
C子ちゃんを見ていると、小さいころの私を思い出すの。
体つきや顔立ちが似ているせいだけではなくて、ハイソックスを大切にしているところなどです。
ハイソックスを汚さないため、自分のハイソックスだけではなくて、おうちや学校も汚さないために長靴を履くという心配りがいいですね。
私の故郷、香港では、お金持ちも多いけど、貧しい人も多いの。
私の父は貧しかったけど苦労して平均より上の暮らしができるように商売をがんばったの。
私、小さいころからハイソックスや長靴が好きでした。父が私に長靴を買ってくれたとき、うれしかった。
長靴が履けない子が回りにいっぱいいたけど、私は冬の冷たい雨にぬれなくてすんだの。
でも、こんな世の中じゃいけないと思ったわ。どうしたらみんなが豊かに仲良く楽しく暮らせるかを勉強したくて、大学に行くことにしたの。
香港にも大学はあったけど、香港以外からいろいろなことを見つめて考えてみたいと思ったのです。
香港には日本のことを悪く言う人もいるけど、日本について調べてみるうちに日本に興味を持ったの。
今では日本に来て本当によかったと思っているわ。
ありがとう。
私が来年度から先生になるF大学付属小学校には制服があります。
制服は、真冬でも、男の子は半ズボン、女の子は短いスカート、男の子も女の子も白のハイソックスです。
雨の日にその子たちを見ましたが、しっかりと長靴を履いてハイソックスを汚さないようにしていました。
B斗君も私の学校の子たちに負けないようにがんばってください。

863 :夢見る名無しさん:2016/02/12(金) 20:57:30.57 ID:sDWI7dVrR
859 C子からJへの手紙 追加(どこかに入れておいてください)

写真にあるように、A樹もB斗も私の長ぐつをはきました。
A樹もB斗ももっと長い長ぐつをはきたい、長い長ぐつのほうがかっこいい、J先生が写真ではいている長い黒の長ぐつがいいといったからです。
A樹の長ぐつもB斗の長ぐつも長いほうだと思うのですが、私のより短いです。だから私の長靴をはきたいというのです。
だからはかせてやりました。
教育自習よりも前に、J先生がY市に来たとき、A樹がM代姉ちゃんの赤の長い長靴、B斗がK子姉ちゃんの白の長い長靴、私がJ先生の長くてかっこいい長ぐつをはかせてもらったことがありましたね。
A樹もB斗もJ先生にあこがれているんだと思います。
私の長い長靴の色はA樹やB斗ににあいませんが、長さは長くてよかったと思いました。A樹にもB斗にも長い長ぐつをはいてほしいと思いました。
私は黒の長ぐつを持っていません。黒の長ぐつもはいてみたいと思いました。
だから、A樹やB斗の黒の長ぐつをはきました。
私はいつも自分の長靴がもっと長いほうがいいと思っているので、短いのが気に入りませんでしたが、黒というのはよかったです。
私も黒の長い長ぐつをはきたいです。

864 :夢見る名無しさん:2016/02/12(金) 21:00:52.85 ID:sDWI7dVrR
J先生とSA樹君、B斗君、C子ちゃんの手紙のやり取り、考えました。
筆力不足で申し訳ありません。

865 :夢見る名無しさん:2016/03/02(水) 19:32:39.18 ID:Qfy9mwFdZ
4年生の晩秋の体育の授業だった。
秋の雨が上がったばかりで運動場は濡れていた。

体育の服装は、
男の子も女の子も、上は、首と袖に黒の2本のラインが入った白の半そでの体育服、
下は、
男の子は黒のジャージ生地の短い短パン、
女の子は黒のブルマの上に黒のひだつきの短い体育用スカート
であった。

A樹もB斗もC子も長靴を履いていた。A樹とB斗は黒、C子は赤だった。

やることは、サッカーの練習だった。
10m四方のコートを作り、対面にハードルのゴールを置き、1対1でゴールを狙うというものである。
先行後攻と交代で一方がボールを取り、ゴールを目指す。もう一方はボールを奪い、ゴールを目指す。3回の表裏まで行い、勝負を決める。
ボールがコートの外に出たら攻守交替だった。
運動場いっぱい6面を使い、1面に約4グループが交代で使った。

B斗はC子と対戦することになった。
いつもいつもC子に負けているB斗だったが、C子は女の子でサッカーに慣れていないけど自分はサッカーに慣れている、C子に勝てるかもしれないと期待もした。
もちろん不安もあった。

866 :夢見る名無しさん:2016/03/02(水) 19:33:47.62 ID:Qfy9mwFdZ
結果はC子の全勝だった。
C子が先攻のときはB斗はまったくボールにも触れず、B斗が先攻のときはC子にボールを取られ、取り返すことはできず、C子にゴールを決められてしまった。

対戦の一部始終をA樹は見ていた。
B斗もC子も真剣だった。激しい動きのたびに長靴にしわが入った。しわに沿って長靴が太陽光を受けて光った。
B斗の短パンからはブリちらが白く見えた。C子のスカートが翻るたびにブルマが見えた。
C子の方が反応も早く足も速いのは明らかだった。B斗の方が脚が長かったが、C子のバネのような筋肉がすべてを逆転させた。
B斗とC子の長靴からのぞく白のハイソックスも鮮やかだった。

最後、後攻のB斗がボールを持ったが、B斗はグロッキーになっていた。
ドリブルを始めてからあっという間にボールを取られ、そのときに倒れてしまった。
C子は楽々とゴールを決めた。

B斗の長靴もC子の長靴も泥で汚れた。でも、ハイソックスは、B斗のは汚れたが、C子のは汚れなかった。
A樹はたまらなかった。

その日の帰り、スタジャンに黒の私服半ズボンに少し汚れた白のハイソックスに黒の長靴を履いてランドセルを背負って帰るB斗は家についた後、
すぐにランドセルを置いて、そのまま河原に出かけ、サッカーの脚裁きの練習をした。
どうすればC子に勝てるのかと。
B斗は疲れて四つんばいになり、泣いてしまった。

867 :夢見る名無しさん:2016/03/02(水) 19:46:13.33 ID:Qfy9mwFdZ
5年生の晩秋の体育の授業だった。
秋の雨が上がったばかりで運動場は濡れていた。

体育の服装は、
男の子も女の子も、上は、首と袖に黒の2本のラインが入った白の半そでの体育服、
下は、
男の子は黒のジャージ生地の短い短パン、
女の子は黒のブルマの上に黒のひだつきの短い体育用スカート
であった。

A樹もB斗もC子も長靴を履いていた。A樹とB斗は黒、C子は赤だった。

やることはサッカーの練習だった。
15m四方のコートを作り、1対1でボールを奪い合うというものだった。
先行後攻と交代でボールを取り、3分の間、ボールを取られなければ先行の勝ち、取られたら後攻の勝ち、3回の表裏まで行い、勝負を決める。
ボールがコートの出たらやり直しだ。
運動場いっぱい6面を使い、1面に約4グループが交代で使った。

A樹はB斗と対戦することになった。
昨年、自分を同じくらいの体力のB斗がC子に負けたことはよく覚えている。
でも、A樹はC子よりたくさんサッカーをやっていた。
だからC子に勝てるかもしれないと期待もした。もちろん不安もあった。

868 :夢見る名無しさん:2016/03/02(水) 20:02:42.77 ID:Qfy9mwFdZ
結果はC子の全勝だった。
C子が先攻のときはA樹はまったくボールにも触れず、A樹が先攻のときはC子にボールを取られ、取り返すことはできなかった。

対戦の一部始終をB斗は見ていた。
A樹もC子も真剣だった。激しい動きのたびに長靴にしわが入った。しわに沿って長靴が太陽光を受けて光った。
A樹の短パンからはブリちらが白く見えた。C子のスカートが翻るたびにブルマが見えた。
C子の方が反応も早く足も速いのは明らかだった。A樹の方が脚が長かったが、C子のバネのような筋肉がすべてを逆転させた。
A樹とC子の長靴からのぞく白のハイソックスも鮮やかだった。

最後、後攻のC子がボールを持ってドリブルを始めたが、A樹はグロッキーになっていた。
A樹は休憩時間が過ぎてもしゃがんだままで立ち上がることがしばらくできなかった。
1分位してからやっと立ち上がり、C子に挑戦したが、最後の1分くらいはほとんど動けなかった。

しゃがんだA樹の生脚にしわが入って泥に汚れつつもしわに沿って太陽光を反射する黒の長靴、
泥に汚れた白のハイソックス、黒の短パンからのぞく白のブリーフ、ブリーフにも泥が少しついていた。

A樹の長靴もC子の長靴も泥で汚れた。でも、ハイソックスは、B斗のは汚れたが、C子のは汚れなかった。
A樹はたまらなかった。

その日の帰り、スタジャンに紺のデニ半に少し汚れた白のハイソックスに黒の長靴を履いてランドセルを背負って帰るA樹は家についた後、
すぐにランドセルを置いて、そのまま河原に出かけ、思い切りダッシュを何本もした。
どうしてもC子に勝ちたいと考えながら。
A樹は疲れて四つんばいになり、泣いてしまった。

869 :夢見る名無しさん:2016/03/02(水) 20:34:26.30 ID:Qfy9mwFdZ
>>865 >>866
C子たちが4年生のときC子の妹N子は1年生だった。
その日、4年生に続いて1年生の体育の授業があった。

N子は黄色の長靴に白のハイソックス、幼稚園年長のとき相撲でN子に投げ飛ばされたN也(>>844 >>855)は黒の長靴に白のハイソックス。

やることはサッカーの練習だった。
4年生が使ったコートで、1対1でボールを奪い合うというものだった。
先行後攻と交代でボールを取り、3分の間、ボールを取られなければ先行の勝ち、取られたら後攻の勝ち、3回の表裏まで行い、勝負を決める。
ボールがコートの出たらやり直しだ。

N子とN也が対戦することになった。結果はN子の全勝だった。
N子の方が背が低いが、筋肉のバネが圧倒的にあった。
N子が先攻のときはN也はまったくボールにも触れず、N也が先攻のときはN子にボールを取られ、取り返すことはできなかった。
最後、後攻のN子がボールを持ってドリブルを始めたが、N也はグロッキーになっていた。
疲れと苦しさと悔しさのため、その場で泣いてしまった。

N也の長靴もN子の長靴も泥で汚れた。でも、ハイソックスは、N也のは汚れたが、N子のは汚れなかった。

C子が長靴スカートハイソックスにランドセルを背負って帰ってくると、先に帰っていたN子は長靴スカートハイソックスでC子に向かって駆け出した。
N子はサッカーでN也という男の子に勝ったことを誇らしく話した。
C子もサッカーでB斗に勝ったことを話した。
B斗はA樹とともに3年生のとき、C子と相撲を取って負けている。
だからN子はB斗のことはよく知っていた。

N子に負けたN也がないたことをN子が言ったとき、「そのとき、N也君に何て言ったの?」とC子はN子に聞いた。
「何も。」とN子が言うと、「N也君、大丈夫」って声をかけなきゃだめよ。」とC子が言った。
「うん、これからはそうする。」とN子が答えると、C子は「N子ちゃんはいい子だね。」と言って、N子と手をつないで家に向かった。

870 :夢見る名無しさん:2016/03/02(水) 20:54:34.01 ID:Qfy9mwFdZ
>>866 >>867 >>868 >>869
C子が5年生、N子が2年生のときだった。
その日、5年生に続いて2年生の体育の授業があった。

やることはサッカーの練習だった。
5年生が使っていたコートで、対面にハードルのゴールを置き、1対1でゴールを狙うというものである。
先行後攻と交代で一方がボールを取り、ゴールを目指す。もう一方はボールを奪い、ゴールを目指す。3回の表裏まで行い、勝負を決める。
ボールがコートの外に出たら攻守交替だった。
運動場いっぱい6面を使い、1面に約4グループが交代で使った。

N子とN也が対戦することになった。結果はN子の全勝だった。
N子の方が背が低いが、筋肉のバネが圧倒的にあった。
N子が先攻のときはN也はまったくボールにも触れず、N也が先攻のときはN子にボールを取られ、取り返すことはできなかった。
最後、後攻のN子がボールを持ってドリブルを始めたが、N也はグロッキーになっていた。

N也は、今回は泣かなかった。N子もN也も礼をした。でも、N也の目には光るものがあった。

871 :夢見る名無しさん:2016/03/02(水) 20:55:17.54 ID:Qfy9mwFdZ
その日の帰り、N也は白と黒の縞のラガーシャツに黒の半ズボンに白のハイソックスに黒の長靴にランドセルを背負って下校した。
帰り道、誰もいなくなったのを見計らって、壁に向かって泣いてしまった。
それをN子が見ていた。N子は何も言わずにそのまま立ち去った。

C子が長靴スカートハイソックスにランドセルを背負って帰ってくると、先に帰っていたN子は長靴スカートハイソックスでC子に向かって駆け出した。
N子はサッカーでN也という男の子に勝ったことを誇らしく話した。
C子もサッカーでA樹に勝ったことを話した。
A樹はB斗とともに3年生のとき、C子と相撲を取って負けている。
だからN子はA樹のこともよく知っていた。

N子は負けたN也が帰り道で泣いていたことを誇らしく話した。
「そのときN也君に何か言ったの?」とC子が聞くと「何にも。何も言わないで何もしないで帰ってきたわ。」とN子が答えた。
「そうよ。そんなときはそっとしてあげなさい。」C子が言った。「はい。おねえちゃん。」とN子が答えた。
「それから、人が泣いていることをうれしそうに言ってはだめよ。」とC子は付け加えた。「はい。」N子は明るく答えた。

872 :夢見る名無しさん:2016/03/02(水) 21:10:59.88 ID:Qfy9mwFdZ
N子はC子よりも乱暴なところがある。
C子もA樹やB斗と遊びやスポーツで対戦するときは思い切り全力で当たるが、負けたA樹やB斗に対する思いやりを忘れることはまったくない。
それはC子がN子と同じ年のころからそうであった。
C子はN子についてやや心配なところがあった。

でも、それよりも、自分も妹のN子も男の子に勝ち続けていることがうれしく誇らしかった。
長靴スカートハイソックスの自分やN子が、長靴半ズボンハイソックスの男の子に体力で勝つというのがたまらなくうれしかった。
C子もN子も長靴スカートハイソックスでスキップしながら微笑んでいた。

C子がJの歌『男のコように』を歌いだした。
N子は知らない歌だった。N子が聞くと、Jのことを詳しく教えた。
N子はJへの憧れを強くした。

「私、もっと強くなりたいわ。お姉ちゃんのように。学校で一番強くなりたいわ。」N子が言った。
「いいわね。私もそう思うよ。でも、喧嘩やいじめは絶対だめ! ルールを守って正々堂々と勝負して、やさしさと思いやりを忘れないように!」C子が言った。
「うん。」

873 :夢見る名無しさん:2016/03/04(金) 19:18:06.34 ID:uaZcTkiJK
>>869 >>870 >>871 >>872

>C子が4年生のときC子の妹N子は1年生だった。
と書きましたが、以前のカキコを読んでみると、N子ちゃんが小学校に入学したのはC子ちゃんが中学1年生のときになります。
矛盾を調整するために、、上記のレスを次のように訂正させてください。

874 :夢見る名無しさん:2016/03/04(金) 19:19:02.06 ID:uaZcTkiJK
>>869 について >>865 >>866 に続けて
女の子の長靴スカートハイソックス、男の子の長靴半ズボンハイソックスは同じで。
「勝った女の子は妹のN子に似ている、負けた男の子はN子に相撲で投げ飛ばされたN也君に似ている」
とC子は見ていた。
もしあの女の子がN子ならどんな風に声をかけてやろうかなと思ってもいた。
その言葉は>>869のとおりだった。
外ばかり見ているので、C子は先生に注意されてしまった。

>>870 >>871 >>872について >>867 >>868 に続けて
女の子の長靴スカートハイソックス、男の子の長靴半ズボンハイソックスは同じで。
「勝った女の子は妹のN子に似ている、負けた男の子はN子に相撲で投げ飛ばされたN也君に似ている」
とC子は見ていた。
もしあの女の子がN子ならどんな風に声をかけてやろうかなと思ってもいた。
その言葉は>>872のとおりだった。
外ばかり見ているので、C子は先生に注意されてしまった。

875 :夢見る名無しさん:2016/03/08(火) 19:08:52.37 ID:0Ou000m7/
>>869 >>865 >>866
4年生の体育が終わり、運動場では1年生の体育になった。
4年生のB斗は教室からその情景を見ていた。
同じくサッカーの練習で、自分に似た長靴半ズボンの男の子がC子に似た長靴スカートの女の子に負けている。
男の子はグロッキーになって泣いてしまった。
B斗はたまらなかった。

そういえば、あの女の子はC子の妹のN子ちゃんに似ている。男の子はN子に相撲で投げ飛ばされたN也君に似ている。
でも、N子ちゃんもN也君も幼稚園の年中組である。何も関係ないはずである。
ただ、B斗にとっては前の体育の時間の悔しさをもう一度繰り返し見せ付けられているようなものである。
目を背けたかった。でも、背けたくなかった。見ていたかった。
「悔しさ」とともに「たまらなさ」も捨てがたかった。

そんなことをしているうちに、B斗も先生に注意されてしまった。

>その日の帰り、スタジャンに黒の私服半ズボンに少し汚れた白のハイソックスに黒の長靴を履いてランドセルを背負って帰るB斗は家についた後、
>すぐにランドセルを置いて、そのまま河原に出かけ、サッカーの脚裁きの練習をした。
>どうすればC子に勝てるのかと。
>B斗は疲れて四つんばいになり、泣いてしまった。

876 :夢見る名無しさん:2016/03/08(火) 19:25:04.50 ID:0Ou000m7/
>>870 >>871 >>872 >>867 >>868
5年生の体育が終わり、運動場では2年生の体育になった。
5年生のA樹は教室からその情景を見ていた。
同じくサッカーの練習で、自分に似た長靴半ズボンの男の子がC子に似た長靴スカートの女の子に負けている。
男の子は泣かなかった。目に光るものがあったが、A樹たちからは見えなかった。でも、男の子の気持ちは体全体の雰囲気から伝わってきた。
A樹はたまらなかった。

そういえば、あの女の子はC子の妹のN子ちゃんに似ている。男の子はN子に相撲で投げ飛ばされたN也君に似ている。
でも、N子ちゃんもN也君も幼稚園の年中組である。何も関係ないはずである。
ただ、A樹にとっては前の体育の時間の悔しさをもう一度繰り返し見せ付けられているようなものである。
目を背けたかった。でも、背けたくなかった。見ていたかった。
「悔しさ」とともに「たまらなさ」も捨てがたかった。

そんなことをしているうちに、A樹も先生に注意されてしまった。

その日、A樹はスタジャンに紺のデニ半に少し汚れた白のハイソックスに黒の長靴を履いてランドセルを背負って帰った。
途中、あの女の子に負けた男の子が公園のトイレの陰でないているのを見た。
紺と水色と白の縞のラガーシャツに紺の半ズボンに白のハイソックスに黒の長靴を履いてランドセルを背負っていた。
A樹はその男の子と面識は何もないし、何と声をかけていいかぜんぜんわからなかったので、そっとその場を立ち去った。
その日、A樹は泣くつもりはなかった。泣かないつもりでいた。でも、
>A樹は家についた後、
>すぐにランドセルを置いて、そのまま河原に出かけ、思い切りダッシュを何本もした。
>どうしてもC子に勝ちたいと考えながら。
>A樹は疲れて四つんばいになり、泣いてしまった。

877 :夢見る名無しさん:2016/03/08(火) 19:31:32.32 ID:0Ou000m7/
C子ちゃんたちの3つ下の学年の体育でのサッカーの練習で、勝った女の子と負けた男の子の様子を、
6つ下の、C子ちゃんの妹N子ちゃんや相撲で投げ飛ばされたN也君に見立てての、
A樹君、B斗君、C子ちゃんの空想ということでつじつまを合わせました。

878 :夢見る名無しさん:2016/03/23(水) 18:20:39.24 ID:4YR+0JrBu
A樹たちが5年生の冬のことだった。

X県Y市は温暖なイメージがあるが、冬は寒く、積雪もある。雨の日も少なくない。
小学生が1年中半ズボンであるのは、その温暖なイメージのためでもある。よって、長靴半ズボンとなる機会も増えてはくる。
でも、積雪地帯ではない。
Y市を流れるZ川の上流にはZ川町、上Z川町、その上流には水源である奥Z川村がある。
上Z川町や奥Z川村は結構豪雪地帯である。スキー場も少しある。

その年は記録的な豪雪だった。
上Z川町や奥Z川村の雪を、Z川上流に捨てるだけでは間に合わなくなった。
そこで、Y市のZ川の比較的広い河原に捨てることとなった。
Y市としては他町村のために自分の市の土地を貸すことは歓迎すべからざることだったが、
Z川は一級河川で建設省(当時)の管轄でもあったので、国や県の単位で決まったようだ。
Y市はあくまで異常気象による一時的なこととと念押しはした。

いずれにせよ、A樹たちが遊びにも使う河原に大量の雪がダンプで運び込まれた。
見る見るうちに巨大な雪の山ができた。
一応立ち入り禁止の表示が出たが、子供たちはその魅力に抗し難かった。

879 :夢見る名無しさん:2016/03/23(水) 19:06:47.48 ID:4YR+0JrBu
長靴半ズボン、長靴スカートの子供たちが集まってきた。
長靴半ズボンのA樹、B斗、長靴スカートのC子の姿もあった。

立ち入り禁止の表示はあったが、作業員の見張りはなかった。
ダンプカーが上流に去っていくと、子供たちは隠れていた土手から飛び出して、雪の山を上りだした。

最初は長靴がめり込んで動きにくかったが、だんだんと硬くなってきた。
A樹、B斗、C子はそりの代わりになる、捨てられたプラスチックの大きな板を見つけてきた。
そりすべりを楽しむことになった。

C子はスカートだからパンツはよく見えた。でも、C子は見せパンをしてのブルマであった。
A樹やB斗の半ズボンからはしろのブリーフがブリチラとなった。
一人ずつ練習として滑っているときは、お互いの滑っている姿をよく見ることができた。

A樹は黒の半ズボン、白のブリーフ、白のハイソックス、黒の長靴、
B斗は紺のデニ半、白のブリーフ、白のハイソックス、黒の長靴、
C子は赤のスカート、黒のブルマ、白のハイソックス、赤の長靴、
だった。
それらによく焼けた生脚の肌が踊った。
A樹もB斗もC子もたまらなかった。

一人ずつ滑っていて競争でなかったが、C子が一番うまかった。

いよいよ3人で競争することになった。
ほかの子供たちもそり遊びをしていたので、どの斜面も条件的には同じとみなせた。
それでも、じゃんけんで場所を決めた。C子のが一番不利だった。

880 :夢見る名無しさん:2016/03/23(水) 19:07:10.79 ID:4YR+0JrBu
出発の合図はB斗がすることとなった。
よーい、どん!

A樹もB斗もC子も練習のときの倍近い勢いで滑らせた。
出発からC子がリードした。途中のでこぼこもC子は安定してこなした。
A樹はでこぼこで舞い上がり、バランスを崩してそりから投げ出され、足で斜面に着地したが、そのまま転がり落ちてしまった。
B斗はでこぼこで舞い上がり、そりからは投げ出されなかったが、バランスを崩して、ぐるぐると回りながら滑っていき、遠心力などでそりから投げ出され、斜面を転がり落ちた。
C子は、A樹とB斗が落ちてくるよりも早く、無事にゴールした。

C子のブルマもぬれてしまったが、A樹やB斗は半ズボンやブリーフだけでなく、全身がぬれてしまった。
ぬれた刺激もたまらなかった。

こらー!!!

作業員が怒鳴った。
子供たちは雲の子を散らすように逃げていった。
A樹、B斗、C子は同じ方向に逃げていった。
走るのもC子が速かった。A樹、B斗との差はどんどん広がっていった。
土手を越えるときも、C子は斜面をそのまま登っていったが、A樹とB斗は少し遠回りして階段を使うしかなかった。

ともかくも土手を越えて、町の中に逃げることができた。
逃げおおせた3人は微笑み合った。

翌日、学校では、Z川に積み上げられた雪山の説明があり、危ないから近寄らないように、という話が合った。
帰りに寄ってみると、柵が設けられていて、作業員が厳しい顔で立っていた。

Z川に雪山ができたのはその年だけだった。
A樹、B斗、C子にとっては最高に楽しい思い出となった。
A樹、B斗にとってはまたC子に負けた思い出でもあった。長靴半ズボンで長靴スカートのC子に負けた思い出でもあった。
C子にとってはA樹にもB斗にも勝った思い出でもあった。長靴スカートで長靴半ズボンのA樹とB斗に勝った思い出でもあった。
A樹にとっても、B斗にとっても、C子にとっても、たまらない思い出であった。

881 :夢見る名無しさん:2016/04/30(土) 13:55:59.68 ID:jITYrj08o
>>473に始まる物語について、物語の時系列順に、目次のように整理したいと思います。
物語の題名は「長靴半ズボンとともに」にしたいと思います。
年度の表示方法は、A樹君・B斗君・C子ちゃんの学年であらわします。

3人は小3の時の主な登場人物の年齢は、
 A樹君の姉M代さんとB斗君の姉K子さん高3
 C子ちゃんの妹N子ちゃん幼年少
 J大4
です。


長靴半ズボンとともに

882 :夢見る名無しさん:2016/04/30(土) 14:04:15.62 ID:jITYrj08o
通年の描写
A樹とB斗の趣味は釣り >>792 >>793 >>794

N祭りについて >>704 >>722

便所掃除と運動会の長靴リレー >>813 >>814 >>815 >>816

883 :夢見る名無しさん:2016/04/30(土) 14:54:06.87 ID:jITYrj08o
通年 学芸会 小2 小4 小6 >>824
小1 12月
 雪合戦 C子の投げた雪球がA樹の顔面に命中 >>825 >>826
小2 4月
 花壇の縁から縁へのジャンプ C子成功 B斗失敗 転落して尻餅
小2 5月
 遠足 Y市何とかの丘 雲梯 C子がA樹B斗に圧勝 A樹B斗転落してお互いの長靴にキス >>849 >>850
小2 6月
 校庭 放課 肉弾 C子を引っ張ろうとしたB斗をC子が半周回して投げ飛ばす B斗膝に擦り傷 >>515 >>516 >>517
 

884 :夢見る名無しさん:2016/04/30(土) 14:56:12.54 ID:jITYrj08o
小2 9月
 香港出身の留学生兼アイドル歌手J Y市のショッピングセンターに C子 B斗 A樹との出会い
 >>510 >>513 >>514 >>518 >>519 >>520
Jの持ち歌『男のコのように』成立事情
 >>521 >>522 >>523 >>524 >>525 >>526

885 :夢見る名無しさん:2016/04/30(土) 15:01:30.06 ID:jITYrj08o
小2 10月 初旬
 J Y市のショッピングセンター 第2回 >>527 >>528 >>529 >>530
A樹・B斗・C子からのJへのファンレター >>531 >>532 >>533   Jからの返事 >>534 
 事務所へのJの提案 >>535 >>536   B斗へのファンレター >>537 >>538
A樹・B斗・C子を個人的に訪問する意思を伝えるJからの手紙 >>539 >>540

886 :夢見る名無しさん:2016/04/30(土) 15:06:19.56 ID:jITYrj08o
小2 11月 
 A樹・B斗・C子を個人的に訪問するJ >>544 >>545 >>549
 事務所での議論 >>546 >>547 >>550 >>560
 A樹の姉M代・B斗の姉K子とJとの出会い >>551 >>552 >>553 >>553 >>554 >>555 >>556 >>557
M代・K子がアイドルを断念 弟への愛情 >>568 >>569
M代・K子長靴購入 A樹・B斗を迎えに学校へ >>562 >>563 >>564
 C子からJへのファンレター Jの長靴の入手方法について >>565
 世間一般での評判とA樹・B斗?C子にとっての『男のコのように』 >>567

887 :夢見る名無しさん:2016/04/30(土) 15:17:19.58 ID:jITYrj08o
>>883
小2 4月
 花壇の縁から縁へのジャンプ C子成功 B斗失敗 転落して尻餅 >>827

でした。もれてしまいました。訂正いたします。

888 :夢見る名無しさん:2016/04/30(土) 15:43:17.03 ID:jITYrj08o
小3 5月
 教育実習生としてA樹・B斗・C子の前に現れたJ >>574 >>575 >>581 >>582 >>583 >>585
 
 Jと教務主任A先生との会話 >>587 >>588 >>589 >>590 >>591
 
 JらB斗宅へ >>592 >>593 >>594 >>595 >>596

 

889 :夢見る名無しさん:2016/04/30(土) 16:05:29.51 ID:jITYrj08o
Jの教育実習の秘匿化計画 >>597     Jのアイドルとしての位置づけ >>602 >>603

890 :夢見る名無しさん:2016/04/30(土) 16:05:58.42 ID:jITYrj08o
 B斗宅にて A樹がM代、B斗がK子、C子がJの長靴を履く 長靴について語る
 >>599 >>600 >>601 >>606 >>607 >>608 >>609 >>610 >>611 >>615 >>616 >>617 >>619 >>620
  >>621 >>622 >>624 >>629 >>630 >>631 >>632 >>633

891 :夢見る名無しさん:2016/05/04(水) 15:29:43.04 ID:YAuyq/fq+
K子、B斗キャッチボールに誘う >>636
M代、A樹をショッピングセンターに誘うことを計画 >>637 >>638
K子、B斗とキャッチボール >>640 >>&$1
M代、A樹とショッピングセンターへ >>642 >>643 >>644
M代、A樹とショッピングセンターへ(変質者登場バージョン) >>647 >>648 >>649 >>650 >>651
M代事件についてK子に話し、K子が両親の秘め事をM代に話す。 >>652 >>653 >>654



 

892 :夢見る名無しさん:2016/05/04(水) 15:32:29.43 ID:YAuyq/fq+
Jの教育実習
音楽 >>655   数学 >>656 >>657   道徳 >>658
体育 リレー >>661 >>662 >>663 >>664 >>665 >>666 >>&67 >>&&8
体育のあとのA樹とB斗 >>670 >>671 >>672
C子がJに走り方を教えてもらう >>673 >>674 >>675
A樹とB斗がJに走り方を教えてもらう >>676 >>677

893 :夢見る名無しさん:2016/05/04(水) 15:34:46.31 ID:YAuyq/fq+
Jが日本での教職を決意、香港の両親を説得 >>688 >>689 >>690

図工の授業での絵の展覧会の案内 M代、K子参加へ >>691 >>692 >>744
展覧会 >>748 >>749 >>750 >>751 >>752 >>753 >>754 >>755 >>756 >>757 >>758 >>759

894 :夢見る名無しさん:2016/05/04(水) 15:36:44.42 ID:YAuyq/fq+
M代、K子、Jと心理学について話し合う >>762 >>763 >>764 >>765 >>766 >>767 >>768 >>769 >>770

教育実習最終日 お別れ会 >>771 >>772 >>773

>>892 訂正
体育 リレー >>661 >>662 >>663 >>664 >>665 >>666 >>667 >>668

895 :夢見る名無しさん:2016/05/04(水) 15:50:47.28 ID:YAuyq/fq+
あらすじの調整 >>774 >>775   今後の設定 >>831

教育実習後、東京の下宿 J、A子さんの店で長靴を購入 A樹とB斗を思い涙ぐむ >>832 >>833 >>834
J、A子さんからもらった長靴を履いた写真をA樹B斗C子に送ろうかどうか考える >>847   J、送る >>845
A樹B斗C子、自分たちが長靴をはいた写真をJに送る >>857 >>858 >>859 >>860 >>861 >>862 >>863

896 :夢見る名無しさん:2016/05/04(水) 16:06:08.57 ID:YAuyq/fq+
小3 夏
A樹B斗C子、C子の妹N子と砂場で遊ぶ >>775 >>776 >>777 >>778 >>779 >>780 >>781 >>782 >>783 >>784 >>785
M代、K子、学校の奉仕作業 帰路C子と話 Jから学んだ心理学の知見を生かす >>786 >>787

小3 冬
公園で肉弾 A樹がC子の張り手で鼻血 老人が介抱 この話は教育実習の後、小3冬とさせてください >>570 >>571 >>572 >>573

897 :夢見る名無しさん:2016/05/04(水) 16:15:42.32 ID:YAuyq/fq+
小3 3月
>>808 M代、K子、X大学教育学部小学校教員養成課程に合格
>>809 J、芸能界引退、F大学卒業、F大学付属小学校などに勤務
   Jの教育実習の件、マスコミに載る A樹B斗C子Jの写真も

小4 5月
春の遠足 潮干狩り Jの歌『男のコのように』を歌う >>577 >>578 >>579

898 :夢見る名無しさん:2016/05/04(水) 16:34:47.39 ID:YAuyq/fq+
小4 5月
体育 サッカーの練習 >>865 >>866 >>869 >>873 >>874 >>875
小4 6月
体育 ドッジボール C子の球がB斗の長靴に命中 >>684
小4 10月
運動会 長靴リレー >>817 >>818
小4 10月
体育 ドッジボール C子の球がA樹の太腿に命中 >>685
小4 1月
N祭り >>705 >>706 >>707 >>708 709

899 :夢見る名無しさん:2016/05/04(水) 16:58:19.50 ID:YAuyq/fq+
小5 4月
NHK教育TV(当時)の小学校低学年向け音楽教育番組に、Jが歌のおねえさんとして出演 >>836
小5 5月
体育 サッカーの練習 >>867 >>868 >>870 >>871 >>872 >>876 >>877
小5 6月
体育 ドッジボール C子の球がA樹の腹部に命中 A樹うずくまる >>686 >>693 >>694 >>695
小5 10月
運動会 長靴リレー >>819 >>820
小5 10月
体育 ドッジボール C子の球がB斗の顔面に命中 B斗鼻血を出す >>687 >>697 >>698 >>699 >>700 >>701 >>702 >>703

900 :夢見る名無しさん:2016/05/04(水) 17:01:07.20 ID:YAuyq/fq+
小5 1月
N祭り >>711 >>712 >>713 >>714 >>715 >>716
小5 2月
臨時の雪山でそり遊び >>879 >>880

>>898 訂正
小4 1月 N祭り >>705 >>706 >>707 >>708 >>709

901 :夢見る名無しさん:2016/05/04(水) 17:07:46.98 ID:YAuyq/fq+
訂正
小5 4月
NHK教育TV(当時)の小学校低学年向け音楽教育番組に、Jが歌のおねえさんとして出演 >>836
とありますが、
小6 4月
NHK教育TV(当時)の小学校低学年向け音楽教育番組に、Jが歌のおねえさんとして出演 >>836 >>837 >>838 >>839
でした。

902 :夢見る名無しさん:2016/05/04(水) 17:37:02.43 ID:YAuyq/fq+
小6 7月
>>843 A樹B斗C子、Jのビデオを鑑賞
>>844 N子、幼稚園年長の夏の相撲大会で優勝
小6 9月
A樹とB斗、C子の通っている塾に通う >>503 >>504 >>505 >>506 >>506 >>507 >>508 >>509 >>511
小6 9月
運動会 長靴リレー >>822 >>823
小6 11月
遠足 Z川渓谷 紅葉狩りだけど泥巡(警泥) >>852 >>853

903 :夢見る名無しさん:2016/05/04(水) 17:50:51.37 ID:YAuyq/fq+
小6 1月
N祭り 子供相撲でA樹とB斗がC子に相次いで投げ飛ばされ失神 >>723 >>724 >>725 >>726 >>727 >>728 >>729 >>730 >>731 >>732 >>733 >>734
N祭りの後の凧揚げ >>737 >>738 >>739 >>740 >>741 >>742 >>743
小6 1月
N子、幼稚園年長の冬の相撲大会で優勝 投げ飛ばされたN也の母親が怒鳴り込み N也がとりなす >>845

そして、スレ番号としては一番若い、「長靴半ズボンとともに」の原点となった、小61月の肉弾の話です。
ここではまだ、A樹は男の子(男の子1)、B斗は男の子(男の子2)、C子は女の子となっております。

904 :夢見る名無しさん:2016/05/04(水) 18:02:49.90 ID:YAuyq/fq+
小6 1月

体育 肉弾 A樹とB斗がC子に投げ飛ばされて失神
悲鳴充実 >>473 >>474 >>475   観点の美しさ充実 >>483 >>484 >>485   ぶひゃあ >>486
ハイソックス描写 >>489 >>490
担架から保健室へ >>491 >>492 >>493   先生の会話 >>494
男の子2人の会話 女の子の名はC子 >>497   X県Y市の気候 男の子の名はA樹とB斗 >>498

体育 持久走 >>499 >>500   駅伝リレー >>501 >>502

体育 サッカー >>828 >>829 >>830

905 :夢見る名無しさん:2016/05/04(水) 18:18:01.37 ID:YAuyq/fq+
小6の3月〜中1の春
Jが政治的圧力で音楽教育番組を降板 A樹B斗C子怒る Jなだめる >>840 >>841
Jの事務所の反応 >>842

少し中1まで入ってしまいました。これはJの降板問題によるもので、これから続く中学でのあらすじのメインにはしません。
Jを降板させた政治家は、事務所の社長が言ったように、与党内でほとんど力がなく、イデオロギーがらみで吠えて、狭い利権の中で生きているものとしたいです。
JはF大学付属小学校などで、もっともっと活躍させます。

次は、感動の卒業式をカキコしたいと思います。
そして、長靴半ズボンが成立する秘策の中学校編に入ります。
そこまでは小生にお任せください。
小学校編において、付け加えたいエピソードがありましたら、ご遠慮には及びません。お待ちいたしております。

小学校編は時間の逆転現象が多くなってしまいました。それを目次で整理しようとしました。
でも、短い行で「長すぎます」というエラーになってしまい、スレ番を浪費してしまい、申し訳ありませんでした。

目次ですが、ミスがあるかもしれません。紛らわしくなるので、特に訂正するつもりはありません。
どうかご海容を。

906 :夢見る名無しさん:2016/05/12(木) 20:07:27.43 ID:jOb7ns3KC
ついにA樹B斗C子の小学校の卒業式の日となった。
前日は激しい雨だったが、当日は雨脚も弱くなり、西の空には晴れ間も見えた。
天気予報では明け方には雨は上がるということだった。
A樹もB斗もC子もその予報を残念がった。長靴を履いていくことができなくなるかもしれないのだ。
3人ともB斗の姉K子の言った、「B斗、卒業式には長靴を履いていくのよ。」という言葉が頭に反響した。
ぜひとも守りたかった。卒業式は、長靴半ズボン、長靴スカートで行きたかった。
3人とも、結構よそ行きな服装にはした。もちろん、半ズボン、スカートだ。

このままでは長靴を履いてくる子はほとんどいない、と3人とも不安になった。
でも、たとえ自分たちだけでも長靴をはいていきたかった。
3人の母親は短靴を用意していた。でも、あえて長靴を履いた。

3人とも早く学校に着いたので、長靴を履いているところはほとんど見られなかった。
水溜りやガラスに映る自分たちの、長靴半ズボン、長靴スカートの姿を十分に堪能した。

実は、今年の3人が通う小学校の卒業式は、NHKか民放かどちらだったか、地方版のニュースで卒業式を映すことになっていた。
3人とも胸が高鳴った。少なくとも、体育館では半ズボン、スカートにハイソックスの自分たちの姿が映されるかもしれない。
卒業式が終わると、すべての荷物を持って、下足も履いて、下級生に見守られながら校門を退出する。
うまくいくと、そこで、半ズボンやスカートに長靴を履いてハイソックスをちらりとさせた自分たちの姿が移るかもしれない。

体育館では児童数も多く、3人のクラスは真ん中のほうなので、映る可能性はほとんどなかった。
すべての日程が終わり、教室を出て、校門から下級生に見送られて退出する瞬間が来た。
長靴を履いていたのは、クラスではA樹B斗C子の3人だけだった。ほかのクラスでは、男の子がもう2人、女の子がもう7人くらいだった。
下級生にもいることはいたが、きわめて少数だった。

A樹の姉M代、B斗に姉K子はカメラを持って来ていた。
X大学の入試が終わり、合格発表を待っている時期だった。

907 :夢見る名無しさん:2016/05/12(木) 20:29:14.66 ID:jOb7ns3KC
C子は充実した小学校時代を喜びとともにかみ締めていた。
勉強はそれほどではなく、真ん中くらいで平凡であったが、体育や体育的行事などでは本当に活躍した。体育は6年間、すべて5だった。

A樹とB斗も喜びを少しかみ締めていた。
勉強にはそれほどがんばった記憶はないし、その成績もあまり気にはならなかった。
ただ、5年間ずっと3だった体育の成績が4になっていたのだ。
常に圧倒的に強いC子と競い合っていたため、体力・運動能力の伸びが認められたのだ。
肉弾ではC子に投げ飛ばされて失神し、持久走ではC子に負け、駅伝ではC子に抜かされ、サッカーでは、走り負けたり、当たり負けたりした。
でも、持久走や駅伝のタイムは飛躍的に伸び、サッカーでも活躍が目立ってきたのだ。
評価されたのはうれしかった。でも、小学校を卒業するまでC子に勝てなかったのだ。

A樹とB斗が履いている長靴は少し前にお互いに換えっこした長靴だ。
換えっこするとき、小学校を卒業するまでにC子に勝とう、C子に勝ったら元に戻そう、と約束したものだ。
その約束は果たせなかった。

3人ともそんなことを考えているうちにすっかり校門を出てしまい、TV局のカメラにも姉のカメラにもほとんど気づかなかった。

夕方になった。A樹B斗C子それぞれの自宅ではニュースを見ることとなった。
ビデオを持っているB斗の家では録画することにした。それをA樹とC子にも渡すことにした。

体育館での式典では、3人ともまったく映っていなかった。
でも、校門からの退出のときは、3人ともほんの一瞬映っていた。
長靴半ズボンにハイソックスをちらりとさせたA樹とB斗、長靴スカートにハイソックスをちらりとさせたC子である。

ナレーションでは、子供たちが6年間、真冬でも半ズボンでがんばったことも語られていた。

908 :夢見る名無しさん:2016/05/12(木) 21:00:48.29 ID:jOb7ns3KC
A樹とB斗にとってC子とは何だったのだろうか?
近所に住む幼馴染で、偶然にも6年間同じクラスだった。
C子はライバルであった。もちろん、まったく歯が立たなかった。
身長はA樹B斗の方が高いままで、高学年になっても逆転はまったくなかった。でも、筋肉のバネはC子が圧倒的だった。
A樹もB斗も肥満でもやせすぎでもない普通の体格、C子もそうで、筋肉が目立つわけではないが、よく見ると筋肉が違っていた。
A樹もB斗もC子に「異性」を特に感じたことはない。C子の肉感、長靴スカートハイソックスの姿、C子に負けたときの感じ、
それらが一体となって股間を意識したことは何度でもある。

似たような感じを、長靴半ズボンハイソックスでC子に負け続けているA樹にB斗は感じたこともある。
同じく、B斗がA樹に感じたこともある。A樹にとってB斗はA樹、B斗にとってA樹はB斗だった。

C子にとってA樹とB斗は何だったのだろうか?
C子にとってA樹とB斗はライバルだった。というより練習台だった。
C子はA樹とB斗に必ず勝った。ただし、そんなに楽勝ではない。手加減の余地はなかった。真剣に臨まなければ負けることはわかっていた。
だから、自分がより強くなるためにはちょうどいいやや軽めの練習台だった。
C子はやさしく思いやりを持つようにしつけられていた。一方、思い切りぶつかり合うようにもしつけられていた。
C子はA樹やB斗に怪我をさせたり、失神させたりもした。でも、謝ったり、思いやりを示したりした。

A樹もB斗も特に顔がいいわけでもかっこいいわけでもない。でも、顔が悪いわけでもかっこ悪いわけでもない。まあきれいな男の子、決して見苦しくない男の子である。
どんなに自分に負けても決してあきらめずに思い切り挑戦してくる、自分を恨んだりねたんだりすることもない、
教育実習生だったJ先生を3人で慕っていたし、6年生の最後まで一緒に遊ぶことが多かった。
お互いの家によく遊びに行った。

でも、C子はA樹とB斗に「異性」を感じることはなかった。
長靴半ズボンハイソックスで自分に負けているA樹やB斗の姿や表情に股間を意識することはあった。



春休みには、A樹もB斗もC子も思い切り外で遊んだ。できる限り川原などで遊んだ。
少しでもぬかるみがありそうな日は長靴を履いた。

909 :夢見る名無しさん:2016/05/12(木) 21:21:10.74 ID:jOb7ns3KC
A樹B斗C子は中学1年生になった。
中学校の制服は、男子は普通の黒の詰襟、もちろん長ズボンであり、女子は普通の黒のセーラー服で、スカートはひざより長い。

では、半ズボンとは無縁となるか?いやそうではなかった。

X県Y市の中学校では、体育服は白の半袖に、男子は短い黒の短パン、女子は黒のブルマで、長ズボンのようなものはなかった。
真冬でも半袖、短パン、ブルマである。

Y市の中学校にはすごい校則がある。
私服では、中学2年の秋の衣替えまで、半ズボンでなくてはならないのである。
制服で外出できるのは、学校行事、慶弔だけである。
そのことは生徒指導部も厳しく指導していたし、2年生、3年生、場合によっては高校生も目を光らせていた。
中には隠れて長ズボンになる生徒もいたが、隠れるしかなかった。
それに、県庁所在地のX市でも、中学生の低学年は半ズボンという風潮も合った。Y市はもっとその傾向が強かった。

ただ、中学生が小学生と違って認められるのは、縦2列のアルミで補強した穴のある黒の太いベルトが認められていることだった。

学童長靴に半ズボン、大人用長靴に半ズボンの中学1年生が結構見られた。
A樹とB斗はうれしくて仕方がなかった。C子のうれしくて仕方がなかった。

>>906
国立大のX大学の受験日程や合格発表日程と小学校の卒業式との整合性については何も考えませんでした。

卒業式、小学校時代にエピソードについて、さらに追加したい方はご自由にどうぞ。

910 :夢見る名無しさん:2016/06/18(土) 17:57:17.64 ID:CocE5ub/Y
春休みで中学校の入学式の少し前、A樹とB斗はZ川の河原に遊びに行った。
デニ半、ハイソックス、長い大人用長靴である。
小学6年生で、A樹とB斗は二人ともC子に投げ飛ばされて失神したことが2回あった。

911 :夢見る名無しさん:2016/06/18(土) 18:01:06.95 ID:CocE5ub/Y
1回目は1月はじめのN祭りにおける子供相撲 >>723 >>724 >>725 >>726 >>727 >>728 >>729 >>730 >>731 >>732 >>733 >>734
2回目は1月終わりの体育での肉弾である。 >>473 >>474 >>475 >>483 >>484 >>485 >>491 >>492 >>493 >>495 >>496 >>497

912 :夢見る名無しさん:2016/06/18(土) 18:04:29.30 ID:CocE5ub/Y
C子に肉弾で失神KO負けした後、A樹とB斗はお互いに長靴を交換した。C子に勝つまでという約束で。
2月以降体育では、持久走、駅伝リレー、サッカーがあったが、どれでもC子に負け続けた。 >>499 >>500 >>501 >>502 >>828 >>829 >>830

A樹「僕らの長靴、結局元に戻すことができなかったね。」
B斗「最後までC子に勝てなかった。」
A樹「中学生になったら体育も部活も男女別々だろ?」
B斗「うん。小学校を卒業するまでに勝ちたかったな。」

そんな話をしていると、白のスカートに白のハイソックスに長い緑の長靴C子が土手を歩いているのが見えた。
C子は河原に下りようとしているらしい。A樹とB斗はC子を呼んだ。C子は下りてA樹やB斗に近づいてきた。

913 :夢見る名無しさん:2016/06/18(土) 18:07:38.29 ID:CocE5ub/Y
A樹とB斗とC子は小学校時代の思い出話をした。
話は、A樹もB斗もC子に勝てなかったことにも及んだ。A樹とB斗はC子の強さを讃え、C子はA樹とB斗が強くなっていることを讃えた。
C子「肉弾の時はびっくりしたわ。相撲の時はそうでなかったのに、どうして肉弾の時はあんな悲鳴を上げたの?鼓膜にも響いたし、体中にも響いて震えちゃったわ。」
B斗「ごめん、ごめん。僕も自分ではわからないで先生から聞いてわかったんだ。声を出したのはわかったけど悲鳴だとは…」
A樹「僕もだよ。相撲のときは、もう絶対投げられることがわかったから覚悟ができて痛んだと思う。でも、肉弾の時は…」
B斗「僕たちツープラトンで当たったし、絶対勝てると思ったんだ。」
A樹「ちょっと押されたこともあったけど、少ししたら僕たちが一歩的に押していると思うたんだ。」
B斗「でも、C子が低くなって僕たちが浮き上がりそうになったんだ。」
A樹「でも、そのまま下に押しつぶせると思ったんだ。」
B斗「でも、踏ん張れなくなって…」
A樹「スピードも速いし、どんな風に投げられていくのかもぜんぜんわからなくて、怖くなってしまったんだよ。」
B斗「しばらく真っ暗だったな。担架に載せられるあたりからみんなの声が聞こえたんだ。」
「僕もだよ。保健室に向かっているのだけはなんとなくわかったけど…」

C子「ごめんね。」
B斗「いいんだよ。僕たちよりC子の方が強かったんだから仕方ないよ。」
C子「A樹もB斗もどんどん強くなっているから、私も真剣になっちゃうんだわ。」
A樹「僕たち、C子のおかげで強くなれたかもしれない。C子には勝てなかったけど。僕たち、体育がずっと3だったけど、卒業式では4になっていたんだ。」

914 :夢見る名無しさん:2016/06/18(土) 18:39:22.29 ID:CocE5ub/Y
A樹とB斗とC子は河原を下流に移動していった。
一部を除いて晴天でも長靴でないと通れない区間が多い。河原に来るときには晴天でも堂々と長靴が履ける。
上流に移動すると、小学校の体育でよく使っていた河原である。つい2ヶ月ほど前、A樹とB斗が持久走や駅伝リレーでC子に負けた場所である。
下流に移動すると、いったん土手に上がり県道を横切ってまた河原に下りるのだが、そこは中学校が体育や部活でよく使っている場所であった。

その河原をA樹たちが行くはずの中学校が使っていることは、A樹たちは知っていた。
A樹たちが小学校を下校してからいろいろなところに遊びに行くとき、この河原で中学生が部活で走っているのも見ていた。
男子も女子も一年中、白の半袖、白のハイソックス、男子は黒のナイロンの激短パン、女子は黒のブルマだった。どの部活でもそのようだった。
ただこの2,3年、必ず長い長靴を履くようになってきている。男子は黒の大長靴、女子はさまざまな色だが淡色の長い長靴である。
河原でのトレーニングのときに義務付けられているらしい。

A樹たちがその河原に到着したとき、中学生たちが顧問の号令を受けながら走り込みをしていた。
男女ともいる。新2年生も新3年生もいる。単独の部活だけではなく複数の部活が合同で練習しているらしい。
短い距離をダッシュしたり、長い距離を走ったりすることもある。
顧問は非常に厳しかった。これが中学なのか、と思った。

男女が一緒に走ることもあった。女子に負ける男子も少しいた。
もしかしたら、C子とこんな形で対戦する機会があるのかな? とA樹とB斗は期待と不安を抱いた。
C子にまた負けることはあっても、勝つチャンスもあると。たとえ、2年生になってでも3年生になってでもC子に勝ちたかった。
C子も、中学生になってもA樹やB斗たちと競い合うチャンスがあると思うと期待に胸が膨らんだ。
A樹やB斗が2年生になっても3年生になっても、A樹やB斗に勝ち続ける自分を想像した。

顧問の厳しそうな様子や中学生の真剣な雰囲気に圧倒され、3人はもう一度上流に戻ることにした。

915 :夢見る名無しさん:2016/06/18(土) 18:56:24.15 ID:CocE5ub/Y
A樹B斗C子は揃って同じ中学校に入学した。
3人は小学校では奇跡的に同じクラスだったが、中学校では3人ともばらばらのクラスになり、3年間ずっとそうだった。

>中学校の制服は、男子は普通の黒の詰襟、もちろん長ズボンであり、女子は普通の黒のセーラー服で、スカートはひざより長い。

>では、半ズボンとは無縁となるか?いやそうではなかった。

>X県Y市の中学校では、体育服は白の半袖に、男子は短い黒の短パン、女子は黒のブルマで、長ズボンのようなものはなかった。
>真冬でも半袖、短パン、ブルマである。

>Y市の中学校にはすごい校則がある。
>私服では、中学2年の秋の衣替えまで、半ズボンでなくてはならないのである。
>制服で外出できるのは、学校行事、慶弔だけである。
>そのことは生徒指導部も厳しく指導していたし、2年生、3年生、場合によっては高校生も目を光らせていた。
>中には隠れて長ズボンになる生徒もいたが、隠れるしかなかった。
>それに、県庁所在地のX市でも、中学生の低学年は半ズボンという風潮も合った。Y市はもっとその傾向が強かった。

>ただ、中学生が小学生と違って認められるのは、縦2列のアルミで補強した穴のある黒の太いベルトが認められていることだった。

>学童長靴に半ズボン、大人用長靴に半ズボンの中学1年生が結構見られた。
>A樹とB斗はうれしくて仕方がなかった。C子のうれしくて仕方がなかった。

入学式、始業式が終わると、部活動の登録が始まる。
帰宅部になって遊ぼうとすると、半ズボンでなくてはならない。上級生がしっかり取り締まっている。
そこでハードな運動部に入る生徒が多くなる。

A樹もB斗もC子も運動をしたくて仕方がなかった。文化部や帰宅部という選択はなかった。
あの日、河原での合同トレーニングに参加していた部活に入りたかった。

A樹はサッカー部、B斗はテニス部を考えていた。でも、レスリング部に入ることにした。
なぜなら、C子がレスリング部に入るからだ。

916 :夢見る名無しさん:2016/06/18(土) 19:18:07.21 ID:CocE5ub/Y
レスリング部は中学校では珍しい。
顧問のZZは体育の教員で生徒指導主任だ。授業でも生徒指導で部活でも厳しいことが知られている。
地元国立大のX大学教育学部のころからレスリングで鳴らした。教員になってからであるが、国体で優勝し、X県のメダルの数をかろうじて全国1位にするのに貢献した。
体協関係でも実力者で、管理職になるのは時間の問題だといわれている。
レスリング部を作りたいとZZが言ったとき、管理職も教委も反対できなかった。
結構予算をかけて設備を整えた。

珍しい部活である。それも部員が多くなった一因である。
A樹もB斗もC子も珍しいことをやりたかった。(理由甲)

レスリング部に入ると非常に厳しい生活が待っている。
だが、レスリング部員であるということは、ZZの完全な庇護下にあるということだ。
レスリング部員である限り、いかなる不良も近寄ってこない。ただ、レスリング部員でなくなると、たちまち不良から目をつけられる。(理由乙)
レスリング部のそのような側面は、A樹B斗C子にとってまったく未知のことだった。

レスリング部では、男子はすその短い半ズボンのようなシングレット(吊りパンツ)、女子は競泳用水着のようなシングレット、男女ともハイソックスに編み上げブーツ、編み上げにはテープをする。
A樹やB斗は長靴半ズボンのようなスタイルになる。C子は競泳用水着に長靴のようなスタイルになる。
A樹B斗C子を惹きつけてやまなかった。(理由丙)

A樹B斗C子がレスリング部に入部した理由は、第1に丙、第2に甲であって、乙のことは何も考えていなかった。
A樹とB斗にとっては、C子が入部するということも重要だった。

917 :夢見る名無しさん:2016/06/18(土) 19:57:55.45 ID:CocE5ub/Y
5月にはいると体力テストがあった。
学年ごとに、丸一日が身体測定と体力テストになっていた。さまざまなクラスと同時進行になった。

50M走。4レーンで男子2名女子2名で走る。
ほとんどの場合、男子2名が女子2名に結構な差をつけて勝っている。
A樹の番がやってきた。違うクラスになったC子も走る。A樹はどきどきしてきた。
スタート。A樹と一緒に走った男子は別の小学校出身の陸上部で圧倒的に早い。C子と一緒に走った女子は女の子走りで圧倒的に最下位だった。
C子は陸上部の男子の少し後ろについていった。A樹はもう一人の女の子には圧倒的な差をつけたが、C子には負けた。
男子が女子に負けるのはA樹が見た限りでは2例だった。一人は肥満児、もう一人は非常に背が低く線の細い男子だった。
計測は機械的にどんどん進むので、誰も結果に感想を漏らす者はいなかった。

握力。握力計がいくつか並び、半分が男子、半分が女子だった。
B斗の番になった。皆より悪くない数値が出て喜んでいたら、C子の番になった。C子はB斗を上回った。
ZZが仕切っているので誰もぐずぐずしていられない。機械的に進んでいった。

A樹もB斗も悔しくて仕方がなかった。
その日は1学期の中間考査の前の考査週間だったので部活はなかった。

A樹は長靴半ズボンでZ川の河原(小学校や中学校が使わない河原でよく遊んでいた河原)に行って、思い切り走った。
A樹もB斗も越えられなくてC子だけが越えることのできた支流の河口を跳び越すことができた。
でも、涙が出てきて仕方がなかった。人目がないことを確認すると、A樹は泣いてしまった。

B斗は長靴半ズボンでZ川の支流T川の河原に行った。姉のK子とキャッチボールをしたところである。
A樹とB斗は上れなかったがC子は上れた大木についに登ることができた。
でも、涙が出てきて仕方がなかった。人目がないことを確認すると、B斗は泣いてしまった。

918 :夢見る名無しさん:2016/06/18(土) 20:06:21.47 ID:CocE5ub/Y
A樹とB斗がそれぞれ家に帰ってくると、A樹の母や姉のM代、B斗の母や姉のK子は、テスト週間なのに遊んでいて勉強していないことを責めた。
A樹もB斗も、もし、体力テストでC子に負けることがなければ、まっすぐ帰って勉強していたはずだ。
レスリング部は練習がきつく、日曜日もよくつぶれる。
本当は疲れてはいたのだが、どうしても悔しさを抑えることができなかったのだ。
A樹もB斗も本当の理由を言う気にはなれなかった。
レスリング部で試合に出場できるようにトレーニングをしていたと言った。
もちろん、それはうそではないが…

A樹もB斗も股間を意識してまったく勉強が手につかなかった。

919 :夢見る名無しさん:2016/06/18(土) 20:15:53.71 ID:CocE5ub/Y
M代とK子はA樹とB斗が勉強しなかったことを母親と一緒に責めたが、長靴半ズボンでトレーニングをした、ということはうれしかった。
校則では私服では半ズボンとなっていることは知っている。その校則を恥ずかしがらずにしっかり守ったことはいいことだと思う。

M代とK子は家の周りで掃除をしていたときにA樹とB斗を見たのだ。
大学4年で卒論や教員採用試験で忙しいM代とK子がA樹とB斗の長靴半ズボンの姿を見るのは久しぶりだ。
A樹もB斗も脚が長くなってきた。小学生のころよりも短い半ズボン、ハイソックス、大人用の長い長靴が似合っていると思った。
M代はA樹を、K子はB斗を抱きしめたかった。

また、A樹やB斗にいつまで長靴半ズボンが似合うのか、似合わなくなる前に、来年くらいには最高に似合うようになっているのかと考えると、たまらなかった。

920 :夢見る名無しさん:2016/06/18(土) 20:16:57.44 ID:CocE5ub/Y
レスリングのコスチュームの設定はめちゃめちゃにしました。
あしからず。

921 :夢見る名無しさん:2016/07/02(土) 15:22:55.39 ID:4eErWDZsQ
レスリング部の練習は厳しかった。朝連はほぼ毎日あったし、日曜日もほとんどつぶれた。
1年でも2年でも3年でも脱落者はいる。脱落者は不良グループに目をつけられることが多かった。
顧問のZZは生徒指導主任の体育教師でA樹たちの中学校の治安を守っている。
A樹たちも運動部に入るのは当たり前だと思っていたし、いくら練習がつらくてもレスリング部をやめるなんてことは考えられなかった。
体育館の一角にマットを敷いて練習をする。ただ、いくらZZの威光が強くても他の部活のために場所を確保しなくてはならない。
だから、週の何回かは河原での走り込みなどのトレーニングとなった。雨天なら校舎内での階段昇降や基礎トレである。
河原でのトレーニングでは体育館や運動場の割り当てからはみ出た部活との合同トレーニングも多かった。

>X県Y市の中学校では、体育服は白の半袖に、男子は短い黒の短パン、女子は黒のブルマで、長ズボンのようなものはなかった。
>真冬でも半袖、短パン、ブルマである。

ZZは河原でのトレーニングの時には、男女ともに長靴の着用を義務付けた。しかも、短いのはだめで大長靴級の長い長靴である。
理由としては、ぬかるみがあること、砂地があること、負荷がかかってトレーニングになることを挙げていた。
ZZも長ズボンのトレパンにではあるが、黒の大長靴を着用してきた。
ZZは特に言わなかったが、他の部活もZZの威光に従って、大長靴着用となった。
実は、ZZも長靴フェチであったのかもしれない。

河原での練習では、半袖に、長靴短パン少年や長靴ブルマ少女が競い合った。
A樹もB斗もC子もうれしくてしょうがなかった。
マットの使えるレスリングの種目練習だけでなく、河原での練習も楽しみだった。

922 :夢見る名無しさん:2016/07/02(土) 15:56:56.92 ID:4eErWDZsQ
A樹とB斗は1年生の中でやや弱いほうだった。もちろん先輩にはぜんぜん歯が立たなかった。
C子は1年生の中では1、2を争うほど強かった。それでも先輩にはぜんぜん歯が立たなかった。
C子が2年生のE子先輩と試合をした。E子先輩は背の低いC子よりも背が低く、C子よりも線が細かった。
それでもC子はE子先輩にあっという間にフォールされてしまった。
フォールされるまでの時間はだんだんと延びてきたが、それでもE子先輩になかなか勝てなかった。
C子がE子先輩にはじめて勝ったのは、C子が2年生になった春である。
それほどZZの指導する技術は本格的で揺るがしがたいものだった。
ZZの体力もほとんど衰えていなかった。どんな強い男子とやってもあっという間にフォールした。
A樹もB斗もC子も何も気づかないうちにフォールされた。ZZにフォールされても何の痛みも感じなかった。それほどの実力である。

試合は、市内大会も県大会もない。いきなり、数県にまたがる地区での地区大会である。その上は全国大会である。

河原での練習ではさまざまな距離の走りこみが多かった。A樹やB斗はC子と競走する機会があまりなかった。
たまにあるときにはわくわくどきどきした。そしていつも負けた。
短い距離ではB斗がA樹に、長い距離ではA樹がB斗に勝つことがほとんどだったが、C子はどんな距離でもA樹やB斗に完勝した。

1年生の1学期のうちに、A樹とB斗が履いていた長靴が河原のトレーニングによって、壊れてしまった。
A樹とB斗は新しい黒の大長靴を買った。

1年生の2学期に河原でのトレーニングがあった。A樹とB斗はC子に負けた。
A樹とB斗は、小学校6年生の時、肉弾で失神KO負けした後、C子に勝つまでお互いの長靴を換えっこしたことを思い出した。
A樹とB斗はまた、C子に勝つまでは長靴を交換することにした。A樹とB斗の大長靴のサイズもメーカーもまったく同じだった。

結局C子に勝てないままA樹とB斗の大長靴はトレーニングによって2年生の1学期に壊れた。
2年生の2学期河原のトレーニングでにC子にまた負けた時に、また交換をした。
今度こそC子に勝って長靴を元に戻そうと。

923 :夢見る名無しさん:2016/07/02(土) 16:43:55.86 ID:4eErWDZsQ
9月には部活のない日曜日が必ずある。ZZがレスリング関係の集会に参加するためである。

1年生の9月の日曜日、A樹とB斗は、2年生のS山先輩とT川先輩とU田先輩から釣りに誘われた。
3人の先輩は中堅どころの強さであり、A樹もB斗も親しみを抱いていた。
3人の先輩は2人に、絶対に長靴を履いてくるように言った。
Z川の上流に行くのだが、足場の悪いところだから、という理由である。
A樹とB斗はうれしくてたまらなかった。
実は、S山先輩もT川先輩もU田先輩も長靴フェチだった。

A樹とB斗は自転車に乗って集合場所に現れた。
S山先輩もT川先輩がすでに自転車にまたがって待っていた。U田先輩が少し遅れて自転車に乗ってやってきた。
S山先輩は背が高く脚が長く、小学生にはまったく見えなかった。それでも、長靴、ハイソックス、半ズボンがS山先輩に似合っていた。
T川先輩はA樹やB斗よりも背は低かったが、小学生には見えない。S山先輩同様、筋肉も小学生らしくはない。それでも、長靴、ハイソックス、半ズボンがT川先輩に似合っていた。
U田先輩は少し毛深い。大腿にも少し目立つ。脛は更に毛深いがハイソックスと長靴が隠してくれた。それでも、長靴、ハイソックス、半ズボンがU田先輩に似合っていた。
先輩たちが先頭になって自転車をこいでいく。先輩たちの脚の回転も美しかった。

S山先輩は釣りに詳しく、釣果は上場だった。キャッチアンドリリースをして身軽になって帰った。

924 :夢見る名無しさん:2016/07/02(土) 16:46:14.38 ID:4eErWDZsQ
2年生の9月の日曜日、A樹とB斗は1年生のS児とT太とU雄を釣りに誘った。
3人ともレスリング部ではA樹とB斗と同じ立ち位置である。
A樹とB斗は長靴を履いてくるように言った。理由は去年とまったく同じである。

当日、S児だけが長靴を履いてこなかった。A樹とB斗は厳しい口調で長靴を履いてくるように言った。S児の家は集合場所から近かったこともあって、S児は長靴を履いて戻ってきた。
3人とも河原のトレーニングにあわせて大長靴である。
S児はA樹やB斗よりも少し背が高い。でも、筋骨の発達はT太とU雄と同じで、A樹やB斗の方ががっしりしてはいる。
3人とも小学生にはあまり見えない。結構大き目の小学6年生に見えなくもないが中学生らしい。
脚線も長くなっており、筋肉もつき始めており、長靴、ハイソックス、半ズボンを履くことによって、今が一番美しく見える。
A樹とB斗は自分たちが1年生の3人にどう見えているのか気になった。自分たちが1年生の時3人の先輩を見たのと同じような気持ちなのかと。

5人はA樹とB斗を先頭に自転車でZ川の上流の去年と同じ場所に向かった。
すれ違う大人たちの視線が心地よかった。

釣果はS山先輩がいた去年ほどではないが、S山先輩のコツをつかんでまあまあだった。A樹もB斗も一応、釣りが趣味だったし。
その年もキャッチアンドリリースをして、身軽になって帰った。

3年生になったA樹とB斗に、2年生のS児たちは1年生を誘って9月の日曜日に釣りをやったと話してくれた。
あのポイントはものすごく釣れる、でも、あそこには長靴が絶対必要だ、と言っていた。

925 :夢見る名無しさん:2016/07/02(土) 17:22:50.64 ID:4eErWDZsQ
C子はライバルのS子とともに1年生の最後の試合に出場することになった。
A樹とB斗はまったくそんなレベルに達していなかった。
S子はA樹、B斗、C子とは別の小学校の出身である。

数県にまたがる地方大会であった。C子もS子も1回戦で敗退した。2年生ではC子とS子は試合出場の常連であった。2年生の秋、C子とS子は全国大会に出場を果たした。

3年生の夏の試合、A樹とB斗も地方大会への出場を果たした。これはZZの情けではない。3年生でも実力がないとみなされたら試合への出場はない、それがZZの方針だ。
A樹は1回戦フォール勝ち、2回戦判定負け、B斗は1回戦判定勝ち、2回戦フォール負けだった。

C子は地方大会を優勝、S子は3位で通過し、全国大会に出場した。

東京でも全国大会、C子は思わぬ形でJに再会した。
Jは勤務先のF大学付属中学校のレスリング部の引率者として来ていたのだ。顧問は大会の役員となっており、引率者が必要だったのだ。Jにはレスリングはわからない。

JはF大付中レスリング部のW子と親しく話をしていた。C子はもうJに近づけないような気がした。
C子はどんどん勝ち抜いていったので、同じく勝ち抜いてきたW子と対戦することになる。C子はW子に勝ってJを自分に振り向かせたかった。

C子がW子と当たったのは3位決定戦だった。
C子とW子の実力は伯仲していてなかなか勝負がつかなかった。W子の実力が紙一重で勝っていた。
C子は判定負けで4位となった。C子はその試合内容を評価されて賞をもらうことになった。
S子は上の階級で同じく3位となった。ZZの指導の下では中くらいの結果だった。C子もS子も中学校で表彰された。

C子はW子に負けた悔しさのため、体育館の廊下で人目構わずに泣いていた。
そんな時、JがC子を見つけ、声をかけた。C子はJの胸に抱かれて思い切り泣いた。

C子はレスリング部のこといろいろとと話した。結構長い時間になった。JはA樹とB斗のことをC子に聞いた。
C子はそのときになってやっと、A樹もB斗もレスリング部に入っていること、3年の最後の地方大会に出場を果たし、2回戦で敗退したことを告げた。

926 :夢見る名無しさん:2016/07/09(土) 16:07:16.39 ID:DldFGdmJj
レスリング部の練習は基本的に男女別だった。ただ、場所のこともあり、河原のトレーニングだけでなくマットの練習でも、ほとんど隣接して行った。
A樹とB斗がC子と組み合うことも、全くないわけではなかった。A樹もB斗もそのたびにC子に負けていた。
ただ、本格的な試合はなかった。部分的な技のスパーリング形式が多かった。

1年生で初めてやったのは、ブリッジ崩し。ブリッジをしてお互いに腕か脚を取って崩し合うのだ。
これは、小学校の体育でもやった。小学校でも、A樹やB斗はC子に負けた。そして、中1のレスリング部でも負けた。

A樹対C子。お互いに後ろ向きになりブリッジを作り、お互いの腕を崩すのだ。
B斗が見ていた。ブリッジもC子の方が見事だった。お互いに近づいていく動きもC子の方が見事だった。身長も体重もA樹の方があったが、筋肉の発達はC子だった。
A樹はC子に崩されてしまった。
B斗はまだこのとき、自分の番が回ってくる緊張のために股間を意識する暇がなかった。

B斗対C子。お互いに前向きになりブリッジを作り、お互いの脚から崩すのだ。
A樹が見ていた。ブリッジもC子の方が見事だった。お互いに近づいていく動きもC子の方が見事だった。身長も体重もB斗の方があったが、筋肉の発達はC子だった。
B斗のレスリングブーツの脚とC子のレスリングブーツの脚が絡み合う。姿勢の確かさと力強さ、動きの速さと力強さはC子が圧倒した。
B斗はC子に崩されてしまった。
A樹は股間を意識した。

927 :夢見る名無しさん:2016/07/09(土) 16:10:03.98 ID:DldFGdmJj
練習が終わり家に帰ると結構暗くなっていた。
A樹もB斗も帰りは制服ではなく体育の半袖シャツと激短パンを履いて下校した。白のハイソックスが長かった。
中学校では授業以外は体育服が結構認められていた。体育服は、上は半袖、下は短パン、ブルマで、長袖も長ズボンもなかった。

A樹とB斗は走り込みに行ってくると言って、半袖、短パン、ハイソックスに大長靴を履いて、河原に向かった。
本来なら疲れで何もやりたくないが、この日は悔しさでいっぱいだった。
A樹とB斗は落ち合い、C子に勝つことを思い描いて、河原で何本かダッシュをし、股間を意識してしばらく泣き崩れてしまった。

その後、C子との部分的な技のスパーリングは何回かあったが、何度やっても結果は同じだった。
A樹とB斗の身長と体重はC子の身長と体重よりどんどん大きな数値となった。A樹もB斗も、成長と自分自身の努力とZZによる指導によってどんどん強くなった。
でも、C子はそれよりもはやい速度で強くなっていった。C子との強さの差は開くばかりであった。

928 :夢見る名無しさん:2016/07/09(土) 16:31:49.03 ID:DldFGdmJj
中2の1月か2月くらいからレスリング部では「選考会」がある。次年度の試合の選手を決めるための重要な校内試合だ。
エース級の部員が何人か選ばれる。それに準じる部員がその3倍選ばれる。エース級1名が5人抜きの試合をするのだ。
必ずしも3連勝しなくてもよい。ただし2敗以上すると選考から脱落する。試合内容が悪くても脱落する。
一方、挑戦する3名は内容が良ければ選手に選ばれることもある。

C子は1年生の時から挑戦者に入っていた。2年生になったらエース級になった。
A樹とB斗は1年生の時は全く選ばれなかった。2年生になったら挑戦者に入った。
A樹とB斗は2年生の女子D子とともにC子と対戦することをZZから告げられた。

929 :夢見る名無しさん:2016/07/09(土) 17:03:46.98 ID:DldFGdmJj
928ですが、「5人抜き」ではなく、「3人抜き」でした。

中2の初詣で。
A樹もB斗もC子もそれぞれの家族とともにH神社に初詣でに行った。
H神社は地元の神社でN祭りが行われる神社である。小4から小6までA樹もB斗もC子もN祭りに参加した。
男の子は裸にふんどしと長靴、女の子は体育服の半袖とブルマでふんどしと長靴、積雪の正月2日だった。
A樹とB斗は、階段駆け上げでも子供相撲でもC子に負けた。小6の時は子供相撲で投げ飛ばされ「失神KO負け」した。

C子は両親と妹のN子とともに初詣に来た。N子は小2になっていた。
C子は、白に茶色やグレーのまだらが混じった、化繊だけれども毛足の長い短めのコート、グレーの短いスカート、白のハイソックスに赤の長い長靴、
N子は、ピンクの短いコート、赤を基調としたタータンチェックの短いスカート、白のハイソックスにピンクの長靴。

C子はおととしまでのN祭りでの栄光を振り返り、笑みを浮かべた。

N子は「運動会の徒競走で1番になりますように」と祈り、絵馬にもそのように書いて奉納した。

中2になると高校受験のことを祈ることが多くなる。でもC子の関心はレスリングにしかなかった。
C子は「地方大会、全国大会で優勝しますように」と祈り、絵馬にもそのように書いて奉納した。

930 :夢見る名無しさん:2016/07/09(土) 17:36:49.31 ID:DldFGdmJj
A樹は両親と姉のM代とともに初詣に来た。M代は大学2年生になっていた。
M代は、グレーのオーバー、赤を基調としたタータンチェックのスカート、白のハイソックスに赤の長い長靴、
A樹は、グレーのジャンパー、黒のフォーマルの半ズボン白のハイソックスに黒の大長靴。

階段をのぼりながらA樹は、この階段でC子に負けたのか、C子の遠ざかりゆく後姿、髪の毛、背中、ブルマ、ハイソックス、長靴を思い浮かべた。
悔しさと股間を意識した。黒のフォーマルの半ズボンはもう小さくなっていてほとんどハミケツである。時々ハミケツに樹に積もった雪の露が落ちてくる。

階段をのぼりきると土俵が見えてきた。あの土俵でC子に負けたのか、改めて悔しさと股間を意識した。

中2になると高校受験のことを祈ることが多くなる。でもA樹の関心はレスリングにしかなかった。
A樹は「○○中学校レスリング部選考会で○○C子さんに勝てますように」と祈り、絵馬にもそのように書いて奉納した。
A樹は絵馬を表にはかけず、先にかけてある絵馬の間に入れて目立たないようにした。
学校やレスリング部の誰かに見られたらどうしよう、という不安もあった。
でも、C子に勝ちたいという気持ちの方が強かった。見られることは覚悟した。

931 :夢見る名無しさん:2016/07/09(土) 17:38:26.13 ID:DldFGdmJj
B斗は両親と姉のK子とともに初詣に来た。K子は大学2年生になっていた。
K子は、白のオーバー、白と黒の細かいチェックのスカート、白のハイソックスに白の長い長靴、
B斗は、青のジャンパー、黒のフォーマルの半ズボン白のハイソックスに黒の大長靴。

階段をのぼりながらB斗は、この階段でC子に負けたのか、C子の遠ざかりゆく後姿、髪の毛、背中、ブルマ、ハイソックス、長靴を思い浮かべた。
悔しさと股間を意識した。黒のフォーマルの半ズボンはもう小さくなっていてほとんどハミケツである。時々ハミケツに樹に積もった雪の露が落ちてくる。

階段をのぼりきると土俵が見えてきた。あの土俵でC子に負けたのか、改めて悔しさと股間を意識した。

中2になると高校受験のことを祈ることが多くなる。でもB斗の関心はレスリングにしかなかった。
B斗は「○○中学校レスリング部選考会で○○C子さんに勝てますように」と祈り、絵馬にもそのように書いて奉納した。
B斗は絵馬を表にはかけず、先にかけてある絵馬の間に入れて目立たないようにした。
学校やレスリング部の誰かに見られたらどうしよう、という不安もあった。
でも、C子に勝ちたいという気持ちの方が強かった。見られることは覚悟した。

かけられている絵馬を何枚かめくると、
「○○中学校レスリング部選考会で○○C子さんに勝てますように ○○中学校2年○○A樹」
という絵馬を見つけた。
B斗は熱いものを感じた。

932 :夢見る名無しさん:2016/07/09(土) 18:13:15.34 ID:DldFGdmJj
選考会が始まった。
C子は、D子、B斗、A樹の順に対戦していく。
C子対D子。C子はD子を秒殺とまではいかないけれど、圧倒的な実力の差でフォールした。

C子対B斗。
B斗は組み合ってからしばらくするとC子に投げられた。
攻められに攻められ、ブリッジで耐えに耐えたが力尽き、痙攣してフォールされ、失神したとき失禁してしまった。
B斗は担架に乗せられ、保健室に運ばれた。担架を持ったのは選考会を終えた部員とZZである。
失禁した付近には下に布を敷き、上にも布を敷いた。
部外の生徒にも見られることになるが、レスリング部で失神や失禁をすることはむしろ勲章に近いことになっていた。
C子も失神失禁したこともある。レスリング部はそれくらいハードだという認識はあったので、それほど恥ずかしいことではなかった。

A樹には股間を意識する余裕はなかった。C子や他の部員とともにB斗の汚物を雑巾がけで処理した。

ZZはB斗の処置を女性の養護教諭Y枝に任せると、C子対A樹の試合に戻った。Y枝は失神失禁したレスリング部員の処置に慣れている。

保健室でのB斗。
Y枝は、タオルを敷いた処置用ベンチにあおむけに寝かされたB斗のシングレットを脱がし、湯で絞ったタオルで汚物を拭き取った。
レスリングブーツとハイソックスはそのままにした。フリチンに長靴を履いているようにも見える。
B斗は意識を回復しつつあった。でも、動けなかった。
C子に投げつけられたり、絞められたりした打撃、ずっと続いてきた練習による疲労、次から次へと出てくる宿題をこなす勉強の疲れによって、眠り始めた。
B斗は目を閉じ、口を少し開け、荒い呼吸のため、胸や腹が上下している。寝息も聞こえる。

933 :夢見る名無しさん:2016/07/09(土) 18:35:27.45 ID:DldFGdmJj
Y枝はたまらなかった。
B斗は、緊張が解けたのと汚物の処置による刺激のため、○起している。ツル脇でチン毛がちらほらである。髭はない。
子供にしては、身長が高いし、筋肉も少しあり、チン毛もちらほらで、○ん○も大きい。
大人にしては、
女にしては、身長はいいとしても、胸や尻に脂肪がないし、いまひとつ貧弱、
男としては、身長がやや足りなく、顔が幼く、骨格も筋肉も貧弱で、○ん○も小さい。
髪の毛も肌もつややかで午後の光が反射し、肌の肌色、ハイソックスの白、髪の毛とレスリングブーツの黒が輝いている。

このB斗という男の子を失神失禁させてフォールさせたのはC子という女の子だとZZは言っていた。
昨年は、2年生の女の子にフォール負けして失神失禁したC子の処置をしたことがある。
そのときのC子は今のB斗より身長も体重も少なかったが、筋肉の発達はC子だと思った。
今のB斗があの時のC子と対戦しても、もしかしてC子が勝つのではないかとも思えてきた。

このB斗という男の子も結構鍛えてあると思える。つらい練習を2年近く頑張ったのだろう。でも、C子という女の子に及ばなかった。
Y枝はB斗の額の汗をやさしく拭いた。

934 :夢見る名無しさん:2016/07/09(土) 18:48:11.79 ID:DldFGdmJj
同時進行で、C子対A樹。
展開はB斗の時とほとんどというより全く同じだった。

A樹は組み合ってからしばらくするとC子に投げられた。
攻められに攻められ、ブリッジで耐えに耐えたが力尽き、痙攣してフォールされ、失神したとき失禁してしまった。
A樹は担架に乗せられ、保健室に運ばれた。担架を持ったのは選考会を終えた部員とZZである。
失禁した付近には下に布を敷き、上にも布を敷いた。
部外の生徒にも見られることになるが、レスリング部で失神や失禁をすることはむしろ勲章に近いことになっていた。
C子も失神失禁したこともある。レスリング部はそれくらいハードだという認識はあったので、それほど恥ずかしいことではなかった。

保健室の処置用ベッドではB斗が半失神していた。ZZとY枝はフリチンにハイソックス、レスリングブーツのB斗をベッドに移し、掛布団をかけた。
処置用ベンチをA樹のために空けた。
ZZはA樹の処置をY枝に任せるとマットに戻り、C子や他の部員がA樹の汚物を処理した。
保健室でのA樹。
Y枝は、タオルを敷いた処置用ベンチにあおむけに寝かされたA樹のシングレットを脱がし、湯で絞ったタオルで汚物を拭き取った。
レスリングブーツとハイソックスはそのままにした。フリチンに長靴を履いているようにも見える。
A樹は意識を回復しつつあった。でも、動けなかった。
C子に投げつけられたり、絞められたりした打撃、ずっと続いてきた練習による疲労、次から次へと出てくる宿題をこなす勉強の疲れによって、眠り始めた。
A樹は目を閉じ、口を少し開け、荒い呼吸のため、胸や腹が上下している。寝息も聞こえる。

935 :夢見る名無しさん:2016/07/09(土) 18:56:40.60 ID:DldFGdmJj
Y枝はたまらなかった。
A樹は、緊張が解けたのと汚物の処置による刺激のため、○起している。ツル脇でチン毛がちらほらである。髭はない。
子供にしては、身長が高いし、筋肉も少しあり、チン毛もちらほらで、○ん○も大きい。
大人にしては、
女にしては、身長はいいとしても、胸や尻に脂肪がないし、いまひとつ貧弱、
男としては、身長がやや足りなく、顔が幼く、骨格も筋肉も貧弱で、○ん○も小さい。
髪の毛も肌もつややかで午後の光が反射し、肌の肌色、ハイソックスの白、髪の毛とレスリングブーツの黒が輝いている。

このA樹という男の子を失神失禁させてフォールさせたのもC子という女の子だとZZは言っていた。
昨年は、2年生の女の子にフォール負けして失神失禁したC子の処置をしたことがある。
そのときのC子は今のA樹より身長も体重も少なかったが、筋肉の発達はC子だと思った。
今のA樹があの時のC子と対戦しても、もしかしてC子が勝つのではないかとも思えてきた。

そういえば、このA樹という男の子、先ほどC子にフォール負けし、失神失禁したB斗に似ている。
顔は違うけれども、体はほとんど同じである。
四肢もすらりと伸びており、健康的で、肥満でもないし細すぎもしないし、この程度の体格ではC子に勝てないのかな、
とY枝は思った。
このB斗という男の子も結構鍛えてあると思える。つらい練習を2年近く頑張ったのだろう。でも、C子という女の子に及ばなかった。
Y枝はB斗の額の汗をやさしく拭いた。

このA樹という男の子も結構鍛えてあると思える。つらい練習を2年近く頑張ったのだろう。でも、C子という女の子に及ばなかった。
Y枝はA樹の額の汗をやさしく拭いた。

936 :夢見る名無しさん:2016/07/09(土) 19:41:45.18 ID:DldFGdmJj
ZZが保健室にやってきた。
ZZとY枝はA樹をベッドに移すことにした。暖房はしているとはいえ、真冬である。

この数日間、ほとんどのベッドは修理に出していた。老朽化していたのだ。
ベッドは3台しかなかった。そのうち2台には、持病で倒れた女の子が2人寝かされていた。保護者の迎えが来るまで時間がかかっているのだ。

だから、A樹はB斗が寝ているベッドに二人で寝かすことにした。
ZZとY枝は、B斗をあらかじめ隅の方に寄せて寝かせていた。A樹に限らず失神失禁があるのがここのレスリング部だ。
スプリングがゆるゆるになっているので、B斗は真ん中に寄ってしまっていた。ZZとY枝はB斗を隅に寄せた。
そして、フリチンにハイソックスにレスリングブーツのA樹をB斗の隣に寝かせて、掛布団をかけた。

B斗は目を覚ましつつあったあった。A樹も自分がB斗の隣に運ばれていることには自覚があった。
ベッドのスプリングはゆるゆるだったので、A樹もB斗も真ん中に沈み込んできた。

C子が保健室に来た。
「先生、A樹とB斗は大丈夫?」「ああ、大丈夫だ。よくあることだ、心配ないぞ。」
「A樹とB斗はどこ?」「ここだ。」ZZはベッドのカーテンを開けてA樹とB斗を見せた。
掛布団があるので、A樹とB斗の顔しか見えない。A樹もB斗も寝息を立てている。
「顔色もよさそうだろう、心配するな。もう下校しろ。」「はい。」

A樹とB斗は目を閉じていたのでC子を見ていない。でも、カーテンが開いてC子が見ていたことは分かった。

937 :夢見る名無しさん:2016/07/09(土) 19:47:39.83 ID:DldFGdmJj
隣で寝かされたいた女の子の保護者が迎えに来た。そのとき、A樹もB斗も意識はあるものの起きられなかった。
ベッドはどんどん中央に沈み、A樹の唇とB斗の唇が触れ合った。
唇を動かしてはずそうとするとますます深くキス状態となった。おさまっていた○ん○がまた○起した。
腕や脚が触れ合うことも刺激となった。

A樹とB斗が同じ布団で寝たことは2回ある。1回目は小2の時のB斗の家でのお泊り、2回目は小6の時の修学旅行である。
A樹とB斗が失神してキス状態になったことは1回ある。小6の時のN祭りの子供相撲で、C子に投げ飛ばされて失神した時である。

もう一人の女の子の保護者も迎えに来た。
その時、A樹もB斗もすっかり目を覚ましたが、見られないように隠れていた。
「まだ一人、ベッドに生徒さんがお見えになるんですか?」「はい、レスリング部の子です。」
レスリング部のハードさはほとんどの保護者に知られていた。
「男の子ですか?女の子ですか?」「男の子です。」
「同じ保健室に行くにしても、体が強くなって、この子のようにハードなレスリングができるくらいにうちの娘もなってほしいですわ。」

A樹もB斗も顔が赤くなった。
確かに自分たちはレスリング部でやっている。でも、C子という女の子よりはるかに弱い。
この保護者は多分、このベッドの中にいるのはある男の子にフォール負けして失神した一人の男の子だと思っている。
でも、中にいるのは、一人の女の子にフォール負けして失神失禁した二人の男の子なのだ。

保護者と女の子が帰っていくと、A樹とB斗は起き上がり、ベッドから出た。フリチンでハイソックスにレスリングブーツだった。
ZZの手配で更衣室から自分たちの荷物が届いていた。A樹とB斗は急いで着替えた。そのとき、制服ではなく、体育服の半袖と短パンにした。

A樹とB斗はY枝にお礼を言って下校することにした。
「次は女の子に負けちゃいけないよ。」「はい。」A樹とB斗の顔は真っ赤になって股間を意識した。
その日、雪が積もっていたので、長靴で投稿する生徒も何人かいた。A樹B斗C子ももちろんそうだった。
A樹とB斗は短パンに大長靴を履いて下校することにした。

938 :夢見る名無しさん:2016/07/09(土) 20:11:30.18 ID:DldFGdmJj
体育服の半袖、短パン、ハイソックス、大長靴で残雪を蹴飛ばしながら下校しようとするA樹とB斗の耳に、C子の怒鳴り声が飛び込んできた。
体育教官室の前で、C子がZZに大声で怒りをぶちまけている。
「どうしてS子にはY男とF子なのに、私にはA樹とB斗なの?」
「B斗の筋力とリズム感、A樹の持久力とスピード、これに勝ってほしかったんだ。C子、お前は持久力がまだまだだ。リズム感ももう少しほしい。」
「私がA樹やB斗に負けているとでも言うの?私がS子より下だとでも言うの?」
すかさずZZの平手打ちがC子の頬に入った。C子は泣きながら走り去って行った。

A樹とB斗は隠れていたし、C子は反対方向に行ったので、C子には見られていないはずだと思った。

A樹とB斗は悲しかった。いつもは悔しさだけだったが、こんなにC子の心が自分たちから離れていたことを思い知らされたのはつらかった。
中学校に入学してから3人は一回も同じクラスにならなかった。それも心が離れる原因の一つかとも思った。
そういえば、C子の態度はどんどん冷淡なものになっていく。雑談もあまりしなくなった。挨拶もそっけなくなってきた。お互いの家にも行かなくなって久しい。

C子はS子にライバル心を抱いている。S子は3人とは別の小学校の出身だ。S子はC子と同じくらい強い。A樹もB斗もS子には、試合でも様々な練習でも負けていて勝ったことがない。
C子にとってはZZがS子に関心を払うことが許せなかったのだ。
C子もあまりはっきりとは気づいていないが、実はC子はZZに恋をしていたのだ。
ZZは中年で妻子もある。C子にも常識はある。
C子はレスリング一筋だった。恋にも遊びにもほとんど関心がなかった。唯一のおしゃれは長靴そのものと、長靴と服装とのコーディネイトだった。同い年の女の子よりそちらの方面に疎かったのかもしれない。

翌日、C子はZZに謝罪し、その件については丸くおさまった。
レスリング部の日常は続いた。

939 :夢見る名無しさん:2016/07/17(日) 13:13:23.76 ID:hcEFojrhe
>>934
>保健室の処置用ベッドではB斗が半失神していた。ZZとY枝はフリチンにハイソックス、レスリングブーツのB斗をベッドに移し、掛布団をかけた。
>処置用ベンチをA樹のために空けた。
訂正
保健室の処置用ベンチではB斗が半失神していた。C子にフォール負けして失神失禁したA樹のために処置用ベンチを空けなければならなかった。
ZZはB斗を横抱きにしてベッドに向かった。Y枝はベッドのカーテンを明け、掛け布団を調整した。
ZZはレスリング選手としてはきわめて軽量なほうである。身長は低い。B斗と身長は変わらない。ZZがB斗を横抱きにすると、ZZは自分より大きい体を抱いているようにも見える。
でも、骨格や筋肉の発達はもちろんZZが圧倒していた。ZZはB斗を本当に軽々と横炊きしていた。
B斗はレスリングブーツだけのフリ○ンだった。ZZより幼い顔立ちで、首も体幹も脚も腕も細くて貧弱だった。
Y枝はたまらなかった。
B斗は何か大きな力で包まれたような感じがした。
レスリングの技の指導ではZZに簡単に押さえ込まれていた。練習としてZZに技をかけてZZが投げられたり押さえ込まれたこともあったが、すべて練習の一環としてのことであることはB斗にもわかっていた。
ZZから体罰を受けたこともある。練習で気が抜けているときや提出物を忘れたときなどである。
それらすべてを含めてZZの大きな力に包まれて眠りたくなった。完全にグロッキーだったのでそうせざるを得なかったいうこともある。

940 :夢見る名無しさん:2016/07/17(日) 13:25:00.16 ID:hcEFojrhe
>>936
>だから、A樹はB斗が寝ているベッドに二人で寝かすことにした。
訂正
ZZはA樹を横抱きにしてベッドに向かった。Y枝はベッドのカーテンを明け、掛け布団を調整した。
ZZはレスリング選手としてはきわめて軽量なほうである。身長は低い。B斗やA樹と身長は変わらない。ZZがA樹を横抱きにすると、ZZは自分より大きい体を抱いているようにも見える。
でも、骨格や筋肉の発達はもちろんZZが圧倒していた。ZZはA樹を本当に軽々と横炊きしていた。
A樹はレスリングブーツだけのフリ○ンだった。ZZより幼い顔立ちで、首も体幹も脚も腕も細くて貧弱だった。
Y枝はたまらなかった。

A樹は何か大きな力で包まれたような感じがした。
A樹は小学校3年生の冬のことを思い出した。
雪の残る公園で、長靴に半ズボンを履いて肉弾をした時、長靴にスカートを履いたC子に張り手を決められ、失神はしなかったけれど鼻血を出してダウンした。
その時、通りがかった、宗匠帽子を被り十徳を着た老人に横抱きにされ、家に運ばれたことがあった。
老人にとって小3のA樹でも重かったらしく、雲の上に乗せられているような快感はあったが、安定感はZZによる横抱きが圧倒的だった。

レスリングの技の指導ではZZに簡単に押さえ込まれていた。練習としてZZに技をかけてZZが投げられたり押さえ込まれたこともあったが、すべて練習の一環としてのことであることはA樹にもわかっていた。
ZZから体罰を受けたこともある。練習で気が抜けているときや提出物を忘れたときなどである。
それらすべてを含めてZZの大きな力に包まれて眠りたくなった。
ベッドに寝かされるとき、ベッドには誰かがいると感じた。成り行きからA樹であることはわかった。
それでも眠りたくなった。そうせざるを得なかったほどグロッキーだったということもある。

941 :夢見る名無しさん:2016/07/17(日) 14:08:28.17 ID:hcEFojrhe
>>937
>A樹とB斗が失神してキス状態になったことは1回ある。小6の時のN祭りの子供相撲で、C子に投げ飛ばされて失神した時である。
訂正
A樹とB斗が失神してキス状態になったことは2回ある。
1回目は、小6の時のN祭りの子供相撲で、C子に投げ飛ばされて失神した時である。雪が積もった正月である。
A樹とB斗は裸に白のふんどしを締め、黒の大長靴を履き、白のハイソックスがちらりだった。
C子は白の半袖の体育服、黒のブルマに白のふんどしを締め、赤の長い長靴を履き、白のハイソックスがちらりだった。
担架で社務所の長いすに相次いで運ばれ、相次いでふんどしをはずされ、長靴にフリ○で、反対向きに寝かされ、唇と唇が触れ合い、○起した。

2回目は、小6の時の体育で肉弾をやったときである。2月の雪の残った運動場であった。
A樹とB斗は白の半袖の体育服、黒のジャージ地の短パンに黒の大長靴を履き、白のハイソックスがちらり立った。
C子は白の半袖の体育服、黒のブルマに赤の長い長靴を履き、白のハイソックスがちらりだった。
失神して1台の担架に反対向きに乗せられ、ながぐつにハイソックスを履いた脚をぶらぶらとさせながら、唇と唇が触れ合ったままで保健室に運ばれた。
黒のジャージの短パンの中で○起していた。C子も見ていた。C子はその時もその後も、何も言わなかった。
担架が保健室に到着した時、A樹もB斗も意識を回復した。
保健室に入るときは長靴を脱がねばならなかった。C子はもちろん自力で不脱いだが、A樹とB斗はできなかった。
保健室の入り口の床に腰を下ろしたままグロッキーだったので、先生に脱がしてもらった。
C子が脱ぐときも、A樹やB斗が脱がせてもらうときも、シューーーーッ、ポッ、という心地よい音がした。

942 :夢見る名無しさん:2016/07/17(日) 14:10:23.48 ID:hcEFojrhe
>>938
>すかさずZZの平手打ちがC子の頬に入った。C子は泣きながら走り去って行った。
追加
A樹とB斗は制服のセーラー服に赤の長い長靴を履き、白のハイソックスをちらりとさせたC子の後姿を見送った。
艶やかな髪の毛が揺れ、長靴ハイソックススカートの間の脚の肌も艶やかだった。
C子は身長は低いままであったが、以前もその傾向はあったが、肩幅は広くなり、脚の筋肉も以前よりたくましいものになっていた。

943 :夢見る名無しさん:2016/07/17(日) 14:24:14.20 ID:hcEFojrhe
>>941 1回目の詳細です。参考までに

N祭り 子供相撲でA樹とB斗がC子に相次いで投げ飛ばされ失神 >>723 >>724 >>725 >>726 >>727 >>728 >>729 >>730 >>731 >>732 >>733 >>734

944 :夢見る名無しさん:2016/07/17(日) 14:26:28.19 ID:hcEFojrhe
>>941 2回目の詳細です。参考までに。

そして、スレ番号としては一番若い、「長靴半ズボンとともに」の原点となった、小61月の肉弾の話です。
ここではまだ、A樹は男の子(男の子1)、B斗は男の子(男の子2)、C子は女の子となっております。

体育 肉弾 A樹とB斗がC子に投げ飛ばされて失神
悲鳴充実 >>473 >>474 >>475   観点の美しさ充実 >>483 >>484 >>485   ぶひゃあ >>486
ハイソックス描写 >>489 >>490
担架から保健室へ >>491 >>492 >>493   先生の会話 >>494
男の子2人の会話 女の子の名はC子 >>497   X県Y市の気候 男の子の名はA樹とB斗 >>498

945 :夢見る名無しさん:2016/07/17(日) 14:29:28.68 ID:hcEFojrhe
>>939 >>940
A樹君もB斗君も、顧問のZZ先生と養護教諭のY枝先生の二人で処置用ベンチからベッドに移したのではなく、
A樹君もB斗君も、ZZ先生が一人で横抱きしにて処置用ベンチからベッドに移したことにしました。

946 :夢見る名無しさん:2016/08/05(金) 17:48:22.48 ID:dr5418o0S
>中学校の制服は、男子は普通の黒の詰襟、もちろん長ズボンであり、女子は普通の黒のセーラー服で、スカートはひざより長い。

>では、半ズボンとは無縁となるか?いやそうではなかった。

>X県Y市の中学校では、体育服は白の半袖に、男子は短い黒の短パン、女子は黒のブルマで、長ズボンのようなものはなかった。
>真冬でも半袖、短パン、ブルマである。

>Y市の中学校にはすごい校則がある。
>私服では、中学2年の秋の衣替えまで、半ズボンでなくてはならないのである。
>制服で外出できるのは、学校行事、慶弔だけである。
>そのことは生徒指導部も厳しく指導していたし、2年生、3年生、場合によっては高校生も目を光らせていた。
>中には隠れて長ズボンになる生徒もいたが、隠れるしかなかった。
>それに、県庁所在地のX市でも、中学生の低学年は半ズボンという風潮も合った。Y市はもっとその傾向が強かった。

947 :夢見る名無しさん:2016/08/05(金) 18:30:00.76 ID:dr5418o0S
半ズボンというのは信用があった。

B斗たちの中学校では2年生の夏休みに共同研究があった。数人の班のメンバーは、事前に希望したテーマを参考に、学校によって決められる。
B斗は音楽の歴史についてのグループとなった。
夏休みのある日、F美という女の子の家に集まってポスターを作ることになった。F美の家が広いからだ。
その日、台風が来た。暴風警報が隣県には出たが、X県はやや強い風と雨だけだった。

B斗は、白地で胸の辺りに赤と青の太い縞のある結構高級なポロシャツに、縦2列の穴をアルミで補強した黒の太いベルト、ライトブルーのデニムの半ズボン、白のハイソックスに黒の大長靴で出かけた。
もう一人の男の子も同じような格好であった。2人の女の子は、半袖のブラウスに、スカートに、白のハイソックス、一人は赤の長い長靴、もう一人は白の長い長靴だった。
F美の家にはF美も含めて5人が集まった。
女の子が2人もいることが好印象をも持ったのか、F美の母親はB斗ももう一人の男の子もすんなりと入れてくれた。
玄関には、B斗の黒の大長靴と、もう一人の男の子の黒の大人用長靴、女の子の赤の長い長靴、もう一人の女の子の白の長い長靴が並んだ。
激しい雨に洗われて、どの長靴も美しく光っていた。
男の子2人の長靴の足のサイズは女の子のより大きいことは見ればすぐにわかった。
でも、女の子の長靴は長かった。もう一人の男の子の長靴は一番短かった。そんな中で、B斗の大長靴は女の子の長靴より少しだけ長かった。
B斗はうれしかった。

948 :夢見る名無しさん:2016/08/05(金) 18:52:32.87 ID:dr5418o0S
ポスター作りは順調に進んだ。F美たち女の子が手際よく進めてくれて、清書の段階になっていた。
カラフルでおしゃれなポスターが完成した。ポスターが完成すると、F美の母親がお菓子とジュースを持ってきてくれた。
お菓子とジュースが終わると、F美の提案でリズム遊びをすることとなった。
5人で輪になって、歌に合わせて、手拍子をしたり、ひざうちをしたり、隣の子の手を打ったり、隣の子のひざを打ったりするのだ。失敗した子が脱落する。最後まで残った子が優勝である。
歌は親しみやすいものだったが、リズムは結構複雑だった。Jの歌はなかったが、Jの「歌に似ていたのでB斗にとってはうれしかった。
この遊びは女の子が圧倒的に強い。もう一人の男の子はほとんど一番早く脱落した。
B斗は意外に健闘した。優勝するのはほとんどF美かB斗だった。

B斗はF美を含めて3人の女の子と手を合わせたり、ひざを打ち合ったりして気づいた。
C子はやはり特別に強いのだと。自分もA樹も普通の女の子より強い筋肉を持ってしまっている。成長のためもあるし、レスリング部での猛練習のためもある。でも、C子にはまったく勝てない。
C子の身長はB斗やA樹はもちろん、F美たち3人よりも低い。制服を着ているとC子も普通の女の子に見える。よく見るとバのような筋肉だが。C子の筋肉は特別なのかも知れない。

C子がこのゲームに入ったらどうだろう。
小2か小3のとき、ショッピングセンターに着たJに合わせて、A樹B斗C子は長靴半ズボン、長靴スカートで踊った。そのときはC子が圧倒的にうまかった。
では、今ならどうだろうか。

B斗たちはそれぞれ長靴を履いて帰った。

949 :夢見る名無しさん:2016/08/05(金) 19:21:25.71 ID:dr5418o0S
半ズボンというのは信用があった。
B斗の場合は女の子が混じっていたから安心感があったということもできるが、A樹の場合は格別であった。

B斗やA樹の中学校では2年生の夏休みだけでなく、冬休みにも共同研究があった。
百人一首を学校によって割り振られた数人のグループで何首か分担して、解説書などを読んで、絵にして表現するという課題である。

A樹のグループは男子2人女子2人だった。もう一人の男子はぐれかけていてまったくやる気がなく、もう一人の女子は入院してしまった。
A樹はF香という女の子と進めることとなった。
百人一首の解釈はF香、ポスターはA樹という分担になりつつあった。だが、F香は解釈に行き詰ってしまった。絵の原案も含め、二人で詰めることとなり、A樹はF香の家に行くこととなった。

A樹は、白のジャンパーに、縦2列の穴をアルミで補強した黒の太いベルト、紺のデニムの半ズボン、白のハイソックスに黒の大長靴で出かけた。
その日は雪が降り積もっていた。

中2の10月1日からは半ズボンを履かなくてよくなる。ほとんどの男子生徒はそうするが、1割くらいは半ズボンでがんばる。A樹やB斗も半ズボンで通した。

「いらっしゃい、A樹君。半ズボンで寒くない?」
「小学校からずっと半ズボンだから平気です。」
「元気だね。長靴も長くてかっこいいね。A樹君、脚が長くてかっこいいね。」
「今日は雪が降って積もっているし、家を汚してはいけないと思って長靴を履いてきました。」
「気が利くわね。おあがりなさい。」
「失礼します。」

950 :夢見る名無しさん:2016/08/05(金) 19:38:25.65 ID:dr5418o0S
A樹は姉のK代から古典の参考書を借りてきた。それが大きな突破口となった。理解できなかったことがはっきりと理解できるようになった。
「A樹君、頭いいね。ありがとう。助かったわ。」
F香はA樹に素直な感謝を表情を向けた。

F香の家はセントラルヒーティングで非常に暖かかった。F香は夏とはいかないまでも春か秋かのような服装だった。
F香の筋肉の様子もよく見ることができた。そして気づいた。
C子はやはり特別に強いのだと。自分もA樹も普通の女の子より強い筋肉を持ってしまっている。成長のためもあるし、レスリング部での猛練習のためもある。でも、C子にはまったく勝てない。
C子の身長はB斗やA樹はもちろん、F美たち3人よりも低い。制服を着ているとC子も普通の女の子に見える。よく見るとバのような筋肉だが。C子の筋肉は特別なのかも知れない。

A樹はケーキとホットコーヒーをご馳走になって、長靴を履いて帰った。

A樹は少し前、グループのもう一人の男子、DQがある女の子の家の玄関先で、母親に入れてもらえず、追い返されたのを見たことがある。
A樹は声変わりしているかどうか微妙な少年らしいハスキーボイスだ。DQはA樹より身長が低くまだ黄色い声だ。
DQは中2の10月1日以前から半ズボを履かず長ズボンをこっそり履いていた。

951 :夢見る名無しさん:2016/08/09(火) 15:53:32.05 ID:x3rzgQ3y6
A樹もB斗もDQが嫌いだった。
DQはA樹B斗C子とは別の小学校出身だった。
DQはレスリング部ではなく、バスケ部かテニス部だった。ZZのレスリング部以外はどこもよりゆるいということになる。DQはまあまあ活躍し、ゆるさも満喫していた。

生意気な態度もそうだが、A樹たちを一番怒らせたのは、Jの悪口を言うことだった。
歌手としての歌についても、A樹たちの小学校で教育実習をやったことについても、教育番組に出演したことについても、徹底的に悪口を言った。
Jの教育実習については、その年度の3月にはマスコミを通して世間にばれていた。

A樹は長距離以外、DQに負けていた。B斗は短距離以外、DQに負けていた。

中2の冬、持久走大会で、B斗はDQに勝った。
中3の春、体力テストでA樹はDQと50Mを走ることになり、A樹が勝った。

どちらにおいても、A樹とB斗は喜び合った。特に、A樹もB斗もDQに勝ったという実績を持った中3の春の喜びは大きかった。
ただ、C子に勝てないままでいることは、悔しいままだった。

>>925
>3年生の夏の試合、A樹とB斗も地方大会への出場を果たした。これはZZの情けではない。3年生でも実力がないとみなされたら試合への出場はない、それがZZの方針だ。
>A樹は1回戦フォール勝ち、2回戦判定負け、B斗は1回戦判定勝ち、2回戦フォール負けだった。

ZZにとってA樹とB斗の結果は予想を上回るものであった。ZZはA樹とB斗を異例なほどほめてくれた。

校則では中2の10月1日まで半ズボンだったが、A樹とB斗は中3の10月1日まで半ズボンで通した。
9月終わりの日曜日、A樹とB斗は長靴半ズボンで河原に来た。
レスリング部での厳しい練習や、最後の試合で出られ、2回戦まで進出したこと、部活ではないがDQに勝ったことなどを語り合った。
そして、C子に最後まで負け続けたことも語った。

半ズボンのままC子に勝ちたかった、C子に勝つために交換したお互いの長靴をC子に勝って元に戻したかったことも語った。
股間を意識した。

952 :夢見る名無しさん:2016/08/14(日) 17:51:27.31 ID:V83YKtB83
通知表、体育、
C子は小学校以来、5以外とったことはないが、A樹とB斗は3だった。小6の最後に4になった。
中学校でもずっと3だったが、中3の1学期に二人とも4となった。
A樹もB斗も喜んだが、C子に勝てないでいることの方が悔しかった。でも、C子に追いついていけるかもしれないとの希望も持った。
中3の2学期も引き続き4だった。
すでにレスリング部は引退していてC子と競い合う機会もなかった。A樹もB斗も半分うれしく半分悔しかった。

A樹とB斗は中学校でのスポーツを振り返った。
体育では中2までの3を4にすることができた。憎らしく思っていたDQにすべての分野で駆ることができた。中3の水泳大会でもである。
でも、C子はずっと5である。
レスリング部では、最後の試合に出してもらえることができた。
中1の時に釣りに誘ってくれた1年先輩のうち、S山先輩は最後の試合に出場できたけど、T川先輩とU田先輩はだめだった。
ZZはこっそりとA樹とB斗を呼び出して、予想以上の成長をほめてくれた。
でも、C子には基礎トレでも試合形式でも負けた。何回やっても負けた。

C子には、小学校以来、A樹もB斗も3回、「失神KO負け」をした。
一回目は、小6の正月の子供相撲。A樹とB斗は裸にふんどしに長靴、C子は半袖体育服ブルマにふんどしに長靴。
二回目は、小6の冬の体育での肉弾。A樹とB斗は半袖体育服短パンに長靴、C子は半袖体育服ブルマに長靴。
三回目は、中2のレスリング部での選考会。A樹とB斗は吊りパンにレスリングブーツ、C子は女子用シングレットにレスリングブーツ。

校則では中2の10月1日から私服が半ズボンでなくなるが、A樹もB斗も中3の10月1日に半ズボンを卒業した。
半ズボンを履いているうちにC子に勝ちたかった。長靴半ズボンで長靴スカートのC子に勝ちたかった。
悔しかった。一方、長靴半ズボンの自分が(自分たちが)長靴スカートのC子に負けることは、妙に股間を意識させた。

中3卒業式、通知表を見た。A樹とB斗の体育は4だった。
C子と同じレスリング部に入ったが、C子の心は遠く離れてしまった。
A樹もB斗もC子もずっとクラスが別々だった。そして、進む高校もばらばらになった。

953 :夢見る名無しさん:2016/08/14(日) 18:16:10.73 ID:V83YKtB83
中2の初詣。
雪が積もり降っていて、A樹もB斗も長靴半ズボンで初詣に行った。
中2の初詣では、高校入試の合格を祈る中2もいるが、A樹とB斗はまったく祈らなかった。
レスリング部の選考会でC子に勝つことだけを祈り、絵馬にも書いた。

中3ではA樹もB斗も高校入試の合格を祈った。レスリング部はもう引退していたから。

A樹はY高校を志望した。
Y高校は旧制中学と旧制女学校が戦後合併した受験一流校である。Y高校か、隣の県庁所在地のX高校かX北高校に行かなければ東大は無理だ。
X高校とX北高校はY高校より優秀だが、通学時間がかかるので、一流大学を目指す者はY高校を目指す。
A樹はY高校を志望したが、、面接で無理だといわれた。評定が1足りないからだ。
もし、○○が4だったら、もし○○が5だったら… というより、もし体育が5だったらと考え、悔しくなった。
A樹は必死に勉強したが、評定合計は2学期になっても1学期と同じだった。
A樹はY東高校を受験するように言われた。
Y東高校はY市で2番目の進学校である。東大はゼロだが、京大には隔年くらいで一人、旧帝大には十数人行ける。地元の駅弁大学X大学には上位にいれば行ける。
姉のK代もY東高校からX大学にいった。

B斗はY東高校を志望したが、面接で無理だといわれた。評定が1足りなかったからだ。
もし、○○が4だったら、もし○○が5だったら… というより、もし体育が5だったらと考え、悔しくなった。
B斗は必死に勉強したが、評定合計は2学期になっても1学期と同じだった。
B斗はY西高校を受験するように言われた。
Y西高校はY市で3番目あるいは最低の進学校である。旧帝大はゼロ、地元駅弁のX大学に上位が数名である。

954 :夢見る名無しさん:2016/08/14(日) 18:29:49.48 ID:V83YKtB83
C子は中2の初詣で、レスリングの全国大会での優勝を祈って、絵馬にも書いた。
C子には、隣県の私学のレスリング一流校への推薦入学の話があった。
その年度の被推薦者は、C子とC子のライバルのS子ともう一人の男子の3人になった。

中3の初詣、すでに長靴半ズボンではなく、長ズボンに短靴(その年は暖冬で雪がほとんど降らなかった)で初詣をした。C子もストッキングを履いていた。
A樹はY東高校、B斗はY西高校、C子はQ学園高校の合格を祈って、絵馬にも書いた。

受験が近づくにつれ、今まで勉強にぜんぜん関心がなかったような者たちまで真剣に勉強するようになった。
A樹もB斗もC子もレスリングを通して勝負の厳しさを知っている。
本当に真剣に勉強した。C子の場合はZZの指導の下レスリングなどの実技に取り組んだ。

結果、A樹はY東高校、B斗はY西高校、C子はQ学園高校に見事に合格した。

A樹とB斗は評定があとひとつでもうひとつ上の高校に行けたかもしれない。
悔しい気持ちもあった。だから、大学入試では絶対に負けない、という決意を新たにした。
C子は全国大会優勝を今度こそと決意を新たにした。

955 :夢見る名無しさん:2016/08/14(日) 18:39:24.84 ID:V83YKtB83
これにて、中学編を終わります。
中学編も小学校編と同様、時系列ではありませんが、中学編では時系列でもまとめは省略させていただきます。
レス1000まで残りわずかになってきましたし、小学校編より短いですので。

高校編、大学編はあっさり生きます。
また、J先生とのからみで東京でも別の少年少女を登場させます。M代さん、K子さんの活躍も考えています。
そして、社会人編も考えています。
高校、大学、社会人では長靴半ズボンとの接点が不自然になりますので。

社会人編では、彼らの活躍によって、なんと、21世紀に、長靴半ズボンが復活する物語にします。秘策を練っております。
A樹君B斗君とC子ちゃんの間に亀裂を作ってしまいましたが、3人が和解し、協力して長靴半ズボン復活に取り組む様子も考えています。

小学校編、中学編で付け加えたいエピソードのある方はご自由にカキコなさってください。お待ちしております。

956 :夢見る名無しさん:2016/08/20(土) 17:23:35.32 ID:V1GGnxsy2
A樹はY東高校で、オリエンテーリング部に入った。中学では珍しいレスリング部だったので、メジャースポーツをする気になれなかった。
A樹は地図を読むことに長けていたし、持久力も鍛えていたので、オリエンテーリングではまあまあの活躍ができた。でも全国のレベルは高かった。
Y東高校は、伝統校Y高校に追いつくことに情熱を持ち、A県などの管理教育を志向していた。
A樹はまじめに勉強した。学校の要求することにはしっかりこたえ、不足することは自分の頭で情報を収集したり考えたりした。
学校の要求していることは必要条件だと認識した。そしてそれだけでは大学らしい大学にいけないことも認識していた。
A樹は成績や偏差値でも頭角を現し、旧帝大に届くレベルに達した。中学校ではレスリング部で鍛えられていたことも役に立った。

A樹は最寄の地底(地方帝国大学)にCやBを出し続けた。地元駅弁のX大学にはAを出し続けた。
A樹は結局X大学を受験することにした。高校教員なら最寄の地底が有利だが、小学校教員ではX大学が有利だからだ。早慶は落ちたが、MARCH、関関同立には合格した。
A樹は迷わず、X大学に進学した。A樹の姉M代、B斗の姉K子の後輩ということになった。

X大学ではどの運動部にも入らなかった。小学校教員になったときに、ありとあらゆるスポーツに通じたかったのだ。そこで、スポーツ同好会を有志とともに立ち上げた。
大学の敷地は体育会が独占していた。A樹たちは、大学の敷地やその他の空間を確保するために、さまざまな機関と交渉した。交渉力が磨かれた。

X大学の教員には失望した。自己満足的なオタッキーな研究の話しかできない者、学生運動や左翼への恨みだけで生きている者、教育はブルジョワによる暴力装置としての搾取だなどといってる者、教科書を読むだけの者など!

A樹はX県の小学校教員採用試験を目指したが、もれ伝わってくる教育界の現状に失望するようにもなってきた。
X県の地理や産業などを研究しているうちに、ジリ貧となっているX県を何とかしようという気になり、X県職員を目指した。
最初はY市職員を目指したが、コネがものを言うことがわかり、コネへの依存率の低いX県職員を目指した。

念願叶い、A樹はX県職員に採用された。

957 :夢見る名無しさん:2016/08/20(土) 17:43:18.10 ID:V1GGnxsy2
B斗はY西高校では帰宅部となった。B斗は自分のリズム感覚に目覚めていた。音楽が自分を呼んでいると思った。ロックに目覚めたのだ。
B斗は数人の仲間とバンドを結成した。

B斗の両親や姉のK子は反対したが、B斗の意志は固かった。両親も結局認めることとなった。
Y西高校はそれほどの進学校でもないが一応進学校なので、風当たりは強かった。でも、押し切った。

B斗もB斗としては最大限の勉強をしたということにはなるだろう。
B斗は、地元駅弁のX大学、MARCH関関同立クラスは全滅し、関西の中堅どころ(二流か三流)の大学に合格した。

大学ではB斗はバンド漬けだった。自分の大学と近隣の大学から仲間を集め、新たなバンドを組んだ。
女子ヴォーカルがミニスカートにブーツというのに刺激され、B斗は長靴半ズボンでステージに立った。
賞には至らず、肯定的な評価もなかったが、別のバンドから高く評価され、そのバンドと懇意になった。
彼らはB斗たちに、自分たちも長靴半ズボンでやらせてくれないかと頼んできた。
B斗たちにしても、長靴半ズボンという思いつきに特許的なこだわりを持っていなかったし、長靴半ズボンを肯定的に見てくれる彼らに好意を抱き、快く承知した。

就職の季節となった。B斗もバンドを一時停止し、就職活動(当時はまだ就活という言葉はなかった)に励んだ。
大学の偏差値も低く、成績も芳しくなく、コネもないので結構苦労したが、製靴会社から内定をもらった。
B斗はその製靴会社に就職した。

958 :夢見る名無しさん:2016/08/20(土) 18:24:04.93 ID:V1GGnxsy2
C子ちゃんについもて書きます。
しばらくお待ちください。

959 :夢見る名無しさん:2016/08/25(木) 18:17:35.94 ID:yKjR/LjME
C子は、S子とともに、Q学園高校では、推薦条件のとおり、レスリング部に入部した。
Q学園高校は隣県のため、C子は寮に下宿することになった。
Q学園高校はレスリングも名門であり、非常にレベルが高く、C子もS子も1年生では公式戦にはまったく出してもらえなかった。
C子は軽量でS子は重量のため、練習以外では競い合う接点があまりなかった。C子もS子へのライバル心より、早く試合に出ることのほうに関心が移った。
C子は私物として、私服とともに赤の長靴を持ってきた。
雨の日や雪の日には寮から学校への道を、制服スカートに長靴を履いて登校した。男子の視線や股間を確認することが楽しかった。

C子が1年生の秋、事件が起こった。中学時代のレスリング部顧問のZZが逮捕されたのだ。
ZZは国体でX県のレスリング代表として、最終日近くに優勝し、X県をぎりぎりで1位にした功労者だ。
そのため、中学にレスリング部を作ることを認められ、体協などでも力を振るった。
生徒指導でも頭角を現し、生徒指導主任ではあるが、次は教委の重鎮、次は教頭を飛び越えて校長、そして、どこかの教育長などになると目されていた。
一方、敵も多かった。ZZは世間知らずでもあった。ZZのやったことは、罪に問われても仕方ないことであった。同じようなことをしてもばれないことができる者もいる。でも、ZZは違った。
横領に問われた。今までの体罰も取りざたされた。ZZは懲戒免職となった。

新聞とTVで知ったC子は、寮を無断で抜け出してZZの自宅に向かった。
C子はZZ宅のチャイムを押した。中からはマスコミにおびえたZZの妻が出てきた。ZZの妻はC子に帰るように言った。
C子はY警察署に行った。ZZとの面会を申し出た。断られた。取調室からはZZを罵倒する刑事の声や机をたたく音がした。
C子は泣きながら警察署を後にして、寮に帰った。C子はZZに恋をしていたのかもしれないと自覚した。

960 :夢見る名無しさん:2016/08/25(木) 18:29:00.78 ID:yKjR/LjME
C子は無断外出の件で停学となった。恩師を慕うという面に着目して同情してくれる大人はいなかった。C子の母親も来たが、ZZとは二度とかかわらぬように行った。

ZZの家庭は逮捕前から崩壊していた。原因は部活だ。ZZの家は銀行に差し押さえられ、ZZの妻子はY市の隣のZ川町の実家に身を寄せた。

S子はC子のZZへの傾倒ぶりに身を引くようになった。C子はレスリングだけに集中した。

ZZは懲役数年の実刑判決を受けた。控訴したが棄却され、刑が執行された。

2年生になるとC子は地区大会に出場し、入賞するようになった。
3年生では全国大会で入賞した。C子は某体育系大学に推薦で合格した。
S子もC子と同じような戦績で、C子とは別の体育系大学に推薦で合格した。
C子はZZに喜んでほしいと思ったが、伝えるすべはなかった。

961 :夢見る名無しさん:2016/08/25(木) 18:56:29.12 ID:yKjR/LjME
C子は某体育系大学に進学した。レスリング部に入部した。
C子はY東高校かY西高校に合格できる成績があったが、もう脳が筋肉に近いものになっていた。

大学のレスリング部はやはりレベルが高い。でも、C子は努力して上位のほうにつけていた。

大学から寮に帰るとき、午前中雨が降っていたので、C子は白地に花柄のワンピースにお気に入りのオレンジの長靴を履いていた。
変質者が物陰から襲ってきた。傘ははじかれた。変質者はC子を押し倒そうとした。変質者は、格闘の末ではなく、秒殺でC子に取り押さえられた。

レスリング部のコーチWSは若くイケメンであった。まだ選手として活躍できるが、早々と引退して、助教授のポストまでゲットした。野心家でもあった。
C子はインカレでも優秀な成績であった。C子はレスリングを続けるために大学院にそのまま進学した。

大会の選考があった。ライバルのT沙とのポスト争いとなった。
C子はWSに恋をしていた。WSとも親しかった。C子はWSとの関係を利用することにした。

C子とWSはラブホに行くことになった。どちらが先に言い出したか、C子も覚えていないほど微妙だった。
C子は変質者を取り押さえたときと同じ服装だった。オレンジの長靴も履いていた。雨の日だった。
言い争いのうちに、格闘となった。C子はWSに犯された。

C子はレスリング部で男子と練習することも多かった。ほとんどの男子に楽勝で勝てた。
WSにも勝ったことがある。でも、WSは手加減をしていたのだ。手加減していることがわからないようにするほどWSは巧みだった。

うわさは広まり、C子は大学院にいられなくなった。場所がラブホということで、訴える先が見つからなかった。
C子は自主退学することにした。WSにだまされ犠牲にされたのだ。C子は3日間泣き続けた。

C子は仕事を転々としながら、ついに格闘Mの風俗に勤めることになった。
毎日M男をレスリングの技で押さえつけ、抜いてやるのだ。

962 :夢見る名無しさん:2016/08/26(金) 18:16:21.65 ID:CBVEA/6gX
A樹は研修期間が終わると、X県の産業課に配属された。
X県はジリ貧の状態にあった。X市の臨海工業地帯や内陸に新しい産業を誘致することが求められた。
A樹はX県の計画を引提げて東京の企業の本社をを回ることになった。

B斗は研修期間が終わると、長靴部門に配属された。
長靴部門はジリ貧で不採算であった。会社としては長靴部門からの撤退を検討していた。
B斗は部内の同志たちと頭をこすり付けるようにして、長靴部門の継続を願い出た。起死回生の妙案を提案することも約束した。

A樹は出張するとき、先輩から東京の風俗店を紹介されていた。
営業が終わって、先輩から紹介された風俗街に繰り出した。新幹線のビールとともに出張の楽しみだ。(まだそんな時代だった。)
A樹は先輩の勧める風俗店の近くにある、別の風俗店に興味を持った。格闘Mクラブだ。

案内には何人かの風俗嬢の写真があった。A樹はそのうちの一人に目を向けた。競泳水着に編み上げのレスリングブーツ、白のハイソックスがちらりである。クイーンと言った。
C子に似ているなと思った。C子とは小学校時代、体育やさまざまな遊びで競い合い、負け続けて、一回も勝てなかった。中学校時代、レスリング部での練習でも、負け続けて、一回も勝てなかった。
A樹もC子も半ズボンや半ズボンのように大腿が露出する下半身にハイソックスと長靴を履いていることが多かった。そのたびに股間を意識することが多かった。

A樹は店に入り、クイーンを指名した。クイーンはレスリングで攻めてくれるのである。A樹はパンツだけの裸でハイソックスだけはそのままにした。長靴半ズボン少年のようにも見える。
クイーンは最初は手加減をして、A樹の実力を探った。A樹が本気を少し出すと、クイーンも本気を出した。次第にガチの勝負になった。
A樹もレスリング部員だった。クイーンはA樹よりもレスリングに通じているようだった。一進一退の展開で、上になったり下になったり、バックを取ったり取られたりした。

もう少しがんばれそうだ、がんばれば勝つことができるかも、と思えたが、Mがテーマとも思い、フォールされた。
そこから、サービスの本番が始まるのだ。

963 :夢見る名無しさん:2016/08/26(金) 18:32:46.16 ID:CBVEA/6gX
「男のくせに女に負けて悔しくないの?」「悔しいです。」「それにしても弱いわね。」「…」
「なんか言いなさいよ!」「あなたは強いです。」「あんたが弱いのよ!」「そうですね。」
そんな問答とともにしごかれてヌかれてしまった。

「あんた、中途半端に強いね。若いやつでももっとすぐにへばっちゃうんだから。それにしても、どうしてここの来たの?」
「僕は小学生心からある女の子に、徒競走でも相撲でもスポーツのようなものでは何でも負けていたんです。あなたがその女の子に似ているからです。」
「女の子に負けていたの?ださあい!あんた、レスリングやってたの?」「はい、中学の時、レスリング部でした。」
「そこでも女の子に負けていたの?」「はい、その女の子がレスリング部に入ったから僕も。」
「あんた、何県?」「X県だよ。」「もしかしてY市?」「うん。」
「あんた、A樹!?」「じゃあ、君はC子!?」

「C子、どうしてこんなところにいるんだ?」「あなたには関係ないわ。」「どうしたんだよ?」「もう時間だわ。帰って!」

黒服がやってきて、「お客さん、お帰りください。うちのものに個人的に接触しないでください。」
と言って、精算をさせるとA樹を外に出した。

964 :夢見る名無しさん:2016/08/26(金) 18:47:04.92 ID:CBVEA/6gX
A樹は悲しかった。
何がC子を奏させたのだろう。小学校時代の、あの輝いていたC子に何があったのだろう。
中学校時代、C子の心はA樹やB斗から離れたようだが、長靴スカートで躍動するC子の姿は忘れたことはなかった。

地元で中学校の同窓会があった。A樹はB斗を誘った。B斗は東京と大阪を往復するように仕事をしていた。
同窓会が終わると、A樹はB斗にC子のことを話した。B斗は驚いた。
A樹はB斗に、C子の店に客を装って行って、C子の連絡先を聞き出すこと、できれば、○月○日○時○分(代案の日時もいくつか提示)の何とかという喫茶店に来てくれるようにすること、を頼んだ。
B斗は喜んで承知した。
「A樹、C子はどれくらい強かった?」
「大学でもレスリングをやっていたし、並の男じゃ絶対勝てないな。ただ、君の僕もレスリングの業は知っているし、やれば勝てるかもしれない。でも、勝っちゃったら、しらけちゃう。」
「そうだな。でも、C子との対戦も楽しみだな。」

B斗は仕事のついでにC子の店に行った。C子はクイーンと名乗っていることも頭に入れた。クイーンの写真もあった。ほかの誰よりもC子だ。

965 :夢見る名無しさん:2016/08/26(金) 18:58:08.21 ID:CBVEA/6gX
B斗は店に入り、クイーンを指名した。クイーンはレスリングで攻めてくれるのである。A樹はパンツだけの裸でハイソックスだけはそのままにした。長靴半ズボン少年のようにも見える。
クイーンは最初は手加減をして、A樹の実力を探った。A樹が本気を少し出すと、クイーンも本気を出した。次第にガチの勝負になった。
B斗もレスリング部員だった。クイーンはB斗よりもレスリングに通じているようだった。一進一退の展開で、上になったり下になったり、バックを取ったり取られたりした。

もう少しがんばれそうだ、がんばれば勝つことができるかも、と思えたが、Mがテーマとも思い、フォールされた。もうひとつ事情もあった。早く終えて、C子から聞きだすことがあったのだ。

サービスの本番が始まった。
「男のくせに女に負けて悔しくないの?」「悔しいです。」「それにしても弱いわね。」「…」
「なんか言いなさいよ!」「あなたは強いです。」「あんたが弱いのよ!」「そうですね。」
そんな問答とともにしごかれてヌかれてしまった。

「あんた、中途半端に強いね。若いやつでももっとすぐにへばっちゃうんだから。それにしても、どうしてここの来たの?」
「僕は小学生心からある女の子に、徒競走でも相撲でもスポーツのようなものでは何でも負けていたんです。あなたがその女の子に似ているからです。」
「女の子に負けていたの?ださあい!あんた、レスリングやってたの?」「はい、中学の時、レスリング部でした。」
「そこでも女の子に負けていたの?」「はい、その女の子がレスリング部に入ったから僕も。」
「あんた、何県?」「X県だよ。」「もしかしてY市?」「うん。」
「あんた、B斗!?」「じゃあ、君はC子!?」

「C子、どうしてこんなところにいるんだ?」「あなたには関係ないわ。」「どうしたんだよ?」「もう時間だわ。帰って!」
「A樹から聞いたぞ。」「関係ないわ。」「携帯でいい。番号を教えてくれ。」「もう時間よ。」
「これ、僕の携帯だ。留守電でもいい。いつでも連絡くれ。話したい。」
「お客さん、時間ですよ。」「わ、わかりました。じゃあな、C子。少しでも早く連絡くれ。」

966 :夢見る名無しさん:2016/08/26(金) 19:15:19.39 ID:CBVEA/6gX
B斗は帰らざるを得なかった。
B斗はA樹に知らせた。「すまなかった。聞き出せなかった。C子もかたくなだし、黒服も来やがった。」「いいよ。君の携帯の番号だけでも知らせたのは大収穫だ。今は待つしかないな。」「うん。」

C子は目覚めた。格闘Mクラブをやめることにした。
でも、やくざが許さなかった。逃げようとするC子をやくざが取り囲み、暴行を始めた。1対1ならこんなやつら、何てことないのに、人数が違う。C子は取り押さえられ、殴る蹴るの暴行を受けた。

そこへ一人の労務者風の中年男が現れた。「暴力をやめろ!」
やくざは「なんだあ、てめえは?」とすごんだ。中年男はC子を抱えて立ち去ろうとした。
やくざは中年男に殴りかかってきた。中年男は強かった。ほとんど一方的にやくざを打ちのめした。やくざは逃げて行った。

「C子、大丈夫か?」「あなたは…ZZ先生?」「そうだ。まず事務所に行こう。」
事務所という言葉を聞いてC子は少し不安になった。ZZもやくざになったのかと。

ZZは刑期が終了してからは東京に出て労務者となっていた。
労務者を搾取するやくざに対する怒りで、やくざを相手にけんかをすることもあった。そんな中で、ホームレスを支援するNGOを主催する弁護士と懇意になったのだ。今ではそのNGOの職員となっている。
ZZはC子を弁護士のところに連れて行き、事情を説明させた。ZZもC子を少し前から見ていたのだ。
弁護士やNGOはC子の店に出向き、法的な処置をしてC子を解放させた。やくざはぐうの音も出なかった。

C子はZZのアパートに行き、今までのいきさつを話し、泣き崩れた。
ZZも今までのいきさつを話し、自分の甘さゆえ、刑事事件に問われたこと、ホームレス支援で社会と人間の本質に目覚めたことを語った。

967 :夢見る名無しさん:2016/08/26(金) 19:28:18.50 ID:CBVEA/6gX
C子からB斗に連絡があった。B斗が指定した日時と場所で会うことにした。A樹も一緒でいいかとの申し出も快諾された。

A樹とB斗は東京でC子と会った。C子は今までのいきさつを洗いざらい話した。
A樹とB斗の目に涙が浮かんだ。

C子は昼間の仕事のパートで働いていた。
A樹はC子のこんごについて、Jに相談することをC子に提案した。C子は気が進まなかった。Jにこんな自分を知られるのはいやだった。でも、当てもなかったし、Jに会いたいとも思えた。

A樹はJに手紙を書いた。C子のいきさつを知る限り詳しく書いた。C子に会ってやってほしいと頼んだ。
Jから返事が来た。Jは快く引き受けてくれた。C子はJのマンションに行った。
C子は洗いざらいはなした。そしてJの胸で泣き続けた。JはやさしくC子を抱いた。

JはC子に、A子さんの店で働くことを提案した。
A子さんは、Jが教育実習を終えたとき、長靴を買いに行った靴店である。A子さんは長く働いてくれる働き手を捜していた。
A子さんの店は長靴が充実している。C子はA子さんの店で働くことになった。

968 :夢見る名無しさん:2016/08/26(金) 19:32:10.48 ID:CBVEA/6gX
いよいよ長靴半ズボン復活が始動します。

ここから先のことはしばらくお任せください。
これより過去のことについてのカキコはお待ちしております。

969 :夢見る名無しさん:2016/08/29(月) 18:15:56.06 ID:UqPzJQ9Oq
小学校時代、真冬でも半袖半ズボンで通した少年がいた。雨の日や雪の日は長靴を履いた。
でも、あまり強くなかった。徒競走や相撲で女の子に負けるところをよく見た。
雪合戦ではそいつの生脚にめがけて雪球を投げた。どんなに当たっても泣き言を言わなかった。
教室に戻ると真っ赤にした手をこすりながら泣きそうになっていた。でも、半袖半ズボンをやめなかった。
あまり強くないから強くなるためにそうしていたのかもしれない。

K太の小学校での同窓生であるある人物は、ある雑誌でK太のことをそんなふうに書いていた。

K太は東京近郊の東京より内陸性の気候でやや積雪もある地域に住んでいる。
身長は平均よりやや高く、やややせていて、平均的な体重だった。
K太は生まれつき喘息や複数のアレルギーを持っていた。
医師はその改善のためには、真冬でも半袖(できればノースリーブ)半ズボンを通すこと、体を酷使する格闘技などをやり続けることを指示した。

K太は小3から東京にあるキックボクシングジムSジムに通った。表向きは病院に行くことになっていた。日曜日には試合が入ることがあった。
Sジムに通うときも1年中半袖半ズボンである。
Sジムでは更衣の順番の約束があった。
全裸になり、キックブーツを着け、サポーターを着け、金的を着け、競泳用パンツを着け、バンテージを着け、グローブを着ける。女の子は競泳用パンツの変わりに競泳用水着である。
練習のときは、競泳用パンツの変わりに半袖のTシャツにランパンのような半ズボンである。

970 :夢見る名無しさん:2016/08/29(月) 18:23:37.62 ID:UqPzJQ9Oq
小3初の試合、同い年の女の子と対戦して、キックとパンチの連打に泣いてしまった。
K太の実力はあまり伸びず、後から入った同い年の子に抜かれていった。
K太も全敗という訳でもなかった。入門したてのころの子とマッチングされて、半分くらい判定勝ちで勝てた。

試合で青短タンを作ったときは、アレルギーがでたと言って、眼帯をしたり、包帯を巻いたり、休んだりした。
アレルギーの関係もあり、給食は食べず、毎日家から弁当を持参した。
キックボクシングのジムに通っていることは秘密にされた。担任と学校にだけは知らせたが、秘密にするように保護者が頼んでいた。

K太もキックボクシングのことは学校では何も話さず、技も見せなかった。キックボクシングをやっていても、相撲などの格闘などで強くならなかった。
K太は病気だということで、雪合戦を除いては、特にいじめにはつながらなかった。

キックボクシングをやる女の子は強い。そうでない女の子はやめてしまう。やめないでやっている女の子は強い。
K太は小4でも小5でも小6でも女の子に負けた。KO負けもあった。KO負けのほうが多かった。

練習は電車を乗り継いで来る事が多かったが、試合では父親か母親が運転する車で来た。
雨の日や雪の日はどちらであっても長靴を履いた。半袖長靴半ズボンである。
練習でも試合でも、女の子に圧倒されたときには股間を意識した。練習でも試合でも長靴半ズボンに近い姿だった。

971 :夢見る名無しさん:2016/08/29(月) 18:49:30.97 ID:UqPzJQ9Oq
練習や試合の前、全裸からキックブーツ履くとき、股間を意識するが、緊張のほうがまさっていた。
練習や試合の後、キックブーツだけのフリチンになったとき、最も股間を意識した。金的で抑えられていた反動もあって、大きくなることもあった。

小学校6年生最後の試合だった。
その日、両親は都合が悪く、途中の駅まで送ってくれただけで、会場まではK太一人で行った。
その日、雪が積もっていて、K太は白と黒の縞の半袖シャツに縦穴2列の黒の太いベルトに黒の半ズボンに黒の長い大人用長靴を履き、スポーツバッグに用具を入れて会場に向かった。

K太は同い年で同じ体重の女の子と対戦することになった。身長はK太より低いが筋肉は女の子のほうが発達していた。
受付でK太の前にいた女の子だ。短い黒のスカートに赤の長い長靴を履いていた。
階段を上るとき、時間が迫っていたのでK太は走って上ったが、その女の子に抜かされてしまった。その女の子のスカートと長靴にはさまれた筋肉に強い印象を持った。
身長が低いから5年生かとも思った。筋肉の発達から6年生かとも思った。6年生としたら、もしかして対戦相手の○○V子かもしれないと思った。
受付で本当にそのとおりだと確認できた。

コーチはV子が強いことを知っていた。K太にはリーチを生かして積極的に攻撃するようにアドバイスした。

972 :夢見る名無しさん:2016/08/29(月) 19:12:56.67 ID:UqPzJQ9Oq
ゴングが鳴った。
筋肉の差が体力の差だった。K太は、パワー・スピード・スタミナともにV子についていくことができず、V子のキックやパンチは強烈に決まり、K太のはかわされたりブロックされたりした。
1ラウンドからV子が大幅にリードした。
2ラウンド、K太は息が上がっていたが、V子は平然としていた。
棒立ちになったK太にV子のマシンガンのようなローキックが入り続けた。K太はダウンしてしまった。
ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、… K太はカウントナインでファイティングポーズをとった。
脚が動かなくなったK太は起死回生でV子にストレートを放った。
V子の気配が消えた。V子は沈み込み、K太の顔面にストレートを決めた。
K太は鉄の匂いを感じながらダウンした。
カーン、カン、カン、カン、カン、ゴングが鳴った。K太は鼻血を出してKO負けした。
K太はコーチに抱きかかえられて医務室に運ばれた。

医務室で鼻血の処置をされ、コミッションドクターに簡単な検査を受け、無事が確認された。もし、異状があれば、かかりつけの医師にいくことになっている。

K太は着替えた。
K太は白と黒の縞の半袖シャツに縦穴2列の黒の太いベルトに黒の半ズボンに黒の長い大人用長靴を履き、スポーツバッグに用具を入れて会場を後にしようとした。
コーチと別れると、こっそり体育館に戻り、体育館の陰で、泣き崩れた。
小学校6年生最後の試合で女の子に負けた。女の子との試合にすべて負けた。今回の試合は絶対に負けたくなかった。
K太は1時間ほど泣き続けた。泣き終わるとなぜか股間を意識した。

帰り道、ガラスに映る自分の姿を見た。鼻血の処置の跡、青タンの処置の跡が白く見える。顔だけでなく、腕と脚にもある。

「雪の中、半袖半ズボンで寒くないかい?」「いいえ、平気です。」「元気だね。長靴も長くてかっこいいね。脚長いね。強そうだね。」
体育館に向かう途中で、そんな言葉をかけてくれた大人もいた。

973 :夢見る名無しさん:2016/08/29(月) 19:23:54.11 ID:UqPzJQ9Oq
小学校6年生最後の朝礼でK太が表彰されることになった。
K太はスポーツで表彰されたことは何もなかった。
喘息とアレルギーを克服するため、6年間真冬でも半袖半ズボンでがんばったことで表彰されるのだ。

その日、前日の雨でぬれていた。K太は、最後に試合と同じ服装で、大人用長靴を履いて登校した。
顔には眼帯、腕と脚には包帯である。アレルギーということにしてある。校長も、それらをアレルギーと結びつけて説明した。

K太は朝礼台に乗せられ、校長に抱き寄せられて拍手を受けた。記録係の先生がパチパチと写真を撮った。

974 :夢見る名無しさん:2016/08/29(月) 19:28:26.82 ID:UqPzJQ9Oq
K太君とともにもう一人の少年も登場させます。
その少年はJと話の上で絡ませます。
そして、A樹君B斗君C子ちゃんらとともに、長靴半ズボン復活に向けて活躍させます。
しばらくK太君の話です。

キックボクシングのルールや医学的妥当性は考えずに書いてます。

ここから先はしばらくお任せください。これ以前のエピソードで付け加えたいことがある方のレス、お待ちしております。

今日は時間の都合上、ここまでに。

975 :夢見る名無しさん:2016/08/30(火) 17:01:11.67 ID:mhQaXvB4S
L気は都内に住んでいる。お受験をして(させられて)F大学付属小学校に入学した。
L気も生まれつき喘息やアレルギーを持っていた。
医師はその改善のためには、真冬でも半袖(できればノースリーブ)半ズボンを通すこと、体を酷使する格闘技などをやり続けることを指示した。
F大学付属小学校を選んだのは、将来の進学のことだけでなく、きめ細かい配慮を期待してのことでもあった。
幸いなことに制服は一年中半ズボンだった。L気の両親は事情を説明して、上も1年中夏服の半袖の着用を願い出て了承された。

L気は小3から東京にあるキックボクシングジムSジムに通った。表向きは病院に行くことになっていた。日曜日には試合が入ることがあった。
Sジムに通うときも1年中半袖半ズボンである。
Sジムでは更衣の順番の約束があった。
全裸になり、キックブーツを着け、サポーターを着け、金的を着け、競泳用パンツを着け、バンテージを着け、グローブを着ける。女の子は競泳用パンツの変わりに競泳用水着である。
練習のときは、競泳用パンツの変わりに半袖のTシャツにランパンのような半ズボンである。

L気に少し遅れてK太が入門してきた。
L気とK太は事情が似ているし、実力も似ているので仲良しになっていった。
L気の実力や戦績はK太と大体同じであった。身長も体重も体型もほとんど同じであった。

976 :夢見る名無しさん:2016/08/30(火) 17:06:37.93 ID:mhQaXvB4S
小3初の試合、同い年の女の子と対戦して、キックとパンチの連打に泣いてしまった。
L気の実力はあまり伸びず、後から入った同い年の子に抜かれていった。
L気も全敗という訳でもなかった。入門したてのころの子とマッチングされて、半分くらい判定勝ちで勝てた。

試合で青短タンを作ったときは、アレルギーがでたと言って、眼帯をしたり、包帯を巻いたり、休んだりした。
アレルギーの関係もあり、給食は食べず、毎日家から弁当を持参した。
キックボクシングのジムに通っていることは秘密にされた。担任と学校にだけは知らせたが、秘密にするように保護者が頼んでいた。

L気もキックボクシングのことは学校では何も話さず、技も見せなかった。キックボクシングをやっていても、相撲などの格闘などで強くならなかった。
L気は病気だということで、雪合戦を除いては、特にいじめにはつながらなかった。

キックボクシングをやる女の子は強い。そうでない女の子はやめてしまう。やめないでやっている女の子は強い。
L気は小4でも小5でも小6でも女の子に負けた。KO負けもあった。KO負けのほうが多かった。

練習は電車を乗り継いで来る事が多かったが、試合では父親か母親が運転する車で来た。
雨の日や雪の日はどちらであっても長靴を履いた。半袖長靴半ズボンである。
練習でも試合でも、女の子に圧倒されたときには股間を意識した。練習でも試合でも長靴半ズボンに近い姿だった。

練習や試合の前、全裸からキックブーツ履くとき、股間を意識するが、緊張のほうがまさっていた。
練習や試合の後、キックブーツだけのフリチンになったとき、最も股間を意識した。金的で抑えられていた反動もあって、大きくなることもあった。

同じジムでもあるため、L気とK太の試合はなかったが、練習ではよく対戦した。
L気が勝ったり、K太が勝ったりの繰り返しだった。お互いをKOするほどの実力の差はなかった。

977 :夢見る名無しさん:2016/08/30(火) 17:34:01.96 ID:mhQaXvB4S
小5のとき、L気がキックボクシングのSジムに通っていることがクラスメイトの一部にばれた。
いじめが始まった。
いじめっ子はキックボクシングをやろうと言って、L気にキックやパンチを仕掛けた。
L気は抵抗できなかった。ジムから技を外で使うなと言われていたこともそうだが、L気の実力ではいじめっ子に勝てる自身もなかった。
ただ、キックやパンチを浴びることに慣れているし、筋肉の鍛錬もやっているから絶えることはできた。
いじめが1ヶ月くらい続いたとき、Jが介入した。
Jはその年から担任を持っていた。L気のクラスの担任である。

「やめなさい!」
Jの一括でいじめっ子の攻撃はとまった。即座に学級会が開かれ、Jは毅然としていじめっ子の非をとがめた。その日の授業は行われなかった。
いじめっ子の親、L気の親も呼ばれ、事実の説明が行われた。首謀者の親はごねたが、Jの理非曲直を明らかにした説明の前に納得した。

Jはクラス全員に言った。
L気君は喘息とアレルギーに苦しんでいたの。それを治すには、一年中半袖半ズボンで過ごし、キックボクシングのような体を痛めつけるくらいの激しい運動をしなければいけないと、お医者さんに言われたの。
L気君が眼帯や包帯をしていたのはアレルギーのせいじゃないこともあったわ。キックボクシングでの怪我のためのこともあったわ。
それを言わなかったのは、みんなを心配させないためよ。
L気君は喘息とアレルギーに負けないでがんばっているいい子だわ。強い子だわ。立派な子だわ。
L気君に限らず人をいじめることは、先生、絶対許しませんよ。
みんな弱いところを抱えて一生懸命生きているの。どの人にも意地悪なことをしてはいけないわ。親切にしなさい。

Jの迫力でいじめは収まった。いじめっ子たちもL気に謝罪した。
Jもただ優しい先生という一線を越え、圧倒的な信頼を得るようになった。

978 :夢見る名無しさん:2016/08/30(火) 17:51:27.05 ID:mhQaXvB4S
小学校6年生最後の試合だった。
その日、両親は都合が悪く、途中の駅まで送ってくれただけで、会場まではL気一人で行った。
その日、雪が積もっていて、L気は赤と白と青の縞の半袖シャツに縦穴2列の黒の太いベルトに紺のデニムの半ズボンに黒の長い大人用長靴を履き、スポーツバッグに用具を入れて会場に向かった。

L気は同い年で同じ体重の女の子と対戦することになった。身長はL気より低いが筋肉は女の子のほうが発達していた。
駅でL気の前にいた女の子だ。短いグレーのスカートにピンクの長い長靴を履いていた。
階段を上るとき、電車の時間が迫っていたのでL気は走って上ったが、その女の子に抜かされてしまった。
その女の子は電車に間に合ったが、L気は間に合わなかった。その女の子のスカートと長靴にはさまれた筋肉に強い印象を持った。
身長が低いから5年生かとも思った。筋肉の発達から6年生かとも思った。6年生としたら、もしかして対戦相手の○○W子かもしれないと思った。
受付でその女の子の直後に並んだため、本当にそのとおりだと確認できた。

コーチはW子が強いことを知っていた。L気にはリーチを生かして積極的に攻撃するようにアドバイスした。
K太はすでにV子という女の子に顔面ストレートを決められ、鼻血を出してKO負けして医務室に運ばれていた。コーチに抱きかかえられているK太を見ていた。
不安・恐怖・緊張はあったが、K太の敵を取りたいという気持ちで燃えてもいた。

979 :夢見る名無しさん:2016/08/30(火) 18:01:17.88 ID:mhQaXvB4S
ゴングが鳴った。
筋肉の差が体力の差だった。K太は、パワー・スピード・スタミナともにW子についていくことができず、W子のキックやパンチは強烈に決まり、L気のはかわされたりブロックされたりした。
1ラウンドからW子が大幅にリードした。
2ラウンド、W個は息が上がっていたが、V子は平然としていた。
棒立ちになったK太にV子のマシンガンのようなローキックが入り続けた。L気はダウンしてしまった。
ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、… K太はカウントナインでファイティングポーズをとった。
脚が動かなくなったK太は起死回生でW子にストレートを放った。
W子の気配が消えた。V子は沈み込み、K太のみぞおちにストレートを決めた。
K太は胃の中の内容物を嘔吐しながらダウンした。
カーン、カン、カン、カン、カン、ゴングが鳴った。L気はKO負けした。
K太はコーチに抱きかかえられて医務室に運ばれた。

医務室で嘔吐の処置をされ、コミッションドクターに簡単な検査を受け、無事が確認された。もし、異状があれば、かかりつけの医師にいくことになっている。

L気は着替えた。
L気は赤と白と青の縞の半袖シャツに縦穴2列の黒の太いベルトに紺のデニムの半ズボンに黒の長い大人用長靴を履き、スポーツバッグに用具を入れて会場を後にしようとした。
コーチやK太と別れると、こっそり公園のトイレに戻り、トイレの陰で、泣き崩れた。
小学校6年生最後の試合で女の子に負けた。女の子との試合にすべて負けた。今回の試合は絶対に負けたくなかった。
L気は1時間ほど泣き続けた。泣き終わるとなぜか股間を意識した。

帰り道、ガラスに映る自分の姿を見た。鼻血の処置の跡、青タンの処置の跡が白く見える。顔だけでなく、腕と脚にもある。

「雪の中、半袖半ズボンで寒くないかい?」「いいえ、平気です。」「元気だね。長靴も長くてかっこいいね。脚長いね。強そうだね。」
体育館に向かう途中で、そんな言葉をかけてくれた大人もいた。

980 :夢見る名無しさん:2016/08/30(火) 18:32:53.47 ID:mhQaXvB4S
K太は地元の中学校に進学した。
中学校の制服は男子は普通の学生服、女子は普通のセーラー服だった。K太は私服では半袖半ズボンを通した。
K太は帰宅部にした。喘息とアレルギーの治療のため、医療機関での生活訓練があるという理由でである。
実際にはキックボクシングのSジムに通い続けた。医師からもまだ半袖半ズボンとキックボクシングを続けねばならないと言われていた。
キックボクシングのジムに通っていることは、小学校同様、秘密にするよう、学校にも手配した。

中学生になってもK太のキックボクシングの実力は向上していかなかった。
女の子との対戦はなくなっていった。男の子との対戦でも負けのほうが多かった。新人に対して勝つというくらいだった。
もう女の子と対戦することはない、もう女の子に勝つ機会はないと思っていたとき、チャンスがめぐってきた。
中2の春、同い年の女の子との対戦が組まれた。試合は梅雨時である。
女の子はW子、小6のときL気をKOした女の子である。身長も体重もK太のほうがあるが、筋肉の発達はW子のほうがまさっていた。
パワー・スピード・スタミナともにW子のほうがあるので、リーチを生かしたスピード感のある短期決戦をコーチは勧めた。
W子に対抗する体力づくりとともに、そのような作戦での練習が繰り返された。

試合の日は雨だった。
K太は白地に赤と青の半袖ポロシャツに縦穴2列の黒の太いベルトに紺のデニムの半ズボンに黒の長い大人用長靴を履き、スポーツバッグに用具を入れて会場に向かった。
両親には試合に来ないように頼んだ。女の子に負ける姿を親に見られるのもいやであった。

ゴングが鳴った。
ゴングがなる前からW子は軽くジャンプを繰り返していた。何気ない軽いジャンプだが、K太は自分よりバネが強いことを悟った。
筋肉の差が体力の差だった。K太は、パワー・スピード・スタミナともにW子についていくことができず、W子のキックやパンチは強烈に決まり、K太のはかわされたりブロックされたりした。
1ラウンドからW子が大幅にリードした。
2ラウンド、K太は息が上がっていたが、W子は平然としていた。
棒立ちになったK太にV子のマシンガンのようなローキックが入り続けた。K太は、W子のパンチを避けるためと痛さをこらえるために、グローブで顔面をブロックした。

981 :夢見る名無しさん:2016/08/30(火) 19:03:40.96 ID:mhQaXvB4S
W子のハイキックがK太の頭部にヒットした。
K太は崩れ落ちるようにダウンしてしまった。K太の口からは涎が出、パンツの隙間から透明なものや茶色いものが出てきた。異臭がした。
K太はW子に失神失禁脱糞KO負けしたのだ。

ゴングが乱打され、W子の太い腕が高々と上げられ、担架が運ばれてきた。K太は担架に乗せられて医務室に向かった。同時に救急車を呼んだ。
医務室に向かう前にトイレに向かった。
トイレでは、K太は尻を担架の縁まで下げられ、足を折り曲げられたまま上げられ、競泳用パンツを脱がされ、金的を外され、サポーターを脱がされた。
キックブーツはそのままだったので、キックブーツには少し汚物が付着した。
コーチらは湯を沸かし水で薄め、汚物が付着したキックブーツやK太の大腿や肛門付近を拭いて、汚物の処理をした。

そうこうしているうちに救急車が到着した。K太はトイレから救急車のストレッチャーに乗せられて病院に運ばれた。K太の着替えや荷物も一緒に運ばれた。
病院に到着するとコーチはK太の家に電話した。K太の母親が病院に駆けつけた。
K太の母親もK太のKO負けには慣れているけれど、失神失禁脱糞KO負けは初めてなので顔色が少し青くなっていた。

K太は点滴を受け、さまざまな検査を受けた。結果は異常なしだった。入院は2泊3日、火曜日の午後には退院でき、水曜日からは登校できる、との診断だった。
K太の母親は安心した。学校の欠席理由はアレルギーの再発とした。

K太は外科の病棟に入院した。交通事故のおっさんたちと相部屋だった。

月曜日の夕方、W子が母親とともに見舞いに来た。
W子は花束を持ってきた。「○○K太君、早くよくなってください。またいい試合をしましょう。」というカードも入っていた。
そのとき、K太は眠っていた。W子は花束をK太の母親に渡すとK太の寝顔に礼をしてW子の母親とともに帰った。

982 :夢見る名無しさん:2016/08/30(火) 19:26:48.59 ID:mhQaXvB4S
K太が退院することになった。
K太は、白地に赤と青の半袖ポロシャツに縦穴2列の黒の太いベルトに紺のデニムの半ズボンに黒の長い大人用長靴を履き、用具を入れたスポーツバッグを持って母親と並んで、同室の患者(交通事故のおっさん)に挨拶した。

「短い間でしたけどK太がお世話になりました。このたびおかげさまで退院することになりました。皆様方のいち早いご回復をお祈りいたしております。K太、皆様にご挨拶を。」
「短い間でしたけどお世話になりました。僕退院することができました。皆様のご回復をお祈りしております。早くよくなってください。」
「しっかりした挨拶ができたじゃないか。何年生だ?」
「中学2年生です。」
「脚が長くてかっこいいね。君くらいの子が半ズボンだとますますかっこいいね。長靴も長くてかっこいいね。よく日に焼けているね。」
「K太は喘息とアレルギーがあって、1年中半袖半ズボンで、キックボクシングのような激しい運動をしなければ治らないと、お医者様から言われてますの。」
「冬に半ズボンで寒くないかい?」
「小学校のときからすっとこうだから平気です。」
「えらいね。昨日花束を持ってきた女の子は君のガールフレンドなのかい?」
「………」
「もてるね。こんなきれいな脚の男の子がボーイフレンドなんて、あの女の子もやるじゃないか?あの女の子も健康的でかわいかったぞ。やるなあ、君。」
「いいえ、日曜日の試合の対戦相手です。」
「あの女の子が君を失神KOしたのか?」
「は、はい。」
「背は君のほうが高いが、あの女の子のほうが筋肉があったかもな。もっと筋肉をつけろ。」
「次は女の子に負けるなよ。」
「はい。」
「では、皆様、失礼します。さ、K太。」

K太と母親は病室を退出した。

983 :夢見る名無しさん:2016/08/30(火) 19:51:46.77 ID:mhQaXvB4S
K太とK太の母親が病室を出てエレベーターの前に来ると、エレベーターからは、W子とW子の母親が出てきた。

「○○K太君とお母様でしょうか?」「はい。」
「○○W子と母でございます。このたびはK太君が入院ということになりまして、本当に心配いたしました。」
「ご心配ありがとうございます。もうご心配なく。お医者様からもまったく大丈夫だとお墨付きもいただきました。」
「○○君、大丈夫?」「○○さん、ありがとう。もう大丈夫だよ。」「ごめんね。」
「そんな、いいよ。○○さんのほうが僕より強かったのだから仕方ないよ。」
「K太もW子ちゃんのように強くなってほしいんですけど。」
「いいえ。○○君も強いですよ。○○君が強いからつい本気になってしまったと、うちのW子も言ってました。。これはほんの心ばかりの粗品ですが、K太君と召し上がってください。」
「いいえ、とんでもない。」「いいえ、どうぞ、どうぞ。」「いいえ、」「どうぞ、」「では、お言葉に甘えて。」
「それにしても半ズボンが似合ってますね。小学生より身長も高くなって脚も長くなって筋肉もついてきて、もしかしたら半ズボンが一番似合うのはこの年頃のお子さんかも知れないと思いましたわ。」
「K太は喘息とアレルギーがあって、1年中半袖半ズボンで、キックボクシングのような激しい運動をしなければ治らないと、お医者様から言われてますの。」
「真冬も?寒くない?」「小学校のときからすっとこうだから平気です。」
「えらいわね。試合の日は雨だったから長靴なのね。長い長靴に半ズボンで脚が長くかっこいいわ。脚に筋肉が付き始めてるわ。K太君、絶対強くなりますよ。」
「ありがとうございます。少しでもW子ちゃんに近づけるようにがんばらせますわ。」
「K太君のようなすばらしいお子様と対戦させていただいてW子も幸せです。」
「退院の手続きもありますので、今日はこれにて。」「失礼しました。お大事に。」

K太と母親は車で帰ったので、長靴半ズボンで歩いたのは駐車場までだった。

984 :夢見る名無しさん:2016/08/30(火) 19:56:41.74 ID:mhQaXvB4S
この後、L気君の中学校編、K太君とL気君の高校編、大学編と続けます。
そして、A樹君B斗君C子ちゃんらとともに、長靴半ズボンを復活させます。

ここから先はしばらくお任せください。これ以前のエピソードで付け加えたいことがある方のレス、お待ちしております。

ここ連続で半紙を続けましたが、所用のためしばらく休止します。1週間か2週間くらいしたらまた復活します。

985 :夢見る名無しさん:2016/09/10(土) 17:42:05.78 ID:IKldlk0Vc
中2になったとき、K太だけでなくL気にも、同い年の女の子との対戦のチャンスが回ってきた。
同じAジムのK太がTジムのW子に失神失禁脱糞KO負けしたのをL気は見ていた。L気はK太のためにも自分のためにも、女の子と対戦して勝ちたかった。
L気の対戦相手はUジムのV子であった。小6のとき、K太はV子に、L気はW子にKO負けしている。V子とは間接的に因縁があると思えた。

V子はL気より身長も体重も下回るが、筋肉の発達はL気を上回る。V子はキックボクシングでかなり頭角を現していた。
V子の対戦相手としてL気がすんなりと決まったわけではない。L気は力不足とみなされていたし、実際にそうだった。
最初はSジムのオーナーもL気の応募を断った。もっと実力のある男子でなくては安全上の問題もある、との理由である。

でも、L気は強く希望した。保護者の意向も確かめられた。
V子との対戦の話が出たのは、K太が梅雨時に、V子に失神失禁脱糞KO負けしてしばらくしてから、夏休み直前だった。試合は11月末であった。
V子との対戦の条件としては、試合までに鍛え上げること、不十分なら不許可であること、試合の直前に、失神失禁脱糞KO負けを防止するために、浣腸を受けることであった。

L気は夏休みも懸命に練習して、少しずつ筋肉がついてきた。V子はもっと速いペースで筋肉が発達してはいる。
11月になると、コーチからもV子との試合の許可を得ることができた。

11月末、試合当日、季節はずれの雪が降って積もりそうにもなった。
L気は、白地に紺の半袖ポロシャツに、縦穴2列の黒の太いベルトに紺のデニムの半ズボンに黒の長い大人用長靴を履き、電車とバスを乗り継いで会場の体育館に向かった。
女の子に負ける姿を親に見られるかもしれないことは恥ずかしかった。
季節はずれの雪ではあったが、それほど降り積もりそうでもなかった。でも、L気は長靴を履いた。長靴半ズボンでK太は女の子に負けた。L気は長靴半ズボンで女の子に勝ちたかった。

986 :夢見る名無しさん:2016/09/10(土) 18:54:10.95 ID:IKldlk0Vc
電車を降りて、L気は会場の体育館に向かうバスに乗った。すれ違うたびに、半ズボンと長靴にはさまれた太腿に刺さる、大人たちの視線が快かった。
途中のバス停で老人が乗ってきた。L気はその老人に席を譲った。周りの乗客の、L気の顔や、半ズボンと長靴に挟まれた太腿に刺さる、大人たちの視線が快かった。
老人は、L気の持っていたキックボクシングのグローブやブーツなどが入ったバッグを膝の上に盛ってくれた。

L気も老人も体育館前のバス停で降りた。
「席を譲ってくれてありがとう。君は何年生かね。」「中学2年生です。」「道理で大きいと思った。大きいほうか?」「クラスで平均より少し高いほうです。」
「雪が降るのに半袖半ズボンで寒くないかい?」「小学校からずっとこうですから平気です。」「元気だねえ。君もキックボクシングに出るのかい?」「はい。」
「その長靴、長くてかっこいいね。キックボクシングのキックブーツみたいだ。私も長靴を履いてくるんだったな。雪が積もるかもしれない。用意いいねえ。」「試合が終わったとき、雪が積もっても走り込みができるようにするためです。」
「熱心だねえ。半ズボンと長靴の取り合わせ、かっこいいよ。脚が長くてかっこよく見える。」「どうして僕がキックボクシングに出るとわかったのですか?」
「荷物でわかったよ。実は、私の孫も君と同じ中学2年生で、キックボクシングに出るんだ。女の子なんだけど、男の子とたいせんすることになったんだ。」「僕も女の子と対戦することになっています。」
「君より背は低いけど、結構強くて、この前の試合で君に似た体格の男の子をKOしてしまった。君の名前は何て言うんだい?」「Sジムの○○L気です。」
「うちの孫はUジムの○○V子と言うんだ。」「すみません。ジムの集合時間になりますので、お先に失礼します。」

L気が老人に言った事は半分は本当であった。少しは余裕はあったが、確かにSジムの集合時間は迫っていた。半分は嘘だった。いたたまれなかったのだ。
L気はバッグを肩に掛けたまま走っていった。半ズボンと長靴にはさまれた太腿の裏に老人の視線が突き刺さるのが心地よかった。

987 :夢見る名無しさん:2016/09/10(土) 19:13:55.77 ID:IKldlk0Vc
ジムのミーティングが始まるには少し時間があった。ガラスに自分の姿を映した。以前より筋肉がついている。長靴半ズボンのままでV子に勝ちたかった。
ミーティングが終わり、アップやストレッチが終わると、L気はコーチに連れられてバッグを持ったまま廊下を進んだ。
廊下を曲がると、「この先 男子選手浣腸室 関係者以外 立ち入りをご遠慮ください 主催者」という掲示板があった。
しばらく進むと、男子トイレと女子トイレがあった。男子トイレの戸にだけ、「男子選手浣腸室 関係者以外立入禁止」と張り紙があった。

コーチとL気はトイレに入った。コーチは床にシートを敷いた。L気はまず裸になった。そしてSジムの約束に従い、キックブーツを着けた。
L気はコーチに指示され、フリ○ンのままシートの上で四つん這いになった。肛門が開いて冷気を感じた。
コーチは浣腸を挿入した。熱い棒が入れられたような気がした。「もっと力を抜け。」「はい。」コーチに言われ、我慢して力を抜いた。生まれて初めて浣腸を施される。L気は股間を意識し、少し○起した。
L気は大便器室に入り、排便をした。和式で、扉は下3分の1くらいがないものだった。大便器室に人が入っているかどうかわかりやすくするためであろう。
L気はしゃがんだときの太腿の裏とキックブーツが触れ合う感触もたまらないと感じた。長靴半ズボンで、和式トイレで排便するときの感触だった。

ジャジャジャジャジャー、水を流してL気が出てきた。顔は紅潮し、○起はやや収まり、チ○○は水平になっていた。
初めての浣腸でL気は勢いよく出すぎたようだ。大便器の周りを汚してしまったため、コーチに言われ、清掃道具を使って、キックブーツにフリ○のまま掃除をした。

掃除が終わると、サポーターを履き、コーチに金的を着けてもらい、パンツを履き、コーチにバンデージとグローブを着けてもらった。
その順番のはずだが、掃除が挟まったため、順番を間違え、サポーターと金的とパンツが後回しになった。あわや、グローブとブーツだけのフリ○ンでリングに向かいそうになった。
そこで、サポーター、金的、パンツはコーチに履かせてもらうことになった。なかなかうまい位置にいかないため、少し時間がかかった。
時間を気にする主催者側が呼びに着たので、コーチは遅れをわびて、L気はコーチとともにリングに向かった。

988 :夢見る名無しさん:2016/09/10(土) 19:16:19.69 ID:IKldlk0Vc
ジムのミーティングが始まるには少し時間があった。ガラスに自分の姿を映した。以前より筋肉がついている。長靴半ズボンのままでV子に勝ちたかった。
ミーティングが終わり、アップやストレッチが終わると、L気はコーチに連れられてバッグを持ったまま廊下を進んだ。
廊下を曲がると、「この先 男子選手浣腸室 関係者以外 立ち入りをご遠慮ください 主催者」という掲示板があった。
しばらく進むと、男子トイレと女子トイレがあった。男子トイレの戸にだけ、「男子選手浣腸室 関係者以外立入禁止」と張り紙があった。

コーチとL気はトイレに入った。コーチは床にシートを敷いた。L気はまず裸になった。そしてSジムの約束に従い、キックブーツを着けた。
L気はコーチに指示され、フリ○ンのままシートの上で四つん這いになった。肛門が開いて冷気を感じた。
コーチは浣腸を挿入した。熱い棒が入れられたような気がした。「もっと力を抜け。」「はい。」コーチに言われ、我慢して力を抜いた。生まれて初めて浣腸を施される。L気は股間を意識し、少し○起した。
L気は大便器室に入り、排便をした。和式で、扉は下3分の1くらいがないものだった。大便器室に人が入っているかどうかわかりやすくするためであろう。
L気はしゃがんだときの太腿の裏とキックブーツが触れ合う感触もたまらないと感じた。長靴半ズボンで、和式トイレで排便するときの感触だった。

ジャジャジャジャジャー、水を流してL気が出てきた。顔は紅潮し、○起はやや収まり、チ○○は水平になっていた。
初めての浣腸でL気は勢いよく出すぎたようだ。大便器の周りを汚してしまったため、コーチに言われ、清掃道具を使って、キックブーツにフリ○のまま掃除をした。

掃除が終わると、サポーターを履き、コーチに金的を着けてもらい、パンツを履き、コーチにバンデージとグローブを着けてもらった。
その順番のはずだが、掃除が挟まったため、順番を間違え、サポーターと金的とパンツが後回しになった。あわや、グローブとブーツだけのフリ○ンでリングに向かいそうになった。
そこで、サポーター、金的、パンツはコーチに履かせてもらうことになった。なかなかうまい位置にいかないため、少し時間がかかった。
時間を気にする主催者側が呼びに着たので、コーチは遅れをわびて、L気はコーチとともにリングに向かった。

989 :夢見る名無しさん:2016/09/10(土) 19:35:43.25 ID:IKldlk0Vc
ゴングが鳴った。
筋肉の差が体力の差だった。L気は、パワー・スピード・スタミナともにV子についていくことができず、V子のキックやパンチは強烈に決まり、L気のはかわされたりブロックされたりした。
1ラウンドからV子が大幅にリードした。
2ラウンド、L気は息が上がっていたが、V子は平然としていた。
V子の強烈なミドルキックがL気の太腿に決まり、L気はねじれるようによろめき、顔面のガードががら空きになった。
V子のストレートがL気の顔面に決まった。L気は鉄の匂いを感じ、崩れるようにダウンした。鼻血が大量に出た。ゴングが乱打され、L気のKO負けが決まった。

L気は意識は何とかあったが、半失神状態でグロッキーだった。担架で医務室に運ばれた。
医務室で鼻血の処置をされ、コミッションドクターに簡単な検査を受け、無事が確認された。もし、異状があれば、かかりつけの医師にいくことになっている。

L気は医務室で着替えて、白地に紺の半袖ポロシャツに、縦穴2列の黒の太いベルトに紺のデニムの半ズボンに黒の長い大人用長靴を履いた。
医務室に、V子とV子の祖父である老人が見舞いに来た。老人は、行きのバスでL気が席を譲った老人である。
老人はL気のコーチに尋ねた。「L気君、大丈夫ですか?」「大丈夫です。ご心配なく。ドクターも太鼓判を押してました。」
「○○君、大丈夫? ごめんね。」「いいんだよ。○○さんの方が僕よりも強かっただけなのだから、仕方ないよ。僕もV子さんのように強くなりないんだ。」
「○○君も強かったよ。だから私、つい夢中になっちゃって。」
「さあ、L気君、V子、写真を撮ろう。握手して。こっち向いて。」
老人は写真を撮った。老人はL気とV子の試合も写真に撮っていた。老人はL気だけの写真も撮った。

990 :夢見る名無しさん:2016/09/10(土) 19:39:12.12 ID:IKldlk0Vc
L気はV子やV子の祖父と別れ、Sジムのミーティングに向かった。コーチはL気の健闘をほめてくれた。キックやパンチに力強さとスピードが出てきたことを指摘してくれた。
L気はコーチと別れ、帰路に着いた。コーチらの姿が見えなくなるのを確認すると、L気は体育館に戻り、体育館の陰で泣き崩れた。
なき終わった後、老人に公言したとおり、バスの区間を走りこんだ。雪はちらついていたが積もってはいなかったので、長靴の効果はなかったが、L気にとっては、長靴半ズボンで走ることができたのがせめてもの慰めであった。
すれ違うたびに、半ズボンと長靴にはさまれた太腿に刺さる、大人たちの視線が快かった。

L気とV子の試合が終わってしばらくしてから、Sジムに手紙が届いた。

991 :夢見る名無しさん:2016/09/10(土) 19:59:55.76 ID:IKldlk0Vc
突然お便り申し上げる無礼をお許しください。
小生は、先月のキックボクシングの試合で、お宅のジムの○○L気君と対戦した○○V子の祖父で○○○○と申します。
L気君のことでご報告とお礼をいたしたくお頼り申し上げます。
行きのバスで、短い半ズボンに膝までの長い長靴を履いた男の子が小生に席を譲ってくれました。
この子がL気君でした。
L気君もV子と同じくキックボクシングの用具を持っていたので、体育館のバス停で降りて改めてお礼を述べたついでに話しかけてみました。
V子は背が低いほうですが、V子より背が高いので、学年を聞いてみたところ、V子と同じ中学2年生だとわかりました。
クラスで真ん中より高いとのことでした。
L気君のような脚の長い子が短い半ズボンに膝までの長靴を履くと本当によく似合います。
雪が降るのに半ズボンで寒くないかと聞くと、小学校からずっとこうだから平気との答えでした。
雪がそれほど積もっていないのにどうして長靴を履いているのかと聞くと、試合の帰りに雪が積もっても走り込みができるからとの答えでした。
小生の孫のV子も中学2年生であり、女の子なのに男の子と対戦することになっていると言うと、L気君も女の子と対戦することになっていると言いました。
小生に会釈して、半ズボンに長靴を履いた脚で体育館に向かって走っていくL気君を見て、L気君がV子の対戦相手であってほしいと願いました。
L気君のような、礼儀正しくひたむきな子と、礼に始まり礼に終わる中で思い切りぶつかり合うことによって、L気君もV子も心身ともにたくましく育ってほしいと思いました。

992 :夢見る名無しさん:2016/09/10(土) 20:28:19.92 ID:IKldlk0Vc
小生の期待通り、L気君が」V子の対戦相手でした。結果は、L気に残念ながら、V子のKO勝ちでした。
L気君の方が身長もかなり高く体重も少しありましたが、V子のバネが上回ったようです。
L気君もがんばりました。
V子のミドルキックでダウンしたとき、本当によくカウント9でファイティングポーズを取りました。
L気君ががんばったのでつい夢中になってしまったとV子も言っておりました。
V子のストレートでL気君は鼻血を出してKO負けとなりました。
小生とV子が医務室を見舞ったとき、L気君とV子はお互いの健闘を讃え合いました。

実は小生、試合の直前にL気君の姿を拝見してしまいました。
小生がトイレに行こうとすると、「この先 男子選手浣腸室 関係者以外 立ち入りをご遠慮ください 主催者」という看板がありました。
その先をL気君とお宅のジムのコーチの方が歩いているのを見かけました。
小生は急いで引き返したので、コーチの方もL気君も小生に見られたことは気づいていないはずです。
なお、V子は浣腸をいたしておりません。
L気君は失神失禁脱糞KO負けを覚悟してまでV子に挑戦していたのかと思うと、L気君、コーチの方、ジムの方に対し、感無量となります。
L気君がご無事であったとお聞きし、本当に安心いたしました。

帰り道、体育館の陰でL気君が泣き崩れているのを拝見しました。
半ズボンに長靴を履いた長い脚の後姿しか見ておりません。
小生はあえてL気君に声を掛けませんでした。
L気君も小生に見られたことを気づいていないはずです。

小生はV子にキックボクシングをやらせて本当によかったと思いました。
L気君のような、礼儀正しくひたむきな子と、礼に始まり礼に終わる中で思い切りぶつかり合うことによって、L気君もV子も心身ともにたくましく育ってくれたと確信しました。

L気君のような礼儀正しくひたむきな子を育てているお宅のジムにお礼を申し上げるとともに、L気君の成長とお宅のジムの更なる発展を祈ってやみません。

追伸
L気君とV子の試合と試合終了後の記念撮影の写真を2部ずつお送りします。
1部はお宅のジム、もう一部はよろしかったらL気君へお渡しください。
この書面はジムの指導者の方々へのものです。
L気君にはもうひとつの封筒にあります、L気君充てのものがあります。

993 :夢見る名無しさん:2016/09/10(土) 20:39:08.10 ID:IKldlk0Vc
コーチはL気には、L気宛の手紙と写真だけを渡した。
V子の祖父である老人のL気宛の手紙は、ジム宛の手紙から、浣腸の件と泣き崩れている件を除外して、
礼儀正しさ、半袖半ズボンでがんばっていること、長靴半ズボンがよく似合い、筋肉が順調に発達していること、試合でのいい点、改善すべき点
などが書いてあり、L気を大いにほめていた。
コーチもL気をほめてくれた。

994 :夢見る名無しさん:2016/09/10(土) 20:50:43.96 ID:IKldlk0Vc
これにて、K太君、L気君の中学校編を終わります。
K太君、L気君の高校編、大学編はあっさりと終え、社会人編に入ります。

そして、A樹君、B斗君、C子ちゃん、M代さん、K子さん、J先生、K太君、L気君、V子ちゃん、W子ちゃんらが
協力して21世紀に、長靴半ズボンを復活させます。

残りのレス番が少ないので、駆け足でいきます。

なお、このごろ、ハイソックスについての描写を怠ってしまいました。
文を短くするためだったのですが、期待していた方々には本当に申し訳ありませんでした。
K太君、L気君、V子ちゃん、W子ちゃんはみなハイソックスを着用し、長靴からちらりとさせていると読み替えていただければ幸いです。
お詫び申し上げます。

レス番が残りわずかとなりましたので、まことに勝手ながら、しばらく私にだけお任せください。
3スレを立ち上げたのち、さまざまなエピソード、ご感想を寄せていただけたら幸いです。

商用のため、また1週間か2週間ほど後にお目にかかります。

995 :夢見る名無しさん:2016/09/17(土) 15:45:51.39 ID:jVgZD7PeK
K太は地元の2番手あたりの進学校、L気はそのままF大学付属高校に進学した。
K太もL気も、良くはなってきたが、まだ喘息とアレルギーが残っていたこともあり、部活は帰宅部として、引き続きSジムに通い、キックボクシングを続けた。
高校には、小中と同じように言っておいた。L気の場合はもうばれているが、K太の場合はまだばれていなかった。

高校は義務教育より出欠が厳しい。喘息やアレルギーの発作や、キックボクシングでの打撃や傷で、今までのペースで休んでいると、進級に関ってくる。
でも、幸いなことに、K太もL気も喘息やアレルギーが快方に向かっていた。長年の通院、投薬、母親によるマッサージ、キックボクシングでの鍛錬、ジムのない日のトレーニング、
そして、中学まで一年中半袖半ズボンのお陰であると言える。

K太もL気も私服での半袖半ズボンは中3の冬からやめにすることにした。
中2までは本当に似合っていてかっこいい、小学生のころより似合っている、と思えたが、中3になると肉体の成長もあり、そうも思えなくなっていた。
医師からも、半袖半ズボンは卒業してよいと言われた。

キックボクシングで、K太とL気は、ジュニアではなく一般の扱いとなった。もう、女の子との試合はない。
ジュニアからの同年代との試合では、まだ負けが多かった。でも、K太もL気も実力は向上し、今までよりも健闘し、勝ちも多くなった。
同年代、20代、中年の初心者との試合も良く組まれた。そこでは勝つことのほうが多かった。

青年初心者はやはり体力が強かった。パワー・スピード・スタミナともに充実していた。でも、動きに無駄が多かった。K太やL気が食らう打撃も無駄が多かった。
中年初心者はその逆だった。K太やL気が食らう打撃には無駄なものがなかった。的確な打撃は確実に強烈だった。
中年初心者にはいろいろは人が多かった。試合後、良く話をした。K太もL気も、バイト自慢をしている友達より深い社会勉強ができていると、口には出して言わないが自負はしていた。

996 :夢見る名無しさん:2016/09/17(土) 16:19:24.14 ID:jVgZD7PeK
半袖半ズボンは卒業したが、キックボクシングでは、上半身裸の長靴半ズボンに似た姿である。K太やL気にとってはうれしかった。
K太もL気も、自分がキックボクシングでは大成しないことは良くわかっていた。勝敗は負けの方が多かった。
K太とL気は、地区予選で負けた多くの高3が引退する、高3のGWにキックボクシングをやめて、受験勉強に専念することにした。

K太は関東地方の上位駅弁級の国立大工学部、L気は関東地方の超駅弁級の国立大学工学部に進学した。K太は材料工学系、L気は人間工学系の学科だった。
高校3年から大学1年まで、喘息の発作がまったく起きなかった。医師からはもう喘息の心配はない、と言われた。アレルギーも改善し、食べられないものがわずかになった。
K太もL気も大学院に進学した。いわゆるソルジャー営業で終わりたくなかった。自分の研究テーマは明確になっており、メーカーに就職するにしても、製品開発に携わりたかった。

大学院修士課程終了後、K太は材料メーカー、L気はB斗と同じ製靴会社に就職した。
K太とL気はA樹やB斗より若かった。就職状況はA樹やB斗のころより厳しかった。

V子はキックボクシングで頭角を現し、プロデビューした。ハイキックが得意技であり、キックブーツで繰り出すハイキックで、対戦相手を次々にKOしていった。
V子の試合でのキックブーツ、私生活でのミニスカートとブーツは話題となり、流行にもなった。

W子もキックボクシングで頭角を現したが、K太に失神失禁脱糞KO勝ちした後、振るわなくなった。
W子は中3の秋にキックボクシングをやめ、高校では新体操部に入った。W子はMARCH級の大学の文系学部に進学し、某民放で女子アナになった。
W子は雑誌のインタビューで、小中とキックボクシングをやっていたこと、高校と大学では新体操部だったことを話した。
キックボクシングをやめた理由として、中2の時、同い年の男の子をハイキックで失神失禁脱糞KOして救急車で病院送りにしたこと、
お見舞いに行って無事が確認できて安心したけど、その後、キックボクシングが怖くなったことなどを語った。

W子は、お天気の報道で、雨や雪の降る中を、ミニスカートに長く形のいい長靴でレポートをした。その姿も人気になり、真似する人も出た。

997 :夢見る名無しさん:2016/09/17(土) 16:54:08.15 ID:jVgZD7PeK
B斗は製靴会社で長靴部門の担当だった。
一度は廃止することが決まりかかったが、B斗らの必死に懇願で存続が決まった。よって、何が何でも成果を出さねばならなかった。
長靴の売れ行きは低下し続けた。長靴を魅力あるものにしなければならない、B斗たちの至上命題だった。

B斗は趣味でロックを続けていた。ストレス解消にもなる。大学時代親しかった別のバンドは活躍していた。彼らは就職せず、プロを目指している。
バンド名をXYZといった。B斗はXYZのメンバーと良く飲んだ。XYZは、長靴半ズボン、長靴スカートを本格的にメインコンセプトにしたいと考えていた。
ブーツではだめだ、長靴だ。でも、どの長靴でも激しい動きで脱げてしまうし、動きが制約される。長く、細めで、かっこよく、動きが制限されず、激しい動きでも脱げない長靴が欲しいとのことであった。

B斗は、研究開発部門のL気に相談した。B斗とL気はそれまであまり親しくなかったが、何回か話し合いをしているうちに、無二の戦友とも言える間柄になった。
長靴の現代におけるマイナスのイメージのこと、自分たちの子供時代も基本的に同じだったこと、それでも、長靴半ズボンに誇りを持っていたこと、長靴半ズボンで長靴スカートの強い女の子に挑戦し続けたことなどを話した。
そして、長靴半ズボンを復活させることを誓い合ったのだ。

長靴は、@長いこと、A形がいいこと、B短靴とまったく同じできればそれ以上の運動機能があること、C軽いこと、D疲れないこと、F着脱が容易なこと、Dそのうえで運動によって脱げないこと、
G脱ごうと思ったら簡単に脱げること、H内部が衛生的で手入れが簡単なこと、I外からは水を通さず中で蒸れないこと。という条件を満たしたかった。
きわめて難題である。でも、実現させよう。XYZのためにはとりあえず@ADが満たされればいい。でも、長靴半ズボン復活のためにはそれだけでは不十分だ。

998 :夢見る名無しさん:2016/09/17(土) 16:55:50.04 ID:jVgZD7PeK
B斗は製靴会社で長靴部門の担当だった。
一度は廃止することが決まりかかったが、B斗らの必死に懇願で存続が決まった。よって、何が何でも成果を出さねばならなかった。
長靴の売れ行きは低下し続けた。長靴を魅力あるものにしなければならない、B斗たちの至上命題だった。

B斗は趣味でロックを続けていた。ストレス解消にもなる。大学時代親しかった別のバンドは活躍していた。彼らは就職せず、プロを目指している。
バンド名をXYZといった。B斗はXYZのメンバーと良く飲んだ。XYZは、長靴半ズボン、長靴スカートを本格的にメインコンセプトにしたいと考えていた。
ブーツではだめだ、長靴だ。でも、どの長靴でも激しい動きで脱げてしまうし、動きが制約される。長く、細めで、かっこよく、動きが制限されず、激しい動きでも脱げない長靴が欲しいとのことであった。

B斗は、研究開発部門のL気に相談した。B斗とL気はそれまであまり親しくなかったが、何回か話し合いをしているうちに、無二の戦友とも言える間柄になった。
長靴の現代におけるマイナスのイメージのこと、自分たちの子供時代も基本的に同じだったこと、それでも、長靴半ズボンに誇りを持っていたこと、長靴半ズボンで長靴スカートの強い女の子に挑戦し続けたことなどを話した。
そして、長靴半ズボンを復活させることを誓い合ったのだ。

長靴は、@長いこと、A形がいいこと、B短靴とまったく同じできればそれ以上の運動機能があること、C軽いこと、D疲れないこと、F着脱が容易なこと、Dそのうえで運動によって脱げないこと、
G脱ごうと思ったら簡単に脱げること、H内部が衛生的で手入れが簡単なこと、I外からは水を通さず中で蒸れないこと。という条件を満たしたかった。
きわめて難題である。でも、実現させよう。XYZのためにはとりあえず@ADが満たされればいい。でも、長靴半ズボン復活のためにはそれだけでは不十分だ。

999 :夢見る名無しさん:2016/09/17(土) 17:22:32.23 ID:jVgZD7PeK
L気は長靴の形態の工夫に心血を注いだ。そのためには材料が問題だ。L気はK太に相談することにした。K太はL気の求める長靴に必要な材料を開発することにした。
ついに@ADの条件を備えた長靴が完成した。まだ採算ラインに乗らない。コストダウンにも励んだ。一方、XYZにはその長靴を提供を申し出た。XYZの若干の注文に答えて修正して提供した。
XYZは、長靴半ズボンスカート半ズボンのコンセプトでメジャーデビューを果たした。

C子はA子さんの店を手伝って、店の売り上げを伸ばすことに成功した。売り上げが落ちていた長靴についても、仕入れる商品や展示方法、宣伝方法を工夫することで売り上げを倍増以上にした。
C子はA子さんから信用され、娘のような存在になった。A子さんは高齢となり、店を引退することになった。店はC子に貸して賃料で老後を過ごすことにした。
C子は更に店を大きくしていった。会社も起こし、自社物件も手に入れた。世界各地から良質な長靴を取り寄せるようになり、代理店契約にも成功した。

A樹はX県の職員として産業課に配属される前に、土木課に配属され、Z川上流の山林管理に携わった。誰も見ていないときには長靴半ズボンでパトロールすることもあった。
B斗やC子と競い合った日のことを思い出した。
県庁の産業課に戻ると、企業誘致が課題となった。

K太がついに@〜Iの条件を満たす長靴の素材を開発した。B斗とL気の製菓会社が契約した。L気のチームが@〜Iの条件を満たす長靴の開発に成功した。採算ラインにも乗った。
長靴半ズボン、長靴スカートのイメージは、XYZやV子やW子によってかっこいいものになってきている。
着脱や運動機能の実証実験を行うことにした。

協力したのは、X県で小学校教員をしていたA樹の姉M代、東京都で小学校の教員をしていたB斗の姉K子、そして、F大学付属小学校で教員をしていたJである。
50m走、反復横とび、持久走、さまざまな球技、どんな運動においても、短靴に劣ることはまったくなかった。かえって短靴よりいい結果が出たくらいだった。
その長靴を欲しい、履きたいという子供が続出した。

1000 :夢見る名無しさん:2016/09/17(土) 17:42:13.24 ID:jVgZD7PeK
K太の化学会社Y社の材料で作る、B斗、L気の製菓会社N社の長靴は高く評価された。大人も子供も男性も女性も支持した。
XYZなどの影響もあって、激短半ズボンかミニスカートが似合うというムードが定着した。
ハイソックスがちらりというのも支持された。ハイソックス派の方がやや多数派だった。

C子の会社では、ハーフパンツに変わって、激短半ズボンやミニスカートも生産するようになった。
N社の長靴生産ラインでは対応できなくなった。量もそうだが、最新設備を何とかしなければならない。
新しい工場が必要だった。

X県の工業地帯はジリ貧だった。工場は次々と中国や東南アジアに脱出していく。A樹は新規に進出する企業を見つけることができずにいた。
A樹はひらめいた。N社を誘致しようと。N社にはB斗がいる。B斗は営業系だ。
N社の工場はX県に決まった。それに伴い、N社の関連工場として何社かが進出してきた。

ついに、子供たちの間に、長靴半ズボンが復活した。
雨の日や雪の日はほぼ100%長靴である。JKの短いスカートが廃れる一方で、男の子の短い半ズボン、女の子の短いスカートが復活した。
晴れの日も長靴半ズボン、長靴スカートも一般的になった。J大学付属小学校などでは制服が、長靴半ズボン、長靴スカートになった。

N社の長靴は日本のY社とN社の技術でなければ作れない。長靴の輸出は増えた、世界でも支持された。

かくして、長靴半ズボンは、復活したのであった。

終わり。

1001 :夢見る名無しさん:2016/09/17(土) 17:50:51.98 ID:jVgZD7PeK
小説『長靴半ズボンとともに』、結末を迎えました。

付き合ってくださり、ありがとうございました。

レス数で役500を使用しました。長靴半ズボンUの約半分を使ってしまいました。
計画的に行ったわけではないので、900すぎからは駆け足になってしまいました。

結末のレス番がちょうど1000です。もう少しはこのスレでレスできるかとは思います。
そろそろ3スレを立ち上げたいと思います。
3スレが立ち上がるまで、ご感想、作り直しなど、歓迎いたします。
もちろん、小説とは関係なく、スレタイやレス番1のように、長靴半ズボンに関係あることなら大歓迎です。

1002 :夢見る名無しさん:2016/09/17(土) 17:56:51.70 ID:jVgZD7PeK
3スレ、立てようと思います。
ITスキルがゼロのような私ですので、3スレが立てられないままかも知れません。
10月1日になってもまだ3スレがたっていなければ、どなたか3スレを立ててください。

スレタイは(できれば)「長靴半ズボンその3」でお願いします。

1003 :夢見る名無しさん:2016/09/24(土) 17:28:10.42 ID:QMv8V5+VY
>>1002
3スレ立てました。ご希望通りスレタイは「長靴半ズボンその3」にいたしました。
アドレスがわかりません。「長靴半ズボンその3」が検索できるようになるまで、しばらく時間がかかるかもしれません。
時間がたっても出てこないようなら、また新しく立ててください。
その場合は、「長靴半ズボン3」でお願いします。たぶん出てくると思うので、最終手段としてお考えください。

1004 :夢見る名無しさん:2016/09/24(土) 18:40:30.23 ID:QMv8V5+VY
754〜758 775〜787 843〜845 869〜877
C子ちゃんの妹N子ちゃんと、N子ちゃんと同い年の男の子N也君について、カキコします。

スレ番号は、容量を節約するため、青文字にならないようにしました。(こんなことでレス番号が長持ちするかどうかわかりませんが…)

N子とN也が小3の3月、N也はまあまあ離れた県に引越しすることになった。
N也の父親は大手メーカーの技術者だった。その県の工場に赴任することになったのだ。
3学期の終業式の日には、N也のためにお別れ会が開かれた。

お別れ会が終わり、下校することになった。N也はN子の家の付近まで先回りをした。
その日は午前中は雨が降っていて、午後になって晴れた。N也もN子も長靴を履いていた。
N也は、白と黒の縞のラガーシャツに黒のランドセルに白のハイソックスに黒の長靴、N子はピンクのカーディガンに赤のランドセルに白のハイソックスに赤の長靴だった。
N也もN子もベルトをしていた。

N也がN子を呼び止めた。「○○さん、今からぼくと○○児童公園相撲を取ってくれない?」
N子が答えた。「○○君、いいわよ。」N也も答えた。「○○さん、ありがとう。」
N也とN子は、○○児童公園に向かった。公園ではまだ湿っている土に、N也が長靴で土俵を描いた。
N也とN子はランドセルを下ろした。

1005 :夢見る名無しさん:2016/09/24(土) 18:59:12.26 ID:QMv8V5+VY
N也とN子は四股を踏んで、構えた。
はっけよーい、残った!
N也とN子は同時に言ってぶつかり合った。

あいよつとなった。N也の気迫が勝り、N也有利に展開した。
身長はN也が高く、筋肉はN子が発達している。N也はそれでもN子より低くあたることができた。
N也がN子を土俵際に追い詰めていったが、N子の筋力が物を言った。N也は土俵際で逆転され、N子に寄り倒された。

N也は膝から大腿を擦り剥いてしまった。
「N也君、大丈夫?」N子はN也の腕を取って抱き起こした。N子はN也をN子の家に連れてきた。
N子は母親に言って、N也の手当てをしてもらった。N也は怪我をしたほうの足から長靴を脱ぎ、ハイソックスも脱ぐこととなった。
まず、庭の水道で汚れを落とし、縁側で傷の手当を受け、ばんそうこうを張ってもらった。

N也はN子とその母親に伴われ、N也の家に向かった。N子の母親はN也の母親に丁寧に謝った。N子も謝った。
N也の母親は、N也の手当てをさせてしまったことのお詫びとお礼を言った。
N子やN子の母親が帰ると、N也は引越しの荷造りをしなかったことをN也の母親から怒られた。

1006 :夢見る名無しさん:2016/09/24(土) 19:23:48.63 ID:QMv8V5+VY
数日して、N也の家の引越しの日になった。
N也は住んでいた社宅やその周辺の風景を眺めていた。
その日もN也は、終業式とまったく同じ服装をして、長靴半ズボンだった。
確かに地面はぬれていたが、空は真っ青に晴れていた。父親も母親もなぜ長靴をはくのかといぶかったが、N也は長靴を履いた。

そこへ、N子が走ってきた。N子も終業式、つまり最後にN也と相撲を取った日と同じ服装だった。長靴スカートだった。
「○○くーーん!」N子は遠くから声をかけてきた。
「○○さん、どうしたの?」「○○君、これ上げる。」
N子が持ってきたのは、正月に行われたN祭りでの子供相撲での優勝の金メダルだった。
N祭りでは、小4から小6には子供神輿と石段駆け上げと子供相撲があるが、小3には子供相撲しかない。

子供相撲では、男の子は裸にまわしに長靴、女の子は半袖体育服にブルマにまわしに長靴である。
正月には雪がよく積もるので、本来は藁沓であったが、いつの間にか長靴になってしまった。
N也はN子につり出されて負けている。

「それは、○○さんが優勝してもらったものじゃない? ○○さんの物だよ。」
「ううん! どうしても○○君に上げたいの! ○○君ががんばっている姿に感動したの。これは○○君にこそふさわしいと思うの。受け取って!」
「N也ああああ! 何してるううううう!」N也の父親が呼んでいる。
「ありがとう。じゃあ、もらうね。○○さんのこと、いつまでも忘れないよ! ぼくも○○さんのように強くなるよ!」
N也は金メダルを持って、トラックの方へ走っていった。
「○○さあん、さようならあ!」

N也は長靴半ズボンにハイソックスをちらつかせながら走っていった。走るたびにハイソックスの白の見える大きさが変わった。
N子はいつまでもN也の後姿を見ていた。

1007 :夢見る名無しさん:2016/10/01(土) 17:05:47.43 ID:U3rN7uOdP
3スレ
長靴半ズボン3
です。

http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/yume/1474705047/l50

立てました。

1008 :夢見る名無しさん:2016/10/01(土) 17:14:09.91 ID:U3rN7uOdP
3スレ、立てました。3スレ「長靴半ズボン3」もよろしくお願いします。
この2スレももう少しキャパがありそうですから、レス、どんどんお願いします。
しばらくの間(そんなに長くはないと思いますが)、2スレでも3スレでも並行して盛り上がりましょう。

1009 :夢見る名無しさん:2016/11/12(土) 17:20:28.88 ID:Tju82wbNS
6年生の晩秋の体育の授業だった。
梅雨晴れで運動場は濡れていた。

体育の服装は、
男の子も女の子も、上は、首と袖に黒の2本のラインが入った白の半そでの体育服、
下は、
男の子は黒のジャージ生地の短い短パン、
女の子は黒のブルマの上に黒のひだつきの短い体育用スカート
であった。

A樹もB斗もC子も長靴を履いていた。A樹とB斗は黒、C子は白だった。

やることは、男子は野球、女子はソフトボールだった。
男子も女子もそれぞれ2チームに分かれる。時間の関係上、4回の表裏までで、ピッチャーとキャッチャーは二人で交代して行う。

欠席や見学の子がいたので、女子のうち一人が男子のチームに入ることになった。
多くの女子は「ええーーー!」と言って嫌がった。C子を含めて3人の運動能力のある女子が候補として先生から打診された。
3人はためらいあっていたが、C子は「私、行きます。」と快く承知した。

C子は、親の方針もあり、規範意識は厳しく守るポリシーがあった。C子自身のポリシーでもあった。

1010 :夢見る名無しさん:2016/11/12(土) 17:48:37.41 ID:Tju82wbNS
C子はA樹やB斗とは敵チームとなった。
C子はチームの男子からピッチャーの一人になるように要請された。C子のソフトボール投げのすごさは知られていたからだ。C子は了承した。
C子は男の子を次々に三振や凡打に打ち取って行った。出塁できた男の子は少なかった。

A樹の打順になった。B斗は、ピッチャーマウンドで構えるC子とバッターボックスで構えるA樹を見た。
A樹もC子も真剣な表情だったが、A樹は不安げであり、C子は自信に満ちていたように見えた。
身長はA樹が高かったが、筋肉が発達しているのはC子であることは、ピッチャーマウンドとバッターボックスと離れていてもよくわかった。

ストラーイク! C子の剛速球にA樹は反応できなかった。
ボーール! A樹もボールだとはわかった。でも、もしストライクコースでも反応できなかっただろう。
ストライクツー! ほとんど真芯に当たったと思ったが、C子の球威に押されて押し戻され、ファースト側にファールになってしまった。
ボール! 今度は明らかなボールだった。

ストラーーーイク!バッターアウト!
ストライクコースだった。A樹は振った。でも、A樹は振るスピードはC子の球の速さに及ばなかった。

A樹はベンチに戻った。ベンチといっても埋め込まれた古タイヤである。長靴と同じゴムであるが、ペンキが塗られている。生脚には長靴のゴムとタイヤのゴムを感じた。
A樹は涙をこらえた。皆の目もあり、何とかこらえることができた。

1011 :夢見る名無しさん:2016/11/12(土) 18:17:44.90 ID:Tju82wbNS
C子のチームの攻撃となった。C子はピッチャーであるため、打順は後ろのほうだ。
A樹はある男の子の打球をキャッチしてアウトにしてチェンジさせた。
A樹は少しだけ悔しさが和らいだ。

A樹のチームの攻撃となった。ピッチャーは男の子に代わった。B斗は何とか一塁に出塁した。
他の男の子がヒットを打って、B斗は何とかホームに生還した。
その後、スリーアウトになり、チェンジ、C子のチームの攻撃となった。

C子は二塁打を打った。安定していて力強くスピードあるスイングだった。
A樹のスイングよりC子のスイングの方がすごいとB斗は思ったし、B斗のスイングよりC子のスイングの方がすごいとA樹も思った。
太ももをたくさん出し、長い長靴を履いてハイソックスをちらりとさせた服装で、そんな対比をすると、妙に何かを意識する気分になった。

A樹のチームの攻撃となった。ピッチャーは再びC子。B斗の打順が回ってきた。B斗は送りバントをすることになった。
B斗はかなり早い段階からバントの体制に入った。C子にも気づかれてはいた。早い段階からバント体制に入ったことで、ボールを当てることができた。
A樹は全力で走った。球は三塁側に転がった。C子も大急ぎで球を取りに行った。

B斗はC子からどんどん遠ざかった。球を拾ったC子はB斗を追いかけた。
身長はB斗が高かったが、筋肉が発達しているのはC子であることは、見ているA樹の眼にはっきりとわかった。A樹の体型はB斗とほとんど同じなのだ。
C子に追いつき、タッチアウトにした。脚の長さはB斗の方が長いが、脚の回転の速さも一歩の歩幅もC子の方が上だった。

B斗はベンチに戻った。ベンチといっても埋め込まれた古タイヤである。長靴と同じゴムであるが、ペンキが塗られている。生脚には長靴のゴムとタイヤのゴムを感じた。
B斗は涙をこらえた。皆の目もあり、何とかこらえることができた。

1012 :夢見る名無しさん:2016/11/12(土) 18:34:31.84 ID:Tju82wbNS
チャイムが鳴る直前に試合が終わった。
A樹とB斗のチームのピッチャーの男の子2人がうまかったこともあって、A樹とB斗のチームの勝ちだった。
A樹もB斗も1回はヒットを打てたし、守備ではアウトにすることもできた。

勝ったチームの男の子たちはC子に三振したりアウトにされた子も含めて喜んでいたが、A樹とB斗はそんな気になれなかった。
それでも一緒に喜ぶ不利をした。飛び上がって喜んで、長靴が脚に触れる感触を味わった。

A樹は、白地に赤と青のポロシャツ、ライトブルーのデニ半、白のハイソックス、黒の大人用大長靴でランドセルを背負って下校した。
B斗は、白地に紺とライトブルーのポロシャツ、ベージュのデニ半、白のハイソックス、黒の大人用大長靴でランドセルを背負って下校した。

A樹もB斗もそれぞれ別々に下校し、誰も見ていないところで、泣き崩れた。
C子に負けた悔しさとゴムの感触でなんともいえない気持ちになった。

1013 :夢見る名無しさん:2016/11/22(火) 19:28:11.70 ID:cPkvHY9fC
>>1012
泣き終わったB斗は、A樹がC子に三振するところを思い出していた。

C子は、
上半身、首と袖に黒の2本のラインが入った白の半そでの体育服、
下半身、黒のブルマ、ピンクの長い長靴、白のハイソックスがちらり、
A樹は、
上半身、首と袖に黒の2本のラインが入った白の半そでの体育服、
下半身、黒のジャージ生地の短い短パン、黒の大人用大長靴、白のハイソックスがちらり、

身長はA樹の方が高いが、筋肉はC子の方が発達していた。

A樹は真剣で緊張した表情で打席に立った。A樹は打席、C子はピッチャーマウンドと離れていたが、C子の方が腕が太いことがよくわかった。
A樹は長い脚を内股にするように緊張して構えた。
1球目の見逃し、2球目のボール、3球目の球威に押し戻されるようなファール、4球目のボール、5球目の空振り三振、
どれも、C子の筋肉がA樹を圧倒していた。

C子はそのたびごとに脚を高く上げて、大きく振りかぶって投げた。
足を上げる前、グローブを構えてまっすぐ立っているときも、脚が長く見えた。ブルマでV字のため、長く見えた。
身長の低いC子であるが、なぜかピッチャーマウンドでの存在感が大きかった。

B斗はたまらなかった。

1014 :夢見る名無しさん:2016/11/22(火) 19:48:36.51 ID:cPkvHY9fC
>>1012
泣き終わったA樹も、B斗がC子にタッチアウトされるところを思い出していた。

C子は、
上半身、首と袖に黒の2本のラインが入った白の半そでの体育服、
下半身、黒のブルマ、ピンクの長い長靴、白のハイソックスがちらり、
B斗は、
上半身、首と袖に黒の2本のラインが入った白の半そでの体育服、
下半身、黒のジャージ生地の短い短パン、黒の大人用大長靴、白のハイソックスがちらり、

身長はB斗の方が高いが、筋肉はC子の方が発達していた。

B斗はC子が上げた脚を下ろしにきたあたりからバントの体勢に入った。
C子としてはB斗のバントは予測していなかったことで、C子は反応を変えることはできなかった。
C子は思い切りがいいところがある。迷うことなくB斗を打ち取るつもりに変わりはなかった。
強い球ならB斗が合わせられないかもしれないし、合わせたとしても弾かれてピッチャーに少しでも近いところまで飛んでくるかも知れないからだ。
それほど野球に詳しくないC子だが、瞬間に判断した。

B斗のクッションがすばらしかったというよりは、C子の球威が強くてB斗の腕の力では押されてしまったというような感じで、球は思ったより撥ね返らなかった。
C子のチームにとっては不利で、B斗のチームにとっては有利だ。
球圧で少し押し戻されたようなB斗だが、すぐに走り出した。
B斗とすれ違うようにC子が球を拾った。B斗は一塁に向かって走る。C子が追いかける。
ファーストの男の子はC子に球を送るように言ったが、C子はB斗を追いかけた。

B斗の方が脚も長いが、一歩の歩幅と脚の回転はC子が上だった。
B斗は見る見るC子に追いつかれた。
そしてタッチアウト。

A樹はたまらなかった。

1015 :夢見る名無しさん:2016/11/22(火) 20:07:22.99 ID:cPkvHY9fC
家に帰ったA樹は長靴を洗って玄関に丁寧にそろえ、部屋に向かった。
姿見の鏡にはA樹の全身が映った。長靴からちらりと見えたハイソックスの最上部に泥が跳ねている。太ももにも少し泥が跳ねている。

自分は身長も体重もC子に勝っている。体型も均整が取れていて、半ズボンが似合っている。筋肉も少しずつ充実してきて美しい脚線だと思う。
C子の筋肉は決してムキムキではない。特に固くもない。柔軟である。非常に太いというわけでもない。小学生の体型である。
でも、A樹はわかる、C子とはずっと競い合ってきたからだ。C子の筋肉はバネが違う。よく見るとやはりわかる。
自分の筋肉はC子に近づいているのか? むしろC子にますます置いていかれるような気もする。

A樹はたまらなくなった。
その日、A樹は勉強にぜんぜん手がつかなかったし、あまり眠れなかった。


家に帰ったB斗は長靴を洗って玄関に丁寧にそろえ、部屋に向かった。
姿見の鏡にはB斗の全身が映った。長靴からちらりと見えたハイソックスの最上部に泥が跳ねている。太ももにも少し泥が跳ねている。

自分は身長も体重もC子に勝っている。体型も均整が取れていて、半ズボンが似合っている。筋肉も少しずつ充実してきて美しい脚線だと思う。
C子の筋肉は決してムキムキではない。特に固くもない。柔軟である。非常に太いというわけでもない。小学生の体型である。
でも、B斗はわかる、C子とはずっと競い合ってきたからだ。C子の筋肉はバネが違う。よく見るとやはりわかる。
自分の筋肉はC子に近づいているのか? むしろC子にますます置いていかれるような気もする。

B斗はたまらなくなった。
その日、B斗は勉強にぜんぜん手がつかなかったし、あまり眠れなかった。

1016 :夢見る名無しさん:2016/11/22(火) 20:16:17.96 ID:cPkvHY9fC
1019〜1012とC子ちゃんの服装の設定を少し変えさせていただきました。
野球にスカートというのは………と思いましたし、C子ちゃんの脚線をもっと長く見せたかったですし。
ハイソックスの描写も入れさせていただきました。

2スレもまだキャパがあるようです。キャパがなくなるまで、どんどん盛り上がりましょう。
3スレも立っています。3スレでも盛り上がりましょう。

3スレ
長靴半ズボン3

http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/yume/1474705047/l50

です。

1017 :夢見る名無しさん:2016/12/03(土) 15:46:07.72 ID:WOqmdIuF/
>>997 >>998 >>999 >>1000
A樹B斗C子K太L気らが復活させた長靴は、
>@長いこと、
>A形がいいこと
>B短靴とまったく同じできればそれ以上の運動機能があること
>C軽いこと
>D疲れないこと
>E着脱が容易なこと
>Fそのうえで運動によって脱げないこと
>G脱ごうと思ったら簡単に脱げること
>H内部が衛生的で手入れが簡単なこと
>I外からは水を通さず中で蒸れないこと
という条件を満たした。
そればかりか、材料や形態や工程の開発に伴い、
J幾重にも折れ曲がるので通常の靴箱に入り、靴箱から出すとすぐに元の形に戻り、折れ曲がったことによる品質の劣化もない、折り曲げないときより寿命も少し短くなるだけである
K履くことによって、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができる
という二つの特徴も加わり、長靴半ズボンはますます盛んになった。

1018 :夢見る名無しさん:2016/12/27(火) 19:21:56.11 ID:fo0ywIJRf
K太とL気の通っているキックボクシングジムには、K太とL気と同い年のの女の子VS子がいる。
K太やL気より身長は低いが筋肉が発達していて、体重は同じくらいである。
3年生で入門した時から実力差が大きく、K太やL気では対等の練習相手にならなかった。
K太やL気は喘息やアレルギーの治療が目的で医師や保護者から「医学的」な理由から強制されての入門である。
VS子も軽度ではあるがその傾向はあったが、圧倒的に強く、キックボクシングを楽しんでいた。

K太やL気は当初、いやでいやでしようがなかった。痛いし、いつも負けるからだ。
それでも続いたのは、医師や保護者が言うように、喘息やアレルギーの発作の苦しさを逃れるにはこれしかないと思ったからでもある。
というより、サポーター、金的、競泳用パンツ、バンテージ、グローブ、ブーツを付けて競技するから、というのが一番の理由だった。
練習で、上半身にTシャツ、下半身に短パンの時も、長靴半ズボンに近い姿だったからだ。
防具をつけることもあったが、それでも長靴半ズボンに近い姿である。

K太やL気やVS子の通うSジムでは、着替えのとき、全身裸になって、まずブーツを付け、それからサポーター、金的、パンツという順番で着替えることが決まっていた。
終わった時も、ブーツを一番最後に脱ぐことが決まっていた。
これはオーナーが現役時代からこだわっていたゲン担ぎだった。
練習の前にも練習の後にも、フリ○ンにブーツという姿になれたのである。

K太やL気より前に入門した男の子や女の子、跡に入門した男の子や女の子は結構辞めていった。
VS子にやられたからという理由ではあまりない。VS子は別格で、別メニューの練習が多かったし、対等の練習は組まれないし、別のジムに出稽古に行くことも多かった。
やはり、練習もつらいし、痛いということで脱落する子も多かった。5年生や6年生になると中学入試を理由にやめる子もいた。結構強い子でも中学入試でキックボクシングと縁を切ってしまうケースが多かった。
VS子は早くもプロ志向が強かったのでやめるなど考えられないことだった。
K太とL気がやめない理由は先に述べたとおりである。K太もL気も練習を通して少しずつ強くなってきた。試合で勝ちたいという欲も出てきた。

1019 :夢見る名無しさん:2016/12/27(火) 20:11:18.54 ID:fo0ywIJRf
K太、L気、VS子が4年生の9月の日曜日だった。
4年生でVS子と対等の練習ができる子はどのジムにもいなかった。
Sジムでも出稽古での他のジムでも年長の女子と練習することが多かった。でも、シニアが相手だとVSでもかなわない。
Kジムから5年生の男の子2人と6年生の男の子2人がVS子との試合形式練習に来ることになった。
このことは、ある格闘技雑誌が取材することになっていた。

K太とL気は軽く練習して、半袖のTシャツやポロシャツ、布のベルト、デニムや化繊のの半ズボン、白のハイソックス、黒の長靴に着替えた。
Kジムのコーチ2人と男の子4人はワゴン車で来る。
Sジムには駐車場はない。オーナーが経営する会社の駐車場の停めてもらうことになっている。
K太とL気はワゴン車の特徴やナンバーを教えてもらった。K太とL気がKジム一行を向かえ、L気がSジムまで案内し、K太が走って到着を知らせるのだ。
K太とL気は長靴半ズボンで駐車場に向かった。その日は朝まで台風が残り、昼前に美しく晴れ上がったのだ。水溜りが満々と水をたたえ、長靴であることに違和感はなかったのはうれしかった。

ワゴン車がやってきた。教えてもらった特徴とナンバーだ。助手席のコーチが降りてきた。
「こんにちわ。Sジムの○○K太です。」「○○L気です。お迎えに参りました。車はこちらに停めておいてください。」K太とL気は決められたとおりの挨拶をした。
「やあ、ありがとう。Kジムの者です。」そう言うとドアを開け、「みんな降りろ。」とワゴン車の中に声をかけた。
男の子が4人降りてきた。運転手のコーチは駐車場のスペースに苦労しながらワゴン車を入れた。
男の子は全員、ポロシャツ、縦2列でアルミで補強された穴の黒の太いベルト、青のデニムの半ズボン、黒の長い大人用長靴を履いて、ハイソックスがちらりだった。

1020 :夢見る名無しさん:2016/12/27(火) 20:45:07.04 ID:fo0ywIJRf
自己紹介と挨拶があった。5年生はA藤君とB木君、6年生はC中君とD田君だった。A藤君とB木君はK太やL気より大きかった。C中君とD田君はA藤君やB木君より大きかった。
大きかっただけではない。筋肉も発達していて、脚や腕や体の線も力強く美しかった。みんな、長靴半ズボンが似合っていた。
D田君の声が少しハスキーだったが、4人ともボーイソプラノだった。K太やL気とは話をせず、4人だけで話をしながら歩き出した。
K太はKジム一行の到着を知らせるためにSジムに走った。4人の視線は感じなかったが、コーチ二人の視線は太ももに感じた。通行人の視線も感じた。
4人はとりとめもない雑談をし続けた。それでも、L気は4人が非常に緊張していることを感じた。

Sジムの前ではオーナーと雑誌記者が待っていた。雑誌記者はカメラを持っていた。
オーナーは雑誌記者とL気とKジム一行をSジム内に招き入れた。お互いの挨拶と自己紹介が始まった。
VS子はピンクのブラウス、赤の短いスカート、白の長い長靴を履いて白のハイソックスがちらりだった。
VS子と4人の男の子で記念撮影をすることになった。VS子が中心に、両隣が5年生、外側に6年生が密着したV字隊形で写真を撮った。
4人の男の子はVS子より遥かに身長は高かったが、骨格、体幹、腕、脚の筋肉を見ると貧弱に見えてしまった。

防具は付けず10Rである。5年生のA藤君は1・5R、B木君は2・6R、6年生のC中君は3・7・9R、D田君は4・8・10R、VS子は10Rフルである。
4人の男の子にとっての1R目はVS子と判定でもイーブンであった。でも、パワー・スピード・スタミナともにVS子の方があることは明らかだった。コーチだけでなく、K太やL気にもわかった。
A藤君は5R、B木君は6RにKO負けした。キックとパンチを一方的に決められ、ロープやコーナーに追い詰められてダウンした。
C中君は7R、D田君は8Rを何とか耐えた。判定ではVS子が大幅にリードした。C中君は9R、D田君は10RにKO負けした。A藤君やB木君と同じように、キックとパンチを一方的に決められ、ロープやコーナーに追い詰められてダウンしたのだ。
4人の男の子はしばらくの間、医務室でグロッキーになっていた。

1021 :夢見る名無しさん:2016/12/27(火) 20:46:12.23 ID:fo0ywIJRf
自己紹介と挨拶があった。5年生はA藤君とB木君、6年生はC中君とD田君だった。A藤君とB木君はK太やL気より大きかった。C中君とD田君はA藤君やB木君より大きかった。
大きかっただけではない。筋肉も発達していて、脚や腕や体の線も力強く美しかった。みんな、長靴半ズボンが似合っていた。
D田君の声が少しハスキーだったが、4人ともボーイソプラノだった。K太やL気とは話をせず、4人だけで話をしながら歩き出した。
K太はKジム一行の到着を知らせるためにSジムに走った。4人の視線は感じなかったが、コーチ二人の視線は太ももに感じた。通行人の視線も感じた。
4人はとりとめもない雑談をし続けた。それでも、L気は4人が非常に緊張していることを感じた。

Sジムの前ではオーナーと雑誌記者が待っていた。雑誌記者はカメラを持っていた。
オーナーは雑誌記者とL気とKジム一行をSジム内に招き入れた。お互いの挨拶と自己紹介が始まった。
VS子はピンクのブラウス、赤の短いスカート、白の長い長靴を履いて白のハイソックスがちらりだった。
VS子と4人の男の子で記念撮影をすることになった。VS子が中心に、両隣が5年生、外側に6年生が密着したV字隊形で写真を撮った。
4人の男の子はVS子より遥かに身長は高かったが、骨格、体幹、腕、脚の筋肉を見ると貧弱に見えてしまった。

防具は付けず10Rである。5年生のA藤君は1・5R、B木君は2・6R、6年生のC中君は3・7・9R、D田君は4・8・10R、VS子は10Rフルである。
4人の男の子にとっての1R目はVS子と判定でもイーブンであった。でも、パワー・スピード・スタミナともにVS子の方があることは明らかだった。コーチだけでなく、K太やL気にもわかった。
A藤君は5R、B木君は6RにKO負けした。キックとパンチを一方的に決められ、ロープやコーナーに追い詰められてダウンした。
C中君は7R、D田君は8Rを何とか耐えた。判定ではVS子が大幅にリードした。C中君は9R、D田君は10RにKO負けした。A藤君やB木君と同じように、キックとパンチを一方的に決められ、ロープやコーナーに追い詰められてダウンしたのだ。
4人の男の子はしばらくの間、医務室でグロッキーになっていた。

1022 :夢見る名無しさん:2016/12/27(火) 21:10:56.78 ID:fo0ywIJRf
雑誌記者は4人の男の子とVS子との対戦をいっぱい写真に収めていた。K太やL気をまったく相手にしなかった。
L気はキックボクシングをやっていることが学校にばれているが、K太はまだ隠している。K太とL気を取材しないようにSジムのオーナーからも頼んである。
でも、そんな取り決めも無用なほど、雑誌記者はVS子の強さに惹かれ続けた。考えて見れば当たり前の事でもある。
でも、K太やL気はさびしかった。もちろん、同い年のVS子の練習相手にもならない自分たちが取材されるのは本当にいやなことだ。
やはり強くならなくてはならないと改めて思った。

4人の男の子がグロッキーになっている間に、雑誌記者はKジムのコーチにインタビューをしていた。
回復した4人の男の子は来たときと同じ服に着替え長靴も履いて整列した。VS子はすでに来たときと同じ服に着替え長靴も履いている。
Sジムに到着したときと同じ隊形で記念撮影をした。VS子の顔や腕や太ももにはほとんど傷がなかったが、4人の男の子の顔や腕や太ももには青タンや絆創膏が目立った。
4人の男の子はにこやかにVS子やSジムのオーナーやコーチと握手をした。挨拶をしてからKジム一行は駐車場に向かって帰っていった。

Sジムでは少しミーティングをしてから解散となった。VS子は例の駐車場とは逆の方向の駅から帰る。K太とL気は例の駐車場を通って行く駅から帰る。
K太とL気は例の駐車場に近づいていた。太陽は強く照りつけ、K太とL気の長靴を輝かせた。
ウウェーーーーーン
駐車場から男の子が泣くのが聞こえた。
K太とL気の長靴が止まった。でも、ここを通らなければ帰れない。K太とL気は下を向きながら通り過ぎることにした。

K太とL気が駐車場に差し掛かったときには2人か3人以上の男の子の泣き声が飛び込んできた。
A藤君は6時の方向を向いてしゃがんで泣いていた。白いハイソックスとともに白いブリーフがちらり立った。
B木君は10時半の方向を向いて四つんばいでひじと顔をアスファルトに付けて泣いていた。ハミケツだった。
C中君は1時の方向を向いてしゃがんで泣いていた。長靴とハイソックスはちらりと見えた。
D田君は4時の方向を向いて四つんばいでひじと顔をアスファルトの付けて泣いていた。長靴とハイソックスがちらりと見えた。

1023 :夢見る名無しさん:2016/12/27(火) 21:26:52.97 ID:fo0ywIJRf
K太やL気が歩くたびに、4人の男の子の長靴のしわや髪の毛の黒の光、ブリーフやハイソックスの白の光が、9月のまだ明るく強い光に反射して見えた。
コーチらは4人の男の子が泣きたいだけ泣き続けるのを気長に待っていた。

しばらくして、ある格闘技雑誌の片隅にVS子の記事が載った。
Sジムに到着してからの集合写真と、A藤君がやられている写真と、C中君がやられている写真の3枚が載っていた。
白黒の小さい写真だったので、終わってからの集合写真では4人の青タンや絆創膏は目立たなかったであろう。
有名な格闘家の記事が大部分を占めていたので、VS子の記事は目立たなかったとは思う。
K太とL気は自分たちが直接は取り上げられなかったにほっとした。

でも、
「同じジムの中にも他のジムにもVS子さんの練習相手を務めるだけの同学年の子は男の子にも女の子にもいないので…」
という文言にはやはり傷ついた。

長靴スカートの女の子を中心に長靴半ズボンの男の子4人がV字隊形で並んでいる写真の載っている雑誌、K太もL気も捨てずにとっていた。

1024 :夢見る名無しさん:2017/01/04(水) 18:08:44.43 ID:IJrps7O3e
N也の小3の日記
N也の小学校では、一年中、男の子は生脚に半ズボン、女の子は生脚にスカートと決まっている。ハイソックスを履いている。

5月5日 雨のち晴れ
朝は雨だったけど昼からはよく晴れたので、ぼくは空き地に遊びに行きました。
K児君、L摩君、M男君、N子さんがいました。K児君、L摩君、M男君は半ズボンに黒の長靴、N子さんはスカートにピンクの長靴でした。
どの子もみんな元気で強そうに見えました。わくわくするような楽しい遊びができると思いました。
いろいろな遊びをしました。K児君とL摩君がおもちゃのプラスチックの刀を持ってきたので、ちゃんばらもしました。
ほんとうに思い切り遊びました。水たまりには青い空と白い雲がうつり、みんなの長靴も光りました。
遊びが終わって家に帰ろうとすると、こいのぼりが元気よく泳いでいました。
雨がやまなかったら外で遊べないと思っていましたが、晴れてみんなと外で遊べてよかったです。

この日記をN也は翌日、担任に提出した。
担任からのコメント

晴れて外で遊べてよかったですね。
みんなは真冬でも半ズボンでがんばってますね。みんなの足のはだを見るといい色をしています。
半ズボンに長靴を履いて元気に遊んでいるN也君たちを思いうかべると、うれしくなります。これからも外でうんと元気に遊んで強くなってください。
でも、ちゃんばらは危ないから気をつけなさい。

担任はN也の日記を先に読んだ。これだけでは何も問題はなかった。その後、N子の日記を読んだ。問題が起こった。

1025 :夢見る名無しさん:2017/01/04(水) 18:48:54.33 ID:IJrps7O3e
N子の小3の日記
N也の小学校では、一年中、男の子は生脚に半ズボン、女の子は生脚にスカートと決まっている。ハイソックスを履いている。

5月5日 雨のち晴れ
朝は雨だったけど昼からはよく晴れたので、わたしは空き地に遊びに行きました。
K児君、L摩君、M男君、N也君がいっしょでした。
K児君とL摩君がおもちゃのプラスチックの刀を1本ずつ持ってきたので、ちゃんばらをすることにしました。
まず、じゃんけんをして順番を決めます。順番の早い子から順に1対1で勝ちぬきで勝負するのです。
わたしはスカートにピンクの長靴、男の子はみんな半ズボンに黒の長靴でした。半ズボンに黒の長靴を履くと強そうに見えます。レベルが高い勝負ができるかなとわたしは楽しみでした。

K児君対わたし、
K児君の小手と腕に強れつに決めました。K君は刀を落として、痛そうな顔をしました。
L摩君対わたし、
L摩君ははげしく切りかかってきました。わたしはもっとはげしく早く切りかかりました。
L摩君は背中を見せて逃げようとしました。わたしはL摩君の背中に切りかかりました。パーーーン、大きな音がして、L摩君はしゃがみこんでしまいました。
M男君対わたし、
M男君は怖くてふるえているようでした。長靴がぱたぱたと音を立てています。わたしがかまえるとM男君は目をつぶって刀をふり上げて向かってきました。
パーーン、わたしはM男君の頭に打ちこみました。ウウェーーーン、M男君は泣いてしまいました。
すると、K児君はひざをついてしゃがんで手をおさえてないています。
L摩君は土かんによよかかって泣いています。
M男君は歩き回って泣いています。

N也君の姿がありません。
L摩君が泣いている土かんとはべつの土かんのかげに行ってみました。
N也君がしゃがんでかくれているではありませんか。わたしはおこれてきました。
「こんな所にかくれていたの!?せいせいどうどうと勝負しなさいよ!」
「ぼ、ぼく〜、おなか痛んだよう…」
と言ってN也君は泣いてしまったので、やる気がなくなりました。
だから、ちゃんばらはやめることにしました。

みんなもっと強くてもっとおもしろくあそべるとおもったのに、みんな弱いのでがっかりでした。

1026 :夢見る名無しさん:2017/01/04(水) 19:16:42.71 ID:IJrps7O3e
日記の提出は5月6日、N子は担任に呼び出された。N子は担任にこっぴどく絞られた。

この日、K児は半袖の細い腕に絆創膏、M男はおでこに絆創膏を張っていた。L摩もシャツで見えないが、背中に絆創膏を張っていた。
3人の母親から学校に抗議の電話もあった。

K児、L摩、M男、N也も担任に呼ばれた。
ちゃんばらのいきさつを説明するように求められた。K児から順にありのままに話した。
K児もL摩もM男も恥ずかしさで顔が真っ赤になり、半ズボンにハイソックスを履いた脚をもじもじとさせた。
N也が最後に話した。N也は土管の陰に隠れた理由として、腹痛のためであることを通した。事実、本当に腹が痛くなったのだ。

K児、L摩、M男に対して担任は怪我について尋ねてねぎらった。
N也は事情が事情だから怪我はしていない。だから、一番恥ずかしかった。

その日、N子の母親が学校に呼ばれた。N子の母親はひたすら恐縮した。
N子は母親に連れられて、K児、L摩、M男の家に謝罪に行った。
家に帰るとN子は母親からしっかりと絞られた。
姉のC子は中3でレスリング部だった。レスリングの名門私立高校の推薦入試を目指してがんばっている。
C子はレスリングの経験から、いかに安全に対する配慮が大切かをしっかりと諭した。
N子にとって姉のC子はこのときはまだ輝ける存在だった。

1027 :夢見る名無しさん:2017/01/04(水) 19:47:24.39 ID:IJrps7O3e
N子はC子と同じように小学校卒業まで体育などで抜群の強さを発揮した。
C子を知っている教員はN子をC子の再来と見た。

N子が中学生になったとき、レスリング部はもうなかった。 >>959 >>960
N子はハンドボール部に入った。活躍してチームも賞をとった。
高校でもハンドボール部を続けた。高校はレベルも高く、中学ほどではないが結構活躍した。でも、団体競技でもあり、姉のC子のような」成果は出なくて、体育系大学への推薦入試は無理だった。

N子は体育系には進まなかった。もっとも大きな理由は、姉のC子に対する幻滅だった。 >>961
N子は普通の大学に進学した。運動部に入らず、軽薄系のスポーツサークルに入った。

C子の中学校でのレスリング部顧問のZZが逮捕されてから、私服での中2の秋までの半ズボン強制はなくなった。
小学校でも1年中半ズボンという規則も崩れだしていった。長靴を履く子も少なくなった。
N子にとって長靴はC子の思い出とともにある。N子は長靴から遠ざかっていった。

N子は東京で平凡なOLとなった。もう、OLという優雅な「職種」はない時代だった。残業とサービス残業で先の見えない思いをしていた。アフター5も死後となりつつあった。

そんな時、長くて形のいい長靴を扱う店で働く女性を見つけた。その生き生きとした様子に惹かれた。だんだんと長靴の魅力が見直されつつあるときだった。
N子は長靴について調べていった。
そんな時に、A樹、B斗、K太、L気らが >>1017 のような長靴を開発したのだ。
N子はいてもたってもいられず、その女性の元で働くことを決意した。
その女性は姉のC子であった。

長く今までの人生を語り合った。C子とN子は和解した。
C子とN子は長靴モデルとして雑誌にも出たりした。

1028 :夢見る名無しさん:2017/01/04(水) 19:50:28.46 ID:IJrps7O3e
2スレもまだキャパがあるようです。キャパがなくなるまで、どんどん盛り上がりましょう。

小説『長靴半ズボン』も大体のあらすじや世界観は出来上がっておりますが、多少崩れたり矛盾が生じても差し支えありませんから、どんどん付け加えお待ちしております。

3スレも立っています。3スレでも盛り上がりましょう。

3スレ
長靴半ズボン3

http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/yume/1474705047/l50

です。

1029 :夢見る名無しさん:2017/01/24(火) 19:05:55.05 ID:OJnWNfW7Z
1024-1027 のうち 1024-1026 を訂正したいと思います。

N也の小3の日記
N也の小学校では、一年中、男の子は生脚に半ズボン、女の子は生脚にスカートと決まっている。ハイソックスを履いている。

5月5日 雨のち晴れ
朝は雨だったけど昼からはよく晴れたので、ぼくは空き地に遊びに行きました。
K児君、L摩君、M男君、N子さんがいました。K児君、L摩君、M男君は半ズボンに黒の長靴、N子さんはスカートにピンクの長靴でした。
どの子もみんな元気で強そうに見えました。わくわくするような楽しい遊びができると思いました。
いろいろな遊びをしました。K児君とL摩君がおもちゃのプラスチックの刀を持ってきたので、ちゃんばらもしました。
ほんとうに思い切り遊びました。水たまりには青い空と白い雲がうつり、みんなの長靴も光りました。
遊びが終わって家に帰ろうとすると、こいのぼりが元気よく泳いでいました。
雨がやまなかったら外で遊べないと思っていましたが、晴れてみんなと外で遊べてよかったです。

この日記をN也は翌日、担任に提出した。
担任からのコメント

晴れて外で遊べてよかったですね。
みんなは真冬でも半ズボンでがんばってますね。みんなの足のはだを見るといい色をしています。
半ズボンに長靴をはいて元気に遊んでいるN也君たちを思いうかべると、うれしくなります。これからも外でうんと元気に遊んで強くなってください。
N也君たちの遊びが終わった時、空を泳いでいるこいのぼりの様子、生き生きと伝わってきます。こいのぼりがN也君たちのたくましい成長を見守ってくれています。
そんなこいのぼり、がN也君たちのように、先生は感じました。
でも、ちゃんばらは危ないから気をつけなさい。

担任はN也の日記を先に読んだ。これだけでは何も問題はなかった。その後、N子の日記を読んだ。問題が起こった。

1030 :夢見る名無しさん:2017/01/24(火) 19:09:38.36 ID:OJnWNfW7Z
N子の小3の日記
N也の小学校では、一年中、男の子は生脚に半ズボン、女の子は生脚にスカートと決まっている。ハイソックスを履いている。

5月5日 雨のち晴れ
朝は雨だったけど昼からはよく晴れたので、わたしは空き地に遊びに行きました。
K児君、L摩君、M男君、N也君がいっしょでした。
K児君とL摩君がおもちゃのプラスチックの刀を1本ずつ持ってきたので、ちゃんばらをすることにしました。
まず、じゃんけんをして順番を決めます。順番の早い子から順に1対1で勝ちぬきで勝負するのです。
わたしはスカートにピンクの長靴、男の子はみんな半ズボンに黒の長靴でした。半ズボンに黒の長靴を履くと強そうに見えます。レベルが高い勝負ができるかなとわたしは楽しみでした。

K児君対わたし、
K児君の小手と腕に強れつに決めました。K君は刀を落として、痛そうな顔をしました。
L摩君対わたし、
L摩君ははげしく切りかかってきました。わたしはもっとはげしく早く切りかかりました。
L摩君は背中を見せて逃げようとしました。わたしはL摩君の背中に切りかかりました。パーーーン、大きな音がして、L摩君はしゃがみこんでしまいました。
M男君対わたし、
M男君は怖くてふるえているようでした。長靴がぱたぱたと音を立てています。わたしがかまえるとM男君は目をつぶって刀をふり上げて向かってきました。
パーーン、わたしはM男君の頭に打ちこみました。ウウェーーーン、M男君は泣いてしまいました。
すると、K児君はひざをついてしゃがんで手をおさえてないています。
L摩君は土かんによりかかって泣いています。
M男君は歩き回って泣いています。

N也君の姿がありません。
L摩君が泣いている土かんとはべつの土かんのかげに行ってみました。
N也君がしゃがんでかくれているではありませんか。わたしはおこれてきました。
「こんな所にかくれていたの!?せいせいどうどうと勝負しなさいよ!」
「ぼ、ぼく〜、おなか痛んだよう…」
と言ってN也君は泣いてしまったので、やる気がなくなりました。
だから、ちゃんばらはやめることにしました。

みんなもっと強くてもっとおもしろくあそべるとおもったのに、みんな弱いのでがっかりでした。
みんなにはもっと強くなってほしいと思いました。

1031 :夢見る名無しさん:2017/01/24(火) 19:14:54.95 ID:OJnWNfW7Z
日記の提出は5月6日、N子は担任に呼び出された。N子は担任にこっぴどく絞られた。

この日、K児は半袖の細い腕に絆創膏、M男はおでこに絆創膏を張っていた。L摩もシャツで見えないが、背中に絆創膏を張っていた。
M男の母親から学校に抗議の電話もあった。
K児とL摩はおもちゃの刀を持ち込んだけれども、N也とM男はそうではなく、N也はそういう事情で怪我をしていないが、M男は怪我をしたからなのだろう。

K児、L摩、M男、N也も担任に呼ばれた。
ちゃんばらのいきさつを説明するように求められた。K児から順にありのままに話した。
K児もL摩もM男も恥ずかしさで顔が真っ赤になり、半ズボンにハイソックスを履いた脚をもじもじとさせた。
N也が最後に話した。N也は土管の陰に隠れた理由として、腹痛のためであることを通した。事実、本当に腹が痛くなったのだ。

K児、L摩、M男に対して担任は怪我について尋ねてねぎらった。
N也は事情が事情だから怪我はしていない。だから、一番恥ずかしかった。

その日、N子の母親が学校に呼ばれた。N子の母親はひたすら恐縮した。
N子は母親に連れられて、K児、L摩、M男の家に謝罪に行った。
家に帰るとN子は母親からしっかりと絞られた。
姉のC子は中3でレスリング部だった。レスリングの名門私立高校の推薦入試を目指してがんばっている。
C子はレスリングの経験から、いかに安全に対する配慮が大切かをしっかりと諭した。
N子にとって姉のC子はこのときはまだ輝ける存在だった。

1032 :夢見る名無しさん:2017/01/24(火) 19:21:23.10 ID:OJnWNfW7Z
>>1029では、N也の日記の中でのN也による、こいのぼりの描写に対する、担任のコメントを追加しました。
>L摩君は土かんによりかかって泣いています。>L摩君は土かんによよかかって泣いています。 の誤字を訂正しました。
>>1030では、学校に講義したのは3人の母親ではなく、M男の母親にしました。
その理由も推量しておきました。


2スレもまだキャパがあるようです。キャパがなくなるまで、どんどん盛り上がりましょう。

小説『長靴半ズボン』も大体のあらすじや世界観は出来上がっておりますが、多少崩れたり矛盾が生じても差し支えありませんから、どんどん付け加えお待ちしております。

3スレも立っています。3スレでも盛り上がりましょう。

3スレ
長靴半ズボン3

http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/yume/1474705047/l50

です。

1033 :夢見る名無しさん:2017/01/27(金) 19:08:13.02 ID:21OgtYioK
1024-1026 をもう一度訂正したいと思います。

N也の小3の日記
N也の小学校では、一年中、男の子は生脚に半ズボン、女の子は生脚にスカートと決まっている。ハイソックスを履いている。

5月5日 雨のち晴れ
朝は雨だったけど昼からはよく晴れたので、ぼくは空き地に遊びに行きました。
K児君、L摩君、M男君、N子さんがいました。K児君、L摩君、M男君は半ズボンに黒の長靴、N子さんはスカートにピンクの長靴でした。
どの子もみんな元気で強そうに見えました。わくわくするような楽しい遊びができると思いました。
いろいろな遊びをしました。K児君とL摩君がおもちゃのプラスチックの刀を持ってきたので、ちゃんばらもしました。
ほんとうに思い切り遊びました。水たまりには青い空と白い雲がうつり、みんなの長靴も光りました。
遊びが終わって家に帰ろうとすると、こいのぼりが元気よく泳いでいました。
雨がやまなかったら外で遊べないと思っていましたが、晴れてみんなと外で遊べてよかったです。

この日記をN也は翌日、担任に提出した。
担任からのコメント

晴れて外で遊べてよかったですね。
みんなは真冬でも半ズボンでがんばってますね。みんなの足のはだを見るといい色をしています。
半ズボンに長靴をはいて元気に遊んでいるN也君たちを思いうかべると、うれしくなります。これからも外でうんと元気に遊んで強くなってください。
「遊びが終わって家に帰ろうとすると、こいのぼりが元気よく泳いでいました。」
という文、いいですね。一見、みんなの遊びに関係ないような風景かも知れません。でも、N也君たちの元気なようすとこいのぼりのようすがひびきあっています。
こいのぼりはN也君たちの元気なようすのたとえでもあり、こいのぼりがN也君たちが強くやさしく育っていくことを見守っているような気がします。
でも、ちゃんばらは危ないから気をつけなさい。

担任はN也の日記を先に読んだ。これだけでは何も問題はなかった。その後、N子の日記を読んだ。問題が起こった。

1034 :夢見る名無しさん:2017/01/27(金) 19:20:16.83 ID:21OgtYioK
N子の小3の日記
N也の小学校では、一年中、男の子は生脚に半ズボン、女の子は生脚にスカートと決まっている。ハイソックスを履いている。

5月5日 雨のち晴れ
朝は雨だったけど昼からはよく晴れたので、わたしは空き地に遊びに行きました。
K児君、L摩君、M男君、N也君がいっしょでした。
K児君とL摩君がおもちゃのプラスチックの刀を1本ずつ持ってきたので、ちゃんばらをすることにしました。
まず、じゃんけんをして順番を決めます。順番の早い子から順に1対1で勝ちぬきで勝負するのです。
わたしはスカートにピンクの長靴、男の子はみんな半ズボンに黒の長靴でした。半ズボンに黒の長靴を履くと強そうに見えます。レベルが高い勝負ができるかなとわたしは楽しみでした。

K児君対わたし、
K児君の小手と腕に強れつに決めました。K君は刀を落として、痛そうな顔をしました。
L摩君対わたし、
L摩君ははげしく切りかかってきました。わたしはもっとはげしく早く切りかかりました。
L摩君は背中を見せて逃げようとしました。わたしはL摩君の背中に切りかかりました。パーーーン、大きな音がして、L摩君はしゃがみこんでしまいました。
M男君対わたし、
M男君は怖くてふるえているようでした。長靴がぱたぱたと音を立てています。わたしがかまえるとM男君は目をつぶって刀をふり上げて向かってきました。
パーーン、わたしはM男君の頭に打ちこみました。ウウェーーーン、M男君は泣いてしまいました。
すると、K児君はひざをついてしゃがんで手をおさえてないています。
L摩君は土かんによりかかって泣いています。
M男君は歩き回って泣いています。

1035 :夢見る名無しさん:2017/01/27(金) 19:21:15.36 ID:21OgtYioK
N也君の姿がありません。
L摩君が泣いている土かんとはべつの土かんのかげに行ってみました。
N也君がしゃがんでかくれているではありませんか。わたしはおこれてきました。
「こんな所にかくれていたの!?せいせいどうどうと勝負しなさいよ!」とわたしが言うと、
「ぼ、ぼく〜、おなか痛んだよう…」と言ってN也君は泣いてしまいました。
N也君もみんなも冬でも半ズボンでがんばってきたのです。わたしも短いスカートでがんばってきたのです。
男の子が半ズボンで黒い長靴をはくと強そうに見えます。そんなN也君がかくれて泣いているのです。しゃがんでいるN也君の半ズボンから白いパンツが見えました。
わたしはN也君の頭かパンツを思い切りたたいてやりたくなりました。
K児君、L摩君、M男君もまだ泣いています。わたしはちゃんばらをやりたくなくなってしまいました。
だから、ちゃんばらはやめることにしました。


みんなもっと強くてもっとおもしろくあそべるとおもったのに、みんな弱いのでがっかりでした。
みんなにはもっと強くなってほしいと思いました。

1036 :夢見る名無しさん:2017/01/27(金) 19:28:26.16 ID:21OgtYioK
日記の提出は5月6日、N子は担任に呼び出された。N子は担任にこっぴどく絞られた。

この日、K児は半袖の細い腕に絆創膏、M男はおでこに絆創膏を張っていた。L摩もシャツで見えないが、背中に絆創膏を張っていた。
M男の母親から学校に抗議の電話もあった。
K児とL摩はおもちゃの刀を持ち込んだけれども、N也とM男はそうではなく、N也はそういう事情で怪我をしていないが、M男は怪我をしたからなのだろう。

K児、L摩、M男、N也も担任に呼ばれた。
ちゃんばらのいきさつを説明するように求められた。K児から順にありのままに話した。
K児もL摩もM男も恥ずかしさで顔が真っ赤になり、半ズボンにハイソックスを履いた脚をもじもじとさせた。
N也が最後に話した。N也は土管の陰に隠れた理由として、腹痛のためであることを通した。事実、本当に腹が痛くなったのだ。

K児、L摩、M男に対して担任は怪我について尋ねてねぎらった。
N也は事情が事情だから怪我はしていない。だから、一番恥ずかしかった。

その日、N子の母親が学校に呼ばれた。N子の母親はひたすら恐縮した。
N子は母親に連れられて、K児、L摩、M男の家に謝罪に行った。
家に帰るとN子は母親からしっかりと絞られた。
姉のC子は中3でレスリング部だった。レスリングの名門私立高校の推薦入試を目指してがんばっている。
C子はレスリングの経験から、いかに安全に対する配慮が大切かをしっかりと諭した。

C子はN子に対して一言付け加えた。
N子ちゃん、N子ちゃんが偉かったことがひとつあるわよ。
N子ちゃんはN也君をぶたなかったわね。N也君はもうちゃんばらをやる気をなくしているよね。そんな時にちゃんばらをやり続けたら絶対にだめだよ。
よくやめたわね。偉いわ。

N子にとって姉のC子はこのときはまだ輝ける存在だった。

1037 :夢見る名無しさん:2017/01/27(金) 20:16:33.78 ID:21OgtYioK
5月5日、ちゃんばらを終えて帰ったN也はN子の様子をを思い出して、たまらない気持ちになった。
K児やL摩がC子にやられていくのを見ていたM男とN也は震えだして、長靴がパタパタと音を立てていた。
M男とC子の対戦が始まったらすぐにN也は、L摩が向かった土管とは別の土管の陰に隠れた。
M男がC子に面を強烈に決められて、ウェーーーーンと泣き出すと、痛さを我慢していたK児とL摩も、ウェーーーーンと泣き出してしまった。
N也はしゃがみながら震えていた。
そこにC子が来たのだ。
C子は「こんな所に隠れていたの!?正々堂々と勝負しなさいよ!」とN也を責めた。
N也は「ぼ、ぼく〜、おなか痛いんだよう…」と言い訳した。
C子はおもちゃの刀を持っていつでもN也をぶてる位置にいる。
N子はN也たちより身長は低いがN也はしゃがんでいてC子は立っているため、N也はC子を見上げることとなる。
爽やかだけど強烈な薫風が吹いた。N子の短いスカートを薫風が持ち上げた。N子はちゃんばらの勝負に夢中でスカートのことを気に留めなかった。
N也は一瞬、N子の白いパンツを見た。
スカートの赤、洗濯のいたてではない。着なれて柔らかくなっているが、パンツよりは硬く厚い生地で、泥も少し跳ね返っている。
パンツの白、真っ白で柔らかい生地、ほんの少し泥が跳ね返っている。
太腿の肌色、よく日に焼けていて決めも細かい。泥が跳ねている。
ハイソックスの白、スカートよりは柔らかく、パンツよりは硬い生地、少し泥が跳ね返っている。長いピンクの長靴からちらり。
長靴のピンク、艶もまだ残っているがよく履いていることがわかり、今回のちゃんばらもあり、泥がしっかりと跳ねている。
N子のパンツと太腿の肌とハイソックスは柔らかい、こんな柔らかい所から、こんな強さが生まれるのか、とN也はたまらなく思った。

泣き終わってからN也は目の前の水溜りを見た。
N也自身もブリチラだった。
半ズボンの黒、パンツの白、太腿のよく焼けて決めの細かい肌の色、長くて黒い長靴からちらりのハイソックスの白、長靴の黒、
泥はN子と同じように跳ね返っている。
N子は何が違ってこんなに強いのか。

N也はN子のパンチラは幼稚園のころから何回も見ている。N子も気にしていない。小3になったら少しは気にするようになったので、見たのは久しぶりだった。

1038 :夢見る名無しさん:2017/01/27(金) 20:35:29.26 ID:21OgtYioK
1036は1027に続きます。1027はまあこのままでOKです。
1033では、N也君の日記の中のこいのぼりの描写に対する担任のコメントを修正しました。
少し読みやすくなったのではないかと自負しています。(たいした違いはないといわれそうです。汗…)
1034と1035では、N子ちゃんのパンチラを加えました。
そのため、字数オーバーのエラーになり、レス数が二つに増やさなくてはならなくなりました。
1036では、泣いているN也君をぶたなかったN子ちゃんを姉のC子ちゃんがほめている場面を加えました。
1037では、N也君の視点から描写しました。

2スレもまだキャパがあるようです。キャパがなくなるまで、どんどん盛り上がりましょう。

小説『長靴半ズボン』も大体のあらすじや世界観は出来上がっておりますが、多少崩れたり矛盾が生じても差し支えありませんから、どんどん付け加えお待ちしております。

3スレも立っています。3スレでも盛り上がりましょう。

3スレ
長靴半ズボン3

http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/yume/1474705047/l50

です。

1039 :夢見る名無しさん:2017/01/30(月) 19:03:05.37 ID:AomqsfdCi
>>473 >>474 >>475 >>483 >>485 >>489 >>409 >>491 >>492 >>493 >>494 >>495 >>496 >>497 >>498

6年生の冬、体育では肉弾をやることになった。子どもたちの希望である。
体育で肉弾をやるようになってから、体育の授業の次の時間には空席ができるようになった。C子に投げ飛ばされたりした男の子が保健室でダウンしていたからだ。
A樹とB斗は3回目で3人目と4人目だった。

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